ルノーのメインテナンスはやはりスペシャリストに任せ

より 快 適 な 輸 入 車 ラ イフ を目 指 して
ルノーのメインテナンスはやはりスペシャリストに任せたい
1 階は 3 基のリフトが並ぶ工場/サービスカウンター、2 階が中古車展示場、3 階は新車ショールーム/接客フロアー
となるルノー東京有明。同店のように日産とは独立したかたちでルノーだけを扱う正規ディーラーはまだ少ない。
ルノーと言えば、ちょっと前まで一部のマニア
の調整を詰めていきたいはず。それがラテン車
になる、それがクルマ好きでしょう」
。
だけが乗るニッチな存在だったけれど、この 2 〜
メインテナンスの流儀だった。
腕のいい
“主治医”
を探しているルノー・オーナー
3 年で急速にネットワークを拡大して急成長した
そこで、担当者は日産ディーラーとは独立して
は、とりあえず相談に行ってみるといい。工場長
ブランドだ。日本市場に本格参入を果たした最
ルノー車だけを扱う店舗の自社工場に注目した。
があなたの目の前で“聴診器”を当てながら愛車
後の大物と言っても過言ではない。
ベテランのルノー専門メカニックが在籍してい
の状態を“診察”してくれるだろう。
その大物ブランドが“遅れ”を取り戻すために
て、クルマ好きの気持ちを理解してくれると考え
とった戦略は、提携関係にある日産のディーラー
たからだ。取材したのは東京でも屈指の規模を
を利用することだった。最近は日産と同じ店舗/
誇る“ルノー東京有明”である。
敷地内で、ルノーの展示車両を見かける機会も
工場長は白根雅彦さん。フランス車を知り尽
グッと増えてきた。よって、メインテナンスに関し
くしているベテランのスペシャリストだ。
「当店は
ても国産の流儀を踏襲している場合が多い。つ
サンクや先代ルーテシア・フェイズⅠなどの古い
まり、基本的に余計なことはしない。メカニック
モデルでも相談に乗りますし、基本的に並行車
や営業スタッフもほとんどは日産車とのかけもち
も受け入れています」と話してくれる。
なのだろう。
さらに彼は、オーナーと接する機会を大切にし
いっぽうクルマ好きは、こんな状況を少しばか
ているとも言う。
「お客様がどのような乗り方をさ
り寂しいと感じているのではないだろうか。その
れていて、愛車をどんな状態に持っていきたいの
“余計なこと”こそ重要なのである。やはりエンジ
か。それを把握することで微妙な調整や修理の
ンルームを覗きながら、メカニックと話をして細部
判断材料にしているのです。ちょっとしたことも気
Text:野田義彦/ Photo:丸山博人
ベテラン・メカニックの白根雅彦 工場長。並行車/古
いモデルの相談にも乗ってくれる。もちろんオイル交換
だけでも OK。予約を入れておけば作業は 1 時間ほどで
終わるそうだ(洗車含む)
。
ルノー東京有明
東京都江東区東雲 2-14-8 Tel.03-3527-5656 営業時間/ 10:00 〜 19:00 定休日/水曜
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