地元に親しまれる ガラス製品を作る

ゆっくり・快適「小樽暮らし」
地元に親しまれる
ガラス製品を作る
平成9年
なかもり の
ぶ
ひと
大阪 中森 信人さん(33歳)
●小樽中央卸売市場内
ガラス工房NAKAMORI経営
私は大阪のデザイナー専門学校出身で、ガラス工芸を
専攻していました。卒業とともに、祝津のガラス工房に
就職を希望し、採用となったため「小樽ガラス」で有名
な小樽へ移住しました。ふたつの工房で10年間修業
し 、平成19年に小樽中央卸売市場内にガラス工房
「NAKAMORI」を開業しましたが、自身の工房を持つに
あたって、小樽中央卸売市場という場所を選びました。
観光客に人気のガラス製品ですが、もっと地元の人にガ
ラスを身近に感じてもらい、実際に作っているところを
見てもらいたいという思いでここに工房を開きました。
少しずつですが、地元の人たちに声をかけてもらえるよ
うになりました。開業する前年には小樽で生まれ育った
妻と出会い結婚。私もすっかり小樽人になりました。今
はふたりで力を合わせて、工房を切り盛りしています。
小樽の街の魅力は、山と海が身近にあり、古い建物が残
る景観、居住区と繁華街が混然一体となったところで
す。移住したころは雪道でよく転び、タイヤの交換を面
倒と感じましたが、それももうすっかり慣れました。こ
れからスノーボードを始めたいと思っています。
おたる移住・交流推進事業研究会