2015 年 4 月号 Vo.6 World World YMCA ニュース ニュース 目次 1. アジア・太平洋 YMCA 大会@韓国が 9月に開催え from アジア太平洋YMCA同盟 2. アフリカからも追悼の意 from アフリカYMCA同盟 日本 YMCA 同盟・協力部門国際担当 〒160-0003 東京都新宿区本塩町 7 番 03-5367-6640 アジア・太平洋 YMCA 大会@韓国を 9 月に開催 アジア太平洋 YMCA 同盟 APAY e-News 1-2 月号 第 19 回アジア・太平洋YMCA大会が、9 月 7 日~11 日に韓国・テジョンにて「Anchored on our Rock, Building a Sustainable Future」(持続可能な未来のために、基盤を強化!)をテーマに開催します。 この大会は、4 年に一度開催されるもので、アジア・太平洋地域のYMCAが集まり、YMCAの可能性や未来に ついて話し合います。今回は、ガバナンス(意思決定の仕組み)、使命、ジェンダー、ユース・エンパワメントなどの YMCAの今日的課題に加え、気候変動や宗教間の争いなどに対してYMCAがどのように取り組むかなどのテー マを設ける予定です。また小グループの参加型のセッションで、いかにユースをYMCAの中心的存在とし、活躍の 場をつくっていくかを、参加者一人ひとりの体験に照らして話し合います。APAYグローバル・オルタナティブ・ツーリ ズムによる、各国/各地域のYMCAで実施されているオルタナティブ・ツーリズム(※)の事例紹介も行ないます。 また、開催国である韓国の社会が抱える課題に対して市民がどのように取り組んでいるかを肌で感じることがで きるよう、フィールドトリップも企画しています。 大会に先立ち、前日の 6 日には、ユース・オリエンテーションを開催し、YMCAにおけるユースの存在意義、リ ーダーシップなどについての学びと、大会の準備に向けた話し合いを予定しています。今年は、150 人のユースを 含む、総勢 400 名の参加を見込んでいます。多くのみなさんの参加をお待ちしています。 ※オルタナティブ・ツーリズム:従来の観光旅行ではなく、地域の人々や文化に触れながら、その魅力や地域の 課題などを知り、その地域や自分たちの生活に変革をもたらすことを目的とした旅行のあり方。 日本のYMCAからも多くの参加が期待されています。参加に関する詳細は、お近くのYMCAまたは日本YMC A同盟へお問い合わせください。 2011 年にマレーシア・ペナンで開催された第 18 回アジア・太平洋 YMCA 大会の様子 World YMCA ニュース 2ページ アフリカからも追悼の意 アフリカ YMCA 同盟 1 月配信 過激派組織IS(イスラミックステート)に拘束され、その後尊い命を奪われた日本人人質事件は、日本だけでなく 世界中にも大きな衝撃と悲しみをもたらしました。悲報を受け、アフリカYMCA同盟から追悼メッセージが日本のY MCAに寄せられました。 アフリカの西部ナイジェリアでは、2014年4月に「ボコ・ハラム」というイスラム教スンニ派過激組織によって、200 名以上の女子生徒を拉致するという許しがたい事件が起き、今も解決していません。 遥か遠いアフリカの地から届けられた、平和を願い傷ついた人々を思う力強いメッセージに励まされます。日本 のYMCAはこのメッセージを通して、世界の各地で暴力によって自由を奪われ痛みや苦しみの中にある人々に思 いを寄せ、世界のYMCAの仲間と共に平和な社会の実現をめざします。ここにそのメッセージをご紹介します。 IS の極端で残虐な行為に、とても胸が痛みます。アフリカも常にボコ・ハラムやアル・シャバブといったテロの脅威 と隣り合わせのため、日本のみなさんの心の痛みがよく分ります。 このような過激派組織は私たちの暮らしを極度に脅かすのみならず、世界の若者を、うわべだけの連帯感や帰 属意識、慰めなどで組織に取り込み、彼らを誤った命の用い方へと導いています。若者の心・精神の弱さや迷いに 付け入り、世界を凶悪な手段で支配するための道具として用いています。 私達は、このような残虐な行為が二度と起こらないよう、これからも政府やさまざまな団体と協力しあい、過激派 組織の撲滅と平和の拡充に努めていきます。私達はいつも日本の皆さんのことを思い、祈り、共にいます。 アフリカ YMCA 同盟 Carlos Sanvee 総主事 (英語全文) We are very saddened by this extreme and senseless act of terror and fundamentalist extremism. We offer our condolences and we are praying for a resolution. We at the Africa Alliance of YMCAs, can feel your pain as we are no stranger to this type of terror and extremism, with us having to deal with Boko Haram and Al Shabaab in our continent. These three make up the most virulent threat to world peace today and are attracting our youth across continental borders to seemingly find some sort of solace, and sense of identity and belonging, as well as a misguided purpose in their lives. These groups prey on the emotionally and spiritually weak and struggling, and use them to carry out their heinous reign of terror across the world. The AAYMCA has spoken out against these groups and we shall continue to find ways to voice our opinion to put pressure on governments, civil society and business to act to save our youth from indoctrination and manipulation to carry out these crimes, as well as for the safety of our citizens across the world from this kind of madness that is being carried out. And so, we are with you. We are thinking of you. We are praying for you. For your country and for this hostage situation to be resolved. My sincere and best wishes during this trying time. Carlos Sanvee General Secretary, AAYMCA
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