Migrator for Notes to SharePoint リリースノート 6.5

Dell™ Migrator for Notes® to SharePoint®
6.5
リリースノート
2015 年 4 月
このリリースノートは、Migrator for Notes to SharePoint リリースに関する情報を提供します。
•
Dell Migrator for Notes to SharePoint について 6.5
•
新機能
•
解決された問題
•
既知の問題
•
制限事項
•
システム要件
•
製品ライセンス
•
Migrator for Notes to SharePoint の使用開始 6.5
•
グローバル化
•
Dell について
Dell Migrator for Notes to SharePoint につい
て 6.5
Migrator for Notes to SharePoint を使用すると、組織で Lotus Notes®、Domino®、QuickPlace®、
Quickr®、または Domino.Doc データを Microsoft SharePoint または SQL Server® に安全かつ効率的に
移行できます。Migrator for Notes to SharePoint では、
「ポイントアンドクリック」操作で、Lotus
Notes、QuickPlace/Quickr、または Domino.Doc ドキュメントを SharePoint リスト、ライブラリ、お
よび InfoPath® フォームライブラリに移行することが可能です。このシンプルでありながら強力な
ツールにより、技術者かどうかを問わず、ユーザーは容易に Lotus データソースからデータを選択
し、必要なデータマッピングルールを定義して、データを SharePoint に出力できます。情報テクノ
ロジの専門家は、ツールの多くの機能を利用して、エンタープライズレベルの移行プロジェクトを実
行できます。
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1
新機能
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 の新機能 :
•
インストール時の前提条件チェッカー
•
Nintex 2010 フォームからの Notes フォームの変換
•
Lotuscript および Formula でのコード規約の検索
•
Windows Metafile イメージを他のイメージフォーマットに変換するための設定可能なオプション
•
Notes ドキュメントから移行ドキュメントへの変換時のチェックボックスおよびラジオボタンの変換が改善
•
.MSG エクスポートにフィールドマッピングを追加
•
フォルダ内の項目が最大数に達したときに、自動的に続き番号でフォルダが作成される
関連項目 :
•
解決された問題
解決された問題
このリリースで対処された問題の一覧を以下に示します。
表 1. 解決された問題
問題 ID
解決された問題
6.4.2 以前のバージョンで作成された WORD/PDF ジョブファイルが動作しない
Git 番号 175
管理対象メタデータ条件セット名は大文字・小文字が区別されない
Git 番号 177
Quickr アプリケーションのスキャンで、サブルームがアプリケーションに追加されない
Git 番号 184
Windows MetaFile イメージの品質が移行時に低下する
Git 番号 191
InfoPath: テキストフィールドの移行時にテキストの書式設定が失われる
Git 番号 192
Quickr: 移行元に画像が含まれていると、移行されたコンテンツが空になる
Git 番号 196
ドキュメントの分析リンクがタイムアウトする
Git 番号 201
Quickr:Discovery の実行が遅い
Git 番号 203
Quickr の移行 : フォルダの「Last Modified By ( 最終変更者)」と「Last Modified Date ( 最終変更 Git 番号 204
日 )」が一致しない
ドキュメントにデータベースまたは表示リンクが含まれていると、Link Finalization で問題が発
生する
Git 番号 205
Quickr ドキュメントに 2 つ以上の添付ファイルがあると、余分なフォルダが作成される
Git 番号 210
formula でタイトルが定義されていると、セクションが移行されない
Git 番号 211
PDF 文書に移行すると、画像が切れる
Git 番号 213
データ移行にフォームを使用すると、データが移行されない
Git 番号 214
セクションヘッダのフォントのサイズと色が正しくない
Git 番号 219
Wiki ページの画像が代替ライブラリに保存されていると、画像リンクが壊れる
Git 番号 221
Quickr TOC の空フォルダが移行されない
Git 番号 222
ドキュメントに画像が複数回含まれていると、画像の img src 値が不正になる
Git 番号 227
名前が重複する Quickr フォームが正しく処理されない
Git 番号 235
Quickr フォルダ名が解決されない
Git 番号 246
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2
表 1. 解決された問題
問題 ID
解決された問題
バージョン管理されるドキュメントで Quickr フォルダ名が解決されない
Git 番号 258
MIME の最後に添付されたファイルが移行されない
Git 番号 266
既知の問題
サードパーティ製品に属するものを含む、リリースの時点で確認されている問題の一覧を以下に示します。
表 2. 一般的な既知の問題
問題 ID
既知の問題
Notes リッチテキストから HTML への変換 - Lotus のネイティブリッチテキスト (CD) 形式で保存
された Notes ドキュメントを SharePoint に保存するために HTML 変換する場合、生成された
HTML に現在いくつかの制限があります。一部の機能は、SharePoint HTML ではサポートされま
せん。特に :
•
イメージは機能するが、イメージ境界と ALT テキストが機能しない
•
テーブルは機能するが、一部のテーブルスタイルが機能しない
次の機能が現在サポートされていません。
•
Hide-when 式
•
計算テキスト
•
セクション ( ヘッダーは抽出されるが、セクションは折りたたみ不可 )
•
埋め込みビュー
•
CSS スタイル
•
タブ付きテーブル ( ヘッダー付きの通常のテーブルとして抽出される )
埋め込み OLE オブジェクトの抽出 - Dell の開発で特に処理されないオブジェクトタイプを移行す
る場合は、デフォルトの変換動作が適用され、移行後のファイルの拡張子は .obj になります。
すべてのデータは、ローカルマシンのタイムゾーンで処理されます。Notes ドキュメントのすべ
ての日付 / 時刻は、「ローカル」時刻に正しく変換され、SharePoint でそのように保存されます
が、元の Notes ドキュメントで使用されたタイムゾーンは失われます。この対処方法としては、
@formulas を使用してタイムゾーン情報を別途取得します。
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3
表 3. Console の既知の問題
問題 ID
既知の問題
クラスルールを使用して SharePoint ターゲットサイトを自動的に割り当てる場合、複数のデータ
ベースで同じサイト URL ( つまり、同じ SharePoint サイト ) を対象とする可能性があります。
ツールに関する限り、これは完全に妥当な処理であり、非常に便利な場合もありますが、必ずし
も意図した操作でない場合もあります。最も極端な場合には、複数の QuickPlace/Quickr 全体 (
それぞれに複数のリストおよびサブルームがある ) がすべて 1 つの SharePoint サイトに結合され
る可能性があります。
特に、QuickPlace/Quickr サイトのデフォルトのクラスルールでは、アプリケーション名を使用
して、対応するサイト作成計画の相対 URL が生成されます。このため、2 つの
QuickPlace/Quickr が同じ名前 ( または大文字と小文字のみが異なる名前 ) であると、上記の状
態になります。可能な対処方法は、次のとおりです。
•
手動で、競合する QuickPlace/Quickr とその子孫すべてのターゲットサイト URL を上書
きしてください。
•
アプリケーション名以外を使用するクラスルールを変更して、相対的な URL ( たとえば、
ReplicaId あるいはファイル名は一意の値を生成する可能性が高くなります ) を生成する
ようにしてください。
•
代わりのクラスルールを作成し、代わりのルールを競合する QuickPlace/Quickr に慎重に
適用してください。
表 4. ドキュメントセットの既知の問題
問題 ID
既知の問題
ドキュメントセットに移行する場合、ドキュメントセットの一意性は、ドキュメントセットの
Name プロパティにマップされるデータによってのみ決まります。たとえば、Notes の
「Subject」をドキュメントセットの Name プロパティにマップすると、同じ Subject を持つ 2 つ
のドキュメントが同じドキュメントセットに結合されます。今後のリリースでは、このような名
前の競合を検出し、生成後のドキュメントなどで現在行っているように、必要に応じて連番を付
加します。現時点では、ドキュメントを一意に識別する値 ( ドキュメントの ID 番号または式で計
算される値 ) の Name プロパティへのマッピングはユーザーの責任の下に行います。
表 5. Link Tracking の既知の問題
問題 ID
既知の問題
Front-End Services ソリューション ( サービスのフルインストールの一部 ) には、「Migrator for
Notes to SharePoint Redirector」という SharePoint 機能が含まれています。インストールプログ
ラムでは、既存のすべてのサイトコレクションでこの機能のアクティブ化が自動的に試行されま
すが、環境によっては動作しない場合もあります。また、新しいサイトコレクションの作成時に
はこの機能は自動的にアクティブ化されません。どちらの場合も、[ サイト設定 ] → [ サイト コ
レクションの機能 ] に移動し、「Migrator for Notes to SharePoint Redirector」機能を手動でアク
ティブ化する必要があります。
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4
表 6. PDF または PDF/A ドキュメントの既知の問題
問題 ID
既知の問題
PDF ドキュメントを生成する場合、PDF ドキュメントでのリッチテキストの表示には、Notes で
指定されたフォントが使用されます。移行中のコンテンツに必要なすべての文字がインストール
済みのフォントでサポートされないことが検出されると、「Arial Unicode MS」フォントが代用さ
れます。これにより、必要な拡張文字セットをほとんど処理できますが、状況によっては最も適
切な選択肢とは言えない可能性もあります。また、このフォント (Microsoft Office の一部 ) は、
MS Office がインストールされていない移行ワークステーションにはインストールされていない
場合もあります。
長すぎて 1 ページに収まらないコンテンツがテーブルのセルに含まれていると、セルが分割され
ず、次のページに続きます。この場合、このセルのコンテンツに合わせて、ページの高さが拡張
されます。
リッチテキストを PDF に移行する場合、テーブル、箇条書き、および ( 特に ) テーブル内の箇条
書きは正しく表示されません。
移行した PDF/A ドキュメントに「File does not identify itself as compliant with any standard.」 Git 番号 173
という警告メッセージが表示されます。
変更した PDF ドキュメントの日付が不明になる。
Git 番号 174
表 7. インストールの既知の問題
問題 ID
既知の問題
インストールプログラムでは、ローカルコンピュータのレジストリ設定から派生した値を使用し
て、Notes プログラムおよびデータディレクトリのユーザーにプロンプトが表示されます。ロー
カルマシンのレジストリ設定が正しく行われていない可能性があるため、再確認し、必要に応じ
て手動で修正してください。これらのディレクトリの検索に役立つディレクトリブラウザはあり
ません。
Migrator for Notes to SharePoint を削除する前に SharePoint がマシンから削除されている場合、 CR57655
Migrator for Notes to SharePoint Services は適切にアンインストールされません。SharePoint を
アンインストールする前に Migrator for Notes to SharePoint をアンインストールしてください。
Lotus Notes を Vista 上で実行する場合、Console を初めて起動するときにセットアップウィザー CR61026
ドで次のエラーが発生することがあります。'Can't initialize Notes session'
下は Vista 上の Notes について説明する IBM ドキュメントへのリンクです。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21252343
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21269041
対処方法 :
1
Vista の UAC を無効にします。
2
Migrator for Notes to SharePoint をインストールします。
3
UAC を有効にします。
表 8. クレームベース認証の既知の問題
問題 ID
既知の問題
クレームベース認証を使用する SharePoint サーバーに接続する場合、ツールで保存される認証
Cookie が移行ジョブの途中で期限切れになる可能性があります。
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5
表 9. 移行の既知の問題
問題 ID
既知の問題
Quickr 8.5 フォーラムの移行後、実際には返答が移行されているにも関わらず、SharePoint 2013 GH 番号 8
コミュニティカテゴリのタイルに「返答 0 件」と表示されます。
Web サービスを使用して 500 MB 以上のドキュメントを移行することはできません。
GH 番号 9
対処方法 :Import Service モードを使用します。
表 10. Word Online の既知の問題
問題 ID
既知の問題
Word Online でテーブルを含むドキュメントを編集できません。
Git 番号 114
表 11. ソースデータフィールドの既知の問題
問題 ID
既知の問題
ソースデータフィールド表示機能で、チェックボックスをオフにしても「Hide paragraph if
formula is true」が適用されます。
Git 番号 115
対処方法 : 式のウィンドウを消去します。
表 12. Link Finalization の既知の問題
問題 ID
既知の問題
Link Finalization サービスで、同じコンテンツの複数回移行がサポートされていません。確定され Git 番号 63
るのは、最新の移行に含まれるドキュメント内のリンクのみです。
表 13. Import Service の既知の問題
問題 ID
既知の問題
ターゲットテンプレートが「Page Library 2010/2013」、サイトコレクションのテンプレートが
「Publishing Portal」で Import Service を使用すると、移行が失敗します。
Git 番号
138
対処方法 :Web サービスを使用します。
制限事項
Migrator for Notes to SharePoint には、次の制限があります。
•
Migrator for Notes to SharePoint では、SharePoint 2013 アプリケーションリストへの移行はサポートさ
れていません。SharePoint 2013 アプリケーションは分離されます。アプリケーションは相互に通信でき
ません。SharePoint ページのコンテキスト内でのみアプリケーションにアクセスできます。外部ツール
ではアプリケーションのアーティファクトにアクセスできません。通常の SharePoint リストを処理する
アプリケーションを開発することはできます。
•
SharePoint Online に移行する場合、Migrator for Notes to SharePoint は、Office 365 を介して Office
365™ Authentication および Active Directory Federation Service (ADFS) をサポートします。
•
ドキュメントセットを SharePoint 2010 に移行する場合は、Dell Import Service を使用してください。ド
キュメントセットを SharePoint 2013 に移行する場合は、SharePoint Web サービスまたは Dell Import
Service を使用できます。
•
Lotus Notes のアンカーリンク機能はサポートされていません。
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6
システム要件
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 をインストールする前に、システムが次のハードウェアおよび
ソフトウェア最小要件を満たしていることを確認してください。
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 クライアント
Migrator for Notes to SharePoint クライアントをインストールする前に、次のシステム要件が満たさ
れていることを確認します。
表 14. システム要件
コンポーネント
クライアントのハード
ウェアとソフトウェア
Notes データ抽出
権限
Lotus Notes または
Domino
要件
®
•
Windows Vista Service Pack 2、Windows® 7 Service Pack 1、Windows 8、
Windows 2008、Windows 2008 R2、または Windows 2012
•
.NET® Framework 3.5
•
Office 365 Authentication 環境タイプには Windows Identity Foundation が必
要です。
•
移行ジョブおよび小規模な分析プロジェクト行うには 1GB 以上の RAM が推
奨されます。何百ものデータベースを使用する大規模な分析プロジェクトや
一括移行を行う場合は、4GB 以上の RAM をお勧めします。
•
Windows Vista Service Pack 2、Windows 7 Service Pack 1、Windows 8、
Windows 2008、Windows 2008 R2、または Windows 2012
•
Lotus Notes 8.5.3 以上
•
.NET Framework 3.5 および 4.0 の両方が必要です。
•
ローカルコンピュータへの管理者アクセス権。
•
SharePoint サーバー、コンテンツデータベース、およびサイトコレクション
での管理者アクセス権 (32 ビットの SharePoint サーバーでインストールして
おり、Migrator for Notes to SharePoint Import Service を使用しない直接移行
を計画している場合 )
•
同じコンピュータに何らかの形式の Notes 「エンジン」がインストールされ
ている必要があります。
Notes/Domino が稼動している必要はありません。
•
Notes クライアント ( または Domino サーバー ) をインストールし、構成し
ます。製品を少なくとも一度実行し、組織内のその他の Domino に接続でき
ることを確認する必要があります。
•
Migrator for Notes to SharePoint クライアントを実行するユーザーアカウン
トには、Notes プログラムやデータフォルダに対するフルコントロールアク
セス権が必要です。
ユーザーアクセス制御を使用する Windows Vista または Windows 7 環境では、オペ
レーティングシステムにより、Notes 構成やデータファイルへの Migrator for Notes
to SharePoint アクセスが妨げられるように Program Files フォルダが仮想化されま
す。このため、C:\Lotus\Notes などの Program Files フォルダ以外の異なる場所に
Notes をインストールします。
Windows 2003 にインストールされた Domino サーバーはサポートされます。
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7
表 14. システム要件
コンポーネント
Migrator for Notes to
SharePoint Console
要件
•
Microsoft Management Console (MMC) 3.0
MMC Console は、http://support.microsoft.com/?kbid=907265 からダウンロードで
きます。
•
分析またはユーザー入力による収集されたデータを保存するローカルの
Notes データベース。Console がインストールされた後に実行されるセット
アップウィザードで、このデータベースが作成されます。
•
レポートを表示およびエクスポートするための Microsoft Report Viewer 2008
または 2012。このコンポーネントがインストールされていない場合、
Discovery、Analysis および Migration のレポートオプションは無効になりま
す。Report Viewer 2008 は次の場所からダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=6AE0AA193E6C-474C-9D57-05B2347456B1&displaylang=en.Report Viewer 2012 は、
http://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=35747 か
らダウンロードできます。
•
カスタムレポートテンプレート (RDLC ファイル ) を作成するための
Microsoft Visual Studio Report Designer。特別なバージョンはサポートされ
ていません。Report Designer の詳細とそれを使用してレポートを構築する方
法については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms157166.aspx
を参照してください。
データベース
•
SQL Server® 2005、2008、2012、2014
Web サービスを使用する
SharePoint データロード
•
Web サービスが有効化された任意の SharePoint 2010 または 2013 サーバー
Import Service を使用す
る SharePoint データロー
ド
•
Windows 7、Windows 2008、Windows 2008 R2、または Windows 2012
•
Windows 2010 または Windows 2013
•
.NET Framework 3.5
•
SharePoint サーバーをインストールする場合、SharePoint サーバー、データ
ベース、サイトコレクションの管理者アクセス権限が必要です。
•
Notes DLL を検出するため、プログラムディレクトリをシステムのパス環境
変数に含める必要があります。システム環境変数 NOTESNTSERVICE を 1 に設
定して、Notes バックグラウンドプロセスが、予期せず終了しないようにし
ます。これらの変更を行ったら、システムを再起動します。
システムパス
環境変数には、コントロールパネルからアクセスできます。
コンテンツ移行
•
移行を開始する前に、SharePoint ワークフローまたは SharePoint イベントレ
シーバーが無効化または削除されていることを確認
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8
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 Services
Migrator for Notes to SharePoint のインストールを開始する前に、次のシステム要件が満たされてい
ることを確認します。
表 15. システム要件
コンポーネント
要件
サーバーのハードウェアとソ SharePoint に必要な前提条件と同じ。SharePoint 2010 の要件一覧については、
フトウェア /SharePoint
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc288751(v=office.14).aspx を参
照してください。SharePoint 2013 の要件一覧については、
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc262485.aspx を参照してくださ
い。
データベース
•
SQL Server 2005、2008、2012、2014
インストール権限
•
SharePoint フロントエンドサーバーでの管理者アクセス権
•
ファーム管理者グループのメンバー
Migrator for Notes to
SharePoint の実行権限
SharePoint 権限
•
SharePoint 構成データベースへの db_owner アクセス権
•
SQL Server インスタンスにおける dbcreator サーバーロール (Link
Tracking データベースを作成する場合 )
•
必要な移行ジョブ ( サイトのプロビジョニング、ユーザーの追加、リス
トのプロビジョニング、リストスキーマの更新、レコードの書き込み )
を行うのに十分な SharePoint ターゲットへのアクセス権
•
Shared Files フォルダへのフルコントロールアクセス ( 設定されている場
合)
•
Domino サーバーにアクセスし、ソースデータベースからコンテンツを
読み取ることができる Notes ID
•
Link Tracking データベースの db_owner ロール ( 設定されている場合 )
•
Shared Files フォルダへのフルコントロールアクセス ( 設定されている場
合)
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9
表 15. システム要件
コンポーネント
Import Services
要件
•
サーバーの一意のポート番号またはホストヘッダー。
同じポート番号を使用して Import Service と各種 SharePoint サイトが同じコン
ピュータに共存できるように、ホストヘッダーを指定できます。
•
リモート Migrator for Notes to SharePoint を使用している場合は、ファ
イアウォールソフトウェアにブロックされずに Import Service にアクセ
スできる必要があります。
•
必要なサービスアカウントを持つアプリケーションプールの新規作成ま
たは既存のアプリケーションプールの選択。サービスアカウントには、
ローカルコンピュータや移行先となるターゲット SharePoint サイトへの
管理者権限が必要です。アプリケーションプールには、Link Tracking
データベースに対する読み込み、書き込みおよび実行権限も必要です。
•
Import Service が稼動しているフロントエンドサーバーに対するアクセ
ス権
管理者アクセス権
WSS_WPG グループのメンバー
IIS_WPG グループのメンバー (Windows 2003 のみ )
Shared Files フォルダへのフルコントロールアクセス ( 設定されて
いる場合 )
•
SharePoint のアクセス権
ファーム管理者グループのメンバー
移行されるサイトコレクションのサイト管理者
•
データベースアクセス権
移行後の SharePoint コンテンツデータベースでの db_owner ロー
ル
Link Tracking データベースの db_owner ロール ( 設定されている
場合 )
構成権限
•
構成中のサイトコレクションに対するサイト管理者権限。
Link Tracking Service
•
インストールプログラムを実行するために使用するアカウントには、新
しいデータベースを作成するための十分な権限が必要です。
•
データベースの作成時に、SQL Server 管理者はデータベースのセキュリ
ティ設定を調整して、データベースに書き込みできるユーザー ( ドキュ
メントを移行するユーザーおよび Central Administration サービスアカ
ウント ) と、データベースを読み取りできるユーザー ( ドキュメント内
のリンクを移動するユーザー ) を制御できます。
必要に応じて、Migrator for Notes to SharePoint Services インストーラがデータ
ベースを作成するか、製品で提供 (Program Files の Migrator for Notes to
SharePoint bin ディレクトリにインストール ) される SQL スクリプトを使用し
て、自分でデータベースを作成することができます。
コンテンツ移行
•
移行を開始する前に、SharePoint ワークフローまたは SharePoint イベン
トレシーバーが無効化または削除されていることを確認
アップグレードと互換性
6.3.x より前のバージョンからバージョン 6.5 に Migrator for Notes to SharePoint クライアントを
アップグレードする場合、現在のバージョンの Migrator for Notes to SharePoint をアンインストール
します。次に、このリリースに付属する Installation and Administration.chm のインストール手順に
従います。
Dell Migrator for Notes to SharePoint 6.5
リリースノート
10
5.0 Repository データベースからアップグレードしていて、新しい Quickr 分類ルールが必要な場合
は、Repository データベースと QuestRepository.ntf テンプレートの両方を Notes で開き、Quickr 分
類ルールを含むドキュメントをテンプレートから Repository データベースにコピーできます。
旧バージョンの Migrator for Notes to SharePoint を現在ご使用の場合は、バージョン 6.5 にアップグレー
ドするための新しいライセンスを営業担当者より入手してください。
NMSP 5.1 以前を使用して移行されたドキュメントに関する情報を含む Link Tracking データベースを使用
している場合は、古いリンクを確定する前にデータベースで変換手順を実行する必要があります。手順の
詳細については、サポートまでお問い合わせください。
バージョン 6.3.x からバージョン 6.5 に Migrator for Notes to SharePoint クライアントをアップグ
レードする場合、インプレースアップグレードを実行できます。
6.3.x から 6.5 にアップグレードする場合、Job Files Path、Default Definitions Path、および Log Files
Path は保持されます。
以前のバージョンから 6.5 に Migrator for Notes to SharePoint Services をアップグレードする場合、
まず現在のバージョンをアンインストールします。
製品ライセンス
Migrator for Notes to SharePoint ライセンスでは、常に Starter、Standard、または Premier の製品版
を指定します。それぞれの製品版で異なる点は、移行できるデータベースの数です。どの製品版で
も、後で追加のライセンスを購入できます。
Migrator for Notes to SharePoint の「無料試用」版は、Migrator for Notes to SharePoint Discovery Edition
として言及される場合があります。ライセンスをまったくインストールしていない場合でも、Migrator for
Notes to SharePoint の検索および分析機能をすべて使用することができます。ライセンスのない製品を使
用して小規模なテスト移行 ( 最大 10 レコード ) を実行することもできます。
詳細については、『インストールおよび管理ガイド』を参照してください。
Migrator for Notes to SharePoint の使用開始
6.5
•
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 クライアントのインストール
•
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 Services のインストール
•
関連リソース
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 クライアントのイ
ンストール
Migrator for Notes to SharePoint クライアントをインストールするには
1
インストールプログラムは、Windows エクスプローラーまたはコマンドラインから実行します。[Next]
をクリックします。
Web サイトからインストールプログラムをダウンロードする場合、Web ブラウザから直接開かな
いでください。代わりにローカルディレクトリに保存して、そこから実行します。
Dell Migrator for Notes to SharePoint 6.5
リリースノート
11
2
ライセンス契約を読み、同意します。[Next] をクリックします。
3
インストールするコンポーネントおよびそのインストール場所を選択します。[Next] をクリックします。
通常、すべてのコンポーネントはローカルドライブにインストールされます。コンポーネントをイ
ンストールしない場合は、そのコンポーネントを選択し、ドロップダウンメニューで、[Entire
Feature will be unavailable] を選択します。
コンポーネントをインストールする場所を変更するには、[Browse] をクリックします。
コンポーネントに必要なディスク領域と空き領域を確認するには、コンポーネントを選択して、
[Disk Usage] をクリックします。
デフォルトの選択に戻すには、[Reset] をクリックします。
4
Notes プログラムとデータディレクトリを入力します。[Next] をクリックします。
NAMES.NSF ファイルが見つからないというエラーメッセージが表示された場合は、Lotus Notes を
開いて、[Next] をクリックします。
5
[Install] をクリックします。
6
インストールが終了したら、[Finish] をクリックします。
7
Migrator for Notes to SharePoint Console Repository を作成し、セットアップオプションを定義します。
詳細については、『Migrator for Notes to SharePoint ユーザーガイド』の「セットアップウィザードを使
用した Console 設定」を参照してください。
Migrator for Notes to SharePoint 6.5 Services のイン
ストール
すべての Migrator for Notes to SharePoint Services をインストールするには
1
インストールプログラムは、Windows エクスプローラーまたはコマンドラインから実行します。[Next]
をクリックします。
Web サイトからインストールプログラムをダウンロードする場合、Web ブラウザから直接開かな
いでください。代わりにローカルディレクトリに保存して、そこから実行します。
2
ライセンス契約を読み、同意します。[Next] をクリックします。
3
インストールするコンポーネントを選択します。
4
インストールするコンポーネントおよびそのインストール場所を選択します。[Next] をクリックします。
通常、すべてのコンポーネントはローカルドライブにインストールされます。コンポーネントをイ
ンストールしない場合は、そのコンポーネントを選択し、ドロップダウンメニューで、[Entire
Feature will be unavailable] を選択します。アンインストールされたコンポーネントは、後から
[SharePoint サーバーの全体管理 ] を使用して手動で展開する必要があります。
コンポーネントをインストールする場所を変更するには、[Browse] をクリックします。
コンポーネントに必要なディスク領域と空き領域を確認するには、コンポーネントを選択して、
[Disk Usage] をクリックします。
[SharePoint サーバーの全体管理 ] へのアクセス権がない場合は、SharePoint Administration
Services コンポーネントの選択を解除します。Front-End Services コンポーネントでは、SharePoint
の [ サイトの設定 ] ページを使用して Import Service と Link Tracking Service を構成できます。
5
Import Service の Web アドレスを構成するための、IIS Web サイトの一意のポート番号とホストヘッダー
を入力します。
Dell Migrator for Notes to SharePoint 6.5
リリースノート
12
Import Service は、Windows Communication Foundation (WCF) であり、さまざまな転送プロトコルやセ
キュリティオプションを使用できます。Import Service は、スタンドアロン IIS Web サイトとして展開さ
れ、サーバーの一意のポート番号およびホストヘッダーを使用して構成する必要があります。
重要 : 最終的に SSL のみを許可する場合でも、非 SSL ポートを指定する必要があります。『ユー
ザーガイド』の「Import Service の SSL の有効化」を参照してください ?
6
既存のアプリケーションプールを使用するか、新規に作成します。
7
アプリケーションプールのサービスアカウント資格情報を入力します。
サービスアカウントには、ローカルコンピュータや移行先となるターゲット SharePoint サイトへの管理
者権限が必要です。アプリケーションプールには、Link Tracking データベースに対する読み込み、書き
込みおよび実行権限も必要です。
8
[Next] をクリックしてから、[Install] をクリックします。
9
Link Tracking Service をインストールします。
Link Tracking Service では、SQL Server 2005、2008、または 2012 データベースを使用して、SharePoint
に移行されたドキュメントとドキュメント間の参照が追跡されます。Notes ドキュメントを複数の
SharePoint サイトコレクションに移行する場合、ドキュメント内のリンクができるだけ適切に動作する
ようにするため、各 Link Tracking インスタンスを同じ共有データベースにダイレクトします。
重要 : 新しいデータベースを作成している場合はサーバー名と資格情報を入力して [Create
Database] をクリックし、Link Tracking データベースを使用する既存の Migrator for Notes to
SharePoint をアップグレードしている場合はサーバー名と資格情報を入力して [Test Database
Access] をクリックします。
10 [Link Tracking Service] ダイアログボックスを閉じます。インストールが続行します。
11 [Finish] をクリックします。
関連リソース
以下の場所から関連情報を入手できます。
•
オンライン製品ドキュメント
•
SharePoint for All コミュニティ
•
プロダクトマネージャのブログ
グローバル化
ここでは北米以外のお客様が必要とする、英語以外の設定で本製品をインストールおよび操作する場
合について説明します。ここでは、製品マニュアルに記載されていないサポートプラットフォームお
よび設定についての資料に代わるものではありません。
このリリースではユニコードを使用することができるため、あらゆる文字セットをサポートします。
これにより多言語データでの同時オペレーションをサポートします。このリリースは、次の地域を対
象としています。北米、西ヨーロッパ、南米、中央および東ヨーロッパ、極東、日本。双方向テキス
ト ( アラビア語とヘブライ語 ) をサポートします。このリリースでは、複合筆記体 ( 中央アジア – イ
ンド、タイ ) をサポートします。
このリリースは、次の言語にローカライズされています : 日本語。
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リリースノート
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Dell について
Dell は、お客様の声に耳を傾け、お客様の信頼に応えて、価値ある革新的なテクノロジ、
ビジネスソリューションおよびサービスを世界中に提供しています。詳細については、
http://software.dell.com/jp-ja/ を参照してください。
Dell へのお問い合わせ
テクニカルサポート:オンライン・サポート
製品に関するご質問および製品のご購入:03-5908-3511
E メール:[email protected]
テクニカルサポートリソース
テクニカルサポートは、有効な保守契約が付属する Dell ソフトウェアを購入している場合、
または試用版を保有している場合にご利用いただけます。サポートポータルを利用するには、
https://support.software.dell.com/ja-jp にアクセスしてください。
サポートポータルには、問題を自主的にすばやく解決するために使用できるセルフヘルプツールがあ
り、24 時間 365 日ご利用いただけます。また、ポータルでは、オンラインサービスリクエストシス
テムを使用して、製品サポートエンジニアに直接連絡することもできます。
サイトでは次のことを実行できます。
•
サービスリクエスト(ケース)の作成、アップデート、および管理
•
ナレッジベース記事の参照
•
製品お知らせの通知
•
ソフトウェアのダウンロード。試用版ソフトウェアを入手するには、試用版のダウンロードにアクセス
してください。
•
入門ビデオの閲覧
•
コミュニティディスカッションへの参加
本製品に使用されているサードパーティソフ
トウェア
この製品には、下記のサードパーティコンポーネントが含まれています。サードパーティのライセン
ス情報については、http://software.dell.com/legal/license-agreements.aspx にアクセスしてくださ
い。アスタリスク (*) でマークされたコンポーネントのソースコードは、
http://opensource.dell.com から入手できます。
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2015 Dell Inc.
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本書には、著作権によって保護されている機密情報が記載されています。本書に記載されているソフトウェアは、ソフトウェ
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る適合性、権利を侵害しないことに関する黙示的保証を含む ) を否認します。Dell は、損害が生じる可能性について報告を受
けたとしても、本書の使用、または不使用から生じるいかなる、直接的、間接的、必然的、懲罰的、特有または偶然的な障害
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内容の精密さや完全性について表明および保証しません。また、Dell は告知なしで製品使用や製品解説書を変更する権限があ
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5 Polaris Way
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Dell、Dell ロゴは、Dell Inc. およびその子会社の商標です。Microsoft、InfoPath、Word、Office 365、Internet Explorer、
SharePoint、Windows、Windows Server、SQL Server は、米国やその他の国における Microsoft Corporation の登録商標または
商標です。IBM、Notes、Lotus Notes、Domino、QuickPlace、および Quickr は、米国やその他の国における International
Business Machines ( 以下「IBM」) Corporation の商標または登録商標です。Aspose は Aspose Pty Ltd の商標です。商標や商品
名を有する事業体、またはそれらの商品を表すために、他の商標および商品名が本書で使用されている場合があります。
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重要事項、注、ヒント、モバイル、またはビデオ : 情報アイコンは補足情報を示します。
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