通算235号 - NPO法人 堺観光ボランティア協会

発行所:NPO 法人 堺観光ボランティア協会
理事長
川上 浩
〒590-0077 堺市堺区中瓦町 2-3-24
12 月号(通算 235 号)
(博愛ビル 1F)Tel & Fax 072-233-0531
e-mail:[email protected]
URL:http://www.nposakai.org
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堺文化財特別公開期間中との同時進行であり、
今年度の秋季堺文化財特別公開は、「堺に残
多くの方々から不興と不満の声をいただきまし
る寺町を訪ねて-人物でたどる奥深い歴史と
た。歴史面には秀でた堺観光ボランティアでは
号)
文化-」のタイトルで、11 月 3 日(木・祝)~6
日
2016 年(平成 28 年)12 月 ありますが、文化や芸術、アート面では、それ
1 日発行
(日)と 11 月 11 日(金)~13 日(日)、13 箇所で開
行
ぞれの趣向もあり、取り組み方の未熟さもあり
催。今回のプロデューサーを務めました当協会
ましたが、文化財特別公開報告会までに、皆様
の事業部長 柿澤が特別公開を総括しました。
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の貴重なご意見ご感想を文章にまとめて、これ
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からの文化財特別公開のあり方、堺観光ボラン
2015 年(平成 27 年) 2 月 1 日発行
ティアとして、必要かつ不可欠な活動のあり方
などご意見賜れば幸甚です。
2014 年(平成 26 年) 11 月 1 日発行
ところで、今秋の堺文化財特別公開は総じて
月 1 日発行
前半、後半とも好天に恵まれて、スタンプラリ
ーなど目的が違えど、まちは老若男女で溢れ賑
月 1 日発行
わっていた気が致しました。ループバスなど、
やはり堺観光ボランティアのガイドが乘ってこ
そ堺を走る血肉となるのを実感しました。ミニ
堺に残る寺町を訪ねて「人物でたどる奥深い
ガイドにも多くの参加者が集い、ツアーガイド
歴史と文化」のタイトルで始まった本年度の秋
部の案内の声が活気に満ちていました。華美芝
季堺文化財特別公開、各公開箇所のスタッフの
居部隊も、遊撃隊として皆さんに兵糧を配達す
皆様は、その公開箇所ゆかりの人物にスポット
るかたわら、リレーウォークの方々や長泉寺、
を当て、苦心と工夫を凝らし、各自がテーマに
開口神社、堺市立中央図書館、堺市博物館など
添った案内をしていただいていたのが印象的で
各所で巡業公演をするという忙しさで、過去最
した。
高の 500 人に迫る人々に見ていただきました。
文化財恐るべし!会期中には河口慧海や北向
呈茶も毎回好評で定着した感があります。新調
道陳のご子孫の方々も堺を訪ねられ、ゆかりの
された呈茶チームの揃いのユニホームも粋で素
方々とご縁を結ぶ機会を得られたのも、マンネ
敵だとお客さまか
リ化が叫ばれて久しいけれど、これも文化財特
ら好評でした。
別公開の成せる業!と改めて、これまでの継続
日々の活動に追
性と隠れた堺の未知の魅力の掘り下げに性懲り
われ、ふと見渡せ
もなく熱意を感じた次第です。
ば樹木たちの色鮮
今回は「大仙公園×金魚アート・ピクニック」 やかな紅葉・・・、
と同時進行となり、スタッフの皆様には多大の
秋の深まりととも
負担をおかけしました。初日 8 日(火)は大雨にた
に秋季堺文化財特
たられ、大仙公園各箇所の昼食交代要員で雨中
別公開が、今年も
を走りまわっているとき、
“金魚が雨の洗礼をし
無事に終了出来ま
ているのか”と恨めしく、黙々と配置に就いて
した。皆様の活躍
いただいている皆様には申し訳なく手を合わす
とご尽力に心から
思いでした。10 月、11 月は観光シーズンでもあ
お礼申し上げます。
り、イベントや行事も多彩です。ましてや秋季
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
11 月 3 日(木・祝)~6 日(日)、11 月 11 日(金)~13 日(日)で開催の今年の秋季堺文化財特別公開。
今回は 13 箇所の寺社等が特別公開されましたが、堺観光ボランティアはこれらすべての寺社等でおもて
なしの心でご案内させていただきました。また、公開箇所以外でも、山口家住宅等で呈茶、ミニガイド、ル
ープバス内でのご案内、そして華美芝居でも活躍しました。それらの活躍ぶりを紹介します。
*妙國寺 ミニ講座とライトアップコンサートで大賑わい
[リーダー 矢木 隆史]
今秋の文化財特別公開は、堺市博物館が 11 月1日(火)~12 月 11 日(日)まで、
「妙國寺の歴史と
名宝を訪ねて」のテーマで企画展を開催している最中での秋季堺文化財特別公開となりました。特
に堺市博物館で、今回初めて公開された国宝級の日蓮聖人自筆曼荼羅本尊に関心が集まり、誤って
お寺の方へ来られるお客様もありました。
お寺での今回の目玉は、堺市博物館学芸員の
矢内一磨氏による 2 回(11 月 5 日、13 日)の
ミニ講座「妙國寺をめぐる人々・奥深い歴史を
たずねる」です。秋季堺文化財特別公開パンフ
レット記載の案内記事が細かく目立たなかっ
たので、来られる方が少ないのではないかと、
気になりましたが、実際は次々と来られるお客
様で 2 回のミニ講座合計で聴講者数は 70 名以
上となり、ミニ講座としては大成功でした。矢
内氏は堺の古地図等を前にお話されました。平
成 18 年に相生市で発見された堺奉行浅野長恒(ながつね)にかかわる古文書に含まれていた妙國
寺絵図は初めて公開されたもので、江戸時代中期の伽藍配置が詳細に記載されており、その壮大さ
に改めて感動しました。昨年再建された講堂もその絵図に載っています。また、大蘇鉄が安土城で
織田信長を震えあがらせた故事について、受難の日珖上人や堺人の反信長の思いがこもっているの
ではと述べられました。
13 日(日)の稲本渡さんの妙國寺庭園ライトアップコンサートには、110 名の方が来場され客殿が
あふれんばかりの盛況でした。前日までの寒さも和らぎ名月まで現われ、演奏曲もみんなのよく知
っている曲でしたので、幽玄の中、大変気持ちの良いコンサートになりました。
*南宗寺 自然も堪能していただきました
[リーダー 松井 彰夫]
「これで案内を終わります。ありがとうございました」の声を聞くなり、一瞬の“間”も置かず、
次のガイドをお願いする。本当に水分補給する“間”、トイレにいく“間”もなく、拝観者を誘
導(ガイド)してもらう。ガイド担当者は休憩することなく、声を枯らしてご案内に徹する。ガ
イド担当者もつらいが、指示する方もつらい。これが、南宗寺の土、日、祝日の午後です。その
甲斐もあって、拝観頂いたほとんどの方に対応、ご案内できました。
*12号のインデックス(目次)
「秋季堺文化財特別公開」総括
「秋季堺文化財特別公開」活躍紹介
P1
2
定点ガイド部ニュース
広報部ニュース(月間予定表)
P29
31
事務局ニュース
12
ガイド便利メモ
34
総務部ニュース
12
トピックス
34
研修部ニュース
事業部ニュース
13
14
あ・ら・かると
施設・店舗の休館(休業)日
37
37
ツアーガイド部ニュース
企画部ニュース
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26
平成 28 年 10 月度活動実績と内容
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
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今回も茶室「実相庵」と本堂(方丈)が特別公開となり、「実相庵」では、拝観者の皆さまは一
応ににじり口の小ささと二畳台目の狭さ、そして全体が醸し出す空間の狭さに驚かれ、「こんな狭
いところで、密談も行われた?」などの質問もありました。ガイドの説明もとても上手でした。方
丈の濡れ縁に短時間ですが腰掛けていただき、枯山水の案内をしながら“目”で庭を、水琴窟の水
音を“耳”で楽しみ、そして手水鉢で手を清めるとともに心も清め、最後にお茶を“舌”で味わう
ことの日本の茶道の奥深さを一連の流れの中で説明していました。
家康の墓にも、非常に関心を寄せられました。NHK の大河ドラマ「真田丸」の影響でしょうか、
いつも以上に聞き耳を立てていただきました。
仏殿の「八方睨みの龍」にも、いつものように、
「どうして?なんで?」の感嘆の声をあげられ
ていました。
後半の特別公開期間中では、境内のハゼの木
の紅葉も進み、拝観者の皆さんは文化財のみな
らず、南宗寺の自然も充分に堪能されたと思わ
れます。最終日、最終の拝観者をお見送りした
後のホッとする満足感、今回も充分味わわせて
いただきました。ありがとうございました。
*天慶院 「径山の図」(きんざんのず)とルソンツボ
[リーダー 山田 武彦]
好天続きで、暑くもなく寒くもない絶好の行楽日和の中、
今年の秋の文化財特別公開は終わりました。私の担当した
「天慶院」は南宗寺本坊の一番近くにあり、座敷から本坊
の建物や景観が見られ、文字通り借景の秋の庭でした。
今回の特別公開の宝物では、「径山の図」が有りました。
これは中国の径山万寿寺の図です。日本料理に欠かせない
醤油は、金山寺味噌から派生したものといわれますが、そ
の金山寺味噌の由来の1つに、鎌倉時代の建長元年(1249
年)に、宋(今の中国)に渡った法燈国師が、この寺で知
った「径山寺味噌」を日本に持ち帰り製法を和歌山へ伝え
たのが始まりというのがありますので、この寺は日本料理
とも深い係わりのあることになります。これはコピーです
が非常に精工に描かれたもので、本図は京都にあって重文
とか国宝になっているそうです
もう一つはルソンツボです。茶道との関連で話には聞いていますが、手の届く近さにあって毎日
見られるとは幸せでした。ルソンツボは名前のようにルソン島(フィリピン諸島)でできたように
思いますが、そうではなくて産地は中国です。それがルソン島へ渡り、ものを詰められて、その後、
日本に送られて来たのです。
この寺はご住職も積極的で、案内パンフレットも自分でコピーされ、毎日のように会場に来ては、
興に乗れば自ら案内をされるということでお客様も大満足でした。その上、ご住職の友人の元泉北
すえむら資料館の館長森村健一氏がたびたび会場に来られ、ツボと環濠都市遺跡に関するミニ解説
を何度もしてくださいました。
配置の受付担当者も熱心で、拝観者を 1 人でも増やそうと、受付を門の外へ出す工夫をしてみた
り(このやり方は、翌日から他のお寺も見習っていた)など、関係者全員の知恵と労力でおもてな
しの心を発揮した 7 日間でした。
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平成 28 年 12 月 1 日発行
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*徳泉庵 展示文化財以外にも魅了がいっぱい
[リーダー 樽野 美千代]
今回はじめて徳泉庵の担当になりました。ほ
とんど予備知識のない状態でしたが、そこは堺
観光ボランティア協会の底力、先輩たちのまと
められたマニュアルや展示される掛け軸のキ
ャプションなどがあり、知恵やモノを貸してい
ただいて準備しました。涅槃図や臨済宗の知識
が不十分なので、図書館で本を借り、ネットで
検索し、先輩に貸していただいた『禅と茶』と
いう本も読みました。公開が始まってみると、
会計(お金とチケットの集計)が大変でした。それも先輩が緻密な集計表を作って下さったので、
後半の 3 日間はあっという間に集計できました。
徳泉庵には掃除の行き届いた境内、枯山水のお庭、嵯峨御流の生け花など、展示された掛け軸や
涅槃図以外にも魅力が一杯ありました。特にお庭は、昨年、さかい利晶の杜のオープンの時、堺に
来られた千玄室大宗匠が「ここと海会寺のお庭が一番好き」とおっしゃっただけあって、素晴らし
いものです。お庭・三層の練り塀・南宗寺や海会寺の木々の借景で奥行きと広がりがあり、空の青
が映えています。お客様をご案内しながら、ガイドが一番感動していたかも知れません。小さいこ
とにはくよくよせず、大きな心で頑張ろうという気持ちが起こる不思議な力のあるお庭です。
最終日、入口の柱で“とげ”が刺さったお客様には、救護班がすぐに出動して下さいました。い
ろいろな面で助けていただいた先輩方とご一緒に、無事に公開を終えることができて感謝していま
す。ありがとうございました。
*海会寺で歴史を感じながら
[リーダー 江川 栄一]
国の重要文化財に指定されている本堂で、お客様に
ゆっくりと座って頂きながらご案内ができた7日間
でした。
今回の見どころは、文英清韓の墨蹟屏風6曲1双と
徳川家歴代将軍の朱印状です。
文英清韓や鐘銘文「国家安康」については、NHK
大河ドラマ「真田丸」の影響が大きく、テレビで見た
よと言われるお客様が半分以上おられました。テレビ
の話で盛り上がった後に、文英清韓の屏風を間近かで
じっくりと見て頂きました。屏風は、中国の書物や漢
詩や仏教界の話などが漢文で書かれています。読めな
い字ばかりで難解な内容でしたが、できるだけ分かり易く解説するように心掛けました。
徳川家歴代将軍の朱印状は、徳川秀忠、家光、綱吉(5 代)、吉宗(8 代)の有名な将軍4名の朱
印状を展示しました。朱印状という言葉は知ってるけど、本物は初めて見るわというお客様ばかり
でした。「綺麗やなぁ、大きいなぁ」と言いながら、鮮やかな朱印と美しい和紙に見入っておられ
ました。海会寺には 11 通の朱印状が保管されているので、次回はぜひ全て展示して頂けることを
期待しています。
都会の喧騒を離れて、歴史がいっぱい詰まった空間の中で、お客様と一緒に心地良い時間を過す
ことができました。ありがとうございました。
*大安寺の配置 大河ドラマ「黄金の日々」も話題に
[リーダー 藤井 英樹]
大安寺は本堂、76 面の障壁画が国の重要文化財に指定されていますが、意外と堺の皆さんが見
ていないことが分かりました。来られたお客様の満足度は高いのですが・・・。
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堺観光ボランティア協会のコンセプトは「堺
のまちづくり」ですが、改めて秋季堺文化財特
別公開を通じて来訪されたお客様に喜んで頂
き、リピーターを増やすことの重要性を実感し
ました。
年 配 の 方 は N H K の 大 河 ド ラ マ「 黄 金 の
日々」をご覧になっており、当時のルソン助左
衛門役の市川染五郎(現 松本幸四郎)のこと
を懐かしんでおられました。特に今年のNHK
の大河ドラマ「真田丸」に同じ役で出演されたことも話題となりました。
いろんな方が来られました。NHKの取材があったり、堺の老舗の奥様が来られたり、本源院の
ご住職が突然訪問されたりで緊張の連続でした。中でも中学生・高校生が「歴史に迫る」をテーマ
の研究発表をするために熱心に取材をしていました。ガイドを始めると「録音させていただいてい
いですか」には戸惑いましたが、楽しいひと時でした。
最後にリーダーとして就役しましたが、気がつかなかったことも多く、配置に就かれた皆さんに
ご迷惑をおかけしたこと、反省しきりです。
*初公開の長泉寺(南十万)は、幸せ充満!
[リーダー 小川 正夫]
初公開の長泉寺は 3 日間(11 月 11 日~13 日)の公開でしたが、ウィークデイの初日から 2 日
目、3 日目としり上がりにお客様が増え、初お目見えのお寺の強さが、あらためて実感されました。
長泉寺の担当をお引き受けしてからは、浄土宗のお寺で、それまでは日蓮宗のお寺が続き知識の
再利用もできましたが今回はそうはいかず、歴史的なサイドストーリーにも乏しいという中で如何
にしてその魅力をお伝えできるかを一生懸命考えていました。
しかし、ご本尊の阿弥陀如来を拝見したときから、そんな悩みは吹
っ飛び、重要文化財の閻魔王図もありますが、この阿弥陀様こそが主
役だと、直感しました。
若々しく、きりりと引き締まった、中国の青年相と云われています
が、国籍を超越したアルカイックスマイルを浮かべられたお顔、衣文
(えもん)の彫り方で衣を纏っておられないように見えるお身体、全
身から発せられる生気が、強く感じられました。厨子の中ではなくオ
ープンな仏壇の中央に鎮座され、正面だけでなく両脇殿側からも拝観
させて頂けるため、左右から見たご表情の微妙な差なども全て見せて
頂けました。
開山の衆德恩冏(しゅうとくおんけい=十万上人)や、檀家である松屋新田の開発者竹中作衛門、
閻魔王図の表装をした奈良屋慶巌など、堺の人物像も織り交ぜてガイドさせて頂きましたが、拝観
されたお客様が阿弥陀様を正面から、左右から拝観されて「右から見たら厳しいお顔で左からは微
笑んでおられるように見える!」と驚き、喜ばれるお姿が大変印象的でした。
文化財公開で、お寺を開いて頂いた長泉寺さまのご家族、その檀家の皆さま、拝観されたお客さ
ま、それに加えて担当したスタッフ全員も幸せになれた 3 日間でした。
*妙法寺を担当して ビッグなエピソードがありました
[渡辺 和彦]
妙法寺は、日蓮聖人が亡くなってから 61 年後、日蓮聖人から直接指導を受けた日像上人の直弟
子日祐上人が 1343 年に開山した日蓮宗のお寺で、境内には、北向道陳の墓碑や曽呂利新左衛門の
350 年忌碑がります。
秋季堺文化財特別公開期間中にビッグなエピソードがありました。11 月4日(金)朝、老夫婦が来
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られて、「北向道陳の墓石の横にある碑を建立
した者に縁が有ります」と、家系図をお示しに
なって話し始められました。早速、お上人(住
職)の奥様に話を引き継ぎ、奥様がお上人に電
話連絡、お上人は、3 時間程その方と話をされ
て、本物だと確信されたようです。詳細はお上
人に聞いていただくとして、チョットだけ書き
ます。来られた老夫婦のご先祖「定信」の所に
嫁いで来られたのが北向道陳の娘さん。定信は、
漢方医だった道陳から直接医術を学んだそう
です。また、道陳は漢方薬を手広く扱っていた商人でもあったようです。日蓮宗にも帰依し、自宅
で「南無妙法蓮華経」とお経を唱えておられたようで、間違いなく檀家だとお上人も思われたそう
です。詳しくは、来年 1 月 18 日妙法寺で行われる「特別公開講演会&北向道陳大茶会」で、お上
人が話されると思います。
今回の文化財特別公開で、お上人ご夫婦自ら、どんな宗派のお客様であっても、お寺の紹介や仏
教や日蓮宗の事、普段お坊さんに聞き辛い事についても熱心に受け答えしてくださいました。もち
ろん私達観光ボランティアも、しっかりご案内しましたよ。私は、お上人ご夫婦から教わった事、
「南無妙法蓮華経」ってどんな意味?なぜお坊さんは、白袈裟に黒い衣を着るのか?日蓮宗のお葬
式は、何でカラフルで賑やかなのか?本堂が真四角、格縁天井、障子やガラス戸の桟も真四角なぜ?
一辺 9 枚、正面 17 枚の幣束の意味は?等々を織り交ぜながらガイドしました。
今回のお手伝いで、お上人ご夫婦の人柄に触れることができ教えても頂き、大変勉強になりまし
た。また北向道陳と血縁のある方とお目にかかる事もでき、大変充実した3日間、驚きの3日間で
した。どうも有難うございました。
*妙法寺での呈茶
[平山 久美子]
妙法寺の門から本堂に向かう両側には赤い毛
氈の床几が 5 つも 6 つも置かれ、実際にはそこで
お茶を出すことはなかったのですが、赤い毛氈の
華やかさが、まるでお客様をお迎えしているよう
な演出効果があったように思いました。そしてそ
の床几の前を通って、本堂の右手の北向道陳のお
墓へと多くの方々がお参りされていました。また、
庭の池のコイも鑑賞できるということで、庭への
降り口がちょうど呈茶の座敷の前の廊下なので、
庭を拝見した後で、お茶を飲もうと思った方も多くおられました。
私たちの呈茶席は、本堂から離れているので、拝観者がどれ位来られているのか様子がよくわか
らないのですが、時々は賑やかな声が聞こえてきて、その中から何人位の人が呈茶に来られるのか
と想像していると、
「何名様です」の案内で、急いでお菓子(今回は、本家小嶋のけし餅)をお出
しし、お客様の様子をみて、お茶碗をどれにしようか、子どもさんならお茶を薄いめに、また本来
なら、お菓子を食べてからお茶をいただくというのが正式なのですが、なかなか食べる気配がない
時などは何時お茶を出そうか等、皆で話し合いながら、お茶をお出ししています。また、妙法寺の
お上人、奥様の妙章さまは、お二人ともたえず来客の近くにおられ、気さくに相手をされ、そして
お知り合いが来られるとお茶席にお連れして、お茶を飲んでいただくという、私たち呈茶班に対し
ても、とても協力的で、気遣いして下さっていることに有難く思いました。
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*開口神社 晶子歌碑も活躍です
[リーダー 中村 博司]
初めて開口神社を担当したが、私は先輩方が作
った案内マニュアルに2点加えた。1つは開口神
社の西の鳥居から入ると大きな狛犬が左右に鎮
座している。干塩魚仲買の方々が文久3年(1863
年)に寄進したものだ。
ここでクイズ「堺の魚屋さんで、誰もが知って
いる有名な方がいますが誰でしょう」答えはもち
ろん千利休だ。今回の秋季堺文化財特別公開のテ
ーマは「人物でたどる奥深い歴史と文化」であり、
この狛犬を通して千利休を語るようにした。
2 つ目は今春、当協会が建立した与謝野晶子歌碑である。今回の文化財特別公開ではこの歌碑に
大変助けられた。この期間中に開口神社に来られた人の大半は子どもの健やかな成長を願って、七
五三のお参りに来る家族連れと、
「文豪スレイトドッグス」のスタンプラリーに参加する若い人た
ちで、スタンプを押すとすぐに帰ってしまう。最初はどうすればよいか迷ったが、与謝野晶子が紹
介されており、「晶子の歌碑がそこにありますので、案内しましょうか?」と声をかけると多くの
方が応じてくださることに気が付いた。これが有効で、1日平均 100 名以上を案内できた。協会
が建立してくれていて本当に良かったと感謝です。
後半の 3 日間は呈茶が行われ、集客の為に七五三参りの家族に「おめでとうございます。伝統行
事にご参加されて、お子さんのお祝いに堺の生んだ伝統文化・抹茶デビューはいかがですか」とお
誘いすると、喜んで来てくださり、こちらにも感謝でした。
*開口神社での呈茶
[平山 久美子]
呈茶班の後半は、開口神社で、今回は“黄金の茶
室”を設置しなかったので、宮司さんに開口神社に
所縁のものをお借りしたいとお願いしましたが、そ
ちらでいいようにと言われ、我がリーダーは色々考
えて書院棚には“七五三”に因んだお神楽の金の鈴
と千歳あめを飾り付け、床の間には“軸と香合とお
花”をしつらえ、お茶室の場を作ってくれました。
公開中は、お天気も良く“七五三”の時期と相ま
って、たくさんの子ども連れが訪れて神社が賑わっ
ていました。開口神社についたガイドの人達は、神
社のガイドだけでなく、呈茶の方まで上手く誘導し
て下さって、子どもたちも結構、初めてのお茶を楽しんでくれました。呈茶は客殿の奥で目立たな
い場所なので、いつも一日何人入ってくれるのだろうと、お菓子の注文の数を気にするのですが、
今年は割合い入ってくれ、お菓子が余って気をもむことがなく良かったです。
ガイドの方々は、前半 4 日、後半 3 日間、大半は同じ会員が連日の配置で、食事以外は1日中、
屋外で立ちっぱなしです。普段の配置の倍以上の時間、何倍もの拝観者の相手、準備と後片付け、
本当にご苦労様で頭が下がる思いでした。どこの配置場所でも皆そうであったと思いますが、会員
一人一人の気遣いが大きな形となって、文化財特別公開の成功につながるのだと思いました。
*菅原神社
[徳井 秀雄]
今日(11 月 2 日)、2 ㌧トラックで文化財特別公開に使用する物品の納入がありました。いよいよ
明日から、秋季堺文化財特別公開が菅原神社と堺市と堺観光ボランティア協会との三位一体となり、
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前半の 11 月 3 日(木・祝)から 6 日(日)の期間で展開するに
あたり、気持ちの盛り上がりを感じました。
菅原神社は、852 年、天台宗の慈覚大師(僧、円仁)が
常楽寺を草創されました。その後 997 年に菅原道真を祀り、
摂津の国、北の荘の氏神として威徳山天神常楽寺と称えら
れました。ところが、1872 年(明治 5 年)の神仏分離によ
り、常楽寺は廃寺となり天神社が残り、菅原神社と改めら
れました。
今回、公開されたのは、常楽寺の名を現在に残している
①常楽殿の庭園 ②その庭園内あります 400 年程前に豊臣
秀吉が寄贈したと言われている八重咲の摩耶紅梅 ③その
摩耶紅梅にちなんで命名された「市中の山居」風の茶室「紅梅軒」 ④中国から移植したと言われ
ている香木の白檀の神木 ⑤武野紹鴎が愛用したといわれている「椿井」 ⑥更に今回の文化財特
別公開の目玉、紙で造られた「鎧・兜」です。
拝観に来られたお客様に、菅原神社の御祭神とか歴史的背景等に興味を感じて頂けるように案内
させていただくと、お客様はビックリしたような顔をされ喜んで頂けました。また、メインである
「紙で作られた鎧・兜」を見られると、「へぇー、これが紙で作られている鎧・兜ですか・・・」
と口々に驚きの声をあげておられました。大変喜んで拝観を終えられ、帰られる途中にスタッフが
大きい声でお礼と「他どちらかへ行かれるのですか?堺を楽しんで下さい」と言って送りだしてい
ました。
菅原神社は、拝観の入口がわかりにくいため、スタッフの 1 人がお客様を拝観口への誘導に務め
ていたので、リーダーが市に案内板に「⇒」を表示するよう提案され、タイムリーに対応してくれ
ましたが、制作されたのは黒色の「⇒」で、お客様に判り易い赤色の「⇒」にして欲しかったです。
また、菅原神社の宮司さんから、「喉が渇くやろ・・」と飲み物の差し入れをして頂きました。
三位一体になった活動が出来、4 日間で 300 名余りの方に拝観頂き、大変有意義な秋季堺文化財
特別公開であったと思っています。
*「萬福寺」 素晴らしい彫刻の山門
[リーダー 志野 正豊]
今回、文化財特別公開された「萬福寺」は普段で
も道路側から素晴らしい彫刻がされた山門と柏槙
(貝塚伊吹)の名木を見ることができます。しかし
ながら、山門の内側にある立派な本堂や本尊を拝観
する機会は滅多にありません。文化財特別公開は良
い機会です。
ただ、今回の秋季堺文化財特別公開での近辺の文
化財公開場所は隣の覚応寺だけなので、どれ程の集
客が期待できるか心配でした。しかしながら、その
心配は不要でした。初日から拝観者が 100 名を超え
る人気で、4 日間通じて 400 名をはるかに上回るお客様が来て下さいました。覚応寺からの誘導も
良かったし、何よりパンフレットに河口慧海ゆかりの寺と記載されたのも大きな要因だと思います。
竹山市長が来られた 3 日目(11 月 5 日)に、小学校低学年の可愛い女の子が両親と一緒に来て、
ガイドの説明に熱心に耳を傾け、理解出来ないところは両親に質問しながら、懸命にメモをしてい
たのが印象に残っています。最後にもう一度、寺の中を見て回ってからガイドの所に戻ってきて、
「有難うございました」と丁寧にお礼を言ってくれたのが微笑ましく、まるで秋晴れの空のように
清々しく感じました。
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*覚応寺 趣のある格子戸をくぐると・・・
[リーダー 稲田 美佐子]
覚応寺にはツアーガイド部のまち歩き研修で、2
度来させて頂いてますが、秋季堺文化財特別公開
の担当者として改めて拝見すると、お庭の雰囲気
が違って見えてくるから不思議です。
趣のある格子戸をくぐると、まず目に入るのが
晶子歌碑とご本堂の瓦屋根です。晩秋の山のよう
な赤茶色の大きな屋根は、青い空を背景に 200 年
の時を経た風格を漂わせ、お客様は一様に「わぁ
ー!」と感嘆の声を挙げられます。
「その子二十歳・・」で始まる歌碑は、歌集「みだれ髪」からどれか一つと与謝野晶子会が選び、
晶子と言えば覚応寺にと、ここに寄贈され、昭和 46 年 5 月 29 日に除幕式が執り行われました。皆様
よくご存知の白桜忌の日です。除幕したのは「君死にたもうことなかれ」と歌われた、弟の孫娘鳳理
子さんと言うと、また「ほうー!」と驚きの声が上がり、この歌がいかに有名か分かります。
今回公開して頂いたのは、晶子の短冊 2 首と、鉄幹が鉄南に宛てた書簡 1 通です。この手紙は、明
星 2 号を発刊してお金に困っているので、寄付をして欲しいという内容なのですが、これを読んだお
客様の反応が様々でした。思わず苦笑いする方、呆れる方、吹き出す方、怒り出す方もいらっしゃい
ました。手紙一通で、自分ならどうするかと話が盛り上がりました。
覚応寺のメンバーは、私以外は皆 24 期生ですが、新会員とは思えない程、積極的にドンドン案内
に入ってくれました。一組案内終わると、決めたわけではないのに皆、門前に出て、道行く人に声を
掛けました。これが結構効果が有り、公開期間の 4 日間で暇な時間は殆ど有りませんでした。疲れは
しましたが、終われば充実した時を過ごさせて頂きました。初リーダーの私を支えてくれたメンバー
に感謝します。
*鉄砲鍛冶屋敷 大勢のお客様をお迎えできた充実した 1 日
[リーダー 土井 健一]
ここ数年は、鉄砲鍛冶屋敷の文化財特別公開
の担当は私が係わって来ましたが、今年は強力
な方に参加して頂ける事となりました。井上関
右衛門の末裔の井上俊二さんです。現在のご当
主井上修一さんの弟さんです。俊二さんは、鉄
砲鍛冶屋敷の研究をされており、大洲市などと
も深い交流を続けておられ力強い限りです。
今年は近年の鉄砲鍛冶屋敷調査の一部を披
露できるよう、相談して従来の展示を変えて行
いました。大洲藩加藤家の関係や、取引き大名
の多さが一目で判る分布図、御用札の複製品、幕末の洋式銃の展示や、鞴(ふいご)の模型を作成
し風をおこす仕組みの説明など、詳しく鉄砲鍛冶屋敷を知っていただける工夫をしました。
11 月 6 日(日)、当日は朝 9 時からお客様は見えられ、開場の 9 時 30 分前には列をつくられ、
数分早く開場しました。大勢のお客様の中には、顔見知りとなっているリピーターも多く、関心の
高さは特筆ものと思います。
午後からは新しく出来た鉄砲町のイオンモールをゴールとするウォーキングの団体が7班も来
られました。これらの団体の案内は、屋敷内の通り抜けだけでよいとは聞いていましたが、折角来
ていただいているのに何も聞いて頂けないのでは参加の方も残念だろうと思い、団体の姿が見えた
ら連絡頂き、屋敷内のお客様の案内を早めに調整し前に進んで頂き、団体を迎えました。要点だけ
の案内となりますが、お断りして手短に説明を行ないました。
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
結果として、1日で 600 名近いお客様をお迎え出来た充実した一日は、大成功大盛況で終わり
ました。井上俊二さん、他スタッフ全員、有難うございます。大変お疲れ様でした。
*山口家住宅・呈茶
[リーダー 井上 比婦實]
天高く・・・晴天に恵まれた4日間(11 月 3
日~6 日)
1866 年、北旅籠町に生まれた河口慧海の生誕
150 年を祝すイベント(「慧海と堺」展)とコ
ラボして遠方からも多くの来堺者に溢れ賑わ
いました。
季節の設いのお茶席を毎回楽しみにして下
さるリピーターの方々をはじめ、毎日 50~60
人の方々に一服のおもてなしをさせていただ
きました。
1. 初日、千葉でお教室をお持ちの方と「新春の初釜でお会いしましょうね」と、お名刺交換をさ
れていた宗豊(そうれい)氏。一本の道を極めて来られたお二人の風格に圧倒されました。
2. チン電で浜寺から 90 歳の女性が一人で杖もつかずにお見え下さいました。
“輝いて生きる〟亡きご主人の言葉を守っているとか。
3. 2 日目は晩年東京で過ごされた慧海氏のご親族の方々が、堺はとても素晴らしい処、一度住ん
でみたいものですと、おっしゃっていました。
4. 鉄砲鍛冶屋敷のお姉様が、久しぶりの山口邸を懐かしい懐かしいと連発。
5. カトマンズで作られた慧海Tシャツを着て来られた人もいらっしゃいました。
大正 15 年生まれの慧海氏の姪が叔父の背に学んだことは
動じることなく
冷静に追及して勉強して行動に移す
人にも自分にも誠実に
どんな人にも、同じ目線で話すことだと。
私は今回も多くの事を学ばせて頂きました。
文末ながら、社中の方々のご協力、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
*突撃!華美芝居
[リーダー 佐々木 ハナ子]
いつものことながら、足の向くまま気の向く
ままの突撃華美芝居。近頃は依頼も多くなり大
忙しの日々である。いつぞやは商店街まつりに
参加して、昔なつかしい拍子木と太鼓を打ち鳴
らしながら「くじら音頭」を盛り上げたりもし
ました。そうかと思えば、図書館からの依頼を
受け、小さな子どもたちに優しく語りかけるよ
うに華美芝居を観てもらいました。30 分もじ
っと聞いてくれるのか心配もしましたが、意に
反し(?)じいっと見入ってもらえたのには、
妙法寺本堂で華美芝居
親御様のしつけの良さが感じられ、今時のママたちバンザイと思ったり。
秋季堺文化財特別公開の期間中は、お弁当配りをしながらの公演でした。山口家住宅では「慧海
と堺」展があり、そこに宮田えみ様(宮田えみ様は慧海さんの姪で、元NHKアナウンサー宮田輝
氏の奥様)の姪子さん達 4 人が来堺されました。慧海さんの華美芝居をご覧になり「堺のまちは素
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
晴らしい、2、3 年、ここで堺の勉強がしたい」と仰って頂きました。
忙しい日程の間に、何と、一大事。ついに華美芝居部隊がTVデビューしたのです。11 月 8 日
(火)夜 8 時からの関西ウォーカーの番組、堺市役所 21 階展望ロビーで生出演。(その様子は協
会HPでご覧ください)その番組を観たという長泉寺ご住職の息子様に、古墳ダンスを含めて華美
芝居のお褒めの言葉を頂きました。長泉寺では、閻魔王図にちなんで「地獄のそうべえ」を 3 日間
公演いたしました。
今回の文化財特別公開期間中は、前半・後半ともに好天に恵まれ、どこも大盛況のうちに終わり
ました。嬉しく楽しく感謝感激の 7 日間でした。これも日々の練習の成果?と感じながらメンバー
皆、心の思いを一つにいたしました。
*『堺まち旅ループバス』車中ガイド
[リーダー 西井 健]
『堺まち旅ループバス』、昨年 3 月 1 日から、
新しい堺の観光施設として 3 月 20 日の「さかい
利晶の杜」開館に合わせて、毎週 土、日および
祝祭日に運行開始して 1 年 7 ヶ月が経過。
今秋の堺文化財特別公開を盛り上げていくた
め、堺市観光部からの要請を受け、初めて、『堺
まち旅ループバス』車中で案内する運びになりま
した。
バスは定員 26 名乗り(正シート 14 席、吊革
12 本)、第 1 便~第 19 便(全 19 便)所要 56 分、発着停留所 24 ヶ所、その内の第 3 便から 14
便までの 12 便を 5 日間(60 便)延べ乗務ガイド数 60 名(担当 12 名)にてガイド担当した。総
乗車顧客 746 名(平均 12.4 名:1 便当たり)の成果を得ました。
総評としては、乗ってこられた顧客さんの評判は良かったと言えるでしょう。しかしながら、
『堺
まち旅ループバス』に関する認知度は比較的低く、市内在住の人々さえもあまり知られていないこ
とには残念としかいえません。周回する順路及び停車位置に不自然さが際立って、乗ってくる顧客
が殆どいないという状態。特に停留所(一条通・安井町・川尻・大浜北町・大浜中町・大浜南町・
出島・御陵通 3 丁目・大仙町・永山園・一条通)は殆ど通過となっていた。それは他の路線バスと
の競合停留所であることも大きな要因と言えるでしょう。
ガイドした感想から述べさせていただきますと、1 周 56 分、乗り心地はあまりよくない。その要
因としては、顧客に横向きもしくは立ち位置での案内と、体力的にはハードなものとなっています。
携帯マイクの使用にも不便さがありました。結論として、今後、このスタイルを継続していく事に
は堺市当局・堺観光コンベンション協会・南海バス等の検証が必至と言えるでしょう。更なる堺の
「おもてなし」の向上のために、私たちも努力と協賛は惜しみません。
*秋の文化財特別公開 ミニガイド
使いこなされた小判色したパンフレットを開
けてみると、妙國寺の大蘇鉄と庭園ライトアップ
コンサート、公開ミニガイドコースが、目に飛び
込んできます。
❶河口慧海ゆかりの地を巡るコース
❷利休と晶子のゆかりの地と初公開箇
所を巡るコース
❸❹妙國寺と堺市博物館を巡るコース
…こんなにミニガイドのコースがあったんや
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[井藤
正子]
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
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…慧海の生家跡?どこなんやろ、探しても見つからんかったのに
…ちん電とループバスを使ってのまち歩きって初めてやなぁ
「七道の駅降りても気がつかなかったけど、慧海さんやったんや、えらい苦労してチベット行き
はったんや、そりゃよう知らんなあかんで」「新聞を見て夫婦で鳥取からきました。こうやって歩
いていると歴史の中の舞台に立っているような気になってきました」「先週は、慧海さんコースで
歩いて楽しかったので、また来ました。利休と晶子に会いたくて」「こうやって皆さんと会話しな
がら初公開場へ行けるのを楽しみに毎年来ています」
ミニガイドへようこそ、今年もたくさんの方々と堺のまちを歩きました。
事務局ニュース
*理事会報告
平成 28 年 11 月 7 日(月)午後 2 時から、堺市総合福祉会館第 1 会議室において、第 2 回理事会
が開催されました。理事の出席 27 名、欠席 3 名。出席監事 2 名。出席相談役 1 名。
議題:① 活動交通費等支給規定の改定の件(総務部提出)
② 議事録署名人選任の件
上記 2 件については、いずれも賛成多数で原案通りに承認されました。
*11 月度運営会議報告
理事会に引き続いて、午後 4 時 30 分まで開催しました。理事の出席 27 名、欠席 3 名。出席監事
1 名。出席相談役 1 名。
理事長挨拶の後、各部門より報告がありました。
*理事長挨拶
VR Jump Tour(バーチャル・リアリティ・ジャンプツアー)について
スマホにインストールしてハコスコ(ボックススコープ)で覗きながらジャンプすると、上空の
視点から古墳の雄大さを体感できるアプリです(無料)。ハコスコは大仙公園観光案内所に見本を
置いています。スマホへのインストールは Googleplay⇒Play ストア⇒「VRJumpTour」と入力して
虫眼鏡マークをタップ⇒インストールボタンを押してダウンロード。但し、スマホの相換性で 40%
くらいの機器のみが対応しているようです。アンドロイドよりアイフォンの方が対応機種が多いと
聞いています。実際にインストールして大仙公園で実験した時のお客様の感動の大きさに驚きまし
た。条件が揃ったら、協会としてプレスリリースし、定点ガイドのツールの1つにしてよいと考え
ています。
*各部門の連絡・報告事項
各部門からのニュースをご参照願います。
総務部ニュース
*会員の状況
11 月は、会員の変動はありません。12 月 1 日現在の正会員数は 230 名、賛助会員数は 10 名です。
*「平成29年新年懇親会」に参加のお願い
平成 29 年 1 月 11 日(水)12 時から、ホテル・アゴーラリージェンシー堺で開催します。
会員の皆さんが顔を会わすことの出来る数少ない機会ですので全員参加をお願いします。
案内状をニュースに同封しますので、12 月 20 日(火)までに出欠の返事をお願いします。
なお、参加者は平服に「会員証」を着用してください。また、当日の協会活動は原則休止とします。
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
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*定点の活動について
1)年末・年始の協会活動
協会活動は、12 月 29 日(木)から 1 月 3 日(火)の間は休止します。
2)
「人員配置表」を確認して配置に洩れのないように
最近、配置の忘れが月に 5 件前後発生しており、その都度対応に苦慮しています。
「人員配置表」の配置確認の洩れも一因ですので「人員配置表」が届いたら、ご自身が提出され
た「活動予定表」の“○”印を付された日と「人員配置表」をチエックして、定点配置に洩れが
出ないようにお願いいたします。
3)体調管理に気を付けて活動に参加してください
体調を壊されて定点配置などに就けないとの連絡を受けるケースが増えてきました。これから
寒くなりますので、体調管理には十分に気を付けて無理をしない範囲で活動をお願いします。
*下期会費の徴収と請求書の送付
下期会費が 11 月に振込の交通費と相殺できなかった方には、請求書をメールのある方にはメー
ルで、ない方には郵送しますので、請求書に記載の方法で納入をお願いします。
*事務局当番の蔦美紀さんの紹介
8 月 1 日から平日の午前中に蔦 美紀(つた みき)さんを派遣会社から受入れ、4ケ月間余り
が過ぎました。当初の期待通りの活躍で、最近は経理関係の業務までこなしてもらっています。
いま一番の悩みは、「定点配置の忘れ」に対する対応だそうです。皆さん気をつけましょうね!
〈蔦さんからの一言です〉
蔦 美紀と申します。8 月から、事務局でお世話になっております。
4 ケ月経ちますが、まだわからないことが多くあり、身近なツアー
ガイド部を初め皆さまの親切な教えを手帳一杯に書き留めながら、覚
える毎日です。
私は、堺市に住み始めて 3 年になります。ご縁があり、堺観光ボラ
ンティア協会で仕事をさせて頂くことになりましたので、堺のことに
ついて、少しずつ学んでいきたいと思います。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
研修部ニュース
*25 期生・入門講座
前期の研修が終わり、後期研修が始まっています。仁徳天皇陵古墳拝所前と展望ロビーの後期研
修は既に終わりました。その後、ツアーガイドについての座学や展望ロビーからの東西ミニコース
の研修、未研修の定点下見ツアーと称して「さかい利晶の杜」「利休屋敷跡」「南宗寺」「妙國寺」
「山口家住宅」「清学院」「堺伝統産業会館」を行います。定点配置の方、ご配慮宜しくお願い致
します。
*交流会のお知らせ
12 月 6 日(火)、及び 15 日(木)の交流会スケジュールは、研修部より参加者の皆さまにメールで
送信しますのでご確認をお願い致します。メール登録のない方にはFAXをしております。
尚、参加日はご希望の申し込み日です。
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
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*第2回 全体研修会「武野紹鴎と堺の茶人たち」のお知らせ
2022 年(平成 34)年は、千利休生誕 500 周年です。これから利休さんや利休さんに関係の深い方々
を学んでいく研修の第 1 回目として武野紹鴎を取り上げます。
日時
平成 29 年 1 月 25 日(水)午後 2 時〜4 時 30 分
1 月 26 日(木)午後 2 時〜4 時 30 分
両日ともお話していただくのは同じ内容です
場所:堺市博物館 地階ホール
講師:堺市博物館学芸員 倉橋 昌之 氏
*WTS勉強会
例月通り下記の日程で実施済、及び実施予定です。
*韓国語講座
・11 月度は、11 月 10 日(木) 9 時 45 分より、堺市立国際交流プラザ 6 階で実施
しました。8 名参加。
・12 月度は、12 月 1 日(木) 9 時 45 分より、堺市立国際交流プラザ 6 階で実施
します。
*中国語講座
・11 月度は、11 月 17 日(木) 9 時 45 分より、堺市立国際交流プラザ 6 階で実施
しました。8 名参加。
・12 月度は、12 月 15 日(木) 9 時 45 分より、堺市立国際交流プラザ 6 階で実
施します。
事業部ニュース
*「秋季堺文化財特別公開」が開催されました
前期は、11 月 3 日(金・祝)~6 日(日)・後期は、11 月 11 日(金)~13 日(日)に、
「秋季堺文化財
特別公開」が好天に恵まれて、大勢の方がお越しになられ、7日間の公開を無事に終えました。皆
さんの努力でお客様をお迎えする事ができました。
*「河口慧海生誕 150 年記念事業」連携事業の案内をしています
10 月 26 日(水)~12 月 4 日(日)に開催されている「河口慧海生誕 150 年記念事業」連携として、
大道筋の茶寮つぼ市製茶舗にて慧海関連の展示品を案内しています。
展示品は、慧海自筆の梵字の経典・掛軸、慧海のサインが入った高村光雲のレリーフ、
諏訪蘇山作青磁の「芭蕉」等、貴重な展示物が出典されています。来店者の皆さんは、初めて見る
展示品を熱心にご覧になっておられます。
*「金魚×大仙アート・ピクニック」の案内をしました
11 月 8 日(火)~27 日(日)9 時 30 分から、堺市博物館、日本庭園、堺市都市緑化センター他で、
「金魚×大仙アート・ピクニック」が開催され、期間中、会場各所で案内をしました。堺の港へも
たらされて堺から各地へと広がり、今も愛され続けている金魚をモチーフにしたアート作家の展示
作品を皆さん興味深く観賞されていました。
*「旭堂南陵一門講談 NIGHT in 丸三楼」を催しました
11 月 19 日(土) 18 時から「丸三楼雪陵庵」にて、「旭堂南陵一門講談NIGHTin 丸三楼」を
催しました。参加の皆さんは、丸三楼のお料理を堪能された後、旭堂南陵師が「五代友厚と浜濵公
園」と真田幸村が活躍する「家康の最期」を、一門の旭堂南照さんが「徂徠豆腐」を語り、講談三
席を楽しまれました。
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
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*「OMOROI堺をつくる会」の集まりがあります
12 月 3 日(土)14 時から、山之口商店街プラザで「OMOROI堺をつくる会」を開きます“お
もろい堺”を創出すべく意見交換をしています。皆さんの参加をお待ちしています。
*「晶子浪漫灯歌会」を催します
12 月 7 日(水)17 時から、与謝野晶子生誕祭協賛「晶子浪漫灯歌会」を開口神社境内の晶子歌碑
前にて催します。当日、午前 10 時からは、山之口商店街でも多彩な催しがされます。
≪予告≫
*“北向道陳忌”で「講演会と大茶会」を開催します
平成 29 年1月 18 日(水)13 時から北向道陳の菩提寺の妙法寺にて、法要会の後、「講演会と大
茶会」を開催します。この催しは“利休生誕 500 年祭”へ向けての第 1 弾です。詳細は、協会ニュ
ース同封のチラシをご覧ください。
*各プロジェクトの活動
・イベント工房 … イベント工房を「山之口商店街プラザの 2 階」へ移します。
・華美芝居PJT… 文化財特別公開日に公開各箇所で連日公演、他に 3 箇所で公演しました。
・JA情報誌[CROP]… 12 月号は「堺区石津町」
、来年 1 月号は「中区土師町」。
ツアーガイド部ニュース
ツアーガイド部 主催勉強会
*24期生対象「ツアーガイドのまち歩き③」勉強会を実施しました
11 月 15 日(火)9 時 30 分より、堺旧市街の中部、堺伝統産業会館から開口神社まで歩きました。
堺のシンボルロード大小路筋を挟んでの北と南の氏神様。晶子生家跡などウォーキングツアーの人
気スポット。ツアーガイド部西本義見会員の案内で、教えてもらわなければ見つからない碑なども
あり、今回も新発見が一杯。また今回はただ聞くだけのまち歩きではなく、参加者の皆さんも案内
に加わり、マイクを通しての声を実感しながら話してもらいました。全員参加の勉強会になりまし
た。参加者は 18 名でした。
珍しいガイド経験をしました
*ギネスに挑戦 大阪大会に参加して
[荻野
泰寛]
10 月 29 日(土)、木枯らし 1 号が吹く中、大仙
公園で、全国印刷緑友会主催のギネス世界記録挑
戦の判定員に、堺観光ボランティア会員 16 名の
精鋭(?)が、催し広場に集結しました。
ギネス判定員のテントで、説明を待っていると、
ギネス Japan の公式判定員の英国人男性が入って
来て、英語で話しだし驚きました。でも、すぐに
流暢な日本語で説明が始まり、身分証明書のチエ
ックや誓約書にサインを済ませました。そして、
ギネス判定員は、厳正、中立、正確が要求されるとのことでした。
今回のギネス判定員の任務の内容は、挑戦者が 50 名1組の輪になって、前の人の白いTシャツ
にサインペンで、日付、カタカナとひらがなで自分の名前を1分間書き続ける単純な作業での、①
1 分間書き続けているか ②途中退席してないか ③手を止めていないかと、違反者をカウントす
ることでした。その結果は 538 名が合格者で、今年 3 月のインド大会の記録 500 名を抜きギネス世
界記録を達成しました。この様な貴重な体験出来たことに感慨もひとしおでした。
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*28-10 ガイド実施報告(敬称略)
10 月のツアーガイドの総件数は 83 件、ご案内したお客様数 3,022 名、派遣ガイド人数は 150 名。
★10/2 日 10:00-12:30 堺なんや衆 25 名(観光バス)
田園公園・陶荒田神社・美多彌神社
ガイド: 國領
【一言】堺なんや衆が実施する「祭り 堺の神社『神社・祭事』に触れる」の平成 28 年度事業の第 3 回
「テーマ:式内社・式外社 陶荒田神社・美多彌神社」の案内でありました。季節外れの暑さに皆さんグ
ロッキー気味。しかし、さすが神社好きの皆さん、熱心にウォッチングをされていました。
★10/4 火 10:30-12:30 (公社)堺観光コンベンション協会 JR 百舌鳥古墳群めぐり 3 名(徒歩)
御廟山古墳・いたすけ古墳・履中陵・平成の森・七観音古墳・旗塚古墳・グワショウ坊古墳・孫太夫山古墳・
仁徳陵
ガイド:林
【一言】京都山科からの 79 歳の女性と 25 期入会予定の男性が奥様と参加。ご婦人は亡くなられたご主
人と歴代天皇の御陵を 124 ケ所全て巡られたようだ。今は当時を思い出しながら一人でゆっくり勉強と
健康のために巡っているとの事。夏のような暑い天気でしたが、最後まで健脚でした。
★10/4 火 10:00-10:50 東陶器農協協友会 85 名(定点)
利晶の杜
ガイド:牧・井藤・藤井英・上野
【一言】短時間の案内でしたが、しっかり案内を聞いて頂きました。短時間ゆえにポイントを絞ることが
出来ました。利休屋敷跡の案内用のパネルも時間短縮に効果的でした。堺の観光案内を初めて聞いた方も
「良くわかって楽しい」と喜んで下さった。
★10/4 火 10:50-12:40 京丹観光バス 厚生会退職者会丹後支部 58 名(観光バス)
鉄砲鍛冶屋敷・堺鉄砲館・水野鍛錬所・利晶の杜
ガイド:松井・山下真・矢木・八木
【一言】見学時間(鉄砲鍛冶屋敷と堺鉄砲館で実質 15 分、水野鍛錬所 15 分)が短く慌ただしい中、お
客様やドライバーさんにも協力頂き、スムーズに行程を終えました。堺鉄砲館でのお話に、皆さん興味を示し
質問も出て有意義なツアーであったと思います。昼食の時間が迫っており少し慌てた案内となりました。
★10/4 火 10:00-17:00 NHK 大阪放送局 2 名(社用車)
榎並刃物製作所・つるや楽器・関西電力・工場街釣り場・浜寺公園駅・大鳥大社・高林家住宅
ガイド:川上浩
【一言】NHK 大阪制作の方と堺を巡りました。いつもの観光スポットだけではなく、珍しい所、貴重な場
所を撮影角度や解説を交えながらのご案内。目的は来年 2 月のテレビ番組「新日本風土記・堺特集」の
撮影準備+話題の取材です。辣腕プロデューサーと有名カメラマンのコンビの結果が楽しみです。取材はまだ続き、
11 月半ばから撮影が始まります。
★10/6 木 9:45-11:20 東部トップツアーズ神戸 兵庫県学校厚生会 38 名(観光バス)
仁徳陵・利休屋敷跡・晶子生家跡
ガイド:玉置
【一言】30 分早い到着。午後からは、ガイドなしで行かれる展望ロビーや堺伝統産業会館も含めてご案内
しました。比較的近い神戸なのに堺は初めてと言われる方が多いのに驚きでした。
★10/6 木 10:30-12:00 太子町教育委員会 南河内地区社会教育振興協議会図書部会 13 名(マイクロバス)
利晶の杜・利休屋敷跡
ガイド:松井
【一言】普段は入ってまで案内をしない、さかい利晶の杜 2 階の図書室に入って中をご案内。利休、晶
子には余り関心がないようでしたが、さすがにここには非常に興味を示され、「書籍関係はこれで全部
か?貸し出しはされているのか?」等の積極的な質問がありました。
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
★10/6 木 10:00-16:00
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
日本旅行 ジパング倶楽部 11 名(マイクロバス)
南宗寺・利休屋敷跡・梅の花・利晶の杜・伝産会館・展望ロビー
ガイド:宮尾
【一言】ジパング倶楽部主催のためかお客さまは岡山、北陸、山陰などあちこちから新大阪駅で集合し、
堺に来られたとか。堺は初めてのもおられたが、マイペースの方、よく話を聞いてくれる方、良く質問をさ
れる方など様々でした。皆さん、充分楽しんで帰路につかれた。
★10/8 土 13:50-14:50
ABC 神姫トラベル 天八北町会
20 名(定点)
利晶の杜
ガイド:中西美
【一言】昨日、急に入ったガイド。到着時間が少し遅れたが、滞在時間はそのままでと言われました。
この後、堺伝統産業会館に立ち寄ってお帰りとなった。
★10/9 日 10:30-12:55
藤朋会 大阪市立学校の校長 OB 会
27 名(徒歩)
南宗寺・利晶の杜
ガイド:川上浩・寺口
【一言】夜半の雨も上がり、強い日差しもなく絶好のウォ-ク日和でした。知識レベルと吸収力の高い皆さま
に感じて頂けようにストーリーと話材を駆使して案内し、「堺は凄いし、ガイドさんの歴史感、堺への想いと
誇りに圧倒されました」とのお言葉を頂きました。
★10/9 日 10:00-15:15 天理市観光協会 15 名(観光バス)
展望ロビー・博物館・仁徳陵・美々卯・利晶の杜・伝産会館
ガイド:小川正
【一言】天理市観光協会では、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録に合わせて、市内にある古墳を
観光資源として見直そうと考えられており、その為の堺の視察が今回の目的でした。皆さん非常に熱心
に聞いてくださり、堺の観光への取り組みに学ぶものは多いとの感想を戴きました。前方後円墳という
日本独自の文化遺産を世界に訴える動きが日本中に広まればいいですね。
★10/9 日 10:30-12:30
(公社)堺観光コンベンション協会 JR 百舌鳥古墳群めぐり
6 名(徒歩)
御廟山古墳・いたすけ古墳・履中陵・平成の森・七観音古墳・旗塚古墳・グワショウ坊古墳・孫太夫山古墳・
仁徳陵
ガイド:國領
【一言】奈良市、神戸市、大阪市、堺市と各地から参加頂きました。古墳めぐりは初めてと言われる方
はなく、皆さん古墳については詳しい様子でした。道中、質問攻めで大変でしたが、和気あいあいで楽
しい古墳めぐりになりました。
★10/11 火 13:00-16:00
JICA コロンビア研修
17 名(観光バス)
利晶の杜・伝産会館
ガイド:志賀
【一言】当初、さかい利晶の杜の館内案内だけであったが、コロンビア市町村の首長団なので、ノーベル平和
賞などで盛り上がり、堺伝統産業会館まで同行して欲しいとのことでご案内しました。皆さまと友好交
換が出来たと思います。
★10/11 火 9:30-16:30
太平洋人材交流センター
17 名(観光バス)
東洋ビル・仁徳陵・大仙公園・伸庵・榎並刃物製作所・利晶の杜
ガイド:小寺・川上浩・西川
【一言】11 ケ国(コロンビア、エジプト、ヨルダン、キルギス、ラオス、モルディブ、フィリピン、東ティモール、トンガ、ウクライナ、ウズベキスタン)
の研修生 12 名+阪南大学生。皆さん、観光人材育成研修の目的で来堺。午前の座学で堺のガイド研修を
説明。午後はフィールドワーク。観光ポイントを熱心に見学。それぞれの国の文化、風習などが異なる中で質問も
活発に出たし、堺の歴史、文化には興味を示してくれました。エジプトの方がピラミッドの事を話され、仁
徳天皇陵古墳との違いを質問されました。言葉が完全に通じてないかも知れませんが、有意義な時を経
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12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
験しました。そして「SACAY に来れて良かった」とのご挨拶を頂き、記念撮影をしてお別れ。
★10/11 火 9:00-12:30
縄文研鑽クラブ
11 名(マイクロバス)
仁徳陵・博物館・土塔
ガイド:西本
【一言】新潟から 3 泊 4 日で古代の史跡を探索するツアー。今までに幾つもの史跡を探索されており、そ
の突っ込んだ質問に、博物館資料のコピーを見せながら、しどろもどろの説明。かなり手ごわいお客様で
した。
★10/12 水 9:55-16:30
佐原自動車観光部らくだ旅行 千寿句会
13 名(中型バス)
展望ロビー・利休屋敷跡・梅の花・利晶の杜・南宗寺・博物館・日本庭園
ガイド:浅川・杉本(研修)
【一言】橿原市で生涯学習に参加して 10 年続いている句会の皆さん。ご自分の句の素材にもなるかと
メモを多く取っておられました。
「次回は、堺の伝統産業の見学をしたい」と言っておられました。
★10/13 木 9:00-12:30
ふるさとの会
18 名(観光バス)
仁徳陵・博物館・南宗寺・伝産会館・展望ロビー
ガイド:牧
【一言】少し時間は短かったが、皆さん精いっぱい楽しんでくださった。
★10/13 木 10:00-14:00
浜寺石津老人クラブ連合会
31 名(徒歩)
妙國寺・伝産会館・ザビエル公園・晶子生家跡・開口神社・利休屋敷跡・南宗寺
ガイド:小出
【一言】
「長年、堺に住んでいるのに、これ程の歴史あるまちとは思わなかった。次回もこの様な企画
を楽しみにしています」とのコメントがありました。
★10/13 木 9:00-11:00 堺市友会 218 名(定点)
仁徳天皇陵古墳前モニュメント
ガイド:小川正・田中修
【一言】泉州地区の自治体の退職者の年 1 回の「歩こう会」で、仁徳天皇陵古墳一周の企画。ガイドスポ
ットを数ケ所設定して、そこでは堺市職員 OB が説明役をするが、ポイントになる仁徳天皇陵古墳前モニュメントで
は堺観光ボランティアのガイドを配置しようとの事で、定点ガイドでした。少し渋滞して数グループが団子にな
るなどはありましたが、熱心な質問も多く、先ずはご満足いただけたと思います。
★10/13 木 9:45-15:30
右近クラブ堺巡礼
10 名(徒歩)
ザビエル公園・利晶の杜・妙法寺・展望ロビー
ガイド:川上浩
【一言】ザビエル、小西行長、ガラシャ、荒木村重、そして茶室「さかい待庵」を織り交ぜてのガイドは内容
がいつもと違って大変良い経験が出来ました。牧師さんが多く、その道の偉い方も含まれていました。
来年 2 月 7 日に大阪市で行われるユスト高山右近列福式の影響もあり、しばらくブームが続きそうです。
★10/14 金 9:40-16:00
大人の遠足 IN 堺
23 名(徒歩)
妙法寺・利休屋敷跡・利晶の杜・古墳群散策・日本庭園・仁徳陵
ガイド:川上浩
【一言】都市政策研究所での堺市内 30・40 歳代の女性ターゲットの企画ツアーに参加された方が、5 月に計画
され、全国のお友達に発信し、即日ソールドアウト。北海道から九州まで多彩な女性の皆さまの集まりに同行
しました。阪堺電車の車中も明るい笑顔満載。妙法寺本堂をお借りして 30 分の利休講演、昼食、古墳
群散策、日本庭園での呈茶歓談など、全ての段取りをお客様が企画されました。
★10/14 金 16:40-17:30
展望ロビー
朝日旅行 大阪河内ワインコース
20 名(定点)
ガイド:林
【一言】展望ロビーのみの案内でしたが、マナーの良いお客様方で熱心に話を聞いて頂きました。天気も良
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く、丁度日の入りの時刻で綺麗な夕日に感動されていました。
★10/14 金 10:30-12:00
JTB 大阪中央 全国水道企業団視察旅行
59 名(定点)
利晶の杜・利休屋敷跡
ガイド:荻野・松浦・永田・上野
【一言】30 分早い到着で、思いの外ゆっくり見学して頂けました。全国から集合されたお客様。短い
滞在時間でしたが「今度は、ゆっくり堺に来たい」とおっしゃていました。堺が初めての方が殆どでし
たが、さかい利晶の杜の観光案内展示室の「日本地図」で自分たちの地名を見つけて満足の様子でした。
★10/15 土 14:10-15:40
浪速観光社 西工業会視察旅行
31 名(観光バス)
利晶の杜・伝産会館
ガイド:山田武・渡辺和
【一言】大阪市西区の工業会の皆さま。堺のことも少しは知っておられる方々でした。見学時間が短く、
ストーリー立ててご理解頂ける説明ができたか少々不安。見学時間に応じたガイドの要領を考えていきたいと
思います。
★10/16 日 9:30-13:00
大阪サイクリング協会
5 名(自転車)
仁徳陵・大仙公園晶子歌碑・開口神社・晶子生家跡・堺旧港・大浜公園・熊野街道・大鳥大社晶子歌碑
ガイド:中村博
【一言】大阪サイクリング協会の定例サイクリングを堺で開催しました。参加者に喜んで頂きましたが、参加人数
が少なかったので、来年は和菓子ツアーとして女性にも参加して頂きたいと考えています。
★10/16 日 9:20-16:30 百楽会 44 名(マイクロバス)
仁徳陵・博物館・大仙公園大茶会・護衛艦しまかぜ・シティ H サンプラザ堺・方違神社・江久庵・百舌鳥八幡
宮
ガイド:瀬島・山端
【一言】14 年続く老人会の堺探訪です。歴史を中心に続いていますが、今回は堺まつりとその関連と
いう事でした。堺まつりのディズニーパレードなど一部を見学後、少し時間が早かったので百舌鳥八幡宮に
立ち寄ったのは良かったようでした。
★10/16 日 10:00-15:00
酒井三郎様
2 名(徒歩)
妙國寺・伝産会館・ザビエル公園・晶子生家跡・利休屋敷跡・源ぺい・南宗寺・大安寺(外観)
ガイド:中西美
【一言】川崎市と東京にお住いのご兄弟が、3 日間の関西旅行の一日を堺に来て頂きました。半日の予
定が一日となり歩きました。今日は堺まつりで大小路筋を横切る時、小さいお子さん達のパレードに出会
いました。
★10/16 日 10:50-14:30
ローマの会
11 名(徒歩)
南宗寺・利休屋敷跡・利晶の杜
ガイド:武藤
【一言】
「ローマの会」の皆さま。開口一番「ローマ人でなくごめんね」でした。いえ、シーザーに勝るとも劣ら
ぬ皆さまでした。ローマ史を学ばれていた皆さまが熱心に堺の歴史を聞いて下さる。さかい利晶の杜では、
竹山市長との記念写真もあり、思い出多いツアーでした。
★10/18 火 9:40-13:00
わくわくお出かけ会
11 名(徒歩)
御廟山古墳・いたすけ古墳・博物館・伸庵/黄梅庵・仁徳陵
ガイド:武藤
【一言】毎年、秋にガイドをさせて頂いて 3 年目。最高齢の方も 90 歳に!今年も皆さんのお元気なお顔
を拝見出来、それだけで有り難かった。いつもながら、武藤への問いのタイミングの良さ、待ってましたと
答える私。今回も皆さんには参りました。
★10/18 火 10:00-15:00
名鉄観光姫路 粟賀町老人クラブ
32 名(観光バス)
展望ロビー・薫主堂・水野鍛錬所・シティ H 青雲荘・利休屋敷跡・仁徳陵・江久庵
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ガイド:佐伯美・山田武・川上由(研修)
【一言】老人会の方々でゆったりの行程でした。ほろ酔いの方もおられました。殆どの方が、堺は初め
てで、堺のまちの歴史、文化、産業などの案内に大変感動されていました。
★10/18 火 9:45-17:00
シルバー大学 OB 会 コウノトリ
27 名(観光バス)
南宗寺・妙國寺・H アゴーラリージェンシー堺・伝産会館・鉄砲館・鉄砲鍛冶屋敷・薫主堂・自転車博物館・博
物館・仁徳陵・展望ロビー
ガイド:安田・谷﨑
【一言】徳島からのお客様。夏か!と思う程、暑かったです。朝 10 時頃から夕方 5 時まで、皆さんの
堺に対する興味と好奇心は尽きることなく、シルバー大学 OB だけにさすがですね。線香を始め沢山お土産
を買われました。
★10/18 火 13:30-14:45
神姫バス神戸 旅順附三会
12 名(小型バス)
展望ロビー・伝産会館
ガイド:平山
【一言】皆さん、穏やかな方達で熱心に聞いて下さいました。もう少しゆったりと案内したかったので
すが、新幹線の時間があるからと、お土産を買って急いで帰られました。
★10/19 水 9:55-12:30
トラベルドリーム 如是地区福祉委員会
68 名(観光バス)
展望ロビー・仁徳陵・南宗寺
ガイド:中西昭・志野・松村・山下昇
【一言】高槻市からのお客様。ご婦人が多くにぎやかな雰囲気でのスタートでした。地元にも継体天皇陵古
墳があると言うことで、古墳群や歴史の話で盛り上がりました。
★10/19 水 9:50-15:10 西宮高木校区老人クラブ連合会 38 名(マイクロバス)
南宗寺・水野鍛錬所・清学院・展望ロビー・利晶の杜・たこ昌・仁徳陵・博物館
ガイド:髙三・藤井安
【一言】91 歳 2 名を含む高齢者の団体でした。盛り沢山な案内で少々お疲れでしたが、
「七まち」の古
い町並みには大変喜ばれました。
★10/19 水 10:30-16:00
TKC 近畿 4 地域会 ゴールデンメンバーズクラブ
12 名(タクシー)
展望ロビー・利休屋敷跡・梅の花・利晶の杜・南宗寺・仁徳陵・博物館
ガイド:山田武
【一言】税理士さんのご一行でした。姫路、京都、大阪の方々で、堺からは 1 名でした。“ものの始ま
りなんでも堺”で大いに盛り上がりました。
★10/19 水 11:45-15:30
長浜観光ボランタリーガイド協会
30 名(観光バス)
仁徳陵・シティ H 青雲荘・利晶の杜
ガイド:野澤・川上浩
【一言】観光ガイドをされている方ばかり。熱心にメモされるなど勉学の気合を感じ、初めは気を遣いま
したが、だんだん慣れて和気あいあい。
「もう少し見たかった。また来ます・・・。長浜にも来て下さ
い」でお別れしました。昼食時に先方の質問に答える方式の交流会がありました。悩みには、共通のも
のもあり、お互いの参考になれば良いと思います。
★10/20 木 14:40-16:30
JTB 新潟 新潟県立佐渡高等学校
27 名(定点)
府大植物工場
ガイド:寺口・西辻
【一言】佐渡島の農産関係の高校生です。修学旅行で府大の植物工場がコースに入っていて来られました。
皆さん熱心に話を聞いてくれました。この後、道頓堀へ。明日は USJ に行く予定だそうです。
★10/20 木 13:10-16:20 新現役ネット 歴史を訪ねる旅 11 名(徒歩)
河口慧海生家跡・清学院・鉄砲鍛冶屋敷・山口家・月蔵寺・本願寺堺別院・妙國寺・展望ロビー
ガイド:木村義
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【一言】東京からのお客様で本日の予定を聞くと、「心斎橋のホテルに帰るだけ」とのことであったので、
最後に展望ロビーにも上がって頂き、古墳群や堺のまちを見て頂いた。
★10/20 木 10:50-13:00
神姫バスツアーズ やまさき文化大学
71 名(観光バス)
仁徳陵・展望ロビー・水野鍛錬所・鉄砲鍛冶屋敷・清学院
ガイド:金谷・濱田・山端・山田豊・稲田・田辺
【一言】交通事情で 30 分遅れで宍粟市から到着。駆け足の案内になりました。
「昔の面影が残っている
町並みだ」が、水野鍛錬所から清学院の間を歩きながらの感想でした。水野鍛錬所の社長が「宍粟杉の
ボールペン」を持っておられたのを見られて大変お話が弾み、皆さん喜ばれていました。展望ロビーでは、職
員の昼食休憩時と重なったのでエレベーターが大変混雑しました。
★10/20 木 13:50-16:20
JICE 関西支所
28 名(徒歩)
仁徳陵・日本庭園・博物館
ガイド:新井・中辻
【一言】タイで日本語教師、英語教師をされている若い男女グループのご案内でした。古墳周辺の紅葉の進
み始めた木々や、ほのかに香る金木犀の花で日本の秋を感じられ、堺の歴史・文化について沢山の質問
を受けました。日本庭園の休憩舎での抹茶も簡単な作法の説明でしたが、皆さん上手に召し上がられま
した。タイの言葉を教えて頂きましたが、お別れの時、上手な日本語でお礼の言葉を頂戴して嬉しく思い
ました。
★10/20 木 10:30-14:40 サンケイトラベル バーマリィ・イン・須磨
利晶の杜・梅の花・展望ロビ-・博物館
18 名(マイクロバス)
ガイド:宮尾・川上由(研修)
【一言】神戸の老人ホームの皆さま。入居者の方 12 名とスタッフ 6 名の団体でした。その内、車椅子の方が 4
名、杖での歩行の方が 4 名でした。バスの乗り降りや移動に時間が掛かり、肝心の観光スポットでの時間が
押し気味になってしまいました。ゆっくりくつろいで頂けなかったのが残念でした。
★10/20 木 9:50-11:40
和泉ノ国観光 白鷺スカイハイツ後援会
28 名(マイクロバス)
南宗寺・利晶の杜
ガイド:井藤
【一言】南宗寺の総門から、
「堺にこんなんあったとは知らんかった」と見るものをどんどん聞かれま
す。久し振りに歩いたという方を中心にゆっくり見学。これで疲れてしまったのか、さかい利晶の杜で
は座っておられる方が大半で、元気な方々のみのご案内でした。
★10/21 金 11:10-14:25
今人陶工房
10 名(フリーチケット)
利晶の杜・利休屋敷跡・晶子生家跡・ザビエル公園・南宗寺
ガイド:澤井
【一言】良い天候に恵まれ、
「ゆっくり案内をしてもらいよくわりました」と言って頂きました。それ
にしても、南宗寺の蚊の多いのには、驚かれていました。
★10/22 土 9:30-12:00
堺退職教職員の会
18 名(徒歩)
本家小嶋・利晶の杜・かん袋・南宗寺
ガイド:樽野
【一言】午後の行事があったので、時間を気にしながら歩きました。大小路筋、大道筋、晶子生家跡・・・
行きたい所は沢山あり、ポイントだけをご案内しました。南宗寺を初めて拝観された方が多かったのは意
外です。参加者と楽しく半日を過ごしました。
★10/22 土 9:20-13:00
佐保川俱楽部 歩こう会
16 名(徒歩)
方違神社・反正陵・磐姫歌碑・仁徳陵・博物館・日本庭園
ガイド:金谷
【一言】堺は初めての方やリピーターの方達。長尾街道、境王子、大阪刑務所から始まり、古墳めぐり。皆
さんからは、歩こう会や地元の佐紀盾列(さきたてなみ)古墳群内の磐姫古墳のエピソードを教えて頂いた
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り、和やかに過ごし時間をオーバーしましたが、完歩しました。
★10/22 土 13:20-14:50
名鉄観光 大阪教育小曾根公民分館
45 名(観光バス)
展望ロビー・利晶の杜
ガイド:西井・箕野
【一言】日帰り旅行の見本のような行程。時間枠いっぱいの案内。次の行程の時間関係で少し窮屈なツ
アーでした。
★10/22 土 13:15-15:05
大阪 SGG クラブ
32 名(徒歩)
南宗寺・南宗寺境内
ガイド:野澤・大橋
【一言】大阪市内で外人向けガイドをされている 40 歳~60 歳代のプロの集団。観光とは違い、ノート片手
にメモ取りもあり、寺院の雰囲気を味われました。
★10/22 土 9:00-15:30
エムジェマ
27 名(徒歩+阪堺電車)
晶子生家跡・小島屋・かん袋・武野紹鴎屋敷跡・宿院頓宮・利休屋敷跡・月蔵寺・山口家
ガイド:武藤
【一言】今回で 5 回目の堺ウォ-ク「歴史散策とスィ-ツ巡り」。募集型なのでお客様同士が初対面。戦の痛み
に触れつつ、利休、晶子の足跡を訪ね、寺の多さに驚き、香木の香りの中での線香作り。いつの間にか
ひとつになっていく。思い出一杯作って頂きました。
★10/22 土 10:20-15:25 日本編物手芸協会関西支部 19 名(まち旅ループバス)
展望ロビー・利休屋敷跡・梅の花・利晶の杜・南宗寺・博物館・仁徳陵
ガイド:土井
【一言】団体のリーダーが私の小学校の恩師の奥様で、行程作成から相談を受けていました。みんな楽し
く堺を見て頂き、「堺の事がよくわかった。また来てみたい」の声を聞き、案内を終えましたが、もう
少し余裕があればと思いました。
★10/22 土 10:00-11:30
阿倍野日本語読み書き教室
28 名(定点)
利休屋敷跡・利晶の杜
ガイド:西井・稲田
【一言】東南アジア方面の方達が日本で就労しながら、長く日本語を会得して、来堺して頂きました。出
来るだけわかり易い話し方で目一杯ご案内しました。皆さまは、抹茶は初めてで、この時間も楽しんで
頂き、
「また来たい」と嬉しいお言葉を頂ました。
★10/22 土 13:10-16:00
羽衣国際大学
20 名(徒歩)
清学院・鉄砲鍛冶屋敷・薫主堂・綾ノ町商店街・山口家・榎並刃物製作所・利晶の杜
ガイド:川上浩
【一言】大学生の皆さんの目線で堺区(旧市街地)を観光。まち歩きを企画し、地域住民の皆さんを対
象としたまち歩きイベントを実施し、地域を大切に思う気持ちと社会で求められる力(社会人基礎力:前
に踏み出す力、考えを生み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を身につける授業の一環のツアーに同行。
来春には竹山市長の講義と意見交換会も設定されています。
★10/23 日 10:00-16:00 清水康夫様 24 名(マイクロバス)
展望ロビー・ちく満・利休屋敷跡・利晶の杜・南宗寺・山口家
ガイド:弘瀬
【一言】岩出市からのお客様で、近くにお住いの割には、堺は初めての方が多かった。何処へ行っても
大変興味を持って見て頂き、特に展望ロビーの手織緞通による「仁徳天皇陵古墳」の額にはその技術にび
っくりされていました。堺伝統産業会館では芥子餅が売り切れており、申し訳ありませんでした。
★10/23 日 10:30-12:30 (公社)堺観光コンベンション協会 JR 百鳥古墳群めぐり 6 名(徒歩)
御廟山古墳・いたすけ古墳・履中陵・平成の森・七観音古墳・旗塚古墳・グワショウ坊古墳・孫太夫山古墳・
仁徳陵
22
NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
ガイド:澤井
【一言】ホームステイで来日中のポーランドの女性(日本語 OK)と受け入れている家族。参加 7 回目という男性
など 6 名の参加。今日は、質問もなくスムーズにガイドを終えることが出来ました。
★10/24 月 12:40-16:00
クラウン観光 羽曳野市遺族会
125 名(観光バス)
展望ロビー・仁徳陵・利晶の杜・伝産会館
ガイド:平山・寺口・桧垣・丸山
【一言】羽曳野市からのお客様。古墳については詳しい方が多く、話が盛り上がりました。「堺の素晴
らしさ」を案内させて頂くと共に、お別れに「来年こそは世界文化遺産に・・・」を誓い合いました。
★10/24 月 9:40-11:25
セイホウ観光 左京保護司会
27 名(観光バス)
展望ロビー・水野鍛錬所・薫主堂・鉄砲鍛冶屋敷
ガイド:滋野・森口
【一言】京都市からの保護司会の方々で、薫主堂や水野鍛錬所をご案内すると大変感動され、喜んでお
られました。
★10/24 月 10:30-14:00
西川朝子様
6 名(フリーチケット)
山口家・SAKAINOWA・利晶の杜
ガイド:川上浩
【一言】昭和 15 年生まれの伊丹高校同窓生の皆さまをご案内。伊丹在住の方はいませんが、堺にお住
いの一人が幹事で企画されたそうです。行基が堺の人とはご存知なかったようです。昼食を古民家を改
造した SAKAINOWA へお連れしましたので、山口家住宅と共に大変興味を持たれました。
★10/24 月 12:30-15:00
埼玉よろづ会
21 名(観光バス)
展望ロビー・仁徳陵・磐媛歌碑
ガイド:中西美
【一言】埼玉県で万葉集の勉強をされているグループの皆さん。昨日は、奈良の飛鳥と室生寺を見学され
て堺へ。磐媛の万葉歌五首を皆さんで朗読しました。
★10/25 火 10:00-16:30
美原区大保寿栄会
32 名(観光バス)
展望ロビー・博物館・仁徳陵・南宗寺・利晶の杜・水野鍛錬所・鉄砲鍛冶屋敷・妙國寺・伝産会館
ガイド:江川
【一言】展望ロビーでお客様を案内している時に、竹山市長が挨拶に来られ、皆さんと一緒に記念写真を
撮らせて頂きました。市長挨拶のサプライズに皆さん大感激で、大いに盛り上がったツアーになりました。
★10/25 火 15:00-16:30
日本旅行藤沢 県立藤沢清流高等学校
37 名(定点)
府大植物工場
ガイド:西本・奥野
【一言】高校の修学旅行での来堺。名所旧跡の観光ではなく、植物工場を選択された高校生の思いに拍
手。精いっぱい植物工場の可能性を案内しました。県立高校の私服姿に印象付けられたが、工場の案内
に私語もなく、何かを知ろうとする姿勢が窺われ、高校の名前〈清流〉の通りでした。
★10/25 火 13:45-16:00
利晶の杜
大阪狭山市人権協会
24 名(定点)
ガイド:谷﨑
【一言】とても熱心に聞いて下さいました。ご質問も多く、興味旺盛。堺のことを“お隣さん”と親し
みをこめて言われていました。
★10/26 水 9:00-16:00
KNT 神奈川 小石先生と行く歴史ツアー
26 名(観光バス)
展望ロビー・南宗寺・利晶の杜・利休屋敷跡・美々卯・阿免寺・ザビエル公園・伝統産業会館・仁徳陵・小
西行長供養塔
ガイド:弘瀬
【一言】半年前からのご依頼で、ご希望の観光ポイントを結ぶ観光コースに仕立てあげるのに苦労しましたが、
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
何とかお客様に満足頂ける案内になったかと思います。阿免寺の皆さまにも大変協力頂き感謝しており
ます。最後の小西行長供養塔については、今回のお蔭でずいぶん勉強出来ました。
★10/26 水 12:30-16:30
阪大構築 34 年会
14 名(徒歩+阪堺電車)
清学院・鉄砲鍛冶屋敷・水野鍛錬所・山口家・本願寺堺別院・妙國寺・宝珠院・伝産会館・利晶の杜
ガイド:小川喜
【一言】建物に詳しい方が多く、いろいろ教えて頂きました。
★10/26 水 11:00-16:30
ミャンマー日本 人材開発センター本邦研修
7 名(タクシー)
利晶の杜・茶寮つぼ市・山口家・水野鍛錬所・伝産会館
ガイド:新井
【一言】さかい利晶の杜でお点前体験をされた後、茶寮つぼ市製茶本舗に立ち寄り、抹茶や緑茶を購入
されました。建築家の方もおられ、山口家住宅ではミャンマーと共通する建具があり、話が盛り上がりまし
た。水野鍛錬所では刀と包丁の製造工程の説明を熱心に聞かれました。皆さん包丁を購入されました。
★10/26 水 13:00-16:00
シニア自然大学校 CITY カレッジ部
61 名(徒歩+阪堺電車)
利晶の杜・利休屋敷跡・南宗寺・妙國寺・伝産会館
ガイド:荻野・中村博・藤井安・山下昇
【一言】同世代の方から観光ボランティアの活動についての質問がありました。皆さん勉強熱心で案内に耳
を傾けて頂き、気持ちよく案内させて頂きました。三千家のお茶室比べ、南宗寺の八方睨みの龍、妙國
寺の夜泣きの大蘇鉄は大好評でした。多数の高齢者の参加で短距離の移動にも時間が掛かり、予定通り
の行動に苦労しました。
★10/27 木 9:30-16:00
自然大学高等科同窓会
12 名(徒歩)
展望ロビー・反正陵・向泉寺閼伽井・永山古墳・丸保山古墳・磐媛歌碑・仁徳陵・CafeIROHA・都市緑化
センター・グワショウ坊古墳・七観音古墳・平成の森展望台・履中陵・いたすけ古墳
ガイド:辻
【一言】とっても健脚なお客様。同窓会なので皆様和やかな雰囲気でした。自然大学を受講されていた
ので、樹木の名前は何でもご存じでいっぱい教えて頂き、楽しくご案内出来ました。
★10/27 木 10:00-13:00
高大同窓会摂津
9 名(徒歩)
利晶の杜・利休屋敷跡・晶子生家跡・宿院頓宮・開口神社・展望ロビー
ガイド:武藤
【一言】皆さんにとって、程良い行程で安心しました。堺は初めての方ばかりで「なぜ?なに?」の多
いお客様。ガイドとしてはありがたい。今日は堺のほんの入口。まだまだ秘密の堺が・・・。何度も来
て頂きましょう。
★10/27 木 13:00-16:00
ワールドワープ 津市スポーツ
15 名(観光バス)
仁徳陵・展望ロビー・利晶の杜
ガイド:徳井
【一言】少人数でまとまりの良い紳士・淑女のお客様。堺の道案内もしながらのガイドでした。
★10/28 金 9:30-15:50 司観光サービス 常磐連合長寿会 40 名(観光バス)
博物館・日本庭園・仁徳陵・シティ H 青雲荘・大寺餅・展望ロビー・江久庵・伝産会館
ガイド:西本・森口・戒田・藤井英
【一言】あべのハルカス近くの自治会の方々をご案内しました。博物館では仁徳天皇陵古墳から出土した須
恵器に、日本庭園では菊花展に関心が集まっていました。「こんなに素晴らしいとは思わなかった」と
喜んで頂きました。行事でのアルコールは一切禁止の厳しいルールの下、食事もお土産も堺のまちもなんでも誉
めてくれました。さらに日本庭園の景観に感動されていました。古墳を一周したいとご希望されたので、
毎週日曜日の百舌鳥古墳群めぐりをご案内しました。
★10/28 金 11:15-16:00
東急リゾートサービス
16 名(マイクロバス)
南宗寺・利晶の杜
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
ガイド:大橋
【一言】関東から「真田丸と戦国」テーマの旅で、前日に高野山を参詣された後、堺へ。16 世紀の堺に関
わった人々とその背景をご案内しました。歴史の知識豊富なお客様で、堺の中世の香りを肌で感じて頂
けたと思います。
★10/28 金 13:30-16:00
今宮高校 PTA お楽しみ会
11 名(徒歩)
利晶の杜・利休屋敷跡・かん袋・南宗寺
ガイド:松井
【一言】前行程の梅の花での昼食時間が予定より長くなり、スタートが遅くなりました。その影響で南宗寺
が 30 分の短縮案内になりました。
★10/28 金 13:40-14:40
名鉄観光姫路 西公学園
111 名(定点)
南宗寺
ガイド:西井・浅川・藤井安・上野
【一言】加古川市の高齢者大学の皆様。和歌山での遊覧予定が風雨のため欠航となったので、急遽、堺
へコース変更となり、急に決まったガイドでした。「なかなか足の向かなかった堺でしたが、歴史の深さを
再認識出来た」とのことでした。
★10/29 土 9:30-14:00
第 58 回全国印刷緑友会 大阪大会
595 名(定点)
大仙公園・仁徳陵
ガイド:福井・山下真・新井・小川喜・濵田・浅川・荻野・平木・稲田・佐伯勇・重永・浅倉・気谷・
柴田友・杉本・平野
【一言】ギネスの記録に挑戦という事で、判定員という貴重な体験をさせて頂きました。1分間、決めら
れた項目(日付けと自分のサイン、読み方)を T シャツに書き続けるという事で、これまでのインドの 500 人の
記録を超えるべく挑戦され、無事に記録達成しました。この後、黒門市場や貸切のなんば花月へ行かれ
るそうですが、仁徳天皇陵古墳へも立ち寄られる方もおられました。
★10/29 土 14:00-17:00
JAF アカデミー堺
33 名(定点)
展望ロビー
ガイド:西本
【一言】全国からのサッカーアカデミーの受験生で、入学試験としてレポートの提出が求められている。スタッフの方
からは、
「堺の特徴と世界文化遺産登録に向けた古墳を中心に案内を」と事前連絡を受けていたので、
ちょっと不安と責任感もありましたが、子どもたちの説明を聞く集中力には圧倒されました。
★10/29 土 10:45-14:15
北小 PTA 卓球部
16 名(徒歩)
晶子生家跡・利晶の杜・利休屋敷跡
ガイド:井藤
【一言】年齢層も厚く、卓球を楽しんでおられる方々で、軽やかな足取りでした。
★10/30 日 9:40-11:05 東武トップツアーズ 田辺市人権擁護連盟 14 名(定点)
利晶の杜
ガイド:西川
【一言】予定より早くの到着。到着早々の呈茶が美味しかったとのことでした。
★10/30 日 10:00-14:30
LM 自由ヶ丘自治会歩こう会
13 名(徒歩)
展望ロビー・方違神社・永山古墳・丸保山古墳・樋ノ谷古墳・銅亀山古墳・仁徳陵・博物館・日本庭園・
長塚古墳
ガイド:西本
【一言】ゆっくりとしたハイキング。主なポイントでは、集合を待っての案内。少人数なので支障なく終了。途
中、子ども 2 人が大人たちをせかせる場面もあり、場を和ませてくれました。
★10/30 日 10:30-12:30
(公社)堺観光コンベンション協会 JR 百舌鳥古墳群めぐり
2 名(徒歩)
御廟山古墳・いたすけ古墳・履中陵・平成の森・七観音古墳・旗塚古墳・グワショウ坊古墳・孫太夫山古墳・
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
仁徳陵
ガイド:樽野
【一言】和泉市から参加された女性お二人。お一人は高校生の時、森浩一先生に教わられたそうで、い
たすけ古墳の保存運動をご存じでした。
「優しい良い先生でした」ということです。お友達で参加して
下さったので、和気あいあいと楽しくガイド出来ました。
★10/30 日 9:50-15:30
日置荘校区福祉委員会
56 名(徒歩)
すかしゆり公園・池尻城跡・狭山池博物館・狭山池公園・西福寺・池之原神社・大平大明神・甚平池前・
因念寺・文化村・旭照寺
ガイド:玉置・戒田・山田武
【一言】4 回目のご案内。同じ校区の方の集まり。去年より 20 人も多い人たちの参加で、小学生、中
学生やバギーカーの幼児を連れた一家 6 人参加の家族もおられました。ハイキングを楽しんで頂きました。
★10/30 日 10:45-14:15
福点落語を聴いたろう会
21 名(フリーチケット)
利晶の杜・利休屋敷跡・開口神社・味亭・南宗寺
ガイド:井藤
【一言】視覚障害の落語家福点さんの落語を聴く会の皆さん。福点さんを含め 5 人の視覚障害の方がお
られるので、さかい利晶の杜では、音声を多く利用した。私が案内を始めると、私語はまったくなく静
かな空間の後、質問もあり笑い声も聞かれホッとした。視覚障害の方は、白杖をついての階段昇降、電車
の乗降は、ことのほか疲れるそうです。
★10/30 日 9:40-17:20 木山 満様 2 名(フリーチケット)
展望ロビー・南宗寺・仁徳陵・博物館・妙國寺・伝産会館
ガイド:藤井安
【一言】大変歴史に興味を持つ堺市と四国今治市のご婦人で、質問も多く観光先すべてを満喫された。
帰ったら知人に「堺は素晴らしい町です」と伝えると述べられた。
★10/30 日 10:30-11:40
エムジェマ 22 名(徒歩)
堺駅晶子立像・石銭場跡・吉川俵右衛門碑・菅原神社御旅所・龍女神像・竪川水門
ガイド:武藤
【一言】大学生達とのツアーは久し振りの北波止。下から見上げる龍女様。こんなに大きかったんですね。
かつての港はヨットハーバーになりました。ここからの夕日は絶景ですよ!
★10/31 月 10:00-11:30
東武トップツアーズ神戸 兵庫学校厚生会神戸支部
47 名(観光バス)
仁徳陵・利休屋敷跡・晶子生家跡
ガイド:玉置・林
【一言】短い時間でしたが、堺を PR。リピートの期待大です。
★10/31 月 13:30-16:30 めふコープ委員会 47 名(観光バス)
仁徳陵・利晶の杜・利休屋敷跡・晶子生家跡・山口家・伝産会館
ガイド:矢木・稲田
【一言】全員女性のグループで緊張しました。比較的若い方が多く、行動が機敏で案内もよく聞いてくれ
ました。堺伝統産業会館では皆さん沢山買い物をされました。
企画部ニュース
真田幸村・大坂城入城ガイドウォーク
第 5 回「堺で軍装を改め、大坂城へ北上する」に参加して
[加藤
基之]
10 月 29 日(土)、前日の雨で心配された天気も当日は嘘のように晴れ、絶好のウォーキング日和
になりました。今回は、すみよし歴史案内人の会との共同開催です。現在、NHKで放送中の大河
ドラマ「真田丸」ともタイミングがピッタリ合致して、参加者は 134 名と多数を数えました。
スタートは南海高野線中百舌鳥駅南口 200 ㍍先の金口公園からです。応援で参加の協会事業部
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堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
中心の甲冑隊の「エイ・エイ・オー!」の掛
け声のもと、6 組に分かれて元気よく出発し
ました。
最初の案内は筒井家です。戦国大名 筒井
順慶の後裔宅。屋敷敷地約 5,000 坪、建物の
ある内塀の中は約 1,000 坪のお屋敷です。庭
には天然記念物で樹齢 800~1,000 年、幹回
り 10.1 ㍍、樹高 13 ㍍の「百舌鳥の楠」があ
り、さらに帆立貝式前方後円墳(墳丘長 84.8
㍍、後円部径 67.6 ㍍、全長 97 ㍍)の御廟表塚古墳まであります。そのスケールの大きさには只々
感心するばかりでした。
次に向かったのは百舌鳥八幡宮です。社伝によれば、神功皇后が外征を終えて難波にお帰りにな
った時、この百舌鳥の地に御心を留められて幾万の後までのこの処に鎮まりまして、天下泰平民万
人を守ろうという御誓願を立てられ、八幡大神の託宣を受けて欽明天皇の時代(532~571 年)に
この地を万代(もず)と称し、ここに神社を創建してお祀りされたと伝えられているそうです。八
幡宮といえば昔から「弓矢の神様」として知られています。古い記録が散逸している為、定かなこ
とは不明ですが、真田幸村一行も密かに戦勝祈願したと思われます。
次に向かったのは、本日の一番のテーマの幸村伝説の場所です。一行 30 余名が九度山から脱出
し、高野街道を避けて土塔、土師を経て梅村や尾羽根村に分宿しました。一行の一部は梅村の松川
氏宅に宿泊した。松川氏(壱岐氏)は豊臣方から預かっていた一万両のうち五千両で鉄砲と最新式
武具を堺で買い整えており、一行は最新式武具に身を固め旧式武具は梅村や尾羽根村に残し、颯爽
と翌日出陣し大坂城に入城したそうです。
次に向かったのは、高林住宅です。主屋は天正年間(1570 年頃)に建てられた大阪府下で最も
古い民家の一つで築約 430 年だそうです。主屋、表門が昭和 44 年に国の重要文化財に指定されま
した。ちなみに現当主高林永統(ながつね)氏は 26 代目だそうです。そして、御廟山古墳を経由
して仁徳天皇陵古墳に到着しました。トイレ休憩を取り、次に向かいました。11 時を過ぎ、おな
かもすき始めてきた参加者の方から「お昼ご飯はまだ?」の質問がありましたが、「もうひと踏ん
張り、頑張りましょう」と返しました。さらに、銅亀山古墳を通り、磐姫皇后の歌碑、樋の谷古墳
を通過し、大小路シンボルロードを歩き、環濠土居川に到着しました。今は埋め立てられた東側の
土居川公園で待望の昼食です。ここで 30 分程の食事タイムを取り、参加者は午後からの英気を養
いました。
次に、極楽橋を眺めて妙國寺、本願寺堺別院、月蔵寺、高須神社の順に説明があり、遠里小野橋
ですみよし歴史案内人の会とガイドの交代をしました。遠里小野では、元禄 16 年(1703 年)に大
和川の付け替えが行われ、遠里小野村は現在の堺市と大阪市に分断されたこと、菜種油の発祥の地
であること、さらに安永 7 年(1778 年)の「遠里小野村大絵図」
(堺市図書館蔵)では、遠里小野
村は環濠集落であったことを学びました。さらに雲上地蔵をお参りし、熊野街道碑を眺めて極楽寺
に到着しました。ここでは楠木正成が奉納したと伝わる石灯篭があり、建武 3 年(1336 年)丙子
(ひのえね)の銘がある。傍らの楠木は正成のお手植えといわれています。さらに進んで境内に後
鳥羽天皇行宮跡が建立されている若松神社に到着しました。次に住吉大社歴代の神主であった津守
氏の氏寺があった津守廃寺碑を眺めて住吉行宮跡に到着しました。津守氏の邸宅で附近一帯1万坪
余りを占めていたといわれています。
いよいよゴールの住吉大社に向かいます。約5分後にゴールに到着しました。「バイザーイ!完
歩したぞ!!」心の中でそう叫びました。約 11 ㎞の行程を無事終了し、私の担当した第 4 班 24
名の内、一人の落伍者もなく全員完歩できたことを嬉しく思いました。
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平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
次回は最終回の大坂城入城です。次回の参加を皆さんで誓い合って解散しました。
*歴史ウォーク いたすけ古墳のタヌキは
[大盛 勝]
10 月 22 日(土) に実施されました、堺市立栂文化
会館と歴史街道推進協議会の連携の歴史ウォーク
に参加しました。今回は一般参加者が 33 名と少な
く、今後の募集方法に課題を残しました。その分、
1 班 10 名強で実施した為、お客様からはよくわか
って良かったと好評でした。
コースは、中百舌鳥駅~筒井家住宅~御廟表塚古
墳~定の山古墳~ニサンザイ古墳~百舌鳥八幡宮
~高林家住宅~御廟山古墳~いたすけ古墳~グワ
ショウ坊古墳~旗塚古墳~七観音古墳~平成の森展望台(履中天皇陵古墳遠望)~与謝野晶子歌碑
~竜佐山古墳~孫太夫山古墳~仁徳天皇陵古墳
仁徳天皇陵古墳拝所前や展望ロビーでガイドの時に、いたすけ古墳には野生のタヌキが何時でも
いるので、是非見に行ってほしいと案内をしていましたが、今回行った時には橋の上にはいません
でした。よく考えてみれば寒くなったので出て来なくなっても当たり前だと思われます。このよう
にガイドの内容は季節や状況によって変えなければならないという自明の理が私の中で欠如して
いました。今後はガイドの内容を見直しその時の状況にあったガイドをするように心がけたい。
筒井家住宅は通り過ぎましたが、公開にはいろいろと難しい問題があると思うけれど出来れば公
開してほしい。高林家住宅前も通りましたが、次回の文化財特別公開時には是非見学したいです。
ゴールの仁徳天皇陵古墳では、明治時代初期には古墳の内部は竹で覆われていて、竹を駆除後、
松・杉・檜などの樹木を植えたという話を聞き、草刈機などの機械がない時代の明治時代の作業員
のご苦労が偲ばれました。
*大阪ミュージアム登録物を巡る「堺・まちあるきツアー」に参加して
秋季文化財特別公開期間中の 11 月 6 日
(日)、大阪府およびイオンリテール(株)主
催の「堺・まちあるきツアー」に堺観光ボ
[奥野
修滋]
ランティア協会員 8 名でガイド参加しま
した。
この企画は、大阪府が「まち全体がミュ
ージアム」として推進するミュージアム構
想に加えて秋季堺文化財特別公開を紹介
する目的でイオンとタイアップして、産経
新聞の募集により、大阪府下から 153 名(応募者 532 名のうち 200 名に当選通知を発送)が参加
して催行されました。
堺市博物館前での開会式には、あのねのね・原田伸郎さんの激励の挨拶もあり、参加者は期待を
胸に 10 分間隔で出発していきました。
全行程 7.8km、徒歩で 13 箇所のスポットを巡る強行軍でしたが、途中、山之口商店街での昼
食弁当の際は、我が協会が誇る華美芝居部隊の精鋭のおもてなしもあり、再び元気を得てイオンモ
ール堺鉄砲町まで、晩秋の堺のまち並みや歴史的建造物、観光施設等を大いに楽しんでいただけた
と思います。
昼食時間が 15 分、さかい利晶の杜の有料部分の見学時間が 25 分間と非常にタイトなスケジュ
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ールにもかかわらず、お客様から苦情が出なかったのは、スタッフ全員のおもてなしの心がお客様
に伝わったからではないでしょうか。
運営委託会社を含め主催者側と堺市、協会との綿密な事前調整で、出発前の待ち時間には博物館
に無料入場するとか、時間管理を綿密に行うなど、主催者側が緊急時対応を含め十分に参加者への
配慮をされていたのが印象的でした。なお、大阪ミュージアム登録物は大阪府全域で約 1,300 件、
堺で 60 件強あるようです。これを機会に「まち全体がミュージアム」という広い視点での考え方
をガイドの際に意識していきたいと思います。
定点ガイド部ニュース
*「千利休屋敷跡」定点配置、
「さかい利晶の杜」塀中門(黒門)開閉手順見直しについて
この度、市観光推進課・さかい利晶の杜と塀中門(黒門)の開閉手順について検討・見直しを行
いました。詳しい説明は協会ニュースに同封しています。ご確認の上、今後、この手順によって使
用するようお願いします。
*21 階展望ロビー「立寄り確認書印」使用について
堺観光コンベンション協会からの依頼です。「堺観光周遊バス助成制度」を申請するために必要
な「訪問施設参観確認書(団体立寄り確認書)」で使用する「立寄り確認印」が新しく作成されま
した。
使用開始は、平成 28 年 12 月 1 日(木)確認分よりです。
原則的には、この「確認印」使用をお願いします。従来の「サイン対応」も可です。
詳しい資料は活動日誌にファイルしてあります。
「確認印」は書類・備品バッグに収納しています。
*さかい利晶の杜より来館アンケート引き続き協力の依頼です
館内ツアー、観光案内展示室ガイドの後にアンケート用紙をお客様に渡して記入依頼、受付提出
で粗品進呈のご案内を引き続き実施頂きますようお願いします。進呈する粗品は、「クリアファイ
ル・筆ペン」にしていましたが、8 月に進呈した「一筆箋・筆ペン」効果が大きかったことを受け
て、「クリアファイル」に替えて「一筆箋・筆ペン」を準備しています。引き続きの協力をお願い
します。
*11 月 14 日(月)全体部会を行いました
下記は、観光案内所・定点の 10 月の「日誌」から抜粋したものを掲載しています。
Aグループ(戒田 啓二)
*堺市役所 21 階展望ロビー(担当:桧垣・柳・西田洋)
・奈良と堺の友人同士。一回り案内で、堺の方が「小学校の社会の時間に戻ったようだ」と楽しん
でおられました。4 月実施の環濠クルーズを毎年 2 月に予約されるそうです。
・堺市内の主婦 2 名。国文学を専攻されたという妹さんが行基の卒論を書いたとのこと。「もっと
行基を取り上げたら!」とおっしゃっていた。
・埼玉より修学旅行で来たが、生徒には「自由行動で堺の古墳を見に行くように」と言ったのに、
みんな USJ や難波へ行ったので、先生一人で来たとのこと。
*堺駅観光案内所(担当:重永・今村・梅影)
・地震被害のあった熊本県宇土市を 7 月 11 日に堺市長が慰問され、小西行長が堺市と宇土市に
ゆかりがあることのお話を市長から聞かれた熊本県人会支部長が、堺の小西行長の足跡をたど
るツアーを近く計画したいと堺駅 2 階観光案内所に来られた。
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・堺市内の夫婦。
「ルソン助左衛門像は堺旧港にマッチしていてすばらしいです」と。
・出雲市からの 70 歳代の男性が千利休関連コースを希望されたので、堺紡績所跡→ザビエル公
園→堺伝統産業会館→利休屋敷跡までのコースを 1 時間で案内した。
*大仙公園観光案内所(担当:平木・堀・生島)
・岡山県からのご夫婦。
「日本一だけあってやはりすごい。4 位の造山古墳と比べようがない」と
驚きながらも造山古墳の自慢をされていかれました。この後、博物館へ。
・大仙支援学校の耳の不自由な学生 2 名と先生 2 名。手話通訳で「大仙公園古墳めぐり」のミニツ
アーに案内しました。
・ハワイからの男性。全く日本語がわからないので、タブレットを使用。喜んでもらえました。Q
&Aでは 3 ヵ所を見てくれました。
Bグループ(中村 博司)
*さかい利晶の杜(担当:松村・溝)
・北海道からの男性。祖母が短歌をされていた関係で与謝野晶子記念館に来館。「日本各地での晶
子の旅」パネルにある北海道での晶子さんと仲間たちの写真に、この方の祖父母が晶子さんと一
緒に写っていたことに驚かれていました。
・大阪市内からの老夫婦 2 名。堺の貿易港としての今昔に興味があるとの事。
・つぼ市製茶本舗の故会長の妹さんが、昔の宿院界隈のジオラマを見学に来られました。
*千利休屋敷跡(担当:辻・澤野)
・三宝小学校の男の子。「千利休は学校で習って知っています」と。「武野紹鴎は利休の先生だよ」
と、パネル写真を見せると、「また一つ利口になりました」と喜んでいました。
・同窓会の集まりで来られた 16 名の方に、大きな声で案内パネルで紙芝居をしました。とても喜
んで下さいました。
・堺の二人連れと一緒に来られたアメリカの女性。後でお聞きすると、研究論文で千利休を取り上
げた方とのこと。恐れ入りました!!
*山口家住宅(担当:國領)
・登美丘南小学校の 110 名来館。小学生は駕籠と竃に強い関心を示し、台所用品についても質問攻
め。
・
「慧海と堺」展に興味があって来館された女性。昨日は博物館を見学されたとの事。前にも来館
されたとの事で、お話は慧海のことになりサンスクリット文字が好きとの事。当然この後は清学
院に行かれました。
・
「慧海と堺」展を見に来た方が多く、奈良の方は「西蔵旅行記」の読書会をしているとの事です。
*清学院(担当:澤井・林)
・「ぽち袋」で、山口家住宅との違い、数量と図案が面白いですねと言わる。全作で三千点あると
聞き及ぶが、今回はその内の二百点展示なので、残りのものも見たいので機会を設けて下さいと
の要望がお客様からありました。
・福井からのご夫婦はネパ-ルに関係のある方で、カトマンズには慧海のレリ-フがあり、マルバ
-近くのジョムソン村には河口慧海記念館があり、慧海は現地の方にチベット語を教えていたと
いう話を聞きました。
・肥下徳十郎さんの親類と言われる松原からの女性 1 名来館。また、柳原吉兵衛のご親戚の堺の女
性 1 名が来館。
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Cグループ(大橋 昭夫)
*南宗寺(担当:中西慎・丸岡)
・東京から茶文化研究会の 5 人と先生。詳しく千家供養塔を見ておられた。少庵(2 代)と宗旦(3
代)が一つの碑ではないかとの指摘ありました。
⇒平成 23 年 3 月の調査結果では一つの碑となっています。
・横浜からの女性。静かで鳥の声がすごくよく聞こえる、金木犀も満開でいい香りもして、ハゼも
色づいてきたし、ススキも開いてきて綺麗だと褒めてもらった。
・大阪の夫婦。なかなか来る機会が無かったが、色々な物語のある寺で来てよかった。11 月の文
化財特別公開の折に再度、堺の寺社を廻りたい。
*妙國寺(担当:小出・濵口)
・仙台市の男性。立派な大蘇鉄を見て、「素晴らしい」と一言。また「堺へ来て資料室にある故郷
の伊達政宗公真蹟の掛け軸に会えるとは、堺は素晴らしい、しびれた」と。
・高知県より女性 1 人。土佐十一烈士の名前を見て、高知県の地元の村名も多くあり、箕浦という
家が密集している場所もあるそうです。「高知へ帰ったら妙國寺を宣伝します」と言われた。
・大塩平八郎の掛け軸の花押は、何と書かれていますかと質問されました。
⇒「後素(こうそ)
」です。
*堺伝統産業会館(担当:奥野)
・タイのテレビ局の取材があり、線香などを説明。包丁研ぎも取材される。
・堺まつりのために来られた岩国藩鉄砲隊保存会の方。展示品鉄砲の象嵌、火皿の穴の大きさと修
理傷などの話を伺う。
・「堺市内に会社を設立する」という男女。会社のHPで堺をPRするための材料集めにと来館。
*自転車博物館(担当:大橋)
・タイのテレビ局が自転車博物館紹介の番組制作の為に来館。「歴史と文化の溢れるまち堺」をカ
メラに向かって強調。(タイ国内のみ放映)
・伊丹市消費生活研究会の方が 3 階の「自転車ルールとマナー」のパネルに関心を示され、それに
関する資料を要望されたが、博物館内にないので警察で入手されるようにお伝えした。
広報部ニュース
*「第 14 回さかいボランティア・市民活動フェスティバル」に参加して
10 月 22 日(土)堺市総合福祉会館を使って、「つ
[生島
英造]
ながる・ひろげる・みんなで支えあう」をテーマに、
堺の 151 のボランティア団体が活動内容を発表する行
事がありました。
堺観光ボランティア協会も 5 階大研修室のパネル展
に出展しました。展示の内容は、主として、昨年協会
創立 20 周年記念で堺市役所 1 階にて展示したパネル
展の内の一部をアレンジして展示しました。
展示風景
当日は長江広報部長はじめ 4 名の広報部員が終日参加し、加えて 2 台の DVD プレイヤーを使っ
て、10 月 16 日挙行の“堺まつり”および会員による“古墳ダンス”等のビデオを放映しました。
また、“秋季堺文化財特別公開”のパンフレットを中心に積極的に話しかけ配布しました。
開会直後には竹山市長も立ち寄られ、当協会も川上理事長はじめかなりの会員が来られ、さらに
一般客からの問い合わせも増え、協会の PR 効果もかなりあったものと感じました。折角の定着し
た感のあるこのイベントも今年かぎりで終了し、来年からなくなるとのこと、誠に残念です。
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
*12月度月間予定表
1
木
2
金
3
土
4
日
5
月
6
火
7
水
8
木
9
金
10
土
12
月
13
火
14
水
15
木
16
金
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
開始時間
韓国語講座
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑬⑭
JA編集会議
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑬⑭
大阪観光大学「ガイド体験」
OMOROI堺をつくる会
茶寮つぼ市・「慧海」特別展示最終日
年次リーダー会議
運営会議
交流会(太子町・近つ飛鳥博物館見学)
町家歴史館運営会議
与謝野晶子生誕祭「晶子浪漫灯歌会」
大仙公園内施設連絡会
与謝野晶子生誕祭・晶子浪漫灯点火式
定点ガイド部Aグループ会議
「ツアーガイドの為のまち歩き④」勉強会
ツアーガイド部会議(見学可)
企画部会議
定点ガイド部B・Cグループ会議
秋季堺文化財特別公開報告会
第 6 回狭山池築造 1400 年記念リレーガイドW
JA情報誌[CROP]取材・北野田周辺
定点ガイド部全体会議(見学可)
23・24 期 堺伝統産業会館研修会
研修部会議(見学可)
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑮⑯
23・24 期 堺伝統産業会館研修会
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑮⑯
交流会(太子町・近つ飛鳥博物館見学)
中国語講座
「協会ニュース」1 月号原稿締切り
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑮⑯
25 期堺観光ボランティアガイド入門講座⑮⑯
華美芝居・詩吟朗詠練習
事業部会議(見学可)
大阪観光大学「講義と呈茶体験」
総務部会議(見学可)
五者懇談会
広報部会議(見学可)
「協会ニュース」発行
戦略会議
17
土
19
月
20
火
21
水
26
月
27
火
【予告】
平成 29 年度 新年懇親会
北向道陳忌「講演会と大茶会」
9:45
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場
所
堺市立国際交流プラザ 6 階
堺市役所前市民広場
事務局
堺市役所前市民広場
展望ロビー・仁徳天皇陵古墳
山之口商店街プラザ
茶寮つぼ市 2 階
堺市総合福祉会館
堺市総合福祉会館
堺市役所前市民広場
山口家住宅
開口神社・山之口商店街一帯
都市緑化センター
開口神社内・晶子歌碑前
堺市総合福祉会館
千利休屋敷跡
堺市総合福祉会館第 5 会議室
堺市総合福祉会館
堺市総合福祉会館
堺市総合福祉会館
南海高野線大阪狭山駅集合
南海高野線北野田駅集合
堺市総合福祉会館
堺伝統産業会館
堺市総合福祉会館第 4 会議室
堺駅観光案内所
堺伝統産業会館
堺伝統産業会館
堺市役所前市民広場
堺市立国際交流プラザ 6 階
堺駅観光案内所
堺伝統産業会館
山之口商店街プラザ
山之口商店街プラザ
大阪観光大学
堺市総合福祉会館
堺市役所観光部会議室
堺市総合福祉会館 2 階
事務局
丸三楼雪陵庵
平成 29 年 1 月 11 日(水)
平成 29 年 1 月 18 日(水)
32
(235 号)
NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
*日本庭園フォトコンテスト&写真展
11 月 25 日(金)~27 日(日)、日本庭園休憩舎で写真展を開催しました。力作 69 点がパネルに張
られ、壁はまさに「堺じまん」ばかりでした。日本庭園もライトアップ期間中で、大仙公園×金魚
アート・ピクニックの開催中と重なり、いつも以上の賑わいをみせていました。
グランプリ賞・日本庭園賞・観ボラ賞と入選作品、また、人気投票結果の「お楽しみ賞」の表彰
式の模様は、29 年 1 月号で紹介、掲載させて頂きます。今回のイベントにご協力いただいた皆様、
ありがとうございました。
*協会ニュース1月号の発行日は、12月26日(月)です
12 月 23 日(金・祝)、24 日(土)、25 日(日)は、協会ニュース発送に利用している郵便局の「ゆ
うメール」の取り扱いがないため、協会ニュースの発行日(発送日)を 12 月 26 日(月)とさせてい
ただきます。事務局留置(引き取り)を指定されている方は、当日の午後 2 時~3 時 30 分に事務
局までお引き取りをお願いします。なお、午後 3 時 30 分までにお引き取りのない場合、年末のこ
とでもあり、「ゆうメール」で発送しますので、ご了承ください。
*J:COM堺「堺シティレポ」12月の放送予定
堺市広報課より 12 月のJ:COM 堺の「堺シティレポ」放送予定が入りました。放送された場所
に行く方法や概要など、問い合わせがあるかも知れませんので、注意して見ておいて下さい。
J:COM堺 11 チャンネル 15 時 00 分~15 時 15 分、22 時 15 分~22 時 30 分
※特別番組などで放送時間・内容を変更・休止する場合があります。
過去の番組は堺市のホームページでもご覧になれます(一部を除く)。堺市チャンネル(検索)
11 月 26~ 2 日
ごみを減らそう~子どもたちの未来のために~ (6)
3~ 9 日
市民の生命を守ります~堺市立総合医療センターがオープン~ (6)
10~16 日
泉北ならではのライフスタイル (1)
17~23 日
あったかぬくもり 地域のちから (1)
感動の体験 さかい利晶の杜 (5)
24~30 日
安心子育てのまち堺 (5)
31~1 月 6 日
*英語サークルのご案内
11 月は 11 月 14 日(月)に、前日まで延 7 日間に亘り開催された「秋季堺文化財特別公開」の公
開資料や案内の様子について、参加者 7 名で学び合いました。
12 月は 12 月 13 日(火)13 時より、堺市立国際交流プラザ 5 階小会議室で開催します。奮ってご
参加下さい。
《インフォメーション》
*堺市博物館
・
「慧海と堺展」
・企画展「妙國寺の歴史と名宝を訪ねて」
10 月 26 日(水)~12 月 4 日(日)
11 月 1 日(火)~12 月 11 日(日)
*さかい利晶の杜・コラボキャンペーン
「文豪ストリドグス×与謝野晶子記念館」第 2 弾 11 月 1 日(火)~12 月 28 日(水)
・企画展「与謝野晶子と三つの舞台」堺・京都・東京
11 月 11 日(金)~12 月 18 日(日)
*山口家住宅・清学院 ・「慧海と堺展」
10 月 26 日(水)~12 月 4 日(日)
・伝統産業「昆布展」
12 月 7 日(水)~12 月 26 日(月)
※講演会、講座は省略させていただいています。
33
NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
《ガイド便利MEMO》
*「もずふるレンタサイクル」の貸出し開始(11月19日より)
電動自転車で快適に百舌鳥・古市古墳群をめぐろう!世界文化遺産登録をめざしている「百舌
鳥・古市古墳群」を快適にめぐる「もずふるレンタサイクル」の貸し出しが、11 月 19 日(土)から
開始。このレンタサイクルは、百舌鳥古墳群と古市古墳群を繋ぐ移動手段の一つとして運用を開始
されたもので、堺市・羽曳野市・藤井寺市が連携して実施。
貸し出しを行う自転車は、長距離移動にも利用しやすい電動自転車で、貸出場所は 3 市内に計4
箇所(計 20 台)あり、返却については、貸出場所への返却をはじめ、4 箇所あるいずれかの貸出
場所への返却が可能。
また、「もずふるレンタサイクル」をより楽しむため、両古墳群に隣接する松原市とも連携し、
周遊モデルコースをはじめ、4市のグルメやショッピング情報を掲載したパンフレットも作成され
ている。
・利用料金
貸出施設と返却施設が異なる場合:1 日1台につき
貸出施設と返却施設が同じ場合
:1 日1台につき
・貸出および返却施設
① 堺東観光案内所
500 円(税込)
③古市駅前駐輪場(羽曳野市内)
② 大仙公園観光案内所
利用台数
6台
貸出受付時間
返却受付時間
1,000 円(税込)
④土師の里駅前駐輪場(藤井寺市内)
利用台数
4台
9 時~16 時 30 分
9 時~16 時 30 分
貸出受付時間
返却受付時間
9 時~16 時
9 時~18 時
*「堺東~大小路~堺駅+内川の一部」が堺桜彩(おうさい)イルミネーションで飾られる
12 月 1 日(木) から 29 年 1 月 15 日(日)まで、従来の堺東駅から堺駅までの大小路筋約 1.6 ㌔に
加え、内川の一部も加えてイルミネーションが点灯されます。
堺桜彩イルミネーションのメインとなる「桜採ツリー」は、堺市の小学生児童が作った桜の花び
ら(約 9,000 枚)に堺市出身のアーティストである村松亮太郎さん(NAKED Inc.)によ
る最先端のマッピング技術を駆使した映像を投影し、今まで見たことがない冬の光る桜を体感する
ことができるほか、堺東駅から堺駅・内川の区間に桜をテーマにしたイルミネーションを展開し、
エリア全体を楽しく回遊できるようになっている。
イルミネーションによって、年末年始に「冬のお花見空間」を演出することで中心市街地のイメ
ージアップと、賑わいの創出が図られる。
点灯時間:17 時~23 時 30 分
(桜彩ツリーの投影時間:18 時~22 時)
《トピックス》
*三好市三野町「三好長慶まつり」武者行列に参加して
第 6 回「三好長慶まつり」に 11 月 6 日(日)、この日は秋季堺
文化財特別公開前半の最終日で当協会は多忙を極める日であり
ましたが、平成 23 年春に「三好一族と堺幕府」と題した文化財
特別公開を開催した時からの交流が続いており、今年の堺まつ
りにも参加していただいているので、その返礼として我が協会
の堺三好元長隊 5 名が参加することになりました。
午前 7 時に温かいコーヒーを積み込んで出発しました。途中
普段はよく混んでいる神戸市内も渋滞もなくスムーズに明石海
34
[髙三
壽次郎]
NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
峡大橋へ。そして渡ったところのハイウエイオアシスで小休止です。温かい緑茶を頂いてやっと体
が起きて来、頭も回転しだしたところで一路三野町へと急ぎました。ところが順調に目的地近くま
で来た時に、助手席の人間ナビが会場へ入る道を早く指示したため、車のナビが困ってしまい細い
道を誘導してしまいました。ドライバーの K さんが非常に苦労しながら道なき道をぐるぐる回れ
ども、なかなか目的地には着きませんでした。今一度振出しに戻ったところ、かって参加したこと
のある人間ナビ達が早く入りすぎたことに気付き、修正して集合場所に無事到着しました。
早速準備にかかろうとしてプログラムを確認すると、今年は武者行列の時間が 1 時間遅く、12
時 30 分出陣式になっていましたので、先に会場視察や徳島市長慶会、高槻・大東市長慶会、ちく
ちく会等と親交を温めた後に、早目の昼食を済ませて出陣準備を整えました。
グランドに作られた芝生(しぼう)城の城門は、5 年前の文化財特別公開「三好一族と堺幕府」
の時に、市民病院跡(今のさかい利晶の杜)に当協会
の有志の方々で創られた城門で、当時、三野町の方々
が堺に来られた時に非常に関心を持たれて、三野町に
是非移築したいとの強いご要望があり、それに応えて
差し上げたもので、今回も堂々と聳えていました。さ
て出陣式が始まり、徳島県内の各三好一族が順次紹介
された後に、遠来のグループが紹介されていきます。
高槻に続いて堺・三好元長隊が紹介され、我々5 名と
援軍として来ていただいていた堺ちくちく会 3 名の計
8 名が舞台に上がりました。S さん扮する三好元長の見事な口上に続き、全員で勝鬨をあげて堺を
PR しました。
1 時間もの出陣式の後、吉野川の向こうから敵が攻めてくるとの設定のもと、いよいよ武者行列
開始です。堺の我々も、三好元長を先頭に芝生城史跡から三野町内へと進んでいきます。家の前に
出てきておられる人々に「今日は堺から来ました」と挨拶しますと、
「ご苦労様」
「若い時、堺でお
世話になりました」と帰ってきます。また随所で見物の人々に「エイ、エイ、オー!」と勝鬨をあ
げると、右手を挙げて「エイ、エイ、オー!」唱和されたり、拍手して一礼をされたり、和気あい
あいに交流致しました。
武者行列も無事に済み、所期の目的も達成できたので、午後 3 時ごろ帰路につきました。帰りは
徳島市内から徐々に車が増え始め淡路島に入った頃から車の列が途切れることがないくらいにな
ってきましたが、帰路は慌てることもないので、ハイウエイオアシスで中休止して、早朝からの緊
張を少し解きました。運転も女性 No.1 ドライバーの S さんに代わり、引き続き安全運転に気を配
りながら堺へと向かいました。その後も大した渋滞もなく堺に帰り、荷物も倉庫に全員で片づけて、
午後 8 時過ぎに 13 時間にも及ぶ三野町遠征も無事終了し解散となりました。他都市・目的を同じ
くする団体との交流の大切さを痛感した 1 日でした。
*24期生対象「ツアーガイドの為のまち歩き③」勉強会に参加して
11 月 15 日(火)、堺伝統産業会館前集合の 24 期対
象の勉強会に参加しました。参加者 18 名(ガイド
部員を含む)。どんよりした空模様の中でのスター
トとなりました。
堺伝統産業会館から大小路筋を経て開口神社まで
のコースです。摂津国から和泉国に入ります。
堺伝統産業会館のおだれ、中世の海岸線や椨(タ
ブ)の木のあるザビエル公園、堺の氏神さんである
菅原神社・開口神社などの由緒や歴史等の詳しく説
35
[大北
修]
NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
明を受けました。大小路筋周辺には歴史的な史跡が多くあり、交通の要衝として栄え、時代の繁栄
を担った旧街道も確認しながら与謝野晶子生家跡へ。
前回の勉強会のポイントは、ツアーガイド実施の前には必ず下見を行うことでした。今回は、各
所で講師の案内見本を確認した後の案内実習です。24 期生も入会後約 5 ケ月が過ぎ、各定点やミ
ニツアーで案内をしています。こうして指導を受けたたことで、案内箇所のことをを頭で理解して
いてもお客様に案内するためには、実際に必ず声に出して行うことが大切な事であると改めて実感
しました。また、今回の勉強会はツアーガイドの為のまち歩き勉強会でしたが、定点ガイドでも十
分活用できる内容もあり、より一層の勉強をする必要があることが分かりました。ご指導有難うご
ざいました。
*堺市都市緑化センタ-でちょっと一服
[井上 桃子]
10 月 23 日(日)金木犀の香りが一面ただよう中、堺市都市緑化センタ-へ。庭内では、ホトト
ギスも満開でお客様をお迎えする事ができました。
「左海からの土産には、四十日芋が欲しい」と言われ
ていた与謝野晶子さん。晶子さんの大好きだった四十日
芋が、会員の土井さん、定金さんの努力の結果、66 年振
りに堺で復活し収穫されました。それを宝泉菓子舗さん
に依頼して、菓子銘「晶子慕情」紅葉・銀杏・濱菊の3
種の生菓子として創作していただきました。皆さまはお
席につかれて、秋の一日を楽しまれたと思います。お帰
りにお店で買えますか?と、うれしい問い合わせもあり
ました。
100 人あまりの方々に一足早い秋を満喫していただけたことと思います。堺市都市緑化センタ-
の長井所長さまはじめ皆様お世話になりまして有難うございました。これからも出逢いを大切に、
感謝の気持ちで頑張りたいと思った一日でした。
*大仙公園×金魚~アート・ピクニックを巡って
[辻中 美恵子]
皆さん、金魚が初めてもたらさせたのが、堺の港ってご存知でした?!11 月 8 日(火)~11 月 27
日(日)まで、6 名の作家さんがそれぞれの思いで表現されていました。
緑豊かな自然の中で、金魚たちがどのように泳いで
いるのかは、皆さんの目で確かめてみて欲しかったで
す。人間の目線と金魚の目線が体験できるものや、金
魚がもたらす「ギモン」や「フシギ」を表したもの・・・、
はたまた、初めて明(中国)から 1502 年、日本に連
れてこられた金魚たちの気持ちや、角度を変えて作品
を見ることで、見えてくる姿がいっぱいありました。
でも、凡人の私には、ちょっとハードルが高かったか
なぁ~。
遊撃隊での参加だったのですが、
「これはなぁ~に?!」質問されるたびにアタフタ。担当され
ているガイドたちは、チラシ配布や案内と結構忙しくされていました。
《写真ニュース》
お詫び。紙面の関係で、今月は休ませていただきます。
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース
12 月号
平成 28 年 12 月 1 日発行
(235 号)
《あ・ら・かると》
*堺市西区歴史探訪-家原寺-
[田辺 謙二]
「行基菩薩生誕地」として知られる家原寺は、JR阪和線の津
久野駅から南に1㌔ほど下った家原町にあります。駅からお寺に
至る泉北 2 号線の途中には1年前に新設された堺市立総合医療セ
ンターがあり、堺市民の健康・安心の拠り所になっています。
さて、家原寺縁起書によりますと、家原寺は今から千三百年前
に行基が生まれた所として行基自らが命名したとされています。
「家」は行基自身の生家を、
「原」は生母のお腹を指していると言
われています。
行基の広範な業績の数々は、とてもこの紹介文に書ききれるも
のではありません。狭山池などの灌漑用の池や数々の橋、深井に
ある大野寺や土塔といった多くの寺院、また診療所のはしりとも
言える民衆のための施薬院など、超人的な働きをした社会事業家
行基の活動のいくつかを、私達は堺観光ボランティアのウォーキ
ングを通して確認しております。そしてそれらの業績から、時の聖武天皇より日本で初めて大僧正
の位階を授けられ、更に東大寺大仏建立の責任者として招聘されたとのことであります。
行基のスーパーマンぶりは、両親(父:高志才智(こしさいち)、母:蜂田首古爾比売(はちたお
びとこじひめ)やまた先祖の影響も大きいと思われます。百済から帰化した賢者「王仁(わに)博
士」を源流にしているからです。今日の日本風土の礎となる精神文化にも大きな影響を与えたのが
朝鮮半島出身の人達だったとなりますと、日本は隣国韓国ともっと親密な関係を作らねば、と思う
ものであります。
今、家原寺は本殿と三重塔が塀を境に離れて配置されています。そのためもあるのでしょうか、
参拝客は少なく、お寺のご本尊である文殊菩薩のご利益にすがろうとする若者達が春の受験シーズ
ンにどっと訪れるだけのようです。堺市博物館で拝することのできる高徳の師、後世「菩薩」と称
えられた行基、その生家の現在の姿が少々残念であります。しかし、行基の祖先が有していたとい
う高い医薬の知識・技術が、今、堺市立総合医療センターで活用されているのかもしれません。
《ガイド便利MEMO》Part2
*施設、店舗の休館日(休業日)について
12 月 6 日(火)、13(火)、20 日(火)、27(火)、
29 日(木)~1 月 3 日(火)は休館
・アルフォンス・ミュシャ館
12 月 5 日(月)、12 日(月)、19 日(月)、26 日(月)、
29 日(木)~1 月 4 日(水)は休館 ※12 月 6 日(火)・7 日(水)は臨時休館
・日本庭園
12 月 5 日(月)、12 日(月)、19 日(月)、26 日(月)、
29 日(木)~1 月 3 日(火)は休園
・堺市博物館・伸庵
12 月 5 日(月)、12 日(月)、19 日(月)、26 日(月)~1 月 5 日(木)は休館
・自転車博物館
12 月 5 日(月)、12 日(月)、19 日(月)、24 日(土)~1 月 4 日(水)は休館
・堺伝統産業会館
12 月 29 日(木)~1 月 3 日(火)は休館
・
「さかい利晶の杜」千利休茶の湯館・与謝野晶子記念館・茶の湯体験施設
12 月 20 日(火)、29 日(木)~1 月 4 日(水)は休館
・「さかい利晶の杜」観光案内展示室 12 月 29 日(木)~1 月 4 日(水)は休館
・大寺餅本店
12 月 13 日(火)、20 日(火)、1 月 1 日(日)~3 日(火)は休業
・山口家住宅・清学院
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NPO法人
堺観光ボランティア協会ニュース 12月号 平成28年12月1日発行(235号)
平成28年10月度 活動実績と内容
<会員の活動実績>
正
当
月
会
全
休
<来客数実績>
員
会
数
員 数
会 員 活 動 参 加 数
堺 駅 観 光 案 内
市 役 所 展 望 ロ ビ
大 仙 公 園 観 光 案 内
南
宗
山
口
清
学
利
休
屋
敷
妙
國
自 転 車 博 物
伝 統 産 業 会
山 之 口 商 店
利
晶
の
ガ
イ
ド
事
事
務
所
ー
所
寺
家
院
跡
寺
館
館
街
杜
務
局
定 点 案 内 所 ガイ ド活 動 他
ツ ア ー 観 光 ガ イ ド
そ 会 議 ・ 研 修 会 ・ 勉 強 会
の イ
ベ
ン
ト
他 打
合
せ
ほ
か
会
員
月/日
活
動
合
計
230
16
214
62
124
173
84
54
54
124
73
16
30
46
122
71
90
1,123
150
230
76
596
2,175
ツアー 観 光 ガ イ ド と そ の 他 活 動 内 容 10/1 大学との提携・交流
2~31 ツアー観光ガイド : 83件 ガイド客数 3,022名
3 運営会議 於: 総合福祉会館
定
点 案 内 所 ガ イ ド
堺 駅 観 光 案 内 所
市 役 所 展 望 ロ ビ ー
一
般
学 童
・
先 生
大
仙
拝
所
前
南
宗
寺
山
口
家
清
学
院
利
休
屋
敷
跡
妙
國
寺
自 転 車 博 物 館
伝 統 産 業 会 館
利
晶
の
杜
ツ ア ー 観 光 ガ イ ド
ツ ア ー 観 光 ガ イ ド
堺 駅 観 光 案 内 所
ミニ
市役 所展 望ロ ビー
ツアー
大仙公園観光案内所
特
別
公
開
な
ど
華 美 芝 居 興 演 な ど
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
来
150 名
30 名
3~29 JA情報誌の原稿の編集ほか
6~28 展望ロビーでの学童ガイド : 12校
12 名
合
計
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
名
3,022
35
28
34
名
名
名
名
29 真田幸村・大阪城入城ガイドウォークの共催
<研修会・勉強会など>
16 名
10~18 堺まつりの準備など
10 名
26 名
13~31 ボランティアガイド入門講座の実施
14 秋季特別公開の責任者会議
45 名
36 名
6
・ 研修会 「ツアーガイドのためのまち歩き」
6
・ 研修会 「町家歴史館」
19
・ 研修会 「自転車博物館」
1~31 月間 各部打合せほか
ツアーガイド部 : 28名、 研修部 : 11名、 広報部 :42名
事業部 : 79名、 企画部 : 46名、 定点ガイド部 : 78名
事務局・総務部 : 50名
47 名
25 名
8名
18 五者懇談会 於: 市役所
25 戦略会議(正副理事長と各部長) 8名
11 名
25 ‘協会ニュース’の発行・発送
13 名
・ 語学講座 「韓国語」
・ 語学講座 「中国語」
・ 全体研修会 「堺と河口慧海(講師:文化財課 中村主査)」
一 般 観 光 ガ イ ド と そ の 他 活 動 計 【編集後記】
秋季堺文化財特別公開が会員皆さんのご協力で無事に
終わったと思ったら、すぐに「協会ニュース」の編集作
業が待ち構えている。
特別公開でかなり体力を消耗しているので、今回の編
集作業は非常に厳しい。特別公開では、会員のフォロー
があるが、編集作業ではほとんど期待できない。この作
業は誰にでもお願い出来るものでないことは解っている
が、年齢的にも、そのような悠長なことを言っている場
合ではない。
来年こそは、ボランティアのボランティアを探すぞ!
どなたか手を挙げてくださる方、いませんか。
松井 記
38
6名
13 名
14 名
6
15・16 第43回 ‘堺まつり’に参加
活動人員
27 H29年 新年会の準備打合せ
28 金魚アート・ピクニックの事前打合せ
20
6・19
20~31 秋季特別公開の準備・打合せなど
23 錦秋茶会(緑化センター)の開催
83
25,971 名
24 名
7 ボランティアガイド入門講座の開講式(25期)
12
403 名
26 タブレットガイドシステムの打合せ
5名
19 名
数
3,005
1,121
4,955
1,938
1,094
490
3,808
464
420
1,248
3,722
ツアー 観 光 ガ イ ド と そ の 他 活 動 内 容 月/日
活動人員
3~24 華美芝居の興演など(小学校ほか)
客
(件数)
184 名
9名
4名
102 名
20 名
48 名
17 名
334 名
1,052 名