ライセンス管理ガイド

2014 年 1 月 14 日
ラティス・テクノロジー(株)
XVL 製品
ライセンス管理ガイド
この文書は、発行元であるラティス・テクノロジー(株)が知的所有権をもつ技術情報を含んでい
ます。許可なくコピーおよび配布することを禁じます。
本書、ならびに XVL 製品のライセンスに関するサポートにつきましては、販売元までご連絡くだ
さい。
Copyright © 2001-2014 Lattice Technology Co.,Ltd. All rights reserved.
1
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
目次
1 はじめに...............................................................................................................................................7
2 ライセンス管理の概要........................................................................................................................8
2.1 XVL 製品のライセンスモデル......................................................................................................8
2.2 XVL 製品のライセンスファイル名............................................................................................10
3 ライセンスファイルのインストール................................................................................................12
3.1 ノードロックライセンス............................................................................................................12
3.1.1 ライセンスファイルのインストール..................................................................................12
3.1.2 ライセンスファイルの設定.................................................................................................14
3.1.3 ライセンスファイルの入れ替え .........................................................................................14
3.2 フローティングライセンス........................................................................................................14
3.2.1 ライセンスファイルのインストール..................................................................................15
3.2.2 ライセンスファイルの設定.................................................................................................16
3.2.3 ライセンスファイルの入れ替え .........................................................................................16
4 ライセンスサーバーのセットアップ................................................................................................17
4.1 システム要件 ..............................................................................................................................17
4.2 ライセンスサーバーのインストール.........................................................................................18
4.3 ライセンスサーバーの設定........................................................................................................19
4.4 ライセンスサーバーの起動........................................................................................................23
4.5 ライセンスサーバーの確認........................................................................................................24
4.6 ライセンスサーバーの停止........................................................................................................25
4.7 ライセンスファイルの入れ替え ................................................................................................25
4.8 ライセンスファイルの再読み込み.............................................................................................26
5 ライセンスサーバーのコマンドライン操作 ....................................................................................26
5.1 ライセンスサーバーの起動........................................................................................................26
5.2 ライセンスサーバーの確認........................................................................................................27
5.3 ライセンスサーバーの停止........................................................................................................28
5.4 ライセンスファイルの再読み込み.............................................................................................29
5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録.....................................................................................30
6 リダンダントサーバーのセットアップ............................................................................................31
7 ライセンスサーバーのアンインストール........................................................................................32
8 オプションファイルによる設定.......................................................................................................32
9 XVL 製品のライセンスファイル構成...............................................................................................34
9.1 ノードロックライセンスの構成 ................................................................................................34
9.2 フローティングライセンスの構成.............................................................................................35
9.3 ライセンスサーバー設定ファイルの作成 .................................................................................37
9.4 XVL 製品機能名一覧...................................................................................................................38
10 XVL 製品のライセンスファイルの結合 .........................................................................................41
11 トラブルシューティング.................................................................................................................42
11.1 エラーメッセージによる対処 ..................................................................................................42
11.2 ログファイルによるエラー番号の取得 ...................................................................................46
11.3 問題が解決しない場合..............................................................................................................47
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
登録商標または商標
XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Visual C++ は米国 Microsoft Corporation の米国ならびに他の国における登
録商標です。
Windows の正式名称は Microsoft Windows Operating System です。
その他製品名などの固有名詞は、各メーカーの登録商標または商標です。
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
変更履歴
• 2014/1/14
- 保守期限となった製品を削除。
• 2013/7/26
- 製品についての説明を追加。
• 2013/6/28
- 製品についての説明を追加。
• 2013/4/26
- 製品についての説明を追加。
• 2013/3/1
- 製品についての説明を追加。
• 2012/10/22
- システム要件の更新。
- 製品についての説明を修正。
• 2012/7/31
- 製品についての説明を追加。
• 2012/6/1
- XVL License Manager Ver. 5.0 に対応。
- クライアントシステムで 64-bit Edition の製品を使用する場合の記述を追加。
- FLEXlm から FlexNet Publisher への変更のための更新。
• 2011/12/5
- 製品についての説明を追加。
- 製品名を修正。
• 2011/4/8
- 製品についての説明を修正。
• 2010/10/29
- リダンダントサーバーの設定について説明を追加。
- コマンドライン操作の説明を修正。
• 2010/9/30
- オプションファイルの説明を修正。
• 2010/3/26
- 製品についての説明を修正。
- トラブルシュートのエラーメッセージによる対処を修正。
• 2008/10/10
- FLEXlm についての説明を修正。
• 2008/9/5
- 製品についての説明を修正。
• 2008/7/31
- 製品についての説明を追加。
• 2008/3/14
- 製品についての説明を追加。
• 2007/11/16
4
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
- 製品についての説明を追加。
• 2007/9/28
- ライセンスのバージョン、製品についての説明を追加。
- トラブルシュートにエラーメッセージを追加。
• 2007/6/15
- 製品についての説明を追加。また、保守期限となった製品を削除。
- トラブルシュートにエラーメッセージを追加。
- その他、記述の不備を修正。
• 2006/12/15
- 製品のバージョン表記を変更。
- コマンドライン操作の引数の説明を変更。
• 2006/8/31
- XVL Studio Pro/Standard/Basic の U3D オプションを追加。
- XVL Notebook Standard のライセンスについての説明を追加。
• 2006/5/31
- 評価用ライセンスについての説明を追加。
- オプションファイルにログファイルに関する説明を追加。
• 2005/11/18
- クライアント側で同じライセンスサーバーの設定を利用できる、ライセンスサーバー設定
ファイルについての説明を追加。
- XVL Studio Pro/Standard/Basic の共通オプションについての説明を追加。
• 2005/6/15
- ライセンスサーバーのアンインストール時の注意事項を追加。
• 2004/11/15
- XVL Studio Standard、Basic のライセンスについての説明を追加。
• 2004/10/30
- XVL-3ds Max Converter のフローティングライセンスについての説明を追加。
- 持ち出し期間についての記述を変更。
• 2003/8/20
- オプションファイルについての説明にライセンス数の制限を追加。
• 2003/3/31
- XVL License Manager のバージョンを 3.0 に更新。
- xvllm.exe、lmgrd.exe のバージョンを、8.3c に更新。
- ライセンスサーバーの設定が可能なオプションファイルについての説明を追加。
- フローティングライセンスの場合に、クライアントごとにライセンスファイルをインスト
ールしない方法についての説明を追加。
- ファイアウォールを使用したネットワーク環境での注意点を追加。
• 2003/1/31
- XVL License Manager のバージョンを 2.4 に更新。
- XVL Notebook 、XVL-3ds Max Converter のライセンスについての説明を追加。
• 2002/11/29
- XVL License Manager のバージョンを 2.3 に更新。
- XVL Converter Enterprise、XVL Converter Light のライセンスについての説明を追加。
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
• 2002/7/31
- XVL License Manager のバージョンを 2.2 に更新。
- XVL Player Pro のライセンスの持ち出し機能を追加。
- ライセンスサーバーで使用する複数のフローティングライセンスをひとつのファイル
(xvlproducts.ltl)にまとめる方法と、xvlproducts.ltl を使用したライセンスサーバーの設定
方法の説明を追加。
• 2002/4/30
- XVL License Manager のバージョンを 2.1 に更新。
- XVL Player Pro のライセンスファイルのインストールについて説明を追加。
• 2002/3/31
- XVL License Manager のバージョンを 2.0 に更新。
- xvllm.exe、lmgrd.exe のバージョンは、8.1a を使用。
- フローティングライセンスの場合に、一定期間ネットワークから切り離された状態でも
ライセンスを受けられる、ライセンスの持ち出し機能を追加。
• 2001/12/31
- 初版。
- xvllm.exe、lmgrd.exe のバージョンは、7.2i を使用。
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
1 はじめに
「XVL 製品 ライセンス管理ガイド」は、XVL 製品全般のライセンス管理、およびライセンスファ
イルのインストールと設定に必要な技術情報が含まれています。
本書では、ライセンス管理、およびライセンスファイルのインストールと設定の詳細を次の項目に
分けて説明していきます。
• ライセンス管理の概要
• ノードロックライセンス
• フローティングライセンス
• ライセンスサーバーのセットアップ
• XVL 製品のライセンスファイル構成
• トラブルシューティング
* マニュアル内の表現について
本書は、できる限り簡単な表現を用いて説明しています。したがって、デフォルトの設定を想定し
て説明しています。なお、設定手順などの情報の一部には、 Microsoft Windows とその操作方法に
ついての基本的な知識が必要になることがあります。
■ ノードロックライセンスをご使用になる方
ユーザーの方は、以下の内容を必ずお読みください。
「2 ライセンス管理の概要」
、
「3.1 ノードロックライセンス」
、
「9.1 ノードロックライセンスの構成」
■ フローティングライセンスをご使用になる方
ユーザーの方は、以下の内容を必ずお読みください。
「2 ライセンス管理の概要」
、
「3.2 フローティングライセンス」
、
「9.2 フローティングライセンスの構成」
システム管理者は、以下の内容を必ずをお読みください。
「2 ライセンス管理の概要」
、
「4 ライセンスサーバーのセットアップ」
、
「6 リダンダントサーバーのセットアップ」
、
「9.2 フローティングライセンスの構成」
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
2 ライセンス管理の概要
ここでは、XVL 製品のライセンスについての概要を説明します。
2.1 XVL 製品のライセンスモデル
XVL 製品は、ソフトウェアベースのライセンス管理システムである FlexNet Publisher(Flexera
Software 社製 http://www.flexerasoftware.jp/)を使用しています。FlexNet Publisher は、柔軟なラ
イセンス管理機構を提供します。
XVL 製品は、FlexNet Publisher を使用して、ライセンスの認証を行います。販売元より配布され
たライセンスファイルを適切な位置にインストール、設定することにより、クライアントシステム
でノードロックライセンス、またはフローティングライセンスを使用できるようになります。以下
にライセンスタイプについて説明します。
XVL 製品は、3 種類のライセンスタイプを使用しています。
• 評価用ライセンス
XVL 製品を評価する目的で使用できるライセンスです。
どのシステム上でも XVL 製品が動作します。ただし、ライセンスには使用期限があり、期
限以降は XVL 製品は動作しなくなります。
• ノードロックライセンス
ライセンスを受けた、ある特定のシステム上で使用できるライセンスです。
ライセンスを受けていないシステム上では、XVL 製品は動作しません。ノードロックライセ
ンスを他のシステムへ移動するには、新しいシステムに対してライセンスを受けなければな
りません。また、Windows のリモートデスクトップ接続などターミナルサービス接続を経
由してノードロックライセンスの製品を使用することはできません。
• フローティングライセンス
発行されたライセンス数を、ライセンスサーバーを使用して管理するライセンスです。
フローティングライセンスは、XVL 製品が動作するクライアントシステムを限定しません。
ライセンスサーバーに接続されたどのシステムからでも、ライセンス数を超えない限り使用
することができます。フローティングライセンスを受けるためには、ライセンスサーバーが
起動されてなければなりません。
ライセンスの持ち出し機能を使用すると、クライアントシステムではライセンスサーバーと
接続できない状態でもノードロックライセンスのように、一定期間ライセンスを受け取るこ
とができます。ライセンスの持ち出しの期間は、最大 30 日です。
この機能を使用できる製品については、
「2.2 XVL 製品のライセンスファイル名」を参照して
ください。また、この機能を有効にする方法は、各 XVL 製品のリファレンスマニュアルを
参照してください。
次に、ライセンスのバージョンについて説明します。
ライセンスは、製品の指定のバージョンに対して有効になります。ライセンスのバージョンに対し
8
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
て 1 つ先のバージョンの製品まで使用することができます。2 つ以上先のバージョンの製品をイ
ンストールすると使用することができなくなりますので、新しいライセンスを受けてください。た
だし、マイナーバージョンは考慮されません。例えば、Ver. 6.3、Ver. 6.3b の場合は、Ver. 6 と同
じになります。ライセンスのバージョンは、
「9.1 ノードロックライセンスの構成」
「9.2 フローティ
ングライセンスの構成」を参照して調べることができます。
-
例)XVL Studio Pro の場合
ライセンスファイルが以下のような場合は、バージョンが 10 であることがわかり
ます。この場合、XVL Studio Pro は Ver. 11 まで使用することができます。
FEATURE XVLStudioPro2 xvllm 10 permanent uncounted ...
* クライアントシステムで XVL 製品を使用する場合、
「3 ライセンスファイルのインストール」
に従ってライセンスファイルをインストールしてください。その他に特別な設定は必要ありま
せん。
* クライアントシステムで 64-bit Edition の XVL 製品を使用する場合、必ず XVL License
Manager Ver. 5.0 以上でライセンスサーバーを設定してください。
* 評価用ライセンスで XVL 製品を使用する場合、システム時計を変更しないように注意してくだ
さい。変更した場合、
「システムの時計が遅れています。
」とエラーが表示され XVL 製品を起動
できなくなることがあります。
* フローティングライセンスを使用する場合、システム管理者がライセンスサーバーの設定、起
動を行います。クライアントシステムで XVL 製品を実行する前に、ライセンスサーバーを起動
してください。
* フローティングライセンスを使用する場合、ライセンスサーバーとクライアントシステムのネ
ットワーク環境は、以下の条件を満たしていなければなりません。システム管理者は、ご使用
のネットワーク環境を確認してください。
1. TCP/IP がインストールされている
ライセンスサーバーとクライアントシステムは、TCP パケットを使用して通信します。
各クライアントシステムに TCP/IP がインストールされていることを確認してください。
インストールされていない場合は、TCP/IP のセットアップをしてください。
2. ライセンスサーバーのホスト名と IP アドレスが名前解決されている
ライセンスサーバーの指定にホスト名を使用する場合は、クライアントシステムから参照
できるようにホスト名と IP アドレスが名前解決されているネットワーク上になければ
なりません。名前解決されていない場合、クライアントシステムからホスト名を使用して
ライセンスサーバーを参照できないため、ライセンス認証を受けることができません。
名前解決されていない場合は、
IP アドレスによる指定にするか、
または DNS サーバー、
WINS サーバーなどご使用のネットワーク環境に合った名前解決システムによりライセ
ンスサーバーのホスト名が名前解決されるようにしてください。本書では、ホスト名によ
9
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
る指定を使用して説明していますので、IP アドレスによる指定にする場合は読み替えて
ください。
3. 2 つの TCP ポートが開いている
ネットワークの通信を制御している環境の場合に注意が必要です。ライセンスの認証には、
ライセンスサーバーとの通信に使用するポートのほかに、アプリケーションが起動中に使
用するポートが必要です。このポートは、デフォルトの設定ではオペレーティングシステ
ムが動的に割り当てます。
そのため、
明示的に使用するポートを設定し、
設定した TCP ポ
ートが使用できる状態にすることが必要です。使用するポートの設定は、
「9.2フローティ
ングライセンスの構成」を参照してください。
* ライセンスの持ち出し機能を使用するためには、ライセンスサーバーが有効になっている必要
があります。また、持ち出し機能を使用している間は、各クライアントの製品機能ごとに 1 つ
ライセンスを使用している状態になります。使用中のライセンスの確認は、
「4.5 ライセンスサ
ーバーの確認」
、
「5.2 ライセンスサーバーの確認」を参照してください。この間にライセンスサ
ーバーを停止する場合は、
「4.6 ライセンスサーバーの停止」では「Force Server Shutdown」の
チェックボックス、
「5.3 ライセンスサーバーの停止」の「-force」オプションを参照してくださ
い。一度、持ち出し機能の設定が行われたライセンスは、有効期限中に設定を解除することは
できません。持ち出しの有効期限は、十分に検討し設定してください。持ち出し機能を使用す
る場合は、
「11.1 エラーメッセージによる対処」の「FLEXlm のエラーダイアログが表示され、
強制終了する。
」の項目をよく読んでください。
2.2 XVL 製品のライセンスファイル名
XVL 製品には、製品ごとにライセンスファイルが用意されます。ライセンスファイルをインストー
ルする際には、以下の各製品に対するライセンスファイル名を参照してください。
• ノードロックライセンスまたはフローティングライセンス
XVL 製品名
XVL Studio Pro *
ライセンスファイル名
xvlstudiopro.ltl
xvlstudioopt.ltl
xvlstudiostd.ltl
xvlstudioopt.ltl
xvlstudiobsc.ltl
xvlstudioopt.ltl
xvlplaypro.ltl
xvlplaysdk.ltl
xvlnotestd.ltl
xvlnote.ltl
XVL Studio Standard *
XVL Studio Basic *
XVL Player Pro *
XVL Player SDK
XVL Notebook Standard *
XVL Notebook Basic *
XVL Converter Plug-in
for Mechanical DeskTop
for Inventor
for CATIA5
for I-DEAS
xvltransmdt.ltl
xvltransinventor.ltl
xvltranscatia5.ltl
xvltransideas.ltl
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
For Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for Creo Elements/Direct
(旧 for CoCreate)
(旧 for SolidDesigner)
(旧 for OneSpace Designer)
for SolidWorks
for NX
(旧 for Unigraphics)
for Solid Edge
XVL Converter Plug-in x64
for CATIA5
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for SolidWorks
for NX
for Solid Edge
XVL-3ds Max Converter
XVL-3ds Max Converter x64
Lattice3D Reporter *
xvltransproe.ltl
xvltranssd.ltl
xvltranssw.ltl
xvltransug.ltl
xvltransse.ltl
xvltranscatia5x64.ltl
xvltransproex64.ltl
xvltransswx64.ltl
xvltransnxx64.ltl
xvltranssedx64.ltl
xvltransmax.ltl
xvltransmaxx64.ltl
l3dreporter.ltl
表1
* 印のついた製品は、ライセンスの持ち出し機能を使用することができます。
• ノードロックライセンス
XVL 製品名
XVL Signer
XVL Web Master
XVL Converter Light
for IGES
for Parasolid
for Polygon
for Mechanical Desktop
for Inventor
for CATIA V4
for CATIA V5
for I-DEAS
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for Creo Elements/Direct
(旧 for CoCreate)
(旧 for SolidDesigner)
(旧 for OneSpace Designer)
for SolidWorks
for NX
(旧 for Unigraphics)
for Solid Edge
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ライセンスファイル名
xvlsign.ltl
xvlwm.ltl
xvlconviges.ltl
xvlconvpara.ltl
xvlconvpoly.ltl
xvlconvmdt.ltl
xvlconvinventor.ltl
xvlconvcatia4.ltl
xvlconvcatia5.ltl
xvlconvideas.ltl
xvlconvproe.ltl
xvlconvsd.ltl
xvlconvsw.ltl
xvlconvug.ltl
xvlconvse.ltl
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
for STEP
for JT
XVL Converter Light x64
for CATIA V5
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for SolidWorks
for NX
for Solid Edge
for JT
XVL System Toolkit
Lattice3D Reporter Publisher
Lattice3D Reporter SDK
iXVL Publisher
iXVL Publisher Express
xvlconvstep.ltl
xvlconvjt.ltl
xvlconvcatia5x64.ltl
xvlconvproex64.ltl
xvlconvswx64.ltl
xvlconvnxx64.ltl
xvlconvsedx64.ltl
xvlconvjtx64.ltl
xvlsystool.ltl
l3dreporterpub.ltl
l3dreportersdk.ltl
ixvlpublisher.ltl
ixvlpublisherexp.ltl
表2
• フローティングライセンス
XVL 製品名
XVL Converter Enterprise
ライセンスファイル名
xvlrconv.ltl
表3
ライセンスファイルは、任意のテキストエディタで内容を確認することができます。詳細は、
「9
XVL 製品のライセンスファイル構成」を参照してください。
3 ライセンスファイルのインストール
ここでは、各 XVL 製品のライセンスファイルをクライアントシステムにインストールする手順を
説明します。
3.1 ノードロックライセンス
ライセンスファイルのインストール、設定が完了しましたら、XVL 製品をお使いいただけます。各
XVL 製品のリファレンスマニュアルなどを参照し、製品を起動してください。
3.1.1 ライセンスファイルのインストール
ライセンスファイルのインストールについて説明します。
XVL Player Pro(Ver. 8 以前)
、XVL Converter Light については下部を参照してください。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL 製品名のメニュー→ライセンスフォルダをク
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XVL 製品 ライセンス管理ガイド
リックし、
「License」フォルダを表示します。ここで、XVL 製品名のメニューは、ライセ
ンスファイルをインストールする XVL 製品名となります。
2. 販売元より配布されたライセンスファイルを、表示された「License」フォルダへコピーし
ます。XVL 製品に対応するライセンスファイル名は、
「2.2 XVL 製品のライセンスファイル
名」を参照してください。
Windows のスタート→プログラム→アクセサリ→エクスプローラからは、デフォルトの
設定で、図 1、図 2 のディレクトリにライセンスファイルがインストールされたのを確認
することができます。
- 例)XVL Studio の場合
図1
-
例)XVL Converter Plug-in SolidWorks の場合
図2
XVL Player Pro(Ver. 8 以前) のライセンスファイルのインストールについて説明します。
1. XVL Player Pro を起動します。
2. XVL Player Pro の画面上から右クリックメニューを表示し、
「XVL Player について」をク
リックして「XVL Player について」ダイアログを表示します。
3. 「ライセンスインストール」ボタンをクリックし、
「インストールするライセンスファイル
を指定する」ダイアログを表示します。
4. 販売元より配布されたライセンスファイルを、表示された「インストールするライセンスフ
ァイルを指定する」ダイアログで指定します。ライセンスファイル名は、
「xvlplaypro.ltl」で
す。
5. インストールが完了すると「ライセンスファイルのインストールが完了しました.
」と表示
されます。
XVL Converter Light のライセンスファイルのインストールについて説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→アクセサリ→エクスプローラから XCServer をイ
ンストールしたディレクトリへ移動します。
13
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
2. 右クリックメニュー新規作成→フォルダで新しいフォルダを作成します。フォルダの名前
を「License」と変更してください。XCServer を “C:¥Lattice” へインストールした場合は、
図 3 のようになります。
図3
3. 販売元より配布されたライセンスファイルを、作成した「License」フォルダにコピーして
ください。
3.1.2 ライセンスファイルの設定
ノードロックライセンスを使用する場合は、ライセンスサーバーのインストール、設定は必要あり
ません。また、ライセンスサーバーとの通信も行いません。ライセンスファイルのインストール後、
XVL 製品を使用することができます。
3.1.3 ライセンスファイルの入れ替え
ライセンスファイルのバージョンの更新などで、新しいライセンスファイルを受け取った場合は、
ライセンスファイルを入れ替える必要があります。
ライセンスファイルの入れ替えは、XVL 製品を終了した状態で「3.1.1 ライセンスファイルのイン
ストール」と同様の操作で、新しいライセンスファイルを古いライセンスファイルに上書きしてイ
ンストールします。
XVL 製品についての保守サービスが有効に継続していることを条件として、同一事業所内のコンピ
ューターに限り、年 2 回まで Media Access Control (MAC)アドレスの変更をすることができます。
3.2 フローティングライセンス
フローティングライセンスで XVL 製品を使用する場合は、あらかじめライセンスサーバーを起動
する必要があります。システム管理者は、
「4 ライセンスサーバーのセットアップ」を参照し、ライ
センスサーバーを適切にインストール、設定し、ライセンスサーバーを起動した状態にしてくださ
い。
クライアントシステムでのライセンスファイルのインストール、設定が完了しましたら、XVL 製品
14
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
をお使いいただけます。各 XVL 製品のリファレンスマニュアルなどを参照し、製品を起動してく
ださい。ネットワーク、およびクライアントシステムの環境によっては、ライセンスの認証に時間
がかかり起動するまで数分かかる場合があります。
XVL Converter Enterprise は、ライセンスサーバーの設定のみ必要です。XVL Converter Enterprise
を実行するクライアントシステムでのライセンスファイルのインストールは必要ありません。
3.2.1 ライセンスファイルのインストール
ライセンスファイルのインストールについて説明します。
XVL Player Pro(Ver. 8 以前) については下部を参照してください。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL 製品のメニュー→ライセンスフォルダをクリ
ックし、
「License」フォルダを表示します。ここで、XVL 製品名のメニューは、ライセン
スファイルをインストールする XVL 製品名となります。
2. 販売元より配布されたライセンスファイルを、表示された「License」フォルダへコピーし
ます。XVL 製品に対応するライセンスファイル名は、
「2.2 XVL 製品のライセンスファイル
名」を参照してください。
Windows のスタート→プログラム→アクセサリ→エクスプローラからは、デフォルトの
設定で、図 4 のディレクトリにライセンスファイルがインストールされたのを確認するこ
とができます。
- 例)XVL Studio の場合
図4
XVL Player Pro(Ver. 8 以前) のライセンスファイルのインストールについて説明します。
1. XVL Player Pro を起動します。
2. XVL Player Pro の画面上から右クリックメニューを表示し、
「XVL Player について」をク
リックして「XVL Player について」ダイアログを表示します。
3. 「ライセンスインストール」ボタンをクリックし、
「インストールするライセンスファイル
を指定する」ダイアログを表示します。
4. 販売元より配布されたライセンスファイルを、表示された「インストールするライセンスフ
ァイルを指定する」ダイアログで指定します。ライセンスファイル名は、
「xvlplaypro.ltl」で
す。
5. インストールが完了すると「ライセンスファイルのインストールが完了しました.
」と表示
15
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
されます。
XVL 製品によっては、その他の方法が用意されています。
• アプリケーションでライセンスサーバーを指定する
「ライセンスフォルダ」へライセンスファイルをインストールするのではなく、ライセンス
サーバーをアプリケーション上で指定します。ライセンスサーバーを指定すると、ライセン
スファイルのインストールなどの煩わしさがなく便利です。
図 5 のようにライセンスサーバーのホスト名とライセンスの認証に使用するポート番号を
入力してください(ホスト名とポート番号は、ライセンスファイルに記述されています。
「9.2
フローティングライセンスの構成」を参照してください)
。
図5
• ライセンスサーバー設定ファイルを用意する
ライセンスサーバーの情報を記述した設定ファイルを作成し、
「ライセンスフォルダ」へ用意
します。設定ファイルを用意すると、ライセンスファイルのインストールなどの煩わしさが
なく便利です。特に、複数のユーザーで同一のライセンスサーバーを使用する場合、または
複数の XVL 製品で同一のライセンスサーバーを使用する場合は、設定ファイルを用意する
だけです。
設定ファイルの作成は、
「9.3 ライセンスサーバー設定ファイルの作成」を参照してください。
* リダンダントサーバーを利用する場合は、ライセンスファイル、または 3 台のライセンスサー
バーを設定したライセンスサーバー設定ファイルを使用してください。クライアントはマスタ
となるサーバーとライセンス認証を行いますが、マスタは 3 台のライセンスサーバーのいずれ
かになります。
3.2.2 ライセンスファイルの設定
クライアントシステムにライセンスファイルをインストールする場合は、特別な設定は必要ありま
せん。ライセンスファイルのインストール後、ライセンスサーバーが起動されていれば、XVL 製品
を使用することができます。
3.2.3 ライセンスファイルの入れ替え
ライセンスファイルのバージョンの更新などで、新しいライセンスファイルを受け取った場合は、
16
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
ライセンスファイルを入れ替える必要があります。
1. システム管理者は、
「4.7 ライセンスファイルの入れ替え」を参照して、ライセンスサーバー
の設定を更新してください。
2. ユーザーは、ライセンスサーバーの設定の更新後、XVL 製品を終了した状態で「3.2.2 ライ
センスファイルのインストール」と同様の操作で、新しいライセンスファイルをインストー
ルします。
* ライセンスサーバーで使用するライセンスファイルと、クライアントシステムで使用するライ
センスファイルは、同一でなければなりません。ライセンスファイルを入れ替える際は、異な
ったライセンスファイルが混在しないよう注意してください。
* アプリケーションでライセンスサーバーを指定した場合や、ライセンスサーバー設定ファイル
を用意した場合は、ライセンスサーバーの情報が変更されない限り、クライアントシステムで
の作業はありません。
* XVL 製品についての保守サービスが有効に継続していることを条件として、同一事業所内のコ
ンピューターに限り、年 2 回まで Media Access Control (MAC)アドレスの変更をすることがで
きます。
4 ライセンスサーバーのセットアップ
ここでは、ライセンスサーバーのセットアップと、操作について説明します。
ライセンスサーバーのインストール、および操作は、システム管理者が行います。各 XVL 製品を
実行するクライアントシステムには、ライセンスサーバーをインストールする必要はありません。
4.1 システム要件
ライセンスサーバーをセットアップするシステムは、以下のシステム要件を満たしていることを確
認してください。
項目
OS
CPU
要件
Windows XP 日本語版
Windows XP x64 日本語版
Windows Vista 日本語版
Windows 7 日本語版
Windows 7 x64 日本語版
Windows Server 2003 日本語版
Windows Server 2008 日本語版
Windows Server 2008 x64 日本語版
Windows Server 2008 R2 日本語版
300MHz の Intel または AMD CPU
17
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
メモリ
HDD
通信プロトコル
権限
(1GHz 以上の Intel または AMD CPU を推奨)
256 MB
(1GB 以上を推奨)
5 MB 以上
TCP/IP
管理者権限(Administrator 権限)
* 他製品で FlexNet Publisher を使用しているシステムでも、XVL 製品のライセンスサーバーを
セットアップできます。混在するシステムでも問題はありません。
* ライセンスサーバーをセットアップしたシステム上で XVL 製品を動作させる場合は、各 XVL
製品のシステム要件も満たしていることを確認してください。
* ライセンスサーバーの指定にホスト名を使用する場合は、クライアントシステムから参照でき
るようにホスト名と IP アドレスが名前解決されているネットワーク上にセットアップしなけ
ればなりません。名前解決されていない場合は、IP アドレスによる指定にするか、また
は DNS サーバー、WINS サーバーなどご使用のネットワーク環境に合った名前解決システム
によりライセンスサーバーのホスト名が名前解決されるようにしてください。本書では、ホス
ト名による指定を使用して説明していますので、IP アドレスによる指定にする場合は読み替え
てください。
* ライセンスの認証には、ライセンスサーバーとの通信に使用するポートとアプリケーションが
起動中に使用するポートの 2 つが必要です。詳細は、
「9.2フローティングライセンスの構成」
を参照してください。
4.2 ライセンスサーバーのインストール
ライセンスサーバーのインストールを行うには、管理者権限が必要です。インストールを始める前
に、管理者権限で Windows にログインしていることを確認してください。
1. XVL 製品の CD-ROM から、インストールプログラムの XVL_LicenseManager-*_*.exe
(’*_*’ 'はバージョンを表す文字列)を実行します。
2. すでに XVL 製品のライセンスサーバーがシステムにインストールされている場合は、まず
アンインストールプログラムが起動します。アンインストールを完了し、再度
XVL_LicenseManager-*_*.exe を実行してください。
3. 「XVL_LicenseManager 用の InstallShield ウィザード」にしたがって、インストールしま
す。
4. ライセンスサーバーのコンポーネントをインストールするディレクトリは、デフォルトの設
定で 図 6 のディレクトリとなります。
18
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
図6
5. 「完了」をクリックして、セットアップを終了します。終了すると、Windows のスタート
メニューに「XVL License Manager」が登録され、以下のメニューが追加されます。
- ライセンス管理ツール
ライセンスサーバーの設定、起動、停止を行うプログラムへのショートカット。
- ライセンスフォルダ
ライセンスファイルをインストールする License フォルダへのショートカット。こ
のフォルダは、ライセンスサーバーの設定の際に使用します。
* ライセンスサーバーは、通常システムドライブ(C: ドライブ)へインストールされますが、環
境によっては、異なるドライブへインストールされることがあります。この場合は、正しく起
動できないことがありますので、
「ホームフォルダ」の設定などユーザー設定を確認してくださ
い。
4.3 ライセンスサーバーの設定
LMTOOLS を使用してライセンスサーバーを設定する手順を説明します。LMTOOLS は、GUI を
用いたライセンスサーバーの管理ツールです。
ライセンスサーバーを設定するにあっては、以下の点に注意してください。
• lmgrd.exe のバージョン
XVL 製品とライセンスサーバーとの接続を確立する lmgrd.exe(ライセンスマネージャデー
モン)は、XVL_LicenseManager-*_*.exe からインストールされます。この lmgrd.exe のバ
ージョンは、他の FlexNet Publisher を使用したライセンス管理製品のバージョンと異なる
ことがあります。XVL 製品のライセンスサーバーの設定では、必ずインストールされた
lmgrd.exe を使用し、他の FlexNet Publisher を使用したライセンス管理製品の lmgrd.exe
と 1 つにしないでください。
• LMTOOLS
「LMTOOLS」は、他製品のライセンス管理でも使用する共通のライセンス管理ツールです。
すでに他製品のライセンスサーバーがセットアップされているシステムに、追加で XVL 製
品のライセンスサーバーをセットアップする場合、または XVL 製品のライセンスサーバー
がセットアップされているシステムに、追加で他製品のライセンスサーバーをセットアップ
する場合は、注意が必要です。他の製品の設定と XVL 製品の設定は、別々にしなければな
19
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
りません。
• lmgrd.exe のライセンス認証用の TCP ポート番号
ライセンス認証用の通信ポート番号は、デフォルトの設定で 1200 番が割り当ててあります。
他のプロセスですでに使用中の場合は、適切な空き番号へと変更が必要です。
「9.2 フローテ
ィングライセンスの構成」を参照し、ポート番号を空き番号へと変更してください。
• xvllm.exe の通信用の TCP ポート番号
デフォルトの設定では、オペレーティングシステムが動的に割り当てます。ネットワークの
通信を制御している環境では、明示的に指定する必要があります。
「9.2 フローティングライ
センスの構成」を参照し、ライセンスファイルへ開いている番号を設定してください。
ライセンスサーバーの設定手順を説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンスフォルダをクリ
ックし、
「License」フォルダを表示します。
2. 販売元より配布されたライセンスファイルを、表示された「License」フォルダへコピーし
ます。XVL 製品に対応するライセンスファイル名は、
「2.2 XVL 製品のライセンスファイル
名」を参照してください。
Windows のスタート→プログラム→アクセサリ→エクスプローラからは、デフォルトの
設定で 図 7 のディレクトリにインストールされたのを確認することができます。
図7
3. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンス管理ツールをク
リックし、図 8 の「LMTOOLS」を表示します。Windows の環境変数へライセンスファイ
ルのフルパスを登録していない場合は、
「LMTOOLS ignores license file path environment
variables」を ON に、登録している場合は、 OFF にしてください。
20
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
図8
4. 「Config Services」タブを選択します。ここでは、ライセンスサーバーを起動する lmgrd.exe、
ライセンスファイル、ログファイルを指定します。
図9
「Service Name」の項目のプルダウンメニューから「XVL License Manager」を選択または
入力します。
21
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
「Path to the lmgrd.exe file」の項目の「Browse」ボタンから、デフォルトの設定で 図 10 の
フォルダにある lmgrd.exe を指定します。
図 10
「Path to the license lile file」の項目の「Browse」ボタンから、ライセンス管理する製品のラ
イセンスファイルを指定します。
「Browse」ボタンをクリックすると、
「ファイルを開く」ダ
イアログが表示されます。
「ファイルの種類」の項目を、
「All Files(*.*)
」にし、デフォルト
の設定で 図 11にあるライセンスファイルを選択し、
「開く」ボタンをクリックします。
図 11
フローティングライセンスを受ける XVL 製品が複数ある場合は、
「10 XVL 製品のライセン
スファイルの結合」を参照して、ライセンスファイルをひとつ(xvlproducts.ltl) にしてくだ
さい。
「Path to the debug log file」の項目では、ライセンスサーバーのログを出力したい場合、拡
「Browse」ボタンからファイル
張子が .log であるログファイル(xvl.log など)を用意し、
名を指定します。
「Use Services」のチェックボックスを ON にして、Windows のサービスへ登録します。
「Start
Windows を再起動したときに、自動的にサービスを開始するように設定する場合は、
Server at Power-Up」のチェックボックスを ON にします。
ライセンスファイルをひとつ(xvlproducts.ltl) にして設定した場合、図 12 のようになりま
す。
22
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
図 12
5. 「Save Service」ボタンをクリックすると、ライセンスサーバーの設定を保存するかどうか
の確認メッセージが表示されるので、
「はい」をクリックします。
「XVL License Manager」を Windows のサービスへ登録すると、Windows のスタート→設定→
コントロールパネル→管理ツール→サービスの一覧に追加されます。
図 13
4.4 ライセンスサーバーの起動
LMTOOLS を使用してライセンスサーバーを起動する手順を説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンス管理ツールをク
リックし、
「LMTOOLS」を表示します。
2. 「Start/Stop/Reread」タブの「Flexnet license services installed on this computer」の項目に、
23
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
「XVL License Manager」が表示されていることを確認します。
3. 「Start Server」ボタンをクリックします。ライセンスファイルが正しく設定されている場
合、
「Server Started Successful.」と表示されます。
4. 「Server Status」タブの「Perform Status Enquiry」ボタンをクリックします。ライセンスサ
ーバーが正常に起動されている場合、
「hostname: license server UP(MASTER)
」と表示さ
れます。ここで、hostname は、ライセンスサーバーをインストールしたシステムのホスト
名となります。
「4.5 ライセンスサーバーの確認」を参照して、ラ
* 「Server Start Failed」と表示される場合は、
イセンスサーバーの状態を確認してください。
「Config Services」タブの「Use Service」を ON にす
* 「4.3 ライセンスサーバーの設定」で、
ると、すでにライセンスサーバーが起動している場合は、
「Start Server」ボタンをクリックして
も、
「Server Start Failed」と表示されます。
「Config Services」タブの「Use Service」を ON にし
* 「4.3 ライセンスサーバーの設定」で、
なかった場合、複数回「Start Server」ボタンをクリックすると、複数の lmgrd.exe が起動し、
システムが不安定になることがあります。複数回「Start Server」ボタンをクリックしてしまっ
た場合は、その回数だけ「Stop Server」ボタンをクリックし、ライセンスサーバーを停止させ
なければなりません。ライセンスサーバーの停止は、
「4.6 ライセンスサーバーの停止」を参照
してください。
4.5 ライセンスサーバーの確認
LMTOOLS を使用してライセンスサーバーの状態を確認する手順を説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンス管理ツールをク
リックし、
「LMTOOLS」を表示します。
2. 「Start/Stop/Reread」タブの「Flexnet license services installed on this computer」の項目に
「XVL License Manager」が表示されていることを確認します。
3. 「ServerStatus」タブの「Perform Status Enquiry」ボタンをクリックするとサーバーの状態
についての説明が表示されます。
ライセンスサーバーの状態についての説明は、コマンドライン操作の場合と同じです。詳細は、
「5.2
ライセンスサーバーの確認」を参照してください。
環境変数を登録していない場合は、
「Service/License File」 タブの「LMTOOLS ingores license file
path environment varialbes」を ON にし、登録している場合は OFF にしないと、正しく状態を取
得できない場合があります。環境変数については、
「5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録」を
参照してください。
24
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
4.6 ライセンスサーバーの停止
LMTOOLS を使用してライセンスサーバーを停止する手順を説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンス管理ツールをク
リックし、
「LMTOOLS」を表示します。
2. 「Start/Stop/Reread」タブの「Flexnet license services installed on this computer」の項目に
「XVL License Manager」が表示されていることを確認します。
3. 「Stop Server」ボタンをクリックします。ライセンスサーバーが正常に停止すると、
「Stopping Server」と表示されます。
* 「Stop Server」ボタンをクリックして、
「Server Stop Failed」と表示される場合は、
「Config
Services」タブに表示されるライセンスサーバーの設定が正しいかどうか確認してください。現
在の設定は、ライセンスサーバーを起動したときの設定と異なる可能性があります。
* ライセンスの持ち出し機能を使用している場合は、必ず「Force Server Shutdown」のチェック
ボックスを ON にしておいてください。
4.7 ライセンスファイルの入れ替え
ライセンスファイルのバージョンの更新などで、新しいライセンスファイルを受け取った場合は、
ライセンスサーバーに登録したライセンスファイルを入れ替える必要があります。
ライセンスファイルを入れ替える手順を説明します。
1. 「4.6 ライセンスサーバーの停止」を参照して、ライセンスサーバーを停止します。
2. 「4.3 ライセンスサーバーの設定」を参照して、ライセンスファイルを上書きインストール
します。
3. 「4.4 ライセンスサーバーの起動」を参照して、ライセンスサーバーを起動します。
4. 「4.5 ライセンスサーバーの確認」を参照して、ライセンスサーバーが正常に起動したかど
うか確認してください。
5. ライセンスサーバーが正常に起動したら、フローティングライセンスを受ける各クライアン
トシステムにライセンスファイルをインストールしてください。
ライセンスサーバーを停止させたくない場合は、ライセンスファイルの再読み込みを行って入れ替
えます。
1. 「4.3 ライセンスサーバーの設定」を参照して、ライセンスファイルを上書きインストール
します。
、
「5.4 ライセンスファイルの再読み込み」を参照
2. 「4.8 ライセンスファイルの再読み込み」
して、再読み込みを実行します。
3. 「4.5 ライセンスサーバーの確認」を参照して、ライセンスサーバーが正常に起動したかど
25
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
うか確認してください。
4. ライセンスサーバーが正常に起動したら、フローティングライセンスを受ける各クライアン
トシステムにライセンスファイルをインストールしてください。
* ライセンスファイルを入れ替える際は、バージョンの異なったライセンスファイルが混在しな
いよう注意してください。
4.8 ライセンスファイルの再読み込み
LMTOOLS を使用してライセンスファイルを再読み込みする手順を説明します。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンス管理ツールをク
リックし、
「LMTOOLS」を表示します。
2. 「Start/Stop/Reread」タブの「Flexnet license services installed on this computer」の項目に
「XVL License Manager」が表示されていることを確認します。
3. 「ReRead License File」ボタンをクリックするとライセンスファイルを再読み込みします。
正常な場合は「Reread Server License File Completed」と表示されます。失敗した場合は
「Reread Server Failed」と表示されますので、設定を見直してください。
この操作は、すでにライセンスサーバーが起動されている状態で行います。ライセンスサーバーが
起動されていない状態では動作しません。
5 ライセンスサーバーのコマンドライン操作
5.1 ライセンスサーバーの起動
コマンドライン操作を使用してライセンスサーバーを起動する手順を説明します。
1. コマンドプロンプトから、lmutil.exe のあるディレクトリへ移動します。デフォルトの設定
で、C:¥Xvllm¥Bin にあります。
C:¥> cd C:¥Xvllm¥Bin
2. 以下のコマンドを入力します。
C:¥Xvllm¥Bin> lmgrd –c License_file [–l log_file]
コマンドオプションを以下に示します。
-
-c License_file
図 11 の License フォルダにあるライセンスファイルのフルパス。複数のフローテ
ィングライセンスをひとつのライセンスファイルにした場合は、xvlproducts.ltl のフ
26
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
ルパスを入力します。
Windows の環境変数へラ イセンスファイルのフルパスを登録している場合
は、”-c %XVLLM_LICENSE_FILE%” と入力します。ライセンスファイルを環境変
数へ登録する方法は、
「5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録」を参照してくだ
さい。
-
-l log_file
ライセンスサーバーのログを出力するファイル(xvl.log)のフルパス。
ライセンスサーバーが起動されると、新たに 2 つのコマンドプロンプトが表示されます。1 つは、
「lmgrd: FLEXlm License Server」
、残りは「xvllm: FLEXlm License Deamon」となり、常にライセ
ンスサーバーの状態が表示されます。この 2 つのコマンドプロンプトは閉じないでください。閉
じた場合は、ライセンスサーバーが停止しますのでご注意ください。なお、”-l” オプションを指定
した場合は、新たにコマンドプロンプトは表示されませんが、サーバーは起動します。
5.2 ライセンスサーバーの確認
コマンドライン操作を使用してライセンスサーバーの状態を確認する手順を説明します。
1. コマンドプロンプトから、lmutil.exe のあるディレクトリへ移動します。デフォルトの設定
で、C:¥Xvllm¥Bin にあります。
C:¥> cd C:¥Xvllm¥Bin
2. 以下のコマンドを入力します。
C:¥Xvllm¥Bin> lmutil lmstat [ -a | -A ] -c License_file [ -f feature] [ -S xvllm]
コマンドオプションを以下に示します。
-
-a
すべての情報を表示します。
-
-A
使用中のライセンスをすべて表示します。
-
-c License_file
図 11 の License フォルダにあるライセンスファイルのフルパス。複数のフローテ
ィングライセンスをひとつのライセンスファイルにした場合は、xvlproducts.ltl のフ
ルパスを入力します。ライセンスサーバーが起動している状態であれ
ば、”SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME” と指定することができます。
Windows の環境変数へライセンスファイルのフルパスを登録している 場合
は、”-c %XVLLM_LICENSE_FILE%” と入力します。ライセンスファイルを環境変
数へ登録する方法は、
「5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録」を参照してくだ
さい。
-
-f feature
27
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
feature(機能名)を使用しているユーザーを一覧表示します。feature については、
「9 XVL 製品のライセンスファイル構成」を参照してください。
-
-i feature
ライセンスファイルの feature(機能名)情報を一覧表示します。feature を指定し
ない場合は、feature についての情報を一覧表示します。feature については、
「9
XVL 製品のライセンスファイル構成」を参照してください。
-
-S xvllm
XVL 製品のライセンスサーバーである「xvllm」の機能のすべてのユーザーを一覧表
示します。
クライアントで、ライセンスの持ち出し機能が使用されている場合は、持ち出し期間中は常に、ラ
イセンスが使用されている状態になります。また、ライセンスを使用しているユーザー情報の末尾
に “linger” というキーワードが付きます。
- 例)XVL Studio Pro で “user” が「イラスト作成」オプションを持ち出している場合
Users of bXVLStudioPro2: (Total of 10 licenses issued; Total of 1 license in use)
"bXVLStudioPro2" v7, vendor: xvllm
floating license
user host host (v6) (lserver/1200 2825), start Wed 5/1 11:21 (linger: 240)
Users of XVLStudio_Illust: (Total of 10 licenses issued; Total of 1 license in use)
"XVLStudio_Illust v7, vendor: xvllm
floating license
user host host (v6) (lserver/1200 2825), start Wed 5/1 11:21 (linger: 240)
クライアント側での持ち出し期間の確認方法は、各 XVL 製品のリファレンスマニュアルを参照し
てください。
5.3 ライセンスサーバーの停止
コマンドライン操作を使用してライセンスサーバーを停止する手順を説明します。
1. コマンドプロンプトから、lmutil.exe のあるディレクトリへ移動します。デフォルトの設定
で、C:¥Xvllm¥Bin にあります。
C:¥> cd C:¥Xvllm¥Bin
2. 以下のコマンドを入力します。
28
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
C:¥Xvllm¥Bin> lmutil lmdown –c License_file [-force]
コマンドオプションを以下に示します。
-
-c License_file
図 11 の License フォルダにあるライセンスファイルのフルパス。複数のフローテ
ィングライセンスをひとつのライセンスファイルにした場合は、xvlproducts.ltl のフ
ルパスを入力します。ライセンスサーバーが起動している状態であれ
ば、”SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME” と指定することができます。
Windows の環境変数へライセンスファイルのフルパスを登録している 場合
は、”-c %XVLLM_LICENSE_FILE%” と入力します。ライセンスファイルを環境変
数へ登録する方法は、
「5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録」を参照してくだ
さい。
-
-force
ライセンスの持ち出し機能が使用されている場合は、必ず指定する必要があります。
ライセンスサーバーを停止する前に、
「5.2 ライセンスサーバーの確認」を参照して
ライセンスの持ち出し機能が使用されているかどうかを確認してください。
3. ライセンスサーバーを停止するかどうかを確認してきますので、’y’ を入力します。
Port@Host
1) 1200@demo
Vendors
xvllm
Are you sure (y/n)? y
Shut down FLEXlm server on node demo
1 FLEXlm License Server shut down
5.4 ライセンスファイルの再読み込み
コマンドライン操作を使用してライセンスファイルを再読み込みする手順を説明します。
1. コマンドプロンプトから、lmuitlexe のあるディレクトリへ移動します。デフォルトの設定
で、C:¥Xvllm¥Bin にあります。
C:¥> cd C:¥Xvllm¥Bin
2. 以下のコマンドを入力します。
C:¥Xvllm¥Bin> lmutil lmreread -c License_file [–vendor xvllm]
コマンドオプションを以下に示します。
-
-c License_file
29
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
図 11 の License フォルダにあるライセンスファイルのフルパス。複数のフローテ
ィングライセンスをひとつのライセンスファイルにした場合は、xvlproducts.ltl のフ
ルパスを入力します。ライセンスサーバーが起動している状態であれ
ば、”SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME” と指定することができます。
Windows の環境変数へライセンスファイルのフルパスを登録している 場合
は、”-c %XVLLM_LICENSE_FILE%” と入力します。ライセンスファイルを環境変
数へ登録する方法は、
「5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録」を参照してくだ
さい。
-
-vendor xvllm
XVL 製品のライセンスサーバーである「xvllm」を指定します。
この操作は、すでにライセンスサーバーが起動されている状態で行います。ライセンスサーバーが
起動されていない状態では動作しません。
5.5 ライセンスファイルを環境変数へ登録
ライセンスファイルのフルパスを環境変数へ登録する方法を説明します。環境変数へ登録すると、
各コマンドライン操作で必要なライセンスファイルのパスを入力するときに便利です。
環境変数へライセンスファイルを登録するには、以下の手順を行います。
1. Windows のスタート→設定→コントロールパネル→システムをクリックし、
「システム
のプロパティ」ダイアログを表示します。
2. 「詳細」タブの「環境変数」ボタンをクリックし、
「環境変数」ダイアログを表示します。
(Windows NT 4.0 の場合は、
「環境」タブを表示します。
)
3. 「システム環境変数」の「新規」ボタンから「新しいシステム変数」ダイアログを表示しま
す。
(Windows NT 4.0 の場合は、
「環境」タブに入力欄が表示されています。この入力欄へ
環境変数を登録しますので、4. へ進んでください。
)
「変数値」には、登録するライセン
4. 「変数名」に “XVLLM_LICENSE_FILE” と入力します。
スファイルのフルパスを入力します。複数のフローティングライセンスをひとつのライセン
スファイルにした場合は、xvlproducts.ltl のフルパスを入力します。複数のフローティング
ライセンスファイルをひとつにする方法については、
「10 XVL 製品のライセンスファイル
の結合」を参照してください。
図 14
30
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
5. 「OK」ボタンをクリックし、システム環境変数へ登録します。
6 リダンダントサーバーのセットアップ
ここでは、3 台のライセンスサーバーを利用した冗長性のあるリダンダントサーバー構成のセット
アップと、操作について説明します。
1. 3 台のサーバーでライセンスサーバーのインストールと設定を行います。
インストールと設定の方法については、
「4.2 ライセンスサーバーのインストール」
「4.3 ラ
イセンスサーバーの設定」を参照してください。
2. 順番にライセンスサーバーを起動します。
起動の方法については、
「4.4 ライセンスサーバーの起動」を参照してください。コマンド
ライン操作を行う場合は、
「5.1 ライセンスサーバーの起動」を参照してください。
このとき、最初に起動したサーバーがマスタとして機能してライセンス数を管理します。ク
ライアントシステムはマスタとライセンス認証を行います。マスタが停止した場合は、次の
サーバーに引き継がれます。
3. ライセンスサーバーの状態を確認します。
状態はどのサーバーでも確認できます。確認の方法については、
「4.5 ライセンスサーバー
の確認」を参照してください。コマンドライン操作を行う場合は、
「5.2 ライセンスサーバ
ーの確認」を参照してください。
4. ライセンスサーバーを停止、またはライセンスファイルの再読み込みを行います。
それぞれのサーバーで停止、再読み込みを行います。方法については、
「4.6 ライセンスサ
ーバーの停止」
「4.7 ライセンスファイルの入れ替え」を参照してください。コマンドライ
ン操作を行う場合は、
「5.3 ライセンスサーバーの停止」
「5.4 ライセンスファイルの再読み
込み」を参照してください。
* リダンダントサーバー構成用のライセンスファイルが必要になります。販売元へお問い合わせ
ください。
* 3 台のライセンスサーバーのうち、2 台のライセンスサーバーは正常に稼動している必要があ
ります。
* クライアントシステムではライセンスファイル、または 3 台のライセンスサーバーを設定した
ライセンスサーバー設定ファイルを使用してください。クライアントはマスタとなるサーバー
31
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
とライセンス認証を行いますが、マスタは 3 台のライセンスサーバーのいずれかになります。
ライセンスサーバー設定ファイルについては「9.3 ライセンスサーバー設定ファイルの作成」を
参照してください。
7 ライセンスサーバーのアンインストール
ライセンスサーバーのアンインストールは、Windows のスタート→設定→コントロールパネル→
アプリケーションの追加と削除の一覧から、
「XVL License Manager」を選択し、追加と削除ボタ
ンをクリックしてください。
* 「4.3 ライセンスサーバーの設定」で「XVL License Manager」を Windows のサービスへ登録
している場合は、あらかじめ登録を解除してからアンインストールを実行してください。解除
を行わないと、アンインストール後もサービスへの登録情報が残ってしまいます。なお、登録
情報が残ってしまった場合は、もう一度、ライセンスサーバーをインストールし、登録を解除
してからアンインストールを実行してください。
8 オプションファイルによる設定
ここでは、オプションファイルを使用してユーザー、ホスト名に対して、またはそれらをグループ
化したユーザーグループ、ホスト名グループに対して、ライセンスの使用を制限することができる
設定について説明します。
オプションファイルによる設定は、フローティングライセンスに対して、ライセンスサーバー上で
行います。ノードロックライセンスでは、この設定を行えません。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンスフォルダをクリ
ックし、
「License」フォルダを表示します。
2. 「License」フォルダの xvllm.opt を任意のテキストエディタで開きます。xvllm.opt には、
以下の内容が記述されています。
GROUP group user_name1 user_name2
GROUP group2 user_name3 user_name4
HOST_GROUP host_group host_name1 host_name2
HOST_GROUP host_group2 host_name3 host_name4
EXCLUDE feature1 USER user1
EXCLUDE feature1 USER user2
EXCLUDE feature2 HOST host1
EXCLUDE feature2 HOST host2
EXCLUDE feature3 GROUP group1
EXCLUDE feature3 GROUP group2
32
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
EXCLUDE feature4 HOST_GROUP host_group1
EXCLUDE feature4 HOST_GROUP host_group2
EXCLUDE_BORROW feature5 GROUP group3
EXCLUDE_BORROW feature5 GROUP group4
EXCLUDE_BORROW feature6 HOST_GROUP host_group3
EXCLUDE_BORROW feature6 HOST_GROUP host_group4
MAX 2 feature1 GROUP group2
MAX 3 feature2 HOST_GROUP host_group2
3. “GROUP”、”HOST_GROUP” 行は、ユーザー、ホスト名をグループ化する場合に使用しま
す。例えば、ユーザー abc、xyz、ホスト名 host_abc、host_xyz をそれぞれ GroupA、
HostGroupA にグループ化したい場合は、以下のように記述します。
GROUP GroupA abc xyz
HOST_GROUP HostGroupA host_abc host_xyz
4. “EXCLUDE” 行は、ユーザー、ホスト名、ユーザーグループ、ホスト名グループに対し
て、”feature” で定義された機能(FEATURE)を無効にします。”EXCLUDE_BORROW” 行
は、”feature” のライセンスの持ち出し機能を無効にします。例えば、ユーザー abc、ホス
トグループ HostGroupA に対して feature1 の使用を制限する、ユーザー xyz、ユーザーグ
ループ GroupA に対して feature2 の持ち出し機能を制限する場合は、以下のように記述し
ます。各 XVL 製品の機能名については、
「9.4XVL 製品機能名一覧」を参照してください。
EXCLUDE feature1 USER abc
EXCLUDE feature1 HOST_GROUP HostGroupA
EXCLUDE_BORROW feature2 USER xyz
EXCLUDE_BORROW feature2 GROUP GroupA
5. “MAX” 行は、ユーザー、ホスト名、ユーザーグループ、ホスト名グループに対して、”feature”
で定義された機能(FEATURE)の最大ライセンスを設定します。例えば、ユーザーグルー
プ Abc に対して、feature3 のライセンス数を 3 本に制限する場合は、以下のように記述
します。
各 XVL 製品の機能名については、
「9.4XVL 製品機能名一覧」
を参照してください。
MAX 3 feature3 GROUP Abc
6. xvllm.opt へ記述できましたら保存し、ライセンスサーバーを起動してください。
EXCLUDE で持ち出し機能を制限できないことに注意してください。製品の持ち出し機能を制限す
る場合は、持ち出し機能の機能名で EXCLUDE_BORROW を使用してください。また、オプショ
ンごとに持ち出し機能を制限したい場合は、それぞれの機能名で EXCLUDE_BORROW を使用し
てください。各 XVL 製品の機能名については、
「9.4XVL 製品機能名一覧」を参照してください。
その他、ライセンスの使用を制限する有用な構文や、ライセンスサーバーの動作設定などを示しま
33
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
す。必要に応じて、オプションファイルに追加して設定してください。
構文
INCLUDE feature HOST hostname
INCLUDE feature USER user
INCLUDE_BORROW feature HOST hostname
INCLUDE_BORROW feature USER user
TIMEOUT feature second
TIMEOUTALL second
DEBUGLOG +”DEBUG_LOG_PATH”
動作
“EXCLUDE”、”EXCLUDE_BORROW”
とは、逆に、指定したユーザー、ホス
ト名、ユーザーグループ、ホスト名グ
ループに対してのみ、”feature” で定義
された機能(FEATURE)を有効にし
ます。
ただし、”EXCLUDE” の設定が優先さ
れますのでご注意ください。
ライセンスサーバーとクライアント
の通信が途切れたとき、ライセンスサ
ーバー側のライセンスのカウントを
開放する時間を設定します。
“feature” は機能名、”second” は 900
秒(15 分)より大きい時間を秒数で
指定します。
ライセンスサーバーのログの出力先
を “DEBUG_LOG_PATH” で指定し
ます。ライセンスサーバーの再起動な
どでログファイルが上書きされない
ようにするには、ここでファイルを指
定します。
ただし、ライセンスサーバーの設定に
ある「Debug Log File」と同じファイ
ルを指定しないでください(
「4.3ライ
センスサーバーの設定」を参照)
。
9 XVL 製品のライセンスファイル構成
ここでは、XVL 製品のライセンスファイルの構成について説明します。ライセンスファイルの内容
は、任意のテキストエディタなどで確認することができます。
9.1 ノードロックライセンスの構成
ノードロックライセンスは、1 つ、または複数の FEATURE 行から構成されます。FEATURE 行
は、ライセンスを受ける機能の情報を表します。以下に、FEATURE 行について説明します。
FEATURE XVL_PRODUCT_FEAT xvllm VERSION LIMIT_DATE NUM_LICENSE ¥
HOSTID=MAC_ADDRESS SIGN=LICENSE_KEY
• XVL_PRODUCT_FEAT
ライセンスを受ける機能名。
• xvllm
34
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
ベンダーデーモン名。XVL 製品では、必ず「xvllm」となります。
• VERSION
ライセンスファイルのバージョン。
• LIMIT_DATE
ライセンスの使用期限。
• NUM_LICENSE
ライセンス数。
• MAC_ADDRESS
イーサネットカードの MAC アドレス。
• LICENSE_KEY
ライセンスキー。ライセンスキーは、各変数から生成されています。
斜体文字となっている項目は、ライセンス認証に必要な変数となっています。変数を変更、修正し
た場合は、無効なライセンスファイルとなります。
9.2 フローティングライセンスの構成
フローティングライセンスは、SERVER 行、VENDOR 行、1 つ、または複数の FEATURE 行、
INCREMENT 行から構成されます。SERVER 行、VENDOR 行は、1 組でライセンスサーバーの
情報を表します。FEATURE 行、INCREMENT 行は、ライセンスを受ける機能の情報を表します。
以下に、SERVER 行、FEATURE 行、INCREMENT 行について説明します。
SERVER HOST_NAME MAC_ADDRESS SERVER_PORT_NUM
VENDOR xvllm [port=VENDOR_PORT_NUM]
• HOST_NAME
ライセンスサーバーのホスト名。
• MAC_ADDRESS
ライセンスサーバーのイーサネットカードの MAC アドレス。
• SERVER_PORT_NUM
ライセンス認証用の TCP ポート番号。
• xvllm
ベンダーデーモン名。XVL 製品では、必ず「xvllm」となります。
• VENDOR_PORT_NUM
アプリケーションとライセンスサーバーとの通信用の TCP ポート番号。ネットワークの通
信を制御している環境(ファイアウォールなど)では、必ず設定する必要があります(下記
参照)
。
FEATURE XVL_PRODUCT_FEAT xvllm VERSION LIMIT_DATE NUM_LICENSE ¥
BORROW SIGN=LICENSE_KEY
• XVL_PRODUCT_FEAT
35
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
ライセンスを受ける機能名。
• xvllm
ベンダーデーモン名。XVL 製品では、必ず「xvllm」となります。
• VERSION
ライセンスファイルのバージョン。
• LIMIT_DATE
ライセンスの使用期限。
• NUM_LICENSE
ライセンス数。
• BORROW
ライセンスの持ち出し機能。このキーワードがライセンスファイルにある場合は、一定の期
間ネットワークから切り離された状態でもライセンスを受けることができる機能を有効にす
ることができます。
• LICENSE_KEY
ライセンスキー。ライセンスキーは、各変数から生成されています。
INCREMENT bXVL_PRODUCT_FEAT xvllm VERSION LIMIT_DATE NUM_LICENSE ¥
BORROW SIGN=LICENSE_KEY
• bXVL_PRODUCT_FEAT
ライセンスを受ける機能名。この機能名は、ライセンスの持ち出し機能を有効にするために
使用されます。
• xvllm
ベンダーデーモン名。XVL 製品では、必ず「xvllm」となります。
• VERSION
ライセンスファイルのバージョン。
• LIMIT_DATE
ライセンスの使用期限。
• NUM_LICENSE
ライセンスの持ち出し機能を利用できるライセンス数。
• BORROW
ライセンスの持ち出し機能。このキーワードがライセンスファイルにある場合は、一定の期
間ネットワークから切り離された状態でもライセンスを受けることができる機能を有効にす
ることができます。
• LICENSE_KEY
ライセンスキー。ライセンスキーは、各変数から生成されています。
斜体文字となっている項目は、ライセンス認証に必要な変数となっています。変数を変更、修正し
た場合は、無効なライセンスファイルとなります。また、太文字になっている項目は、FlexNet
Publisher ライセンスファイルのキーワードとなっています。これも変更することはできません。
SERVER 行の HOST_NAME、SERVER_PORT_NUM は、変更可能です。特に、ポート番号は
デフォルトの設定で 1200 番を与えられていますが、1200 番が他のプロセスで使用されている場
36
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
合は、適切なポート番号へと変更できます。ただし、ポート番号は、1 つの lmgrd.exe に登録する
ライセンスファイルで一意なものでなければなりません。
また、VENDOR 行の port=VENDOR_PORT_NUM は、デフォルトで設定されていません。この
場合は、オペレーティングシステムが動的に空いてポートを割り当てます。そのため、ファイアウ
ォールなどで使用できるポートに制限をかけている環境では、明示的に使用するポートを設定する
必要があります。例えば、ライセンスサーバーのホスト名は foo、MAC アドレスは 123、ライセ
ンス認証用に 27001、通信用に 28000 のポートを使用する場合は、以下のようになります。
SERVER foo 123 27001
VENDOR xvllm port=28000
設定を変更する際には、十分注意して行ってください。これらの変更は、すべての登録するライセ
ンスファイルに対して行う必要があります。変更は、任意のテキストエディタなどで行うことがで
きます。
9.3 ライセンスサーバー設定ファイルの作成
XVL Studio、XVL PlayerPro、Lattice3D Reporter では、ライセンスサーバー情報を共通の設定ファ
イルを用意して利用することができます。設定ファイルを用意すると、ライセンスファイルのイン
ストールなどの煩わしさがなく便利です。特に、複数のユーザーで同一のライセンスサーバーを使
用する場合、または複数の XVL 製品で同一のライセンスサーバーを使用する場合は、設定ファイ
ルを用意するだけです。
1. Windows のスタート→プログラム→XVL 製品のメニュー→ライセンスフォルダをクリ
ックし、
「License」フォルダを表示します。ここで、XVL 製品名のメニューは、ライセン
スファイルをインストールする XVL 製品名となります。
2. 右クリックメニュー新規作成→テキストドキュメントで新しいテキストファイルを作成し
ます。テキストファイルの名前を「xvllmsvr.ltl」と変更してください。
3. 「xvllmsvr.ltl」をテキストエディタで開き、ライセンスサーバーの情報を TCP ポート番号
とホスト名を “@” で連結させて “SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME” とし、以下の
ように記述します。
例)
1200@foo1
ライセンスサーバーが複数ある場合は、改行して追記します。
例)
1200@foo1
1200@foo2
1200@foo3
…
37
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
設定ファイルと製品のライセンスファイルは、共存できません。製品のライセンスファイルがある
場合は、設定ファイルが有効にならないので取り除いてください。
9.4 XVL 製品機能名一覧
各 XVL 製品で使用する機能名は、次の表のとおりです。特にオプション名がない場合は、標準の
機能になります。
• ノードロックライセンスまたはフローティングライセンス
XVL 製品名
XVL Studio Pro
XVL Studio Standard
XVL Studio Basic
XVL Studio Pro/Standard/Basic
XVL Player Pro
XVL Converter Plug-in
for Inventor
for CATIA5
機能名
XVLStudioPro2
bXVLStudioPro2
XVLStudioPro2_Parasolid
XVLStudioPro2_CATIA
XVLStudio_CADImport
XVLStudioPro2_Illust
XVLStudioStd
bXVLStudioStd
XVLStudioStd_Parasolid
XVLStudioStd_CATIA
XVLStudio_CADImport
XVLStudioStd_Illust
XVLStudioBsc
bXVLStudioBsc
XVLStudioBsc_Parasolid
XVLStudioBsc_CATIA
XVLStudio_CADImport
XVLStudioBsc_Illust
XVLStudio_Parasolid
XVLStudio_CATIA
XVLStudio_CADImport
XVLStudio_Illust
XVLStudio_CAT
XVLStudio_List
XVLStudio_STEP
XVLStudio_Mechanism
XVLStudio_Difference
XVLStudio_AnnotationView
XVLStudio_Human2
XVLPlayerPro
bXVLPlayerPro
XVLTranslatorInventor
XVLTranslatorCATIA5
38
オプション名
(持ち出し機能)
Parasolid 入力
CATIA V4 入力
マルチ CAD 入力
イラスト作成
(持ち出し機能)
Parasolid 入力
CATIA V4 入力
マルチ CAD 入力
イラスト作成
(持ち出し機能)
Parasolid 入力
CATIA V4 入力
マルチ CAD 入力
イラスト作成
Parasolid 入力
CATIA V4 入力
マルチ CAD 入力
イラスト作成
点群評価
リスト編集
STEP 入力
機構
差分検出
注釈ビュー
ヒューマン
(持ち出し機能)
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
for I-DEAS
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for Creo Elements/Direct
(旧 for CoCreate)
(旧 for SolidDesigner)
(旧 for OneSpace
Designer)
for SolidWorks
for NX
(旧 for Unigraphics)
for Solid Edge
XVL Converter Plug-in x64
for CATIA V5
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for SolidWorks
for NX
for Solid Edge
XVL-3ds Max Converter
XVL-3ds Max Converter x64
Lattice3D Reporter
XVLTranslatorI-DEAS
XVLTranslatorProEngineer
XVLTranslatorSolidDesigner
XVLTranslatorSolidWorks
XVLTranslatorUnigraphics
XVLTranslatorSolidEdge
XVLTranslatorCATIA5x64
XVLTranslatorProEngineerx64
XVLTranslatorSolidWorksx64
XVLTranslatorNXx64
XVLTranslatorSolidEdgex64
XVLTranslatorMax
XVLTranslatorMaxx64
L3DReporter
bL3DReporter
L3DReporter_Template
(持ち出し)
テンプレート
表4
• ノードロックライセンス
XVL 製品名
XVL Web Master
機能名
XVLWebMaster
XVLWebMaster2DIllustration
XVLWebMaster3DParts
XVLWebMasterAnimation
XVLWebMasterProcess
XVLWebMasterCustomize
XVL Converter Light
for IGES
for Parasolid
for Polygon
for Inventor
for CATIA V4
for CATIA V5
for I-DEAS
XVLConverterIGES
XVLConverterParasolid
XVLConverterPoly
XVLConverterInventor
XVLConverterCATIA4
XVLConverterCATIA5
XVLConverterCATIA5_FTA
XVLConverterI-DEAS
39
オプション名
2D イラスト
3D パーツ
自動分解アニメーショ
ン
工程表示
テンプレートカスタマ
イズ
FTA 変換
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for Creo Elements/Direct
(旧 for CoCreate)
(旧 for SolidDesigner)
(旧 for OneSpace
Designer)
for SolidWorks
for NX
(旧 for Unigraphics)
for Solid Edge
for JT
XVL Converter Light x64
for CATIA V5
for Creo Parametoric
(旧 for Pro/ENGINEER)
for SolidWorks
for NX
for Solid Edge
for JT
XVL System Toolkit
XVL Player SDK
Lattice3D Reporter Publisher
Lattice3D Reporter SDK
iXVL Publisher
iXVL Publisher Express
XVLConverterProEngineer
XVLConverterProE_AF
PMI 変換
XVLConverterSolidDesigner
XVLConverterSolidWorks
XVLConverterUnigraphics
XVLConverterUnigraphics_PMI
XVLConverterSolidEdge
XVLConverterJT
XVLConverterCATIA5x64
XVLConverterCATIA5x64_FTA
XVLConverterProEngineerx64
XVLConverterProEx64_AF
XVLConverterSolidWorksx64
XVLConverterNXx64
XVLConverterNXx64_PMI
XVLConverterSolidEdgex64
XVLConverterJTx64
XVLFilter
XVLReducer
XVLProcessor
XVLProcessor_Intf
XVLProcessor_Difference
XVLPlayerProSDK2
L3DReporterPublisher
L3DReporterSDK
iXVLPublisher
iXVLPublisherExp
PMI 変換
FTA 変換
PMI 変換
PMI 変換
(xvlfilter.exe)
(xvlprocessor.exe)
(xvlreducer.exe)
干渉チェック
差分検出
表5
• フローティングライセンス
XVL 製品名
XVL Converter Enterprise
機能名
XVLRemoteConverterManager
XVLRemoteConverterSW
XVLRemoteConverterProE
XVLRemoteConverterProE_AF
XVLRemoteConverterI-DEAS
XVLRemoteConverterUG
40
オプション名
SolidWorks
Creo Parametoric
(旧 Pro/ENGINEER)
Creo Parametoric
(旧 Pro/ENGINEER)
PMI 変換
I-DEAS
NX
(旧 Unigraphics)
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
XVLRemoteConverterCATIA4
XVLRemoteConverterParasolid
XVLRemoteConverterIGES
XVLRemoteConverterPoly
XVLRemoteConverterSD
XVLRemoteConverterInventor
XVLRemoteConverterCATIA5
XVLRemoteConverterCATIA5_FTA
XVLRemoteConverterCATIA5_CGR
XVLRemoteConverterSE
CATIA V4
Parasolid
IGES
ポリゴン
Creo Elements/Direct
(旧 for CoCreate)
(旧 for SolidDesigner)
(旧 for OneSpace
Designer)
Inventor
CATIA V5
CATIA V5
FTA 変換
CATIA V5
CGR 変換
SolidEdge
表6
10 XVL 製品のライセンスファイルの結合
ここでは、XVL 製品のフローティングライセンスファイルが複数ある場合に、各ライセンスファイ
ルからひとつのライセンスファイル(xvlproducts.ltl)を作成する方法を説明します。
* ノードロックライセンスファイルに対しては結合できません。
* xvlproducts.ltl は、ライセンスサーバーの設定でのみ使用します。各 XVL 製品を動作させるク
ライアントシステムでのライセンスファイルの設定ではご利用できません。
ライセンスファイルの結合にあっては、以下の点に注意してください。
• XVL 製品と異なるライセンスファイルと結合しない
ここで行う結合は、XVL 製品のライセンスファイルのみを対象としています。他製品の
FlexNet Publisher を使用したライセンスファイルとは結合できません。
• 結合するすべてのライセンスファイルで SERVER 行が同一でなければならない
結合するライセンスファイルに記述されている SERVER 行は、すべてのライセンスファイ
、VENDOR
ルで同一でなければなりません。SERVER 行の「ホスト名」
、
「MAC アドレス」
行の「ポート番号」を、
「9.2 フローティングライセンスの構成」を参照し、同一であるかを
確認してください。
• ライセンス認証に必要な変数を変更しない
ライセンスファイルには、ライセンス認証に必要な重要な変数とキーが含まれています。こ
れらを変更しないよう結合の際には十分注意してください。
ライセンスファイルを結合し、xvlproducts.ltl を作成する手順を説明します。
41
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
1. Windows のスタート→プログラム→XVL License Manager→ライセンスフォルダをクリ
ックし、
「License」フォルダを表示します。
2. 「License」フォルダの xvlproducts.ltl を任意のテキストエディタで開きます。xvlproducts.ltl
には、以下の内容が記述されています。
SERVER host_name mac_address 1200
VENDOR xvllm
# XVL Studio
# XVL Player Pro
# XVL Converter Enterprise (XVL Remote Converter)
3. 同様に「License」フォルダにある結合の必要のあるライセンスファイルを任意のテキスト
エディタで開きます。
4. 結合の必要のあるすべてのライセンスファイルの SERVER 行が同一であるか確認してく
ださい。同一であれば、xvlproducts.ltl の SERVER 行に「ホスト名」
、
「MAC アドレス」
、
をコピーしてください。
5. 結合の必要のあるライセンスファイルから FEATURE(INCREMENT) 行を xvlproducts.ltl
にある該当製品名の後にコピーします。
- 例)XVL Studio Pro のライセンスファイルをひとつに結合する場合
C:¥Xvllm¥License¥xvlstudiopro.ltl、C:¥Xvllm¥License¥xvlstudioopt.ltl の 2 つのライ
センスファイルから xvlproducts.ltl を作成すると以下のようになります。
SERVER foo ABCDEFGHIJKL 1200
VENDOR xvllm
# XVL Studio
FEATURE XVLStudioPro2 xvllm 7 permanent 10 SIGN=0
INCREMENT bXVLStudioPro2 xvllm 7 permanent 10 BORROW SIGN=0
FEATURE XVLStudio_Parasolid xvllm 7 permanent 10 BORROW SIGN=0
FEATURE XVLStudio_CATIA xvllm 7 permanent 10 BORROW SIGN=0
FEATURE XVLStudio_Illust xvllm 7 permanent 10 BORROW SIGN=0
6. xvlproducts.ltl へのコピーが終わりましたら保存し、結合した xvlproducts.ltl を使用してラ
イセンスサーバーの設定を行ってください。
* ある XVL 製品のバージョンの更新がされるなどして、新しいフローティングライセンスファイ
ルを受け取った場合は、xvlproducts.ltl の該当製品の FEATURE(INCREMENT) 行を書き換
える必要がありますのでご注意ください。
11 トラブルシューティング
11.1 エラーメッセージによる対処
42
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
XVL 製品を実行するクライアントシステムでライセンスの取得に失敗し、エラーメッセージおよび
FLEXlm error が表示された場合、またはライセンスサーバーの設定の際にエラーメッセージが表示
された場合は、以下のエラーメッセージ一覧を参照し、問題を解決してください。
なお、64-bit Edition の XVL 製品の場合は FLEXlm error というエラー番号はエラーメッセージに
表示されないので、エラー番号を取得する方法は「11.2 ログファイルによるエラー番号の取得」
を参照してください。
エラーメッセージ
トラブルシューティング
「2.2 XVL 製品のライセンスファイル名」を参
照し、該当の製品に対するライセンスファイル
が指定されたフォルダに正しくインストール
ライセンスファイルが見つかりません。
されているか確認してください。
FLEXlm error: -1、-5
また、フォルダにいたるパス中にセミコロンや
アットマークが含まれている場合は、これらが
ないパスに XVL 製品をインストールしなお
してください。
お持ちのライセンスファイルでは、機能を有効
にできません。
正しいライセンスファイルがライセンスサー
バーとクライアントシステムにインストール
されているか確認してください。
機能を有効にできません。
正しいライセンスファイルをご使用の場合は、
FLEXlm error: -5
ライセンスセンスサーバーのバージョンが古
い可能性があります。
「11.3 問題が解決しない
場合」を参照して、ライセンスサーバーのバー
ジョンをご確認の上、販売元へお問い合わせく
ださい。
ライセンスファイルが誤って変更された可能
ライセンスファイルが正しくありません。
性があります。
FLEXlm error: -2、8
配布されたままのライセンスファイルを指定
されたフォルダへインストールしてください。
ライセンスを使用しているユーザー数が、ライ
センス数を超えています。他のユーザーが使用
ユーザー数がライセンス数を超えています。
を終えるのをお待ちください。
FLEXlm error: -4
このエラーは、フローティングライセンスを受
けている場合に、発生します。
他のシステム用のライセンスファイルを使用
している可能性があります。システム管理者へ
お問い合わせください。
ライセンスファイルのホスト ID と、このシ システム管理者は、ライセンスファイルのホス
ト名、MAC アドレスと、エラーが発生したシ
ステムのホスト ID は異なっています。
ステムのホスト名、MAC アドレスと一致する
FLEXlm error: -9
か調べてください。MAC アドレスの調べ方
は、コマンドプロンプトから、以下のコマンド
を入力します。
43
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
C:¥> ipconfig –all
以下の出力結果が MAC アドレスになりま
す。
Physical Address......: 00-11-22-33-44-**
出力結果が複数ある場合は、ネットワーク接続
に使用しているネットワークアダプターの出
力結果を参照してください。
ライセンスファイルで指定された使用期限を
ライセンスファイルの使用期限を過ぎていま
過ぎています。
す。
継続してお使いになる場合は、販売元へお問い
FLEXlm error: -10
合わせください。
ライセンスサーバーに接続できなかったため、
ライセンスの取得ができませんでした。システ
ム管理者へお問い合わせください。
システム管理者は、ライセンスサーバーが正し
ライセンスサーバーに接続できません。
く設定され、正常に動作しているか確認してく
FLEXlm error: -15
ださい。
システム管理者は、接続できなかったクライア
ントシステムが正常にライセンスサーバーと
接続されているか確認してください。
ライセンスのバージョンが古いため、ご使用で
きません。
ライセンスのバージョンでは、起動できませ ライセンスファイルを更新する必要がありま
す。
「9 XVL 製品のライセンスファイル構成」
ん。
を参照して、ライセンスファイルのバージョン
FLEXlm error: -21
をご確認の上、販売元へお問い合わせくださ
い。
システムで設定されている時間が遅れている
可能性があります。
このエラーは、使用期限がついたライセンスフ
ァイルをご使用の場合に、以前に設定されてい
システムの時計が遅れています。
FLEXlm error: -88
た時間よりも遅れている場合、変更されている
場合に起こる可能性があります。
システムの時計を正しく設定しても起動でき
ないことがあります。
ライセンスサーバーが停止している可能性が
あります。システム管理者へお問い合わせくだ
さい。
ライセンスサーバーが停止しています。
システム管理者は、ライセンスサーバーが正し
FLEXlm error: -97
く設定され、正常に起動しているか確認してく
ださい。
ライセンスサーバーに設定されているライセ
ンスファイルとクライアントシステムに設定
されているライセンスファイルに不整合があ
る可能性があります。システム管理者へお問い
FLEXlm error: -18
合わせください。
システム管理者は、ライセンスサーバーとクラ
イアントシステムのライセンスファイルを「9
XVL 製品のライセンスファイル構成」を参照
44
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
FLEXlm error: -25
FLEXlm error: -96
FLEXlm error: -103
FLEXlm error: -117
FLEXlm error: 上記以外のエラーコード
し、正しいライセンスファイルが設定されてい
るか確認してください。
使用中の製品のバージョンがサポートされて
いません。システム管理者へお問い合わせくだ
さい。
システム管理者は、ライセンスのバージョンと
製品のバージョンを確認してください。ライセ
ンスのバージョンが古い場合は、新しいライセ
ンスを受けてください。
ライセンスサーバーが見つからないか、応答が
ない可能性があります。システム管理者へお問
い合わせください。
システム管理者は、ライセンスサーバーのマシ
ンが起動されていることを確認してください。
また、クライアントシステムのライセンスファ
イルのホスト名に間違いがないか確認してく
ださい。
Windows のリモートデスクトップ接続などタ
ーミナルサービス接続を経由してノードロッ
クライセンスの製品を使用しているためライ
センスの取得ができません。
ライセンスの持ち出し機能によるライセンス
の持ち出しが有効にできませんでした。
正しく持ち出し機能が有効になっているか確
認してください。
ライセンスの取得の際に、重要な問題が発生し
ている可能性があります。ネットワークケーブ
ルが正常に接続されていることを確認し、シス
テム管理者へお問い合わせください。
システム管理者は、ネットワークの状態に問題
ないか調べてください。また、ライセンスサー
バーが正しく動作しているか状態を調べてく
ださい。
システム管理者は、ライセンスサーバーの設定
したライセンスファイルとクライアントシス
テムに設定したライセンスファイルが同一フ
ァイルであることを確認してください。
システム管理者は、ライセンスファイルのホス
ト名、MAC アドレスがライセンスサーバーの
ホスト名、MAC アドレスと一致しているか確
認してください。
問題が解決しない場合は、
「FLEXlm error」の
内容を販売元までお知らせください。
表7
LMTOOLS を使用して、ライセンスサーバーの設定が正常に行われない場合は、以下の対処法も参
考にしてください。
45
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
トラブルの内容
「Config Services」タブの「Start Server」ボ
タンをクリックしても、「Server Started
Successful.」と表示されない。
「Config Services」タブの「Start Server」ボ
タンでは、
「Server Started Successful.」と表
示されるが、
「Perform Status Enquiry」ボタ
ンでは、
「license server UP」と表示されな
い。
「Config Services」タブの「Stop Server」ボ
タンをクリックしても、
「Stopping Server」と
表示されない。
ライセンスサーバーは正常に起動されたが、
クライアントシステムからライセンスを取得
できない。
FLEXlm のエラーダイアログが表示され、強
制終了する。
トラブルシューティング
「Config Services」タブの「License File」の
項目に、ライセンスファイルへのフルパスが正
しく設定されているか確認してください。
「Start Server」ボタンを数回クリックし、複数
の lmgrd.exe プロセスが起動している可能性
があります。
「Stop Server」ボタンですべての
プロセスを停止してください。
こ の 問 題 を 避 け る た め に は 、「 Config
Services」タブで「Use Services」を ON に
し、サービスへ登録してください。
「Config Services」タブの「License File」の
項目に、ライセンスファイルへのフルパスが正
しく設定されているか確認してください。
ライセンスサーバーの MAC アドレスと、ラ
イセンスファイルの MAC アドレスが一致し
ているか確認してください。また、ホスト名が
一致しているか確認してください。
ライセンスの持ち出し機能を設定し、各 XVL
製品を持ち出しの有効期限を超えて使用した
場合に、この現象は発生します。
持ち出しの有効期限は、設定された日付の
24:00 まで使用できますが、この時間を超えて
の使用は避けてください。
表8
11.2 ログファイルによるエラー番号の取得
XVL Studio、XVL PlayerPro、Lattice3D Reporter では、ライセンスの取得に失敗した場合にログフ
ァイルからエラー番号を取得することができます。
ログファイルはクライアントシステムの環境変数 XVL_LICENSE_UTILITY_LOG にログファイル
のパスを設定してから XVL 製品を起動すると出力されます。
ライセンスの取得に失敗した場合、例えば XVL Studio 64-bit Editon の実行時にライセンスサーバ
ーが見つからない場合は次のようなログファイルが出力されます。
12:00:00 (Environment Information)
LM_LICENSE_FILE(env)=(null)
XVLLM_LICENSE_FILE(env)=(null)
12:00:00 (Time Stamp)
LicensePath= SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME
46
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
12:00:00 (Time Stamp)
Checkout(XVLStudioPro2, 10)...
12:00:00 (FLEXlm Error)
maj_errno=-15
min_errno=10
sys_errno=10061
feature=XVLStudioPro2
lic_files= SERVER_PORT_NUM@HOST_NAME
context=HOST_NAME
12:00:00 (Time Stamp)
...Failed
“Checkout” とある行で機能名 “XVLStudioPro2” のライセンスを取得しようとした結果、エラー番
号が “maj_errno=” とある行に “-15” として表示されたことがわかります。“min_errno=” とある行
の番号はエラーをより詳細に調べる場合に利用しますが、本マニュアルでは説明しません。
HOST_NAME と SERVER_PORT_NUM はクライアントが参照したライセンスサーバーのホス
ト名とライセンス認証用の TCP ポート番号になります。
エラー番号から「11.1 エラーメッセージによる対処」のトラブルシューティングを実行して問題を
解決してください。トラブルシューティングが終わったら環境変数は削除してください。
11.3 問題が解決しない場合
「エラーメッセージ一覧」のトラブルシューティングで問題が解決されない場合は、販売元にお問
い合わせください。お問い合わせの際は、以下の情報をお寄せください。
• 表示されたエラーメッセージおよび FLEXlm error の内容
表示されたエラーの内容をそのままお知らせください。
• ライセンスサーバーを実行しているシステムの OS
OS のバージョン、サービスパックなどの情報もお知らせください。
• ライセンスサーバーで使用している xvllm.exe、lmgrd.exe のバージョン
コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力し、出力結果をお知らせください。
-
xvllm –v
C:¥Xvllm¥Bin>xvllm -v
13:26:41 (xvllm) FLEXnet Licensing version v11.10.0.0 build 95001 i86_n3
lmgrd –v
C:¥Xvllm¥Bin>lmgrd –v
lmgrd v11.10.0.0 build 95001 i86_n3 - Copyright (c) 1988-2011 Flexera Software, Inc.
All Rights Reserved.
• クライアントシステムのシステムの OS
問題の発生したシステムの OS 、OS のバージョン、サービスパックなどの情報もお知らせ
ください。
-
47
XVL 製品 ライセンス管理ガイド
• ライセンスファイル
問題の発生した XVL 製品のライセンスファイルのコピーをお送りください。
• XVL 製品名とそのバージョン
問題の発生した XVL 製品の製品名とそのバージョンをお知らせください。
• FlexNet Publisher でライセンス管理された他製品の使用状況
他製品でも FlexNet Publisher を使用している場合は、他製品のライセンスサーバーの状態、
バージョンをお知らせください。
48