宮内直哉の『1分で読める 観光施設 仕事のヒント』

宮内直哉の『1分で読める 観光施設 仕事のヒント』
Vol.191
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□■ 観光施設 仕事のヒント
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『お客様を巻き込む“小さな物語”を企画できないか』
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■今ある施設を活かして、もっとお客様に楽しんでもらいたい
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施設の魅力をアップするひとつの方法として、
『お客様を楽しませる物語』を演出できないか考え
てみましょう。
ある施設で以前こんなことを試したことがあります。施設内のある場所に、カゴに入れたきれい
なツルツルな石を置きました。そして、カップルのお客様に向けて POP 看板を掲示しました。
「幸せを願うこの石を手にとって、2人で手をつないで歩き、この先にある『天使の泉』に石を
投げ入れてください。そうすればきっと2人の願いが叶うかも!?でも絶対に、途中で手を離さ
ないでくださいね♪」
どうなったと思いますか?
その POP 看板を読んだカップルの多くが、笑いながら、ちょっと照れながら、中にはおもいっ
きりハシャギながら、幸せの石を手にとって、天使の泉まで歩いてくれたのです。
施設側が考えた“小さな幸せ物語”に、お客様が主人公として、参加してくれたわけですね。
もちろん、施設の環境や、客層によって、演出すべき物語は異なります。すべてがうまくいくと
は限りません。
でも、今回の例として上げた、若いカップルのお客様には、受け入れてもらえる可能性が高いで
す。
カップル=「幸せ」
「願い事」
「思い出作り」
「縁結び」
などのキーワードで、
『遊び心のある企画』を考えると良いでしょう。
ソーシャルメディアでの『口コミ情報の拡散』が、集客のポイントとして大切な時代になりまし
た。
例えば、若いカップルのお客様が、施設に立ち寄ってくれて、食事やお買物をしてくれたとしま
す。その出来事をソーシャルメディア(Facebook、Twitter 等)で情報発信してくれるかと考え
ると・・・そこには『口コミしたくなる仕掛け』が必要です。その仕掛けのひとつが、お客様を
巻き込む『ちょっとワクワクする物語』なのです。
島根県にあるこちらの観光施設さんでは、
『幸運のポスト』と『ハートの絵馬』
、そして『願いの
泉』という物語をお客様に伝えています。
とてもアイデア豊かに企画を考えていると感じました。
まだまだ伸びそうな『女子旅系』にピッタリの遊び心です。
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