ダンススポーツグランプリ in 北海道

小坂憲次参議院議員 理事就任のご挨拶
ブルボンpresents
第10回オールジャパン・ジュニアダンススポーツカップ2015in神奈川
ダンススポーツグランプリ in 北海道
秋
77
2015 No.
公益社団法人
JDSF理事に就任して
公益社団法人
(参議院議員
このたび公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
の理事に就任いたしました参議院議員の小坂憲次です。こ
れまでも色々な場面で齊藤斗志二会長はじめJDSFの皆様と
は、お目にかかったり、お世話になって参りましたが、改め
てこの機会に誌面をお借りして皆様に理事就任のご挨拶を申
し上げます。
私自身は地元のダンススクール主催のクリスマスパー
ティーで1曲踊る程度で、あまりダンスを踊る機会もありま
せん。ましてや愛好家と呼べる程の技術も実績もありません
から、私が理事という様な肩書きを頂いて良いのかは分かり
ませんが、ダンス文化振興のために努力してきたことは事実
であります。
こんな私がダンスに関わったのは、衆議院議員3期目の平
成9年3月に超党派の議員により「ダンススポーツ推進議員
連盟」が発足、先輩の島村宜伸会長(当時)を先頭にダンス
教習所を風営法から除外しようと運動した時からでした。結
果としては、風営法から「ダンス」の文字を削除しようとい
う当初の目標は、色々な抵抗もあり実現しませんでしたが、
指定団体が認定した社交ダンス教室を適用除外とすることで
決着し議員立法で改正したのです。
そもそも「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する
法律」は昭和23年7月に出来た法律で法律の内容自体が、時
代遅れとなっている面が非常に多く、用語の定義もあいまい
な部分が多い法律です。このことが尾を引いて今日、ダンス
を愛好する皆さんの苦労のもととなり、また、改正の原動力
ともなって、クラブやダンス関係者の皆さんによる
署名運動となり、再び私がJDSFはじめダンス関係者の皆さ
んと、風営法の改正作業に取り組むきっかけとも成ったの
でした。
そしてもう一つ、実は私が改正作業に取り組むきっかけが
あったのです。
それは私の小学生の頃に家庭教師をして下さっ
た金児昭さんという大変親しい友人のダンス愛好家の言葉が
私を動かしました。金児さんはダンスが趣味で「お父さんの
社交ダンス」という本も出していますが、実は企業会計の専
門家として会社の経理や税務会計、連結決算や企業合併など
に関する本を100冊以上も出版され、一部上場企業の役員で
もあり、経理分野では著名な方でした。その彼が法律の改正
を要望したことなどが契機となって、私は超党派の国会議員
に呼びかけダンス文化推進議員連盟を設立し、
その数か月後、
平成25年5月に議員連盟は16万余の署名提出を受け、風営法
改正のためのヒアリングなど作業を開始しました。しかし、
日本ダンススポーツ連盟
理事
元文部科学大臣
小坂
憲次
ダンス文化推進議員連盟会長)
その年の暮れ平成25年12月19日、金児さんが他界され、法律
改正の報告ができないままのお別れとなってしまいました。
議員連盟はその後、検討を重ね2020年の東京オリンピッ
ク開催も視野に、深夜以降に踊れる場の確保と健全なダンス
文化の育成を目的とした議員立法案を取りまとめて、平成26
年4月の通常国会に提出すべく手続きを進めました。しかし
その後、国家公安委員長が内閣としてダンスのみでなく幅広
い風営法改正を行うので、まず政府案を先に出させてほしい
との話があり、6月が国会会期末との制約もあって議員立法
案は保留し、政府案の内容を見て、規制が続くようなら議員
立法を提出することで合意しました。
政府案は秋の臨時国会に提出されましたが、12月に衆議
院解散となり廃案。今年の通常国会に再提出され、衆参の委
員会審議を経て6月17日の参議院本会議で可決成立しまし
た。署名運動が契機となって法律改正がスタートし、この様
に短期間に成立したことは、きわめて稀なことでした。クラ
ブに対する規制のあり方や、時代の変化を無視した風営法の
規制などがマスコミでも取り上げられ、規制改革に対する有
識者会議などの動きも、改正に対する国民的合意の後押しと
なりました。しかし、何といってもJDSFはじめダンス愛好
者の皆様が、音楽関係者や文化人も巻き込んだ署名運動を展
開したことが一番大きな力となったように感じています。
改正によって、
「ダンス」の文字が風営法から削除され、飲
食を伴わないダンス営業は風営法の適用から除外され、いつ
でもどこでもダンスを楽しむことができる社会が実現しました。
今後、改正風営法の運用がどのように行われるのか、運用
規定など詳細なチェックが必要な部分もありますが、厳しい
ダンス規制の国、夜は踊れない国、とのレッテルは返上でき
ると思っています。
JDSFは我が国で唯一日本オリンピック委員会(JOC)に
正式加盟している国内競技団体(National Federation:
NF)であり、WDSF(世界ダンススポーツ連盟)は唯一国
際オリンピック委員会(IOC)から承認された国際競技団体
(International Federation:IF)とお聞きしております。
今後スポーツとしてのダンススポーツ競技が国体種目にな
り、オリンピック競技となるように期待すると共に、今回は
残念でしたが、2024年のオリンピック正式種目を目指して
今後も活動して行くという方針は素晴らしいことと思います。
私も微力ですが、JDSFの皆様とご一緒に日本のダンスス
ポーツの発展に努力していきたいと思っています。連盟のご
発展とJDSF会員並びに読者の皆様のご健勝を祈念しご挨拶
小坂憲次
略歴
昭和21年3月12日生まれ、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。日本航空㈱に入社し、16年間勤務。米国、欧州での駐在を経験。その後長
野市に帰り、自由民主党総裁秘書・衆議院議員秘書を経験し、1990年、衆議院議員初当選。2005年 第3次小泉内閣 文部科学大臣就任。衆議院当選6回を経て、
2010年参議院議員初当選。現在は決算委員会委員長、外交防衛委員会委員、憲法審査会委員、自民党総務会総務の要職に。
1
Presents
第10回オールジャパン・
ジュニアダンススポーツカップ
2015 in 神奈川
2015年7月19日(日)/藤沢市秩父宮記念体育館メインアリーナ
「郷土愛あふれる藤沢
松風に人の和うるわし湘南の元気都市」、そして2020年東京オリンピックのセーリング
(ヨット)競技会場に決まった景勝地江の島のある神奈川県藤沢市の「藤沢市秩父宮記念体育館」において、記念す
べき第10回大会が開催されました。
藤沢市秩父宮記念体育館は、大正天皇の第二皇子、秩父宮雍仁(ちちぶのみや
やすひと)親王殿下(三笠宮杯全日
本選手権の優勝カップを賜りました三笠宮崇仁(みかさのみや たかひと)親王殿下の兄宮)がご静養のため藤沢市に
移住され、特にスポーツを好まれたことから1954年(昭和29年)に「藤沢市秩父宮記念体育館」の名称を賜り開館さ
れました。その後1997年(平成9年)に改装され、健康増進や体力づくりの場、多様なスポーツレクリエーション
活動の拠点として、多くの方々が快適に利用できる施設となっています。
夏休みに入り今年も将来を担う子どもたち、ジュニア
選手、すでに全日本戦でもトップクラスで活躍するユー
ス選手等が全国から大集合。梅雨明けの猛暑の中、大熱
戦が繰り広げられました。会場には昨年開催の宮城県仙
台市の七夕飾りに、東日本大震災からの復興を願い地元
神奈川県ダンススポーツ連盟の皆さんの手作りの千羽鶴
が加えられ会場に華を添えました。
竹島弘幸神奈川県DS連盟会長の開会宣言に続き、溝口稔
ジュニア育成部長は、
「ジュニアの育成がないとダンスス
ポーツの明日はない、と思い切って静岡市で第1回大会を
開催。今や出場数も増え、踊りも飛躍的に進歩した!」と
10年を振り返り挨拶。
大会顧問の星野剛士衆議院議員は、
「全
国から藤沢市にようこそ。藤沢市でこのような全国大会が
開催されることを心から歓迎します。
」また、鈴木恒夫藤沢
市長は「藤沢はマリンスポーツの町、特にスポーツに力を
入れています。東京オリンピックでも是非、藤沢にお越し
選考会となっています。注目のユースではハイレベルの戦
いとなりました。スタンダード部門は藤井創太・吉川あみ
組(ブルボンDST /千葉県)がワルツ、タンゴ、クイック
ステップの3種目で1位を獲得し優勝、スローフォックス
トロットとヴェニーズワルツの2種目で1位獲得の大西大
晶・大西咲菜
(ブルボンDST /富山県)
は惜しくも準優勝、
第3位は菅原一樹・ダリア チェチェル組(ブルボンDST
/東京都)
。ラテン部門では藤井・吉川組が5種目で1位
を獲得しスタンダード部門とのダブル優勝を果たし、渡
辺安登・石垣真衣組(ブルボンDST /千葉県)が準優勝、
第3位は大西大晶・大西咲菜(ブルボンDST /富山県)
に輝きました。
メインのジュニアでは、スタンダード部門は日比野湧・
三喜穂菜美組(千葉県)組、ラテン部門は石垣和宏・中村
安里組(千葉県)が優勝に輝きました。
前回までリズム体操の部門の名称で親しまれていたチー
ください。
」と挨拶されました。また、大会の看板には「光
ム対抗の団体戦は、フリーダンスチーム対抗戦となりまし
る汗 いっしょに流せば ほら仲間」という神奈川県体育
協会のスポーツを通じたいじめ防止標語も掲げられました。
この大会はジュニア・ユース競技区分が世界選手権代表
た。また、今大会から一人で踊るソロ(シャドウ)競技(中
高生と小学生の部、各スタンダードとラテン)が新設され
ました。
星野剛士衆議院議員
右から鈴木恒夫藤沢市長、大縫光宏藤沢市
体協会長、柴田真理子大会競技長
竹島 弘 幸 神 奈 川
県DS連盟会長と
来 年 度 開 催 県の
群馬県DS連盟堀
口 三 夫 会 長 ガッ
チリ握手
2
荒井良之介・滝本りさこ組による
選手宣誓
ベストマナー賞に輝いた渡邉
裕太・小西乙愛組(千葉県)
優勝
Standard
(ラテン優勝)
年内に16 〜 18歳、男女いずれかが15歳以下出場可
準優勝
藤井創太・吉川あみ組
(ブルボンDST/ /千葉県)
ユース
準優勝
第3位
(ラテン第 3 位)
大西大晶・大西咲菜組
(ブルボンDST /富山県)
菅原一樹・ダリア チェチェル組
(ブルボンDST /東京都)
スタンダード
※左端は藤沢市みらい創造財団のマスコットキャラクターの「みらぞう」
ユース
Latin
渡辺安登・石垣真衣組
(ブルボンDST /千葉県)
ユース ラテン
ジュニア
スタンダード
優勝
年内に12 〜 15歳、
男女いずれかが11歳以下出場可
ラテン優勝
ジュニア
スタンダード
日比野 湧・三喜穂菜美組(千葉県)
石垣和宏・中村安里組(千葉県)
ジュニア ラテン
ジュブナイル
スタンダード
(年内に11歳以下)
ラテン
3
女子高校生
スタンダード
ラテン
女子中学生
スタンダード
ラテン
小学生4 〜 6年
スタンダード
ラテン
小学生 1〜 3年
スタンダード
ラテン(メレンゲ・サルサ)
フリーダンスチーム対抗戦
優勝
レインボースマイル富山
(富山県)
準優勝&
ベストマナー賞
ハッピー HAPPY
クローバー
(富山県)
4
第3位
きらスマ(長野県)
ルンルン(静岡県)
群馬県から風の子チーム(群馬県)
清水羽衣ジュニア(静岡県)
D.T.S ジュニア 相模原(神奈川県)
ALEGRO Super KIDS
横浜中央キッズクラブ(神奈川県)
キッズ川崎(神奈川県)
ジュネス(東京都)
ひたちなか市ジュニアダンススポーツクラブ(茨城県)
相模ジュニア(神奈川県)
★ジュニア指導員・審判員コングレス(研修会)
大会の前日7月18日(土)、大会が行われる藤沢市秩父宮記念体育館においてジュニア指導員・審判員コング
レス(研修会)が開催されました。開催に先立ち、溝口稔ジュニア育成部長は、「ジュニアの育成に取り組んで
いるが、今日は
音楽を体で表現
をテーマにしました。」と話され講習に入りました。前半は
ジュニア指
導の新たな試み
として秋田幸子ダンス開発本部長(NPO法人日本サルサ協会理事)が5人の子供とともに日
頃実践している指導を実演、後半は水本泰弘選手強化部長のご子息の水本泰喜氏(プロドラマー)と母親の水
本慶子ジュニア育成部副部長のファミリーで「リズムとビートの学習パートⅡ」をテーマにドラムを叩きなが
ら熱演、 練習の時からリズムを大事に意識すれば、必ずリズム感は養われる
秋田幸子ダンス開発本部長(NPO法人日本サルサ協会理事)が子供達に日頃
実践している指導を実演
水本ファミリー
と強調されました。
溝口稔ジュニア育成部長
5
オペラとダンスが融合した一夜限りのスーパーダンスエンターテイメント
第100回AAR Japan「難民を助ける会」主催
真夏の夜のゆめチャリティ公演
(Dance and Music for PEACE)
協力:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
公益財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)
NPO法人日本車いすダンススポーツ連盟(JWDSF)等
後援:ダンス文化推進議員連盟等
2015年8月 22日㈯/新国立劇場オペラパレス
プロローグ
会場は新国立劇場オペラパレスです。
ホワイエ(foyer)において、アテンダントがお客様
をお出迎え、ピアノと声楽のメロディーが流れる中、
踊れる方も踊れない方も一緒にステップを踏み、しば
し、ゆめの世界へ導かれ、開演を迎えました。柳瀬房子
AAR Japan会長は「困ったときはお互いさま。創設以
来36年、祈念すべき100回目のチャリティに相応しいイ
ベントになりました。
」と挨拶されました。本イベント
の収益は全てネパール震災支援やシリア難民支援等の人
道支援活動に使われます。
第1部はオペラの世界、
歌劇椿姫・パリの社交界
パーティの場面です。ソ
プラノの佐藤美枝子さん
の心を震わす歌声が響き
左から松山光男PR推進本部長、内山雅允
わ た り、
「 善 男 善 女、 事務局長、柳瀬房子AAR
Japan会長、神宮
美男美女、老若男女の 周二広報部顧問
皆様、本日はようこそ」で始まったオペラナビゲーター
のウーロン亭ちゃ太郎さんの分かり易い解説で物語が進
みます。長井公美子弦楽9重奏団、伊藤賢スペシャルバ
ンド、
ピアノ三ツ石淳司さん、榊原大さん、竹谷琴茹さん、
バンドネオン咆鵬さんの素晴らしい演奏と、テノール宮
里直樹さん、バリトン河野克典さん、ソプラノ佐藤美枝
子さん、メゾソプラノ林美智子さんといった日本を代表
するオペラ歌手の皆様の独唱と、市川学・大島寿子組、
廣島悠二・石渡ありさ組のダンスで、見事なコラボです。
JDSFの東京都DS連盟、神奈川県DS連盟、千葉県DS連
盟の社会人ダンスチームが紳士、淑女となり、名曲に乗っ
てヴェニーズワルツを踊りながら登場、椿姫の場面に融
合して、見ごたえのある舞台となりました。
そして第2部は馬谷マリア、富田雅美ダンスユニット、
ALEGRO Super KIDSの子ども達の登場で歓声が沸き、
2歳のキッズ2人のダンスに、またまた大歓声が上がりま
した。
四本紀代美・小谷野重子組は能の世界を表現した見事
な車椅子ダンスの演技、AAR Japanの副会長加藤タキ
さんと市川久組が情熱的なサンバを踊り、JDSF U-30
アルムナイは唱歌・童謡の曲でフォーメーション、ジャ
ズメロディーに乗ってオレクシー グザー・太田吏圭子
組、廣島悠二・石渡ありさ組と中島佳裕・上手芙美組、
井上拓也・井上愛香組がラテンとスタンダード種目を
次々と踊り観客はダンスの世界に浸りました。そしてい
よいよトリを迎えました。デヴィ・スカルノ夫人が東ア
ジア大会金メダリストの石原正幸さんの見事なリード
で、オペラ座の怪人の曲に乗ってタンゴを披露、華やか
なデヴィ夫人が注目されました。そして出演者全員が登
場、フィナーレを迎え、拍手は鳴りやみませんでした。
デヴィ・スカルノ夫人と仮
面を付けて踊る石原正幸組
佐藤美枝子さん
(ソプラノ)
6
オペラナビゲーターの 宮里直樹さん(テノール)
と
ウーロン亭ちゃ太郎さん 河野克典さん(バリトン)
長井公美子弦楽九重奏団、伊藤賢スペシャルバンド
仮面を手にしたエンディング
林美智子さん
(メゾソプラノ)
佐藤美枝子さん(ソプラノ)と宮里直樹さん(テノール)、バックはJDSF
社会人チーム
キッズチームの
見事な演技
ピアノ演奏の
竹谷琴茹さん
市川学・大島寿子組
廣島悠二・石渡ありさ組とオレクシーグザー・太田吏圭子組
2歳のキッズ2人の可愛いダ
ンスに大歓声。中央は馬谷マ
リアちゃん
JDSF
U-30アルムナイのフォーメーションダンス(スタンダード)
エピローグ
JDSF
AAR Japan副会長 加藤タキさんと
市川久組
四本紀代美・小谷野重子組 中島佳裕・上手芙美組と井上拓也・
U-30アルムナイのフォーメーションダンス(ラテン) は能の世界を見事に表現 井上愛香組
今宵は、難民を助ける会とオペラ関係
の方々、それにダンスの仲間が一体とな
り、新たなオペラと音楽とダンスの世界
に酔いしれました。前日、当日の15時ま
で舞台で続いた緊張のリハーサル、そし
て本番。ダンス振付・綜合演出の秋田ゆ
き子さんをはじめ、松山光男さん、野口
好子さん等の何カ月にもわたる特訓が見
事に実りました。楽屋裏での打ち上げも
楽しい会になりました。
乾杯の音頭をとる吹浦忠正AAR Japan特別顧問、
加藤タキ副会長、デヴィ夫人
フィナーレ
記念撮影
JDSF東京都、
神奈川県、
千葉県各DS連盟の社会人チームの皆さん
JDSF
U-30
アムルナイの皆さん
7
2015世界選手権ジュニアⅡ
10ダンス遠征報告書
選手強化部
1.日程
竹下
次郎
6.会場:Rimini Fiera
7月9日 往路
エールフランス航空にて羽田空港 ⇒ パリ経由 ⇒
会場入口で、記念撮影
10日 イタリア
ボローニャ空港 ⇒ 車で約70分、リミニ市ホテル到着
7月12日 復路
イタリア ボローニャ空港 ⇒ パリ経由 ⇒ 13日
羽田空港到着
2.競技日程
7月11日 15時〜 23時30分
WDSF 世界選手権ジュニアⅡ 10ダンス
3.場所:イタリア リミニ市
各国の国旗
4.日本メンバー
代表選手:日比野 湧・三喜穂菜美
帯同役員:竹下 次郎
同行:三喜 道代
7.報告:
① 事前準備
昨年10月にモスクワで開催されたユース世界選手権に
帯同した時と異なり、今回イタリアでの世界選手権は、フ
ライトの手配、エントリー手配、宿泊ホテルの手配、現地
での送迎車の手配を帯同役員がすべて個別に行わなければ
ならず、時間と手間が約2倍かかりました。
特に、
送迎車の手配に関しては、
相手先に何度も依頼メー
ルを送信しても返信がなく、やっと着た返信に対して、問
合せしてもまた回答が来ないという事態に対し帯同役員と
しては最後まで不安が残っていました。
②現地到着
5.宿泊:UNAWAY Hotel Cesena Nord
(ボローニャ空港から車で約70分)
約12時間の飛行後午前4時パリ空港到着、乗換えに約
3時間30分程の時間があり、狭い機内から少しでも解放
されたことは幸いでした。
イタリア ボローニャ空港に到着したのは午前9時、到
ホテル全景
着ロビーにWDSF関係の送迎運転手が、私の名前の書い
たプラカードを持って、
出迎えに来てくれたのを見た瞬間、
心からホッとしました。
ボローニャ空港から車で約70分、日本チームが宿泊す
るUNAWAY Hotel Cesena Nord に到着しました。
ホテルは郊外にあり、運よく近くに小さなスーパーマー
部屋の窓から
ケットがあり、部屋で休憩後貴重な食料品買出しに選手と
一緒に出向きました。
ホテルの部屋は比較的広く、バスタブは無くシャワー
ルームのみでしたが、とても清潔感のある部屋でした。
③会場へ移動
会場の Rimini Fiera は45万平方メートルという広さ
(甲子園球場の約11倍)で、他のホールでもイタリアダン
8
ススポーツ連盟傘下の様々な団体が競技会を開催していま
した。
きり、ホッとしました。
また、パソドブレでは第三ハイライトまで曲が流れると
会場内には、一店ずつ見て歩くと恐らく4〜5時間はか
かるのではないかと思われるほどダンス関係のショップが
たくさん並んでいました。
いうことを私が事前に伝えるのを忘れたこともあり、踊っ
ていた本人たちは一瞬驚いたそうです。
ラテン終了後、次のスタンダードまでに15分間しか時
今回のジュニアⅡ10ダンスが開催されたホールは、Hall
Tricolore という名前で、ホールの約4分の1を選手用の
更衣場所として使用していました。場内の演出効果のため
間がなく、汗がひく間もなく直ぐに着替えて、フロアへ向
かいました。
スタンダードは、タンゴでアクシデント(転倒)があり
なのでしょうか、煌びやかなメインフロアとうって変わっ
て、更衣場所は照明が無く、真っ暗で、僅かにドアーの隙
間から入る日の光を使って選手は着替えをしました。
④競技
ましたが、直ぐに立ち直り次のヴェニーズワルツでは長身
(179㎝)を活かして、ダイナミックな踊りができていま
した。
7月11日 競技開始15時 競技終了23時30分
世界選手権開会式
今回初めての世界選手権出場の日比野・三喜組は惜しく
も一次予選突破はならず、
32位という結果に終わりました。
しかし、今回世界の風を受け、自分たちの踊りを改めて見
直すチャンスを得たことが、彼らが更に進化していくきっ
かけとなることを期待しています。
⑤競技結果
日の丸と日本のプラカード
を持つ日比野・三喜組
表彰式
Final
1位. Russian Federation
Danila Mazur - Anastasia Polonskaya
2位. Romania
Beca Alin -Andrei - Tampau Catalina-Elena
3位. England
Glenn-Richard Boyce - Kayleigh Andrews
4位. Lithuania
コールを待つ二人
10種目踊り終えたホッとした瞬間
14時40分からフロアにてウォーミングアップして、15
時競技開始。出場組数は35か国 35組で、ヨーロッパ各国
が中心にエントリーしており、
東アジアからは日本のみで、
中国、韓国、台湾はエントリーしていませんでした。リダ
ンスなしで、一次予選からヒートシャッフルでした。
「今回がジュニアでの最後の10ダンス世界選手権だ!思
いっきり自分たちのダンスを楽しんでおいで!」とペップ
Karolis Burneikis - Izabele Sekaite
5位. Moldova
Vladislav Untu - Alexandrina Olteanu
6位. Italy
Giacomo Pasquali - Naomi Croce
32位 Japan
Yu Hibino ‒ Honami Miki
以上
トークして、フロアに送り出しました。
初めての世界選手権ということもあり、最初の種目サン
バでは、かなり緊張していましたが、何とか最後まで踊り
9
す盛り上がる!
ま
す
ま
世界トップの熱戦で
WDSF ジャーマンオープン!
At シュツッツガルト(南ドイツ)
夏の真っ盛り、2015年8月11日
(火)
〜8月15日(土)
、
第29回 ジャーマンオープンが南ドイツのシュツッツガ
ルトで今年もまた盛大に開催されました!
今年はドイツも異常気象で6月から猛暑が続きこの8月
も大変な暑さでしたが、そんな中、熱戦が繰り広げられま
した。
出場選手の総数はなんと3,821組! そして、世界各国
58か国から出場され、参加組数が多い国は次の通り。
1位
2位
3位
ドイツ……………… 944組
ロシア……………… 546組
イタリア…………… 310組
出場組数として最多の競技はWDSF GrandSlam Latin
で379組。優勝カップルはロシアが13個のゴールドメダル
を獲得し最多となっております。
前回からの変更点としては、今回よりRollstuhltanz
Standard(車イスダンス競技 スタンダード部門)が
新規に追加され、ドイツ、オランダ、ウクライナ、マルタ
共和国の車イスの選手が参戦しました。
そんな中、日本からもたくさんの選手、応援・観戦の方
WDSFオープンシニア III スタンダード表彰式
●WDSF Open Senior IV Standard 林伸男&民子組
決勝 3位(昨年9位でしたが今年は見事決勝に入り
3位!)
がかけつけ、審判員としてJDSFより鵜飼慶司WDSF理事
が担当されました。
世界の強豪相手に日本選手も大活躍しました!
★決勝に入ったのはSenior 部門の次の2競技!
国旗掲揚時の日の丸が目にしみました!
●WDSF Open Senior III Standard 今井正幸&由香組
決勝2位(昨年6位でしたが今年は堂々の準優勝!)
WDSFオープンシニア III
スタンダード準優勝
今井正幸・今井由香組
今井組準優勝の国旗掲揚
10
WDSFオープンシニアIVスタンダード第3位
林伸男・林民子組
シニア部門の競技を見学して感じることは、日本選手は
体形がスリムで年のわりに若さがあるということ! 長寿
の国、日本人の体質としてシニア部門はとっても有利だと
思います。今
後ますます期
待されます!
シモーネ組と日本のシニア選手たち
★Adult部門で活躍したのは
●GOC Adult Rising Star Latin
久保田弓椰・久保田蘭羅組 17位
●GOC Adult A Standard 大西大晶・大西咲菜組 18位
アダルト部門は日本選手にはなかなか厳しい戦いとなり
ましたがライジングでは準々決勝に入りました。久保田
組は昨年41位から大幅な
アップです。大西組も頑張
りました。
に憧れる傾向もありますが、やはり勝ち残る選手は、あく
まで基本を大切に丁寧に踊っている選手たち。そこにはダ
ンス本来の魅力を醸し出しているとのこと。
ジュブナイル、ジュニア、ユースの部門では、圧倒的
にロシアの選手が強いのは、いつものことながらここ最近
ルーマニア、モルドバ、ポーランドの選手の活躍が注目さ
れます。
★今年の見所としては
●WDSF Professional(PD部門)World Super Grand
Prix Standardにおいて
王者Benedetto Ferruggia/Claudia Koehler組(ドイ
ツ)
に対抗するEmanuel Valeri / Tania Kehlet組
(デ
ンマーク)の対決!
久保田弓椰・久保田蘭羅組
大西大晶・大西咲菜組
★Youth Junior部門での活躍は
●GOC Youth Ten Dance 渡辺安登&石垣真衣組 18位
●GOC Junior I Ten Dance 石垣和宏&中村安里組 26位
(初出場ながら大健闘)
(石垣真衣選手、石垣和宏選手は姉弟)
日本の選手はなぜ10ダンス部門で強いのか、この2組の
コーチャーである宮岡光秋先生のコメントによると『やは
り日本人の特質として
器用なんでしょう』と
のこと。幼い頃からダ
ンスを習っているとは
いえ10種目、まんべん
準優勝 Emanuel Valeri /
Tania Kehlet 組(デンマーク)
優勝 Benedetto Ferruggia /
Claudia Koehler 組(ドイツ)
●WDSF GrandSlam Standardにおいて
王者Simone Segatori / Annette Sudol組(ドイツ)に
対抗するDmitry Zharkov / Olga Kulikova組(ロシア)
の対決!
なくこなすには大変な
こと。今後の若い選手
の10ダンス部門での活
躍が期待されます!
子供たちもアダルト
石垣和宏・中村安里組
のトップクラス選手の
トリッキー的なダンス
グランドスラムスタンダード表彰式の会場
渡辺安登・石垣真衣組
グランドスラムスタンダード表彰式
第5位は前回東京オープン優勝のガルッポ組(イタリア)
11
アルタイムで
採点結果がス
クリーンに表
示される。
そし
て、
大会オーガ
ナイザーである
Harry Körner
氏の軽妙で
グランドスラム・スタンダードの競技結果表示画面
ユーモア溢れる司会により、大会のクライマックス競技は絶
頂の盛り上がりとなりました。
準優勝 Dmitry Zharkov /
Olga Kulikova組(ロシア)
優勝 Simone Segatori /
Annette Sudol組(ドイツ)
●WDSF GrandSlam Latinにおいて
前 回 ま で の 王 者 Langella Aniello / Khrystyna
ジャーマンオープンは、今後もますます盛り上がってい
くと思われます。来年の日程は2016年8月9日(火)〜8月
13日(土)です。
(WDSF IDカードをまだ取得されてない方
は、お早めに手続きしておきましょう!)
JDSF 国際本部 堀ノ内基子
Moshenska組
(イタリア)がカップル解消し新しくカッ
プ ル を 結 成 し たMarius-Andrei Balan / Khrystyna
Moshenska組
(ドイツ)
とArmen Tsaturyan / Svetlana
Gudyno組
(ロシア )
、さら に 日 本 で は お 馴 染 み の
Gabriele Goffredo / Anna Matus組(モルドバ)の優
勝争い!
今年3月の東京オープンでも採用された《Kiss & Cry》
が、WDSF GrandSlamとWDSF Professional(PD部
門)World Super Grand Prixの決勝のソロ競技で行われ、
各選手が踊り終わるとすぐに選手のアップの表情とともにリ
グランドスラムラテン表彰式
優 勝 Armen Tsaturyan / Svetlana Gudyno組(ロシア)
準優勝 Marius-Andrei Balan / Khrystyna Moshenska組(ドイツ)
第3位 Gabriele Goffredo / Anna Matus組(モルドバ)
ジャーマン
オープンで
活躍した
日本選手たち
小嶋みなと・盛田めぐみ組
海老原拳人・タカギルナ組
12
田沢拓都・徳野夏海組
オレクシー グザー・太田吏圭子組
日比野湧・三喜穂菜美組
藤井創太・吉川あみ組
鈴木奨太・森田舞夢組
特別寄稿
伊藤沙織 の ち ょ
こっと
アドバイス
海外競技会でのコンディション調整について
昨年11月に石原正幸さんが引退を表明し、しばらくダ
ンスの場から遠ざかっておりました。現在は、JBDFプ
ロA級の井﨑健太先生とカップルを結成し、6月より競
技再開し、普段は五反田にある西岡ダンススクールに所
属しております。
さて、今回は『海外競技会でのコンディション調整に
ついて』ということで書かせていただきます。
近年、代表選手だけでなく、シニアの方々の多くも海
外の競技会に出場され、さらには素晴らしい成績を収め
る方もいらっしゃいます。自分のパフォーマンスを最大
限に引き出してフロアに立つということは、国内の競技
会であっても難しいことです。それが、海外となると、
時差、食べ物、言語など、非日常の中で競技に挑むこと
になります。
私が初めて海外競技会に出場したのは今からちょうど
4年前のこと。その時はどうしていいのかわからず「何
か足りないものがあっては困るだろう」と、とにかく考
えられるものをすべて詰め込み、かなりの大荷物になっ
てしまったことを覚えています。それ以降は代表選手と
て何度も海外遠征をさせていただき、自分の状態の保ち
方もわかってきたように思います。
海外競技会に向かうにあたり、海を跨いでの競技会と
いうことで、飛行機を利用しますね。普通の旅行と違う
のは、なんといっても競技会の道具を揃えて持っていく
ということですが、必ずしもすべての荷物がそろって到
着するとは言い切れません。現地で揃えられるものは大
丈夫だと思いますが、ドレスなどの絶対不可欠な衣装は
必ず手持ちで機内に持ち込みましょう。他の搭乗客の荷
物で衣装がつぶされてしまうのも嫌なので、リーダーや
パートナーの衣装と重ねるか、自身のほかの手荷物の上
に置くようにするのがいいかと思います。
また、機内は乾燥します。肌やのど、目の状態も気に
なるところです。旅行での乾燥対策と同じかとは思いま
すが、マスクと、普段コンタクトレンズを使用している
方はメガネが必須アイテムです! 機内に持ち込める液
体類の量には制限がありますが、1、2回使う分ならば持
ち込みは可能なので、肌トラブルを避けるためにも化粧
水や乳液も持っていたいところです。試供品などの使い
切りができるものが、使用後は捨てることができるので
オススメです! 持ち込み可能な保湿用品ならば、空港
の売店でも販売しているので、そちらを覗いてみるのも
いいかと思います。
そして海外というと、なんといっても時差ボケ。初め
のころは、現地に到着すると同時に『今頃日本は○時か
…』なんて考えていました。例えばヨーロッパ圏で夕方
だと、日本では夜中になっています。日本時間を考えた
瞬間から体が日本時間の認識に戻ってしまい、途端に体
が眠りの態勢なってくるのです。『考えないようにする』
というのは意外と難しいことですが、現地に到着したら、
時差のことは気にせず、現地の時間で『今日は何時に寝
て、明日は何時に起きよう』と、自分で動く時間を設定
して、その場での行動パターンを作ってしまうのが体を
慣れさせるいい方法なのではないかと思います。
非日常を日常と思いこむ。そうすれば、いつも、また
はそれ以上のパフォーマンスが発揮できるようになるの
ではないでしょうか。『思いこむ』=『なりきる』とい
う行為は、モチベーションを保つためにも重要だと感じ
ています。海外選手を見て大きく感じたことのある方も
いると思います。実際に大きいのかもしれないのですが、
これも意外と思い込みによるものでもあるのです。
私の最初の海外競技会の際、世界のファイナリストた
ちと同じ場所で控えていたのですが、初めて近くで見る
彼らは、本当に大きく感じて、それだけで気持ちがそわ
そわしてしまいました。次の年、また同じ選手と同じ場
所で一緒になったのですが、前年に感じたような大きさ
はなく、同じ目線で競技会に挑めるような気分になって
いました。
『慣れ』と言ってしまえばそれまでなのですが、その
シチュエーションにいる自分と気持ちのギャップが埋ま
ると、何でもできるような気になってくるのだと私は感
じています。
ここまでいろいろと書いてきましたが、時差を感じる
のも、選手たちを大きく感じるもの、新鮮なギャップを
感じられるのは、おそらく最初だけなのです。あとは、
だんだんと慣れていき、いつの間にか、なりきろうとし
なくてもその場の自分になれています。普段と違う状況
を、慣れるまでの過程として楽しめることが、自分らし
いコンディションでいる秘訣だと思います。
私も、プロになって数か月。慣れないこともあり、初
めてで戸惑うこともありますが、今の自分を楽しもうと
思っています。海外に行
くのがこれからな方も、
そうでない方も、いろい
ろな状況を楽しんでいけ
ることを祈っています。
(筆者:2013年東アジア
大会金メダリスト・元全
日本スタンダードチャン
ピオン)
プロとして活躍の幅を広げて
いる井﨑健太・伊藤沙織組
13
Dance Dance Dance@
YOKOHAMA2015 横浜ダンスパレード
横浜便り
2015年8月1日㈯〜 2日㈰
主催:横浜アーツフェスティバル実行委員会
開会式パレード
横浜ダンスパレード、
それは横浜がダンス一色に染まっ
た2日間でもありました。会場となる神奈川県庁前・吉田
橋本町通りA会場B会場・山下公園石のステージ・元町B
会場など15会場、
ストリート、
ヒップホップ、
チアリーディ
ング、盆踊り、フラメンコ、よさこい、フラダンスなど
オールジャンルのダンス団体350約6千名が参加しました。
神奈川県ダンススポーツ連盟からも神奈川ダンススポー
ツクラブ(DSC)
、横浜市ダンススポーツ連盟、青葉区ダ
ンススポーツ連盟等が参加しました。
県庁前会場、吉田町本町通りなどはダンサーと観客と
の融合で、渾然一体。
「人生に、ダンスは、欠くことので
きない」ことを知った日であり、
「ダンスは、人生最大
観客たちも大喜び!
14
横浜市消防音楽隊
の楽しみである」ことも知った日でした。神奈川県ダン
ススポーツクラブ(DSC)から参加したのは、神奈川県を
代表するトップ選手を含む4選手で構成し、ステージパ
フォーマンスを披露、当日の暑さにもめげず、積極的で、
前向き参加,そのパフォーマンスで、イベント会場を、
大いに盛り上げてくれました。
観客のなかには、音楽に乗り、ボディーを動かす人、
足を踏み鳴らす人、ボディーをアグレシイブに動かし、
一緒に踊り始める人、それは楽しいひと時でした。
神奈川県ダンススポーツ連盟理事
川戸 誠道
(Aリーグ部事務センター長)
横浜マリンキッズ
ラテン競技風景(横浜市ダンススポーツ連盟)
スタンダード競技風景(青葉区ダンススポーツ連盟)
Ⓒ kaoring*works
参加した神奈川県DSC4選手のコメント
押川・和田組
学生の頃、
フォーメーションして
おりましたが、
またそれとは違う
楽しさがありました。
とにかく緊張したのですが、
楽しく踊り切れて、
お客様にも、この楽しさが
伝わるようにと
踊り切りました。
名越組
神奈川のメンバーで
フォーメーションを無事に
成功させることが出来て、
とても楽しい時間を
過ごせました。
村川組
矢澤組
非常に楽しく踊ることができ
て、楽しかったです。
ありがとうございました。
全力で踊り切り、
そして楽しめました。
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15
ダンススポーツグランプリ in 北海道
2015年8月30日㈰/北海きたえーる(北海道立総合体育センター)
久保孝志北海道 金 子 和 裕JDSF常 川端茂夫北海道
DS連盟会長
務理事大会副会長 体操協会副会長
グランプリ開会式
全てに1位となり、今年2月にカップルデビュー後好調の
八谷組は大健闘、ルンバを除く4種目で2位の得点を獲得
し準優勝となりました。ルンバで2位を獲得した藤井組
は第3位となりました。
同じくシニアⅠスタンダード選手権も2016年WDSF
世界選手権代表選考会として開催され27組が出場し熱戦
が繰り広げられました。競技は上位4組の大変な接戦と
なりましたが、3種目を制した草場康司・草場利佳組(東
京都)が優勝、大東哲平・大東にに組(東京都)が準優
勝、京都府の谷口主嘉・谷口小夜子組が微差で第3位を
確保しました。
また、北海道知事杯争奪北海道ダンススポーツ選手権
も併催されました。A級戦スタンダードでは、田沢拓都・
徳野夏海組(千葉県)が優勝、金井大輝・甘利このみ組
(群馬県)が準優勝、第3位には地元北海道の大木大樹・
大木風香組が入り、いずれも10代の「黄金の世代」の若
い選手が決勝上位を占めました。
ご来賓の川端茂夫北海道体操連盟副会長は「さすがグ
東京は秋を思わせるような涼しさでしたが、ここ札
幌では残暑の中、熱い戦いとなりました。2002年DSCJ
(DanceSport Council of Japan)設立により全国共通の
全日本アマチュア統一級はスタートしました。グランプ
リ戦は、東京オープン、三笠宮杯に並ぶJDSFメイン競
技会として、今年は、大阪、静岡、札幌、仙台、沖縄、
の順で開催されています。北海道(札幌)グランプリは
今回でちょうど10回目の開催となりました。
DSCJ公認ダンススポーツグランプリ戦(ラテン)は、
2016年WDSF世界選手権ラテン代表選考競技会として
強豪17組が出場しました。ラテンでは不敗の日本チャン
ピオン久保田弓椰・久保田蘭羅組に対して、今年の10ダ
ンスチャンピオンの八谷和樹・皆川円組、オールジャパ
ンジュニアのユースでスタンダード・ラテン共に優勝の
藤井創太・吉川あみ組、スタンダード準優勝の大西大晶・
大西咲菜組など、まだ10代のいわゆる「黄金の世代」と
いわれる選手との対決が注目を集めました。決勝は今回
も新審判方式で行われました。結果は久保田組が5種目
第3位
優勝
第4位
鈴木奨太 ・森田舞夢組(千葉県)
準優勝
藤井創太 ・吉川あみ組
(ブルボンDST /千葉県)
八谷和樹 ・皆川円組(千葉県)
久保田弓椰 ・久保田蘭羅組(北海道)
★ キラ星み〜つけた!
★
プレジュブナイル(11歳以下)
押切萌琉・坂本未来組
スタンダードでは押切萌琉(める)
・
坂本未来(みく)組、ラテンでは坂本未
来・押切萌琉組となり、リーダーとパー
トナーが入れ替わって出場し、両種目
で優勝に輝きました。押切萌琉さんは
10歳、坂本未来さんは9歳、二人とも目
標はオリンピック出場です。
隣はお友達のダンス仲間
の押切雅易弥(がいや)
・小原
菜々華(ななか)組です。押切
雅易弥さんは8歳で押切萌
琉さんの弟、小原菜々華さん
は8歳、ダンス歴はもう5年
のベテランです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
16
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★
第5位
第6位
大西大晶 ・大西咲菜組
(ブルボンDST /富山県)
西村康宏 ・大竹舞組
(東京都)
久保田組の一押しカップル
太田歩生・太田なごみ組(中1と小6の兄妹)、樋掛輝・岡田愛彩
組(ともに中1、アヤちゃんは富山県ですが、毎月のように北海
道に来ています)
。私たちが指導しているカップルでプレジュニ
ア(15歳以下)スタンダードジュニア部門ラテン部門でそれぞ
れ 優 勝( 太 田 組 )・
準優勝(樋掛組)と
なりました。彼らは
2組 と も 静 岡 グ ラ ン
プリでも全日本ジュ
ニア10ダンスでファ
イナルに進出しまし
た。2組 と も 準 強 化
選手になりましたよ。
太田歩生・太田なごみ組
樋掛輝・岡田愛彩組
ランプリ優勝の久保田組は軸が全くブレない素晴らしい
ダンス。体操競技とも相通じるものがある。我々の体操
フェスティバルにも是非、参加してほしい。
」と岡部弘
子北海道DS連盟理事
(競技部長)と話をされていました。
取り組んでいます。そして、彼らもいよいよ国内のグラン
プリ戦に出場する年齢になり、いきなり上位を占めてきて
います。これまでは、私たち(現在24歳と23歳の兄妹)が「若
い選手」という状況でしたが、今や「最年長」になること
もしばしばあります。同じ競技に出る限り、年齢は関係な
くライバルであり、一番良い踊りをしなければ優勝できま
せん。常にその気持ちを持って戦っていますし、若い選手
たちも同じ気持ちでフロアに出てきていると感じています。
上位に来ているユース選手からは、特にその気持ちが強く
伝わって来ます。10月に三笠宮杯に出場します。2008年に
初優勝した時に、瀬古組を上回る8連覇を目標に設定しまし
た。その時は遠い話だと思っていましたが、いよいよそれ
に挑戦する時が来ました。コーチとは人間的なつながりも
含めてとても良い関係ができており、自分たち自身のレベ
ルアップを感じています。若い選手の追い上げも良い刺激
として受け止め、今年の三笠宮杯は一つの集大成として、
今までで最高のパフォーマンスをして、初優勝の時に自分
たちで掲げた目標を達成したいと思っています。そして、
後輩から目標とされる選手となりたいと思います。
優勝コメント(久保田弓椰・久保田蘭羅組)
8月30日、私たちの地元・札幌で開催されたダンススポー
ツグランプリ in 北海道で優勝することができました。地元
開催ということもあり、多くの方々に応援していただき、
「完
全ホーム」な状況で競技を行うことができました。8月に入
り、ジャーマンオープンに出場し、その後スロベニアでト
レーニングを続け、直前に帰国してのグランプリ出場とな
りました。ジャーマンオープンではライジングラテンで5次
予選(17位)まで進むことができ、生バンドで踊ることが
できて最高でした。
今回のジャーマンオープンには、日本から多くユース・
ジュニア選手も出場しました。彼らは小さなころから海外
にチャレンジしており、大きな夢を持ってダンススポーツに
シニアⅠ 選手権 スタンダード
第3位
準優勝
優勝
優勝
大木大樹・大木風香組︵北海道︶
田沢拓都 ・徳野夏海組︵千葉県︶
金井大輝・甘利このみ組︵群馬県︶
準優勝
第3位
谷口主嘉 ・谷口小夜子組
(京都府)
大東哲平 ・大東にに組
(東京都)
草場康司 ・草場利佳組(東京都)
A 級戦 スタンダード
優勝
B級戦 スタンダード
シニアⅡA級
プレジュニア
スタンダード
スタンダード
シニアⅡA級
プレジュブナイル
優勝
安澤武彦・ 鈴木澄恵組(東京都)
B級戦 ラテン
近江洋一 ・ 近江久美子組
(青森県)
プレジュニア
ラテン
ラテン
スタンダード
プレジュブナイル
ラテン
ダンス・ダンス・ダンス
第77号(AUTUMN)
平成27年10月発行
■ 発行人/山田 淳(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟専務理事)
■ 編集長/神宮周二(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟広報部)
■ 企 画/公益社団法人日本ダンススポーツ連盟広報部
■発行所/公益社団法人日本ダンススポーツ連盟
〒135-0063 東京都江東区有明3-4-2 有明センタービル1階
http://www.jdsf.or.jp
TEL.03-6457-1850 FAX.03-6457-1857
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