No.12 Red Lips 15 レッドリップス15 父キングヘイロー母レッドリップス（母の父 *フレンチデピュティ） Point TYPE BIRTHDAY BREEDER 牡・栗毛 2015年2月5日生社台ファーム美浦・国枝栄厩舎入厩予定総額 1,400万円（税込）１口出資額 35,000 円（税込）全400口甘い果実の芳香は紛れもない自信の表明、偉大なる父の血が再び栄光の舞台に勇者を送る母解説柑橘系の爽快な戦いを起草する母系、改めて母の資質を確かめ勝負してみたい当クラブ所属馬である母レッドリップスは、２歳７月の函館芝 1200ｍ新馬戦で１番人気に推されて競走馬デビューするも、９着に終わります。３歳春を迎えて地力がアップ。通算７戦目となる３歳５月の新潟Ｄ1200ｍ未勝利戦で、念願の初白星をマークしました。最充実期となったのは、３歳秋。中山芝1200ｍを舞台とする500万下汐留特別、福島芝1200ｍで行われた1000 万下会津特別を、共に１番人気に応えて連勝します。５歳１月のレースを最後に、現役を引退。すぐに繁殖牝馬生活に入り、翌2012年春に、初仔となる牡駒で、当クラブ所属馬として競走馬デビューを果たしたレッドグロワール（父メイショウサムソン）を出産しました。そして、現２歳の牡駒レッドフェンリル（父ワークフォース）に続いて誕生した、４番仔となる牡駒が、父に名血のベテラン種牡馬キングヘイローを得たレッドリップス15。深みを感じさせる血統背景を持つレッドリップス15には、競走馬として、いぶし銀のような輝きを放って欲しいところです。 Body 現時点における馬体の特徴と適性パワー漲る上体を頑丈な脚元が支持、ダート巧者にして芝への対応力にも妙味骨太でパワフルな前肢、飛節の作りが良く、こちらも力強さに溢れた後肢と、脚元が丈夫なことが大きなセールスポイントとなっています。また、広くて逞しい胸前、短めで美しいラインを描く背中、形状が良く、パワーを感じさせるトモ、肋骨周辺に張りの良い筋肉が付いた胴といった部位も、なかなかに際立ったものと評価できるでしょう。歩様もパワフルですが、滑らかさも兼備していることが特徴。ダート適性の高さに秀でていることは間違いありませんが、芝でも好戦可能なタイプと見ています。スピードに優れ、1 4 0 0 ∼ 1 8 0 0ｍ戦が得意とする舞台。早熟型ではありませんが、２歳秋には、十分に仕上がった状態でデビュー戦に臨めそうです。 54 55 No. 12 Red Lips 15 Pedigree Family Line 五代血統表 *ダンシングブレーヴ Dancing Brave キングヘイロー King Halo 鹿 1995 鹿 1983 *グッバイヘイロー Goodbye Halo 栗 1985 *フレンチデピュティ French Deputy レッドリップス Red Lips 栗 2006 栗 1992 オレンジブロッサム Orange Blossom 栗 1998 リファール Lyphard Northern Dancer ナヴァホプリンセス Navajo Princess Drone ヘイロー Halo Hail to Reason パウンドフーリッシュ Pound Foolish Sir Ivor デピュティミニスター Deputy Minister Vice Regent ミッテラン Mitterand Hold Your Peace * サンデーサイレンス Sunday Silence Halo * バッフドオレンジ Buﬀed Orange Exclusive Native Goofed Olmec Cosmah Squander Mint Copy Laredo Lass Wishing Well Sally Stark Nearctic Natalma Court Martial Barra Sir Gaylord Cap and Bells Pago Pago Chocolate Beau Turn-to Nothirdchance Cosmic Bomb Almahmoud Sir Gaylord Attica Buckpasser Discipline Northern Dancer Victoria Regina Bunty’ s Flight Shakney Speak John Blue Moon Bold Ruler Fortunate Isle Hail to Reason Cosmah Understanding Mountain Flower Raise a Native Exclusive Graustark Sally Ship 母レッドリップス（06 *フレンチデピュティ）３勝，会津特別（芝1200ｍ），汐留特別（芝1200ｍ）。産駒レッドフェンリル（14 牡鹿 *ワークフォース）未出走祖母オレンジブロッサム（98 *サンデーサイレンス）２勝。産駒オレンジティアラ（牝サクラバクシンオー）４勝，立待岬特別，下北半島特別，小倉２歳Ｓ-JPN3３着，フェニックス賞-OP３着オレンジシュプール（牝ジャングルポケット）２勝曽祖母バッフドオレンジ Buffed Orange（82 Exclusive Native）米国産，北米入着。産駒オレンジピール：４勝，４歳牝馬特別（東）-JPN2，クイーンＣ-JPN3，チューリップ賞-JPN3，エイプリルＳ-OP２着，秋華賞-JPN1４着，阪神牝馬特別 -JPN2４着，中山牝馬Ｓ-JPN3４着，桜花賞-JPN1５着，オークス-JPN1 ５着，南関東入着，ＴＣＫ女王盃-JPN3４着。産駒配合診断 Brother 本馬の兄姉たちレッドグロワール 2012年2月6日生・牡父：メイショウサムソン中央/6戦0勝[0-0-0-6] 獲得賞金：75万円ホーリーフルーツ 2013年3月25日生・牝父：ワークフォース中央/0戦0勝[0-0-0-0] 獲得賞金：0万円（2016年6月20日現在）ラピッドオレンジ：中央・南関東５勝，ＴＣＫ女王盃-JPN3，同４着，道新スポーツ賞，マリーンＣ-JPN3２着，アネモネＳ-OP３着，クイーン賞 -JPN3４着，スパーキングレディーＣ-JPN3５着ブラックコンドル：３勝，春待月Ｓ-OP，中京２歳Ｓ-OP，平安Ｓ-JPN3２着，トパーズＳ-OP３着，京都２歳Ｓ-OP３着，朝日チャレンジＣ-JPN3５着，アンタレスＳ-JPN3５着，佐賀入着，佐賀記念-JPN3３着，障２勝，小倉サマージャンプ３着 Halo：S3×M4 Northern Dancer：S4×M5 Sir Gaylord：S5×S5 Analyze ファミリーライン〈母系〉 34 レッドリップス15 メローフルーツ：２勝，札幌３歳Ｓ- JPN3，フラワーＣ- JPN3２着，桜花賞 -JPN1４着。産駒シャドウデイル：２勝，すずらん賞-OP２着，高知（公）１勝素軽い脚捌きで走るマイラータイプ、芝ダート兼用で活躍の場は幅広い小倉２歳Ｓ３着オレンジティアラの甥で、オレンジピール（チューリップ賞、４歳牝馬特別）やメローフルーツ（札幌３歳Ｓ）などが出るバッフドオレンジの牝系。２代母オレンジブロッサム（ＪＲＡ２勝）はオレンジピールの全妹にあたり T u r n - t o ４×４のクロスを持っています。父キングヘイローもS i r G a y l o r d ４×４、T u r n - t o ５×４・５とT u r n - t o の血を重ねており、自身はT u r n - t oの孫 H a l oの３×４とクロスを累進。全体にキングヘイローとオレンジブロッサムの軽いスピードを増幅した配合といえますが、一方で母の父フレンチデピュティのところだけはT u r n - t oの血と無縁で、「血統表の3 / 4はT ur n- t o、1 / 4は非 Tu rn - t o 」という配合形になっているのがいいですね。Halo的な素軽い脚捌きで走るマイラーで、芝ダートは兼用、活躍の場は幅広いタイプです。 Trainer ダイイチノボル：３勝，若鮎賞，岩手（公）１勝ダイワサイレンス：３勝，富嶽賞コンフィチュール：１勝。産駒ボンジュールメロン：２勝，湯沢特別ヘアデイズHairdaze：北米１勝。産駒シトラスフレーバー：入着。産駒スプラッシュエンド：４勝，アクアマリンＳ，袖ヶ浦特別 Pick UP ファミリーライン注目馬オレンジピール（1994年生・牝）調教師コメントパワフルなスピードと競り合いでの強さを武器に、牝馬クラシック戦線を沸かせた一流競走馬。Ｇ１桜花賞５着から中２週での出走となった、オークスＴＲＧ２・４歳牝馬特別では、持ち母譲りの気性面は大いにプラス、２歳戦から結果を出したい骨太で牡馬らしい逞しさを感じさせる馬。お父さんのキングヘイローというよりは、どちらかというと母父のフレンチデピュティが馬体に出ているようです。お母さんのレッドリップスも管理していたのですが、この子も気性面に問題はなさそうで、大人しくて素直なタイプのようです。馬体や気性に気になるところもないので、今の雰囲気のまま成長していってくれれば、今後のトレーニングも順調に進みそうですね。スピードに秀でたお母さんと印象の重なる部分が多々ありますから、距離適性としてはマイルくらいをイメージしています。２歳戦から活躍させたいですね。美浦・国枝栄調教師 56 味の粘り強い末脚を存分に発揮、後続の追い上げをクビ差凌ぎ切り、見事に重賞３勝目を記録しました。メローフルーツ（1991年生・牝）圧倒的なスピード能力を披露し、２歳夏に大仕事を成し遂げた、米の一流種牡馬ヘイロー産駒の名牝。折り返しの新馬戦を７馬身差で勝利してから臨んだ、芝1200ｍで争われるＧ３札幌３歳Ｓでも、ハナに立って、そのまま押し切る有無を言わさぬ競馬で、４馬身差の快勝を飾りました。 57