わたしたちの難民問題

わたしたちの難民問題
2016 vol.17
紛争や迫害を逃れ、家を追われた人が、
世界各地に 6,000 万人いるといわれています。
日本にもさまざまな国から難民が庇護を求めて来ています。
難民本人、支援者、研究者のお話を聞いて、
わたしたちにできることは何か、一緒に考えてみませんか。
時
間:
18:30~20:00
場
神戸市青少年会館
所:
定 員: 40 名
参加費: 無料
レクリエーションホール
神戸市中央区雲井通 5-1-2 神戸市勤労会館 5 階
地下鉄・JR・阪急・阪神 各三宮駅から徒歩 5 分
要予約 お名前、ご連絡先、参加希望日をお知らせください。
難民事業本部関西支部
078-361-1700 / [email protected]
神戸 YMCA 国際・奉仕センター 078-241-7204 / [email protected]
10/26(水) 『日本の難民受け入れの現状と課題』
西岡 淳(アジア福祉教育財団難民事業本部本部長)
難民問題は現在の国際社会が取り組むべき最も重要な課題の一つと位置づけられます。
我が国の難民受け入れの歴史を振り返ると共に、難民受け入れの現場から見た現状と課題について考えます。
11/9(水)
11/16(水)
『ベトナム難民として日本に暮らして』
『食卓を囲むシリアの家族』
ブイ ティ ミン ヒュウ(平川 孝美)さん
田邑
(賢明女子学院中高等学校教諭)
恵子さん
(元セーブ・ザ・チルドレン職員)
1983 年、9 メートルの小舟で兄 2 人とベトナムを脱出し、マレ
500 万人を超えたシリア難民。その一人ひとりは祖国では仕事を
ーシアで過酷な難民キャンプ生活を体験。翌年、来日後は姫路定住
持ち、家族の一員として平和な暮らしを楽しんでいました。彼らが
促進センター、賢明女子学院等で猛勉強し、現在は母校で教鞭をと
難民キャンプで、受入国までの避難の途中で、何を食べて、どのよ
る講師から、ご自身の体験と、帰化や教育などベトナム人コミュニ
うな生活を送っているのか、トルコ、ヨルダンでシリア難民を支援
ティがいま抱えている課題について聞きます。
してきた講師より、彼らの素顔を紹介してもらいます。
12/2(金)
12/7(水)
『コンゴからなぜ難民が流出し続けているのか』
米川
『日本における難民の法的支援』
正子さん
空野
佳弘さん
(立教大学特任准教授)
(西日本難民弁護団団員)
1994 年のルワンダの「虐殺」が隣国コンゴに飛び火した後に、
難民認定申請が増加を続け、2016 年は初めて 1 万人を超える見
コンゴ大戦が勃発。20 年経った現在も、未だに終わらぬ「紛争」
込みとなり、審査期間は長期化し、現在約 1 万 4 千人が結果を待っ
によって難民が流出し続けている世界最悪の紛争地・コンゴ。長年
ています。認定数の少なさが批判される一方、制度の濫用が指摘さ
UNHCR 職員として現地で難民保護に携わり、現在難民の研究をして
れる難民認定制度について、長年、弁護士として難民認定申請者を
いる講師の話から、コンゴと日本の関係や難民にできることを考え
支援してきた講師から制度の概要と課題について聞きます。
ます。
主催: (公財)アジア福祉教育財団難民事業本部 ・ (公財)神戸YMCA