広島の建築を知る - アーキウォーク広島

てくてくアーキテクチャー
~ 広 島 の 建 築 ・ 入 門 ~
■広島の建築を知る
①広島の近代化と軍都の面影をたどる。 ~旧陸軍被服支廠倉庫~
(外観のみ見学可。周辺住宅地の迷惑とならないよう注意。)
1.かつての軍都広島の規模を体感できる唯一の場所
2.国内最古級の鉄筋コンクリート(RC)建築
②古き良き公共建築のディテールを堪能する。 ~旧広島地方気象台~
(公開(入館料が必要)。 館内撮影可能だが他の利用者を写さないこと。)
1.曲線を主体とする柔らかな「表現主義」デザイン
2.職人技が光る、手作り感のある細部(ディテール)
③復興建築1: 都市の軸をつくる。 ~広島平和記念資料館および平和記念公園~
(公開(入館料が必要)。 館内撮影可能だが他の利用者を写さないこと。)
1.丹下健三と広島。運命の巡り合わせ
2.平和記念公園のデザイン手順と、その意外な起源
3.人間の生活のスケールを超えた大建築
④復興建築2: 祈りの場を再建する。 ~世界平和記念聖堂~
(祭礼時以外は公開。内部撮影可能だが、祭壇などの立入禁止箇所での撮影はNG。)
1.人間のスケールや手作り感を重視したデザイン
⑤復興建築3: 住まいと暮らしを再建する。 ~基町・長寿園高層アパート~
(住宅であるため、遠くから眺める程度にすること。外観撮影についても配慮を。)
1.原爆スラムの解消を目指したプロジェクト
2.低層住宅街の雰囲気を再現するデザイン
3.建築を超えた、都市としてのたたずまい
⑥意識改革を促す、空間のチカラ。 ~広島市環境局中工場~
(公開。ガラス通路は予約不要。工場内部見学は要予約。)
1.美術館のようなゴミ焼却場
2.都市の軸を重視した配置
平成22年9月20日
アーキウォーク広島
■建物を見て歩く、4つのステップ
本日紹介した有名建築でも、名も無き建物でも、まずは立ち止まって見てみることが第一歩!
好きなところが見つかったら、その建物が格好良く見える角度で写真を撮ってみましょう。
■広島の街と建築の歴史
1599年 広島城築城
都市の建設
1889年 宇品築港
1894年 日清戦争
都市の近代化
①旧陸軍被服支廠倉庫
②旧広島地方気象台
1945年 戦災
④世界平和記念聖堂
戦災からの復興
③広島平和記念資料館
⑤基町・長寿園高層アパート
1994年 アジア大会
現代都市の成熟
⑥広島市環境局中工場
市民団体 アーキウォーク広島 について
アーキウォーク広島では、建物を見て歩く楽しさを広くお伝えしていくための活動を展開しています。
①建築見学イベント「open! architecture HIROSHIMA」の開催
・普段非公開の建物を特別に公開してもらい、本日お話ししたような詳しい解説を聞きながら見学するイベント(有料)を
企画・実行してまいります。
・今年10月にイベントを予定しています。建築見学ツアーは既に申込みが締め切られましたが、今後も様々な企画を実行
してまいります。詳しくはホームページをご覧ください。
【重要!】 建物見学のマナーについて
見学者のマナー次第で、公開されていた建物が非公開になってしまうこともありえます! 十分な配慮が必要です。
・住宅・学校などは、外から眺める程度とする。・店舗、オフィス、美術館では内部撮影は控える。
http://www.oa-hiroshima.org
・ご関心のある方は下記ページにてメールアドレスをご登録頂ければ、イベント情報を通知
いたします。
http://www.oa-hiroshima.org/event/submit.html
・公共建築では内部撮影ができる場合もあるので、受付で質問すること。
・建物内、公道上に関わらず、他人の顔が写らないように注意して撮影すること。(肖像権の問題が生じるため)
・教会・寺社では、宗教行事の妨げとならないよう注意。教会では服装にも注意。
・大声で騒ぐ、ゴミで汚す等の迷惑行為は慎むこと。特に住宅地にある場合は、近所迷惑とならないよう注意。
②建築紹介ガイドブック(無料)の発行
広島の様々な建築を紹介する無料のガイドブックを作成中です。市内各所で配布予定です。