今年もサルによる農作物への被害が発生しました 今年も7月下旬から石見地域を中心に、サルによる農 覚や聴覚は優れておらず、視力は人並みであって、 作物への被害が発生しました。 餌さがしなどは目で見て探すことから、日の出から これを受けて、8月7日に下石見構造改善センターに 日の入りまで活動し、夜間に行動することはありま おいて、日野郡鳥獣被害対策協議会から実施隊員の石川 せん。 智弘さんを講師に、サルの生態と被害対策についての研 サルが人里に出没するのは、畑などに野菜クズ等 修会を開催しました。 が放置されることにより、里に引き寄せられ、畑で サルは、習性とし まとまった餌が食べられる・サルを見かけても人は てサルにとっておい 何もしないことから、人に対する恐怖心がなくなり、 しい餌のある場所や 安心できる場所として、集落や農地の周りに隠れ場 安全な場所を覚えて となる山林があるなどが原因となります。 います。逆に危ない これらのことから、人里は餌のある場所として教 場所や怖い人も覚え えないことが必要であり、そのため野菜クズ等を畑 ています。また、嗅 に放置をしない、また木々の下草刈りを行う等して、 サルによる農作物の被害 隠れ場所等をなくすことなどによって、 日野郡鳥獣被害対策協議会からのお知らせ まずはサルを人里に寄せ付けない環境づ イノシシなど被害対策に多くの方が取り組んでいる電気柵。効果的に使 さらに、人里は危険な場所であるとい うために今後の管理のポイントを紹介します。この機会に電気柵を確認 うことを認識させるために、サルを目撃 してみてください。 したら大声を出す、石を投げる等して集 ガイシ外側(イノシシ側) くりが必要です。 落に近づくサルを徹底的に追い払い人に 馴れさせないことが最も重要であり、各 草がかかって漏電 自で防衛することも必要です。 これらの対策については、個人で行う ことは限りがあります。そこで、これら の対策を組み合わせて、地域ぐるみで実 施することが効果的な対策です。 くぼち対策 ポイント ・電気柵の高さやガイシの向きに注意。 ・草刈りで漏電防止。くぼちには支柱とガイシをもう一つ。 ・アスファルトからは50cm以上離す。 8月7日に行われた研修会のようす 【お問い合わせ】 日野郡鳥獣被害対策協議会 TEL 0859-72-1399 【お問い合わせ】 役場農林課 0859-82-1114 日南町イノシシ被害防止柵緊急設置事業補助金 【お問い合せ・申請先】 役場農林課 農政室 急な被害発生により防止資材の購入・設置をされた農家に購入の補助をしています。 TEL 0859- 82- 1114 補助の条件等については、次のとおりです。 補助事業条件 ① ② ③ 6月から収穫期 ( 収穫完了まで ) の間で、イノシシ等の侵入により農作物被害が想定外に発生したため、 急きょ電気牧柵等資材を購入し設置をされた方。 被害農家を対象とする。( 単独農家の設置も可 ) 販売実績のあるほ場であること。( 朝どれ野菜での出荷等 ) 補助率 購入金額の3分の1 準備していただくもの ① 被害状況が分かる写真等 ② 設置が分かる写真等 ③ 購入が分かる伝票 ( 納品書又は領収書 ) ④ 印鑑 申請及び期限 平成26年10月31日 ( 金 ) までに、農林課で申請手続きを行ってください。 広報にちなん 26.9 18
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