レイブル応援プロジェクト大阪一丸 報告書 2012.3.31 NPO 法人トイボックス 、NPO 法人スマイルスタイル 目次 あとがき 広告換算価値 協力100社 大阪一丸メンバー ⑳ OSAKAコミュニケーションスマイル ⑲ ミニイベント ⑱ 2月 ⑮ 10 21 特別緊急生放送 日レイブル号外新聞配布イベント 2月 日トーク&LIVEイベント ハンドブック ⑰ ⑯ ⑭ レイブルズ ⑬ ハローライフ ⑫ ネット炎上 ⑪ ①はじめに ②背景 ③企画全体概要 ④大阪一丸コンセプト ⑤レイブルについて ⑥大阪ニート100人会議 ⑦第2回就労モデル検討会議 ⑧広報︵ポスター、CM、HP︶ ⑨第3回就労モデル検討会議 ⑩ 3 月 2 月 1 月 12 月 11 月 10 月 2012 年 2011 年 01 1_ はじめに この笑えないまちに、本当の笑いを。 大阪のみなさん。すでにお気づきだと思いますが 「 笑 い の ま ち 」だ と 思 っ て い た 大 阪 は 今 、「 笑 え な い ま ち 」に な っ て い ま す 。 た と え ば 生 活 保 護 受 給 者 数 、全 国 最 多 。 3 0 0 0 人 を 超 え る ホ ー ムレ ス 人 口 。 ニ ー ト・ひ き こ も り の 数 55000 人 。 笑 い の ま ち・大 阪 の 裏 側 に あ る の は 日 本 一 を 争 う 、笑 え な い 現 実 。 元 気 な こ と が 当 た り 前 だ と 思 っ て い た 若 者 か ら 、「 な ん だ か ち ょ っ と 未 来 が 見 え な い 。」 そ ん な つ ぶ や き を 聞 く こ と も 、今 で は 多 く な っ て き ま し た 。 い つ の 時 代 も 、変 え て い く の は 若 者 な の に 。 ひ と り の ヒ ー ロ ー の 1 0 0 0 歩 じ ゃ な く 一 丸 と な っ た 何 千 人・ 何 万 人 の た っ た 1 歩 が 本当の笑いを取り戻すんだと、そんな物語を信じたくなるのは人情厚き大阪人気質のせいでしょうか。 ま ず は 、ニ ー ト ・ ひ き こ も り 問 題 か ら 。 今 、一 丸 と な る と き 。 本 当 の 笑 い を 、取 り 戻 そ う 。 02 2_ 背景 大阪 では 約 55,000人 の若者が ニート・ひきこもり。 今回、大阪一丸では誰にとっても身近な「就労=働くこと」と切っても切り離せない、ニート・ひきこもり問題について考えていきます。 ニートやひきこもりと聞くと「ただの怠け者」などのイメージを持つかもしれません。でも、 彼らは本当に「ただの怠け者」なのでしょうか? 大阪府のニート状態にある若者の男女比=約 5:3 左 記 のよう に ニ ート状 態 にある若 者は 、大阪 府で 約 55,300 人 (男 35,900 人、女 19,400 人) 男性 女性 全国では約 632,700人(男 394,600 人、女 238, 200 人)。 = 1000人 15∼34 歳の人口に占める割合を見ると、大阪は2.5%となり全国の割合 2.1%より多くなっている。 ※「都道府県別若年無業者数及び割合(就業構造基本調査)」より 03 3_ 企画概要 広報企画事業 レイブルの実態を正しく府民に伝えるために公式ホームページ公開、CM 放映、ポスター掲載、 タブロイド紙発行などの広報企画を行います。 また著名人、企業、府民の協力を得て、レイブル応援団を形成します。 多数の府民が参加でき、レイブル自身の経験や実態を直接発信できるイベントを実施。 レイブルへの理解促進を図り、彼らを応援する気運を高めます。 自立支援事業 自立・就労に向けた支援や就労モデルを、有識者を交えて検討します。 また民生委員・児童委員等の、地域で支援活動を行っている 支援者向けの支援マニュアルを作成・講習をし、地域からのサポートを促進させます。 職場体験や雇用等において協力を得られる企業を開拓し、 自立支援プログラムを開発、レイブルの職業的自立を図ります。 04 4_ 大阪一丸とは 大阪府の「生きにくさ・働きにくさを持った若者応援プロジェクト事業」で、 大阪府内のニート・ひきこもり問題に府民、企業、行政で一丸となって取り組み、 若者の自立支援と雇用機会の創出に寄与します。 そんな想いを、プロジェクト名とロゴマークに込めました。 円の中に「一」を入れ、団結を象徴。 少し微笑んでいるようにも見えるマークは「笑える社会になってほしい」との願いを表しました。 また、エネルギッシュな赤色をイメージカラーに用いて、結束や団結、情熱、活気を表現。 05 5_ レイブルとは レイトブルーマー 「 l a t e bl o o mer」の略で 遅咲き の意味。 ニ ー トの 中で、働く意志を持って行動を起こ し て い る 若 者 。 大阪府内に 55,000 人存在するニートのほとんどの若者が働く意志を持ち、 労 働 力 調 査・就 業 構 造 基 本 調 査 を 踏 ま え た レ イ ブ ル の 捉 え 方( 15 ∼ 3 4 歳 ) 労働力人口 就業者 就職活動に向けて行動を起こしているにも関わらず、 何らかの職に就いている人 失 業 者・求 職 者 就職を希望し就職活動をして い る が、職 に 就 け て い な い 人 。 (仕事があればすぐに就くこ と が で き る ) ( 仕事があってもすぐには仕事をすることができない) 非労働力人口 EX) ・資格取得などの勉強中 ・サポートステーション等の支援機関へ通所中 ・仕事の情報収集中 ・ 自分磨き中(バックパッカー 、農家に住み込み体験など) 就職希望者 (非求職者)働きたい意志はあるものの、就職に向けて何も行動を起こしていない人。 非就職希望者1 働 き たくな い 人 / 就 職 意 志 の な い 老 人 / 家 事 や 通 学 を してい な い 主 婦・学 生 非就職希望者2 家 事 や 通 学 を し て い る 主 婦・学 生 彼らの正しい実態を府民に理解してもらうため、 ニートの中で働く意志をもち、 定 義 上 の ニート 働きたいとの意志を持ち、就職活動に向けた行動を起こしている人。 ﹁ 大 阪 一丸 ﹂が 応 援 す る 就 職 希 望 者( 非 求 職 者 ) レイブル層 起業準備中の人。 「怠け者」と先入観を持たれる等の理由により就職に不利な状況にあります。 行動を起こしている若者をレイブル(late bloomer/ 遅咲き)と提唱しました。 レイブルは「積極的なコミュニケーションが苦手」 「一旦就職したが職場になじめなかった」 「就職活動前に資格取得をしている」など様々な理由で、 現在就職活動まで至っていませんが、 ちょっとした理解とサポートで十分に社会や企業に貢献できる若者です。 06 6_ 大阪ニート 100 人会議 2011 年 11 月 23 日(勤労感謝の日)、ニート状態の若者 100 名による「大阪ニート 100 人会議」を開催。 ファシリテーションプログラムにより、意見交換・情報共有を行い「働く」ということにおける、 自身や社会の問題点とその解決策、これからの理想像を話し合い取りまとめました。 若者たちの意見は、その後実施した支援団体や企業との「支援策検討会議」に活かされました。 07 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■100 人を集めたプロセス □集客の 100 人会議概要書 □参加したレイ ブ ル の 所 属 大阪府若者サポ ー ト ス テ ー シ ョ ン 南大阪若者サポ ー ト ス テ ー シ ョ ン 大阪市若者サポ ー ト ス テ ー シ ョ ン 東大阪若者サポ ー ト ス テ ー シ ョ ン 枚方市若者サポ ー ト ス テ ー シ ョ ン NPO 法人青少年 自 立 支 援 施 設 淡 路 プ ラ ッ ツ NPO 法人ソル・ ラ イ フ ネ ッ ト ネクストステー ジ 大 阪 L L P NPO 法人発達障 害 を も つ 大 人 の 会 NPO 法人暮らし づ く り ネ ッ ト ワ ー ク 北 芝 株式会社インテ リ ジ ェ ン ス □SNS twitte r 、faceb o o k □参加 NG 上記の団体の他 、 フ リ ー ス ク ー ル な ど に 声 掛 け を し た 。 イベントの内容 へ の 理 解 は い た だ け た が 、 支 援 の 対 象 者 が 学 生 で あ る こ と や 長時間の会議に 耐 え ら れ な い と い う こ と な ど で 会議に参加でき な い 理 由 が 多 く 見 受 け ら れ た 。 08 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■スケジュール 8:30 集合・会場設営 9:00 関係者会場入り 9:15 リハーサル 9:30 受付開始・最終打ち合わせ 9:40 開場 日時:2 0 1 1 年 1 1 月 23 日 ( 水 ・ 勤 労 感 謝 の 日 ) 10 : 0 0 ∼ 1 8 : 0 0 10:10 オープニングムービー上映 内容:ニート状態の 若 者 が 社 会 的 自 立 を 果 た す た め の、 新 た な 就 労 モ デ ル 検 討 会 議 10:15 開演のあいさつ / 開会のあいさつ 午前:プロジェクト 企 画 発 表 を 兼 ね た オ ー プ ニ ン グ ムー ビ ー 上 映 ・ 開 会 式 10:20 レイブルクロストーク ニートの若者代 表 ( 3 名 ) × プ ロ ジ ェ ク ト 代 表・ 塩 山 の 体 験 発 表 ク ロ ス ト ー ク 10:40 会議開始 午後:話題提供 ・各グループ自己紹介・レイブルクロストークを受けて意見交換 【ひきこもり青少年ゼ ロ ・ プ ロ ジ ェ ク ト ∼ ひ き こ も り 青 少 年 を 地 域 で 支 援 す る た め に ∼ 】 11:20 休憩 / 昼食 (大阪府大阪府政策企 画 部 青 少 年 ・ 地 域 安 全 室 青 少 年 課 健 全 育 成 グ ル ー プ 13:00 会議開始 課長補佐 河野 哲造 ) ・話題提供 【ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト∼ひきこもり青少年を地域で支援するために∼】(15 分) 話題提供【大阪府に お け る 若 者 就 労 支 援 施 策 に つ い て】 【大阪府における若者就労支援施策について】(15 分) (大阪府大阪府商工労 働 部 雇 用 推 進 室 雇 用 対 策 課 雇用就労支援グルー プ 総 括 主 査 山 本 恭 一 ) 就労モデル検討のた め の フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン プ ロ グ ラム (ニートの若者が各グ ル ー プ に 別 れ 、 ワ ー ク シ ョ ッ プ や 対 話 を 通 じ て 実 施 ) 主催:大阪府 / 運営 : N PO 法 人 ト イ ボ ッ ク ス ・ N PO 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル ・「私たちは何に困っているのか」「今どういう仕組みが必要なのか」(55 分) 16:10 ・話題共有(25 分) 16:20 休憩(10 分) 17:20 新しい就労モデルについて提案・話し合い(60 分) 18:05 まとめ・レポート作成(45 分) 18:10 会議終了 18:20 閉会の挨拶 / 閉演の挨拶 18:40 集合写真 20:30 参加者退場 / 後片付け 完全撤収 09 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■メディア □メディア掲載 ■11 月 19 日掲載 【朝日新聞】 「大阪ニート 100 人会議」 ■11 月 21 日掲載 【梅田経済新聞】 「梅田で「大阪ニート 100 人会議」開催へ−ワークショップで就労支援探る」 【yahoo ニュース】 「梅田で「大阪ニート 100 人会議」開催へ−ワークショップで就労支援探る」 ■11 月 23 日放送 【日本テレビ「NEWS24」】全国放送版 NEWS24 番組内 52 秒「「ニート」の若者の現状や課題話し合う」 【読売テレビ】関西ローカル版 NEWS&WEATHER 番組内 52 秒「「ニート」の若者の現状や課題話し合う」 【毎日放送】 VOICE 番組内 88 秒「どうすれば前に進む? ニート の人たち意見交換」 【テレビ大阪】 NewsBIZ 番組内 183 秒「W 選投票まであと 4 日仕事ない若者たちは・・・」 ■11 月 24 日掲載 【mixi ニュース】 「現状や課題話し合う「ニート 100 人会議」」ニュース引用日記件数:1314 件(11 月 26 日現在) 【朝日新聞】 「就労支援策へ若者 100 人経験語る」 【asahi.com】 「勤労感謝の日に 100 人集う 「脱ニート」文殊の知恵」 【読売新聞】/【YOMIURIONLINE】 「大阪府「ニート会議」初開催 新呼称「レイブル」も提唱」 【大阪日日新聞】/【大阪日日新聞 WEB 版】 「就労への課題探る 大阪ニート 100 人会議」 10 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■制作物 チラシ表 チラシ裏 チケット ■参考資料 No 用途 補足 1 チラシ 項目 数量 500 枚 配布用 A4 両面カラー 2 チケット 200 枚 配布用 両面カラー 3 デジタルサイネージ - 受付用 4 オープニングムービー - オープニングムービー 5 分間 11 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■オープニング 全国には、およそ 632,700 人のニート状態の若者がいます。 大阪府の中には、およそ 55,300 人。 100 人の若者のうち、2.5 人がニート状態である計算になります。 ニートとは、Not in Education, Employment or Training の頭文字をとって NEET。 国 の 定 義 で は 、 若 年 無 業 者 と い い 、「 非 労 働 力 人 口 の う ち 、 1 5 ∼ 3 4 歳 の 、 家 事 も 通 学 も し て い な い 者 」 と さ れ て い ま す 。 一 般 的 に ニ ー ト は 、「 怠 け 者 」「 努 力 が 足 り な い 」「 楽 を し て い る 」 な ど の 厳 し い 評 価 を 受 け る 機 会 が 多 い の が 現 状 で す 。 し か し 、 ニ ー ト の 中 に は 、「 働 き た い と い う 意 思 を 持 ち 、 就職に向けたアクションを起こしているものの、 何らかの事情で就職に至っていない」若者が多く見受けられます。 彼らは、適切な支援や制度によって、充分に職業的自立と企業貢献を実現できる若者なのです。 そんな彼らを、私たちは今日からこう呼んでいきたいと思います。 「 レ イ ブ ル 」「 l a t e b l o o m e r 」 遅 咲 き ・ 大 器 晩 成 型 の 人 と い う 意 味 で す 。 米国では社会全体が、そのような「遅咲き」を歓迎しており、 学業を卒業した後、すぐに就職しないで、しばらく好きなことをやるのがごく普通です。 地元でアルバイトをしたり、世界旅行に出かけたり、田舎に住んだり。 経験と視野を広げることで自分の地平を広げるのです。 自分探し・自分磨きとして様々な経験を詰んだり、 様々な苦労をした人の方が、企業にとっても本来は魅力的なはずです。 日本も、もっと「遅咲き」に寛容な社会になるべきではないでしょうか? 私たちは、これまで厳しい評価を受ける機会が多かったレイブルの実態や生の声を府民、 そして企業に届け、新しい就労支援モデルを開発します。 レイブルが社会にあたたかく応援され、イキイキと生きる、働くことができれば、 若者の生涯をより輝かせることはもちろん、労働人口の減少、産業競争力の低下、 所得格差の増大、生活保護費の増大など、様々な問題に歯止めをかける力となり、 社会不安が軽減されていくと私たちは信じています。 12 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■プログラム 名 前 : M. T さ ん 年齢:31 歳 □レイブルクロストーク ニ ー ト 歴 / 引 き こ もり歴:短大中退から現在 レイブル代表 3 名よ り 、 自 分 自 身 の 体 験 や イ ベ ン ト に参 加 し た 意 気 込 み を 語 っ て い た 若 者 自 体 も 発 言 力 は弱いが、二ートはさらに弱い。 だきました。 こ の よ う な 場 な ら 、普段はガンガン発言できない人も話しやすいのでは。 ・会社に務め、昼食 の 時 間 が 苦 痛 で 仕 方 が な か っ た で す 。 思 っ て い る こ と を 出して伝えていきたい。 ・正直自殺も考えま し た 。 ・人のせいにばかり し て 、 生 き て い ま し た 。 ■ ニ ー ト に な っ た きっかけ などの 3 人の体験談 に 、 参 加 者 が 頷 く 場 面 も あ り 、 学 業 に 対 し て 意 欲 を失ってしまい、かといって他に 会場に一体感が生ま れ ま し た 。 目 指 し た い 方 向 が あるわけでもなく…といった感じです。 ■ そ の 期 間 ど ん な 事をしていたか 通 所 型 支 援 施 設 に 通っていました。 ■ 自 立 に 向 け て 動 こうと思ったきっかけ そ の 支 援 施 設 関 連 の仕事体験で、農場に行かせて頂いたのですが、 そ ち ら の 運 営 の 方 がおっしゃった「働かざる者食うべからず」という言葉が、 そ の 当 時 は か な り キツかったのですが何か頭にこびり付いたみたいになって、 少 し ず つ で す が 自 分なりに消化されていった感じです。 ■ 今 自 分 が 抱 え て いる悩みや思い、夢など 現 在 、 税 金 や 年 金 を両親に払ってもらっているので、 そ う い う も の を 自 分で支払えるようになりたいと思っています。 13 6_ 大阪ニート 100 人会議 名 前:S. N さん 名前:S.Y さん 年 齢 33歳 年齢:24 歳 ニ ート歴 / 引きこも り 歴 : 27 歳 ∼ 3 年 間 ニート歴 / 引きこもり歴:23 歳∼現在 高 卒後就職した会社で 、 社 会 人 と し て の マ ナ ー が 会 社 を 辞 め 、 二 ― ト 状 態 に な っ て 6 年 。 退 社のきっかけは孤独感。 つ いていないと上司に 怒 ら れ 、 反 発 し て 退 社 。 昼 の 休 憩 時 ほ か の 人 は グ ル ー プ で 過 ご し て いるのに、自分はいつも一人。 今 なら怒るのもエネル ギ ー が 必 要 だ と わ か る 。 次 第 に そ の 場 に い る こ と す ら 苦 痛 に な っ て きた。 怒 ってくれる人の話を 受 け 入 れ 、 活 か し て い き た い 。 ■ニートになったきっかけ ■ ニートになったきっ か け 人 づ き あ い が 下 手 で 自 分 が 上 手 く 出 来 な い ので付き合いなんて必要無いと考えていました。 仕 事不安や 人間関係 不 安 で 引 き こ も り 期 間 が 、 長 かっ た で す 。 し か し 高 校 ま で は そ れ で 良 か っ た の で す が 、社会に出ると人づきあいやコミュニケーションが 必 須 で し た 。 人 づ き あ い を 必 要 無 い と 考 え ていた私にはそれを求められるのは非常に ■ その期間どんな事を し て い た か 辛 か っ た で す 。 そ し て 自 分 が 悪 い の に 人 の せいにして最終的には「めんどくさい」と考え退職しました。 就 労面談や、就職活動 を し て い ま し た 。 そ れ か ら ア ル バ イ ト な ど を し て 生 活 し て い ましたがやはり長続きせず段々働かない期間が長くなり現在に至ります。 ■ 自立に向けて動こう と 思 っ た き っ か け ■その期間、どんなことをしていたか 働 いて いない期間が 、 も の す ご く 長 か っ た か ら で す 。 無 気 力 で 何 も 考 え ず に ず っ と テ レ ビ ゲ ー ム に向かっていました。 ■ 今自分が抱えている 悩 み や 思 い 、 夢 な ど ■自立に向けて働こうと思ったきっかけ 仕 事がちゃんと正確に 出 来 る か 出 来 な い の か が 不 安 です 。 将来の事を考えると不安になるので ■いま自分が抱えている悩みや想い、夢など 昔 、 就 職 し て い た 所 で 上 手 く や っ て い れ ば 今頃はなどと考えることがよくあります。 こ の 事 業 が 終 了 す る ま で に 内 定 を 頂 戴 し 、 社会参加できれば良いと思います。 14 6_ 大阪ニート 100 人会議 □各グループ自己紹介 4 ∼ 5 人 が 1 グ ル ー プ に なり、話し合いを進めます。 み ん な が 話 し や す い 雰 囲気を作るため、参加者一人ずつ自己紹介を兼ね、 今 の 気 持 ち を 一 言 添 え 1 分程度話してもらいました。 そ の 後 、 会 議 の 流 れ や 、ルールの説明をしていただきました。 □レイブルクロストークを受けて意見交換 レ イ ブ ル ク ロ ス ト ー ク を受け、個人が記入。 【赤】課題に思うこと 【青】本日期待すること 【黄】印象に思ったこと 後 に 、 他 の メ ン バ ー が どんなことを思っているか 聞 く 時 間 も 、 設 け ま し た。(グループシェア) 参 加 者 の 様 子 を み て 、 10 分早めに切り上げる判断をし、 休 憩 を 長 め に 設 定 し ま した。 辞退者 1 名発生。 15 6_ 大阪ニート 100 人会議 □話題提供 大 阪府政策企画部青少 年 ・ 地 域 安 全 室 青 少 年 課 健 全 育成 グ ル ー プ 課 長補佐 河野哲造よ り 【 ひきこもり青少年ゼ ロ ・ プ ロ ジ ェ ク ト ∼ ひ き こ も り青 少 年 を 地 域 で 支 援 す る た め に ∼ 】 大 阪府商工労働部雇用 推 進 室 雇 用 対 策 課 雇 用 就 労 支 援グ ル ー プ 総 括主査 山本恭一よ り 【 大阪府における若者 就 労 支 援 施 策 に つ い て 】 □「私たちは何に困っているのか」 「今どういう仕組みが必要なのか」 参 加者がルールに沿っ て 自 由 に 会 話 を 行 い 、 創 造的なアイディアや 知 識 を 生 み 出 し 、 互 いの理解を深めるこ と が で き る 、 可 能性を秘めた話し合 い の 手 法 を 用 い て 、 会 議 開 始 。 合 計 3 ラウンドで話 し 合 わ れ 、 1 ラ ウ ン ド ( 20 分 ) ご と に 、 席 のシャッフルを行い 、 問 い に 対 し て 思 っ た こ と 、 感 じたことをすべて模 造 紙 に 記 入 し 精 査 を 行 い ま す 。 16 6_ 大阪ニート 100 人会議 □「私たちは何に困っているのでしょう」 □【今どういう仕組みが必要なのか?】 ・「正社員じゃないと ダ メ 」 と い う 考 え ・ 社 会 進 出 で き る 、 合コン、同性、異性交流会の場を設けてほしい ・ 他人の目が怖い ・ ニ ー ト と 企 業 が 交 流できる仕組み ・ 自分のやりたいこと が 分 か ら な い ( う ま く 伝 え ら れな い ) ・ 能 力 が あ る の が 当 たり前と思われている社会を変える仕組み ・ トークが下手 ・ ニ ー ト が O K の 企 業の斡旋 ・ 頭が悪い ・ フ リ ー ラ ン ス 支 援 とコミュニティの場 ・ 考えが浅はか ・ 学 生 以 外 に も 、 イ ンターンシップみたいな仕組みを作ってほしい ・ 集中力がない ・ 在 宅 ワ ー ク の モ デ ルケースがあったらいい ・ 技術がない ( 賃 金 な ど の 労 働 条 件や、実際に仕事をしている人の意見が聞きたい) ・「どんな仕事をした い の か 」「 ど ん な こ と を し た い の か 」「 人 生 の 目 標 は な ん で す か ? 」 ・ 就 職 し た い と 思 っ ている企業に一日だけでもいいから体験できるシステムを作ってほしい と 聞かれても分からな い ・ 就 職 し て か ら も 、 サポートしてくれる制度を。(短期的・長期的) ・「離職期間を聞いて 」 ど う す る の ? ・ 学 生 生 活 か ら 社 会 人の生活のギャップがあるので、早いうちから体験させて欲しい ・ 履歴書のブランクの 説 明 ・ 学生生活と社会人の 生 活 の ギ ャ ッ プ が あ り す ぎ る ・ 将来が見えない ・ 企業は利益がないと 動 か な い 事 ・ ゆっくり就活したい の に ・ ・ ・ ・ お金と生活のバラン ス ・ 変人として生きてい く 場 所 が な い 17 6_ 大阪ニート 100 人会議 □話題共有 3 ラウンド終了後、 各 テ ー ブ ル に あ る 模 造 紙 を 参 加 者 が 閲 覧 し て 回 り 、 印 象に残った話題にシ ー ル を 張 る よ う 指 示 し 、 も っ とも 多 い 話 題 を ピ ッ ク ア ッ プ し 、 グ ラ フ ィ ッ ク に ま と め ま し た 。 □レイブルが印象に残ったワード ・ 初対面が苦手 ・ 親から就職しろと言 わ れ て 対 立 ・ レイブルを理解して ほ し い ・ 家のレイブルが、外 に 出 る 仕 組 み ・ ニートのイメージの 悪 さ ・金 ・ 自分のやりたいこと が 見 つ か ら な い ・ 何故、コミュニケー シ ョ ン が 大 切 な の か ? ・ 支援団体が閉鎖的 ・ ニートと企業が交流 で き る 仕 組 み ・ 個々に対応した仕組 み ・ 何度でもチャレンジ 可 能 な 社 会 18 6_ 大阪ニート 100 人会議 □新しい就労モデルについて提案・話し合い 新 しい「就労モデル」 に つ い て 参 加 者 が 考 え 、 ア イ ディ ア を 当 初 先 着 で 2 0 名 ま で 受 け 付 け た 。 23 名から提案があり 、 最 終 的 に 17 の テ ー マ に 取 り ま と め 、 一 人 一 人 興 味 の あ る 議 題 の テ ー ブ ル で 合 計 3 ラ ウ ン ド 、 意 見交換をし、模造紙 に レ ポ ー ト を 作 成 し た 。( 1 テー ブ ル 最 大 5 名 ま で ) ① レイブル理解 ⑤ 仕 組 み ( 枠 ) を 作 ら ない 社 会がレイブルを理解 し 、 レ イ ブ ル に 光 が 当 た る 居 場所 を つ く る 。 履 歴 書 を な く す 。 採 用 までの決められた仕組み(採用基準、常識など)をなくすことで マ ンガ化、小説化する こ と で ス ポ ッ ト を あ て る 。 採 用 の 自 由 度 、 可 能 性 をあげる。真面目に働くが志望動機でもいいと思う。 大 学生(特に福祉科) と レ イ ブ ル が コ ラ ボ し て ボ ラ ンテ ィ ア す る 。 ⑥ レ イ ブ ル ス マ イ ル プ ロジェクト ② 教育の一環として職 業 体 験 を し よ う 計 画 お 金 儲 け だ け の た め に 働きたくない。居場所がほしい。 働 くことがわからない 、 疑 問 が 残 る ま ま 学 校 を 卒 業 して ニ ー ト に な る 人 が 増 え て い る 。 レ イ ブ ル の 興 味 の あ る こと(ゲーム、ネットなど)で集まれるコミュニティをつくり 小 中高で職業訓練カリ キ ュ ラ ム を 導 入 。 教 育 の 中 で 仕事 の O JT を 行 い 、 親 、 職 場 の 人 以 外 に つ ながりをつくることで、自分に自信をつけられるようにする。 働 くということを体感 さ せ 、 報 酬 を も ら う 。 そ う な れ ば 仕 事 も で き 、プライベートも充実する。人生前向きになる。 受 け入れ企業には助成 金 を 出 す こ と で 、 環 境 を つ く る。 ⑦生き活き働く ③ 対話型就活(面談) の し く み を つ く る 利 益 ば か り を 追 求 し な い情熱を注げる会社、魅力的な会社、笑顔のあふれる会社がほしい。 履 歴書や職務経歴書で 判 断 さ れ る ニ ー ト & レ イ ブ ル の偏 見 を な く し た い か ら 。 そ ん な 会 社 が 増 え れ ば 、やりがいを持ち楽しく働ける。 ど んな人でも考えられ 、 答 え ら れ る テ ー マ に つ い て 求職 者 と 採 用 者 で 「 対 話 」 す る 。 そ う な れ ば 、 働 く と い う暗いイメージを払拭できる。 気 軽にありのままを見 て も ら え 、 お 互 い の ミ ス マ ッ チを な く せ る 。 世 間 の 目 を 気 に し な い でいい。希望がもてる。 研 修&採用コストの削 減 に つ な が る 。 ⑧ 社 会 × 世 代 × 若 者 井戸端洗濯機 ④ 働く時間を短くする ニ ー ト と 各 世 代 の 人 、 企業の人が交流できる場所を各都市、各地域で開催。 1 人が働く時間を減 ら せ ば 、 仕 事 が 分 配 さ れ て ニ ー ト が 少 な く な る 。 ニ ー ト 同 士 で の 交 流 で 抜け出せないニートを助ける。 1 日4時間労働でも 福 祉 や 退 職 金 が も ら え る よ う な 仕 組 み が あ れ ば い い 。 各 世 代 の 人 、 ニ ー ト 、 ニートを持つ親の交流でギャップをなくす。 働 く時間を減らし、プ ラ イ ベ ー ト 、 家 庭 に 使 う 時 間 を増 や し 、 企 業 の 人 と 交 流 し 、 ニ ート達が企業の宣伝、広告を考えることで 社 会問題にも目を向け ら れ る 時 間 が 生 ま れ た ら い い 。 ニ ー ト と い う 人 材 の 価 値を見てもらう。 19 6_ 大阪ニート 100 人会議 ⑨ レイブルタレント ⑬ニートの存在戦略 選 抜されたレイブルタ レ ン ト を 作 り 、 1 つ の 仕 事 、 会 社 に こ だ わ らない働き方。 y o utube 、ニコニコ 動 画 、 仕 事 体 験 レ ポ ー ト な ど を 発 信 し 、 定職という就職をしない。 企 業や世間にレイブル の 存 在 を 認 知 し 、 理 解 し て も らう 。 無 職 の 時 に 助 け て く れ る 有 償ボランティアをつくる。 一 般のレイブル達はタ レ ン ト に 情 報 提 供 し 、 発 信 の ネタ を つ く る 。 月 3 万 円 く ら い の 仕 事 を 複 数もつ(かけもちアルバイト)だけでもいい社会をつくる。 世 間に認知、理解がう ま れ る こ と で 働 く 環 境 を つ く る。 ⑭ 新 し い コ ミ ュ ニ テ ィ 、 レ イブル ⑩ コミュニケーション 能 力 に 負 け な い 、 レ イ ブ ル 同 士 、 同 じ 趣 味 、 同じ特技などを持った人が集まれるコミュニティをつくる。 個 人の職業スキルを登 録 で き る 仕 組 み を つ く ろ う そ の 中 で や り た い 事 、 で き る事を見極め、自分たちで仕事をつくる。 コ ミュニケーション能 力 が 不 足 し て い る が 、 職 業 ス キル は あ る 企 業 と コ ラ ボ し て イ ベ ン ト 、仕事をする(社会を巻き込む) ( もしくは身につけら れ る ) こ と に 着 目 し て ほ し い 。 社 会 に レ イ ブ ル の 存 在 を 認 知させ目を向けてもらい、理解をすすめる。 職 業スキルをジャンル 毎 に 細 分 化 し 、 レ ベ ル を つ け るこ と で 客 観 的 に 見 て も ら う 。 こ の仕組みを公的機関 認 定 で は な く 、 民 間 企 業 に し ても ら う 。 ⑮ ニ ー ト の 交 流 を 深 め る た めの提案 そ してこの仕組みを理 解 し 、 採 用 選 考 に 取 り 入 れ て もら え る 企 業 を 増 や す 。 ニ ー ト の 集 ま る コ ミ ュ ニ テ ィ、支援団体のつながりを強化し、相互協力を深める。 大 規 模 な 交 流 が で き る 環 境 をつくる。活動する団体、サークルを新たに作る。 ⑪ 小∼高校の間に職業 体 験 ( イ ン タ ー ン ) を さ せ る 学 校の勉強だけでなく 、 働 く こ と や お 金 の 大 切 さ を 学ぶ 。 ⑯ 過 去 を 問 わ れ な い 社 会 づ くり や りたい仕事、興味の あ る 仕 事 を ど ん ど ん 体 験 で き るプ ロ グ ラ ム を つ く る 。 失 敗 を 隠 す こ と の な い 、 失 敗を誇れる社会をつくる。 小 学生低学年はキッザ ニ ア を つ か わ せ て も ら う の も よい 。 何 度 で も 失 敗 し て い い 社 会 、安心して休める社会の風土 履 歴 書 で 過 去 を 見 て 判 断 す るのではなく、 ⑫ 新卒採用原理主義を 変 え よ う 今 後 ど ん な こ と を し た い か で判断してもらえる就職環境 新 卒採用がメインの企 業 が 多 い た め 、 卒 業後、スキルアップ の 活 動 期 間 も マ イ ナ ス に な っ てし ま う 。 ⑰ 毎 日 を 大 事 に し て 生 き る (宇宙の精神に基づき) 履 歴書の時系列での記 入 法 を な く す 。 稼 ぐ こ と 、 就 職 す る こ と だ けが仕事でない。 期 間があいているなど で 判 断 さ れ る こ と な く 、 毎 日 の 仕 事 以 外 の 時 間 も 大 事にして生きられる社会をつくる 何 をしていたかがわか れ ば い い 。 人生が仕事である。 20 6_ 大阪ニート 100 人会議 □まとめ・レポート作成 個 人 で ワ ー ク シ ートに記入してもらい、この会議の振り返りを行い グ ル ー プ 内 で 意 見交換の時間を設けました。 □会議終了 感 想 を 話 し 合 い 、終了。 □ 記念撮影 参 加 者 ・ ス タ ッ フと記念撮影。 記 念 撮 影 後 、 イ ベント終了。 21 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■参考資料 22 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■成果物 23 6_ 大阪ニート 100 人会議 24 6_ 大阪ニート 100 人会議 25 6_ 大阪ニート 100 人会議 26 6_ 大阪ニート 100 人会議 27 6_ 大阪ニート 100 人会議 28 6_ 大阪ニート 100 人会議 29 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■メディア掲載 【 梅 田 経 済 新 聞 】 「 梅 田 で 「 大 阪 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」 開 催 へ − ワ ー ク シ ョ ッ プ で 就労支援探る」 【 y ah oo ニ ュ ー ス 】 「 梅 田 で 「 大 阪 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」 開 催 へ ワ ー ク シ ョ ッ プ で 就 労支援探る」 【 mi xi ニ ュ ー ス 】 「 現 状 や 課 題 話 し 合 う 「 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」」 【 朝 日 新 聞 】 「就労支援策へ若者 100 人経験語る」 【読売新聞】 「大阪府「ニート会議」初開催 新呼称「レイブル」も提唱」 【 a s ah i . c om】 「 勤 労 感 謝 の 日 に 1 0 0 人 集 う 「 脱 ニ ー ト 」 文 殊 の 知 恵 」 【 Y O MI U R I O N LI N E 】 「大阪府「ニート会議」初開催新呼称「レイブル」も提唱」 【大阪日日新聞】 「就労への課題探る 大阪ニート100人会議」 30 6_ 大阪ニート 100 人会議 ■アンケート □「大阪ニート 100 人会議」に参加しての感想はいかがですか? ・アイディア、意 見 、 視 点 を 知 れ る 良 い 機 会 で あ っ た 。 ・ 多 く の 人 の 現 状 の 心境を知ることができ、勉強になりました。 ・ラフな感じで参 加 で き て よ か っ た 。 ・ 色 々 な 意 見 が あ っ ておもしろかった。 ・楽しく意見の交 換 が で き た 。 ・ ワ ー ク シ ョ ッ プ 形 式で面白かったです。 ・いろんな方の意 見 が 聞 け た の で 、 す ご く 楽 し か っ た で す 。 ・【 ニ ー ト 】→【 レ イ ブル】という発想が面白かった。 ・有意義な時間で し た 。 ・【 レ イ ブ ル 】 と 一 口にいってもいろんな人たちがいて面白くなるものだと思いました。 ・とても楽しかっ た ! ! ・ 話 し 合 い の 場 は 大 切である。と感じた。 ・面白い人や、楽 し い 体 験 と 出 会 え た 。 ・ 自 分 に 足 り な い も のや、世の中に足りないものが少しだけがわかった。 ・初めて参加して め ち ゃ く ち ゃ 緊 張 し ま し た が 、 ・ い ろ ん な 意 見 が で るなと思いました。 このニート 1 00 人 会 議 に 参 加 し て よ か っ た で す。 ・ い ろ ん な 人 の 就 職 に対する考え方が聞けたのでよかったです。 ・全体に話せるニ ー ト が 多 く 来 た イ メ ー ジ 。 ・ 似 た こ と を 思 っ て いる人がいたので来てよかったです。 ・本当に支援が要 る 、 話 す こ と 、 人 と 会 う こ と が ・ 色 ん な 立 場 の 人 の 意見が聞けたことが収穫です。 苦手なニートが多 け れ ば も う 少 し よ か っ た 。 ・ 自 分 以 外 に も た く さんの方々が同じ状態であることを感じ、 ・様々な人の意見 や 考 え を 知 る こ と が で き 、 有 意 義 な 一 日 で し た 。 仲 間 が い る と 思 えば何も怖くない事を感じた。 ・ニートをこれだ け 集 め ら れ た 事 自 体 に 意 義 が あ る 。 ・ 自 分 と 同 じ よ う な 生きづらさを持っている人と交流できて良かったです。 ・自分がやりたか っ た 活 動 に 近 い イ ベ ン ト だ っ た 。 ・ い ろ ん な 人 の 就 職 に対する考え方が聞けたのでよかったです。 ・普段聞けなかっ た 話 や 、 こ う し て い ろ ん な 人 と 出 会 っ て 、 ・ ニ ー ト へ の 偏 見 や 、ニートが自由発信できると社会が本当に変わると思った。 いろいろな意見 や 話 を 聞 い て よ か っ た 。 ・ 似 た よ う な 境 遇 を 持つ人と話をする機会を持てたことはとても新鮮でした。 ・一人一人の意思 が 高 く て ビ ッ ク リ し ま し た 。 ・ 熱 気 の あ る イ ベ ン トで参加できて光栄でした。 ・ニートに対する 考 え 方 が わ か り ま し た 。 ・ い ろ ん な 意 見 を 聞 いて、自分の中で考えていた事が ・私たちが一番解 決 策 を 知 っ て い る と い う こ と を 体 感 し ま し た 。 す ご く 小 さ く て い ろいろな意見を取り入れることで ・このみんなと社 会 を か え て い き た い と 思 い ま し た 。 自 分 に と っ て も プ ラスになってすごく充実したと思います。 ・たくさん人が来 て い た の で よ か っ た で す 。 31 6_ 大阪ニート 100 人会議 □「大阪ニート 100 人会議」に参加しての感想はいかがですか? ・次回も参加し た い 。 ・ レ イ ブ ル と い う新しい言葉が定着していけば可能性が増して ・自分の就労を 考 え る き っ か け に な っ た 。 良 い 方 向 に 向 かってゆけばと思います。 ・良い意見交流 の 場 と な っ た 。 ・ 同 じ ニ ー ト で も様々な人間がいると思いました。 ・時間がもう少 し 短 い 方 が よ か っ た で す 。 個 人 一 人 ひ と りに適した対応が必要だと思います。 ・働くという意 識 に つ い て 自 分 自 身 へ の 確 認 がで き 、 ・ 面 白 か っ た 。 すごい収穫があった。視野が広がったし、 輝く大人の一 人 と し て 社 会 の 歯 車 に な り た いと 思 い ま し た 。 あ る 意 味 暗 い テーマではあるのに笑顔になってポジティブになれた。 ・今のニートの 現 状 に ア プ ロ ー チ す る と い う 、 ・ 非 常 に 良 か っ たと思います。何とか今でた意見を私のような 核心で話し合 う 事 が 出 来 て い な か っ た よ う に思 う が 、 長 期 無 職 者 が 救われるような働きかけをして欲しいです。 ・実は、みんな い ろ い ろ な 能 力 に 恵 ま れ て い そう な 人 ・ 自 分 の 中 で 、 何となくこうだったらいいなぁと考えていたことが が多いのでは な い か と 強 く 感 じ ま し た 。 今 日 一 日 話 し 合う事ではっきりとした考え意見に変わった。 ・途中からの参 加 で 、 人 の 話 を 聞 く の が 大 変 だっ た 。 ・ 似 て る よ う な 境遇を持つひとと話をする機会を持てたことは、 ・最初、どうな る か と 、 不 安 だ っ た が 、 終 わ って み れ ば 有 意 義 な 時 間 だ っ た と 思 う 。 と て も 新 鮮 で し た。とても楽しかったです。 ・色んな意見を 出 せ る 場 所 が あ っ て よ か っ た 。 ・ 焦 る 部 分 が 多 いのでもっと自由にできるくつろぎやすくしてほしい。 ・様々な意見・ 視 点 ・ 体 験 を 聞 け て 有 意 義 な 時間 を 過 ご せ ま し た 。 ・ ニ ー ト が く る には、場違いな雰囲気。メディアがくることや、 ・ヤル気のある ニ ー ト ば か り で 圧 倒 さ れ ま し た。 撮 影 さ れ る こ とを前もって知らされてなかったので帰ろうかと思った。 ・最初、もう帰 ろ う か と 思 い ま し た が ( メ デ ィア が た く さ ん い て ) ・ レ イ ブ ル 言 い たいだけの気がした。広告代理店が考えたっぽい(笑) 途中から面白 く な っ て き ま し た 。 あ り が と うご ざ い ま し た 。 ・ 束 縛 の 時 間 が 長すぎて休憩が少ない。ニートに耐えれるはずがない。 ・とても楽しか っ た 。 毎 日 や り た い 。( 昼 食 付 で ) そ の 割 に 議 論 は プチプチ時間区切られる。議論自体は、有意義だった。 ・自分と同じよ う な 境 遇 の 人 の 様 々 な 思 い を 聞く こ と が で き て よ か っ た で す 。 32 7_ 第 2 回検討会議 レイブル 100 人会議で上がった「就労モデル案」の意見を踏まえ、 第 2 回では、大阪府内の支援団体にご協力いただきました。 就労支援の現場で感じ考えられるレイブルの就労可能な環境、労働内容などの意見を踏まえ、 対話による就労モデル案づくりを行いました。 33 7_ 第 2 回検討会議 ■プログラム レイブル就労モデル検討会議∼大阪の支援団体が一丸となって行う就労モデルづくり∼ 平成23年12月15 日 ( 木 ) 1 3 時 0 0 分 か ら 18 時 0 0 分 ま で 大阪府咲洲庁舎20階 会 議 室 プログラム 時間 【参加団体一覧】 ■N P O 法人青少年自立支援施設・淡路プラッツ 13:00∼ 【挨 拶 、 フ ァ シ リ テ ー タ ー の 紹 介 】 ■A´ ワーク創造館 ・本 日 の メ イ ン フ ァ シ リ テ ー タ ー 紹 介 ( N P O 法 人 h ome s v i 代 表 嘉 村 賢 州 氏 ) ■N P O 法人大阪虹の会■N P O 法人おおさか若者就職支援機構 【労 働 局 か ら の 事 業 説 明 、 質 疑 応 答 】 ■財団法人大阪労働協会 大阪 労 働 局 職 業 安 定 部 職 業 安 定 課 若 年 者 雇 用 対 策 係 若 年 者 雇 用 対 策 班 長 光 石 猛 氏 様 よ り 【課 題 発 表 】 1 団体 2 ∼ 3 分 【大 阪 レ イ ブ ル ( ニ ー ト ) 100 人 会 議 報 告 】 NP O 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル 加 藤 よ り 課題 の 洗 い 出 し や 意 見 交 換 、 レ イ ブ ル 層 の 就 労 モ デ ル 、 就労 領 域 に つ い て 、 フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン プ ロ グ ラ ム や ワー ク シ ョ ッ プ に つ い て 。 途 中 休 憩 も あ り 。 ■N P O 法人関西青少年自立支援センター N OL A ■社会福祉法人つむぎ福祉会 ■ネクストステージ大阪 L L P ■NPO法人フェルマータ ■N P O 法人ホース・フレンズ事務局 ■N P O 法人み・らいず■任意団体キャリアブリッジ 【オブザーバー】 ■大阪大学 / 井出草平様 ■関西学院大学 教育学部 准教授 臨床心理士 / 山本健治様 18:00 【会 議 終 了 】 ・閉 会 の あ い さ つ ・集 合 写 真 撮 影 ■りそな総合研究所株式会社 新規事業戦略部 プロジェクト・フェロー / 藤原明様 ■株式会社毎日放送 宣伝部長 / 大谷邦郎様 ■株式会社電通関西支社 第 5 営業局 営業部 チーフ・アカウント・エグゼクティブ / 南部達彦様 ■株式会社チュラキューブ 代表取締役 / 中川悠様 34 7_ 第 2 回検討会議 ■支援団体による事前課題シート 35 7_ 第 2 回検討会議 ■成果物 36 7_ 第 2 回検討会議 37 7_ 第 2 回検討会議 ■6 つの提案 ①補助金を活用した新特例子会社の設立 ②高校生のアルバイトをすすめる レイブルを直接雇用するのではなく、トライアル雇用、奨励金、 手軽な職業体験で、身のある職業理解につながる。 補助金を財源に新特例子会社をつくる。 思春期に自分の生き方をちゃんと考える機会になる。企業にとっても若者理解が深まる。 企業の業務の一部をアウトソーシングする子会社で、低い金額での発注ができる。 企業による若者の教育ができる、その結果将来の人材確保につながる可能性もある。 子会社で雇うレイブルは低賃金でも 2 年間雇用することを前提にする。そうすることで 方法としては、高校と企業で連携をとり、 働くリズム・経験ができる。自信がつく。コミュニケーション能力が上がる。などの 夏休みの長期期間を利用する(宿題としても OK、職員の休暇にもつながる)。 効果が期待できる。また子会社内で労働組合をつくることで自分たちの働く権利を守る。 これをモデル事業化し、若者の評価、分析、効果がみえるようにする。 38 7_ 第 2 回検討会議 ■6 つの提案 ③職親制度 ④支援団体が企業のメンタルヘルスをサポート 行政施策として検討する職親制度。 50 名以上の社員を持つ事業場に「産業医」をおく 6か月∼ 2 年程度のインターンシップ。 メンタルヘルスが法律で義務化されている。 段階に応じて、無償、交通費支給、 産業医を雇用した支援団体が企業の責任を外注でうける。 最賃以下の謝金、最賃適用で給与を払う。 (カウンセリングルームの設置など)産業医だけでは 企業間の連携をとり、企業内にサポーターを配置。 鬱などのメンタルヘルスはできないため、 行政機関が率先して実践する。 支援団体がサポートノウハウをつかうことで、 ストレスなどの精神的理由で辞める社員を出さない。 ⑤レイブル保証人制度 レイブル雇用に保証人をおくことで、 義務化されたメンタルヘルスを請け負い、企業が必要なコストを負担する代わりに、 レイブルの雇用枠をつくってもらう。 企業とレイブルのマッチングをはかる。 保証内容としては、レイブル本人の社会スキル(基礎力、働く準備)、トラブル対応、 相互通訳者(信頼関係)、トラブルからくる 金銭的一部保証、レイブルを雇用した後の見立て、見通し。 まずはレイブルの職場体験からスタートさせ、 雇用マッチング後の制度サポートまで行う。 ⑥レイブル職場体験月間 企業の繁忙期をレイブル月間に設定する。 繁忙期であるレイブル月間限定でレイブルに職場体験させる。 レイブルのサポートは PSW、キャリアコンサルタントなどが するので企業負担少ない。 またレイブルへの賃金は行政の補助金を使うことで、 支出ゼロで必要な人材確保ができ、奨励金で収入も得られる。 企業としては、収穫時の農業、お歳暮・お中元の製造企業、長期休暇がほしい企業など 39 8_ 広報 /CF CF/15 秒 放 送 先 JR 大阪(コリドーマルチ 8) タクシービジョン ビッグマン BEL・COME Vision だるまビジョン PARKS VISION トンボリステーション 関西テレビ アドビジョン 40 8_ 広報 / ポスター 白バージョン 赤バージョン ■ポスター掲載会社 阪神電気鉄道株式会社 阪急電鉄株式会社 京阪電気鉄道株式会社 近畿日本鉄道株式会社 南海電気鉄道株式会社 北大阪急行電鉄株式会社 ( 御堂筋 4 駅 / 江坂、緑地公園、桃山台、千里中央 ) 大阪高速鉄道株式会社(大阪モノレール) 大阪府都市開発株式会社(泉北高速鉄道) 水間鉄道株式会社(水間鉄道) 阪堺電気軌道株式会社 (阪堺電車) ■デジタルサイネージ ビジネスジャンボ 大阪駅コリドーマルチ 8 大阪駅中央中2階 LED ポスター 10 面 サイズ 枚数 B1(H1030mm×W728mm) 各 50 枚 B2(H728mm×W515mm) 各 500 枚 大阪駅南口ジャンボ 大阪駅 LED 駅貼りポスター 14 面セット 41 8_ 広報 /WEB 新着情報 バナーがスライドします 新着情報 応援メッセージ 各紹介コンテンツ 制作物の紹介 ツイッター機能 「おまかせ ! レイブルズ !」へリンク 「ハローライフ」へリンク 「コミスマ」紹介 コラボレーション募集ページ 協力企業紹介 大阪一丸のすべての情報がここに集結しているサイトです。 42 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 レイブル 100 人会議、大阪府内の支援団体にご協力いただいた 第 2 回就労モデル検討会議から上がった「就労モデル案」を踏まえ、 大阪府内の企業と支援団体でレイブルの就労の可能性、 具体的な就労モデルについて話し合いました。 43 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 ■プログラム 201 2 年1月 2 6 日 15:00 ∼ 17:30 大阪府咲洲庁舎 2 0 F 会 議 室 企業関係 1 2 社 支援団体 7団体 時 間 内 容 11:00 スタッフ集合、ミーティング、会場セッティング 12:00 進行打ち合わせ 13:30 準備 14:30 受付開始 15:00 会議スタート、主催者あいさつ 大阪府のニート就労支援策について チェックイン 若者の実態について 社会問題の現状について(スカイプ使用)/ 法政大学社会学部准教授 樋口明彦氏 就労モデルのプレゼンテーション 企業と支援団体の意見交換 意見発表 チェックアウト、アンケート記入 記念撮影(集合写真) 44 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 ■アンケート Q1.レイブル層の職場体験について Q2.レイブル層の雇用について ①実施が可能である 4 ①将来雇用したいと考えている 2 2 ②雇用は難しい 3 ・ 話 を す る 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョンをとる−その2つが大事。 6 ③どちらとも言えない 7 そ れ と 社 会 は 競 争 が い る と い う考えを根づかせる何かが必要。 ②実施は難しい ③どちらともいえない Q4.本日の感想、ご意見をお聞かせください レ イ ブ ル を 所 属 さ せ る プ ロ ダ クションを作って、 Q3.Q1又はQ2で②を選んだ理由 そ こ か ら 人 材 派 遣 を す る 、 そ んな仕組みが必要では… ・ 受 入 れ 企 業 の ト ッ プ が 全 社 員に意義を伝え、全社で受け入れる なぜ仕事をしな く な っ た の か ? 自 分 を 見 つ め な おす こ と が で き る の か ? ・ ニ ー ト 等 に な っ た 理 由 や 結 局どうしたいのかという問題が見えて来ておりません。 仕事に来たとし て 納 期 を 守 れ る の か 本 当 に 会 社 にや っ て 来 る の か 今 ま で も 、 こ れ か ら も 職 業 体 験の機会はありますのでいつでもお声かけ下さい。 突然やめること が 多 々 あ る の で は ? お 金 に シ ビ アな 考 え が 持 て る か 本 日 は あ り が と う ご ざ い ま し た。 レイブルの理解 が 、 企 業 と し て と し て む ず か し い。 ・ レ イ ブ ル ユ ニ ッ ト を 作 れ と いう提案・非常に理解し易い ・ 企 業 の 立 場 で 責 任 を ど う 分 担するか 業態としてプロ 集 団 な の で 雇 用 は 難 し い が 、 中小企業特にオ ー ナ ー 企 業 の よ う な 支 援 を し て いる 中 で 、 紹 介 は 可 能 ・ チ ー ム と し て の 提 案 で す が 、レイブルを法人化していく。 ・ 行 政 が も っ と 指 導 し て レ イ ブル層を雇用していく。 助成金について の 問 題 、 そ の 人 の 企 業 に 対 す る メリ ッ ト の 問 題 等 自立を困難とさ れ て い る 方 に 自 立 を 求 め る の は 難し い 。 段階をへて、「集 」 か ら 「 個 」 へ 自 立 を 促 せ ば よ い 。 わからない ・ 短 い 時 間 で 少 し 理 解 で き た が、まだまだ詳細を知らないと、なかなか支援は難しいと考える。 も っ と 具 体 的 な 開 拓 力 等 母 体 に疑問を感じていたが少しは理解できることができたと思います。 な か な か 楽 し い 時 間 で し た が 、次回はレイブルの当人達の意見を直接聞きたい。 レ イ ブ ル ・ ニ ー ト と い う だ け で、なまけ者と決めつけて恥ずかしい人がいますね。 良 い 勉 強 を さ せ て 頂 き ま し た 。ありがとうございます。 Q5.大阪府の就労支援策等の情報をもっと知りたい Q6.賛同企業として表記 ①はい 9 ①よい 7 2 ②よくない 2 ③広報の内容や表記の仕方によればよい 3 ②いいえ 45 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 ■成果物 46 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 47 9_ 第 3 回ニート等就労モデル検討会議 ■総評 今回の会議は、 前 回 2 回 の 会 議 を 踏 ま え レ イ ブ ル が 働 け る 「就労モデル」 を 模 索 す べ く 支 援 団 体 と 一 般 企 業 の 方 々 を お 招 き し ま し た 。 この会議での一 番 の 成 果 は 雇 用 主 で あ る 一 般 企 業 の ニ ー ズ を 認 識 ・ 共 有 で き た こ と に あ り ま す 。 一般企業の持つ ニ ー ト や レ イ ブ ル の 雇 用 に 対 す る 意 識 に は 大 き な バ ラ ツ キ が あ り ま す 。 今回お越しいた だ い た 企 業 は 、 他 の 一 般 的 な 企 業 に 比 べ ニートやレイブ ル の 雇 用 に 対 し て 比 較 的 理 解 が 深 く 協 力 的 で あ る と 考 え ら れ ま す 。 しかしながら、 そ の 協 力 的 な 企 業 に お い て も レイブルが就労 す る た め の 「 単 純 な モ デ ル 」 の 確 立 ・ 運 用 に は 、 企業の置かれた 状 況 や レ イ ブ ル 本 人 の 特 性 も あ り 、 ま だ ま だ 困 難 な 一 面 も 残 し ま す 。 一般的な理解度 の 企 業 へ レ イ ブ ル 就 労 へ の 理 解 を ど う 促 進 し て い く の か 、 就労のための制 度 や ル ー ル を ど う 作 っ て い く の か 。 今回の会議で、 こ れ ら の 課 題 が 明 確 に な っ た こ と は 成 果 の 1 つ で あ り ま し た 。 また、レイブル の 今 後 の 就 労 体 験 や 職 場 見 学 へ の 道 筋 を つ け ら れ た こ と も 収 穫 と 言 え ま す 。 彼らの就労体験 や 職 場 見 学 を 通 じ て 解 決 に 向 け た 方 向 性 を 模 索 し て い き ま す 。 □ 事 業 の 効果 若者の就労支援と い う 課 題 に 対 し て 理 解 の 少 な か っ た 企 業 に も 、 支援団体と直接話 す こ と で 理 解 を 深 め て 頂 く こ と が で き ま し た 。 会議終了後、就労 体 験 の 場 の 提 供 な ど に つ な が っ て い ま す 。 48 10 _ ネ ッ ト 炎 上 梅 田 経 済 新 聞 「梅 田 で 「 大 阪 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」 開 催 へ ー ワ ー ク シ ョ ッ プ で 就 労 支援探る」 Ya h o o ! ニ ュ ー ス 「 梅 田 で 「 大 阪 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」 開 催 へ ー ワ ー ク シ ョ ッ プ で就労支援探る」 m ix i ニ ュ ー ス 「現 状 や 課 題 話 し 合 う 「 ニ ー ト 1 0 0 人 会 議 」」 a s a h i.co m 「 勤 労 感 謝 の 日 に 1 0 0 人 集 う 「 脱 ニ ー ト 」 文 殊 の 知 恵 」 YOM I UR I O N L I N E 「 大 阪 府 「 ニ ー ト 会 議 」 初 開 催 新 呼 称 「 レ イ ブ ル 」 も 提 唱 」 大阪日日新聞 WEB 版「就労への課題探る 大阪ニート 100 人会議」 R 25 we b 「「 レイ ブ ル 」 は 「 か っ こ よ す ぎ 」 ! ?」 痛 い ニ ュ ー ス 「「 ニ ー ト 」 の 若 者 を 「 レ イ ブ ル 」 と 呼 ぶ よ う に し よ う … 大 阪 ニ ー ト 1 0 0 人会議で意見交換も」 J - ca s t ニ ュ ー ス 「 ニ ー ト を 「 レ イ ブ ル 」 呼 称 変 更 大 阪 府 が 提 唱 。 ど う 変 わ る ?」 e x cit e ニ ュ ー ス 「 ニ ー ト を 「 レ イ ブ ル 」 呼 称 変 更 大 阪 府 が 提 唱 、 ど う 変 わ る ? 」 L ive do o r ニ ュ ー ス 「 ニ ー ト に 代 わ る 呼 称 「 レ イ ブ ル 」 に 非 難 殺 到 」 l ive do o r B l o g 「【 調 査 】 ニ ー ト を レ イ ブ ル に 名 称 変 更 9 割 以 上 が 「 効 果 な い 」」 un ke r「 ニ ー トに 代 わ る 名 称 「 レ イ ブ ル 」大 阪 府 が 提 唱 」 ce ro n .j p 「 ニ ート の 若 者 の 新 名 称 『 レ イ ブ ル 』w w w w w w w w w w 」 2 ち ゃ ん ね る ニュ ー ス 速 報 + ナ ビ ス レ 速「 ニ ー ト を 「 レ イ ブ ル 」 呼 称 変 更 大 阪 府 が 提 唱 」 B L O G OS( ブ ロ ゴ ス )「 議 論 : ニ ー ト よ り も レ イ ブ ル が い い ? 」 妹 は V I PPE R 「 ニ ー ト の 若 者 の 新 名 称 『 レ イ ブ ル 』 w w w w w w w w w w 」 暇 人 \ ( ^ o ^ ) / 速 報「「 ニ ー ト 」 に 代 わ る 名 称 「 レ イ ブ ル 」 か っ こ よ す ぎ ワ ラ タwwwwww」 Am e b a 二 ュ ー ス 「【 話 題 】 ニ ー ト を レ イ ブ ル に 名 称 変 更 … ネ ッ ト 「 効 果 な い 」「さっさと働け !」「働く意思のある奴はどんな 呼 称 だ ろ う と 動く 」」 ア ル フ ァ ル フ ァモ ザ イ ク 「 ニ ー ト の マ イ ナ ス イ メ ー ジ を 払 拭 す る た め 、 レ イブル に名称変更」 等 、 他 多 数 。 ツイ ッ タ ー を 中 心 と し た S N S に お い て の 拡 散 活 発 に 展 開 さ れ た 。 100 人会議開催時からイベントがマスコミに取り上げられる度にネッ ト が 炎 上 し 話 題 を つ く り ま し た 。 49 11 _ ハ ロ ー ラ イ フ ハローライフは、求人広告サイト。 多様化する若者の働き方に共感し、 レイブルの実態を理解した上で、採用に意欲的な企業を掲載。 また、職場環境改善や社員満足度向上、 業界改善に積極的な企業の紹介もしている。 50 11 _ ハ ロ ー ラ イ フ ■概要 1. 性格・魅力検索 2. 専属ライターによる取材原稿 3.○○明細書(応募書類) 給与や待遇だけでない、企業の持つ 職歴・学歴以外のパーソナルな魅力を 職場環境の魅力を引き出します。 企業にアピールできる。 働いている人・仕事風景・職場環境の写真を多数掲載すると共に、 学歴や職歴だけでは語れない人間性や 働いている人の仕事を選んだ経緯、やりがい、実際の体験談などを 関心事・日々の取り組みなどを自由に記入できる明細書を、 …会話が苦手、朝が苦手体力に自信なし、集団行動が苦手など レポート形式の文章をもって、企業の魅力をわかりやすく伝えます。 応募書類として履歴書に添付し利用することができます。 上記 2 点の検索を一般的なエリア検索に加えることで、 また専属ライターが取材に対しての意見・感想を文章に 従来の履歴書だけでは書くことが困難だった レイブルそれぞれに合った働き方・職場環境をもつ 盛り込むことで、客観的な視点で掲載企業を見ることができます。 学歴・職歴以外の魅力を応募企業に 「性格検索」 …特別な制度あり、心地よい環境、 こだわりの理念、社会貢献向きなど 「魅力検索」 アピールすることが可能です。 企業を絞り込むことができます。 大阪府内で介護事業を展開する NPO 法人み・らいずの場合 51 11 _ ハ ロ ー ラ イ フ ■求人 52 12 _ レ イ ブ ル ズ ■2 月 1 日(水)にスタートしたレイブル理解促進 WEB コンテンツ 「おまかせ!レイブルズ!」では、就職活動に不安を抱えながらも職業的自立を目指す 3 名の若者が 様々な職場研修を通して成長していく様子を発信するコンテンツです。 【本コンテンツの目的】 1、新呼称「レイブル」の意味や、彼らの正しい実態を府民に伝え、応援する気運を高めること。 2、様々な経験や学びを通じて就職に向けたスキル・自信を 身につけることにより、若者の就労機会を創出すること。 53 12 _ レ イ ブ ル ズ ■レイブルズの紹介 & 仕事内容 ■まっちレポート 日程 2/6・2/7 ■ナルミーレポート 仕事先 仕事内容 日程 2/6 ■森子レポート 仕事先 仕事内容 日程 仕事先 仕事内容 シカトキノコ DM チラシの文字代筆 3/9 PIYOCAMERA 山口さん カメラ講習会での子どものお世話 福屋 カレー店のホール 3/13 松浦さん 布の裁断作業 劇団 子供鉅人 チラシの挟み込み作業 3/14 USTREAM STUDIO CAFE OSAKA カフェのホール 大阪一丸 レイブル号外新聞の配布 3/14 小崎さん 話し方教室のモニター シカトキノコ パーティーのおでん調理 3/15 mise en place フランス料理店のホール 株式会社人間 WEB 制作会社での打合せ・撮影 2/8 クリエイティブセンター(猪股さん) チラシ発送作業・書類整理 2/9 すがいさん イベントの資料制作・告知文作成 大阪一丸 レイブル号外新聞の配布 2/10 G-PLANET(福島さん) 書類作成・イベント告知 2/13・2/14 2/16 NPO 法人スマイルスタイル 小学生の段ボール工作の手伝い 2/16 NPO 法人スマイルスタイル 小学生の段ボール工作の手伝い 3/16 株式会社ノンバーバル 書類の修正作業 2/17 SEL+(阿部さん) カラーセラピー体験・告知アイデア考案 2/21 大阪一丸 トーク&ライブ 運営補助 3/19 JUST SMILE !! 東北復興支援 種の袋詰め 2/21 大阪一丸 トーク&ライブ イベント運営補助 2/24 劇団 子供鉅人 チラシの挟み込み作業 2/22 シカトキノコ 写真データの修正・編集 2/27 株式会社インフィニティスタイル 事務処理・企画会議参加 2/27 株式会社インフィニティスタイル 事務処理・企画会議参加 3/1 イケア・ジャパン株式会社 新人研修参加 3/1 イケア・ジャパン株式会社 新人研修参加 3/2 シカトキノコ すし飯調理・グッズのパッケージ 3/2 すがいさん スーツ・T シャツの撮影モデル 3/5 JUST SMILE !! 東北復興支援 種の袋詰め 3/5 矢野紙器株式会社 障がい者就労支援のお手伝い 3/6 イケア・ジャパン株式会社 接客アシスタント 3/6 イケア・ジャパン株式会社 接客アシスタント 株式会社シャインズ テレフォンアポインター 3/8 池山さん 部屋の模様替え 株式会社テクノロジーネットワークス イベント運営補助 3/9 株式会社テクノロジーネットワークス イベント運営補助 3/13 JUST SMILE !! インタビュー原稿作成 3/12 水間鉄道株式会社 車輌清掃・改札係補助 3/14 株式会社ノンバーバル リストアップ作業 3/14 株式会社ノンバーバル 書類作成 3/15 ASAMARA アロママッサージのモニター・写真モデル 2/10 2/14・2/15 3/15・3/16 2/7・2/8 2/9 3/7・3/8 3/9 mise en place フランス料理店のホール 3/16 株式会社ノンバーバル リストアップ作業 3/19 三好さん ホームページ制作 3/19 beyer イベント告知の DM 折り作業 3/21 一般社団法人 関西中小企業運営支援協議会 名刺整理 3/22 一般社団法人 関西中小企業運営支援協議会 名刺整理 3/29 岡崎さん 障がい者施設でのパンの販売 3/23 株式会社 BHF 結婚式 2 次会の業者打合せ・事務処理 2012.3.15 日現在 54 13_ 特別緊急生放送 新呼称の発表からの世間の大きな反響を受け、企画されたイベント。 「 レ イ ブ ル 」 と い う 新 呼 称 や 、「 ニ ー ト 」 や 「 レ イ ブ ル 」 へ の 正 し い 理 解 を 深 め 彼らへの支援の在り方をともに考え応援していこう という気運を生み出すこ と を 目 的 と し て い ま す 、 55 13_ 特別緊急生放送 2 月 6 日(月)夜 19 時、USTREAM とニコニコ動画にて放送。 「 特 別 緊 急 生 放 送 ∼ ニ ー ト の 歴 史 を 塗 り 替 え る 、 レ イ ブ ル の 正 体 と は ? ∼ 」。 大阪ニート 100 人会議をきっかけに発表された「レイブル」という言葉。 この新呼称に対して、全国各地で多大な数の反応が沸き起こりました。 5 桁 を 越 え る 各 掲 示 板 の 総 コ メ ン ト 。「 レ イ ブ ル 」 と い う 単 語 を 含 む ツ イ ー ト は 3 万 以 上 。 しかし、その 9 割が「レイブル」という新呼称への疑問や批判の声でした。 「新呼称を作る意味が果たしてあるのか」という疑問。 「働く意志がある時点でニートと言わないのでは」という声。そして、 ■日 時 2012 年 2 月 6 日(月)19:00 ∼ ■場 所 ユーストリームスタジオカフェ大阪 ■実施時間 1 時間∼ 1 時間半ほど ■トーク内容 ・本イベント開催の経緯 ・大阪府のニート問題について ・「レイブル」の定義について 「どうせまたマイナスイメージがつくだけだ、名前を変えただけでは解決にならない」 という意見… 「レイブル」の真意や実態、名前を変えただけではないということを伝えるため、 支援団体・有識者・大阪府など、さまざまな立場から集まった熱きメンバーにより、 パネルディスカッションを生放送しました! ・レイブルの若者の実態 ・大阪一丸の取り組み ・具体的なレイブル支援策 ・府民のみなさまへのお願い 等 56 13_ 特別緊急生放送 テーマは 6 つ。 「新呼称、レイブル。世間の反応は?」 「レイブルって何?ニートとの違いは?」 「レイブルって具体的にどんな人?」 「なぜ今レイブルを支援するのか」 「具体的にどんな支援をしているのか」 「若者支援に対して、どんな想いがあるのか」 それぞれのテーマが熱く語られ、twitter やコメントにて大反響を呼び、 放送は終了予定時刻より約 30 分も延長されました。 出演者 [MC] シンガーソングライター 松田陽子氏 [ 有識者 ] 大阪大学非常勤講師 井出草平氏 [ 支援団体 ]NPO 法人青少年自立支援施設・淡路プラッツ代表 田中英俊氏 [ 支援団体 ]NPO 法人トイボックス代表 白井智子氏 [ 運営団体 ]NPO 法人スマイルスタイル代表 塩山諒氏 [ 大阪府 ] 大阪府雇用対策課総括主査 山本恭一氏 07 1 5 14_2 月 10 日レイブル号外新聞配布 2 月 10 日(金)ニートの日に 100 名のレイブルが、 レイブルを理解してもらう号外新聞を 10,000 部配布を実施。 レイブルの実態を正しく大阪府民の皆様に伝え、大阪全体で若者を応援することにより、 どんな若者でもいきいきと働ける「笑えるまち・おおさか」を目指します。 58 14_2 月 10 日レイブル号外新聞配布 ■スケジュール 1 イベント名 レイブル号外新聞配布イベント 2 実施日時 2012 年 2 月 10 日(金)16:00∼19:00 3 実施場所 大阪駅・梅田駅周辺 8 ヶ所 ①梅田大丸前(水の時計前) ②元中央郵便局南東角 4 イベント参加者 ③大阪駅前交差点南詰 ④大阪丸ビル北側 ⑤新阪急ビル南東角 ⑥曽根崎警察署西側 ⑦ヘップナビオ前 ⑧阪急百貨店南西側 レイブル 83 名(男性 56 名・女性 27 名) ・支援団体から 25名 ・ホームページ・SNSから 9名 ・求人広告(FromA navi)から 49名 5 6 メディア掲載 ■2 月 10 日掲載・放送 【大阪日日新聞】 「レイブル」理解して 若者100人が街頭啓発 【読売新聞】 「怠けじゃない、遅咲き」 【テレビ大阪】 news BIZ ■2 月 13 日掲載・放送 【梅田経済新聞】 働く意志あるニート「レイブル」100 人が号外配布 「レイブル」の実態発信 運営スタッフ 16 名 【yahoo ニュース】 イベント内容 約100 名のレイブルと支援団体・運営スタッフの スケジュール 大阪一丸メンバーで、レイブルの実態を正しく理解してもらう 「レイブル」の実態発信 働く意志あるニート「レイブル」100 人が号外配布 「レイブル号外新聞」を 30,000 部(目標)配布する。 ■スケジュール 14:00 号外新聞搬入・受付等の設営準備 14:40 関係者集合 リーダー・サブリーダー打合せ 15:00 スケジュール全体共有 15:30 受付開始 16:00 イベントの挨拶・掛け声・集合写真撮影 16:10 各リーダーによる配布場所への移動・自己紹介 16:30 配布開始 ・各リーダー判断で休憩随時 19:00 配布終了 19:10 イベント終了の挨拶 19:20 ジャンバー回収・給与支払・2/21 イベント受付 後片付け 19:30 スタッフ振り返り 20:00 完全撤収 59 14_2 月 10 日レイブル号外新聞配布 レイブル号外新聞配布イベントにあたり、 大阪一丸メンバーである NPO法人スマイルスタイルの加藤より参加者へ挨拶をしました。 レイブルの正しい実態を府民に伝えるため、 号外新聞を一部一部丁寧に配り思いを届けようと声を掛けると共に、 寒空の中で配布を頑張るというモチベーションを上げるため、 参加者全員で掛け声をかけました。 大阪駅構内に響くほどの大きな掛け声で、 参加者の一体感が生まれたと思われます。 ■リーダーによる配布場所への移動・自己紹介 各リーダーが配布場所までの誘導を行いました。 その際、参加したレイブル同士が力を合わせて号外新聞を運ぶ中、 お互いにコミュニケーションをとる姿が印象的でした。 自己紹介では名前(ニックネームなどもOK)や、 今日の意気込みを1人1分程度で話すなどチームごとに工夫をこらし、 配布へのモチベーションを上げていました。 60 14_2 月 10 日レイブル号外新聞配布 「大阪府からの号外新聞です」 「レイブルです。よろしくお願いします」など 各自、思い思いの言葉をあわせて号外新聞の配布を行いました。 あるチームでは、人の流れを予測し、 人員の配置場所を考え行動したり、 配布方法を試行錯誤し、 表紙の文字を相手に見やすく配る・「新語レイブル発表」ページを 表紙にして興味を引くなど、 受け取ってもらいやすい工夫をこらすチームもありました。 □イベント終了の挨拶 イベント開始の進行に続き、加藤より挨拶をしました。 イベント中に見られたスタッフ同士のコミュニケーションや配布の様子を話すと、多くの参加者が頷き、共感する様子がみられました。 最後に大阪府担当者より参加者への謝辞と、イベントの感想を述べました。 イベント終了後、イベントに参加したレイブルの表情からは、充実感・働く喜びを感じることができたと思われます。 61 14_2 月 10 日レイブル号外新聞配布 ■制作物 62 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ニートの中で働く意志を持って行動を起こしている若者、レイブル。 今までのニートのイメージと異なる若者たちが、実は大阪にはたくさんいます。 これらの若者の実態を伝え、企業や府民の皆さんと 「若者が働きやすい大阪づくり」を考える集会を開催しました。 63 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■プログラム レイブル応援プロジェクト大阪一丸 トーク&LIVE ∼この笑えないまちに、本当の笑いを∼ 日時:2012年2月21日(火) 15:00 ∼ 17:30 会場:梅田サンケイホールブリーゼ 参加者:500 人 入場:無料 主催:大阪府 運営:NPO 法人トイボックス/ NPO 法人スマイルスタイル (第一部) レイブル本人による体験を演劇として紹介 (第二部) レイブル、企業、支援者などのゲストなどを招いてのパネルディスカッション ゲスト:角淳一、ニコラスペタス、光岡昌美、ピコ 64 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■スタッフ&ブース展開 □ブース展開 NPO 法人青少年自立支援施設・淡路プラッツ NPO 法人み・らいず 大阪市若者自立支援事業コネクションズおおさか NPO 法人関西青少年自立支援センター NOLA NPO 法人ホース・フレンズ事務局 社会福祉法人つむぎ福祉会 65 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■出演者 株式会社古市庵代表取締役 西浜英彦氏 NPO 法人青少年自立支援施設・淡路プラッツ代表 田中俊英氏 NPO 法人スマイルスタイル代表 塩山諒氏 大阪府商工労働部雇用対策課 山本恭一氏 66 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■演劇プログラム レイブルの当事者自身が自らの体験をもとにした演劇作品づくりに挑戦。 同世代の役者やパフォーマーなど目的意識をもって日々を過ごしている若者たちと稽古に臨むことで、 自分自身の生きる目的、コミュニケーション力、自らを客観視する力などを培いました。 本番の、レイブルひとりひとりが自らの体験談や夢を発表するシーンでは、客席から自然に拍手が生まれ、 アンケートからも、大勢の方がレイブルの若者に対する理解を深め、 応援したいという気持ちを高めてくれたという成果が読み取れました。 67 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ストーリー 町の広場。社会学専攻の学生佳子は、ニートたちの現状をヒアリング調査中。 そこに、会社員、ダンサー、パフォーマー、介護実習生など目標を持ち働いている若者たちが現れる。 若者たちははじめ、ニート達をただ怠けているだけだと誤解しているが、 彼らの思い、生い立ち、将来の夢を聞き、みんな同じ、 ただ自立するタイミングが早いか遅いかの違いだけだと理解する。 ニートたちは、自らをレイブルだとし、目標に向かって歩みだす。 出演者 レイブル(ニート) A スーツの一団 C 紙芝居の一団 和久田 奥井智大 ガンチャン ( 紙芝居 ) 樋口 亀井伸一郎 やっちょん ( パフォーマー、ミュージシャン ) 石川 水織 山下千賀 ( アーティスト、ペインター ) B パフォーマーの一団 D 介護の一団 ちあ紀 ( ダンサー ) 松村綾子 ニートを研究している学生 テルやん ( パントマイム ) 北村優芽 村上佳子 ナッティ ( パントマイム ) ひろし 九之池 太田 68 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■トークセッション「働くこと 生きること」 レイブルの実態をより深く、より多くの府民に知ってもらうために、 各分野の視点からのトークセッションを開催。 「レイブルってどんな人?」「レイブルの支援って何が必要?」という ふたつの内容でトークを繰り広げました。 【NPO 法人青少年自立支援施設・淡路プラッツ代表 田中俊英氏】 田中氏には、ニートやひきこもりのための自立支援を行っている団体としての お立ち場からコメントを頂きました。 【歌手 光岡昌美氏】 元ひきこもり代表としてのお立ち場からコメントを頂きました。 「私自身がそうでした」「いつか分かる日まで傍にいてあげて」 「狭間で揺れ動いている」「社会参加の階段を少しずつ登る」 【格闘家 ニコラス・ペタス】 【NPO 法人スマイルスタイル 塩山諒氏】 塩山氏には、今回のプロジェクトの広報に携われる方として、 世間的なイメージをどう変えていくかのお立ち場からコメントを頂きました。 ニコラス・ペタス氏には、働く事の大切さや若者応援、 さらに東北にご同行いただいたお立ち場からのご意見を頂きました。 「きっかけがあれば変われる!」「感謝の気持ちを感じてほしい」 「ニートとは違う」「個人の問題ではなく社会の問題」 【大阪府商工労働部雇用対策課 山本恭一氏】 【株式会社古市庵 代表取締役 西浜英彦氏】 西浜氏には、企業としての就労問題の現実を伝えていただくためコメントを頂きました。 「実は昔からいた」「企業のリスクをどうするか?」 山本氏には、行政の立場からのコメントを頂戴しました。 「手助けをすれば働ける人たち」「働きやすいシステム作り」 69 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■東北ボランティア活動 2012 年 2 月 11 日、4 人のレイブルはニコラス・ぺタスさんと共に レイブル状態の自分から脱出し、自信を得るきっかけとするために 震災のあった宮城県気仙沼市の祭りを手伝うというボランティアへ行きました。 気仙沼市へ向かうバスの中では、自己紹介もかね、 なぜ自分たちがレイブルになったかという経緯を話しました。 ・中学校時代にいじめにあったことで人が怖くなった。 ・上司の失敗を自分のせいにされて以来、 人への不信感・恐怖心が強くなり仕事に行けなくなった。 人とのコミュニケーションが苦手で積極的に行動ができないという彼らを見て、 ニコラス・ぺタスさんより、気仙沼の人達と仲良くなるために、 祭り当日、雪の降る早朝から作業の手伝いを始めたレイブル。 まずは一緒においしいものを食べようと提案があり、 祭りの会場につかうテントの設営、販売する気仙沼産の新鮮な魚の陳列から始まり、 大阪名物のたこ焼きと、ニコラス・ぺタスさんの得意なピザを手作りで振る舞うことにしました。 最初は慣れなかった魚の販売業務も、地元の方のアドバイスやフォローのおかげで次第に慣れ、 最後まで手伝うことができました。 津波の被害を免れた民家をボランティアの宿泊場所として開放されている施設で 地元の方、学生を含むボランティアの方と挨拶しました。 休む間もなく片づけまで行い、最後に地元の方、ボランティアの方と別れの挨拶。 レイブルはボランティアの方々から「なぜボランティアになったのか」という話を聞き、 二日間という短い時間にも関わらず、スタッフ全員と仲よくなり 人と人との交流の大切さを改めて学び、心を打たれました。 寂しいと別れを惜しむレイブルから、自信が持てた。人の温かさに感謝できた。 中でも、引きこもりの従弟をもつという一人の男性が、レイブルの姿が従弟に この気持ちを忘れずに頑張りたいと、力強い声を聞くことができました。 重なって見え、涙ながらに彼を救ってやりたいという思いを語りました。 その姿を見たレイブルは、何もできない自分かもしれないけれど、 最後にはニコラス・ぺタスさんと共に、 明日の祭りでは何か役に立ちたいと「人のために動く」という決意を強く持ったように見られました。 みんなで頑張ろうと約束をかわしたレイブルのからは前日の消極的だった彼らからは想像もできないほど、 挨拶後、打ち解けた彼らは協力をし合い、たこ焼きとピザを作り温かい食事を共にしました。 これからの自分の人生を見つめていこうという強さを感じられました。 70 15_ 大阪一丸トーク &LIVE 71 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■応援メッセージ & 関係者、紹介来場者&支援団体 □応援メッセージ 小森純 元木大介 南大阪若者サポートステーション ネクストステージ大阪 LLP 枚方若者サポートステーション 大阪府若者サポートステーション □関係者、紹介来場者 □支援団体 中村代表理事 /NPO 法人トイボックス A'work 創造館 中野事務局長 / 大東市野崎地域人権協議会 NPO 法人淡路プラッツ 元中代表取締役 / 株式会社元中 NPO 法人み・らいず 大崎室長 / 光亜興産 ネクストステージ大阪 LLP 櫨畑支援員 /A ワーク創造館 南大阪若者サポートステーション 中川様 /OTCS 大阪市若者サポートステーション 白井技師 / 大阪府富田林土木事務所 NPO 法人大阪虹の会 石川議員の奥様 / 公明党 NPO 法人関西青少年自立支援センター NOLA 竹様 / プラム 北大阪若者サポートステーション 澤田様 / ハートス ソル・ライフ・ネット 高崎所長 / コネクションズ大阪 キャリアブリッジ 白井代表理事 /NPO 法人トイボックス ホースフレンズ事務局 江崎統括指導部長 / アメリカ村アーチストプロジェクト 東大阪若者サポートステーション 平井プロデューサー / 泉放送制作 大阪府若者サポートステーション 藤塚様 / 東住吉今川地区民生児童委員 枚方若者サポートステーション 芦内代表 / ホースフレンズ NPO 法人ユース・ラボ 21 福井様 / ユニバーサル園芸社 72 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■集客 □告知ツール A4 チラシ /2000 枚 □告知先 公的機関 / 保健 所 、 家 庭 子 ど も セ ン タ ー 、 サ ポー ト ス テ ー シ ョ ン 民間支援機関 市町村窓口 / 教 育 委 員 会 、 民 生 委 員 児 童 委 員 協議 会 新聞広告 ゲストのブログ 、 SN S ピコ ブログ ミクシー さくらさく春雷 プ ロ ジ ェ ク ト ビジネスネット ワ ー ク つ ば さ 寝屋川市 市民活 動 振 興 室 寝屋川市 ブラン ド 戦 略 室 門真市 地域活動 推 進 課 新聞半 2 段 新聞半 5 段 門真市 産業振興 課 門真市教育委員 会 地 域 教 育 文 化 課 ニコラス ・ ペタス 角淳一 光岡昌美 73 15_ 大阪一丸トーク &LIVE ■アンケート 74 16_ ハンドブック 地域で活動されている民生委員・児童委員の方々に 活用いただくための 、支援ガイドブックを作成 。 支援活動の手法 、元 ひきこもり・ニートの若者とその関係者による 経験談 、専門家の意見 、支援施設などを紹介します。 75 16_ ハンドブック ■脱出支援ガイドブック(A4 サイズ 24P) 民 生委員・児童委員の み な さ ま に 、 ひ き こ も り の 理 解と 現 状 を 知 っ て い た だ き 、 ア クションの仕方から 相 談 支 援 機 関 の 情 報 が 記 載 。 76 16_ ハンドブック ■脱出ガイドブック(A4 サイズ 32P) 5 組のひきこもり当事者 と 関 係 者 の 経 験 談 と 支 援 施 設の ペ ー ジ 構 成 。 当 事者や家族にお渡 し で き るよう 別 冊 と な って い ま す。 77 16_ ハンドブック 78 17_ ミニイベント レイブルが就労研修の一環として制作・運営に関わる地域のイベント等において、 レイブル応援プロジェクトの全体像を伝えるブースを設置し、 大阪一丸の取り組みをレイブル自身の手で紹介する機会を設けることで、 地域の府民への事業主旨の普及啓発に努め、事業への協力を促す。 79 17_ ミニイベント ■実施日時 & 場所 ・タブロイド紙の配布 ・2 月 29 日(水)13 時 池田市立山の家 ( クァルテェットエクセルシオ アウトリーチコンサート と同時開催) ・ハンドブックの展示と民生委員・地域活動に ・3 月 3 日(土) 13 時 門真市民文化会館ルミエールホール ロビー( クァルテェットエクセルシオ キッズコンサート と同時開催) 熱心な府民等への協力呼びかけ ・3 月 3 日(土) 17 時 30 分 寝屋川市立市民会館 ロビー ・ニート 100 人会議等のチラシ、媒体掲載記事等の展示 ・3 月 4 日(日) 13 時 寝屋川市立市民会館 ロビー(ミュージカルおかえりなさい と同時開催) ・イベントで利用した映像素材、CFの展示 ・3 月 25 日(日) 11 時 柏原市民文化会館リビエールホール (柏原エコフェスタ と同時開催) ・レイブル自身による事業目的等の説明 80 1 8 _O s a k a コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン ス マ イ ル 「レイブル応援プロジェクト大阪一丸」の一環として、 大阪府全体でニート・ひきこもりといわれる若者をサポートする番組、 そ れ が O s a k a コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ス マ イ ル 。 略 し て 「 コ ミ ス マ 」。 レ イ ブ ル に 理 解 の あ る タ レ ン ト ( ア ー テ ィ ス ト 、 著 名 人 )、 若 者 、 支 援 者 、 企業の方々それぞれのコメント、メッセージを通し、 働く事から生まれるコミュニケーションなどを伝えていく番組です。 81 1 8 _O s a k a コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン ス マ イ ル 回数 放送日 収録内容 ゲスト 回数 放送日 収録内容 ゲスト 1 10 月 1 日 NPO法人トイボックスの活動について NPO 法 人 ト イ ボ ッ ク ス 代 表 15 1月7日 本年のキャンペーンに関して 2 10 月 8 日 大阪府の取り組み(これまでの実績など) 大阪府 山本様 16 1 月 14 日 就労支援や引きこもりについて 3 10 月 15 日 HISでの就労支援について H I S 澤 田 会 長 ( 電 話 取 材 ) 17 1 月 21 日 2.21イベント告知 4 10 月 22 日 NPO法人スマイルスタイル塩山氏を迎えて(1) NPO 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル 代 表 塩山様 18 1 月 28 日 光岡さんを迎えてキャンペーンへのお話 光岡昌美 5 10 月 29 日 NPO法人スマイルスタイル塩山氏を迎えて(2) NPO 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル 代 表 塩山様 19 2月4日 光岡さんを迎えてキャンペーンへのお話+ レイブルズのお二人を迎えて 光岡昌美、レイブルズ 6 11 月 5 日 NPO法人フェルマータ小林氏を迎えて(1) NPO 法 人 フ ェ ル マ ー タ 代 表 小林様 20 2 月 11 日 光岡さんを迎えてキャンペーンへのお話+ 賛同した理由など 光岡昌美 7 11 月 12 日 NPO法人フェルマータ小林氏を迎えて(2) NPO 法 人 フ ェ ル マ ー タ 代 表 小林様 21 2 月 18 日 就労会議に関して、2/21イベント告知 8 11 月 19 日 おおさか若者就労支援機構について 22 2 月 25 日 2 月 21 日イベントの模様(1)/ イベントに出演頂いた方のコメント 9 11 月 26 日 100人会議/後報告 NPO 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル 代 表 塩山様 23 3月3日 2 月 21 日イベントの模様(2)/ イベントに出演頂いた方のコメント 10 12 月 3 日 100人会議/後報告 NPO 法 人 ス マ イ ル ス タ イ ル 代 表 塩山様 24 3 月 10 日 キャンペーン年間の締めキャンペーンを振り返り 大阪府 青少年課 播本氏 11 12 月 10 日 100人会議をおえて 25 3 月 17 日 キャンペーン年間の締めキャンペーンを振り返り 大阪府 山口氏 12 12 月 17 日 大阪王将での就労支援について 26 3 月 24 日 企業にゲストに来て頂き、 ハローライフに参画いただいた 塩山さん、タマノイ酢 ( 株 ) NPO 法人み・らいず 13 12 月 24 日 クリスマス企画 27 3 月 31 日 キャンペーン年間の振り返り、 4月以降のとりくみなど 大阪府/山本、塩山さん 14 12 月 31 日 New Year 企画 おおさか若者就労支援機構 加藤様 大阪府雇用対策課長 山口宗久様 大阪王将(イートアンド) 文野直樹社長 三枝成彰様 企業支援者 82 19_ 大阪一丸メンバー 大阪一丸メンバーとは? レイブルの正しい実態を 理 解 し 、 レ イ ブ ル の 頑 張 り を 応 援 す る 著 名 人 に よ る レ イ ブ ル 応 援 団 で す 。 83 19_ 大阪一丸メンバー ■ 大 阪 一 丸 メ ン バ ー : 3 4 名 ( 2012.3.15 日現在) 石原 欽子 / 大阪府民生委員児童委員協議会連合会 副会長 稲垣 早希 / 芸人 加賀谷 はつみ / アーティスト 片山 光男 / 株式会社セイ 代表取締役 金石 勝智 / 株式会社リアル 代表取締役社長(元レーサー) 唐渡 亮 / 俳優 吉川 昌美 /NPB 審判部 三枝 成彰 / 作曲家・音楽プロデューサー 佐藤 純一 /NPB 審判部 澤田 秀雄 / 株式会社エイチ・アイ・エス 代表取締役会長 鈴木 啓示 / 名球会 NHK 野球解説者 角 淳一 / フリーアナウンサー 中島 めぐみ / 関西テレビ放送株式会社 編成局アナウンス部 中野 智行 / 株式会社 BIGUP 代表取締役社長/ PaniCrew 梨田 昌孝 / プロ野球解説者 なだぎ武 / 芸人 ニコラス・ぺタス / 格闘家 西浜 英彦 / 株式会社古市庵 代表取締役社長 橋本 昌彦 / アーティスト 浜畑 賢吉 / 俳優・演出家・大阪芸術大学教授 舞台芸術学科長 原田 侑子 / アーティスト 坂東 正明 / 株式会社 GT アソシエイション 代表取締役 F.CUZ/ アーティスト 文野 直樹 / イートアンド株式会社 代表取締役 ピコ / アーティスト 松川 直也(ぱお)/ 株式会社 BIGUP イベントプロデューサー・ダンサー 松田 陽子 / 歌手 光岡 昌美 / 歌手 南野 陽子 / 女優 武藤 英紀 / レーシングドライバー 村上 隆行 /06BULLS 監督 毛利 聡子 /MC/ キャスター 山村 達也 /NPB 審判部 U.K.( くっすん )/DJ・タレント 84 21_ メディア掲載一覧 2012.3.15 日現在 85 22_ あとがき 大阪府若者サポートステーションの相談窓口には、2005 年の設置以来 2011 年 3 月までに はじまりは、 『大阪ニート 100 会議』。ところ狭しと立ち並ぶテレビカメラの列、勇気を振り絞っ 2118 人の登録者があります。うち約1割は保護者が来所するのですが、残り約 9 割は若者自 て会議に参加した約 100 人の若者。それを取り巻く支援団体や新聞記者、そして大阪一丸のスタッ らがニート状態から何とか脱出しようと足を運んでいるのです。 フ。 これから何が始まるのだろう? 11 月 23 日勤労感謝の日、会場は、期待と不安が入り混じっ ある若者は、「人とうまく関わろうとしてもなぜだか上手くいかない。学校でも職場でも人 た不思議な熱気に包まれていました。そんな中での強烈なオープニングムービーの放映、新呼称「レ 間関係に悩み、時には暴力を受けることも…。人を憎む時期もあったが、今は人の役にたつ仕 イブル」の発表、ワールドカフェによる若者の意見集約。 事がしたい。」と時より涙ぐみながら切々と自らの経験や思いを伝えてくれました。自分の抱 える困難と向き合い悩み苦しみながら自立を目指す若者達を見ていると、世間一般に言われる 「ニートは働かない怠け者」といったイメージは全く当てはまりません。 実は、大阪ニート 100 人会議の開催にあたっては、事前の打ち合わせで懐疑的な意見が主流を 占めていました。「参加するニートって本当にいるの?」「そんな長時間の会議にニートが耐えられ るはずがない。」 「この会議でニートを傷つけたらどうするつもりだ。」 「意見なんて出るのだろうか。」 しかし、世間ではこうした若者に対して、本人の努力不足や親の育て方が悪いと切り捨てて などなど。そのため、支援団体との意思疎通の強化、開催時間を 1 時間短縮、ドリンク類をテーブ しまう風潮があります。そもそも核家族化、地域社会の崩壊、学歴偏重社会など、子ども・若 ルに配らずに席を自由に離れて取りに行けるよう配置、参加者一人ひとりの表情に注意を払う等、 者が人と上手く関わる力を育みにくい社会環境にしてきたのは私たち大人なのではないでしょ スタッフが一丸となって考えられるだけの様々な配慮を実施しました。 うか。 さらに、日本には新卒一括採用の慣行があります。例年就職希望者の9割以上が就職し、諸 結果、8時間という長丁場にも関わらず、途中退出者は 1 人のみ。時間が経つにつれ議論は活発 外国に比べて若年者の失業率が低いという良い面がある反面、一度この流れから外れてしまう 化し、参加した若者の目は徐々に輝きを増し、ラストの就労モデルの提案に至っては、我先にと競 と、たちまちニート、フリーターとのレッテルを貼られ正規雇用での就職が難しくなってしま い合い、当初の予想を覆す 17 つにも及びました。 うという現状があります。 そこからこの 3 月まで、大阪駅前でのタブロイド型新聞の配布、演劇イベントの開催、被災地被 今の社会は、生きにくさ・働きにくさを持った若者に対して非常に冷たい社会となってしまっ 支援、職場体験事業(おまかせレイブルズ)等、レイブル達を中心に様々なメニューを濃くそして ています。 熱く打ち出してきました。 ニートの支援については、税収の低下、社会保障費の増大、労働力不足による経済競争力の低 下等、取り組まなければならない理屈は山ほどありますが、レイブル応援プロジェクト大阪一 丸は、様々な困難を抱えながらも自立に向け頑張っている若者をなんとか応援したい。そうい う思いでスタートしました。 86 01 22_ あとがき これらの取り組みを通して改めて確認できたこと。それは、「レイブルは理解のある見守り の中で、それぞれに応じたステージを用意すると間違いなく能力を発揮する。」ということです。 これまで私たちは、レイブルの若者に対して、100 人会議の事前打ち合わせの時のように「で きない」「働けない」と勝手に決め付けてしまっている部分があったのではないでしょうか。 もちろん働くことは楽なことではありません。時には失敗し傷つき、支援により引き上げてき た状態から後退してしまうこともあるでしょう。でも本当の働く力や喜びは失敗の繰り返しや、 傷つきの中から生まれるものではないでしょうか。 それにはチャレンジする側にも支援する側にも覚悟が必要です。少々傷ついても絶対自立す るのだという覚悟。レイブルと向き合い企業との間に入り自立に導く覚悟。私たち大阪一丸の メンバーはその覚悟を持っています。そのために、今後は理解のある企業とともにレイブル達 が力を発揮できるステージと、傷つき落ち込んでも再び立ち上がれるようサポートする体制を 用意します。 企業や府民の皆さんどうか未来ある若者達のために力を貸してください。そしてレイブルの 皆さん。私たちは皆さんの力を信じています。勇気をもって一歩踏み出しましょう!次のステー ジで待っています。 2012 年 3 月 レイブル応援プロジェクト大阪一丸 87 主 催 運 営 TOYBOX
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