第9次3カ年計画 (2016年4月~2019年3月) 2016年度事業計画 (2016年4月~2017年3月) 第9次3カ年計画(2016年4月~2019年3月) 自動車を取り巻く環境を中長期的にみると、高齢化による免許保有人口の減少、 人手不足、首都圏への一極集中や大都市圏における「保有」から「使用」への価値 観の変化、地方圏では地域公共交通の衰退や生活インフラであるガソリンスタンド の減少等、多くの課題を抱えております。 加えて、インターネットを利用した情報化社会が急速に進展し、自動車のIT化 や自動運転は、自動車ユーザーへの安全性と利便性を格段に向上させる一方、新た な変化も生み出しております。 また、観光に目を向けるとインバウンドの訪日者数が年々増加しており、国内旅 行も含め観光の重要性がますます注目され、自動車にはモビリティとしての役割が、 より一層期待されます。 1 基本方針 JAFは、自動車ユーザー団体として自動車税制への提言や先進安全技術等のユ ーザーへの普及促進、交通安全・環境保全活動等の自動車使用環境の改善といった 社会的課題に取り組みます。併せて、発展する自動車の新技術に対応するため、ロ ードサービス隊員の技術力向上と装備資機材等の改良を進め、全国「24時間36 5日」対応の「安全で高品質なロードサービス」を提供します。 加えて会員の皆さまには、ロードサービス以外の生活に密着したサービスを提供 するため「日常的に使える優待施設」等を拡充すると共にインターネットやアプリ ケーションを活用した優待施設情報等、会員のライフスタイルやニーズを捉えたサ ービスを提供して参ります。 地方創生への取り組みの一つとしては、交通インフラが衰退していく地方圏への 新しい形のモビリティを提案すると共に、ドライブ観光情報や地方の魅力を伝える ドライブプランを提案して参ります。 JAFのサービスが「いつでもどこでも」使えるようにするため、「デジタル会 員証」の普及を進め、ユーザーの皆さまの声を取り入れながら継続的に改善を行う と共に提供するデジタルコンテンツの拡充を図って参ります。 また、モータースポーツ振興のため、入門者に的を絞った新種競技「オートテス ト」の推進等によってライセンス取得者を増やす施策を行い、モータースポーツの ファン拡大に取り組みます。 JAFは、これからも社会環境の変化に迅速に対応し、自動車ユーザーのニーズ に合ったサービスや情報を提供すると共に「くるま」を利用した生活の楽しみ方を 各事業分野の活動を通して提案して参ります。 1 2 テーマ 「いつでもどこでも」JAF 3 重点施策 (1) 社会的課題への取り組み ① 自動車使用環境の改善 (自動車税制等・交通安全・環境保全・モータースポーツ) ② 先進安全技術等の自動車ユーザーへの普及促進 ③ 魅力的なドライブ旅行の提案と交通インフラが衰退していく地方圏へは新し い形のモビリティ提案による地方創生 (2) いつも使える会員優待サービスの提供 ① 会員のライフスタイルやニーズを捉えた、また、インターネット環境に対応 した利便性の高いサービスの提供 ② 日常的に利用できる優待施設の拡大と既存優待施設の優待内容の充実 (3) デジタル会員証の普及促進 ① 会員とのあらゆる接触機会を捉えた普及活動の拡大 ② デジタルコンテンツの拡充 ③ ユーザーの声を取り入れた継続的な機能改善 (4) 社会変化に即応したサービスの提供 ① 先進安全自動車、次世代自動車等へ対応した安全で高品質なロードサービス の提供 ② コネクティッドカー等へのコンテンツの提供 ③ コールセンター業務の拡充等、顧客接点の強化 (5) 在籍会員数の拡大 ① 若年層、女性、ファミリー層の拡大 ② 新会員制度(シニア・法人)等の検討 ③ 営業力の強化 以上 2 2016年度事業計画 1 社会的課題への取り組み (1) 自動車使用環境の改善 ① 自動車税制等への提言と要望活動の実施 ② 交通安全活動・環境保全活動の実施 ③ 交通安全実行委員会、JAF交通安全ドレミぐるーぷ等、ボランティア活動 の一層の推進 ④ 「オートテスト」等、新種競技の積極的推進によるモータースポーツの参加 機会の拡大 ⑤ 国際自動車連盟(FIA)地域Ⅱ加盟海外クラブへのノウハウ提供 (2) 先進安全技術等の自動車ユーザーへの普及促進 ① 動画コンテンツの充実と講習会の開催 ② 先進安全技術等を活用したユーザーテスト等の実施 ③ 国内自動車販売店等を通じた情報の提供 (3) 魅力的なドライブ旅行の提案と交通インフラが衰退していく地方圏へは新し い形のモビリティ提案による地方創生 ① 地方自治体との観光協定等による連携と企業、団体、大学、NPO法人等と のサービスの共創 ② 地方の魅力が伝わるドライブプランの提案と会員への発信 ③ 地方圏のモビリティの研究 2 いつも使える会員優待サービスの提供 (1) 会員のライフスタイルやニーズを捉えた利便性の高いサービスの提供 ① 顧客ターゲットのニーズを捉えたサービスの企画 ② メディアリレーションの強化とプロモーションの実施 ③ デジタルマーケティングの活用 (2) インターネットやアプリケーションを活用したサービスの提供 ① パソコン向けデジタルコンテンツの拡充とサービス提供 ② スマートフォン等のアプリケーションからのサービス提供 3 (3) 日常的に利用できる優待施設の拡大と既存優待施設の優待内容の充実 ① 会員の声の収集によるターゲティングの実施 ② テレマーケティングとソリューション営業の強化 3 デジタル会員証の普及促進 (1) 会員とのあらゆる接触機会を捉えた普及拡大 ① 入会時、継続時の普及拡大 ② ロードサービス時、各種講習会等での普及拡大 (2) デジタルコンテンツの拡充 ① くるまポータルサイトによる役立つ情報の発信 ② 観光・ドライブ・優待施設情報の充実 (3) ユーザーの声を取り入れた継続的な機能改善 ① シングルサインオンの構築 ② 予約・決済システムの構築 4 社会変化に即応したサービスの提供 (1)先進安全自動車、次世代自動車等へ対応した安全で高品質なロードサービスの 提供 ① 先進技術自動車、次世代自動車等の新技術習得 ② スマートフォンに対応したロードサービス救援アプリの更新 ③ Web GPS救援受付体制の充実とコールルーティングの全国展開 (2)コネクティッドカー等へのコンテンツの提供 ① IoT、テレマティクス、コネクティッドカーとの連携の研究 ② コネクティッドカーへのコンテンツの提供 (3) コールセンター業務の拡充等、顧客接点の強化 ① 自動車販売店向け「安心サポートデスク」の拡大と機能向上 ② 応対品質の継続的な向上(ロードサービス受付指令室・総合案内サービスセ ンター・安心サポートデスク) ③ お客様の声を反映した業務の継続的な改善 5 在籍会員数の拡大 (1)若年層、女性、ファミリー層の拡大 ① 若年層の無料体験等、年齢別アプローチによるダイレクト入会の拡大 4 ② セグメント別の最適なサービスの提案 (2)新会員制度(シニア・法人等)の検討 ① シニア向けサービス等の検討 ② 新法人会員制度の検討 (3)営業力の強化 パートナーサイト(eセールスマネージャー)等の活用によるBtoBでの ソリューション営業の強化 以 5 上
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