報告書 - 富山大学 国際交流センター

ハワイ大学マウイカレッジ
英語研修プログラム
2015 報告書
A L O H A
目次
英語研修プログラム概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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(1)期間
(2)研修先
(3)参加者
(4)日程
(5)MLI(Maui Language Institute)について
ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して(個人レポート)・・・・・・・
留学中の生活について(グループレポート)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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マウイカレッジについて
MLI (Maui Language Institute)について
ホームステイについて
週末や Free Time の過ごし方について
来年度参加者へのアドバイス
引率教員からのメッセージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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英語研修プログラム概要
(1)期間
平成27年3月15日~4月4日
(32日間)
(2)研修先
ハワイ大学マウイカレッジ
マウイランゲッジ
インスティテュート
Maui Language Institute
310 W. Ka’ahumanu Ave, Kahului,
HI USA 96732
☎
(808) 984-3499
http://maui.hawaii.edu/
ハワイ大学マウイカレッジは、米国西部地域私立学校大学協会によって認定された、
各学期約 3,000 人の学生が在籍するマウイ島でもっとも大規模な学校です。2010 年の
春にマウイコミュニティカレッジからハワイ大学マウイカレッジに名称を変更し、学士
号取得のプログラムの強化を図っています。 また、マウイカレッジでは、学生が個々
の目標を追及するための知識や能力を発展させられるよう学習環境を整え、献身的なサ
ポートをしています。
(参照:http://maui.hawaii.edu/about-uhmc/)
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(3)参加者
学部 ・ 学科
学年
氏 名
人文学部・人文学科
1
立花 祐里彩
人文学部・人文学科
1
中川 愛菜
人文学部・人文学科
2
清水 郁子
人文学部・人文学科
2
双川 映美
人間発達科学部・発達教育学科
2
青山 千恵
人間発達科学部・人間環境システム学科
2
渡辺 美穂
経済学部・経営学科
1
浅野 はる菜
経済学部・経営学科
2
山口 璃子
工学部・生命工学科
1
田代 奈央
工学部・材料機能工学科
1
梅澤 崇良
工学部・環境応用化学科
2
正木 満教
<引率教員>
往路:
竹腰佳誉子
(人間発達科学部 准教授)
復路:
髙﨑一朗
(工学部 准教授)
(4)日程
3月15日(日)
富山空港発 羽田空港、リムジンバスにて成田空港へ
成田空港からホノルル空港経由でカフルイ空港着
16日(月)
~
4月 2日(木)
マウイカレッジにて語学研修
3日(金)
カフルイ空港発、ホノルル空港経由で成田空港へ
4日(土)
成田空港着、羽田空港経由で富山空港着
3
(5)MLI(Maui Language Institute)について
ハワイ大学マウイカレッジの中にある MLI(Maui Language Institute)では第二言
語としての英語を学ぶ、通常7週間の集中的な英語学習プログラムを提供しています。
1クラスの学生数は8~16人程度となっています。初日のオリエンテーションにレ
ベル分けのテストがあり、その後学生はそれぞれの語学力に合わせたクラスで授業を受
けます。
短期語学研修プログラム
ハワイ大学マウイカレッジの Intensive English プログラムは通常7週間~のコース
となっていますが、今回の研修では、富山大学の学生は同コースに3週間参加しました。
授業内容はレベルによって異なりますが、今回受講した授業は下記の通りです。
【授業時間】
月、火、水、木曜日 9:00~13:30(金曜日は授業なし)
80分1コマ
【授業内容】
初級(Beginner)
中級(Intermediate)
上級(Advanced)
Grammar Beginner
Grammar Intermediate
Grammar Advanced
Reading Beginner
Reading Intermediate
Reading Advanced
Writing Beginner
Writing Intermediate
Writing Advanced
Cultural Literacy Beginner
Cultural Literacy Intermediate
Cultural Literacy Advanced
Speaking and Listening Beginner
Speaking and Listening Intermediate
Speaking and Listening Advanced
Film Studies Beginner
Film Studies Intermediate
Film Studies Advanced
その他、上記のカリキュラムに加えて、英語を授業外で使う機会を得るため、Lahaina
へのエクスカーションがプログラムに組み込まれています。
※単位認定について
ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムの成績証明をもとに、富山大学にて単
位認定がされる場合があります。ただし、部局により認定科目、単位数等が違います。
※奨学金について
平成26年度ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムでは、参加者のうち
9名の学生に「五福キャンパス国際交流事業基金学生海外渡航補助事業奨学金」
が支給されました。
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個人レポート
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人文学部人文学科
立花祐里彩
私がこの語学研修に参加したのは、一つは英会話能力を高めたいと考えたからでした。
そのため、この研修までにまず発音から勉強しました。それ以前に英語の発音について
真剣に勉強したことがなかったので、難しかったし、根気のいる作業だと感じました。
BBC などの英語学習サイトを利用し、ディクテーションをし、さらに一つ一つの単語の
発音記号を調べて音読するという作業を 1 ヶ月程続けましたが、大変だったのでやめて
しまいました。しかしこれは結構力になったと思います。次にしたのは、教養の英語の
授業でちょうど映画のスクリプトを用いた授業を受けていたので、それを使って何度も
映画を観て、簡単なセリフや単語を覚えるようにしました。また、この頃ハワイの友人
に分からないところを教えてもったり、よく使う表現などをたくさん教えてもらったり
もしました。こちらの勉強の方が、より日常会話の勉強には役立つと思いました。
実際にハワイについてからは、現地の方々は私達向けにゆっくり英語を話してくださ
るのですが、それでもたまに聞き取れませんでした。そのようなこともあり、自分に対
してがっかりしたこともありましたが、ホスト
ファミリーや、道行く人までも応援してくれた
り褒めてくれたりしたので、もっと勉強を頑張
ろうという気持ちになれました。英語に関して
は、自分の気持ちを完全に表現することができ
なくて何度も悔しい思いをしましたが、最終日
にコメディ映画を見たときに、意外にセリフが
聞き取れて理解できている自分がいて驚きま
したし、嬉しくもありました。
総合的にみて、英会話能力はそこまで上がらなかったとは思いますが、この語学研修
では英語以外にたくさん素晴らしい経験をさせてもらいました。マウイ島は本当に美し
い島で、朝は雄大な火山を望むことができましたし、夜は天の川が見えるのではないか
と思うほどの満天の星空でした。 また、今回はホームステイであったので、買い物で
スーパーマーケットに行った際に、だい
たいどの店にも日本名の食品や調味料が
多く置いてあり、ハワイの歴史もこのよ
うな日常生活のレベルから感じることが
できて勉強になりました。ホストファミ
リーと友人達はほぼ毎日マウイ島の観光
地に連れて行って遊んでくれましたし、
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何より彼らが本当に優しく、家族のように私達と接してくれたことが心に残っています。
帰国前にホストファミリーからもらった手紙に、あなたは私達の ohana だから、いつ
でもマウイ島に帰ってきてね、というメッセージがかいてありました。ohana はハワイ
語で家族という意味です。帰国後、研修を振り返って一番心に残っているのは、英語の
能力云々よりも、このホストファミリーの言葉でした。自分もこういう人間でありたい
と強く感じました。何かのかたちで、ぜひもう一度マウイ島を訪れたいと思いました。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人文学部人文学科
中川愛菜
私がこのプログラムに参加しようと思ったのは、留学することが高校の時からの夢で
あり、それにアメリカやハワイの文化に興味があったからです。 参加募集の紙を見た
瞬間に、「行きたい!」と素直に思いました。しかし初めから長期滞在は少し自信がな
かったので、この3週間のプログラムが私にはちょうどいいなと思い、意を決して参加
することにしました。両親は私が海外で勉強したいと思っていたことに驚いていたよう
でしたが、私の行きたいという気持ちに賛成してくれて、それが私を後押ししてくれた
と思います。行くからにはしっかりやろうと思い、会話の本を買ってきたり、English
Centralを活用したりして日々英語に触れることを心掛けました。
カフルイ空港に着くとホストファミリーがレイを掛けてく
れ、私たちを歓迎してくれたのでとても嬉しかったです。そ
のあとさっそくスーパーマーケットに行ったのですが、その
サイズ感の違いに驚きました。日本にはないようなビックサ
イズのピザやジュースだったり、シリアルやケーキの種類が
豊富だったりと、いろいろ新鮮な発見ができました。
それと私の「Mana」という名前はハワイアンネームで、StrongやSoul、Energy
などを意味するそうです。自己紹介をするとハワイの人はいい反応をしてくれて、名前
もすぐ覚えてもらえたので嬉しかったです。「Mana」という名前を誇りに思いまし
た。
ⅯⅬIでの授業は英語を使い、学ぶのにとてもいい環境だなと思いました。まず周り
の友達や先生とコミュニケーションとをとるのに英語しか使えないというのは最初は
とても苦痛で、わからないことのほうが多かったですが、徐々に質問にも答えられるよ
うになりました。先生方は授業の初めに昨日の放課後や週末にしたことをよく聞いてき
ました。みんなそれぞれの出来事を聞くことができてよかったと思います。私が一番好
きだった授業はⅭⅬ(Cultural Literacy)です。3月4月はSt.Patrick's Dayや、April
Fool's Day、Easterなど様々な行事があって、St.patrick's Dayには緑色の服や物を身
に着けるという文化を知れたり、クローバーのおかしを食べたりもできました。April
Fool's Dayにはみんなで過去についたことのある嘘を話したり、Easterには各国の祝い
方や休日の長さなどを知ったし、卵に色をつけたりととても楽しかったです。Easter
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は日本では祝うことはないので新鮮でした。
Readingの授業はずらずらと書かれた英語を速
くかつ正確に読むことが要求されました。私は
文字ばかり追って内容がなかなか頭に入ってき
ませんでした。でも周りのみんなは読み取りが
速く、要約もすぐに言えていました。私もこう
なりたいと思いました。この力はTOIECやTOEFL
でも絶対役立つと思うので力を入れて勉強した
with my classmates
いなと思いました。
アクティビティに関しては梅澤くん、正木くんのホストファミリーにとてもお世話に
なりました。彼らに連れて行ってもらった場所で大好きになった場所は「HANA」と
いうところです。これは地名で学校から片道2時間ほどかかる遠い場所です。道は曲が
りくねっていて、小さな橋を50個ほど渡ります。周りは木々に囲まれていて緑豊かでし
た。まず最初に着いた場所は「Chings Pond」です。奥には滝があります。
この横の崖を登ってジャンプし飛び込みます。私はハワイに来て何かアクティブなこと
をしたいと思っていたのでもってこいでした。水も澄んでいてきれいでした。他にも「W
AINAPAPA」で洞窟の中で泳いだり、黒い砂や赤い砂のビーチを見たりしました。
どこも写真で見るような美しい景色で、海も嘘みたいにきれいな色をしていました。H
ANAで特に私の一番のお気に入りの場所は「WAIOKA」です。入り江のようにな
っていて、周りはすぐに高い崖になっています。ここもジャンプして飛び込むスポット
なのですが、一番高いところで20mはありそうでした。ここをホストファザーの息子は
軽々と登り一気にジャンプしました。私はこんな高いところからは無理でしたが、6m
くらいから3回ジャンプして飛び込みました。これは本当に本当に楽しくてエキサイテ
ィングでした。日本ではなかなかできない貴重な体験ができました。
Brack Sand Beach
9
Waioka
Takara's host family's house
最終日は梅澤君たちの家でご飯を一緒に食べて、音楽に合わせてフラダンスを踊った
り、ウクレレを弾いたりしました。ハワイの音楽はゆったりしていて、美しい景色が目
に浮かんでくるようで、落ち着いた気持ちになれました。また彼のホストファザーはマ
ウイの形をした木でできた磁石やココナッツの葉で折ったバラの花とフムフムヌクヌ
クアプアというハワイで有名な魚の形をしたもの、メッセージカードをくれました。私
たちはとても楽しい時間を彼らと一緒に過ごすことができました。こうやってハワイの
文化を身をもって感じることができて本当に嬉しかったです。
この研修は私を前よりも成長させてくれたと思います。英語でしか言葉を伝える手段
がない環境の中に飛び込んで得られたことはたくさんありました。日本に帰ってきてか
らもMLIでできた友達と連絡を取り合ったり、一度電話したりもしました。お互いい
い勉強になると思うのでこれからも時々近況報告しあえればいいなと思います。
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マウイでたくさんの素敵な方たちに出会うことができて、私は本当に幸せでした。関
わったすべての人に感謝したいです。特にホストファミリーは3週間毎日いろいろな場
所へ連れて行ってくれて、いい経験をたくさんさせてくれました。次はさらにもっとコ
ミュニケーションをとれるように英語を身につけてまた会いたいなと思います。これか
らも英語を使って話す楽しさやマウイでの経験、思い出を忘れず、日々の勉強に励みた
いと思います。
with Yuria, me, my host mother and father
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人文学部人文学科
清水郁子
マウイで過ごした 3 週間は思っていたよりも本当にあっという間だった。学校でも、
家でもすべてが英語という、日本とは全く異なる環境での生活はすべてが新鮮で、充実
したものであった。平日はひたすら昼も夜も勉強し、休日は思いっきり遊ぶ。私にとっ
て、マウイで行った場所、出会った人たち、すべての機会がきらきらと輝いていた。
勉強面に関しては、正直思っていたよりも本当に辛かった。初日に簡単な writing と
speaking のテストを受け、私は advanced のクラスに入ることになった。レギュラー
生徒と富山大学の生徒合わせて 10 人ほどのクラスで、レギュラー生徒の人たちは英語
を勉強しているとはいえ、みんなネイティブ並の英語力を持っていて、そのほとんどの
生徒が私より年下であるということを知ったときは本当に驚いた。授業内容としては、
ほとんどがディスカッション形式で先生から与えられた問題をグループで話し合って、
それを発表しあうという機会が多くあった。最初は周りが言っていることを聞き取るの
が精一杯で、発言をする余裕がなかったが、この形式に慣れていくうちに、話し合いに
もちゃんと参加できるようになり、少しではあるものの自分の英語力の上達を実感でき
た。それなりの緊張感は常にあるが、生徒が主体の授業であるということが感じられて、
達成感のある授業内容だった。宿題も難しい上に量も多く、毎日深夜までかかるほど大
変だった。大体はプリントだったが、一番苦労したのはプレゼンの宿題である。1週間
で、PowerPoint を使って、ハワイに関する話題に関して 10 分間のプレゼンを作って
くるという内容だった。他の宿題で手一杯な上に、1 週間という期間で PowerPoint と
speech を作るのは大変だった。 私はフラダンスについて発表をしたが、パソコンを
持ってきてなかったため、学校で放課後しか作業することができず、ほぼぎりぎりで完
成させたのを覚えている。今思えば、パソコンも持っていけばよかったなと思う。
次に生活面に関してまとめる。私の家庭は 3 人が同じ家でホームステイし、両親とも
働いていたため、毎日私たちが起きる前にはもう家を出ているほど忙しそうではあった
が、いつも私たちのことを一番に考えてくれる、本当に温かい家庭だった。必ず夜ご飯
は 5 人で食べたし、放課後や週末は私たちを色んな所に連れて行ってくれた。学校も楽
しかったが、家では本当に学校での緊張感を忘れられた。家族には本当に恵まれていた
と思う。私は 3 人で一緒にホームステイするという、他の家庭よりは多い人数ではあっ
たが、本当にいつも 3 人で助け合って生活していたと思う。また私たち 3 人はある決ま
りを一つ決めた。それは、私たち 3 人だけでいる時以外は、家でも必ず英語で話すとい
うことである。やはり、1 人でホームステイするのと、複数人でホームステイすること
の一番の違いは、一緒にいるとつい日本語で話してしまうという点にあると思う。しか
し私自身、留学している以上、日本語に頼ることは極力したくなかった。英語が分から
ないからといって、ホストファミリーといる時も日本語で話すというのは絶対に良くな
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いと思ったため、私が提案した。そのため日本語で話すのは、自分達の部屋に戻った後
や、3 人だけでどこかに行く時だけだった。それなりに大変ではあったし、常に辞書は
持ってはいたが、ホストファミリーはいつも私たちの話をゆっくりでも聞いてくれたし、
分からない単語がある時はより簡単な単語で話してくれた。家族で過ごす時間は本当に
楽しかった。家族みんなでどこかに行くという機会は少なかったかもしれないが、みん
なで過ごせるだけで私は充分だった。 また 3 人だけでもよく色々なところへ買い物に
行った。放課後にすぐ近くのショッピングモールへ行ったり、休日にバスを使って少し
遠くの町に行ったりもした。分からないことだらけの中、よく行動したと思う。それに、
マウイの人はみんなとても親切で優しかった。学校の生徒や先生はもちろん、街中で初
めてあった人もみんな私たちの英語を理解しようと、話そうとする姿勢が見えて、本当
に嬉しかった。マウイで出会った人の温かさには何度助けられたか分からない。
今回の留学で私が得たものは何だろうと考えた時、一番に思うのは将来への展望であ
る。まだまだ英語の勉強が足りないということを痛感したと共に、英語を使った仕事に
就きたいという思いがこの留学を通して強まったと思う。また、何より、海外の大学で
勉強してみたいという夢ができた。大学生活はもう 2 年間弱しか残っていないが、どん
な道に進みたいのか、自分が一番したいことは何なのか、将来と向き合う良いきっかけ
になったと思う。この留学がゴールではなく、スタートとして、自分の糧になるような
将来設計を進めていきたいと思う。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人文学部人文学科
双川映美
全体を通しての感想は、一言でまとめると参加して良かったです。自分の伝えたいこ
とを咄嗟に言葉にできないもどかしさをこの留学で何度も経験しました。その度にもっ
と英語力をつけたいと感じました。しかし、ホストファミリーに現地の文化をたくさん
教えてもらったり、自然あふれるマウイの観光地に多く連れていってもらったりと、楽
しくて貴重な体験もたくさんできました。ホームパーティを頻繁にひらいてくれて、そ
の中でウクレレを習ったり、英語を使ったゲームを考えてくれたりと毎日が充実してい
ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
アクティビティーはどれも貴重な体験でしたが、中でも特に印象に残っているのはカ
ヌーを漕いだことです。現地の人に混ざってカヌーを漕いだのですが、皆さんとても温
かくて感動しました。時々水面から亀が顔を出したり、下を見たら泳いでいたりします。
前に乗っていた方が私のために一生懸命亀を探してくれました。
学校での授業は想像していたよりもレベルが高かったように思います。校舎内で話し
て良い言語は英語だけというルールの下、日本、中国、韓国、ベトナムなど様々な国か
ら来て勉強しているレギュラークラスの生徒さんたちの中に、私たち富山大学の生徒
11 人が 3 週間加わるという形でした。レギュラークラスの生徒さんたちの授業にのぞ
む姿勢はとても能動的、自発的でとても刺激になりました。授業はペアワークが頻繁に
あったので、たくさんの人と交流することができました。会話する中でそれぞれの国の
クリスマスの過ごし方やエイプリルフールデーに対する意識の相違など、同じ行事でも
やはり国ごとで多少異なっていて面白かったのが印象的です。
レギュラークラスの生徒さんが計画してくれて、放課後にバーベキューをしたことも
良い思い出です。勉強だけではなくこういった形で交流できることがマウイ短期留学の
魅力だと感じました。また、学校の遠足として最終日の放課後に全員でラハイナへ行き
ました。その時もクラス関係なく交流できたので楽しかったです。
3 週間ハワイに滞在し、英語や外国に対する興味や関心が大きく増しました。これま
で、遠い映画の世界としか思えなかった外国での生活を体験し、より英語の重要性を感
じました。今回の短期留学を活かし、今後の英語学習を有意義なものにしていきたいで
す。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人間発達科学部発達教育学科
青山千恵
今回、私がこのプログラムに参加した目的は英語の勉強もありますが、何よりもこの
大学生活の中で今しかできない経験をしたいと思い参加しました。そうは言っても、こ
のプログラムに参加を決めた時や出国前には不安でいっぱいでした。なぜなら、私は英
語専攻でもなく、むしろ一年近く英語から遠ざかっていたからです。しかし、マウイで
過ごした3週間は私にとってこれまでにない大きな経験となり、心から行ってよかった
と思えるものになりました。
この3週間を語る上でホストファミリーの存在を欠かすことはできません。初対面の
人の家でお世話になるということに不安や緊張がなかったかと言われれば、もちろんそ
うではありません。しかし、彼らはいつだって温かく優しく、私たちのことを考えてく
れました。 学校の送り迎え、ほとんど毎日放課後に私たちを観光やショッピングに連
れていってくれたこと、毎日のおいしいごはん、すべてにおいて感謝でいっぱいです。
きっと文法も発音もめちゃくちゃであろう私の英語を理解しようとしてくれて、私が理
解できるまで何度も何度も言葉を変えたりして話してくれました。そうした時間を過ご
すうちに、ホームステイ先が自宅のようにリラックスできる、大好きな場所になりまし
た。
MLI ではいろんな国の友人ができま
した。最初は自分から話しかけること
ができず、会話にもついていくことが
できませんでしたが、ここでもみんな
温かくフレンドリーに接してくれまし
た。授業はやはり難しく、心が折れそ
うになったこともありました。日本で
の英語の授業とは違い、主体性を求め
られる授業で、聞き取れなかったとき
には自分が何をすべきかも分かりませ
ん。しかしそんなときにはクラスメイトが教えてくれました。最後まで頑張れたのはク
ラスメイトのおかげです。BBQ を開催してくれたり、最後の日に遠足に行ったり、こ
こでできた友人のことを私は一生忘れることはないでしょう。
この3週間を振り返って、強く感じることは、体験を通してでしか得られないものが
あるということです。英語の学習に関しても、単語や文法を“知っている”ことと“使
15
える”ことは違います。どんなに参考書を開い
て勉強しても、会話のなかで瞬時に聞き取り、
理解し、応答できる能力はつきません。また、
日本とは違う文化・価値・習慣を体験すること
によって、はじめて自分がもつ文化・価値・習
慣を意識できます。そのことが視野が広がる、
ということにつながるのだと思います。もしこ
のプログラムを迷っている人がいるなら、ぜひ
参加してみてください。マウイは本当に素敵な
場所です。現地の人たちは必ず私たち日本人を
歓迎してくれるでしょう。私もマウイでの経験
を今後のバネとしていきます。
16
ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
人間発達科学部人間環境システム学科
渡辺美穂
私のプログラム参加理由は、英語の教師を目指す上で一度は海外に行っておきたかっ
たというのと、実際に英語を使って現地の方々と会話してみたかった、という理由でし
た。一年生の時から興味を持っていて、英語の先生や国際交流センターの方にもお話を
聞きに行ったりしていました。そしてようやく三年生になる春、夢を実現させることが
出来ました。
印象に残ったのはやはり現地の人々との触れ合いです。最初はホームステイの家族と
出会ったとき緊張のあまり一言も発せず、食事の時も無言で頷くことしか出来ませんで
した。けれども勇気を持って何か話題を振ってみると、そこから話が膨らんでいつの間
にか 1 時間ほど英語で話をしていました。その日から家族とも気軽に話せるようになり、
英語で会話することがとても楽しく感じ始め、自信もついていきました。しかし上手く
いったことばかりではありません。たまにほんの短いフレーズの英語や一単語でも、発
音やアクセントが違っていただけで通じないことがあり、落ち込んで英語を話すことが
怖くなった時もありました。しかしそこで英語を話さなくなると絶対に英語力は向上し
ないと思ったので、どんどん積極的に話しかけ、空き時間には家族がよく使っている表
現をメモしてオリジナルのノートを作成してスピーキングの練習を行っていました。試
行錯誤しながらもそうした努力を重ねることで、ネイティブと会話を続けることが出来
たり、またネイティブの発音に慣れて以前よりもリスニング力も向上させることが出来
たと感じました。たった三週間と思う人もいるかもしれませんが、自分の努力行い次第
で変わることが出来ると思います。ホームステイ家族以外にも学校でネイティブの先生
と挨拶したり、他の国から来たクラスメイトと英語を話しながら交流を楽しみました。
英語は世界共通語といっても、中国人が話す英語、ベトナム人が話す英語、様々特徴 (発
音、抑揚、聞き取りやすさ…等)があることを学びました。英語はCDで聞くような英
語だけじゃなく、その国々によって異なっていると知ったし、生きた英語を体験出来た
と思います。
学校や勉強だけじゃなく、休みの日にはアクティビティや観光を存分に楽しみました。
例えばカヌーをしたり、ホエールウォッチングに出掛けたりしました。 一番思い出に
残っているのはハレアカラのサンライズを見たことです。サンライズを見るために早朝
に家を出発し、山道へ向かいました。とても眠かったし山の中は寒く風がとても強かっ
たです。けれどもサンライズを見た瞬間そんなことは忘れ、美しい真っ赤な朝日に目を
奪われました。あの日見た美しいサンライズを忘れることはないと思います。他に印象
に残っていることは、ルアウというハワイでもとても有名なディナーショーに行ったこ
とです。本物のフラダンスを見ることが出来たし、ハワイの料理もたくさん食べられて
充実した時間を過ごしました。
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最後に私は初めての海外旅行ということで見るものすべてが新鮮でした。でも最初は
英語しか聞こえてこない状況に戸惑いや焦りを感じたし、自分がしたいことを伝えるだ
けでも大変でした。けれども後半からはすっかりそんな状況に慣れて、むしろ英語を話
しながら生活することに楽しさ、そして喜びすら感じることが出来るようになっていま
した。またプログラムによって英語を勉強しようというモチベーションが更に上がりま
した。この経験を生かして、英語資格習得や9月にある教育実習に積極的に取り組みた
いと思います。一生忘れられない最高の三週間でした!
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
経済学部経営学科
浅野はる菜
私は自分の英語力を磨きたいと考えていたのと共に、違う国に住む人たちの生活や価
値観などを肌で感じたいと考えていた為に、今回の研修に参加しました。
3週間はあっという間で、とても濃い時間を過ごすことができたと思っています。出
発前は心配事など不安もありましたが、ちょっとした質問でも丁寧に回答してくれるな
どサポートがしっかりしていたので不安も消え、安心して出発することができました。
マウイ島は自然も豊かでとても綺麗な場所であり、ホエールウォッチングやハレアカラ
火山やビーチなど様々な場所へ行きました。また、ハワイの伝統にも触れることができ、
ハワイの伝統的な料理やルアウというハワイ語で「宴」を意味する食事会などハワイに
行かないと出来ない、見ることが出来ないものも体験することができて本当によかった
と思っています。
MLI の授業では不安ばかりで3週間本当にやっていけるのだろうかと思っていまし
たが、分からないことはなんでも聞けるような環境であると共に、ホストファミリーや
MLI の現地の生徒さんがサポートして下さったおかげで充実した時間を過ごすことが
出来ました。
今回研修に参加したことにより英語学習の意欲向上に繋がったと共に、現地の人たち
の生活など実際に行かないと見ることができないようなものを見ることができたとい
うのが一番よかったのではないかと考えています。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
富山大学経済学部経営学科
山口璃子
わたしがマウイ島へ出発する前、抱いていたマウイ島への印象は“自然豊かな田舎の
島”でした。しかし、実際行ってみるととても素晴らしい場所でした。日本に比べ気温
が高いですがカラっとしており適度な風もあって過ごしやすい、海の色はきれいで透明、
島の中心部である大学の近くには緑豊かな渓谷がありました。島全体が自然に囲まれて
いて、その自然は日本とは少し違いどこか壮大なものに感じられました。
わたしがこのプログラムに参加した理由は、英語を勉強したいからでもありますが一
番はホームステイをしたかったからでもあります。わたしたちは毎日ホストファミリー
と一緒でした。交通網があまり発達していなかったため平日は学校への送り迎えをして
くれました。休日はわたしたちがやりたいこと・行きたいところがあると連れて行って
くれました。とくに思い出にのこっているのはビーチにいったことです。ハワイの透き
通った海に入って泳ぎ、たくさんの魚を見ることができました。海はおだやかで何時間
でも入っていることができました。また、このプログラムに参加した富山大学生とその
ホストファミリーとともにカヌーをしたり、ビーチでボディサーフィンをしたり、ウク
レレを弾いたりしました。プログラムの終盤にはホエールウォッチングをして本物のホ
エールを見ることができました。遠目からでしたがジャンプをしているのも見えたし迫
力がありました。同じ日にハワイアンフードを食べながらフラダンスショーを見ました。
休日の過ごし方についてはとても充実していてホストファミリーに本当に感謝してい
ます。
ハワイ大学マウイカレッジでの授業については、わたしは 3 段階あるクラスのうち 2
番目の Intermediate クラスで、全員で 11 人のクラスでした。日本人が 6 人、韓国人 2
人、中国人 1 人、ブラジル人1人、サモア人1人という構成でした。正直に言うと、自
分にとって授業は難しく聞き取れずわからないことのほうが多かったです。でもグルー
プワークのときは意見を言ったり、分からないことは質問したりすることができました。
3週間という短い間で少しだけリスニング力は磨けたかなと思っています。それはホス
トファミリーとの日常会話のおかげだと思っています。このプログラムを選んでマウイ
島に行き、ホームステイをして語学学校に行って学んだことは私の財産となりました。
本当に行ってよかったと思っているし、また絶対に行きたいと思います。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
工学部生命工学科
田代奈央
マウイ島に着く前から緊張していて、馴染めるかどうか不安でしたが、ホストファミ
リーは私たちをとても温かく迎えてくれました。最初は英語を聞き取ることができず、
意思疎通がうまくいかなかったけれども、一週間経つと耳が慣れてきて聞き取ることが
でき、相手が何を伝えたいのかわかるようになりました。そうすると不思議なもので、
こわばっていた顔も自然と笑顔になることができ、前よりも一層ホストファミリーとの
関係が近くなったと感じました。
ホストファミリーは私の想像以上に、様々な場所に連れて行ってくれました。ビーチ
やプランテーション農園、ハンバーガー店、ホエールウォッチング、食事をしながらフ
ラダンスも観賞できる LUAU だったり。毎日が刺激的で、とても濃い時間を過ごすこと
ができました。この中でも私の一番の思い出はホエールウォッチングです。日差しが強
い中、船で一時間くらい移動して、クジラを目を凝らして探しました。クジラが見えた
時、とても感動しました。写メで何枚もクジラを撮りました。とてもいい写真を撮るこ
とができました。 またホエールウォッチングの前にハンバーガー店に連れて行っても
らったのですが、ハンバーガーの大きさに終始驚いていました。完食するのが当たり前
の日本とは違い、こちらはいらなくなったら残すことが当たり前で、この習慣には最後
まで慣れませんでした。ここで出てきたハンバーガーはお腹がすいていたせいもあり、
完食できました。日本とは大きく異なる点の一つだと思います。
マウイカレッジでは韓国、モンゴル、ブラジルなど様々な国から来ていて、とても楽
しく過ごすことができました。お昼休みはたったの 20 分しかありませんでしたが、ク
ラスの人たちと食べるランチは、にぎやかで、話す英語は片言でもとても楽しく、私の
大切な思い出です。SNS でつながることができたので、またいつか会えたらなと思って
います。
考え方や日常生活の過ごし方など様々なことが違う中で、たくさんのことを学ぶこと
ができ、ひとまわり成長できたかなと感じています。ホストマザーには日本は変わるべ
きだと言われました。これだけ世界で英語が話されているのに、いまだに話せない人が
多かったり、原発問題にしろ、解決しなければいけないことが多いのにもかかわらず、
総理大臣が変わりすぎてなにも解決できていないと言われました。本当にそうだと思い
ます。これから政治にかかわる仕事に就くかどうかはわかりませんが、少しでも良い方
向にむかえたらいいなと思います。
これで英語を勉強することを終わらせずに、これからも英語を続けて勉強していきた
いと思っています。
21
ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
工学部材料機能工学科
梅澤崇良
ハワイ、マウイ島に行って来ました。
気候は暖かく風は爽やかで、とても過ごしやすいところでした。
ただ、夜は肌寒いので長袖が必要です。ハワイの人たちは「寒い、寒い。」と言いなが
ら半袖やキャミソールを貫き通していました。
人々はフレンドリーで全く知らない人どうしでも道端で話し始めます。
僕たちのホストファザーは常にココナッツの葉っぱを
持ち歩いてバラの花を作ります。チップに添えてテーブ
ルに置いて行ったりします。ついには、服屋さんでの買
い物中に店員さんに渡していました。
あまりにも多く作るので若干、引いてしまいました。
しかし、亡くなった弟さんが教えてくれた大切なものら
しいです。ジーンと来ました。これからも作り続けて欲
しいです。
色々なビーチに連れて行ってもらいました。
泳いだり、ボディーボード(短いサーフボード)でサーフィンをしたり、ウクレレを弾い
たりします。
泳ぎ疲れて何もないところで寝ていたら背中が真っ黒になりました。
おすすめはボディサーフィンです。最初は波に乗るのが難しいですが、乗れたときは最
高です。本気で「ヒャッフー!」と、言ったのは生まれて初めてかもしれません。
ハレヤカラ山に日の出を見に行くことができました。
前日は近いところに住んでいる友人の家に泊まりました。
星の綺麗な夜でした。昼の空を見上げて雲の形から他の様々なものを連想するように、
星々を繋げて星座を作りたくなります。遠い昔の人達が見ていたのと同じ空だと思いま
した。
日の出のために山の頂上に行きました。東から強い風が吹いているところでした。
やがて、陽が昇り始めました。美しい日の出でした。
僕も友人もずっと奥の方にある丘も世界中のすべてが赤く染まっていました。
まるで特殊な果汁を頭からかぶったような鮮やかな赤でした。
22
学校の授業では film の授業がお気に入りでした。「Love actually」という映画です。
いくつかのカップルのクリスマスまでのショートストーリーを描いた映画です。
英語の字幕だけでも割と楽しめることが判明しました。日本に戻っても同じ様に観よう
かなと思いました。
ビーチやマウンテン、BBQ やパーティなど毎日のようにイベントがあって、充実し
ていました。
一緒に行った日本の子も向こうで知り合った人も皆いい人たちばかりで、楽しい時間を
過ごすことが出来ました。
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ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムに参加して
工学部環境応用化学科
正木満教
今回富山大学が交流を結んでいるハワイ大学マウイカレッジへの研修プログラムに
参加した。3 週間という短い期間ではあったが、日本国外での研修は日本という国に留
まっている自分の海外へのイメージを実際に文化に触れることで変化させる良い経験
となった。
今回の研修ではマウイカレッジへ通って英語を学ぶこととなったが、日本では英語
を読む聞く機会があっても喋る機会がなく、そのような経験のない自分にとってそれは
大きな障害となった。またマウイ島で生活する際、現地に住む人の家で共に生活するこ
ととなったが、携帯電話を自由に使って連絡が取れない環境での生活であったために、
まずは相手の考えを理解することを最優先とした。次に、自分の考えを伝えようとする
が日本語に比べて何倍、何十倍の発音を持つと聞いた英語を正しく発することは難しく、
やはりそこでも自分の喋る能力が大きく影響した。そのようにして自分の英語に対する
課題の再確認と実際に英語のみの環境の生活で新たな発見が自分の英語に対する知識
に大きく影響を与えた。
また、ホームステイをすることで現地の人と常に触れ合い、イメージでしかなかった
マウイ島での生活や文化にも触れ合うことができた。異なる環境ではあるが、人は日本
と変わらずとても良い人ばかりで英語がうまく使えなくてもなんら困ることはなかっ
た。食文化はハワイは日本人が多く来ること、周りが海に囲まれていることもあるため
か日本と大きく変わらない料理も多かった。また、ホームステイ先が楽器の先生だった
こともあり、ハワイではメジャーな楽器であるウクレレを弾かせてもらう機会が大変多
かった。最終的には買うことになる程のめり込んでしまったわけだが、ウクレレを通し
て現地の多くの人と意気投合することができた。ハワイでのよく知られている歌をいく
つも知ることができ、その歌詞にはマウイ島に関する歴史について書かれているモノも
多くとてもたのしいものだった。
書いているとキリがないと感じるほど、多くの経験をすることができた。もう一度い
きたいと思う。
24
グループレポート
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マウイカレッジついて
山口璃子
田代奈央
私たちが約三週間通ったマ
ウイカレッジは海岸から近
く、道路を挟んで向かい側に
は大きなクイーン・カフマ
ヌ・ショッピングセンターが
ありました。大学は広く、敷
地内には大小あわせて約 30
個の建物がありました。駐車
場は富山大学よりも大きい
印象をうけました。
Laulima とはハワイ大学マウイカレッ
ジの中にある留学生の語学研修施設の
ことです。
ク ラ ス は Advance,
Intermediate,
Beginner クラスの 3 つに分かれていま
す。わたしがいた Intermediate クラス
は富山大学生 4 人を含めた 6 人が日本
人、韓国人 2 人、中国人1人、ブラジ
ル人 1 人、サモア人 1 人の 11 人で構成
されていました。
ほかのクラスも国籍はさまざまでした
が、やはり日本人が多かったように感じました。
毎日の授業は月曜日~木曜日の 9 時~13 時 30 分まであり、授業内容は Reading,
Writing, Speaking&Listening, Culture, Movie に分かれていました。Culture はアメ
リカの文化(今回は復活祭やパトリックデイ)などを学ぶもの、Movie というのは洋画
を字幕なしの英語で見て理解するといった内容です。
どの授業も開始 10~15 分間は Chit Chat といって、クラスメート同士で 3 人ほどのグ
ループを作って日常会話をする時間が設けられていました。週初めには“週末は何して
26
た?”という会話から“昨日
何食べた?”などの質問を通
して親交を深める良いキッ
カケとなりました。
これは Laulima の裏側です。
近くにカフェテリアがあっ
てその中にはカフェスタン
ドやビュッフェスタイルラ
ンチの売店、寿司ロールなど
が売っていました。
私たちが主に使用していた建物は
マウイカレッジの語学研修用の建
物とカフェテリアでした。他にも図
書館、TLC というパソコン室など
使用できる場所はありましたが、ほ
とんど 2 つの建物だけで過ごして
いました。語学研修用の建物は二階
建てで中に入ると目の前に階段が
あり、すぐ横にテーブルとイスがい
くつか置いてあるトークスペース、
受付カウンターがあり、それぞれの
教室に続く通路が二か所見えます。 トイレもあったのですが、日本とは異なり個室ス
ペースのドアと壁は上と下が 20 センチ程あいていて、少し落ち着かなかったです。ほ
とんどの教室は横三列くらいで一列に 6 人くらいが座ることができましたが、実際に使
用したのは前二列で、生徒は分かれて座っていました。前には先生が授業で使用するパ
ソコンと大きなマジックボードがありました。また少し離れたところに教科書やマウイ
カレッジのグッズを売っている建物もあり何回か買おうか迷いました。
大学内には広大な芝生があり豊かな自然とともに勉学に励むことができました。ほかに
もたくさんの木々、とくにヤシの木がたくさんあり大学内にいるだけでも南国に来たと
いう実感が得られました。
27
MLI の授業について
清水郁子
双川映美
青山千恵
MLI では日本、韓国、中国、ベトナム、モンゴル、ブラジル、サモアなど様々な国
から来た留学生が英語を勉強しています。初日に、essay による writing のテストと面
接による speaking の簡単な 2 つのテストを受けました。その結果よって beginner、
intermediate、advanced の 3 つのクラスに分けられました。すでに何ヶ月も MLI で
勉強しているレギュラーの生徒さんたちに、私たち富大生が 3 週間混ぜてもらうという
形の授業でした。また、校舎内で英語以外の言語を話さないことを約束させられました。
授業は月曜から木曜までの 4 日間で、80 分授業が 1 日 3 コマありました。科目は
grammar、writing、reading、listening & speaking、film、culture の 6 種類ありま
した。クラスによって多少進度や難易度は変わりますが、どのクラスもレギュラーの生
徒さんはやはり英語に慣れていて、授業のレベルは高かったように思います。また宿題
の量が各教科、非常に多く毎日深夜までかかるほど宿題に追われ続けました。授業の特
徴としては、discussion を頻繁に行い、生徒同士の英語での交流を大切にしていたこと
が挙げられます。個人作業というというよりは、先生から与えられた問題を数人で話し
合ってそれを発表し合うという授業形式でした。このような形式に慣れることで必ず聞
く力、話す力は向上すると思います。
富山大学で私たちが受けている講義は、教授が話していることをノートにとって、理
解していく形式が多いと思います。MLI での授業と比べると、主体的な授業態度には
欠ける気がします。MLI でもノートは必須です。しかし、ノートは先生の板書を必死
にまとめるためにあるのではなく、第一に自分の考えやグループの考えを書くためにあ
るものだという印象を受けました。授業は生徒自身が主体であるものだということを実
感しました。毎時間、気付いたら授業が終わる時間になっていて、それだけ集中力が維
持できていたのだと思います。つまり 80 分という授業時間は決して長くはありません
でした。
どの授業もただ楽しいだけではなく、それなりにやる気と努力が必要なものでした。
しかしその分、やりがいと達成感を得る事もできます。日本での英語の授業ももちろん
ためになると思いますが、やはり現地での勉強は緊張感があって吸収しやすいと思いま
す。大変な思いをすることもありましたし、自分の英語力に愕然とさせられることもあ
りました。ですが、これほど充実感を味わうことができる英語学習は留学だけだと実感
しました。
28
ホームステイについて
中川愛菜
立花祐里彩
送迎
ホームステイ先から MLI まで、毎日ホストファミリーが必ず送迎してくれます。私たち
のホームステイ先と MLI は距離があったので、逆に、その分車内でたくさん話をするこ
とができて、良かったと思います。
食べ物
予定では朝と夜食事を出してくれるということだったと思いますが、学校のカフェテリ
アが spring break で休みの時などは、お昼ごはんもサンドイッチやチキンなどをもた
せてくれたので、助かりました。ホストマザーのご飯はとても美味しかったです。コー
ンチャウダーの作り方を教えてもらうこともできて、楽しかったです。マウイで食べた
食事はすべて美味しかったです。特に、poke というマグロの刺身に味付けしたような
ものがお気に入りです。
アクティビティ
ホストファミリーがマウイの観光地からショッピングセンターまで、 たくさん連れて
行ってくれました。たくさんビーチがあるので、そこで泳いだりボディーボードを教え
てもらったり、洞窟の中で泳いだりもしました。
家
行く前までは家の中はやっぱり靴のままなのかなと思っていましたが、すべての家庭
でそうではないようです。はいたままでも脱いでもどちらでもいいという家庭もありま
したが、私たちの家は床がすべてじゅうたんだったので靴は脱いで上がりました。でも
日本のように玄関があるわけではなく、靴は外に脱ぎっぱなしです。友達いわく、盗ま
れることもあるそうです。ホームステイをすることで日本とはまた違った家のつくりや
生活の仕方に触れることができてよかったと思います。
ホームステイ先の家族のみなさんは、私達のことを本当の家族のように暖かく迎えて
くれます。ホームステイは現地の生活を体験することができ、また人の優しさに触れる
こともできる大変貴重な経験であると思います。
29
週末や Free Time の過ごし方について
梅澤 崇良
正木 満教
3 月 15 日
昼すぎに空港に着き、ホームステイ先に荷物を置いた後、ホームステイ先
のお父さんにマウイ島に来たなら初めにということでマケナにあるビーチへ行った。長
時間の移動で疲れていたこともあり、陽に当たりながら見える範囲の景色の話を聞き、
早い時間に 1 日目は終わった。
3 月 16 日
大学のちかくにあるマウイカフマヌセンターというショッピングセンター
に行った。マウイ島では最も大きいショッピングセンターらしく電化製品から土産物ま
で多くの店が並んでいた。これ以降も何度か利用した。
3 月 19 日 授業の終わりに PINATA’S というメキシコ料理の店に行った。メキシコ
の主食となっているようで、中に豆をすり潰したものが入っていた。初めて食べるよう
な味だった。またここで聞いた話で、ハワイでは一つの食べ物の量が多いが、日本のよ
うに残すことがもったいないという考え方はなく日本人同様に食べきれないこともあ
るようだが残すのが当たり前となっている。
3 月 20 日 友人に送ってもらって IAO Valley に行った。
南国の黒部峡谷みたいな印象。
ここに限らず多くの場所でニワトリが見られたがマウイ島では外敵がいない為、野生と
して多く生息しているらしい。土地の起伏が激しく、暖かいという印象の強いハワイだ
がここはとても涼しく気持ちの良い場所だった。
その後、富山大学生全員とそのホストファミリー、アメリカ人の友人の大人数でパー
ティを行った。アメリカすべてがそうなのかはわからないが、呼ばれる者、呼ぶ者は料
理を一つは用意してくるという常識のようなものがあり、様々な料理が並んだ。また、
私たちのホストファザーはウクレレの先生であったことがあるらしく、皆でウクレレを
弾いた。やはり、ハワイではウクレレが皆の共通の楽器であり多くの曲が存在し誰もが
知っていた。大勢でウクレレを弾く楽しい時間であり、そのような文化を知る良い機会
となった。
3 月 21 日
この日はカアナパリにあるビーチに連れて行ってもった。カアナパリはい
わゆるリゾート地でホテルや店が多く建ち並んでいる。昼はそこにあるレストランで食
事を摂った。やはり量が多かったが残すものは残し、持ち帰れるものは持ち帰った。こ
の気楽さには毎回驚かされた。その後も海、プールでひとしきり遊んだ。
30
3 月 22 日
マウイ島で人気のあるハナへドライブした。この日はハレヤカラという
3000m はある大きな山を一周することとなり多くの場所を回った。小さな滝のある川
や black cave と呼ばれる黒い洞窟、名前の通りの red sand beach、black sand beach。
若者が多く集まっていた入江等々。天然のアトラクションのようだった。
3 月 23 日
キヘイにあるビーチに行った。ボディサーフィンと呼ばれるものに挑戦す
ることがあった。伏せた体制でできるサーフィンでとても簡単なものだった。気に入る
人も大勢いた。
3 月 24 日 Maui Ocean Center という水族館へ行った。特にハワイだからという施設
の特徴はなかったが、そこでしか見られない魚がいくつかいた。 また、この日もパー
ティがあり、肉など多くのものが出てきた。パーティが日本での飲み会のようなものな
のだろうか。
3 月 27 日
この日は皆でカヌーに挑戦した。二艘が繋がっているタイプで転覆しない
ようになっているタイプのものだったが、カヌーに変わりはなくむしろ大勢で乗れてと
ても盛り上がるものだった。野生のウミガメには現地の人も驚き、貴重な体験ができた。
3 月 28 日
ハレヤカラ山に登り、美しい日の出を見た。世界中のすべてが赤く染まっ
ているようだった。自分の手から隣の友人から遠くの岩まで、目につくもの何から何ま
でが赤く染まっていた。その後もいくつかの場所で景色を見た。
3 月 29 日
船に乗ってホエールウオッチングをした。海面から真っ黒いクジラが垂直
に飛び出してくるのは圧倒的だった。力強さを感じた。
4 月 1 日 三週間、同じ学校に通った人たちと BBQ をした。 全員で 20 人くらい集
まった。マウイの学生が僕たち、富山大学が帰ってしまう前にと企画してくれたものだ。
今後も、交流を続けていきたいと思う。
毎日のようにビーチやマウンテンに行ったり、BBQ やパーティをしたりした。最後ま
で遊びぬいた(勉強もした)研修だった!
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来年度参加者へのアドバイスやおすすめ等について
渡辺美穂
浅野はる菜
来年度参加者へのアドバイスについて
周りすべてが英語に囲まれた環境ということで、私たちも最初は楽しむどころか焦り
や不安を持っていました。何を話したらいいのか、自分の話す英語は変じゃないか、間
違っているかもしれない等、様々ありました。誰しも感じることがあると思います。け
れどもそこで何もしないままだと周りの人との関係や、自分の英語力に変化は望めませ
ん。私たちがそんな不安を解消した方法は逆にどんどん積極的に話してみるということ
です。最初の頃は相手との会話が膨らまず沈黙が多いままでしたが、どんな些細な話題
(例:この食事は美味しいね、暑いね、次の授業は何?等)についてでも話しかけ続けた
ことで、相手からも話しかけてくれるようになり、徐々に長く会話を続けられるように
なりました。またすれ違った時にはにこりと笑って手を振ったり、挨拶が出来る仲間も
増えました。ただスピーキングに関して、事前に少しは使えそうな表現をメモしておい
たりするなど、知識も多くとは言いませんが少しの予習も必要だとは思います。
次に多い不安として、学校で友達が出来るかなというものが多いのではないかと思い
ます。実際最初のほうは、私たちはあまり他の国の友達と交流が出来ず、日本人だけで
固まってしまった…という後悔があります。その原因として学校では多国籍の人(中国
人、韓国人、ベトナム人、ブラジル人等)がいるので、それぞれ性格や考え方が異なっ
ていて仲良くなりづらかったということが考えられます。日本とは違う常識・バックグ
ラウンドを持っている訳なので、それを受け入れる努力が必要であったと感じています。
あまり期待していた反応と違った対応をされても、それぞれ異文化を持っていて同じ環
境で育ってきた訳ではないので気にせず、これも異文化交流だと受け入れる気持ちも必
要であると、私たちは考えています。 でも基本的にマウイカレッジに在籍していらっ
しゃる皆さんはいつもとても明るくて、優しくていい人達ばかりでした。後半には連絡
先を交換したり、教室で隣になったとき気軽に話せるようになりました。本当に辛い時
には学校には日本人の職員さんもいらっしゃるので相談したり、同じホームステイ先の
日本人の友達を頼るという手段があります。私たちは異文化交流がうまくいかず辛いこ
ともありましたが、お互い励ましあって乗り越えることが出来ました。
32
持ち物やおすすめの観光スポットに関して
持ち物について。私たちが一番持っていけばよかったと思うものはパソコンでした。
レポート課題が現地に行ってすぐ出され、その後もレポート課題が何回かありました。
学校のパソコン室で印刷(有料)まで出来ますが、持っているとすぐWi-Fiが通ってい
るところで開いてレポートが打てるので便利だったと思います。また授業中パソコンで
授業のメモを取っている学生がいたので、ノート代わりに使えると思います。Reading
の授業では課題図書の内容を問われるということがあったので図書館でも勿論その本
は借りることが出来ますが、電子書籍を購入するとレポート同様すぐにパソコンで本が
読めるので良いと思います。あとは防寒具です。ハワイと言えど山の中にある家は朝夜
がとても冷えるので、一枚でも毛布やフリース等があれば良いと思います。またマウイ
島で有名なハレアカラ山に恐らくどの学生も行くと思うのですがサンライズを見に行
くことになった場合、早朝の山頂はかなり寒く風がとても強いです。現地の人でも帽子
をかぶったりジャンパーを着ています。なのでハワイだと油断せずに持っていくことを
おすすめします。観光スポットに関して私たちはビーチに何度も行ったし、大体の有名
スポットに行くことが出来ました。ハレアカラは勿論、ハナという道だったり、キヘイ
ビーチと呼ばれるたくさんの美しいスポットがマウイ島にはあります。ホームステイ家
族に尋ねると一番詳しい情報が手に入れられると思います。また学生も観光スポットに
ついて詳しいので、会話の練習がてら尋ねると良いと思います!私は事前に調べて写真
を眺めているよりも、現地の人に直接感想を聞いてみるのがよいのではないかと思いま
す。このプログラムは三週間と短く感じる人もいるかもしれませんが、美しい自然環境
のマウイ島では貴重な経験がたくさん出来ます。現地の人々もとても温かく、気さくな
人が多いのできっとマウイ島のことが大好きになると思います。留学は自分には難しい
と思っている皆さんもそんなことはありません。是非参加することをおすすめします!
33
引率教員からの
メッセージ
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往路引率の竹腰先生より
ハワイ大学マウイ・カレッジ英語研修を終えて
人間発達科学部・准教授 竹腰 佳誉子
今回のハワイ大学マウイカレッジ英語研修は初めて全学対象に実施したプログラムであ
り、10 名の募集に対し、11 名の応募がありました。参加者たちは、皆とても礼儀正しく、
まじめで、非常にかわいらしい学生たちばかりで引率教員としてはとても楽だったという
のが本音です。
出発当日は、富山空港からスタートし、最終目的地のマウイ島カフルイ空港まで、すべ
てのフライトが遅延もなく順調でした。しかし、ホノルル空港でのイミグレーションで、
何人かの学生が比較的長い時間質問され、バゲージクレイムエリアで心配しながら待って
いた記憶があります。彼女たちはしょんぼりとした表情をしていましたが、たった一人で、
しかも英語で対応できたということに、私自身は少し誇らしい気持ちでいましたし、この
子たちならマウイできっとうまくやっていけるという確信も生まれました。
カフルイ空港では、ホストファミリーからレイとビッグハグの出迎えがあり、学生たち
の表情はぱっと明るくなりました。私の滞在中、マウイカレッジの日本語クラスで学ぶ学
生さんたちがウェルカムパーティを開催してくださり、学生たちと参加しました。おいし
いランチを食べながら、学生たちは積極的に交流し、大変楽しい時間を過ごすことができ
ました。
3 週間の研修は決して長いものではありませんが、参加した学生たちは自分の英語スキル
の未熟さを痛感するとともに、英語学習への意欲を高め、異文化や海外留学への興味・関
心を深めたのではないでしょうか。今後もこの研修を通じてマウイカレッジとの交流がま
すます深まることを期待しています。
復路引率の髙﨑先生より
ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラム 復路の引率を終えて
工学部・准教授 髙﨑 一朗
今回,ハワイ大学マウイカレッジ英語研修プログラムの復路の引率を担当させていただ
きました。マウイ島はホノルル空港から約 40 分。2 泊 4 日の過密日程ではありましたが,
マウイ大学訪問はもちろんのこと,レンタカーを借りてハレアカラ山国立公園の山頂まで
行ったり,マウイ島内をドライブしたりとマウイ島を満喫してまいりました。特に,3000 m
35
のハレアカラの雲上から眺める景色は壮大で,別世界を感じてまいりました。
さて本題の引率の件ですが,実は,事前のミーティングにはあまり参加できず,顔と名
前もほとんど覚えないまま帰国当日の朝を迎えるということとなってしまい私自身は相当
不安でしたが,学生さんのほうがちゃんと顔を覚えていてくれたみたいで,一安心。早朝
の空港では,ホストファミリーの方々と別れを惜しむ姿を見て,短期間ではあったけど充
実した日々を送ってきたのだなと,このプログラムの成功を心から感じました。往路は,
飛行機が大幅に遅延するといったような大きなトラブルもなく,11 名の学生さんたちを無
事に富山空港まで送り届けることができました。空路,陸路また空路と長旅でおそらく相
当疲れていたことでしょうが,体調を崩すことなく元気に富山に戻ってくることができ,
私も肩の荷が下りました(写真は羽田空港での一枚ですが,一応皆さん笑顔で元気そうで
すよね)
。
さて,学生さんに話を聞くとほとんどが初海外ということで,ハワイの入国審査でけっ
こう苦労したとのこと。
「Sightseeing」と言えばいいものの,緊張してか「To study English in
Maui collage」と正直(?)に答えたところ,質問攻め(もちろん英語でまくし立てられる)
にあってしまい,早々に心折れてしまったとか・・・。こういった場合の対処法など,事前の
レクチャーも必要なのかもしれませんね。かく言う私も入国審査は大の苦手で,今回も「マ
ウイ大学に観光とはどういうことだ!」と言われ,
「実はかくかくしかじか,こういうこと
です」と正直に伝えると「これはビジネスだ!」と怒られ,税関申告書を一から書き直さ
せられるという苦労も。いい経験になりました・・・。それともう一つ,成田空港での税関で
は,携帯品申告書の住所がみな同じ大学の住所になっていることを指摘され,本来は個人
の現住所を書いておくべきであると厳しく指導されました。こちらも今後修正すべき点か
と思います。
また機会があれば,ぜひこのような大事なお仕事に携わることができればと思います。
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