自主調査 「電車・ バス内での携帯電話の利用について」 調査結果 バス内での携帯電話の利用について」 1/4 ■調査概要 ・調査内容:「電車・バス内での携帯電話の利用について」 ・実施方法:㈱サーベイリサーチセンターのインターネット接続型携帯電話を利用したモバイルリサーチシス テム「Clip Up Express」のモニターに対するクローズドアンケート ・実施期間:2002年10月3日(木)∼10月4日(金) ・回答数:830件 ■調査結果のまとめ 【車内での携帯電話は「マナーモード」が8割】 ・電車・バス内での携帯電話の電源は、すいている時、混雑時に関わらず、8割の人が「マナーモードにし ている」と回答し、周囲への音の配慮をしている人が多数という結果となった。しかしながら、車内で電源を 切っている人は、混雑時でも10%程度に留まり、電波が影響される心臓ペースメーカー着用者等への配 慮より、自身の利便性を優先するのが現状となっている。 【混雑時に携帯電話を利用しない人は6割】 ・車内での携帯電話の利用については、すいている時に「メールをする」と答えた人は7割に達していたの に対し、混雑時では3割に留まっている。混雑時には「利用しない」とした人は6割を占め、すいてる時と、 混雑時での携帯電話の利用マナーは区別されているようだ。 【携帯電話禁止・制限車両でのルールをほぼ完全に守っている人は25%】 ・携帯電話禁止・制限車両でのルール(電源OFF、通話不可)などを「ほぼ完全に守っている」人は25%。 「たまに守っていないことがある」とした人が半数を占めており、完全にルールを定着させるには、まだ時間 がかかりそうだ。 【必要だと思う電車の車両は「マナーモードで、通話以外の機能が利用可能」】 ・必要だと思う電車の車両で最も多く回答を集めたのは、「マナーモードで、通話以外の機能が利用可能」 の6割。また、「携帯電話使用不可」は2割に留まり、通話は禁止する意見が多いものの、完全に使用でき ない車両への賛成派は少ないようだ。一方で、「マナーモードで、通話を含む全ての機能が利用可能」は2 割近くを占めている。携帯電話が普及し、必要不可欠なものとなっている現在、禁煙・喫煙車のように、携 帯電話利用可能車両・禁止車両と分けることが必要になってくるのかもしれない。 ・また、一方で、女性専用車両については、男性の26%に対し、女性の支持は65%を占め、男女の差が 浮き彫りとなった。一方、男性専用車両は、男女とも数%に留まり、必要性はほとんど感じていないという 結果となった。 ■回答者属性 ●性年齢 男 性 女 性 計 10代 20代 30代 40代以上 計 10代 20代 30代 40代以上 (件) 414 105 104 102 103 416 103 104 105 104 ●居住地 北海道 東北 北関東 南関東 北陸・ 甲信越 東海 近畿 中国 四国 九州・ 沖縄 (件) 31 43 19 437 36 63 117 31 12 41 Copyright © 2002,SURVEY RESEARCH CENTER CO.,LTD .All Rights Reserved. 自主調査 「電車・ バス内での携帯電話の利用について」 調査結果 バス内での携帯電話の利用について」 2/4 ■調査結果 ●電車・バス内での携帯電話の電源 ・車内での携帯電話の電源は、車内がすいている時で83.5%、混雑時で80.0%とほとんどの人がマナー モードにしている。また電源を切っている人の割合は、すいている時で3.9%、混雑時で11.4%と、混雑 時でより、電源を切っている人の割合が高くなっているものの、電源を切っている人の割合は低い。 0% 50% 12.7 すいている時 83.5 8.6 混雑時 100% 3.9 80.0 11.4 着信音がなる状態のまま電源をつけている マナーモードにしている 電源を切っている ●電車・バス内での携帯電話の利用(複数回答) ・車内での携帯電話の利用は、いずれの利用も混雑時より、すいている時での利用率は低い。特に、 「メールをする」では、すいている時の72.7%に対し、混雑時では32.7%と激減している。また、混雑時 の「利用しない」は62.3%と、すいている時の18.9%と比べ、40%以上高くなっている。 (%) 100 72.7 62.3 40.5 32.7 4.2 14.0 12.5 18.9 21.6 7.5 混雑時 Copyright © 2002,SURVEY RESEARCH CENTER CO.,LTD .All Rights Reserved. 利 用 しな い ゲ ー ムを す る すいている時 W eb サ イ ト を みる メ ー ルを す る か か って き た ら 通話 をする 電 話 を か ける 0 1.0 35.3 自主調査 「電車・ バス内での携帯電話の利用について」 調査結果 バス内での携帯電話の利用について」 3/4 ●車内で気になる他人の行為(複数回答) ・車内で気になる他人の行為は、「大声の会話」が80.8%で最も高く、以下、「座席を詰めない」、「携帯 電話での会話」、「携帯電話の着信音」、「ヘッドホンの音漏れ」と続き、「携帯電話でのメール・インター ネット」は 3.3%に留まった。 (%) 100 80.8 69.6 61.7 58.1 52.9 3.3 そ の他 携帯電話 での メ ー ル ・イ ン タ ー ネ ット ヘ ッド ホ ン の 音漏 れ 携帯電話 の 着信音 携 帯 電 話 で の会 話 座 席 を詰 めな い 大 声 の会 話 0 11.1 ●車内での迷惑行為への注意 ・車内での迷惑行為への注意については、「全く注意をしない」が61.7%と、過半数以上を占めた。 全く注意をしない 61.7% どんなときでも 注意をする 1.4% 場合によっては 注意をする 36.9% ●携帯電話禁止・制限車両でのルールについて ・携帯電話禁止・制限車両のある電車に乗ったことがある人を対象に、携帯電話禁止・制限車両での ルール(電源OFF、通話不可)などを守っているか聞いたところ、完全に守っている人は25.4%。たま に守っていないことがあるとした人が50.2%で最も多かった。 ほとんど守っ ていない 24.4% ほぼ完全に 守っている 25.4% たまに守って いないことがあ る 50.2% Copyright © 2002,SURVEY RESEARCH CENTER CO.,LTD .All Rights Reserved. 自主調査 「電車・ バス内での携帯電話の利用について」 調査結果 バス内での携帯電話の利用について」 4/4 ●必要だと思う電車の車両(複数回答) ・必要だと思う電車の車両を聞いたところ、「マナーモードで、通話以外の機能が利用可能」とした人 は59.2%に上った。また、「携帯電話使用不可」は22.5%、また、「マナーモードで、通話を含む全ての 機能が利用可能」は16.6%となった。 ・また、女性専用車両が必要とした人は、男性(計)では25.8%に対し、女性(計)では、65.4%と過半 数を占め、男女の差が際立つ結果となった。一方、男性専用車両は、男性30代を除く各属性で、10% 未満に留まった。 (%) 60 59.2 45.7 22.5 16.6 9.0 6.9 5.1 4.1 0 ー ー ー 女 性 専 用 男 性 専 用 、 、 、 、 全体(n=830) 可 話 マ が話 マ 能 以着 利 を着 能 以ナ 利 をナ 外信 用含 信 外 用含 の音 可む 音 の モ 可む モ 機可 能全 可 機 能全 能能 て能 能 ド てド がで ので がで ので 利 機 利 機 用通 能 通 用通 能 通 可話 が 話 ー 携 帯 電 話 使 用 不 可 ない いず れ の 車 両 も 必 要 22.5 59.2 16.6 4.1 5.1 45.7 6.9 9.0 男性計(n=414) 24.2 58.5 13.3 3.9 5.3 25.8 9.2 12.8 男性10代(n=105) 14.3 64.8 15.2 2.9 3.8 21.0 6.7 12.4 男性20代(n=104) 29.8 57.7 20.2 2.9 6.7 24.0 8.7 9.6 男性30代(n=102) 性 / 男性40代以上(n=103) 年 女性計(n=416) 齢 女性10代(n=103) 29.4 51.0 8.8 2.0 8.8 27.5 14.7 17.6 23.3 60.2 8.7 7.8 1.9 31.1 6.8 11.7 20.9 59.9 20.0 4.3 4.8 65.4 4.6 5.3 16.5 59.2 24.3 3.9 7.8 75.7 5.8 1.9 女性20代(n=104) 19.2 64.4 18.3 2.9 5.8 58.7 2.9 5.8 女性30代(n=105) 15.2 60.0 17.1 4.8 4.8 66.7 6.7 5.7 女性40代以上(n=104) 32.7 55.8 20.2 5.8 1.0 60.6 2.9 7.7 Copyright © 2002,SURVEY RESEARCH CENTER CO.,LTD .All Rights Reserved.
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