特別展「オルゴールと版画が織りなす あたたかな物語」

資料提供:2012年8月16日(木)
送信元: 阪神総合レジャー株式会社
六甲オルゴールミュージアム
News Release
六甲山で 芸術の秋を 満喫!
特 別 展 「 オル ゴ ール と 版 画 が 織 り な す あた た か な 物 語 」
9 月 1 5 日 ( 土 ) ~ 11 月 2 5 日 ( 日 ) に 開 催
阪神電気鉄道株式会社 (本社:大阪市 社長:藤原崇起) の子会社である阪神総合レジャー株式会社(本社:
大阪市 社長:岡本交右)が、六甲山上で運営する「六甲オルゴールミュージアム(博物館相当施設)」では、9月
15日(土)から特別展「オルゴールと版画が織りなす あたたかな物語」を開催します。
この企画はアーティスト・ユニット「田島麒人(※1 )」が版画をもとに制作した映像に、ミュージアムで所蔵して
いるアンティーク・オルゴールなどの生演奏を組み合わせて上演するというものです。
(※1 )田島麒人(たじまきじん) …
版画家の「釣谷幸輝(つりたにこうき)」、「名嶋憲児(なじまけんじ)」と映像作家の「山田詩音
(やまだしおん)」の3人によるアーティスト・ユニット。プロフィールは2枚目をご覧ください。
■特別展「オルゴールと版画が織りなす あたたかな物語」
この度の上演作品は、田島麒人が六甲オルゴールミュージ
アムを訪れた際に、所蔵品のアンティーク・オルゴールをはじ
め、様々な自動演奏楽器や自動人形(機械仕掛けで動く人形)か
らインスピレーションを得て、制作しました。
この特別展では、映像に所蔵品の生演奏を組み合わせた作
品を「オルゴール・シアター」と題して、劇場で芝居や映画を観
るような臨場感のある空間をお楽しみいただきます。
ユーモラスで愛らしい版画がもとになっている映像と、オルゴ
ールの心地よい響きに包まれて、大人も楽しめるあたたかな
童話の世界を表現します。
【開催日時】
2012年9月15日(土)~11月25日(日)※会期中無休
【オルゴール・シアター上演時間】
10:30/11:30/12:30/13:30/14:30/
15:30/16:30
釣谷幸輝「ああ おねがい」 (部分)
木口木版 2011年
※毎時00分から別プログラムのコンサートも実施しています。
※入館料のみでコンサートをご覧いただけます。
【上演作品】
「ごおぐる」、「けんきゅうのたし」の2本同時上演(各回約20分間)
【使用楽器例】
アンティーク・オルゴールの他に、20世紀初頭に活躍していた空気圧を利用して自動で演奏するピアノ
やヴァイオリン、さらに小鳥のからくりなどを映像に連動するように使用します。
・ディスク・オルゴール、レジーナフォン155型 (1910年頃、アメリカ製)
・自動演奏ヴァイオリン、フォノリスト・ヴィオリーナ (1920年頃、ドイツ製、復元:1993年)
・自動演奏ピアノ、ワーリッツァー・スタイル“O”フォトプレーヤー (1920年、アメリカ製) など
<営業概要>
【入館料】大人(中学生以上)1,000円、小人(4歳~小学生)500円
【営業時間】10:00~17:00(16:00受付終了)
【休館日】会期中無休
【所在地】〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
【お問合せ】078-891-1284
コンサート展示室イメージ
六甲山ポータルサイト
http://www.rokkosan.com
1/2
News Release
<本企画における注目の自動演奏楽器>
ワーリッツァー・スタイル“O”フォトプレーヤー
■無声映画時代に映画館で使われていた自動演奏ピアノ
この楽器は無声映画に、BGM と効果音をつけるために使われ
ていた自動演奏ピアノです。BGM は自動で演奏します。曲の演
奏をプログラムしたもの(ロール状の紙に穴を空けたもの)をセットし、
場面によって2種類の音楽を切り替えることができます。
また、オペレーターが映画を見ながら、ピアノの鍵盤の横や下
に並んだボタンを押したり、足元のペダルを踏んだりし、操作し
て効果音をつけていました。
ワーリッツァー・スタイル“O”
20世紀初頭、欧米の映画館ではこうした楽器が活躍していま
フォトプレーヤー(1920年、アメリカ製)
したが、1928年のトーキー映画の登場により、姿を消しました。
楽器内部を公開した様子
所蔵品のフォトプレーヤーもかつてはシアトルの映画館で実際
に使われていたものです。
今回は現代アーティストによる映像に効果音をつけ、かつての映画館の楽しみ方を体感していただく試みを
行い、現代の映像とアンティーク楽器のコラボレーションをお楽しみいただきます。
アーティスト・ユニット「田島麒人(たじまきじん)」について
版画家の釣谷幸輝と名嶋憲児、映像作家の山田詩音の3人によるアーティスト・ユニット。
2011年に釣谷は名嶋と「ギャラリー惣(東京都中央区銀座)」にて2人展、合作絵本「けんきゅうのたし」展を開催。
今回はその発展形として映像の山田が加わり、「田島麒人」を結成した。
<釣谷幸輝(つりたにこうき) プロフィール>
銅版画は詩的で静的なモノクロームの世界を描き出し、木口木版画では『ケルプ
博士の奇妙な発明』シリーズをはじめ独自の作品世界を作り出す。
1992年 金沢美術工芸大学 大学院 美術工芸研究科 修了
2008年 オリジナルズ08(モールギャラリーズ/イギリス)
ブライト・スキオールド賞他受賞。
2010年 第73回英国木口木版画協会展
(バンクサイドギャラリー他/イギリス)協会海外部門賞受賞。
2011年 ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ/イタリア)
<名嶋憲児(なじまけんじ) プロフィール>
単純化された線でデフォルメされた人物像によって心象風景を描く。
1991年 中京大学文学部国文学科卒業
1994年 「樹のある風景」展(樹樹画廊/愛知)
1999年 ジェール国際ビエンナーレ(ジェール市立美術館/ハンガリー)
2001年 常設個展(福岡市美術館/福岡)
2004年 銅版画集『yellow and blue』展(不忍画廊/東京)
2011年 「猫まみれ」展(山形美術館・山形 笠間日動美術館・茨木)
<山田詩音(やまだしおん) プロフィール>
金沢美術工芸大学、在学中。
写真、イラスト、デザイン、作曲、映像制作等の活動を行う。
2011年にグループ制作したボーカロイド“巡音ルカ”「No Logic」
のプロモーションビデオ作品は、そのクオリティーの高さから広く支持をう
け、公開数日でニコニコ動画でのボーカロイドカテゴリのランキング 1 位を
獲得した。
六甲山ポータルサイト
http://www.rokkosan.com
2/2