施設血液透析患者の透析クールと施設種別

4)透析クール
(1)施設血液透析患者の透析クールと施設種別(図表32)
各施設種別の患者全体に対する割合(%)
100
週1回
週2回
月水金
火木土
80
73.4
58.9
60
53.4
40
52.1
51.0
52.1
39.4
36.7
52.0
36.3
35.3
52.6
51.5
39
36.1
34.2
56.2
37.3
25.2
20
16.3
9.4
0
0.5
国公立大学
10.3
6.2
2.0
私立大学
4.3
11.5
1.1
国立
9.9
6.9
県市町村立
0.6
1.2
0.7
社会保険
11.0
厚生連
その他公的
8.8
0.7
私立総合
6.5
0.4
私立
4.6
0.3
私立診療所
(上記以外のパターンについては省略)
解説
透析クール
「曜日毎の透析実施状況」に関する集計結果をもとに、
「月水金」や「火木土」などの透析クール毎の集計を試みました。
週3回のみでなく、週に2回以下、あるいは週に4回以上透析を実施している患者も存在するため、透析実施パターンに
応じて以下のような分類を行いました。
週1日(実施曜日を問わず週に1日のみ透析されている患者)
、週2日(実施曜日を問わず週に2日透析されている患者)
、
月水金、火木土、隔日、週6日、連日、そして、その他(月水金、火木土に分類されない週3回透析患者や左記以外の透
析クールの患者)の8分類です。
施設種別
治療方法が施設血液透析であった患者のみについて、患者の所属施設の種別と透析クールとの関係について集計しまし
た。隔日、週6日、連日、そしてその他に分類される患者はごく少数にとどまったため、グラフではこれらの透析クール
の表示を省略しました。
週1回透析は、国公立大学、私立大学と国立病院に比較的認められ、週2回透析は国公立大学と社会保険病院を除く公
的病院で比較的認められました。
週3回透析では、全体として月水金クールのほうが火木土クールよりも多く実施されていました。月水金クールの占め
る比率が最も高かったのは国公立大学であり、次いで国立病院でした。これら以外の施設種別では、施設種別による透析
クール分布に大きな違いは認められませんでした。
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