熱海市観光ごみ等研究会報告書

熱海市観光ごみ等研究会報告書
平成 21 年 10 月
熱海市市民福祉部市民生活課環境企画室
静岡県県民部環境局廃棄物リサイクル室
“まずは1割”ごみ削減
目
第1部
次
熱海市の現状分析
1
熱海市観光ごみ等研究会の目的................................... 1
2
熱海市の特徴................................................... 1
3
熱海市の一般廃棄物............................................. 1
4
1人1泊当たりの排出量......................................... 4
5
一般廃棄物の可燃ごみの組成分析................................. 4
6
ホテルへのヒアリング調査....................................... 6
7
課題........................................................... 8
第2部
提言
1
廃棄物発生抑制の方法........................................... 9
2
廃棄物の再生利用方法.......................................... 10
3
環境にやさしい観光をすすめる運動.............................. 11
4
結び.......................................................... 11
第3部
資料
1
平成 19 年度の県内の市町別ごみの概要........................... 12
2
検討会メンバー................................................ 13
3
研究会開催記録................................................ 13
第1部
1
熱海市の現状分析
熱海市観光ごみ等研究会の目的
静岡県では平成 18 年3月に策定した「静岡県循環型社会形成計画」に
基づき、一般廃棄物の排出量を平成 15 年度の実績数値から平成 22 年度まで
に 10%削減する「“まずは1割”ごみ削減運動」を展開している。
しかし、平成 19 年度実績では、平成 15 年度比で約 3.44%減にとどまって
おり、目標達成に向けなお一層の意識改革が必要である。
そこで、1人1日当たりの一般廃棄物の排出量が県内最多である熱海市(平
成 19 年度の県内の市町別ごみの概要 12 頁参照)を削減モデルに選定し、最
多の理由である観光ごみをテーマに熱海市市民福祉部市民生活課環境企画室
が静岡県県民部環境局廃棄物リサイクル室と共同して研究したものである。
2
熱海市の特徴
熱海市は静岡県の最東部、伊豆半島の北東部に位置し、温暖な気候、豊富
な温泉資源、風光明媚な自然環境を有しており、古くから湯治場として知ら
れ、温泉リゾートや別荘地の代表として栄えてきた。
平成 17 年 10 月1日現在人口は、41,202 人(第 18 回国勢調査)であり、就
業者 22,033 人を産業別にみると、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、サービス
業を合わせて 13,544 人となり、これは全体の約 61.5%を占めており、典型的
な観光商業都市である。
3
熱海市の一般廃棄物
各年度における熱海市の一般廃棄物の生活系と事業系の年間推移は表1の
とおりである。
表1:生活系と事業系の年間排出量の推移
年度
生活系ごみ
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
(単位:t)
事業系ごみ
22,078
21,471
19,529
19,602
19,653
計(t/年)
8,634
10,332
10,457
10,003
9,603
生活系ごみ
30,712
31,803
29,986
29,605
29,256
事業系ごみ
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
15年度
16年度
-1-
17年度
18年度
19年度
表1からは、①生活系ごみは減少傾向にあり、平成 15 年度と 19 年度を比
較すると排出量は約 11%減少している、②事業系ごみは年度によって若干の
変化はあるものの高止まり状態で、平成 15 年度と 19 年度を比較すると排出
量は約 11%増加している、③生活系と事業系の割合は概ね7:3の比率であ
ることが分かる。
次に、1人1日当たりの排出量の推移は、表2のとおりである。
表2:1人1日当たりの排出量
年度
生活系ごみ
(生活系ごみ収集量+集団回収量)
6
×10 /総人口/366
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
(単位:g)
事業系ごみ
(事業系ごみ収集量)×106/総人口
/366
1,492
1,461
1,341
1,349
1,352
合計
(ごみ総排出量)×106/総人口/366
554
672
685
658
635
2,047
2,132
2,026
2,007
1,987
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
表2と平成 19 年度の県内の市町別ごみの概要(12 頁参照)からは、熱海市
の平成 15 年度から 19 年度では1人1日当たりの排出量は減少傾向にあるも
のの、1人1日当たりの排出量(1,987g)は、県内市町の平均(1,089g)の
約2倍であることが分かる。
次に、平成 19 年度の一般廃棄物の種類別排出量を生活系と事業系(旅館・
ホテル等とその他)に分けると、表3のとおりである。
-2-
表3:可燃ごみの排出元
(単位:t)
事業系
(旅館・ホテル)
15,871
7,749
305
83
311
72
1,049
334
16
1,348
47
種類
生活系
可燃 可燃ごみ
飲料缶
金属類
ビン
粗大
資源 乾電池
古紙・段ボール
ペットボトル
発泡スチロール
トレー
堆肥 初島堆肥
埋立 不燃物
計
事業系
(その他)
1,623
1
71
4
1
53
318
19,653
7,904
1,699
合計
25,243
389
383
1,049
405
16
1,348
47
4
1
53
318
29,256
ペットボトル 発泡スチロール トレー
乾電池
0.0%
0.2%
0.1%
0.0% 初島堆肥
ビン
粗大 古紙・段ボール
0.2%
3.6%
1.4%
4.6%
不燃物
金属類
1.1%
1.3%
飲料缶
1.3%
可燃ごみ
86.3%
表3からは、一般廃棄物の約 86%を可燃ごみが占めていることが分かる。
次に、平成 19 年度の可燃ごみの排出元を分析すると、
表4のとおりである。
表4:可燃ごみの排出元
区分
(単位:kg)
名称
重量
15,870,810
1
生活系
2
事業系(旅館・ホテル等)
7,748,900
3
事業系(その他)
1,623,100
合
25,242,810
計
-3-
可燃ごみ全体を比較
事業系(その他)
6%
生活系
事業系 (旅館・ホテル等)
事業系(その他)
事業系
(旅館・ホテル等)
32%
生活系
63%
事業系を比較
事業系(その他)
17%
事業系 (旅館・ホテル等)
事業系(その他)
事業系
(旅館・ホテル等)
87%
表4からは、旅館ホテル等から事業系一般廃棄物の可燃ごみ全体量の 87%
が排出されていることが分かる。
4
1人1泊当たりの排出量
表5:平成 19 年度における熱海市の代表的な旅館・ホテルの 19 軒の一般
廃棄物の排出量と宿泊人員
項目
全体量
1人当たり
宿泊人員
961,437 人
-
可燃ごみ
缶
ビン
金属類
合計
1,760,950kg
48,861kg
81,435kg
32,574kg
1,923,820kg
1,832g
51g
85g
34g
2,001g
表5からは、1人1泊当たりの排出量は、約2㎏であることが分かる。
5
一般廃棄物の可燃ごみの組成分析
実際に可燃ごみの中身が何であるか、その重量はどれくらいかを調べるた
-4-
め、熱海市内の代表的なホテルを2軒選び、7月 29 日に熱海市エコ・プラン
ト姫の沢において組成分析を実施した。
-5-
表6:可燃ごみの組成分析結果
(単位:kg)
ホテル名
紙ごみ等
Aホテル
生ごみ
プラスチック類
ペットボトル
計
宿泊者数
宿泊者1人あたり
66.4
17.5
136.4
5.2
225.5
153
1.474
Bホテル
215.9
49.1
303.5
6.8
575.3
482
1.194
計
282.3
66.6
439.9
12
800.8
635
1.261
ごみの
主な種類
ティッシュペーパー
カップメン
紙くず
紙おむつ
割り箸
菓子の箱
紙コップ
紙ナプキン
雑誌
使用済花火
ビンゴカード
煙草の吸殻
煙草の箱
ヨーグルトの箱 調理くず
お茶のティーパック
菓子の袋
レジ袋
生めん
残飯
プラスチックケース
緑茶
ウーロン茶
コーラ
ジュース類
乳性飲料
生理用品
水鉄砲
レジャーシート
歯ブラシ
歯磨き粉
業務用レトルト袋
ラップ
Tシャツ・ワイシャツ
テレビ欄のコピー
クッキングシート
トイレットペーパー
腐葉土
Aホテル
ペットボトル
2%
生ごみ 61%
Bホテル
紙ごみ等
29%
ペットボト
ル 1%
プラスチック
類 8%
生ごみ
52%
紙ごみ等
38%
プラスチッ
ク類 9%
表6からは、①Aホテル、Bホテルともに最も重量があるのが生ごみで、
全体の半分を超えている、②同じく両ホテルともに生ごみと2番目に重量の
ある紙ごみだけで全体の9割を占める、③宿泊客は菓子類をはじめ、様々な
ごみを持ち込んでいることが分かる。
6
ホテルへのヒアリング調査
7月 27 日に熱海市内の代表的なホテル2軒に対して、一般廃棄物の実態や
削減方法などについて、ヒアリング調査を実施した。
-6-
質問項目
質問1
貴ホテルから排出される一般廃棄
物はどのようなものですか。
質問2
生ごみについて宿泊客の食べ残し
と調理くずの割合はどうですか。
質問3
バイキング形式を採用していますか。
質問4
生ごみの水切りはどのようにして
いますか。
質問5
生ごみ以外の営業上発生するごみ
はどのようなものですか。
-7-
質問6
宿泊客が持ち込むごみはどのよう
な物ですか。
質問7
貴ホテルが行っているごみの削減
方法にはどのようなことがありま
すか。
質問8
どうしたらごみの削減が進むと思
いますか。
質問9
今後、計画(検討)しているごみの
削減方法があれば教えてください。
質問10
熱海温泉をイメージアップするた
め、環境面で配慮するとしたらど
のようなプランがありますか。
Aホテル回答
Bホテル回答
・調理場から出る厨芥ごみ(調理くず、食べ残し)
・客から持ち込まれるもの
・書類等事務的なもの
・食器等の割れもの
・調理場から出る厨芥ごみ(調理くず、食用油、食べ残し)
・客から持ち込まれるもの
・書類等事務的なもの
・食器等の割れもの
・調理くず:食べ残し=3:7
・野菜等の食材については、はじめから細かく切ってあ
るものを仕入れているため、ほとんど調理くずは出な
い。しかし、料理80kgのうち35kgが食べ残しとなって
いる(約44%)
。
・朝食はバイキング形式、夕食も夏季・繁忙期はバイキ
ング形式
・夏季・繁忙期は朝食夕食ともにバイキング形式
・ネットを利用している。
・減量対策として重量を量り、水切りの徹底は特に行っ
ている。
・客室から出るもの(タオルペーパー、トイレットペー
パー、歯ブラシ、ビニール)
・食材等の入れもの(発泡スチロール、段ボール、缶、
ビン)
・事務用品(書類)
・客室からでるもの(歯ブラシ、ビニール袋)
・食材等の入れもの(発泡スチロール、段ボール、缶、
ビン)
・その他(紙類、割れもの)
・菓子の袋、ペットボトル、缶、ビン、紙類、新聞、雑
誌
・菓子の袋、ペットボトル、缶、ビン、紙類、新聞、雑
誌
・生ごみの水切りの徹底
・食材の在庫管理(在庫を置かない)
・調理しやすい食材の購入
・分別の徹底
・生ごみの水切りの徹底
・食材の入っている箱等を仕入業者に引き取ってもらう。
・食材の入っている箱等を仕入業者に引き取ってもらう。 ・食材管理の徹底
・分別の徹底
・食材管理の徹底
・廃棄物の重量を量ることによって減量意識を高める。
・繰り返し使用できるエコ箸を導入予定
・特になし
・使い捨て用のシャンプー、リンス、ボディーソープを
補充タイプにする。
・特になし
・海岸線を花で飾る。
-7-
7
課題
各種の統計、組成分析、ヒアリング調査の結果、旅館・ホテルのごみには
以下の課題があることが分かった。
(1)各旅館・ホテルで出す可燃ごみの排出量には差があり、改善できる余地
がある。
(2)生ごみの中で食べ残しが占める割合が高い。
(3)生ごみの再生利用が不十分である。
(4)生活系では分別回収されているペットボトルや雑誌、そして菓子の箱、
煙草の箱などリサイクルできる紙類が捨てられている。
<参考>
食品リサイクル法では、旅館・ホテルは食品関連事業者に指定されており、
食品廃棄物の発生抑制、減量化、再生利用に取り組まなければならないこと
となっている。特に前年度の発生量が 100t以上の事業者に対して、食品廃棄
物等の発生量及び食品資源の再生利用等の状況報告が義務化されている。
-8-
第2部
提言
熱海市の観光ごみの現状と課題を分析した結果、廃棄物の発生抑制や再生利
用のために、以下の手法の導入が考えられる。中には一部で既に実施されてい
ることあるが、実情に応じて、実現可能なことから順次導入されることが望ま
れる。
1
廃棄物発生抑制の方法
(1)バイキング方式における工夫
バイキング方式では、①食事にきた人数の随時把握から、まだ食べに来
ていない人数を算出し、その人数分のみを調理するなど料理の作りすぎを
防止する、②バイキング終盤には大皿に残った料理は小鉢に盛り付け、美
味しそうに見せるなどの工夫を行う。
(2)部屋出しの食事における工夫
食べきり運動を推進するため、部屋出しの食事の場合には、①例えばシ
ニア・メニューや女性メニューなど宿泊客の年齢・性別等に応じて盛りの
量を減らしたり、②インターネットや電話の宿泊予約時に献立内容を示し
たり、チェックイン時に宿泊客から聞き取りしたりして、苦手な食べ物を
違う料理に変えるなどの工夫をする。
(3)水切りの徹底
生ごみに含まれる水分を減らす。底に網が張られ、水切りができる構造
となっている容器もあり、その容器を使用すると一晩で 20∼30%の減量と
なる(残飯や厨芥には、約 50∼75%の水分が含まれている。)。
(4)食材の在庫管理の徹底
可燃ごみの組成分析では、賞味期限切れの食材が廃棄物となった事例も
見られたことから、食材の在庫管理を徹底する。
(5)割り箸から何回も使用できる箸への切替え
現在、熱海市では、割り箸はホテル旅館から回収し、チップ化し活用さ
れている。さらに一歩進めて、割り箸を止めて、何回も使用できる箸に切
-9-
り替える。
(6)詰め替え商品の使用
シャンプー、リンス、ボディーソープ、調味料等は個別包装ではなく詰
め替え商品を使用する。
(7)アメニティグッズの提供における工夫
全国に先駆けて、宿泊客への使い捨ての歯ブラシ等の提供を行った熱海
市が、率先して使い捨ての歯ブラシ、ひげそり、くし等はチェックイン時
に宿泊客の使用を確認した後に提供し、あらかじめ客室には置かない運動
を展開する。
(8)紙コップ使用の抑制
紙コップはできる限り使用しない。
(9)トイレットペーパーの使い切り
可燃ごみの組成分析において、細くなったトイレットペーパーが大量に
廃棄されていた。客室等のトイレットペーパーは新品に近いもの以外は、
接客としての配慮により、新しいものと交換するためと思われる。細くな
ったトイレットペーパーは事務室で使用したり、公共施設へ寄付すること
によって、使い切るようにする。
(10)売店における工夫
売店における簡易包装を心がける。
2 廃棄物の再生利用方法
(1)生ごみの飼肥料化
業者への処理委託によって、店舗の食物残渣の飼肥料化を進める。
なお、東伊豆町の稲取温泉では、旅館協同組合に加盟している旅館から
出る年間約 300tの生ごみを養鶏場に運搬し、鶏の飼料として再生利用し
ている。
(2)廃油の飼料化・BDF化
熱海市の旅館・ホテルの一部では、業者と契約し植物性廃油を有償で回
収している。その取組を熱海温泉全体に広げる。
なお、滋賀県大津市(雄琴温泉)や鳥取県三朝町(三朝温泉)などでは、
旅館等から廃食用油を回収してBDF化するとともに、精製したBDFを
送迎バス等の燃料として活用するシステムが導入されている。
(3)分別回収の更なる徹底
ペットボトルの資源回収を行うとともに、新聞・雑誌・雑紙を資源とし
て回収するために、①客室のごみ箱を仕分け付のものにして、資源回収を
容易とする、②回収したごみをバックヤードで分別し、できる限り資源回
収とする、③テレビ欄コピーは回収し、業務用の用紙として再利用する。
- 10 -
↓客室内の仕分け付きごみ箱
↓客室から回収したごみを細分化する分別ボックス
その他
ごみ
紙ごみ
3
環境にやさしい観光をすすめる運動
熱海市の市民団体である熱海女性連絡会では、骨が折れたり、古くなった
りしたため不要となった傘の布(傘の布は、乾燥しやすく、丈夫であるため、
再生利用の素材として優れている。)を利用して、マイバッグを作成する活動
を行っている。その団体と観光業団体が連携して、そのマイバッグに「熱海
温泉」などのロゴを入れて、旅館・ホテルに宿泊する観光客にレジ袋の替わ
りに配布し、環境に配慮している熱海を宣伝する。
4
結び
今回は、熱海市の旅館・ホテルから出るいわゆる観光ごみについて研究を
行った。県内の観光産業が盛んな地域では、熱海市と同じように一般廃棄物
の排出量が多く、熱海市と同じ悩みを抱えていると思われる。
本研究会の提案した方法を活用し、県内各地において様々な試みが行われ、
一般廃棄物の削減が進むことを期待したい。
- 11 -
第3部
1
資料
平成 19 年度の県内の市町別ごみの概要
NO
- 12 -
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
市町村名
熱海市
東伊豆町
伊東市
西伊豆町
河津町
下田市
御前崎市
南伊豆町
三島市
新居町
函南町
静岡市
吉田町
松崎町
湖西市
小山町
浜松市
牧之原市
島田市
富士宮市
伊豆市
袋井市
御殿場市
富士市
沼津市
伊豆の国市
焼津市
裾野市
磐田市
藤枝市
岡部町
大井川町
長泉町
清水町
富士川町
川根町
掛川市
芝川町
由比町
菊川市
川根本町
森町
合計
総人口
外国人人口
計画収集量
(人)
41,334
14,684
75,357
10,391
8,317
26,230
34,912
9,936
112,655
16,777
39,147
712,143
28,896
8,293
42,512
20,883
790,292
50,318
97,015
123,954
36,767
82,054
86,771
239,048
210,152
50,512
120,057
53,232
167,069
130,970
12,515
23,298
39,657
31,546
16,881
6,066
115,449
9,897
9,594
45,582
9,071
20,571
3,780,805
(人)
322
107
582
134
28
199
1,765
46
1,461
744
266
8,332
996
34
3,664
215
32,980
2,080
1,229
1,749
203
4,048
2,649
4,767
4,280
559
2,580
1,000
9,696
1,331
139
459
471
1,053
228
29
5,598
32
78
4,187
64
324
100,708
(t)
24,814
8,494
38,144
4,020
3,844
11,261
9,045
3,443
44,531
5,417
14,936
245,994
8,468
3,098
12,948
7,628
282,207
9,785
31,088
40,298
11,439
23,850
29,692
84,318
71,223
15,428
36,980
17,628
41,967
41,577
3,919
5,759
11,426
8,962
4,828
1,402
26,053
2,397
2,348
9,088
2,038
2,640
1,264,425
直接搬入量
(t)
4,442
1,354
4,147
1,678
523
2,336
5,540
1,041
3,048
1,300
1,638
44,364
3,245
488
3,300
618
7,226
7,813
4,103
2,617
1,776
4,224
1,709
4,611
3,635
2,867
2,101
917
9,360
1,814
110
1,509
1,314
0
69
78
3,419
91
13
1,353
84
1,007
142,882
集団回収量
(t)
802
52
1,359
117
122
261
1,420
0
2,815
729
786
24,402
871
0
1,728
309
27,270
1,951
2,251
4,764
612
2,754
925
35
2,606
300
4,038
0
6,382
461
48
223
0
1,025
396
341
4,440
318
255
1,633
192
910
99,903
リサイクル率 R
1人1日当たりの排出量
ごみ総排出量 (計画収集量+直接搬入量+集団回収量)
合計
(t)
30,058
9,900
43,650
5,815
4,489
13,858
16,005
4,484
50,394
7,446
17,360
314,760
12,584
3,586
17,976
8,555
316,703
19,549
37,442
47,679
13,827
30,828
32,326
88,964
77,464
18,595
43,119
18,545
57,709
43,852
4,077
7,491
12,740
9,987
5,293
1,821
33,912
2,806
2,616
12,074
2,314
4,557
1,507,210
合計
(ごみ総排出
6
量)*10 /総人口
/366
(g/人日)
1,987
1,842
1,583
1,529
1,475
1,444
1,253
1,233
1,222
1,213
1,212
1,208
1,190
1,181
1,155
1,119
1,095
1,062
1,054
1,051
1,028
1,027
1,018
1,017
1,007
1,006
981
952
944
915
890
878
878
865
857
820
803
775
745
724
697
605
1,089
- 12 -
生活系ごみ
(生活系ごみ収集
量+集団回収
量)*106/総人口
(g/人日)
1,352
1,125
1,067
995
902
735
806
801
935
781
899
897
791
935
851
825
707
773
889
826
614
792
686
759
694
736
810
707
766
775
744
702
726
728
710
785
641
716
688
628
672
500
791
事業系ごみ
(事業系ごみ収集
6
量)*10 /総人口
/366
(g/人日)
635
717
515
534
573
708
446
432
288
432
313
310
399
247
305
295
388
289
166
225
414
234
332
258
313
270
171
245
178
140
146
177
151
137
146
36
162
59
57
96
25
105
298
最終処分量
ごみ搬入量(生活系ごみ収集量+事業系ごみ収集量+
(直接資源化量+中 (直接最終処分量 直接搬入量)
間処理後再生利用 +焼却残渣量+処理
量+集団回収
残渣量)
量)/(ごみ処理量+
集団回収量)*100
合計
(%)
(t)
17.8
10.4
20.3
15.8
12.1
13.7
33.4
9.6
16.5
19.2
18.0
17.2
16.8
11.4
19.9
63.9
18.1
28.2
26.8
15.0
23.7
20.3
64.3
15.8
29.3
28.8
24.2
15.4
23.9
27.9
31.6
25.9
27.2
28.6
22.0
27.5
33.4
22.5
28.6
29.2
41.1
31.5
21.5
1,851
1,295
620
463
558
1,559
1,830
676
4,166
1,140
1,647
26,794
990
580
2,282
246
48,306
1,834
3,570
5,487
1,337
3,006
681
9,035
3,008
1,210
3,411
2,019
8,106
3,337
300
585
1,492
750
417
77
2,300
284
237
643
85
448
148,662
(t)
29,256
9,848
42,291
5,698
4,367
13,597
14,585
4,484
47,579
6,717
16,574
290,358
11,713
3,586
16,248
8,246
289,433
17,598
35,191
42,915
13,215
28,074
31,401
88,929
74,858
18,295
39,081
18,545
51,327
43,391
4,029
7,268
12,740
8,962
4,897
1,480
29,472
2,488
2,361
10,441
2,122
3,647
1,407,307
=(収集量+直接搬入量)
生活系ごみ
(t)
19,653
5,995
28,079
3,667
2,624
6,799
8,882
2,913
35,724
4,065
12,088
209,483
7,496
2,837
11,508
5,995
177,155
12,280
29,312
32,708
7,648
21,045
20,850
66,350
50,808
13,305
31,567
13,773
40,457
36,672
3,362
5,759
10,542
7,375
3,993
1,401
22,626
2,275
2,160
8,836
2,038
2,858
994,963
事業系ごみ
(t)
9,603
3,853
14,212
2,031
1,743
6,798
5,703
1,571
11,855
2,652
4,486
80,875
4,217
749
4,740
2,251
112,278
5,318
5,879
10,207
5,567
7,029
10,551
22,579
24,050
4,990
7,514
4,772
10,870
6,719
667
1,509
2,198
1,587
904
79
6,846
213
201
1,605
84
789
412,344
2
検討会メンバー
熱海市市民福祉部市民生活課
課長
村田
〃
参事兼環境センター所長 土屋 実
〃
環境企画室長
山田
賢二
課長
千葉
和良
市川
克次
熱海市観光経済部観光課
静岡県県民部環境局廃棄物リサイクル室 室長
〃
専門監
片平
明男
〃
主幹
井尾
高士
〃
副主任
古谷
真彦
〃
副主任
渡邉
裕之
主幹
田島
和子
静岡県東部健康福祉センター廃棄物課
3
正幸
研究会開催記録
月
日
業
務
内
容
5月 14 日
第1回研究会
熱海市の一般廃棄物が多い理由
観光客と一般廃棄物の相関関係
6月 17 日
第2回研究会
旅館・ホテルからの一般廃棄物排出量
一般廃棄物の組成分析の方法
7月 27 日
熱海市内の代表的なホテルを2軒に対して、
ホテルへのヒア
一般廃棄物の実態や削減方法などについて、
リング調査
ヒアリング調査を実施
7月 29 日
熱海市内の代表的なホテルを2軒選び、熱海
可燃ごみの組成
市エコ・プラント姫の沢において組成分析を
分析
実施
7月 29 日
第3回研究会
9月 24 日
日本環境衛生セ 日本環境衛生センターに対して、廃棄物の発
ンターへの相談 生抑制や再生利用の方法等について相談
10 月7日
第4回研究会
宿泊人数と可燃ごみの相関関係
一般廃棄物の削減に効果のある事業所調査
報告書の検討
- 13 -
・静岡県環境局の施策方針
「低炭素社会」、「循環型社会」、「自然共生社会」
の構築をめざした施策を総合的に展開します。
低炭素
持続可能な社会
社会
循環型
社会
自然共生
社会