公益財団法人水戸市芸術振興財団 2015年1月14日発行 310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 TEL: 029-227-8111　FAX: 029-227-8110 ●友の会ブログ　http://arttowermito.or.jp/tomo/ 新年おめでとうございます。水戸芸術館は開館25周年を迎えます。今年も、芸術のすばらしさを楽しめるような、音楽・演劇・美術の事業を数多く開催してまいりますので、皆さんどうぞ芸術館へお出かけください。職員一同お待ちしています。 2015年 1月水戸芸術館館長　小澤　征爾新年あけましておめでとうございます。昨年中は当財団の運営にご支援いただき、感謝申し上げます。当財団が管理運営いたします水戸芸術館は、開館25周年になります。吉田秀和先生、小澤征爾館長はじめ我が国を代表する識者と芸術家、そして市民の皆さんが一体となって、水戸から世界へ芸術文化を発信するという理念に基づき、音楽・演劇・美術部門の徹底した施設の専用化とスタッフの専門化による高度な館活動を四半世紀にわたり実施して、いまや世界の文化施設の中でも際立ったものの１つになっています。美しい自然と豊かな歴史、そして水戸市民の皆さんの熱き想いの中で大事に育まれてきた水戸芸術館を、より一層多くの皆さんに親しまれ楽しまれるような存在となるようこれからも財団運営に努めてまいります。引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。 2015年 1月公益財団法人水戸市芸術振興財団理事長　森　英恵初春のお慶びを申し上げます。コンサートホールATMは、水戸芸術館開館25周年記念事業の最初を飾る公演でもあります、小澤征爾館長指揮の水戸室内管弦楽団（MCO）第92回定期演奏会から新年をスタートさせます。いつも入場チケットの入手が難しくなってしまっており、誠に申し訳ありません。新春のニュースとしては、現在、小澤征爾館長＆MCOが進めているベートーヴェンの交響曲プロジェクトが、CDとして発売されることになりました。その第1弾として、2008年のヨーロッパ公演で小澤館長が指揮する予定でしたがそのときは体調不良で実現できなかった第4番（第89回定期・2014年1月）、そして、あの伝説的な熱演を繰り広げた第7番（第90回定期・2014年5月）のライヴ収録盤が、ユニバーサル・ミュージック（デッカレーベル）より、1月14日に発売されます。また、この春は、MCOメンバーの松波恵子さん（チェロ）と島田真千子さん（ヴァイオリン）が出演する「ちょっとお昼にクラシック公演」（2月27日）、現在たいへん大きな注目を集めているピアニストである河村尚子さんがショパンの名曲を紹介するプロジェクトの第2回公演「思い出のショパン～師・クライネフに捧ぐ」（3月11日）などを開催します。さらに、4月には、水戸芸術館開館以来、音楽部門の企画運営委員としてご尽力いただいた作曲家の間宮芳生先生の創作の軌跡を辿る「間宮芳生の肖像」（4月4日）を、間宮先生が絶大な信頼を置く演奏家たちを招いて開催します。今年もコンサートホールATMへのご来場を、お待ちしております。音楽部門芸術監督中村晃『十二夜/わたくし、マルヴォーリオは―』記者発表風景前列中央：森新太郎、右隣：近藤芳正、左隣：木村祐 ACM劇場は、春風亭昇太独演会で新しい年をスタートしました。リハーサルルームでは昨年末から２月公演『十二夜／わたくし、マルヴォーリオは―』の稽古が熱心に続けられています。ちょうど１年前に立ち上げた未来サポートプロジェクトの第４弾にあたる『十二夜』は、オーディションで選ばれた茨城県にゆかりのある若い俳優を中心に、実力派俳優の近藤芳正さんや、ギター奏者の木村祐さんをお迎えしておおくりするシェイクスピアの喜劇です。登場人物たちはいたずらと勘違いで大混乱し、恋の迷路を右往左往…… 寒い冬にホットな恋と笑いをお楽しみいただきたいと思います。同時上演する『わたくし、マルヴォーリオは ―』は、『十二夜』の登場人物の一人、執事のマルヴォーリオが語る後日談。近藤芳正さんの一人芝居初挑戦です。中年男の恋の顛末を客席を巻き込んで軽妙に演じていただきます。そのあとも、桂文珍独演会、『フラメンコカルメンを舞う』、水戸子どもミュージカルスクール発表会など、多彩な演目をご用意しております。また、4月からの新年度も、おなじみの人気演目から、水戸芸術館初登場のキャストによる舞台まで、世代を超えてお楽しみいただける企画で、皆様のご来場をお待ちいたします。本年もＡＣＭ劇場をよろしくお願い申し上げます。平成25年度水戸子どもミュージカルスクール発表公演『ここは命の星』より演劇部門芸術監督高橋知伽江ヨンドゥ展は2月1日（日）まで開催現代美術ギャラリーでは、国際的に高い評価を得ている現代美術作家ヂョン・ヨンドゥの個展「地上の道のように」を開催中です。その後には、人物や建物などを大和絵や浮世絵のようなタッチで緻密に描き込む画風で国内だけではなく海外でも人気の高い山口晃氏の個展が続きます。大作から作品作りの元となっている「種」のようなことを集めた部屋まで、一部屋ごとに作品世界が展開してゆくように展示が構成されますので、作家の思考過程をのぞくような気分で会場を散策してください。そして夏には、市民の皆さんと作りあげる「カフェ・イン・水戸」を予定しています。今回は、アーティストの日比野克彦氏にプロジェクト・ディレクターをお願いした「 RE MITO 100 」という館外イベントを目玉としており、館外で 100 個のイベントを開催します。「水戸の人も知らない水戸を水戸の人によって水戸の人に見てもらう」をコンセプトにして、その情報集め・アイデア出しから、実施、運営まで、たくさんの水戸の人たちに協力していただいています。もちろん本年も中心市街地を活性化するアートイベントや小中学生を対象とした鑑賞会、高校生のためのワークショップなどを引き続き開催し、現代美術によって水戸市をさらに盛り立てて行きたいと思っていますので、どうぞご期待ください。画像はYouTube での紹介動画より 1月24日（土）14時～水戸芸術館会議場参加費無料美術部門芸術監督浅井俊裕館内ミュージアムショップ・コントルポアンでは、1月14日（水）発売の小澤征爾館長指揮水戸室内管弦楽団CDをお求めのお客様に先着順で「特製ポスター」をプレゼントいたします。無くなり次第終了となりますので何卒ご了承ください。新着情報等、ショップブログを随時ご覧いただければ幸いです。 http://arttowermito.or.jp/contrepoint/ 2015年も早々のご継続、新規のご入会をありがとうございます。会員の皆様にお楽しみいただく努力をさらに重ねますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。＊1月10日現在：運営維持会員87口／一般・法人・ネット会員計4,236件