───────────────────────────────────────────― 朝来市議会産業建設常任委員会 平成23年10月31日(月曜日) ───────────────────────────────────────────― 日 時 平成23年10月31日(月)午前10時34分開会 場 所 第2委員会室 1 開会 2 委員長あいさつ 3 日程協議 4 案件 (1) 議案第67号 平成23年度朝来市一般会計補正予算(第4号) 5 閉会 ─────────────────────────────── 出席委員(6名) 波多野 優 上 道 正 明 岡 田 和 之 横 尾 正 信 日 下 茂 能 見 勇八郎 ─────────────────────────────── 欠席委員(なし) ─────────────────────────────── 事務局出席職員職氏名 議会事務局長 ────― 藤 岡 治 良君 議会事務局次長 ───― 佐 藤 吉 夫君 ─────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 都市環境部長 ――――― 太 田 茂君 建設課長 ――――――― 森 下 隆 之君 建設課参事 ―――――― 平 石 宏 嗣君 都市開発課長 ――――― 永 井 正 志君 産業経済部長 ――――― 尾 花 秀 規君 産業経済部次長兼農林整備課長 ――― 秋 山 武君 農林整備課副課長 ――― 山 本 勝 郎君 観光交流課参事 ―――― 小 谷 則 彰君 観光交流課主幹 ―――― 桐 山 俊 行君 ─────────────────────────────── -1- 午前10時34分開会 ○委員長(波多野 優君) 御苦労さまでございます。産業建設常任委員会に付託されました議案につ きまして御審査をいただきたいと思います。座って進めさせていただきます。 産業建設常任委員会に付託されました議案は、議案第67号、平成23年度朝来市一般会計補正予 算(第4号)についての1件であります。 各委員におかれましては、適切・妥当な結論が得られますよう、よろしくお願いをいたします。 次に、日程についてお諮りをいたします。 当委員会に付託されました議案の審査のため、日程表のとおり本日1日限りとしたいと思います。 御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(波多野 優君) 御異議なしと認めます。産業建設常任委員会については、本日1日限りと することに決定しました。 それでは、早速、審査に入ります。 最初に、都市環境部について審査を行います。 都市環境部、太田部長を初め職員の皆さん、御苦労さまでございます。都市環境部の所管する議案 につきましては、議案第67号の1件であります。本会議でも説明があったところではありますが、 補足の説明や、本日出してもらっております資料について説明をお願いいたします。 ○都市環境部長(太田 茂君) 産建委員の皆さん、本日は大変御苦労さまです。 今回補正予算を出した案件につきましては、9月に発生しました台風12号、台風15号の2件の 台風によってもたらされました災害につきましての復旧事業費の予算関係でございます。その内容に つきましては、また担当課のほうから説明はさしていただきますけども、総額約1億7,000万のう ち、うちの部で担当しているのは約9,000万ということで、半分以上が都市環境部に属する災害復 旧費でございます。 特に補助のほうの災害が3,090万円上がっておりますけども、この補助分につきましては簡単に 総務企画部長の説明にもありましたんですけども、まだ金額は確定しておりません。と申しますのも、 この補助の事業につきましては、国のほうから査定官がまいりまして、その工事内容、また設計書の 内容等についての査定が行われるわけですけども、その査定が11月の中旬に行われることになって おります。その査定をもって金額は確定するということですけども、今回は一刻も早い災害復旧をや っていきたいということで、とりあえず予算等を上げさしていただいておりますので、御了解のほう よろしくお願いをしたいと思っております。 -2- それでは、災害の資料等の説明、建設課のほうから説明をしますので、よろしくお願いをしたいと 思います。 ○建設課長(森下 隆之君) 補正予算の議案の12、13ページをごらんください。 11款災害復旧費でございます。建設課が担当いたしますのは、その1、公共土木施設災害復旧費 でございまして、これにつきましては、工事請負費5,150万でございますが、これにつきまして は、河川で全16カ所、道路で全13カ所がございます。すべて補助対象にはならないものでござい まして、地方債と一般財源で手当てをするものでございます。 それから、一番下の公共土木施設災害復旧費の現年発生補助災害でございますが、これにつきまし ては道路が3件ございます。それで、工事費3,000万円と一部事務費を90万円計上いたしてお りまして、合計で3,090万円となってございます。 よろしいでしょうか。 ○都市環境部長(太田 茂君) 追加資料の説明。 ○委員長(波多野 優君) 資料、説明をお願いします。 ○建設課長(森下 隆之君) 資料を先日お配りをさしていただいておりますが、それにつきまして、 1カ所ずつ。お手元にありますかね。 ○委員長(波多野 優君) はい、お願いします。 ○建設課長(森下 隆之君) それでは、最初、1ページめくっていただきまして、河川の災害につき まして1つずつ説明をさしていただきます。 普通河川滝田川、滝田地区でございます。これが50万円。大町野川、物部地区でございます。こ れが200万円。すみません。2枚めくっていただきまして、順番に図面をつけております。 まず、5ページからでございます。これは山東町滝田の被災箇所の、丸で囲んでおります1カ所が 被災をしている場所でございます。 それから、次、大町野川、これは物部地区でございます。これが200万円。 それから、桑原の下谷及び上谷川、100万円。これ図面につきましては順番になっておりますの で、1つずつめくっていただければ。これは桑原でございます。 次が、石堂川。和田山町芳賀野地区でございます。3カ所ですかね、傷んでいるところがございま す。 次に、山東町三保、大熊川でございます。ちょっと白黒の写真で見にくいんですけども、三保でご ざいます。 次に、本相谷川、山東町柴でございます。 -3- ○委員(横尾 正信君君) 5カ所。 ○建設課長(森下 隆之君) ちょっと写真まではつけてないんですけども、結構、連続して被災をし ております。 それから、佐中川。朝来の佐中でございます。 それから、大路川。朝来の納座でございます。 それから、次に、サケジ川。これ、同じく納座でございます。これが110万円。 それから、同じく朝来の奥畑川。奥田路でございます。 それから、上谷川、神子畑地区でございます。 それから、金香瀬川、生野町小野でございます。 それから、長野川。これも生野の長野でございます。 あと、普通河川のみはらし川、口銀谷でございます。 JRの横の水路が土砂で埋まっているものでございます。 河川につきましては、結構大きな災害もあったんですけれども、河川につきましては、雨量とかで はなくて、護岸高の半分程度を超えるような出水がないと災害復旧事業として採択がされません。今 回、朝来市ではそこまでの出水はございませんでしたので、川の災害につきましてはすべて起債ない し単独費で対応することとなってございます。そのために、この分、計上をさしていただいておりま す。 ○委員(横尾 正信君) もう一回説明して。何て、最初から、ごめん。どういう基準に合わなかって という、もう一回そこから。 ○委員長(波多野 優君) 半分以上。 ○建設課長(森下 隆之君) 採択の要件。 ○委員(横尾 正信君) そうそう。もう一回。 ○建設課長(森下 隆之君) 今回の災害につきましては、雨量は災害採択の範囲には当てはまるよう になっているんですけれども、河川の場合は護岸の、河川、川の高さですね、それの5割程度以上の 出水がないと災害としては採択をされないということでございます。 今回の場合、朝来市の場合ですけれども、普通河川につきましてはそこまでの出水がなかったとい うことで、すべて起債ないし単独の災害として今回計上をさしていただいております。よろしいでし ょうか。 ○委員(横尾 正信君) 申しわけない。どの分や。規則というか、何や、その河川の基準は。 ○建設課長(森下 隆之君) ですから、例えば。 -4- ○委員(横尾 正信君) いやいや、中身はわかっている。それは、どこの。 ○建設課長(森下 隆之君) 査定方針です。国の。 ○委員(横尾 正信君) 国の資料を出してくれよな。きょうでなくてもいいよ。 ○建設課長(森下 隆之君) はい、わかりました。 次に、続きまして道路でございます。 まず1番目、玉置地区、和田山桑原線でございます。これにつきましては、側溝の堆積土砂の撤去 でございます。70万円を計上しております。 次に、市道三波上地線でございます。これにつきましては、土砂が市道にのり面崩壊を起こして落 ちてきているということでございます。これが170万円見込んでおります。 次に、生野川尻の市道穴原線でございますけれども、これは排水ポンプの復旧でございます。JR の下を市道くぐっておるんですけども、アンダーパスのために、この部分一部深くなっておりまして、 常に水がたまるということでポンプを設置しているところでございます。 それから、次に菖蒲沢線でございますが、これにつきましては舗装が割れてしまったということで、 舗装の復旧を予定をしております。 次に、黒川ダム湖岸線でございます。これは、路肩の復旧をしようとするものでございます。 次に、市道掘場線。これは大変金額が高くなっておるんですけれども、山が崩壊をいたしまして市 道が埋まってしまったということで、一部ののり面復旧と土砂の撤去でございます。 これからは補助災になります。市道枚田長尾線、これにつきましては路肩が崩壊して、今通行どめ の措置をとっているところでございます。 同じく枚田長尾線、これにつきましても、これは地区がちょっと芳賀野のほうになるんですけれど も、以前災害を起こしましたところに隣接する場所でございまして、ここにつきましても大変危険な 状態でございますので、ちょっと通行の制限をかけております。 それから、最後に和田山筒江線、雇用促進住宅の下のところでございますが、これものり面崩壊を 起こしまして、写真で見ていただきましたとおり、道路をふさいだような状況になっております。こ れにつきましては、通学路と工業団地への通勤路になっておりますので、応急工事ということで土砂 の撤去及び大型土のうを設置いたしまして、一応、車道部の通行は確保できるように今、応急工事を 行ったところでございます。 以上でございまして、単独のほうの災害が5,150万円、補助災が3,090万円、合計8,240 万円の補正をお願い申し上げているところでございます。 以上、説明とかえさせていただきます。 -5- ○都市環境部長(太田 茂君) すいません。もう1カ所、都市開発課のほうがございますので、ち ょっとその内容を説明させていただきます。 12、13ページの中で11款の1項の第3項、その他公用施設災害復旧費、全体で2,040万円 上がっているんですけども、そのうち840万円が都市開発課が所管している公園の災害復旧費でご ざいます。この内容につきまして、課長のほうから説明のほうお願いします。 ○都市開発課長(永井 正志君) 都市開発課所管の分では、親水公園2件、災害復旧費として計上さ していただいております。内訳につきましては、枚田の河川公園につきまして、台風12号による流 木、それから土砂等の堆積による、それの撤去費、それを計上しております。 それから、もう1件、竹田の親水公園、これも同じく流木、土砂等の撤去費用を計上しております。 それから、今の公園につきまして、公園の先ほどの流木、土砂等の横断測量、数量計算等を測量設 計委託として計上して、合計840万円を災害復旧費として上げさしていただいております。 以上です。 ○委員長(波多野 優君) これ、どちらが幾らというのは出てないんですね。 ○都市開発課長(永井 正志君) 枚田河川公園が200万円、それから竹田親水公園が300万円、 それと測量が340万円、合計840万円を計上しております。 ○都市環境部長(太田 茂君) 以上で説明終わらせていただきます。 ○委員長(波多野 優君) さっきのその補助分の3,090万円というのは、道路3件。 ○建設課長(森下 隆之君) はい。資料をお渡しさしていただいております一番後ろに、上から2段 目に「補助事業」と書いていると思うんですけれども。路線名の下ですね。その3件が補助対象です。 ○委員長(波多野 優君) 後ろの3件ね。 ○建設課長(森下 隆之君) はい。側道ということです。 ○委員長(波多野 優君) それで、あとの道路分は上の単独分ですか。 ○建設課長(森下 隆之君) はい。13件。 ○委員長(波多野 優君) ああ、13件ね。 ○建設課長(森下 隆之君) ちょっと数字を足していただきますと13件に合いませんのは、近接し たところをこの表では1件として扱っておりますので、総務部長が説明されました件数とはちょっと 乖離がございます。 ○都市環境部長(太田 茂君) 足しとんやな。 ○建設課長(森下 隆之君) はい、近接のところは1つ。 ○都市環境部長(太田 茂君) 図面上。 -6- ○委員長(波多野 優君) ああそうか、はいはい。 ○都市環境部長(太田 茂君) 4カ所丸があったというようなところを1つと言っていますので。 ○委員長(波多野 優君) 今回上がっとんのは6件ですわな。 ○建設課長(森下 隆之君) そうですね。何カ所かを1つにしております。 ○委員長(波多野 優君) ということで、都市環境部、説明を受けたところであります。委員の皆さ ん、質疑のあります方、お願いをいたします。 ある前に、1件、私のほうから。滝田川、これ、土砂はたまっていましたか。 ○建設課長(森下 隆之君) 堆積土砂撤去いうことで、一応上げさしていただいております。 ○委員長(波多野 優君) ああそうですか。いつごろ撤去してもらえますか。 ○建設課長(森下 隆之君) 一部、迅速に対応しまいとあかん場所につきましては先行してさしてい ただいている場所がございます。 ○都市環境部長(太田 茂君) 予備費を流用して。 ○委員長(波多野 優君) ことしじゅうぐらいですか。 ○建設課長(森下 隆之君) できましたら、迅速に発注さしていただいて、すべての箇所をできるだ け早くやりたいと思います。補助災と、それから道路で大きなものにつきましては年度内というよう なことになるんじゃないかと思います。 ○委員長(波多野 優君) 年度内。 ○建設課長(森下 隆之君) 補助災につきましては、部長が申しましたように、まだ査定が終わって いませんので、それが終わってから着手と。 ○委員長(波多野 優君) 補助災、補助事業の分については若干、年度内ぐらいでという。 ○建設課長(森下 隆之君) そういうことです。 ○都市環境部長(太田 茂君) 小さなやつにつきましては、今月の9日の日に指名審査会がありま して、それに出さしていただいて、今月末発注というぐらいのつもりで今計画を練っております。 ○委員長(波多野 優君) 質疑ありませんか。 ○委員(横尾 正信君) 26、27の市道枚田長尾線ですが、写真で見る限り、シカさくがこれ一緒 に写っているのか。そやな。これも復旧費の中へ入っとんですか。 ○建設課長(森下 隆之君) こういったものにつきましては、災害復旧の対象にはなりません。です から、今回の復旧費には入れておりません。 ○委員(横尾 正信君) ほう。それで、この復旧責任はだれが担うん。 ○建設課長(森下 隆之君) 基本的には地区だと思います。 -7- ○委員(横尾 正信君) ああそうなんや。路肩崩壊の原因は何ですか。 ○建設課長(森下 隆之君) 異常な降雨による災害でございます。 ○委員(横尾 正信君) そんな豪雨ではなかったわな。例えば以前の台風に比べて。水量としてはね。 そんな、例えば23号や何やいう大きな台風と比べて水量は知れていると思うんですがね。この工事、 高速道路の工事で大分無理してこの市道を使ったわな。大きいダンプで相当走りました。工事用道路 として使いました。そうやろう。そのことによる道路の傷みいうことが大きな原因じゃないんですか。 これ、こんなん普通ないよ。今までの23号でも路肩崩壊はあんまりしてない、こんなにしてないか ら、やはり工事用道路として使ったことが大きな原因になっていませんか。 ○都市環境部長(太田 茂君) 確かに工事用道路として何回も使っている道路でございますけども、 そこら辺の因果関係はまだはっきりしませんので、ちょっと調査をしまして検討もさしていただきた いと思っております。 ○委員(横尾 正信君) 基本的には、この道路を工事用道路として1年以上にわたって相当な重量の ダンプの通行という形で使って、舗装面を含めて相当ぐちゃぐちゃに傷んだわな。最終的には国交省 との間で傷んだ路面の舗装等についてはきれいに修復して市にお返しすると、こういう約束で工事用 道路として使ってもらっているわけで、舗装面だけ傷むのかなという想定でやったわけですが、こん な災害見ると、どうもその路肩を含めてやっぱり、ダンプ同士がすれ違いしてるから、相当路肩に寄 った形での通行も当然したりしているし、かなり無理な、路面が傷んだだけじゃなくて、路肩そのも のも、道路そのものも相当傷んだ可能性があるんじゃないのかな。ちょっとこの事態は想定できない ですね、僕から見れば。だから、今調査とおっしゃったので、ちょっとそこをきっちり調査してもら わないと、多分これ解決しないよ。要請しときます。これ、そんな「そうかなあ」では済めへんで。 責任問われるで。 ○都市環境部長(太田 茂君) 今回の雨量につきましては1日80ミリ以上の災害時の雨量以上に 達していることは事実ですし、また横尾議員の御指摘のことも事実ですので、そのあたり総合的に調 査さしていただきまして検討をさしていただきたいと、そういうふうに思います。 ○委員(横尾 正信君) 23号とか台風時の降雨と今回の雨量ときちっと比較して、説得力あるよう にしてください。 以上です。 ○委員(日下 茂君) 横尾委員言われたように、ちょっと災害に乗じて補助事業をやろうかという のは、ちょっとその辺がにおわんでもないんやけどね。ちょっとにおいが強いような感じがするんや けど、それは調査をするということですのでお任せをして。 -8- 一番最後の市道和田山筒江線の雇用促進住宅ののり面やね。これ、雇用促進住宅の造成ミスやない ん、こんなもの。簡単に壊れたということは。おまえのところももっとしっかりせえというぐらいの ことを、もうちょっと言ってもよかったのでは。 ○建設課長(森下 隆之君) 御指摘のように、崩壊をしてるところでございますが、雇用促進の造成 につきましては、当時の町がかかわってるとは思うんですけども、それ以前の古い鶏舎跡の擁壁等も そのまま残っておりまして、その部分が崩壊をしております。 原因は、もう少しわからないんですけれども、のり面の途中に結構水がおったということで、それ がいたずらしたんかなとは思って、当時の降雨でその辺の水量がふえて崩壊したんじゃないかなと思 っております。 ○委員(日下 茂君) 高さは何メートルぐらい。四、五メーターあるんか。 ○建設課長(森下 隆之君) 5メーター程度。 ○委員(日下 茂君) 5メートルぐらいね。これ、写真見ると大げさに落っとるね。ずっと。 ○建設課長(森下 隆之君) この土砂につきましては、相当水を含んで柔らかくてすべっております ので、道路の半分ぐらいまでふさいでしまったということでございます。結構な土量は出てる。 ○委員(日下 茂君) 落ちたというより流れ出たちゅうような。土砂ごとずっと。 ○建設課長(森下 隆之君) 水分含んでますんで、軟弱な土砂になっております。現在はもう撤去は しておりますけども。 ○委員長(波多野 優君) ほかにありませんか。 ○委員(横尾 正信君) 今説明は受けているんですが、これ今後のこともあるので、こうやって箇所 特定と地図と写真と金額と、これだけ説明してもらっとるわけやけど、一々聞くのは面倒くさいさか い、ここに災害の理由、こうこうこういうことで崩壊したと思われるというようなこと、原因やな。 災害原因について全部に簡単に箇条書きいう形で、それをつけ加えた形で資料作成してもらえると大 変わかりやすいな。ということで、今後そういう形にしてもらうと。 ○建設課長(森下 隆之君) 今後のことでよろしいでしょうか。 ○委員(横尾 正信君) はい、よろしい。今回は口頭で聞いているわけでね。そうすると、一々聞か なくても読めば大半わかってしまう。 ○建設課長(森下 隆之君) そうですね。 ○都市環境部長(太田 茂君) 次回からそういうふうにやらしていだだきます。 ○委員長(波多野 優君) ほかに質疑のほうありませんか。それでは、都市環境部の質疑はないよう でありますので、これで終わります。 -9- 暫時休憩します。都市環境部の皆さん、御苦労さんでございました。 午前11時05分休憩 ─────────────────────────────── 午前11時15分再開 ○委員長(波多野 優君) それでは、休憩前に続きまして産業建設常任委員会を再開します。 次に、産業経済部についての審査を行います。 産業経済部、尾花部長以下、職員の皆さん御苦労さまでございます。 産業経済部の所管する議案につきましては、議案第67号、平成23年度朝来市一般会計補正予算 (第4号)についての1件であります。 本会議でも少し説明は受けたところではありますが、補足の説明なり資料の説明なりお願いをいた します。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) 委員の皆様、大変御苦労さまでございます。 資料はおつけをしておったんですが、やはり財源の問題が若干わかりにくいと思いまして、急遽、 本日お配りをいたしました。再度この表に基づきまして私のほうから説明をさしていただきたいと思 います。 それでは、議案第67号、補正予算(第4号)につきまして産業経済部の関係部分を御説明申し上 げます。 予算書の12、13ページとあわせまして、今お配りしましたものとごらんをいただきたいと思い ます。歳出のみ、歳入はちょっと関連づけて説明いたしますので、御了承いただきたいと思います。 11款災害復旧費、1項現年発生単独災害復旧費、2目農地農林業施設災害復旧費に260万円を 追加しようとするものでございます。今のA3横長の表ですと上2段、茶色の部分が合計260万と いうふうに御理解いただきたいと思います。 そのうち300の01農地農林業施設災害復旧費200万円は、平成23年9月3日から4日に襲 来いたしました台風12号で被災しました補助対象とならない農業用施設、農道、水路2件について 実施します単独事業で復旧を行おうとするものでございます。 まず1件目でございますが、表の一番上です。山東町柴区内の農道復旧で、延長5メーターにわた り路肩のり面が崩壊したもので、ふとんかごの2段積みによりまして復旧するもので、激甚指定を受 けたことにより小災害として採択されることとなりました。表の一番上のことでございます。 2件目は、旧朝来町口田路の田路川から農業用水を引き込む堤外水路が延長50メーターにわたり 被災したもので、敷きコンクリートの打ちかえにより復旧を図るもので、県と協議の結果、国庫補助 -10- での災害申請ができなかった箇所でございまして、市の単独災害復旧事業で復旧しようとするもので ございます。 次に、300の02林業施設災害復旧費60万円は、台風12号で被災しました林道施設1件の復 旧を行うもので、和田山町内海区の林道炭山谷線の河川側の路肩延長5メーターにわたり流出したも のでございまして、コンクリートブロック積みにより復旧するものでございます。 これらの補正財源の地方債、左の欄でございますが、170万円のうち140万円は現年発生単独 災害復旧事業債、残り30万円は現年発生農地等小災害復旧事業債を充当いたしております。 その内容でございますが、現年発生単独災害復旧事業債140万円のうち、農地農業施設への充当 額は100万円、林業施設への充当額は40万円、充当率はいずれも65%で、上の表の2段目、3 段目の右から2欄目ですが、充当率は65%で、交付税算入率は47.5%です。また、現年発生農 地等小災害復旧事業債、一番上ですが、30万円は、農地農業用施設へ充当をいたしまして、充当率 は激甚指定により80%、交付税算入率は100%となります。 その他は分担金及び負担金で、現年発生単独災害復旧費分担金52万円のうち、農地農業用施設は 40万円、林業施設は12万円、分担率は事業費の20%でございます。 次、3目その他公用施設災害復旧費2,040万円を追加しようとするもので、300の01工事 請負費1,700万円のうち産業経済部分の1,200万円は、平成23年9月20日から21日に襲 来した台風15号で被災しましたさのう高原内道路の路肩復旧を行うものでございます。 被災延長は30メーターにわたり路肩のり面が崩壊したもので、大型かご枠の3段積みにより復旧 するもので、さのう公園施設内道路であり国庫補助での災害申請ができなかった箇所で、市の単独災 害復旧事業債で復旧しようとするものでございます。市道にも農道にもなっておりません。高原内の 施設内道路ということで申請ができなかったという。 補正財源の地方債1,700万円のうち1,200万円は、現年発生単独災害復旧事業債、充当率1 00%、交付税算入率47.5%でございます。予算書では14、15でございますが、3項現年発 生圃場災害復旧費、2目農地農林業施設災害復旧費5,694万2,000円を追加しようとするもの で、300の01農地農業施設災害復旧費2,603万6,000円は、台風12号災害及び23年9 月20日から21日の台風15号災害で被災しました補助事業の対象となる農地4カ所、農業用施設 2カ所の工事費と、災害対応事務に当たります嘱託職員賃金を含む事務費となっております。 初めに農地4カ所の内訳でございますが、1件目は和田山町安井区内の農地の畦畔が18メーター にわたり崩壊したもので、ふとんかごの3段積みにより復旧をいたします。 2件目は山東町塩田区内農地の畦畔が延長23メーターにわたり崩壊したもので、ふとんかご2段 -11- 積みにおいて復旧をいたします。 3件目は和田山町芳賀野区内農地の畦畔が7メーターにわたり崩壊したもので、ふとんかごの3段 積みにより復旧をいたします。 4件目は和田山町殿区内の農地の畦畔が延長21メーターにわたり崩壊したもので、ふとんかご2 段積みにより復旧を予定をいたしております。 次に、農業用施設2カ所の内訳でございますが、1件目は和田山町三波区内の用水路が延長40メ ーターにわたり破損したもので、被災前と同じサイズのU字フリュームで復旧をいたします。 2件目は多々良木の向田頭首工で、平成21年の台風9号により被災し復旧を行っていたものが被 災したものでございまして、この箇所につきましては、平成22年度末で左岸側半分が完成をいたし ておりまして、出水期の間は河川内の工事ができないため出水期の終わる11月から着工予定してい たものでございますが、12号、15号ともに警戒水位を超えて出水をもたらしたため、完成いたし ておりました12メーターの頭首工の河川中心部分下の土砂が洗い出しされまして、構造物の下がす いた状態になって堰本体にクラックが入ったものでございます。事前に国の査定官との打ち合わせを 行いまして、コンクリート打設により応急で対応をいたします。なお、この件については12月12 日の週に査定を受ける予定といたしております。 300の02林業施設災害復旧費3,090万6,000円は、これも補助対象となる事業でござい まして、台風12号で被災しました旧朝来町佐嚢の林道佐中線の工事費と災害対応事務に当たる嘱託 職員賃金を含む事務費となっております。豪雨によりまして、異常出水により林道の河川側の路肩が、 これ2つありまして、1つ55メーター流出したもので、コンクリート擁壁並びに林道の橋梁の下が、 2つ目ですが、19メーター、合わせて74メーターを直すわけですが、19メーターが洗掘されま して橋台前後のブロックが崩壊したもので、ブロック積みと河床に張りコンクリートを施工し、復旧 を図るものでございます。 なお、補正財源の県支出金、事務費は対象外です。3,500万円のうち農地分は補助率50%、 農業施設分は補助率65%で計1,550万円、林道分は補助率65%で1,950万円となっており ます。 地方債1,750万円は現年発生補助災害復旧事業債で、農地農業用施設分は840万円、林業施 設分は910万円で、どちらも充当率は80%、交付税算入率は95%となります。その他は分担金 及び負担金で、現年発生補助災害復旧費分担金412万円のうち農地農業用施設分は202万円、林 道分は210万円となります。 以上、本部の説明を終わります。 -12- ○委員長(波多野 優君) はい、ありがとうございます。 説明は終わりました。質疑に入りたいと思います。質疑のあります方、どうぞ。 ○委員(横尾 正信君) 朝来町の多々良木の井堰下部洗掘、もう一回ちょっと再説明お願いします。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 今御質問をいただきました多々良木の向田頭首工 の被災の関係でございます。これにつきましては、21年の台風によりまして被災をしまして、その 3月の議会におきまして議会承認をいただいた案件でございます。 それで、3年間の債務負担行為をとらしていただいて事業を進めておりました。先ほど部長の説明 にもありましたように、22年度末で左岸側半分が完成をいたしておりました。あと、この出水期を 外れた11月から残りの半分を来年の3月末をもって完成させて、農業に供する予定でおりました。 この12号、15号の台風によりまして完成部分の下の土砂が下流に洗い流されてしまったという ことで、でき上がっとった堤体の下の土砂が吸い出しを受けまして空になったということで、その重 さによって若干下がって、そのクラックが入ってきたという状況でございます。 私どもとしましても、こういう出水期の間は手がかけられんということでございますので、そので き上がった部分に護床ブロックといいまして洗掘を防止するようなブロックが、前の古い堰堤が流さ れたわけなんですけど、その部分で残っておった分を洗掘されないように並べておったわけなんです けど、先ほども申しましたように、警戒水位を超える水量が流れたということと、やっぱり河川の半 分ができ上がって半分がないという状況ですので、そこでかなりの流速が速くなったということもあ って、置いてあったその護床ブロックも流されてしまいまして、こういうような状況になってしまい ました。もう少し単費でも入れてきっちりふとんかごか何かで対応するという方法もあったのかもわ からんですけど、とりあえずできる範囲でお金のかからない段階ということで、現状あったものを流 用さしていただいて復旧をしておったというところでございます。 以上です。 ○委員(横尾 正信君) なるほどね。問題点は今の報告で気づかれたと思うけどな。何が問題になる んか。2つ、要するにどっちかやな。1つは、半分だけ完成したということがそもそも問題があった かもしれんと。一挙に全川開通、全川完成を工事計画でするべきであったかどうかいうのが1点。半 分でやって、あと半分は次の年度という場合は、想定される台風に耐えられるかどうかということや わな。2点目を採用したわけですから、これは失敗したわけやな。はっきり言うてな。そやな。防げ ると思っていた対策が防げなかったと、こういう理解でよろしいですな。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 最初に、なぜ1年でできなかったというような部 分もございます。その分については国の予算のつき方というのもありまして、一応3年間の債務とい -13- うことで、災害復旧は3年以内の完成という中での予算配分がございますので、それについては半分 ずつというのも予算上やむを得なかったかなというふうに思っております。 今2点目で御指摘いただきました、その対応の甘さという部分が御指摘の部分だと思います。おっ しゃるように、どこまで対応していったら防ぐことができたかということにつきましては、一面甘い と言われる、甘かったのかもわかりません。しかし、私どもとしましては、状況がわからんなりに、 とりあえずの手立てということで護床ブロックを並べさしていただいて、これでどうかなというよう な思いをしておりました。結果としてこういう状態になった以上、そういう御指摘をいただくのも、 ある意味やむを得んのかなという思いもしております。 ○委員(横尾 正信君) 御指摘で認めるんやったら責任問題やでな。別に追及いうわけじゃないよ。 責任問題やわな、基本的には。1,500万余分に使うわけやろう、基本的には。そやから、これ、 どうなんですか。やっぱり半分完成というところに基本的な無理があったのかどうか。 だから、これ長い目で見て、当然こうした工事は全国でもあるでしょうから、特に河川中流とか上 流でこういう工事をする場合は、半分だけいうのはやっぱりそもそもかなりの無理がある可能性があ るので、国や県に対してやっぱり意見書を出してな。この事例、うちは最大限の対策はとったけども、 やっぱりこういう事態が起きたと。こういう国民の税金の無駄遣いになるから、特に中流域、上流域 ではこうしたことについては、川の半分まではできてあと半分、そらなかなか難しいよ。この台風シ ーズンを過ぎてその後にしよう、台風シーズンを1回通過するわけやから、なかなか。対策工事する、 それにもお金かかるわけやから。 そこらどうなの。こういうことについて、国家の税金の無駄遣いになるから、もう少し中上流域の 河川改修については考慮してもらえないかというような意見書を自治体として出す、こういう考えは ないんですか。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 今おっしゃることもよくわかる部分でございます。 制度上、先ほど申しました一応3年以内の復旧というのがございまして、その中で国の予算のつき方 というのも、やっぱりそれなりに3年分で割り振っていくというような状況になっております。 それで、ある意味、来た予算をそこにまとめて、その頭首工に入れていくというのもほかの復旧が できないという部分にもなるかもわかりません。今おっしゃるのはそれじゃなくて、その堰堤の部分 に余分に予算をつけさせなさいという御指導だと思うんですけど、その分については今後また同様の 事案がある場合には、一応予算要求の段階でそういう話も県にしながら進めるという方向も考えてい きたいというふうに思っています。 ○委員(横尾 正信君) どっちの責任、要するに、予算のつけ方が悪いんか、予算の配分の市の責任 -14- があるのか。市がやり繰りしたら一遍にできたとすれば市のほうにも問題あるかもしれんし。ただ、 これは1つの事例やから、失敗した事例やから、きちんと研究をして、国や市の対応の仕方、処理の 仕方についてどういう問題点があったのか、今後どうしたらいいのかということについてきちっと総 括して方針出す、国に要求することあったらする、市の中で反省すべき点があれば反省してきちんと するということが、責任あるとすればその責任のとり方の第一やでな。それをやって初めて責任をと るということが言えるので、曖昧にせずに、そこらを明らかにして、次のまた産建委員会でしましょ うか。はい、結構です。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) 反省材料として内部でもこの検証を今やっておるところでございま して、御指摘のように、全国でもこういった事例が今後、対応すれば防げる部分もあろうかと思いま すので、要望なり話を土地改良のほうにまたしていきたいと思います。 ○委員長(波多野 優君) どうですか。こう大きな大雨になったとき、渦巻くようになるんですね。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) そうです。流れるとこ半分しかないので、やっぱ りその分にはかなりの流速の分が流れてくるというふうには考えます。 ○委員長(波多野 優君) 構造そのものもちょっと崩れたということですね。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) そうですね。若干やっぱり重みで下がったという ことで、大きな被害にはならなかったわけなんですけども、2センチほどですか、一番端っこでね。 ○委員長(波多野 優君) ほかに質疑ありませんか。 ○委員(横尾 正信君) 災害復旧で都市環境部と産業経済部の2カ所から資料をもらっているわけで すが、産業経済部の資料はこれやな。これ以外あれへんな。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) もう1枚、同じ当初に出しております1枚物で、実施箇所の一覧表、 図面の。 ○委員(横尾 正信君) これやな。それで、同じような災害復旧予算なので、資料の出し方が違うわ な。産業経済部はこれや。都市環境部は箇所一覧表で、こういう場所の特定と地図と写真と、こうつ けとるわけや。同じ市の中の対応とは思えないよな、これだけ違うと。どっちが悪いとかいいとかは 言いませんが、やっぱりこういう災害復旧箇所、特定と復旧方法はこうやということについては、や っぱり養父市と朝来市、違う市にあるわけじゃないんで、ある程度統一した議会説明の資料はスタン ダードなものをつくってほしいなと思いますので。 これはとってもいい資料で、よくわかる。なかなか理解困難な我々でも、なかなか一覧表だからよ うわかるということで、これはとっても、都市環境部にはこれもちゃんと出せよ、わかりやすいわと いうことは言いたいし、逆に産業経済部には、写真と地図と、こういうものをちゃんとつけえや。そ -15- うすると、より立体的にこれは理解できる。こういう文字だけではな。地図と写真、これはやっぱり ビジュアル、一目で状況がわかるから。というようなことで、そこらを改良してもらえませんか。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) どちらにも足らないところがありまして、えらい大変申しわけござ いませんでした。部と調整をいたしまして、今おっしゃっています災害箇所の場所の特定と、それか ら写真、どのように崩壊しているかという部分と、それからやっぱり何といいましても財源の部分、 すり合わせましてお出しをしたいと思います。 ○委員長(波多野 優君) さっき都市環境部でも言うとったんですけど、災害理由もつけてもらった ほうがわかりすいという。どういう災害であったかという。 ○委員(横尾 正信君) 原因ですね。崩壊、災害原因をどう見るかということ。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) この表でいきますと、この被災状況という部分ですね、大きい。 ○委員(横尾 正信君) そうですね。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) 委員長、そしたら写真のほう、お出しさしていただきましょうか ○委員長(波多野 優君) 今後ということで。 ○委員(横尾 正信君) 今後でいいよ。 ○産業経済部長(尾花 秀規君) 今後で、はいそうですか。 ○委員(横尾 正信君) 今後はそこらはきちっとな。だれが見ても、なるほどとわかる、朝来市の災 害状況の議会説明はきちんとしとるわ、いろいろ説明せんでももう半分以上終わってしまうというぐ らいの資料をいただきたい、こういうことをお願いします。 それから、もう1点だけ。この担当課は農業振興課と違う。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) いえ、農林整備課で。 ○委員(横尾 正信君) 農林整備課。これ全部や。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 私どもは、その農地、農業用施設と、それから林 業施設という格好での災害を対応いたします。それで、あとその他公共施設の災害復旧費ということ で、今ごらんになっている表の3段目になる土肥の道路の関係につきましては、農道でもない、また 林道でもない、市道でもないということで、一応の所管としましては観光交流課の所管ということに なっております。 ○委員(横尾 正信君) 土肥の。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) はい。 ○委員長(波多野 優君) これ、さのう高原ということ。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) そうです。さのう高原内の道路でございまして、 -16- 前に旧町時代にあそこにログハウス等を誘致するに当たりまして、用地整備として整備をした道路の 部分がございます。市道の部分になっておりましたら、それなりの補助がいただけるわけなんですけ ど、まだ市道認定というとこまでできておりませんので、今回その他の道路ということで起債対応と いうことになっております。 ○委員(横尾 正信君) 観光交流課参事がきているのは、このためやね。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) そうです。 ○委員(横尾 正信君) それ以外はすべて農林整備課が担当と、これでいいのね。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) はい。 ○委員(横尾 正信君) はい、わかりました。 ○委員長(波多野 優君) ほかに質疑ありませんか。 ちょっと、この分担金の部分について説明してもらえませんか。これは分担金20%、下はどうい う。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 小災害、それから市の単独災害につきましては一 応分担金は20%ということで、これは財源充当率を外した部分で20%ということになっておりま す。それで、補助災の関係につきましては、一応基本率で農地が50%、それで施設が65%でござ いまして、この分につきましては、先ほどもありましたように、激甚になったというようなこともあ りますし、それから増高申請というのが査定を受けた後でできるようになっております。これにつき まして、今率ははっきりしないんですが、かなりその補助の基本率というのが上がってくるようにな っております。ちなみに、前回の災害では九十何%ということで大方100%に近い補助まで増高が できましたので、今回についてもかなり上がってくるのじゃないかなというふうに思っております。 それから、林道の災害につきましても、一応通常の林道で50%、それから佐中といったらちょっ と奥地になりますので奥地災害ということで65%になっております。これにつきましても同じよう に増高申請ができますので、これもかなりの高率で対応できるんじゃないかなというふうに思ってお ります。 その災害の事業費からその基本補助率を引きまして、その補助残についてのまた8割を起債として 市のほうから充当しますので、それを除いた分ということになります。まあ、ごくわずかな期間で復 旧ができるんじゃないかなというふうには思っております。 ○委員長(波多野 優君) これは林道の負担は、分担は。 ○産業経済部次長兼農林整備課長(秋山 武君) 今のところ65%の基本率で計算しまして、その 補助残の8割が起債充当できますので、今20%で計算しているんですかね。ここについてはまた今 -17- 後変更になってまいります。 ○委員長(波多野 優君) ほかにありませんか。ないようでありますので、これで産業経済部の質疑 は終わります。産業経済部の皆さん、御苦労さまでございました。 どうですか、皆さん。12時10分前という状況ですけども、このまま意見交換するか、休憩に入 って午後、意見交換、討論、採決にするか御相談いたしますけれども。 ○委員(横尾 正信君) 先にしようよ。もう終わりや。 ○委員長(波多野 優君) それでは、質疑が終了しましたので、これから意見交換、討論、採決を行 いたいと思います。若干12時を回るかと思いますが、御了解をいただきたいと思います。 産業建設常任委員会に付託されております議案につきましては、議案第67号、平成23年度朝来 市一般会計補正予算(第4号)についてで、1件であります。 では、これから意見交換を行います。 議案第67号について御意見はありますか。 ○委員(日下 茂君) 意見というより今後課題になろうかと思うんですけど、その再災害やね。災 害復旧した箇所が余りにももろいので、もうちょっと原因調査をきちっとした上で災害事業の設計が 必要やないんかなというような気がします。それ1点ぐらいかな。 ○委員長(波多野 優君) ほかにありませんか。 ○委員(横尾 正信君) 今、日下委員のおっしゃったことは基本的にはそのとおりなので、ただ、こ れ基本的な問題、あくまで復旧ですから。しかし、この復旧ではまた起きるなということはわかって いながら、まあいったら復旧、復興じゃなくて復旧でしか予算がつかない、しょうがないいう形での 繰り返し。復旧で何度も繰り返しということがあるので、そこらは長い目で見りゃ確かに予算の無駄 遣いになってしまうので、これは市だけでできる問題じゃありませんが、災害復旧のあり方。これは 東北も今はまさにそのことで問題になっているけど、あれはもう復旧じゃしょうがない、復興でいく しかないという形でやろうとしているわけですから、やっぱりこういう問題はちょっときちんとした、 国や県、市の考え方、柔軟な考え方をやるべきやなと、こう思いますね。 2つ目は、先ほど申し上げました。今回は特に臨時議会の1日で審議・採決しようということです から、その割には資料の出し方がよくない。わからへんと、こんなもん。出されてすぐ1時間で議論 してというようなことの資料としてはかなり不十分やということがあるので、今回特にそれを強く感 じますが、長期的に見ても、やはりこの災害関係の資料、議会への提出の仕方についてはわかりやす くきちんとした形で出してもらいたいというところですね。それぐらいです。あとは、まあまあ、い ろいろ工夫して、この予算などもいろいろと工夫したりしていると思いますので、まあまあそれはし -18- ょうがないと思います。 以上です。 ○委員長(波多野 優君) ほかにありませんか。 ○委員(横尾 正信君) いや、委員長、それはプラス評価でいいんちゃうんか。 ○委員(日下 茂君) いや、原状復帰させるということはやはりちょっと問題があるね。 ○委員(横尾 正信君) 場所によってはな。 ○委員(日下 茂君) うん。壊れたことと同じことやるわけやで。 ○委員長(波多野 優君) 私らは、結局これではまた同じことが起きるでということを地元の人が言 うとるけども、そのまままた原状に戻すということ多いでね。よう見られますわ、そういう事案がね。 ○委員(日下 茂君) せめて単独ぐらいのもん、ちょっと融通きかしてもいいのと違うかなという 気がするんやけどね。 ○議長(能見勇八郎君) ちょっと、この公園ね、あそこの和田山の河川公園か、それから竹田の親水 公園、もうしょっちゅうこうなるのと違うかなという問題がある。ちょっと水がふえたらもういつも 水につかるさかいにこれが起こるんで、これ何とか、いいのかなという、これね。 ○委員(日下 茂君) あれは、つかるようにしてあるんですよ。下で災害が起きんように、上で。 ○議長(能見勇八郎君) いや、つかるのはつかる。 ○委員(日下 茂君) つかるようにしてあるんですよ、もともと。 ○委員長(波多野 優君) つかるのはつかるんやろうけど。 ○委員(横尾 正信君) あそこの基本的な問題は、あそこにああいうものをつくったというところに 基本問題があって、つくるべきではないよね。あそこにあんなものはつくるべきではないというのが 正しい判断で。だから、なくしてもいいんじゃないですか。 ○議長(能見勇八郎君) 毎回こうしないといかんようになりますわな。ちょっと水が出たら。 ○委員(日下 茂君) それしか方法ない。かさ上げすることができんでね。 ○委員(横尾 正信君) あれ、山東の自然学校、県がしているから、子どもたちがあそこへ来て水と たわむれることができると、こういう名目でね。 ○委員(日下 茂君) 水辺の学校か。 ○委員(横尾 正信君) 水辺の学校みたいなね。そういうあれでしたけど、まあ無理がありますわな。 ○委員長(波多野 優君) どんな被害なんやろう、これ。 ○委員(日下 茂君) 河川に土砂が入ってしまう。 ○委員長(波多野 優君) しょうがないわな。 -19- ○委員(横尾 正信君) いや、つくったやつが悪い。 ○委員(日下 茂君) 本来は、県がやっぱりちゃんとするべき、県の施設に関連したもんやでね。 ○委員(横尾 正信君) 考えて、おれはあのとき反対したんよな。あんな河川というか、河川の中に 池つくったわけやろう。水路や。それは、もうあほやろうがな、はっきり言うて。そんなもん。その ランニングコスト、何ぼかかるんやと、台風のたびにということですから。枚田の河川公園でも、お もちゃを置いてそれが流れるたびに市民から大分批判が当時出てるのに。だから、河川公園そのもの をつくるのは、僕はいいと思うんですよ。ただ、台風を想定して復旧や何やら非常にやりやすい、あ るいは余りメンテナンスが要らない工夫でつくらないとということやわな。 ○委員(日下 茂君) 都市部の下流では公園ができやすいのやけど、やっぱりそういうイメージで 川の源流に近い地点でああいうものをつくったんやろうね。大問題やね、本来は。 ○委員(横尾 正信君) だから、そういうような失敗をしてもだれも責任も問われへんというような、 要はそこが問題やね。つくった人はもう関係あれへんのやでな。 ○委員長(波多野 優君) 当然、つくったときからそういうことは想定されとる公園ですわな。 ○委員(横尾 正信君) 当然ですよ、もう。 ○委員長(波多野 優君) だから、大雨のときにつかるということは想定されたんやけど、それは見 込んでのことであろうけどな。 ○委員(横尾 正信君) だから、例えばあの当時ですと、水辺の学校、そんなおもちゃみたいなとこ で水辺の学校にせんでも、目の前に円山川という川があるのやから、別にそんなこと要らんのと違う かというような強い批判もありました。 ○委員長(波多野 優君) ほかに意見ありますか。 ○委員(日下 茂君) ありません。 ○委員長(波多野 優君) ありませんか。どうしましょう。意見書、今意見が出たのが、その災害の 復旧によってまた再災害ということが起こってきておるということの問題点と、それから横尾さんの ほうから資料の出し方が不十分であるという、出し方をわかりやすくしてもらうようにということが ありました。 それから、今の親水公園につきましての、大雨のたびに災害、被害が出ておるという、これらの問 題、3点かなというふうに思うのですが。意見書をつける、つけないということについて御協議をい ただきたいと思うんですが。 ○委員(日下 茂君) せっかく言うたんやで、3点つけたら。 ○委員長(波多野 優君) つけますか。 -20- ○議長(能見勇八郎君) 口頭でいいのと違う。 ○副委員長(上道 正明君) 口頭でもいいし。 ○委員(横尾 正信君) そうですね、ただ一番根本的な問題は、やっぱり多々良木の問題でしょう。 半分の工事のね。これはいろいろ根が深いかもしれない。わからないですけども、これはどんな観点 からにしろ、きちっとした総括はさせるべきでしょうね。これは見に行って、現場を見て、産建委員 会としてもな。これだけは、そこが僕は一番大事と思う。 ○議長(能見勇八郎君) それだけ文書にして、そこのところは。あと2つは口頭で言うたらいい。 ○委員長(波多野 優君) そうですね。じゃ、文書、口頭については副委員長と相談したりして、ち ょっと文面についてはまとめていこうと思いますんで、よろしいですか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(波多野 優君) それでは、ほかに意見はありませんか。よろしいか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(波多野 優君) それでは、これで意見交換を終わります。 それでは、これから討論、採決を行います。 議案第67号、平成23年度朝来市一般会計補正予算(第4号)について討論を行います。討論の ある方。 ○委員(横尾 正信君) 先ほど意見交換に出ました意見を付して賛成いたします。 ○委員長(波多野 優君) ほかにありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(波多野 優君) それでは、討論を終わります。 これから議案第67号について、当委員会に付託された部分についての採決を行います。 お諮りします。議案第67号、平成23年度朝来市一般会計補正予算(第4号)について当委員会 に付託された部分について、議案に賛成すべきものと決定するに御異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長(波多野 優君) 異議なしと認めます。よって、議案第67号の当委員会に付託された部分 について原案に賛成すべきものと決定しました。 それでは、1件意見をつけて、審査意見をつけて、あと2点は口頭でということでしたいと思いま す。 以上で、付託された議案につきましては審査が終了しました。ほかに何か委員の皆さん、あります でしょうか。今の構成においての最後の産業建設常任委員会かと思います。 -21- ○委員(横尾 正信君) すみません、委員長。1点だけ反省点があります。 一般会計をやりました。きょう報告受けたんですが、委員会としては一般会議をやりっぱなしで、 どうやった、こうやったという総括会議というか、それをたとえ短時間でもどこかで持つべき、あの 後でも持つべきやったかなというふうに反省はしております。 ○委員長(波多野 優君) いや、その点は、私もまとめるときに、これのまとめをするについてはや っぱり委員会を開いて委員の皆さんの講評というか、してまとめないと、まとめようがないなという 思いはしまして。だから、大雑把なまとめしかできなかったと、きょう報告したとおりのああいうま とめ方しかできなかったということは1つあります。それは今後の課題ということでしたいと思いま す。 ほかにはありませんか。それでは、先ほども言いましたように、この構成での最後の委員会という ことでございます。私、去年から1年間、委員長をさせていただきまして、不慣れな点もありまして 皆さんに御迷惑もおかけしたことかと思いますが、御協力をいただいて1年間、大過なく過ごすこと ができました。ありがとうございます。 産建委員会の所管いたします産業経済部、都市環境部、それぞれ市にとって本当に大事な部分を所 管するわけで、今後も委員会としては精力的に取り組む必要があろうかというふうに思うところであ ります。どうも1年間ありがとうございました。(拍手) ○委員(横尾 正信君) どうぞ、副委員長もあいさつ。 ○委員長(波多野 優君) では、副委員長。 ○委員(横尾 正信君) いやいや、その閉会のあいさつの前に。閉会のあいさつじゃなくて、委員会 をこれで終わる上で、委員長、副委員長。 ○副委員長(上道 正明君) 本日は、本会議の後、大変皆さんにお世話になりましてありがとうご ざいました。 私も、ことし1年間、副委員長という重責を担わせていただいたわけですが、ほとんど委員長に頼 りきりで何もこれという協力はできなかったなと、ただここで委員会のたびに閉会のあいさつちょっ とさしてもらう程度で終わってしまったかなというふうな反省をしております。 今後とも、皆さん方とともに頑張って、朝来市議会のために頑張っていきたいと思いますので、よ ろしくお願いいたします。 ○委員長(波多野 優君) それじゃ、委員会を閉会したいと思いますので、閉会に当たっての副委員 長のあいさつ、お願いいたします。 ○副委員長(上道 正明君) 本日は大変御苦労さんでございました。本日もうこれで最後でござい -22- ますんですが、またこのメンバーでお会いしたいなというふうに思ったりしておりますんで、よろし くお願い申し上げまして、本日は閉会といたします。御苦労さんでございました。 ○委員長(波多野 優君) 御苦労さんでした。 午前12時07分閉会 -23-
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