地域医療の救世主

 ■ 特集
地域医療の存続へ
年6月5日、衝撃的なニュースが飛び込ん
けんいん
< プロフィール >
救
世
主
『救世主 』現る!
平成
歳)。
主』ともいえる山口一成院長が誕生した。
熱心な説得が実を結び、7月1日、
『地域医療の救世
じ、有 力 な 情 報 が 耳 に 入 る。 そ の 後、同 院 理 事 ら の
半ばあきらめかけたその時、鶴田町長の知人を通
られ、思うように話が進まない。
ている「医師不足」という厳しい現実がたたき付け
師を確保しようと奔走したが、今や社会問題となっ
球磨郡医師会をはじめとする関係者は、後任の医
ち地域医療存続の危機を意味していた。
と は、町 内 の 数 少 な い 医 療 機 関 を 失 う こ と、す な わ
闘病生活の末の、あまりにも早すぎる死。このこ
(享年
てこられた園田紘征氏(そのだ医院前院長)の逝去
その卓越した見識と行動力で地域医療を牽引し
できた。
21
65
山口 一成(やまぐちかずなり)氏
昭和 49 年 熊本大学医学部卒、同大血液内科を経て、昭和
63 年ロンドン大、欧米・中南米地域で研究員として活躍。
平成 16 年から国立感染症研究所 血液・安全性研究部部
長を 5 年間務め、平成 21 年 3 月定年退職。
昭和 24 年生まれ / 長崎県出身。
ゆのまえ