「ノーブレイナー」 オランダで放送開始 - tv asahi corporation

2013 年 8 月 16 日
テレビ朝日とワーナー・ブラザースとの共同開発フォーマット
「ノーブレイナー」 オランダで放送開始
テレビ朝日とワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクション
(WBITP)
(本社イギリス)が共同開発したクイズフォーマット「No Brainer(ノーブレイナ
ー)」が、オランダで放送されることになりました。
今回、共同開発した番組フォーマットは、テレビ朝日のヒット番組「クイズ!スピードキ
ング」をベースにし、テレビ朝日の制作チームとワーナー社の制作チームが、海外でも制作・
放送しやすいようアレンジしたものです。ロンドンでパイロット版を制作、春にカンヌで開
かれる映像コンテンツ見本市・MIPTV でアピールするなど、世界に向けてセールスしてきま
した。「No Brainer」が海外で放送されるのは、今回が初めてです。
放送が決まったのは、オランダの公共放送局 BNN(地上波)で、若者に人気のあるテレビ
局です。オランダの番組制作会社 BlazHoffski(ブラズホフスキ)が制作、午後8時のゴー
ルデンタイムに、8月19日(月)から8月30日(金)までの平日10日間にわたり、放
送されます。テレビ朝日の人気バラエティコーナー「ロンドンハーツの格付けしあう女たち」
も、すでに同局にフォーマット販売されていて、好評です。
「No Brainer」は 4 人のチャレンジャーが参加するチームワークを駆使したクイズ番組です。チャレ
ンジャーは番組に参加する前、事前テストでクイズが得意か苦手かを判定されます。そのうえで、4 人のチ
ャレンジャーはそれぞれレベル分けされ、回答座席が決められます。
番組本番では、クイズに正解すると、それぞれの回答席に割り当てられた賞金が獲得できるというルー
ルです。もっとも「クイズが苦手」とされた「No Brainer(ノーブレイナー)
」の回答席に座った人が正解
すると、もっとも高い賞金を獲得でき、逆に、もっとも「クイズが得意」とされた人が正解しても、もら
える金額は「No Brainer」の 5 分の 1 という仕組みです。出されたクイズに4人が一緒になって回答して
いくというゲームなのです。
高額賞金を獲得するためには、なるべく「No Brainer」に多く正解してもらうように、チームで協力す
ることが重要となります。
テレビ朝日は今年2月、フォーマットのベースとなった「クイズ!スピードキング」のプ
ロデューサーをロンドンへ派遣、制作会社 Wall to Wall(イギリス)とともに、海外セー
ル用のパイロット版を制作しました。国によって、視聴者の“笑いのツボ”や"関心あるテ
ーマ“、生活スタイルが違うほか、放送局によっても、放送枠や放送時間が異なります。日
本の番組をベースにしつつも、それぞれの国や地域にあうよう、研究を重ね、汎用性の高い
フォーマットに仕上げました。新しいフォーマットの誕生に、いま、世界の放送局が注目し
ています。
<関係者のコメント>
●テレビ朝日編成局制作一部 片野正大プロデューサーの話
「“頭の良い人”だけが活躍するクイズ番組ではなく、
“一番クイズが苦手な人こそがチームを救う”
という、チームの関係性やチームメイト同志の信頼が問われるクイズ番組です。
数々のヒットフォーマットを生み出してきたフォーマット大国のオランダで制作・放送されること
で、この番組がさらに洗練され、これをキッカケに世界中に愛されるクイズショーになればと期待
しています」
●ワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクション、
クリエーティブ・フォーマット開発・販売シニア・バイス・プレジデント、
アンドリュー・ゼインの話
「『No Brainer』はシンプルですが、素晴らしいクイズ番組です。テレビ朝日と共同でクイズのルー
ルやゲームの進め方を考えていた時から、多くの国の視聴者にとって魅力的な番組になると確信し
ていました。ブラズホフスキによって制作される今回のオランダ版が、他の多くの国々での放送に
向けた第一歩であると信じています」
●ブラズホフスキ クリエイティブ・ディレクター/共同創設者
ダン・ブレイザーの話
「今回の新しいゲームショーにとても満足しています。この番組は一般教養と娯楽的要素がうまく
ミックスされた、幅広い年代の視聴者に楽しんでもらえるシンプルかつ巧妙なフォーマットです」
テレビ朝日とワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクショ
ンは、2012 年にパートナーシップ契約を結び、テレビ朝日で放送されたバラエティ番組を
ベースに、海外用の番組フォーマットを共同で開発、全世界に向けて販売展開しています。
■ワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクションについて
ワーナー・ブラザース インターナショナル テレビジョン プロダクション(WBITVP)は、各地
域に於いて脚本あり/脚本なし両方の番組の制作会社としてその地域の最高峰となるべく、世界中の
主要なテレビ放送地域に制作会社を設立もしくは買収することを目的としている。
WBITVP が制作拠点を確立している地域に於いて、同社は独自の番組の開発・制作及び「バチェラ
ー」、
「世界で最も厳格な親」
、や「何様のつもり?」等同グループが所有し管理しているフォーマッ
トのローカル版を制作している。
WBITVP が制作拠点を持たない地域に於いては、ワーナー・ブラザースのフォーマットを第三者に
ライセンスしている。
WBITVP は、英国で最大且つ最も成功している独立系制作会社の一つであり、英国と米国で営業し
ている英国制作グループシェッド・メディア【Shed Media】の株式の過半数を取得し、既に大きな
前進を果たしている。最近では、オランダとベルギーに於ける独立系テレビプロデューサーのトッ
プの一つであるブラツホフスキー・ホールディング B.V.【BlazHoffski Holding B.V.】の株式の過
半数を取得した。
■BlazHoffski(ブラズホフスキ 本社オランダ)について
ブラズホフスキグループは、オランダ・ベルギーを代表する制作会社の一つ。1996 年にダン・ブ
レイザー(現 CEO)とエリック・ファン・デル・ホフの 2 人によってアムステルダムで創設されて以
来、同社は良質のフォーマットを開発することをミッションとして掲げている。2008 年以降は、ギ
アート・ウィレムズの指導の下、ベルギーでも成功を収めている。
エンターテインメント、リアリティ、ドラマ、コメディ、ドキュメンタリーなど多様なジャンルの
フォーマットで受賞歴がある。
同社のカタログに掲載されているフォーマットの中には、
「ハロー・グッバイ」、
「シンガーソング
ライター」
、
「タワーC」
、
「マインド・オーバー・マター」、
「フード CIA」、
「ダウン・ウィズ・ジョニ
ー」
、
「フィギュア・イット・アウト」などのヒット作が含まれる。
Robvan der Voort / BNN
司会者のロブ・ヴァンデア・フォルト
Robvan der Voort / BNN
「ノーブレイナー」のスタジオ収録風景
以上