100MHz CLOCK GENERATOR N-TM 203

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100
MH
zC
LO
CKGE
NE
RA
TOR
N-T
M203
取扱説明書
初版発行
最新改定
バージョン
株式会社
2015年 10月 05日
2016年 06月 28日
3.01
テクノランドコーポレーション
〒1901212
東京都西多摩郡瑞穂町殿ヶ谷 902
-1
電話:042-5
57-7
760
FAX:0
42-55
7-772
7
E-mail
:info
@tcnl
and.
co.jp
URL:h
ttp:/
/www.
tcnl
and.c
o.jp
/
Technoland Corporation.
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バージョン
日
改
付
3.00
’15/1
0/05
初版発行
3.01
’16/0
6/28
図 5の間違いを修正
版 内
容
Technoland Corporation.
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目次
1 概要 .................................................................4
2 仕様 .................................................................5
2.1 FASTNIM/TT
L(50Ωドライバー)出力部 .............................................5
2.2 FASTNIM固定出力部 .............................................................5
2.3 ゲートジェネレター部 ............................................................5
2.4 その他 .........................................................................5
3 使用方法 .............................................................6
3.1 モジュールの設置 ...............................................................6
3.2 クロックジェネレター部 ..........................................................6
3.3 ゲートジェネレター部 ............................................................7
4 フロントパネルイメージ ...............................................12
Technoland Corporation.
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1
概要
N-TM20
3 100MHzCloc
kGe
nerato
r は、100M
Hzのパルスジェネレターと、クロックジェネレタ
ーを 1幅の N
IMモジュールに納めた画期的な製品です。
パルスジェネレター部は、Fas
tNIM信号の 100MHz
、50MHzの固定出力と 12種類の周波数を発生す
る出力から構成されています。この 12種類の周波数は、10Hz、100HZ、500Hz、1KHz、5KHz、
10KHz、50KH
z、100KH
z、500KH
z、1MHz
、5MHz、10MH
zであり、ロータリースイッチにより選択しま
す。又、出力パルス幅を可変でき、Fas
tNIM信号と TTL信号(50Ωドライバー)を出力します。
ゲートジェネレター部は、STA
RT入力の他に STOP入力と VETO入力を備え使いやすい物になってい
ます。遅延時間レンジは、THR
U,100nS,
1μS,10
μS,
100μSの 5種類用意されております。また出
力パルス幅は、100nS
,1μS,10
μS,100
μS,LAT
CHの5種類用意されております。
出力は、2つの出力端子の他に、反転出力端子を設けました。そして、これらの出力部は、パルス
ジェネレター部と同様に、Fas
tNIM信号と TTL信号(50Ωドライバー)を出力しますので、様々
なモジュールに対応可能です。
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2 仕様
2.1 FASTNIM/TTL(50Ωドライバー)出力部
項目
プリセット周波数
周波数切換方法
FASTNIM出力数
TTL(50Ωドライバー)出力数
出力パルス幅可変範囲
パルス幅可変方法
出力コネクタ
内容
10Hz,100Hz,
500Hz,1K
Hz,5KHz,
10KHz,
50KHz,100KH
z,500KHz
,1MHz,5M
Hz,10MHz
ロータリースイッチによる
2
1(POS出力)
約 5nS~100n
S
ボリュームツマミによる
レモ型(00.
250)
2.2 FASTNIM固定出力部
項目
周波数
出力数(100
MHz)
出力数(50
MHz)
デューティー比
出力コネクタ
内容
100MHz、50M
Hz
2
2
50%
レモ型(00.
250)
2.3 ゲートジェネレター部
項目
内容
START入力
VETO入力
出力ディレイ時間
出力パルス幅
出力信号
FASTNIM信号
FASTNIM信号
Through,100
nS,1μS,
10μS,10
0μS(微調整可能)
100nS,1μS,
10μS,10
0μS,LA
TCH(微調整可能)
FASTNIM信号・TTL(
50Ωドライバー)
出力数(FAS
TNIM信号)
OUT:2 、O
UT:1
出力数(TTL信号)
出力コネクタ
OUT:2 、OUT:1
レモ型(00.
250)
2.4 その他
項目
電源
筐体
内容
+6V=0.25A、-6V=900
mA、-12V=12mA、+24V=5mA、24V=15mA
標準 NIM1幅モジュール
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3 使用方法
3.1 モジュールの設置
電源が必ずオフになっている NIMBIN電源に挿入してから電源を投入してください。
3.2 クロックジェネレター部
3.2.1 プリセット周波数について
n 周波数の選択方法
使用する周波数を以下の周波数からロータリースイッチを回して選択してください。
10Hz,100Hz,
500Hz,1K
Hz,5KHz,
10KHz,50
KHz,100
KHz,
500KHz,1MHz
,5MHz,10
MHz
n
出力信号の接続方法
出力は FASTNIM信号が2出力と TTL信号が1出力用意されています。
必要とするコネクタにレモケーブルを接続して御使用下さい。
FASTNIM信号は、それぞれシングル出力ですので、使用していないコネクタをターミネート
する必要はありません。また、TTL出力を使用する場合は、50Ωでターミネートして使用し
てください。ハイインピーダンス入力に接続すると反射が発生します。
n
パルス幅の調整方法
出力パルス幅は、約 5nS~100nSの可変範囲があります。ボリュームツマミを回して調整し
てください。
3.2.2 固定周波数出力について
n 出力信号の接続方法(図 1参照)
固定周波数出力は、50MHzが2出力と 100MHzが2出力用意されています。
それぞれの出力はシングル出力の FASTNIM信号になっていますので、使用していない端
子をターミネートする必要はありません。必要とするコネクタにレモケーブルを接続して
御使用下さい。
図 1.クロックジェネレター部
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3.3 ゲートジェネレター部
ゲートジェネレター部は、クロックジェネレター部と接続することにより様々なタイミング
を出力できるクロック発生器として使用することが出来ます。また、ゲートジェネレター部
は単体での使用も可能なので小規模の実験等でゲート信号を製作する事に利用できます。
図2.ゲートジェネレター部
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3.3.1 入力信号について
n INPUT (START)
ゲートジェネレターを動作される為には ST
ART入力に FASTNIM信号を接続します。(図2
参照)
この入力のリーディングエッジのタイミングでゲートジェネレターは動作を開始します。
STARTに対するタイミングは図3・図4を参照してください。
図3.ゲートタイミング 1
図4.ゲートタイミング 2
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START信号がダブルパルスで来た場合は、回路構成が RETRIG
ABLEになっていますので、設定
した値が次のパルスから更に設定値分だけ延長されます。
タイミングは図5・図6を参照してください。
図5.ゲートタイミング 3
図6.ゲートタイミング 4
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n
INPUT (STOP)
STOP機能を使用する場合は、STOP端子に FASTNIM信号を入力してください。(図2参照)
この入力は、WIDTHの設定が LATCHを選択した場合のみ動作します。それ以外の時は STO
P信
号が入力されても ST
OP動作はいたしません。(ゲートキャンセル機能無し)
タイミングは図7を参照してください。
図7.ゲートタイミング 5
n
INPUT (VETO)
VETO機能を使用する場合は、VETO端子に FASTNIM信号を入力してください。(図2参照)
この入力を使用しますと VETO信号が入力されている間だけ START入力が禁止状態になりま
す。
タイミング的には START信号が入力される前に VE
T
O信号が入力されなければなりません。
START信号が入力された後に VET
O信号が入力された場合、出力信号は通常通り出力されます。
(図8参照)
図8.ゲートタイミング 6
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3.3.2 GATE&DELAYの設定方法
n DELAYの設定
必要とする DELAY時間をロータリースイッチにより選択します。パネルに書かれている数
値はフルスケールを指します。(図2参照)
DELAY時間を選択後、FINEAD
J.のポテンショメーターを回して時間を調整します。ポテン
ショメーターは、時計回りで時間が大きくなります。
調整をする際は、OU
Tをオシロスコープに接続し波形を確認してください。
DELAY設定スイッチには THRU
.モードがあります。このモードを選択すると STAR
T信号は
DELAY回路をバイパスされ WIDT
H回路に直接接続されます。DEL
AYが不要な時に選択してく
ださい。(図4参照)
n
WIDTHの設定
必要とする WIDTH時間をロータリースイッチにより選択します。パネルに書かれている数値
はフルスケールを指します。(図2参照)
WIDTH時間を選択後、FINEADJ.のポテンショメーターを回して時間を調整します。ポテンシ
ョメーターは、時計回りで時間が大きくなります。
調整をする際は、OU
Tをオシロスコープに接続し波形を確認してください。
WIDTH設定スイッチには LATCHモードがあります。このモードを選択すると START信号と
STOP信号の間だけ出力を LATC
Hすることができます。(図7参照)
n
出力(OUT)について
ゲートジェネレター部の出力は、FASTNIM信号と TTL信号の2種類が用意されています。
(図2参照)
FASTNIM信号は、それぞれの出力が独立したシングル出力になっていますので、使用してい
ない端子を 5
0Ωでターミネートする必要はありません。
TTL信号は、基本的に 50Ω負荷をドライブするように設計されています。その為、受信側モ
ジュールの入力インピーダンスは 50
Ωであることが望ましいです。ハイインピーダンスで受
信しますと反射が発生します。
FASTNIM信号及び TT
L信号は、どちらも非反転の O
UT出力が2出力と反転の OUT出力が1出
力用意されていますので必要に応じて接続してください。
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4 フロントパネルイメージ
Technoland Corporation.