アフリカの文化と社会

アフリカの文化と社会
(Culture and Society of Africa)
担当教員名
杉村 和彦
科目区分 一般 選択
オフィスアワー
メールアドレス
授業概要
授業目標
対象学年 1・2・3
開講期
後期(小浜)
単位数 2
水曜日 12:10-13:00
[email protected]
本講義は、アフリカを援助・救済の対象、あるいは資源の供給源としてみなしてきた、従来の
アフリカ認識を刷新し、人類社会の未来に対してアフリカが有する潜在的貢献を解明し、アフ
リカを真の意味で国際社会のパートナーと位置付けるための学としての新しいアフリカ学をア
フリカの文化と社会に焦点を当てて論ずる。
従来は正面から取り上げられることもなく、多くの場合発展の障害と考えられてきたアフリカ社
会の固有の潜在力を理解し、その潜在力を他のシステムと接合させながら再評価する地域
学の可能性を理解させる。アフリカの文化と社会を通して、現代社会の問題を捉える視点を
深める。
授業計画・内容
第 1 回 イントロダクション(現代アフリカの諸問題)
第 2 回 アフリカの歴史的背景と特色(1)(ブラックアフリカの形成)
第 3 回 アフリカの歴史的背景と特色(2)(世界システムの中でー奴隷制から植民地へ)
第 4 回 アフリカの歴史的背景と特色(3)(植民地からの独立)
第 5 回 アフリカの歴史的背景と特色(4)(現代化される世界)
第 6 回 アフリカの歴史的背景と特色(5)(自然社会としてのアフリカ)
第 7 回 アフリカの潜在力に関する新しい見方 (近代を越える視座)
第 8 回 小活
第 9 回 アフリカの文化と社会 (1)(農業―混作)
第 10 回 アフリカの文化と社会(2)(低エネルギー社会)
第 11 回 アフリカの文化と社会(3)(開かれた共同体、平等社会論)
第 12 回 アフリカの文化と社会(4)(多文化共生、人間の安全保障)
第 13 回 アフリカの文化と社会(5)(音楽と芸術、宗教と哲学)
第 14 回 アフリカの文化と社会(6)(「情の経済」の可能性)
第 15 回 まとめ
キーワード
教科書
アフリカ アフリカ学 潜在的可能性 文化と社会
杉村和彦編『アフリカのいまを知ろう』岩波ジュニア新書
参考書
宮本正興、松田素二『新書アフリカ史』講談社新書
評価方法
・評価基準
関連科目
試験(100%)
文化人類学、地理学
履修要件
なし
その他
※08 年度以前入学生の「アフリカの歴史と文化」に相当