大阪ガス 開放特許

大阪ガス株式会社 技術シーズ
【保有技術・材料の展開】
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9-1 生分解性インフレーションフィルム用樹脂の用途開発と成形
・大阪ガスが開発した植物由来成分を主成分とする生分解性インフレーション
フィルム用樹脂の新規用途探索
・上記フィルム用樹脂の成形委託先探索(インフレーション成形、T ダイフィルム成形)
■仕様■
①生分解性インフレーションフィルム用樹脂の新規用途
【特徴】
・生分解成分のみからなる
・植物由来成分(ポリ乳酸)を主成分とする(70%以上)
・食品に接触可能
・引裂・突き刺し・衝撃に強く、引張強度・伸びがある
・室温条件下での経時安定性が良好(従来の生分解性樹脂との比較。ただし、分解性は
ある)
・アルカリ条件など特定条件下で速やかに溶解する
・価格については、石油由来の生分解性樹脂と殆ど変わらない
②上記①の樹脂について、インフレーションフィルム成形、Tダイフィルム成形を行える
メーカー
・インフレーションフィルム成形もしくはTダイフィルム成形設備を保有している
・インフレーションフィルム成形 : 小型で小回りの利くサイズの成形が可能である
ことが望ましい
・Tダイフィルム成形 : 幅 900mm 以上、厚み 20μm以下の成形が可能であることが
望ましい
・インフレーションフィルムを用いて、製袋(切断、シール、印刷)が可能である
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9-2 チタン系ナノ材料の用途探索(チタン酸ナノシート、チタニアナノ粒子)
・大阪ガスが開発のチタニア(チタン酸)ナノシートの新規用途探索
・大阪ガスが開発の高分散・高透明性チタニアナノ粒子の新規用途探索
■基本仕様■
①大阪ガスが開発したチタニア(チタン酸)ナノシートの特長
・比表面積が非常に大きく(例えば 400m2/g)、厚みが非常に薄い(数 nm 以下)
・水への分散性が非常によく、水だけで完全に分散するグレードも合成可能
・チタニアと異なり、紫外線により親水化するが,周囲の有機物は分解しにくい
・重金属イオンを強力に吸着したり、水分を吸脱着したり独特な吸着性能
・焼成により、アナターゼ型に変換される
②大阪ガスが開発した高分散・高透明性チタニアナノ粒子の特長
・アナターゼ型 100%、かつ高結晶性
・粒径は 15~30nm で制御可能。3nm のグレードもあり(ただし、結晶性が弱い)
・バインダ、界面活性剤なしで水に均一に分散するため、乾燥のみで使用できる。
焼成が不要であるため,樹脂にも適用可能
・高い分散性であるため、透明に近い塗膜が得られる
・ペロブスカイト太陽電池にも使用可能
③色素増感太陽電池(DSC)用チタニアペーストの特長(②のチタニアナノ粒子を使用)
・2014 年に量産化に成功した DSC 用チタニアペーストについてユーザーを募集
・性能は日本トップクラスで、価格は既存品より安い
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大阪ガス株式会社 技術シーズ
9-3 低温粉砕による食品・樹脂等のパウダー化
・大阪ガスグループ会社保有の低温粉砕技術は、常温では微粉砕が困難な原料
(食品、樹脂等)に対応可能であり、本技術の活用先を探索する。
■保有技術■
・液化窒素(自社グループ製造)の超低温(-196℃)を利用した粉砕技術。
・機能性樹脂・エンジニアリングプラスチック・コーティング(塗膜)・健康食品 など、
様々な材料に対応。
・当方技術にて、約 10 ミクロン程度までパウダー化が可能。
・原料提供者とのタイアップによる、パウダー原料の商品化も応相談。
■低温・凍結粉砕の特徴■
・常温では粉砕困難な原料を効率的に微粉砕可能。
・低温のため、粉砕熱による変質や劣化を防止。
・窒素雰囲気下のため、原料の酸化劣化を抑制。
【低温粉砕に適した原料例】
◆樹脂:融点が低い原料、弾性体
◆食品:油分・水分が多い原料、香気を保持したい原料 等
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9-4 ガス(水素)回収・精製装置
・大阪ガスグループ会社が保有するガス精製技術を利用し、排気ガスから有用ガス(水素等)
の回収を提案
■内容■
・工業プロセス等の利用後に大気中に排出している低純度の排気ガスから有用ガス(水素)を、
精製・回収し、原料に再供給するビジネスの提案先や、回収ニーズを探索。
・例:工業炉排気ガスからの水素回収 など
■提案フロー■
・お話を伺い、現状を踏まえてお客様へのメリットが提案ができるか検討した後に、
ビジネスとして提案します。
・現在放散しているガスの流量、濃度が分かっている場合は事前にお知らせください。
■保有技術■
・吸着分離精製技術(PSA・TSA 等)
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9-5 蓄熱材の新規用途探索
・大阪ガスグループ会社では、蓄熱材「サーモペレ」と吸着材の混合使用により、
吸脱着時の熱を制御し、吸着性能低下を改善できる技術・材料を保有しており、
新規な用途・活用先を探索
■技術・材料の特徴■
・蓄熱材ペレットと吸着材を混合使用することにより、系全体の急激な温度変化を緩和し、
吸着性能の低下を改善することが可能な技術を保有。
-吸着時には温度上昇分の熱量を蓄熱材が吸収
-脱着時には温度低下分の熱量を蓄熱材が提供
・本技術の活用先・新規用途を探索。
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