2012 - JA山形おきたま

2012
=ディスクロージャー誌=
山形おきたま農業協同組合
目
次
あいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.経営理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.経営方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.事業の概況(平成 23 年度) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.事業活動のトピックス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.農業振興活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.地域貢献情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10.主な事業の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ 損益の状況
1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
② 定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
② 貸出金の金利条件別内訳
③ 貸出金の担保別内訳
④ 債務保証の担保別内訳
⑤ 貸出金の使途別内訳
⑥ 貸出金の業種別残高
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
⑧ リスク管理債権の状況
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
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⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
⑫ 貸出金償却の額
(3)内国為替取扱実績
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
② 商品有価証券種類別平均残高
③ 有価証券残存期間別残高
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報
② 金銭の信託の時価情報
③ 金融先物取引等、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引
2.共済取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(2)短期共済新契約高
3.農業関連事業取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)買取購買品(生産資材)取扱実績
(2)受託販売品取扱実績
(3)農業倉庫事業取扱実績
(4)利用事業取扱実績
4.生活その他事業取扱実績 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)買取購買品(生活物資)取扱実績
(2)介護事業取扱実績
5.指導事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.職員1人当たり指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.1店舗当たり指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 ・・・
6.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項 ・・・・・・・・・・・・
8.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅵ 連結情報
1.グループの概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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(1)グループの事業系統図
(2)子会社等の状況
(3)連結事業概況
(4)最近5年間の連結ベースの主要な経営指標
(5)連結貸借対照表
(6)連結損益計算書
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
(8)連結注記表
(9)連結剰余金計算書
(10)連結ベースのリスク管理債権残高
(11)連結ベースの事業別経常収益等
2.連結自己資本の充実の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 126
(1)自己資本の構成に関する事項
(2)自己資本の充実度に関する事項
(3)信用リスクに関する事項
(4)信用リスク削減手法に関する事項
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
(8)出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
(9)金利リスクに関する事項
Ⅶ 財務諸表の正確性等にかかる確認(要請及び取り組み方針)・・・・・・・・・ 140
【JAの概要】
1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.役員構成(役員一覧) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.特定信用事業代理業者の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.地区一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.沿革・あゆみ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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あ
い
さ
つ
組合員の皆様に頼られる力強いJAを目指して
組合員の皆様には、平素より農協事業各般にわたり、ご理解とご協力を賜
り心から御礼申し上げます。
この 1 年を振り返りますと東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日
本大震災、福島第 1 原発事故に起因する風評被害、猛暑による生育障害、冬
の記録的な大雪、さらには春先の爆弾低気圧による農産物・施設被害と災害
に翻弄された 1 年になりました。
平成 23 年度決算は経営改善計画の実践により、諸課題を先送りすること
なく計画的に処理した結果、固定比率は 111.44%、自己資本比率・不良債
権比率・その他諸経営比率も確実に改善し、254,971 千円の当期剰余金を計
上出来ました。これは計画を上回る当期剰余金であり、昨年総代会でお約束
した出資配当を実現できる結果となりましたことは、組合員各位のご理解と
ご協力の賜物であり深く感謝申し上げます。
また本年は「おきたま農業振興計画」と「中期経営計画」2年目を迎え、
生き残りと飛躍を賭けて事業利益の確保を実践いたします。
今後とも組合員の皆様に頼られる力強いJAを目指し、役職員一同努力を
惜しまない覚悟でありますので、なお一層のご支援・ご協力を賜りますよう
お願い申し上げます。
平成24年7月20日
山形おきたま農業協同組合
代表理事理事長
鈴木文衛
1.経営理念
農業の振興によって置賜の大地を守り、組合員の創造と参画で魅力ある
事業を展開し、地域社会に貢献します。
2.経営方針(リレバン)
基本コンセプト
Ⅰ「農の発展」
農業生産力の増進と所得向上、農業生産基盤の構築と持続的発展を目指します。
Ⅱ「暮らしの支援」
JAは組合員・地域の皆様の暮らしを守るため、地域社会と共生し、各種事業
・活動を幅広く展開します。
Ⅲ「基盤の強化」
組合員の皆様の協同活動の支援と総合力発揮を可能とした信頼されるJA経営
基盤を強化します。
3.経営管理体制
当JAは農業者により組織された協同組合であり、組合員の意思を広範に反映
するとともに、業務執行を機動的に行うために、経営管理委員会を設置し、経営
管理委員会が任命する理事が常勤して日常の業務に専念する体制をとっていま
す。
経営管理委員は、組合の業務執行にかかる基本的事項や重要事項を定めるほ
か、理事の業務執行の監督を行っています。また、信用事業について常勤理事の
なかで専任担当を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事及
び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
4.事業の概況(平成 23 年度)(法定)
生産販売事業
農業支援
原発事故に伴う放射性物質問題等から農業生産の環境が極めて厳しい中、将来の置賜農業
のあるべき姿の展望と目指すべき方向性を示す「おきたま農業振興計画」を樹立し、1年目の取り
組みを実践しました。
水田農業対策は、農業者戸別所得補償制度の本格実施を踏まえた米の計画生産方針を決定
し、関係機関と連携した誘導や土地利用型作物関連機械へのJA独自支援を実施した結果ほぼ
計画を達成しました。
農地利用集積円滑化事業は、担い手の規模拡大と効率的な作業体系の確立のため、規模拡
大加算を活用しながら前年の約2倍となる約93haの農地の面的集積を図りました。
また、農業振興計画に示す新規就農支援は、国の青年就農給付金の活用方法を検討するプ
ロジェクトを立ち上げるとともに、人・農地プランの作成にあたり関係機関と連携し対応しました。
JA出資法人は、経営内容の実態把握に加え健全経営に向けた経営・経理サポートと集落営
農組織の構成員収益配分の経理支援を行いました。
さらに、安全・安心な農産物生産は、おきたま分析センターの出荷前残留農薬分析を計画的
に進め安全を数値的に証明する中、生産者の適正な生産管理意識の向上から異常値を示す農
産物は全くありませんでした。
放射性物質においても、農畜産物はもとより農業関連全般の検査を山形県と連携し行った結
果、規制値を超えるものはなく安全性が証明されました。
農政活動
TPPは、交渉参加に向けて政府の施政方針が前のめりの状況にある中、農林水産物の関税撤
廃による地域経済・社会への甚大な影響にととまらず、あらゆる分野に関する国の仕組み・国のか
たちが一変してしまう恐れがあることから、農業者以外の各層へ働きかけを行いながら断固阻止
運動を展開しました。
特に、11月には「TPP交渉参加阻止山形県民総決起集会」が開催され管内から550名が参
加し、意思を結集するとともにデモ行進により広く呼びかけを行いました。2月には当JAの農政学
習会を開催し、「TPPを慎重に考える会」の副幹事長で管内選出参議院議員の舟山康江氏を招
き、訪米における関係団体との会談内容や直近のTPP情勢を学習しました。
放射性物質問題では、米沢牛への風評被害を最小限に食い止めるため国が適切な対応を取
るよう管内市町長へ緊急要請を行うとともに、東京電力への損害賠償対策山形県協議会へ参画
し対応にあたりました。
また、中国で「米沢牛」の商標登録が出願されブランドイメージの低下が懸念されたことから、農
林水産大臣をはじめ管内選出国会議員に対し、国の責任における解決と監視体制の強化を求
める要請を実施しました。
組織討議は、「平成24年度畜産・酪農対策」を生産組織で集約し、生産現場の意思を提案し
ました。
さらに、年末以降の降雪は記録的な大雪となり、農業施設の倒壊と樹木の枝折れが発生した
ため、「雪害対策本部」を設置し被害状況調査・技術対策等の情報提供を実施するとともに、適
期農作業励行の観点から「融雪剤」の助成措置を講じました。
米
穀
生産者手取りの最大化と「山形おきたま米」ブランド確立を目指し、販売を起点とした事業展開
に努めました。作付品種の誘導を稲作振興会と連携して実施するとともに、888,000俵を目標と
した集荷運動の展開と共乾施設の利用拡大を推進しました。また、スケールメリットを活かしたJA
直接販売の拡大と「山形おきたま産つや姫」のブランド化を目指した販売に取り組みました。
また、関係機関と連携して実施した放射性物質調査の結果は、全て「不検出」となり米主産地
の安全・安心を確保した上での販売対応は消費地から高く評価されました。
生産状況
水稲の生育は、融雪の遅れや5月下旬から6月上旬にかけての日照不足が影響し、その後の
高温多照により生育の回復が見られたものの、茎数不足と登熟期のフェーン現象等が影響し、置
賜地域の作況指数「99」を下回る実収感となりました。品質面では、被害粒の発生が少なく、1 等
米比率は96.9%と前年を大きく上回りました。
なお、食味評価においては「つや姫(2年連続)」をはじめ「はえぬき(17年連続)」「コシヒカリ(6
年連続)」が「特A」を確保することが出来ました。
集荷・検査実績
平成23年産米は集荷目標888,000俵必達に向けて、出荷契約数量902,492俵の積み上
げ後全量集荷に向けた運動を展開しましたが、作柄不良等の影響から全体では802,744俵(2
4年3月末現在)となり計画の達成は出来ませんでした。
また、集荷・検査と連動して残留農薬等の分析による安全・安心確保対策や全農家・全品種の
品質食味分析を継続実施し、分析結果をフィードバックするとともに「つや姫」の仕分集荷を実施
しました。
販売状況
東日本大震災と原発事故の影響から、22年産米の持ち越し在庫がわずかとなったことから23
年産は、前年より10∼20%高い価格で取引が始まりました。
さらに、全国的な作柄低下から需給環境がさらに引き締まったことから、主要銘柄である「はえ
ぬき」「コシヒカリ」「つや姫」の販売進度は好調に推移しています。中でも「山形おきたま産つや
姫」は食味の良さが評価されて産地指定の引き合いが強く順調な販売状況となっています。な
お、23年産のJA直販米は466,000俵を取扱い、産地精米を含め計画的に販売しています。
米共乾施設利用推進
共乾施設利用のメリット対策を継続し、新規需要米による利用拡大方策を実施する等、各利用
組合等と連携しての利用推進を行った結果、利用面積の増加を図ることは出来ましたが、作柄不
良の影響から目標数量までの利用拡大には至りませんでした。
土地利用型作物
「大豆」は、収量、品質の向上を図るため排水対策の徹底を推進しましたが、6月下旬の降雨に
よる浸水・冠水が発生し一部圃場では出芽不良となり、7月以降に天候が回復したものの着莢数
はやや少なくなり作柄は低下しました。
「そば」は、出芽揃いが良好で生育量が大きくなったことから、倒伏した圃場が多く見られました
が、収穫量は平年並みとなりました。
「小麦」は、雪腐病の発生が少なく登熟も順調に進んだことから、前年並みの収穫量となりまし
た。
園 芸
東日本大震災や原発事故の影響から、例年になく食品に対する安全・安心が求められたこと、
長引く景気の停滞で嗜好品である果実・花卉等の低単価に強いられた1年でした。その中で、地
域特性を活かした園芸振興拡大を図るべく「おきたま」ブランドの確立と、直接・値決め等の産地
提案型販売に積極的に取り組みました。また、生産指導・販売体制の強化及び消費宣伝対策支
援等を講じ、収益性の高い活力ある産地振興に取り組みました。
果樹部門
「さくらんぼ」は、収穫期について生育の遅れから最盛期が 7 月にずれ込み、品質低下(ウルミ
果多発)をきたしました。また、東日本大震災や福島第一原発事故の影響から贈答品の買い控え
により販売苦戦を強いられましたが、直販と値決め販売の拡大に取り組み前年並みの平均単価
を確保しました。
「デラウエア」は、大雪と燃油不足の影響から加温栽培が困難な状況であり、7 月の出荷量につ
いては、ほとんどない状況でありました。旧盆前に出荷時期がずれ込んだことや末端消費者の買
い控えの状況と重なり、旧盆前販売については今までにない厳しい販売状況となりました。前年
同様値決め販売、特殊荷姿への対応と直販については拡大を図り、積極的な消費宣伝活動に
取り組みました。有望品種「シャインマスカット」は収穫量が大幅に増えたことから市場販売を含め
直販取引の拡大に取り組みました。更なるブランド化を図るため今後の生産対策・販売対策が重
要と考えられます。
「ラ・フランス」は、生育の遅れから果実肥大が前年を下回り、小玉品の出荷の増量が見込まれ
たことから、事前に市場との販売対策協議を徹底し、試食宣伝販売の回数を増やし消費PR対応
に努めました。
「りんご」は花芽の数が少なく、特に主力「ふじ」は、全国的に例年にない収穫量の減少となりま
した。全般的に引き合いが強い中、堅調な価格推移となりましたが、収穫量が少ない現状から厳
しい販売実績となりました。
果樹部門全体は、直販取引の強化と「シャインマスカット」「サニールージュ」「ファーストレディ」
等の優良品種への更新を推進し事業を進めました。
野菜部門
融雪遅延・低温経過・高温・少雨・局地的豪雨により全品目とも収穫の切りあがり、芯止まり、小
花傾向、収穫遅れにより各作目に大きな影響が見られました。
販売面については、景気の低迷・購買力の低下・消費量の減退に加え、震災による放射性物
質の風評被害も加わり厳しい販売が予想されましたが、県産農畜産物の放射性物質検査が各品
目において年間通じ行われ、安全性の確保と各品目毎の値決め販売・契約販売等による有利販
売に努め野菜全般に単価高で推移しました。
加工野菜の値決め契約販売を継続実施し新規作物として「ジュース用とまと」の取り組みを実
施しました。
花卉部門
東日本大震災の影響により、今までにない非常に厳しい販売環境の中でのスタートとなり、特
に「アルストロメリア」は、宴会・ブライダルが自粛傾向の中で、出荷最盛期を向え大きなダメージを
受けました。
6月に入り、徐々に相場も回復の兆しが見えましたが、高温少雨が続き害虫が多発したことで防
除の徹底を図りましたが、「小菊」「ダリア」については課題を残しました。
ホームセンターとの取引きを中心とした「鉢物・苗物」は、品質向上により受注数が伸び、前年・
計画比ともに大きく上回りしました。
また、「啓翁桜」については、東京駅等首都圏の人気スポットで飾られ、メディアでの露出度も年
々高くなり全国から注目される一産地に成長しました。
直販部門
ふるさと宅配便やJAホームページリニューアルでウエブショップの伸長対策に取り組みました
が、消費減退等の厳しい販売環境の影響でギフトの取扱が大幅に減少しました。しかしながら、
愛菜館を核とした地域密着型販売を実施し、直販事業は計画を下回るものの、南陽愛菜館売上
1億円を達成などで前年比113%の実績を収めました。
畜産酪農
銘柄「米沢牛」の生産振興、良質生乳の安定生産、「新上杉ポーク」のブランド化を図り、生産
基盤の経営安定対策強化に取り組みました。特に、風評被害からの価格回復を図るための対策
を講じるとともに、東京電力への損害賠償請求を実施しました。
また、ポジティブリスト制度を遵守し、牛個体情報システム・トレーサビリティを構築し、安全・安心
を消費者にPRして販売促進イベントの開催と消費拡大事業を展開しました。
さらに、生産費高騰が続く中、耕畜連携に努め飼料費の負担軽減と自給率向上のため飼料用米
作付けと給与試験に取り組みました。
肉用牛部門
置賜子牛市場を6回開催し、新規購買者の積極的誘致や地域内一貫生産体制の確立に努
め、部会員を対象とした研修会の開催、時代に沿った子牛を生産すべく優良繁殖雌牛更新に取
り組みました。
風評被害により大幅な価格下落が続く中、放射性物質検査において「不検出」のみを「米沢
牛」と認定する基準を設け安全・安心のPRに努めました。
さらに、関東の大消費地において消費者と直接対話しながら販売促進活動を実践するとともに
地元でも各種イベントを開催し消費拡大に努めました。
養豚部門
「新上杉ポーク」普及のため、南陽直売所と米沢愛菜館において消費拡大の販売対策に積極
的に取り組みました。
また、優良繁殖種豚導入事業、優良繁殖牝豚導入事業に取り組みました。
酪農部門
高品質な生乳生産を図るため、乳質改善対策強化、生乳生産チェックシートの記帳励行、乳質
改善対策の強化に努めました。
さらに、牛乳消費が低迷する中で農協ブランド「おきたまのうきょう牛乳」の消費拡大を図るととも
に、おきたま産牛乳を100%使用した手作り「高畠バター」「ジャム」の製造販売と各種イベントに
積極的に参加し、牛乳・乳製品とおきたま産牛乳のPRに努めました。
購買事業
資材農業機械
生産資材
生産資材価格については、原油価格が高値で推移したことから、原材料値上げと製造コスト増
による値上基調となりました。このような状況下、安定供給と生産者手取りの最大化にむけ、仕入
調整とスケールメリットによる価格対策により肥料の価格を 9 月まで据え置くなどの対策を講じまし
た。さらに低コスト資材の普及・拡大等各種奨励措置の継続実施を行い生産資材コスト低減に努
めました。また安全・安心な農畜産物の生産に役立てていただけるよう、「かたらい訪問予約運
動」を中心として事業を展開し、安心して使用いただける生産資材の提供を進めてまいりました。
グリーンセンター事業では、生産資材を中心とした季節に合った品揃えを行うと共に、営農相談
コーナーの整備を図り相談機能の充実に努めました。また、店舗活性化対策として年間を通じて
特売企画を設定し、職員教育の実施と合わせ地域に密着した店舗作りに努めました。
農業機械
夏季・秋季の 2 回の大展示会開催と小物農機具の常設展示や各地区での実演会開催とJA融
資および各種補助事業を活用し、低コスト農業機械の提案と普及推進に努めてまいりました。特
に平成 23 年度緊急県産稲わら確保対策事業に積極的に取り組みJA独自助成を実施いたしま
した。また農機事業の高度化、専門化に対応しサービスの向上をはかるため、本店・センター職
員で担い手訪問活動を実施するなど広域3農機センターの機能強化に努めました。
生活資材
くらしの基本となる食の安全・安心に応えるため、食材事業については選択肢を増やすなど改
善を図りつつ展開いたしました。また、健康機器など身近な商品の取扱を中心とした事業展開と
エコキュート、太陽光発電といった時代に対応した商品の紹介に努めました。一方夏季の農機・
生活フェア開催時に震災支援活動とJAの地域貢献活動の一環として「さとう宗幸チャリティステー
ジ」にて募金活動を行い、売上の一部と合わせ義援金として寄付いたしました。
生活福祉活動
介護保険事業
介護・介助の必要な方が住み慣れた地域で安心して暮らせる様に、JA の取り組んでいる居宅
支援・訪問介護・福祉用具のサービス事業を提供し、少しでも介護負担の軽減になる様お手伝い
を行ってまいりました。
デイサービス「愛遊」では、快適な入浴をお楽しみいただき、機能訓練や体操で健康管理を行
い、また自分達で育てた野菜や、愛菜館の新鮮な野菜を給食に提供し、大変好評をいただいて
おります。
高齢者生活支援事業
元気な高齢者に、心地良く安心感を高めながら健康づくりの活動として地域と共にふれあい講
演会を行い支援してまいりました。
また、介護保険を使えない手助けが必要とする方へ生活支援のお手伝いを行いました。
介護ショップ
豊富な介護用品・福祉用具を揃えて、介護・介助サービスを受けられる方が必要とされる品を
安心満足頂ける真心を込めた店作りに努めてまいりました。
金融事業
組合員・利用者の皆様に信頼され選ばれる地域密着型の金融機関を目指し、顧客満足度の向
上実践とともに「農業メインバンク機能の強化」と「生活メインバンク機能の強化」を目指した事業を
展開してまいりました。
貯 金
安定的な調達基盤である個人貯金の純増を図るため、各種キャンペーンの展開と年金受給口
座・給与振込口座の取扱拡大に努めてまいりました。また、新たに特別企画大型定期積金、「夢
叶(ゆめかなう)」の取扱いを開始しました。
さらに、ICキャッシュカードのセキュリティー向上に向けた新システム移行に伴い、ATMの更新
工事を実施しました。
融 資
東日本大震災に起因した原発事故に伴う放射性セシウム問題で影響を受けた畜産農家への
対策として「畜産経営安定緊急対策資金」を創設し、畜産経営の維持・継続のための資金需要に
対応いたしました。また、JAバンク農業支援事業による利子助成の活用・食農教育応援事業の取
組みにより、地域農業の振興に努めてまいりました。
さらに、組合員・地域住民を対象とした各種キャンペーンを展開し、低利で魅力ある融資商品
を提供するとともに、ローンセンターを中心として住宅ローン商品の取扱拡大に取り組みました。
共済事業
東日本大震災の発生に伴い組合員・利用者に安心を提供するため、建物を中心に保障点検
を行い、地震と自然災害に強い建更「むてき」の積極的な普及活動と「ひと・いえ・くるま」の総合
保障の充実に取り組みました。
また、交通事故処理については、『年中無休 24 時間事故受付体制』を継続し、迅速な事故処
理と無料法律相談の定期的な開催より、組合員サ―ビスに努めてまいりました。
教育広報活動
食と農、おきたまの豊かな自然環境を次世代につなぐ活動として、管内の小学3年生から6年
生を対象に農業体験学校である第9回JAアグリスクール「ちゃぐりんキッズクラブ」の開校、子ども
雑誌「ちゃぐりん」の管内小学校への寄贈などを実施しました。さらに、小学生に農業への関心を
深めてもらおうと農業や農作業風景などを題材にした絵画コンクールを開催し、管内の小学生児
童から308点の作品を応募いただきました。
広報活動では、JA広報誌「みらくる」の毎月発行とホームページを活用した農産物の直売、JA
分譲団地の紹介などタイムリーな各種情報を提供し、農業やJA事業について内外へ広くPR活動
を展開しました。
また、地域の環境美化運動として、今年度も役職員による一斉清掃ボランティア活動を全地区
で取り組みました。
生活文化活動
JA女性部は、食と農を守る活動として地産地消を踏まえた米粉や地元野菜を使用した料理教
室や、安全・安心なエーコープマーク商品の共同購入、健康管理運動としての脳検診・人間ドッ
クの推進、家庭でできるエコライフ運動の実践、フレッシュミズ・ゴールドレディ研修会など世代別
の活動を実施しました。
また、女性のつどいでは、経済アナリストの森永卓郎氏を招き「不況に負けない!家計防衛術」
と称した女性ならではの時代を反映した講演会を開催しました。
「東日本大震災」においては、支援募金活動を展開し義援金を被災地に届け絆の大切さを再
確認しました。
経営管理
1.中期経営計画 2011 の実践
平成 23 年度からの中期経営計画実践初年度において資産健全化計画の他、事業別戦略の
実践により計画以上の剰余金を確保することができ財務の健全化を図りました。
2.コンプライアンス経営
職員教育研修においてコンプライアンス研修を強化し職員の意識改革を図るともに、リスク管
理や内部統制の確立により不祥事の未然防止に努め、組合員・利用者の皆様の信頼性確保に
努めました。
組合が対処すべき重要な課題
1.おきたま農業の振興
TPP参加交渉問題をはじめ福島原発事故の風評被害などの厳しい農業情勢を抱えている中、
昨年樹立したおきたま農業振興計画を継続実践し、農業所得の向上と農畜産物のブランド化を
目指し、おきたま農業を振興します。
2.経営基盤の充実
農業者の減少や組合員の高齢化問題は地域農業やJA事業運営に影響を与え、今後も継続す
ることが見込まれることから、事業運営の基盤となる組合員組織基盤・財務基盤を充実し、経営の
健全性の確保を図ります。
3.リスク管理態勢の構築とコンプライアンス経営
組合員・利用者の皆様から一層の信頼性を確保するため、内部統制とリスク管理態勢の構築
によるコンプライアンス経営を第一義とし、JAの社会的信頼を高めます。
4.子会社・関連会社・出資法人の経営管理強化
JA 子会社・関連会社・外部出資法人等の経営管理機能を強化し健全経営に努めます。特に
子会社・関連会社は将来的な事業戦略を見据え、財務基盤を一層充実します。
5.事業活動のトピックス(平成23年度)
4月
4月1日
辞令交付式、棚卸監査
4月5日
長井西根農対米消費拡大へ弁当箱寄贈
4月7日
米沢牛枝肉共励会
4 月 16 日
JA 女性部通常総会
4 月 26 日
稲作振興会総会
5月
5月7日
事業目標必達大会・職員全体研修会
5月7日
JAアグリスクール「ちゃぐりんキッズクラブ」開校式
5 月 16 日
ハウスさくらんぼ出荷協議会
5 月 29 日
米沢田んぼアート田植え体験
6月
6月3日
生産者組織協議会全体会
6月4日
第 31 回米沢牛肉まつり
6 月 17 日
第 17 回通常総代会、監事会
6 月 21 日
農産物盗難防止パトロール出発式
6 月 25 日
南陽市農業祭「さくらんぼまつり」
7月
7月1日
米生産販売レディー倶楽部員委嘱状交付式
7 月 10 日
さとう宗幸チャリティーステージ
7 月 20 日
義援金贈呈(山形メディアタワー)
7 月 20 日
年金友の会第 18 回ゲートボール大会
7 月 28 日∼8 月 6 日
第 19 回わんぱく夢冒険
8月
8月2日
ぶどうナイター(ナゴヤドーム)
8 月 22 日
平成 23 年産米全量集荷販売推進大会
8 月 28 日
JA 共済アンパンマン交通安全キャラバン
8 月 25 日∼9 月15 日
夏季組合員座談会
9月
9月1日
山形おきたま米沢牛で美味回廊セレモニー
9月4日
JA 青年部ソフトバレー大会
9月5日
シャインマスカット出荷目ぞろえ会
9 月 18 日
米沢上杉まつり「川中島合戦」
9 月 26 日
宇宙雑穀刈り取り
10月
10 月 1 日
JAアグリスクール「ちゃぐりんキッズクラブ」稲刈り、野菜収穫体験
10 月 9 日
米沢田んぼアート稲刈り体験
10 月 22 日
第 16 回おきたまフラワーショー
10 月 26 日
北海道・東北地区 JA 代表者要請集会、日本の食を守る全国決起集会
11月
11 月 4 日
JA 青年部TPP参加反対街頭運動(米沢・白鷹)
11 月 7 日
TPP交渉参加阻止山形県民総決起集会
11 月 8 日
TPPから日本の食と暮らし・いのちを守る国民集会
11 月 10 日∼11 日
管内3市5町にカーブミラー贈呈
11 月 12 日∼13 日
農機・生活フェア
12月
12 月 1 日
米沢牛枝肉共進会
12 月 16 日
やすらぎおきたま米沢ホール安全祈願祭
12 月 17 日
JA 山形おきたま絵画コンクール表彰式
12 月 19 日
JA 青年部:常勤役員との交流会
12 月 27 日
米沢警察署表彰式
1月
1月4日
年賀式
1 月 12 日
米沢牛枝肉市場初セリ
1 月 19 日
購買窓口接客コンクール
2月
2月2日
長期共済目標達成大会
2月4日
稲作振興共励会
2 月 20 日
山形おきたま米産地交流会
2 月 22 日∼3 月9日
冬季組合員座談会
3月
3月6日
置賜子牛市場
3月6日
山形県JA園芸振興協議会研修会
3 月 10 日
長井地区農政学習会
6.農業振興活動(リレバン)
1、 おきたま農業振興計画の取り組み
通常総代会で決定した「おきたま農業振興計画」の初年度に取り組みました。
3 月 11 日に発生した東日本大震災と原発事故は、景気の停滞とともに放射性物質
の食に対する不安を招き、その影響は福島県だけにとどまらず牛肉の風評被害によ
る取引単価の減少と嗜好品に対する消費者の買え控えにより、年間取扱計画 20,364
百万円に対し 20,250 百万円と計画を下回る実績となりました。
部門別には、米の流通環境の好転から取引単価が上昇したものの、原発事故以降
の燃油不足等による果実・花卉の出荷時期の遅れと買え控えによる単価安、稲わら
問題以降の肉牛価格の低迷と酪農家の廃業等が主な要因です。
水田農業においては、農業者戸別所得補償が本格的に実施され「意欲ある農業
者」への幅広い支援が行われるなか、「規模拡大加算」を活用した農地集積円滑化
事業による担い手への農地集積を図りました。
また、米価の維持と安定供給を図る米の計画生産は、達成に向けた予算措置や組
織的な取り組みに対する助成など安定経営に向けた支援を実施しました。
更に、日本の仕組みが変わる「TPP交渉参加」に対しては、農業者はもとより
他業種および消費者と連携を取り意志の結集を図りながら、将来的な農業に対する
青写真が描かれていないため断固反対運動を展開しました。
2、営農全般
①多様な担い手への支援
担い手への農地の面的集積を目指す「農地利用集積円滑化事業」は、農業委員会
と連携し2年目の取組みを行い、初年度の約 2 倍となる 93haを 101 名の農業者に
集積しました。
また、24 年度から施行される国の青年就農給付金を活用した支援策の策定ととも
に、農業者の高齢化に伴う重作業の計画的な受委託制度を確立するため部門の垣根
を越えたプロジェクトを組成し検討しました。
更に、認定農業者等を対象とした水田経営所得安定対策は、申請者の労力軽減を
目指しJA代行申請・代理受領を実施しました。
②農業法人・集落営農組織の取り組み
農業法人は、日頃のJA事業との結びつきの中で連携強化を図り経営内容を把握
するとともに、一部の法人に対し経営および経理の直接支援を実施しました。
また、集落営農組織は、「ぐるみ型」の 3 組織において利益の構成員配分を含め
た受託経理を実施しました。
③農産物安全・安心プランの取り組み
JA山形おきたま農産物安全・安心プランに基づき、おきたま分析センターによ
る農薬残留分析を行った結果、全ての農産物に異常値は検出されず「安全」を証明
しながら流通しました。
④水田農業政策への対応
JAとして、米の計画生産の取り組み方針を決定し、市町と連携した誘導と宮城
県との県間調整を行いつつ、着実な実践に向け「面積調整」「生産集団育成」等の
地域の特性を生かした助成を実施した結果、生産数量目標をほぼ達成しました。
また、組織的な取り組みによる土地利用型作物関連機械導入に対する助成や、飼
料用米の用途確保と畜産農家の自給飼料確保に向けて、JA所有の籾殻粉砕機を活
用した膨軟化サイレージの試行的取り組みを展開しました。
⑤農政対策の取り組み
国はTPP交渉参加に対し前のめりの状況にあり、県・全国段階と一体となって
交渉参加阻止集会やアピール活動を実施するとともに、独自活動として消費者に対
する理解促進活動や学習会・マグネットステッカー配布による啓蒙活動を展開しま
した。
また、放射性物質問題に端を発した牛肉の風評被害については、東電に対する損
害賠償を請求するため県協議会との連携を強化しながら賠償請求を行いました。
更に、青年部が主体となる食農教育活動への支援を実施しました。
7.地域貢献情報(リレバン)
当JAは、地域のみなさまに愛される金融機関として、各種貯金や好評を得ている
「わんぱく夢冒険」「夢計画」「湯遊の旅」などの企画型定期積金、住宅ローンをは
じめとする各種低利ローン、公共事業にかかる融資などを通じ地域の振興発展へ積極
的に貢献すべく、多様な金融サービスを提供しております。さらに総合JAの利点を
生かし、信用事業をはじめ共済事業や購買・販売などの経済事業、指導事業などの事
業展開で組合員のみならず、地域のみなさまの多様なニーズに似合ったサービス提供
に努め、社会的・公共的役割を果たしてまいりたいと考えております。
また、JAの第一義的な使命である管内農業の振興と発展を目指すべく、実践2年
目となる「おきたま農業振興計画」の着実な取り組みにより、農業所得増大と農業・農
村の活性化を図り、安定的な食糧の生産・供給、地域社会の伝統と風土保全、治山・
治水などの地域環境保全の役割を果たしてまいります。
地域のみなさまの安全・安心な暮らしを守るため「JA地域みまもり隊」を設置
し、日々の渉外活動を通じて子どもたちや高齢者の方への声がけや危険箇所の発見
と通報、大切な農産物を盗難から守るための青色回転灯装備車輌によるパトロール
など、事故や犯罪を未然に防ぐ活動に取り組んでおります。さらに交通事故のない
地域づくりのため、当JA管内の3市5町へ毎年カーブミラーの寄贈を継続してお
ります。
開校から10年目を迎えたアグリスクール「ちゃぐりんキッズクラブ」は、農業
体験教室として管内の小学生が農産物を「栽培・収穫・食べる」体験を通じ、食や
農業の大切さを学ぶとともに豊かな自然や誇るべき文化など、管内をまるごと学習
することで置賜地域の素晴らしさを再認識し、郷土愛を養うために活動しておりま
す。
また、地域の環境美化に努めるため役職員による清掃ボランティアを年2回実施。
絵画コンクールの主催や地域社会におけるさまざまな行事・イベントへも積極的に参
画し、地域のみなさまとのふれあい・絆づくりを通じ、地域社会発展への一助となる
よう活動を展開してまいります。
8.リスク管理の状況(法定)
◇リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全
性の高い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。
このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応
すべく、認識すべきリスクの種類や管理体制と仕組みなど、リスク管理の体系整
備をはかり、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じ
てリスク管理体制の充実・強化に努めています。
①
信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バラン
スを含む。)の価値が減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことで
す。当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針
を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店金融部に審査相談課
を設置し各支店と連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたって
は、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担
保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引に
おいて資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行ってい
ます。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り
組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「債権の償却
・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変
動により、資産・負債(オフ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリス
ク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主
に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴
い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在している
中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいま
す。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減
少するリスクのことです。
当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコント
ロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財
務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負
債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財
務構造の構築に努めています。
とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分
析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事
会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的
に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。金融部貯金課は、
理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有
価証券の売買やリスクヘッジを行っています。金融部貯金課が行った取引につい
ては管理部管理課が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク
量の測定を行い経営層に報告しています。
③ 流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必
要な資金確保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀
なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等に
より市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を
余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画
を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクにつ
いては、投資判断を行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性
(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システ
ムが不適切であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。当
JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リス
ク及び流動性リスク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務な
どについて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリスクと定義してい
ます。事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続を整備し、定期検査
等を実施するとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握す
る体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよ
う努めています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こす
ことにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化
や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備す
るとともに、自主検査・自店検査を実施し事務リスクの削減に努めています。ま
た、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るととも
に、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピューターシステムのダウン又は誤作動等、システ
ムの不備に伴い金融機関が損失を被るリスク、さらにコンピューターが不正に使
用されることにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、コン
ピューターシステムの安定稼働のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、
システムの万一の災害・障害等に備え、「不測事態対応計画」を策定していま
す。
⑦金融円滑化にかかる基本的方針
農業者の協同組織金融機関として,「健全な事業を営む農業者をはじめとする
地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を,「当組合の
最も重要な役割のひとつ」として位置付け,当組合の担う公共性と社会的責任を
強く認識し,その適切な業務の遂行に向け,方針を定め,取り組んでまいりま
す。
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社
会の厳しい批判に鑑みれば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等
を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます重要になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして
位置づけ、この徹底こそが不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に
繋がるとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。
〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、経営管理委員会会
長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置するとともに、コンプライアン
スの推進・徹底を行うため、本店管理部にコプライアンス課を設置しています。
基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュア
ル」を策定し、研修会を行い全役職員に徹底しています。
コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統
括部署として管理部コプライアンス課を設置し、その進捗管理を行っています。
◇内部監査体制
当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわた
る管理及び各部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点か
ら検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に
努めています。
また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、中期及び年度の内
部監査計画に基づき実施しています。監査結果は代表理事理事長及び監事に報告
したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取組み状況をフォロ
ーアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会・経営役員会に報
告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理
事理事長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。
9.自己資本の状況(法定)
◇自己資本比率の状況
当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズ
に応えるため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部
留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化等に取り組んだ結果、平
成24年3月末における自己資本比率は、13.96%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当JAの自己資本は、組合員の出資によっています。
○
出資による資本調達額
5,551 百万円(前年度 5,644 百万円)
当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な
自己資本比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リス
クの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、
内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
10.主な事業の内容(法定)
(1)主な事業の内容
〔信用事業〕
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行
っています。この信用事業は、JA・農林中金という2段階の組織が有機的に結び
つき、「JAバンク」として大きな力を発揮しています。
◇貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預
かりしています。普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各
種貯金を目的・期間・金額にあわせてご利用いただいています。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け
取り、給与振込等もご利用いただけます。
◇貸出業務
農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、
組合員の皆さまの生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金
や、地方公共団体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金
を貸し出し、農業の振興はもとより、地域社会の発展のために貢献しています。
さらに、農林漁業金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人
向けローンも取り扱っています。
◇為替業務
全国のJA・信連・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店
舗と為替網で結び、当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送
金や手形・小切手等の取立が安全・確実・迅速にできます。
◇その他の業務及びサービス
当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、
各種自動支払や事業主のみなさまのための給与振込サービス、自動集金サービス
など取り扱っています。
また、国債(利付・割引国庫債券)の窓口販売の取り扱い、国債の保護預か
り、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、信用金庫などでも現金引き出しので
きるキャッシュサービスなど、いろいろなサービスに努めています。
〔共済事業〕
JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の
皆様の生命・傷害・家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業
実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで
必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。
JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開し
ています。
〔農業関連事業〕
◇販売事業
生産者から消費者へ新鮮で安全・安心な農畜産物をお届けする事業を行っていま
す。生産者が生産した農畜産物を市場に出荷するほか、当JA管内において生産さ
れた米、野菜、果樹等から特に選りすぐったものを「おきたまブランド」として認
証しています。また、「地産地消」の取組みとして、直売所「愛菜館」を管内7ヶ
所に開設し、消費者に直接、農家が持ち寄った地元でとれた農産物の提供を行って
います。
◇購買事業
グリーンセンター(生産資材店舗)では、農産物の種、苗、肥料、農薬、農具、
園芸資材等を販売しています。米や野菜等を出荷している農家向けの品物だけでは
なく、家庭菜園向けの品物も取り揃えています。店舗に営農指導員が野菜づくりの
アドバイスも行っています。
〔営農・生活相談事業〕
◇営農指導相談
◇くらしの相談
◇健康づくり
(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的
制度である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフ
ティネットで守られています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成す
るグループの名称です。組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関とし
てご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金
融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営しています。
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業推進」を
2つの柱としています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するため
の仕組みです。JAバンク法(農林中央金庫及び特定農業協同組合等による信用
事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、
JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳し
いJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備
など)を設定しています。
また、JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより適切
な経営改善指導を行います。
◇「一体的な事業推進」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提
案力の強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等
の一体的な事業推進の取組みをしています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった
場合などに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩
序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入
する「預金保険制度」と同様な制度です。
《主な貯金商品》
商
商
品
種
品
内
容
類
預け入れ金額
預け入れ期間
特
徴
座
貯
金
1 円以上
制限なし
・会社や個人事業主の皆様の手形、小切手の決済口座用
普
通
貯
金
1 円以上
制限なし
・給与や年金等の自動受取や公共料金の自動支払口座用
・キャッシュカードでのお取引や、サイフ代わりに安全・確実
な口座
普通貯金無利息型
( 決 済 用 )
1 円以上
制限なし
・無利息
・貯金保険制度により、全額保護
納 税 準 備 貯 金
1 円以上
制限なし
・納税資金の準備口座
貯
蓄
貯
金
1 円以上
制限なし
・一時的に有効に預け入れる商品として、金利も普通貯金より
有利な貯蓄性商品
通
知
貯
金
5 万円以上
7 日以上
・一週間後にご自由に解約可能な貯金
定
期
積
金
1 回当りの
最低掛金額
1,000 円以上
最低 6 ヶ月
最 長 5 年
期 日 指 定 定 期
300 万円未満
1 年以上
3 年以下
・個人の方だけにご利用いただける 1 年複利定期。1 年の据置
期間経過後は、解約日を指定すると解約可能な貯金
ス ー パ ー 定 期
1 円以上
定
型
1.3.6カ月物
1∼5年物
期日指定型
・1 ヵ月から 5 年までの預け入れ期間が選択できる定期貯金
・3 年もの、4 年もの、5 年ものの複利型は半年複利の高利回り
商品
当
当
座
性
貯
金
定 期 積 金
・集金付のお客様の資産形成をお手伝いする便利な貯蓄商品
・教育、住宅、旅行等の準備資金
定
期
性
大
口
定
期
同
上
・1,000 万円以上のお預入れの高利回り定期貯金
変 動 金 利 定 期
1 円以上
3
年
・ご契約日から半年毎に、金利が自動的に見直される便利な定
期貯金
・預け入れ期間は 3 年のみ
譲 渡 性 貯 金
( N C D )
1,000 万円以上
総
・普通貯金と定期貯金を 1 冊の通帳にセットした、便利で有利な商品
・普通貯金の残高が不足しても定期貯金の 90%(最高 200 万円)まで自動的にご融資
貯
1,000 万円以上
金
組 み 合 せ 商 品
合
口
座
7 日 以 上
5 年 以 下
・1,000 万円以上のお預入れには、高利回りな商品
・期間内に他に譲渡し換金できる
積 立 式 定 期
・毎月一定額をスーパー定期や期日指定定期貯金としてお預かりし、契約期間満了後に一括して
受取できる商品
財
・毎月の給料(ボーナス)から一定額を天引きで積み立てる勤労者向けの有利な貯蓄商品
・種類は「一般」、「年金」、「住宅」の 3 種類があり、「年金」と「住宅」は利子非課税制度
(1 人 550 万円まで)の適用を受けることができます。
形
貯
金
《貸出商品一覧表》
ローンの種類
住
宅
ロ
ー
融資限度額
ン
5,000 万円
資
金
の
内
容
・住宅の新築、購入、増改築、宅地の購入資金、他金融機関からの借換
・変動金利と固定金利があり最長 35 年
・但他金融機関からの借換については最長 32 年返済
・住宅の増改築、改装、補修のほか幅広い住宅資金
・変動金利型と固定金利型があり、最長 10 年 6 ヵ月返済
リフォームローン
500 万円
賃 貸 住 宅 ロ ー ン
4 億円
・賃貸住宅等の建設、増改築、補修資金
・変動金利型と固定金利型があり、最長 30 年返済
ン
500 万円
・大学、短大、高校等の進学に要する一切の資金
マ イ カ ー ロ ー ン
500 万円
・自動車購入等の自動車関連資金
生
金
300 万円
・資金使途が自由な生活関連資金(正組合員の場合は 500 万以内)
ン
500 万円
・肥料代、飼料代等の営農に必要な一切の資金
・一定の極度額を設定し、その範囲内で随時貸越
カ ー ド ロ ー ン
50 万円
スーパーカードローン
200 万円
・生活に要する一切の資金
・一定の極度額を設定し、その範囲内で随時貸越、約款返済方式
フ リ ー ロ ー ン
300 万円
・生活又は事業に必要な資金
農 業 近 代 化 資 金
個人 1,800 万円
法 人 2 億 円
JA農機ハウスローン
1,800 万円
アグリスーパー資金
貸付規則の範囲内
担い手応援ローン
1,000 万円
教
営
事
育
ロ
活
農
業
ー
資
ロ
ー
資
金
・農舎、農機具、家畜購入等の幅広い農業関連資金
・国、県の利子補給がある低利資金で、最長 15 年返済
・農業機械・ハウス施設等の取得資金及び他金融機関の農機具ローンの借換え
資金
・(個人)農業生産に直結する運転資金
・(法人等)農業経営に必要な運転資金
当座貸越
事業費の範囲内
・事業運転資金等短期返済の一般資金、設備資金等の長期返済の一般資金
アグリマイティ資金
貸付規則の範囲内
・組合員・農業業者等が行う、地域農業及び農村地域の発展に資する資金
ス ー パ ー S 資 金
個人
法人
・農業経営改善計画の達成に必要な運転資金(認定農業者に限定)
500 万円
2,000 万円
これらの他、日本政策金融公庫(農林水産事業)(国民生活事業)の融資、住宅金融支援機構の融資の取り次ぎ、農業改良資
金・就農支援資金の貸付の実行・償還等、幅広く融資業務を行っています。
《手数料一覧表》
<為替手数料>
【窓口扱い】
・振込手数料
3 万円未満
1 件につき
210 円
3 万円以上
1 件につき
420 円
3 万円未満
1 件につき
525 円
3 万円以上
1 件につき
735 円
3 万円未満
1 件につき
420 円
3 万円以上
1 件につき
630 円
1 件につき
420 円
1 件につき
630 円
1 通につき
420 円
普通扱い
1 通につき
630 円
至急扱い
1 通につき
840 円
当JA本支店あてのもの
電信扱い
他金融機関あてのもの
文書扱い
・送金手数料
当JA本支店あてのもの
他金融機関あてのもの
普通扱い(送金小切手)
・代金取立手数料
当JA本支店あてのもの
他金融機関あてのもの
・その他手数料
送金・振込の組戻料
1 件につき
630 円
取立手形組戻料
1 通につき
630 円
取立手形店頭掲示料
1 通につき
630 円(ただし、630 円を超える実費を要する場合は、その実費)
不渡手形返却料
1 通につき
630 円
【定時定額自動振替・振込扱い】
・振込手数料
3 万円未満
1 件につき
105 円
3 万円以上
1 件につき
315 円
3 万円未満
1 件につき
420 円
3 万円以上
1 件につき
630 円
3 万円未満
1 件につき
105 円
3 万円以上
1 件につき
315 円
3 万円未満
1 件につき
105 円
3 万円以上
1 件につき
315 円
3 万円未満
1 件につき
420 円
3 万円以上
1 件につき
630 円
系統金融機関あてのもの
他金融機関あてのもの
・振替手数料
当JA本支店あてのもの
【インターネットバンキング扱い(ATM も含む)】
・振込手数料
当JA本支店あてのもの
他金融機関あてのもの
<貯金業務手数料>
・再発行手数料
貯金通帳
1 冊につき
1,050 円
貯金証書
1 通につき
1,050 円
キャッシュカード
1 枚につき
1,050 円
・貯金残高証明書
1 枚につき
315 円
・取引履歴明細表
1 件につき
525 円
小切手帳
1 冊につき
630 円
約束手形・為替手形
1 冊につき
840 円
自己宛小切手
1 枚につき
525 円
マル専手形
1 枚につき
525 円
・手形等用紙代
・マル専当座貯金口座開設
1 口座開設につき
3,150 円
・口座振替・払込手数料
1 件につき個別契約による
・窓口収納手数料
1 件につき個別契約による
・同一店内振込手数料
窓口処理
3 万円未満
1 件につき 105 円
自動化機器処理
金額にかかわらず
インターネットバンキング処理
無料
3 万円以上
1 件につき 105 円
・その他手数料
受益証券販売・解約手数
料
目論見書の定めによる
・両替手数料
1 枚∼ 300 枚
無料
301 枚∼ 500 枚
210 円
501 枚∼1000 枚
315 円
1001 枚∼
525 円
<貸出業務手数料>
・貸出残高証明書
1 通につき
315 円
・取引履歴明細表
1 件につき
525 円
・融資証明書
1 通につき
3,150 円
・貸付金条件変更(住宅ローンのみ)
1 件につき
5,250 円
1 償還につき
3,150 円
3 年未満
3,150 円
3∼5 年未満
2,100 円
5∼7 年未満
1,050 円
・貸出金繰上償還(住宅ローンのみ)
一部繰上償還
全額繰上償還
7 年以上経過
無料
固定変動金利選択型住宅ローンの固定金利選択
1 件につき
5,250 円
固定金利期間中一部繰上償還
1 件につき
21,000 円
固定金利期間中全額繰上償還
1 件につき
31,500 円
1 件につき 315 円
【経営資料】
Ⅰ
決算の状況
1.貸借対照表(法定)
科
( 資 産 の 部
1 信用事業資産
(1) 現金
(2) 預金
系統預金
系統外預金
(3) 有価証券
国債
地方債
政府保証債
金融債
社債
財投機関債
(4) 貸出金
(5) その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6) 債務保証見返
(7) 貸倒引当金
2 共済事業資産
(1) 共済貸付金
(2) 共済未収利息
(3) 貸倒引当金
3 経済事業資産
(1) 受取手形
(2) 経済事業未収金
(3) 経済受託債権
(4) 棚卸資産
購買品
宅地等
その他の棚卸資産
(5) その他の経済事業資産
(6) 貸倒引当金
4 雑資産
5 固定資産
(1) 有形固定資産
建物
機械装置
その他有形固定資産
土地
減価償却累計額
(2) 無形固定資産
6 外部出資
(1) 外部出資
系統出資
系統外出資
子会社等出資
(2) 外部出資等損失引当金
7 繰延税金資産
資産の部合計
目
22年度
(平成23年3月31日)
(単位:百万円)
23年度
(平成24年3月31日)
)
116,494
966
55,669
54,719
950
6,447
3,100
699
0
1,400
506
742
55,098
196
176
20
33
△1,915
1,414
1,393
28
△7
6,502
0
2,121
1,933
1,606
1,324
222
60
1,130
△288
55
9,601
9,517
11,416
3,195
3,190
5,608
△13,892
84
7,287
7,323
6,230
940
153
△36
531
141,884
115,130
956
58,078
57,078
1,000
6,007
2,456
693
0
1,400
504
954
51,631
240
211
29
33
△1,815
1,377
1,349
28
0
7,067
0
2,320
2,683
1,750
1,448
129
173
562
△248
70
9,300
9,230
11,254
3,187
3,245
5,551
△14,007
70
8,866
8,901
7,794
958
149
△35
473
142,283
科
目
( 負 債 の 部 )
1 信用事業負債
(1) 貯金
(2) 借入金
(3) その他の信用事業負債
未払費用
その他の負債
(4) 債務保証
2 共済事業負債
(1) 共済借入金
(2) 共済資金
(3) 共済未払利息
(4) 未経過共済付加収入
(5) 共済未払費用
3 経済事業負債
(1) 経済事業未払金
(2) 経済受託債務
(3) その他の経済事業負債
4 設備借入金
5 雑負債
(1) 未払法人税
(2) 資産除去債務
(3) その他の負債
6 諸引当金
(1) 賞与引当金
(2) 退職給付引当金
(3) 役員退任給与引当金
(4) その他引当金
7 再評価に係る繰延税金負債
負債の部合計
( 純 資 産 の 部 )
1 組合員資本
(1) 出資金
(2) 資本準備金
(3) 利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
特別積立金
目的積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
(4) 処分未済持分
2 評価・換算差額等
(1) その他有価証券評価差額金
(2) 土地再評価差額金
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
22年度
(平成23年3月31日)
(単位:百万円)
23年度
(平成24年3月31日)
124,888
122,810
1,443
602
165
437
33
2,441
1,383
425
18
613
2
1,791
843
777
171
66
557
123
130
304
2,000
126
1,841
31
2
1,125
132,868
124,563
122,797
1,302
431
126
305
33
2,455
1,339
508
17
588
3
2,148
956
1,048
144
55
655
131
131
393
2,045
149
1,854
40
2
989
132,910
6,902
5,644
7
1,321
866
455
0
100
355
284
△70
2,114
27
2,087
9,016
141,884
7,104
5,551
7
1,609
966
643
0
300
344
255
△63
2,269
94
2,174
9,373
142,283
2.損益計算書(法定)
科
目
1 事業総利益
(1) 信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2) 信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金戻入額)
(うち貸出金償却)
信用事業総利益
(3) 共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4) 共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
その他の費用
(うち貸倒引当金戻入額)
共済事業総利益
(5) 購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6) 購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
修理サービス費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒損失)
購買事業総利益
(7) 販売事業収益
販売手数料
直売所手数料
その他の収益
(8) 販売事業費用
販売費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
販売事業総利益
(9) 農業倉庫事業収益
(10) 農業倉庫事業費用
農業倉庫事業総利益
(11)利用事業収益
(12)利用事業費用
利用事業総利益
(13)宅地等供給事業収益
(単位:百万円)
23年度
22年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
4,737
1,944
1,798
449
73
1,272
4
49
17
80
575
207
182
7
15
3
10
0
358
0
1
1,369
1,759
1,661
48
50
175
46
79
50
0
1,584
6,534
6,348
79
107
5,887
5,490
341
3
53
8
1
647
952
671
56
225
221
80
141
1
731
365
112
253
963
792
171
111
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
4,717
1,823
1,695
446
74
1,171
4
48
3
77
470
161
140
4
13
4
11
0
298
△66
1
1,353
1,751
1,651
46
54
172
44
83
45
△8
1,579
6,490
6,306
79
105
5,775
5,432
333
4
6
△38
2
715
928
682
61
185
242
73
169
1
686
327
101
226
878
727
151
65
科
目
(14)宅地等供給事業費用
宅地等供給事業総利益
(15)農地保有合理化事業収益
(16)農地保有合理化事業費用
農地保有合理化事業総利益
(17)福祉介護事業収益
(18)福祉介護事業費用
福祉介護事業総利益
(19)農業経営事業収益
(20)農業経営事業費用
農業経営事業総利益
(21)指導事業収入
(22)指導事業支出
指導事業収支差額
2 事業管理費
(1) 人件費
(2) 業務費
(3) 諸税負担金
(4) 施設費
(5) その他事業管理費
(6) 受取子会社事務委託料
事 業
利 益
3 事業外収益
(1) 受取雑利息
(2) 受取出資配当金
(3) 賃貸料
(4) 雑収入
4 事業外費用
(1) 支払雑利息
(2) 寄付金
(3) 雑損失
(4) 貸倒引当金繰入
経 常 利 益
5 特別利益
(1) 貸倒引当金戻入益
(2) 固定資産処分益
(3) 一般補助金
(4) 外部出資等損失引当金戻入
(5) 不祥事損害額回収利益
(6) その他特別収益
6 特別損失
(1) 固定資産処分損
(2) 固定資産圧縮損
(3) 減損損失
(4) 外部出資等損失引当金繰入
(5) その他の特別損失
税引前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期剰余金
前期繰越剰余金
再評価差額金取崩額
当期未処分剰余金
22年度
23年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
124
△13
18
18
0
161
65
96
1
4
△3
65
166
△101
4,328
3,208
147
136
842
13
△18
55
10
30
29
1
150
67
83
2
5
△3
55
142
△87
4,326
3,190
159
135
851
10
△19
409
391
64
0
27
28
9
15
2
0
13
0
458
174
129
2
25
0
3
15
210
16
25
62
2
105
422
127
10
137
285
87
△17
355
121
0
49
28
44
10
1
1
8
0
502
38
0
8
10
0
2
18
112
43
10
45
0
14
428
143
30
173
255
55
34
344
3.注記表(法定)
注記表 平成22年度
農業協同組合法施行規則第 123 条では、以下の項目に区分して、個別注記表を表示するよう求めてい
ます。
また、貸借対照表又は損益計算書の特定の項目に関連する注記については、その関連を明らかにしな
ければなりません。
(1) 継続組合の前提に関する注記
(2) 重要な会計方針に係る事項に関する注記
(3) 貸借対照表に関する注記
(4) 損益計算書に関する注記
(5) 金融商品に関する注記
(6) 有価証券に関する注記
(7) 退職給付に関する注記
(8) 税効果会計に関する注記
(9) 賃貸等不動産に関する注記
(10) 重要な後発事象に関する注記
1.
継続組合の前提に関する注記
記載すべき事項はありません。
2.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 次に掲げるものの評価基準及び評価方法
① 有価証券の評価基準及び評価方法
イ
売買目的の有価証券
:時価法(売却原価は移動平均法により算定)
ロ
満期保有目的の債券
:償却原価法(定額法)
ハ 子会社株式及び
関連会社株式
:移動平均法による原価法
ニ その他有価証券
・時価のあるもの
:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資
産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定)
・時価のないもの
:移動平均法による原価法
② 棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品
売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
宅地等(販売用不動産)
、生物(肉用牛)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
人工授精に係る精液
総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産
建物
イ 平成 10 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 10 年 4 月1日から平成 19 年 3 月 31 日までに取得したもの
旧定額法
ハ 平成 19 年 4 月1日以後に取得したもの
定額法
建物以外
イ 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 19 年 4 月1日以降に取得したもの
定率法
耐用年数及び減価償却率等については、法人税法に規定する方法と同一の基準に
よっています。米沢第 2・川西中央・川西中郡・川西東部・長井・白鷹・飯豊カン
トリーエレベーター、高畠北部・高畠南部・高畠和田・飯豊中津川ライスセンタ
ー、高畠冷蔵庫、エーコープしらたかに係る資産の償却方法は定額法(旧定額法を
含む)を採用しています。
② 無形固定資産
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基づく定
額法により償却しています。
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に
則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)
に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権に
ついては、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込
額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積
ることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金
額を計上しています。
この基準に基づき、当期は貸倒実績率で算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から
独立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っ
ています。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保
の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額と
して債権額から直接減額しており、その金額は 689,046 千円です。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上し
ています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基
づき、当期に発生していると認められる額を計上しています。
なお、会計基準変更時差異 2,319,856 千円については、15 年による按分額を費用処理し
ています。過去勤務債務は、その発生した年度に全額を費用処理しています。
数理計算上の差異についても、発生した年度に全額を費用処理しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し
ています。
⑤ 外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについて
は有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の方法
により、必要と認められる額を計上しています。
⑥ 睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に基
づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上してい
ます。
(4) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引
に係る方法に準じた会計処理によっています。
(5) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)
記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」
で表示しています。
(7)
会計基準の変更に伴う会計方針の変更
当期から「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第 18 号 平成 20 年 3 月 31
日)及び「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 21 号 平
成 20 年 3 月 31 日)を適用しています。
これにより、事業利益は 3,524 千円、経常利益は 3,524 千円、税引前当期利益は 109,00
0 千円それぞれ減少しています。
3.貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額
土地収用法及び補助事業により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額
は 4,388,995 千円であり、その内訳は、次のとおりです。
建物 1,298,236 千円
機械装置
1,703,422 千円
その他の償却資産 1,387,337 千円
(2) リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピューター等事務用機器及び ATM 等(平成
20 年 3 月 31 日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しております。
(3) 担保に供している資産
担保に供されている資産は、JAバンク支援制度に基づく定期預金 12,500,000 千円と
為替決済制度に基づく定期預金 3,100,000 千円と指定金融機関の事務取扱に関する契約書
等に基づく定期預金 7,340 千円、さらに差入保証金 890 千円です。
(4) 子会社等に対する金銭債権・債務の総額
子会社等に対する金銭債権の総額
752,389 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
293,413 千円
(5) 役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額
金銭債権 382,793 千円
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額
金銭債務 0 千円
(6) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 116,210 千円、延滞債権額は 3,772,976 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他
の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上し
なかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」とい
う。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホ
までに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再
建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 171,910 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以
上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 50,425 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金
利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取
決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないもので
す。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
4,111,521 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(7) 「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方
法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の
再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再
評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部
に計上しています。
①
再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
②
再評価を行った土地の当期末における時価が再評価後の帳簿価額を下回る金額
1,267,827 千円
③
同法律第3条3項に定める再評価の方法
4.損益計算書に関する注記
(1) 子会社等との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
① 子会社等との取引よる収益総額
110,513 千円
うち事業取引高
51,985 千円
うち事業取引以外の取引高
58,527 千円
② 子会社等との取引による費用総額
うち事業取引高
うち事業取引以外の取引高
183,987 千円
28,127 千円
155,860 千円
(2) 減損会計に関する注記
①グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、一般資産
並びに共用資産のカントリーエレベーター、ライスセンターについては地区単位で、ま
た、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの
最小単位としています。
本店機能を有する事務所及び農機センター等は、独立したキャッシュ・フローを生み出
さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、
共用資産と認識しています。
②減損損失を認識した資産または資産グループの用途、種類、場所等の概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下の通りです。
地区
物
用
途
種
類
そ の 他
件
高畠
米沢他
旧二井宿取次店
遊休資産
土地及び建物
業務外固定資産
旧米沢南取次店他 5
賃貸用固定資産
土地及び建物
業務外固定資産
遊休資産
土地及び建物
業務外固定資産
施設
米沢他
旧三沢取次店他 14
施設
③減損損失の認識に至った経緯
旧米沢南取次店他 5 資産は賃貸用固定資産として使用されておりますが、使用価値が帳
簿価額まで達しないため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失と認
識しました。
旧二井宿取次店他 15 資産は遊休資産とされ回収可能価額(正味売却価額)で評価し、そ
の差額を減損損失として認識しました。
④減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失
の内訳
高畠
旧二井宿取次店
10,418 千円
(建物 2,138 千円、建物附属 558 千円、
構築物 582 千円、器具備品等 20 千円、
土地 7,120 千円)
米沢他
旧米沢南取次店他 5 施
8,068 千円
設
(建物 4,942 千円、建物附属 1,638 千円、
構築物 359 千円、機械装置 21 千円、
器具備品 59 千円、土地 1,049 千円)
米沢他
旧三沢取次店他 14 施設
43,984 千円
(建物 34,754 千円、建物附属 3,535 千円、
構築物 523 千円、機械装置 702 千円、
器具備品 168 千円、土地 4,302 千円)
⑤回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使
用価値の場合にはその旨及び割引率
イ 賃貸用固定資産の回収可能価額については使用価値を採用しており、適用した割引
率は 5.62%です。
ロ 上記①以外の遊休固定資産の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用してお
り、その時価は公示価格、基準地価、路線価、固定資産税評価額を基礎として算定し
ております。
5.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や
団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債や地方債など
の債券、有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有
価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒
されています。
また、有価証券は、主に債券、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有
しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リス
クに晒されています。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
イ 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定
しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査担当部署を設置し各
支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先の
キャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳
格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の
維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については
管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己
査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
ロ 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロー
ルすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全
性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応
度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努
めています。
市場リスクに係る定量的情報
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当
組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、
預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金で
す。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理
的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定
量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな
る金利が 0.3%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 181,364 千円減少するもの
と把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他
のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影
響が生じる可能性があります。
ハ
資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作
成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、
投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を
把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、
市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま
れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異な
る前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含め
ず③に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
共済貸付金
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
資産計
貯金
借入金
共済借入金
経済事業未払金
負債計
貸借対照表
計上額
55,668,403
1,544,960
4,902,243
55,097,782
△1,909,284
53,188,498
1,392,910
2,121,166
△288,393
1,832,773
1,932,647
120,462,434
122,809,686
1,442,780
1,383,494
843,222
126,479,182
時価
差額
55,585,166
△83,237
1,557,717
4,902,243
12,757
0
54,385,739
1,392,910
1,197,241
0
1,832,773
1,932,647
121,589,195
122,722,579
1,428,156
1,383,494
843,222
126,377,451
0
0
1,126,761
△87,107
△14,624
0
0
△101,731
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
イ 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価
額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
しています。
ロ 有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によ
っています。また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
ハ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先
の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることか
ら当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の
合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から
貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
二 経済事業未収金及び経済受託債権
経済事業未収金及び経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
イ 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみな
しています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッ
シュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
ロ 借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合
の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似している
と考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時
価に代わる金額として算定しています。
ハ 経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しい
ことから、帳簿価額によっています。
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これら
は①の金融商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資
7,322,830
外部出資等損失引当金(*)
△36,031
外部出資等損失引当金控除後
7,286,799
(*) 外部出資に対応する外部出資損失引当金を控除しています。
④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
5,566,403
1 年超
2 年以内
0
2 年超
3 年以内
0
3 年超
4 年以内
0
4 年超
5 年以内
0
15,000
10,000
114,945
10,000
905,015
309,744
1,500
609,411
1,500
210,000
480,000
3,699,798
115,494,321
1,688,614
4,706,087
0
4,124,205
0
3,468,887
0
3,157,914
0
26,226,078
0
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のう
ち満期があるもの
貸出金(*1,2)
経済事業未収金(*3)
5 年超
0
合計
18,829,449 4,831,032 5,338,964 4,093,298 3,382,914
30,405,875
(*1) 貸出金のうち、当座貸越 4,471,251 千円については「1 年以内」に含めています。また、期限
のない劣後特約付ローンについては「5 年超」に含めています。
(*2) 貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 1,865,179 千円は償還の
予定が見込まれないため、含めていません。
(*3) 経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 432,552 千円は償還の予定が
見込まれないため、含めていません。
⑤
借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超
2 年以内
5,126,773
2 年超
3 年以内
4,138,385
3 年超
4 年以内
893,379
4 年超
5 年以内
227,860
5 年超
貯金(*1,
109,083,998
2)
借入金
158,762
153,201
146,251
145,648
132,412
合計
109,242,760
5,279,974
4,284,636
1,039,027
360,272
(*1) 貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。
(*2) 貯金のうち、定期積金 3,339,291 千円については含めていません。
0
706,505
706,505
6.有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるも
の
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
貸借対照表
計上額
199,960
0
1,090,000
0
1,289,960
0
時
価
203,971
0
1,124,435
0
1,328,406
0
差
額
4,011
0
34,435
0
38,446
0
計上額を超えない
もの
社債
その他
0
0
255,000
1,544,960
小計
合計
0
0
229,311
1,557,717
0
0
△25,689
12,757
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及び
これらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
又は償却原価
種類
貸借対照表計上額
が取得原価又は償
却原価を超えるも
の
貸借対照表計上額
が取得原価又は償
却原価を超えない
もの
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
地方債
社債
その他
1,195,765
99,979
799,176
699,146
2,794,066
1,689,886
365,000
0
0
2,054,886
4,848,952
小計
合計
貸借対照表計上額
1,220,853
101,930
815,618
742,445
2,880,846
1,679,375
342,021
0
0
2,021,396
4,902,242
差額(*)
25,088
1,951
16,442
43,299
86,780
△10,511
△22,979
0
0
△33,490
53,290
*)上記評価差額から繰延税金負債 26,773 千円を差し引いた額 26,517 千円が、「その
他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2) 当期中に売却した満期保有目的の債券
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3) 当期中に売却したその他有価証券
売却額
国 債
825,759 千円
売却益
17,254 千円
売却損
0 千円
(4) 当期中において、保有目的が変更となった有価証券
当期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
(5) 当期中に減損処理した有価証券
当期中において、減損処理を行った有価証券はありません。
7.退職給付に関する注記
(1)退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度に加え同規程に基づ
き退職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく適格退職年金制度を採用しています。
(2)退職給付債務およびその内訳
退職給付債務
年金資産
会計基準変更時差異の未処理額
△3,747,394 千円
1,132,926 千円
773,285 千円
貸借対照表計上額純額
△1,841,183 千円
退職給付引当金
△1,841,183 千円
※△は貸方項目を示す
(3)退職給付費用の内訳
勤務費用
147,119 千円
利息費用
49,162 千円
期待運用収益
△14,014 千円
数理計算上の費用処理額
会計基準変更時差異の費用処理額
合
計
336 千円
154,657 千円
337,260 千円
(4)退職給付債務等の計算基礎
割引率
1.3%
期待運用収益率
1.4%
退職給付見込額の期間配分法
勤務年数による期間按分方式
会計基準変更時差異の処理年数
15 年
過去勤務債務の処理年数
1年
数理計算上の差異の処理年数
1年
(5)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統
合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 43,624 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 23 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金
の将来見込額は、701,158 千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
651,891 千円
退職給付引当金超過額
559,694 千円
賞与引当金超過額
減損損失
38,773 千円
120,524 千円
資産除去債務
40,506 千円
外部出資等損失引当金
10,674 千円
貸出金不計上未収利息
12,638 千円
その他
36,013 千円
繰延税金資産小計
1,470,713 千円
評価性引当額
△911,019 千円
繰延税金資産合計(A)
559,694 千円
繰延税金負債
全農出資金
△2,149 千円
その他有価証券評価差額金
△26,773 千円
繰延税金負債合計(B)
△28,922 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
530,772 千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
30.85%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
2.22%
△0.97%
4.67%
法人税の特別控除
△0.94%
評価性引当額の増減
△4.93%
その他
1.61%
税効果会計適用後の法人税の負担率
32.52%
9. 賃貸等不動産に関する注記
(1) 賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合では、置賜地域3市5町において保有する旧支店・施設を賃貸の用に供していま
す。
(2) 賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
868,649
918,502
(注1)
貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)
当期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合で算定
した金額です。また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としてい
ます。
10.重要な後発事象に関する注記
該当する事項はありません。
注記表 平成23年度
農業協同組合法施行規則第 123 条では、以下の項目に区分して、個別注記表を表示するよう求め
ています。
また、貸借対照表又は損益計算書の特定の項目に関連する注記については、その関連を明らかに
しなければなりません。
(1) 重要な会計方針に係る事項に関する注記
(2) 貸借対照表に関する注記
(3) 損益計算書に関する注記
(4) 金融商品に関する注記
(5) 有価証券に関する注記
(6) 退職給付に関する注記
(7) 税効果会計に関する注記
(8) 賃貸等不動産に関する注記
1.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 次に掲げるものの評価基準及び評価方法
① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法
イ
売買目的の有価証券
:時価法(売却原価は移動平均法により算定)
ロ
満期保有目的の債券
:償却原価法(定額法)
ハ 子会社株式及び
関連会社株式
:移動平均法による原価法
ニ その他有価証券
・時価のあるもの
:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資
産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定)
・時価のないもの
:移動平均法による原価法
② 棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品
売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
宅地等(販売用不動産)
、生物(肉用牛)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
人工授精精液
総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) 固定資産の減価償却の方法
③ 有形固定資産(リース資産を除く)
建物(建物附属設備を除く)
イ 平成 10 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 10 年 4 月1日から平成 19 年 3 月 31 日までに取得したもの
旧定額法
ハ 平成 19 年 4 月1日以後に取得したもの
定額法
建物以外(建物附属設備を除く)
イ 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 19 年 4 月1日以降に取得したもの
定率法
耐用年数及び減価償却率等については、法人税法に規定する方法と同一の基準に
よっています。米沢第 2・川西中央・川西中郡・川西東部・長井・白鷹・飯豊カン
トリーエレベーター、高畠北部・高畠南部・高畠和田・飯豊中津川ライスセンタ
ー、高畠冷蔵庫、エーコープしらたかに係る資産の償却方法は定額法(旧定額法を
含む)を採用しています。
④
無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合における利用可能期間(5年)に基
づく定額法により償却しています。
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当
基準に則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」とい
う。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に
係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担
保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上していま
す。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に
見積ることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担
保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引き当て
ています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多
い金額を計上しています。
この基準に基づき、当期は租税特別措置法第 57 条の 10 により算定した金額に基づき計
上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署
から独立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の
引当を行っています。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保
の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額と
して債権額から直接減額しており、その金額は 668,718 千円です。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上し
ています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に
基づき、当期に発生していると認められる額を計上しています。
なお、会計基準変更時差異 2,319,856 千円については、15 年による按分額を費用処理
しています。過去勤務債務は、その発生した年度に全額を費用処理しています。なお、
確定給付年金制度への移行に伴い過去勤務債務 21,366 千円が発生しています。
数理計算上の差異についても、発生した年度に全額を費用処理しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し
ています。
⑤ 外部出資等損失引当金
当組合の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のものについて
は有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の方法
により、必要と認められる額を計上しています。
⑥ 睡眠貯金払戻損失引当金
利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に基づく払戻損失に備えるため、
過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上しています。
(4) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引
に係る方法に準じた会計処理によっています。
(5) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)
記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」
で表示しています。
(7) 会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等の適用
当期の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から、「会計上の変更及び
誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第 24 号平成 21 年 12 月4日)及び「会計上
の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 24 号平成 2
1 年 12 月4日)を適用しています。
なお、「金融商品会計に関する実務指針」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14
号)に基づき、当期の「貸倒引当金戻入益」は事業費用又は事業外費用から控除しており、
「償却債権取立益」は事業外収益に計上しています。
2.貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額
土地収用法及び補助事業により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は
4,392,827 千円であり、その内訳は、次のとおりです。
建物
1,298,236 千円
機械装置 1,713,086 千円 その他の償却資産 1,381,505 千円
(2) リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピューター等事務用機器及び ATM 等(平成
20 年 3 月 31 日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しております。
(3) 担保に供している資産
担保に供されている資産は、JAバンク支援制度に基づく定期預金 12,500,000 千円と
為替決済制度に基づく定期預金 3,100,000 千円と指定金融機関の事務取扱に関する契約書
等に基づく定期預金 7,300 千円、さらに差入保証金 890 千円です。
(4) 子会社等に対する金銭債権・債務の総額
子会社等に対する金銭債権の総額
725,664 千円
子会社等に対する金銭債務の総額
370,864 千円
(5) 役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額
金銭債権 352,879 千円
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額
金銭債務 0 千円
(6) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 92,276 千円、延滞債権額は 3,178,205 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他
の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上し
なかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」とい
う。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホ
までに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再
建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 142,269 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以
上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 39,456 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金
利の減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取
決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないもので
す。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
3,452,206 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(7) 「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方
法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の
再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再
評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部
に計上しています。
①
再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
②
再評価を行った土地の当期末における時価の合計額が再評価後の帳簿価額の合計額
を下回る金額
1,661,596 千円
③
同法律第3条3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年3月 31 日公布政令第 119 号)第2条第
3号に定める、当該事業用土地について地方税法第 341 条第 10 号の土地課税台帳又は
同条第 11 号の土地補充課税台帳に登録されている価格(固定資産税評価額)に合理的
な調整を行って算出しました。
3.損益計算書に関する注記
(1) 子会社等との事業取引による取引高の総額及び事業取引以外の取引による取引高の総額
① 子会社等との取引よる収益総額
108,544 千円
うち事業取引高
47,440 千円
うち事業取引以外の取引高
61,104 千円
② 子会社等との取引による費用総額
うち事業取引高
172,726 千円
24,138 千円
うち事業取引以外の取引高
148,588 千円
(2) 減損会計に関する注記
①グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結果、一般資産並び
に共用資産のカントリーエレベーター、ライスセンターについては地区単位で、また、業務外
固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグルーピングの最小単位として
います。
本店機能を有する事務所及び農機センター等の共用資産は JA 全体としたグルーピングの単位
としております。
② 減損損失を認識した資産または資産グループの用途、種類、場所等の概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下の通りです。
地区
物
川西
旧中小松倉庫
遊休資産
土地
業務外固定資産
旧米沢南取次店他 3 施設
賃貸用固定資
土地
業務外固定資産
土地及び建物
業務外固定資産
米沢他
件
用
途
種
類
そ の 他
産
米沢他
旧三沢取次店他 6 施設
遊休資産
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧米沢南取次店他 3 資産は賃貸用固定資産として使用されておりますが、使用価値が帳簿価格
まで達しないため帳簿価格を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失と認識しました。
旧中小松倉庫他 7 資産は遊休資産とされ回収可能価額(正味売却価額)で評価し、その差額を減
損損失として認識しました。
④減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失の内訳
川西
旧中小松倉庫
米沢他
旧米沢南取次店他 3 施設
米沢他
旧三沢取次店他 6 施設
28,435 千円
(土地 28,435 千円)
3,122 千円
(土地 3,122 千円)
13,851 千円
(建物 1,977 千円、建物附属 515 千円、
構築物 501 千円、土地 10,150 千円、
無形 708 千円)
⑤回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使用価値
の場合にはその旨及び割引率
イ 賃貸用固定資産の回収可能価額については使用価値を採用しており、適用した割引率は
5.82%です。
ロ 上記①以外の遊休固定資産の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用しており、
その時価は公示価格、基準地価、路線価、固定資産税評価額を基礎として算定しており
ます。
4.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地域内の企業や
団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債や地方債など
の債券、有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する貸出金及び有
価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒
されています。
また、有価証券は、主に債券、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有
しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リス
クに晒されています。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
イ 信用リスクの管理
当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定
しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査担当部署を設置し各
支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先の
キャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳
格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の
維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債権については
管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己
査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上
し、資産及び財務の健全化に努めています。
ロ 市場リスクの管理
当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロー
ルすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全
性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応
度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努
めています。
<市場リスクに係る定量的情報>
当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。当
組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、
預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金で
す。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理
的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定
量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな
る金利が 0.3%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 162,155 千円減少するもの
と把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他
のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影
響が生じる可能性があります。
ハ
資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作
成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、
投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を
把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
⑤ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、
市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま
れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異な
る前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含め
ず③に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
資産計
貯金
負債計
貸借対照表
計上額
58,077,587
1,529,985
4,476,684
51,631,225
△1,810,098
49,821,127
2,320,191
△207,687
2,112,504
2,683,046
118,700,933
122,796,606
122,796,606
時価
差額
57,973,066
△104,521
1,552,109
4,476,684
22,124
0
51,135,790
1,314,663
2,112,504
2,683,046
119,933,199
122,676,104
122,676,104
0
0
1,232,266
△120,502
△120,502
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
イ 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価
額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
しています。
ロ 有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によ
っています。また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
ハ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先
の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることか
ら当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の
合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から
貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
ニ 経済事業未収金及び経済受託債権
経済事業未収金及び経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
イ 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみな
しています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッ
シュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た現在価値を時価に代わる金額として算定しています
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これら
は①の金融商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資
8,901,271
外部出資等損失引当金(*)
△35,115
外部出資等損失引当金控除後
8,866,156
(*) 外部出資に対応する外部出資損失引当金を控除しています。
④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1 年超
2 年以内
57,077,587 1,000,000
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のう
ち満期があるもの
貸出金(*1,2)
経済事業未収金(*3)
合計
114,977
9,262
905,009
313,833
(単位:千円)
2 年超
3 年以内
0
3 年超
4 年以内
0
4 年超
5 年以内
0
15,000
620,261
15,000
211,062
15,000
223,742
465,000
3,098,524
5 年超
0
10,770,312 4,261,310
1,949,063
0
3,637,598
0
3,326,466
0
3,019,169
0
23,865,798
0
68,921,486 6,480,152
4,272,859
3,552,528
3,257,911
27,429,322
(*1) 貸出金のうち、貸借対照表上の当座貸越 3,871,428 千円については「1 年以
内」に含めています。また、期限のない劣後特約付貸出金 1,945,000 千円につい
ては「5 年超」に含めています。
(*2) 貸出金のうち、3 ヶ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 2,750,572
千円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(*3) 経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 371,128 千
円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
⑤
有利子負債の決算日後の返済予定額
1 年以内
貯金(*1)
112,430,701
1 年超
2 年以内
4,786,376
(単位:千円)
2 年超
3 年以内
4,562,008
3 年超
4 年以内
307,116
4 年超
5 年以内
710,405
5 年超
0
(*1) 貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。
5.有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額
については、次のとおりです。
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるも
の
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
(単位:千円)
貸借対照表
計上額
199,985
0
300,000
790,000
1,289,985
0
時
価
202,324
0
317,874
805,049
1,325,247
0
差
額
2,339
0
17,874
15,049
35,262
0
もの
その他
0
240,000
0
226,862
0
△13,138
1,529,985
1,552,109
22,124
小計
合計
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及び
これらの差額については、次のとおりです。
種類
貸借対照表計上額が
取得原価又は償却原
価を超えるもの
貸借対照表計上額が
取得原価又は償却原
価を超えないもの
(単位:千円)
取得原価
又は償却原価
2,189,115
299,987
1,098,722
600,000
4,187,824
0
155,000
0
0
155,000
4,342,824
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
地方債
社債
その他
小計
合計
貸借対照表計上
額
2,255,850
309,408
1,157,967
609,898
4,333,123
0
143,561
0
0
143,561
4,476,684
差額(*)
66,735
9,421
59,245
9,898
145,299
0
△11,439
0
0
△11,439
133,860
*)上記評価差額から繰延税金負債 39,928 千円を差し引いた額 93,932 千円が、「その
他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2) 当期中に売却した満期保有目的の債券
当期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3) 当期中に売却したその他有価証券
売却額
国 債
売却益
700,653 千円
2,923 千円
売却損
0 千円
(4) 当期中において、保有目的が変更となった有価証券
当期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
(5) 当期中に減損処理した有価証券
当期中において、減損処理を行った有価証券はありません。
6.退職給付に関する注記
(1)退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度に加え同規程に基づ
き退職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく確定給付年金制度を採用しています。
(2)退職給付債務およびその内訳
退職給付債務
年金資産
会計基準変更時差異の未処理額
△3,594,564 千円
1,121,494 千円
618,628 千円
貸借対照表計上額純額
△1,854,442 千円
退職給付引当金
△1,854,442 千円
※△は貸方項目を示す
(3)退職給付費用の内訳
勤務費用
145,709 千円
利息費用
48,716 千円
期待運用収益
△15,861 千円
過去勤務債務の費用処理額
△21,366 千円
数理計算上の費用処理額
△9,383 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
154,657 千円
合
計
302,472 千円
(4)退職給付債務等の計算基礎
割引率
1.3%
期待運用収益率
1.4%
退職給付見込額の期間配分法
勤務年数による期間按分方式
会計基準変更時差異の処理年数
15 年
過去勤務債務の処理年数
1年
数理計算上の差異の処理年数
1年
(5)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統
合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 43,435 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 24 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金
の将来見込額は、681,723 千円となっています。
7.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
548,795 千円
退職給付引当金超過額
519,780 千円
賞与引当金超過額
減損損失
資産除去債務
43,529 千円
104,981 千円
36,172 千円
外部出資等損失引当金
9,650 千円
貸出金不計上未収利息
10,934 千円
その他
41,084 千円
繰延税金資産小計
1,314,925 千円
評価性引当額
△795,118 千円
繰延税金資産合計(A)
519,807 千円
繰延税金負債
全農出資金
その他有価証券評価差額金
有形固定資産(除去費用)
△1,914 千円
△39,928 千円
△5,252 千円
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)+(B)
△47,094 千円
472,713 千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
30.85%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
2.11%
△1.76%
4.61%
法人税の特別控除
△0.81%
評価性引当額の増減
△7.03%
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
その他
12.05%
0.34%
税効果会計適用後の法人税の負担率
40.37%
(3) 法人税等の税率の変更
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法
律」
(平成 23 年法律第 114 号)及び「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために
必要な財源の確保に関する特別措置法」
(平成 23 年法律第 117 号)が、平成 23 年 12 月 2 日に
公布されました。平成 24 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられ、ま
た、平成 27 年 3 月 31 日までの期間(指定期間)に開始する事業年度については、復興特別法
人税が課されることになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用
する法定実効税率は、前期の 30.85%から、指定期間内に開始する事業年度については 29.26
%、平成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度については 27.48%に変更されました。その結
果、繰延税金資産が 46,645 千円、再評価に係る繰延税金負債が 121,294 千円それぞれ減少し、
土地再評価差額金が 121,294 千円、その他有価証券評価差額金が 4,897 千円それぞれ増加し、
法人税等調整額が 51,541 千円増加しています。
8. 賃貸等不動産に関する注記
(1) 賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合では、置賜地域3市5町において保有する旧支店・施設を賃貸の用に供しています。
(2) 賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
861,484
941,076
(注1)
貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)
当期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組合で算定
した金額です。また、建物等減価償却資産については帳簿価額を時価としてい
ます。
4.剰余金または損失処分計算書 (法定)
(単位:円)
科
目
22年度
23年度
1 当期未処分剰余金
355,127,548
343,633,016
2 剰余金処分額
300,000,000
299,957,830
(1) 利益準備金
100,000,000
70,000,000
(2) その他利益剰余金
200,000,000
180,000,000
①特別積立金
−
−
②目的積立金
200,000,000
180,000,000
(3) 出資配当金
−
49,957,830
3 次期繰越剰余金
55,127,548
43,675,186
(注)次期繰越剰余金には、教育、生活・文化改善の費用に充てるための繰越額が含まれて
います。
平成 22 年度 20,000 千円
平成 23 年度 20,000 千円
5.部門別損益計算書(事務ガイドライン要請事項)
平成 22 年度
区
分
事業収益 ①
事業費用 ②
事業総利益③(①−②)
事業管理費 ④
(うち減価償却費⑤)
(うち人件費⑤‘)
うち共通管理費 ⑥
信
事
計
12,874
8,137
4,737
4,327
( 423)
( 3,208)
(うち減価償却費⑦)
(うち人件費⑦‘)
事業利益 ⑧(③−④)
事業外収益 ⑨
うち共通分 ⑩
事業外費用 ⑪
うち共通分 ⑫
経常利益 ⑬(⑧+⑨−⑪)
特別利益 ⑭
うち共通分 ⑮
特別損失 ⑯
うち共通分 ⑰
税引前当期利益 ⑱
(⑬+⑭−⑯)
410
63
15
458
174
210
用
業
1,944
575
1,369
1,110
(
37)
( 867)
227
(
4)
( 100)
259
16
16
4
4
271
133
8
47
47
422
(単位:百万円)
営
農
共通管理費等
指導事業
65
166
△101
265
(
8)
( 234)
34
△851
(
1)
( △32)
(
15) ( △376)
△366
2
2
△61
0
0
△15
△364
1
1
△31
6
6
△196
共
事
済 農業関連 生活その
業 事
業
他事業
1,759
8,150
956
175
6,422
799
1,584
1,728
157
1,017
1,751
184
(
26) ( 343)
(
9)
( 857) ( 1,100) ( 150)
204
361
25
(
3) (
23) (
1)
(
91) (
158) (
12)
567
△23
△27
14
29
2
14
27
2
3
7
1
3
7
1
578
△1
△26
10
29
1
7
14
1
45
104
8
45
89
8
357
543
△76
△33
△369
71
76
208
14
△369
営農指導事業分配賦額 ⑲
営農指導事業分配賦後
422
286
467
△284
△47
税引前当期利益 ⑳
(⑱−⑲)
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1)共通管理費等
(総支給割+人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値
(2)指導事業
(総支給割+事業総利益割+見立割)の平均値
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区
分
信
事
用
業
共通管理費等
営農指導事業
共
事
済
業
26
19
農業関連
事
業
24
21
(単位:%)
生活その他
事
業
43
56
営
農
指導事業
3
4
計
4
100 %
100 %
3.部門別の資産
区
分
事業別の総資産
総資産(共通資産配分後)
計
141,884
141,884
信
事
用
業
116,494
121,072
共
事
済
業
1,414
5,573
農業関連
事
業
6,120
13,651
生活その他
事
業
382
924
営
農
指導事業
0
664
共通資産
17,474
平成 23 年度
区
分
事業収益 ①
事業費用 ②
事業総利益③(①−②)
事業管理費 ④
(うち減価償却費⑤)
(うち人件費⑤‘)
うち共通管理費 ⑥
信
事
計
12,499
7,783
4,717
4,325
( 416)
( 3,190)
(うち減価償却費⑦)
(うち人件費⑦‘)
事業利益 ⑧(③−④)
事業外収益 ⑨
うち共通分 ⑩
事業外費用 ⑪
うち共通分 ⑫
経常利益 ⑬(⑧+⑨−⑪)
特別利益 ⑭
うち共通分 ⑮
特別損失 ⑯
うち共通分 ⑰
税引前当期利益 ⑱
(⑬+⑭−⑯)
391
121
10
502
38
113
用
業
1,823
469
1,354
1,132
(
45)
( 874)
259
(
5)
( 123)
222
30
30
2
2
250
7
7
27
27
428
428
済 農業関連
業 事
業
1,751
7,989
171
6,296
1,580
1,693
1,024
1,732
(
26) ( 329)
( 855) ( 1,087)
233
400
(
3) (
23)
(
112) (
194)
556
△39
28
54
28
53
2
4
2
4
582
11
7
22
7
13
26
52
26
51
生活その
他事業
881
705
176
176
( 8)
( 144)
27
(
1)
(
14)
0
4
4
0
1
4
1
1
4
4
230
563
△19
1
△345
66
73
194
14
△346
164
490
△213
△13
営農指導事業分配賦額 ⑲
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益 ⑳
(⑱−⑲)
共
事
(単位:百万円)
営
農
共通管理費等
指導事業
55
141
△86
261
(
8)
( 230)
37
△956
(
1)
( △32)
(
17) ( △460)
△347
4
4
△119
0
0
△9
△343
1
1
△29
3
3
△111
(注)
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準等は、次のとおりです。
(1)共通管理費等
(総支給割+人件費を除いた事業管理費割+事業総利益割)の平均値
(2)指導事業
(総支給割+事業総利益割+見立割)の平均値
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区
分
信
事
用
業
共通管理費等
営農指導事業
共
事
済
業
27
19
農業関連
事
業
24
21
(単位:%)
生活その他
事
業
42
56
営
農
指導事業
3
4
計
4
100 %
100 %
3.部門別の資産
区
分
事業別の総資産
総資産(共通資産配分後)
計
142,283
142,283
信
事
用
業
115,130
120,107
共
事
済
業
1,377
5,905
農業関連
事
業
6,658
14,590
生活その他
事
業
409
989
営
農
指導事業
0
692
共通資産
18,709
Ⅱ
損益の状況
1. 最近の5事業年度の主要な経営指標(法定)
(単位:百万円、口、人、%)
項
目
19年度
経常収益(事業収益)
20年度
21年度
22年度
23年度
14,064
13,843
13,693
12,874
12,499
信用事業収益
2,272
2,248
2,154
1,944
1,823
共済事業収益
1,990
1,895
1,832
1,759
1,751
農業関連事業収益
8,683
8,605
8,655
8,150
7,989
その他事業収益
1,119
1,095
1,052
1,021
936
354
253
521
458
502
△199
43
180
285
255
経常利益
当期剰余金
出資金
(出資口数)
5,909
5,825
5,729
5,644
5551
(1,970千口) (1,942千口) (1,910千口) (1,881千口) (1,850千口)
純資産額
8,697
8,635
8,777
9,015
9,373
総資産額
141,157
141,363
140,144
141,884
142,283
貯金等残高
121,841
122,050
121,247
122,810
122,796
貸出金残高
61,861
60,517
58,688
55,098
51,631
3,825
5,089
6,140
6,447
6,007
716
684
683
685
658
12.18%
12.49%
13.51%
14.03%
13.96%
有価証券残高
職員数
単体自己資本比率
(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
2.利益総括表(法定)
項
目
資金運用収支
22年度
23年度
(単位:百万円、%)
増
減
1,591
1,534
△57
39
37
△2
その他信用事業収支
△261
△217
△44
信用事業粗利益
1,369
1,354
△15
(1.18%)
(1.18%)
(0.00%)
4,737
4,717
△20
(3.38%)
(3.33%)
(△0.05%)
役務取引等収支
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
3.資金運用収支の内訳(法定)
(単位:百万円、%)
項
22年度
目
平均残高
資金運用勘定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち借入金
総資金利ざや
23年度
利 息
利 回
平均残高
利 息
利 回
118,540
1,794
1.51
120,169
1,691
1.40
55,900
449
0.80
61,976
446
0.71
5,895
73
1.23
5,846
74
1.26
56,745
1,272
2.24
52,347
1,171
2.23
126,922
197
0.15
129,390
161
0.12
125,410
182
0.14
128,003
148
0.11
1,512
15
0.99
1,387
13
0.93
−
−
0.67
−
−
0.61
(注)
1.総資金利ざや=資金運用利回り−資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、中金からの事業利用分量配当金、貯蓄増
強奨励金、特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
4.受取・支払利息の増減額(法定)
項
受 取
利
目
22年度増減額
息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支 払
利
(単位:百万円)
23年度増減額
息
うち貯金・定期積金
うち借入金
差し引き
△204
△103
△67
△3
△1
1
△136
△101
△103
△36
△101
△34
△2
△2
△101
△67
(注)1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息 の預金には 、中金か らの事 業利用分量配当 金、貯蓄 増強奨励金 、
特別対策奨励金等奨励金が含まれています。
Ⅲ
事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標(法定)
①
科目別貯金平均残高(法定)
(単位:百万円,%)
種
類
22年度
23年度
増 減
流 動
性
貯
金
47,106( 37.4%)
48,238( 37.7%)
1,132
定 期
性
貯
金
78,848( 62.5%)
79,700( 62.2%)
852
65( 0.1%)
△25
そ の 他 の 貯 金
合
90(
計
0.1%)
126,044
128,003
1,959
(注)1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+定期積金
3.( )内は構成比です。
②
定期貯金残高(法定)
種
類
(単位:百万円,%)
23年度
増 減
22年度
定期貯金
うち固定金利定期
71,920(100.0%)
71,693(100.0%)
△223
71,904(100.0%)
71,684(100.0%)
△220
うち変動金利定期
16(
0%)
13(
0%)
△3
(注)
1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
3.(
)内は構成比です。
(2)貸出金等に関する指標
①
科目別貸出金平均残高(法定)
(単位:百万円,%)
種
類
手形貸付
22年度
増
減
1.3%)
△67
49,596( 87.5%) 45,623( 87.2%)
△3,973
741(
証書貸付
23年度
1.3%)
674(
当座貸越
4,434(
7.8%)
4,105(
7.8%)
△392
金融機関貸付
1,945(
3.4%)
1,945(
3.7%)
0
合
計
56,716
52,347
△4,369
②
貸出金の金利条件別内訳残高(法定)
(単位:百万円,%)
種
類
22年度
23年度
増
減
固定金利貸出
31,790(57.7%)
30,170(58.4%)
△1,620
変動金利貸出
17,892(32.5%)
16,756(32.5%)
△1,136
5,416(9.8%)
4,705(09.1%)
△711
その他
合
(注)(
③
計
55,098
51,631
△3,467
)内は構成比です。
貸出金の担保別内訳残高(法定)
種
類
22年度
貯金・定期積金等
(単位:百万円)
増
減
23年度
1,082
858
△224
0
0
0
動 産
525
525
0
不動産
10,088
8,833
△1,255
1,133
1,134
1
12,828
11,350
△1,478
農業信用基金協会保証
25,269
24,145
△1,124
その他保証
12,515
12,406
△109
37,784
36,551
△1,233
4,486
3,730
△756
55,098
51,631
△3,467
有価証券
その他担保物
小
小
計
計
信 用
合
④
計
債務保証の担保別内訳残高(法定)
種
類
貯金・定期積金等
22年度
(単位:百万円)
増
減
23年度
15,600
15,600
有価証券
0
0
−
動 産
0
0
−
不動産
0
0
−
その他担保物
1
1
−
15,601
15,601
0
7
7
0
15,608
15,608
0
小
計
信 用
合
計
0
⑤
貸出金の使途別内訳残高(法定)
(単位:百万円,%)
種
設備資金
運転資金
合
(注)(
⑥
類
計
22年度
33,278(60.4%)
21,820(39.6%)
55,098
23年度
増
32,529(63.0%)
19,102(37.0%)
51,631
減
△749
△2,718
△3,467
)内は構成比です。
貸出金の業種別残高(法定)
(単位:百万円、%)
種
類
22年度
組合員
39,350(71.4%)
地方公共団体
10,447(19.0%)
その他
5,301(9.6%)
合
計
55,098
(注)( )内は構成比です。
⑦
23年度
38,053(73.7%)
8,550(16.6%)
5,028(9.7%)
51,631
増
減
△1,297
△1,897
△273
△3,467
主要な農業関係の貸出金残高(法定)
1) 営農類型別
(単位:百万円)
種
類
22年度
23年度
増
減
農業
11,588
10,260
△1,328
穀作
3,822
3,375
△447
野菜・園芸
329
286
△43
果樹・樹園農業
411
355
△56
工芸作物
22
15
△7
養豚・肉牛・酪農
1,276
1,232
△44
養鶏・養卵
5
4
△1
養蚕
3
2
△1
その他農業
5,720
4,991
△729
農業関連団体等
0
0
0
合計
11,588
10,260
△1,328
(注)1.農業関係の貸出金とは,農業者,農業法人および農業関連団体等に対する農業
生産・農業経営に必要な資金や,農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必
要な資金等が該当します。
なお,上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は,農業者や農業法人等に対す
る貸出金の残高です。
2.「その他農業」には,複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者,農
業サービス業,農業所得が従となる農業者等が含まれています。
3.「農業関連団体等」には,JAや全農(経済連)とその子会社等が含まれていま
す。
2) 資金種類別
〔貸出金〕
(単位:百万円)
種
類
22年度
23年度
増
減
プロパー資金
9,467
8,367
△1,100
農業制度資金
2,121
1,893
△228
農業近代化資金
523
458
△65
その他制度資金
1,598
1,435
△163
11,588
10,260
△1,328
合計
(注)1.プロパー資金とは,当組合原資の資金を融資しているもののうち,制度資金以
外のものをいいます。
2.農業制度資金には,①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの,②地
方公共団体が利子補給等を行うことで JA が低利で融資するもの,③日本政策金融
公庫が直接融資するものがあり,ここでは①の転貸資金と②を対象としています。
3.その他制度資金には,農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽
減支援資金などが該当します。
⑧
リスク管理債権の状況(法定)
(単位:百万円)
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヶ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
22 年度
116
3,773
171
50
23 年度
92
3,178
142
40
増 減
△24
△595
△29
△10
合
計(A)
4,112
3,452
△660
うち担保・保証付債権額(B)
2,146
1,649
△497
担保・保証控除後債権額(C)
1,966
1,803
△163
個別計上貸倒引当金残高(D)
1,732
1,633
△99
差 引 額(E)=(C)−(D)
233
170
△63
一般計上貸倒引当金残高
199
188
△11
(注) 1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元
本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかっ
た貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」とい
う。)のうち、法人税法施行令第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由
又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金)をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を
図ることを目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヶ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上延滞している貸出金で、
破綻先債権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、
破綻先債権、延滞債権および3ヶ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
5.担保・保証付債権額
リスク管理債権額のうち、貯金・定期積金、有価証券(上場公社債、上場株
式)及び確実な不動産担保付の貸出残高ならびに農業信用基金協会等公的保証機
関等による保証付の貸出金についての当該担保・保証相当額です。
6.個別計上貸倒引当金残高
リスク管理債権のうち、すでに個別貸倒引当金に繰り入れた当該引当金の残高
であり、貸借対照表上の個別貸倒引当金額とは異なります。
7.担保・保証控除後債権額
リスク管理債権合計額から、担保・保証付債権額及び個別計上貸倒引当金残高
を控除した貸出金残高です。
⑨
金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
(単位:百万円、%)
債権区分
22 年度
23 年度
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
1,401
1,235
危険債権
2,508
2,501
222
182
4,131
3,467
3,896
3,298
担 保
1,540
1,265
保 証
624
396
引 当
1,732
1,637
94.3
95.1
正常債権
51,149
48,389
合
55,280
51,856
要管理債権
小
計(A)
保全額(合計)(B)
保全率(B/A)
計
(注) 上記の債権区分は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10
年法律第132号)第6条に基づき、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、
次のとおり区分したものです。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに
準ずる債権
②危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回
収ができない可能性の高い債権
③要管理債権
3か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
④正常債権
上記以外の債権
⑩
元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
(法定)
該当する取引はありません。
⑪
貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額(法定)
(単位:百万円)
22年度
区 分
期首残高
期中減少額
期中増加額
目的使用
期末残高
その他
一般貸倒引当金
273
182
−
273
182
個別貸倒引当金
1,844
1,732
76
1,768
1,732
2,117
1,914
76
2,041
1,914
合
計
(単位:百万円)
23年度
区 分
期首残高
期中減少額
期中増加額
目的使用
期末残高
その他
一般貸倒引当金
182
178
−
182
178
個別貸倒引当金
1,732
1,637
34
1,698
1,637
1,914
1,815
34
1,880
1,815
合
計
⑫ 貸出金償却の額(法定)
項 目
(単位:百万円)
23年度
22年度
貸出金償却額
1
0
(3)内国為替取扱実績(法定)
(単位:千件、百万円)
種
送金・振込為替
代金取立為替
雑
為
合 計
22 年度
類
替
仕
向
23 年度
被 仕 向
仕
向
被 仕 向
件 数
117
253
108
249
金 額
66,160
78,802
66,564
76,690
件 数
0
0
0
0
金 額
150
30
150
23
件 数
24
22
23
22
金 額
4,982
4,203
4,871
3,932
件 数
131
275
132
272
金 額
71,292
83,034
71,585
80,645
(4)有価証券に関する指標(法定)
①
種類別有価証券平均残高(法定)
(単位:百万円)
種
22年度
23年度
増
減
国
債
2,525
2,466
△59
地 方
債
730
705
△25
政府保証債
0
0
0
金 融
債
1,390
1,390
0
社
債
1,198
1,285
87
5,843
5,846
3
合
②
類
計
商品有価証券種類別平均残高(法定)
該当する取引はありません。
③
有価証券残存期間別残高(法定)
(単位:百万円)
種
類
1年以内
1年超2年以内
2年超
3年超
4年超
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
22年度
満期保有目的の債権
15
115
905
1
1
480
10
10
310
609
210
3,700
その他有価証券のうち満期
があるもの
(単位:百万円)
種
類
1年以内
1年超2年以内
2年超
3年超
4年超
3年以内
4年以内
5年以内
5年超
23年度
満期保有目的の債権
115
905
15
15
15
465
9
314
620
211
224
3,099
その他有価証券のうち満期
があるもの
(5)有価証券等の時価情報等(法定)
①
有価証券の時価情報等(法定)
(単位:百万円)
22 年度
保有区分
取得価額
時
価
23 年度
評価損益
満期保有目的
1,545
1,558
13
1,530
1,552
22
そ
4,849
4,902
53
4,342
4,477
135
6,394
6,460
66
5,872
6,029
157
合
計
―
価 評価損益
―
他
―
時
売 買 目 的
の
―
取得価額
―
―
(注)1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益につ
いては当期の損益に含めています。
4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額としてと計上し
ております。
5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
②
金銭の信託の時価情報等(法定)
該当する取引はありません。
③
物取引等、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引
(法定)
該当する取引はありません。
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
種
類
終身共済
(単位:百万円)
23年度
22年度
新契約高
保有高
新契約高
保有高
27,978
338,997
24,600
336,759
生
定期生命共済
332
5,213
182
4,921
命
養老生命共済
5,462
145,272
4,234
132,905
1,789
25,689
1,357
26,072
総
うちこども共済
合
医療共済
1,324
3,988
645
4,097
共
がん共済
229
1,386
198
1,524
済
定期医療共済
−
6,311
−
5,713
年金共済
−
10
−
10
32,642
311,196
39,849
309,451
67,967
812,373
69,708
795,380
建物更生共済
合
計
(注)金額は、保障金額(年金共済は年金年額(利率変動型年金は最低保証年金額))
を表示しています。「合計」欄は、「年金共済」欄に記載された年金額を除き、年
金共済に付加された定期特約金額を含めて記載しております。
(2)短期共済新契約高
(単位:百万円)
22年度
種 類
金額
火災共済
23年度
掛金
76,261
自動車共済
94
掛金
74,080
1,391
傷害共済
定額定期生命共済
91
1,415
352,303
196
356,956
189
2
0
2
0
賠償責任共済
自賠責共済
合
金額
計
1
2
286
331
1,968
2,028
(注)1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
3.農業関連事業取扱実績
(1)買取購買品(生産資材)取扱実績
(単位:百万円)
22年度
種 類
供給高
23年度
手数料
供給高
手数料
肥
料
1,307
204
1,281
215
農
薬
1,036
151
1,061
159
飼
料
1,019
60
1,020
58
温床資材
185
20
188
22
農業機械
1,008
137
1,001
136
出荷資材
444
74
425
74
そ の 他
645
105
641
104
5,644
751
5,617
768
合
計
(2)受託販売品取扱実績
(単位:百万円)
22年度
23年度
種 類
販売高
手数料
販売高
手数料
米
10,502
417
11,206
444
麦
1
0
1
0
雑穀・豆類
583
23
748
28
やさい
853
34
848
34
りんご
170
7
111
4
ぶどう
2,162
87
1,929
76
もも
18
1
13
1
おうとう
124
5
124
5
西洋梨
142
6
136
5
その他果実
70
3
59
2
花卉・花木
538
21
544
21
菌茸
34
1
26
1
林産物・山菜
25
1
25
1
まゆ
2
0
1
0
生乳
801
9
698
8
市乳
11
2
10
2
乳用牛(導入)
25
0
17
0
乳用牛(販売)
0
0
0
0
肉用牛(導入)
663
9
616
9
肉用牛(販売)
2,541
40
2,291
36
肉 豚(販売)
420
4
373
4
29
1
26
1
9
0
5
0
19,723
671
19,807
682
家畜(種・母子豚・子牛豚等)
そ の 他
合
計
直売所販売品取扱実績
(単位:百万円)
22年度
種 類
農 産
販売高
物
23年度
手数料
393
販売高
55
手数料
447
61
(3)農業倉庫事業取扱実績
(単位:百万円)
項
目
22年度
23年度
保
管
料
263
225
収
荷
役
料
37
36
益
そ
の
他
65
66
365
327
計
費
用
倉 庫
材
料
費
6
3
倉 庫
労
務
費
17
17
88
81
111
101
そ の 他 の 費 用
計
4.生活その他事業取扱実績
(1)買取購買品(生活物資)取扱実績
(単位:百万円)
22年度
種 類
食
23年度
粗収益
供給高
粗収益
供給高
(手数料)
(手数料)
品
387
73
385
72
衣 料 品
8
1
7
1
耐久消費財
1
0
1
0
そ の 他
308
33
296
34
合
704
107
689
107
計
(2)福祉介護事業取扱実績
(単位:百万円)
項
目
22年度
23年度
福祉収益
1
1
訪問介護収益
50
45
通所介護収益
44
38
福祉用具貸与事業収益
34
33
居宅介護支援収益
30
32
その他介護事業収益
1
1
160
150
福祉費用
0
0
介護労務費
29
32
費
介護消耗備品費
0
0
用
介 護
16
17
用具貸与リース費
18
18
計
63
67
収
益
計
雑
費
5.指導事業
(単位:百万円)
項
目
22年度
23年度
指導補助金
54
45
実費収入
11
10
計
65
55
営農改善費
134
112
支
生活文化費
1
0
出
教育情報費
31
29
計
166
141
収
入
Ⅳ
経営諸指標
1.利益率(法定)
(単位:%)
項
目
22年度
23年度
増
減
総資産経常利益率
0.28
0.30
0.02
資本経常利益率
4.18
4.50
0.32
総資産当期純利益率
0.17
0.15
△0.02
資本当期純利益率
3.21
2.81
△0.40
(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率
=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返りを除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率(法定)
(単位:%)
区
貯貸率
貯証率
分
22年度
23年度
増
減
期 末
45.4
41.2
△4.2
期中平均
45.2
40.9
△4.3
期 末
5.2
4.7
△0.5
期中平均
4.7
4.6
△0.1
(注)1.貯貸率(期
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
3.職員一人当たり指標
(単位:百万円)
項
信用事業
共済事業
目
22年度
貯金残高
179
187
貸出金残高
80
78
1,186
1,209
購買品取扱高
9
10
販売品取扱高
29
31
長期共済保有高
経済事業
23年度
(注)平成 22 年度職員数 685 名、平成 23 年度職員数 658 名
4.一店舗当たり指標
(単位:百万円)
項
目
22年度
23年度
貯金残高
7,676
7,675
貸出金残高
3,444
3,227
長期共済保有高
50,773
49,711
397
394
購買品供給高
(注)平成 22 年度店舗数 16 支店、平成 23 年度店舗数 16 支店
自己資本の充実の状況(法定)
Ⅴ
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円、%)
項
目
基本的項目
22年度
(A)
23年度
6,902
7,054
5,643
5,551
資本準備金
7
7
利益準備金
966
1,516
355
44
△69
△63
0
0
1,644
1,644
1,445
1,424
199
188
8,546
8,666
−
−
8,546
8,666
60,913
62,065
52,027
53,360
25
25
8,861
8,680
出資金
次期繰越剰余金
(又は次期繰越損失金)
処分未済持分
その他有価証券の評価差損
補完的項目
(B)
土地の再評価額と再評価の直前の
帳簿価額の差額の45%相当額
一般貸倒引当金
自己資本総額 (C)=(A)+(B)
控除項目
(D)
他の金融機関の資本調達手段の
意図的な保有相当額
控除項目不算入額
自己資本額
(E)=(C)(D)
リスク・アセット等計
(F)
資産(オン・バランス)項目
オフ・バランス取引等項目
オペレーショナル・リスク相当額
を8%で除して得た額
基本的項目比率
(A)/(F)
11.33%
11.37%
自己資本比率
(E)/(F)
14.03%
13.96%
(注)
1.平成 18 年3月 28 日金融庁・農林水産省告示第2号「農業協同組合等がその健全性
を判断するための基準」に定められた算式に基づき算出したものです。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担
保の適用については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相
当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。
2.自己資本の充実度に関する事項
①
信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円)
22 年度
エクスポージャ
ーの期末残高
23 年度
リスク・ア
所要自己資本額
セット額
b=a×4%
エクスポージャ リスク・ア
ーの期末残高
a
我が国の中央政府及び中央銀
セット額
所要自己資本額
b=a×4%
a
3,079
0
0
2,393
0
0
我が国の地方公共団体向け
11,221
0
0
9,696
0
0
地方公共団体金融機関向け
402
40
2
402
40
2
我が国の政府関係機関向け
300
30
1
500
50
2
0
0
0
0
0
0
58,575
13,271
531
60,928
13,742
550
法人等向け
3,081
2,759
110
1,697
1,456
58
中小企業等向け及び個人向け
8,547
4,736
189
8,597
5,403
216
抵当権付住宅ローン
2,058
697
28
3,126
1,073
43
−
−
0
−
−
0
4,248
2,950
118
3,875
2,580
103
25,144
2,472
99
24,053
2,362
94
共済約款貸付
1,411
0
0
1,366
0
0
出資等
7,322
7,287
291
8,901
8,866
355
−
−
0
−
−
0
−
−
0
−
−
0
18,781
17,810
713
18,786
17,813
712
144,169
52,052
2,082
144,320
53,385
2,135
行向け
地方三公社向け
金融機関及び証券会社向け
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等及び株式会社
産業再生機構保証付
複数の資産を裏付とする資産
(所謂ファンド)のうち、個
々の資産の把握が困難な資産
証券化
上記以外
合 計
(注)
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクス
ポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
3.「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している
債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び証券会社向け」、「法人等向け」等におい
てリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに
階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。
5.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央
政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定
資産等)が含まれます。
② オペレーショナル・リスクに対する所要自己資本の額
(単位:百万円)
22年度
オペレーショナル・リスク相
当額を8%で除して得た額
23年度
所要自己資本額
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相
b=a×4%
b=a×4%
当額を8%で除して得た額
a
a
8,861
354
8,680
347
(注)オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、当JAでは基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15%
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
③ 所要自己資本額
(単位:百万円)
22年度
23年度
リスク・アセット
所要自己資本額
リスク・アセット
所要自己資本額
(分母)合計
b=a×4%
(分母)合計
b=a×4%
a
a
60,913
2,437
62,065
2,483
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出してい
ます。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次
のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、
非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、
主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー
R&I,Moody's,JCR,S&P,
(長期)
Fitch
法人等向けエクスポージャー
R&I,Moody's,JCR,S&P,
(短期)
Fitch
② 信用リスクに関するエクスポージャーの期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22年度
信用リスク うち貸出
に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
23年度
うち債券
うち店頭デ 信用リスク うち貸出
リバティブ に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
うち債券
うち店頭デ
リバティブ
信用リスク
144,169
55,358
6,375
0
144,320
51,892
5,875
0
期末残高
信用リスク
平均残高
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
③ 信用リスクに関するエクスポージャーの地域別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22年度
信用リスク うち貸出
に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
144,169
55,358
0
0
144,169
55,358
23年度
うち債券
うち店頭デ 信用リスク うち貸出
リバティブ に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
6,375
0
144,320
51,892
0
0
0
0
6,375
0
144,320
51,892
うち債券
うち店頭デ
リバティブ
国 内
5,875
0
国 外
0
0
合 計
5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
④ 信用リスクに関するエクスポージャーの業種別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22年度
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
23年度
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
830
うち貸
出金等
うち債
券
760
うち店
頭デリ
バティ
ブ
0
0
33
0
631
0
33
0
631
0
0
0
0
0
0
0
0
0
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
710
うち貸
出金等
うち債
券
652
うち店
頭デリ
バティ
ブ
0
0
0
0
214
0
0
0
214
0
0
0
0
0
0
0
0
0
建設・不動産業
723
524
199
0
681
481
199
0
法 電気・ガス・熱供給・
17
17
0
0
17
17
0
0
人 水道業
運輸・通信業
137
37
100
0
333
32
301
0
金融・保険業
58,397
1,945
2,297
0
60,622
1,945
2,297
0
卸売・小売・飲食・サ
2,205
1,625
0
0
2,055
1,348
0
0
ービス業
日本国政府・地方公共
14,759 10,980
3,779
0
12,376
9,298
3,078
0
団体
その他
275
274
0
0
301
301
0
0
個 人
40,237 38,862 38,532
0
37,889 37,604
0
0
その他
28,101 27,300
0
0
29,122
0
0
0
合 計
144,169 55,358
6,375
0
144,320 51,892
5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
⑤ 信用リスクに関するエクスポージャーの残存期間別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22年度
1年以下
23年度
信用リスク
うち貸
うち
う ち 店 信用リスク
うち貸
うち
うち店
に関するエ
出金等
債券
頭 デ リ に関するエ
出金等
債券
頭デリ
クスポージ
バ テ ィ クスポージ
バティ
ャーの残高
ブ
ブ
59,996
6,261
ャーの残高
0
0
61,084
4,896
100
0
1年超3年以下
5,488
3,195 1,293
0
5,157
2,362 1,795
0
3年超5年以下
3,665
2,864
801
0
3,294
2,893
401
0
5年超7年以下
4,023
3,421
602
0
4,551
3,152 1,398
0
7年超 10 年以下
8,542
6,057 2,486
0
7,317
6,522
796
0
28,460
27,267 1,193
0
28,114
26,729 1,385
0
0
0
34,803
55,358 6,375
0
144,320
10 年超
期限の定めのない
もの
合 計
33,995
144,169
6,293
5,338
0
0
51,892 5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取
引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラン
スシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範
囲内で、利用者の請求に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残
額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で
仮想的に大きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる
取引のことです。
⑥ 三月以上延滞エクスポージャーの期末残高の地域別の内訳
(単位:百万円)
22年度
23年度
国
内
4,248
3,875
国
外
0
0
合
計
4,248
3,875
(注)「三月以上延滞エクスポージャー」には、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上
延滞しているエクスポージャーのほか、外部格付・カントリーリスク・スコアによってリスク・ウエ
イトが 150%となったエクスポージャーを含めています。
⑦ 三月以上延滞エクスポージャーの期末残高の業種別の内訳
(単位:百万円)
22年度
23年度
農業
343
306
0
0
法 建設・不動産業
14
13
人 運輸・通信業
23
22
卸売・小売・飲食・サービス業
98
40
その他
30
9
製造業
個
人
3,740
3,485
合
計
4,248
3,875
(注)「三月以上延滞エクスポージャー」には、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上
延滞しているエクスポージャーのほか、及び外部格付・カントリーリスク・スコアによってリスク・
ウエイトが 150%となったエクスポージャーを含めています。
⑧ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
22年度
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
国 内
国 外
法
農業
期中増加額
299
199
期中減少額
目的使用
期末残高
その他
−
299
期首残高
199
期中増加額
199
188
期中減少額
目的使用
期末残高
その他
−
199
188
2,110 2,012
78 2,032 2,012 2,012 1,874
38 1,974 1,874
2,110 2,012
78 2,032 2,012 2,012 1,874
38 1,974 1,874
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
331
292
製造業
11
9
建設・不動産業
35
37
0
18
37
35
0
0
1,598
1,483
運輸・通信業
卸売・小売・飲
人
期首残高
23年度
食・サービス業
その他
個 人
⑨
貸出金償却の額
(単位:百万円)
項 目
23年度
農業
−
−
製造業
−
−
鉱業
−
−
建設・不動産業
−
−
運輸・通信業
−
−
卸売・小売・飲食・サービス業
−
−
その他
−
−
個 人
1
0
合 計
1
0
法
人
⑩
22年度
信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
(単位:百万円)
22年度
格付
格付
あり
なし
23年度
計
格付
格付
あり
なし
計
信用リ
リスク・ウエイト0%
0
18,465
18,465
0
16,014
16,014
スク削
リスク・ウエイト 10%
0
22,085
22,085
0
24,089
24,089
減効果
リスク・ウエイト 20%
0
58,180
58,180
0
59,598
59,598
勘案後
リスク・ウエイト 35%
0
1,997
1,997
0
3,010
3,010
リスク・ウエイト 50%
0
1,875
1,875
0
1,799
1,799
リスク・ウエイト 75%
0
6,051
6,051
0
5,711
5,711
リスク・ウエイト 100%
0
30,674
30,674
0
30,620
30,620
リスク・ウエイト 150%
0
1,508
1,508
0
1,278
1,278
その他
0
0
0
0
0
0
自己資本控除額
0
0
0
0
0
0
0
140,835
140,835
0
142,119
142,119
残高
計
4.信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出に
おいて、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合
に、エクスポージャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイト
を適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相
殺」を適用しています。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相
手または取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引を
いいます。当JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用い
ています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府
等、本邦地方公共団体、本邦政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、
及び金融機関または証券会社、これら以外の主体で長期格付が Aまたは A3 以上の格付を付与
しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分
について、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用してい
ます。
貸出金と自組合貯金の相殺については,①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他
これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す
十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯
金をいずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスク
が監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視および管理され
ていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の
額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直し
行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。
②
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
22年度
区 分
適格金
保証
23年度
クレジ
適格金
保証
クレジ
融
ット・
融
ット・
資産担
デリバ
資産担
デリバ
保
ティブ
保
ティブ
我が国の政府関係機関向け
0
0
0
0
0
0
地方三公社向け
0
0
0
0
0
0
金融機関向け及び証券会社向け
0
0
0
0
0
0
法人等向け
6
265
0
5
229
0
422
1,540
0
369
593
0
抵当権住宅ローン
0
0
0
0
0
0
不動産取得等事業向け
0
0
0
0
0
0
三月以上延滞等
8
6
0
4
5
0
証券化
0
0
0
0
0
0
その他
0
0
0
0
0
0
中小企業等向け及び個人向け
(注)
1.「エクスポージャー」とは、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与
信相当額です。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上
延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び証券会社向け」、
「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのこと
です。
3.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクス
ポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引の
ことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け
・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済
取引・右記以外(固定資産等)が含まれます。
5.「クレジット・デリバティブ」とは、信用リスクをヘッジ(回避・低減)するために、
債務者である会社等の信用力を指標に将来受け渡す損益を決める取引です。
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
7.出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
① 出資等又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続
の概要
「出資等又は株式等」とは貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又
は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社およ
び関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理してい
ます。
①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることによ
り、当JAの事業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの
会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、連絡会議を行う等適切な業況把握
に努めています。
②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な
市場リスクの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済
見通しなどの投資環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会
で運用方針を定めるとともに経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日
常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針
及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッ
ジを行っています。運用部門が行った取引については管理部経理課が適切な執行を行
っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告していま
す。
③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加
え、日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資について
も同様の対応を行っています。
なお、これらの出資等又は株式等の評価等については、①子会社および関連会社に
ついては、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を、②その
他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、
「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上しています。③系統および系
統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金
を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨
記載することとしています。
②
出資等エクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:百万円)
22年度
貸借対照表
23年度
時価評価額
貸借対照表
計上額
時価評価額
計上額
上 場
0
0
0
0
非上場
7,323
7,323
8,901
8,901
合 計
7,323
7,323
8,901
8,901
8.金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるも
の(例えば、貸出金、有価証券、貯金等)が、金利の変動により発生するリスク量を
見るものです。当JAでは、市場金利が上下に2%変動した時に受ける金利リスク量
を算出しています。
要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって
随時払い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留す
る貯金をコア貯金と定義し、当JAでは、普通貯金等の額の 50%相当額を 0∼5 年の
期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。
金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定
します。
金利リスク(1,042 百万円)
=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
22年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
23年度
1,180
1,042
Ⅵ
連結情報
1.グループの概況
(1)グループの事業系統図(法定)
JA山形おきたまのグループは、当JA、子会社 3 社、関連法人等 15 社で構成さ
れています。
このうち、当年度及び前年度において連結自己資本比率を算出する対象となる連結
子会社は 4 社です。
JA山形おきたま
グループ
〔JA〕
◇本店・支店・出張所
〔子会社
3社〕
うち連結子会社
3社
㈱ジェイエイサービスおきたま
協同プランニング㈱
㈱エーコープしらたか
〔関連会社 15社〕
うち持分法適用子会社 1 社
㈱米沢食肉公社
(2)子会社等の状況(法定)
(単位:百万円、%)
主たる営業所又は事
名
設
称
立
事業の内容
務所の所在地
年月日
資本
金又
当JAの
議決権比率
は出
㈱ジェイエイサ
当JA及び他
の子会社等の
議決権比率
石油類、LP ガス等の
南陽市金山 5074
ービスおきたま
平成 11 年 10 月 1 日
80
100.0%
100.0%
昭和 48 年 5 月 25 日
10
100.0%
100.0%
平成 3 年 5 月 7 日
10
100.0%
100.0%
販売他
協同プランニン
煙草・食料品等の販
川西町上小松 978-1
グ㈱
売
㈱エーコープし
食料品・日用雑貨等
白鷹町荒砥乙 1027-2
らたか
の販売
(3)連結事業概況(平成 23 年度)(法定)
◇ 連結事業の概況
①
事業の概況
平成 23 年度の当組合の連結決算は、子会社 3 社を連結法、関連会社等1社につい
ては持分法を適用しております。連結決算の内容は、連結事業総利益 5,814 百万円
(対前年比 138 百万円増)、連結事業利益 534 百万円(対前年比 28 百万円増)、連
結経常利益 632 百万円(対前年比 66 百万円増)、連結当期剰余金 336 百万円(対前
年比 20 百万円減)となりました。
② 連結子会社等の事業概況
株式会社ジェイエイサービスおきたまは、石油類・LP ガス等の販売、葬祭業・車
輛の販売点検整備を営み、売上高は 4,515,495 千円(前年対比 101.1%)、当期剰余
金は 63,595 千円(前年対比 114.6%)となりました。
協同プランニング株式会社は、煙草・印紙・食料品・酒類・日用雑貨等の販売を営
み、売上高は 561,875 千円(前年対比 107.5%)を計上、当期剰余金は 10,076 千円
(前年対比 105.6%)となりました。
株式会社エーコープしらたかは、食料品・日用雑貨・米・酒類の販売を営み、売上
高は 785,730 千円(前年対比 96.2%)を計上し、当期剰余金は 6,526(前年対比 17
0.6%)千円となりました。
株式会社米沢食肉公社は、と畜解体や枝肉セリ市場の開催、牛肉・豚肉の販売、食
肉加工品の販売を営み、売上高は 4,694,283 千円(前年対比 95.3%)を計上し、当
期剰余金 1,147 千円(前年対比 99.5%)となりました。
(4)最近5年間の連結ベースの主要な経営指標(法定)
(単位:百万円、%)
項
目
連結経常収益
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
20,990
20,269
19,288
18,289
18,132
信用事業収益
2,200
2,184
2,163
1,956
1,833
共済事業収益
1,990
1,894
1,842
1,772
1,762
農業関連事業収益
8,744
8,537
8,640
7,997
8,020
その他事業収益
8,056
7,654
6,643
6,564
6,517
472
328
561
566
633
△60
△121
206
354
336
連結純資産額
8,846
8,571
8,738
9,044
9,482
連結総資産額
141,241
141,252
140,257
141,994
142,713
連結自己資本比率
12.07%
12.08%
13.03%
13.61%
13.62%
(事業収益)
連結経常利益
連結当期剰余金
(5)連結貸借対照表(法定)
科
目
( 資 産 の 部 )
1 信用事業資産
(1) 現金及び預金
(2) 有価証券
(3) 貸出金
(4) その他の信用事業資産
(5) 債務保証見返
(6) 貸倒引当金
2 共済事業資産
(1) 共済貸付金
(2) その他の共済事業資産
(3) 貸倒引当金
3 経済事業資産
(1) 受取手形及び経済事業未収金
(2) 棚卸資産
(3) その他の経済事業資産
(4) 貸倒引当金
4 雑資産
5 固定資産
(1) 有形固定資産
建物
機械装置
その他の有形固定資産
土地
減価償却累計額
(2) 無形固定資産
(うち連結調整勘定)
6 外部出資
(1) 外部出資
(2) 外部出資等損失引当金
7 繰延税金資産
8 再評価に係る繰延税金資産
9 繰延資産
資産の部合計
22年度
(平成23年3月31日)
115,702
56,571
6,447
54,368
196
33
△1,913
1,414
1,393
29
△8
6,720
2,117
1,701
3,197
△295
68
10,315
10,214
11,823
3,274
3,261
6,044
△14,188
101
0
7,197
7,233
△36
578
0
0
141,994
(単位:百万円)
23年度
(平成24年3月31日)
114,497
59,100
6,007
50,930
240
33
△1,813
1,377
1,349
28
0
7,445
2,564
1,884
3,245
△248
64
10,023
9,936
11,811
3,187
3,284
5,987
△14,333
87
0
8,777
8,812
△35
527
3
0
142,713
科
目
( 負 債 の 部 )
1 信用事業負債
(1) 貯金
(2) 借入金
(3) その他の信用事業負債
(4) 債務保証
2 共済事業負債
(1) 共済借入金
(2) 共済資金
(3) その他の共済事業負債
3 経済事業負債
(1) 支払手形及び経済事業未払金
(2) その他の経済事業負債
4 設備借入金
5 雑負債
6 諸引当金
(1) 賞与引当金
(2) 退職給付引当金
(3)退任給与引当金
(4)その他引当金
7 繰延税金資産
8 再評価に係る繰延税金負債
9 連結調整勘定
負債の部合計
( 純 資 産 の 部 )
1 組合員資本
(1) 出資金
(2) 資本剰余金
(3) 利益剰余金
(4) 処分未済持分
(5) 子会社の所有する親組合出資金
2 評価・換算差額等
(1) その他有価証券評価差額金
(2) 土地再評価差額金
3 少数株主持分
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
22年度
(単位:百万円)
23年度
(平成23年3月31日)
(平成24年3月31日)
124,633
122,555
1,443
602
33
2,440
1,383
425
632
2,079
1,131
948
66
456
2,151
150
1,960
35
6
0
1,125
0
124,356
122,590
1,302
431
33
2,455
1,339
508
608
2,587
1,380
1,207
55
575
2,214
172
1,991
45
6
0
989
0
132,950
133,231
6,930
5,643
7
1,356
△70
△6
2,114
27
2,087
0
9,044
141,994
7,215
5,551
7
1,726
△63
△6
2,267
94
2,173
0
9,482
142,713
(6)連結損益計算書(法定)
科
目
1 事業総利益
(1) 信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2) 信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補てん備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他事業直接費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸出金償却)
信用事業総利益
(3) 共済事業収益
共済付加収入
その他の収益
(4) 共済事業費用
共済推進費及び共済保全費
その他の費用
共済事業総利益
(5) 購買事業収益
購買品供給高
購買手数料
その他の収益
(6) 購買事業費用
購買品供給原価
購買供給費
その他の費用
購買事業総利益
(7) 販売事業収益
販売品販売高
販売手数料
その他の収益
(8) 販売事業費用
販売品販売原価
販売費
その他の費用
販売事業総利益
(9) その他事業収益
(10) その他事業費用
その他事業総利益
2 事業管理費
(1) 人件費
(2) その他事業管理費
事 業
利 益
(単位:百万円)
23年度
22年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
5,676
1,893
1,771
449
73
1,245
4
49
17
56
571
207
182
7
15
3
10
0
354
△1
0
1,322
1,759
1,661
98
165
79
86
1,594
12,001
11,590
0
411
10,463
9,959
385
119
1,538
952
0
727
225
190
0
80
110
762
1,684
1,224
460
5,170
3,894
1,276
5,814
1,800
1,673
446
74
1,149
4
48
3
76
465
161
140
4
13
4
11
0
293
0
0
1,335
1,751
1,652
99
163
83
80
1,588
12,145
11,737
0
408
10,408
9,949
384
75
1,737
928
0
743
185
210
0
73
137
718
1,507
1,071
436
5,280
3,857
1,423
506
534
科
3 事業外収益
(1) 受取雑利息
(2) 受取出資配当金
(3) 持分法による投資益
(4) その他の事業外収益
4 事業外費用
(1) 支払雑利息
(2) 持分法による投資損
(3) その他の事業外費用
経 常 利 益
5 特別利益
(1) 固定資産処分益
(2) その他の特別利益
6 特別損失
(1) 固定資産処分損
(2) 減損損失
(3) その他の特別損失
税引前当期利益
法人税・住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
当期剰余金
目
22年度
23年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
76
0
27
0
49
17
2
0
15
565
185
2
183
237
16
73
148
109
0
49
0
60
10
1
0
9
633
40
8
32
119
43
45
31
513
175
△16
0
354
554
198
20
0
336
(7)連結キャッシュ・フロー計算書
科
目
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
減価償却費
減損損失
連結調整勘定償却額
貸倒引当金の増加額
賞与引当金の増加額
退職給付引当金の増加額
その他引当金等の増加額
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
有価証券関係損益
固定資産売却損益
固定資産圧縮損
外部出資関係損益
資産除去債務にかかる増加額
持分法による投資損益
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増減
預金の純増減
貯金の純増減
信用事業借入金の純増減
その他の信用事業資産の純増減
その他の信用事業負債の純増減
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増減
共済借入金の純増減
共済資金の純増減
未経過共済付加収入の純増減
その他共済事業負債の増減
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増減
経済受託債権の純増減
棚卸資産の純増減
支払手形及び経済事業未払金の純増減
経済受託債務の純増減
その他経済事業資産の増減
その他経済事業負債の増減
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の純増減
その他の負債の純増減
未払消費税等の増減等
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
事業分量配当金の支払額
小
計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
(単位:百万円)
23年度
22年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
513
468
73
0
△209
22
17
2
△1,771
207
△48
46
△27
2
△17
14
0
1
124
0
554
454
45
0
△151
23
41
0
△1,673
161
△46
43
△49
1
△3
35
0
△1
2
0
3,427
0
1,551
△106
63
△9
3,437
△8,000
35
△140
△65
289
81
△79
32
△35
0
44
△45
84
△25
1
395
9
253
△175
251
0
0
△261
△746
△278
249
431
△561
0
6
△9
0
1,771
△264
53
△48
0
△28
27
0
1,673
△177
46
△44
0
6,584
27
△2
△280
6,329
△4,618
49
△1
△166
△4,736
科
目
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
補助金の受入れによる収入
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
外部出資による支出
外部出資の売却等による収入
22年度
23年度
(自 平成22年4月1日
至 平成23年3月31日)
(自 平成23年4月1日
至 平成24年3月31日)
△1,256
1,329
0
△287
△358
△17
0
252
653
0
△21
△66
△1,656
6
投資活動によるキャッシュ・フロー
△589
△832
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
設備借入れによる収入
設備借入金の返済による支出
出資の増額による収入
出資の払戻しによる支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による支出
少数株主への配当金支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
0
11
△106
189
35
△39
0
90
0
11
0
92
0
△6
0
97
0
0
5 現金及び現金同等物の増加額(減少額)
5,830
△5,471
6 現金及び現金同等物の期首残高
5,133
10,963
7 現金及び現金同等物の期末残高
10,963
5,492
4 現金及び現金同等物に係る換算差額
(8)連結注記表(法定)
<22 年度>
1. 連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
(1)連結の範囲に関する事項
① 連結される子会社・・・・・・・・ 3社
㈱ジェイエイサービスおきたま、協同プランニング、㈱エーコープしらたか
② 非連結子会社・・・・・・・・・
1社
㈲ジェイファームおぐに
非連結子会社は小規模であり、その総資産、売上高、当期純損益の額のうち持分に見合う額、剰
余金のうち持分に見合う額および負債の額のうち持分に見合う額に組合からの当該会社への出資金
を加えた額からみて連結から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、連結の対象から
除いています。
(2)持分法の適用に関する事項
① 持分法適用の子会社及び関連法人等 ・・・・・・・・・ 2社
㈲ジェイファームおぐに、㈱米沢食肉公社
② 持分法非適用の非連結子会社
なし
③ 持分法非適用の関連法人等・・・・・・・・・・15 社
㈲小国町農業振興公社、㈲中津川エフエフ、㈲エコプラントめざみ、㈲アグリメントな
か、㈲アグリサービス上寺泉、㈲アグリサービス安全地帯、㈲アグリサービス川原沢、
㈲アグリサービス草岡、㈲アグリサービス勧進代、㈲エヌエフファクトリー、㈲ナン
ブ、㈲山形南陽のんのん倶楽部、㈱はたファーム、㈱アグリ川井、㈱フレシュ絆
持分法非適用の関連法人等は、当年度純損益(持分に見合う額)および剰余金(持分に見合う
額)からみて持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法の対象
から除いています。
(3)連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
連結されるすべての子会社・子法人等の事業年度末は、連結決算日と一致しています。
(4)連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価に関する事項
連結される子会社・子法人等の資産および負債の評価については全面時価評価法を採用していま
す。
(5)連結調整勘定の償却方法及び償却期間
該当事項はありません。
(6)剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しています。
(7)連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
①現金及び現金同等物の資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金」及び「預
金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
②現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
56,571 百万円
別段貯金、定期性預金及び譲渡性預金
現金及び現金同等物
△45,608 百万円
10,963 百万円
2. 継続組合の前提に関する注記
記載すべき事項はありません。
3.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 次に掲げるものの評価基準及び評価方法
① 有価証券の評価基準及び評価方法
イ
売買目的の有価証券
:時価法(売却原価は移動平均法により算定)
ロ
満期保有目的の債券
:償却原価法(定額法)
ハ 子会社株式及び
関連会社株式
:移動平均法による原価法
ニ その他有価証券
・時価のあるもの
:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資
産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定)
・時価のないもの
:移動平均法による原価法
② 棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品
売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
宅地等(販売用不動産)
、生物(肉用牛)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
人工授精に係る精液
総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) 固定資産の減価償却の方法
③ 有形固定資産
建物
イ 平成 10 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 10 年 4 月1日から平成 19 年 3 月 31 日までに取得したもの
旧定額法
ハ 平成 19 年 4 月1日以後に取得したもの
定額法
建物以外
イ 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 19 年 4 月1日以降に取得したもの
定率法
耐用年数及び減価償却率等については、法人税法に規定する方法と同一の基準に
よっています。米沢第 2・川西中央・川西中郡・川西東部・長井・白鷹・飯豊カン
トリーエレベーター、高畠北部・高畠南部・高畠和田・飯豊中津川ライスセンタ
ー、高畠冷蔵庫、エーコープしらたかに係る資産の償却方法は定額法(旧定額法を
含む)を採用しています。
④ 無形固定資産
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合及び子会社等における利用可能期間(5
年)に基づく定額法により償却しています。
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に
則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)
に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権に
ついては、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込
額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積
ることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金
額を計上しています。
この基準に基づき、当連結会計期は貸倒実績率で算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から
独立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っ
ています。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保
の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額と
して債権額から直接減額しており、その金額は 689,046 千円です。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計期負担分
を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当連結会計期末における退職給付債務及び年金資産の
見込額に基づき、当連結会計期に発生していると認められる額を計上しています。
なお、会計基準変更時差異 2,319,856 千円については、15 年による按分額を費用処理
しています。過去勤務債務は、その発生した年度に全額を費用処理しています。
数理計算上の差異についても、発生した年度に全額を費用処理しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し
ています。
⑤ 外部出資等損失引当金
当組合及び子会社等の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のもの
については有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の
方法により、必要と認められる額を計上しています。
⑦ 睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に
基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上して
います。
⑦ ポイント引当金
㈱エーコープしらたかにおいて、販売促進を目的とするポイント制度に基づき顧客に付与し
たポイントの使用による費用発生に備えるため、当連結会計期末において将来発生すると見込
まれる額を計上しています。
(4) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引
に係る方法に準じた会計処理によっています。
(5) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)
記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表
示しています。
(7)
会計基準の変更に伴う会計方針の変更
当連結会計期から「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計基準第 18 号 平成 20 年 3
月 31 日)及び「資産除去債務に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 21
号 平成 20 年 3 月 31 日)を適用しています。
これにより、事業利益は 3,524 千円、経常利益は 3,524 千円、税引前当期利益は 109,00
0 千円それぞれ減少しています。
5.貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額
土地収用法及び補助事業により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳
額は 4,388,995 千円であり、その内訳は、次のとおりです。
建物 1,298,236 千円
機械装置
1,703,422 千円
その他の償却資産 1,387,337 千円
(2) リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピューター等事務用機器及び ATM 等(平成
20 年 3 月 31 日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しております。
(3) 担保に供している資産
担保に供されている資産は、JAバンク支援制度に基づく定期預金 12,500,000 千円と
為替決済制度に基づく定期預金 3,100,000 千円と指定金融機関の事務取扱に関する契約書
等に基づく定期預金 7,340 千円、さらに差入保証金 890 千円です。
(4) 役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額
金銭債権 382,793 千円
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額
金銭債務 0 千円
(5) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 116,210 千円、延滞債権額は 3,772,976 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事
由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった
貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人
税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同
項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又
は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 171,910 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅
延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 50,425 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の
減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行
った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
4,111,521 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(6) 「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方
法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の
再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再
評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部
に計上しています。
①
再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
②
再評価を行った土地の当期末における時価が再評価後の帳簿価額を下回る金額
1,267,827 千円
③
同法律第3条3項に定める再評価の方法
6.連結損益計算書に関する注記
(1) 減損会計に関する注記
①グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合及び子会社等では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結
果、一般資産並びに共用資産のカントリーエレベーター、ライスセンターについては地区
単位で、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグル
ーピングの最小単位としています。
本店機能を有する事務所及び農機センター等は、独立したキャッシュ・フローを生み出
さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、
共用資産と認識しています。
②減損損失を認識した資産または資産グループの用途、種類、場所等の概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下の通りです。
地区等
物
用
途
種
類
そ の 他
件
高畠
米沢他
旧二井宿取次店
遊休資産
土地及び建物
業務外固定資産
旧米沢南取次店他 5
賃貸用固定資産
土地及び建物
業務外固定資産
遊休資産
土地及び建物
業務外固定資産
施設
米沢他
旧三沢取次店他 14
施設
JAS
小松給油所
営業資産
土地及び建物
業務用固定資産
JAS
旧致芳給油所
遊休資産
土地
業務外固定資産
③減損損失の認識に至った経緯
旧米沢南取次店他 5 資産は賃貸用固定資産として使用されておりますが、使用価値が帳
簿価額まで達しないため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失と認
識しました。
旧二井宿取次店他 15 資産は遊休資産とされ回収可能価額(正味売却価額)で評価し、そ
の差額を減損損失として認識しました。
小松給油所は業務用固定資産として使用されておりますが、収益性の低下から減損損失
と認識しました。
④減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失
の内訳
高畠
旧二井宿取次店
10,418 千円
(建物 2,138 千円、建物附属 558 千円、
構築物 582 千円、器具備品等 20 千円、
土地 7,120 千円)
米沢他
旧米沢南取次店他 5 施
8,068 千円
設
(建物 4,942 千円、建物附属 1,638 千円、
構築物 359 千円、機械装置 21 千円、
器具備品 59 千円、土地 1,049 千円)
米沢他
旧三沢取次店他 14 施設
43,984 千円
(建物 34,754 千円、建物附属 3,535 千円、
構築物 523 千円、機械装置 702 千円、
器具備品 168 千円、土地 4,302 千円)
JAS
小松給油所
10,098 千円
(建物 5,685 千円、建物附属 56 千円、
構築物 4,357 千円)
JAS
旧致芳給油所
583 千円
(土地 583 千円)
⑤回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使
用価値の場合にはその旨及び割引率
イ 賃貸用固定資産の回収可能価額については使用価値を採用しており、適用した割引
率は 5.62%です。
ロ 上記①以外の遊休固定資産の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用してお
り、その時価は公示価格、基準地価、路線価、固定資産税評価額を基礎として算定し
ております。
7.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合及び子会社等は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地
域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債
や地方債などの債券、有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合及び子会社等が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する
貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信
用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有
しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リス
クに晒されています。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
イ 信用リスクの管理
当組合及び子会社等は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対
応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査担当部
署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたって
は、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評
価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資
産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債
権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。ま
た、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき
必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
ロ 市場リスクの管理
当組合及び子会社等では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確
にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このた
め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・
負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務
構造の構築に努めています。
市場リスクに係る定量的情報
当組合及び子会社等で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融
商品です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる
金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金
及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理
的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定
量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな
る金利が 0.3%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 181,364 千円減少するもの
と把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他
のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影
響が生じる可能性があります。
ハ
資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合及び子会社等では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の
資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスク
については、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性
(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、
市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま
れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異な
る前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当連結会計期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりで
す。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含め
ず③に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
共済貸付金
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
資産計
貯金
借入金
共済借入金
経済事業未払金
負債計
連結貸借対照
表
計上額
55,594,178
1,544,960
4,902,243
54,367,830
△1,909,284
52,458,546
1,392,910
2,298,757
△288,393
2,010,364
1,932,647
120,462,434
122,554,628
1,442,780
1,383,494
843,222
126,479,182
時価
差額
55,585,166
△83,237
1,557,717
4,902,243
12,757
0
54,385,739
1,392,910
1,197,241
0
2,010,364
1,932,647
121,589,195
122,554,628
1,428,156
1,383,494
843,222
126,377,451
0
0
1,126,761
△87,107
△14,624
0
0
△101,731
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
イ 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価
額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
しています。
ロ 有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によ
っています。また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
ハ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先
の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることか
ら当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の
合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から
貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
二 経済事業未収金及び経済受託債権
経済事業未収金及び経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
イ 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみな
しています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッ
シュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
ロ 借入金
借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当組合
の信用状態は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似している
と考えられるため、当該帳簿価額によっています。
固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分した当該借入金の元利金の合計額を
リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時
価に代わる金額として算定しています。
ハ 経済事業未払金
経済事業未払金については短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しい
ことから、帳簿価額によっています。
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これら
は①の金融商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
連結貸借対照表計上額
外部出資
7,233,112
外部出資等損失引当金(*)
△36,031
外部出資等損失引当金控除後
7,197,081
(*) 外部出資に対応する外部出資損失引当金を控除しています。
⑤ 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
(単位:千円)
55,594,178
1 年超
2 年以内
0
2 年超
3 年以内
0
3 年超
4 年以内
0
4 年超
5 年以内
0
15,000
10,000
114,945
10,000
905,015
309,744
15,000
609,411
15,000
210,000
480,000
3,699,798
11,549,432
1,688,614
4,706,087
0
4,124,205
0
3,468,887
0
3,157,914
0
26,226,078
0
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のう
ち満期があるもの
貸出金(*1,2)
経済事業未収金(*3)
5 年超
0
合計
18,829,449 4,831,032 5,338,964 4,093,298
3,382,914
30,405,875
(*1) 貸出金のうち、当座貸越 4,471,251 千円については「1 年以内」に含めています。また、期限
のない劣後特約付ローンについては「5 年超」に含めています。
(*2) 貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 1,865,179 千円は償還の
予定が見込まれないため、含めていません。
(*3) 経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 432,552 千円は償還の予定が
見込まれないため、含めていません。
⑥
借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年以内
1 年超
2 年以内
5,126,773
2 年超
3 年以内
4,138,385
3 年超
4 年以内
893,379
4 年超
5 年以内
227,860
5 年超
貯金(*1,
109,083,998
2)
借入金
158,762
153,201
146,251
145,648
132,412
合計
109,242,760
5,279,974
4,284,636
1,039,027
360,272
(*1) 貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。
(*2) 貯金のうち、定期積金 3,339,291 千円については含めていません。
0
706,505
706,505
8.有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの
差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
時価が貸借対照表
計上額を超えるも
の
国債
地方債
社債
その他
時価が貸借対照表
計上額を超えない
もの
国債
地方債
社債
その他
小計
小計
合計
連結貸借対照表
計上額
199,960
0
1,090,000
0
1,289,960
0
255,000
0
0
255,000
1,544,960
時
価
差
203,971
0
1,124,435
0
1,328,406
0
229,311
0
0
229,311
1,557,717
額
4,011
0
34,435
0
38,446
0
△25,689
0
0
△25,689
12,757
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額
及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
貸借対照表計上額
が取得原価又は償
却原価を超えるも
の
貸借対照表計上額
が取得原価又は償
却原価を超えない
もの
取得原価
又は償却原価
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
地方債
社債
その他
小計
合計
1,195,765
99,979
799,176
699,146
2,794,066
1,689,887
365,000
0
0
2,054,887
4,848,953
連結貸借対照表計
上額
1,220,853
101,930
815,618
742,445
2,880,846
1,679,375
342,022
0
0
2,021,397
4,902,243
差額(*)
25,088
1,951
16,442
43,299
86,780
△10,512
△22,978
0
0
△33,490
53,290
*)上記評価差額から繰延税金負債 26,773 千円を差し引いた額 26,517 千円が、「その
他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2) 当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券
当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3) 当連結会計中に売却したその他有価証券
売却額
国 債
売却益
825,759 千円
売却損
17,254 千円
0 千円
(4) 当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券
当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
(5) 当連結会計期中に減損処理した有価証券
当連結会計期中において、減損処理を行った有価証券はありません。
9.退職給付に関する注記
(1)退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度に加え同規程に基づ
き退職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく適格退職年金制度を採用しています。
(2)退職給付債務およびその内訳
退職給付債務
△3,747,394 千円
年金資産
1,132,926 千円
会計基準変更時差異の未処理額
773,285 千円
貸借対照表計上額純額
△1,841,183 千円
退職給付引当金
△1,841,183 千円
※△は貸方項目を示す
(3)退職給付費用の内訳
勤務費用
147,119 千円
利息費用
49,162 千円
期待運用収益
△14,014 千円
数理計算上の費用処理額
会計基準変更時差異の費用処理額
合
計
336 千円
154,657 千円
337,260 千円
(4)退職給付債務等の計算基礎
割引率
1.3%
期待運用収益率
1.4%
退職給付見込額の期間配分法
勤務年数による期間按分方式
会計基準変更時差異の処理年数
15 年
過去勤務債務の処理年数
1年
数理計算上の差異の処理年数
1年
(5)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統
合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 43,624 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 23 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金
の将来見込額は、701,158 千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
651,891 千円
退職給付引当金超過額
559,694 千円
賞与引当金超過額
減損損失
38,773 千円
120,524 千円
資産除去債務
40,506 千円
外部出資等損失引当金
10,674 千円
貸出金不計上未収利息
12,638 千円
その他
36,013 千円
繰延税金資産小計
1,470,713 千円
評価性引当額
△911,019 千円
繰延税金資産合計(A)
559,694 千円
繰延税金負債
全農出資金
△2,149 千円
その他有価証券評価差額金
△26,773 千円
繰延税金負債合計(B)
△28,922 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
530,772 千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
30.85%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
2.22%
△0.97%
4.67%
法人税の特別控除
△0.94%
評価性引当額の増減
△4.93%
その他
1.61%
税効果会計適用後の法人税の負担率
32.52%
9. 賃貸等不動産に関する注記
(1) 賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合及び子会社等では、置賜地域3市5町において保有する旧支店・施設を賃貸の用
に供しています。
(2) 賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
868,649
918,502
(注1)
貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)
当連結会計期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組
合及び子会社等で算定した金額です。また、建物等減価償却資産については帳
簿価額を時価としています。
10.重要な後発事象に関する注記
該当する事項はありません。
<23 年度>
1. 連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項に関する注記
(1)連結の範囲に関する事項
① 連結される子会社・・・・・・・・ 3社
㈱ジェイエイサービスおきたま、協同プランニング、㈱エーコープしらたか
② 非連結子会社
なし
(2)持分法の適用に関する事項
① 持分法適用の子会社及び関連法人等 ・・・・・・・・・ 1 社
㈱米沢食肉公社
② 持分法非適用の非連結子会社
なし
③ 持分法非適用の関連法人等・・・・・・・・・・14 社
㈲ジェイファームおぐに、㈲小国町農業振興公社、㈲エコプラントめざみ、㈲アグリメ
ントなか、㈲アグリサービス上寺泉、㈲アグリサービス安全地帯、㈲アグリサービス川
原沢、㈲アグリサービス勧進代、㈲エヌエフファクトリー、㈲ナンブ、㈲山形南陽のん
のん倶楽部、㈱はたファーム、㈱アグリ川井、㈱フレシュ絆
持分法非適用の関連法人等は、当年度純損益(持分に見合う額)および剰余金(持分に見合う
額)からみて持分法の対象から除いても連結財務諸表に重要な影響を与えないため、持分法の対象
から除いています。
(3)連結される子会社及び子法人等の事業年度に関する事項
連結されるすべての子会社・子法人等の事業年度末は、連結決算日と一致しています。
(4)連結される子会社及び子法人等の資産及び負債の評価に関する事項
連結される子会社・子法人等の資産および負債の評価については全面時価評価法を採用していま
す。
(5)連結調整勘定の償却方法及び償却期間
該当事項はありません。
(6)剰余金処分項目等の取扱いに関する事項
連結剰余金計算書は、連結会計期間において確定した利益処分に基づいて作成しています。
(7)連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の範囲
①現金及び現金同等物の資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金」及び「預
金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
②現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
59,100 百万円
別段貯金、定期性預金及び譲渡性預金
現金及び現金同等物
△53,608 百万円
5,492 百万円
2. 継続組合の前提に関する注記
記載すべき事項はありません。
3.重要な会計方針に係る事項に関する注記
(1) 次に掲げるものの評価基準及び評価方法
① 有価証券の評価基準及び評価方法
イ
売買目的の有価証券
:時価法(売却原価は移動平均法により算定)
ロ
満期保有目的の債券
:償却原価法(定額法)
ハ 子会社株式及び
関連会社株式
:移動平均法による原価法
ニ その他有価証券
・時価のあるもの
:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資
産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定)
・時価のないもの
:移動平均法による原価法
② 棚卸資産の評価基準及び評価方法
購買品
売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
宅地等(販売用不動産)
、生物(肉用牛)
個別法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
人工授精に係る精液
総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
その他の棚卸資産
最終仕入原価法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
(2) 固定資産の減価償却の方法
⑤ 有形固定資産
建物
イ 平成 10 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 10 年 4 月1日から平成 19 年 3 月 31 日までに取得したもの
旧定額法
ハ 平成 19 年 4 月1日以後に取得したもの
定額法
建物以外
イ 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得したもの
旧定率法
ロ 平成 19 年 4 月1日以降に取得したもの
定率法
耐用年数及び減価償却率等については、法人税法に規定する方法と同一の基準に
よっています。米沢第 2・川西中央・川西中郡・川西東部・長井・白鷹・飯豊カン
トリーエレベーター、高畠北部・高畠南部・高畠和田・飯豊中津川ライスセンタ
ー、高畠冷蔵庫、エーコープしらたかに係る資産の償却方法は定額法(旧定額法を
含む)を採用しています。
⑥ 無形固定資産
定額法
なお、自社利用ソフトウェアについては、当組合及び子会社等における利用可能期間(5
年)に基づく定額法により償却しています。
(3) 引当金の計上基準
① 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている資産査定要領、経理規程及び資産の償却・引当基準に
則り、次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。)
に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。)に係る債権に
ついては、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込
額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
破綻懸念先に対する債権のうち債権の元本の回収に係るキャッシュ・フローを合理的に見積
ることができる債権については、当該キャッシュ・フローと債権の帳簿価額から担保の処分可
能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金
額を計上しています。
この基準に基づき、当連結会計期は貸倒実績率で算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産査定要領に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から
独立した査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っ
ています。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保
の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額と
して債権額から直接減額しており、その金額は 668,718 千円です。
② 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計期負担分
を計上しています。
③ 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当連結会計期末における退職給付債務及び年金資産の
見込額に基づき、当連結会計期に発生していると認められる額を計上しています。
なお、会計基準変更時差異 2,319,856 千円については、15 年による按分額を費用処理
しています。過去勤務債務は、その発生した年度に全額を費用処理しています。
数理計算上の差異についても、発生した年度に全額を費用処理しています。
④ 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上し
ています。
⑤ 外部出資等損失引当金
当組合及び子会社等の外部出資先への出資に係る損失に備えるため、出資形態が株式のもの
については有価証券の評価と同様の方法により、株式以外のものについては貸出債権と同様の
方法により、必要と認められる額を計上しています。
⑧ 睡眠貯金払戻損失引当金
睡眠貯金払戻損失引当金は、利益計上した睡眠貯金について貯金者からの払戻請求に
基づく払戻損失に備えるため、過去の払戻実績に基づく将来の払戻損失見込額を計上して
います。
⑦ ポイント引当金
㈱エーコープしらたかにおいて、販売促進を目的とするポイント制度に基づき顧客に付与し
たポイントの使用による費用発生に備えるため、当連結会計期末において将来発生すると見込
まれる額を計上しています。
(4) リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引のうち、会計基準適用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引
に係る方法に準じた会計処理によっています。
(5) 消費税及び地方消費税の会計処理の方法
消費税および地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。
(6)
記載金額の端数処理
記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額千円未満の科目については「0」で表
示しています。
(7) 会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準等の適用
当期の期首以後に行われる会計上の変更及び過去の誤謬の訂正から、「会計上の変更及び
誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第 24 号平成 21 年 12 月4日)及び「会計上
の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 24 号平成 2
1 年 12 月4日)を適用しています。
なお、「金融商品会計に関する実務指針」(日本公認会計士協会会計制度委員会報告第 14
号)に基づき、当期の「貸倒引当金戻入益」は事業費用又は事業外費用から控除しており、
「償却債権取立益」は事業外収益に計上しています。
5.貸借対照表に関する注記
(1) 有形固定資産に係る圧縮記帳額
土地収用法及び補助事業により、有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳
額は 4,392,827 千円であり、その内訳は、次のとおりです。
建物 1,298,236 千円
機械装置 1,713,086 千円
その他の償却資産 1,381,505 千円
(2) リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、コンピューター等事務用機器及び ATM 等(平成
20 年 3 月 31 日以前契約締結のもの)については、リース契約により使用しております。
(3) 担保に供している資産
担保に供されている資産は、JAバンク支援制度に基づく定期預金 12,500,000 千円と為替決
済制度に基づく定期預金 3,100,000 千円と指定金融機関の事務取扱に関する契約書等に基づく
定期預金 7,300 千円、さらに差入保証金 890 千円です。
(4) 役員に対する金銭債権・債務の総額
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債権の総額
金銭債権 382,793 千円
理事、経営管理委員及び監事に対する金銭債務の総額
金銭債務 0 千円
(5) 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 92,276 千円、延滞債権額は 3,178,205 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事
由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった
貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人
税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同
項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又
は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 142,269 千円です。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅
延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 39,456 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の
減免、利息の支払い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行
った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は
3,452,206 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。
(6) 「土地の再評価に関する法律」に基づき土地再評価差額金を計上した場合の再評価の方
法及び同法第 10 条に規定する差額
「土地の再評価に関する法律」(平成 10 年3月 31 日公布法律第 34 号)及び「土地の
再評価に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、事業用の土地の再評価を行い、再
評価差額については、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」
として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部
に計上しています。
①
再評価を行った年月日
平成 11 年 3 月 31 日
②
再評価を行った土地の当期末における時価が再評価後の帳簿価額を下回る金額
1,661,596 千円
③
同法律第3条3項に定める再評価の方法
6.連結損益計算書に関する注記
(1) 減損会計に関する注記
①グルーピングの方法と共用資産の概要
当組合及び子会社等では、投資の意思決定を行う単位としてグルーピングを実施した結
果、一般資産並びに共用資産のカントリーエレベーター、ライスセンターについては地区
単位で、また、業務外固定資産(遊休資産と賃貸固定資産)については、各固定資産をグル
ーピングの最小単位としています。
本店機能を有する事務所及び農機センター等は、独立したキャッシュ・フローを生み出
さないものの、他の資産グループのキャッシュ・フローの生成に寄与していることから、
共用資産と認識しています。
②減損損失を認識した資産または資産グループの用途、種類、場所等の概要
当期に減損を計上した固定資産は、以下の通りです。
地区
川西
物
件
用
途
種
類
そ
の
他
旧中小松倉庫
遊休資産
土地
業務外固定資産
米沢他
旧米沢南取次店他 3 施設
賃貸用固定資産
土地
業務外固定資産
米沢他
旧三沢取次店他 6 施設
遊休資産
土地及び建物
業務外固定資産
③ 減損損失の認識に至った経緯
旧米沢南取次店他 3 資産は賃貸用固定資産として使用されておりますが、使用価値が
帳簿価格まで達しないため帳簿価格を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失
と認識しました。
旧中小松倉庫他 7 資産は遊休資産とされ回収可能価額(正味売却価額)で評価し、そ
の差額を減損損失として認識しました。
④ 減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類毎の減損損失
の内訳
川西
旧中小松倉庫
米沢他
旧米沢南取次店他 3 施設
米沢他
旧三沢取次店他 6 施設
28,435 千円
3,122 千円
13,851 千円
(土地 28,435 千円)
(土地 3,122 千円)
(建物 1,977 千円、建物附属 515 千円、
構築物 501 千円、土地 10,150 千円、
無形 708 千円)
⑤ 回収可能価額が正味売却価額の場合にはその旨及び時価の算出方法、回収可能価額が使
用価値の場合にはその旨及び割引率
イ 賃貸用固定資産の回収可能価額については使用価値を採用しており、適用した割引
率は 5.82%です。
ロ 上記①以外の遊休固定資産の土地の回収可能価額は正味売却可能価額を採用してお
り、その時価は公示価格、基準地価、路線価、固定資産税評価額を基礎として算定し
ております。
7.金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当組合及び子会社等は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合員や地
域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を農林中央金庫へ預けているほか、国債
や地方債などの債券、有価証券による運用を行っています。
② 金融商品の内容及びそのリスク
当組合及び子会社等が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に対する
貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信
用リスクに晒されています。
また、有価証券は、主に債券、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有
しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リス
クに晒されています。
営業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。
③ 金融商品に係るリスク管理体制
イ 信用リスクの管理
当組合及び子会社等は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対
応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に融資審査担当部
署を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたって
は、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評
価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資
産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳正に行っています。不良債
権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。ま
た、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき
必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。
ロ 市場リスクの管理
当組合及び子会社等では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確
にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このた
め、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・
負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務
構造の構築に努めています。
市場リスクに係る定量的情報
当組合及び子会社等で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融
商品です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる
金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金
及び借入金です。
当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理
的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定
量的分析に利用しています。
金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標とな
る金利が 0.3%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 162,155 千円減少するもの
と把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他
のリスク変数の相関を考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影
響が生じる可能性があります。
ハ
資金調達に係る流動性リスクの管理
当組合及び子会社等では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の
資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスク
については、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性
(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。
⑦ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、
市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含ま
れています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異な
る前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
(2) 金融商品の時価に関する事項
① 金融商品の貸借対照表計上額および時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含め
ず③に記載しています。
(単位:千円)
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券
貸出金
貸倒引当金(*1)
貸倒引当金控除後
経済事業未収金
貸倒引当金(*2)
貸倒引当金控除後
経済受託債権
資産計
貯金
負債計
貸借対照表
計上額
58,077,587
1,529,985
4,476,684
51,631,225
△1,810,098
49,821,127
2,320,191
△207,687
2,112,504
2,683,046
118,700,933
122,796,606
122,796,606
時価
差額
57,973,066
△104,521
1,552,109
4,476,684
22,124
0
51,135,790
1,314,663
2,112,504
2,683,046
119,933,199
122,676,104
122,676,104
0
0
1,232,266
△120,502
△120,502
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(*2) 経済事業未収金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
② 金融商品の時価の算定方法
【資産】
イ 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価
額によっています。
満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである
円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定
しています。
ロ 有価証券及び外部出資
株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によ
っています。また、投資信託については、公表されている基準価格によっています。
ハ 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先
の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることか
ら当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の
合計額をリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた額から
貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
ニ 経済事業未収金及び経済受託債権
経済事業未収金及び経済受託債権については短期間で決済されるため、時価は帳簿価
額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額か
ら貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。
【負債】
イ 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみな
しています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッ
シュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引い
た現在価値を時価に代わる金額として算定しています
③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これら
は①の金融商品の時価情報には含まれていません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
外部出資
8,901,271
外部出資等損失引当金(*)
△35,115
外部出資等損失引当金控除後
8,866,156
(*) 外部出資に対応する外部出資損失引当金を控除しています。
⑧ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
貸出金(*1,2)
経済事業未収金(*3)
1 年超
2 年超
2 年以内 3 年以内
3 年超
4 年以内
(単位:千円)
4 年超
5 年超
5 年以内
57,077,587
1,000,000
0
0
0
0
114,977
9,262
905,009
313,833
15,000
620,261
15,000
211,062
15,000
223,742
465,000
3,098,524
10,770,312
1,949,063
4,261,310
0
3,637,598
0
3,326,466
0
3,019,169
0
23,865,798
0
合計
68,921,486 6,480,152 4,272,859 3,552,528 3,257,911
27,429,322
(*1) 貸出金のうち、貸借対照表上の当座貸越 3,871,428 千円については「1 年以
内」に含めています。また、期限のない劣後特約付貸出金 1,945,000 千円につい
ては「5 年超」に含めています。
(*2) 貸出金のうち、3 ヶ月以上延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 2,750,572
千円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
(*3) 経済事業未収金のうち、延滞債権・期限の利益を喪失した債権等 371,128 千
円は償還の予定が見込まれないため、含めていません。
⑨ 有利子負債の決算日後の返済予定額
1 年超
1 年以内
2 年以内
貯金(*1) 112,430,701 4,786,376
2 年超
3 年以内
4,562,008
(単位:千円)
4 年超
5 年超
5 年以内
710,405
0
3 年超
4 年以内
307,116
(*1) 貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。
8.有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額に関する事項
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
①
満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの
差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
種類
時価が貸借対照
表
計上額を超える
もの
時価が貸借対照
表
計上額を超えな
いもの
合計
国債
地方債
社債
その他
小計
国債
地方債
社債
その他
小計
貸借対照表
計上額
199,985
0
300,000
790,000
1,289,985
0
240,000
0
0
240,000
1,529,985
時 価
差 額
202,324
0
317,874
805,049
1,325,247
0
226,862
0
0
226,862
1,552,109
2,339
0
17,874
15,049
35,262
0
△13,138
0
0
△13,138
22,124
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、連結貸借対照表計上額
及びこれらの差額については、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価
貸借対照表計 差額(*)
種類
又は償却原価
上額
貸借対照表計上
国債
2,189,115
2,255,850
66,735
額が取得原価又
地方債
299,987
309,408
9,421
は償却原価を超
社債
1,098,722
1,157,967
59,245
えるもの
その他
600,000
609,898
9,898
小計
4,187,824
4,333,123
145,299
貸借対照表計上
国債
0
0
0
額が取得原価又
地方債
155,000
143,561
△11,439
は償却原価を超
社債
0
0
0
えないもの
その他
0
0
0
小計
155,000
143,561
△11,439
合計
4,342,824
4,476,684
133,860
*)上記評価差額から繰延税金負債 39,928 千円を差し引いた額 93,932 千円が、「その
他有価証券評価差額金」に含まれています。
(2) 当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券
当連結会計期中に売却した満期保有目的の債券はありません。
(3) 当連結会計中に売却したその他有価証券
売却額
国 債
売却益
700,653 千円
2,923 千円
売却損
0 千円
(4) 当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券
当連結会計期中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。
(5) 当連結会計期中に減損処理した有価証券
当連結会計期中において、減損処理を行った有価証券はありません。
9.退職給付に関する注記
(1)退職給付制度の概要
職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時金制度に加え同規程に基づ
き退職給付の一部に充てるため、全共連との契約に基づく適格退職年金制度を採用しています。
(2)退職給付債務およびその内訳
退職給付債務
△3,594,564 千円
年金資産
1,121,494 千円
会計基準変更時差異の未処理額
618,628 千円
貸借対照表計上額純額
△1,854,442 千円
退職給付引当金
△1,854,442 千円
※△は貸方項目を示す
(3)退職給付費用の内訳
勤務費用
145,709 千円
利息費用
48,716 千円
期待運用収益
△15,861 千円
過去勤務債務の費用処理額
△21,366 千円
数理計算上の費用処理額
△9,383 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
154,657 千円
合
計
302,472 千円
(4)退職給付債務等の計算基礎
割引率
1.3%
期待運用収益率
1.4%
退職給付見込額の期間配分法
勤務年数による期間按分方式
会計基準変更時差異の処理年数
15 年
過去勤務債務の処理年数
1年
数理計算上の差異の処理年数
1年
(5)特例業務負担金の将来見込額
人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統
合を図るための農林漁業団体共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共
済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担
金 43,435 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 24 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金
の将来見込額は、681,723 千円となっています。
8.税効果会計に関する注記
(1)繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳は次のとおりです。
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
548,795 千円
退職給付引当金超過額
557,325 千円
賞与引当金超過額
減損損失
資産除去債務
43,529 千円
104,981 千円
36,172 千円
外部出資等損失引当金
9,650 千円
貸出金不計上未収利息
10,934 千円
その他
42,192 千円
繰延税金資産小計
1,353,578 千円
評価性引当額
△796,227 千円
繰延税金資産合計(A)
557,351 千円
繰延税金負債
全農出資金
その他有価証券評価差額金
△1,914 千円
△39,928 千円
有形固定資産(除去費用)
△5,252 千円
繰延税金負債合計(B)
△47,094 千円
繰延税金資産の純額(A)+(B)
510,257 千円
(2)法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
30.85%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
1.64%
△1.36%
3.56%
法人税の特別控除
△0.63%
評価性引当額の増減
△5.21%
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
その他
税効果会計適用後の法人税の負担率
10.15%
1.93%
40.93%
(3) 法人税等の税率の変更
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律」
(平成 23 年法律第 114 号)及び「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要
な財源の確保に関する特別措置法」
(平成 23 年法律第 117 号)が、平成 23 年 12 月 2 日に公布
されました。平成 24 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から法人税率が引き下げられ、また、
平成 27 年 3 月 31 日までの期間(指定期間)に開始する事業年度については、復興特別法人税
が課されることになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する
法定実効税率は、前期の 30.85%から、指定期間内に開始する事業年度については 29.26%、平
成 27 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度については 27.48%に変更されました。その結果、繰
延税金資産が 51,249 千円、再評価に係る繰延税金負債が 121,294 千円それぞれ減少し、土地再
評価差額金が 121,294 千円、その他有価証券評価差額金が 4,897 千円それぞれ増加し、法人税
等調整額が 56,145 千円増加しています。
9. 賃貸等不動産に関する注記
(1) 賃貸等不動産の状況に関する事項
当組合及び子会社等では、置賜地域3市5町において保有する旧支店・施設を賃貸の用
に供しています。
(2) 賃貸等不動産の時価に関する事項
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
861,484
941,076
(注1)
貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。
(注2)
当連結会計期末の時価は、土地については固定資産税評価額に基づいて当組
合及び子会社等で算定した金額です。また、建物等減価償却資産については帳
簿価額を時価としています。
10.重要な後発事象に関する注記
該当する事項はありません。
(9)連結剰余金計算書(法定)
(単位:円、百万円)
科
目
22年度
23年度
(資本剰余金の部)
1 資本剰余金期首残高
7
7
2 資本剰余金増加高
0
0
3 資本剰余金減少高
0
0
4 資本剰余金期末残高
7
7
1,020
1,356
336
370
354
336
1,356
1,726
(利益剰余金の部)
1
利益剰余金期首残高
2
利益剰余金増加高
当期剰余金
3
利益剰余金期末残高
(10)連結ベースのリスク管理債権残高(法定)
(単位:百万円)
区 分
破綻先債権額
延滞債権額
3ヶ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
22 年度
116
3,773
171
50
23 年度
92
3,178
142
40
増 減
△24
△595
△29
△10
合
計(A)
4,112
3,452
△660
うち担保・保証付債権額(B)
2,146
1,649
△497
担保・保証控除後債権額(C)
1,966
1,803
△163
個別計上貸倒引当金残高(D)
1,732
1,633
△99
差 引 額(E)=(C)−(D)
233
170
△63
一般計上貸倒引当金残高
199
188
△11
(注) 1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息
の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを
目的として利息の支払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヶ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から3ヶ月以上延滞している貸出金で、破綻先債
権および延滞債権に該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返
済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞
債権および3ヶ月以上延滞債権に該当しないものをいいます。
5.担保・保証付債権額
リスク管理債権額のうち、貯金・定期積金、有価証券(上場公社債、上場株式)及び確実
な不動産担保付の貸出残高ならびに農業信用基金協会等公的保証機関等による保証付の貸出
金についての当該担保・保証相当額です。
6.個別計上貸倒引当金残高
リスク管理債権のうち、すでに個別貸倒引当金に繰り入れた当該引当金の残高であり、貸
借対照表上の個別貸倒引当金額とは異なります。
7.担保・保証控除後債権額
リスク管理債権合計額から、担保・保証付債権額及び個別計上貸倒引当金残高を控除した
貸出金残高です。
(11)連結ベースの事業別経常収益等(法定)
(単位:百万円)
区
分
信 用 事 業
共 済 事 業
農業関連事業
そ の 他 事 業
計
項
目
22 年度
23 年度
事業収益
1,958
1,833
経常利益
201
185
資産の額
112,072
120,238
事業収益
1,772
1,762
経常利益
502
509
資産の額
5,573
6,049
事業収益
7,997
8,020
経常利益
△206
△182
資産の額
13,652
14,978
事業収益
6,564
883
経常利益
69
△9
資産の額
1,697
1,016
事業収益
18,289
12,498
経常利益
566
503
資産の額
141,994
142,281
(注)連結事業収益は、銀行等の連結経常収益に相当するものです。
2.連結自己資本の充実の状況(法定)
◇連結自己資本比率の状況
平成24年3月末における連結自己資本比率は、13.62%となりました。
連結自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
5,644 百万円(前年度 5,644 百万円)
当連結グループでは、適正なプロセスにより連結自己資本比率を正確に算出し、J
Aを中心に信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応
した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充
実に努めています。
(1)自己資本の構成に関する事項
(単位:百万円、%)
項
目
22 年度
基本的項目
(A)
23 年度
6,930
7,164
5,637
5,545
資本剰余金
7
7
利益剰余金
1,356
1,676
△70
△63
0
0
1,644
1,614
1,445
1,424
199
190
8,575
8,778
8,575
8,778
62,362
64,408
52,186
53,734
25
25
10,150
10,649
出資金
(うち後配出資金)
処分未済持分
その他有価証券の評価差損
連結子法人等の少数株主持分
営業権相当額
連結調整勘定相当額
のれん相当額
補完的項目
(B)
土地の再評価差額と再評価の直前
の帳簿価額の差額の45%
一般貸倒引当金
補完的項目不算入額
自己資本総額 (C)=(A)+(B)
控除項目
(D)
他の金融機関の資本調達手段の
意図的な保有相当額
控除項目不算入額
自己資本額
(E)=(C)(D)
リスク・アセット等計
(F)
資産(オン・バランス)項目
オフ・バランス取引項目
オペレーショナル・リスク相当額
を8%で除して得た額
基本的項目比率
(A)/(F)
11.00%
11.12%
連結自己資本比率
(E)/(F)
13.61%
13.62%
(注)
1.平成 18 年3月 28 日金融庁・農林水産省告示第2号「農業協同組合等がその健全性を判断する
ための基準」に定められた算式に基づき算出したものです。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用
については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっ
ては基礎的手法を採用しています。
(2)自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
(単位:百万円)
22 年度
エクスポージャ
ーの期末残高
我が国の中央政府及び中央銀
23 年度
リスク・ア
所要自己資
エクスポージャ
リスク・ア
所要自己資
セット額
本額
ーの期末残高
セット額
本額
a
b=a×4%
a
b=a×4%
3,079
0
0
2,393
0
0
我が国の地方公共団体向け
11,221
0
0
9,696
0
0
地方公共団体金融機関向け
402
40
2
402
40
2
我が国の政府関係機関向け
300
30
1
500
50
2
0
0
0
0
0
0
58,575
13,271
531
60,928
13,742
550
法人等向け
3,081
2,759
110
1,697
1,456
58
中小企業等向け及び個人向け
7,817
4,553
189
7,896
5,228
216
抵当権付住宅ローン
2,058
697
28
3,126
1,073
43
−
−
0
−
−
0
4,248
2,950
118
3,875
2,580
103
25,144
2,472
99
24,053
2,362
94
共済約款貸付
1,411
0
0
1,366
0
0
出資等
7,322
7,287
291
8,901
8,866
355
−
−
0
−
−
0
−
−
0
−
−
0
19,563
18,152
719
19,983
18,361
727
144,221
52,211
2,088
144,816
53,758
2,150
行向け
地方三公社向け
金融機関及び証券会社向け
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等及び株式会社
産業再生機構保証付
複数の資産を裏付とする資産
(所謂ファンド)のうち、個
々の資産の把握が困難な資産
証券化
上記以外
合 計
1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エ
クスポージャーの種類ごとに記載しています。
2.「エクスポージャー」とは、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額
です。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞して
いる債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関向け及び証券会社向け」、「法人等向け」
等においてリスク・ウエイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャ
ーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。
5.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の
中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資
産(固定資産等)が含まれます。
② オペレーショナル・リスクに対する所要自己資本の額
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
オペレーショナル・リスク相
所要自己資本額
オペレーショナル・リスク相
所要自己資本額
当額を8%で除して得た額
b=a×4%
当額を8%で除して得た額
b=a×4%
a
a
10,780
431
10,649
426
(注)オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、当JAでは基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
粗利益(直近 3 年間のうち正の値の合計額)×15%
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
③ 所要自己資本額
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
リスク・アセット
所要自己資本額
リスク・アセット
所要自己資本額
(分母)合計
b=a×4%
(分母)合計
b=a×4%
a
a
62,991
2,520
64,408
2,576
(3)信用リスクに関する事項
① リスク管理の方法及び手続の概要
当連結グループでは、JA以外で与信を行っていないため、連結グループにおける信用リス
ク管理の方針及び手続等は定めていません。JAの信用リスク管理の方針及び手続等の具体的
内容は、単体の開示内容(p.15)をご参照ください。
(注)単体の「リスク管理の状況」の項目に記載。
② 標準的手法に関する事項
連結自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。
また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付等は次のとお
りです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けのみ使用し、
非依頼格付は使用しないこととしています。
適格格付機関
株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティング・サービシス゛(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリー・リスク・スコアは、
主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
カントリー・リスク・スコア
日本貿易保険
法人等向けエクスポージャー
R&I,Moody's,JCR,S&P,
(長期)
Fitch
法人等向けエクスポージャー
R&I,Moody's,JCR,S&P,
(短期)
Fitch
③ 信用リスクに関するエクスポージャーの期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
信用リスク うち貸出
に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
23 年度
うち債券
うち店頭デ 信用リスク うち貸出
リバティブ に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
うち債券
うち店頭デ
リバティブ
信用リスク
144,221
54,628
6,375
0
144,816
51,191
5,875
0
期末残高
信用リスク
平均残高
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
④ 信用リスクに関するエクスポージャーの地域別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
信用リスク うち貸出
に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
144,221
54,628
0
0
144,221
54,628
23 年度
うち債券
うち店頭デ 信用リスク うち貸出
リバティブ に関するエ 金等
クスポージ
ャーの残高
6,375
0
144,816
51,191
0
0
0
0
6,375
0
144,816
51,191
うち債券
うち店頭デ
リバティブ
国 内
5,875
0
国 外
0
0
合 計
5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
⑤ 信用リスクに関するエクスポージャーの業種別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
23 年度
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
830
うち貸
出金等
うち債
券
760
うち店
頭デリ
バティ
ブ
0
0
33
0
631
0
33
0
631
0
0
0
0
0
0
0
0
0
信用リスク
に関するエ
クスポージ
ャーの残高
710
うち貸
出金等
うち債
券
652
うち店
頭デリ
バティ
ブ
0
0
0
0
214
0
0
0
214
0
0
0
0
0
0
0
0
0
建設・不動産業
723
524
199
0
681
481
199
0
法 電気・ガス・熱供給・
17
17
0
0
17
17
0
0
人 水道業
運輸・通信業
137
37
100
0
333
32
301
0
金融・保険業
58,397
1,945
2,297
0
60,622
1,945
2,297
0
卸売・小売・飲食・サ
1,475
895
0
0
1,354
647
0
0
ービス業
日本国政府・地方公共
14,759 10,980
3,779
0
12,376
9,298
3,078
0
団体
その他
275
274
0
0
301
301
0
0
個 人
38,862 38,532
0
0
37,889 37,604
0
0
その他
28,082
0
0
0
30,319
0
0
0
合 計
144,221 54,628
6,375
0
144,816 51,191
5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相
当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範囲内で、利用者の請求
に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大
きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。
4.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
⑥ 信用リスクに関するエクスポージャーの残存期間別の期末残高及び主な種類別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
1年以下
23 年度
信用リスク
うち貸
うち債
う ち 店 信用リスク
うち貸
うち債
うち店
に関するエ
出金等
券
頭 デ リ に関するエ
出金等
券
頭デリ
クスポージ
バ テ ィ クスポージ
バティ
ャーの残高
ブ
ブ
ャーの残高
59,996
6,261
0
0
61,080
4,892
100
0
1年超3年以下
5,480
3,187
1,293
0
5,157
2,362
1,795
0
3年超5年以下
3,665
2,864
801
0
3,294
2,893
401
0
5年超7年以下
4,023
3,421
602
0
4,551
3,152
1,398
0
7年超 10 年以下
7,920
5,435
2,486
0
6,720
5,925
796
0
10 年超
28,460
27,267
1,193
0
28,114
26,729
1,385
0
期限の定めのないもの
34,677
6,193
0
0
35,900
5,238
0
0
合 計
144,221
54,628
6,375
0
144,816
51,191
5,875
0
(注)
1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取
引の与信相当額を含みます。
2.「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バラン
スシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間・融資枠の範
囲内で、利用者の請求に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約における融資可能残
額のことです。
3.「店頭デリバティブ」とは、株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で
仮想的に大きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる
取引のことです。
⑦ 三月以上延滞エクスポージャーの期末残高の地域別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
国
内
4,248
3,875
国
外
0
0
合
計
4,248
3,875
(注)「三月以上延滞エクスポージャー」には、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上
延滞しているエクスポージャーほか、外部格付・カントリーリスク・スコアによってリスク・ウエイ
トが 150%となったエクスポージャーを含めています。
⑧ 三月以上延滞エクスポージャーの期末残高の業種別の内訳
(単位:百万円)
22 年度
23 年度
農業
343
306
0
0
法 建設・不動産業
14
13
人 運輸・通信業
23
22
卸売・小売・飲食・サービス業
98
40
その他
30
9
製造業
個
人
4,156
3,485
合
計
4,694
3,875
(注)「三月以上延滞エクスポージャー」には、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上
延滞しているエクスポージャーほか、外部格付・カントリーリスク・スコアによってリスク・ウエイ
トが 150%となったエクスポージャーを含めています。
⑨ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
22 年度
区 分
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
国 内
国 外
法
農業
期中増加額
299
199
期中減少額
目的使用
期末残高
その他
−
299
期首残高
199
期中増加額
199
188
期中減少額
目的使用
期末残高
その他
−
199
188
2,110 2,012
78 2,032 2,012 2,012 1,874
38 1,974 1,874
2,110 2,012
78 2,032 2,012 2,012 1,874
38 1,974 1,874
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
331
292
製造業
11
9
建設・不動産業
35
37
0
18
37
35
0
0
1,598
1,483
運輸・通信業
卸売・小売・飲
人
期首残高
23 年度
食・サービス業
その他
個 人
⑩ 貸出金償却の額
(単位:百万円)
項 目
22 年度
23 年度
農業
−
−
林業
−
−
水産業
−
−
製造業
−
−
鉱業
−
−
建設・不動産業
−
−
電気・ガス・熱供給・水道業
−
−
運輸・通信業
−
−
金融・保険業
−
−
卸売・小売・飲食・サービス業
−
−
その他
−
−
個 人
1
0
合 計
1
0
法
人
⑪
信用リスク削減効果勘案後の残高及び自己資本控除額
(単位:百万円)
22 年度
格付
格付
あり
なし
23 年度
計
格付
格付
あり
なし
計
信用リ
リスク・ウエイト0%
0
18,465
18,465
0
16,014
16,014
スク削
リスク・ウエイト 10%
0
22,085
22,085
0
24,089
24,089
減効果
リスク・ウエイト 20%
0
58,180
58,180
0
59,598
59,598
勘案後
リスク・ウエイト 35%
0
1,997
1,997
0
3,010
3,010
リスク・ウエイト 50%
0
1,875
1,875
0
1,799
1,799
リスク・ウエイト 75%
0
5,504
5,504
0
5,185
5,185
リスク・ウエイト 100%
0
30,674
30,674
0
30,620
30,620
リスク・ウエイト 150%
0
1,508
1,508
0
1,278
1,278
その他
0
0
0
0
0
0
自己資本控除額
0
0
0
0
0
0
0
140,288
140,288
0
141,593
141,593
残高
計
(4)信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結自己資本比率の算出にあって、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」におい
て定めています。信用リスク削減手法の適用及び管理方針、手続は、JAのリスク管理の方針
及び手続に準じて行っています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、単体の
開示内容をご参照ください。
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:百万円)
22 年度
区 分
適格金融
保証
資産担保
23 年度
クレジッ
適格金融
ト・デリ
資産担保
保証
クレジッ
ト・デリ
バティブ
バティブ
我が国の政府関係機関向け
0
0
0
0
0
0
地方三公社向け
0
0
0
0
0
0
金融機関向け及び証券会社向け
0
0
0
0
0
0
法人等向け
6
265
0
5
229
0
422
1,540
0
369
593
0
抵当権住宅ローン
0
0
0
0
0
0
不動産取得等事業向け
0
0
0
0
0
0
19
0
0
4
5
0
証券化
0
0
0
0
0
0
その他
0
0
0
0
0
0
中小企業等向け及び個人向け
三月以上延滞等
(注)
1.「エクスポージャー」とは、資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額です。
2.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係
るエクスポージャー及び「金融機関向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウエイトが 150%になったエ
クスポージャーのことです。
3.「証券化」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、
その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引のことです。
4.「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外
の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・右記以外(固定資産等)が含まれます。
5.「クレジット・デリバティブ」とは、信用リスクをヘッジ(回避・低減)するために、債務者である会社等
の信用力を指標に将来受け渡す損益を決める取引です。
(5)派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
(6)証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
(7)オペレーショナル・リスクに関する事項
① オペレーショナル・リスクに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかるオペレーショナル・リスク管理は、子会社においてはJAのリスク管
理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社については、これらに準
じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び手続等の具体的内容は、
単体の開示内容をご参照ください。
(8)出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
① 出資等又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
連結グループにかかる出資等又は株式等エクスポージャーに関するリスク管理は、子会社に
おいてはJAのリスク管理及びその手続に準じたリスク管理を行っています。また、関連会社
についても、子会社に準じたリスク管理態勢を構築しています。JAのリスク管理の方針及び
手続等の具体的内容は、単体の開示内容をご参照ください。
② 出資等エクスポージャーの連結貸借対照表計上額及び時価
(単位:百万円)
22 年度
連結貸借対照表
23 年度
時価評価額
連結貸借対照表
計上額
時価評価額
計上額
上 場
0
0
0
0
非上場
7,197
7,197
8,777
8,777
合 計
7,197
7,197
8,777
8,777
(9)金利リスクに関する事項
①
金利リスクの算定方法の概要
連結グループの金利リスクの算定方法は、JAの金利リスクの算定方法に準じた方
法により行っています。JAの金利リスクの算定方法は、単体の開示内容をご参照く
ださい。
②
金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:百万円)
22 年度
金利ショックに対する損益・
経済価値の増減額
23 年度
1,180
1,042
Ⅶ
財務諸表の正確性等にかかる確認(要請及び取り組み方針)
確認書
1.
私は、当JAの平成23年4月1日から平成24年3月31日までの事業
年度にかかるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に
関するすべての重要な点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に
表示されていることを確認いたしました。
2. この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備
され、有効に機能していることを確認しております。
(1)
業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制
が整備されております。
(2) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有
効性を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告され
ております。
(3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されておりま
す。
平成24年6月15日
山 形 お き た ま 農 業 協 同 組 合
代表理事理事長
【JAの概要】∼平成 24 年 4 月時点∼
1.機構図(法定)
2.役員構成(役員一覧)(法定)
(平成 24 年 7 月末現在)
役
員
氏
名
役
員
氏
名
経営管理委員会会長
木村敏和
経営管理委員
佐藤総一
経営管理委員会副会長
色摩富一
経営管理委員
内谷良一
経営管理委員会副会長
船山博夫
経営管理委員
孫田和彦
経営管理委員
山田順一
経営管理委員
鈴木靖浩
経営管理委員
荒生正徳
経営管理委員
廣居寛衛
経営管理委員
相良収一
経営管理委員
宮田和幸
経営管理委員
伊藤
悟
経営管理委員
大滝権一
経営管理委員
近野裕一
経営管理委員
小川啓一
経営管理委員
若林英毅
経営管理委員
那須清志
経営管理委員
大竹
茂
経営管理委員
佐藤洋子
経営管理委員
竹田喜博
経営管理委員
伊藤憲一
経営管理委員
平美代子
経営管理委員
菅野英一郎
経営管理委員
落合
力
経営管理委員
渡部京一
経営管理委員
鈴木秀男
経営管理委員
小関和美
経営管理委員
川﨑吉巳
経営管理委員
梅津康子
経営管理委員
佐藤千壽
経営管理委員
高橋武一
経営管理委員
佐藤憲一
代表理事理事長
鈴木文衛
常務理事
渡部義満
代表理事専務
鈴木
常務理事
齋藤和博
代表理事常務
小川浩美
代表監事
鈴木正人
監
事
渡部博雄
常勤監事
淀 文一
監
事
高橋俊弘
常勤監事
大場一行
覚
3.組合員数
区
分
正組合員
22年度
(単位:人、団体)
増
減
23年度
22,238
21,929
△309
個
人
22,164
21,856
△308
法
人
74
73
△1
9,552
9,676
124
准組合員
個
人
8,862
8,986
124
法
人
690
690
0
31,790
31,605
△185
合
計
4.組合員組織の状況
(単位:組合・人)
組織名
生産実行組合
構成員数
組織名
構成員数
897 組合 きゅうり振興部会
80 名
青年部
742 名 トマト振興部会
51 名
女性部
777 名 すいか振興部会
24 名
43 名 メロン振興部会
48 名
フレッシュミズ
稲作振興会
5,333 名 ねぎ振興部会
果樹振興会
2,072 名 アスパラガス振興部会
38 名
170 名
野菜振興会
818 名 特産野菜振興部会
370 名
花卉振興会
145 名 菌茸振興部会
33 名
畜産振興会
353 名 切花振興部会
54 名
酪農振興会
57 名 枝物振興部会
33 名
養蚕振興会
2 名 鉢物振興部会
18 名
さくらんぼ振興部会
551 名 トルコききょう振興部会
15 名
ぶどう振興部会
676 名 アルストロメリア振興部会
16 名
大粒ぶどう振興部会
164 名 ダリア振興部会
39 名
りんご振興部会
330 名 食用菊振興部会
61 名
西洋梨振興部会
324 名 米沢牛振興部会
337 名
27 名 養豚振興部会
14 名
もも振興部会
5.特定信用事業代理業者の状況(法定)
該当する取引はありません。
6.地区一覧
JA 山形おきたまは、米沢市、長井市、南陽市、高畠町、川西町、白鷹町、
飯豊町、小国町の 3 市 5 町からなる 8 行政区管内の広域合併JAです。
7.沿革・あゆみ
平成 6 年 4 月 1 日、山形県内、置賜地区の 9 つの総合JA(旧 JA 米沢市、旧 JA
高畠町、旧 JA 南陽、旧 JA 山形川西、旧 JA ながい、旧 JA 西根、旧 JA 白鷹町、旧 J
A 飯豊町、旧 JA 山形小国)と 1 専門JA(旧 JA 置賜酪農)が合併し、山形おきた
ま農業協同組合(JA 山形おきたま)を設立しました。
8.店舗等のご案内(法定)
(平成 24 年 7 月現在)
店
舗
名
住
所
電 話
ATM 設
番 号
店
舗
名
住
所
電 話
ATM
番 号
置台数
設置台数
< 本 店 >
本
店
本店
沖郷出張所
999-0121 川西町大字上小松 978-1
0238-46-3111
<川西町>
999-2174 高畠町大字福沢 2822
0238-57-4791
川 西 支 店
999-2241 南陽市郡山 1039
0238-43-2660
1台
999-0121 川西町大字上小松 17351
0238-42-3125
2台
999-0121 川西町上小松 1034
0238-42-2150
1台
(営農セ ンター)
川西支店営農
<米沢市>
セ ン タ ー
米 沢 支 店
992-0012 米沢市金池 3-1-55
0238-22-0430
1台
<長井市>
米沢北出張所
992-0005 米沢市窪田町藤泉 129-1
0238-36-0211
1台
あやめ支店
993-0035 長井市時庭 1855-3
0238-83-3511
1台
米沢東出張所
992-0117 米沢市川井 123
0238-28-8404
1台
長井出張所
993-0084 長井市栄町 411
0238-84-1533
2台
西根出張所
993-0062 長井市川原沢 228
0238-88-4611
1台
992-0832 白鷹町大字荒砥乙 726-1
0238-85-2126
999-0602 飯豊町大字萩生 528
0238-72-2007
1台
999-1361 小国町大字栄町 48
0238-62-2092
1台
<高畠町>
たかはた支店
992-0351 高畠町大字高畠 398
0238-52-0057
1台
<白鷹町>
992-0344 高畠町大字深沼 1-1
0238-52-1211
1台
白 鷹 支 店
糠野目出張所
999-2174 高畠町大字福沢 2822
0238-57-2106
1台
<飯豊町>
和田出張所
992-0262 高畠町大字元和田 112
0238-56-3001
1台
飯 豊 支 店
たかはた経済
事
務
所
<南陽市>
<小国町>
南 陽 支 店
992-0472 南陽市宮内 864
0238-45-3000
2台
赤湯出張所
992-2221 南陽市椚塚 1265
0238-43-3150
1台
小 国 支 店
店舗外ATM設置台数30台
市
町
設
置
場
町
設
置
場
所
沢
市
G o o d
沢
川
西
町
旧
玉
庭
取
次
店
米
沢
市
介護ショップJAさわやか店
川
西
町
旧
東
沢
取
次
店
米
沢
市
キ
店
長
井
市
旧
致
芳
取
次
店
米
沢
市
旧
店
長
井
市
旧
平
野
取
次
店
米
沢
市
舘
場
長
井
市
旧
高
畠
町
旧
店
白
鷹
町
旧
高
畠
町
高
場
白
鷹
町
旧
南
陽
市
ヨ ー ク ベ ニ マ ル 南 陽 店
白
鷹
町
白 鷹 町 東 根 地 区 公 民 館
南
陽
市
旧
梨
郷
取
次
店
白
鷹
町
エーコープしらたか(2台)
南
陽
市
旧
金
山
取
次
店
飯
豊
町
旧
南
陽
市
旧
中
川
取
次
店
飯
豊
町
飯
川
西
町
中 郡 ふ れ あ い セ ン タ ー
飯
豊
町
飯豊町町民センター「あーす」
川
西
町
吉 島 ふ れ あ い セ ン タ ー
飯
豊
町
飯
川
西
町
旧
犬
川
取
次
店
飯
豊
町
旧
川
西
町
旧
大
塚
取
次
店
ラ
米
食
沢
南
山
亀
品
畠
桑
山
取
選
岡
米
市
米
ム
c a r
所
次
果
取
町
次
役
伊
佐
沢
蚕
桑
鮎
貝
添
豊
町
支
取
手
ノ
次
子
川
駅
役
取
店
店
次
町
津
次
取
川
豊
中
取
店
店
前
場
次
店
山形おきたま農業協同組合
〒 9990121
山形県東置賜郡川西町上小松 978 番地の 1
TEL.0238−46−3111
FAX.0238−46−3335