Hatsumi Miura Organ Recital 横浜みなとみらいホール･ホールオルガニスト三浦はつみが、2007年3月以来、9年ぶりとなるソロ･リサイタルに登場。J.S.バッハとフランスロマン派・近現代作品の演奏に適したストップを備えるパイプオルガン“ルーシー”で今回三浦が取り上げるのは、C.フランク作曲「3 つのコラール」。三浦にとってフランクは、長年想いを寄せ、ずっと傍にいてほしいと願う作曲家であるという。ホール開館からこれまで互いの絆を深め合ったルーシーとともに、今こそ真正面からフランクと向き合う。「死ぬ前に、私はバッハが書いたような、しかし全く異なるオルガン･コラールを作曲したい」弟子にそう言い残した通り、フランクはオルガン音楽史上でもひときわ輝く傑作を死の直前に書き上げた。この「3 つのコラール」をそれぞれ「父、子、聖霊」の三位一体に見立て、バッハによる同じく三位一体を現す作品を間に配したプログラム。その対比が、フランクの自由な信仰心とバッハへの憧憬を鮮明に浮かび上がらせる。三浦はつみ（パイプオルガン） Hatsumi Miura, Organ 東京藝術大学音楽学部器楽学科オルガン専攻卒業。1996年ボストン･ニューイングランド音楽院でアーティスト･ディプロマ取得。現在、フェリス女学院大学非常勤講師。横浜みなとみらいホールでは、1998年開館以来、ホールオルガニストを務め、オルガン･1ドルコンサート、こどものためのワークショップなどの企画、後進の育成プログラムにも力を入れている。平成19年度横浜文化賞文化･芸術奨励賞を受賞。 © T.Arai フランクとカヴァイエ=コルフランク（1822-1890）は現在のベルギー、リエージュに生まれパリで活躍した作曲家であり、同時に優れたオルガニストでもあった。1858年にサン･クロチルド教会のオルガニストに就任し生涯その職にあったが、そこに設置されていたのが、天才オルガン製作者カヴァイエ=コル（1811-1899）によるオルガンである。フランクは彼の作るオルガンを深く愛しており、新しいオルガンのお披露目でもたびたび演奏していた。死の床で「3つのコラール」を作曲していた際にも、ストップ（音栓）の組み合わせを決めるためにもう一度サン･クロチルド教会の愛器のもとに行きたいと願ったという。カヴァイエ=コルが製作した革新的な「シンフォニックな響きを持つオルガン」は、フランス革命以降衰退していたオルガン界に再興をもたらし、フランクをはじめ今に至るまで、多くの音楽家にインスピレーションを与え続けている。横浜みなとみらいホールのパイプオルガンルーシーもまたカヴァイエ= コルのスタイルをもとにしており、今回のリサイタルはまさにルーシーにふさわしいプログラムと言える。 ※チケットは如何なる場合（紛失・盗難・破損等）も再発行いたしません。※お買い求めいただいたチケットは公演中止の場合を除き、変更払い戻しはいたしません。 ※公演中止の場合に、旅費等の補償はできません。チケット券面額以外は一切ご返金できません。 ◆就学前のお子様の同伴、入場はご遠慮ください。 ◆やむを得ぬ事情により出演者・曲目等変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ◆場内に花束などのお持込みをご遠慮いただく場合がございます。 Miraist Clubのご案内 Miraist Club（みらいすとクラブ）メンバーはホール主催公演などのチケットの割引、先行発売のサービスはもちろん、魅力的な特典を毎月お楽しみいただけます。ぜひ資料をご請求ください。 Miraist Club事務局 045-682-2025（10:00∼18:00）生後6ヶ月から学童までのお子様を、お預かりする託児サービスがございます。予約制：先着10名様・お一人様2,100円（税別）。公演の3ヶ月前から5日前までの予約受付。託児サービス【お問合せ・ご予約】株式会社明日香（あすか）045-316-5539 （月∼金：9:00∼17:00／土：9:00∼12:00／日･祝：休） ■交通のご案内 ●みなとみらい駅（東急東横線直通みなとみらい線）下車、徒歩3分。｢クイーンズスクエア横浜連絡口」改札(地下3 階)より左方向。クイーンズスクエア横浜内の吹き抜けエスカレーター(赤)を1階まで上がり左方向、クイーンモール左奥。 ●桜木町駅（JR京浜東北線・根岸線／横浜市営地下鉄）下車、徒歩12分。みなとみらい方面の｢動く歩道｣から、ランドマークプラザ経由(3階から1階へ)でクイーンズスクエア横浜、クイーンモール左奥。〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-3-6 TEL：045-682-2020 FAX：045-682-2023 【公益財団法人横浜市芸術文化振興財団】 http://www.yaf.or.jp/mmh/ i n de x . p h p