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JEITA CPR-4101A
目
次
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1
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IF 信号入力
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5.2 中間周波数
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2
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5.4 映像信号出力
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2
5.5 音声信号出力
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6
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8
1.
適用範囲
2.
用語の意味
3.
衛星放送受信機の表示
4.
BS チューナの定格消費電力の表示
5.
BS チューナの定格
5.1
5.3 局部発振周波数
5.6
FM 検波出力
5.7 ビットストリーム出力
5.8 キード AFC 入力
5.9 高周波変調器出力
5.10
BS コンバータ電源
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8
5.11
デジタル音声出力
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8
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9
解
説
JEITA CPR-4101A
電子情報技術産業協会技術レポート
衛星放送受信機の表示と定格
Designation and Specifications of DBS Receivers
1.
適用範囲
この技術レポートは 12 GHz 帯のテレビジョン衛星放送,その有料放送及び衛星高精細
度テレビジョン放送を受信する衛星放送受信機の操作部の名称及びそれらを操作することによる効果,
帰結などを示す表示に用いる用語,並びに定格及び定格消費電力の表示方法について規定する。
ただし,有料方式デコーダ,MUSE デコーダ及び MUSE-NTSC ダウンコンバータは除く。
2.
用語の意味
この技術レポートで用いる主な用語の意味は次による。
(1) チャンネル
(2) モード
衛星放送用に割り当てられたチャンネル。
「テレビジョン放送に関する送信の標準方式」(昭和 58 年郵政省令第 22 号)の第 15 条に
規定されている音声信号の符号化方式の音声モード。
(3) テレビ音声
テレビジョン衛星放送の音声モードのうち,モード A 又はモード B のいずれの場
合においても音声 1 及び音声 2 を使用されて伝送される音声。
(4) 独立音声
テレビジョン衛星放送の音声モードのうち,モード A において音声 3 及び音声 4 を
使用して伝送される付加音声。
(5) 独立データ
音声 1,音声 2,音声 3 及び音声 4 以外に付加されて伝送される符号列。
(6) 高周波変調器
地上放送信号を受信するテレビジョン受信機のアンテナ端子に BS チューナを接
続して受信するために,衛星放送受信機で復調した映像信号と音声信号を M(NTSC)方式の高周
波信号に変換するユニット。
RF コンバータ,RF モジュレータと呼称することもある。
(7) ビットストリーム
BS チューナの音声信号処理回路で符号再生された符号列で,誤り訂正前の
信号。
(8) FM 検波信号
FM 検波後のベースバンド信号で LPF 前,ディエンファシス前,ディスパーサル除
去前の信号。
(9) キード AFC パルス
(10) デジタル音声
MUSE 信号受信時のクランプレベル期間に同期したパルス信号。
受信した音声信号を JEITA CP-1212 及び JEITA CPR-1205 で定めるフォーマッ
トでデジタルエンコードした出力。
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JEITA CPR-4101A
3.
衛星放送受信機の表示
BS チューナの操作部の名称及びそれらを操作することによる効果,又は帰
結などを示す代表的な表示は,表 1-1,1-2,1-3 による。
なお,詳しい表示方法(日本文,日本文略語,英文,英文略語,図記号など)については,下記に示す
関連した技術ファイル,資料による。
EIAJ CP-1104
「AV 機器の表示用語及び図記号」
1998 年 3 月制定
D-0002
「デザイン委員会推奨用語,図記号」
1990 年 4 月制定
別表 1-1,1-2,1-3 の備考
1.
区分欄の「S」はスイッチの表示,「I」はインジケータの表示,「N」は呼称の表示,「T」は
接続端子の表示を示す。
2.
4.
表示のうち,特に疑義を生じなければ(
BS チューナの定格消費電力の表示
)内の用語を省略してもよい。
BS チューナの定格消費電力の表示は電気用品安全法に基づき,
BS チューナ本体のみの定格消費電力を BS チューナ部に表示する。
5.
5.1
BS チューナの定格
IF 信号入力
(1) 入力信号レベル
+15 %
%
−43 −18
(2) 入力インピーダンス
(3) 入力端子の構造
5.2
dB(mW)
75 Ω
高周波同軸 Cl5 形コネクタ相当レセプタクル
中間周波数
(1) 中間周波数
(2) 帯域幅
134.26 MHz 又は 402.78 MHz
標準で 27 MHz
帯域外は R.R.の混信保護比のカーブに適合すること。
5.3
局部発振周波数
5.4
映像信号出力
(1) 信号レベル
受信周波数の上側(上側スーパーヘテロダイン)
1.0±0.2 Vp-p
(2) 出力インピーダンス
(3) 極
性
(4) 端子形状
(5) 端子色
75 Ω±10 %
正極性
ピンコネクタ(EIAJ RC-5231 による)
黄色
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表 1-1
衛星放送受信機の表示用語(主に BS 特有な用語)
JEITA CPR-4101A
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表 1-2
衛星放送受信機の表示用語(主に共通用語)
JEITA CPR-4101A
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表 1-3
衛星放送受信機の表示用語(主に共通用語)
JEITA CPR-4101A
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JEITA CPR-4101A
5.5
音声信号出力
(1) 信号レベル
FS−l8 dB で 250 mVrms±3 dB
(2) 出力インピーダンス
2.2 kΩ以下
(3) 負荷インピーダンス
10 kΩ
(4) 端子形状
(5) 端子色
ピンコネクタ(EIAJ RC-5231 による)
左チャンネル:白色
右チャンネル:赤色
5.6
FM 検波出力
(1) 信号レベル(1)
NTSC 信号時 0.67±0.13 Vp-p(変調周波数 750 kHz)
MUSE 信号時
(2) 出力インピーダンス
(3) 極
性
75 Ω±10 %
正極性
(4) 端子形状
(5) 端子色
0.4±0.08 Vp-p(フレームパルス)
ピンコネクタ(EIAJ RC-5231)
原則として黒色
注(1) (旧)解説 2.3(3) FM 検波出力を参照
5.7
ビットストリーム出力
(1) 信号レベル
0.5±0.1 Vp-p
(2) 出力インピーダンス
(3) 極
性
(4) 端子形状
(5) 端子色
5.8
75 Ω±10 %
正極性(送信側と同じ)
ピンコネクタ(EIAJ RC-5231 による)
原則として黒色
キード AFC 入力
(1) 信号レベル
H レベル
+0.4 V∼+0.65 V
L レベル(パルス先頭)
パルス振幅
(2) 入力インピーダンス
(5) 端子色
+1.5 V ± 0.l Vp-p
75 Ω±10 %
(3) パルス波形及びタイミング
(4) 端子形状
0 V∼+0.05 V
図1(a),(b)に示す。
ピンコネクタ(EIAJ RC-5231 による)
原則として黒色
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JEITA CPR-4101A
H
+0.4 V∼0.65 V
0.5 V±0.1 V
L
0∼0.05 V
0 V
17μs±0.5μs
(a)
キード AFC パルス波形
コントロール信号
MUSE 信号のクランプレベル期間
検波出力
G
B
A
キードパルス入力
(キード AFC
0.5 V
ON 時)
0 V
3 μs
17 μs
キードパルス入力
0 V
(キード AFC OFF 時)
キード AFC は上図の波形で A の期間の平均レベルを周波数偏移の中央値とするよう
に動作する。B の期間はタイミングの余裕,G の期間はコントロール信号のガード
期間を示す。パルスの繰返し周波数は 60 Hz である。
(b)
キード AFC パルスのタイミング
図1
キード AFC パルス
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JEITA CPR-4101A
5.9
高周波変調器出力
第 13 チャンネル(2)
(1) 出力チャンネル
(2) 出力レベル(3) 映像搬送波出力レベル 69.5 dB(μV)以下(75 Ω同期せん頭値)
映像搬送波,音声搬送波出力レベル比
(3) 出力インピーダンス
(4) 周波数安定度
9 dB 以上
75 Ω
0∼40 ℃の温度範囲で±500 kHz 以内
(5) アイソレーション(3)(4) 25 dB 以上
(6) 端子形状
注(2)
F 形コネクタ
原則として第 13 チャンネルとするが,第 13 チャンネル∼第 15 チャンネルの切換えが望ま
しい。
注(3) 電気用品安全法参照
注(4) 外部アンテナと混合又は切り換えて出力する場合。
5.10
BS コンバータ電源
(1) 電源電圧
DC+15 V±10 %
(2) 電力容量
4 W 以上
(3) 供
給
BS コンバータの電源を BS チューナより供給する場合は BS-IF 入力端子に電源を重畳す
る。この場合,逆流防止ダイオードを入れることが望ましい。
5.11
デジタル音声出力
(1) 出力レベル
振幅値
0.5±0.1 Vp-p(同軸型)
直流分電圧出力 0.05 V 以下(同軸型)
ピーク光出力
(2) 出力インピーダンス
(3) 出力信号
−15∼−21 dBm(光型)
75 Ω,±20 %(同軸型)
JEITA 規格 CP-1212「デジタルオーディオ用オプティカルインタフェース(民生
用)」及び CPR-1205「デジタルオーディオインタフェース関連規格ガイド」に準ずる(5)。
(4) 端子形状
同軸型……ピンコネクタ(EIAJ RC-5231 による)
光
(5) 端子色(同軸型)
型……光コネクタ
(EIAJ RC-5720B による)
原則としてオレンジ(橙)色
注(5) カテゴリーコード等については IEC 60958 Digital Audio Interface を参照されたい。
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