寒河江市立 醍醐小学校 学校だより NO.3 平成27 年6月5日 成熟した地域社会の中で子どもが育つ 校 長 冨 樫 雅 人 5月31日の地区レクリエーション大会に参加した子どもたちは、たいへん満足した 様子でした。 「小学生リレー(縦割り班リレー) 」や「だいごウルトラキッキクイズ」で は、飛び跳ねたり、両手を挙げたりして、喜びを全身で表現していました。 「やったー!」 「Aくんがっばったね!」そんな歓声やねぎらいの言葉が自然に発せら れたのも、地域のみなさんが、温かく競技を見守ってくださったからです。陣地前を駆 け抜ける子どもたちには、組の区別なく、惜しみない拍手を送ってくださいました。走 りの速いと遅いにかかわらず、子どもたちは気分よく走れたはずです。 このような地域のみなさんとのふれあいの中で、子どもたちは、自分もこの社会の一 員として認められているという自己存在感と、地域のみなさんとつながっているという 連帯感をもつようになるのではないでしょうか。そして、このような人間関係を土台と して、それぞれの「ふるさと」を描くようになると考えます。 先月は、グラウンドの草取りにご協力いただきました。先週の「春の学校」では、地域 の先生からお話をお聞きすることができました。そして今度は、田沢川の清掃がありま す。 日本の教育は、大人にはなっても社会人にはなりにくい教育をしているのではないか との批判がありますが、こうした催し物・奉仕活動に参加すること、意図的に地域の学 習を組んでいくことを大切にしていけば、醍醐の子どもたちは間違いなく育っていく、 そう強く思います。 子どもたちを包みこむような優しさ、地域社会の一員として認めてくださる成熟した 醍醐社会の中で、子どもたちは様々な学習と活動にチャレンジしています。
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