パリ現地レポート 12月25日(金)曇り 日中の気温約 13℃ クリスマスの朝を迎えました。パリの街はとても静かで人影もほとんどありません。 クリスマスの日は教会でミサが開かれるため、人々は祈りを捧げに訪れます。 ミサは午前、11 時、午後は 14 時、16 時に開かれることが多く、ミサが始まる前に 3 ヶ所 の教会を視察しました。 普段、賑わいをみせるオペラ座周辺も交通量はほとんどなく、普段なら開いているカフェ もほとんど閉まっています。観光施設も全て休館ですが、無料で入場できる教会はミサの 時間を除いて、個人であれば入場できます。 サント・トリニテ教会はミサのリハーサル中 オペラ座界隈も車の姿もなく 駅だけは帰省の人々で混雑 そこで、今日はパリから離れてシャルトル大聖堂を訪れました。モンパルナス駅からフラ ンス国鉄で 1 時間 15 分、シャルトル駅に到着です。 午前はミサが行われていますが、午後からは開館していました。世界遺産のシャルトル大 聖堂はパリのノートルダム大聖堂よりも古く、4 世紀から巡礼の地として栄え、圧倒的な存 在感があります。 『シャルトルの青』と称されるステンドグラスはフランスで最も繊細で美 しいと言われ、フランスを代表する大聖堂です。 パリに戻り、ノートルダム大聖堂を訪れました。夕方からのミサの準備でしょうか、大聖 堂を囲む広場は入場が制限されており、ミサに参加する人の列ができていました。 クリスマス当日の街は、観光施設、デパート、ブランド店も休業しており、観光客にとっ ては、どこにも訪れる場所がないのか…?と思いましたが、シャンゼリゼ通りのクリスマ スマーケットは休むことなく開催されています。夕方に訪れましたが、各教会のミサの終 了と相まって、観光客とミサ帰りの人で驚くほど混雑しており、大変賑わっていました。 本日も会場内は巡回警備されており安心して楽しむことができます。 また、午前中の静寂がうそのようにコンコルド広場~シャンゼリゼ通り~凱旋門に至るま で渋滞していました。 今日はもうひとつ、クリスマスの素敵な過ごし方を見つけました。 有料ではありますが、ルーブル美術館に近いサン・ロック教会ではゴスペルコンサートが、 マドレーヌ寺院ではオルガンコンサートが開催されていました。時間が合わず見ることは できませんでしたが、ヨーロッパらしい素敵なクリスマスの過ごし方であると感じました。 クリスマス当日は訪れる場所の制約はありますが、マドレーヌ寺院付近のイルミネーショ ンがとてもきれいで、パリ市民はミサ、教会コンサート、クリスマスマーケットなど思い 思いに楽しまれている様子が感じられる 1 日でした。
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