第10回フェミナリーズ 世界ワインコンクール

女性審査員によるワインコンクール
第10回フェミナリーズ
世界ワインコンクール
毎年4月、
ブルゴーニュワインの首都・ボーヌで
行われる
「フェミナリーズ世界ワインコンクール」
は
女性限定のワインコンクール。
ソムリエ、
ジャーナリス
ト、
ワイン輸出入業者、醸造家といったワインのプロ
フェッショナルである審査員が集まり、世界中から集
めた約4000本あまりのワインを39点の審査項目
に沿って試飲審査する。
最も優秀なワインには金、
銀、
銅のメダルが贈られ、受賞した生産者はワインに「フ
ェミナリーズメダル」
をつけて販売することができる。
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今年は3,800種類のワインをはじめ、
ヨーロッ
パ、
アメリカ、オーストラリア、中国、日本から約700
Concours Mondial des
名の審査員が参加。午前中に20種、午後に20種
のフランスワインを審査した。
1テーブルには3人の
審査員が座り、全員が異なるワインを試飲するため
意見の交換をすることはない。静まり返った会場で、
各自の感覚と経験により審査用紙を記入していく
システムだ。
審査は午前10時と午後16時からスタート。審査
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が終了すると、会場内にビュッフェ式の食事が用意
され、ずらりとならぶボトルから試飲したワインを探し
て食事とともに楽しめる。午前と午後の審査の間に
は、ボーヌの修道院やワイナリー訪問などの遠足を
催行。午後の審査の前にブルゴーニュ観光ができ
るのは嬉しいポイント。
今年は午後の審査後に、広島の日本酒の試飲イベン
トを開催した。
フェミナリーズ広報大使でトータル飲料
コンサルタント
(ワイン・日本酒・焼酎・ビール・カクテル
などお酒と食に関する専門家)の友田晶子や盛川酒造
社長の盛川知則が、日本酒の魅力をスピーチ。会場には
広島から運んだ4種類の日本酒と、
コンテチーズやブル
ターニュの牡蠣が用意され、酒とフランス食材とのマリア
ージュを楽しんだ。
フェミナリーズはこの5月に香港でも開催。
フェミナリー
ズ日本広報担当のペコン倫子によると
「昨年より当コン
クールはフランスのみならず、世界各地で作ら
れたワインの審査をはじめました。今回の日
本酒試飲体験では、審査員たちはお酒の繊
細さ、品質の高さに目を見張っていました。今
後、日本のワインも是非、当コンクールにエ
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ントリーして世界に通用するレベルをアピー
ルして欲しいです」。日本産ワインがコンクー
《写真1、2》約700人の女性審査員が
午 前 、午 後で試 飲 審 査を行う。審 査 用
紙。39の項目をチェックし採点。
《写真3》午後の部終了後に、日本酒テイ
スティングを開催。
ルを通じて、世 界 の 市 場 に肩を並べる日は
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遠くなさそうだ。
Text&Photos : Miyuki Kido
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《写真4》フェミナリーズ広報大使、友田
晶子のスピーチ。右は広島から参加した
盛川酒造社長。
《写真5》開けたての牡蠣とチーズが日本
酒とマッチ。
《写真6》白鴻、賀茂泉、酔心、桜弥山の
4種を参加者がテイスティング。
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《写真7》
ランチ後にはオスピス・
ド・ボーヌの見学も開催。
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