※無断転用禁止 JUSNET SEのキャリアアップチャート Communications Inc. 開発プロジェクトのサブリーダーを経てリーダー（中級ＳＥ）入社年数3~5年（ 25〜30歳）年収3５０~5５０万円 2000年12月27日制作・著作 http://www.jusnet.co.jp ジャスネットコミュニケーションズ（株）代表取締役矢島雅己 ERPやSCM* などの各種パッケージベンダーのプリセールスコンサルタントか導入コンサルタントへの転職。最近はECパッケージベンダーのニーズが急上昇中。いづれも特定の業務知識に精通していることが望ましい。 http://www.jusnet.co.jp/ [email protected] 急速に技術力を伸ばす。担当する開発の上流工程もサブシステムからメーンシステムへ。ネットワーク技術（ＬＡＮ、ＴCP / IP）やデータベース技術（SQL、Oracle）の基礎知識を習得。要員管理、進捗管理が出来る開発プロジェクトマネージャー（上級SE）経験年数5~10年（30〜40歳）年収500~800万円コンサルティング会社、大手ハードメーカーのコンサルティング部門へ転職転職時年齢30歳前後年収450~750万円業務やコンサルタントへの転職。メーカーや流通、金融、官公庁など特定業種の知識に精通していることに加え、高いポテンシャルが必要。最近はEC部門でのニーズが高い。より具体的にECコンサルティングを行うSIPS*企業も登場システム全体の構築能力を持ち、プロジェクト管理（要員、工数、見積もり・利益）が出来る。高度のヒューマンスキルがあり、社内のリレーションシップも取れる。開発業務に直接係わるかどうかは会社によって異なる社内の技術コンサルタントへ異動「専門職」経験年数3~5年（ 30〜45歳）年収500~1000 万円 Eビジネス企業へ転職転職時年齢30歳前後年収400~550万円プロジェクトリーダーを何度か経験した後、プロジェクトマネージャーにならず、特定技術（データベース、ネットワーク、OSなど）の専門職になる。特定技術だけを深く掘り下げ必要に応じて各プロジェクトを支援する。なお、技術コンサルタントとしてハードメーカーへ転職する道もある。開発プロジェクト統括マネージャー（部課長クラス）経験年数3~5年（35〜40歳）年収650~900万円事業部長・役員への昇格社内で業務コンサルタントへの職種転換競合ベンダーへのキャリアアップ転職ベンダー代理店としての独立などパッケージベンダーのプリセールス、導入コンサルタントの仕事は営業寄りで、しかも経営者に近いポジションの顧客を相手にするためキャリア展開の可能性は多岐に渡る。複数のプロジェクトマネージャーを指導、管理し、各プロジェクトの責任者を務める。システム評価、システム監査の能力を十二分に習得している必要がある。会社によっては、このポジションを事業部長が兼任主席コンサルタント・事業部長への昇格ベンチャー企業への転職経営コンサルタントとしての独立社内でのキャリアアップも当然考えられるが、社外で活躍できる選択肢の方が広い。ネットビジネスをはじめとするベンチャー企業へ役員として転職する人が多い。自社でECやコミュニティーなどのサイトを経営する業態など、様々なネット企業への転職。職種は技術スタッフ技術部門の統括責任者転職時年齢30歳後半以上年収８00万円以上主席技術コンサルタント 30代後半以上年収700〜1500万円技術コンサルタントの中でもさらに高度な技術とコンサルティング能力を持ち、数多くの実績を挙げる必要がある。事業部長経験年数5~10年（35〜45歳）年収700~1500 万円 2次請け開発会社に入社開発部門へ配属プログラマー経験年数2~3年（ 20〜25歳）年収300~400万円ハードとソフトの基礎を知る。プログラミング、デバッグ、単体テストの他、詳細設計も少々は経験。ＣやＶＢ、ＵＮＩＸ、ＷindowsNTなどの言語・ＯＳのうち、自身の持てるものが一つあるハードとソフトの基礎知識を習得。ＣやＶＢ、ＵＮＩＸ、ＷｉｎｄｏｗｓＮＴなどいくつかの言語、ＯＳをある程度使える。要点定義、基本設計にアシスタントの立場でかかわることが出来、少々の顧客対応ならこなせる（オープン系ビジネスアプリケーション開発SEの場合）パッケージベンダーへ転職転職時年齢30歳前後年収500~700万円社内でのキャリアステップ 1次請け開発会社に入社開発部門へ配属開発プロジェクトのメンバー（初級ＳＥ）入社年数1~3年(20〜25歳）年収３５０~４５０万円ネット系企業の殆どは新興・小規模であるため、若くして統括責任者や役員になれるメリットがある。その代わり、絶えずシステムのバージョンアップや機能付加を短期間で実現して行く能力が求められる社内SEとしてユーザー企業へ転職転職時年齢27〜35歳年収450〜600万円規制緩和で新会社が続々登場する金融業界などを筆頭に、社内SEのニーズが高まっている。効率化を追求した従来型の社内S Eとは違った「金を生み出す社内SE が新たなキャリアパスになってきた。社内情報システム部門の管理職社内SE の場合は、どちらかと言えば、技術よりもそのユーザー企業の業務知識が必要。企業の戦略、方針を達成するために、システム戦略を計画し、成功へ導いていく顧客の業種や業務によって分けられた社内組織の部門長を務める。年間ベースの予定管理、要因計画が出来る Eビジネス系の企業でも独立可能受託開発、パッケージ開発・販売のソフトハウスを起業することも可能各事業部門を統括する実質的な最終責任者特定のソフト技術を核に、システム構築をコンサルティングする。多くの場合が、少数精鋭のシステムコンサルタント会社ＳＥは歳前後が大きな分岐点です︒これまで蓄積した技術やスキル︑知識をベースとしてどんな仕事をするのか決定する上でもキャリアの分かれ目は重要です︒ 特にこの時期︑ＩＴ産業の構造が見え始め︑ 自分の適正やハッキリしてきます︒ 開発現場で仕事を進めた場合︑利益を生み出す事業部門の管理職コースを歩むことになります︒ もしくはと技術コンサルタントでネットワークやデータベースなど特化して技術を掘り下げる専門職コースとなります︒ この２つのコースは︑ 他の比較的類似した業態の開発会社に転職した場合も変わりません︒ 開発現場以外の会社に転職する場合は大手ハードメーカーのコンサルティング部門やベンチャー系企業の営業開発支援統括としてＩＴ業界でも別業態として見なします︒ 今まで培って来たスキル以外に新しいモノにチャレンジする為の創造力とヒューマンスキルも要されます︒ 幅広いキャパもこの時吸収することが出来ます︒ ＊用語紹介 SIPS strategic internet professional service ERP enterprise resource planning 従来のSI（システム・インテグレータ）に変わるシス財務会計や販売管理、生産管理、購買管理などテムとして企業活動や戦略の中で「WEB サイト」を企業の基幹業務の情報を一元的に統合管理する重要な位置付けとし、企業システム全体を捉えるシステム。統合パッケージと呼ぶこともある。技術、コンサルティング、デザインの統合に加え、 SCM supply chain management 迅速なシステム構築を特徴とする。小売から卸や物流、部品メーカーまでネットワークで統合し、販売や生産、在庫などの情報を企業間で共有することで納期短縮や在庫削減につなげ、経営効率を一気に向上させる手法技術コンサルタントとして独立可能担当役員 40歳以上年収1000万以上ＳＥは技術力︑業務知識︑ヒューマンスキルをバランスよく習得し枝分かれした先の仕事のスキルの比重を意識した上で全てを追うのではなく自らの希望に沿って戦略的に能力を磨くことが必要です︒ 受託開発でも自社パッケージの開発・販売でも基本的に独立はいつでも可能。しかし、技術力や人脈、経営の知識、融資の信用力などの点から、少なくてもプロジェクトマネージャーを経験してからの方が、成功する確率は高い 30