序 文 今年も猛暑が続いた夏でした。病院の中庭の百日紅(さるすべり)の花も心なしか暑さに まいっている様子です。2011 年度の国立精神・神経医療研究センター病院年報(25 号)を お届けする時期になりました。 2010 年度から私どものセンターは、5 年の中期目標と中期計画をかかげ独立行政法人化に なりました。即ち、2011 年度は独法化 2 年目の年にあたります。独法化 1 年目は、まさに激 変の 1 年でありました。国立から独法化への大きな運営形態の変更に加えて、新病院が建ち 病院機能が集約されると共に、新たに電子カルテの導入がなされました。しかしながら、新 しくなることが全て良いことばかりではなく、新病院の設備や電子カルテなどの診療システ ムには多くの不備や不具合が発見され、なかなか大変な年でもありました。そういう意味で は 2011 年度は独法化の実際の一歩を踏み出した年と考えて良いでしょう。 その 2011 年で特筆すべきことの一つには、当センター病院にとって長年の懸案であった 日本病院医療機能評価機構の基準達成病院に認定をされたことがあげられます。6 月 28 日の 機能評価の審査はなかなか厳しいもので、病院組織の運営、地域における役割、患者の権利、 医療の質と安全、看護サービス、医療の提供など、多くの項目について厳密な審査とその対 応が求められました。それらの多くの項目をクリアして基準達成病院に認定されたことは大 変意味のあることと思います。ここにいたって私共は、 名実ともにミッションを果たすナショ ナルセンター病院としてのスタートラインに立てたことにもなります。 機能評価、 実績評価と評価続きではありますが、 私どものセンターとして最も大事な評価が、 厚生労働省独立行政法人評価委員会の評価です。2011 年度の NCNP 全体の評価は、14 項目 のうち 3 つが最も高い S 評価であり、A 評価は 9 個、B 評価は 2 個でした。病院としては 「高 度先進医療の提供」、「医療標準化の貢献」、「良質かつ安全な医療の提供」 の三項目で評価を 受け、いずれも A 評価でした。高い評価を受けたものと考えますが、これらを S 評価に近く するためには専門疾病センターの活動を高めることが最も効果的ではないかと私は考えてい ます。その一方、経営の面におきましてはセンター及びセンター病院とも赤字の収支であり ました。この結果は国から運営費交付金の給付を受けているナショナルセンターとしては、 厳しい国民の目を覚悟しなければならないと思います。病院の収支の低迷は、東日本大震災 後から計画停電の影響の為か 2011 年度前半期の稼働率の低迷が響いているものと考えます。 私どもの病院はナショナルセンター病院として 「精神・神経 ・ 筋疾患と発達障害を克服す るために高度な医療を優しく提供する」 というミッションを持っています。独法化 3 年を迎 える今、病院の設備、機能、職員の自立意識が高まっているなか、ミッション達成へ向け皆 様の一層の努力を宜しくお願い致します。 2012 年 9 月吉日 病院長 糸山 泰人 病院の理念 研究所と一体となって診療と研究に取り組み 、 精神・神経・筋疾患と発達障害の克服を目指します 基本方針 1 . 研究成果を医療に生かします 2 . 高度な医療を優しく提供します 3 . 人材を育て、情報を全国に発信します 目 次 トピックス ………………………………………………………………………………………… 1 Ⅰ 病院概要 1 病院の概要 …………………………………………………………………………………… 7 2 病院の沿革 …………………………………………………………………………………… 8 3 施設の概要 ……………………………………………………………………………………10 4 病院が担う政策医療 …………………………………………………………………………13 Ⅱ 病院運営 1 組織 ……………………………………………………………………………………………17 2 職員配置状況 …………………………………………………………………………………19 3 経常収支 ………………………………………………………………………………………20 4 施設整備状況 …………………………………………………………………………………21 5 主要医療機器整備状況 ………………………………………………………………………22 6 放射線診療部保有機器構成 …………………………………………………………………23 7 年間主要行事・出来事 ………………………………………………………………………24 Ⅲ 統計 1 医事統計 ………………………………………………………………………………………27 2 疾患別統計 ……………………………………………………………………………………34 Ⅳ 業務状況 … …………………………………………………………………45 1 精神科(第一精神診療部) 2 司法精神科(第二精神診療部) … ……………………………………………………………49 3 神経内科 ………………………………………………………………………………………51 4 小児神経科 ……………………………………………………………………………………53 5 脳神経外科 ……………………………………………………………………………………55 6 総合外科 ………………………………………………………………………………………57 7 総合内科 ………………………………………………………………………………………59 8 遺伝カウンセリング室 ………………………………………………………………………61 9 手術・中央材料部 ……………………………………………………………………………62 10 放射線診療部 …………………………………………………………………………………64 11 臨床検査部 ……………………………………………………………………………………66 12 リハビリテーション部 ………………………………………………………………………68 13 医療連携福祉部 ………………………………………………………………………………73 14 薬剤部 …………………………………………………………………………………………76 15 看護部 …………………………………………………………………………………………78 16 栄養管理室 ……………………………………………………………………………………80 17 治験管理室 ……………………………………………………………………………………82 18 医療安全管理室 ………………………………………………………………………………83 19 療育指導室 ……………………………………………………………………………………85 20 アドボカシー委員会 …………………………………………………………………………86 21 医療情報室 ……………………………………………………………………………………88 22 教育・研修室 …………………………………………………………………………………89 専門疾病センター 23 筋疾患センター ………………………………………………………………………………90 24 てんかんセンター ……………………………………………………………………………92 25 多発性硬化症センター ………………………………………………………………………94 26 パーキンソン病・運動障害疾患センター …………………………………………………96 27 地域精神科モデル医療センター ……………………………………………………………98 Ⅴ 研修・教育・研究 1 研修医 ……………………………………………………………………………………… 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 ………………………………………… 3 研修・見学等受け入れ状況 ……………………………………………………………… 4 看護部院内教育実施状況 ………………………………………………………………… 5 病院研究発表会 …………………………………………………………………………… 6 各科研究会 ………………………………………………………………………………… 7 研究補助金 ………………………………………………………………………………… 103 103 111 116 118 123 129 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部)……………………………………………………………… 2 司法精神科(第二精神診療部)………………………………………………………… 3 神経内科 …………………………………………………………………………………… 4 小児神経科 ………………………………………………………………………………… 5 脳神経外科 ………………………………………………………………………………… 6 総合外科 …………………………………………………………………………………… 7 総合内科 …………………………………………………………………………………… 8 遺伝カウンセリング室 …………………………………………………………………… 9 手術・中央材料部 ………………………………………………………………………… 10 放射線診療部 ……………………………………………………………………………… 11 臨床検査部 ………………………………………………………………………………… 12 リハビリテーション部 …………………………………………………………………… 13 医療連携福祉部 …………………………………………………………………………… 14 薬剤部 ……………………………………………………………………………………… 15 看護部 ……………………………………………………………………………………… 16 栄養管理室 ………………………………………………………………………………… 17 治験管理室 ………………………………………………………………………………… 18 医療安全管理室 …………………………………………………………………………… 19 療育指導室 ………………………………………………………………………………… 143 149 154 161 171 174 175 176 177 177 180 187 192 194 194 195 196 198 199 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧………………………………………………………………………… 203 2 職員名簿……………………………………………………………………………………… 209 トピックス トピックス 1 精神疾患患者身体合併症の受け入れが進んでいます 総合内科部長 大和 滋 当センター病院は、2011年7月より東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」に参加し、身体 合併症の受け入れを開始しました。本年度のトピックスとして、この概要を報告します。 1 .精神科患者身体合併症医療について 現在わが国において、精神科入院患者の1割以上に治療の必要な身体合併症が併存するとされて います。この身体合併症医療の需要は、今後患者の高齢化に伴いさらに増加することが予想されま す。しかし一方で、総合病院は精神科の規模を縮小する傾向にあり、診療ニーズの増加に対して身 体合併症医療を提供できる医療機関が不足しているのが現状です。 このような状況の下、東京都は「精神科患者身体合併症医療事業」と称し、身体合併症医療を円 滑に行う体制を整備してきました。具体的には都が窓口となり、精神科病院からの合併症診療依頼 を受け、予め契約した合併症医療を行う医療機関と連絡・調整をして受け入れ先を決めるというも のです。実際の受け入れ医療機関は2010年の時点で都立松沢病院など12施設ありましたが、これに 当センター病院が新たに加わったことになります。東京都では救急に対応できる体制により受け入 れ医療機関をⅠ型からⅢ型に分けていますが、当院は平日の日中に患者を受け入れるⅢ型として契 約し、消化器系疾患を中心に対応する予定としました。 当センター病院は、独法化や新病棟の開設に並行して内科系・外科系のいわゆる一般科医師も少 しずつ充足させており、未だ一部ではありますが合併症医療を提供できる医療機関へ変化したと言 えます。 2 .合併症医療開始への準備 2010年 7 月、合併症医療開始のちょうど 1 年前に、副院長、医事室長、精神科・総合外科・総合 内科各部長らで東京都庁の「福祉保険局障害者施策推進部精神保健・医療課」に出向き、合併症医 療参加の意思を伝え、その後の予定を打ち合わせました。 院内では精神科身体合併症委員会を立ち上げ、毎月1回の委員会を開催しながら運用基準を作成 しました。委員会は副院長、精神科・外科・消化器内科の医師(各科複数名)、副看護部長、関係 する五つの病棟の師長、外来師長、医事室・医療福祉相談室職員から成り、多職種チームとして受 け入れの調整を進めました。2011年 4 月には運用基準が院内で承認され、同 7 月 1 日に東京都との 契約が締結され、受け入れを開始しました。 3 .合併症医療の実際 実際に合併症患者の受け入れに当たり、先に述べた東京都のルートを通しての依頼のほかにも、 1 )都内の精神科病院より直接受入れの依頼、 2 )東京都外の医療機関、精神科を有さない医療機 関、入院施設を有さない精神科クリニックなどからの依頼があります。 1 )に対しては手続き上、 都の合併症医療を利用してもらい、 2 )に対しては精神科患者身体合併症委員会の判断により対応 し、可能な限り受け入れる方針としました。 2011年度の受け入れ患者数は計29名でした。受け入れ経路は東京都のルートが10名、それ以外が 19名、合併症に対する担当科は消化器内科 6 名、消化器内科から外科へ 2 名、外科12名、整形外科 6 名、その他 3 名で、このうち整形外科を含め外科的手術が施行されたものが13名でした。入院病 棟は 5 北14名、4 北 7 名、3 北 5 名など、平均入院日数は45日でした(2012年 3 月31日現在)。なお、 受け入れ患者の情報項目を選定し、今後の利用を視野に入れたデータの蓄積を進めています。 4 .今後の展望 今回の合併症受け入れを開始できたのは、精神科と一般科の医師、病棟を越えた看護師、医師と 看護師、さらに医事室、医療福祉相談室と、異なる部署や多職種間の協力によるところが大きいと 思われます。このような協力体制は、合併症医療だけではなく、今後病院全体としての機能強化に 繋がるものと確信します。 当センター病院の役割の一つとして、身体合併症医療を提供して地域の精神医療に貢献するとと もに、これら医療の現状と問題点を分析し、より良いシステムを提言することがあると思われます。 この点を念頭に置きながら、当院における合併症医療を少しずつ充実させていければと考えます。 1 トピックス 2 医療機能評価機構受審-準備の開始(2008 年)から認定証取得(2011 年)まで 副院長 安西 信雄 認定証授与は2011年11月4日であった(認定 期間は2016年11月3日まで)。更新の参考資料に していただくため受審準備を振返り経過をまと めた。 1 .受審決定と準備 始まりは樋口総長から「新病院に移ったら受 審」の方針が示されたことであった。受審とは 何かを教えてくれたのは、2008年12月 4 日の病 院プレ評価であった。これは精神保健研究所の 伊藤弘人部長が研究班活動の一環として、日本 医療機能評価機構の菅原浩幸部長ら 4 名に依頼 して行われた訪問評価である。同月 8 日に評価 結果の講演会が開かれた。 2009年 1 月19日に病院幹部会が受審の方針を 決定し、葛原病院長(当時)の指示により 2 月 1 日に病院評価受審検討会が発足し、以後毎月 開催された。 4 月には作業部会が編成されて活 動を開始した( 9 月に病院移転準備の作業部会 も開始) 。 2 .病院プレ評価の主な指摘(2008年12月 8 日) 【致命的問題】診療録の保管管理:①診療録 の情報一元化が進んでいない(OT などのカル テが別個に保管) 、 ②外来カルテは 2 カ所で保管、 ③カルテ庫でカルテがバラバラ(中央管理の基 本的な設計図を書き直すこと!)、④記録の監 査基準をつくってフィードバックを行い改善す ること。 【各部門の課題】理念・基本方針を明示する こと。 薬剤:①定置薬剤の管理を薬剤師の責任で行 う、②注射薬の混合は薬剤師が関与(最低限抗 がん剤は薬剤師が調製・混合)、③薬品の保管 と調剤の場所を区別する、④服薬指導にもっと 力を入れる。 患者の権利擁護:①アドボカシーが弱い。 感染管理:①感染性廃棄物の容器が多い。 精神科身体拘束:①15分に1回の観察が必要。 病室ドアがすべて半開きで、プライバシー保護 の観点から好ましくない。様々なマニュアル等 の整備…など多数の指摘を受けた。 3 .作業部会の活動と改善の取組み 2009年 4 月に発足した作業部会は 6 つあり、 第 1 領域と第 6 領域を第1部会が担当し、第 2 ~ 5 および 7 領域をそれぞれ 1 つの部会が担当 した。部会長(副院長・診療部長および副看護 部長)のもと副部会長およびチームリーダー (各職場代表等)、総勢約70名であった。構内禁 煙、病歴整理の課題から取組み、同年 7 月には 第 1 回の自己評価を行い、問題点ごとの改善ス ケジュールを設定して改善に取り組んだ。 2 ・2010年 4 月(独法化発足式)、敷地内禁煙開始 ・2010年 9 月25日 病棟・外来棟とも新棟移転 ・2010年 9 月26日 電子カルテ稼働開始 ・2011年 3 月16日の作業部会全体会で 6 月28日 ~30日を受審日と定め、準備状況を確認した。 病歴管理は電子カルテ導入と診療録管理士の雇 用で前進した。まだ規程(会議、委員会の規程 不十分)、医療・診療情報(疾患別・診断群別 の医療費等の統計)、連携体制(医療連携室へ 担当者配備等)、医療サービスの質(組織的取 組み)など不十分点あり、訪問審査に向け改善 に努力した。 4 .病院機能評価 訪問審査 2011年 6 月28~30日の 3 日間、総務課長が作 成した詳細な日程表に沿って審査が実施された。 コスモホールの壁側に資料がぐるりと配置され ている中で、サーベイヤーから次々質問が繰出 され病院長はじめ担当者が的確に対応した。部 署訪問は4つに分かれて病棟・外来・事務など 病院のすべての部門が評価された。 2011年 8 月に示された中間的な結果では、 ①退院サマリ作成率49.6% を100% に高める、 ②各種疾患別統計資料を作成、③医療ガス安全 委員会(7月22日に開催した)、④感染性廃棄物 の分別収納の徹底と発生場所で滞留しない工夫、 ⑤防災訓練が指摘された。これらを改善して認 定証を受けたわけである。 5 .まとめ 病院機能評価は「療養所体質から抜け出して、 病院の近代化を図る」ことが目標と言われてい た。病院としての改善と現場からの改善が組み 合わされ、この目標をほぼ達成し、病院は変わっ た。「退院サマリ完成率」はまだ100%に達して いないが向上している。改善を継続し 5 年後の 更新につなげ、医療の質の向上と臨床研究の発 展につなげることが課題であろう。 トピックス 3 北側通用門(萩山門)が開放され、正門側フェンスが撤去されました 副院長 安西 信雄 1 .北側通用門(萩山門)が10年ぶりに開放されました 萩山団地と当センターとの間の「北側通用門(萩山門)」が2011年 8 月25日午後 3 時に開放された。 2000年に閉鎖されて10年余が経過していた。当時いくつかトラブルあり、センター側と団地側の双 方から門に鍵がかけられていた。2010年夏に副院長と総務課長 ( 当時 ) が萩山団地自治会長宅を訪 問したことをきっかけに団地自治会役員と当センターとの話合いが再開された。センターでは2011 年 1 月の運営会議でルールを設定のうえ開門することが承認された。同年 2 月に自治会役員と話合っ た結果、再開放の合意が得られたので、2月に都市再生機構北多摩住宅管理センターに自治会長と 当センター総長の連名で再開放の依頼書を提出し、同年 7 月末に再開放の承認が得られた。センター 側の整備工事(舗装・通行ルール看板)が完了して開門となった。 門の脇に看板あり、総長から利用者に通行ルールが示されている。問題が起きれば話し合いを行っ てその都度解決していく方針となった。萩山駅方面から当院には、プール脇の狭い歩道を通らざる を得なかったが、自転車とのすれ違いなど危険があった。北側通用門の再開放により萩山駅から団 地を通って約50m でセンター敷地に入れるようになり、患者さんの通院の安全確保と利便性が向上 した。 北通用門の利用者の皆様へ 1.車いすの患者さんや歩行の不自由な患者さんの通行を優先 し、必要なら手助けしましょう。 2.バイクの通行はお断りします。 3.自転車は渡り廊下(回廊)走行禁止、駐輪もお断りします。 4.団地でもセンター内でもゴミを捨ててはいけません。 5.団地でもセンター内でも通行の際は静かにしましょう。 6.センターは敷地内禁煙ですので禁煙を守ってください(セ ンター内はどこも喫煙できません)。 7.夜間(22 時~ 6 時)は安全のため緊急時以外は通行しな いようお願いします。 8.センター内のすべての建物は管理区域ですので所用以外の 立入りはご遠慮願います。ただし、病院のカフェ、レスト ラン、コンビニはご利用いただけます。 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター総長 写真はセンター敷地内から北側通用門を通して団地方向 を見たところ。団地の向こうに(よく見ると)萩山駅の 屋根が見える。 2 .センター正門(萩山通り)のフェンスが撤去されました 2011年 9 月から11月にかけて工事が行われ、センター正門側(萩山通り)の歩道が拡幅され、フェ ンスが撤去された。これによりセンターの敷地と道路(および地域)を区切るものは、ごく低い生 け垣のみとなった。写真左下は正門から青梅街道駅方向、右下は萩山駅方向を見た歩道と風景。 3 Ⅰ 病 院 概 要 Ⅰ 病院概要 1 病院の概要 医 療 機 関 名 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院 所 〒 187-8551 東京都小平市小川東町 4-1-1 TEL 042-341-2711 在 地 交 通 機 関 西武新宿拝島行又は西武遊園地行にて萩山駅(南口)下車、徒歩 5 分 JR 中央線国分寺駅乗換西武多摩湖線青梅街道駅下車、徒歩 5 分 JR 武蔵野線新小平駅下車、徒歩 15 分 病 床 数 医療法病床:474 床 一 般:266 床 精 神:208 床 病 棟 数 一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟 収容可能病床:466 床 一 般:260 床 精 神:206 床 管 轄 保 健 所 多摩小平保健所(北多摩北部保健医療圏) 診 療 科 目 内科、心療内科、精神科、神経内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外 科、整形外科、脳神経外科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射 線科、麻酔科、歯科(入院患者のみ) 指定医療機関 先進医療承認(光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助) 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、戦傷病者特別援護法、原子爆弾 被爆者に対する援護に関する法律(一般疾病医療)、児童福祉法、覚醒剤取締法、 生活保護法、心神喪失者等医療観察法(指定入院医療機関、指定通院医療機 関)、障害者自立支援法、各種医療保険 施 設 基 準 看護配置 看護師 看護補助者 ・入院患者 7 人に対し 1 名(一般病棟) ・入院患者 13 人に対し 1 名(精神病棟) ・入院患者 10 人に対し 1 名(障害者病棟) ・看護補助加算 2(精神科病棟) 脳血管疾患等、運動器、呼吸器の各リハビリテーション料Ⅰ、障害児(者) リハビリテーション料、精神作業療法、精神科ショト・ケア(大規模)、精 神科デイ・ケア(大規模)、他 特 色 研修指定病院、臨床指定修練病院 養 護 学 校 名称:東京都立小平養護学校武蔵分教室(1979 年 4 月設置) 小学部 3 学級、中学部 2 学級、高等部 2 学級 環 境 都心の西方約 30Km、小平市の北西に位置し、周辺一帯は、昔の武蔵野の面 影を残し自然に恵まれた環境である。 圏 診療圏は、一般・精神及びデイ・ケアについては、東京 23 区西部地区及び 北多摩地区を主とするが、アルコール・薬物依存症、てんかんなどは、東京 地区全域、関東近県の及び、神経難病は全国に及ぶ。 地 198,001㎡(神経研究所、精神保健研究所を含む) 診 敷 療 建面積 33,666㎡(神経研究所、精神保健研究所を除く) 建 物 延面積 70,387㎡(内訳)病棟・診療部門 33,771㎡ その他 36,616㎡ 7 Ⅰ 病院概要 2 病院の沿革 当院は、戦時中に傷痍軍人病院として出発し、戦後、国立武蔵療養所と改称され、1986(昭和 61)年に国立精神・神経センターに統合された。2008(平成 20)年には国府台病院が国立国際医 療研究センターに統合されたことに伴い「国立精神・神経センター病院」に名称変更となった。 2010(平成 22)年 4 月に独立行政法人化されて病院の名称が「独立行政法人 国立精神・神経医療 研究センター病院」となり、同年 9 月に新病棟開設、電子カルテ開始などの大きな変化があった。 ここでは当院開設以来の歴史を振り返りつつ 2011(平成 23)年度の新たな動きを紹介する。 1940(昭和 15)年 12 月 「傷痍軍人武蔵療養所」 日中戦争の激化の中で傷痍軍人の援護治療を行うために、1935 年以降に国は数多くの結核、精 神その他の療養所を設置した。当院もその一つであったが、我が国初の国立精神療養所としての特 色を有するものであった。東京府立松沢病院副院長関根真一が所長に任命され、1940 年 12 月 11 日 に「傷痍軍人武蔵療養所」という名称で現在の地に定床 300 床で開設された。傷病兵の増加に対応 するため 1942(昭和 17)年には 800 床に増床された。 1945(昭和 20)年 12 月「国立武蔵療養所」 終戦の年の 1945( 昭和 20) 年 12 月に官制改正によって、厚生省所管の「国立武蔵療養所」と改称され、 同時に広く国民に開放され、女子患者も収容することになった。その後、1955 年以降、若干の整 備がなされ、1964( 昭和 39) 年には「基本整備計画」が立てられ、国立精神療養所の基幹施設として、 1,000 床を目標に近代化整備が開始された。 この近代化整備構想は、国立武蔵療養所を精神疾患一般の治療と社会復帰の拠点として発展させ るのみでなく、専門病棟を整備し、さらに将来、研究部門も併設して我が国初の脳神経疾患の総合 施設とし、神経疾患の病因解明と治療法の開発に寄与しようとするものであった。 その後、国の重症心身障害児対策の推進に基づき、1972( 昭和 47) 年に新たに重症心身障害児病 棟 80 床の増床が行われた。また 1978( 昭和 53) 年 1 月には精神・神経・筋・発達障害の疾患研究を 目的とした研究所として「国立武蔵療養所神経センター」が設置され、これに伴い筋ジストロフィー 症などの神経、筋疾患の専門病棟として 120 床が増築されて、合計 1,000 床の病床を持つこととなった。 1984( 昭和 59) 年 10 月にセンター設立の構想が公表され、これが具体化する過程で千葉県市川市 にあった国立精神衛生研究所も同じ組織に加えるという考えが打ち出され、多くの論議を経て、こ れが決定された。1986( 昭和 61) 年 9 月、政令が公布され厚生省設置法の一部を改正する法律の施行 に伴う関係政令が整備された。この中で「国立高度専門医療センター」として既設の国立がんセン ター、国立循環器病センターに続いて「国立精神・神経センター」を置くことが定められた。 1986(昭和 61)年 10 月「国立精神・神経センター 武蔵病院」 国立精神・神経センターの所掌事務は「精神疾患、神経疾患、筋疾患及び精神薄弱その他の発達 障害に関し、診断及び治療、調査研究並びに技術者の研修を行い、並びに精神保健に関し、調査研 究及び技術者の研修を行うこと」とされた。1986 年 10 月 1 日、新設の運営部と武蔵病院(国立武 蔵療養所の病院部門)、神経研究所(国立武蔵療養所神経センター)、精神保健研究所(国立精神衛 生研究所)からなる国立精神・神経センターが発足した。さらに、1987(昭和 62)年 4 月 1 日に精 神保健研究所に隣接する国立国府台病院が加わって、センターは、運営部、2 病院、2 研究所の 5 部 門によって構成されることとなった。センター病院として再発足した武蔵病院は、その機能を高め るため、病棟の集約を行い、ほぼ全病棟に 2 名以上のスタッフ医師を配置するとともに、看護基準 を高め、医療の充実を図った。また、CT、MR 装置を設置し、ポジトロン CT 棟の建設、サイクロ トロンの導入が行われた。1995(平成 7)年度に PET、SPECT が導入され、1998(平成 10)年度 に MEG 棟(MEG・治験管理室)が整備された。さらに遺伝子診断その他最先端の診断方法を開発・ 導入し、センター病院としての体制が整えられた。 1999(平成 11)年度には、4 - 1 病棟に精神科救急のための施設を整備した。 2004(平成 16)年 3 月に研究所 3 号館が完成し、2005(平成 17)年 3 月に精神保健研究所が小平キャ ンパスに移転した。さらに同年 7 月には、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及 8 Ⅰ 病院概要 び観察等に関する法律の定める指定入院医療機関として、全国で初めての医療観察法病棟(第 8 病棟) が完成し、9 月より患者受け入れを開始した。2008(平成 20)年 3 月時点の、精神科病棟は7病棟 (医療観察法病棟 1 棟を含む)、一般病棟は 6 病棟(重心 2、筋ジス 1、神経難病 1、一般 2)であった。 同年 4 月に国府台病院が国立国際医療センターに移管されたことに伴い、当院の名称は「国立精神・ 神経センター病院」に変更された。 新棟へ移行する準備として、2009(平成 21)年 6 月末には精神科病棟のうち 4-3 病棟(アルコー ル依存症)が、9 月末には 4-4 病棟(社会復帰)が集約され、精神科病棟は精神保健福祉法病棟 4 棟、 医療観察法病棟 1 棟、 計 5 病棟となった。消化器内科医師の補充など、総合診療基盤の拡充が図られた。 2010(平成 22)年 4 月に「独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院」に移行 2010(平成 22)年 4 月から独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院となった。これ は当センターを含む全国で 6 施設ある国立高度医療センターが非公務員型の独立行政法人に転換さ れたもので、同年 4 月 1 日から施行された「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関 する法律」に基づくものである。 独立行政法人化の準備の一環として同年度末には中期目標・中期計画が定められ、諸規定・就業 規則等が整備された。またセンター全体で 2009(平成 21)年 6 月から建物内禁煙が実施されていたが、 2010 (平成 22)年 4 月から敷地内禁煙が実施された。また同年 4 月から、当センターと病院のホームペー ジは独立行政法人にふさわしく刷新された。同年 4 月 4 日に当院 2 番目の医療観察法病棟である第 9 病棟(身体合併症にも対応)が開棟した。 2010(平成 22)年 9 月 25 日に新棟が開棟し新病院がスタート センター職員の長年の念願であった新棟への移転と電子カルテ導入が実現した。2010(平成 22) 年 8 月に新病棟が完成し、新棟への患者移送は 9 月 25 日に実施された。医療観察法の 2 つの病棟(68 床)を除く 406 床分の病棟(医療法病床 346 床、重心病床 60 床)がこの日に移転した。移転の翌日 26 日の正午から電子カルテの運用が開始された。外来は 9 月 27 日~ 28 日の 2 日間休診し、9 月 29 日 から新棟にて外来診療が開始された。病棟や外来が明るくなり、アメニティが向上して機能的な診 療が行われるようになったが、実際に診療を開始すると診察室の「音漏れ」などの不具合が多数気 づかれたので、診療部と事務部門が協力して改善した。 新病院にふさわしい高度専門的医療を展開するために、2010(平成 22)年 11 月に医療福祉連携 部に医療連携室が発足し、研究所と連携して診療科横断的・専門的診療を行う仕組みとして専門疾 病センターが次々と発足した。同年 1 月 29 日には新病院開設記念ソフトボール大会が開かれた。3 月 13 日に医療連携説明会兼内覧会(第 2 回)を予定していたところ、3 月 11 日に東日本大震災が発 生した。 2011(平成 23)年度の出来事 精神科患者の身体合併症医療について東京都と 4 月に契約が成立し 7 月から患者受入が始まった。 福島県・福島県立医大・厚労省と連携して 2011(平成 23)年 4 月~ 6 月末まで福島県いわき市の 避難所を中心に被災者支援を行った(1 週単位で 12 チーム)。岩手県宮古市等の支援にも参加した。 医療機能評価機構の受審に向けて 2009 年から準備が行われていたが、2011 年 6 月 28 日~ 30 日の 3 日間、訪問審査が実施された。いくつか指摘事項あり。それらを改善した後、同年 11 月 4 日付の 認定証が評価機構から授与された(トピックス 2 参照)。7 月 11 日には「東日本大震災・病院機能 評価受審活動報告会」が総長をはじめとする幹部職員を含む約 100 人の参加により開催された。 8 月に厚生労働省独立行政法人評価委員会が開かれセンターの 2010 年度業務実績の評価が示された。 「戦略的かつ重点的な研究・開発の推進」に S 評価(中期計画を大幅に上回る)、その他 12 項目に A 評価(上回る)、1 項目に B 評価(概ね合致)であり、独法化初年度としては概ね高い評価であった。 新棟移転後、西側庭園の整備が進められていたが、完成を記念して 11 月 19 日に「第 1 回 NCNP 構内駅伝大会」(キャンパス内約 2km を 5 周)が開かれ 12 チーム約 60 名が寒い雨中を軽やかに駆け 抜けた。 2012 年はじめには、2 ~ 3 月に被災地である福島県南相馬市の精神科病院の医療支援が精神科医 師の協力で行われた。 9 Ⅰ 病院概要 3 施設の概要 1) 主要建物 2012 年 3 月 31 日現在 建物名称 構造 建面積(㎡) 延面積(㎡) 病棟・診療棟 RC- 5 F 9,315 26,624 第 6 病棟 S- 1 F 1,845 1,734 エネルギーセンター S- 1 F 953 850 中央館 RC- 3 F 2,113 6,477 事務部・医局・看護部 作業療法棟 RC- 1 F 1,123 1,123 武蔵分教室 デイケア棟 RC- 1 F 500 500 レクレーションセンター S- 1 F 628 628 1 号館 RC- 4 F 912 3,564 2 号館 RC- 3 F 862 2,656 1 F 図書館 2 F ゲノム解析センター 3 F 医局 7 号館 RC- 3 F 779 2,421 1 F 閉鎖 2 F 閉鎖 3 F CBTセンター 8 号館 RC- 1 F (1 部 2 F) 2,401 2,451 病棟 9 号館 RC- 1 F (1 部 2 F) 2,429 2,462 病棟 7,739 10,739 研究部門除く 31,598 62,229 研究部門除く その他の施設 庁 舎 計 宿舎 RC- 4 F 5 棟 1,110 4,092 看護師宿舎 RC- 3 ~ 8 F 3棟 950 4,058 8 8 2,068 33,666 8,158 70,387 その他の施設 宿 合 10 舎 計 計 備考 1 F 神経内科外来・小児外来 脳神経外科・総合内科 ・整形外科・消化器科 リハビリテーション・ 救急外来・放射線診療部 医事課・医療福祉相談室 栄養管理室 食堂・カフェ・売店 2 F 精神科外来・治験病棟 臨床検査部・薬剤部・ 歯科・心理検査・眼科 病棟 3 F 医局・手術室・病棟 4 F 病棟・庭園 5 F 病棟 病棟 療育指導 Ⅰ 病院概要 2)病棟別病床数 医療法病床 474 床 (一般 266 床、精神 208 床) 収容可能病床 466 床 (一般 260 床、精神 206 床) 一般病棟:5 棟 精神病棟:4 棟 医療観察法病棟:2 棟 2012 年 3 月 31 日現在 病 棟 名 区 分 性 別 病床種別 医 療 法 病 床 収容可能 病 床 2 階南病棟 神経内科・筋ジストロフィー 男・女 一般 50 50 2 階北病棟 神経内科 男・女 一般 56 50 3 階南病棟 脳神経外科・小児神経 男・女 一般 50 50 3 階北病棟 神経内科・消化器外科・内科 男・女 一般 50 50 4 階南病棟 精神科 開放 男・女 精神 35 35 4 階北病棟 精神科(急性期) 閉鎖 男・女 精神 35 35 5 階南病棟 精神科 開放 男・女 精神 35 35 5 階北病棟 精神科(亜急性期) 閉鎖 男・女 精神 35 35 男・女 一般 60 60 406 400 6 病棟 重症心身障害 小 計 8 病棟 医療観察法 男・女 精神 34 33 9 病棟 医療観察法 男・女 精神 34 33 小 計 68 66 合 計 474 466 11 12 旧小型実験 動物棟 P P 研究所 2号館 PET棟 1号館 2号館 機能訓練棟 MEG棟 National Institute of Neuroscience 神経研究所 National Institute of Mentai Health 精神保健研究所 センター病院 手術棟 P MRI棟 萩山通り 診療棟 病棟 外来者専用駐車場 PP P キャノピー 新小型実験動物棟 (3階コスモ ホール) 中央館 (管理棟) P 職員駐車場 P 総合実験動物棟 特殊診療棟 7号館 ゲノム解析 センター P 研究所3号館 (1Fセミナールーム) P P 外来者専用駐車場 研究所 本館 National Center of Neurology and Psychiarty Hospital 至青梅街道 六 小 通 り 至新小平駅 真北 P P レクリエーション テラピーセンター IBIC棟 クラスター 研究棟 P 小平市プール TMC棟 P 職員駐車場 保育所所 保育 K棟 研修棟 9病棟 N棟 分教室・洗濯棟 療育指導棟 ゴミ置場 リネン棟 研究所4号館 エネルギーセンター 6病棟 営繕棟 8病棟 JR武蔵 野線(地 下) B棟 I棟 小平市グラウンド A棟 職員駐車場 J棟 C棟 P H棟 グランド 至萩山駅 JR武蔵 野線(地 下) 国立精神・神経医療研究センター配置図 Ⅰ 病院概要 3) 建物配置図 Ⅰ 病院概要 4 病院が担う政策医療 当院は、センターが担う政策医療分野である精神、神経、筋及び発達障害に係る高度専門医療機 関として、先駆的な役割を果たしてきた。具体的には 4 分野の疾患に係る病因・病態の解明、診断・ 治療法の開発や人材育成、モデル的医療の開発、政策提言等について、神経研究所、精神保健研究 所と連携して実施している。 センターの使命は、病院と研究所が一体となり、当該分野の克服を目指した研究開発を行い、そ の成果を基に高度先駆的医療を提供するとともに、全国への普及を図ることにある。 1) 診療 精神疾患領域については、統合失調症、うつ病等の気分障害、神経症、不安障害、認知症、アルコー ル・薬物などの物質依存症等の疾患を対象に、高度の専門医療を提供している。具体的には、それ ぞれの分野についての専門外来や専門疾病センターを設置するとともに、入院医療を提供している。 また日本で最初に開棟した医療観察法病棟では、我が国最大の66床を有し、唯一の身体合併症 医療に対応し、全国26指定入院医療機関の牽引役として、裁判所、検察庁、保護観察所と強力な 連携を行っている。 神経・筋疾患領域については、パーキンソン病に対する深部脳刺激療法やてんかんに対する定位 脳手術を行っており、その他、多発性硬化症、ジストニア、高次脳障害、筋ジストロフィーやミオ パチー等に係る高度の専門医療を提供している。また重症心身障害児(者)の病棟では遺伝子診断 を含めた総合的な機能評価を実施し、その評価結果に基づいた各機能障害に対する専門的治療を実 施している。 なお 2011 年度は5つの専門疾病センターが活動を行い、専門外来を初め、診療科横断的に、ま た研究所とも協力しながら新たな診断・治療法の開発にまで取り組んでいる。 2) 臨床研究 脳とこころの科学研究が重要視され、また昨今は橋渡し研究や臨床研究の重要性がますます増し ている。当院内では精神・神経疾患研究開発費による研究班が数多く発足しており、特に診療に役 立つものや、患者 QOL 向上に直結する研究を中心に活動が行われている。また両研究所とも密接 な連携のもとに共同研究等を行っており、研究所に所属する医師等が病院で専門外来や専門疾病セ ンターに従事し、逆に病院の医師等が研究所の併任研究員となって研究に参加するといった事例も 多く、診療・研究の垣根のない交流により、臨床研究を推進させている。一方で「死の谷」を越え、 研究成果を臨床現場まで繋げるためには、シーズを生み出す高い研究技術、十分な医療管理技術、 バランスの良い組織力そして開発戦略等が必要である。 そこで研究所が産出してきた先端的医療のシーズを病院のニーズへ橋渡し、実際に医薬品や診療 技術として実用化するために、平成 20 年に設置されたトランスレーショナル・メディカル・センター (TMC)では、専門人材の育成や、臨床研究支援体制の強化、国際共同での医師主導治験の推進な ど、我が国の当該分野における医療の向上に寄与している。 また、PET、SPECT、MRI、MEG、NIRS 等の大型医療研究機器の推進及び専門的人材の育成 のため、脳病態統合イメージングセンター(IBIC)が今年度立ち上げられ、国内の精神・神経・筋・ 発達障害の画像研究の中核的役割を担っている。 3) 教育研修 2004 年度から開始されている卒後臨床研修については、協力型病院として 5 施設からの初期研修 医 31 名を受け入れた。また後期研修医 47 名についても全国から専門医を目指しつつ臨床研究を行 う志を持った優秀な医師が集まっている。 その他、研究所同様、診療科サマーセミナーや NIRS(光トポグラフィー)、包括的暴力防止プ ログラム(CVPPP)等の外部向けの研修も積極的に行っている。また今年度は認知行動療法(CBT) センターを立ち上げ、認知療法の人材育成、普及啓発、調査研究、海外連携及び臨床支援を行った。 を通して、わが国における精神保健・医療・福祉の質を向上させた。 4) 情報発信 当該分野における病因・病態の解明や標準的な治療法については、各種ガイドラインを精神・神 経疾患研究開発費を利用して、作成・普及しているところである。また研究成果については、ホー ムページや市民公開講座等の実施により、広く患者を含めた国民に保健医療情報を発信している。 13 Ⅱ 病 院 運 営 Ⅱ 病院運営 1 組織 1 組 織 脳 病 態 統 合 イメージングセンター 認知行動療法 センター 上 級 専 門 職 17 Ⅱ 病院運営 1 組織 身体リハビリテーション科医長 身体作業療法士長 身体作業療法主任 言語聴覚士長 言語療法主任 精神リハビリテーション科医長(併) 精神作業療法士長 副精神作業療法士長 第一精神作業療法主任 第二精神作業療法主任 第一心理療法主任 臨床心理室長 第二心理療法主任 医療連携係長 医療連携室医長 治験管理係 臨床教員 クラスター病棟師長 18 Ⅱ 病院運営 2 職員配置状況 2 職員配置状況 技 合 長 計 室 療養介助職 計 計 師 師 護 長 医療社会事業専門員 職 医療社会事業専門職 祉 医療福祉相談室長 導 護 師 長 長 他 長 主 任・ 保 育 士 指 看 福 主任・児童指導員 准 看 護 部 計 の 計 副 看 護 師 長 看 医療職(三) 副 部 そ 師 長 室 長・ 技 師 長 長 部 医 長 院 職 他 長 員 俸 医 能 計 の 年 部 副 職 2012 年 3 月 31 日現在 副院長・部長室長基本 年俸・医療職(一) 医 療 職 ( 二 ) 1 総 総 長 企 画 戦 略 室 長 総 務 部 長 総 務 課 人 事 課 研究所事務室 計 企 画 経 営 課 企画医療研究課 計 財務経理部長 財 務 経 理 課 医 事 室 計 監 査 室 病 院 長 副 院 長 第一精神診療部 第二精神診療部 神 経 内 科 診 療 部 小児神経診療部 脳神経外科診療部 総 合 内 科 部 総 合 外 科 部 外 来 部 手 術・ 中 央 材 料 部 放射線診療部 臨 床 検 査 部 リハビリテーション部 医療連携福祉部 医 療 情 報 室 教 育・ 研 修 室 治 験 管 理 室 医療安全管理室 薬 剤 部 看 護 部 計 合 計 そ 等 部局等 務 課 長・ 室 長 事 部 長 基本給等 院 役 1) 部局別職員数 1 1 務 1 2 部 企画経営部 財 務 経 理 部 1 1 2 1 1 2 1 10 5 15 4 1 2 3 1 1 1 1 4 7 3 3 6 1 2 6 3 12 4 5 9 1 11 6 18 1 1 4 6 2 2 1 1 病 1 1 1 1 1 8 1 1 1 4 3 5 3 1 2 2 6 4 4 2 2 2 1 1 1 2 1 1 1 1 1 11 7 10 6 4 5 4 1 1 2 3 3 3 1 1 1 1 2 5 1 1 2 9 15 37 1 1 1 2 2 10 28 40 10 18 20 1 8 9 1 1 9 9 26 26 24 60 24 60 1 1 5 5 74 80 74 80 5 1 1 1 1 1 1 2 2 2 16 19 19 1 7 17 17 1 3 1 9 10 348 10 518 10 561 1 2 1 1 32 266 33 266 33 266 9 8 1 院 4 1 1 2 8 14 35 2 14 4 5 9 1 11 6 18 1 1 1 11 7 10 14 4 18 5 1 4 12 18 40 10 11 328 11 332 11 332 1 1 2 2 5 5 1 1 1 1 7 7 2) 診療科別職員数 区 精 分 神 総 科 内 科 外 科 神 経 内 科 心 療 内 科 消 化 器 科 循 環 器 科 長 病 院 長 副 院 長 部 1 1 形 外 長 医 3 8 1 1 1 6 1 1 師 10 1 4 1 3 科 2 1 歯 科 1 臨 床 検 査 科 1 合 1 科 1 科 計 4 47 1 7 1 3 2 22 1 3 1 14 1 1 1 酔 15 計 1 リハビリテーション科 麻 2 1 2 線 2 1 1 射 1 1 脳 神 経 外 科 放 上級専門 チ ー フ レジデント 非常勤医師 専門修練医 修 練 医 レジデント 0 小 児 神 経 科 整 長 医 1 1 1 9 22 1 1 5 1 3 1 1 1 1 1 26 24 1 2 2 5 2 3 2 2 40 9 118 19 Ⅱ 病院運営 3 経常収支 3 経 常 収 支 ( 単位:千円、%) 年 度 区 分 経 常 業 収 務 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 益 収 益 医 業 収 益 - - - 6,011,949 6,731,735 研 修 収 益 - - - 16,696 24,515 研 究 収 益 - - - 1,114,091 1,062,496 教 育 収 益 - - - 0 0 その他業務収益 - - - 347 0 7,143,083 7,818,746 計(a) そ の 他 経 常 収 益(b) - - - 4,561,574 4,617,105 計(A)=(a)+(b) - - - 11,704,657 12,435,851 経 常 業 費 務 医 用 費 業 費 用 用 給 与 費 - - - 3,589,098 3,719,900 材 料 費 - - - 1,042,807 1,146,512 委 託 費 - - - 611,668 533,421 設 備 関 係 費 - - - 968,917 1,244,578 研 究 研 修 費 - - - 629 1,969 経 - - - 355,687 423,390 - - - 6,568,806 7,069,770 費 計(c) 医 業 外 費 用 給 与 費 - - 2,771,181 3,196,724 材 料 費 - - 297,020 363,438 費 - - 2,015,401 2,303,207 減 価 償 却 費 - - 33,211 223,270 - - - 5,116,813 6,086,639 計(e)=(c)+(d) - - - 11,685,619 13,156,409 そ の 他 経 常 費 用(f) - - - 45,162 44,498 計( B ) =(e) +(f) - - - 11,730,781 13,200,907 収 支 差 額( A - B ) - - - △ 26,124 △ 765,056 収 - - - 99.8 94.2 経 計(d) 20 支 率( A / B ) Ⅱ 病院運営 4 施設整備状況 4 施設整備状況 No 名 称 構 造 建築年次 備 考 1F 図書館、2F ゲノム解析センター、3F 医局 1 2 号館 RC -3F 1966. 3 2 宿舎 A 棟 RC -4F 1967. 3 3 宿舎 B 棟 RC -4F 1967. 3 4 宿舎 C 棟 RC -4F 1968. 9 5 1 号館 RC -4F 1969.12 6 中央館 RC -3F 1972. 9 1F 外来・医事課・放射線診療部・薬剤部 2F 臨床検査部 3F 運営局・医局・看護部 7 7 号館 RC -3F 1978. 3 3FCBT センター 8 宿舎 H 棟 RC -4F 1978. 3 9 宿舎 I 棟 RC -4F 1978. 3 10 宿舎 J 棟 RC -3F 1978. 3 11 宿舎 K 棟 RC -3F 1979. 3 12 特殊診療棟 RC -2F 1981. 3 13 研修棟 RC -2F 1981. 3 14 作業療法棟 S -1F 1981. 3 15 機能訓練棟 RC -2F 1982. 9 16 作業療法棟 RC -1F 1985. 9 17 冷房機械棟 RC -1F 1987. 7 18 MR 棟 RC -1F 1989. 3 19 ポジトロン CT 棟 RC -2F 1994. 2 20 MEG 棟 RC -2F 1999. 3 2F 治験管理室 21 8 号館 RC -1F 2005. 7 一部増築 2010. 6 竣工 22 ハートフルレジデンス RC -8F 2006. 5 増築部分 2007. 3 竣工 23 9 号館 RC -1F 2010. 6 24 保育園 S -1 2010. 6 25 病棟 ・ 診療棟 RC -5F 2010. 9 26 第 6 病棟 S -1 2010. 9 27 エネルギーセンター S -1 2010. 9 21 Ⅱ 病院運営 5 主要医療機器整備状況 5 主要医療機器整備状況 取 得 年 月 日 22 品 名 数量 単位 金 額 供 用 先 2011. 4 .25 EPOC システム 1 台 735,000 手術室・ 中央材料室 2011. 4 .25 与薬カート 1 台 609,000 重症心身障 害者病棟 2011. 5 .25 密閉式自動固定包埋装置 1 式 2011. 8 .12 患者監視装置 1 台 876,750 手術室・ 中央材料室 2011. 8 .19 ヘモクロンシグニチャー+ 1 台 735,000 手術室・ 中央材料室 2011. 8 .30 患者監視装置 1 台 876,750 手術室・ 中央材料室 2011. 9 .30 脳神経外科手術用ハイスピードドリル 1 式 9,922,500 脳神経外科 2011.11. 6 除細動器 1 台 1,365,000 手術室 ・ 中央材料室 2011.11. 7 血液浄化装置 1 台 3,832,500 手術室 ・ 中央材料室 2011.11.24 全自動血液培養分析装置 1 台 1,365,000 臨床検査部 2012. 3 .16 シート式下肢加重計 1 式 3,937,500 リハビリテー ション科 2012. 3 .16 プレート式下肢加重計 1 式 4,242,000 リハビリテー ション科 2012. 3 .27 脊椎外科手術用フレーム 1 台 927,150 手術室・ 中央材料室 2012. 3 .28 全自動散薬分包機 1 式 2012. 3 .30 サージトロン EMC(フットスイッチ付) 1 台 2012. 3 .30 移動型歯科用ポータブルユニット 1 式 4,074,000 臨床検査部 4,819,500 薬剤部 556,500 手術室・ 中央材料室 1,365,000 歯科 Ⅱ 病院運営 6 放射線診療部保有機器構成 6 放射線診療部保有機器構成 室 名 骨密度測定室 04 (骨塩定量装置) 装 置 名 取得年月 ホロジック・QDR Explorer W 2006 年 7 月 02 一般撮影室 島津 RAD speed Pro 2010 年 9 月 一般撮影室 05 島津 UD150L-40 2004 年 2 月 03X 線 TV 撮影室 (X―TV) 日立 CUREVISTA 2010 年 9 月 01CT 撮影室 (CT 装置) シーメンス SOMTOM Sensation Open 2007 年 2 月 アンギオ撮影室 (連続血管撮装置) フィリップス Allura Xper FD20 2010 年 9 月 手術室 (外科用イメージ) シーメンス SIREMOBIL Compact LX 2007 年 3 月 朝日 MPX―8800 2004 年 2 月 朝日 MX―60N 2004 年 2 月 モリタ MAX―FM 1989 年 3 月 歯科撮影室 朝日 KX―60L 移動用 CR 装置 MRI 日立シリウス 130HT 2007 年 2 月 日立シリウス 130HT 2007 年 2 月 日立 シリウス Ubiquitas 2009 年 3 月 CALNEO U 2010 年 9 月 CALNEO MT 2010 年 9 月 FCR Speedia 2010 年 9 月 FCR5000 PLUS 2002 年 12 月 FCR5502 2004 年 2 月 FCR VEROCITY 2004 年 2 月 シーメンス MAGNETOM Vision 1.5T (Vision Symphony 1.5T Upgraide) (脳磁図付属装置) 1999 年 9 月 2006 年 10 月 シーメンス MAGNETOM Verio 2010 年 9 月 フイリップス Achieva 3.0T TX 2010 年 9 月 サイクロトロン装置 住友重機 MH―20 2011 年 3 月 PET 装置 シーメンス True Point Biograph16 2010 年 9 月 ガンマカメラ装置 シーメンス SymbiaT6 2010 年 9 月 超音波診断装置 東芝 2010 年 9 月 23 Ⅱ 病院運営 7 年間主要行事・出来事 7 年間主要行事・出来事 2011.04.01 2011.04.11 2011.04.20 2011.04.25 2011.05.18 2011.06.07 2011.06.13 2011.06.22 2011.06.28 2011.07.05 2011.07.06 2011.07.13 2011.07.21 2011.08.04 2011.08.18 2011.08.24 2011.08.25 2011.08.30 2011.09.06 2011.09.07 2011.09.13 2011.09.13 2011.09.28 2011.09.29 2011.10.12 2011.10.18 2011.10.31 2011.10.26 2011.11.08 2011.11.10 2011.11.22 2011.11.29 2011.11.30 2011.12.06 2011.12.15 2011.01.16 2011.02.08 2012.02.10 2012.02.27 2012.02.27 2012.02.29 2012.03.01 2012.03.01 2012.03.13 2012.03.15 24 新規採用者オリエンテーション ( ~ 8 日 ) 福島県いわき市医療支援(~ 7 月 1 日) 独法評価委員会 職務発明審査委員会 会計実施検査(~ 19 日) 厚生労働省研究開発振興課長来訪 第 5 回精神科医療評価・均てん化研修(~ 14 日) 第 6 回発達障害早期総合支援研修(~ 24 日) 病院医療機能評価受審(~ 30 日) 第 2 回心理職自殺予防研修(~ 6 日) 第 11 回発達障害支援医学研修(~ 7 日) 第 48 回精神保健指導課程研修(~ 15 日) IBIC 開設記念シンポジウム 独法評価委員会 独法評価委員会 自殺総合対策企画研修(~ 26 日) 大阪府議会来訪 第 9 回摂食障害治療研修(~ 2 日) 研究所のあり方に関する検討会 第 3 回精神科医療従事者自殺予防研修(~ 7 日) 公明党議員視察 第 25 回薬物依存臨床医師研修(~ 16 日) 第 13 回薬物依存臨床看護等研修(~ 16 日) NCNP 業績実績評価等説明会 第 4 回発達障害精神医療研修(~ 30 日) 永年勤続表彰式 第 6 回司法精神医学研修(~ 14 日) 第 3 回アウトリーチによる地域ケアマネジメント並びに 第 9 回 ACT 研修(~ 21 日) メルボルン大学との合同シンポジウム(~ 1 日) 第 8 回摂食障害看護研修(~ 28 日) 第 2 回自殺予防のための自傷行為とパーソナリティ障害の理解と対応研修 (~ 9 日) ボランティア表彰式 TMC 棟・クラスター研究棟開棟記念講演会・見学会 第 4 回精神科医療従事者自殺予防研修(~ 30 日) 消防訓練 病院機能評価認定・新小型実験動物棟完成記念祝賀会 会計検査院実施検査(~ 16 日) 第 6 回犯罪被害者メンタルケア研修(~ 18 日) 第 12 回発達障害支援医学研修(~ 9 日) 研究所のあり方検討委員会 法務政務官視察 会計検査(~ 29 日) QC 活動発表会 労働者過半数代表者選出選挙(~ 5 日) 研究開発費中間事後評価委員会 病院研究発表会 研究開発費事前評価委員会 Ⅲ 統 計 1 医事統計 2 疾患別統計 精 神 科( 一 般 ) 精神科(医療観察) 小児神経科 神 経 内 科 脳神経外科 外 科 整 形 外 科 消化器内科 循環器内科 心 療 内 科 リハビリ科 合計 < 退院患者数 > 精 神 科( 一 般 ) 精神科(医療観察) 小児神経科 神 経 内 科 脳神経外科 外 科 整 形 外 科 消化器内科 循環器内科 心 療 内 科 リハビリ科 合計 < 入院患者数 > 精 神 科( 一 般 ) 精神科(医療観察) 小児神経科 神 経 内 科 脳神経外科 外 科 整 形 外 科 消化器内科 循環器内科 心 療 内 科 リハビリ科 合計 < 在院患者数 > 医事統計① 4月 2.1 0.0 1.5 2.8 0.7 0.1 0.0 0.1 0.1 0.1 0.1 7.6 4月 2.1 0.0 1.4 2.8 0.6 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 7.2 4月 113.4 62.0 99.5 80.6 11.5 2.7 0.0 4.9 0.7 1.2 2.0 378.6 5月 2.0 0.1 1.5 2.8 0.5 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 7.0 5月 2.6 0.1 1.4 3.1 0.7 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.2 8.2 5月 117.1 61.6 98.5 81.4 12.7 2.1 0.0 4.6 0.0 0.5 2.6 381.2 6月 2.5 0.1 2.0 2.8 0.6 0.1 0.0 0.2 0.0 0.1 0.2 8.5 6月 2.3 0.1 2.3 2.8 0.4 0.1 0.0 0.1 0.0 0.0 0.1 8.3 6月 126.2 61.7 97.9 87.8 14.5 2.3 0.3 4.9 0.0 0.6 4.6 400.6 7月 2.6 0.1 2.1 3.8 0.5 0.1 0.0 0.3 0.0 0.0 0.1 9.5 7月 2.6 0.2 2.1 3.8 0.2 0.0 0.0 0.1 0.0 0.1 0.1 9.3 7月 128.5 62.5 97.4 91.8 9.1 1.8 0.1 2.0 0.0 0.6 1.8 395.7 8月 2.4 0.0 3.1 3.4 0.4 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 9.5 8月 2.6 0.1 3.1 3.6 0.4 0.0 0.0 0.2 0.0 0.1 0.1 10.1 8月 130.4 66.0 101.8 91.6 8.6 1.2 1.0 1.0 0.0 1.6 3.3 406.5 9月 2.4 0.1 2.1 3.6 0.5 0.0 0.1 0.2 0.0 0.1 0.1 9.2 9月 2.3 0.0 2.3 3.3 0.4 0.0 0.1 0.2 0.0 0.0 0.1 8.9 9月 127.2 66.1 100.7 85.5 9.7 3.6 1.9 2.6 0.2 2.2 2.2 402.0 10 月 2.5 0.3 2.0 3.5 0.3 0.0 0.1 0.2 0.0 0.0 0.1 8.9 10 月 2.4 0.1 2.1 3.5 0.5 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 8.8 10 月 125.8 64.1 101.9 86.2 8.5 2.7 1.4 4.0 0.5 1.1 2.5 398.7 11 月 2.6 0.1 2.1 3.3 0.4 0.1 0.0 0.2 0.0 0.1 0.0 8.8 11 月 2.1 0.2 2.3 3.4 0.3 0.1 0.1 0.1 0.0 0.1 0.1 8.8 11 月 126.0 64.9 100.3 78.0 11.7 2.5 2.2 0.9 0.0 0.6 1.7 388.6 診療科別1日平均患者数(入院) 12 月 2.2 0.0 2.4 3.6 0.5 0.1 0.1 0.2 0.0 0.0 0.1 9.1 12 月 2.5 0.0 2.1 2.7 0.4 0.1 0.1 0.2 0.0 0.0 0.1 8.1 12 月 119.2 65.7 100.9 76.0 10.1 3.9 3.1 1.9 0.4 0.0 2.7 383.9 1月 2.0 0.1 2.2 2.3 0.3 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 7.2 1月 2.2 0.1 2.2 3.6 0.3 0.0 0.1 0.3 0.0 0.0 0.1 8.9 1月 130.9 66.0 97.8 85.1 13.4 2.3 1.2 2.3 0.6 0.0 4.5 403.9 2月 2.9 0.1 1.9 4.2 0.5 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.1 9.9 2月 2.9 0.1 2.4 3.8 0.6 0.0 0.1 0.1 0.0 0.0 0.1 10.3 2月 130.9 64.5 101.1 96.0 13.2 3.0 2.2 4.0 0.3 0.0 5.7 421.1 3月 2.9 0.1 2.8 4.1 0.7 0.2 0.2 0.1 0.0 0.0 0.2 11.3 3月 2.6 0.1 2.3 4.0 0.5 0.0 0.1 0.3 0.0 0.0 0.1 9.9 3月 127.5 63.7 101.0 92.9 13.6 2.1 3.5 2.3 0.2 0.0 3.7 410.5 年度平均 2.4 0.1 2.2 3.3 0.5 0.1 0.0 0.2 0.0 0.0 0.1 8.9 年度平均 2.5 0.1 2.2 3.4 0.4 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.1 8.9 年度平均 125.3 64.1 99.9 86.0 11.4 2.5 1.4 2.9 0.3 0.7 3.1 397.5 Ⅲ 統計 1 医事統計 27 28 実 績 実 績 2009 年度 2010 年度 (月) 総 合 内 科 0.1 (初診) - - 0.3 (再診) - 0.6 (初診) 心 療 内 科 - 9.5 (再診) 10 10.3 (初診) 精 神 科 279 269.9 ( 再診 ) 4 4.4 (初診) 神 経 内 科 74 73.5 ( 再診 ) 0 0.3 (初診) 消化器内科 1 3.1 (再診) - 0.0 (初診) 循環器内科 - 0.2 (再診) 4 3.3 (初診) 小児神経科 42 43.4 (再診) 0 0.2 (初診) 外 科 2 1.2 (再診) 0 0.0 (初診) 整 形 外 科 0 1.4 (再診) 1 1.1 (初診) 脳神経外科 12 12.7 (再診) 0 0.0 (初診) リハビリ科 6 6.5 (再診) 0 0.3 (初診) 放 射 線 科 0 0.0 (再診) 2 2.3 (初診) 歯 科 6 6.0 (再診) 5,249 5,514 (初診) 合 計 102,239 103,118 (再診) ( 延 患 者 数 ) 107,488 108,632 (合計) 22 22.9 (初診) 合 計 423 427.9 (再診) ( 1 日平均) 444 450.8 (合計) 診 療 科 名 医事統計② 0.1 1.0 0.4 11.1 9.1 274.4 4.7 75.6 0.1 3.9 0.1 2.4 2.7 44.0 0.0 1.8 0.1 4.4 0.9 13.8 0.2 13.2 0.2 0.0 1.9 7.5 403 9,057 9,460 20.2 452.9 473.0 4月 0.0 0.8 0.5 11.8 8.9 267.3 4.2 74.6 0.0 4.7 0.0 2.2 2.8 44.0 0.1 1.8 0.0 4.3 0.8 15.0 0.0 13.7 0.3 0.0 1.8 7.5 370 8,506 8,876 19.5 447.7 467.2 5月 0.0 0.4 0.3 9.8 9.7 266.9 5.3 69.0 0.3 4.8 0.0 2.1 3.2 43.6 0.1 2.1 0.1 4.0 1.1 12.7 0.0 13.3 0.4 0.0 2.3 7.2 501 9,590 10,091 22.8 435.9 458.7 6月 0.1 0.9 0.4 10.3 11.0 273.6 4.8 86.0 0.2 5.2 0.0 2.3 4.1 46.8 0.2 2.3 0.0 5.8 0.8 15.3 0.0 15.5 0.3 0.0 1.4 6.1 458 9,398 9,856 22.9 469.9 492.8 7月 0.0 0.7 0.5 9.7 10.5 254.9 4.6 67.9 0.3 4.7 0.0 3.0 3.8 45.6 0.2 2.1 0.0 4.1 1.1 14.0 0.0 15.4 0.1 0.0 2.2 6.9 536 9,863 10,399 23.3 428.8 452.1 8月 0.1 0.4 0.3 11.2 9.9 280.8 5.3 87.6 0.3 5.5 0.1 2.6 2.7 43.7 0.1 2.5 0.1 5.4 0.8 14.2 0.1 17.2 0.4 0.0 1.9 6.2 433 9,536 9,969 21.7 476.8 498.5 9月 0.3 0.5 0.4 10.5 8.7 264.9 5.6 80.8 0.3 5.2 0.1 3.2 3.7 46.0 0.1 2.4 0.1 5.2 0.8 13.6 0.0 19.9 0.4 0.1 2.1 6.5 446 9,171 9,617 22.3 458.6 480.9 10 月 2011 年度 診療科別 1 日平均患者数(外来) 0.1 0.5 0.2 10.7 10.6 265.1 5.1 74.4 0.2 5.9 0.0 3.5 3.3 45.1 0.3 1.9 0.0 4.8 0.8 14.9 0.1 18.4 0.3 0.0 2.2 7.3 459 9,044 9,503 23.0 452.2 475.2 11 月 0.0 0.5 0.2 10.5 10.5 274.6 5.4 82.7 0.4 6.2 0.0 3.2 3.0 48.8 0.2 2.7 0.1 4.8 0.8 12.5 0.1 18.7 0.3 0.0 2.7 5.8 452 8,951 9,403 23.8 471.1 494.9 12 月 0.1 0.1 0.2 7.8 11.1 274.7 5.9 87.2 0.3 6.0 0.2 2.4 3.3 47.8 0.1 2.5 0.2 4.7 1.0 13.0 0.1 18.4 0.3 0.0 1.8 6.1 478 8,971 9,449 25.2 472.2 497.3 1月 0.0 0.3 0.0 7.4 12.4 255.8 5.9 73.1 0.3 6.3 0.1 3.0 3.6 42.1 0.1 2.2 0.1 4.9 1.0 13.4 0.0 17.7 0.4 0.0 2.2 5.4 563 9,122 9,685 26.8 434.4 461.2 2月 0.1 0.3 0.0 7.6 11.2 266.1 6.0 84.9 0.1 6.1 0.0 3.1 3.3 51.0 0.1 2.6 0.0 5.6 1.0 14.6 0.0 19.0 0.4 0.0 2.0 6.8 511 9,829 10,340 24.3 468.0 492.4 3月 0.1 0.5 0.3 9.8 10.3 268.0 5.2 78.4 0.2 5.3 0.0 2.7 3.3 45.7 0.1 2.2 0.1 4.8 0.9 13.9 0.0 16.6 0.3 0.0 2.2 6.8 5,610 111,038 116,648 23.0 455.1 478.1 計 Ⅲ 統計 1 医事統計 本 特 掲 74,582,027.23 10,294,896.02 脳 神 経 外 科 3,612 計 合 科 科 内 科 歯 合 総 線 本 38,034,966 671,332.00 2,188 381,568.00 75,529,750 800,234.00 89,809.60 2,911,988.25 19,953.50 554,974.00 380,991.40 211,873.75 289,607.20 469,572.15 82,602.00 497,270.20 1,494,262.60 210,532.40 418,149.50 103,721.87 17,642,223.81 5,939,897.80 1,857,096.55 100,981.13 116,648 掲 42,652,668.63 特 合 計 560,033,522.20 10,816,023.82 676,555.00 268,073.40 3,840,628.20 2,438,197.61 4,531,326.01 26,145,568.02 143,510,210.13 137,040,973.52 127,249,391.13 103,516,575.36 総 A 合 計 113,564,716 1,471,566.00 190,790.73 401,521.50 3,123,862.00 935,965.40 372,209.20 1,963,834.75 707,802.60 521,871.37 3,270,092.49 29,581,520.56 15,226,856.83 55,796,822.33 総 類 類 10,692,849 25,872.00 7,833.60 0.00 962.00 16,385.00 1,391.00 539,983.10 28,066.20 13,783.55 294,160.00 2,120,157.10 2,445,238.50 5,199,016.70 A 類 50,704,267.83 231,111.00 27,519.00 C 15,134,265 67,564.00 17,758.00 381,208.00 36,529.00 75,468.00 48,302.50 140,691.50 360,999.00 64,469.00 900,838.50 6,348,679.70 571,741.50 類 13,906,215 81,837.00 64,138.00 360.00 69,296.00 265,583.00 239,913.70 801,700.00 57,505.00 169,971.00 654,718.05 3,993,373.01 2,895,912.80 4,611,907.18 C 類 19,331,387.24 427,472.00 35,067.00 49,190.00 332,072.00 53,603.00 213,748.00 1,060,465.00 7,383,506.25 3,378,088.28 206,617.05 6,191,558.66 内訳 ) 特掲 類 6,120,016.75 B 14,721,523.30 95,783.00 19,232.00 840.00 18,699.00 92,193.00 119,562.00 120,577.00 595,617.00 103,451.00 976,748.00 903,554.00 494,331.00 7,176,744.00 873,786.80 242,199.00 5,020,984.50 B 内訳 ) 特掲 35,040,260.65 6,171,013.18 367,454.35 6,734,131.65 診療科別診療点数(外来) 27,313,940.00 - - - - - - - 3,285,708.00 24,028,232.00 - - 福祉サービス費 診療科別診療点数(入院) 1,412,995.94 11,939,296.75 9,286,959.03 13,144,153.70 基 148,772,222.82 75,350.00 1,366,521.00 143 74 4,070 射 リ ハ ビ リ 科 放 2,465 科 内 679 循 環 器 内 科 療 1,361 心 1,191 科 消 化 器 内 科 外 整 形 科 外 569 20,412 内 科 経 脳 神 経 外 科 神 11,955 患 者 延 べ 数 小 児 神 経 科 科 67,929 療 (外来) 精 神 科( 一 般 ) 診 医事統計④ 計 383,947,359.38 リ ハ ビ リ 科 合 94,167.00 8,103,279.00 582,388.00 2,712,744.82 科 心 内 192,723.40 循 環 器 内 科 療 2,474,107.20 1,173,417.00 1,264,780.61 科 外 消 化 器 内 科 形 整 2,433,521.00 科 15,850,672.00 65,642,474.90 25,034,743.71 外 2,097,805.01 87,977,997.81 科 内 神 経 小 児 神 経 科 1,073,928.40 基 精神科(医療観察) 126,175,462.73 科 27,924,148.81 療 (入院) 精 神 科( 一 般 ) 75,592,426.55 診 医事統計③ D 類 類 35,796,421 624,961.00 80.00 0.00 2,805,201.25 197,538.00 0.00 11,888.00 50,700.00 169,925.95 7,380.00 5,180,014.00 27,005.00 26,721,728.00 D 64,015,044.45 7,348,913.00 12,349.00 6,621.00 319,270.00 907,044.00 1,621,991.00 12,909,905.00 16,041,964.00 14,611,855.45 257,658.00 9,977,474.00 Ⅲ 統計 1 医事統計 29 30 57 66 710 2月 3月 合計 26 27 21 10 294 207 21 9 25 27 18 17 14 28 6 20 26 24 30 29 11 27 149 14 17 18 8 17 14 5 13 17 4 59.2 24.5 17.3 12.4 52 1月 一ヶ月 平均 52 61 11 月 12 月 47 10 月 救 急 外 来 患 者 総 数 64 神 9月 精 63 経 8月 神 79 児 7月 小 47 脳 外 科 6月 2.0 24 1 1 0 4 1 1 3 1 2 2 リハビリ 2 0.0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 そ の 他 10 297 29 23 23 25 15 22 32 26 33 21 25 2.8 24.8 33 3 2 2 4 3 2 3 3 1 3 4 救 急 車 22 察 22 警 60 412 37 34 29 36 37 25 32 37 46 26 34 0.1 34.3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 そ の 他 373 35 29 30 29 25 24 32 29 37 28 40 272 23 22 15 25 22 17 29 29 33 18 16 225 21 17 16 19 16 21 17 25 25 10 21 483 45 40 36 42 36 26 47 38 54 37 37 5.4 31.1 22.7 18.8 40.3 65 8 6 7 7 5 6 3 5 9 1 4 0.1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 6.5 78 6 7 1 7 5 12 7 9 6 3 7 8 7.1 85 12 2 10 8 5 2 8 8 11 2 12 5 3.7 44 2 5 4 2 5 6 1 5 7 2 2 3 0.7 8 0 0 0 2 1 0 1 1 0 2 0 1 0.8 10 1 3 1 0 0 1 0 2 1 1 0 0 夜 0 深 45 勤 17 日 23 夜 35 準 4 院 39 入 0 宅 23 帰 3 送 0 転 6 科 療 診 院 神 転 入 精 帯 帰 経 間 時 神 12 搬 送 状 況 児 17 訳 小 24 内 外 5月 療 脳 62 診 救急外来患者の状況 そ の 他 4月 医事統計⑤ Ⅲ 統計 1 医事統計 Ⅲ 統計 1 医事統計 診療科別患者数及び平均在院日数(過去 3 年) (医療観察病棟及び重心病棟を除く) 医事統計⑥ 診 療 科 2009 年度 神 科 小 児 神 経 科 神 経 内 科 脳 神 経 外 科 外 整 科 形 外 科 消 化 器 内 科 循 環 器 内 科 125.0 125.3 新入院患者数 762 789 898 平均在院日数 78.3 56.4 51.5 平均在院患者数 30.0 33.1 42.7 新入院患者数 460 481 629 平均在院日数 24.3 25.3 25.2 平均在院患者数 88.4 78.2 86.0 新入院患者数 776 924 1,230 平均在院日数 41.7 30.9 25.6 平均在院患者数 9.6 12.1 11.4 新入院患者数 127 167 162 平均在院日数 27.7 26.3 24.5 平均在院患者数 1.9 3.3 2.5 新入院患者数 40 24 16 平均在院日数 17.8 49.7 48.6 平均在院患者数 - - 1.4 新入院患者数 - - 18 平均在院日数 - - 30.5 平均在院患者数 1.4 3.5 2.9 新入院患者数 28 52 59 平均在院日数 18.3 24.7 18.3 平均在院患者数 - - 0.3 新入院患者数 - - 3 平均在院日数 - - 23.0 平均在院患者数 心 療 内 科 リハビリ ( ※ 2010 年 度 ま で は整形外科を含む) 2011 年度 169.9 平均在院患者数 精 2010 年度 0.1 1.9 0.7 新入院患者数 3 24 10 平均在院日数 11.4 31.0 25.2 平均在院患者数 1.0 0.5 3.1 新入院患者数 11 8 31 平均在院日数 34.2 26.6 38.0 31 32 一 般 疾 患 医 療 観 察 精 神 一 般 2.8% 2 3.1% 80 20.9% 比 率 (%) 患者数 ( 人 ) 比 率 (%) 患者数 ( 人 ) 比 率 (%) 6 0 1 一 般 疾 患 一 般 診 療 科 筋ジストロフィー 重症心身障害 合 7 0 計 0 精 神 科 12 5 4 2 0 1 4 23 6 5 8 0 12.6% 15.2% 5.5% 21 0.0% 0 0.0% 0 7.3% 7 3.2% 2 9.8% 12 未満 3 ヶ月 29 歳 33 11 2 3 7 10 20 歳~ 39 歳 69 18 3 9 14 25 30 歳~ 49 歳 4 73 22 3 6 18 24 59 歳 2 53 1 4 12 10 26 69 歳 2 2.1% 8 1.6% 1 8.3% 3 1.0% 1 1.6% 1 1.6% 5年 3 年~ 55 0 11 21 8 15 60 歳~ 9.4% 36 3.1% 2 2.8% 1 0.0% 0 49.2% 31 1.6% 3年 1 年~ 50 歳~ 3.9% 15 0.0% 0 0.0% 0 0.0% 0 17.5% 11 3.3% 1年 40 歳~ 年齢 6.5% 25 0.0% 0 0.0% 0 2.1% 2 17.5% 11 9.8% 12 6 ヶ月 6 ヶ月~ 在 院 期 間 3 ヶ月~ 年齢別入院患者数 48 0.0% 1.6% 58 0 5.6% 0.0% 1 2 0 9.4% 31.3% 19 歳 1 患者数 ( 人 ) 9 6.3% 30 1.6% 歳 49.0% 比 率 (%) 6 歳以下 47 患者数 ( 人 ) 15 歳~ 1.6% 比 率 (%) 4 1 33 26.8% 26 未満 2 ヶ月 在院期間別入院患者数 21.1% 7 歳~ 14 1 患者数 ( 人 ) 医 療 観 察 分 計 29 23.6% 未満 未満 患者数 ( 人 ) 1 ヶ月 14 日 比 率 (%) 分 精 神 一 般 区 医事統計⑧ 合 重症心身障害 一 般 診 療 科 筋ジストロフィー 精 神 科 区 医事統計⑦ 1 2 15.7% 60 60.9% 39 52.8% 19 0.0% 0 0.0% 0 1.6% 以上 10 年 100.0% 382 100.0% 64 100.0% 36 100.0% 96 100.0% 63 100.0% 123 合計 79 歳 47 0 4 21 6 16 70 歳~ 10 0 0 8 0 2 80 歳以上 382 64 36 96 63 123 合計 (対象:2012.3.31 の在院患者) 8.1% 31 29.7% 19 27.8% 10 0.0% 0 1.6% 1 0.8% 10 年 5 年~ (対象:2012.3.31 の在院患者) Ⅲ 統計 1 医事統計 Ⅲ 統計 1 医事統計 初診患者の居住地域別患者数 医事統計⑨ (2011 年度 初診料算定患者より) 区 29 12 3 5 10 馬 区 70 47 34 8 15 3.1% 東久留米市 63 27 10 0 15 2.0% 板 橋 区 24 11 4 0 5 0.8% 西東京 市 95 54 18 8 35 3.7% 豊 島 区 12 8 5 2 2 0.5% 清 39 18 6 1 10 1.3% 目 黒 区 7 4 2 3 0 0.3% 科 北多摩北部保健医療圏 63 20 2 1 21 1.9% 747 310 128 27 271 26.4% 29.6% 24.4% 15.9% 12.3% 34.1% 東大和 市 86 28 8 3 24 立 市 65 25 10 3 小金井 市 31 16 12 国分寺 市 66 12 国 市 21 八王子 市 昭 島 市 調 布 府 中 他の診療科 野 練 武蔵村山市 脳神経外科 中 6.7% 二次医療圏 小計 小児神経科 10.7% 69 都 道 府 県 市 区 町 村 神 121 9 比 率 神 経 内 科 精 8 21 市 他の診療科 71 88 神 103 187 瀬 脳神経外科 科 300 平 小児神経科 療 神 経 内 科 診 科 精 科 市 小 比 率 1.1% 文 京 区 6 5 5 0 0 0.3% 都 品 川 区 12 6 8 1 2 0.5% )中 央 区 3 2 3 0 2 0.2% 2.7% 千 代 田 区 2 0 2 0 1 0.1% 34 2.4% 北 13 6 3 0 1 0.4% 1 16 1.4% 墨 田 区 4 3 2 1 0 0.2% 8 2 30 2.1% 足 立 区 19 9 8 1 10 0.8% 13 4 2 3 0.8% 台 東 区 0 0 1 0 1 0.0% 65 29 9 8 19 2.3% 大 田 区 14 10 13 0 3 0.7% 30 12 3 1 6 0.9% 東 京 都 23 区 小 計 377 204 143 37 94 15.2% 市 14 5 9 2 10 0.7% (各科における上記地域の割合) 15.0% 16.0% 17.8% 16.8% 11.8% 市 34 13 5 1 14 1.2% あきる野市 12 7 7 0 3 0.5% (各科における上記地域の割合) 京 療 東村山 市 都道府県 市区町 村 東 診 川 立 東 京 (23 区 東 京 都 区 小 計 1713 764 388 96 610 (各科における上記地域の割合) 67.9% 60.1% 48.3% 43.6% 76.8% 63.7% 野 市 30 12 5 1 17 1.2% 生 市 6 7 0 0 6 0.3% 埼 県 374 229 146 39 81 15.5% 三 鷹 市 16 9 7 0 9 0.7% 神 奈 川 県 143 98 68 26 35 6.6% 武蔵野 市 22 13 6 1 20 1.1% 8 0 1 0 0 0.2% 関東地区 都 日 (23 区以外) 福 玉 千 葉 県 76 55 43 18 20 3.8% 山 梨 県 9 13 14 2 9 0.8% 0.5% 栃 木 県 15 4 10 6 6 0.7% 0.9% 茨 城 県 25 14 25 5 5 1.3% 4 0.5% 群 馬 県 14 9 32 13 0 1.2% 2 9 0.9% 関東地区 小計 656 422 338 109 156 30.0% 1 1 2 0.3% 北海道地区 4 7 0 1 3 0.3% 6 3 0 1 0.4% 都 東 北 地 区 17 16 15 3 10 1.1% 3 0 0 0 0 0.1% 外 北 陸 地 区 3 6 12 2 1 0.4% 1,336 560 245 59 516 48.4% 中 部 地 区 76 25 25 5 2 2.4% (各科における上記地域の割合) 53.0% 44.0% 30.5% 26.8% 65.0% 近 畿 地 区 14 11 13 2 3 0.8% 中 国 地 区 5 3 3 1 1 0.2% 0.2% 狛 江 市 羽 村 市 8 14 1 1 6 青 梅 市 21 10 5 1 12 多 摩 市 17 3 3 2 町 田 市 18 11 10 稲 城 市 6 5 西多摩 郡 10 三宅島 ・ 八丈島 東京都(23 区以外) 小計 葛 東 京 (23 区 都 ) 飾 東 京 以 区 12 8 10 1 1 0.4% 四 国 地 区 5 5 2 0 0 江戸川 区 11 9 7 2 3 0.4% 九 州 地 区 10 10 4 1 0 0.4% 江 区 10 5 10 1 1 0.3% 東 京 都 以 外 小 計 790 505 412 124 176 35.8% 区 7 9 3 0 4 0.3% (各科における上記地域の割合) 31.3% 39.7% 51.3% 56.4% 22.2% 3 0 1 0 0 0.1% 0 0 1 0 0 18 3 2 0 8 東 港 荒 川 区 渋 谷 区 7 3 1 0 2 0.3% 海 新 宿 区 18 7 1 3 3 0.6% そ の 他( 不 明・ 不 定 ) 杉 並 区 43 26 10 1 16 1.8% 世田谷 区 51 14 7 8 12 1.9% 外 (人) 合 計 2,521 (人) 1,272 803 220 794 0.0% 0.6% (%) 100.0% 33 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 精神科 外来新患患者数 疾患別統計① 疾 患 名 年度 2007 386 精神作用物質使用による精神および行動の障害 131 63 統合失調症、分裂病型障害および妄想性障害 161 185 気分感情障害 397 456 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 304 38 生理的障害および身体要因に関連した行動症候群 成人の人格および行動の障害 376 2009 257 2010 2011 335 427 51 83 114 164 184 222 560 440 419 359 269 313 466 146 40 146 215 185 118 33 21 25 精神遅滞 28 24 23 10 42 心理的発達の障害 32 99 58 43 54 小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害 30 30 30 18 14 330 358 329 296 376 17 22 429 384 371 2,039 2,236 2,243 2,273 2,745 てんかん その他 合 計 神経内科 外来新患患者数 疾患別統計② 疾 患 名 パーキンソン病 年 度 2007 222 2008 2009 2010 2011 247 179 150 262 その他のパーキンソン症候群 65 70 73 76 71 ジストニア 20 126 33 58 85 脊髄小脳変性症 33 62 52 46 62 運動ニューロン疾患 小 計 多発性硬化症 25 38 31 27 25 365 543 368 357 505 62 66 73 64 94 105 115 97 106 165 末梢神経障害 49 48 40 33 73 脳血管障害 55 58 31 38 36 筋疾患 34 2008 症状性を含む器質性精神障害 認知症 26 35 38 67 52 その他 414 311 361 449 324 小 計 711 633 640 757 744 合 計 1,076 1,176 1,008 1,114 1,249 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 小児神経科 外来新患患者数 疾患別統計③ 疾 患 名 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 筋ジストロフィー症 ( 高 CK 血症含む ) 58 87 51 32 96 その他の筋疾患 19 36 18 38 28 脊髄性筋萎縮症 2 3 6 5 6 末梢神経障害 6 5 2 5 7 脊髄小脳変性症 7 1 2 4 12 脳変性疾患 10 6 7 8 10 不随意運動症 21 13 27 21 19 1 3 1 2 15 15 20 18 22 33 0 0 2 0 1 脱髄疾患 代謝異常症 ( ミトコンドリア病を含む ) 脊椎・脊髄疾患 先天奇形(脳奇形を含む) 16 33 24 20 39 水頭症 2 1 1 1 4 神経皮膚症候群 3 10 6 4 9 染色体異常 5 7 3 8 23 13 18 21 12 15 神経感染症・脳症・脳炎 てんかん 181 199 197 207 302 熱性けいれん 13 6 6 11 7 精神発達遅滞 15 49 57 44 61 運動発達遅滞 8 5 13 9 11 脳性麻痺(重複障害を含む) 14 18 15 10 13 脳血管障害 2 2 4 1 1 頭痛 7 5 10 12 2 頭部外傷 2 1 0 0 0 脳腫瘍 1 3 2 0 2 126 112 105 88 91 神経症・心因反応・他の小児精神疾患 12 16 8 8 10 言語発達遅滞 12 8 13 7 3 学習障害 20 15 41 16 15 睡眠障害 7 3 3 2 1 睡眠時無呼吸 0 0 1 1 0 夜尿症 0 0 0 1 0 大頭 3 4 0 0 0 30 43 35 14 ? 1 1 0 0 1 自閉症・注意欠陥多動性障害・広汎性発達障害 遺伝カウンセリング 顔面神経麻痺 その他 計 19 9 36 20 27 651 742 735 633 864 (再来新患を含む) 35 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 脳神経外科 外来新患患者数 疾患別統計④ 疾 患 名 てんかん 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 167 212 133 22 24 21 8 5 9 2 2 3 0 脳血管障害 34 24 22 22 14 頭部外傷 25 6 6 6 4 脳腫瘍 15 9 10 10 13 慢性硬膜下血腫 6 7 9 6 6 パーキンソン病 10 8 5 5 1 不随意運動症 6 3 3 2 2 認知症 3 6 - - 2 頭痛 めまい 214 172 正常圧水頭症 13 11 14 11 12 トゥレット症候群 - - 10 3 5 その他 合 計 31 48 20 19 8 341 360 255 309 244 リハビリテーション科 外来処方件数 疾患別統計⑤ 疾 患 名 筋疾患 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 129 110 139 195 398 41 40 85 80 224 SCD・MSA 12 32 23 20 43 MND 12 16 14 23 35 末梢神経疾患 10 10 16 4 22 6 7 7 11 25 CVD 10 5 7 6 7 脳性麻痺 10 6 7 19 14 整形外科疾患 20 5 4 10 12 その他の神経疾患 13 8 19 19 24 その他の小児疾患 26 23 33 33 43 廃用症候群 6 3 1 3 5 嚥下障害 6 0 1 0 8 パーキンソン病関連疾病 MS その他 合 計 17 18 8 15 36 318 283 364 438 896 注:電子カルテ導入のため 2011 年の件数は他と計算方法が異なる 遺伝カウンセリング室 遺伝カウンセリング件数 疾患別統計⑥ 疾 患 年 度 2007 2008 2009 2010 デュシャンヌ型筋ジストロフィー - 36 53 ベッカ-型筋ジストロフィー - 15 福山型筋ジストロフィー - 2 脊髄性筋萎縮症 - 球脊髄性筋萎縮症 - - 57 合 36 名 計 2011 16 17 27 8 13 2 0 1 4 6 7 12 - - 1 5 88 32 48 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 精神科 新入院患者数 疾患別統計⑦ 疾 患 名 症状性を含む器質性精神障害 年 度 2007 2008 24 精神作用物質使用による精神および行動の障害 2009 31 2010 19 2011 9 41 81 32 29 19 48 統合失調症、分裂病型障害および妄想性障害 276 292 269 260 374 気分感情障害 230 243 232 214 228 26 31 21 28 79 3 4 4 4 12 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 生理的障害および身体要因に関連した行動症候群 成人の人格および行動の障害 24 13 6 7 22 精神遅滞 4 4 7 9 17 心理的発達の障害 5 11 4 6 4 小児期、青年期に通常発症する行動および情緒の障害 1 1 1 1 2 137 156 137 180 201 31 35 33 52 77 842 853 762 789 1,105 てんかん その他 合 計 神経内科 新入院患者数 疾患別統計⑧ 疾 患 名 パーキンソン病 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 152 173 113 176 270 42 43 63 93 58 2 22 57 33 28 脊髄小脳変性症 43 67 32 69 72 運動ニューロン疾患 28 44 12 24 42 その他のパーキンソン症候群 ジストニア ( 小 計 ) 多発性硬化症 筋疾患 267 349 277 395 470 83 114 128 148 200 111 65 87 162 233 37 33 43 84 98 脳血管障害 8 17 11 8 10 認知症 7 8 23 15 18 その他 147 136 138 45 208 393 373 430 462 767 660 722 707 857 1,237 末梢神経障害 ( 合 小 計 ) 計 37 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 小児神経科 新入院患者数 疾患別統計⑨ 疾 患 名 年 度 2007 2009 2010 2011 54 50 64 71 127 その他の筋疾患 34 35 30 35 52 末梢神経疾患 27 20 18 15 13 9 12 3 2 7 4 10 15 18 39 10 5 14 12 22 脊髄小脳変性症、小脳失調症 脳変性疾患 不随意運動、ジストニア 脱髄疾患 代謝異常症(ミトコンドリア) 2 3 4 3 14 21 27 19 15 35 脊椎変形症・脊髄疾患 6 0 0 0 8 先天奇形(関節拘縮) 26 25 8 2 62 水頭症 0 0 2 0 4 神経皮膚症候群 5 7 5 3 10 染色体異常 2 5 8 1 12 10 24 21 7 72 150 216 252 309 248 精神運動発達遅滞 12 16 18 36 29 脳性麻痺 11 10 3 10 35 神経感染症、脳炎後遺症 てんかん 脳血管障害 0 1 1 1 1 脳腫瘍 0 10 2 7 12 小児交互性片麻痺 - - 7 0 0 小児精神疾患(自閉症) 0 3 1 2 1 神経症・心因反応 1 0 0 0 4 学習障害 0 0 0 0 0 睡眠障害 0 3 0 0 0 その他(頭痛、胃腸炎) 0 4 0 15 2 384 486 495 564 809 合 計 脳神経外科 新入院患者数 疾患別統計⑩ 疾 患 名 機能性疾患:難治性てんかん 機能性疾患:パーキンソン病・不随意運動症 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 104 100 95 126 151 29 23 32 22 21 脳血管障害:虚血性脳血管障害(脳梗塞など) 9 2 2 1 1 脳血管障害:他の脳血管障害(脳出血・AVM) 2 2 7 0 1 脳腫瘍 5 3 6 4 5 頭部外傷 5 2 1 0 1 1 3 4 5 1 10 13 6 10 13 慢性硬膜下血腫 水頭症 その他 合 38 2008 筋ジストロフィー 計 9 4 7 0 2 174 152 160 168 196 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 臨床検査部遺伝子検査診断室 遺伝子診断件数 疾患別統計⑪ 疾 患 年 度 名 2007 Duchenne 型/ Becker 型筋ジストロフィー 2008 2009 2010 67 72 86 福山型先天性筋ジストロフィー 9 5 肢帯型筋ジストロフィー 1C 型 2 2 肢帯型筋ジストロフィー 2A 型 20 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー 眼咽頭型筋ジストロフィー Emery-Dreifuss 型筋ジストロフィー 2011 39 44 3 1 4 3 12 3 19 23 23 31 65 118 86 91 69 24 25 11 11 17 10 19 8 22 13 筋強直性ジストロフィー 1 型 9 10 14 11 25 筋強直性ジストロフィー 2 型 5 9 9 4 12 X連鎖性ミオチュブラーミオパチー 1 4 4 12 14 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー 32 74 88 52 25 正常酸マルターゼ値を示すリソゾーム性糖原病(Danon 病) 4 6 1 6 2 ミトコンドリア病(MELAS, MERRF, CPEO, Leigh 脳症 , etc.) 138 126 128 106 138 球脊髄性筋萎縮症(Kennedy 病) 7 8 4 4 7 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA) 4 1 2 4 6 セントラルコア病 5 4 1 2 6 悪性高熱症感受性 6 10 6 14 16 脊髄性筋萎縮症 「REMUDY」によるジストロフィン遺伝子解析用 DNA 分離 研究・保存用 合 計 ( の べ 数 ) - 4 6 10 14 - - 80 73 79 57 76 108 120 123 465 592 671 617 648 リハビリテーション科 入院患者処方件数 疾患別統計⑫ 疾 患 名 筋疾患 パーキンソン病関連疾病 年 度 2007 2008 2009 2010 2011 98 97 203 195 376 158 168 249 163 336 SCD・MSA 37 42 56 62 73 MND 19 28 28 24 52 末梢神経疾患 16 23 53 33 44 MS 32 57 66 68 101 CVD 29 31 17 7 18 脳性麻痺 5 18 15 20 114 整形外科疾患 33 16 14 12 66 その他の神経疾患 71 127 21 64 36 その他の小児疾患 50 67 72 43 151 105 104 91 75 65 嚥下障害 19 19 5 2 0 その他 46 30 15 21 301 718 827 905 789 1,733 廃用症候群 合 計 注:電子カルテ導入のため 2011 年の件数は他と計算方法が異なる 39 40 55 3 5 6 糖尿病 胃潰瘍 高血圧症 心臓病 11 173 42 340 23 11 合 計 その他 1 12 1 健康教室 形態調整食 99 1 31 肥満症 アレルギー 1 127 2 2 27 32 5 2 貧血症 脂質異常症食 52 6 痛風 2 肝臓病 139 136 1 1 1 389 389 集 団 指 導 2007 個人指導 131 35 2 11 20 1 27 5 26 4 339 58 1 89 2 97 5 9 37 38 1 2 29 17 12 118 104 3 2 2 7 1 1 165 129 5 6 8 15 集 団 指 導 2008 個人指導 164 43 1 4 1 23 46 2 7 27 8 2 447 9 4 196 138 3 29 55 9 4 37 10 27 109 64 42 2 1 8 182 26 119 5 12 12 集 団 指 導 2009 年 度 個人指導 栄養管理室 栄養食事指導実施数 5 259 50 9 2 59 2 49 11 12 37 23 691 23 131 11 348 1 1 40 1 72 51 12 42 18 24 58 46 10 1 1 3 6 2 5 1 1 4 494 54 418 集 団 指 導 2010 2011 4 2 2 456 78 21 4 4 142 4 70 22 14 62 31 4 901 48 137 446 14 30 5 165 37 19 74 53 21 2 1 1 28 9 13 1 3 2 8 7 1 在宅 個 人 指 導 集 団 指 導 在宅 訪問 訪問 入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 入院 外来 件数 入院 外来 指導 入院 外来 件数 入院 外来 指導 個人指導 腎臓病 疾 患 名 疾患別統計⑬ Ⅲ 統計 2 疾患別統計 Ⅲ 統計 2 疾患別統計 手術統計 疾患別統計⑭ 手 術 脳神経外科 側頭葉てんかん焦点切除術 前頭葉てんかん焦点切除術 中心回焦点切除術 後頭葉てんかん焦点切除術 頭頂葉てんかん焦点切除術 多葉切除術 大脳半球離断術 脳梁離断術 視床下部過護腫定位凝固術 AVM 切除+側頭葉切除術 頭蓋内電極留置術 迷走神経刺激術 視床下核刺激術 視床 CM/Pf 刺激術 淡蒼球 Gpi 刺激術 視床 Vim 核刺激術 視床 Vim 核凝固術 刺激装置留置・交換術 脳腫瘍生検術(定位的) 脳腫瘍摘出術 硬膜下血腫洗浄術 後頭蓋減圧術 定位的レザバー留置術 のう包切除術 塞栓術 シャント術 その他 小 外科 PEG 腫瘤切除 IVH ポート 切開排膿 ヘルニア根治術 虫垂切除 胆摘術 気管切開 内痔核結紮術 腹腔鏡下胆嚢摘出術 消化管腫瘍切除 噴門形成 開腹胃瘻造設術 開腹ドドレナージ 咽頭気管分離 胸腔鏡下ブラ切除術 肝腫瘍切除 イレウス解除 経皮胆嚢ドレナージ その他 小 筋・神経・皮膚生検 小児神経科 神経内科 小 整形外科 脊椎手術 観血的整復固定 人工関節置換 筋腱延長術 デブリードマン 小 歯科 全麻下抜歯・歯科治療 全麻下腫瘍切除 小 内 訳 2007 年 度 2009 2008 2010 2011 計 9 5 3 1 - 1 3 9 2 - 2 - 6 2 - - - 6 1 2 2 - - - - 9 16 81 15 6 1 1 - 4 4 7 1 - 6 - 3 3 - - - 10 1 3 4 - - - - 4 9 84 19 5 1 - 3 2 3 11 - 1 13 - 5 - - 1 - 8 2 - 4 - - - - 11 3 92 17 7 - - 4 4 2 10 2 - 7 2 4 2 3 3 - 22 2 1 6 - 1 - - 6 1 106 12 6 2 1 2 6 4 2 3 - 8 1 2 1 4 2 - 10 1 3 3 - 1 1 - 9 5 89 計 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 43 5 5 5 4 4 3 2 - - - - - - - - - - - 16 87 28 - 6 3 6 - - 3 4 3 4 2 2 2 1 1 - - - 47 100 32 4 11 3 - 2 - 3 1 - 10 - - 1 - 1 1 3 2 17 85 31 7 1 - 9 2 - 3 2 1 - - - - - - - - - 8 82 計 35 14 49 34 14 48 27 27 54 32 24 56 41 20 61 5 5 1 1 1 13 計 計 計 130 132 246 247 13 3 16 261 41 Ⅳ 業 務 状 況 Ⅳ 業務状況 1 精神科(第一精神診療部 ) 1 精神科(第一精神診療部) 1)概要 (1)目的 精神科の診療目標は、統合失調症と気分障害を中心とした精神障害の高度先進的な診療を行 い、臨床研究を推進することにある。 (2)主な業務内容 精神科の診療は、精神科外来、精神保健福祉法による一般精神科病棟(4 南、4 北、5 南、5 北の 4 個病棟)、および医療観察法による医療観察法病棟(8 および 9 病棟)に区分されるが連 携して運営されている。このうち精神科外来と一般精神科 4 個病棟を記載する。 精神科では、疾患ごとに専門診療グループを構成し、専門外来―入院治療―精神科リハビリ テーション―臨床研究を分担している。2010 年 9 月末の新病院移転後は、病診連携・病病連携 を推進し、新規の外来および入院患者を増やすことにより、病態解明研究や治療法の開発など の臨床研究を強化することを目標としている。 更に、精神科病棟における短期入院(平均在院日数の短縮化)による診断・治療方針の策定 と治療、措置入院の後方転送受け入れなどによる精神科地域救急医療への参画、精神障害者の 身体合併症医療の受け入れを重点課題としている。 精神保健指定医の付加的業務として、厚生労働省の精神保健監査指導と東京都の精神鑑定を 分担している。レジデント等の臨床教育と精神保健指定医および専門医資格取得にむけての指 導も重要な業務である。 (3)スタッフ紹介 精神科の医長以上のスタッフは、有馬邦正、平林直次*、吉田寿美子*(以上 3 名が部長)、 渡邊雅子、渡邊裕貴*、石川正憲(2012 年 3 月退職)*、岡崎光俊、黒木規臣*、大森まゆ*、 坂田増弘、岡本長久(2011 年 6 月退職)、亀井雄一*(*は併任)、その他のスタッフについて は「Ⅶその他 2 職員名簿」の第一精神診療部を参照のこと。 精神科外来 1)実績 精神科外来患者は 1 日平均 280 名で、昨年度よりは多少減少したが当院外来で最も患者数が多い。 新患数は 1 日平均 11 名強で昨年を上回った。外来患者数の減少は当センター精神科が独法化を 機に急性期を中心とした診療体制に移行すべく、治療目標達成後や長期にわたって安定してい る患者様に地域の医療施設に転院をお願いしてきた成果と考えられる。新患枠は、一般新患・ 専門外来・医療連携の 3 種類で 2012 年 1 月からは病院連携枠を週 10 枠に(土日は除く)広げ、 医療連携の推進に努めている。専門外来はてんかん・うつ病・睡眠障害・物忘れ(認知症)・ 薬物依存(アルコールを除く) ・修正型電気けいれん療法(mECT) ・光トポグラフィー検査の 7 種類で、臨床研究も同時に行っている。一般・専門ともに予約から実際の診察まで日時を要 するが、連携枠は早ければ 2-3 日遅くとも 1 週間程度で診察するように努力している。2012 年 度の新患延べ人数は 2,745 名で、F4 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 17%、 次いで F0 症状性を含む器質性精神障害 16%、F3 気分障害 15%、G40 てんかん 13.5% であっ た(表 1)。新患総数は昨年度に比べて 500 名弱増加し、内訳もストレス社会や高齢化を反映し てか、F4 と F0 がそれぞれ年間 100 名以上増加している(昨年度までの第 1 位は F3)。 院内他科とのリエゾン診療はレジデントが主体で行われ、外来医長が毎週ラウンドし診療の 確認・指導する体制を維持している。常時 10 名弱のリエゾン患者を診療している。 治験を含む臨床研究においては、治験の実施件数の半数以上を外来で実施した。治験以外の 臨床研究面では両研究所と連携を図り臨床研究の推進に積極的に寄与した(神経研究所疾病研 究第 3 部;統合失調症や気分障害の髄液検査など、精神保健研究所成人保健研究部;PTSD など、 精神保健研究所精神生理研究部 ; 睡眠障害)。 精神科外来実習の場として、早稲田大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(12 名)と 駿河台大学大学院臨床心理(4 名)、帝京平成大学大学院心理(2 名)の学生を週 1 回受け入れた。 2)特徴と展望 各専門外来が充実し、各専門外来または研究所と連携して臨床研究を推進している点と難治 統合失調症患者へのクロザピン適応やm ECT の適応に関してはワーキンググループや委員会 を設置して多職種で検討の上実施している点が大きな特徴と言える。 精神科治療は急性期を中心とした診療体制に移行しつつあり、医療研究センター病院の使命 としての高度専門医療や治験を含む臨床研究を実施する基盤をさらに強化する事を目指している。 45 Ⅳ 業務状況 1 精神科(第一精神診療部 ) 精神科入院病棟 1)実績 2010 年 9 月 25 日に旧病棟から新病棟に移転し、2011 年度は精神科 4 病棟 140 床体制での通 年診療の初年度である。患者さまのプライバシーの確保とアメニティの向上,入院治療環境 の改善を目指して全室個室となった。140 室中、保護室(16 床)、準保護室(8 床)、無菌室(2 床) 、および個室 16 床の合計 42 床(30%)は特室料金が不要である。また、生活保護および非 課税世帯の患者は特室料が免除されている。特室の有料での利用状況は、2100 円室(71 室) 70.6%、5250 円室(15 室) 62.0%、10500 円室(10 室) 40.8%であった。 4 病棟がそれぞれ専門外来と連携し、専門的な治療を展開している(表 1)。 2011 年 7 月から、東京都精神科患者身体合併症医療事業に第 II 型(平日昼間に身体疾患を併 発した都内の精神科病院の入院中の精神科患者に対する医療)で参画した。 表 1 精神科入院病棟別機能と平均入院数、 年間入院数、 平均在院日数 病 棟 名 機 能 入院数 / 病床数 新 入 院 数 平均在院日数 4 南(開放) てんかん,地域ケア、開放適応精神障害 30.5/35 257 40.4 4 北(閉鎖) 急性期治療,措置入院 31.9/35 269 41.4 5 南(開放) 気分障害 , 神経症性障害、 睡眠障害 31.6/35 214 49.6 31.2/35 158 65.2 125.3/140 898 51.5 5 北(閉鎖) 小 計 亜急性期治療 , 難治統合失調症、難治気分障害、 合併症治療 , 鑑定入院 1 年間の新入院数は 898 名(2010 年度より+ 109 名)であった。平均在院日数は、精神科 4 病 棟全体では 51.5 日(2010 年度より- 3.6 日)となった(表 1)。H18 年以降着実に平均在院日 数を短縮している(表 2)。平均在院患者数は 125.3 人(病床利用率 89.5%)であった。70% の病室が特室であるという病床構成で、困難なベッドコントロールの中で達成された。 長期在院患者の転院を進め、入院時から退院促進活動を行った成果として、長期入院患者は 減少している。在院期間別の入院患者数の推移を表に記す。在院期間 1 年以上の患者は 7 名(5.7%) である。 診療時間外の外来受診者は 294 人であり、大部分は当院外来で継続治療している患者である。 このうち 78 名が入院している。 東京都精神科患者身体合併症医療事業に第Ⅲ型(平日昼間に身体疾患を併発した都内の精神 科病院の入院中の精神科患者に対する医療)を 7 月から開始した。東京都福祉保健局 障害者 施策推進部 精神保健・医療課からの依頼(東京都ルート)は 20 件であった。精神科病院・ クリニック等からの合併症診療依頼などは医療相談室経由(17 件)、医療連携室経由(3 件) などあり、東京都ルート以外が 34 件あり、総依頼件数は 54 件であった。このうち、実際に当 院で入院治療したのは 54 件であった。身体疾患の受け入れ診療科は、外科 12 件、外科・整形 外科 6 件、消化器内科 6 件、消化器・外科 2 圏、リハビリ科 1 件、神経内科 1 件、循環器内科 1 件であった。手術件数は 13 件であった。主要な疾患は、消化管出血、消化器の悪性腫瘍の外 科治療、嚥下障害・胃ろう造設、気胸、全身刺傷、骨盤骨折などであった。 医療研究センター病院として臨床研究を推進するために,4 個病棟が,多職種が協力して専 門性を持った治療チームを構成することを目標として診療活動を行っている.各病棟の活動は のちに記す。 病棟・外来を基盤として、多くの臨床研究を行っている。神経研究所 疾病研究第 3 部、ト ランスレーショナルメディカルセンター(TMC) バイオリソース管理室とは、統合失調症や 気分障害に関する研究(4 北、5 南病棟)、難治性気分障害を対象とする治療反応性予測因子に 関する研究(5 南病棟)、脳脊髄液バイオマーカーに関する研究(全病棟)を行っている。精 神保健研究所 社会復帰部とは、難治性精神疾患の社会復帰に関する研究(4 北)をモデル事 業として行っている。認知行動療法(CBT)センターとは、うつ病などの認知行動療法を入 院患者に適用する研究を行っている(5 南)。 また、看護師を中心に認知行動療法やアドヒアランス、精神科看護必要度に関する研究を行 い、それぞれ学会や専門誌への発表を行っている(5 南)。 46 Ⅳ 業務状況 1 精神科(第一精神診療部 ) 表 2 精神科入院病棟の平均入院患者数、年間入院数、平均在院日数の推移 病棟名 1 日 2006 平 2007 均 入 2008 院 患 2009 者 数 2010 1 2011 2006 年 間 2007 の 2008 入 2009 院 数 2010 2011 4 南 (1-4) 38.6 38.9 36.4 32.0 29.2 30.5 149 157 167 151 221 257 4 北 (4-1) 43.9 43.0 41.4 42.4 33.1 31.9 204 175 197 189 217 269 5 南 (3-1) 38.8 40.3 39.0 37.8 32.4 31.6 242 228 217 202 181 214 5 北 (4-2) 43.2 44.3 41.3 39.9 30.4 31.2 117 138 158 172 170 158 4-3 45.1 43.9 33.4 21.8 / / 89 98 74 25 / / 4-4 43.0 40.0 34.7 24.6 / / 43 46 39 23 / / 計 252.6 250.4 226.2 169.9 125.0 125.3 844 842 852 763 789 898 均 2007 在 2008 院 2009 病棟名 平 2006 日 数 2010 2011 4 南 (1-4) 91.2 86.6 77.9 73.2 45.8 40.4 4 北 (4-1) 81.1 92.0 86.9 87.4 52.9 41.4 5 南 (3-1) 59.0 64.2 64.5 66.8 64.1 49.6 5 北 (4-2) 127.1 117.4 89.3 80.3 60.4 65.2 4-3 186.9 164.9 133.8 58.5 / / 4-4 330.6 281.4 253.6 132.9 / / 計 108.2 107.5 93.4 78.3 55.1 51.5 表 3 精神科入院患者 在院期間別推移 在院期間 1999 2004 2009 2010 2012/03/31 <3m 107 146 87 95 100 3-6m 64 59 27 13 4 6m-1y 56 29 28 6 2 1-3y 86 43 31 5 2 3-5y 16 25 6 2 2 5-10y 31 36 5 2 1 10-20y 27 23 4 3 1 >=20y 40 25 1 0 1 total 427 386 189 126 123 1 年以上 % 46.8 39.4 24.9 9.5 5.7 2)特徴と展望 平均在院日数の短縮が進んだことから、看護基準上の上位基準取得(10:1 看護)が目標となった。 新病棟で電子カルテが導入され先進的医療を行うハードウエア環境が整った。精神保健研究所、 神経研究所、TMC, CBT センターと連携した臨床研究も実績を上げつつある。今後は、医療 研究センター病院の実績を上げるために、目標とする臨床研究課題を選定し推進する体制を組 む必要がある。 4 南病棟:てんかん・社会復帰開放病棟 1)実績 クリティカル パスを用いて、 長時間脳波・ビデオモニタリングを毎週 2 名ずつ定期的に行い、 診断の成果をあげている。てんかんと非てんかん発作の鑑別、心因性発作の治療、難治てんか んの薬物治療、てんかんの術前検査、てんかんの精神症状の治療を行っている。また、開放病 棟適応の精神障害の入院治療と認知症の検査入院を行っている。 退院後地域定着支援のため の作業療法を行っている。 2)特徴と展望 全国でも数少ない、てんかんの専門的診断・治療・検査を行っている男女混合、開放病棟で ある。入院患者の大部分は難治てんかんであり、とりわけ知的障害その他の精神症状を持つ患 者が多い。一般病院あるいは他のてんかんの専門病院で処遇困難な例を、当病棟で入院受けす ることも少なくない。 また、てんかん以外の精神障害患者も含めて、退院後の生活を見据えた精神科リハビリテー ションの導入や社会資源の活用のためのチーム医療に積極的にとりくんでいる。 また、てんかんを診断・治療できる精神科医師を育てること、およびてんかん専門看護師を 育てることを目指している。 4 北病棟:精神科急性期治療閉鎖病棟 1)実績 入院実績は、入院数は 268 名で、22 年度(217 名)から大幅に増加し、平均在院日 45.2 日 (前年度 54.3 日)と大幅に短縮した。これらの変化は新病棟移転に伴う長期在院患者の転院や、 移転後の全室個室という入院環境が病状の安定化に寄与したためと考えられた。また新病棟移 行に伴い、より急性期に特化した病棟機能になりつつあることも関係していると考えられた。 疾患別では統合失調症圏が 158 名(60.0%)、次いで気分感情障害 34 名(12.7%)であった。疾 患群の割合には大きな変化を認めなかった。 入院時の入院形態は、任意入院が 135 名(50.1%)、医療保護入院は 116 名(45.0%)で昨年 度と大きな変化はなかった。措置入院は 17 名(6.3%)であった。 47 Ⅳ 業務状況 1 精神科(第一精神診療部 ) 疾病研究第 3 部との共同研究による急性期のバイオマーカー研究、精神科地域モデル医療センター との包括的地域ケアの臨床研究を共同で行った。さらに統合失調症患者に対するリスペリドン 持抗性注射剤の臨床研究も継続した。 2)特徴と展望 精神科急性期治療病棟であり、措置入院を受けるとともに、統合失調症を中心とした臨床研 究を行っている。急性期精神科治療における臨床研究を今後は更に積極的に実施する必要があ り、そのためには標準化された治療と、客観的病状評価指標の導入を行う。また当院および地 域の精神科救急の役割をさらに強化し、精神科救急入院料病棟の施設基準を満たすことを目標 とする。 5 南病棟:うつ、ストレスケア開放病棟 1)実績 2011 年度は、新入院患者数が 214 名、病床利用率は 90.3%、平均在院日数が 47.0 日と前年 度と比較して新入院患者数が 33 名増加した。また、平均在院日数は 2010 年 9 月 25 日に新病棟 へ移転してから 2011 年 3 月 31 日までの病床利用率は 86.3%、平均在院日数は 58.8 日と比較し て 2011 年度は早期に治療が展開するようになったことがわかる。入院患者の内訳は気分障害 圏(F3)123 名(57.5%)、統合失調症圏(F2)19 名(8.9%)、不安障害圏(F4)27 名(12.6%)、 境界性パーソナリティ障害 5 名(2.3%)、神経性食思不振症 4 名(1.9%)、睡眠障害 10 名(4.7%)、 器質性精神障害 12 名(5.6%)、認知症 2 名(0.9%)、その他 12 名(5.6%)であり、気分障害 が減少し、不安障害が増加していた。20 名の患者に対して認知行動療法(CBT)を行った。 修正型電気けいれん療法(mECT)は 359 件行った。 2)特徴と展望 うつ、ストレス関連障害を対象とした専門的な診断と治療を行う専門病棟として専門的診療、 研究、教育を行っている。35 床全室個室(保護室 4 床含む)の男女混合開放病棟である。気分 障害やストレス関連障害を対象に専門的治療を行っている。とくに難治性・治療抵抗性うつ病 や mECT 目的での紹介入院が多いことが実績にも反映されている。毎週多職種カンファレン スを開催し、専門的な視点からの診断、治療計画を作成し、エビデンスに準拠した標準的な薬 物療法に加えて個別・集団 CBT や mECT などを用いた多彩なチーム医療を実施している。 2011 年度には、うつ症状に関する診断の正確性の向上や、将来の治療の可能性の検討を目 的としたうつ症状(気分障害)検査入院パッケージが始まる。そして CBT の普及・教育、治験、 臨床研究の推進など医療と研究、教育が高い次元で融合できる病棟へ発展させていく。 5 北病棟 : 精神科亜急性閉鎖病棟 1)実績 2011 年度の入院患者数は 179 人であり、内訳は、統合失調症 80 名、感情障害 32 名、てんか ん 15 名であった。また、身体合併症患者は 12 人、鑑定患者は 10 人であった。多職種病棟カン ファレンス、多職種による病棟集団療法を毎週行い、多職種チーム医療を推進している。2011 年度より疾病教育としての「振り返りプログラム」の開発と試行を開始した。また、退院促進 会議を月 1 回開催している。初期研修医師 7 名と看護学生の実習(10 回)を受け入れた。 2)特徴と展望 精神科疾患患者を対象とした亜急性期閉鎖病棟としての機能を担っている。主な業務内容は、 急性期および亜急性期の精神科疾患患者の入院治療、精神科疾患と身体疾患の合併患者の受け 入れ、鑑定入院患者の受け入れ、旧病院からの退院困難患者の引き継ぎと退院促進などである。 当院が医療研究センターとしての業務を遂行するにあたって、従来の精神科で多数を占める 統合失調症や感情障害の患者の一般的治療と並行して、旧来の診療枠組みでは対応困難な少数 例に対する多様な精神科診療業務もこなさなければならない。5 北病棟はそのような少数例に 対する普遍化できない精神科医療を実践するための場を提供する役割を担っている。 また、精神科の入院治療は短期化する方向にあるが、短期入院では適切な治療ができない患 者が存在する。当病棟では入院治療が長期に及ぶ難治な患者に対する医療技術を保存・改良し ていく機能も担っている。 今後の展望として、本年度は、身体合併症患者での身体科病棟との連携、2011 年度より開 始した疾病教育プログラムの改良、司法精神医学との連携(鑑定入院、通院処遇患者への対応) などをより発展・改善させることを指向している。 48 Ⅳ 業務状況 2 司法精神科(第二精神診療部 ) 2 司法精神科(第二精神診療部) 1)概要 (1)目的 本診療部の目的は、重大な他害行為を起こし、医療観察法による入院処遇または通院処遇の 対象となった精神障害者に必要な入院医療または通院医療を提供し社会復帰を促進することで ある。 (2)主な業務内容 医療観察法病棟には 8 病棟と 9 病棟があり、両病棟とも 34 床(うち保護室 1 床)からなる。 9 病棟は、2010 年 4 月 4 日、我が国で初めての身体合併症対応機能を持つ医療観察法病棟とし て開設され、小手術室、陽圧室、陰圧室、処置室(透析を含む)を持つ。また、当院は 2011 年 5 月 20 日指定通院医療機関としての指定を受け、小平市及び東村山市の住民を対象として、 外来診療、デイケア、訪問看護などのサービスを提供するとともに、社会復帰調整官や地域関 連機関との連携による通院処遇を開始した。 (3)スタッフ紹介 第二精神診療部長:平林直次、8 病棟:病棟医長 大森まゆ、医師 新井薫、佐藤英樹、専門 修練医 永田貴子、柏木宏子、看護師長 山口しげ子、看護副師長 大迫充江(2011 年 10 月まで)、 山本摩梨子(2012 年 3 月より)、佐藤 功、中野千代子、他看護師 39 名、作業療法副士長 三澤 剛(9 病棟と兼務)、作業療法主任 林 理華、作業療法士 冨澤涼子、心理療法主任 今村扶美(9 病棟と兼務)、心理療法士:出村綾子、網干 舞(非常勤)、精神保健福祉士主任 三澤孝夫(9 病棟と兼務)、精神保健福祉士、富田美葉、若林朝子 9 病棟:病棟医長 黒木規臣、石川正憲、医師 小林桜児、貫井 洋、チーフレジデント 梁瀬まや、 看護師長 岸 清次、副看護師長 成田賢栄、関根理絵、田島里枝、他看護師 39 名、作業療法士 山野真弓、石塚裕大、心理療法士 朝波千尋、川地 拓、精神保健福祉士 澤 恭弘、古賀千夏 2)実績 (1)入院対象者の概要 入院対象者の診断名、対象行為、事件地については病棟別・男女別に一覧表に示した。8 病 棟及び 9 病棟の年間入院数はそれぞれ 18 名、15 名、退院数はそれぞれ 18 名(転院 3 名)、14 名(転 院 5 名)であった。両病棟の入院対象者の診断内訳は、F2: 25 名(75.8 %)、F1: 5 名(15.2 %)、 F0: 2 名(6.1 %)、F3: 1 名(3.0 %)であり、統合失調症が最多であった。 対象行為別内訳 2011 年度医療観察病棟入院数 8 病棟 入 院 数 新規入院 転院 男 13 男 2 1 対 象 行 為 女 16 2 男 9 病棟 女 男 女 11 1 殺人 1 4 2 1 殺人未遂 2 2 (1) 合併症による転院 計 8 病棟 9 病棟 女 13 2 傷害 10 1 4 放火 2 1 2 1 放火未遂 強盗 強制猥褻 1 1 1 49 Ⅳ 業務状況 2 司法精神科 ( 第二精神診療部 ) 診断別内訳 事件地別内訳 8 病棟 事 件 地 東京 男 9 8 病棟 9 病棟 女 男 1 神奈川 主 診 断 女 6 男 F0 栃木 1 F1 4 北海道 2 F2 12 1 大阪 2 京都 1 兵庫 1 石川 1 計 1 2 2 1 1 2 10 1 1 F4 F5 1 F6 2 F7 1 F8 1 1 F9 1 16 女 F3 1 高知 愛媛 男 主診断 副診断 主診断 副診断 主診断 副診断 主診断 副診断 1 1 新潟 9 病棟 女 2 13 2 計 16 2 2 0 13 3 2 1 (2)医療の内容 薬物療法や m-ECT に加え、多職種チームによる各種の治療プログラム(疾病教育および服 薬心理教育、物質使用障害プログラム、内省プログラム、作業療法など)を実施した。また、 CPA-J と呼ばれるケアマネジメントや、対象者の外出・外泊を活発に行うことにより退院を 促進した。 (3)各種の会議 医療の質や地域連携を確保する組織体制として、治療評価会議(週 1 回)、運営会議(月 1 回)、 倫理会議(原則月 1 回)、外部評価会議(年 2 回程度)、地域連絡会議(年 1 回程度)を実施した。 3)特徴と展望 我が国初の医療観察法病棟である 8 病棟に加え、我が国で唯一の身体合併症医療の提供可能 な 9 病棟が完成した。従来から、医療観察入院対象者の身体合併症医療については、受け入れ 施設確保の困難さが指摘されており、引き続き、全国の指定入院医療機関から身体合併症治療 目的の転院受け入れを継続する予定である。両病棟をあわせると我が国最大の医療観察法病棟 であり、指定入院医療機関の中心的存在として、高度専門医療を提供することが期待されている。 また、本年度より指定通院医療機関としての指定を受けたこともあり、入院医療から通院医 療まで継続した社会復帰モデルを示すことが期待されている。 50 Ⅳ 業務状況 3 神経内科 3 神経内科 1)概要 (1)目的 神経内科はパーキンソン病を初めとする神経変性疾患、多発性硬化症をはじめとする神経免 疫性疾患、筋ジストロフィーを初めとする筋疾患を診療の柱とし、ナショナルセンターとして、 国内外のこれらの難治性疾患を多数例診療し、新たな治療法開発や治療法の均てん化に勤める ことを目的としている。さらに神経内科をめざす若い医師の後期研修及び、神経内科専門医資 格取得後の subspeciality の研修により、より高度な神経内科医療の人材を育てさらに、当院 で開発された医療技術・情報を国内に広め、均てん化をはかることも重要な目的の一つである。 また、神経内科医療においては医療スタッフのみならず、患者、家族が疾患について正確に理 解することも極めて重要であり、この患者・家族教育も当科の業務の目的の一つとしている。 (2)主な業務内容 ①外来診療 病棟総回診日である水曜日を除く毎日午前午後で、新患外来 1-2 診、再来診療 5-6 診、及び セカンドオピニオン外来を行っている。常勤スタッフ全員と、併任医師である神経研究所山村 隆部長、西野一三部長、杉田秀夫名誉総長、久野貞子前副院長が担当した。セカンドオピニオ ン外来については、神経内科部長及び医長と山村部長が担当した。 特に他科との連携を緊密にして診療成果の向上と患者の利便性を図る目的で、筋ジストロフィー 外来として、毎月第 4 火曜日に神経内科、小児科、リハビリテーション科、整形外科の専門医 が待機し同じ時間内に診療を行い、また脳深部刺激術後のパーキンソン病患者は脳外科と神経 内科が同一受診日に両科が緊密な連絡の上で診療を行う等の工夫をしている。 ②入院診療 2 南病棟は小児科と混合で筋ジストロフィー患者を中心とする自立支援法に基づく入院患者 など比較的長期の入院を、2 北病棟はパーキンソン病、多発性硬化症を中心に障害者病棟とし て 4 - 6 週の入院を、3 北病棟では内科系、外科系との混合病棟で緊急入院を含む急性期対応、 あるいは短期の検査入院などを主な担当として、3つの病棟を分けて運営している。 病棟担当スタッフは患者の安心感と各スタッフの専門性を生かすために長期的なローテーショ ンとし、レジデントは教育のために 6 - 12 ヶ月で担当病棟を交代し、より多くの患者、疾患を 経験できるように配慮している。 ③その他 これらの業務に加え、当科では学会等での発表、医師、コメデイカル向けの研究会での教育 講演のほか、患者会や公開講座等での講演を積極的に行っている。(業績ページ参照) パーキンソン病・運動障害疾患センター(PMD センター)及び、多発性硬化症センターの診 療部門は神経内科が中心となり院内各科との強い連携のもとに活動を進めた。 (3)スタッフ構成 神経内科診療部長:村 田美穂、医長:大矢寧、小川雅文、坂本崇、岡本智子、その他のスタッ フについては、 「Ⅶその他 2 職員名簿」の神経内科診療部を参照。なお、2011 年には、中村 治雅医師が 6 月より留学のため退職し、上級専門修練医であった古澤嘉彦医師が常勤スタッフ となった。また、荒木学医師が専門職として病院に所属し、神経内科医として、外来・入院診 療、レジデント教育に他のスタッフとともに携わっている。 2)実績 (1)外来患者数とその内訳 1 日平均外来患者数は医事統計②に示すように 78.4 人、新患 5.2 人と増加している。これは 外来新患の待ちが1ヶ月に 50 人程度いること、新病棟になって 1 年経過し病棟運営もスムーズ になったこと、4 月からレジデントが 5 人増加したことなどから、11 月より、外来新患者予約 枠をスタッフ 1 人につき 1 枠ずつ拡大したことで、予約待ち時間の短縮を図れたことが大きな 要因と考えられる。2011 年 4 月1日平均新患数は 4.7 人であったが、2012 年 3 月は 6.0 人に増 51 Ⅳ 業務状況 3 神経内科 加した。 外来患者は都内全域、埼玉県、神奈川県など近隣の都府県のほか、広く日本中から来院され ている。(医事統計⑨参照) 外来新患の疾患別内訳は疾患別統計②に示すように、パーキンソン病を初めとする神経変性 疾患、多発性硬化症を初めとする免疫性疾患、筋ジストロフィーを主体とする筋疾患を中心と して、極めてバリエーションにとみ、しかも神経内科の専門的医療を必要とする分野の患者が 非常に多い。有病率から考えると非常に多くの患者が当院に集まっており、神経系の国立高度 先進医療センターとしての役割を充分に担っており、また国民からの期待が高いこともこの数 字が物語っていると考えられる。 セカンドオピニオン外来 当科ではセカンドオピニオン目的の新患が多く、説明に 1 時間以上を要することも多いため、 2006 年 8 月からセカンドオピニオン外来を開設し、2011 年度は 49 件のセカンドオピニオン外 来診療を行った。 (2)入院患者数とその内訳 上記のように 3 病棟をそれぞれの機能に合わせて運営している。さらに、ベッド数の制約上 通常の担当病棟で対応できない場合には、他の関連する病棟に入院を受け入れるなど、綿密な 連携と協力のもとに運営された。3 階北病棟は内科、外科、整形外科、リハビリテーション科 等との混合病棟であり、パーキンソン病の肺炎での入院等は内科との併診とすることで、より 良い全身管理さらに神経内科治療、リハビリテーションへの移行をより適切に行うことができた。 1 日平均在院患者数は 86.0 人、1 日平均新入院は 3.4 人であった。昨年度は病棟移転もあっ たとはいえ、1 日平均在院患者数は昨年度より 7.8 人の大幅増で、とくに、7,8,2,3 月の 1 日平 均在院患者数は 90 人を超えていた。(医事統計①参照) 神経内科の新入院患者総数は 2011 年度は 1230 人であった。2006 年は 459 人であり右肩あが りに増加していたが、2010 年 9 月の新病棟への移転でベッド数がふえ、2010 年は 924 人、さら に 2011 年度は 33% 増となり、一方で、平均在院日数は 30.9 日から 25.6 日と短縮した。医事統 計⑥参照) 疾患別入院患者数は疾患別統計⑧に示すとおりである。外来新患同様、パーキンソン病、多 発性硬化症、筋疾患を中心にパーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、末梢神経障害などが多かっ た。入院患者総数は 33% 増であるが、分布はほぼ例年通りであった。 3)特徴と展望 当科の特徴は神経内科疾患のうち、いわゆる神経難病に特化し、神経変性疾患、神経免疫性 疾患、筋疾患について広く国内全域の患者を対象にしていることで、この分野ではわが国で最 も多くの患者を診療している。患者を中心にリハビリテーション科、脳外科、精神科等関連科 との連携の上に診療を進めているのも当科の特徴である。さらに、臨床観察の中から、新たな 治療法開発も進めており、パーキンソン病の腰曲がりに対する治療法については、2011 年 4 月 に特許申請を行った。免疫性疾患については神経研究所との強い連携により、新規治療法の開 発、臨床研究を進めている。今後これらをさらに進めていく予定である。 現在筋ジストロフィーについては、患者登録制度「Remudy」を小児科、筋疾患センター、 患者会との連携で勧めている。パーキンソン病及びその関連疾患は当院のみで 1000 例近く診 療しているため、当院の患者について、患者登録を開始した。また、その他の筋疾患や神経変 性疾患等、いわゆる希少疾患については当科が中心になり、患者会との連携で all Japan の体 制で患者登録システムの構築を進めている。 また、医師、コメデイカル等への研修とともに、患者家族教育に積極的にかかわり、ナショ ナルセンターとしてよりよい神経難病医療の推進していきたい。 52 Ⅳ 業務状況 4 小児神経科 4 小児神経科 1)概要 (1)目的 広い小児科分野の中で、とくに小児神経学(成人で言えば、神経内科と精神科の両方を包含 する)を専門とする部門が小児神経科である。小児神経学に関するわが国最高峰の高度専門的 医療を提供することが当科の使命である。その実績により日本全国から多くの患者さんを紹介 いただいている。 また優れた小児神経科医を育成すること、小児神経学における技能・知見を広く発信するこ とも当科の重要な責務である。 (2)主な業務内容 診療に関しては、小児における難治性てんかんの診断と治療、神経筋疾患の診断と治療、中 枢神経変性・代謝性疾患の診断と治療が、最も主要な業務である。他にも小児神経学に関する 全ての診療に対応している。 小児神経学に関する多くの論文発表・学会発表を国内外で行っている。 レジデント医師の教育・ 研修を行うほかに、全国で講演活動を行ったり、年に1回「小児神経セミナー」を開催して全 国の多くの若い小児科医師に講習を行ったり、小児神経科医療に関連したマニュアル、教科書、 症例集などを発行したりしている。 (3)スタッフ構成 小児神経診療部長:佐々木征行、主任医長:須貝研司(重症心身障害病棟(6 病棟))、医長: 中川栄二(一般小児神経科病棟(3 南病棟) ・障害者(主に筋疾患)病棟(2 南病棟))、小牧宏文(一 般小児科病棟(3 南病棟) ・障害者(主に筋疾患)病棟(2 南病棟)及び筋疾患センター長兼任)、 斎藤義朗 (一般小児神経科病棟及び外来医長兼任)、医師:齋藤貴志(重症心身障害病棟(6 病棟))。 その他のスタッフについては、「Ⅶその他 2 職員名簿」の小児神経診療部の項目を参照。 2)実績 (1)一般小児神経科病棟(3 南病棟) 4 月、5 月は在院患者数がやや少なめであったが後半は徐々に増加した。年間を通した病床 利用率は 34.8 人(69.6%)で決して高いとは言えないが、新入院患者数は当院最多(年間 903 人)で平均在院日数(直近 13.6 日)は最少の病棟である。 この病棟は日本全国から紹介された方を含め、多様な疾患の患者が入院する。①難治性てん かんの診断治療および外科的治療とその術前・術後評価、②筋疾患の診断治療および定期評価、 ③小児神経疾患患者の診断治療と緊急対応(とくに肺炎などの急性期治療)などを行った。ハ イケア病室(HCU)を持ち重症患者の集中治療の役割も担っている。小児神経科では外来・ 入院いずれにも進行性疾患の患者が多く、年々重症化も進んでいる。非侵襲的陽圧換気療法 (NPPV)を積極的に取り入れ、気管切開患者も含めて 30 名以上で在宅人工呼吸療法を行って いる。筋疾患患者の NPPV 導入・定期評価や、重症心身障害児を中心としたレスパイト入院 も積極的に受け入れた。 (2)障害者病棟(2 南病棟) 主な対象は筋疾患の長期契約入所者で、6 病棟に収まりきらないため重症心身障害の契約入 所者の一部も当病棟で受け入れた。この他に短期での受け入れも行った。神経内科と合わせて 平均病床利用率は 79.2%であった。新年度からはさらに増加を目指している。 53 Ⅳ 業務状況 4 小児神経科 (3)重症心身障害病棟(6 病棟) 重症心身障害児(者)が契約入所している病棟である。2010 年 9 月までは 80 床で運営してきたが、 新 6 病棟は 60 床での運営となった。当初新 6 病棟は 60 名の契約入所者で開棟した。その後長期 契約入所者の一部を 2 南病棟でも受けることによって、5 床以上のレスパイト用病床を確保した。 この病床は、主に在宅重症心身障害児(者)のレスパイトなどの短期入院に活用された。6 病 棟の年間を通した病床利用率は 95%以上で、166 名の短期入院(入所)を受けた。 (4)外来 小児神経科の専門外来を行った。初診は全て予約制である。再来も基本的に全て予約制であ る。1 日平均外来患者数は 49 名で毎年徐々に増加している。新患の 7 割以上は紹介患者で、日 本全国から紹介される。大学病院や全国の主要病院から紹介を受けることが多いのが特徴であ る。初診時に筋疾患センター、てんかんセンターを指名される患者も多く、専門センターが活 用されている。 外来担当医は、常勤医師 6 名に加えて、埜中征哉名誉院長には筋疾患外来を、神経研究所疾 病研究 2 部の後藤雄一部長には主に遺伝相談を、精神保健研究所の加我牧子所長および稲垣真 澄部長には学習障害・発達障害外来を担当していただいた。 レジデント医師は、交代で外来での予診聴取や急患対応などを行った。 3)特徴と展望 入院病床は、一般小児神経科病棟、障害者(筋疾患)病棟、重症心身障害病棟に大きく分け られる。入院対象は各病棟で重なり合っており、それぞれの病棟が有機的に効率よく利用された。 研究活動も活発に行った。2011 年度に刊行された論文は英文だけで 20 編を越えている。国 際学会および国内学会での発表も活発に行った。てんかんの診断と治療、脳外科手術標本を対 象とした研究、筋疾患の診断と治療(特に Duchenne 型筋ジストロフィーの治験)、先天性代 謝異常症の診断と治療に関する研究が中心で、当センター神経研究所や当院脳神経外科あるい は放射線診療部との共同研究が多い。 今後も国内随一の小児神経科専門センターとして診療・および研究を充実していきたい。 54 Ⅳ 業務状況 5 脳神経外科 5 脳神経外科 1)概要 (1)目的 当部門は、難治性てんかんの外科治療、パーキンソン病などの運動異常症の外科治療を中心 に、機能的脳神経外科領域の専門医療を行っている。特にてんかんに関しては、小児神経科と 精神科との密接な連携のもとに「てんかんセンター」の中核として高度な外科的治療を行って いる。また一般脳神経外科領域においても、特発性正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳脊髄腫 瘍、脳血管障害等の疾患について幅広く対応している。 (2)主な業務内容 外来診療は、月〜金の脳神経外科とてんかんセンターの新患外来、及び再来患者にスタッフ 4 名で対応している。病棟業務は 3 名のスタッフが診療に当たっている。脳磁図検査及びビデ オ脳波モニタリングユニットの管理も行う。 疾病専門センターにおける役割は、 「てんかんセンター」に関しては、大槻部長(代表・外来・ 手術) 、高橋医長(外来・病棟・手術)、開道医師(外来・病棟)、金子医師(外来・病棟・脳磁図) が担当し、「パーキンソン病・運動障害疾患センター」については開道医師(外来・病棟・手術) が担当した。また、正常圧水頭症等の一般脳外科診療は主に開道医師(外来・入院・手術)が 担当した。 週間スケジュールとしては、毎朝の 30 〜 60 分間の診療ミーティング、 月・火(隔週) ・水の手術、 木曜の総回診、金曜の術前・術後カンファランスがあり、更に麻酔医、看護師を交えた術前カ ンファランスを週 1 〜 2 回行っている。また包括医療が必要な難治の神経疾患が主体であるため、 他部門のスタッフを交えた多職種カンファレンスを積極的に行なっている。精神科、小児神経 科と合同で毎週月、木にてんかん症例カンファランスを行い、術後の症例については、月 1 回 放射線診療部、病理部門とのカンファレンスを行った。パーキンソン病、振戦、ジストニアな どの運動異常症、特発性正常圧水頭症について、神経内科との合同カンファレンスを主に第 2 火曜の午後に行っている。リハビリーテーション部とも不定期にカンファレンスを行いる。さ らに、チーム医療の質を高める目的で、適宜コメディカル対象に勉強会を行っている。 (3)スタッフ構成 脳神経外科診療部長:大槻泰介、医長:高橋章夫、医師:金子 裕、開道貴信、海外研修生: 梁 秦川(中国人民解放軍第 4 軍医大学脳神経外科;2010.9 月 - 2011.8 月) 2)実績 (1)外来 2011 年度の外来新患新患患者数は昨年度に比しやや減少したが、東日本大震災の影響は否 めないであろう。疾患としてはてんかんの患者数が多数を占めている(疾患別統計④)。地域 別新患数をみると、東京都以外の地域が半数以上を占めており(医事統計⑨)、広く全国各地 より当科に患者が紹介されていることがわかる。 (2)病棟 2011 年度の新入院患者数は 2010 年度より増加している。てんかん患者の割合が増加しているが、 てんかんセンター開設後、成人てんかん患者を積極的に受け入れてきたことによると推定され る(疾患別統計⑩)。手術件数については、2010 年度に比べて、若干減少したが(手術統計: 疾患別統計⑭)、東日本大震災と計画停電のため、手術を一時制限していたことを考慮すれば、 むしろ 2010 年度と同じレベルを維持できたものと考えられる。 55 Ⅳ 業務状況 5 脳神経外科 3)特徴と展望 脳神経外科は、主に難治性てんかん、運動異常症などの機能的疾患に対して、最新の神経科 学に基づいた高度な外科的治療を行っており、その件数は国内でも有数である。特に、脳磁図 を軸とした脳機能画像を駆使して行う乳幼児のてんかん外科は、国内外で高い評価を受けており、 全国から多くの患者が紹介されてくる。また、運動異常症については、パーキンソン病、本態 性振戦、ジストニアの他、脳性麻痺後の不随意運動やトウレット症候群などの希少な難治疾患 に対し、高精度の脳深部刺激療法を行っており、他の専門施設からの紹介が増加している。そ の他、Treatable dementia として近年注目されている特発性正常圧水頭症も手術症例が増え てきている。今後、蓄積された膨大な診療データを解析して、新しい知見を世界に向けて発信 していくことと、それぞれの疾患における地域診療モデルを構築し、国内の医療体制改善を図っ て社会に貢献することが、我々に課せられた重要な責務であろう。 56 Ⅳ 業務状況 6 総合外科 6 総合外科 1)概要 (1)目的 総合外科は、2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い外科、整形外科、皮膚科、泌尿器科、婦人 科、眼科、耳鼻いんこう科、歯科の各科が協力して、精神・神経・筋疾患および発達障害患者 等の診療にあたることを目的として発足した。 (2)主な業務内容 常勤医が配置されているのは、外科、歯科、整形外科で、皮膚科、眼科については他院から の診療応援による非常勤医による診療体制であった。泌尿器科、婦人科及び耳鼻いんこう科に ついては医師が確保できていない。 (3)スタッフ構成 総合外科部長:三山健司、その他については以下の各科のスタッフ構成を参照。 外科 1)概要 (1)目的 日常の、外傷・熱傷等から、入院での手術の適応となる疾患までの対応。 (2)主な業務内容 消化器疾患(食道、胃、肝、胆・膵、脾、結腸、直腸の疾患)、乳腺・甲状腺疾患、小児外科疾患、 深部静脈血栓、下肢静脈瘤、ヘルニア、痔核、体表疾患、気胸などを主な診療対象疾患とし、 緊急手術を含めて、各診療ガイドラインに沿った標準的な診断、治療を行っている。更に院内 の褥創の症例に対応すべく、認定看護師と共に定期的な褥創回診を施行している。 (3)スタッフ構成 総合外科部長:三山健司、その他のスタッフについては、「Ⅶその他 2 職員名簿」を参照。 2)実績 医事および手術統計に見る通り、外来患者数微増、外科で入院の患者数微減(他診療科に 入院中に手術施行し、術後は副主治医として担当する患者も多数ある)、手術数は年度当初よ りの 1 名増員(11 月からは 1 名減少)と、7 月より東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」 への参加の効果も有ってか全身麻酔下の major な手術症例数が増加した。 3)特徴と展望 (独)国立精神・神経医療研究センター病院の外科として、他の病院では対応しにくい、精神・ 神経疾患の患者の外科治療にも積極的に取り組んでいる。 上記の範疇に入る患者については、他医療機関と連携(紹介)によって患者数を増加させるべ く、体制を整え、上述の東京都の「精神科患者身体合併症医療事業」にも参加し、手術適応の 患者の受け入れを開始した。 年度途中での 1 名減員を補うべく、育児休暇中であった 1 名が週 2 日の非常勤で復帰し、患 者対応への影響を最小限に留めるよう努めている。 整形外科 1)概要 (1)目的 当院利用患者の一般的整形外科疾患の対応及び難病・肢体不自由に対する整形外科的アプロー チを行う。 (2)主な業務内容 設置後 1 年半の間、当院において、①当院かかりつけ患者の一般整形外科外来診療、②院内 57 Ⅳ 業務状況 6 総合外科 で発生した急性整形外科疾患への対応、③院内コンサルテーション対応、④整形外科疾患の装 具診、⑤障害者スポーツ診療などを行っている。 (3)スタッフ構成 整形外科医師:松井彩乃 2)実績 (1)かかりつけ患者の一般的整形外科疾患診断治療 2011 年度(2011 年 4 月~ 2012 年 3 月)までに外来患者延べ 1,399 人の外来診療を行った。手 術症例は 13 件であった。 (2)院内で発生した急性整形外科疾患への対応 院内での転倒等による外傷に対して必要な診断処置を行った。 (3)コンサルテーション対応 2011 年度(2011 年 4 月~ 2012 年 3 月)までに一般整形外科延べ 712 人、股関節専門診延べ 10 件の院内コンサルテーション診療を行った。 (4)整形外科疾患の装具診 小児の麻痺性尖足や成人の外反母趾、偏平足等に対し、延べ 248 件の装具診察を行った。 (5)障害者スポーツ診療 院外活動として東京都多摩障害者スポーツセンターでの月 1 回の医療相談、東京都主催の障 害者スポーツ大会の会場待機などを行った。 3)特徴と展望 原疾患の理解不十分のために院外の一般整形外科では診療を断られてきた患者に対して、当 院で手術を含めた診療を行う基盤が整備された。非常勤医師などのヘルプがあるものの、常勤 医師 1 名では病棟および外来双方への対応は未だ不十分であり、今後人員補強について検討す る必要がある。 歯科 1)概要 (1)目的 精神・神経・筋疾患および発達障害患者に対する歯科・口腔外科領域の治療および専門的口 腔ケアによる予防を行う。 (2)主な業務内容 当院入院中の精神・神経・筋疾患および発達障害患者に対して原疾患による臨床症状に配慮 した歯科・口腔外科領域疾患の治療および専門的口腔ケアによる予防を行っている。 (3)スタッフ構成 勤歯科医師(福本 裕)、看護師(小川順子)、歯科技工士(川邊裕文) 2)実績 1日平均患者数は 9.0 人(前年度 8.3 人)、患者 1 人 1 日当たり診療点数は、672.6 点(前年 度 639.6 点)(医事統計③⑦)とほぼ同様であった。全身麻酔症例は、前年度より 30%増加の 16 名で、その内訳は、歯科治療 13 名、舌腫瘍切除 2 名、歯肉腫瘍 1 名であった。 3)特徴と展望 咀嚼機能の分析、口腔細菌叢の検討などの臨床研究を通して、精神・神経・筋疾患および発 達障害患者の生活の質の向上を図っていきたい。 58 Ⅳ 業務状況 7 総合内科 7 総合内科 1)概要 (1)目的 総合内科は 2010 年 4 月の独立行政法人化に伴い新たに発足した組織であり、2011 年度で 2 年 目を迎えた。総合内科は現在、消化器科、循環器科、心療内科により構成されている。当科の 目的は、これら内科系 3 科が各科の特徴を生かした診療を行うとともに、各科が協力して精神 科を中心とする入院患者の内科系診療を担い、さらに栄養サポートチームなどに関与して病院 全体の内科系診療の質を向上させることである。 (2)主な業務内容 下記に示すように、まず内科系 3 科がそれぞれ独立して診療を行っている。これに加え、各 科から担当医を出して総合内科外来を毎日行い、外来患者の内科系診療と、入院患者のコンサ ルテーションに対応した。外来での疾患は、感冒、花粉症、高血圧、糖尿病、気管支喘息など が多く、通常の外来患者に加え、職員の受診も常時一定の数が認められた。入院患者の診療依 頼では呼吸器感染症、尿路感染症などが多かった。 また総合内科として、禁煙外来における再診患者の診療、栄養サポートチームとしての活動 なども行った。さらに 7 月からは、東京都の「精神科身体合併症医療」への参画を開始した。(別 項参照) (3)スタッフ構成 総合内科部長:大和滋、その他については以下の各科のスタッフ構成を参照。 消化器内科 1)概要 (1)目的 消化器内科の目的は、 1 )全ての消化器疾患に対応し、診断・治療を行うこと、 2 )消化器 疾患の中でも特に機能性消化管障害、炎症性腸疾患を専門として質の高い診療を行い、これら の臨床・基礎研究の情報を発信すること、である。 (2)主な業務内容 外来診療として、連日 1 名の医師による新患・再来の外来診療を行った。また入院診療の必 要な患者に対しては、主に 3 階北病棟に入院とし、治療を行った。また他科(主に精神科)か らの内科系診療依頼に対しては、場合により主治医と併診という形で診療に関与した。 検査としては、上部・下部内視鏡検査を毎週月~木曜に施行、また腹部超音波検査を検査技 師の協力により、毎週水、木曜に施行した。 (3)スタッフ構成 天野智文医師、有賀元消化器科医長とともに 3 名の体制で診療を行った。 2)実績 消化器内科は平成 21 年 4 月から診療業務を開始し、本年度で 3 年目を迎えた。外来患者の疾 患は潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患、過敏性腸症候群などの機能性消化管障害、 逆流性食道炎などが多く、入院患者の疾患は、炎症性腸疾患、大腸ポリープ切除目的、十二指 腸癌、大腸癌、膵癌、肝癌、呼吸器感染症、尿路感染症などであった。 上部消化管内視鏡検査に加え、大腸内視鏡検査を開始しており、検査件数は確実に増加して いる。また大腸ポリープ切除などの治療内視鏡も施行している。 腹部超音波検査も体制が整い、検査技師の協力を得て順調に検査が行われている。 3)特徴と展望 消化器内科の特徴は、一般的な消化器疾患の診療に幅広く対応しつつ、中でも機能性消化管 障害と炎症性腸疾患に焦点をあて、専門性を持った診療を行うことである。これらの疾患はス トレスにより増悪する「ストレス関連疾患」とされるが、その病態も十分解明されておらず、 臨床の場では治療に難渋することも多い。これらの疾患に関する情報を発信することは、当セ ンターのミッションにも合致するものと思われる。 59 Ⅳ 業務状況 7 総合内科 循環器科 1)概要 (1)目的 小児神経科の患者に合併する心筋障害の診療を行う。 (2)主な業務内容 外来診療として月曜日、水曜日に循環器科初診・再診診療を行い、月曜日は総合内科の診療 も行っている。循環器科の主な対象疾患は、高血圧、脂質異常症、不整脈、心不全、弁膜症な どである。 心エコー検査を 21 件 / 週の予約枠で医師が実施している。その他緊急の検査依頼には随時対 応している。 12 誘導心電図検査の判読を行っている。 (3)スタッフ構成 循環器科医長:瀬川和彦、非常勤医師:高見澤格の 2 名。 2)実績 心エコーによる筋ジストロフィー症の心筋障害の評価を行っている。 総合外科の協力を得てペースメーカー植え込み手術を 1 件実施した。 3)特徴と展望 精神科、神経内科、小児神経科の患者の循環器系の合併症に対応している。一般患者の受診 にも応じている。 次年度には、これまで外部委託していたホルター心電図の解析業務を臨床検査部で行うこと が決まっており、報告書の作成を担当する。 デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の臨床治験に心機能評価として参加する。 心療内科 1)概要 (1)目的 心療内科は、臨床各科で扱う身体の病気の中で、その発症や経過に心理社会的ストレスが関 与しており、一般的治療では治りにくくなっているケース(心身症)を治療することを目的と している。 (2)主な業務内容 心療内科で治療する代表的な疾患として、過敏性腸症候群、肥満、高血圧症、アトピー性皮 膚炎、緊張性頭痛、慢性疼痛、神経性食欲不振症などがあり、これらに対する治療を外来およ び入院にて行った。 (3)スタッフ構成 心療内科医師:濱田孝が入院診療と週 3 日の外来を担当し、精神保健研究所心身医学研究部 所属の小牧元部長、安藤哲也ストレス研究室長、菊地裕絵心身症研究室長らが週 1 ~ 2 日の外 来診療を担当した。 2)実績 2011 年度の 1 日平均患者数は 10.1 人(うち初診は 0.6 人)で、疾患の内訳は、緊張性頭痛・ 過敏性腸症候群などの心身症や摂食障害・慢性疼痛・不安障害・身体表現性障害など多種多様 であった。また、臨床心理士によりリラクゼーション法の指導なども行なった。 3)特徴と展望 さまざまな心身症をはじめとするストレス関連疾患を診療・研究の対象としていく。 60 Ⅳ 業務状況 8 遺伝カウンセリング室 8 遺伝カウンセリング室 1)概要 (1)目的 遺伝子検査は精神・神経疾患の病因検索に必須の検査法となってきており、その際に遺伝子 や遺伝に関する情報を患者およびその家族に正確に説明することが不可欠である。しかし、こ れらは日常診療の中でおこなうことは困難であり、専門のスタッフが時間をかけて行う遺伝カ ウンセリングが必要である。 (2)主な業務内容 保険適用されている遺伝子検査前後の遺伝カウンセリングに加えて、発症前診断や出生前診 断に関する相談、一般的な遺伝に関する相談などを行っている。また、臨床遺伝専門医をめざ す医師や遺伝カウンセラーの教育も行っている。 (3)スタッフ構成 (臨床遺伝専門医、責任指導医)、臨床遺伝専門医:中川栄二、 遺伝カウンセリング室長:後藤雄一 認定遺伝カウンセラー:佐藤有希子、顧問:埜中征哉(名誉院長) 2)実績 2011 年度の遺伝カウンセリングの実数は初診 28 例、再診 18 例であった。2010 年度からカウ ンセリング費用を上昇させた影響か実数は減少した。保険適用の遺伝病学的検査前後のカウン セリングはそれぞれ 44 例と 36 例で昨年度から増加した。カウンセリングの総数を見ると昨年 度同様であった。当センターにおける診療ガイドラインを制定した発症前遺伝子診断に関する 相談は 5 例であった。発症前診断については、当センターの診療体制が我が国の遺伝子医療の 中での模範的なものと評価が高い。 3)特徴と展望 今後、保険適用遺伝子検査の種類が増加すること、また薬剤感受性の遺伝子検査の導入など が確実である。それらに対応した活動を行うとともに、NCNP で計画されている遺伝子治療 などの先端的医療を行う際に必要な医療スタッフの遺伝子・遺伝に関する教育も重要で、緊急 の課題と考えている。 61 Ⅳ 業務状況 9 手術・中央材料部 9 手術・中央材料部 1)概要 (1)目的 手術・中央材料部は、手術室、中央材料部、ME 室からなる。手術は、主に脳神経外科でて んかん、パーキンソン病などに対する機能的脳外科手術、外科・整形外科で合併症を有する患 者の手術、神経内科及び小児神経で筋生検・神経生検、歯科で全身麻酔下の歯科治療が行われ ている。また重症うつ病、 双極性障害、及び統合失調症で ECT 委員会の承認を受けたものに対し、 全身麻酔下にm ECT が行われている。 (2)主な業務内容 手術室では、各科による手術、侵襲的検査、全身麻酔下の電気けれん療法(m ECT)が行 われている。中央材料部は医療物品の管理、洗浄、滅菌を行い、病院全体に供給を行っている。 ME 室では臨床工学士による血漿交換及び ME 機器の管理、整備を行い、病院全体の効率的な ME 機器の運用を図っている。 (3)スタッフ構成 手術室・中材部長(大槻泰介:脳神経外科診療部長併任)、麻酔科医長(中井哲慈)、麻酔科 医師 1 名、手術室・中材師長(安田弘)、看護師 5 名、看護助手 1 名、臨床工学士(安田聖一ほ か 2 名) 2)実績 (1)手術室 2011 年度に実施された手術件数は 261 件で、科ごとの内訳は脳神経外科 92 件、外科 46 件、 神経内科 20 件、小児神経科 41 件であった。一方m ECT は総数 926 件で、m ECT の一部は司 法病棟にて行った。血管造影検査は 21 件であったが、全例脳血管撮影で、てんかん外科症例 に対するワダテストが行われた。また手術室外の業務として、歯科外来において全身麻酔下の 歯科治療 16 件が行われた。m ECT を除く全身麻酔の総数は 196 件であった。手術症例につい ては基本的に術前カンファランスと麻酔スタッフによる術前訪問を行ない、週1回手術室及び ME スタッフがミーティングを行い、業務の円滑な遂行を図っている。 (2)中央材料部 スーパーソニック洗浄装置、ジェットウォッシャーによる洗浄を行い、低温プラズマ滅菌器、 オートクレーブによる滅菌を行っている。 (3)ME 人工呼吸器、輸液ポンプ、除細動器などの ME 機器の点検整備を行うほか、400 件の血漿交 換療法を行った。 (4)手術部会 毎月定例の手術部会を開催し、各科、各病棟と前月までの症例に対して検討を行い、リスク の洗い出しと対策の立案を行っている。 62 Ⅳ 業務状況 9 手術 ・ 中央材料部 3)特徴と展望 当院における手術は、精神・神経・筋疾患を合併した患者に対して行われることが多い。脳 神経外科手術としては、てんかん、パーキンソン病、トゥレット症候群などに対する機能的脳 外科手術及び認知症外来からの正常圧水頭症の手術が行われている。特に最近乳幼児てんかん の症例数が増加している。外科においては精神・神経筋等に合併症を有する患者の経皮的胃瘻 造設、IVH ポート埋込、腫瘍切除、開腹によるイレウス解除・逆流防止手術、腹腔鏡・胸腔 鏡手術等が行われている。整形外科においても、合併症を有する患者の整形外科手術を行って おり、症例数が増加している。脊椎手術、大腿骨等の骨折手術・人工骨頭置換、筋腱の延長術 などが行われている。また神経内科、小児神経により筋生検、神経生検が多数行われている。 歯科外来では重身病棟の患者を中心に全身麻酔下での歯科治療、抜歯を行っていて、手術室か ら人員と器材を持ち込んで支援している。歯科用の器材を充実することにより、今後手術室内 での歯科手術は増加すると思われる。 精神・神経筋の合併疾患があって、認知機能や身体機能が低下しているために、リスクが増 加する場合がある。術前の関係スタッフによる調整を綿密にして安全な周術期管理を目指して いる。症例により、ME やリハビリスタッフが術前から関与することも多い。また放射線科ス タッフ、検査・病理のスタッフの積極的な支援を受けている。 m ECT は重症のうつ病、双極性障害、統合失調症の患者のうち、ECT 委員会の承認を受け たものに対して、全身麻酔を導入してから行っている。ECT ユニットは手術室に隣接して配 置している。安全、快適な治療環境の維持に努めている。触法病棟の対象症例については、触 法病棟でm ECT が施行されることが多いが、その場合麻酔医が出向いて麻酔管理を行っている。 今後の展望としては、上記同様の合併疾患を有す症例の増加が予想される。外科・整形外科 の増員によりこれまで対応しきれなかった、近隣医療機関からの手術目的での転送が増加しつ つある。m ECT については精神科病床数の減少により、全体数は低下傾向にあるが、近医か らのm ECT 目的での入院が増加傾向にある。 ME 室は、人員が増加され、院内の医療機器への点検・整備状況が改善している。また神経 疾患患者に対する血漿交換療法を臨床工学士によって行っているが年々増加している。中央材 料部と連携して、衛生材料のディスポ化、効率的運用に努めている。 63 Ⅳ 業務状況 10 放射線診療部 10 放射線診療部 1)概要 (1)目的 放射線診療部は画像検査の安全な遂行と正確な画像診断を担うため設置された。 (2)主な業務内容 ①単純写真・CT・MRI・核医学・超音波などの画像の撮影、②撮影された画像の読影と診断、 ③画像を用いた研究、④レジデントの教育を行っている。 (3) スタッフ構成 放射線診療部長:佐藤典子(医師)、放射線技師長:平賀亘、その他のスタッフについては、 「Ⅶその他 2 職員名簿」の放射線診療部の項目を参照のこと。 2)実績 2011 年度は、 2010 年度後期の新棟移転の際に行われた放射線医療機器の更新に伴い MRI(3T) 2台、CT(24 列)1台、SPECT―CT 1台、PET―CT 1台、X 線検査装置、血管撮影装置、 X 線 TV、超音波装置、骨塩定量検査装置などの体制で臨んだ。IBIC 棟内のサイクロトロン 設置工事も 9 月に完了し、これまでデリバリーで対応していた 18F-FDG 製剤を自作すること で薬剤価格を圧縮できるようになった。またメチオニンや PIB などの PET 用薬剤も自作でき、 新たな検査が行えるようになった。 放射線診療部全体としては前年度を上回る業績の伸びを示した。前年度と比べると X 線検査 は約 800 件増、MRI 検査は約 700 件増、核医学検査(SPECT + PET)は約 500 件増と急峻な 増加を示し、MRI 検査および核医学検査は過去5年間で最高の件数を記録した。CT 検査は前 年度を下回ったが、これは SPECT―CT および PET-CT 装置の導入に伴い、SPECT あるいは PET 撮影時に CT が同時に撮影できるようになったためと考えられる。血管造影、X 線 TV、ポー タブル、骨塩定量検査は前年度とほぼ同水準であった。超音波検査は昨年度は他部門での検査 が増加したため放射線診療部での検査が減少したが、今年度はこれまでと同水準に回復した。 全体としては診療点数の点でも病院経営に多いに貢献している。 各種検査別統計(年度) 2007 年度 (件) 検 査 項 目 2009 年度 (件) 2010 年度 (件) 2011 年度 (件) C T 検 査 3,626 3,534 3,861 4,463 3,632 M R 検 査 3,784 3,773 3,767 4,335 5,000 エックス線検査 6,817 6,208 4,151 5,655 6,436 20 19 15 23 15 血 64 2008 年度 (件) 管 撮 影 エ ッ ク ス 線 TV 366 422 379 420 379 ポ ー タ ブ ル 771 1,090 834 919 834 SPECT 検 査 1,726 1,731 1,514 1,513 1,753 P E T 査 173 166 0 157 393 超 音 波 検 査 113 77 80 17 80 骨 塩 定 量 検 査 481 391 382 551 672 検 Ⅳ 業務状況 10 放射線診療部 大型放射線機器別統計グラフ(年度別) 取扱患者数 6,000 5,000 4,000 CT検査 3,000 MR検査 2,000 核医学検査 (SPECT+PET) 1,000 0 2007 2008 2009 2010 2011 3)特徴と展望 診療と同時に MRI を中心とした研究も行っており多くの実績を残している。他施設からの 研究生が在籍し、共同研究も盛んに行っている。個々の研究以外にも平成 19 年度発足したア ルツハイマー病総合診断体系実用化プロジェクト(J-ADNI 全国臨床研究)では中心的役割を 仰せつかり、日本の精神 ・ 神経の中核施設として対外的にも積極的に努力している。また、近 い将来に向け高度先端医療を全国に発信する事を目標に、最新放射線医療機器の画像解析や診 断技術等の臨床研究分野でのスキルアップにも積極的に取り組んでいる。 65 Ⅳ 業務状況 11 臨床検査部 11 臨床検査部 1)概要 (1) 目的 臨床検査部門では、臨床への貢献および研究とその協力体制の確立を目指し業務に取り組ん でいる。 (2) 主な業務内容 ①検体部門:尿一般検査・糞便検査・穿刺液検査・血液検査・生化学検査・免疫検査・輸血検 査・微生物検査・TAU 検査 ②病理部門:病理診断・細胞診断・病理解剖・電子顕微鏡検査・ブレインバンク ③生理部門:心電図検査・筋電図検査・脳波検査・呼吸機能検査・超音波検査・その他の生理 検査 ④遺伝子検査診断部門:遺伝子診断・筋病理診断・筋バンク(凍結筋・DNA・培養細胞) (3) スタッフ紹介 臨床検査部長:吉田寿美子(医師)、臨床検査技師長:田島紹吉、その他のスタッフについては、 「Ⅶその他 2 職員名簿」の臨床検査部の項目を参照のこと。 2)実績 検体部門(一般検査~病理検査)では、栄養管理部門との合同精神科病棟ラウンドや院内感 染対策活動により、検査数は増加し前年度比 116%、生理部門(生理検査~その他の検査)は 110%、全体としては 115%の伸び率であった。また、TMC 臨床開発部のバイオリソ-ス事業 の影響もあり、穿刺液(髄液)検査は 137%の伸び率であった。(表 1) 病理部門の解剖数は 13 件(院内 10 件、院外 3 件)であり、解剖率(解剖数 / 死亡退院患者数) 50%であった。全国でも低下の一途をたどる解剖率(2006 年度 2.87%)と比較して高い数字 と思われる。(表 2) また、他院からの受け入れも年々増加している。 生理部門では、3 南病棟に睡眠障害検査ベッドを 4 枠確保し、検査技師 2 名の当直体制で終 夜睡眠ポリグラフィー(PSG) ・睡眠潜時反復(MSLT)検査を実施している。23 年度の検査 件数は精密 PSG 107 件、簡易 PSG 7 件、MSLT 41 件の実績である。脳磁図(MEG)検査は、 年間 278 件の検査件数で関東圏内の大学病院、てんかん専門病院などからの検査依頼も増加傾 向である。うつ症状鑑別診断補助として先進医療に承認された光トポグラフィー検査の検査件 数は、先進医療 270 件・研究 361 件と増加傾向にある。 2011 年 1 月 12 日に開始した「栄養管理部門と合同で精神科病棟ラウンド」は、継続して行っ ており、各病棟患者に対し適正な身体管理が行われるようになった。 遺伝子検査診断室では、11 月にクラスター研究棟へ移転した。筋病理診断と遺伝子診断を 表1 臨床検査件数の年次別推移 一 穿 血 生 免 微 病 生 そ 総 66 年 度 般 検 刺 液 検 液 検 化 学 検 疫 検 生 物 検 理 細 胞 検 理 検 の 他 の 検 件 査 査 査 査 査 査 査 査 査 数 19 年度 49,220 388 97,117 273,102 29,241 4,472 431 14,852 36,247 505,070 20 年度 46,576 548 100,210 288,424 30,286 9,024 469 16,098 41,274 532,909 21 年度 45,965 541 103,132 285,965 31,260 7,937 555 15,326 36,818 527,499 22 年度 47,822 367 107,909 295,066 28,496 6,130 506 14,962 35,908 537,166 23 年度 60,171 504 125,307 330,925 38,477 7,596 518 16,573 39,584 619,655 Ⅳ 業務状況 11 臨床検査部 表 2 病理検査件数の年次別推移 組 解 解 外 年 織 検 剖 剖 部 委 託 査 解 度 剖 数 数 率 数 19 年度 131 3 25% 20 年度 182 10 48% 21 年度 206 9 38% 1 22 年度 373 10 40% 2 23 年度 242 10 50% 3 表 3 遺伝子検査診断室の年度別推移 年 度 総 依 頼 件 数 筋 病 理 診 断 受 付 数 遺 伝 子 診 断 受 付 数 保 険 適 応「 遺 伝 学 的 検 査 」 先 進 医 療「 ミ ト コ ン ド リ ア 病 の DNA 診 断 」 19 年度 908 587 451 49 20 年度 995 575 576 59 21 年度 1,099 607 642 74 22 年度 1,083 641 593 28 23 年度 1,083 461 593 28 16 8 4 8 8 あわせた依頼総数は 1163 件と、3 年連続で 1,000 件を超えた(表 3)。約 8 割は他院(大半は全 国の大学病院と地域中核病院) からの検査依頼である。保険適用の遺伝学的検査は 44 件あった。 全額患者負担の DMD 遺伝子 79 エクソン全シークエンス解析も行っている。筋ジストロフィー 患者登録(通称:REMUDY)の DNA 分離協力は 79 件あった。(疾患別統計⑪参照) 3)特徴と展望 検査部の特徴は、生理部門の神経生理学検査が多く、脳波・脳誘発・筋電図・誘発筋電図・ 長時間ビデオ脳波・脳磁図(MEG)、睡眠障害(PSG・MSLT)検査が数多く実施されている。 特に MEG 検査では、時間周波数解析や空間フィルターなどの新技術をいち早く取り入れて質 の高い医療を提供している。先進医療の光トポグラフィー検査は日本一の検査件数であり、他 施設に先駆けて、臨床検査技師による検査と 1 次判読を行い、医師が 2 次判読を行い判定する システムを取り入れている。また、その知識や技術の普及及び均霑化を目指し、2011 年 10 月 1 日に「NIRS 講習会」(参加者 11 名)を 2011 年 11 月 19 日「NIRS 判読セミナ-」(参加者 17 名) を検査部主導で開催した。 病理部門では、1997 年からネットワーク型の脳バンクとして Research Resource Network (RRN)を立ち上げ、凍結組織を含めたリソースを研究および教育目的に外部提供を行ってい る。2006 年には「パーキンソン病および関連神経疾患の生前同意登録に基づく脳バンク」の 運用を開始した。2010 年からは、対象疾患を神経疾患まで広げ、登録者数は 76 名である。す でに 7 例の登録者の剖検を行っている。剖検設備のない施設での死亡がほとんどであり、この システムが有効に活用されている。また、2011 年 10 月の TMC 棟開設に伴い、脳フリーザー室、 脳ホルマリン保存室ともに引越しを行い Research Resource の運用を開始した。2010 年から 開始した電子顕微鏡一元化は、順調に稼働し臨床のみならず研究にも貢献している。 遺伝子検査診断室では、神経研究所(疾病研究第一部、疾病研究第二部)との連携のもと、 筋病理診断と遺伝子診断を統合した神経・筋疾患診断を提供している。他院にも積極的に門戸 を開き、全国的な神経・筋疾患の診断センターの役割を果たしてきた。当室が担当してきた先 端診断開発とバイオリソース事業については、11 月の新研究棟開設を機に本格稼働を始めた TMC 臨床開発部が主体的に行うことになるが、依然として臨床と研究を結ぶ役割を当室は担っ ている。 今後の展望として、 「ルーチン業務の拡大と充実」・「研究への協力体制の強化」を 2 本柱と して臨床に貢献出来る臨床検査部を目指している。臨床からの要望を柔軟に対応できる若手ス タッフを育成・指導していきたいと考えている。遺伝子検査診断室は、保険適用遺伝学的検査 の対象疾患拡大への対応、TMC 検体受付業務や REMUDY 筋ジストロフィー患者登録への協 力及び連携を一層推進していく。 67 Ⅳ 業務状況 12 リハビリテーション部 12 リハビリテーション部 1)概要 (1)目的 リハビリテーション部の目的は、精神・神経・筋疾患、発達障害に関するリハビリテーショ ンを実施するとともに、精神保健研究所及び神経研究所と連携し、新規リハビリテーション技 術の開発と臨床応用ならびに全国への普及を図ることである。 (2)主な業務 リハビリテーション部の臨床業務は、身体及び精神に関する高度専門リハビリテーション医 療を提供することであり、身体リハビリテーション(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)、 精神リハビリテーション(デイケア、精神科作業療法)、臨床心理検査及び心理療法、医療観 察法病棟におけるリハビリテーション業務から構成される。またリハビリテーションに関する 研究・教育・研修業務を行う。 (3)スタッフ構成 リハビリテーション部長:平林直次、身体リハビリテーション科医長:小林庸子、精神リハ ビリテーション科医長:坂田増弘、デイケア師長:大迫充江、理学療法士長:丸山昭彦、作業 療法士長:大島真弓、言語聴覚療法主任:織田千尋、第一心理療法主任:松岡正明、第二心理 療法主任:今村扶美、他のスタッフについては、「Ⅶその他 2 職員名簿」のリハビリテーショ ン部を参照。 身体リハビリテーション科 2011 年 7 月に電子カルテ・リハ部門システム導入により、独法化・病院移転による科内のシ ステム改革の区切りを得た。新たな課題として、対象患者数に対して圧倒的に不足しているスタッ フの増員を図り、院内における人員増による収益と診療の質の改善のモデル的位置づけとなっ た。2011 年 1 月、前野医師着任により常勤医師二人体制となっていたことに加え、理学療法士 11 名(4 名増員)、作業療法士 8 名(3 名増員 1 名育休)、言語聴覚士 3 名(2 名増員)の体制となっ た。入院患者を中心に神経内科・小児神経科・脳外科に加えて整形外科、外科、内科との協働 と、パーキンソン病関連疾患に対する LSVT Ⓡ RLOUD、LSVT Ⓡ RBIG、廃用を対象とした リハビリテーション科の入院を3北・2北病棟で受ける体制が定着した。外来では、筋疾患・ パーキンソン病関連疾患を中心にテーラーメイド対応を目指している。スタッフ増による診療 効率の改善が可能となり、総診療報酬 19,119,160 点(前年度比 199%)、スタッフ一人あたり の診療実績も大幅に改善した。理学療法士・作業療法士の病棟担当制を開始しチーム医療の中 での役割を深めた。また、センター内の横断的な診療・研究業務の中での期待も大きく、各疾 病グループよりリハビリテーション診療や評価を求められている。特に、筋疾患センター内で の役割が確立してきた。パーキンソン病のブラッシュアップ入院でのリハプログラムを確定さ せ、2012 年 3 月から実施開始した。厚労省による「リハスタッフの喀痰等の吸引」についての 通達を受けて、認定システムに則り、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による喀痰等の吸 引を開始した。 理学療法 1)概要 (1)目的 当院入院・外来患者の理学療法を手段とした身体・生活機能および QOL の維持改善、及び、 関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。 (2)主な業務内容 当院入院・外来患者に対する理学療法の提供(主に運動機能・呼吸機能の評価・維持・改善・ セルフマネージメントの助言・など)、及び理学療法に関する研究・教育・研修。 2)実績 スタッフの増員により、入院患者一人当たりに対する対応時間を増加させ、これまで対応が 困難であった緊急時や周術期、集中的介入による早期離床が可能となり、診療報酬 10,222,055 点、 理学療法士一人当たり療法単位数 18.2 の実績を得た。平成22年度から開始した筋ジストロ フィーの治験評価について担当者を増員し、業務として安定させた。リハ部門システム導入と 68 Ⅳ 業務状況 12 リハビリテーション部 同時に補装具・車いす診療記録のシステム化を実施した。呼吸サポートチーム(RST)内では、 リハスタッフ吸引認定システム作成・実施、カフアシスト使用マニュアルの作成、緊急対応の 確立、RST 回診の開始などを行った。 3)特徴と展望 筋疾患・パーキンソン病関連疾患に加えて、センター内の横断疾病センターを中心に、理学 療法の役割を果たす体制を確立していく。 身体作業療法 1)概要 (1)目的 当院入院・外来患者の作業学療法を手段とした身体・生活機能および QOL の維持改善、及び、 関連領域のリハビリテーション手段の開発と普及。特に、「生活に関連する」動作・家族家屋 地域サービス環境・意欲などの精神機能など、についての援助。 (2)主な業務内容 当院入院・外来患者に対する作業療法の提供(主に上肢・日常生活動作・生活環境等の評価・ 維持・改善・セルフマネージメントの助言・など)、及び作業療法に関する研究・教育・研修。 2)実績 2011 年 4 月より内田主任が着任し新体制となった。病棟との円滑な連携を目指し、原則とし て病棟担当制とした。6 病棟スタッフと協働し、安楽な姿勢に関する資料を作成した。病院機 能評価機構受審の準備、電子カルテ・部門システム導入準備に取り組んだ。2010 年度に引き続き、 筋ジストロフィー患者・家族向け治療プログラム(MD 倶楽部)を継続した。そのひとつであ るユースプログラムでは、主に 20 歳代を対象として、日常生活の工夫に加え、ロボットの紹介・ 就労・自立をテーマとした。研究活動では、ナースコール・ロボットアームに関する研究協力 を行った。診療報酬も 5,903,450 点、作業療法士一人当たり療法単位数 14.2 の実績を得た。 3)特徴と展望 身体作業療法の特徴は、 筋ジストロフィー、重症心身障害(児)、パーキンソン病、多発性硬化症、 さらには小児難治性てんかん術後を含め、小児神経領域、神経内科領域、脳神経外科領域を対 象としていることであり、今後、さらに、心身両面に配慮した包括的リハビリテーション体制 の強化が期待されている。 言語聴覚療法 1)概要 (1)目的 当院入院・外来患者の言語聴覚療法を手段とした聴覚言語コミュニケーション能力・摂食嚥 下機能および QOL の維持改善、関連領域の言語聴覚療法手段の開発と普及。 (2)主な業務内容 当院入院・外来患者に対する言語聴覚療法(構音発声機能・摂食嚥下機能に代表される口腔 顔面機能、失語症に代表される高次脳機能障害の評価維持改善)の提供、及び言語聴覚療法に 関する研究・教育・研修。 2)実績 織田主任、佐藤(2010 年度非常勤)、中山とも 2011 年度新採用であり、当院の稀少性疾患を 含む多岐にわたる対象患者への言語聴覚療法サービス内容、摂食嚥下チームの中での役割の 確立を果たした。5 月に佐藤・中山がパーキンソン病言語療法であるの LSVT ○ RLOUD 実施 の認定を得、3 人全員が実施可能となった。神経疾患の構音障害に対して Delayed Auditory Feedback を導入し、研究課題としている筋ジストロフィー患者の年少時からの咬合・咀嚼機 能への対応も新たな取り組みとしている。疾患診療報酬も 2,993,655 点、言語聴覚士一人当た り療法単位数 16.7 の実績を得た。 3)特徴と展望 筋疾患・パーキンソン病関連疾患に加えて、センター内の横断疾病センターを中心に、言語 聴覚療法の役割を果たす体制を確立していく。 69 Ⅳ 業務状況 12 リハビリテーション部 精神リハビリテーション科 2011 年度より、 精神科デイケア部門と精神科入院作業療法部門を合わせて、精神リハビリテー ション科として運用することで、利用者の入院・外来の別や病期に関わらず、最適なリハビリ テーションプランを継続的に提供することが可能な体制づくりが進んでいる。また、多職種に よる多面的なリハビリテーションの実現のため、臨床心理室、医療相談室、薬剤部、栄養科といっ た病院各部門との協力体制を築いている。当科は病院リハビリテーション部内の 1 部門である と同時に、専門疾病センターである「地域精神科モデル医療センター」の臨床活動を、在宅支 援室内の訪問支援チーム(PORT: Psychiatric Out-Reach Team)とともに担っている。入院 に頼らない地域生活中心の医療の実現のため、利用者の日常生活技能の向上および就労支援に 力を注いでいる。 デイケア 1)概要 (1)目的 デイケアの目的は、個別性の高い治療プログラムを提供し、精神症状の改善、日常生活・社 会生活能力の改善を図り、限定された期間で社会復帰を実現することである。また、もうひと つの目的は、入院部門や外来部門、訪問看護部門、地域の医療・保健・福祉機関との連携を通 して、我が国におけるデイケアモデルを構築し、広く普及することである。 (2)主な業務内容 主な臨床業務は、①治療プログラムの提供、②個別のケアマネジメント、③院内他部門や他 施設との連携の促進等である。また、厚生労働科学研究班および多職種共同研究への取り組み や、多職種の学生実習の受け入れ等を行っている。 2)実績 多施設共同の就労支援研究に継続して取り組むとともに、地域精神科モデル医療センターの 臨床部門のひとつを構成し、より機能を高めたデイケア診療の実現に取り組んだ。具体的には、 前年度に立ち上げた家族相談会の継続、多職種チームによるストレングスモデルを用いたケア マネジメントの導入、他部門との連携強化と共同研究の実施、就労研究への取り組みとその発 表を行った。また、2010 年 8 月から大規模デイケア 50 名× 2 ユニットの定員 100 名へと利用者 数を倍増して運用を開始し、その運用を軌道にのせた。在籍者は前年度から 70 名増加の約 290 名となり、1 日通所者数は約 80 名、そのうち1日利用のデイケアは年間平均 41.6 名、半日利 用のショートケアは年間平均 41.0 名であった。 3)特徴と展望 当院のデイケアの特徴は、通所者の多様なニーズに対応するために、①治療プログラムの開 発と導入、②社会参加を実現するシステムの構築、③個別のケアマネジメントの強化による個 人目標の設定とケアプランの作成、④当院アウトリーチチーム(PORT)との連携により重症 精神障害者の地域定着と再発・再燃予防に取り組んでいる点である。 当院のデイケアは医療機関のひとつとして病院周辺地域にサービスを提供するだけではなく、 臨床実践を通して、我が国におけるデイケアの将来像を示すことが求められている。 精神科作業療法 1)概要 (1)目的 精神科作業療法の目的は、健康的な側面・潜在能力に着目し精神症状の安定・改善、コミュ ニケーション・適応力、生活技能の向上を図り、個別のニーズに応じ家庭復帰、復学、復職を 支援・援助することである。 (2)主な業務内容 主な臨床業務は、精神保健福祉法病棟及び医療観察法病棟における入院作業療法の実施、デ イケアでのプログラム実施と新規導入である。また、多職種チーム会議やケア会議に参加し、 治療計画やケア計画の評価・作成を行う。研究・教育業務も重視し、各種の研究に参加し、多 職種・多施設からの見学・研修を受け入れている。 70 Ⅳ 業務状況 12 リハビリテーション部 2)実績 病院機能評価機構受審の準備及び電子カルテ・部門システム導入を行った。入院作業療法と デイケア担当者を専任制とするとともに、両者の密接な連携を強化した。これによって、業務 の効率化及び精神科病棟との連携が促進し、入院作業療法の実施件数が顕著に増加した。また、 入院作業療法から退院後の円滑なデイケア導入が進んだ。研究活動としては、高次脳機能障害 学会において、入院からデイケアへの移行、就労支援の過程における作業療法士の役割を報告 した。在宅支援室と協働し、作業療法士 2 名が週半日訪問に同行し、日常生活能力の評価や支援・ 援助を行った。医療観察法病棟では、三澤主任が加わり、8 病棟の治療プログラムを充実させた。 施設外からの研修・臨床実習・見学を積極的に受け入れた(表 :2011 年度精神科作業療法実施 件数参照)。 2011 年度 精神科作業療法実施件数 4月 入院 475 5月 441 6月 689 7月 592 8月 729 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 613 616 593 674 818 2月 878 3 月 合計 月平均 843 7961 663.4 3)特徴と展望 精神科作業療法の特徴は、入院期間の短縮や地域生活の充実を目的として、入院時より、退 院後の地域生活への円滑な移行、就労を目標とした作業療法を実施していることであり、今後 さらなる発展と全国への普及が期待される。 臨床心理室 1)概要 (1)目的 臨床心理室は心理検査及び心理療法に関することを担当するために設置されている。 (2)主な業務内容 臨床心理室は個人法による心理テストおよび個別心理療法(心理面接)が、デイケアは集団 力動を中核とした治療が、医療観察法病棟は個別心理面接、心理テストおよび集団プログラム が主な業務である。他にすべての部署で教育および研究活動を行っている。 2)実績 臨床心理室で施行した心理テストの検査総数は 2639 件である。心理面接は主治医からの依 頼があった場合に診療と連携して行っている。他に、実習生 6 名を個別に指導した。デイケアは、 一日のデイケアと半日のショートケアがあり、登録者は約 290 名、多職種チームで集団プログ ラムを提供したり、定期的に個別面接を行いながら社会復帰に向け目標設定をした。また、年 間延べ 240 名の実習生の他に研究所などの実習生を数日間受け入れた。 医療観察法病棟で行った個別面接は年間 2095 件、集団精神療法参加者は年間延べ 2577 人、 集団疾病教育は年間延べ 496 人である。その他に外出・外泊の付き添いが年間で 43 件などであっ た。 (表 :2011 年度心理業務統計参照)。 3)特徴と展望 当臨床心理室のはじまりは当院の前身である国立武蔵療養所に心理職が正職員として採用さ れた 1957 年に遡ることができる。この 55 年の間に心理療法士の対象とする疾患は当初の精神 科に加え、神経内科、小児神経科、脳外科、心療内科の各種疾患へ広がり、2011 年度の心理 検査受付数は精神科 448 件(46%)、その他 530 件(54%)となっている。また、2005 年以降、 医療観察法病棟では精神疾患に加え触法行為のために社会復帰がより困難になっている患者へ の臨床心理学的援助に取り組んでいる。 社会に潜在する「こころの専門家」へのニーズと期待をどのように受け止め、どのように応 えられるかを模索することが必要と考えている。 71 Ⅳ 業務状況 12 リハビリテーション部 2011 年度 臨床心理室心理検査統計 08 97 91 31 47 87 59 32 39 36 2011 年度デイケア心理療法士業務統計 検 査 09 106 183 133 71 67 99 55 24 22 10 107 198 177 47 90 75 36 9 22 4 1 11 6 2 1 3 6 1 375 156 89 69 54 287 143 87 54 41 454 139 80 77 46 360 133 71 73 53 56 56 31 2 3 62 51 25 5 9 48 43 18 8 12 46 37 15 4 5 15 8 4 23 10 11 2 9 5 2 2 8 4 3 209 5 3 2 3 3 7 3 166 1 1 250 54 26 105 7 38 3 4 6 4 1 1 1 49 1 214 56 35 57 23 30 209 53 17 54 19 14 2 7 3 9 1 1 13 そ 11 7 4 7 2 12 11 13 2 8 他 12 5 5 20 3 2 2 4 2 2 1 12 2 3 3 1 2083 2301 2 2496 3 223 52 39 35 19 18 8 8 7 11 13 5 10 6 8 4 1 8 6 4 2 1 2 5 1 1 1 2116 231 70 49 46 46 30 23 18 18 15 14 13 11 11 9 9 8 7 6 4 4 4 3 3 2 2 2 2 1 1 1 1 2639 1360 デイケア活動 1040 家族心理教育 7 患 者 1120 家 族 240 集団患者 17787 集団家族 55 関係者 ・ 機関 50 面 接 960 電 話 400 1047 実習性受け入れ 240 会 議 355 2011 年度 医療観察法病棟心理業務統計 心理面接 心理検査 物質使用障害プログラム SST 他害防止プログラム 内省プログラム CBT入門 自助グループ(AA/NA) 家族相談会 ミーティング等 その他 3 2 4 3 11 11 2 7 3 2 1 5 3 「心理 ・ 社会的」 問題 グループ活動 会議 の 8 11 8 6 6 9 4 6 4 4 7 11 12 12 3 4 3 3 486 156 121 94 53 53 36 33 18 11 7 7 6 6 5 5 3 2 2 2 2 1 1 1 1 集団プログラム 1 個別 1 1 11 17 4 その他 1 3 4 10 援助方法 発 達 ・ 知 能 検 査 7 1 9 29 1 11 188 157 107 88 85 83 52 25 20 12 12 12 10 5 3 2 1 1 援助対象 格 72 07 167 99 11 88 67 151 72 46 30 援助内容 人 テスト名\年度 MMPI(三京房新版) 描画 (HTP、 バウム他 ) POMS SCT(K・SCT、 精研式 ) BDI - Ⅱ ロールシャッハ ・ テスト PF スタディ 新版 TEG Ⅱ SDS 自己効力感 TAC24 Audit CMI CES-D STAI YG 性格検査 MPI ASRS AN-EGOGRAM その他 TAIS TOM WAIS - Ⅲ WISC - Ⅲ レーヴン色彩マトリックス検査 MMSE (Mini-Mental State) 長谷川式簡易痴呆診査スケール JART ビネー式知能検査(田中、鈴木) K・ABC グッドイナフ人物画知能検査 STRAW コース立方体組み合せ検査 PARS (新版)SM社会生活能力検査 ITPA PVT( 絵画語い発達検査 ) SCTAW AQ CBCL WPPSI DN - CAS フロスティッグ視知覚発達検査 大脇式精薄児用知能検査 新版K式 MEDE FDT( 親子関係診断検査 ) WAIS-R MP親子関係 津守式乳幼児精神発達診断検査 浜松式スケール WMS-R SLTA( 標準失語症検査 ) MMS記憶検査 K・WCST リバーミード AVLT MoCA-J 標準高次視知覚検査 (VPTA) 記銘力検査 ( 三宅式など ) FAB( 前頭葉機能検査 ) ベントン視覚記銘検査 Y-BOCS Rey の図 失行スクリーニング COGNISTAT WAB失語症検査 BADS(遂行機能) クレペリン検査 ( 横田式短縮版 ) TMT(Trail Making Test ) Modified Stroop Test ベンダー ・ ゲシュタルト ・ テスト VFT ADAS BACS CAT( 標準注意検査法 ) 記憶スクリーニング その他 ST 標準高次動作性検査 (SPTA) 立方体模写 CDT(Clock Drawing Test ) 物語再生 その他 線分二等分、double daisy かな拾いテスト KIDS 流暢性 老研式高次脳機能検査 合計 運営会議 治療評価会議 担当多職種チーム会議 地域ケア会議 その他会議 外出 ・ 外泊の同伴 裁判所提出書類作成 外来プログラム 研修受け入れ 研究活動等 2,387 47 98 (1955) 35 (215) 57 (392) 67 (268) 31 (154) 35 (1011) 10 (87) 133 (1586) 24 97 839 242 509 113 118 61 16 245 数は実施回数 ( )は延べ患者数 Ⅳ 業務状況 13 医療連携福祉部 13 医療連携福祉部 1)概要 (1)目的 医療連携福祉部は、他の医療機関との連携を推進し、患者の受療と生活の支援を通じて「高 度な医療を優しく提供する」という当院の理念を日常診療において実践することを目的とする。 (2)主な業務内容 在宅支援室は退院に困難を有する患者の退院調整・退院支援と退院後の支援(訪問看護等)、 医療連携室は他の医療機関との患者紹介・逆紹介等を通じて病診・病病連携を推進し、医療福 祉相談室は患者相談等に従事しアドボカシーにも寄与する。 (3)スタッフ構成 医療連携福祉部長:安西信雄(副院長)、その他は以下の各室のスタッフ構成を参照。 在宅支援室 1)概要 (1)目的 在宅支援室は、精神・神経・筋・発達障害の在宅支援を担うために設置されている。 (2)主な業務内容 ①精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケアマネジメント、②神経内科関連の退院調 整を実施している。 (3)スタッフ構成 在宅支援室長(塚本 忠 神経内科医長)、在宅支援係長(富沢明美 看護師長)、常勤看護師 2 名(内 1 名はデイケアと併任)、非常勤看護師1名、在宅支援室担当医療社会事業専門員(伊藤明美)、 非常勤医療社会事業専門員 2 名、非常勤作業療法士 1 名 精神科訪問看護については、精神科リハビリテーション医長坂田医師、市川医師、白戸医師 が併任。精神科作業療法士との連携をとっている。 2)実績 (1)精神障害者の退院調整及び訪問看護におけるケアマネジメント 2011 年度に実施した精神科訪問看護の総件数は 1564 件で、訪問実施対象者数は 2011 年 3 月 時点で 47 名。そのうち今年度、新規に訪問看護導入となったケースは 21 名であった。 2011 年 11 月より「地域精神科モデル医療センター」の研究による入院早期からのケアマネ ジメントが全病棟で入院時のスクリーニングを元にケアマネジメントが開始となった。新規介 入ケースの内「地域精神科モデル医療研究センター」研究開始後における導入ケースは 4 月間 で 9 名であった。 (2)神経内科関連の退院調整 2011 年度の退院調整実績は、退院調整看護師(精神科訪問看護の兼務)2 名での調整で 48 件 であった。入院時に病棟看護師が退院調整の必要性の有無をスクリーニングし、主治医・看護 師・リハビリテーション部、地域関係機関と連携し退院調整を実施した。 3)特徴と展望 当院における在宅支援は、精神科に関しては、長期在院患者の退院促進後の生活支援と状態 悪化時の危機介入などの支援を展開してきた。2011 年 4 月より「地域精神科モデル医療センター」 のアウトリーチ部門として、ACTを目指した訪問看護を実施している。 神経内科に関しては、院内の退院調整のシステム化を図るべく、神経内科在宅支援チーム・ 医療福祉相談室と連携し検討・実施している。 73 Ⅳ 業務状況 13 医療連携福祉部 医療連携室 1)概要 (1)目的 他の医療機関・福祉機関との連携業務に携わる(2010 年 11 月から業務開始)。 (2)主な業務内容 ①他の医療機関・福祉機関から紹介された患者の予約に関する業務。 ②紹介元への返書(診療情報提供書)管理。 ③病院内から依頼された、連携医療機関の検索業務。 ④近隣医療機関および当院への複数回の患者紹介があった医療機関に、当院の「連携医療機 関」としての登録を促し、「医療連携ニュース」を配布。 ⑤当院から他医療機関の予約取得や、他院への診療情報提供書の送付。 (3)スタッフ構成 医療連携室長 : 塚本 忠(医師)、医療連携係長 : 浅井誠司、非常勤事務員 : 村上由起乃、田中 久美子 2)実績 2011 年 4 月からの 1 年間の電話対応数・内容を別表にまとめ、当院初診時での入院・通院・ 他院紹介その他への転帰も記載した。 2011 年度月別医療連携室の実績 予 内 約 電 精神科 神経内科 小児神経科 脳神経外科 心療内科 循環器科 消化器内科 リハ科 外科 話 件 数 訳 内 転 帰 通 院 初診時に入院申込み 他 院 医療相談 終診 キャンセル・変更 訳 内訳 紹 介 元 医 療 登録医療機関 その他の医療機関 機 訳 5月 26 13 5 6 1 1 0 0 0 0 6月 48 33 8 4 2 1 0 0 0 0 7月 26 11 11 4 0 0 0 0 0 0 8月 38 19 6 6 1 2 2 2 0 0 9月 27 17 7 2 1 0 0 0 0 0 10 月 38 28 7 1 2 0 0 0 0 0 11 月 46 28 12 4 1 0 0 1 0 0 12 月 33 18 8 4 2 0 0 1 0 0 1月 52 37 8 4 1 0 0 2 0 0 2月 65 42 11 6 6 0 0 0 0 0 3月 44 32 6 5 1 0 0 0 0 0 11 11 4 0 4 2 15 5 1 1 3 1 27 10 4 0 4 3 12 7 1 0 3 3 27 4 3 0 3 1 12 6 2 0 2 5 24 7 2 0 1 4 26 9 2 0 4 5 19 7 2 0 4 1 23 15 2 0 5 7 39 13 2 0 7 4 16 10 3 0 11 4 8 24 2 16 12 36 4 22 8 30 4 23 3 35 8 38 4 29 0 52 10 55 7 37 45 22 7 2 14 47 14 14 11 8 46 20 8 6 12 40 10 15 8 7 40 10 10 7 13 33 16 10 2 5 40 12 12 8 8 40 17 11 7 5 37 16 5 7 9 40 22 8 5 5 78 27 21 10 20 44 20 9 7 8 関 問 い 合 わ せ 電 話 合 計 予約について 書類希望 入院 その他 内 4月 32 20 7 2 0 1 1 0 1 0 3)特徴と展望 ナショナルセンターとしての当院の使命である「精神・神経・筋疾患、発達障害の克服のた めの研究・高度医療を遂行する」ためには、当院の臨床研究対象である疾患患者の確保が必須 であるが、そのためには当院と日頃から付き合いのある医療機関・(保健所などの)福祉関係 との連携が欠かせない。他医療機関から、患者の紹介 Fax を受けた際には、15 分以内を目標 として予約取得している(即日受診・入院希望に関してはこの限りではない)。 当院での連携医療機関登録制度として、講習会や CC,CPC への出席の案内などもまだ十分 にできていないが、「医療連携ニュース」の発行、連携医証の発行などをおこなった。 今後、連携内容を充実させていく予定である。 74 Ⅳ 業務状況 13 医療連携福祉部 医療福祉相談室 1)概要 (1)目的 医療福祉相談室は、患者及びその家族が抱える心理的及び社会的問題の解決に必要な援助そ の他の医療社会事業に関することを担当する(組織規程第 178 条の 5)。 (2)主な業務内容 医療福祉相談室の理念は、福祉の立場から、多職種チームの一員として医療に参加し、当院 の高度専門医療が、患者・家族の有意義な人生につながるよう支援することである。 業務領域はつぎのとおりである。医療観察法の2つの病棟および司法通院に、常勤 5 名が専 従している。また、在宅支援室に常勤 1 名が専従している。精神保健福祉法の 4 つの病棟、お よび一般科である神経内科・小児神経科等の 4 つの病棟、1 つの重症心身障害者病棟に、室長 と常勤 2 名、 非常勤 6 名が併任している。これらとともに、精神科デイケアに 3 名、薬物依存グルー プワークに 2 名が併任しており、 司法通院以外の外来患者や未受診者等からの面接・電話相談に、 総力で対応している。この中には、医療機関や地域の保健所等からの mECT や身体合併症を 含む精神科、神経内科等の入院相談、および重症心身障害児者のショートステイ調整が含まれる。 また、アドボカシー委員会の事務局を担当している。苦情や要望を受け止め、病院として誠 実に対応することで、医療を行ううえでの信頼関係の強化に貢献している。 病院情報コーナーの管理を担当している。精神疾患や神経難病等の病気理解、利用できる社 会福祉・社会保障制度、法テラスの各種法律相談などの情報を整備し、療養生活に生かしてい ただいている。 (3)スタッフ構成 医療福祉相談室長:漆畑眞人、第一医療社会事業専門職:三澤孝夫、その他のスタッフ常勤 7 名、非常勤 6 名については、「Ⅶその他 2 職員名簿」の医療福祉相談室を参照。 なお、精神保健福祉士 13 名、社会福祉士 7 名。うち両資格所持者 5 名。 2)実績 2011 年度の総相談件数(延べ数)21,147 人。内訳:入院患者 12,980 人、外来患者 6,452 人、 未受診者 1,715 人。なお、相談内容:退院転院 6,271 件、受診受療 5,228 件、社会参加等 5,962 件、 心理社会的問題 5,393 件、経済的問題 2,400 件。 アドボカシー取扱件数 27 件。 病院情報コーナー 常備パンフレット 45 種類 配布数 8,750 部。 3)特徴と展望 医療福祉相談室の特徴:福祉職として医療チームに参加する。福祉職であることから、世界 保健機関憲章で求められる social well-being の実現をめざしている。 ナショナルセンターにおける医療福祉相談室の展望:精神疾患、神経疾患、筋疾患および発 達障害の患者とその家族に対して、多職種チームの一員として行う退院支援や地域定着支援、 就労支援等の業務において、高度専門医療の提供にあわせて social well-being に関する指標 を開発して業務の標準化や均てん化をはかり、コンプリートな「健康」をめざせる日本の医療 の質の向上に貢献したい。 75 Ⅳ 業務状況 14 薬剤部 14 薬剤部 1)概要 (1) 目的 薬剤部は、医師・看護師・その他の医療スタッフとともに医療チームの一員として高度な医 療を支え、安全でかつ効果的な薬物療法を実施するため、医薬品適正使用の推進・供給・管理 を主な業務とする。 (2)主な業務内容 ①調剤業務 統合失調症、神経難病(小児を含む)、重症心身障害、重症てんかん等の患者が多く、処 方内容が複雑であり、常用量を超えた量を使用することも多く、調剤にあたっては、過誤の 無いように全員で情報の交換を頻繁に行なっている。 ②製剤業務 約束処方の予製及び分包、消毒薬、特殊注射薬の調製を行なっている。また、高齢者、神 経難病罹患者、重症心身障害者に対しては、嚥下困難等の理由で錠剤・カプセル剤を散剤に 調製することが多い。 ③医薬品管理業務 医薬品管理業務は、医薬品等の院内各部署への供給、適正な在庫数量の把握に基づく購入 資料の作成、品質チェック、保管管理、帳簿記載、各種伝票の整理、管理資料作成等、多岐 にわたる。特に、麻薬及び向精神薬は法律や厚生労働省の指導により厳正な管理が求められ ているため、別途専用帳簿を作成している。特にコンサータ、リタリンの 2 薬剤については、 処方医と調剤管理者の登録制が導入され特別な管理を実施している。 (3)スタッフ紹介 薬剤部長:斎藤郁夫、副薬剤部長:鈴木秀則、調剤主任:山田昌彦、治験:鈴木久仁子、北浦 円、 原 恵子、森岡 創、市川 暁、 (非)森下 信一(サイクロトロン) (非)日和田 哲郎、 (非) 内藤 洋子、助手 2 名。 2)実績 (1)薬事委員会の開催、チーム医療への参加 薬事委員会を毎月開催し医薬品の採用可否、適正使用と効率的な運用などについて審議を行っ た。また医療チームの一員として ICT、NST 活動へも積極的に参加し院内感染防止、栄養管 理支援を行った。 (2)薬剤管理指導 (表 -1) 医薬品の適正使用を推進すべく薬剤管理指導業務を実施した。 実施病棟は精神科病棟、一般病棟を対象に実施し 2011 年度の薬剤管理指導実施者は 2,711 人、 請求件数は 2,711 件であった。2010 年度に比べ実施人数で約 6 倍の増加となっている。 76 Ⅳ 業務状況 14 薬剤部 表 1 薬剤部業務統計 年 度 入院 外来 入院 処 方 せ ん 枚 数 外来院内 外来院外 * 院 外 処 方 せ ん 発 行 率 ( 院 外 ) 処 方 せ ん 料( 点 数 ) 入院 ( 点 ) 調 剤 料 外来 ( 点 ) 入院 ( 件 ) 調剤技術基本料請求件数 外来 ( 件 ) 実施患者数 請求患者数 請求件数内訳 2.ハイリスク薬管理 請求件数内訳 3.1 及び 2 以外 * 請求件数(上記内訳の合計) 医薬品安全性情報等管理体制加算件数 麻薬加算件数 退 院 時 薬 剤 情 報 管 理 指 導 料 件 数 薬剤師が行った提供件数 薬 剤 情 報 提 請求件数 供 料 ( 件 数 ) ( 手帳記載加算件数 ) 無菌製剤処理料 1 総実施件数 無菌製剤処理料 1 請求件数 無 菌 製 剤 処 理 料 無菌製剤処理料 2 総実施件数 無菌製剤処理料 2 請求件数 院 内 製 剤 加 算 請 求 件 数 1) 、2)2008 年度より算定 3) 、4)2010 年度より算定 注 射 処 方 箋 枚 数 2008 19,544 4,247 51,466 4,061 67,238 94.3% 4,260,694 1,039,344 31,413 6,631 2,390 45 45 46 0 46 ― 0 ― 2,880 1,899 0 0 0 0 0 310 2009 17,755 5,089 50,656 4,532 65,781 93.6% 4,139,919 899,805 34,433 5,641 2,524 154 154 349 11 338 ― 0 ― 3,196 1,281 0 0 0 0 0 266 2010 17,294 5,542 49,125 5,331 68,365 92.8% 4,324,857 763,684 41,027 5,098 3,109 455 455 403 81 484 0 0 0 3,629 1,470 0 0 0 0 0 240 2011 16,133 7,681 55,099 5,199 70,829 93.2% 4,492,246 47,195 3,267 4,306 3,267 2,711 2,711 4,449 926 5,375 1,471 3 812 4,686 2,308 20 50 54 228 232 27 1) 2) 3) 4) 購入金額(千円) (3)医薬品購入金額 (図 -1、2) 800,000 2011 年度の医薬品購入金額は 6 億 6 千万円で前年度と比べ約 42,300 千円(106.8%)の増加 600,000 になった。特に中枢神経系用薬のリスパダールコンスタ注、グロブリン製剤ボドックス注が主 400,000 要因となっている。購入金額の ABC 分析ではマイオザイム注、グロブリン製剤、リスパダー 200,000 ルコンスタ注、ボドックス注の 4 品目で全購入金額の約 50%を占めるにいたっている。後発薬 0 品採用比率は 13.2%で購入金額比率 2.8%であった。 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 医薬品購入費、薬効別購入費は下記の棒グラフ、円グラフのとおりである。 図 1 医薬品購入費の年度別推移 図 2 2011 年度薬効別医薬品購入額 構成比 購入金額(千円) 2.18% 800,000 2.71% 中枢神経系用薬 8.33% 600,000 生物学的製剤 400,000 12.43% 200,000 21.54% 0 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 29.83% その他の代謝性医薬品 その他 22.98% 末梢神経系用薬 滋養強壮変質剤 消化器官用薬 3)特徴と展望 構成比 2011 年度は 2 名の増員と薬剤業務の見直しを行った結果、薬剤管理指導実施患者数は対前年 2.71% 2.18% 6 倍と飛躍的に増加した。今後も業務改善を継続し病棟活動の充実を図っていきたい。 度の約 中枢神経系用薬 8.33% 後発医薬品採用率は 13.2%であったが次年度は後発薬品使用体制加算 2 の取得を目指したい。 生物学的製剤 12.43% 21.54% 29.83% その他の代謝性医薬品 その他 22.98% 末梢神経系用薬 滋養強壮変質剤 消化器官用薬 77 Ⅳ 業務状況 15 看護部 15 看護部 1)概要 (1)目的 看護部は、病院の基本理念に基づき、患者さんの生命の尊厳と権利を尊重し、創造的で科学 に基づいた先駆的な看護と心に寄り添った看護を提供すると共に、看護の実践を集積して臨床 研究を推進し、精神・神経看護を国内外に情報発信することを目的とする。 (2)主な業務内容 今年度は 2009 年より準備を進めてきた病院機能評価受審の年であり、患者さんの期待や満 足に答えられ、職員にとっても働きやすく安心・安全で良質な医療を提供できる病院にするた めの取り組みを行った。その結果、病院をあげて同一の課題に向かって改善意欲が醸成され、 認定後も改善成果の維持・定着や継続的な改善活動への動機付けとなった。 (3)スタッフ紹介 看護部長:小宅比佐子、副看護部長:大草由美子、坂下利香、他のスタッフについては「Ⅶ その他 2 職員名簿」の看護部の項を参照のこと。 2)実績 (1)看護職員の状況 2011 年 4 月は、看護師定員 331 名(現員 336 名)、非常勤看護師 13 名、看護助手 10 名(パー ト 3 名含む)派遣看護助手 10 名でスタートした。4 月の採用者は、新採用者 35 名(新卒 28 名、 既卒 7 名)、他独法施設より転勤異動 2 名の 37 名である。退職者は 35 名、退職理由の内訳は、 進学 3 名、結婚 2 名、育児専念 3 名、家事専念 4 名 他医療機関への就職 4 名、健康上の理由 10 名、その他 9 名(定年 3 名、家族の看病 1 名、その他 4 名)であった。 看護職員の状況 人数 看護師総数 採用者総数 新卒看護師数 退職者総数 400 327 326 320 336 300 200 100 42 32 24 18 24 19 26 39 17 35 35 28 0 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 年度 (2)クリニカルラダー申請及び承認の実績(2011 年度申請・承認) 看 新人コース 申請総数 29 実績総数 28 達 成 率 97% 78 護 2 段階 19 18 95% 師 3 段階 20 20 100% 4 段階 28 8 29% 准 看 護 師 2 段階B 3 段階B 0 0 0 0 0% 0% 合 計 96 74 77.00% Ⅳ 業務状況 15 看護部 (3)学会発表・座長・研修会講師等 学 会 区 分 全 国 学 会 地 発 表 者 数 14 座 長 等 1 研修会講師 1 方 会 研 1 究 会 施 1 2 設 合 6 計 15 1 15 (4)研修参加状況 主 催 区 分 厚生労働省等 本部・ブロック 看 護 協 会 東 京 都 そ の 他 合 計 参 加 者 数 99 3 11 8 8 69 (5)専門看護師、認定看護師有資格者数 今年度新たに精神看護専門看護師(CNS)の合格者を 1 名輩出し、認定看護管理者 1 名、感 染管理認定看護師 1 名、皮膚・排泄ケア認定看護師 1 名、摂食・嚥下障害看護認定看護師 1 名が、 それぞれの領域で活動を活発に行っている。 (6)2011 年度の看護部の概要 ① 5 月 1 日 3 階南病棟・3 階北病棟で入院基本料7:1を取得した。 ② 第 5 回、第 6 回 包括的暴力防止プログラム(CVPPP)指導者養成研修を実施し 49 名の 修了者を輩出、さらにフォローアップ研修を実施し 25 名が受講した。 ③ 静脈注射の教育・研修を実施し認定者 33 名を輩出し、初年度と合計して認定者は 55 名となっ た。 ④ 第 2 回 QC活動発表会において看護部内の 13 部署からの報告があった。 ⑤ 院内看護研究発表会において 5 題の発表がなされた。 ⑥ 医療サービス検討委員会を看護部長主導で立ち上げ、患者満足度調査結果から課題を見出 し改善への取り組みを実施し、活動報告会において病院の各 13 部署から発表を行った。 3)特徴と展望 当院看護部の特徴として、人工呼吸器を使用している患者が年々増加し、医療密度が高くなっ てきている。精神科病棟は 35 床の全個室化となり、平均在院日数は 51.5 日(前年度 56.4 日)で、 病院全体を見ても短縮化が進み、看護師の高い臨床実践能力が求められてきている。そのため、 当センターが政策医療として担っている精神、神経・筋疾患、発達障害、重症心身障害の専門 看護研修の充実を図っている。 看護部は、病院最大の職員がいる部門として、また、24 時間 365 日患者の最も身近なベッド サイドで働く職種として、看護の可視化を臨床研究という形で実践し、病院及び看護部の理念、 方針の実現のために学習する組織作りに取り組んで行きたい。 18000 16000 14000 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 合計 人工呼吸器使用数 人数 15486 呼吸器 15528 15934 13812 8692 8396 7090 8229 8157 7344 7777 マスク 5120 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 年 79 Ⅳ 業務状況 16 栄養管理室 16 栄養管理室 1)概要 (1)目的 栄養管理室が担う業務は、入院(外来)患者様に食事サービスと医療サービスを適切に提供 することであり、これにより患者様への貢献及び病院の評価を高め経営改善に資することにある。 (2)主な業務内容 大別すると食事サービスと医療サービスになる。 食事サ-ビスは、患者様個々の症状と嗜好に合わせた食事や選択性をもたせたメニュー等によ り満足される食事を提供することであり、食事環境として適切な食器の使用や食堂での喫食、 衛生面に配慮した食事提供も患者様に満足される要素である。 医療サービスは、適切に制度管理された治療食の提供や栄養食事指導、入院栄養管理計画や カンファレンスに参加してコ・メディカルとして栄養サポートチ-ム、褥瘡チ-ム、臨床検査 部・栄養管理室合同ラウンドチ-ム等のチ-ム医療に参画することである。 (3)スタッフ紹介 栄養管理室長:今泉博文、第一栄養主任:阿部裕二、第二栄養主任:鷹羽智子、管理栄養士 2 名、 調理師 9 名、給食事務(派遣)1名。また、2011 年 6 月に管理栄養士1名の増員があり管理栄 養士5名にて栄養管理業務に従事している。 2)実績 (1)全般 2011 年度においては、 東日本大震災に伴う、計画停電日における調理、配膳の対応と放射能汚染、 風評および台風による精白米と生鮮食料品等の品薄と高騰に追われた年でありましたが大きな トラブルもなく、栄養管理業務を運営できた。 (2)入院時食事療養関係 入院時食事療養数については、特別食の比率が徐々に上がっており、2010 年度に対し、8.8 %増の 43.3 %(最大数値3月期 48.1%)で食数においても 約 42,314 食増であった。 (3)栄養食事指導関係 栄養食事指導件数(個人)で多い疾患は、脂質異常症、肥満症、糖尿病、心臓病、高血圧症 の順であり、この5疾患が個人指導件数の約 80%を占めている。また、算定栄養指導件数は 2010 年度に対し、321 件の増となった。 (4)管理栄養士臨地実習受託関係 学生の実習指導等に関しては、養成施設と実習受け入れ施設双方の連携が求められますが、 実務経験者として、後進である管理栄養士・栄養士を目指す学生に指導を行うことは、先輩と しての責務と考える。 本年度より、 十文字学園女子大学を受託し、4養成大学となり 延べ臨地実習人数 474 名となっ た。 80 Ⅳ 業務状況 16 栄養管理室 総合内科部栄養管理室 入院時食事療養数等 入院 食事療養数合計 ( 食 ) 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 504,829 482,341 456,403 387,208 362,334 387,225 95,810 95,190 103,815 111,895 125,058 167,372 19.0% 19.7% 22.7% 28.9% 34.5% 43.3% 2006 年度 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 10,068 8,968 7,934 9,705 13,941 984 551 2006 年度 2007 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 157,073 149,621 134,176 115,733 122,078 2009 年度 2010 年度 2011 年度 100 292 474 加算特別食 ( 食 ) 特別食加算率 デイ・ナイトケア デイケア食(食) ナイトケア食(食) 7,314 690 942 栄養管理実施加算状況 栄養管理実施加算件数 2008 年度 143,455 管理栄養士臨地実習受託状況 延べ実習人数 2006 年度 2007 年度 60 60 2008 年度 60 3)特徴と展望 栄養管理室は、当院の対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で不規則になりがちな 生活習慣および栄養管理上の諸問題に対してチ-ム医療を基本とし、貢献していきたい。 81 Ⅳ 業務状況 17 治験管理室 17 治験管理室 1)概要 (1) 目的 治験管理室は、2000 年 10 月に治験運営を円滑にすすめるため設置された。 (2)主な業務内容 治験コーディネーター(CRC)による各科の治験支援や治験に参加された患者さんのサポー ト、製薬会社との対応、治験審査委員会の事務局業務、治験薬の管理業務、治験関係資料の保 管・管理等治験にかかわる様々な業務を行っている。また、国際共同医師主導治験および早期 探索的臨床試験の準備を TMC 臨床研究支援室と共に行っている。 (3)スタッフ構成 治験管理室長:中込和幸(臨床研究支援部長)、室長補佐:細井薫、事務局長:斉藤郁夫(薬 剤部長)、事務局次長:大草由美子(副看護部長)、治験管理係長:玉浦明美(看護師長)、治 験主任:近野健一(薬剤師)、治験コーディネーター:太幡真紀 他 9 名、ローカルデーターマネー ジャー 2 名、事務員 5 名 2)実績 2011 年度の治験実施状況は、総契約課題数 54 件(うち国際共同治験課題 13 件)、契約症例 数 189 例(うち実施症例数 147 例、図 1)であった。また TMC 臨床研究支援室と共に、センター 初となる早期探索的臨床試験の準備および体制整備を行い、2 月には医薬品医療機器総合機構 の薬事戦略相談を終え、2012 年度に治験計画届出を提出し実施の予定である。 図1. 治験実施状況の推移 症例数 契約症例数 実施症例数 件数 プロトコル数 60 350 59件 300 54件 56件 297例 50件 50 265例 49件 250 40 206例 207例 206例 200 176例 189例 187例 156例 150 30 147例 20 100 10 50 0 3)特徴と展望 2007 2008 2009 2010 0 2011 2012/8/7 特徴として、精神科領域の治験件数および国際共同治験が増加していること、医師主導治 験および ICH-GCP 準拠の臨床研究の支援が開始されることから、これからの治験管理室は TMC 臨床研究支援室と一体となり、準備の早い段階から実施の支援に至るまでの支援全体の 強化が求められる。 また来年度は、①治験の効率化を目的とした IRB の電子化、TMC 臨床研究支援部と共に IRB・倫理審査委員会の適正再編に伴う支援、② TMC および筋疾病センターと共に、希少疾 患をモデルとした医療機関・患者をつなぐ臨床試験ネットワークの稼働に重点を置くため、治 験管理室は TMC と連携をはかり精神・神経・筋分野の治験および臨床研究の推進を目指した 基盤整備の体制構築を行っていく予定である。 82 Ⅳ 業務状況 18 医療安全管理室 18 医療安全管理室 1)概要 (1)目的 医療安全管理室は、組織横断的に院内の医療安全および院内感染防止を担うため設置された。 (2)主な業務内容 設置後 9 年を経て、当院において、①医療事故情報の収集分析、②事故調査と対策の立案、 ③教育研修、④予防活動、および、⑤院内感染防止対策を行っている。 (3)スタッフ構成 医療安全管理室長(安西信雄 副院長)、医療安全管理係長(伊藤淳子 看護師長)、院内感 染対策管理者(平井久美子 感染管理認定看護師)、医療機器安全管理責任者(登坂一眞 臨 床工学技士)、医薬品安全管理責任者(斉藤郁夫 薬剤部長) 2)実績 (1)医療事故報告への対応 2009年度 2009年度 2010年度 2010年度 2011年度 2011年度 2011 年度に報告されたヒヤリハットの件数 1,606 件の内訳は多い順に転倒転落、与薬(内服)、 チューブ関係であった。転倒・転落、与薬ミス、チューブ関係のトラブルの 3 つが多いことは ここ数年間一貫した傾向である。精神科転倒転落アセスメントシート開発より 3 年が経過し、 転倒転落発生割合が減少し効果があったと言える。患者影響レベル 3b 以上事例については、 前年度 15 件より 24 件に増加し、外傷・転倒による骨折などの対策見直し、徹底が必要である。 83 Ⅳ 業務状況 18 医療安全管理室 (2)医療安全のための委員会の開催 ・医療安全管理委員会は、毎月開催し、規程、マニュアルを 18 項目改訂した。 ・リスクマネジメント部会は月 1 回、全部署への医療安全活動の周知、実践を目的に開催し、 内服与薬方法の検討、転倒転落アセスメントシート開発、誤嚥防止対策、救急カートチェッ クリスト改訂を行った。 (3)医療安全対策予防及び周知 ヒヤリハットニュースを 19 回発行、緊急医療安全情報を 49 回メール送信した。 (4)院内感染防止の対策 ・標準予防策の充実(PPE 使用状況の把握、フィルム付きマスクの導入)、感染拡大防止の観 点より(入院患者の体温チェック、遺伝子検査機器の導入によりノロウイルスや抗酸菌の院 内検査が迅速化、オムツの取扱い等)、抗菌薬適正使用に向けての取組み、感染防止技術の 向上(ルンバールキットの導入)を行った。 ・耐性菌サーベイランスの継続的な実施と、国立感染症研究所(JANIS)への耐性菌感染症の 報告 耐性菌による感染症の発生率:0.64%(発生数 5 件 総入院患者数 7740 人) 検出された耐性菌 :MDRP、MRSA、ESBL ・中心静脈カテーテル関連サーベイランスの開始(感染発生率 2.31 件 /1000 デバイス日、器具 使用比 0.01) ・症状(発熱・嘔吐・下痢)サーベイランスの実施によりアウトブレイクの早期発見に努めた。 ・精神科病棟のアウトブレイク防止対策として、精神科入院患者を対象にした手洗い教育を実 施して 5 年目が経過した。 ・感染症発生時の対応(結核 3 件、疥癬 2 件、マイコプラズマ疑いの集団発生) ・針刺し事故対応 13 件(医師 7 名、看護師 3 名、看護助手 1 名、研究所 2 名) ・院内感染防止マニュアルの改訂 ・情報発信として ICT ニュースを計 10 回発信した。 (5)医療安全教育・研修 (詳細はⅤ 研修・教育・研究を参照) 医療安全研修を 28 回、院内感染対策研修を 2 回実施した。 3)特徴と展望 当院における医療安全管理の特徴は、対象疾患である精神疾患、神経難病、筋疾患等で生じ やすい医療安全上の課題に対応して発展してきた。たとえば、転倒転落、自殺、迷惑行為など があげられる。 転倒転落に関しては、2009 年度より「精神科特有アセスメントシート」の開発に取り組み、 2010 年度は、「精神科特有アセスメントシート ver3」を完成させた。この 3 年間で転倒転落発 生割合を 3.81 より 2.74 へ減少することができた。転倒転落防止指導介入研究により、指導の 効果も示唆されたため、さらに実行ある介入策を立案していく予定である。 2011 年度は、機能評価受審を通し、病院の理念、患者の権利、規程、マニュアルの見直し、 文書類の整備等多岐にわたる活動を実施することができた。また、大震災を経験し、災害時対 応マニュアルの作成を行った。今後も機会を生かし、病院の質向上のための活動を実施してい く必要がある。 院内の感染対策については、発足後 8 年目を迎えた ICT が中心になり活動を行っている。 2011 年度は機能評価受審があったため、それに向けての取組みを中心に行った。基本的な標 準予防策や経路別予防策の徹底や、とくに感染研修の参加率向上に向けての取組みに力を入れ た。2012 年度も引き続き ICT が主体的に行動し、感染症の発生や拡大を防ぐとともに、清潔 で良い環境を維持していきたい。また、職員一人一人が感染に対する知識を深め行動できるよ うにするために、感染防止推進部会メンバーの育成にも力を入れていきたい。 84 Ⅳ 業務状況 19 療育指導室 19 療育指導室 1)概要 (1)目的 児童福祉法での契約入院及び措置入院による重症心身障害児(者)や肢体不自由(進行性筋 ジストロフィー症)児及び障害者自立支援法(療養介護)での契約入院による進行性筋ジスト ロフィー症者の成長や発達の促進及び生活範囲の拡大、また入院者の自己実現を支援すること により生活の質(QOL)の向上を図ることを目的とする。 (2)主な業務内容 医療と福祉そして教育が連携しながら行うことを基本としながら個別支援計画を作成し、入 院者の成長発達の促進や生活の質の向上、さらに自己実現への支援を行っている。 その中で児童指導員は、主に行政機関や入院者の社会活動に必要不可欠な社会資源、院内各 部門、入院者家族、後見人、地域社会等との連絡調整や補装具作製等の相談支援を行っている。 また保育士は、日中活動の支援を中心とした療育活動や様々な行事を通して生活経験を豊か にし、心身ともに安定した体調に配慮しながら生活範囲の拡大や生活支援を行っている。 (3)スタッフ紹介 療育指導室長:上西修一、主任児童指導員:福島 健、主任保育士:鈴木志保子、他のスタッ フについては、「Ⅶその他 2 職員名簿」の療育指導室を参照のこと。 2)実績 (1)重症心身障害児(者) 身体的機能、年齢、能力に配慮した生活リズムの獲得、嚥下機能の改善や摂食支援、姿勢保 持を考慮した車椅子作製と生活空間の拡大、社会や地域、人との交流を目的とした誕生会、季 節行事、バス遠足、グループ活動を実施した。また個人の残存機能の維持や感受性の維持向上 を目的とした集団療育や個別支援を実施した。 (2)肢体不自由(進行性筋ジストロフィー症)児 学習支援や趣味の活動への支援、社会経験の獲得する為にバス遠足や外出活動、季節行事を 通した支援、精神面への支援、自己実現を目的とした個別活動への支援を行った。 (3)療養介護(進行性筋ジストロフィー症者) 多くが人生の中途で病気となり在宅で生活が困難となり入院にしている為、入院者自身の自 主性を尊重し、入院生活を拠点とした最低限度の文化的な生活ができるよう余暇活動の支援や 日常生活が豊かとなるように行事やグループ活動を行った。また医療と看護とも連携しながら 外出支援を行った。 (4)院外研修 ①平成 23 年度 東京都相談支援従事者研修、②平成 23 年度 東京都サービス管理責任者研修(児 童分野)、③「ペアレントトレーニング」リーダー養成講習会、④アニマルセラピーにスタッ フが参加した。 3)特徴と展望 児童福祉法や障害者自立支援法による長期入院児(者)への成長発達や生活の質の向上に向 けた福祉サービスを提供していくことが大きな特徴である。障害福祉制度改革を見据え、また 高度専門医療センターとしての使命を果たしていく為に、医療と看護と院内外の各部門と連携 をしながら QOL の向上を目的とし、最近の様々な障害児(者)のニーズに対応していきたい。 85 Ⅳ 業務状況 20 アドボカシー委員会 20 アドボカシー委員会 1)概要 (1)目的 2008 年 8 月 1 日より、当院利用者(患者・家族)等の苦情・要望、相談、医療安全に関する 問題に迅速に対応するために、総合相談室運営委員会を定期的に開催し、 「医療なんでも相談窓口」 を設置して、相談業務を遂行してきた。この窓口は、医師、看護師、ほかのコメディカル、福 祉職、事務職の多職種がローテーションによって1名ずつ担当していた。 2011 年 4 月 1 日より、相談業務の効率化等を図るため、窓口を医療福祉相談室とし、人員体 制が整うまで従来どおりの多職種によるバックアップ体制を敷いた。2011 年 6 月 1 日より、医 療福祉相談室が医療なんでも相談窓口の実務を完全に承継した。 ところで、2008 年、病院機能評価のプレ審査において、当院のアドボカシー機能(患者の 権利擁護機能)が弱いと指摘されていた。そこで、2011 年 7 月 1 日より、この機能を強化する ために、 「独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院アドボカシー委員会要綱」を制 定した。これにより、総合相談室運営委員会を廃止し、アドボカシー委員会がスタートした。 アドボカシー委員会では、患者・家族からの苦情・要望その他相談について、病院としてその 権利擁護等を図ることをより明確にしたものである。医療福祉相談室が事務局となった。 (2)主な業務内容 アドボカシー委員会は、定例で月1回開催する。 患者・家族の相談等は、医療福祉相談室が受け止める。ただし、患者・家族は直接に医事室や、 その他事案を所轄する部門に対して申し出をすることを妨げないものとした。医事室での対応、 および「ご意見箱」による投書を含めて、病院としての整合性ある適切な対応をはかっている。 医療福祉相談室及び医事室その他の部門(以下、医療福祉相談室等という。)で相談等を受 け付けた場合の取扱いは、次のとおりとした。 ①医療福祉相談室等で相談等を受けた職員は、所定の受付・報告書に相談等の内容を記載し、 速やかに医療福祉相談室長へ提出する。 ②医療福祉相談室長は、当該相談等を解決するべき部門の責任者に対し、対応を依頼する。 ③各部門の責任者は、当該相談等について精査し、迅速にその解決にあたる。窓口ですでに解 決している相談等に関しても、改善策を講じる必要があるのか十分検討し、必要がある場合 は、速やかに改善に努めるものとする。(相談等を受け付けてから、原則、休日を除き 7 日 以内に対応をするものとする。) ④各部門の責任者は、以上の対応に併せて、当該相談等の内容を当委員会に報告する。当委員 会では、受け付けた相談等について、その対応状況の内容を確認し、その対応が適切である かを審議するとともに、必要に応じて当該部門長等に対して指導・助言を行う。 ⑤各部門の責任者は、対応結果を、受付・報告書に記載し、副院長の決裁を得る。 なお、医療福祉相談室長は、医療安全管理の必要があると思料するときには、受付・報告書 を添えて事案を医療安全係長に報告することになっている。 また、各部門の責任者は、当委員会の審議結果により指導・助言を受けたときは、これを部 門内に周知するなどの対策をとることとなった。 (3)スタッフ構成 アドボカシー委員会メンバー(平成 23 年 4 月 1 日) 委員長:副院長(安西) 委員:外来部長(三山)、精神科外来医長(吉田)、看護部長(小宅)、副看護部長(大草)、 医療安全管理係長(伊藤)、外来師長(經澤)、医事室長(泉)、医療福祉相談室長(漆畑)、 医療福祉相談室職員(伊藤)、総務係長(森田) 86 Ⅳ 業務状況 20 アドボカシー委員会 2)実績 2008 年以降の医療何でも相談窓口と 2011 年度の医療福祉相談室で受けた苦情要望の件数は、 以下のとおりである。 4月 5月 6月 7月 8月 2011 年度 5 1 3 0 0 2 2 5 1 2010 年度 3 2 3 0 3 5 3 2 2009 年度 5 2 2 5 0 3 1 3 3 5 2008 年度 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2月 3月 計 0 2 6 27 2 0 2 5 30 2 3 4 3 2 32 0 4 5 6 3 29 3)特徴と展望 医療福祉相談室が医療なんでも相談窓口をひきついで、苦情要望の件数はほんのわずかに減 少した感がある。 ソーシャルワーカーが受容傾聴しつつ整理していくと、相談者の言われたい内容が解きほぐ されていく。ソーシャルワーカーとしては、単に不満を聞いていわゆるガス抜きをして終了さ せることはない。ソーシャルワーカーは医療を受ける権利などの生存権や自由権等を擁護して 生活の安定を図らなければならない職種である。ただし、しっかりと相談を受けていくと、当 初は主治医に対する苦情のような外観をもっていたものが、必ずしも主治医側の言動の不当性 や一方的な落ち度を非難しているというわけではなく、患者・家族と主治医とのコミュニケー ション不足のために困っているということが浮上してくる場合もあった。アドボカシーとは権 利擁護であり、患者としては医療に対する説明を受ける権利を有している。しかし、このよう にコミュニケーション不足の結果として、権利侵害を受けているというよりは、患者側が十分 に説明を求める権利を行使できていない場合もあった。そのような場合には、部門の責任者に 苦情としてあげて対応していただくというよりは、まずは仲介して主治医とコミュニケーショ ンを取りもつことが求められた。これもアドボカシー(権利擁護)の一形態といえるものと考 えている。ただし、このあとの主治医の対応が苦情の対象となることはありうる、という受け 入れ体制はあくまで崩すことはない。このようにアドボカシー機能は多様な方法でまっとうさ れているといえる。 患者の権利を擁護する社会的動向は、1994 年世界保健機関ヨーロッパ会議のアムステルダ ム宣言によって、それまでの国際的な潮流の共通原理が整理された。そこでは、単に裁判所に 訴えるだけでなく、医療機関の中や、地域にも、患者が苦情救済を迅速かつ適切に図れるシ ステムが用意されるべきであるとされている。それから 20 年近くが経とうとしている。わが 国でも、地域には、行政の医療安全支援センター(医療法第 6 条の 11)、認証制度の医療ADR (裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律)、民間の患者の権利オンブズマン等がある。 厚生労働省は、2012 年度、新たな診療報酬改定により、患者サポート体制充実加算を創設し、 医療機関の中にも同様の機能を位置づけられるようにした。したがって、わが国でも、医療機 関の中でのアドボカシー委員会の業務標準化と均てん化が求められていくものと思われる。そ こで、アドボカシー機能が弱いと指摘されていた当院から、全国に高度な医療とともに、この 実践を発信できるように質を高めていきたい。 87 Ⅳ 業務状況 21 医療情報室 21 医療情報室 1)概要 (1)目的 病院情報システム(電子カルテシステム・医事システムおよび部門システム)の構築・運用・ 管理を行うため、2009 年度から設置された新しい部署である。 (2)主な業務内容 前年度に稼働開始した電子カルテシステムをはじめとする病院情報システムの運用管理、利 用者からの操作問い合わせ・障害連絡対応、システム改善に向けた課題・要望案件の対応、デー タ二次利用のよる診療業務および臨床研究支援などの業務を行っている。 (3)スタッフ構成 医療情報室長:波多野賢二 2)実績 (1)病院情報システムの運用 前年度の病院情報システムの稼働以後、平日日中は業務委託オペレータ 3 名による体制で、 操作に関する問い合わせ・障害連絡等への対応を実施している。また、システム運用維持に欠 かせない利用者管理・サーバ・ネットワークおよび端末管理・マスタメンテナンス等の業務を 実施している。2011 年度は電源工事などに伴う停止を除き、1 度の停止もなくシステムの連続 稼働を行った。 (2)システムの BCP 対策 前年度末の東日本大震災に伴う計画停電では、長時間のシステム停止が発生し業務に大きな 支障が生じた。その経験を踏まえ、システムの BCP(Business Continuity Plan)対策として、 主サーバ室空調および医療情報室オフィスの保守電源化等の対応を行い、停電時のサーバ無停 止化を実現した。 (3)システム改善に向けた取り組み 利用者から寄せられる、システムに関する問題点、改善が望まれる要望は、システム課題と して管理し、対応状況のチェックを定期的に行い病院情報委員会等で報告を行っている。 (4)データ二次利用による診療・業務支援 病院情報システムに日々蓄積される診療データを二次利用し、診療・業務を支援する取り組 みを積極的に行った。2011 年 6 月の病院機能評価に際しては、病院情報システムから抽出した データをもとに疾患別統計等の資料作成を行った。 3)特徴と展望 当センターは、精神神経領域の高度先進医療と疾患研究を担う国内でも稀有な、医療・研究 機関である。そのような当センターのタスクに対し、情報技術の面から貢献することが当室の 役割である。また、採算性を求められる病院の情報システム管理部門として、病院経営の改善 に向けての情報収集および職員への情報提供を行い、さらに業務改善につながるプラニングに も貢献することが今後の目標である。 88 Ⅳ 業務状況 22 教育・研修室 22 教育・研修室 1)概要 (1)目的 各科における初期・後期臨床研修医への教育を円滑に行うために、病院としての体制の構築、 支援を行うことを目的としている。 (2)主な業務内容 ①初期臨床研修医の受け入れに対して協力型病院としての準備をする。 ②後期臨床研修医に対し、レジデント教育プログラム・募集要項を作成する。 ③例年東京ビッグサイトで開催されるレジナビフェアにおいて、採用説明会を実施する。 ④後期臨床研修医の採用試験を実施し、その後のフォローを行う。 (3)スタッフ構成 教育・研修室長:大和滋 2)実績 (1)初期臨床研修医の受け入れ 初期臨床研修医の教育に関して、当センターは協力型病院に指定されており、基幹型病院で ある災害医療センター・公立昭和病院・東京北社会保険病院・国立病院機構西埼玉中央病院・ 多摩北部医療センターの 5 施設から精神科へ計 28 名を受け入れた。 (2)後期臨床研修医の受け入れ 平成 23 年 6 月のレジナビフェアにて採用説明会を実施し、20 名の研修医が訪問した。 同 9 月には後期臨床研修医採用試験を実施し、23 名が受験し、19 名を採用した。内訳は、精 神科 8 名、神経内科 2 名、小児神経科 7 名、遺伝子検査・遺伝カウンセリングコース 1 名、放射 線科 1 名であった。 3)特徴と展望 当センターのミッションの一つとして、精神神経領域における専門性を有する医師の育成が ある。さらに当センターにおいて教育を受けた医師らが全国で活躍することにより、医療の均 てん化にも繋がると思われる。個々の教育は各科に任せられている状況であるが、当室として は、当センターの特徴を生かし、全体としてのシステムの改善、研修環境の整備などに取り組 んでいきたい。 89 Ⅳ 業務状況 23 筋疾患センター(Muscular Disease Center) 23 筋疾患センター(Muscular Disease Center) 1)概要 (1)目的 筋疾患の診療を包括的に行う、多部門が連携した診療・研究チーム(multidisciplinary team) である。当センターは、数十年にわたる筋疾患の診療、研究の実績を有しており、ま た 40 年以上にわたり運営されてきた筋ジストロフィー研究班でも中心的な役割を担ってきた。 筋疾患センターは、それらの経験をもとに、かつさまざまな部門が連携していくことで、筋疾 患の医療の進歩に貢献していくことを目的としている。 (2)主な業務内容 多部門連携の診療体制の構築、専門外来(小児神経、神経内科、リハビリテーション科、整 形外科など)、症例検討会、市民公開講座、トランスレーショナルリサーチを念頭においた病院、 研究所、トランスレーショナルメディカルセンターとが密に連携した研究グループの構築など (3)スタッフ構成 筋疾患センター長(小牧宏文)、小児神経科(小牧宏文、佐々木征行、坂元千佳子)、神経内科(大 矢寧、森まどか、村田美穂)、リハビリテーション科(小林庸子、岩田恭幸)、外科(三山健司)、 麻酔科(中井哲慈)、飲みこみ外来(山本敏之)、遺伝子検査診断室・遺伝カウンセリング室(後 藤雄一、佐藤有希子)、トランスレーショナルメディカルセンター(武田伸一、木村円、清水玲子)、 神経研究所疾病研究第一部(林由起子、西野一三) 2)実績 (1)診療 日本全国から筋疾患の診療の紹介をうけている。日本の筋病理診断センター的な役割を担っ ている当センター神経研究所疾病研究第一部と病院が連携し、最新の知見に基づく正確な診断 を提供している(小児神経科、神経内科)。毎月第 4 火曜日に専門外来(小児筋ジス、成人筋ジス、 整形外科筋ジス、リハビリテーション科)を開設している。またその時間あわせて家族、患者 同士のコミュニケーション、自立活動をはかるためのプログラムも行っている。噛み合わせが 悪い、口腔ケアなどの問題に対する歯科治療を提供している(歯科)。安静時エネルギー消費 量などをもとに客観的な評価も利用し、栄養士などによる栄養相談を提供している(小児神経 科、神経内科、栄養管理室)。誤嚥や飲み込みの問題に対して「のみこみ外来」による正確な 評価と対応を検討している(のみこみ外来)。経口摂取のみで体調維持が困難となった場合など、 外科を中心とした胃ろうの造設・管理を行っている(外科)。筋疾患に対して適切な整形外科 的対応を提供している(整形外科)。筋疾患をもつ麻酔にはいくつかの注意点があるが、病態 に応じた適切な麻酔を提供している(麻酔科)。当院通院患者・家族が主体となって運営して いる筋ジストロフィー家族会の運営をサポートしている。患者会主催の患者相談会、患者家族 対象とした外部講演会(東筋協、遠位型ミオパチー患者会、日本筋ジストロフィー協会、保健 所主催の講演会など)、患者会誌などへの医療情報提供を行っている。 (2)合同臨床検討会(Clinical myology conference) (詳細はⅤ 教育・研究を参照) 研究所(疾病研究第一部)、病院(神経内科、小児神経科、リハビリテーション科など)と の合同の臨床カンファランスを実施した。 (3)論文、講演 原著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。 90 Ⅳ 業務状況 23 筋疾患センター(Muscular Disease Center) (4)市民公開講座 医療の均てん化を目標に年1回開催している。今年度は 2011 年 6 月に開催し、120 名の参加 を得た。 (5)臨床研究 研究所と病院、トランスレーショナルメディカルセンターが緊密に連携し、希少疾患であ る筋疾患の臨床試験を含む先進医療を開発していくための体制作りを 2007 年より行っている。 治験に向けた準備の一環として、筋ジストロフィー研究班を通して筋ジストロフィー患者登録 システムの計画立案に参画した。ジストロフィン異常症患者から 2009 年 7 月より正式に本シス テムは稼働を始め、当センターにある筋ジストロフィー患者登録センターにて管理運営を担当 している(REMUDY)。登録患者数は 900 名を越えている。臨床試験に備えるべく、遠位型ミ オパチーなどの難治性筋疾患の実態調査を行っている。米国小児医療センターを中心とした筋 ジストロフィー臨床研究グループ(CINRG)の正式メンバーであり、エクソンスキッピング 療法の治験などを推進していく基盤体制作りを行っている。ヨーロッパの神経筋疾患臨床研究 グループ(TREAT-NMD)との連携を積極的に行っている。アジア・オセアニア筋学センター ならびに世界筋学会で中心的な役割を果たし、先端医療情報の交換を積極的に行っている。研 究所と病院内のみでなく、規制当局(厚生労働省や医薬品機構などの医薬品の認可を担当する 組織)や製薬関連企業などとも積極的に意見交換を行っている。TREAT-NMD、Newcastle 大学との共同研究で、ジスフェルリノパチー臨床アウトカム研究への参加が決定した。筋ジス トロフィー臨床試験ネットワークの計画を進めている(2012 年度に発足予定)。リシノプリル・ コエンザイム Q10 の国際共同医師主導治験の準備を進め、2010 年 3 月治験届を行い、2011 年 2 月より患者エントリーを開始した。 3)特徴と展望 筋疾患センターは多部門の有機的な連携を目指した活動を展開しており。診療、臨床研究、 トランスレーショナルリサーチといった多要素のテーマに対して、その特徴を生かした活動が 展開できていると思われ、現状の枠組みでさらに発展させていくような形で進めていきたいと 考えている。国立精神・神経医療研究センターの使命の一つである、トランスレーショナルリ サーチ(基礎研究を臨床に応用する臨床研究)を筋疾患の分野で日本の拠点として展開してい くため筋ジストロフィー臨床試験ネットワークの設立を次年度の大きな目標として活動を展開 していきたい。 91 Ⅳ 業務状況 24 てんかんセンター 24 てんかんセンター 1)概要 (1) 目的 てんかんは、外科治療を含む全年令を対象とした幅広い診療科横断的対応を必要とし、また てんかん医療の目標は、小児では「発達障害の予防と改善」成人では「生活の自立と就労」な ど発作の抑制による患者の QOL の向上にある。てんかん医療の発展には、最新の神経科学研 究と医療技術及び社会医学的観点が不可欠であり、当施設の如く両研究所の支援下に診療が可 能な施設が果たすべき役割は大きい。当てんかんセンターは、人口 3 千万を擁する関東地方に おける唯一の本格的てんかんセンターであり、当施設の医療・研究資源を最大限に利用し、有 機的に統合した医療・研究体制を整えることが求められる。 (2) 主な業務内容 1. 難治てんかんの診断と治療、リハビリテーション、2. てんかんに関する基礎および臨床研 究の推進、3. 多施設共同研究・臨床治験の推進、4. 新規治療技術の開発、5. てんかん専門医及 びコメディカルの育成、6. てんかんの社会啓発と地域診療ネットワークの構築、7. 国内外の学 会及びてんかん診療施設との協力活動、等 (3) スタッフ構成 <てんかんセンター長>:大槻泰介、<コアメンバー>:渡辺雅子、須貝研司、中川栄二、 後藤雄一、<日本てんかん学会てんかん専門医>:渡辺裕貴、岡崎光俊、高橋章夫、金子 裕、 開道貴信、斎藤義朗、<小児神経学会専門医>:佐々木政行、<神経研究所>:伊藤雅之、岡 田尚巳、本田 学、花川 隆、<精神保健研究所>:加我牧子、稲垣真澄、井上祐紀、軍司敦 子、<病院>:齊藤祐子、磯 敬、吉田 寿美子、中田安浩、佐藤典子、小林庸子、中井哲慈、 漆畑眞人、岡田和枝 2)実績 (1) 診療 外来初診は、成人はてんかんセンター外来として精神科と脳外科で、小児は小児神経科で 受け付けた。新棟における入院は、成人は 4 南病棟(精神科)と 3 南病棟(脳外科)で、小児 は 3 南病棟(小児神経科、脳外科)で対応した。2011 年度のてんかん外来新患数は 942 名 ( 精 神科 447 名、小児科 329 名、脳外科 168 名 )、てんかん新入院数は 640 名 ( 精神科 220 名、小児科 298 名、脳外科 122 名 )、てんかん外科手術は 48 件であった(図 1、2 参照)。発作時脳波ビデオ 記録は、3 南病棟に 5 台、4 南病棟に 3 台、計 8 台のモニタリングユニットを整備し、検査症例 数は 368 例(月平均 30.7 人)、のべ検査日数は 1174 日(月平均 97.8 日)であった。病理部門に 提出された手術検体は 35 件で、凍結脳のリソースは累積 265 例となった。研究用の検体提供は、 FCD および HME の外科切除組織の蛋白発現解析 :46 件、難治性てんかんの原因遺伝誌の探求 FCD および HME の凍結保存標本から DNA 抽出し、agilent 社 CGH アレイにてゲノムの量的 異常を解析)20 件であった。 (2)研究 1)診療情報の解析(小児、精神、脳外、放射線)、2)手術標本の病理学的・遺伝子学的解析(病 理、疾病二部、脳外)、3)光トポグラフィー(小児)、4)脳磁図解析(脳外、小児、精神)、5) 発達・行動解析(小児、知的障害)、6)遺伝子治療ベクターの開発(遺伝子)などが行なわれた。 当施設が主導して国際多施設共同研究「乳幼児破局てんかんの治療実態調査 :Far East Asian Survey for Catastrophic Epilepsy in infancy and early childhood(UMIN CTR 臨床試験 登録 UMIN000004120)」を継続している。基盤となった公的研究費は、精神神経委託費 1 本(渡辺) 、 厚労省科研費 2 本(大槻)、医薬基盤 1 本(後藤)、学術振興会 1 本(伊藤)、文科省科研費 1 本(岡 田)などである。 92 Ⅳ 業務状況 24 てんかんセンター (3)教育・社会活動 日本てんかん学会専門医研修施設としてレジデント教育・てんかん専門医育成、各科合同の てんかん症例カンファランス(週 2 回)、てんかんセンターリサーチカンファランス(月 1 回)、 市民講座・国内外の教育講演を行った。国際抗てんかん連盟(ILAE)委員、日本てんかん学 年度別てんかん外来患者数 会事務局及び理事を担当し、日本てんかん学会関東甲信越地方会事務局を運営した(大槻、渡辺、 1000 須貝) 。乳幼児破局てんかんの外科治療に関する国際シンポジウムを主催した(H24.2.18-19) 900 800 3)特徴と展望 700 600 当施設は、乳幼児・小児から成人・高齢者まで幅広い年齢層の難治性てんかん患者に対応し 500 ており、乳幼児てんかんの外科治療やてんかん性精神病合併例など、他施設では治療困難な症 400 例に対応できることが特徴である。また MRI、PET、SPECT、MEG、NIRS などのてんかん 300 の診断に必要な高度診断機器を備え、スタッフも日本てんかん学会てんかん専門医 12 名を擁 200 100 するなど、物的にも人的にもてんかん診療施設として充実した資源を有する。今後これらの医 0 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 療資源を最大限に活用し、また神経研究所と精神保健研究所との連携を深めることで臨床的・ 精神科 236 207 194 211 180 226 330 358 363 331 基礎研究を推進し、より多くの政策提言などの社会的貢献を果たせる施設に成長することが課 脳外科 103 95 125 168 133 172 167 212 119 247 題である。 小児科 139 123 159 158 174 176 181 199 223 196 H23 447 166 329 年度別てんかん入院患者数 年度別てんかん外来患者数 年度別てんかん入院患者数 年度別てんかん外来患者数 700 1000 900 600 800 500 700 600 400 500 400 300 300 200 200 100 100 0 0 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 精神科 236 207 194 211 180 226 330 358 363 331 447 精神科 86 107 106 112 脳外科 103 95 125 168 133 172 167 212 119 247 166 脳外科 77 84 74 142 129 118 104 小児科 139 123 159 158 174 176 181 199 223 196 329 小児科 77 76 87 81 150 216 205 222 298 95 149 122 150 156 150 143 189 220 95 103 154 122 年度別てんかん入院患者数 年度別てんかん外科手術件数 700 年度別てんかん外科手術件数 80 600 70 500 60 400 50 300 40 200 30 100 0 20 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 精神科 86 107 106 112 95 149 脳外科 77 84 74 142 129 118 小児科 77 76 87 81 10 156 150 143 189 220 104 950 103 154 H15 122 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H13 H14 122 150迷走神経刺激 150 216 205 222 298 23 23 2 21 14 8 2 6 1 2 1 12 1 頭蓋内電極留置 11 7 定位凝固 1 8 2 3 脳梁離断 4 2 5 11 8 9 7 11 10 2 多葉・半球離断 5 4 2 4 1 9 4 8 3 6 10 皮質切除 16 21 25 41 29 23 18 23 32 28 24 93 Ⅳ 業務状況 25 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center) 25 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center) 1)概要 (1)目的 多発性硬化症センターは、国立精神・神経医療研究センターで多発性硬化症および関連疾患(視 神経脊髄炎など)の臨床と研究にかかわる部門が連携し、最先端のレベルの診療と臨床研究を 包括的に行う。NCNP は多発性硬化症の基礎研究では国際的に見ても最先端のレベルにあるが、 その学術的成果を臨床レベルの向上、新規治療法の開発につなげることを目的とする。 (2)主な業務内容 多部門の医師・研究者が参加する診療カンファレンス、招聘講師による MS カンファレンス、 海外著名研究者による特別講演などの開催を行う他、患者団体と共催で開催するシンポジウム やフォーラムの企画・実行、患者会を対象にした医療講演会の実施、NCNP における患者向 け講演会、啓蒙的書籍の原稿執筆などを担当する。また、NCNP 神経研究所で得られた治療・ 診断技術のシーズを元に行うトランスレーショナルリサーチを念頭においた臨床研究を行う。 いずれも MS の医療レベルの向上に直結するものである。 (3)スタッフ構成 多発性硬化症センター長(山村隆)、神経内科(岡本智子 *、小川雅文、林幼偉)、医療スーパー 特区(荒木学)、精神科(野田隆政)、放射線科(佐藤典子)、神経研究所免疫研究部(三宅幸子 *、 荒浪利昌、佐藤和貴郎、佐久間啓、佐藤和貴郎)* 運営幹事 2)実績 (1)診療 全国各地から診療やセカンドオピニオンの紹介をうけている。外来ステロイドパルス療法、 免疫吸着療法、免疫抑制療法など、全国的に見ると普及していない治療法の経験が豊富にある。 また視神経脊髄炎(NMO)に対する新規治療として、関節リウマチ治療薬トシリズマブ(抗 IL-6 受容体抗体)の適応外使用も開始し、世界中から注目されている。 (2)カンファレンス MS 診療カンファレンス (各 30 分)は 30 回以上実施し、招聘講師による MS カンファレンス(各 2 時間)を 4 回開催した。 (3)論文、講演 2011 年には視神経脊髄炎(NMO)の病態にプラズマブラストの増加が関係し、インターロ イキン 6 受容体シグナルを阻害する治療が有効である可能性について発表したが、 (Chihara et al. PNAS 108:3701-3706, 2011)、この内容に関する講演依頼を数多く受け、第 52 回日 本神経学会シンポジウム、第 35 回阿蘇シンポジウム、Neuromyelitis optica round table conference(ロスアンジェルス)、TS Srinivasan Knowledge Conclave 2012(チェンナイ) などで講演を行った。また関連する依頼総説を 4 編発表した。 免疫制御性細胞である MAIT 細胞が Th1 細胞活性を抑制して MS を軽快させる機能を持つ ことを明らかにし、この細胞が MS では減少していることを世界で初めて示した(Miyazaki Y et al. Mucosal associated invariant T cells regulate Th1 response in multiple sclerosis. Int Immunol 23:529-535, 2011)。 (4)書籍刊行 MS センターのメンバーが中心となり、多発性硬化症のモノグラフ「多発性硬化症(MS) 94 Ⅳ 業務状況 25 多発性硬化症センター(Multiple Sclerosis Center) 診療のすべて」を刊行した(編集 山村隆 . 診断と治療社 , 全 258 頁)。第 1 章多発性硬化症(MS) の診断と重症度評価、第 2 章多発性硬化症(MS)の外来診療、第 3 章多発性硬化症(MS)の 入院治療、第 4 章視神経脊髄炎(NMO)の臨床、第 5 章海外における治療の現状、第 6 章多発 性硬化症(MS)の理解を深めるために の 6 章からなり、MS と NMO に関した基礎から臨床 まで最新情報をカバーした国内初のモノグラフになった。 (5)多発性硬化症フォーラム開催 NPO 法人 MS キャビンと共催で第 8 回多発性硬化症フォーラムを平成 23 年 12 月 11 日に東京 六本木(六本木アカデミーヒルズ)で開催した。参加者数は約 450 名以上であり、8 年間の間 に難病患者を対象とした企画としては国内最大規模のものに成長した。会の内容を伝える記事 が共同通信によって全国に配信された。 (6)専門外来 MS の診療経験が豊富な医師 4 名 (山村、岡本、林、小川)が担当し、MS や NMO の診療にあたっ た。MS は再発時の対応が重要なために、症状悪化時には予約外でも受け付けているため、待 ち時間は長くなる傾向にあるが、病歴をよく把握した医師による最善の医療を受けられるとい う評価を得ている。 (7)治験 企業より複数の治験を依頼された結果、2011 年度に担当した「医薬品開発に必要な治験」 の合計実施数で院内1位、新規実施数1位の実績を残し総長より表彰された。また医療スーパー 特区で推進する新規多発性硬化症治療薬 OCH の医師主導治験の準備を進めた。抗インターロ イキン 6 受容体抗体の NMO に対する適応拡大を目指した臨床研究を実施した。 (7)基盤研究 MS と NMO の鑑別診断を容易にし、個々の病態の特徴を明らかにするための免疫学的研究 を実施した。主にフローサイトメーターを用いた研究が主体となっているが、MS / NMO で 増加しているリンパ球の解析等、国際的にも高い水準の研究を進めている。 3)特徴と展望 多発性硬化症の研究領域では、当センターは研究の質、インパクトのある雑誌に掲載した論 文数や内外の招待講演数において、我が国では第一の実績を誇り、患者数も1、2位を争う。 また患者試料を用いた高度な基礎研究を実施可能な、国内唯一の拠点として位置づけられ、患者、 アカデミア、企業からの大きな期待を受けている。いよいよ NCNP で開発された治療薬 OCH の早期探索的臨床研究が始まるが、是非これを成功させ、日本発の新薬として世界に普及させ たい。また NMO に対する治療法の開発や、全く新しい治療戦略の策定、テイラーメイド医療 の実現などに向けた研究を発展させたい。 従来の臨床および MRI 画像所見による診断に加えて、現在開発中の免疫学的検査を実用化して、 患者個々の病態にもっとも適した治療を選択できるように研究を進めている。 我が国の多発性硬化症患者数は 1980 年には 1,000 人程度であったが現在は 15,000 人を超え、 将来は 5 万人に達すると推定されている。急速な疾病構造の変化に伴い、国民から求められる 神経内科医療研究の内容は変貌を遂げていることは事実であり、その中心に多発性硬化症が存 在する。国民の期待に応じた成果を上げつつ、多発性硬化症センターがそれに相応しい評価を 受けて、成長、発展することを目指して行きたい。 95 Ⅳ 業務状況 26 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター) 26 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター) 1)概要 (1)目的 パーキンソン病・運動障害疾患センター(以下 PMD センター)は、パーキンソン病、進行 性核上性まひ、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、ジ ストニアなどすなわち運動障害疾患(Movement Disorder)を対象に、 ①国立精神・神経医療研究センター病院及び研究所の総力を挙げて、その疾病だけなく、その 疾病をもつ一人の人間である患者さん一人ひとりに適切な、最高の医療を提供する。 ②新しい治療法、診断法を開発する。 ③患者さん、 ご家族、 医療関係者、 国民全体に PMD に関して正しい知識をもっていただけるよう、 また研究開発にご協力いただけるよう、公開講座、出版物、IT などを通じて情報を発信する。 ことを目的としている。 (2)主な業務内容 神経内科、リハビリテーション科、脳外科、精神科等の診療科や、看護部、検査部、遺伝カ ウンセリング室等の多部門連携の診療体制の構築、院内及び神経研究所との連携で新たな治療 法や早期診断法の開発などの臨床研究や基礎研究を進める。さらに、国内外の医療スタッフの 研修、患者を始め国民全体への PMD に関する教育を進めている。 (3)スタッフ構成 PMD センター長(村田美穂), 神経内科(岡本智子 , 塚本忠 , 小川雅文 , 坂本崇 , 山本敏之 , 古澤嘉彦), リハビリテーション科(小林庸子), 脳外科(開道貴信), 精神科(野田隆政), 臨床検査部(斉藤祐子), 遺伝カウンセリング(後藤雄一 , 佐藤有希子), 看護部(梅津珠子 , 小澤慎太郎 , 飯島佐季子 , 市川貴美子)神経研究所(和田圭司、永井義隆、北条浩彦)をコア メンバーに各診療科や、検査部、看護部、リハビリテーション部のスタッフが参加している。 2)実績 (1)パーキンソン病・パーキンソン症候群グループ パーキンソン病、進行性核上性まひ、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症(特に線条体黒 質変性症)を対象に運動症状のみならず、抑うつ、不安、睡眠障害や、腰曲がりなどの姿勢障 害などにも対応している。パーキンソン病に伴う姿勢異常に対する新たな治療法の開発を行い、 2011 年 4 月に特許申請を行った。長期効果も確認できたので、新規治療法として確立すべく、 二重盲検試験を準備中である。 一方、漏れのない評価のために、2 週間の検査入院システムを構築した。脳 MRI, 脳血流 SPECT, MIBG-SPECT、中脳エコー等の画像検査、姿勢、L-dopa 血中濃度、嗅覚、心エコー睡眠・ 心理評価等も含めこのグループの対象疾患の評価ほぼ網羅している。さらに毎日 2 時間のリハ ビリテーション指導も入り、検査結果も含め十分に患者に説明することで、今後の在宅療養に 生かしている。なお、2 週間の入院中は薬物は変更しないことから、リハビリテーションの効 果の評価も可能である。毎週 2 人ずつの入院で 3 月よりスタートしたので、来年度はこれらのデー タの解析も進め、今後の治療に生かしていく予定である。 また、CBT センターと共同で、パーキンソン病患者を対象とした CBT ワークブックを作成 していただき、CBT を開始した。 (2)レビー小体型認知症グループ パーキンソン症状と共に認知症状、幻覚、妄想などの精神症状が出現しやすい本疾患に対し、 96 Ⅳ 業務状況 26 パーキンソン病・運動障害疾患センター(Parkinson disease & Movement Disorder Center:略称 PMD センター) 神経内科と精神科が協力して診療にあたるとともに、早期発見方法についての検討を進めた。 (3)小脳失調・ハンチントン病グループ 診療科と遺伝カウンセリング室が一体となり、臨床診断、遺伝カウンセリング、遺伝子診断を行っ ている。研究所と神経内科との共同研究でハンチントン病をはじめとする triplet repeat 病す べてに応用可能な新たな治療法の開発を行っている。 (4)ジストニアグループ 痙性斜頸、眼瞼スパスムなどへのボツリヌス治療の他、パーキンソン病グループと共同して、 パーキンソン病関連疾患の姿勢異常(腰曲がり、頸下がりなど)に対する治療を行い、新たな 治療法開発を進めた。 (5)嚥下障害グループ NST(栄養サポートチーム)と協力し、嚥下障害の評価、嚥下指導とともに、簡易嚥下障 害質問表の開発や誤嚥発現予測などの臨床研究を進めた。 3)特徴と展望 PMD は現在わが国で 16 万人程度の患者がいるパーキンソン病を除いてはほとんどが 1000数万人程度の希少疾患である。当センターで診療する PMD 患者数はわが国で最も多いと考え られ、この実績を生かした臨床的な分類、新たな治療法・ケアの方法論の開発、さらに病態解 明、治療法開発のための基礎研究を進めていること、その成果を基にした医療関係者向けの研 修、患者家族向けの教育を進めていることが特徴である。さらに PMD センターでは対象疾患 の臨床データや検査結果、血液、脳脊髄液、DNA などを収集し患者に理解と協力を求めてい る。この一環として、生前同意に基づくブレインバンク(link: http://www.brain-bank.org/ index.html)を推進している。 来年度は我々が開発したパーキンソン病の腰曲がりへのリドカイン療法について、二重盲検 試験により治療法として確立すること、心理的サポートをより増強するために、専任の臨床心 理士による症状・問題点の把握と CBT を進めること、患者を対象とした臨床研究サポートチー ムの確立を重点項目としてすすめる予定である。 97 Ⅳ 業務状況 27 地域精神科モデル医療センター 27 地域精神科モデル医療センター 1)概要 (1)目的 地域精神科モデル医療センターは、統合失調症、双極性障害、重症うつ病など重度の精神が いを持つ人の地域生活支援を目的とした、病棟・リハビリテーション部・研究部など他部門が 連携する実践・研究チーム(multidisciplinary team)である。具体的には、精神障がい者の 地域生活を可能にする早期退院支援、急性期ケアマネジメント、在宅訪問(アウトリーチ)、 多職種による支援、就労支援などの効果的な実践の開発を通し、精神障がい者に最良のサービ スを提供することを目的としている。 (2)主な業務内容 当センターは、国立精神・神経医療研究センター病院の第一精神診療部,リハビリテーショ ン部,医療福祉相談室,在宅支援室の各部門と精神保健研究所社会復帰研究部が連携して活動 を実施している。具体的には、入院時から退院を意識したサービスの提供やケアマネジメント の実施、病棟スタッフとリハビリテーションスタッフとの円滑な連絡体制の構築、地域滞在を 実現させる多職種アウトリーチ活動の実施、あるいはデイケアでの作業療法や就労支援などの 提供があげられる。 (3)スタッフ構成 センター長:伊藤順一郎(精神保健研究所 社会復帰研究部長)、安西信雄(副院長)、有馬邦正(第 一精神診療部長)、坂田増弘・岡崎光俊(精神科医長)、富沢明美(在宅支援係長・看護師長)、 大迫充江・等々力信子(看護師長)、伊藤明美・根岸典子・上代陽子・岡佑美(医療社会事業 専門員)、平林直次(リハビリテーション部長・第二精神診療部長)、大島真弓(作業療法士長)、 吉田光爾・佐藤さやか(精神保健研究所社会復帰研究部) 2)実績 (1)主たる活動 精神障がい者の地域生活を支援にするために、下記の活動を実施した。 -在宅支援室におけるアウトリーチ活動の強化 ・スタッフの増員 (NS1 名,PSW3 名,OT1 名,常勤換算 3.3 名を新たに配置) ・訪問用車両 5 台,チーム専用の携帯電話 8 台を整備→物品面での環境整備 ・新規導入者数 2010 年:11 名→ 2011 年:28 名へ増加 ・のべ対象者数 2010 年:31 名→ 2011 年:47 名へ増加 ・年間目標訪問件数 1500 件を達成 -新デイケアの立ち上げと強化(旧デイケア+外来精神科 OT) ・スタッフの増員 (NS1 名,CP2 名,就労支援担当 PSW1 名,常勤換算 3.1 名を新たに配置) ※ EBP でもある医療機関内に就労支援専門員を配置した Individual Placement and Support(IPS)モデルの就労支援は国内では先進的な取り組み ・多職種チーム(MDT)によるケアマネジメントの徹底→新規通所者の獲得とドロップア ウトの防止 ・1日平均通所者数 2010 年:51.1 名→ 2011 年:64.5 名に増加 ・就労および就学者数 2010 年※:7 名→ 2011 年:20 名に増加 98 Ⅳ 業務状況 27 地域精神科モデル医療センター ※ 2010 年は就労および就学に関するデータ収集が未実施のため,記録が整理されていた 2009 年と比較 (2)合同臨床検討会(Clinical myology conference)(詳細はⅤ 教育・研究を参照) 精神科病棟(合計 4 病棟)、在宅支援室及び社会復帰研究部によるサービス調整会議(各病 棟毎月)、在宅支援室ケースカンファレンス(毎週)、在宅支援室運営ミーティング(毎週)リ ハビリーション部運営カンファレンス(毎週)、臨床チームリーダーミーティング(毎週)及 び地域精神科モデル医療センター運営のための推進会議(毎月)を実施した。 (3)論文、講演 著論文、総説、講演など多くの実績がある。重複するので、各科の業績を参考のこと。 (4)臨床試験(治験) 研究 1:全国の ACT 事業所のうち診療報酬を用い運営される 7 カ所を対象に診療報酬の状況 を把握した。結果、対象事例に対する月の総臨床時間の 40.9% である 602 時間 21 分が無報酬となっ ていた。現状では ACT を行う場合、訪問看護等での診療報酬制度では十分運営できないこと が明らかとなった。 (多職種アウトリーチチームのサービス記述および効果評価に関する研究: 厚労科研地域モデル班;H23- 実用化(精神)- 指定 -001) 研究 2:全国 6 つの研究参加施設において認知機能リハと援助付き雇用モデルによる就労支 援の組み合わせによる支援に関する効果検討を行うため,RCT 研究を開始した。初年度であ る H23 年は参加群・対照群とも 30 名程度の研究同意を得た。最終的には両群 60 名程度の同意 を予定(海外の先行研究とほぼ同様,検出力計算済)(日本版個別援助付き雇用モデルと認知 機能リハビリテーションを用いた就労支援が精神障害をもつ人の就労に与える影響に関する研 究:厚労科研地域モデル班;H23- 実用化(精神)- 指定 -001) 研究 3:臨床スタッフ 332 名(国立病院機構の 3 病院)を対象に、パイロット調査を実施 し、スタッフの「ストレングス志向の支援態度」(3 下位尺度:Person-Centered Approach, Shared Decision Making, Strength-FocusedApproach)を測定する自記式評価尺度を開発 した。開発した尺度などを用いて、介入群(n=96)と対照群(n=89)ベースライン調査を実 施した。(モデル導入・実施が支援スタッフの意識・態度に及ぼす影響の検討:厚労科研地域 モデル班;H23- 実用化(精神)- 指定 -001) 3)特徴と展望 地域精神科モデル医療センターは、精神障がいを抱えていても、彼らがさまざまな治療を受 ける中で、地域生活を維持する力を獲得し、自分の希望を大切にしながら、長所や能力を伸ば していくことができるような「地域生活中心の精神科医療」を展開することを念頭に日々の実 践・研究を進めている。現在各種研究が進行中であり、今後その成果を準備発表していく予定 である。 99 Ⅴ 研修・教育・研究 Ⅴ 教育・研究・研修 1 研修医 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 1 研修医 1)精神科(協力型病院として) 2004 年度から新研修医制度が始まり、専門病院である当院は協力型病院となっている。従っ て、 当院で研修を行う研修医は、必修化された短期間精神科研修を行うローテーターのみである。 医師の初期研修の一環として、5 施設から合計 28 名の精神科研修をうけいれた。依頼元は、 国立病院機構東京災害医療センター(研修者 12 名)、公立昭和病院(9 名)、国立病院機構西埼 玉中央病院(3 名)、多摩北部医療センター(3 名)、東京北社会保険病院(3 名)であった。 研修医は、4 北(急性期閉鎖病棟)、5 南(うつストレスケア、開放病棟)、5 北(亜急性期 閉鎖病棟)の 3 病棟の一つに配属され、4 週間から 6 週間、配属病棟で副主治医を務める共に、 この期間中に外来ポリクリ、配属外の各病棟・診療部門等の訪問を行った。研修内容は、気分 障害、統合失調症、認知症などのプライマリケア レベルの診断と治療である。短期間の研修 ではあるが、当院での精神科初期研修の経験を契機に、当院のレジデントに応募する者がいる。 2)リハビリテーション部 身体リハビリテーション科に公立昭和病院より 1 週間の研修(地域医療研修の一部として) を 3 名受け入れた。 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 1)精神科障害課程 3 年間のレジデント課程ならびにチーフレジデント・専門修練医課程がある。 (1)レジデント課程 レジデント課程は、 2 年間の初期研修を経験した医師が対象となる後期研修課程である。 まず、 統合失調症や気分障害、 脳器質性または症状性の精神障害、 神経症性障害、 パーソナリティ障害、 てんかん、睡眠障害、並びにアルコール・薬物関連精神障害等の精神科医療全般を対象とする が、特に専門分野毎に集中した診断と治療のための研修プログラムを通じて、多岐にわたる精 神障害に対して責任ある精神科診療が可能となるための専門的知識と技術を習得すると共に、 臨床研究への関心も培うことを目的とする。本課程を通じて、 『精神保健福祉法』の定める「精 神保健指定医」の資格取得に求められる精神科臨床経験を得ることができる。更に日本精神神 経学会精神科専門医の研修項目を網羅することにより、精神科専門医の資格取得を可能にして いる。更に、レジデント研修は専門研修に対する要求も多彩であり、単なる「精神保健指定医」 の資格取得の枠にとらわれず、意欲ある医師には臨床研究に参加することを勧めている。精神 科コースのレジデントは、司法精神医学病棟(8 病棟)で短期間の司法精神医学研修コースに 参加することができる。 (2)チーフレジデント・専門修練医課程 レジデント課程を修了した、あるいはこれに相当する知識と技術、並びに経験を有する者を 対象として、精神疾患の診断・治療・研究に求められる高度に専門的な知識と技術を獲得し、 精神疾患の専門的医療と臨床研究に従事することが可能な医師を育成することを目的とする課 程である。専門修練医から常勤医師に採用されることがある。 (3)2011 年度の主な内容 日本精神神経学会の精神科専門医制度が平成 19 年に開始されたことから、第一精神診療部 103 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 長が精神科研修教育担当者となり、研修教育を行っている。研修委員会では、スタッフ医師と レジデントの委員が参加し、教育研修プログラムを精神科専門医制度カリキュラムに基づくよ う充実、改編を行った。初期 ・ 中期クルズスの項目立ても専門医制度のカリキュラムに対応す るように改編されたが、今年度は研修手帳を活かした指導医による評価法も一段と充実したも のとなった。診療部長のもとでスモールグループによるスーパービジョンも継続している。 2011 年度のレジデントは、1 年が 8 名、2 年が 1 名、3 年が 5 名で計 10 名、チーフレジデント 2 名、 専門修練医は 1 名である。2011 年度に精神保健指定医を修得した者 3 名、日本精神神経学会精 神科専門医を取得した者 7 名であった。 2) 司法精神医学コース 我が国でも医療観察法が 2005 年に施行され、続いて 2009 年には裁判員裁判制度が開始され、 精神鑑定や司法精神医療に関する専門的知識を持つ精神科医に対する社会的ニーズがかつてな いほどの高まりを見せている。本プログラムは、このような背景を踏まえ、司法精神医療の専 門的知識・経験を持つ精神科医を養成することを目的とした実践的教育プログラムである。 2011 年度には、前年度に引き続き 1 名が在籍し、熊本大学の医局より 1 名が新たに加わった。 主な研修内容は、「鑑定業務」、「臨床診療業務」、「研究業務」であった。鑑定業務としては、 簡易鑑定を担当し精神衛生診断書を作成した。嘱託鑑定および公判鑑定では、鑑定人として鑑 定の実務に関わった。臨床業務としては、医療観察法病棟において担当医として実務を経験し た。厚生労働省の実施する「障害者対策総合研究事業」に分担研究班の研究協力者として参加 し、研究調査を推進し研究報告書の作成に深く関わった。また、社会人大学院を継続した。 在籍者:永田貴子、柏木宏子 3) 神経内科コース 神経内科では3年目からの通常の後期研修コースのほか、すでにある程度一般病院で神経内 科の経験があるが、一般病院では十分研修できない神経変性疾患、免疫性疾患、筋疾患等を経 験するために、当院での研修を希望する、あるいは現在勤務中の病院神経内科の上司より推薦 された研修をうけいれる場合も多い。2011 年度は卒後 3 年目 2 名、5 年目 2 名、6 年目 2 名、12 年目 1 名(老年病科所属)9 年目 1 名(上級専門修練医)、さらに、都立神経病院神経内科レジ デントが1名,elective 課程として6ヶ月間研修を行った。様々な地域からやる気のある若手 が集まり、切磋琢磨している。 (1)プログラムの名称 国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科レジデント教育プログラム (2)プログラムの目的と特徴 目的は神経内科専門医に求められる神経疾患の診断・治療に関する知識と技術を修得し、社 会に対して責任を持って独立した神経内科の専門医療が行えるようになることである。 神経、精神疾患の高度専門医療施設である当院の特徴をいかし、神経内科の研修のみならず、 精神科、脳外科、小児神経科との連携により神経系全般に対しての知識と経験を深めることが 可能である。さらに、同キャンパス内の神経研究所、精神保健研究所のセミナー等に参加する ことにより基礎研究の考え方にふれながら、臨床研修を積むことが可能である。当科ではとく にパーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患、多発性硬化症などの免疫性疾患、筋 ジストロフィーなどの筋疾患を専門にしているので、これらの疾患の臨床診断、遺伝子診断、 治療、生活指導までの包括的に研修することが可能である。 日本神経学会認定教育施設であるので、3 年間の臨床研修により、日本神経学会の専門医試 験を受験することが可能である。研修は同学会の定めたガイドラインに基づき、神経内科専門 104 Ⅴ 教育・研究・研修 1 研修医 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 医として必要な診断・治療・生活指導などの知識と技術を習得する。 なお、病棟は現在約 100 床(神経変性疾患を中心とする障害者病棟 50 床、筋疾患を中心とす る筋ジストロフィー病棟 20 床、急性期病棟 30 床)である。 ★専門研修修練医制度 なお、当院の後期研修プログラムは3年間であるが、本人の希望と選抜により「専門研修修 練医」として、神経内科のなかでもサブスペシャリテイーを追求し、一部基礎研究も含めたよ り専門的な研修が可能である。 さらに、一定のカリキュラムの履修により、提携を結んでいる山梨大学・千葉大学両大学院 の博士号取得が可能である。 (3)指導医リスト 当科スタッフは全員神経内科専門医であり、スタッフ全員でレジデントの指導に当たっている。 (4)研修内容と到達目標 日本神経学会卒後研修到達目標に準拠する。 ① 診察 神経内科の診断で最も重要な問診と神経学的診察法を学ぶ。画像診断や遺伝子診断の発達し た現在もやはり、新しい疾患や新しい治療法の発見は自分の五感を使い、患者さんからすべて の情報を引き出すことである。問診と診察により診断を組み立てる過程を身につける。 ② 検査 研修到達目標にあるように針筋電図、神経伝導速度などの生理検査については 1 人で検査ができ、 かつ結果の判定ができるようになる。神経筋病理については指導のもと、一人で神経・筋生検、 および簡単な染色をして、所見を取れるようにする。また CPC を担当する。当院臨床検査部、 神経研究所疾病研究第一部には 6000 例をこえる筋疾患バンクがあり、年間 700 例をこえる検体 の診断を行っているので、神経筋病理専修期間中はこのバンクを生かして研修する。 画像診断は病棟主治医期間は毎週の放射線科医とのフィルムカンファレンスにて研修した。 ③ 治療 当院ではパーキンソン病、ハンチントン病、ジストニアなどの movement disorder、ALS, 脊髄小脳変性症などの変性疾患、多発性硬化症をはじめとする免疫性疾患、筋ジストロフィー をはじめとする筋疾患を専門としており、比較的稀少な疾患を多数経験可能である。パーキン ソン病については薬物コントロールによりかなりの ADL の改善を得ている。さらに機能外科 が専門である脳外科との連携により適応症例については外科治療も進めている。神経内科病棟 の一部は障害者病棟であるので、時間をかけて丁寧に薬物コントロールをすることや、外科適 応症例を選ぶことで ADL,QOL の改善を得ることを学び、実践する。それぞれの疾患の薬物 治療を学ぶとともに、リハビリテーション部、ソーシャルワーカーなどとの連携により患者さ んおよびご家族への生活指導も重要な治療の一部であり、これについても学ぶ。ジストニアに ついても多数の症例を内服薬およびボツリヌス治療および外科治療を組みあせての治療法を学 ぶ。多発性硬化症も軽症例から治療困難症例までを多数経験することにより、様々な治療法を 学ぶ。筋ジストロフィーをはじめとする筋疾患は診断とともに、呼吸・循環管理をはじめとす る全身管理を学ぶ。さらに筋ジスの遺伝子治療などの臨床研究も始まろうとしており、これら の先端医療にも参加する。 ④ 遺伝カウンセリング 神経疾患は遺伝性疾患も多く、遺伝子診断をする場面も多いが、遺伝子診断の特殊性を十分 に認識する必要がある。当院は日本人類遺伝学会の認定を受けた教育施設であるので、3 年間 105 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 の教育により臨床遺伝専門医受験資格を得ることが可能である。遺伝カンファレンスに出席し 遺伝カウンセリングの実際について研修することが可能である。 ⑤ 臨床研究 3 年間の研修中に症例報告も含め 2 本の論文を書くことを目標にしている。自分の考えを筋 道をもってまとめ、相手に理解していただける論文を書くことは論理的思考の訓練に重要である。 2-3 年目には臨床研究プロジェクトに参加したり、臨床研修中に抱いた素朴な疑問や興味の一 部を明らかにすべく、計画をたてデータを集め科学的に結論を導き出す訓練をする。パーキン ソン病は 800 例程度多発性硬化症 400 例・脊髄小脳変性症 300 例と多いほか、稀少な疾患の症 例が集積しているため、これらを利用して臨床研究を進めることが可能である。また研修の一 環として、特に 2 年目以降に日本神経学会総会で臨床研究の発表を行うことが求められている。 ⑥ 他科ローテーション 他科ローテーションは積極的に進めており、2011 年は 1 名 6 ヶ月間検査部臨床病理にて研修した。 また、小児科より 1 名、2 ヶ月間の研修を受け入れた。 ⑦ 行事 当科独自の行事としては、毎週水曜日の回診、神経内科ジャーナルクラブ、神経内科クリニ カルカンファレンス(CC)のほかに、毎週月曜日朝、レジデントが主体となり、抄読会を行っ ている。他科との合同カンファレンスとしては、月曜日夕のてんかんカンファ(脳外科、小児科、 精神科)、火曜日朝てんかん抄読会(精神科)、木曜午後の神経研究所での筋生検検討会、金曜 日朝の筋疾患カンファ(小児科)、などが行われた。さらにリハビリ科とは毎月定期的にカンファ レンスを行い,患者情報・治療方針を検討している。 参 考 日本神経学会 神経内科卒後研修到達目標 臨床神経 1998:38:593-619 4)小児神経科コース (1)プログラムの名称 国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科レジデント教育プログラム (2)プログラムの目的と特徴 小児科医が小児神経専門医を目指すためのプログラムである。当科では初期臨床研修(総合 研修ローテーション)修了後すぐには受入れない。本コースをとるためには一般小児科(新 生児科を含む)研修を最低 3 年間行っていることを条件とする。従って最短でも卒後 6 年目以 降の研修となる。本プログラムは原則 3 年コースであるが、2 年コースで受入れる場合もある。 毎年 4 月 1 日開始とする。 当科では重篤な疾患や重度の障害をもつ患者が多い。すべての患者・家族の人格と人権を尊 重することが大切である。常に真摯な態度で患者や家族と接し、医療技術だけでなく心理的援 助も行うことができる医師を養成する。 他科の医師や病院内コメディカルとも良好な人間関係を築くことが大切である。 自己の意見を適切に発表でき、後進の医師の指導もできるようにする。 多くの患者診療を行うことによって、小児神経科医としてのオールラウンドな診療技術の向 上と多くの最新知識を含めた必要な知識や技能を得ることを最大の目的とする。診療に当たっ て対象疾患は決して小児神経科疾患だけに限らず、全人的に患者の健康上の問題を把握しケア する力を身につけることを目指す。 ここで得た技術や知識を最大限に発揮することにより地域の核となるような人間味あふれる 小児神経科医を育成する。 106 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 (3)週間スケジュール 毎朝 8 時より勉強会。8 時 45 分より朝のミーティングを行う。主な行事は水曜日に集中している。 AM PM 8:00 8:45 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 月 勉強会 神経解剖 * 病棟・外来 病棟・外来 てんかん カンファ 火 勉強会 神経病理 * 病棟・外来 病棟・外来 遺伝カウンセリング勉強会 (月 1 回 15:30 ~ 16:30) 神経生理学 勉強会 画像 * カンファレンス 病棟・外来 水 抄読会、新患・ 退院 カンファレンス 回診 木 勉強会 てんかん * 病棟・外来 病棟・外来 筋病理カンファ (神経研究所1部 15:00 ~) 金 勉強会 筋疾患 * 病棟・外来 病棟・外来 遺伝 勉強会 症例検討会 ビデオ脳波 検討会 *朝のミーティング 5)放射線診療部 神谷昂平(東京大学卒、東京大学放射線科)が4月から新しくレジデントとなり、木村有喜 男(秋田大学卒、自治医科大学放射線科)が昨年度に引き続きレジデントを継続した。当部門 では医療研究生、技術研究生も積極的に受け入れており、外部にも開かれた環境となっており、 活発に研究活動が行われている。 (1)プログラムの名称 国立精神・神経医療研究センター病院放射線診療部レジデント教育プログラム (2)プログラムの目的と特徴 放射線診療に携わる医師のための、特に中枢神経の画像診断に重点を置いた 3 年間の研修プ ログラムである。放射線科診断医の主な診療業務は、様々な画像検査を行い、それに基づく診 断をし、レポートを作成し、依頼医にその情報を伝えることである。当科では大学病院と同様 のあらゆる放射線診療機器が備わっており、幅広くかつ高度な放射線科診療研修を行うことが 可能である。また他科や近隣施設とのカンファレンスを通じて他科の医師との協力体制を会得 する。本プログラムでの目的の第一は、放射線科診断医として必要な診療技術と知識を修得す ることであり、第二の目的は中枢神経の画像診断専門医をめざすべく、さらに深い専門知識と、 研究のアプローチの方法を学ぶことである。なお平成 23 年 4 月から脳病態統合イメージングセ ンター(Integrative Brain Imaging Center :IBIC) がセンター内に発足した。当センターに は高度な画像診断に要する最先端の医療機器がすべて揃うこととなり、IBIC はそれらを使用 して精神・神経疾患の最先端の画像研究を行う機関である。放射線科は IBIC においても研究 を中心とした研修を行う予定である。 当施設は日本医学放射線学会の修練協力機関であるので、日本医学放射線学会の放射線科認 定医合格後 2 年間の臨床研修により、専門医試験を受験することが可能である。研修は同学会 の定めた放射線科専門医研修ガイドラインに基づき、放射線科専門医として必要な知識と技術 を習得する。 107 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 (3)指導医リスト 放射線診療部長:佐藤 典子 群馬大医 昭和 62 年卒 日本放射線学会専門医、日本磁気共鳴学会評議員、PET 核医学認定医、第 1 種放 射線取扱主任者 放射線診療部医長:中田 安浩 東京大医 大学院 平成 21 年卒 日本放射線学会専門医、日本核医学会専門医 放射線診療科医師:伊藤 公輝 弘前大医 平成 14 年卒 日本放射線学会専門医、日本核医学会専門医、PET 核医学認定医、第 1 種放射線 取扱主任者 (4)プログラムの内容 必須項目 ①単純写真、CT、MRI、SPECT、PET の基本的な読影能力を身につける。 ② CT、MRI、SPECT、PET の原理と画像化の過程を理解する。また実際に検査に付き、 検査法を理解、習得する。 ③上記検査に立ち会う際に、疾患に応じて適切な撮像方の指示が出せる。 ④中枢神経における一般的な疾患の概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、読影 することができる。 ⑤検査に使用する造影剤の副作用を理解し、副作用発生時には適切な対処をする。 ⑥診断レポートの記載が正しくできる。 ⑦チーム医療のうえで他の医師及び医療メンバーと強調する習慣を身につける。 ⑧他科のカンファレンスに参加し、臨床サイドの考え方を理解し、より良い医療を行う姿勢 を身につける。 努力項目 ①中枢神経領域における比較的稀な疾患概念を理解し、正しい診断にいたる検査を立案し、 読影することができる。 ②超音波検査法にて臓器の描出、診断ができる。 ③日本放射線学会専門医取得に取り組む。 ④日本核医学学会専門医取得に取り組む。 ⑤研究課題に取り組み論文を作成する。 ⑥精神・神経医療研究センターあるいは多摩地区、関東地区で開催される各種研究会に積極 的に参加する。 ⑦国内外で開催される関連学会に出席、発表する。 症例検討会 毎週水曜日夕方の画像カンファレンスに参加し、レジデントが症例提示を行う。 隔週火曜日の昼休みには、スタッフが講義する “ 若手のための勉強会 ” に出席する。 また、毎月行われる院外の神経放射線科医が各病院からの good case を持ち寄るカンファレ ンスにも積極的に参加する。 研修評価 研修開始にあたり、研修内容および評価表を各研修医に配布し、これを記載することによ り、自己評価を行う。指導医は自己評価結果を随時点検し、研修医の到達目標達成を援助する。 6) 臨床検査部 筋病理・遺伝子診断コースに 1 名(三橋里美)、神経病理(中枢・末梢神経系)コースに 2 名 (青天目信、塩谷彩子)を受け入れた。 108 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 (1)プログラムの名称 国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部 筋疾患分子・病理診断コース レジ デント教育プログラム (2)プログラムの目的と特徴 本プログラムは、①筋病理学の修得、②分子診断法の修得、③トランスレーショナル・リサー チ、④国際的に活躍出来る人材育成の養成、を柱としている。 筋病理学は、事実上全ての筋疾患の分類と診断に必須の分野である。しかしながら、筋ジス トロフィーを初めとする各種筋疾患は頻度が低いことに加えて、患者は、小児科と神経内科と にまたがって存在するために、通常の施設では、各種筋疾患を網羅的に経験することは、事実 上不可能である。センター病院遺伝子検査診断室では、世界的にも希な質・量ともに充実した 筋疾患診断システムを有しており、全国から送られてきた検体に対して年間 700 件前後の筋病理・ 分子診断を提供している。このような特長を生かし、筋生検から筋病理診断までを独立して行 える医師を養成する。 今日の筋疾患診断に必須となっている、生化学・遺伝子診断を初めとする各種分子診断技術 を習得する。分子レベルで筋疾患の病態・病因を理解し、筋病理と合わせて、総合的な診断を 下せる医師を養成する。 従来の枠組みに収まらない疾患や依然として病態が不明である筋疾患は多い。本プログラム では、筋疾患診断法の修得に止まらず、このような筋疾患の病態解明と治療法開発を目指した トランスレーショナル・リサーチまでも、発展的にカバー出来る医師を養成する。 さらに、本コースで学んだ医師は国内のみならず、国際的にも活躍していくことが期待され る。そのため、原則としてレポート作成や討論は英語で行い、国際学会での発表を含めた最新 の情報交換を十分に行える医師を養成する。 (3)指導者リスト 西野 一三:疾病研究第一部長 京大医 平成 1 年卒 医博 日本神経学会専門医・評議員 日本内科学会認定医 林 由起子:疾病研究第一部室長 東京医大 昭和 61 年卒 医博 日本神経学会専門医、日 本内科学会認定医 埜中 征哉:センター病院名誉院長 熊本大 昭和 39 年卒 医博、日本小児神経学会専門医・ 元理事長 日本神経学会評議員 野口 悟:疾病研究第一部室長 千葉大大学院 平成 5 年卒 理学博士 (リサーチ指導担当) 南 成祐:遺伝子検査診断室医療技術職員 千葉大大学院 平成 3 年卒 理学修士 (分子 診断技術指導担当) (4)プログラムの内容 必須項目 ①筋病理標本の観察と病理レポート作成 平均週 1 例の英文でのレポート作成(年間約 45 例)を担当。先天性ミオパチー、先天性筋 ジストロフィー、進行性筋ジストロフィー、炎症性ミオパチー、代謝性筋疾患を少なくとも 1 例ずつ経験する。各種組織化学染色の意義を理解し、標本から病態を読みとることが出来 るようにする。 ②筋生検手技および検体処理方法の習得 センター病院小児神経科・神経内科などの筋生検に立ち会い、少なくとも1例を自分で執 刀する。骨格筋の新鮮凍結固定方法を習得する。 ③病理標本作製と組織化学染色方法の習得 109 Ⅴ 教育・研究・研修 2 レジデント・チーフレジデント・専門修練医 クリオスタットを使用して切片を作製する。遺伝子検査診断室でルーチンとして行ってい る 20 数種類の組織化学染色を行えるようにする。 ④免疫染色法および判定法の習得 各種筋ジストロフィーの原因分子に対する免疫染色法を習得し、その判定方法が出来るよ うにする。 ⑤ウエスタンブロット法の習得 ウエスタンブロット法の技術を学び、その原理を理解するとともに、結果の解釈が出来る ようにする。 ⑥基本的な分子生物学技術の習得 シークエンス技術を初めとする遺伝子診断に必須の各種の分子生物学的技術を習得する。 ⑦電顕写真評価法の習得 電顕標本作製の概要を学び、電顕写真評価の基礎を習得する。 ⑧トランスレーショナル・リサーチ 上記で習得した技術及び知識を応用し、特に診断困難な例や治療法のない各種筋疾患の病 態解明と治療法開発を目指したトランスレーショナル・リサーチを行う。当コースレジデン トは、神経研究所疾病研究第一部の研究生を併任し、リサーチは疾病研究第一部で行う。 努力項目 ①各種学会、特に国際学会において自らの研究成果を報告する。 ②研究成果を論文化して一流の国際誌に投稿する。 ③英語で海外の第一線の研究者と討論および情報交換を行う。 ④小児神経科・神経内科との関係を密にし、筋疾患の臨床についても学ぶ。 (5) 教育行事及び週間スケジュール(疾病研究第一部との合同で行われる) ①病理診断カンファレンス 木曜日 15:00-17:00 に担当する症例について発表し、全員で討議を行う。本カンファレン スには、当コースレジデントを中心として、センター病院並びに近隣の小児神経科および神 経内科医師、さらに外国人留学生も参加し、活発な討論が行われる。 ②ジャーナルクラブ 水曜日 12:30 より約1時間、新しい文献紹介を行う。疾病研究第一部との合同で行い、約 2カ月に一度自らが発表する。英語で行う。 ③ラボセミナー 木曜日 12:30 より約1時間、各自が行うトランスレーショナル・リサーチについて現状報 告を行うとともに問題点を明らかにし、討議を行う。疾病研究第一部との合同で行い、約2 カ月に一度自らが発表する。上記のジャーナルクラブと併せて、平均1カ月に1度発表を行 うこととなる。 国際学会での発表を考え、発表及び討議は全て英語で行う。 ④指導者との面談 2 週間に一度、朝 9:00 より約一時間、個別に指導者との面接による教育およびリサーチの 進捗状況確認を行う。 7) リハビリテーション科 5 月 1 日~ 6 月 30 日 小児科レジデント遠藤ゆかり医師のローテーション研修を受け入れた。 110 Ⅴ 教育・研究・研修 3 研修・見学等受け入れ状況 3 研修・見学等受け入れ状況 1) 精神科 (1) 精神科夏季学生研修(2011 年度) 例年、全国医学生 5、6 年生を対象に、精神科夏期研修を実施してきた。2011 年度の夏期学 生研修は7月 21 日(木)~ 7 月 23 日(土)に実施した。また、レジデントや看護師を対象と した講演会である第一回 NCNP 精神医学サマーセミナーを 8 月 20 日(土)に開催した。 (2) 短期研修・見学 後期専門研修先を決めるための 1 日見学者が増加した。上記の精神科夏期学生研修期間中、 および他の時期の 1 日~ 2 日間の短期研修や病院見学者を受け入れた。 (3) 後期研修合同セミナー(民間医局主催) 「民間医局」主催の後期研修合同セミナー(レジナビフェア)が前年度同様に開催された。 当院精神科からは研修教育担当者、若手医師、レジデントが参加し、当センターのブースを訪 問した精神科希望の研修医たちに熱心な説明を行った。 (4) 医学部学生実習 医学部学生実習は坂田増弘医長と平林直次第二精神診療部長がコーディネートと指導に当たっ ている。2002 年度より、東京大学医学部 5 年生約 100 名と防衛医科大学学生約 60 名が、精神科 BSL の施設見学プログラムの一環として、隔週火曜日 5 ~ 7 名ずつ当院の 1 日見学実習を行なっ ている。プログラムは、院内では、m-ECT(中井哲滋麻酔科医長)、うつストレスケア病棟(野 田医師)、てんかん専門病棟(渡辺雅子医長)、デイケア(坂田医長)の見学、研究所は神経研 究所疾病研究第 3 部(功刀浩部長)、精神保健研究所においては各研究部門が交代で 1 時間の講 義を行い、昼食時は当院研修医・レジデントのランチョンの抄読会に出席という内容である。 また年間数回ではあるが、東京医科歯科大学や山梨医科大学から施設見学や見学実習を受け 入れた。 これらの学生見学実習にはレジデントが交替で対応した。 (5) 心理系大学院生の病院実習 早稲田大学大学院(11 名)と駿河台大学大学院(4 名)、帝京平成大学大学院(2 名)の臨床 心理コースの実習を吉田寿美子臨床検査部長が指導した。 111 Ⅴ 教育・研究・研修 3 研修・見学等受け入れ状況 2) 司法精神科 <見学者> 日 1 程 研修者所属施設 法 4/13 務 省 関 職 種 連 職 人 数 期 間 6 1 日間 員 2 4/26 烏 山 病 院 臨 床 心 理 士 1 1 日間 3 5/10 千 葉 大 学 作 業 療 法 士 5 1 日間 4 5/13 山口県立こころの医療センター 多 職 種 チ ー ム 13 1 日間 5 6/8 精 6 6/8 群 馬 県 立 精 神 医 療 セ ン タ ー 神 科 レ ジ デ ン ト 師 1 1 日間 多 職 種 チ ー ム 医 4 1 日間 7 7/6 成 仁 病 院 多 職 種 チ ー ム 8 7/20 東 京 地 検 関 9 7/27 院 医 省 関 東 京 都 厚 10 8/2 立 生 松 沢 労 病 働 連 職 連 職 8 1 日間 員 11 1 日間 師 1 1 日間 員 3 1 日間 11 8/16 大 阪 府 立 精 神 医 療 セ ン タ ー 多 職 種 チ ー ム 8 1 日間 12 8/31 大 阪 府 立 精 神 医 療 セ ン タ ー 多 職 種 チ ー ム 8 1 日間 13 9/21 東 会 弁 士 10 1 日間 14 9/28 海 隊 医 官 1 1 日間 京 弁 上 護 士 自 衛 護 15 10/21 社 会 福 祉 大 学 精神保健福祉士 10 1 日間 16 10/28 社 会 福 祉 大 学 精神保健福祉士 10 1 日間 17 11/8 東 京 地 方 所 関 連 23 1 日間 18 11/9 法 務 総 合 所 関 連 員 21 1 日間 19 12/2 韓 師 看 師 15 1 日間 20 12/8 英 21 2012/1/26 防 22 2/9 台 23 2/10 東 国 ・ 国 ・ 裁 判 研 究 看 作 護 業 療 法 衛 医 科 大 学 校 病 京 精 神 科 病 院 協 士 作 院 医 湾 政 会 職 職 護 業 療 士 3 1 日間 師 3 1 日間 員 12 1 日間 精神保健福祉士、作業療法士 4 1 日間 府 法 員 職 24 2/16 東 京 精 神 科 病 院 協 会 精神保健福祉士、作業療法士 4 1 日間 25 2/20 東 京 精 神 科 病 院 協 会 精神保健福祉士、作業療法士 1 1 日間 26 2/27 法 他 関 員 10 1 日間 27 2/27 東 京 務 精 大 神 臣 科 政 病 務 院 官 協 会 精神保健福祉士、作業療法士 連 職 8 1 日間 28 3/14 熊 本 大 学 精 神 科 教 授 大 学 教 授 1 1 日間 会 議 29 3/15 イ ン ド ネ シ ア 国 会 議 員 国 員 6 1 日間 30 3/21 神 奈 川 県 立 精 神 医 療 セ ン タ ー 多 職 種 チ ー ム 5 1 日間 31 3/22 目 学 作 32 3/22 厚 生 労 働 省 医 政 局 職 員 白 大 関 33 3/24 34 3/27 業 療 士 3 1 日間 員 11 1 日間 大 阪 府 立 精 神 医 療 セ ン タ ー 多 職 種 チ ー ム 2 1 日間 千 葉 中 山 病 院・ 文 京 学 院 大 学 作 2 1 日間 連 業 法 職 療 法 士 <研修> 日 112 人 数 期 間 目 的 1 4/11 ~ 15 程 茨城県立こころの医療センター 研修者所属施設 精神保健福祉士 職 種 1 5 日間 開棟前研修 2 4/18 ~ 20 茨城県立こころの医療センター 医 師 1 3 日間 開棟前研修 3 5/9 ~ 11 茨城県立こころの医療センター 事 務 1 3 日間 開棟前研修 4 5/13 山口県立こころの医療センター 精神神経科 部長 1 1 日間 開棟前研修 山口県立こころの医療センター 看護部 看護師長 1 1 日間 開棟前研修 山口県立こころの医療センター 看護部 主任看護師 1 1 日間 開棟前研修 山口県立こころの医療センター 事務部 主幹 1 1 日間 開棟前研修 備 考 Ⅴ 教育・研究・研修 3 研修・見学等受け入れ状況 山口県立こころの医療センター 事務部 主任主事 1 1 日間 開棟前研修 株式会社 横河設計事務所 建築設計部 3 1 日間 開棟前研修 株式会社 横河設計事務所 環 境 設 計 部 2 1 日間 開棟前研修 環境設計部 看 護 師 1 2 1 日間 10 日間 開棟前研修 開棟前研修 4 6/6 ~ 17 株式会社美建築設計事務所 埼玉県立精神医療センター 6/20 ~ 7/1 埼玉県立精神医療センター 看 師 2 10 日間 開棟前研修 5 6 6/8 6/20 ~ 7/22 国 府 台 病 院 栃木県立岡本台病院 初期研修医 看 護 師 長 1 1 1 日間 19 日間 実 習 開棟前研修 栃木県立岡本台病院 看護部主任 1 19 日間 開棟前研修 栃木県立岡本台病院 作業療法士 1 19 日間 開棟前研修 国 立 看 護 大 学 校 国 立 看 護 大 学 校 看 看 6 6 5 日間 5 日間 実 実 習 習 護 7 7/4 ~ 8 7/11 ~ 14 8 7/14 長野イイダホスピタル 作業療法士 1 4 日間 研 修 9 9/20 ~ 10/14 栃木県立岡本台病院 副看護師長 2 1 日間 研 修 10 10/3 ~ 7 11 10/3 ~ 7 栃木県立岡本台病院 群馬県立精神医療センター 看護部主査 看 護 師 2 2 17 日間 5 日間 研 研 修 修 12 10/11 ~ 14 栃 木 県 立 岡 本 台 病 院 看護部主任 1 5 日間 研 修 栃木県立岡本台病院 看 師 1 4 日間 研 修 13 10/11 群馬県立精神医療センター 作業療法士 1 4 日間 研 修 14 10/13 群馬県立精神医療センター 作業療法士 1 1 日間 研 修 15 10/17 ~ 21 栃木県立岡本台病院 栃木県立岡本台病院 看護部主任 看 護 師 1 1 1 日間 5 日間 研 研 修 修 16 10/17 ~ 21 群馬県立精神医療センター 看 師 2 5 日間 研 修 群馬県立精神医療センター 臨床心理士 1 5 日間 研 修 群馬県立精神医療センター 精神保健福祉士 1 5 日間 研 修 栃木県立岡本台病院 副看護師長 1 19 日間 開棟前研修 17 10/17 ~ 11/11 護 護 護 護 師 師 栃木県立岡本台病院 看護部主査 1 19 日間 開棟前研修 18 10/20 ~ 21 山口県立こころの医療センター 看 師 2 2 日間 研 修 19 10/24 ~ 28 栃木県立岡本台病院 看護部主査 1 5 日間 研 修 栃木県立岡本台病院 看護部主任 1 5 日間 研 修 20 10/24 ~ 28 群馬県立精神医療センター 臨床心理士 1 5 日間 研 修 21 10/27 ~ 28 山口県立こころの医療センター 山口県立こころの医療センター 看 護 師 精神保健福祉士 2 2 日間 研 修 1 2 日間 研 修 22 10/31 ~ 11/4 栃木県立岡本台病院 看護部主任 2 5 日間 研 修 23 11/7 ~ 11 栃木県立岡本台病院 看護部主任 1 5 日間 研 修 栃木県立岡本台病院 看 護 師 1 5 日間 研 修 24 11/7 ~ 11 群馬県立精神医療センター 看 護 師 2 5 日間 研 修 25 11/10 ~ 11 山口県立こころの医療センター 山口県立こころの医療センター 臨床心理士 1 2 日間 研 修 作業療法士 1 2 日間 研 修 山口県立こころの医療センター 医 師 1 2 日間 研 修 26 11/14 ~ 18 栃木県立岡本台病院 栃木県立岡本台病院 看護部主任 看 護 師 1 1 5 日間 5 日間 研 研 修 修 27 11/14 ~ 18 群馬県立精神医療センター 看 師 2 5 日間 研 修 群馬県立精神医療センター 精神保健福祉士 1 5 日間 研 修 28 11/21 ~ 25 栃木県立岡本台病院 栃木県立岡本台病院 看護部主任 看 護 師 1 1 5 日間 5 日間 研 研 修 修 29 11/21 ~ 25 群馬県立精神医療センター 看 護 師 2 5 日間 研 修 30 11/28 ~ 12/9 滋賀県立精神医療センター 看 護 師 2 10 日間 研 修 31 12/5 ~ 16 群馬県立精神医療センター 看 護 師 2 10 日間 研 修 32 12/6 ~ 8 岡山県精神科医療センター 医 師 1 3 日間 ピアレビュー 厚生労働省研究班 岡山県精神科医療センター 臨床心理士 1 3 日間 ピアレビュー 厚生労働省研究班 33 2012/2/13 ~ 17 栃木県立岡本台病院 精神保健福祉士 2 5 日間 実務者研修 34 2/13 ~ 24 東京医科歯科大学大学 院 受 託 実 習 生 1 10 日間 実 護 護 習 113 Ⅴ 教育・研究・研修 3 研修・見学等受け入れ状況 3) 神経内科 (1)神経内科短期臨床研修セミナー 神経内科では 2003 年度より初期研修医、神経内科初学者を主な対象に、神経内科の面白さ を伝える目的で 7 月初旬に神経内科短期臨床研修セミナーを開催している。 2011 年度は 7 月 12 - 13 日の全国より 14 名の参加者を対象に行った。講師は当センターの豊 富な人材を活用し、神経内科スタッフ及び、糸山泰人院長、武田伸一神経研究所部長、金澤一 郎名誉総長、斉藤祐子臨床検査科医長 ( 臨床病理 )、中川敦夫 TMC 臨床研究教育研修室長が担 当し、診察、検査実習等神経内科臨床の基礎から神経内科臨床及び研究の面白さまでを伝える 充実した内容で参加者の満足度も高かった。参加者と当科スタッフ、レジデントとの交流のみ ならず、参加者同士の交流も深まった。今後も毎年開催予定である。 (2)短期見学 当科での後期研修を希望しての見学は随時行った。基本的には回診日である水曜日の見学を 勧めており、当科の診療内容、回診、カンファレンスを通じてレジデントの活躍状況と、スタッ フからの教育の内容を経験してもらっている。また、スタッフ、レジデントからも積極的に話 をすることで、当科の状況を理解してもらうよう、勤めている。 2011 年度は国内各地の大学病院、基幹病院から 6 名の見学者を受け入れた。 (3)医学部学生実習 毎年 1 - 2 名程度の医学部学生実習を受け入れているが、2011 年度は愛媛大学及び金沢大学 の 5 回生、北海道大学の 6 回生をそれぞれ 1 名ずつ計 3 名を受け入れた。 4) 小児神経科 (1)国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー 第 17 回国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナーを 7 月 15 日~ 17 日の 3 日間、コ スモホールで開催した。全国より 43 名の小児科医が集まり、研修を受けた。 5) 遺伝カウンセリング室 院内小児神経科レジデント、神経内科レジデントをはじめ、院外の希望者など含め 8 名が当 センター病院で専門医を取得すべく研修を受けている。2011 年度の臨床遺伝専門医試験では、 当室で試験対策支援を行い、院内から 4 名(院外から 2 名)が受験し全員合格した。お茶の水 女子大学遺伝カウンセリングコースの学生を 2011 年度は一人 2 ヶ月毎 4 名を受け入れた。 6) 臨床検査部 2011.10.01 第 2 回光トポグラフィー講習会 午前中は講義、午後は器機を用いた実習 講義 25 名、実習 11 名 2011.11.19 第 1 回光トポグラフィー判読セミナー 各施設の検査デ-タ判読とディスカッション 17 名 2012.03.27 及び 2012.03.29 心臓超音波検査の研修 心臓超音波検査の知識及び技術の習得、総合内科部循環器科の瀬川医長が直接 指導 1名 7) リハビリテーション部 〈身体リハビリテーション科〉 ・身体作業療法実習 東京YMCA医療福祉専門学校 2 年生 1 名 4 日間、 同校 1 年生 1 名 4 日間、 114 Ⅴ 教育・研究・研修 3 研修・見学等受け入れ状況 彰栄リハビリテーション専門学校 2 年生 1 名 5 日間、 東京工科大学 2 年生 2 名 5 日間 ・見学実習 社会医療技術学院 1 年生 2 名 ・見学 多摩リハビリテーション学院理学療法学科 1 年生、天満病院 理学療法士、 天満病院 言語聴覚士、首都大学東京理学療法学科、 国際医療福祉大学保健学科、社会医療技術学院、埼玉医科大学保健医療学部、 大阪府立大学総合リハビリテーション学科、早稲田医療福祉専門学校、 小平市障害者リハビリテーションセンター 理学療法士、 多摩リハビリテーション学院、日本リハビリテーション専門学校 ・呼吸リハビリテーション研修 ネパール 理学療法士 2 日間 〈精神科作業療法〉 社会医療技術学院 1 年生 4 名 5 日間、社会医療技術学院 3 年生 1 名 5 日、 東京YMCA医療福祉専門学校 2 年生 1 名 3 週間、 東京工科大学 2 年生 8 名 1 週間、日本医療科学大学 3 年生 1 名 8 週間、 帝京平成大学 2 年生 1 名 2 週間、東北福祉大学 3 年生 1 名 2 週間 8) 医療福祉相談室 〈精神保健福祉援助実習〉 2011.07.04 ~ 07.22(14 日間) 大妻女子大学 4 年生、ルーテル学院大学 4 年生、帝京平成大学年生 4 年生、東京家政大学 4 年生 2011.08.22 ~ 09.09(15 日間) 日本社会事業大学 4 年生、昭和女子大学 4 年生、日本福祉教育専門学校 1 年生 〈見学実習〉 2011.10.21 日本社会事業大学専門職大学院 大学院生 2011.10.28 日本社会事業大学専門職大学院 大学院生 2012.02.23 ルーテル学院大学 2 年生 10 名 11 名 5名 〈研修実習〉 2011.07.27 小平市健康福祉部障害者福祉課・精神保健福祉ボランティアひだまり「わかり やすい精神保健福祉講座」 小平市民 14 名 2011.12.08 東京都多摩立川保健所「複雑困難事例支援に係る精神科病院との地域連携モデ ル事業」病院見学研修 北多摩西部保健医療圏関係機関職員 14 名 9) 療育指導室(保育実習) 2011.08.01 ~ 08.14(11 日間) 鶴見短期大学部 2012.02.13 ~ 02.28(12 日間) 浦和大学こども学科 2012.03.01 ~ 03.15(11 日間) 鶴見短期大学部 2 年生 1 名 2 年生 2 名 1 年生 4 名 115 Ⅴ 教育・研究・研修 4 看護部院内教育実施状況 4 看護部院内教育実施状況 1)目的 国立精神・神経医療研究センター病院及び看護部の理念に基づき、質の高い、専門的な看護 を行い、健康と福祉に貢献できる看護職員を育成する 2)目標 ①精神科疾患・神経・筋疾患、発達障害における看護の質向上を達成するために、看護管理能 力を高め、教育・研究活動を自主的に実施できる看護師を育成する ②看護を科学的に捉える視点を持ち、精神看護、筋・神経難病、重症心身障害児(者)看護に おける専門的知識と根拠のある看護実践能力を育成する ③患者・家族の人権を尊重し、倫理的配慮をした看護実践ができる態度を育成する ④質の高いケアモデルを開発・実証し、精神疾患、神経・筋疾患、発達障害における看護を社 会に情報発信できる能力をもったリーダーを育成する 3)教育内容 コース名 能力段階(対象 者) 新採用研修 1 段階(新採用者) 1 段階 (卒後 1 年目、また はそれに該当する 者) 実務研修Ⅰ 2 段階 (卒後 2 年目、また はそれに該当する 者) 研修テーマ 研修内容 ・センターの概要、病院組織、看護部理念、 看護部教育について ・専門職看護師としての職業倫理と責務 ・職業人としての接遇 ・感染防止、医療安全 新採用者オリエンテーションプログラム参照 ・精神保健福祉法 ・病院経営の考え方 ・看護過程の展開・看護記録 ・人権擁護、インフォームドコンセント ・電子カルテ操作 アンビューバックによる補助呼吸・心臓マッサージ、AED 救急時の対応を学ぼう の演習、酸素ボンベの取り扱い 救急蘇生の ABC、気管内挿管の介助(青天目牧医師) 静脈血採血シミュレーション(DVD 鑑賞)、演習のデモン 安全な採血技術を身につけよう ストレーション、けっかん君を使用して静脈血採血の演習 当センター病院の入院患者は向精神病薬の影響、神経難病 学ぼう!嚥下機能と吸引 や発達障害のため、嚥下障害を伴う患者が多い。嚥下機能 について講義、安全な吸引方法について講義と演習 病棟で使用する主な医療機器(輸液ポンプ、シリンジポン プ、心電図モニター、点滴セットの仕方)等について講義 触ってみよう!医療機器 と演習 講義「看護倫理について」講師:川内副師長 GW「人権擁護について考えよう」事前課題を基に、看護 考えてみよう!人権擁護 場面でジレンマと感じることを出し合い、患者の人権や看 護業務と看護倫理について討議 事例を事前課題とし、各自読み、根拠等について GW でシミュ レーション。その後、ロールプレイングを実施し、体験す 恐れるな多重業務!! ることで知識の強化を促す。演習後、全体で目標に合わせ て評価項目を確認し、補完する 呼吸器系と腹部の基本的なフィジカルアセスメントのプロ 楽しく学んで活かそう! セスと異常のアセスメントについて フィジカルアセスメント 院外講師 飯野京子教授による講義と演習 1 年間の研修のレポートをもとに振り返りを行い、専門職業 人としての 1 年間の自己を振り返り、自己課題について考え 1 年目の看護を振り返ろう る GW を行い、次年度への課題について、実践に結び付ける 具体的な課題を考える機会とする メンバーシップについて講義(植木師長) タイムリーに報告・連絡・相談ができた事例・できなかっ あなたの輝きがチームの原動力 た事例についてGW(その要因、患者やチームの反応及び 影響などについて) グループの中で事前課題をプレゼンテーションし、その中か ら 1 又は 2 事例を倫理綱領と照らし合わせて事例検討を行い、 自分の看護を見つめてみよう その結果を発表。 講義「看護と倫理について」講師 熊地臨床教員 プライマリナースとして 1 年間の看護過程を振り返り、患者 にとってよい影響を与えたと思われる事例をまとめて発表を 自分の看護を振り返ろう 行う。その後、GWで自己及び他者の発表内容を共有し、1年 間の看護を通して成長したこと、プライマリナースとしての 課題について具体的な行動レベルで話し合う 講義 看護研究の基礎 ~テーマ選定から研究計画書作成 看護研究の基礎 (看護研究推進部会企画の研修に参加する) まで~ 講師 熊地臨床教員 3 段階 (卒後 3 年目、また はそれに該当する 者) 誰でもできる リーダーシップとは 問題解決能力を養い実践に活かそう 116 リーダーシップを発揮するために必要な基本的な知識を学び、 リーダーシップが表現できるように教授を受ける。演習を 通してリーダーシップの発揮について体験し、他者理解・ 自己理解を深め、臨床場面のリーダーシップ像の構築を図 る一助とする。 院外講師 國眼眞理子教授より講義と演習を行う リーダシップを発揮した事例について各自パワ-ポイント(7 分間)で発表する 人員 実施日 39 名 4/1( 金 ) 4/4( 月 ) 4/5( 火 ) 4/6( 水 ) 4/7( 木 ) 4/8( 金 ) 31 名 4/18( 月 ) 8:30 ~ 12:00 31 名 4/18( 月 ) 13:00 ~ 17:15 32 名 5/9( 月 ) 8:30 ~ 12:00 32 名 5/9( 月 ) 13:00 ~ 17:15 30 名 7/4( 月 ) 13:30 ~ 17:15 31 名 10/12( 水 ) 13:30 ~ 17:15 30 名 12/7( 水 ) 13:30 ~ 17:15 30 名 2/6( 月 ) 13:30 ~ 17:15 20 名 6/13( 月 ) 13:30 ~ 16:00 21 名 11/16( 水 ) 13:30 ~ 17:15 21 名 1/25( 水 ) 13:30 ~ 15:30 17 名 5/6( 金 ) 14:30 ~ 16:00 6/8( 水 ) 補講 15:00 ~ 16:30 17 名 5/16( 月 ) 13:00 ~ 17:00 17 名 1/11( 水 ) 13:30 ~ 17:15 Ⅴ 教育・研究・研修 4 看護部院内教育実施状況 コース名 能力段階(対象 者) 研修テーマ 研修内容 実務研修Ⅱ 実務研修Ⅲ トピックス 中間管理者研修 研修 コーチング技術を身につけ指導実践能力を 講義 コーチングについて 講師 熊地臨床教員 1 事例をロールプレイ実践し、振り返りと意見交換。その後、 養う 個人の気づきとまとめの記載 看護場面の再構成について学び、学生実習 や看護指導に役立てよう(実習指導者研修 講義 再構成について 講師 宮本真巳教授 再構成を用いた実習指導の実際(事例を通した検討) の再構成の講義に参加する) 講義 当院の経営状況について、今看護師に求められている こと 私のお給料はどこからでているの? 4 段階 講師 河田企画経営課長 (卒後 4 年目以降ま 各自 5 分間にまとめた看護観の発表を行う。その後他者の発 た は そ れ に 該 当 す 語り合おう、自分の看護観 表を聞いて看護の楽しさについてみんなで語り合う るもの) 演習を通して振り返ることで、他者の良いところを発見し、 どのように関わればよいかについて学ぶ 自己・他者のリソースを活用し、病棟内の 講義 「問題解決に向けて、自己や他者のリソースを発見し 問題解決にチームで協力しよう 活用しよう」 講師 山口看護師長 問題解決に向けて、自己や他者のリソース 自己の取り組みにおいて 10 分間で発表できる。自身へのアド バイスや他者の発表を聞き今後の取り組みに活かすことがで を活用しよう きる ケアの質の向上については、機能評価受診で改善取り組みを 5 段階 副看護師長として、病院経営・看護教育を 行い達成できた。H23 年度の下半期は経営・教育の視点につ (副看護師長) 視点に改善に取り組む いてリーダシップをとり、4G で改善に取り組み、結果の発 表を行う 患者満足度調査の結果及び自由記載に記載された改善すべき点 5 段階 医療サービス向上改善計画への取り組み 等より、職員又は担当部署において改善を図るため3Gに分か (看護師長) れて取り組み、結果発表を行う 「遺伝治療の現状と課題 看護の役割として求められ チーム医療としての遺伝医療、看護の役割 講義 全看護職員 ていること」 について 講師 聖路加看護大学 看護実践開発センター 有森直子先生 療養介助員 研修 看護助手研修 プリセプター連絡会 静脈注射 研修 専門看護研修 講演 テーマ「私の看護人生」 講師 小宅看護部長 「安全を守る」ということについて考えてみ 入職後にヒヤットした体験を事前課題とし、日常業務の中の 療養介助員 よう 安全を守るという視点で講義を行う H22 年から随時採用時に専門職業人としての倫理ということ 療養介助員 業務における倫理について考えよう で講義を行い、病棟業務に入る。就業期間にバラツキが多く、 倫理の必要性などの概要と事例について講義と GW 摂食嚥下障害看護認定看護師より嚥下のメカニズム、とろみ剤 看護助手 食事介助のポイント 2(演習を重点にして) の使用方法、体位や介助時の注意点について講義と演習を行う H21・22 年度の資料を参考に看護助手業務のおもな項目につ 日常業務を感染防止の視点で見直してみま いて 看護助手 GW を行い、感染管理認定看護師に質疑応答を行い、日 しょう 常業務に活かす 事前課題で各自の病棟の防災用具と位置について把握し、講 看護助手 災害時の対応について、知識を得よう 義と演習から防災時の対応についてイメージできた。病棟の 訓練に活用・参加していくことを課題とする お互いに悩みや課題を話し合い、自己の問題解決につなげる ①プリセプターシップを実践した 3 ヶ月の経過と評価 プリセプター み ん な で 協 力 し て 新 人 指 導 を 進 め よう ②各部署、新人指導を通じて困っていること ③今後の取り組みについて お互いに悩みや課題を話し合い、自己の問題解決につなげる ①プリセプターシップを実践した 3 ヶ月の経過と評価 プリセプター み ん な で 協 力 し て 新 人 指 導 を 進 め よう ②各部署、新人指導を通じて困っていること ③今後の取り組みについて GW、プリセプター役割自己評価尺度の記入 プリセプター がんばった自分達を認めあおう ① 9 ヶ月評価を終えて、今後の課題と取り組みについて ②プリセプティの成長と自己の成長について 講義 「プリセプターシップの知識」 プリセプター 次年度の新人を迎える準備をしよう 講師 熊地臨床教員 講義(DVD による視聴) 静脈注射教育コース研修 確認テスト、静脈留置針の操作演習 3 段階以上の看護師 講義(DVD による視聴) 静脈注射教育コース研修 確認テスト、静脈留置針の操作演習 神経難病の緩和ケア 呼吸リハビリ(排痰の方法) 口腔ケアの実際 摂食の援助と口腔ケア 排痰の援助(器械の取り扱い) 家族指導について 神経・筋疾患・重症心身障害児看護コース 在宅に向けた指導 遺伝について 理学療法 作業療法 自律支援・在宅支援法と現状について 退院調整のプロセスと今後の展望 課題報告会 統合失調症の病像と検査所見および最新の治療 実務研修Ⅰ終了者 統合失調症の看護(幻覚妄想時の対応・コミュニケーション) で実務経験 2 年以上 のもの てんかんの診断と検査および最新の治療 てんかんの看護(発作時の観察・対応、社会復帰への援助) 人格障害について 人格障害の看護(治療目標の決定、問題行動への対応、対人 関係の調整) 司法精神について(入院対象者の治療の流れ) 医療観察法病棟での看護 精神看護コース 地域連携(訪問看護について) 訪問同行 うつ病と認知行動療法 認知行動療法における看護師の役割 我が国の自殺および自殺対策の実態 臨床における自殺予防 看護面接について 精神看護と倫理 全看護職員 私の看護人生 人員 実施日 15 名 5/20( 金 ) 13:30 ~ 17:15 15 名 7/14 9:00 ~ 12:00 18 名 11 月 25 日 ( 金 ) 13:30 ~ 15:15 16 名 1/30( 月 ) 13:00 ~ 17:00 9名 6/16( 木 ) 8:30 ~ 12:30 9名 2/13( 月 ) 13:00 ~ 17:15 26 名 2/2(木)15:00 ~ 16:30 18 名 2/21( 火 )13:30 ~ 15:00 25 名 5/19( 木 ) 18:00 ~ 19:30 50 名 3/22( 木 ) 17:30 ~ 18:30 7/13( 水 ) 14:00 ~ 15:00 5名 6名 12/14( 水 ) 14:00 ~ 15:00 22 名 6/1( 水 ) 14:00 ~ 15:00 22 名 11/2( 水 ) 14:00 ~ 15:00 22 名 2/1( 水 ) 14:00 ~ 15:00 10 名 6/8( 水 ) 13:30 ~ 15:00 11 名 10/3( 月 ) 13:30 ~ 15:00 11 名 1/16( 月 ) 13:30 ~ 15:00 17 名 20 名 18 名 18 名 20 名 3/7( 水 ) 13:00 ~ 15:00 7/29( 金 ) 8/10( 水 ) 12/2( 金 ) 12/9( 金 ) 9/8(木) 9/28(水) 10/4(火) 10/26(水) 7名 10/26(水) 11/16(水) 11/24(金) 12/8(木) 2/28(火) 11/2(水) 11/30(水) 12/7(水) 12 名 12/21(水) 1/11(水) 1/25( 水 ) 2/1( 水 ) 2/15( 水 ) 平成 24 年度繰越 117 Ⅴ 教育・研究・研修 5 病院研究発表会 5 病院研究発表会 13:30 2012 年 3 月 13 日(火) 13:30 ~ 於:コスモホール 【開会の辞】 国立精神・神経医療研究センター病院 院長 糸山泰人 【挨 拶】 国立精神・神経医療研究センター 総長 樋口輝彦 【第Ⅰセッション】 座長:吉田寿美子(臨床検査部長) 1 . 神経性食欲不振症患者における安静時エネルギー消費量の推定値と実測 13:35~13:45 値の乖離の検討 ○阿部裕二(管理栄養士)1、鷹羽智子1、田口敦子1、芳賀麻里子1、 仁木雅美1、今泉博文1、塙 悠2、濱田 孝3、上野真弓4、菊地裕絵4、 安藤哲也4、小牧 元4、 1 )栄養管理室、2 )人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科 3 )心療内科、4 )精神保健研究所心身医学研究部 2 . dysferlinopathy における MRI 撮像標準化への提案 13:45~13:55 - dysferlinopathy natural history study の研修報告- ○田丸武志(診療放射線技師)1、澤田 聡1、鈴木成人1、平賀 亘1、 森まどか2、木村 円3、中山貴博4、佐藤典子1 1 )放射線診療部、2 )神経内科診療部、3 )治験管理室 /TMC 臨床研 究支援部、4 )横浜労災病院 13:55~14:05 3 . 当院臨床検体から分離された Candida 属の薬剤感受性結果と臨床的意義 ○武蔵裕子(臨床検査技師)、望月規央、児玉徳志、田島紹吉、吉田寿 美子 臨床検査部微生物検査室 14:05~14:15 4 . 当院臨床検体から検出された高度耐性腸内細菌群の検出状況 ○望月規央(臨床検査技師)、武蔵裕子、児玉徳志、田島紹吉、吉田寿 美子 臨床検査 部 5 . 遺伝カウンセリングのための情報ツールの開発 14:15~14:25 ○佐藤有希子(遺伝カウンセラー)、後藤雄一 外来部遺伝カウンセリング室 14:25~14:30 …☆…休 憩( 5 分間)…☆… 【第Ⅱセッション】 座長:平林直次(第二精神診療部長) 14:30~14:40 6 . 当院における診療報酬の査定率と復活率の現状 ○坂本 徹(診療報酬指導係長)、船津芳征、浅井誠司、泉 厚彦 財務経理部医事室 7. 当院における呼吸ケアサポートチーム(Respiratory Support Team: 14:40~14:50 RST)について ―緊急時反応システム(Rapid Response System; RRS)導入の 有用性と新たなる課題- ○寄本恵輔(理学療法士)1、立石貴之1、小川順也1、佐々木康治1、大 泉里香2、宗方麻理2、安田聖一3、丸山昭彦1、前野 崇1、森まどか4、 大矢 寧4、小牧宏文5、小林庸子1 1 )リハビリテーション科、2 )看護部、3 )ME 室、4 )神経診療部、 118 Ⅴ 教育・研究・研修 5 病院研究発表会 14:50~15:00 8 . 9 . 15:00~15:10 15:10~15:20 10. 15:20~15:25 5 )小児神経診療部 多発性硬化症(MS)患者への認知行動療法導入の検討 ○中澤佳奈子(臨床心理士)1、野田隆政1、2、新明一星3、堀越 勝3、 岡本智子2、4、山村 隆2、5、 1 )第一精神診療部、2 )多発性硬化症センター、3 )CBT センター、 4 )神経内科、5 )神経研究所免疫研究部 神経変性疾患に伴う運動性構音障害への遅延聴覚フィードバックの効果 ○織田千尋(言語聴覚士)1、山本敏之2、佐藤雅子1、中山慧悟1、 村田美穂2、前野 崇1、小林庸子1 1 )リハビリテーション科、2 )神経内科 CRC とローカルデータマネージャーによる治験データの品質管理プロ セスの構築 ○玉浦明美(看護師)、太幡真紀、前田百合子、細井 薫、中込和幸 治験管理室 …☆…休 憩( 5 分間)…☆… 【第Ⅲセッション】 座長:岩脇真理子(看護師長) 15:25~15:35 11. 当院におけるマイコプラズマ感染疑い患者の集団発生事例 ~検査及び対応についての再構築~ ○平井久美子(看護師)、望月規央、山田昌彦、今泉博文、船津芳征、 森田宏子、安田 弘、坂下里香、福本 裕、榎園 崇、開道貴信、 中川栄二、三山健司 ICT 15:35~15:45 12. ヒヤリハットの情報共有に対する看護師の思いについて検討する ~転倒転落ヒヤリハットより~ ○坂倉万梨子(看護師)1、草野陽介2 1 )精神科急性期病棟、2 )医療観察法病棟 15:45~15:55 13. 腰椎穿刺時の患者不安に対するBGMの有効性 ○五郡直也(看護師) 看護部 3 北病棟 14. 医療観察法指定入院医療機関への入院治療がもたらす変化のプロセス 15:55~16:05 ~入院治療で何が変わったか対象者の視点から明らかにする~ ○大迫充江(看護師) 看護部 8 病棟 16:05~16:15 15. 看護学的観点から医療の質に関する研究 - eCODO 導入による行動制限最適化データベースソフト(SRD) 活用の実態と課題- ○坂下利香(看護師)、小宅比佐子、川内健三、緒方正道、児野愛未、 篠村純子、大柄昭子、岸 清次、久保田みち子、等々力信子、森田宏子、 山口しげ子 eCODO 検討チーム(看護部) 16:15~16:20 …☆…休 憩( 5 分間)…☆… 119 Ⅴ 教育・研究・研修 5 病院研究発表会 【第Ⅳセッション】 座長:黒木規臣(司法精神科医長) 16:20~16:30 16. てんかんと誤診されていた失神11症例についての検討 ○中田正規(医師)1、渡邊さつき2、瀬川和彦3、塚田恵鯉子1、谷口 豪1、 村田佳子1、坂田増弘1、渡辺雅子1 1 )精神科、2 )東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科心療・緩和 医療学分野、3 )循環器内科 16:30~16:40 17. セロトニン症候群と電気痙攣療法についての検討 ○松田太郎(医師)、山田麻紀、藤本あみか、吉川、新田、蟹江、 野田 隆 精神科 16:40~16:50 18. 双極性感情障害の背景病理としての嗜銀顆粒性認知症の検討 ○塩谷彩子(医師)1、中田正規2、有馬邦正2、吉田寿美子1、2、齊藤祐子2、 1 )臨床検査部、2 )精神科 16:50~17:00 19. 当院における重症心身障害児(者)の口腔咽頭由来菌と誤嚥性肺炎への 影響について ○福本 裕(医師)1、2、望月規夫1、榎園 崇1、3、中川栄二1、3、 平井久美子1、三山健司1、齋藤貴志3、須貝研司3、佐々木征行3 1 )ICT、2 )歯科、3 )小児神経科 17:00~17:05 …☆…休 憩( 5 分間)…☆… 【第Ⅴセッション】 座長:小牧宏文(小児神経科医長) 17:05~17:15 20. 小児自閉性症状に対する薬物治療 -その実態と臨床評価尺度の検討- ○榎園 崇(医師)1、中川栄二1、遠藤ゆかり1、永井盛博1、松田悠子1、 齋藤貴志1、斎藤義朗1、小牧宏文1、須貝研司1、佐々木征行1、安村 明2、 稲垣真澄2 1 )小児神経科、2 )精神保健研究所知的障害研究部 17:15~17:25 21. 小児期発症 DRPLA 患者の症状・障害の出現時期と CAG リピート数の 相関に関する研究 ○丸山慎介(医師)1、斎藤義朗1、齋藤貴志1、小牧宏文1、中川栄二1、 須貝研司1、佐々木征行1、齊藤祐子2、南 成祐2、後藤雄一3 1 )小児神経診療科、2 )臨床検査部、3 )神経研究所疾病研究第二部 17:25~17:35 22. パーキンソン病の腰曲がり:腰曲がりの分類とアルゴリズム作成 ○向井洋平(医師)1、古澤嘉彦1、川添僚也1、佐藤宏匡1、佐野輝典1、 坂本 崇1、村田美穂1、小林庸子2 1 )神経内科、2 )リハビリテーション科 17:35 【閉会の辞】 国立精神・神経医療研究センター病院 副院長 安西信雄 18:00~20:00 【表彰式・懇親会】 120 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 6 各科研究会 1) 臨床検討会 日 程 演 題 担当科 演 者 2011.05.10 変動する意識障害を呈し,髄液中に GluR ε 2 抗体を認めた 79 歳男性 神経内科 古澤 嘉彦 2011.07.12 小児難治性てんかん患者のキャリーオーバーについて 小児神経科 丸山 慎介 2011.09.13 右後頭葉に病変をもつ小児難治性てんかんの一手術例 脳神経外科 高橋 章夫 2011.11.08 整形外科・外科で院内対応可能な手術・治療について 総合外科 松井 彩乃 2012.01.10 Disulfiram により脳波上の高度徐波異常を伴う意識変容を呈した一例 精神科 塚田恵鯉子 岡崎 光俊 2) 精神科 精神科医局研究会 日程 題名及び内容 2011.04.19 地域精神科医療センター計画 講 師 伊藤順一郎(精神保健研究所) 2011.07.07 Pharmacologikal treatment of major depressive disorder - Clinical significance of Mirtazapine - 2011.09.20 厚労科研「『地域生活中心』を推進する地域精神科医療モデル 坂田増弘、伊藤順一郎(精神保健研究所)、 作りとその効果検証に関する研究」の実施について 山口創生(精神保健研究所) Dr.Thomas C.Baghai 2011.10.18 精神科医師による研究説明及び若手研究協力者の募集 精神科医師全体 2011.11.15 統合失調症 ~現場感覚と実証性の並立を目指して~ 八田耕太郎(順順天堂大学医学部付属練 馬病院メンタルクリニック 先任准教授) 2012.02.21 第 1 回精神医療セミナー 2012 「精神科救急とチーム医療」 ~病院経営を中心に~ 藤田潔(医療法人静心会桶狭間病院藤田 こころケアセンター理事長) 精神科 CC 日程 症 例 病棟名 担当 2011.04.26 激しいてんかん性不機嫌状態を呈した難治性外側側頭葉てんかんの一例 9 病棟 大町 佳永 2011.05.24 統合失調症との鑑別に苦慮したうつ病の一症例 4 北病棟 竹田 和良 2011.06.28 入退院をくりかえす、覚せい剤の使用歴がある統合失調症 5 北病棟 船田 大輔 2011.07.26 緊張病性昏迷と解離性昏迷の鑑別を要した統合失調症の一例 4 南病棟 藤井さやか 2011.09.27 幻覚妄想を呈したパーキンソン病の一例 5 南病棟 藤本あみか 2011.10.25 医療観察法病棟へ入院となった統合失調症の一例 8 病棟 柏木 宏子 2011.11.22 診断に苦慮したうつ状態の 19 歳女性 4 北病棟 冨岡 悠 2011.12.27 器質性、中毒性、内因性の鑑別を要した幻覚妄想を伴う精神病の一例 5 北病棟 榊原 英輔 2012.01.24 上衣下異所性灰白質を伴った症候性部分てんかんの一例 4 南病棟 塚田恵鯉子 2012.02.28 せん妄との鑑別が必要だった双極性障害の一例 5 南病棟 吉川 大輝 123 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 3) 神経内科 CC 日 程 症 例 担 当 2011.04.20 6-10 年の経過で頚・肩・肘・手・指・股・膝・足関節拘縮と進行性の筋力低下、ミトコン ドリア M2 抗体陽性の 69 歳女性 古澤 2011.06.15 緩徐に進行していた右上下肢筋力低下が 3 か月の経過で急速に進行した 50 歳女性 佐藤 2011.06.22 学童期より、四肢遠位優位の筋力低下・筋委縮・感覚障害が緩如に進行し多彩な身体症状 を伴う 26 歳代性の一例 佐野 2011.06.22 球麻痺症状を呈し、その後乳がんを指摘された 48 歳女性 三橋 2011.06.29 2011.07.06 2011.07.20 砲(AVSF)を認めた 41 歳女性例 C型肝炎の IFN 療法後に 1 型糖尿病と抗 AQP4 抗体陽性視神経炎を発症した 60 歳女性 左背筋の膨隆起、右への側屈を初発症状とし、右外腹斜筋へのキシロカイン投与が著効し たパーキンソン病の 53 歳女性 池田 川添 向井 2011.07.27 10 代後半から運動後の倦怠感、黒色尿と高 CK 血症を繰り返す 29 歳男性 池田 2011.08.03 脊髄空洞症・末梢神経障害・パーキンソンニズムを合併した 59 歳女性 三橋 2011.08.10 2011.09.07 2011.09.14 2011.09.21 病理から見た進行性核上性麻痺 (PSP)-Richardson 症候群と PSP-Parkinsonism ; 特にバイ オマーカーの重要性について 発症後約 30 年の経過で呼吸不全をきたし NIPPV を要した LGMD2B( 疑 ) の一症例 手指屈筋の筋力低下が軽微で、縁取り空砲を伴う炎症性変化を認め、ステロイドや IVIg へ の反応が良好な 59 歳男性例 左背筋の膨隆、右への側屈を初発症状とし、右外腹斜筋へのキシロカイン投与が著効した パーキンソン病の一例 斎藤 西川 漆葉 川添 2011.09.28 パーキンソン病薬調整中に意識障害遷延を来たした PDD の 68 歳女性例 2011.10.05 咽頭での通過障害により delayed on 現象を示したパーキンソン病の 69 歳男性例 佐藤 2011.10.12 免疫制御療法中に脳膿瘍を発症した抗 SRP 抗体陽性 壊死性ミオパチーの 50 歳 男性例 池田 2011.10.26 左右差のある症状・画像を呈し、臨床的に PSP の診断の 77 歳女性の一例 佐野 2011.11.02 2011.11.09 2011.11.16 2011.11.30 2011.12.14 124 孤発性に近位筋優位の筋力低下を呈し、筋病理で特異な筋鞘膜の性質を有する自己貧食空 硬膜下血腫、てんかん発作で発症し、進行性に小脳失調、認知機能障害、脳神経症状を来 たした脳表ヘモジデリン沈着症の 59 歳男性例~都立神経病院での手術見学の報告を兼ねて 2 年の経過で脳幹病変の再発・寛解をきたし、髄液細胞数増多を認め、2 ヶ月前から認知機 能低下をきたし始めた、51 歳男性の一例 出生時から乳幼児期に喘鳴、哺乳力低下を認め、顔面、近位筋の筋力低下と変動のある脱 力症状を呈する 26 歳女性例 孤発性に近位筋優位の筋力低下を呈し、筋病理で特異な筋鞘膜の性質を有する自己貧食空 砲を認める 41 歳女性例 四肢末梢優位の痺れを主症状とした軸索優位な末梢神経障害を呈する治療抵抗性の 68 歳女 性 清水 川添 佐野 西川 池田 三橋 2012.01.04 GBS,SIADH,ITP を同時期に発症し、その 3 年後に NMO を発症した 80 歳男性の 1 例 向井 2012.01.11 うつ病を先行し、体性幻覚を主訴とする DLB の 61 歳男性例 清水 2012.01.18 激しい四肢のふるえが ADL 上問題になった 66 歳女性例 川添 2012.01.25 封入体筋炎に対する免疫グロブリン大量療法の効果についての検討 西川 2012.02.01 CIDP 急性増悪に対してステロイド導入後、1 型糖尿病を急性発症した 19 歳女性 佐藤 2012.02.08 左下肢から体幹にジストニアが広がった 24 歳男性 西川 2012.02.15 出産後、急速に認知機能低下を呈した多発性硬化症の 39 歳女性 三橋 2012.03.07 反復常同行動(punding)を認め、熱中症で死亡したパーキンソン病 Yahr 2 度の 59 歳男 性例 池田 2012.03.28 進行性核上性麻痺と皮質基底核変性症の臨床病理学的検討―亜分類との対応 池田 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 ニューロサイエンスセミナー 日 程 演 題 2011.05.30 第 31 回 神経ネットワーク形成を制御する分子機構 講 師 微細構造研究部 須藤文和 ( 神経研 究所 微細構造研究部) 2011.08.01 第 32 回 把握運動における脊髄介在ニューロンの役割―脊髄型 武井智彦(神経研究所 モデル動物 FES による運動再建を目指してー 研究部 室長) 2011.09.26 第 33 回 デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエキソンス 永田哲也 ( 神経研究所 遺伝子疾患 キップ治療 治療研究部 室長) 2011.11.28 第 34 回 Neuroimaging をもちいた精神疾患の研究 2012.02.06 第 35 回 大田深秀 ( 神経研究所 疾病研究第 三部) ヒトの価値判断の神経機構を理解するために:マカクザ 山田 洋 ( 神経研究所 モデル動物 ルを用いてヒト意志決定モデルの作成に挑戦する 開発研究部 室長) 4) 小児神経科 小児神経科では、(1) 症例検討会(水)、(2) 筋疾患患者検討会(金;神経内科および神経研究 所と合同)、(3) てんかん患者検討会(月、木:脳神経外科および精神科と合同)を毎週行った。 日 程 2011.04.06 2011.04.13 2011.04.20 2011.05.18 2011.06.01 2011.06.08 2011.06.15 2011.06.22 2011.06.29 2011.07.06 2011.07.13 2011.07.20 2011.07.27 2011.08.03 2011.08.10 2011.08.24 2011.08.31 2011.09.07 2011.09.14 2011.09.28 2011.10.05 2011.10.12 2011.10.19 2011.10.26 2011.11.02 2011.11.16 2011.11.30 2011.12.07 2011.12.14 2011.12.21 2012.01.11 2012.01.18 2012.01.25 2012.02.01 2012.02.08 2012.02.15 2012.02.22 2012.02.29 2012.03.07 2012.03.14 症例・演題 片麻痺を呈した男児 視床下部過誤腫の 1 例 持続的筋収縮を呈する女児 (Stiff person 症候群疑い ) 片側巨脳症 + 伊藤白斑 広範な部分皮質異形成(FCD)の手術例 出生時から顔面筋罹患、嚥下・吸綴障害を呈した 1 例 脳梗塞様エピソードを繰り返した 1 例 単純ヘルペス脳炎 6p- 症候群の 1 例 大脳白質急性障害→急性脳症後 < レクチャー > 広汎性発達障害 Rasmussen 脳炎の 1 例 FCD による皮質性ミオクローヌス 脳内出血を呈した NF1 の 1 例 けいれん + 大脳白質病変(ADEM?) 睡眠時に体動の多い 2 か月女児(驚愕反射 ?) Episodic ataxia の疑われる 1 例 4p- 症候群の 1 例 若年ミオクロニーてんかん 小脳皮質 + 視床に高信号を呈する例 けいれん重積型脳症 West 症候群 + 白質低髄鞘 + 橋・小脳低形成 不思議の国のアリス症候群 Pontocerebellar hypoplasia が疑われた 1 例 語想起障害を来した SMA 症候群 <CCC>Menkes 病 <CCC>Lesch-Nyhan 病 West 症候群を来した Miller-Dieker 症候群の 1 例 < レクチャー >NICU の光環境について <CCC> 胎児性アルコール症候群 脳梁欠損症の 1 例 < レクチャー > 迷走神経刺激療法(VNS) 痙性対麻痺 +MR の 1 例 筋緊張異常 + 髄液プテリン系物質の異常 MCT8 欠損症の兄弟例 Bilateral perisylvian 症候群の 1 例 Periventricular nodular heterotopia の 1 例 先天性パラミオトニアの 1 例 てんかんと診断されていた MELAS の 1 例 結節性多発動脈炎に続発したてんかん 担当 ・ 講師 石山昭彦 岡崎哲也 後藤昌英 榎園 崇 竹内芙美 比屋根真彦 松田悠子 遠藤ゆかり 福村 忍 竹内芙美 精神保健研究所 井口先生 永井盛博 本田涼子 石堂雄毅 丸山慎介 福村 忍 永井盛博 遠藤ゆかり 眞柄慎一 岡崎哲也 石堂雄毅 永井盛博 石山昭彦 福村 忍 遠藤ゆかり 河畑孝佳 榎園 崇 石堂雄毅 精神保健研究所 太田英伸先生 後藤昌英 比屋根真彦 New York Doyle 先生 丸山慎介 眞柄慎一 後藤昌英・比屋根真彦 本田涼子 遠藤ゆかり 榎園 崇 永井盛博 河畑孝佳 125 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 5) 遺伝カウンセリング室 遺伝カウンセリングカンファレンス 遺伝カウンセリング診療と研修を目的に、一月に一度の頻度でカンファレンスを行っている。 院内、院外から毎回 20 人前後の参加がある。 日 程 回 症 例 脊髄小脳変性症の父と弟をもつ男性からの相談 2011.04.26 第1回 2011.05.24 第2回 2011.06.28 第3回 2011.07.26 第4回 2011.09.20 第5回 47,XXX の娘をもつ両親からの相談 2011.10.25 第6回 脊髄小脳変性症の母をもつ男性からの相談(カウンセリング前) 2011.11.29 第7回 2011.12.27 第8回 脊髄小脳変性症の父をもつ女性からの相談 2012.01.24 第9回 脊髄小脳変性症の父をもつ女性からの相談(第二報) 2012.02.28 第 10 回 ミオチュブラーミオパチーの児をもつ両親からの相談 Becker 型筋ジストロフィーの血縁者をもつ女性からの相談 脊髄小脳変性症疑い男性の遺伝学的検査における血縁者への関わり(第二報) 球脊髄性筋萎縮症の兄をもつ女性からの相談 デュシェンヌ型筋ジストロフィーの児をもつ両親からの相談 脊髄小脳変性症の父をもつ女性からの相談 筋強直性ジストロフィーの父をもつ女性からの相談 筋強直性ジストロフィーの弟をもつ女性からの相談 脊髄小脳変性症の母をもつ男性からの相談(カウンセリング後) 報告:第 9 回全国遺伝子医療部門連絡会議 遺伝カウンセリングセミナー 日 程 2011.05.12 タイトル 遺伝医療における最近のトピックス 6) リハビリテーション科 日程 2011.04.22 2011.06.03 2011.10.14 研究会名 臨床筋カンファレンス (リハビリテーション科担当分) 症 例 担当 姿勢管理 小林 呼吸リハビリテーション・学校住宅環境整備・パソコン入力支援 小林 MMT(Manual Muscle Testing : 徒手筋力検査法) 2011.09.28 RST 勉強会 排痰手技について 2011.11.24 看護師向け院内研修 ポジショニング・トランスファー方法 7) 臨床検査部 臨床病理検討会(CPC) 日 程 126 回 症 例 臨床担当医師 2011.06.14 左大脳半球優位の委縮と血流低下を伴い、症候的にはレ 第 480 回 神経内科 中村治雅 ビー小体型認知症が疑われた 89 歳男性例 2011.06.14 第 481 回 易転倒性、発話の減少で発症し、進行性核上性麻痺と診 健康長寿医療センター 断されていた 78 歳男性例 (Brain Bank 症例) 2011.08.09 第 482 回 自律神経障害が目立ち、経過約 9 年で死亡した多系統萎 神経内科 小川雅文 縮症(MSA-C)の 79 歳男性 2011.08.09 第 483 回 45 歳頃より双極性障害、アルコール依存症を発症し、肝 精神科 中田正規 硬変が死因に関連した 68 歳男性 2011.10.11 第 484 回 臨床的に【Pick 球を伴う】Pick 病と診断されていた 74 精神科 有馬邦正 歳男性例 理学療法士 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 2011.10.11 第 485 回 パーキンソン病発症後約 3 年で、早期に死亡した 71 歳女 神経内科 塚本 忠 性例 2011.11.01 第 486 回 熱中症で死亡したパーキンソン病 (Yahr2 度 ) の 59 歳男 神経内科 池田謙輔 性例 2011.12.13 第 487 回 乳児期に発症し、ネフローゼ症候群を伴った DRPLA15 小児神経科 榎園 崇 歳の女性例 2011.12.13 左右差の目立つパーキンソニズム、垂直性眼球運動障害、 第 488 回 高次脳機能障害を呈し、corticobasal syndrome が疑われ 神経内科 古澤嘉彦 た 71 歳女性 2011.02.14 第 489 回 心不全で死亡した Duchenne 型筋ジストロフィー (DMD) 小児神経科 石堂雄穀 の 15 歳男性 2011.02.14 第 490 回 起立性低血圧が目立った多系統萎縮症 (MSA-C) の 67 歳 神経内科 佐野輝典 男性 2011.03.06 第 491 回 内耳性と考えられるめまいが先行し、後に進行性核上性 公立昭和病院(Brain Bank 症例) 麻痺が疑われるようになった 88 歳男性 2011.03.06 第 492 回 外傷性くも膜下出血が診断の契期になった進行性核上性 斎藤勇二 麻痺疑いの 83 歳男性 8) 治験管理室 逸脱事例等検討会 日 程 タイトル 2011.05.17 逸脱報告「治験薬投与 CRC への依頼、IWRS の失念」 2011.06.16 逸脱報告「妊娠検査失念」 2011.06.27 逸脱、中止事例の報告「被験者スケジュール管理」 2011.07.27 中止事例報告「スクリーニング結果での除外基準の抵触」 「採血スピッツ間違い」 9) 医療安全管理室 2011 年度医療安全の為の職員研修実績 月 日 対 象 者 参加人数 研 修 内 容 <医療安全研修> 2011.04.04 新 者 87 当院における医療安全管理体制 2011.04.06 看護師新採用者・異動者 採 用 40 患者確認について KYT 2011.04.21 全 員 85 自殺予防の基礎知識 2011.05.11 メディカルスタッフ 職 63 呼吸生理 part1 2011.06.01 メディカルスタッフ 53 LTV/BIPAP/ トリロジーの取り扱い方 2011.07.14 全 89 クレーム対応 職 員 2011.09.14 メディカルスタッフ 47 心電図モニターについて 2011.10.12 医 師・ 看 護 師 43 医療機器使用方法 ( 輸液ポンプ ・ シリンジポンプ ) 2011.10.27 看 護 師 15 2011.11.21 全 職 員 119 シリンジ、シュアプラグの適正使用 2012.02.23 全 職 員 50 医療安全シンポジウム 2012.03.08 メディカルスタッフ 43 輸液の知識 チーム STEPPS 2011.05.31 メディカルスタッフ 22 窒息予防対策(摂食嚥下 #1) 2011.05.12 メディカルスタッフ 13 気管内吸引アセスメント 2011.05.12 メディカルスタッフ 20 バイパップマスク How To 2011.09.28 メディカルスタッフ 54 排痰の援助 2012.12.13 メディカルスタッフ 18 誤嚥防止 127 Ⅴ 教育・研究・研修 6 各科研究会 2011.05.31 全 職 員 2011.10.20 全 職 員 62 2 2011.11.16 全 職 員 9 2011.12.14 全 職 員 4 2012.01.25 全 職 員 7 2012.02.22 全 職 員 13 2012.03.21 全 職 員 2011.07.20 2011.10.31 2012.01.18 中途採用者(当院医療安 全体制についての研修未 受講者) BLS 9 5 17 中途採用者研修 8 <感染防止対策> 2011.06.09 全 職 員 53 N95 マスクの正しい着用方法 研修後フォロー 420 名 2011.12.21 全 職 員 65 インフルエンザ対策 10) 筋疾患センター 病院・研究所合同筋疾患臨床カンファランス 日 程 担 当 2011.06.24 生検が筋から急遽末梢神経に変更となった一例 米川 2011.07.08 筋力低下、側彎、正常 CK を呈する 3 歳女児例 福村 2011.07.29 筋病理の診断は異なるが同一疾患ではないかと思ってしまうような経過のミオパチーとジ ストロフィー 石山 2011.08.05 幼児期から下肢遠位筋筋力低下を有し、逆シャンペンボトル様の下肢筋委縮を呈した 12 歳 女児例 鋤柄 2011.08.26 発症後約 30 年の経過で呼吸不全をきたし NIPPV を要した LGMD2B(疑い)の一症例 西川 2011.09.08 夜間 NPPV と MI-E を導入した SMA2 方の 3 歳例 福村 2011.09.16 リハビリテーション科で学んだこと 遠藤 2011.09.30 128 症 例 手指屈筋の筋力低下が軽微で、縁取り空砲を伴う炎症性変化を認め、ステロイドや IVIg へ の反応が良好な 59 歳男性例―IBM 的だが治療効果のある筋炎 漆場 2011.10.07 CNMDU と考えられた症例 眞柄 2011.10.28 反復する横紋筋融解症 福村 2011.11.25 驚く MRI 所見を呈した反復性横紋筋融解症の 4 歳男児 丸山 2011.12.16 筋力低下、高 CK 血症が持続する小児多発筋炎症例の今後の治療 岡崎 2012.01.14 眼瞼下垂を伴ったミオパチー 後藤 2012.01.20 幼児期発症の遠位型ミオパチー 岡崎 2012.02.10 FHL1-related muscular disorders 遠藤 2012.02.17 外傷性てんかんとして経過観察されていた MELAS の男児例 竹内 2012.02.24 くびが座らない 7 ヵ月女児例 石山 2012.03.02 先天性パラミオトニア 榎園 智 込 馬 田 本 本 田 藤 本 井 中 有 村 塚 岡 野 斎 山 亀 齋 藤 義 藤 斎 貴 志 朗 浩 佐々木 征 行 佐々木 征 行 佐々木 征 行 安 田 二 中 栄 佐々木 征 行 穂 穂 穂 穂 穂 穂 穂 雄 雄 雄 雄 川 美 美 美 美 美 美 美 信 信 信 信 中 田 田 田 田 田 田 田 西 西 西 西 佐々木 征 行 村 村 之 一 村 村 村 子 政 子 村 村 穂 忠 安 正 安 安 憲 幸 安 主 任 研 究 者 雄 者 佐々木 征 行 雄 敏 祐 隆 美 邦 和 正 川 石 信 西 給 安 受 研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題) 脳形成異常の発生病態と治療法開発に関する研究 脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究 発作性神経症状を呈する先天性疾患の病因・病態解明 脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究 脳形成異常を含めた先天性脳機能障害の画像解析(diffusion tensor tractgraphy など) 脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究 先天性要因による脳機能障害の NIRS による発達機能解析 脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究 広範な大脳皮質形成異常の治療法に関する研究 / 脳形成異常患者データベースの作成 / 発作性運動障害疾患の病因と治療 脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究 若年性パーキンソン病の睡眠障害と QOL の検討 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 嚥下造影検査によるパーキンソン病患者の誤嚥リスクの判定法の開発とその信頼性の検討 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 皮膚生検を用いたレビー小体病の診断 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 LBD の幻覚等、精神症状に対する治療方針の作成 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 パーキンソン病患者におけるうつに関する研究 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 レビー小体病(LBD) の精神症状の治療 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 研究総括 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 重症統合失調症患者の薬物療法に関する研究 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究 統合失調症患者の社会認知と生活機能の改善に関する研究 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究 重症統合失調症患者の生物学的治療に関する研究 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究 研究総括 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究 ₁) 精神・神経疾患研究開発費 7 研究補助金 21 委- 5 21 委- 5 21 委- 5 21 委- 5 21 委- 5 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 4 21 委- 1 21 委- 1 21 委- 1 21 委- 1 課題番号 1,000 1,000 1,000 2,000 5,000 700 500 1,350 1,000 800 500 14,700 2,000 2,000 2,000 4,200 (千円) 受給金額 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 129 130 川 馬 田 有 村 美 邦 栄 有 有 正 穂 稲 二 山 中 智 子 本 渡 岡 雅 子 辺 渡 桜 和 林 小 智 児 功 子 本 岡 佐 功 邦 公 浩 佐 正 藤 伊 安 子 佐 馬 田 中 祐 文 佐 有 藤 齊 雅 子 後 二 功 川 小 典 後 司 馬 馬 垣 村 辺 田 刀 刀 刀 藤 藤 藤 藤 藤 藤 藤 邦 邦 真 雅 典 典 典 典 典 雄 雄 正 正 澄 隆 子 清 浩 浩 浩 子 子 子 子 子 一 一 主 任 研 究 者 吉 田 寿美子 藤 佐 栄 研 者 佐 川 中 給 輝 貝 須 受 神経疾患ブレインバンクの構築 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究 自閉性症状の薬物治療を進めるための臨床研究の確立 発達障害の診断および治療法開発に関する臨床研究 CIDP における個別化医療に関する研究 難治性ニューロパチーの診断技術と治療法の開発に関する研究 てんかんのキャリーオーバーについての研究 てんかんの診断と治療に関する戦略的医療についての研究 薬物依存症専門外来を有する精神科病院受診者に対する認知行動療法の開発と普及に関する研究 アルコールを含めた物質依存に対する病態解明及び心理社会的治療法の開発に関する研究 パーキンソン病における T 細胞免疫反応に関する検討 精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究 初老期・老年期精神障害における脳脊髄液バイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究 精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究 精神神経疾患の診断・治療反応性のバイオマーカーとしての光トポグラフィー 精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究 脳核医学検査における CT を用いた補正の検討 精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究 多施設共同研究の MR を中心とした臨床応用に関する検討 精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究 動的神経病理リソースネットワークの構築 精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究 多施設共同研究の臨床応用に関する検討 精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究 画像リファレンスのシステム構築に関する研究 精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究 精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築と病態解明 精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築及び病因病態の解明に関する研究 精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーにおける患者情報登録 精神・神経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築及び病因病態の解明に関する研究 研究課題(上段:班研究課題、下段:分担研究課題) 22 - 7 22 - 7 22 - 6 22 - 4 22 - 3 22 - 2 21 委- 9 21 委- 9 21 委- 9 21 委- 7 21 委- 7 21 委- 7 21 委- 7 21 委- 7 21 委- 6 21 委- 6 課題番号 300 14,300 1,000 700 5,700 900 2,000 1,000 5,000 1,000 1,000 1,500 1,000 10,500 500 1,000 (千円) 受給金額 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 和 井 田 大 亀 村 三 木 木 波多野 賢 二 森 まどか 牧 林 矢 本 川 井 崎 藤 南 小 小 大 山 瀬 松 松 斉 郁 朝 彩 和 敏 庸 宏 成 小 伊 伊 乃 樹 夫 小 彦 小 寧 小 小 子 之 小 文 祐 三 美 穂 安 有 有 三 滋 子 子 一 雄 智 本 岡 祐 藤 齊 藤 藤 牧 牧 牧 牧 牧 牧 村 村 島 島 島 藤 馬 馬 弘 弘 宏 宏 宏 宏 宏 宏 和 和 和 哲 邦 邦 人 人 文 文 文 文 文 文 円 円 夫 夫 夫 也 正 正 向精神薬処方における質の評価指標の開発 精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究 医学的観点からの医療の質に関する研究 精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究 デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(整形外科) 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 デュシェンヌ型筋ジストロフィーに合併する心疾患の診療ガイドライン作成 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(摂食・嚥下) 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 肢帯型筋ジストロフィーの鑑別診断における画像所見の検討 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 デュシェンヌ型筋ジストロフィーガイドライン(リハビリテーション)治験評価 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 総括 筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究 遺伝性神経・筋疾患患者データベースに対応する遺伝子診断システムの確立 遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究 遺伝性神経・筋疾患の臨床試験 / 治験を実施可能とする治験対象患者データベースにおける臨床情報の評価に関する研究 遺伝性神経・筋疾患における患者登録システムの構築と遺伝子診断システムの確立に関する研究 同プラットホームにおけるデータ管理システムのあり方に関する研究 睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究 同プラットホームを用いた神経内科領域での睡眠障害診断システムの活用と検証 睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究 同プラットホームの構築と信頼性検証 睡眠医療及び睡眠研究用プラットホームの構築に関する研究 消化管におけるストレスホルモンの生物学的検討:機能性消化管障害の病態解明と治療法の開発 心身症の病態解明ならびに効果的治療法の開発研究 多発性硬化症(MS) および中枢性炎症性脱骨髄性疾患の脳バンク設立に関する研究 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究 国立精神・神経医療研究センター病院のブレインバンクの拡充―剖検拠点病院のひとつとして 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究 23 - 8 23 - 8 23 - 6 23 - 6 23 - 6 23 - 6 23 - 6 23 - 6 23 - 4 23 - 4 23 - 3 23 - 3 23 - 3 23 - 2 22 - 7 22 - 7 0 0 800 800 1,000 800 1,500 16,900 1,000 700 500 1,000 1,500 3,000 300 2,800 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 131 132 中 吉 田 寿美子 口 川 田 村 口 口 口 口 口 川 村 田 槻 口 樋 市 村 山 樋 樋 樋 樋 樋 中 山 武 大 樋 究 輝 泰 伸 栄 輝 輝 輝 輝 輝 美 輝 輝 田 牧 山 村 小 三 健 宏 美 和 和 弘 幸 幸 人 - NIRS の生物学的妥当性の検証- 研 究 課 題 名 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究 研究統括 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究 看護学的観点からの医療の質に関する研究 精神科医療の質の評価と均てん化に関する研究 Copolymer1の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)に対する第Ⅱ相試験 -多施設共同、非盲検、非対照、単一群長期試験- MP-214の統合失調症患者を対象とした第Ⅱ相試験(用量設定試験) 隆 彦 アトモキセチン特定使用成績調査 二 彦 介 一 隆 JNS010(paliperidonepalmitate)の統合失調症被験者を対象とした非盲検長期投与試験 彦 献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発筋炎・皮膚筋炎) 文 ン対照試験 進行期パーキンソン病(PD)患者に対するSLV187の安全性、忍容性、薬物動態及び有効性を探索的に検討する多施設共同、非盲検、単一治療群、ベースライ 献血グロベニン-I静注用(室温保存品)の慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)における使用成績調査 献血ヴェノグロブリンIH5%静注 特定使用成績調査(多発筋炎・皮膚筋炎) 統合失調症患者を対象としたRO4917838の長期投与試験 迷走神経刺激装置 VNSシステム 使用成績調査 歩行可能なDuchenne型筋ジストロフィー患者を対象としたGSK2402968の有効性および安全性を評価する無作為化、二重盲検、プラセボ対照比較試験 照反復投与試験(PartB)の2コホートから成る日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした多施設共同試験 穂 司 23 - 10 23 - 10 23 - 8 BG00002の安全性、忍容性、薬物動態及び薬力学的反応を評価する非盲検反復投与試験(PartA)と安全性及び有効性を評価する無作為化二重盲検プラセボ対 JNS010(paliperidonepalmitate)の統合失調症被験者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験 323U66 SR の大うつ病性障害を対象とした臨床評価-プラセボを対照とした二重盲検並行群間比較試験 -<第Ⅱ/Ⅲ相試験 検証的試験> 彦 彦 MP-214の統合失調症患者を対象とした長期投与試験 AD-810N のパーキンソン病を対象とした二重盲検群間比較による検証的試験の医学専門家(D4402001) 彦 クロザリル錠25㎎・100㎎ 特定使用成績調査 穂 アリピプラゾール補助療法の大うつ病性障害に対する長期投与試験 亮 彦 彦 者 森 ま ど か 口 樋 研 2) 受託研究 込 込 藤 アリピプラゾール補助療法の大うつ病性障害に対するプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験 中 幸 和 中 込 伊 小 宅 比佐子 206 180 901 1,757 494 150 255 187 360 262 339 706 1,106 1,128 830 2,405 405 1,031 761 (千円) 受給金額 1,700 13,400 1,000 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 口 辺 田 辺 口 本 口 田 本 本 口 口 口 口 込 込 山 口 木 﨑 﨑 口 村 山 村 牧 樋 渡 松 渡 樋 塚 樋 武 岡 坂 樋 樋 樋 樋 中 中 糸 樋 荒 岡 岡 樋 山 糸 山 小 宏 泰 輝 光 光 輝 泰 和 和 輝 輝 輝 輝 智 伸 輝 輝 雅 太 雅 輝 ギャバロン髄注およびシンクロメッドポンプシステム使用成績調査 A 10-Month Open-Label Evaluation of the Long-Term Safety of DVS SR in Japanese Adults With Major Depressive Disorder 忠 彦 OPC-34712の統合失調症患者を対象とした長期投与試験 大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの有効性および安全性を評価するプラセボ対照,無作為化,二重盲検,多施設共同試験 彦 彦 ジレニアカプセル0.5mg使用成績調査(多発性硬化症) 日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象としたBG00002の安全性及び有効性を評価する多施設共同非盲検長期継続投与試験 日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象としたBG00002の安全性及び有効性を評価する多施設共同非盲検長期継続投与試験 マイオザイム点滴静注用50㎎ 特定使用成績調査 人 隆 文 日本人統合失調症患者を対象としたRO4917838の継続投与試験 隆 彦 イーケプラ錠特定使用成績調査(長期使用に関する調査) イーケプラ錠使用成績調査 俊 献血グロベニン-I静注用による副作用詳細調査 俊 depressive disorder with inadequate response to ongoing antidepressant treatment. 学 彦 筋萎縮性側索硬化症を対象としたMCI-186の二重盲検並行群間比較による検証的試験2(第Ⅲ相) A randomized, double-blind, parallel-group study of the safety and efficacy of RO4917523 versus placebo, as adjunctive therapy in patients with major 大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの安全性および有効性を評価する非盲検長期投与試験 人 大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの有効性および安全性を評価するプラセボ対照,無作為化,二重盲検,多施設共同試験 幸 幸 大うつ病性障害の成人外来患者を対象としたベンラファキシン ERの安全性および有効性を評価する非盲検長期投与試験 OPC-34712の統合失調症患者を対象とした用量検討試験 彦 ボトックス痙縮 特定使用成績調査 彦 ベタフェロン皮下注の投与患者における有害事象に対する症例調査 崇 子 (治験実施計画書番号:DMD114349) Duchenne型筋ジストロフィー患者を対象としたGSK2402968の長期安全性、忍容性および有効性を評価する非盲検継続投与試験 ジプラシドンの統合失調症患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(第Ⅲ相) 彦 一 イーケプラ錠使用成績調査 エビリファイ特定使用成績調査(急性期) イーケプラ錠特定使用成績調査-抗てんかん薬単剤投与患者を対象としたレベチラセタムの追加投与に対する安全性及び有効性の検討- ン対照試験 進行期パーキンソン病(PD)患者に対するSLV187の安全性、忍容性、薬物動態及び有効性を探索的に検討する多施設共同、非盲検、単一治療群、ベースライ 子 郎 子 彦 135 141 175 210 729 45 150 30 540 438 265 265 316 316 1,048 1,348 901 30 818 149 30 237 300 450 90 729 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 133 134 既存の抗てんかん薬でコントロール不良な難治性部分発作を有するてんかん患者を対象とした E2007 の継続長期投与試験 KW-6500 第Ⅲ相臨床試験 ( パーキンソン病患者を対象とした長期の在宅自己注射における安全性試験 ) 1 剤又は 2 剤の抗てんかん薬での治療において発作コントロールが得られていない部分発作を有する 4 歳以上 16 歳未満の 日本人小児てんかん患者における L059(レベチラセタム)併用投与による有効性、安全性及び薬物動態に関する多施設共同、 非盲検試験 KW-6500 第Ⅲ相臨床試験(パーキンソン病患者を対象とした在宅自己注射における継続長期安全性試験) BG00002 の安全性、忍容性、薬物動態及び薬力学的反応を評価する非盲検反復投与試験(Part A)と安全性及び有効性 を評価する無作為化二重盲検プラセボ対照反復投与試験(Part B)の 2 コホートから成る日本人の再発寛解型多発性硬化 症患者を対象とした多施設共同試験 Copolymer 1 の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)に対する第Ⅱ相試験 -多施設共同、非盲検、非対照、単一群長期 試験- E2080 のレノックス・ガストー症候群患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験 E2080 のレノックス・ガストー症候群患者を対象とした継続長期投与試験 統合失調症患者を対象としたアリピプラゾール IM デポ注射剤 (OPC-14597IMD)の有効性及び安全性をアリピプラゾー ル錠剤と比較する多施設共同、実薬対照、二重盲検、並行群間比較試験 KW-6485P の症候性又は潜因性局在関連性てんかん患児を対象とした第Ⅲ相臨床試験 KW-6485P の症候性又は潜因性局在関連性てんかん患児を対象とした第Ⅲ相臨床試験 村田美穂╱小川雅文╱大矢寧╱塚本忠╱坂本崇╱林幼偉 ╱山本利紀╱岡本智子╱森まどか╱古澤嘉彦╱池田謙輔 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱小牧宏文╱斎藤義朗 ╱齋藤貴志 村田美穂╱小川雅文╱大矢寧╱塚本忠╱坂本崇╱林幼偉 ╱山本利紀╱岡本智子╱森まどか╱古澤嘉彦╱池田謙輔 山村隆╱村田美穂╱小川雅文╱大矢寧╱塚本忠╱林幼偉 ╱山本敏之╱岡本智子╱森まどか╱中村治雅╱荒木学╱ 坂本崇 山村隆╱小川雅文╱大矢寧╱岡本智子╱林幼偉╱森まど か╱古澤嘉彦╱池田謙輔╱荒木学╱坂本崇╱塚本忠╱向 井洋平╱川添僚也╱佐藤宏匡╱佐野輝典╱西川敦子╱三 橋佳奈 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱小牧宏文╱斎藤義朗 ╱斎藤貴志╱渡辺雅子╱渡辺裕貴╱岡崎光俊╱開道貴信 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱小牧宏文╱斎藤義朗 ╱斎藤貴志╱渡辺雅子╱渡辺裕貴╱岡崎光俊╱開道貴信 野田隆政╱有馬邦正╱吉田寿美子╱石川正憲╱岡崎光俊 ╱坂田増弘╱大森まゆ╱松崎朝樹╱新井薫╱今岡岳史╱ 松田太郎╱市川亮╱貫井洋╱安藤久美子╱亀井雄一╱中 込和幸╱黒木規臣╱佐藤英樹 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱小牧宏文╱斎藤義朗 ╱斎藤貴志 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱小牧宏文╱斎藤義朗 ╱斎藤貴志 名 渡辺雅子╱渡辺裕貴╱岡崎光俊 題 KW-6485P(散剤)の小児における長期投与試験(薬物動態試験からの継続) 課 中川栄二╱佐々木征行╱須貝研司╱斎藤義朗╱小牧宏文 究 E0302 の筋萎縮性側索硬化症に対する長期投与試験 研 小川雅文╱村田美穂╱大矢寧╱塚本忠╱坂本崇╱林幼偉 ╱山本敏之╱岡本智子╱森まどか╱古澤嘉彦 者 E0302 の筋萎縮性側索硬化症に対する臨床第Ⅱ / Ⅲ相試験 究 小川雅文╱村田美穂╱大矢寧╱塚本忠╱坂本崇╱林幼偉 ╱山本敏之╱岡本智子╱森まどか╱古澤嘉彦 研 3)受託研究(治験) 1,381 42 31,303 3,587 32 2,955 7,595 9 2,305 5 484 410 1,335 1,503 受給金額 (千円) Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 強直間代発作を有する 16 歳以上のてんかん患者に対するレベチラセタム(L059)併用投与時における有効性及び安全性 を評価するための多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検比較試験 Duchenne 型筋ジストロフィー患者を対象とした GSK2402968 の有効性および安全性を評価する第Ⅲ相、無作為化、二重 盲検、プラセボ対照比較試験 顕著な陰性症状が持続している安定した統合失調症の患者を対象として、RO4917838 の有効性及び安全性を評価する、第 III 相、 多施設共同、無作為割付、24 週間、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照試験と、その後 28 週間の二重盲検継続投与 試験 急性増悪期統合失調症患者を対象としたアセナピン舌下錠を 6 週間投与した際の有効性及び安全性を評価する多施設共同、 ランダム化、二重盲検比較、固定用量、プラセボ対照試験 E2020 SR 23 mg の日本人高度アルツハイマー型認知症患者に対する安全性を確認する E2020 10 mg 対照二重盲検並行群 間比較試験、及び非盲検継続投与試験 岡崎光俊╱渡辺雅子╱渡辺裕貴╱村田佳子╱中川栄二 小牧宏文╱佐々木征行╱須貝研司╱斎藤義朗╱中川栄二 ╱斎藤貴志╱竹内芙実╱石山昭彦╱松田悠子 吉田寿美子╱石川正憲╱大森まゆ╱松田太郎╱佐藤英樹 石川正憲╱岡崎光俊╱野田隆政╱松崎朝樹╱松田太郎╱ 齊藤聖 坂田増弘╱有馬邦正╱岡崎光俊╱塚本忠╱新井薫╱松田 太郎╱古田伸夫 抗精神病薬による治療により改善されない症状をもつ安定した統合失調症の患者を対象として、RO4917838 の有効性及 び安全性を評価する、第 III 相、多施設共同、無作為割付、12 週間、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照試験と、そ の後 40 週間の二重盲検継続投与試験 中等症 ~ 重症パーキンソン病日本人患者を対象としたプレラデナントを 12 週間投与した際の有効性及び安全性を評価する 第Ⅱ相、多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照用量設定試験 村田美穂╱大矢寧╱岡本智子╱小川雅文╱坂本崇╱塚本 忠╱中村治雅╱森まどか╱山本敏之╱林幼偉╱向井洋平 ╱古澤嘉彦╱池田謙輔 双極 I 型障害の治療におけるルラシドンに関する 24 週間の可変用量非盲検延長試験 吉田寿美子╱石川正憲╱大森まゆ╱松田太郎╱佐藤英樹 中林哲夫╱吉田寿美子╱岡崎光俊╱野田隆政╱松田太郎 ╱佐藤英樹 リチウムまたはバルプロ酸単独での治療に反応を示さない被験者での双極 I 型障害のうつ状態におけるリチウムまたはバ ルプロ酸の補助療法としてのルラシドンの 6 週間無作為化二重盲検プラセボ対照可変用量並行群間試験 5,827 JNS010(paliperidone palmitate)の統合失調症被験者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験 中林哲夫╱有馬邦正╱吉田寿美子╱石川正憲╱岡崎光俊 ╱亀井雄一╱佐藤英樹╱貫井洋╱野田隆政╱松崎朝樹╱ 松田太郎 中林哲夫╱吉田寿美子╱岡崎光俊╱野田隆政╱松田太郎 ╱佐藤英樹 9,974 AF-0901 の第Ⅲ相臨床試験 - てんかん重積状態の小児患者を対象とした非盲検試験 - 中川栄二╱佐々木征行╱小牧宏文╱斎藤義朗╱斎藤貴志 ╱石山昭彦╱榎園崇╱遠藤ゆかり╱岡崎哲也╱河畑孝佳 ╱竹内芙実╱比屋根真彦╱福村忍╱本田涼子╱丸山慎介 ╱米川貴博╱石堂雄毅╱眞柄慎一╱松田悠子 8,671 1,871 992 4,659 179 986 179 1,277 1,165 2,844 日本人の再発寛解型多発性硬化症患者を対象とした BG00002 の安全性及び有効性を評価する多施設共同非盲検長期継続 投与試験 山村隆╱村田美穂╱小川雅文╱大矢寧╱塚本忠╱山本敏 之╱岡本智子╱森まどか╱林幼偉╱荒木学╱坂本崇╱向 井洋平╱川添僚也╱佐藤宏匡╱佐藤輝典╱西川敦子╱三 橋佳奈╱古澤嘉彦╱池田謙輔 1,722 AD-810N のパーキンソン病を対象とした二重盲検群間比較による検証的試験〔第 III 相試験〕 岡本智子╱小川雅文╱大家寧╱塚本忠╱坂本崇╱林幼偉 ╱山本敏之╱森まどか╱中村治雅╱古澤嘉彦╱池田謙輔 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 135 136 13,795 1,840 5,399 1,502 2,411 2,456 アルツハイマー型認知症患者に対する抗アミロイドベータ抗体 Solanezumab の有効性および安全性を検討する継続試験 統合失調症患者を対象としたアリピプラゾール IM デポ注射剤(OPC-14597IMD)の反復投与による薬物動態を検討する 非盲検、多施設共同試験 部分発作を有する 16 歳以上のてんかん患者を対象とし、レベチラセタム注射剤(L059IV)を併用療法として投与した時 の安全性に関する多施設共同、非盲検試験 パーキンソン症候群の患者、本態性振戦の患者及び健康成人を対象とした、NMA78 の単回静脈内投与によるオープン試 験 抗うつ薬で効果不十分な大うつ病性障害(MDD)患者を対象とした TC-5214(S- メカミラミン)二用量の単剤療法にお ける安全性及び有効性を検討する多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照、実薬参照並行群間後期第Ⅱ相試験 進行期パーキンソン病患者に対する ANT-SLV187 の安全性、忍容性、薬物動態及び有効性を探索的に検討する多施設共同、 非盲検、単一治療群、ベースライン対照試験 Duchenne 型筋ジストロフィー患者を対象とした GSK2402968 の長期安全性、忍容性および有効性を評価する非盲検継続 投与試験 OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした用量検討試験 OPC-34712 の統合失調症患者を対象とした長期投与試験 FK949E 第Ⅱ相試験 ―既存の抗うつ薬で効果不十分な大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照二重盲検群間比較試験― 部分発作を有する新たに又は最近診断を受けた 16 歳以上のてんかん患者を対象とした、レベチラセタム単剤療法の有効 性と安全性を評価するための多施設共同、無作為化、非盲検試験 E2020 SR 23 mg の日本人高度アルツハイマー型認知症患者に対する有効性及び安全性を確認する E2020 10 mg 対照二重 盲検並行群間比較試験、及び非盲検継続投与試験 アリピプラゾール週 1 回製剤の統合失調症患者を対象とした単回投与による薬物動態、忍容性及び安全性の検討(臨床薬理試験) 塩酸ジプラシドン水和物(ME2112)の統合失調症患者を対象とした一般臨床試験(第 II 相) 坂田増弘╱岡崎光俊╱塚本忠╱松田太郎╱新井薫 野田隆政╱安藤久美子╱中林哲夫╱松田太郎 大槻泰介╱中川栄二╱渡辺雅子╱村田佳子╱谷口豪╱渡 辺裕貴╱石山昭彦╱岡崎哲也╱塚田恵鯉子╱福村忍 佐藤典子╱大矢寧╱岡本智子╱小川雅文╱坂本崇╱塚本 忠╱中田安浩╱伊藤公輝╱森まどか╱山本敏之╱林幼偉 ╱向井洋平╱古澤嘉彦╱池田謙輔╱神谷昻平╱川添僚也 ╱木村有喜男╱佐藤宏匡╱佐藤輝典╱西川敦子╱三橋佳 奈 野田隆政╱松田太郎╱山田麻紀╱榊原英輔╱杉友里香╱ 冨岡悠╱藤本あみか 三山健司╱大矢寧╱岡本智子╱小川雅文╱坂本崇╱塚本 忠╱平崎重雄╱森まどか╱山本敏之╱林幼偉╱向井洋平 ╱古澤嘉彦╱池田謙輔╱川添僚也╱佐藤宏匡╱佐藤輝典 ╱清水聰一郎╱西川敦子╱三橋佳奈 佐々木征行╱須貝研司╱斎藤義朗╱中川栄二╱齋藤貴志 ╱石山昭彦╱竹内芙実╱松田悠子 中込和幸╱岡崎光俊╱坂田増弘╱渡辺裕貴╱市川亮╱今 岡岳史╱松崎朝樹╱松田太郎╱元永悠介 中込和幸╱岡崎光俊╱坂田増弘╱渡辺裕貴╱市川亮╱今 岡岳史╱松崎朝樹╱松田太郎╱元永悠介 有馬邦正╱野田隆政╱松田太郎╱齊藤聖 大槻泰介╱岡崎光俊╱高橋章夫╱中川栄治╱渡辺雅子╱ 開道貴信╱金子裕 有馬邦正╱岡崎光俊╱塚本忠╱新井薫╱古田伸夫 岡崎光俊╱貫井洋╱齊藤聖 吉田寿美子╱岡崎光俊╱野田隆政╱松田太郎╱佐藤英樹 778 1,985 2,115 12,254 4,221 793 8,494 7,237 349 ハンチントン病患者を対象とした BAF-105 の第Ⅲ相臨床試験 村田美穂╱大矢寧╱岡本智子╱小川雅文╱坂本崇╱塚本 忠╱森まどか╱山本敏之╱林幼偉╱古澤嘉彦╱野田隆政 2,265 強直間代発作を有するてんかん患者に対する L059(レベチラセタム)併用投与時における安全性、忍容性及び有効性を 評価するための多施設共同、非盲検、長期継続投与試験 岡崎光俊╱渡辺雅子╱渡辺裕貴╱村田佳子╱中川栄二 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 村 玉 吉 田 寿美子 村 安 佐 石 今 小 安 安 平 永 森 まどか 大 村 小 医薬技術実用化総合研究事業 医薬技術実用化総合研究事業 医療技術実用化総合研究事業 医薬技術実用化総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 牧 田 槻 田 林 西 西 林 村 川 藤 西 田 浦 田 込 宏 美 泰 貴 直 信 信 桜 扶 正 典 信 美 明 美 和 文 穂 介 子 次 雄 雄 児 美 憲 子 雄 穂 美 穂 幸 彦 中 輝 医薬技術実用化総合研究事業 口 彦 名 樋 輝 者 医薬品 ・ 医療機器等レギュラトリー サイエンス総合研究事業 口 究 樋 研 厚生労働科学特別研究事業 研究費の種類 4) 厚生労働科学研究費補助金 西 本 本 刀 刀 島 田 田 込 込 込 口 信 俊 俊 伸 和 和 和 輝 雄 彦 彦 浩 浩 正 一 学 幸 幸 幸 彦 武 武 大 西 平 平 田 田 槻 野 林 林 伸 伸 泰 一 直 直 一 一 介 三 次 次 ( 池 淵 恵 美 ) 安 松 松 功 功 竹 武 本 中 中 中 樋 ( 岩 谷 力 ) 研 究 代 表 者 代表 分担 分担 エクソン 53 を標的としたデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン・スキップ治 療薬の開発 エクソン 53 を標的としたデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対するエクソン・スキップ治 療薬の開発 分担 分担 てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチーの治療効果最大化のための研究 重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究 代表 分担 精神障害者の認知機能障害を向上させるための「認知機能リハビリテーション」に用いる コンピューターソフト「Cogpack」の開発とこれを用いた「認知機能リハビリテーション」 効果検討に関する研究 重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究 代表 分担 分担 分担 分担 新しい精神科地域医療体制とその評価のあり方に関する研究 薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究 薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究 統合失調症の多次元生物学的診断法と新たな治療薬の開発をめざした病態解明研究 統合失調症の多次元生物学的診断法と新たな治療薬の開発をめざした病態解明研究 分担 分担 モルフォリノを用いた Duchenne 型筋ジストロフィーに対するエクソン 51 スキップ治療の 臨床応用 精神保健医療福祉体系の改革に関する研究 分担 分担 分担 代表 代表 分担 非拘束解放型脳機能計測を用いた音響療法評価技術の開発 精神・神経・筋分野における治験・臨床研究の推進のための基盤整備に関する研究 精神・神経・筋分野における治験・臨床研究の推進のための基盤整備に関する研究 精神・神経・筋分野における治験・臨床研究の推進のための基盤整備に関する研究 慢性疾患における多剤併用と副作用発現との関連に係る疫学調査の手法に関する研究 障害関係分野における今後の研究の方向性に関する研究 研究課題名 0 0 8,500 1,000 0 8,100 200 7,700 400 400 0 0 1,000 2,000 1,800 0 0 88,400 6,780 0 交付金額 (千円) 外部機関所属の者は( )書きとする。 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 137 138 中 平 三 野 中 吉 田 寿美子 有 村 吉 田 寿美子 大 中 佐 小 大 高 須 小 米 小 後 斎 佐々木 征 行 坂 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 障害者対策総合研究事業 創薬基盤推進研究事業 創薬基盤推進研究事業 創薬基盤推進研究事業 創薬基盤推進研究事業 創薬基盤推進研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 本 藤 藤 牧 川 牧 貝 橋 槻 川 藤 川 槻 田 馬 込 田 澤 林 込 義 昌 宏 貴 宏 研 章 泰 雅 典 栄 泰 美 邦 和 隆 孝 直 和 隆 崇 朗 英 文 博 文 司 夫 介 文 子 二 介 穂 正 幸 政 夫 次 幸 政 子 障害者対策総合研究事業 田 庸 野 林 障害者対策総合研究事業 寧 小 障害者対策総合研究事業 矢 大 障害者対策総合研究事業 野 藤 槻 槻 槻 村 村 藤 藤 藤 藤 藤 一 雄 泰 泰 泰 雄 雄 雄 雄 雄 三 一 介 介 介 隆 隆 一 一 一 一 一 ( 梶 龍 兒 ) ( 吉 田 誠 克 ) 佐久間 啓 林 由起子 林 由起子 西 後 大 大 大 山 山 後 後 後 後 後 ( 糸 川 昌 成 ) ( 曽 良 一 郎 ) ( 武 田 雅 俊 ) ( 小 山 司 ) ( 中 島 豊 爾 ) ( 秋 山 剛 ) ( 福 田 正 人 ) ( 井 上 剛 伸 ) ( 松 尾 秀 徳 ) ジストニアの治療法の確立・治療指針策定のための調査研究 アレキサンダー病の診断基準の作成、全国疫学調査、病態解明・治療法開発のための研究 難治頻回部分発作重積型急性脳炎の病態解明のための包括的研究 マリネスコ - シェーグレン症候群におけるシャペロン機能と病態との関連 マリネスコ - シェーグレン症候群におけるシャペロン機能と病態との関連 ベスレムミオパチーとその類縁疾患の診断と病態に関する研究 ミトコンドリア病の診断と治療に関する調査研究 乳幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究 乳幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究 乳幼児破局てんかんの実態と診療指針に関する研究 免疫修飾薬による多発性硬化症の治療成績向上を実現する探索的研究 免疫修飾薬による多発性硬化症の治療成績向上を実現する探索的研究 精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究 精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究 精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究 精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究 精神・神経疾患関連バイオマーカー探索による創薬基盤研究 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 代表 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 統合失調症における社会生活機能障害の評価・支援 - MATRICS-CCB 日本語版による 認知機能障害の評価と治療計画への応用- 末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法の確立 分担 分担 精神疾患の生物学的病態解明研究 -最新の神経科学・分子遺伝学との融合- 医療観察法の運営面の改善等に関する研究 分担 分担 うつ病患者に対する復職支援体制の確立 うつ病患者に対する社会復帰プログラムに関す る研究 医療観察法における医療の質の向上に関する研究 分担 分担 分担 NIRS を用いた精神疾患の早期診断についての実用化研究 重度肢体不自由者用ロボットアームのコスト・ベネフィット評価 筋ジストロフィー治療における医療の質の向上のための多職種協働研究 500 1,500 500 0 0 0 0 250 250 7,500 0 0 0 0 0 0 0 3,000 1,500 1,000 1,450 1,500 1,200 1,600 0 300 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 村 小 小 大 坂 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難治性疾患克服研究事業 難病・がん等の疾患分野の医療の 実用化研究事業(精神疾患関係研 究分野) 難病・がん等の疾患分野の医療の 小 実用化研究事業(難病関係研究分野) 認知症対策総合研究事業 糸 糸 佐 有 斎 中 基盤研究(S) 基盤研究(C) 基盤研究(C) 基盤研究(C) 基盤研究(C) 研 挑戦的萌芽研究 研究費の種類 5) その他 藤 小 難治性疾患克服研究事業 佐 牧 斎 森 まどか 田 小 難治性疾患克服研究事業 込 藤 馬 藤 山 山 究 和 牧 牧 田 林 藤 牧 田 和 祐 邦 典 泰 泰 者 典 宏 増 宏 宏 美 庸 義 宏 美 幸 子 正 子 人 人 名 子 文 弘 滋 文 文 穂 子 朗 文 穂 子 村 庸 難治性疾患克服研究事業 林 人 小 泰 難治性疾患克服研究事業 山 糸 難治性疾患克服研究事業 慢性突発性犠牲腸閉塞症の我が国における疫学・診断・治療の実態調査研究 封入対筋炎(IBM)の臨床調査及び診断基準の作成に関する研究 先天性筋無力症候群の診断・病態・治療法開発研究 脊髄性筋萎縮症の臨床実態の分析、遺伝子解析、治療法開発の研究 野 一 三 中 斎 佐 佐 糸 糸 込 藤 藤 藤 山 山 和 祐 典 典 泰 泰 幸 子 子 子 人 人 研 究 代 表 者 ( 岩 坪 威 ) 西 統合失調症の認知機能障害に対する認知矯正療法の効果に関する無作為化対象比較試験 進行性核上性麻痺の、臨床病理学的総合的研究 形態と機能画像法による脳変性疾患の統合的解析とその臨床応用 2,200 1,300 300 400 500 視神経脊髄炎の新たなアストロサイトパチーの疾患概念の確立と病態、治療に関する研 究 形態と機能画像法による脳変性疾患の統合的解析とその臨床応用 150 交付金額 (千円) 筋萎縮に関与する自己抗体探索を通じて封入体筋炎(IBM)の病態を解明する 研究課題名 分担 分担 4,000 5,000 0 500 600 800 800 1,300 400 500 1,000 2,300 1,000 3,800 660 390 90 120 150 45 間接経費 (千円) 外部機関所属の者は( )書きとする。 J-ADNI コアスタディ:画像・バイオマーカーの解析・活用と臨床研究体制の確立 次世代シーケンサーを用いた遺伝性ミオパチーの原因解明 分担 分担 分担 分担 分担 分担 分担 神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新規医療機器、生体電位等で随意コントロー ルされた下肢装着型補助ロボットに関する治験準備研究 神経変性疾患に関する調査研究 分担 分担 分担 分担 分担 重症・難治性急性脳症の病因解明と診療確立に向けた研究 自己貧食空胞性ミオパチーの診断基準確立と治療法開発に関する研究 孤発性パーキンソン病遺伝子同定と創薬・テーラーメード研究 希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究 希少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究 伊 藤 順 一 郎 「地域生活中心」を推進する、地域精神科医療モデル作りとその効果検証に関する研究 ( 中 島 淳 ) ( 青 木 正 志 ) ( 大 野 欽 司 ) (斎藤加代子) ( 中 野 今 治 ) ( 中 島 孝 ) ( 水 口 雅 ) ( 杉 江 和 馬 ) ( 戸 田 達 史 ) ( 西 澤 正 豊 ) ( 西 澤 正 豊 ) Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 139 140 斎 佐 斎 齋 三 有 有 基盤研究(C) 新学術領域研究 新学術領域研究 若手研究(B) 若手研究(B) 科学技術振興機構 (戦略的創造研究推進事業) 文部科学省 (科学技術試験研究委託事業) 馬 馬 橋 藤 藤 藤 藤 邦 邦 里 孝 祐 典 祐 三 齋 橋 藤 里 孝 美 志 正 有 馬 邦 正 正 ( 西 川 徹 ) 美 志 精神・神経疾患克服のための研究資源(リサーチリソース)の確保を目指した脳基盤の 整備に関する研究 統合失調症のシナプス-グリア- D- セリン系病態の薬物治療試験および死後脳におけ る解析 生体膜リン脂質合成不全による筋ジストロフィーの病態解明と治療法開発 外科摘出標本を用いたてんかん源性脳皮質形成異常症の遺伝子探求 子 ( 木 村 實 ) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク 子 ( 木 村 實 ) 包括型脳科学研究推進支援ネットワーク 子 ( 高 尾 昌 樹 ) 神経病理学的新規アプローチによる弧発性・遺伝性認知症の大脳白質小血管病変の解明 12,117 6,700 980 1,200 2,000 2,000 150 3,635 2,010 294 360 600 600 45 Ⅴ 教育・研究・研修 7 研究補助金 Ⅵ 業 績 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 1 精神科(第一精神診療部) 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Satoh J, Tabunoki H, Ishida T, Yagishita S, Jinnai K, Futamura N, Kobayashi M, Toyoshima I, Yoshioka T, Enomoto K, Arai N, Arima K: Immunohistochemical characterization of microglia in Nasu-Hakola disease brains. Neuropathology 31(4):363-75, 2011 2 Shiga A, Nozaki H, Yokoseki A, Nihonmatsu M, Kawata H, Kato T, Koyama A, Arima K, Ikeda M, Katada S, Toyoshima Y, Takahashi H, Tanaka A, Nakano I, Ikeuchi T, Nishizawa M, Onodera O: Cerebral small-vessel disease protein HTRA1 controls the amount of TGFβ 1 via cleavage of proTGF- β 1. Hum Mol Genet 20(9):1800-10, 2011 3 Hattori K, Tanaka H, Wakabayashi C, Yamamoto N, Uchiyama H, Teraishi T, Hori H, Arima K, Kunugi H: Expression of Ca² + -dependent activator protein for secretion 2 is increased in the brains of schizophrenic patients. Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry 35(7):1738-43, 2011 4 Yoshida T, Suga M, Arima K, Muranaka Y, Tanaka T, Eguchi S, Lin C, Yoshida S, Ishikawa M, Higuchi Y, Seo T, Ueoka Y, Tomotake M, Kaneda Y, Darby D, Maruff P, Iyo M, Kasai K, Higuchi T, Sumiyoshi T, Ohmori T, Takahashi K, Hashimoto K: Criterion and construct validity of the CogState Schizophrenia Battery in Japanese patients with schizophrenia. PLoS One 6(5):e20469, 2011 5 Machida K, Tsuchiya-Suzuki A, Sano K, Arima K, Saito Y, Kametani F, Ikeda S: Postmortem findings in a patient with cerebral amyloid angiopathy actively treated with corticosteroid. Amyloid 19(1):47-52, 2012 6 Araki T, Nagano S, Tateno M, Kaido M, Ogata K, Arima K: Misfolded SOD1 forms highdensity molecular complexes with synaptic molecules in mutant SOD1-linked familial amyotrophic lateral sclerosis cases. J Neurol Sci 15;314(1-2):92-6, 2012 7 Sasayama D, Wakabayashi C, Hori H, Teraishi T, Hattori K, Ota M, Ishikawa M, Arima K, Higuchi T, Amano N, Kunugi H: Association of plasma IL-6 and soluble IL-6 receptor levels with the Asp358Ala polymorphism of the IL-6 receptor gene in schizophrenic patients. J Psychiatr Res 45(11):1439-44, 2011 8 Okazaki M, Adachi N, Ito M, Watanabe M, Watanabe Y, Kato M, Onuma T: One-year seizure prognosis in epilepsy patients treated with antidepressants. Ⓒ 2011 Elsevier Inc. All rights reserved. Doi: 10.1016/j.yebeh, 2011 9 安西信雄,伊藤敦子:【安全・安心の精神科臨床サービス:どこでも役立つリスク軽減の方法と実践】 (第 1 章)総論 精神科臨床サービスにおける安全・安心とは ? 安全・安心の精神科臨床サービ ス 基本的な考え方と技術(解説 / 特集).精神科臨床サービス 11(3):308-312,2011 10 永井達哉,齊藤聖,高木俊輔,坂田増弘,渡辺雅子,渡辺裕貴: 連日生じるミオクロニー重積に 静注用フェノバルビタールが著効したアンジェルマン症候群の1成人例.てんかん研究 29:4451,2011 11 小山司,樋口輝彦,山脇成人,神庭重信,寺尾岳,篠原敦子: Lamotrigine の双極 I 型障害に対す る臨床評価 長期投与試験. 臨床精神医学 40(7):981-995,2011 12 渡辺さつき,田中晋,日野慶子,原恵子,渡辺雅子: てんかんと誤診されていた失神 10 症例につ いての検討. てんかん研究 28:393-400,2011 (2)総説 1 Higuchi T, Hong JP, Jung HY, Watanabe Y, Kunitomi T, Kamijima K: Paroxetine controlled-release formulation in the treatment of major depressive disorder: A randomized, : double-blind, placebo-controlled study in Japan and Korea.Psychiatry Clin Neurosci 65 (7) 655-63, 2011 2 Sasayama D, Hori H, Iijima Y, Teraishi T, Hattori K, Ota M, Fujii T, Higuchi T, Amano N, 143 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Kunugi H: Modulation of cortisol responses to the DEX/CRH test by polymorphisms of the interleukin-1beta gene in healthy adults. Behav Brain Funct 7:23, 2011 Sasayama D, Hori H, Teraishi T, Hattori K, Ota M, Matsuo J, Kawamoto Y, Kinoshita Y, Hashikura M, Koga N, Okamoto N, Sakamoto K, Higuchi T, Amano N, Kunugi H: Difference in Temperament and Character Inventory scores between depressed patients with bipolar II and unipolar major depressive disorders. J Affect Disord 132(3):319-24, 2011 立花直子,有馬邦正,池田修一: 抗 NMDA 受容体脳炎に合併した卵巣奇形腫と正常卵巣におけ る NMDA 受容体の分布. 最新医学 66(5):967-972,2011 有馬邦正: 臨床医のための神経病理 CARASIL の脳動脈病理. Clinical Neuroscience 29(8): 862-863,2011 安西信雄: 希望とリカバリー-精神科医療におけるその役割. 精神医学 54(1):4-5,2012 宮島美穂,原恵子,岡崎光俊,松浦雅人:てんかんに関連する精神症状. こころの科学 5:5864,2011 加藤忠史,神庭重信,寺尾岳,山田和男,荒木康夫,河野健太郎,後藤慎二郎,三浦智史,本村啓介, 秋山剛,大森哲郎,尾崎紀夫,黒木俊秀,中込和幸,野村総一郎,樋口輝彦,古川壽亮,前久保邦昭, 宮岡等,本橋伸高,渡邊衡一郎,渡邉義文,日本うつ病学会気分障害の治療ガイドライン作成委員会: 日本うつ病学会治療ガイドライン 双極性障害 2011. 臨床精神医学 40(4):507-522,2011 野田隆政: 精神疾患の診断ツールとしての NIRS 測定. 精神科 18:528-534,2011 野田隆政,樋口輝彦: 特集気分障害-季節の変わり目に出現しやすいうつ病の診断と治療 気分 障害研究の最前線 光トポグラフィー検査の有用性. カレントテラピー 29:43-47,2011 野田隆政: 光トポグラフィーによるうつ病診断補助の現状. Depression Frontier 9:94-101, 2011 樋口輝彦:【今後の精神医療保健福祉はどうあるべきか】精神保健医療福祉のさらなる改革に向けて. 精神神経学雑誌 113(5) :490-495,2011 (3)著書 : 脳(ブレイン)バンク 精神疾患の謎を解くた 1 加藤忠文&ブレインバンク委員会編(有馬邦正) めに 光文社,東京,2011 2 有馬邦正: 記憶障害(健忘). 樋口輝彦,市川宏伸,神庭重信,浅田隆,中込和幸:今日の精神 疾患治療指針 医学書院,東京,pp8,2012 3 安西信雄: 退院支援ガイドライン活用の目的. 井上新平,安西信雄,池淵恵美:精神科退院支援 ハンドブック―ガイドラインと実践的アプローチ 医学書院,東京,pp2-6,2011 4 安西信雄: 21 社会的な治療,社会復帰を援助する治療 A.代表的なアプローチ 3.社会生活技 能訓練(SST).山内俊雄,小島卓也,倉知正佳,鹿島晴雄:専門医をめざす人の精神医学 第3 版 医学書院,東京, pp737-740,2011 5 安西信雄: 第 4 章 障害の概要 第 10 節 精神障害. 遠藤英俊,高橋龍太郎,前沢政次:新・社会福 祉養成講座 1 人体の構造と機能及び疾病第 2 版 医学一般 中央法規出版,東京,pp158-162,2011 6 安西信雄: 15 章 非薬物療法 心理社会療法 Keyword 244 社会生活技能訓練 social skills trainig (SST) .松下正明:精神医学キーワード事典 中山書店,東京,pp678-680,2011 7 岡崎光俊,渡辺雅子: てんかんと気分障害. 松下正明:精神医学キーワード事典 中山書店,東京, pp289-290,2011 8 岡崎光俊: 間代発作他.加藤敏,神庭重信,中谷陽二,武田正俊,鹿島晴雄,狩野力八郎,市川宏伸: 現代精神医学事典 弘文堂,東京,pp180,330,369,374,384,2011 9 樋口輝彦,石郷岡純(編集) :向精神薬のリスク・ベネフィット(専門医のための精神科臨床リュ ミエール)中山書店,東京,2011 10 樋口輝彦:実地医家のためのうつ病治療症例集―セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害 剤(SNRI)デュロキセチン 医薬ジャーナル社,東京,2011 11 樋口輝彦,野村総一郎,加藤忠史: Q&A.まず、患者さんの悩みと苦しみに答える.樋口輝彦, 野村総一郎、 加藤忠史: 「うつ病の事典 - うつ病と双極性障害がわかる本」 こころの科学 日本評論社, 144 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 12 13 14 15 東京,pp13-24,2011 樋口輝彦:こころの病気のセルフチェック 日本評論社,東京,2011 樋口輝彦,山田光彦(監訳)/ 中川敦夫,米本直裕(訳): ロンドン大学精神医学研究所に学ぶ精 神科臨床試験の実践 医学書院,東京,2011 渡辺雅子:精神科におけるてんかん治療 協和発酵キリン株式会社 / 株式会社嵯峨野,東京,2011 渡辺雅子,渡辺裕貴 : 強直間代発作 : 今日の精神疾患治療指針 14 てんかん,pp568,2012 (4)雑誌・刊行物 1 竹島正,樋口輝彦: 自殺者と精神疾患罹患の関係. 日本医事新報 ; 4565:56-57,2011 2 樋口輝彦: うつ病と自殺予防 うつ病の診断と治療 自殺者数の減少を目指して.人間の医学 ; 47:9-17,2012 3 伊藤弘人,樋口輝彦: ストレスと心臓病(ストレスは心臓に何をもたらすか)心臓病とストレス をめぐる新しい動向. 日本心臓病学会誌 ; 6 巻 Suppl.I:206,2011 4 樋 口 輝 彦: う つ 病 を 知 る こ と、 気 づ く こ と. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine.; 48 巻 Suppl. :S16,2011 5 樋口輝彦: 多くの診療科の中でも特に精神科では、看護師さんとの情報の共有が治療方針に大き く関わってきます. フィリア ; 7-9,2011 6 樋口輝彦: ドクターの肖像 -21 世紀は脳と心の時代. ドクターズマガジン ; 4-10,2011 7 山田麻紀,村田佳子,梁瀬まや,渡辺雅子: Eyelid myoclonia に軽度知的障害を合併し、ミオク ロニー発作のコントロールと行動の障害の両方に薬物療法を行った一症例. 精神科治療学 ; 26(9) : 1177-1182,2011 8 渡辺雅子,渡辺裕貴: 特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状 精神科におけるてんかん治療 の最前線:精神医学 医学書院 ; 53(5)別冊,2011 9 渡辺雅子: 疾患特性に合わせた柔軟な行政判断を.Monthly Clinical News Japan Medicine MONTHLY P19,2011 10 渡辺裕貴,渡辺雅子,谷口豪,村田佳子: 特別企画てんかん てんかん発作にはどのような種類が あるのか. こころの科学 ; 157(5):27-31,2011 11 渡辺雅子: スムーズな転科実現へ体制整備を.Current Topic てんかん治療 最前線 Japan Medicine MONTHLY; 8,2012 (5)研究班報告書 1 有馬邦正: 死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソース ネットワークの構築に関す る研究. 研究報告書(主任研究者 有馬邦正)平成 23 年度精神・神経疾患研究開発費による研究 報告集 2011 2 有馬邦正,Lin Crystal,吉田寿美子,齊藤祐子,服部功太郎: 認知症疾患のバイオマーカーに関 する研究 - 脳脊髄液バイオマーカー検査、および JART-25-. 研究報告書(主任研究者 功刀浩) 平成 23 年度精神・神経疾患研究開発費による研究報告集 2011 3 有馬邦正,岡崎光俊,渡邊裕貴,野田隆政,今岡岳史,松田太郎,大森まゆ,石川正憲,大町佳永, 有賀元,冨澤明美,森田宏子,鈴木秀則: クロザピン治療の導入.研究報告書 (主任研究者 安西信雄) 平成 23 年度精神・神経疾患研究開発費による研究報告集 2011 4 有馬邦正: 精神・神経疾患克服のための研究資源(リサーチリソース)の確保を目指した脳基盤 の整備に関する研究. 研究報告書(業務主任者 有馬邦正)文部科学省科学技術試験研究委託事 業 脳科学研究戦略推進プログラム 平成 23 年度委託業務成果報告書 5 野田隆政: 気分障害の診断・病状の NIRS を用いた評価に関する研究. 厚生労働科学研究費補助 金障害対策総合研究事業(精神障害分野)H23- 精神 - 一般 -002 NIRS を用いた精神疾患の早期診 断についての実用化研究班(研究代表者:福田正人)73-82,2011 6 野田隆政: 近赤外線光トポグラフィー(NIRS)を用いた気分障害の病状評価に関する研究. 厚 生労働科学研究費補助金障害対策総合研究事業 H22- 精神 - 一般 -001 精神疾患の生物学的病態解 明研究-最新の神経科学・分子遺伝学との融合-班(研究代表者:武田雅俊)49-54,2011 145 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 7 樋口輝彦(主任研究者) ,伊藤弘人,稲垣中,川上純一,松田公子,伏見清秀: 厚生労働科学研究 費補助金 健康安全確保総合研究 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究 慢性疾 患における多剤併用と副作用発現との関連に係る疫学調査の手法に関する研究. 平成 23 年度 総 括・分担研究報告書 8 渡辺雅子: てんかんの診断と治療に関する戦略的医療についての研究. 平成 23 年度精神・神経 疾患研究開発費による研究報告書(主任研究者 渡辺雅子) 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 野田隆政,中込和幸: 精神疾患の診断ツールとしての光トポグラフィー. 第 16 回認知神経科学 会学術集会,北九州,2011.10.23 2 野田隆政,平林直次,安藤久美子,大森まゆ,黒木規臣: 医療観察法における ECT のインフォー ムド・コンセント. 第 107 回日本精神神経学会学術総会. 東京,2011.10.26 3 野田隆政,山村隆: 多発性硬化症でみられる精神症状-うつ症状を中心に-.第 24 回日本総合 病院精神医学会総会,福岡,2011.11.25 4 野田隆政: 近赤外線光トポグラフィー(NIRS)を用いた気分障害の診断補助と病状評価. 国立 精神・神経医療研究センター 山梨大学合同シンポジウム,山梨,2011.11.28 5 樋口輝彦: うつ病の現状-メランコリー型から現代型まで. 第 12 回日本医学会公開フォーラム, 東京,2011.6.4 6 樋口輝彦: 気分障害の薬物療法-抗うつ薬開発の現状と課題.うつ病学会 教育講演,大阪,2011.7.2 7 樋口輝彦: 抗うつ薬開発の歴史と今後の展望. 精神薬理シンポジウム,京都,2011.9.17 8 樋口輝彦: うつ病を知ること、気付くこと. 第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会 教 育講演,幕張,2011.11.2 9 樋口輝彦: 10 年間の自殺防止の 取り組みから見えて来たこと. 第 35 回日本自殺予防学会総会, ランチョンセミナー,沖縄,2011.12.16 10 樋口輝彦: 国民病としてのうつ病~自殺・長期休職 緊急シンポジウム 「うつ病克服へのロードマッ プ」東京,2011.12.18 11 樋口輝彦: 精神・神経疾患克服へのストラテジー-脳プロに寄せる期待-. 文科省脳科学研究 シンポジウム,東京,2012.2.4. 12 樋口輝彦: 全員参加による自殺対策の実現に向けて. 自殺対策強化月間フォーラム「生きる力 を支援する~絆から始める」東京,2012.2.13 13 樋口輝彦: うつ病・認知症コンソシアム 21 世紀医療フォーラム,2012.3.19 14 松﨑朝樹: 手品にだまされる脳を科学する. 日本老年精神医学会 ランチョンセミナー,東京, 2011.6.16 (2)国際学会 1 M.Okazaki,N.Adachi,M.Ito,M.Watanabe,Y.Watanabe,M.Kato,T.Onuma: Oneyear seizure prognosis in epilepsy patients treated with antidepressant treatment. 29h International Epilepsy Congress, Rome,2011.9.2 2 K.Hara,N.Adachi,M.Ito,M.Okazaki,T.Adachi,N.Akanuma,M.Matsuura,M. Kato,T.Onuma: Dissociative Experiences in Epilepsy Patients. 29h International Epilepsy Congress,Rome,2011. 9.2 (3)一般学会 1 有馬邦正,齊藤祐子,本田和弘,山田光則,今野秀彦,饗場郁子,陣内研二,原口俊,女屋光基, 杠岳文,尾方克久,小西吉裕,藤村晴俊,栗崎博司,渡辺千草,大原慎司,佐藤啓造: Research Resource Network Progress Report 2010. 第 2 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都, 2011.6.4 2 佐藤準一,天竺桂弘子,石田剛,柳下三郎,陣内研二,二村直伸,小林道雄,豊島至,吉岡年明, 146 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 3 4 5 6 7 8 9 10 柄本克彦,新井信隆,有馬邦正: 那須ハコラ病脳ミクログリアの免疫組織化学的解析.第 2 回日 本神経病理学会総会学術研究会,京都,2011.6.4 伊藤憲治,安西信雄,丹羽真一: 他者感情の曖昧・異常認知に基づく脳内共感モデルの一考察. 日本ファジー学会・日本人間工学会・21C 科学と人間 3 学会共催システム会,東京,2012.3.16 岡崎光俊,白戸あゆみ,渡辺雅子,渡辺裕貴: カルバマゼピン投与にて重症薬疹を呈した高齢発 症てんかんの 3 例. 第 5 回日本てんかん学会関東甲信越地方会,東京,2011.6.18 岡崎光俊,村松玲美,伊藤ますみ,渡辺雅子: NEO-PI-R を用いたてんかん患者の性格傾向に関 する検討. 第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.7 金 子 裕, 高 橋 章 夫, 開 道 貴 信, 大 槻 泰 介, 岡 崎 光 俊: 側 頭 葉 内 側 由 来 の spike に 対 す る beamformer 解析. 第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.7 金子裕,大槻泰介,岡崎光俊: L2 ノルム空間フィルターの最適パラメーター.第 41 回日本臨床 神経生理学会,静岡,2011.11.12 齊藤祐子,村田美穂,有馬邦正,長谷川成人,村山繁雄: 皮質基底核変性症と進行性核上性麻 痺に伴う神経原線維変化と嗜銀顆粒について.第 2 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都, 2011.6.4 齊藤祐子,村田美穂,岡本智子,渡辺宏久,西澤正豊,柿田明美,吉田眞理,村山繁雄,森秀生, 塚本忠,山村隆,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,有馬邦正: 生前同意のブレインバンク:現状 と今後の課題. 第 2 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都,2011.6.4 白戸あゆみ,梁瀬まや,中田正規,市川亮,今岡武史,野田隆政,岡崎光俊: 若年発症の統合失 調症として治療してきたが、 トラウマに焦点をあてた治療により著効がみられた強迫性障害の 1 症例. 第 92 回東京精神医学会,東京,2011.7.9 (4)研究会・院外集談会 1 佐藤さやか,岩田和彦,古川俊一,安西信雄,伊藤順一郎,後藤雅博,丹羽真一,伊藤憲治,亀田 弘之,池淵恵美: 認知機能リハビリテーションと IPS 志向の就労支援の組み合わせが統合失調症 をもつ人の臨床関連指標および雇用関連指標に与える影響. 第 11 回精神疾患と認知機能研究会, 東京,2011.11.5 2 中田正規,瀬川一彦,塚田恵鯉子,谷口豪,村田佳子,渡辺雅子: 長年てんかんと診断されていた QT 延長症候群の1例. 第 38 回多摩てんかん懇話会のご案内 多摩てんかん懇話会,東京,2011. 12.10 3)講演 1 有馬邦正: 認知症治療患者の対応. 認知症研修,小諸高原病院,2011.7.12 2 有馬邦正: 認知症治療患者の対応. 認知症研修,小諸高原病院,2011.7.26 3 有馬邦正: ブレインリソースの利用法.包括型脳科学研究推進支援ネットワーク死後脳研究チュー トリアル主催講演会,神戸,2011.8.24 4 有馬邦正: 認知症. 小平市介護 ・ 医療連携推進事業講演会,小平市医師会館,2011.10.14 5 有馬邦正: 神経疾患ブレインバンクのご紹介. パーキンソン病友の会東北ブロック研修会,新 潟市メイワサンピア 2011.10.19 6 有馬邦正: アルツハイマー病の診断 ・ 治療と病診連携. 東村山市認知症を考える会,東村山市医 師会,2011.11.2 7 有馬邦正: ブレインバンクっていったいなに?. 平成 23 年度精神・神経疾患研究開発費 市民公 開講座,ベルサール八重洲,2011.11.27 8 有馬邦正: 中年期以降のメンタルヘルス. 平成 23 年度小平市体育協会 「宿泊研修会」,おくたま路, 2012.3.3 9 野田隆政: 多発性硬化症でみられる精神症状-うつ症状を中心に-. 第 8 回 MS フォーラム,東京, 2011.12.11 10 野田隆政: 電気けいれん療法. 平成 23 年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会,東京,2011.11.6 147 Ⅵ 業績 1 精神科(第一精神診療部) 11 樋口輝彦: うつ病の診断と治療-自殺者数の減少を目指して. 実地医家のための会,東京,2011. 5.8 12 樋口輝彦: 知って活かそう ! うつの話~うつ病の正しい知識と治療.杉並区精神保健講座講演,東京, 2011.5.14 13 樋口輝彦: 今後の精神医学の展望-これからのうつ病医療に求められること. 大阪府診療所協 会 特別講演,大阪,2011.5.28 14 樋口輝彦: 抗うつ薬開発の歴史と今後の展望.躁うつ病の薬理・生化学的研究懇話会,京都,2011.7. 15 15 樋口輝彦: うつ病とリワークの現状と問題点. シンポジウム「メンタルヘルスとリワーク 2011 大阪 ~うつ病とリワーク(復職) 。そのソリューションを考える~」,大阪,2011.7.17 16 樋口輝彦: これからの精神医学・医療の方向性. 第 18 回横浜市立大学精神医学教室 OB 会総会, 横浜,2011.9.10 17 樋口輝彦: 高齢者うつの早期受診と治療. シニアこころのケア市民公開講座,東京,2011.10.15 18 樋口輝彦:うつ病を中心としたメンタルヘルスの国家対策. 大阪府教育委員会主催大阪高等学 校校長会「メンタルヘルス講演会」,大阪,2011.10.19 19 樋口輝彦: 鼎談「職場でいま、あなたにできること」.一般社団法人うつ病の予防・治療日本委 員会(JCPTD) 「事業場におけるメンタルヘルスを考える」講演会 20 樋口輝彦: 国民病としてのうつ病~自殺・長期休職. 緊急シンポジウム 「うつ病克服へのロードマッ プ」 東京,2011.12.18 21 樋口輝彦: 職場のメンタルヘルス―うつ病に関連して―.東京都産業保健健康診断機関,東京, 2012.2.2 22 樋口輝彦: 国立精神・神経医療研究センターの現状と今後の方向性.第1回センター武蔵 OB 研究会, 東京,2012.2.2.11 23 樋口輝彦: うつ病の診断と治療-自殺者数の減少を目指して-,足立区医師会「うつ診療充実強 化研修会」 ,東京,2012.2.25 24 樋口輝彦: うつ病とリワーク. 厚木地区うつ病リワーク研究会,厚木,2012.3.9 25 樋口輝彦: かかりつけ医のためのうつ病の診断と治療. 飯田医師会,長野,2012.3.17 26 樋口輝彦: うつ病医療の現状と課題. ヒューマンストレス産業技術研究会,大阪,2012.3.29 27 渡辺裕貴: 国立精神神経医療研究センター病院てんかんセンター精神科専門外来におけるレベチ ラセタムの使用経験. レベチラセタム学術セミナー,大阪,2011.7.9 28 渡辺裕貴: 精神科領域におけるてんかんの診断と治療. 練馬区医師会精神科医会講演会,東京, 2011.11.21 29 渡辺裕貴: レベチラセタムの使用経験 - 精神科の立場から―. イーケプラ発売一周年記念講演会, 東京,2011.11.25 30 渡辺裕貴: 精神科領域におけるてんかんの診断と治療. 第 14 回城北臨床精神医学会,2011.8.30 31 渡辺裕貴: てんかんの症状と薬物療法.イーケプラ学術講演会,東京,2011.10.14 32 渡辺裕貴:てんかんの診断と薬物療法.第 41 回日本臨床神経生理学会学術大会,静岡,2011. 11.12 33 渡辺裕貴: てんかんの診断と薬物治療. 北海道てんかんフォーラム,札幌,2012.3.17 4)その他 1 Noda T,Yoshida S,Matsuda T,Nakagome K: Depression severity and NIRS.Presentation and Discussion with Professor Holsboer,NCNP,2011.3.12 2 有馬邦正: 重症統合失調症患者の薬物療法に関する研究.精神・神経疾患研究開発費 21 委 -1 第 1 回班会議(主任研究者 安西信雄),東京八重洲ホール,2011.7.29 3 有馬邦正: 死後脳の他施設共同研究に使用可能なリサーチ リソースネットワークの構築に関す る研究. 精神・神経疾患研究開発費 22-7 研究成果発表会(主任研究者 有馬邦正),アルカディ ア市谷,2011.12.12 4 有馬邦正: 重症統合失調症患者の薬物療法に関する研究. 精神・神経疾患研究開発費 21 委 -1 研 148 Ⅵ 業績 2 司法精神科(第二精神診療部) 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 究成果発表会(主任研究者 安西信雄),アルカディア市ヶ谷,2011.12.13 有馬邦正: 精神・神経疾患のバイオマーカーの探索と臨床応用に関する研究. 精神・神経疾患 研究開発費 21 委―9 研究成果発表会(主任研究者 功刀浩),国立精神・神経医療研究センター研 究所 3 号館セミナールーム,2012.1.20 安西信雄: 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究. 精神・神経疾患研究開発費 21 委― 1 第 1 回班会議(主任研究者 安西信雄),東京八重洲ホール,2011.7.29 安西信雄: 統合失調症の診断、治療法の開発に関する研究. 精神・神経疾患研究開発費 21 委― 1 研究成果発表会(主任研究者 安西信雄),アルカディア市ヶ谷,2011.12.13 野田隆政: 近赤外線光トポグラフィー(NIRS)を用いた気分障害の診断補助と病状評価. 厚 生労働科学研究費補助金障害対策総合研究事業 H22―精神―一般―001 精神疾患の生物学的病態 解明研究-最新の神経科学・分子遺伝学との融合-班(研究代表者 武田雅俊)研究成果発表会, 2012.1.17 野田隆政,新明一星,古澤嘉彦,清水悠,松田太郎,堀越勝: PD に合併した衝動調節障害の NIRS を用いた探索的調査. 精神・神経疾患研究開発費 21 委 ‐ 4 レビー小体病関連疾患の診断・ 治療法に関する研究班(研究代表者 村田美穂)研究成果発表会,2012.1.21 野田隆政: 気分障害の診断・病状評価・治療との縦断的関連に向けた予備的研究,厚生労働科学 研究費補助金障害対策総合研究事業(精神障害分野)H23―精神―一般―002 NIRS を用いた精 神疾患の早期診断についての実用化研究班(研究代表者 福田正人)研究成果発表会,2012.2.11 樋口輝彦: ラジオ第一放送「私も一言 夕方ニュース ここに注目」. 2012.1.25 松﨑朝樹: 医学的観点からの医療の質に関する研究.精神・神経疾患研究開発費 合同研究報告会「精 神科医療の質の評価と均てん化に関する研究」研究成果発表会,アルカディア市谷,2011.12.13 吉田寿美子,野田隆政,松田太郎,中込和幸: 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近 赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用性に関する研究.精神・神経疾患研究開発費 23 ‐ 10 精神疾患の鑑別診断および転帰の予測における近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)の有用 性に関する研究班(研究代表者 中込和幸)研究成果発表会,2011.12.12 渡辺雅子,渡辺裕貴,村田佳子,谷口豪,岡崎光俊,曽根大地,西田秀子: てんかんのキャリーオー バーについての研究報告(2) :神経内科医師へのアンケート結果. 精神・神経疾患研究開発費 22―3 研究成果発表会(主任研究者 渡辺雅子),アルカディア市ヶ谷,2011.12.12 渡辺雅子,渡辺裕貴: NHK ためしてガッテン「まさか!!もの忘れに効く薬があったなんて」 -高齢者のてんかん. 2012.1.18 2 司法精神科(第二精神診療部) 1)刊行論文 (1) 原著論文 1 Yoshida T,Suga M,Arima K,Muranaka Y,Tanaka T,Eguchi S,Lin C,Yoshida S, Ishikawa M,Higuchi Y,Seo T,Ueoka Y,Tomotake M,Kaneda Y,Darby D,Maruff P, Iyo M,Kasai K,Higuchi T,Sumiyoshi T,Ohmori T,Takahashi K,Hashimoto K: Criterion and construct validity of the CogState Schizophrenia Battery in Japanese patients with schizophrenia. PLoS ONE 6,e20469,2011 2 Sasayama D,Wakabayashi C,Hori H,Teraishi T,Hattori K,Ota M,Ishikawa M,Arima K,Higuchi T,Amano N,Kunugi H : Association of plasma IL―6 and soluble IL―6 receptor levels with the Asp358Ala polymorphism of the IL―6 receptor gene in schizophrenic patients. J Psychiatr Res 45:1439―1444,2011 3 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,和田 清,尾崎士郎,竹内良雄,長谷川雅彦,今村洋子,谷家優子, 安達安盛: PFI(Private Finance Initiative)刑務所における薬物依存離脱指導の効果に関する 研究: 自習ワークブックとグループワークによる介入-第 2 報: 重症度別による効果の分析-. 日本アルコール薬物医学会雑誌 46(3) :368―380,2011 4 藤井さやか,石川正憲,渡邊裕貴: Digitalis 内服当日にせん妄状態を呈した双極性障害の1例. 149 Ⅵ 業績 2 司法精神科(第二精神診療部) 精神医学 53:915-917,2011 5 松本聡子,平林直次,永田貴子,朝比奈次郎,瀬戸秀文,吉住 昭: 医療観察法入院と精神保健 福祉法 25 条措置入院の運用実態について. 精神科 20(1) :89-93,2012 (2) 著書 1 石川正憲: 特別な配慮が必要な患者との接し方. 樋口輝彦,市川宏伸,神庭重信,朝田隆,中込 和幸編,今日の精神疾患治療指針 医学書院,676-679,2012 2 小林桜児: 思春期とアディクション. 精神科治療学 26(6) :749-754,2011 3 小林桜児,松本俊彦: 覚せい剤・大麻・多薬物依存. 精神科 18(6) : 607-610,2011 4 小林桜児: 精神科病院における BPD 治療-地域保健機関との連携-. 精神科治療学 26(9) : 1087-1092,2011 5 小林桜児: 嗜癖文化の克服. こころの科学「精神科臨床はどこへいく」日本評論社,65-70, 2011 6 S.A.ウィンター著(小林桜児・松本俊彦共訳): 解離性障害とアルコール・薬物依存症を理解 するためのセルフワークブック 金剛出版,2011 7 平林直次:【精神科クリティカルパス論】 医療観察法におけるクリティカルパス.精神医療 批評社, 62(4) :69-75,2011 8 平林直次: クライシスプランの作り方:医療機関.精神科臨床サービス 星和書店,東京,11(3) : 393-397,2011 9 永田貴子,平林直次: 医療観察法と精神鑑定.今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京,930935,2012 10 永田貴子,平林直次: 精神保健福祉法と入院形態.今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京, 936-939,2012 11 永田貴子: 書評「女って大変。-生きることと働くことのワークライフバランス考」女性の触法 患者さんの葛藤から見えるもの. 精神医学,東京,54(3) :338,2012 (3) 研究班報告書 1 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,根岸典子,若林朝子,和田清: 専門外来における認知行動療法 プログラムの開発と効果に関する研究. 厚生労働省科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業) 薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究班 2011 年度研究報告書, 11-20,2011 2 永田貴子: 医療観察法入院処遇対象者の予後と予後に影響を与える因子に関する研究. 厚生労 働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)重大な他害行為をおこしたし精神障害者の適切 な処遇及び社会復帰の推進に関する研究班 2011 年度分担研究報告書,157-168,2012 3 平林直次: 重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研究. 厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業),2011 年度総括研究報告書,1-11,2012 4 平林直次: 指定入院医療機関の連携に関する研究. 厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総 合研究事業)重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇及び社会復帰の推進に関する研 究班,2011 年度分担研究報告書,33-44,2012 5 平林直次: 入院医療プログラムの多様化に関する研究. 厚生労働科学研究費補助金(障害者対 策総合研究事業)医療観察法における医療の質の向上に関する研究班,2011 年度分担研究報告書 6 平林直次: 医療観察法における医療の質の向上に関する研究. 厚生労働科学研究費補助金(障 害者対策総合研究事業)医療観察法における医療の質の向上に関する研究班,2009 ~ 2011 年度 総合研究報告書 2)学会発表等 (1) 特別講演、シンポジウム 1 小林桜児: アルコール依存症治療の新しい流れ. 第 30 回信州精神神経学会シンポジウム「依存 症治療の進歩」 ,長野県,2011.10.1 2 小林桜児: アディクションと解離の視点から見た成人のメンタルヘルス支援. 第 31 回日本社会 150 Ⅵ 業績 2 司法精神科 ( 第二精神診療部 ) 精神医学会,コアシンポジウムⅢ「問題行動の精神病理学」,東京,2012.3.15 3 平林直次: 医療観察法医療から精神医療全般への展開【シンポジウム】.第 107 回日本精神神経 学会学術総会,東京,2011.10.26-27 4 平林直次: 司法領域における精神科リエゾン活動【シンポジウム】.第 24 回日本総合病院精神医 学総会,福岡,2011.11.25-26 5 平林直次: 医療観察法医療から精神保健福祉法医療への新たな展開【コアシンポジウム】.第 31 回日本社会精神医学会,東京,2012.3.15-16 (2) 国際学会 1 Ohji Kobayashi,Joji Suzuki,Toshihiko Matsumoto,Kiyoshi Wada: Junior high school students’ attitudes toward substance use: Comparing Japan and the United States. 22nd Annual Meeting and Symposium,American Academy of Addiction Psychiatry,Arizona, 2011.12.9 (3) 一般学会 1 新井 薫: 電気けいれん療法が奏功しなかった統合失調症症例の予後調査. 第 107 回日本精神・ 神経学会,東京,2011.10.26 2 新井 薫: 医療観察法病棟における再発予防の取り組み.RLAI Clinical Meeting,東京,2011.9. 29 3 田中美枝子,武者利光,松崎晴康,工藤千秋,石川正憲,今城郁,朝田隆: 最新の脳電位データベー スを基準に用いた NAT 解析による高齢うつ病患者の経過観察 -新しい EEG 解析方法によるう つ病と認知症疾患の鑑別を目指して-. 第 26 回日本老年精神医学会,2011.6.16 4 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,和田清,尾崎士郎,竹内良雄,長谷川雅彦,今村洋子,谷家優子, 安達泰盛: 刑務所における薬物依存離脱指導の効果-重症度別による効果分析-. 平成 23 年度 アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会,愛知県,2011.10.13 5 小林桜児,松本俊彦,今岡岳史,和田清: 物質使用障害と統合失調症における解離の併存. 平成 23 年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会,愛知県,2011.10.13 6 永田貴子,大森まゆ,朝比奈次郎,新井薫,佐藤英樹,三澤孝夫,澤恭弘,黒木規臣,平林直次, 五十嵐禎人: 医療観察法入院対象者の予後調査. 第 7 回日本司法精神医学会大会,岡山,2011.6. 4-5 7 平林直次: 第 3 回刑事鑑定ワークショップ:事例検討(コーディネーター). 第 7 回日本司法精 神医学会大会,岡山,2011.6.5 8 松本聡子,平林直次,永田貴子,黒木規臣,大森まゆ: 医療観察法入院処遇対象者の精神科受診 歴の有無に関す予備的調査. 第 31 回日本社会精神医学会,東京,2012.3.16 研究会・院外集談会 (4) 1 新井 薫: 医療観察法病棟内で違法薬物を使用した症例. 第 7 回医療観察法関連職種研修会,新 潟,2011.6.10-11 2 大森まゆ: クロザピンによる治療を開始した治療抵抗性統合失調症の対象者について. 第 7 回 医療観察法関連職種研修会,新潟,2011.6.10-11 3 大森まゆ: 成年後見制度の診断書の書き方. 小平市医師会・小平市社会福祉協議会(共催),2012.3. 21 4 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,根岸典子,若林朝子,和田清: 薬物依存症専門外来を有する精 神か病院受診者に対する認知行動療法の開発と普及に関する研究.平成 23 年度厚生労働省精神・ 神経疾患研究開発費「アルコールを含めた物質依存に対する病態解明及び心理・社会的治療法の 開発に関する研究」研究報告会,アルカディア市ヶ谷,2011.12.13 5 永田貴子、大森まゆ、平林直次、五十嵐禎人: 医療観察法入院処遇対象者の性差に関する考察 -女性対象者に焦点を当てて-. 第 1245 回千葉医学会例会 / 第 29 回千葉精神科集談会,千葉県, 2012.1.28 151 Ⅵ 業績 2 司法精神科(第二精神診療部) 3)講演 1 小林桜児: 中毒性精神病. 横浜市立大学医学部平成 23 年度精神医学講義,神奈川,2011.5.23 2 小林桜児:薬物・アルコール依存.平成 23 年度精神科薬物療法認定薬剤師講習会,神戸学院大学ポー トアイランド校,2011.6.12 3 小林桜児:薬物依存症の理解と回復に向けて私たちにできること~支援の実際も含めて~. 神 奈川県立精神保健福祉センター平成 23 年度薬物相談業務研修,神奈川県総合医療会館,2011.7.1 4 小林桜児:覚せい剤依存・精神病の臨床. 第 25 回(平成 23 年度)薬物依存臨床医師・看護等研 修会,国立精神・神経医療研究センター,2011.9.14 5 小林桜児:依存症者への対応のポイント~支援者としての向き合い方~. 平成 23 年度関係機関 職員向け精神保健講演会,東京都多摩府中保健所,2011.10.24 6 小林桜児:依存症とうそ-対応にあたり知っておきたいこと-. 都立西多摩保健所依存症講演会, 公立福生病院多目的ホール,2011.10.31 7 小林桜児・近藤保代・若林朝子:事例検討-解離性障害を伴うパーソナリティ障害の援助. NCNP 自殺予防総合対策センター第 2 回自殺予防のための自傷行為とパーソナリティ障害の理解 と対応研修,クロス・ウェーブ府中大ホール,2011.11.8 8 小林桜児:機能不全家族への支援について-事例を通して学びを深める-. 多摩立川保健所精 神保健福祉講演会,多摩立川保健所,2011.11.9 9 小林桜児:アルコール依存症へのアプローチ-援助の実際を考える-. 平成 23 年度国立市介護 保険事業者連絡会居宅支援部会合同研修,くにたち福祉会館,2011.11.11 10 小林桜児:SMARPP -精神科医療機関での試み. NCNP 薬物依存研究部平成 23 年度薬物依存 症に対する認知行動療法研修,国立精神・神経医療研究センター,2011.11.15 11 小林桜児:薬物依存症の回復と治療. 京都市こころの健康増進センター平成 23 年度「若者の薬 物問題について考える講演会」 ,立命館大学,2011.12.5 12 小林桜児:依存症総論-発症と回復の過程を理解する-. 群馬県こころの健康センター依存症 相談員ステップアップ研修,群馬県庁,2011.12.19 13 小林桜児: 薬物依存症の理解と支援の実際. 神奈川県立精神医療センターせりがや病院講演会, ウイリング横浜,2012.1.27 14 小林桜児: アルコール依存症治療の最前線. 第 6 回埼玉精神神経科診療所協会講演会イブニン グセミナー,大宮ソニックシティ,2012.2.4 15 小林桜児:物質依存援助-総論. 平成 23 年度薬物・アルコール等問題研修,都立多摩総合精神 保健福祉センター,2012.2.13 16 小林桜児: 自傷行為とパーソナリティ障害の理解と対応. 長野県松本保健福祉事務所平成 23 年 度自殺予防対策講演会,松本市,2012.3.5 17 小林桜児:人格障害の基礎知識とその対応. 平成 23 年度神奈川県地域保健福祉実務研修,神奈 川県鎌倉保健福祉事務所,2012.3.19 18 平林直次: 医療観察法における医療(入院医療). 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会, アルカディア市ヶ谷,2011.7.23 19 平林直次: 審判シュミレーション (審判員). 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会,アルカディ ア市ヶ谷,2011.7.23 20 平林直次: 精神鑑定又は処遇が問題となった事例報告. 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会, アルカディア市ヶ谷,2011.7.24 21 平林直次: グループディスカッションⅡ通院開始事例. 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会, アルカディア市ヶ谷,2011.7.24 22 平林直次: 医師の役割・各種会議・全体運営. 平成 23 年度指定入院医療機関従事者病棟研修会, 埼玉県立精神医療センター,2011.8.1 23 平林直次: グループディスカッションⅡ通院開始事例. 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会, アルカディア市ヶ谷,2011.9.4 24 平林直次,今村扶美: 事例検討(入院例). 平成 23 年度第 1 回指定入院医療機関従事者研修会, meiji seika ファルマ株式会社本社,2011.9.18 152 Ⅵ 業績 2 司法精神科 ( 第二精神診療部 ) 25 平林直次: 生活環境調整③指定入院医療機関における医療. 第 4 回社会復帰調整官初任研修,法 務総合研究所,2011.11.2 26 平林直次: 指定入院医療機関における運営と医療. 平成 23 年度第 3 回指定入院医療機関従事者 研修会,meiji seika ファルマ株式会社本社,2011.11.11 27 平林直次,今村扶美: 事例検討(入院例). 平成 23 年度第 3 回指定入院医療機関従事者研修会, meiji seika ファルマ株式会社本社,2011.11.13 28 平林直次: 指定入院医療機関における長期入院の現状と課題. 第 6 回心神喪失者等医療観察法 付添人全国経験交流集会,弁護士会館,2012.2.4 29 平林直次: 疾患セルフマネジメントを目指した 多職種チーム医療. 富山県精神保健福祉協会医 療部会チーム医療研修会,サンシップとやま,2012.3.9 4)その他 1 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2011.4.21 2 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2011.6.16 3 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2011.8.11 4 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2011.10.20 5 小林桜児:パーソナリティ障害について. NCNP 専門看護研修精神看護コース,国立精神・神 経医療研究センター,2011.12.7 6 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2011.12.15 7 小林桜児:依存症と医療の役割.薬物・アルコール等家族教室,都立多摩総合精神保健福祉センター, 2012.2.16 8 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.4.15 9 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.5.27 10 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.6.17 11 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.7.15 12 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.9.16 13 小林桜児: 薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.10.21 14 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.11.18 15 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2011.12.16 16 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2012.1.20 17 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2012.2.17 18 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩小平保健所,2012.3.23 19 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.4.13 20 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.6.8 21 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.7.13 22 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.8.10 23 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.9.7 24 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.10.5 25 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2011.12.14 26 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩立川保健所,2012.2.8 27 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩府中保健所,2011.6.27 28 小林桜児:薬物依存症専門相談. 東京都立多摩府中保健所,2011.11.28 29 小林桜児:薬物離脱指導スパービジョン. 多摩少年院,2011.7.28 30 小林桜児:薬物離脱指導スパービジョン. 多摩少年院,2011.8.22 153 Ⅵ 業績 3 神経内科 3 神経内科 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Maeda MH, Mitsui J, Soong BW, Takahashi Y, Ishiura H, Hayashi S, Shirota Y, Ichikawa Y, Matsumoto H, Arai M, Okamoto T, Miyama S, Shimizu J, Inazawa J, Goto J, Tsuji SIncreased gene dosage of myelin protein zero causes Charcot-Marie-Tooth disease.Ann Neurol. 2012 Jan;71(1) :84-92. 2 Chihara N, Aranami T, Sato W, Miyazaki Y, Miyake S, Okamoto T, Ogawa M, Toda T, Yamamura T: Interleukin 6 signaling promotes anti-aquaporin 4 autoantibody production from plasmablasts in neuromyelitis optica. Proc Natl Acad Sci USA 108:3701-3706, 2011 3 Sanvito L, Tomita A, Chihara N, Okamoto T, Lin Y, Ogawa M, Gran B, Aranami T, Yamamura T: Increase of Ki-67+ natural killer cells in multiple sclerosis patients treated with interferon- β and interferon- β combined with low-dose oral steroids. J Neuroimmunol 236:111-117, 2011 4 Yamamoto T, Ikeda K, Usui H, Miyamoto M, Murata M: Validation of the Japanese translation of the Swallowing Disturbance Questionalire in parkinson’s disease patients. Qual Life Res 2011 Oct 5, Published online:07 October, 2011 5 Furusawa Y, Mori-Yoshimura M, Yamamoto T, Sakamoto C, Wakita M, Kobayashi Y, Fukumoto Y, Oya Y, Fukuda T, Sugie H, Hayashi Y K, , Nishino I, Nonaka I, Murata M: Effects of enzyme replacement therapy on five patients with advanced late-onset glycogen storage disease type II:a 2-year follow-up study. J Inherit Metab Dis 35(2) :301-10, 2012 6 Furusawa Y, Mukai Y, Kobayashi Y, Sakamoto T, Murata M: Role of the external oblique muscle in upper camptocormia for patients with Parkinson’s disease. Mov.Dis. Epub 30 JAN 2012 DOI: 10.1002/mds.24930 7 Kandori A, Yamamoto T, Sano Y, Oonuma M, Miyashita T, Murata M, Sakoda S: Simple Magnetic Swallowing Detection System. IEEE SENSORS JOURNAL 12(4) :805-811, 2012 8 Tateyama M, Fujihara H, Itoyama Y: Dendritic cells in muscle lesions of sarcoidosis. Hum Pathol 42:340-346, 2011 9 Shimizu Y, Fujihara K, Kubo S, Takahashi T, Misu T, Nakashima I, Yokoyama K, Itoyama Y, Uchiyama S: Therapeutic efficacy of interferon β -1 b in Japanese patients with opticspinal multiple sclerosis. Tohoku J. Exp. Med 223:211-214, 2011 10 Baba T, Takeda A, Kikuchi A, Nishio Y, Hosokai Y, Hirayama K, Hasegawa T, Sugeno N, Suzuki K, Mori E, Takahashi S, Fukuda H, Itoyama Y: Association of olfactory dysfunction and brain metabolism in Parkinson’s disease. Mov Disord 26:621-628, 2011 11 Aoki M, Warita H, Mizuno H, Suzuki N, Yuki S, Itoyama Y: Feasibility study for functional test battery of SOD transgenic rat(H46R)and evaluation of edaravone, a free radical scavenger. Brain Res 25;1382:321-5, 2011 12 Ishioka T, Hirayama K, Hosokai Y, Takeda A, Suzuki K, Nishio Y, Sawada Y, Takahashi S, Fukuda H, Itoyama Y, Mori E: Illusory misidentifications and cortical hypometabolism in Parkinson's disease. Mov Disord 26(5) :837-43, 2011 13 Kanno S, Abe N, Saito M, Takagi M, Nishio Y, Hayashi A, Uchiyama M, Hanaki R, Kikuchi H, Hiraoka K, Yamasaki H, Iizuka O, Takeda A, Itoyama Y, Takahashi S, Mori E: White matter involvement in idiopathic normal pressure hydrocephalus: a voxel-based diffusion tensor imaging study. J Neurol 258(11) :1949-57, 2011 14 Nakashima I, Takahashi T, Cree BA, Kim HJ, Suzuki C, Genain CP, Vincent T, Fujihara K, Itoyama Y, Bar-Or A: Transient increases in anti-aquaporin-4 antibody titers following rituximab treatment in neuromyelitis optica, in association with elevated serum BAFF levels. J Clin Neurosci 18(7) :997-8, 2011 15 Kanamori Y, Nakashima I, Takai Y, Nishiyama S, Kuroda H, Takahashi T, Kanaoka-Suzuki 154 Ⅵ 業績 3 神経内科 16 17 18 19 C, Misu T, Fujihara K, Itoyama Y: Pain in neuromyelitis optica and its effect on quality of life: a cross-sectional study. Neurology 16;77(7) :652-8, 2011 Kuroda H, Fujihara K, Takahashi S, Shinozawa Y, Itoyama Y: A Case of Delayed Encephalopathy after Carbon Monoxide Poisoning Longitudinally Monitored by Diffusion Tensor Imaging. AJNR Am J Neuroradiol December 22, 2011 as 10.3174/ajnr.A2600 Fujimori J, Nakashima I, Fujihara K, Misu T, Sato S, Itoyama Y: Epitope analysis of cerebrospinal fluid IgG in Japanese multiple sclerosis patients using phage display method. Mult Scler Int 2011: 5 pages(ID 353417), 2011 Hasegawa T, Konno M, Baba T, Sugeno N, Kikuchi A, Kobayashi M, Miura E, Tanaka N, Tamai K, Furukawa K, Arai H, Mori F, Wakabayashi K, Aoki M, Itoyama Y, Takeda A: The AAA-ATPase VPS4 regulates extracellular secretion and lysosomal targeting of α -synuclein. PLoS One 6(12) :e29460, 2011 山本敏之,臼井晴美,新庄孝子,市川直美,三好智佳子,村田美穂: 問診によるパーキンソン病 患者の誤嚥の評価. 嚥下医学 90-98,2012 (2)総説 1 岡本智子, 村田美穂: 抗パーキンソン病の種類と使い方、注意すべき副作用 内科 2011;107(5) : 813-815 2 岡本智子,糸山泰人: ステロイド療法の実際. 神経・筋疾患 B 臨床と研究 88:33-36,2011 3 村田美穂: パーキンソン病治療薬の課題と創薬への期待. ヒューマンサイエンス 22(4) :2225,2011 4 岡本智子,村田美穂: ゾニサミド Clinical Neuroscience 2011;29:576-577 5 岡本智子: 進行期パーキンソン病における多剤併用療法下でのゾ二サミド追加療法の有効性 Pharma Medica 2011;29(11) :167-171 : 6 岡本智子: パーキンソン病治療薬におけるゾニサミドの位置づけ Pharma Medica 2011;29(3) 107-112 7 岡本智子: Q&A 帯状疱疹後神経痛の治療のコツを教えてください Frontiers in Rheumatology & Clinical Immunology 2011;5:47 8 糸山泰人: 今後の難病対策のあり方について 重症難病患者の療養支援のあり方. 保健医療科 学 60:94-99,2011 :484-488,2011 9 坂本崇: 眼瞼痙攣・片側顔面痙攣. 神経内科 75(5) 10 坂本崇: 世界のボツリヌス毒素製剤. Modern Physician 31(7) :800-802,2011 11 古澤嘉彦,村田美穂: パーキンソン病の薬物療法:その他の薬の使い方、特徴. Modern Physician 32(2) :193-196,2012 :528,2011 12 坂本崇: 痙縮のボツリヌス治療. 神経治療学 28(5) 13 山本敏之: 難治性嚥下障害に対する治療戦略.筋萎縮性側索硬化症,パーキンソン病に対する嚥 下障害の評価と対策. 臨床神経学 51(11) :1072-74,2011 : 14 山本敏之: パーキンソン病における嚥下障害の造影検査所見. Fronti Parkinson Dis 5(1) 34-38,2012 15 山本敏之: パーキンソン病の嚥下障害とその治療. Medical Rehabilitation 135:37-44,2011 16 村田美穂: パーキンソン病の分子病態と治療. Rad Fan 9(5) :35-37,2011 17 有馬邦正,村田美穂,佐藤典子: 先端認知症研究・医療施設の現在. Cognition and Dementia 10(2) :78-81,2011 18 荒木学,山村隆: 多発性硬化症―新規開発薬を中心に―. 神経内科 74:539-544 (3)著書 1 村田美穂: 性機能障害の原因とその対策. よくわかるパーキンソン病のすべて 水野美邦,近藤 智善編,永井書店,東京,pp112-115,2011 2 岡本智子,村田美穂: 11 章 器質性精神障害 パーキンソン病 今日の精神疾患治療指針 医 155 Ⅵ 業績 3 神経内科 3 4 5 6 7 8 学書院 2011 村田美穂: パーキンソン病ガイドライン 2011. 日本神経学会監修 「パーキンソン病治療ガイド ライン」 作成委員会,東京,2011 市川宏伸, 神庭重信, 朝田 隆, 村田美穂: ハンチントン病. 今日の精神疾患治療指針 樋口輝彦, 中込和幸編,医学書院,東京,pp404-407,2012 岡本智子,村田美穂: パーキンソン病. 今日の精神疾患治療指針 樋口輝彦, 市川宏伸,神庭重信, 朝田 隆,中込和幸編,医学書院,東京,pp400-404,2012 村田美穂: ハンチントン病. 神経疾患最新の治療 2012-2014,pp217-219,2012 山本敏之: パーキンソン病の嚥下障害 パーキンソン病臨床の諸問題 2(初版)山本光利編 中 外医学社, 東京, pp240-244,2011 山本敏之: 嚥下障害を合併した筋強直性ジストロフィー患者.事例でわかる摂食嚥下リハビリテー ション - 現場力を高めるヒント(初版)出江紳一編 中央法規出版 東京,pp98-100,2011 (4)雑誌・刊行物 1 村田美穂: なんでも健康相談 きょうの健康 2012; (3) :136 2 村田美穂: パーキンソン病をあきらめない(病初期) とりぷる 2012; (3) :03-12 3 荒木 学: 経過.多発性硬化症完全ブック第 3 版 特定非営利活動法人 MS キャビン 東京 2011.77-88 4 荒木 学: MS の経過 バナナチップス 2012;79:3-7 5 岡本智子: Q&A 帯状疱疹後神経痛の治療のコツを教えてください Frontiers in Rheumatology & Clinical Immunology Vol. 5 No.3(2011-8)47 (5)研究班報告書 1 村田美穂: 臨床研究の準備に関する研究 厚生労働科学研究費補助金 (医療技術実用化総合研 究事業(臨床研究推進研究事業))モリフォリノを用いた Duchenne 型筋ジストロフィーに対す るエクソン 51 スキップ治療の臨床応用 平成 23 年度分担報告書 2012;45-47 (医療技術実用化総合研 2 村田美穂: 臨床研究の準備に関する研究 厚生労働科学研究費補助金 究事業(臨床研究推進研究事業))モリフォリノを用いた Duchenne 型筋ジストロフィーに対す るエクソン 51 スキップ治療の臨床応用 平成 21 - 23 総合研究報告書 2012;1-28 3 村田美穂: 早期探索的臨床試験に向けた治験実施計画書骨子の作成 厚生労働科学研究費補助金 (障害者対策総合研究事業(神経・筋疾患分野) ) エクソン 53 を標的としたデュシェンヌ型筋ジ ストロフィーに対するエクソン・スキップ治療薬の開発 平成 23 年度 分担報告書 2012;3336 4 村田美穂: パーキンソン病の上腹部腰曲りに対するリドカイン療法の治療効果 厚生労働科学研 究費補助金 難治性疾患克服研究事業 神経変性疾患に関する調査研究班 平成 23 年度 総括・ 分担研究報告書 2012;75-77 5 村田美穂: パーキンソン病の病型分類に関する研究 非運動症状による分類の可能性について 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 孤発性パーキンソン病遺伝子同定と創薬・ テーラーメード研究 分担研究報告書 2012;16-19 6 村田美穂: レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 精神・神経疾患研究開発 費 21 委―4 平成 21 - 23 年度総括研究報告書 2012;1-9 7 岡本智子: パーキンソン病患者におけるうつと不安に関する研究 精神・神経疾患研究開発費 21 委- 4 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 平成 23 年度分担研究報告 書 2012;58 8 塚本忠: パーキンソン病患者で初期から障害される高次機能ドメインのスクリーニング 精神・ 神経疾患研究開発費 21 委- 4 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 平 成 23 年度分担研究報告書 2012;61-62 9 山本敏之: 嚥下造影検査で誤嚥したパーキンソン病患者に特徴的な造影所見 精神・神経疾患研 究開発費 21 委- 4 レビー小体病関連疾患の診断・治療法の開発に関する研究 平成 23 年度分 156 Ⅵ 業績 3 神経内科 10 11 12 13 14 15 担研究報告書 2012;66-67 小川雅文: 60 歳以降に発症した抗アクアポリン 4 抗体陽性視神経脊髄炎関連疾患の検討 厚生労 働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 免疫性神経疾患に関する調査研究 h平成23 年度分担研究報告書 2012;43-44 小川雅文: 多発性硬化症の MRI による定量的経時解析に関する研究 厚生労働科学研究費補助 金 難治性疾患克服研究事業 免疫修飾薬による多発性硬化症の治療成績向上を実現する探索的 研究 平成 23 年度分担研究報告書 2012;27-28 森まどか: 遠位型ミオパチー評価スケールの妥当性・有用性についての検討 若手研究グループ 森まどか: 封入体筋炎に対する免疫グロブリン大量療法の効果についての検討 厚生労働科学研 究費補助金 難治性疾患克服研究事業 封入体筋炎(IBM)の臨床病理学的調査および診断基準 の精度向上に関する研究 平成 23 年度分担研究報告書 2012;p11-12 森まどか: 封入体筋炎の臨床評価項目と鑑別診断についての検討 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 封入体筋炎(IBM)の臨床病理学的および診断基準の制度向上に関す る研究 平成 23 年度分担研究報告書 2012;p11-13 森まどか: GNE ミオパチー(縁取り空砲を伴う遠位型ミオパチー:DMRV)の呼吸障害に関す る研究 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパ チーの治療効果最大化のための研究 平成 23 年度分担研究報告書 2012;p33-34 2) 学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 村田美穂: パーキンソン病でみられるドパミン調節異常症候群. 第 24 回日本総合病院精神医学 会総会, 〈シンポジウム〉 ,福岡,2011.11.25 2 山本敏之: 筋萎縮性側索硬化症,パーキンソン病に対する嚥下障害の評価と対策.シンポジウム 「難治性嚥下障害に対する治療戦略」.第 52 回日本神経学会学術大会.2011/5/20. (2)国際学会 1 Kandori A,Yamamoto T,Sano Y,Oonuma M,Miyashita T,Murata M,Sakoda S: Development of magnetic swallowing detection system. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 2 Mizuta I,Satake W,Takafuji K,Kanagawa M,Kobayashi K,Nagamori S,Kanai Y,Yamamoto M,Hattori N,Murata M,Toda T: An α -synuclein 3’-flanking region SNP interacts with Parkinson’s disease susceptibility via allele-specific binding of transcription factor.15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) , 2011. 6. 5-9 3 Okada Y,Toda T,Murata M: Effect of levodopa on parkinsonian dysarthria(2)-Formant analysis of Japanese five vowels. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 4 Okada Y,Toda T,Murata M: Effect of levodopa on parkinsonian dysarthria(1)-Acoustic analysis of articulation,phonation and respiration. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 5 Furusawa Y,Sakamoto T,Ikeda K,Nakamura H,Sakamoto C,Iwata Y,Wakita M,Kobayashi Y,Murata M: External oblique muscle is responsible for upper type camptocormia in Patients with Parkinson’s disease. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 6 Mizuno Y,Kondo T,Hasegawa K,Murata M,Hattori N,Nomoto M: A randomized, double-blind,double-dummy,placebo-and ropinirole-controlled trial of rotigotine in patients with advanced Parkinson’s disease in Japan. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 7 Kandori A,SanoY,Yokoe M,Murata M,Tsuji T,Sakoda S: Development of simple 157 Ⅵ 業績 3 神経内科 8 9 10 11 12 13 finger-tapping measuring system using magnetic sensors. 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 Yamamoto T,Kandori A,Sano Y,Murata M. : Evaluation of swallowing dynamics in patients with Parkinson’s disease using a magnetic swallowing detection system . 15th International Congress of Parkinson’s Disease and Movement Disorders(Toronto) ,2011.6.5-9 Furusawa Y,Sakamoto T,Nakamura H,Mukai Y,Ikeda K,Sakamoto C,Iwata Y,Wakita M,Kobayashi Y,Murata M: Lidocaine injection into external oblique muscle improves upper type camptocormia in Parkinson’s disease patients. XX th World Congress of Neurology Marrakesh,Morocco,2011.11.12-17 Nomoto M,Kodo T,Hasegawa K,Murata M,Hattori N,Mizuno Y,and Rotigotine Study Group,Japan : Rotigotine in parkinson’s disease: comparison of dosage,efficacy,adverse events,pharmacokinetics in clinical trials in Europe,Us and Japan. XX th World Congress of Neurology Marrakesh,Morocco,2011.11.12-17 Sakamoto T: Camptocormia in Parkinson's Disease. Seminar in Department of Brain and Congnitive Sciences,McGovern institute for Brain Research,MIT,2011.11.1 Sakamoto T: A2 NTX; low molecular weight boturinum toxin product,less likely to diffuse,more suitable for large muscles. Seminar in Department of Neurology,Beth Israel Deaconess Medical Center,Harvard University,2011.11.3 Okamoto T,Aranami T,Yamaguchi H,Murata M,Yamamura T. : A study of activated T cell subsets in Parkinson’s disease Up Close and Personalized,International Congress on Personalized Medicine. Italy February 2-5,2012 (3)一般学会 1 坂元千佳子,岩田恭平,古澤嘉彦,中村治雅,山本敏之,立石貴之,脇田瑞木,渡邉琢也,松井彩乃, 小林庸子,村田美穂: パーキンソン病に対する運動療法 LSVT BIG の効果. 第 52 回日本神経学 会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 2 坂本 崇,梶龍兒,村田美穂: アンブシュアジストニアのボツリヌス治療.第 52 回日本神経学会 学術大会,名古屋,2011.5.18-20 3 古澤嘉彦,坂本崇,池田謙輔,中村治雅,坂元千佳子,岩田泰幸,脇田瑞木,小林庸子,村田美穂: パーキンソン病に合併した上腹部の腰曲りに対する検討. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋, 2011.5.18-20 4 岡本智子,村田佳子,池田謙輔,岡本長久,久野貞子,村田美穂: パーキンソン病患者の抑うつ・ 不安に関する検討. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 5 池田謙輔,森まどか,近土善行,中村治雅,山本敏之,大矢寧,橋本明子,清水潤,西野一三,村 田美穂: 抗 SRP 抗体陽性壊死性ミオパチーの臨床・病理組織像と治療経過の検討. 第 52 回日本 神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 6 中村治雅,大矢寧,森まどか,小牧宏文,本吉慶史,松村剛,西野一三,村田美穂,武田伸一,川 井充: 筋ジストロフィー患者登録(REMUDY)希少疾病の治療に向けて.第 52 回日本神経学会 学術大会,名古屋,2011.5.18-20 7 山本敏之,森まどか,大矢寧,村田美穂: 嚥下造影検査による筋ジストロフィーの嚥下機能スコ アリング. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 8 森まどか,中村治雅,山本敏之,大矢寧,西野一三,村田美穂: 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー (DMRV)自然歴研究 . 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 9 塚本忠,古澤嘉彦,池田謙輔,小川雅文,村田美穂: レビー小体病の高次機能障害ドメインは MoCA により早期から検出され得る. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 10 小 川 雅 文, 岡 本 智 子, 林 幼 偉, 村 田 美 穂, 高 橋 利 幸, 山 村 隆: 視 神 経 脊 髄 炎 の Expanded Disability Status Scale 評価の問題点. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 11 冨田敦子,荒浪利昌,佐藤和貴郎,林幼偉,小川雅文,岡本智子,岸田日帯,村田美穂,黒岩義之: 多発性硬化症再発期髄液 T リンパ球の特性.第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 158 Ⅵ 業績 3 神経内科 12 林幼偉,古澤嘉彦,池田謙輔,橋本恵子,村田佳子,岡本智子,小川雅文,登坂一眞,村田美穂, 山村 隆: 多発性硬化症(MS)における血液浄化療法の種類による臨床的効果と免疫学的影響 の違い.第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,2011.5.18-20 13 池田謙輔,森まどか,中村治雅,山本敏之,坂本崇,大矢寧,村田美穂: 免疫抑制療法の継続が困 難で IVI gが奏功した抗 SRP 抗体陽性壊死性ミオパチ―の 2 症例. 第 52 回日本神経学会学術大会, 名古屋,2011.5.18-20 14 山本敏之,臼井晴美,三好智佳子,日高怜子,廣實真弓,池田謙輔,村田美穂: パーキンソン病を 対象とした日本語版嚥下障害質問票 SDQ-J の信頼性の検討.第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋, 2011.5.18-20 15 森まどか,山本敏之,大矢寧,西野一三,村田美穂: 免疫グロブリン大量療法の反復が嚥下障害 に著効した抗 SRP・抗 RNP 抗体陽性壊死性ミオパチーの 47 歳男性例. 第 197 回日本神経学会関 東・甲信越地方会,2011.6.4 16 古澤嘉彦,三橋里実,森まどか,山本敏之,大矢寧,西野一三,澁谷誠,清水潤,齋藤祐子,村田 美穂: 酵素補充療法 4 年の経過で、呼吸不全で死亡した遅発型 Pompe 病 41 歳女性例. 第 52 回日 本神経病理学会総会学術研究会,2011.6.2-4 17 川添僚也,荒木学,林 幼偉,山村 隆,村田美穂: C 型肝炎のインターフェロン療養中に 1 型糖 尿病と抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎を発症した 60 歳女性例. 第 198 回日本神経学会関東・ 甲信越地方会,2011.9.3 18 村田美穂: ビデオで見る L-dopa の効果と dyskinesia.第 2 回パーキンソン病研修会 高松 2011.9.23-24 19 村田美穂: ドパとその関連薬剤. 第 2 回パーキンソン病研修会,高松,2011.9.23-24 20 川添僚也,向井洋平,古澤嘉彦,坂本崇,中村治雅,村田美穂.:左背筋の膨隆、右への側屈を初 発症状とし、右外腹斜筋へのキシロカイン投与が著効したパーキンソン病の一例.第 5 回パーキ ンソン病・運動障害疾患コングレス,東京,2011.10.6-8 21 坂本崇,村田美穂,梶龍兒: アンブシュアジストニアのボツリヌス治療. 第 5 回パーキンソン病・ 運動障害疾患コングレス,東京,2011.10.6-8 22 古澤嘉彦,向井洋平,坂本崇,中村治雅,坂元千佳子,岩田泰幸,脇田瑞木,小林庸子,村田美穂: パーキンソン病の上腹部腰曲りに対する治療的検討.第 5 回パーキンソン病・運動障害疾患コン グレス,東京,2011.10.6-8 23 岡本智子,荒浪利昌,山口広美,山村隆,村田美穂: パーキンソン病(PD)におけるリンパ球サ ブセットに関する研究. 第 5 回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス,東京,2011.10.6-8 24 佐藤宏匡,山本敏之,古澤嘉彦,村田美穂: 咽頭での通過障害により delayed on 現象を示したパー キンソン病の 1 例.日本神経筋疾患 摂食・嚥下・栄養研究会,第 7 回学術集会,香川,2011.10. 29 25 佐藤宏匡,小川雅文,古澤嘉彦,山本敏之,村田美穂: 嚥下障害による delayed on 現象を示した パーキンソン病 69 歳男性例.第 199 回日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,2011.11.26 26 池田謙輔,森まどか,山本敏之,大矢寧,村田美穂: 免疫抑制療法中に脳腫瘍を発症した抗 SRP 抗体陽性壊死性ミオパチーの 50 歳男性例. 第 16 回日本神経感染症学会総会,東京,2011.11.4-5 27 山本敏之,西川敦子,二藤隆春ら: パーキンソン症候群における誤嚥防止術の効果.日本神経筋 疾患摂食嚥下栄養研究会,高松,2011.10.28 28 坂本崇: ジストニアの診断と治療.第 51 回定位・機能脳外科学会,東京,2012.1.20-21 29 坂本崇: 痙縮のボツリヌス治療.第 29 回日本神経治療学会,福井,2011.11.17-18 30 坂本崇: ボツリヌス治療の新展開.第 3 回不随意運動ジストニアクリニック,神戸,2011.9.17 31 坂本崇: ボツリヌストキシンと機能回復.第 4 回上肢の神経機能回復セミナー,角館,2011.5.21 32 向井洋平,岡本智子,林幼偉,山村隆,村田美穂: ギラン・バレー症候群と特発性血小板減少性 紫斑病を同時期に発症し、2 年後に抗 AQP4 抗体陽性視神経炎を発症した 80 歳男性例.第 200 回 日本神経学会関東・甲信越地方会,東京,2012.3.3 33 高野真,上野正夫,早川みち子,青木和浩,荒木学,幸原伸夫,庄敦子,北惠詩穂里,奥田志保: 遅発性低酸素脳症の 2 例. 第 52 回日本神経学会,名古屋,2011.5.20 159 Ⅵ 業績 3 神経内科 34 荒浪利昌,岡本智子,山村隆:慢性炎症性脱髄性多発神経炎における CD28 陰性T細胞は病巣へ の遊走能を有する 第 22 回日本末梢神経学会学術集会,沖縄,2011.9.2 35 岡本智子,荒浪利昌,山口広美,村田美穂,山村隆:パーキンソン病における活性化T細胞サブ セットの探索に関する研究 第 23 回日本神経免疫学会学術集会,東京,2011.9.15 36 冨田敦子,佐藤和貴郎,市川大樹,林幼偉,岸田日帯,三宅幸子,小川雅文,岡本智子,村田美穂, 黒岩義之,荒浪利昌,山村隆:メタロプロテナーゼ 9 とオステオポンチンを高発現する CCR2 陽 性 CCR5 陽性T細胞の MS 病態への関与 第 23 回日本神経免疫学会学術集会,東京,2011.9.17 37 千原典夫,荒浪利昌、林幼偉,岡本智子,小川雅文,戸田達史,山村隆:視神経脊髄炎(NMO) における plasmablasts の関与 第 23 回日本神経免疫学会学術集会,東京,2011.9.17 研究会・院外集談会 (4) 1 荒木学: 日常生活の過ごし方―病院のかかり方、第8回多発性硬化症フォーラム,東京,2011. 12.11 2 林幼偉:「再発寛解型多発性硬化症(RR-MS)に対する免疫吸着(IAPP)療法の有効性に関す る無作為割付による多施設共同非盲検群間比較試験」プロトコール説明 多発性硬化症免疫吸着 療法研究会(JIMS study) ,東京,2011.9.10 3 林幼偉: Debate Session「IFN 療法は今後も MS に対するDMTの標準であるか?」第 10 回 MS ワークショップ,札幌,2011.8.6 3)講演 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 160 村田美穂:「パーキンソン病の治療:最近の動向」第 4 回東部神経フォーラム,東京,2012.3.16 村田美穂: 「パーキンソン病の治療―最近の話題」 青森市パーキンソン病フォーラム,青森,2012.3.9 村田美穂: 「パーキンソン病の診断とその治療」 上都賀群市学術講演会,栃木,2012.2.16 村田美穂: 「抗パーキンソン病薬 ゾニサミドの作用機序」 第 7 回山梨神経先端セミナー,山梨, 2012.2.15 村田美穂:「パーキンソン病の治療―最近の話題」パーキンソン病治療講演会,三重,2012.2.10 岡本智子:「パーキンソン病の最新治療―ゾ二サミドの位置づけ―」千葉パーキンソン病フォーラム, 千葉,2012.2.9 山本敏之: 神経難病の摂食・嚥下リハビリテーション.第 11 回摂食・嚥下障害セミナー「摂食 嚥下リハビリテーション—病態に深く切り込む」,塩尻,2011.11.26 村田美穂:「日常診療で抱えるパーキンソン病治療の諸問題について」第 9 回東京 Parkinsonism 臨床研究会,東京,2011.10.28 村田美穂: 「パーキンソン病の診断と治療」 第 15 回 Neurology SPECT 定量検討会,東京,2011. 10.22 村田美穂:「L-dopa titration の必要性」「大規模患者調査について」Doctor’s Meeting ,東京, 2011.10.13 村田美穂: 「パーキンソン病の治療―最近の話題」 トレリーフ講演会 in 沖縄,2011.9.16 山本敏之: パーキンソン病 嚥下障害.機序とマネージメント.パーキンソン病研修会,高松, 2011.9.24 村田美穂:「パーキンソン病ガイドラインについて(案)」多摩地区パーキンソン病講演会,立川, 2011.7.28 村田美穂:『パーキンソン病の治療―最近の話題』 パーキンソン病治療ガイドライン 2011 日常 診療での活用のポイント 学術講演会,浜松,2011.7.22 村田美穂:「抗パーキンソン病薬 ゾニサミド」 トレリーフ発売 2 周年記念講演会,奈良,2011 6-25 村田美穂: 「パーキンソン病治療の過去・現在そして未来」 特別医療講演 & パネルディスカッショ ン「パーキンソン病の未来に向けて:再生と新生」設立 35 周年記念第 35 回全国パーキンソン病 友の会 総会・大会,東京,2011.6.20-21 村田美穂:「大規模患者調査よりパーキンソン病薬物治療を考察する」 Expert Meeting in Tokushima, 2011.5.13 Ⅵ 業績 4 小児神経科 18.村田美穂: 「患者に合わせたL-dopaの用量設定とは」 Doctor’s Meeting,福岡,2011.4.9 4)その他 1 村田美穂:パーキンソン病ガイドライン 2011 日本神経学会監修「パーキンソン病治療ガイド ライン」作成委員会,東京,2011 知的所有権(特許など) 発明の名称 パーキンソン病の腰曲りに対する外腹斜筋の治療 2011.4 4 小児神経科 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Yonekawa T, Saito Y, Sakuma H, Sugai K, Shimizu Y, Inagaki M, Sasaki M: Augmented startle responses in opsoclonus-myoclonus syndrome. Brain Dev 33:335-338, 2011 2 Sasaki M, Matsufuji H, Inui T, Arima K: Absence of small-vessel abnormalities in alternating hemiplegia of childhood. Brain Dev 33:390-393, 2011 3 Ikeda C, Saito Y, Sukigara S, Sakuma H, Sugai K, Komaki H, Sasaki M: Effects of low-dose hydrochlorothiazide on urolithiasis and bone metabolism in severely disabled individuals: a pilot study. Brain Dev 33:400-405, 2011 4 Saito Y, Kubota M, Kurosawa K, Kaneko Y, Hattori A, Sakuma H, Komaki H, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M. : Polymicrogyria and infantile spasms complicating a patient with 1p36 deletion syndrome. Brain Dev 33:437-441, 2011 5 Sakuma H, Katayama A, Saito Y, Komaki H, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: CD4(+) CD25(high)regulatory T cell in childhood ocular myasthenia gravis. Brain Dev 33:442444, 2011 6 Higurashi N, Hamano SI, Oritsu T, Minamitani M, Sasaki M, Ida H. : Iomazenil hyperfixation in single photon emission computed tomography study of malformation of cortical development during infancy. Eur J Paediatr Neurol 15:372-375, 2011 7 Saito Y, Komaki H, Hattori A, Takeuchi F, Sasaki M, Kawabata K, Mitsuhashi S, Tominaga K, Hayashi YK, Nowak KJ, Laing NG, Nonaka I, Nishino I: Extramuscular manifestations in children with severe congenital myopathy due to ACTA1 gene mutation. . Neuromuscul Disord 21:489-493, 2011 8 Mizuno T, Sasaki M, Komaki H, Sakuma H, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Saito Y, Nonaka I, Sawaishi Y: A case of congenital axonal neuropathy associated with West syndrome. Brain Dev 33:692-696, 2011 9 Komaki H, Hayashi YK, Tsuburaya R, Sugie K, Kato M, Nagai T, Imanaka G, Suzuki S, Saitoh S, Asahina N, Honke K, Higuchi Y, Sakuma H, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M, Nonaka I, Nishino I: Inflammatory changes in infantile-onset LMNA-associated myopathy. Neuromuscul Disord 21:563-568, 2011 10 Irahara K, Saito Y, Sugai K, Nakagawa E, Saito T, Komaki H, Nabatame S, Kaneko Y, Hotate M, Sasaki M: Effect of acetazolamide on epileptic apnea in migrating partial seizures in infancy. Epilepsy Res 96:185-189, 2011 11 Takeshita E, Saito Y, Nakagawa E, Komaki H, Sugai K, Sasaki M, Nezu A, Kitamura J, Itoh M, Sawano Y, Goto Y: Late-onset mental deterioration and fluctuating dystonia in a female patient with a truncating MECP2 mutation. J Neurol Sci 308:168-172, 2011 12 Yoshida T, Sasaki M, Yoshida M, Namekawa M, Okamoto Y, Tsujino S, Sasayama H, Mizuta I, Nakagawa M: The Alexander disease study group in Japan. Nationwide survey of Alexander disease in Japan and proposed new guidelines for diagnosis. J Neurol 258: 161 Ⅵ 業績 4 小児神経科 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 1998-2008, 2011 Saitsu H, Osaka H, Sasaki M, Takanashi J, Hamada K, Yamashita A, Shibayama H, Shiina M, Kondo Y, Nishiyama K, Tsurusaki Y, Miyake N, Doi H, Ogata K, Inoue K, Matsumoto N: Mutations in POLR3A and POLR3B encoding RNA polymerase III subunits cause an autosomal-recessive hypomyelinating leukoencephalopathy. Am J Hum Genet 89:644551, 2011 Saeki K, Saito Y. Role of the basal ganglia and thalamus in extrapontine myelinolysis and thiamine deficiency. Brain Dev 33:700-701, 2011 Yonekawa T, Nakagawa E, Takeshita E, Inoue Y, Inagaki M, Kaga M, Sugai K, Sasaki M, Kaido T, Takahashi A, Otsuki T: Effect of corpus callosotomy on attention deficit and behavioral problems in pediatric patients with intractable epilepsy. Epilepsy Behavior 22: 697-704, 2011 Ishiyama A, Saito Y, Sugai K, Sasaki M, Yamazaki H, Kohama M: Concurrence of multiple types of eyelid synkinesia in a patient with congenital anomalies. Brain Dev 34:140-142, 2011 Sukigara S, Liang WC, Komaki H, Fukuda T, Miyamoto T, Saito T, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Hayashi YK, Sugie H, Sasaki M, Nishino I: Muscle glycogen storage 0 presenting recurrent syncope with weakness and myalgia. Neuromuscul Disord 22:62-165, 2012 Hattori A, Komaki H, Kawatani M, Sakuma H, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M, Hayashi YK, Nonaka I, Nishino I: A novel mutation in the LMNA gene causes congenital muscular dystrophy with dropped head and brain involvement. Neuromuscul Disord 22: 149-151, 2012 Inui T, Saito Y, Sakuma H, Hatakeyama H, Goto Y-I, Arai H, Sasaki M: Profiles of blood biomarkers in alternating hemiplegia of childhood -increased MMP-9 and decreased Substance P suggest its pathophysiology-. Brain Dev 34:196-200, 2012 Shimizu-Fujiwara M, Komaki H, Nakagawa E, Mori-Yoshimura M, Oya Y, Fujisaki T, Tokita Y, Kubota N, Shimazaki R, Sato K, Ishikawa T, Goto K, Mochizuki H, Takanoha S, Ogata K, Kawai M, Konagaya M, Miyazaki, T, Tatara K, Sugai K, Sasaki M: Decreased resting energy expenditure in patitents with Duchenne muscular dystrophy. Brain Dev 34:206212, 2012 水野朋子,中川栄二,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,大槻泰介,長谷川毅,山内秀雄, 倉持 朗:限局性皮質形成異常を合併した神経皮膚黒色症の 1 例. 脳と発達 43:300―303,2011 石山昭彦,中川栄二,鋤柄小百合,岡崎哲也,比屋根真人,福村忍,佐久間啓,斎藤義朗,小牧 宏文,須貝研司,佐々木征行,小林厳.驚愕てんかん発作の光トポグラフィーにおける前頭葉血 液流量変化.てんかん研究 29:482-489,2012 岡崎哲也: 精神運動退行と舞踏アテトーゼを呈する 3 歳男児.Images in Child Neurology. 脳 と発達 43:343-344,2011 (2)総説 1 須貝研司: 重症心身障害児(者)のてんかんの薬物療法―抗てんかん薬の使い方の実際―.日本 重症心身障害学会雑誌 36:91-99,2011 2 佐々木征行: SMID データベース・システムからみた国立病院機構の重症心身障害病棟の現状. 日本重症心身障害学会雑誌 36:19-25,2011 3 佐々木征行: けいれん・けいれん重積.こどもケア 6:9-13,2012 4 須貝研司:【乳幼児診療 A to Z】 乳幼児における症状・症候 診察所見を中心とした診断へのアプロー チ―けいれん.小児科 52:647-54,2011 5 笹川睦男,須貝研司,赤松直樹,岡崎光俊,亀山茂樹,辻貞俊,前原健寿,山本仁,日本てんかん 学会ガイドライン作成委員会.成人の初発けいれん発作に対するガイドライン.てんかん研究 29: 72-4,2011 162 Ⅵ 業績 4 小児神経科 6 小牧宏文: 【乳幼児診療 A to Z】 乳幼児における症状・症候 診察所見を中心とした診断へのアプロー チ 筋緊張低下.小児科 52:697-700,2011 7 小牧宏文:【子どもの臨床検査 症候から診断・治療へ】症候からみる臨床検査の進めかた 筋痛、 筋力低下、筋緊張低下.小児科診療 74:180-185,2011 8 中川栄二: 『今日の小児治療指針 第 15 版』医学書院 脊髄小脳変性症 636-638,2012 9 斎藤義朗:重症心身障害児 / 者の脳幹症状の理解のために. 重症心身障害の療育 6:155-164, 2011 (3)著書 1 佐々木征行: 小児脳波検査テクニカルガイド.診断と治療社,東京,2011.5 2 佐々木征行: 神経筋疾患の在宅医療.今日の小児治療指針 第 15 版 医学書院,pp653-4,2012 3 須貝研司: 痙攣(重積症を含む) .In.前川和彦,相川直樹(監修).今日の救急治療指針第 2 版. 医学書院,東京,472-8,2012 4 須貝研司: 遺伝性運動感覚性ニューロパチー.In.大関武彦,ほか(監修).今日の小児治療指 針第 15 版.医学書院,東京,635-6,2012 5 須貝研司: てんかん.In.栗原まな(監修).小児リハビリテーションポケットマニュアル.診 断と治療社,東京,29-31,2011 6 斎藤義朗: 神経学的所見のまとめ方,神経診察所見と鑑別. 診療実践 小児神経科 第 2 版. 診 断と治療社,東京,30-42,2011 7 斎藤義朗: 頭痛. 診療実践 小児神経科 第 2 版. 診断と治療社,東京,117-123,2011 8 斎藤義朗: 筋疾患. 診療実践 小児神経科 第 2 版. 診断と治療社,東京,194-205,2011 9 齋藤貴志,斎藤義朗: Clinical Conference 歩行の異常で発症し,緩徐に進行した男児例.小児 神経学の進歩 第 40 集,診断と治療社,東京,23-32,2011 (4)雑誌・刊行物 1 Sugai K: Present status in metropolitan area after the East Japan disastrous earthquake, tsunami and an accident of Fukushima nuclear power Plant.AOCNA Newsletter 13(Nov. 2011) 2 須貝研司: ガイドラインについて(1).波(日本てんかん協会)1:24-25,2012 3 須貝研司: ガイドラインについて(2).波(日本てんかん協会)2:22-23,2012 4 須貝研司: ステップアップ講座 小児てんかんの minimum requirement.CNS today 1:2130,2011 5 中川栄二:抗てんかん薬の副作用と予防 てんかんとは 日本てんかん協会 ともしび 2012 年 1 月号 p18-21,2012 6 中川栄二:抗てんかん薬の副作用と予防 てんかんの検査について 日本てんかん協会 ともし び 2012 年 2 月号 p18-21,2012 7 中川栄二:抗てんかん薬の副作用と予防 抗てんかん薬について 日本てんかん協会 ともしび 2012 年 3 月号 p18-21,2012 8 斎藤義朗: 自立について. 小児科診療 74:1867,2011 (5)研究班報告書 1 佐々木征行,小牧宏文,丸山慎介,渡辺美緒: Alexander 病乳児型と若年型の長期経過.厚生労 働省科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業.アレキサンダー病の診断基準および治療・ケア 指針の作成,病態解明・治療法開発のための研究.平成 23 年度総括・分担研究報告書.2012.3 月. pp19-21 2 佐 々 木 征 行, 小 牧 宏 文, 丸 山 慎 介, 榊 原 崇 文, 渡 辺 美 緒, 沢 石 由 記 夫, 又 吉 慶: 小 児 型 Alexander 病の多様性.厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業.アレキサンダー 病の診断基準および治療・ケア指針の作成,病態解明・治療法開発のための研究.平成 22―23 年度総合研究報告書. 2012.3 月.pp25-29 163 Ⅵ 業績 4 小児神経科 3 佐々木征行,須貝研司,本田涼子,中川栄二,斎藤義朗,齋藤貴志,小牧宏文,大槻泰介,高橋 章夫,開道貴信,伊藤雅之,柿田明美: MRI による片側巨脳症の分類と発作予後.精神・神経 疾患研究開発費 2 1 委 -5.脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究. 総括研究報告書. 2012.3 月 pp11-13 4 齋藤貴志,伊藤雅之: 層特異分子を用いた片側巨脳症の皮質構築の研究.精神・神経疾患研究開 発費 2 1 委 -5.脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究.総括研究 報告書. 2012.3 月 pp19-21 5 斎藤義朗,丸山慎介,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,齋藤祐子,南成 祐,後藤雄一,熊田聡子,田中一: 小児期発症 DRPLA 患者の症状・障害の出現時期と CAG リピー ト数の相関に関する研究.精神・神経疾患研究開発費 2 1 委 -5.脳形成異常を主とする発達期脳 障害の病因・病態と治療に関する研究.総括研究報告書.2012.3 月 pp57-60 6 中川栄二,眞柄慎一,岡崎哲也,比屋根真彦,福村忍,石山昭彦: 先天性要因による脳機能障害 の NIRS による発達機能解析.精神・神経疾患研究開発費 2 1 委 -5.脳形成異常を主とする発達 期脳障害の病因・病態と治療に関する研究.総括研究報告書.2012.3 月 pp43-49 7 廣瀬伸一,石井敦士,佐々木征行,斎藤義朗: 小児交互性片麻痺の分子病態の解明.精神・神経 疾患研究開発費 2 1 委 -5.脳形成異常を主とする発達期脳障害の病因・病態と治療に関する研究. 総括研究報告書. 2012.3 月 pp51-55 8 斎藤義朗: Acute encephalitis with refractory,repetitive partial seizures(AERRPS)につい ての研究. 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業. 重症・難治性急性脳症の病院 解明と診療確立に向けた研究. 総括・分担研究報告書.2012.3 月 pp19-24 9 斎藤義朗:難治性頻回部分発作重積型急性脳炎(Acute encephalitis with refractory,repetitive partial seizures;AERRPS) の病理学的検討.厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業. 難治性頻回部分発作重積型急性脳炎の診断基準作成のための疫学研究. 総括・分担研究報告書. 2012.3 月 pp23-34 10 須貝研司:小児神経疾患のデータベースの作成.精神・神経疾患研究開発費 2 1- 委 6.精神・神 経疾患バイオリソース・レポジトリーの構築および病因病態の解明に関する研究班.総括報告書. 2012.3 月 11 須貝研司:FACE Study における国立精神・神経医療研究センターの乳幼児破局てんかん症例の 1 年後のフォローアップ.厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業.乳幼児破局て んかんの実態と診療指針に関する研究.総括研究報告書.2012.3 月 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 須貝研司:けいれん重積の最新の治療.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 2 須貝研司:産科医療補償制度の現状と今後.第 114 回日本小児科学会学術集会,東京,2011.8.12 3 須貝研司:中川栄二,小牧宏文,齋藤貴志,斎籐義朗,佐々木征行,高橋章夫,開道貴信,金子 裕,大槻泰介.破局てんかん外科治療例の長期予後および最重度障害が必発である乳児早期てん かん性脳症の発作・発達予後.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.6 4 須貝研司:てんかんを持つ小児の精神症状の治療.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.5. 5 須貝研司:小児における真の難治性てんかんとその対応―MRI で non-lesional な症例について―. 第 35 回日本てんかん外科学会,東京,2012.1.19 6 須貝研司:新規抗てんかん薬を含めたてんかんの薬物療法.第 10 回城東小児神経懇話会.東京, 2011. 9. 8 7 須貝研司:小児てんかんの精神症状と治療.小児てんかんのマネージメント.東京,2011.11.28 8 須貝研司:小児てんかんの治療 - 発作症状と臨床薬理に基づく治療 -.症例を交えて.第 1 回茨城 小児神経懇話会.つくば,2012. 1.28 9 須貝研司:小児のてんかんと精神・行動面の障害.第2回脳とこころの包括ケア.弘前, 2012. 2. 4 10 小牧宏文:Duchenne 型筋ジストロフィーにおけるステロイド療法の検討.第 53 回日本小児神経 学会,東京,2011. 5. 28 164 Ⅵ 業績 4 小児神経科 11 小牧宏文:筋ジストロフィー治験の実現に向けた臨床医の役割.第 114 回日本小児科学会総会,東京, 2011. 8. 14 12 小牧宏文:栄養管理のガイドライン.第 28 回小児神経筋懇話会,東京,2011.8.27 13 中川栄二:小児てんかんの発作時ビデオ.第 5 回日本てんかん学会関東甲信越地方会教育セミナー, 東京,2011. 6. 18 (2)国際学会 1 Sugai K, Nakagawa E, Komaki H, Saito Y, Sasaki M, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Otsuki T:Treatment and prognosis of the severest early infantile epileptic encephalopathies: can the patients be prevented to be bedridden? 29th International Epilepsy Congress, Rome, Aug 31, 2011 2 Sugai K, Nakagawa E, Komaki H, Saito Y, Saito T, Sasaki M, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Otsuki T:Pharmacotherapy for post-surgical residual or relapsing seizures. 65th Annual Meeting of American Epilepsy Society, Baltimore, Dec 5, 2011 3 Sugai K, Nakagawa E, Komaki H, Saito Y, Saito T, Sasaki M:Short-term oral or rectal diazepam at bedtime for clinical non-convulsive status epilepticus in remote areas.9th Asian & Oceanian Epilepsy Congress, Manila, Mar 23, 2012 4 Komaki H, Ishikawa-Takata K, Takanoha S, Matsumura T, Shinno S, Kuru S, Tatara T, Sasaki M, Tanaka S, Tabata I:Total energy expenditure(TEE)in patients with Duchenne muscular dystrophy. The 16th World Muscle Society.Faro Portugal, 2011. 10.20 5 Nakagawa E, Ishiyama A, Sukigara S, Takeshita E, Okazaki T, Hiyane M, Fukumura S, Sugai S, Sasaki M, Takahashi A, Otsuki T : Haemodynamic changes pre-and post-surgical investigation in patients with hemimegalencephaly.29th International Epilepsy Congress, Rome, 2011. 8. 28 6 Sakakibara T, Saito T, Otsuki T, Takahashi A, Kaneko Y, Kaido T, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M, Goto Y-I, Itoh M : Different pathophysiology of focal cortical dysplasia IIA and IIB:specific neocortical-layer marker expression.29th International Epilepsy Congress, Rome, 2011. 8. 28 7 Ishiyama A, Komaki H, Saito T, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M, Nishino I, Goto Y : Mitochondrial disease with unusual exocrine pancreatic manifestation.111th Conference of Japanese Society of Mitochondrial Research and Medicine, Kagoshima, 2011. 8.31 8 Goto M, Komaki H, Saito T, Saito Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M, Nishino I, Goto YI. : August31-September4, 2011 Kagoshima Melas phenotype associated with the m.3302A>G mutation in the mitochondrial tRNALeu(UUR) gene.111th Conference of Japanese Society of Mitochondrial Research and Medicine, Kagoshima, 2011.8.31 9 Fukumura S, Nakagawa E, Magara S, Okazaki T, Hiyane M, Sukigara S, Ishiyama A, Saito T, Saito Y, Komaki H, Sugai K, Sasaki M, Takahashi A, Otsuki T : Language Dominance In Children With Epilepsy Using Near-Infrared Spectroscopy.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011.12.2 10 Honda R, Otsubo H, Nakagawa E, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Sugai K, Sasaki M, Otsuki T : High frequency oscillations on scalp EEG associated with periodic spasms related to malformations of cortical development.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011.12.2 11 Okazaki T, Nakagawa E, Ishiyama A, Fukumura S, Hiyane M, Magara S, Saito T, Saito Y, Komaki H, Sugai K, Sasaki M, Takahashi A, Otuki T : Analysis of cerebral blood flow using NIRS in patients with hemimegalencephaly after surgery.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011.12.2 12 Ishiyama A, Nakagawa E, Takahashi A, Ito K, Saito T, Saito Y, Komaki H, Sugai K, Sasaki M, Otuki T, Sato N : Three-dimensional stereotaxic region of interest template-based as- 165 Ⅵ 業績 4 小児神経科 13 14 15 16 17 sessment of thalamic blood perfusion using SPECT in pediatric callosotomy patients with non-lesional intractable epilepsy.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011. 12. 2 Shiraishi H, Haginoya K, Nakagawa E, Saitoh S, Kohsaka S, Kaneko Y, Sugai K, Uematsu M, Kakisaka Y, Nakasato N, Chan D, Hanaya R, Akiyama T, Otsubo H : Magnetoencephalography and Ethosuximide to identify atypical benign partial epilepsy: Rolandic-sylvian and thalamo-cortical epilepsy network.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011. 12. 2 Takahashi A, Otsuki T, Kaido T, Kaneko Y, Honda R, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M : Early respective surgery for infantile intractable epilepsy due to malformations of cortical Development.The 65th American Epilepsy Society's Annual Meeting Baltimore, USA, 2011. 12. 2 Maruyama S, Sugai K, Fukasawa T, Honda R, Nakagawa E, Saito Y, Itoh M, Kakita A, Kaido T, Kaneko Y, Takahashi A, Otsuki T, Sasaki M: Histopathological findings of sibling cases of focal cortical dysplasia and hemimegalencephaly.The 14th Annual meeting of Infantile Seizure Society(ISS)and the InternationalSymposium on Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants(ISCE), Tokyo, 2012.2.18 Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Otsuki T, Honda R, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Early respective surgery for infantile intractable epilepsy due to malformations of cortical deth velopment.The 14 Annual meeting of Infantile Seizure Society(ISS)and the InternationalSymposium on Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants(ISCE), Tokyo, 2012. 2. 18 Nakagawa E : The efficacy, safety, and pharmacokinetics of intravenously administered Fosphenytoin Sodium in Japanese patients with status epilepticus and neurosurgery.The 9th Asian & Oceanian Epilepsy Congress Manila, Philippines, 2012.3.22 (3)一般学会 1 須貝研司,中川栄二,小牧宏文,齋藤貴志,斎籐義朗,佐々木征行:慢性の潜因性・症候性部分 てんかんの具体的な発作症状に基づく治療―前方視的検討―.第 53 回日本小児神経学会総会, 横浜, 2011. 5. 27 2 須貝研司,齋藤貴志,斎籐義朗,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行:潜因性・症候性部分てんか んの具体的な発作症状に基づく重症心身障害児(者)の部分発作の治療―前方視的検討―.第 37 回日本重症心身障害学会,徳島,2011.9.29 3 須貝研司,中川栄二,小牧宏文,斎籐義朗,齋藤貴志,佐々木征行,大槻泰介:臨床的非けい れん性てんかん重積に対するジアゼパム短期眠前経口療法.第 45 回日本てんかん学会,新潟, 2011. 10. 7 4 須貝研司:PANDAS は確立した症候群である―No.第 5 回パーキンソン病・運動障害疾患コン グレス,東京,2011. 10. 8 5 須貝研司,大槻泰介,中川栄二,小牧宏文,齋藤貴志,斎籐義朗,佐々木征行,金子裕,開道貴 信,高橋章夫:半球離断後に発作が頻発した片側巨脳症を伴う EIEE の脳波所見.第 41 回日本臨 床神経生理学会学術大会,静岡,2011. 11.10 6 斎藤義朗,福村忍,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:Neurotropin が奏効 した小児難治性慢性頭痛の 2 例.第 43 回小児神経学会総会,横浜,2011.5.27 7 斎藤義朗,小牧宏文,齋藤貴志,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,埜中征哉,西野一三: ACTA1 遺伝子変異による乳児重症型先天性ミオパチーにおける筋外病変について.第 43 回小児 神経学会総会,横浜,2011. 5. 27 8 斎藤義朗:重症心身障害児(者)のてんかん治療.難治性てんかん治療研究会,横浜,2012. 2. 18 9 齋藤貴志,榎園崇,相崎貢一,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:膵炎を 合併した重症心身障害児の二剖検例.第 37 回日本重症心身障害学会,徳島,2011.9.29 10 齋藤貴志,榎園崇,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,澁谷誠,齊藤祐子. 166 Ⅵ 業績 4 小児神経科 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 乳児期に発症し,ネフローゼ症候群を伴った DRPLA の 15 歳女性例.第 99 回日本神経病理学会 関東地方会,東京,2012. 1. 7 榊原崇文,齋藤貴志,中川栄二,須貝研司,高橋章夫,齋藤祐子,大槻泰介,後藤雄一,佐々木 征行,伊藤雅之:限局性皮質異型性 II 型における層特異的マーカー発現の違い 免疫組織化学的 検討.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 苛原香,小牧宏文,本田涼子,池田ちづる,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行, 奥村彰久,平野悟,小林悠,宇田川紀子,野村芳子,白石一浩,東慶輝,中田智彦:本邦における 先天性筋無力症候群の臨床的特徴.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 竹下絵里,中川栄二,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,後藤雄一:精神遅 滞患者における MECP2 遺伝子解析.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 丸山慎介,須貝研司,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行:てんかん発作時 SPECT 捕捉要因 発作頻度と減薬.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 井原由紀子,藤田貴子,友納優子,井手口博,井上貴仁,竹下絵里,中川栄二,後藤雄一,安元佐和, 廣瀬伸一:FTSJ1 変異を有し難治性てんかん,重度発達遅滞を認め,脳梁離断術を施行した 1 男 児例.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 榎園崇,中川栄二,遠藤ゆかり,苛原香,本田涼子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々 木征行,稲垣真澄:小児自閉性症状に対する薬物治療の実態調査.第 53 回日本小児神経学会総会, 横浜,2011. 5. 26 遠藤ゆかり,小牧宏文,河畑孝佳,竹内芙実,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木 征行,大矢寧,埜中征哉,林由起子,西野一三,川谷正男,大嶋勇成:筋ジストロフィーとの鑑別 に苦慮した自己免疫性筋炎の 5 例.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 乾健彦,斎藤義朗,佐久間啓,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,後藤雄一, 新井ひでえ:小児交互性片麻痺における血中バイオマーカーの検討 片麻痺性片頭痛との病態の 異同について.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 石山昭彦,高橋章夫,伊藤公輝,中川栄二,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行, 大槻泰介,佐藤典子:発作時 SPECT の視床血流所見からみた脳梁離断術症例の発作予後.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 遠山潤,赤坂紀幸,大橋伯,小林悠,齋藤なか,熊田聡子,中川栄二,加藤光広:ヒョレア様の不 随意運動をともなう West 症候群症例.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 後藤昌英,小牧宏文,齊藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,後藤雄一,埜中征哉: Duchenne 型筋ジストロフィー患者におけるステロイド療法の検討.第 53 回日本小児神経学会総会, 横浜,2011. 5. 26 米川貴博,小牧宏文,齋藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:脊髄性筋萎縮症の 末梢神経障害に関する検討.第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 中川栄二:小児におけるホスフェニトイン静脈内投与時の安全性,有効性および薬物動態の検討. 第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 岡崎哲也,中川栄二,石山昭彦,鋤柄小百合,比屋根真彦,福村忍,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文, 須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介:NIRS による波形解析を用いた片側巨脳症の半球離 断術前後の脳血流反応評価 .第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 福村忍,中川栄二,岡崎哲也,比屋根真彦,石山昭彦,鋤柄小百合,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文, 須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介:光トポグラフィーを用いた小児てんかん患者にお ける言語優位半球決定 .第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,2011.5.26 中川栄二:自 閉性症状の薬物治療を進めるための臨床研究の確立.第 53 回日本小児神経学会総会, 横浜,2011. 5. 26 河畑孝佳,小牧宏文,斎藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三:筋ジ ストロフィーとの診断に苦慮した抗 SRP 抗体陽性壊死性ミオパチーの 15 歳女児例.多摩小児神 経懇話会,府中,2011. 6. 11 本田涼子,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,開道貴信,最上友紀子,中川栄二,須貝研司,佐々 木征行:視覚刺激によって誘発された periodic spasms の手術例.第 5 回日本てんかん学会関東 167 Ⅵ 業績 4 小児神経科 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 168 甲信越地方会,南青山,2011. 6. 18 後藤昌英,須貝研司,斎藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,佐々木征行,安藤千枝子:発 達の遅れと震えの主訴で来院したミオクロニー欠神てんかんの男児例.第 5 回日本てんかん学会 関東甲信越地方会,南青山,2011.6.18 梁泰川,高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,榎園崇,苛原香,中川栄二,須貝 研司,佐々木征行:後部皮質に皮質異形成を伴う乳児難治てんかんの外科治療.第 5 回日本てん かん学会関東甲信越地方会,南青山,2011.6.18 榎園崇,福本裕,望月規央,平井久美子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々 木征行:重症心身障害児(者)の口腔内細菌叢の検討.第 37 回日本重症心身障害学会学術集会, 徳島,2011. 9. 29 竹下絵里,中川栄二,木下典子,高野知行,後藤雄一:Rett 症候群遺伝子検査はエキソン 1 を含 む総合的な解析が必要である.第 37 回日本重症心身障害学会学術集会,徳島,2011.9.29 後藤昌英,中川栄二,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,木村夫美恵,花 岡繁:家族性精神遅滞家系で認められた X 連鎖αサラセミア・精神遅滞症候群の 2 症例.第 37 回 日本重症心身障害学会学術集会,徳島,2011.9.29 比屋根真彦,中川栄二,榎園崇,岡崎哲也,福村忍,眞柄慎一,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文, 須貝研司,佐々木征行:亜急性硬化性全脳炎の NIRS を用いた治療評価の検討.第 37 回日本重症 心身障害学会学術集会,徳島,2011.9.29 岡崎哲也,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:Ceftriaxone 投 与に伴う偽胆石症を来たした低酸素性虚血性脳症後遺症の一例.第 37 回日本重症心身障害学会 学術集会,徳島,2011. 9. 29 比屋根真彦,中川栄二,石山昭彦,岡崎哲也,福村忍,齋藤貴志,小牧宏文,斎藤義朗,須貝研 司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介:片側巨脳症の術前術後における近赤外線光トポグラフィー 変化と脳波の検討.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.6 須貝研司,中川栄二,小牧宏文,斎藤義朗,齋藤貴志,佐々木征行,大槻泰介:臨床的非けい れん性てんかん重積に対するジアゼパム短期眠前経口療法.第 45 回日本てんかん学会,新潟, 2011. 10. 6 白石秀明,萩野谷和裕,中川栄二,香坂忍,金子裕,須貝研司,植松貢,柿坂庸介,中里信和, 花谷亮典,秋山倫之,斎藤伸治,大坪 宏:非定型良性小児部分てんかん診断における脳磁図検 査の有用性.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.6 高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:皮質異 形成を伴う乳児難治性てんかん早期外科治療.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011. 10.6 本田涼子,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,開道貴信,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二, 須貝研司,佐々木征行:小児難治性てんかんに対する脳梁離断術後の長期発作予後.第 45 回日 本てんかん学会,新潟,2011. 10. 6 丸山慎介,中川栄二,竹下絵里,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,後藤雄一: てんかんを併存する精神遅滞の遺伝学的解析.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.6 福村忍,中川栄二,真柄慎一,岡崎哲也,比屋根真彦,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏 文,須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介:小児難治てんかんの NIRS による言語優位半 球決定の試み.小児脳機能研究会,静岡,2011. 11.10 福村忍,中川栄二,岡崎哲也,比屋根真彦,真柄慎一,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏 文,須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介,稲垣真澄:てんかん小児に対する Dichotic Listening Test は言語優位半球を推定できる.第 41 回日本臨床神経生理学会,静岡,2011.11.10 本田涼子,大坪宏,中川栄二,高橋章夫,開道貴信,金子裕,須貝研司,佐々木征行,大槻泰介: 大脳皮質形成異常に伴う Periodic spasms の発作時脳波における高周波律動の周波数解析.第 41 回日本臨床神経生理学会,静岡,2011.11.10 福村忍,中川栄二,真柄慎一,岡崎哲也,比屋根真彦,石山昭彦,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文, 須貝研司,佐々木征行,高橋章夫,大槻泰介:てんかんの病態生理学の進歩 小児難治性てんかん における NIRS を用いた言語優位半球決定の試み.第 41 回日本臨床神経生理学会,静岡,2011. Ⅵ 業績 4 小児神経科 46 47 48 49 50 51 52 53 54 11. 10 大槻泰介,高橋章夫,開道貴信,金子裕,本田涼子,須貝研司,中川栄二,佐々木征行,中田安浩, 佐藤典子:小児核医学検査の有用性をみなおそう 小児てんかんの外科治療における核医学の有用性. 第 51 回日本核医学会学術総会,つくば,2011.10.27 遠藤ゆかり,中川栄二,榎園崇,井上祐紀,安村明,加我牧子,稲垣真澄:小児自閉性症状に対 する薬物治療の実態調査 ~二次アンケート集計結果報告~.第 52 回 日本児童青年精神医学 学会総会,徳島,2011. 11. 10 遠藤ゆかり,斎藤義朗,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,開道貴信,金子裕, 高橋章夫,大槻泰介:てんかん外科で左補足運動野切除後に語想起障害と実行機能障害が遷延し た 1 例.第 59 回多摩小児神経懇話会,小平,2011.12.3 岡崎哲也,中川栄二,齋藤貴志 ,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,金子裕,大槻泰介: Ictal deafness の一例.第 38 回多摩てんかん懇話会,2011.12.10 平井久美子,三山健司:当院における重症心身障害児(者) 福本裕, 望月規央, 榎園崇,中川栄二, の口腔咽頭由来菌と呼吸器感染症への影響について.第 27 回日本環境感染学会,福岡,2012.2.3 岡崎哲也,中川栄二,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行:拡散強調像で両 側視床外側,大脳脚,小脳皮質に持続的に高信号を呈する 8 歳女児例.第 17 回小児神経症例検 討会(蔵王セミナー) ,山形,2012.2.25 米川貴博,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行:生下時より寡動, 筋緊張亢進,多関節拘縮を呈する 12 歳男児.第 17 回小児神経症例検討会(蔵王セミナー),山形, 2012. 2. 25 石堂雄毅,中川栄二,開道貴信,斉藤貴志,齋藤義朗,小牧宏文,須貝研司,大槻泰介,佐々木 征行:大脳皮質下出血をきたした神経線維腫症 1 型の一例.第 56 回日本小児神経学会関東地方会, 栃木,2012. 3. 17 竹内芙実,小牧宏文,斎藤貴志,斎藤義朗,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,西野一三,後藤雄一: 外傷性てんかんとして経過をみられていた MELAS の一例.第 56 回日本小児神経学会関東地方会, 栃木,2012. 3. 17 3)講演 1 須貝研司:重症心身障害児者の病態の理解および国立病院機構における診療のあり方.国立病 院機構理学療法士・作業療法士の卒後研修「長期入院患者の ADL 向上に関する研修」,名古屋, 2011.8.3 2 須貝研司:重症心身障害児(者)のてんかんの薬物療法.第 38 回重症障害児(者)医療講習会,東京, 2012.3.17 3 小牧宏文:治験について教えてください.第 8 回筋ジストロフィー市民公開講座,小平,2011.7.2 4 小牧宏文:希少疾病の克服に向けた臨床医の取り組み:筋ジストロフィーを中心に.大分県北部 診療医会,大分,2011.5.10 5 小牧宏文:神経・筋疾患の包括的診療と治験実現へ向けた取り組み「筋ジストロフィーを中心に」, 長崎,2011.7.22 6 小牧宏文:市民公開講座を開くにあたって.精神・神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治 験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究」班市民公開講座,福岡,2011.9.23 7 小牧宏文:筋ジストロフィーの医療.筋ジスサミット,東京,2011.10.10 8 中川栄二:小児神経学的所見のとりかた.長浜赤十字小児科研修会,滋賀,2011.8.20 9 中川栄二:小児のてんかん重積の病態と治療.ノーベルファーマ薬物研修会,東京,2011.10.11 10 中川栄二:レベチラセタムの効果的使用法.重症心身障害児施設におけるてんかんの薬物治療を 考える,東京,2011.10.28 11 中川栄二:発達障害とてんかん:薬物治療について.調布市地域福祉活動支援事業,東京, 2011.11.29 12 中川栄二:てんかんの基礎知識.世田谷区新 BOP 要配慮児童研修,東京,2011.12.1 13 中川栄二:抗てんかん薬により発作の増悪.第 3 回 JEPICC ワークショップ,京都,2012.1.28 169 Ⅵ 業績 4 小児神経科 14 中川栄二:小児てんかん発作の診断:ビデオ脳波を中心に.第 19 回石尊山神経懇話会,埼玉, 2012.1.31 15 中川栄二:軽度発達障害とてんかん:診断と治療について.調布市地域福祉活動支援事業,東京, 2012.2.21 16 中川栄二:みんなに知ってもらいたいてんかんの基礎知識.東大和療育センター院内研究報告会, 東京,2012.2.29 17 中川栄二:先天性要因による脳機能障害の NIRS による発達機能解析.精神・神経研究開発費発 達障害班合同シンポジウム,東京,2011.11.19 18 佐々木征行:小児交互性片麻痺の最近の話題.小児交互性片麻痺家族の会.大阪.2011.8.6 19 佐々木征行:SMID データベースから見た重症心身障害医療の問題点.平成 23 年度重症心身障 害児(者)療育研修.国立病院機構研修センター.2011.12.8 20 佐々木征行:SMID データベースから見た重症心身障害医療の動向.国立病院機構関東信越ブ ロック児童指導員・保育士協議会平成 23 年度研究会講演.2012.2.4 4)その他 1 須貝研司:不随意運動.第 17 回国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー.小平,2011. 7. 15 2 須貝研司:てんかんの診断と薬物治療.第 17 回国立精神・神経医療研究センター小児神経セミナー. 小平,2011. 7. 16 3 小牧宏文:神経・筋疾患の呼吸を中心とした包括的ケア.第 17 回国立精神・神経医療研究センター 小児神経セミナー,小平,2011. 7.16 4 中川栄二:小児神経学的所見のとりかた.国立精神・神経医療研究センター 小児神経セミナー, 東京,2011. 7. 15 5 中川栄二:ビデオ脳波でみる小児てんかん.国立精神・神経医療研究センター 小児神経セミナー, 東京,2011. 7. 16 6 佐々木征行:小児神経学入門.第 17 回小児神経セミナー.国立精神・神経センター病院コスモホー ル. 2011. 7. 15 7 佐々木征行:先天代謝・変性疾患の診断法.第 17 回小児神経セミナー.国立精神・神経センター 病院コスモホール. 2011. 7. 16 8 佐々木征行:神経放射線診断学.第 17 回小児神経セミナー.国立精神・神経センター病院コスモホー ル. 2011. 7. 17 9 斎藤義朗:小児の頭痛診療.第 17 回小児神経セミナー.国立精神・神経センター病院コスモホー ル. 2011. 7. 15 10 丸山慎介,斎藤義朗,齋藤貴志,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木征行,齊藤祐子,南成 祐,後藤雄一:小児期発症 DRPLA 患者の症状・障害の出現時期と CAG リピート数の相関に関 する研究. 2011 年度国立精神・神経医療研究センター病院 院内研究発表会 11 平井久美子,望月規央,山田昌彦,今泉博文,船津芳征,森田宏子,安田弘,坂下里香,福本裕, 榎園崇,開道貴信,中川栄二,三山健司:当院におけるマイコプラズマ感染疑い患者の集団発生 事例~検査及び対応についての再構築~.2011 年度国立精神・神経医療研究センター病院 院内 研究発表会, 2012. 3. 13 12 榎園崇,中川栄二,遠藤ゆかり,永井盛博,松田悠子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,須貝研 司,佐々木征行,安村 明,稲垣真澄:小児自閉性症状に対する薬物治療―その実態と臨床評価 尺度の検討―. 2011 年度国立精神・神経医療研究センター病院 院内研究発表会 2012.3.13 13 福本裕,望月規央,榎園崇,中川栄二,平井久美子,三山健司,齋藤貴志,須貝研司,佐々木征行: 当院における重症心身障害児(者)の口腔咽頭由来菌と誤嚥性肺炎への影響について. 2011 年度 国立精神・神経医療研究センター病院 院内研究発表会 2012.3.13 170 Ⅵ 業績 5 脳神経外科 5 脳神経外科 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Kaido T,Moriyama Y,Ueda K,Higashiura W,Sakaguchi H,Kichikawa K: Recurrent brain abscess induced by pulmonary arteriovenous fistula.J Infect Chemother 17(4) :552554,2011 2 Kaido T,Otsuki T,Takahashi A,Kaneko Y: Epileptic activity in mesial frontal cortex in nocturnal paroxysmal dystonia.Sleep and Biological Rhythms 29:188–191,2011 3 Kaido T,Noda T,Otsuki T,Kaneko Y,Takahashi A,Nakai T,Nabatame M,Tani M: Titanium alloys as fixation device material for cranioplasty and its safety in electroconvulsive therapy.J ECT 27(1) :e27-8,2011 4 Yonekawa T,Nakagawa E,Takeshita E,Inoue Y,Inagaki M,Kaga M,Sugai K,Sasaki M,Kaido T,Takahashi A,Otsuki T: Effect of corpus callosotomy on attention deficit and behavioral problems in pediatric patients with intractable epilepsy.Epilepsy Behav 22(4) : 697-704,2011 5 Kaido T,Otsuki T,Kaneko Y,Takahashi A,Omori M,Okamoto T: Deep brain stimulation for Tourette syndrome: A prospective pilot study in Japan.Neuromodulation 14:123-129,2011 6 水野朋子,中川栄二,齋藤義朗,小牧宏文,須貝研司,佐々木征行,大槻泰介,長谷川毅,山内秀雄, 倉持朗: 限局性皮質形成異常を合併した神経皮膚黒色症の 1 例.脳と発達 43:300-303,2011 7 中村庸子,村田佳子,谷口豪,開道貴信,渡辺雅子,渡辺裕貴: 外側側頭葉てんかんで一側性眼 瞼瞬目を呈した 1 例.てんかん研究 29:52-58,2011 (2) 総説 1 Alonso-Vanegas MA,Cisneros-Franco JM,Otsuki T: Surgical management of cavernous malformations presenting with drug-resistant epilepsy.Front Neurol 2:86,2011,Epub Jan 3,2012 2 高橋章夫,大槻泰介: てんかんの脳神経外科での治療. はげみ 855:31-36,2012-2013 3 開道貴信,大槻泰介: パーキンソン病の外科治療. Rad Fan 9:38-40,2011 (3)著書 1 開道貴信,大槻泰介: 硬膜下血腫. 今日の精神疾患治療指針 医学書院,2012 2 高橋章夫: てんかんの外科治療. 今日の治療指針 山口徹ら編,pp797,医学書院,東京,2012 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 Otsuki T, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Honda R, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Epilepsy surgery for catastrophic epilepsy in infancy. 16th Korean Epilepsy Society Annual Meeting, Seoul, 2011. 6. 24-25(invited lecture) 2 Otsuki T: Can surgery cure epilepsy ?.16th Korean Epilepsy Society Annual Meeting, Seoul, 2011. 6. 24-25(invited lecture) (2)国際学会 1 Kaido T, Otsuki T, Takahashi A, Kaneko Y: Subtraction SPECT of pre- and post-DBS for intractable tics associated with Tourette syndrome.The 8th Asian Australasian Society of Stereotactic & Functional Neurosurgery(AASSFN)Scientific Meeting, Korea, 2011.6.16 2 Honda R, Otsuki T, Takahashi A, Kaneko Y, Kaido T, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Long-term prognosis of resective epilepsy surgery for infants with foreign-tissue lesions. 4th International Epilepsy Symposium, Marburg, Germany, 2011.6.27-29 171 Ⅵ 業績 5 脳神経外科 3 Otsuki T: Long-term prognosis in epilepsy patients: does surgery “cure” epilepsy?. 29th International Epilepsy Congress(Plenary session), Rome, 2011.8.28-31 4 Otsuki T: The treatment guideline for surgery of catastrophic epilepsy. 4th CAAE International Epilepsy Forum, Nanjing, China, 2011.9.22-24 5 Otsuki T: Surgical strategies for intractable epilepsy. Tangdu International Neurosurgery 9.24-25 Peak Forum 2011, Xi’an, China, 2011. 6 Otsuki T: Role of SPECT and PET in the evaluation of for pediatric epilepsies. Symposium on Pediatric Epilepsies, Hyderabad, India, 2011.11.5-6 7 Otsuki T: Surgical treatment for cortical dysplasias in children. Symposium on Pediatric Epilepsies, Hyderabad, India, 2011.11.5-6 8 Otsuki T, Honda R, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Surgical management of cortical dysplasias in infancy and early childhood. The 5th Asian Epilepsy Surgery Congress, Hongkong, 2011.9.12 9 Honda R, Otsubo H, Nakagawa E, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Sugai K, Sasaki M, Otsuki T: High frequency oscillations on scalp EEG associated with periodic spasms related to malformations of cortical development. American Epilepsy Society 65th Annual Meeting, Baltimore, USA, 2011. 12.2-7 10 Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Otsuki T, Honda R, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Early resective surgery for infantile intractable epilepsy due to malformations of cortical development. American Epilepsy Society 65th Annual Meeting, Baltimore, USA, 2011.12. 2-7 11 Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Otsuki T, Honda R, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Early resective surgery for infantile intractable epilepsy due to malformations of cortical development. The 14th annual meeting of ISS Internatinal Symposium on Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants(ISCE), Tokyo, 2012.2.18-19 12 Liang QC, Otsuki T, Takahashi A, Enokizono I, Kaido T, Kaneko Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Posterior disconnection in early infancy to treat intractable epilepsy with multilobar cortical dysplasia. The 14th annual meeting of ISS Internatinal Symposium on Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants(ISCE), Tokyo, 2012.2.18-19 13 Otsuki T, Honda R, Takahashi A, Kaido T, Kaneko Y, Nakagawa E, Sugai K, Sasaki M: Surgical management of cortical dysplasia in infancy and early childhood. The 14th annual meeting of ISS Internatinal Symposium on Surgery for Catastrophic Epilepsy in Infants (ISCE), Tokyo, 2012. 2. 18-19 (3)一般学会 1 本田涼子,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,開道貴信,最上友紀子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 視覚刺激によって誘発された periodic spasms の手術例.第 5 回日本てんかん学会関東甲信越地方会, 東京,2011. 6. 18 2 高橋章夫,梁秦川,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,榎園崇,苛原香,中川栄二,須貝研 司,佐々木征行: 後部皮質に皮質異形成を伴う乳児難治てんかんの外科治療. 第 5 回日本てんか ん学会関東甲信越地方会,東京,2011.6.18 3 高橋章夫,大槻泰介,金子裕,開道貴信: 後部皮質に皮質異形成を伴う乳児難治てんかんの外科治療. 第 32 回関東機能神経外科カンファレンス,東京,2011.9.3 4 大槻泰介: 手術でてんかんは治せるのか ?.福島てんかん懇話会,福島,2011.6.11 5 大槻泰介: 画像で見る脳内体験.第 26 回老年精神医学会ランチョンセミナー,東京,2011.6.16 6 大槻泰介: 乳幼児破局てんかんの外科治療.大阪小児神経懇話会,大阪,2011.6.16 7 高橋章夫:難 治てんかんの診断と外科治療.第 5 回日本てんかん学会関東甲信越地方会教育講演, 東京,2011. 6. 18 8 大槻泰介: てんかんの原因・検査・治療.てんかん援助セミナー(てんかん協会東京支部主催), 中野,2011. 8. 1 172 Ⅵ 業績 5 脳神経外科 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 須貝研司,大槻泰介,高橋章夫,中川栄二,斎藤義明,小牧宏文,齊藤貴志,佐々木征行,開道貴信, 金子裕: 破局てんかん外科治療例の長期予後および最重度障害が必発である乳児早期てんかん性 脳症の発作・発達予後. 第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.6 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,柿田明美: 小児前頭葉てんかん手術において線条体部 分切除を要した症例の検討.第 45 回日本てんかん学学会,新潟,2011.10.6 金 子 裕, 高 橋 章 夫, 開 道 貴 信, 大 槻 泰 介, 岡 崎 光 俊: 側 頭 葉 内 側 由 来 の spike に 対 す る beamformer 解析.第 45 回日本てんかん学学会,新潟,2011.10.6 高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 皮質異形 成を伴う乳児難治性てんかんの早期外科治療.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.7 曽根大地,村田佳子,谷口豪,渡辺雅子,開道貴信: 視床下部過誤腫を合併するも笑い発作を呈 さない難治性てんかんの一例.第 45 回日本てんかん学会,新潟,2011.10.7 本田涼子,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,開道貴信,齊藤貴志,斎藤義明,小牧宏文,中川栄二, 須貝研司,佐々木征行: 小児難治てんかんに対する脳梁離断術の長期発作予後. 第 45 回日本て んかん学学会,新潟,2011. 10. 6 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕: トゥレット症候群における DBS 術後の脳血流変化. 第 70 回日本脳神経外科学会学術総会,横浜,2011.10.14 金子裕,高橋章夫,開道貴信,大槻泰介: 側頭葉内側由来の spike に対する beamformer 解析. 日本脳神経外科学会第 70 回学術総会,横浜,2011.10.12-14 大槻泰介,高橋章夫,開道貴信,金子裕,本田涼子,須貝研司,中川栄二,佐々木征行,中田安浩, 佐藤典子: 小児てんかんの外科治療における核医学の有用性【シンポジウム】. 第 51 回日本核 医学会学術総会,つくば,2011. 10.27-29 開道貴信,大槻泰介,髙橋章夫,金子裕: トゥレット症候群のチックに対する脳深部刺激療法: 当施設の治療成績. 第 18 回トゥレット研究会,東京,2011.10.30 本田涼子,大坪宏,中川栄二,高橋章夫,開道貴信,金子裕,須貝研司,佐々木征行,大槻泰介: 大脳皮質形成異常に伴う Periodic spasms の発作時脳波における高周波律動の周波数解析. 第 41 回日本臨床神経生理学会,静岡,2011.11.10-12 金子裕,大槻泰介,岡崎光俊: L2 ノルム空間フィルターの最適パラメータ―. 第 41 回日本臨床 神経生理学会,静岡,2011. 11. 10-12 大槻泰介: てんかん外科治療の基本戦略と手術手技.第 70 回日本脳神経外科学会総会モーニン グセミナー,横浜,2011. 10. 14 高橋章夫: 難治てんかんの診断と外科治療.第 5 回日本てんかん学会関東甲信越地方会教育セミナー, 東京,2011. 6. 18 開道貴信: トゥレット症候群のチックに対する DBS .第 10 回ジストニア研究会,東京,2012.1. 14 高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 大脳皮質 形成障害を伴う乳児難治性てんかんの早期手術.第 70 回日本脳神経外科学会総会特別シンポジウム, 横浜,2011. 10. 13 高橋章夫,開道貴信,金子裕,大槻泰介,本田涼子,中川栄二,須貝研司,佐々木征行: 皮質異形 成を伴う乳児難治性てんかんの切除外科.第 35 日本てんかん外科学会,東京,2012.1.19 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕,本田涼子,福村忍,須貝研司,佐々木征行: 間脳中脳移 行部過誤腫による難治てんかんに対する定位温熱凝固術.第 35 回日本てんかん外科学会,東京, 2012. 1. 19 高橋章夫: てんかん外科の応用手技.第 35 日本てんかん外科学会合同教育セミナー,東京,2012.1. 20 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕: トゥレット症候群の重度チックに対する脳深部刺激療法. 第 51 回日本定位・機能神経外科学会,東京,2012.1.21 開道貴信,大槻泰介,高橋章夫,金子裕: 定位的脳深部刺激電極留置術における精確な電極留置 を目指す我々の工夫. 第 51 回日本定位・機能神経外科学会,東京,2012.1.21 大槻泰介: てんかんの診療と研究におけるネットワーク構築.第 35 回日本てんかん外科学会,東京, 2012. 1. 19 173 Ⅵ 業績 6 総合外科 31 大槻泰介: てんかん診療ネットワークについて. 三多摩神経懇話会,東京,2012.3.17 32 高橋章夫,大槻泰介,開道貴信,金子裕,谷口豪,村田佳子,渡辺雅子: 中頭蓋底 encephalocele を伴った成人側頭葉てんかんの 1 手術例.三多摩神経懇話会,東京,2012.3.17 6 総合外科 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Furusawa Y, Mori-Yoshimura M, Yamamoto T, Sakamoto C, Wakita M, Kobayashi Y, Fukumoto Y, Oya Y, Fukuda T, Sugie H, Hayashi Y, Nishino I, Nonaka I, Murata M: Effect of enzyme replacement therapy on five patients with advanced late-onset glycogen storage disease type Ⅱ: a 2-year follow-up study. J Inherit Metab Dis 35(2) :301-310, 2012, Epub 10. 7, 2011 (2)雑誌・刊行物 1 松井彩乃,下松智哉,山本満: 下肢装具処方に必要な立位歩行評価についての質的検討.The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 48:Suppl:433,2011 2)学会発表等 (1)一般学会 1 福本裕,榎園崇,丸山慎介,岡崎哲也,遠藤ゆかり,齋藤貴志,須貝研司,佐々木征行 : バイトブ ロックを噛み切られた 1 例 . 第 37 回日本重症心身障害学会,徳島,2011.9.29 2 榎園崇,福本裕,望月規央,平井久美子,齋藤貴志,斎藤義朗,小牧宏文,中川栄二,須貝研司, 佐々木征行: 重症心身障害児(者)の口腔内細菌叢の検討 . 第 37 回日本重症心身障害学会,徳島, 2011.9.29 3 松井彩乃,山本満,下松智哉: 下肢装具処方に必要な立位歩行評価についての質的検討 . 第 48 回 日本リハビリテーション医学会学術集会,幕張,2011.11.3 4 宇野健志,渕多恵子,松井彩乃: 脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血患者の早期離床 . 第 48 回日本 リハビリテーション医学会学術集会,幕張,2011.11.2 5 福本裕,望月規央,榎園崇,中川栄二,平井久美子,三山健司: 当院における重症心身障害児(者) の口腔咽頭細菌由来と呼吸器感染症への影響について . 第 27 回日本環境感染学会総会,福岡, 2012.2.19 (2)研究会・院外集談会 1 福本裕,山本敏之,大矢寧,森まどか,小牧宏文,村田美穂: 筋ジストロフィー患者の開咬が咬合力, 咀嚼力に与える影響. 「筋ジストロフィーの治療拠点整備、包括的診療ガイドラインの研究」平 成 23 年度班会議,東京,2011. 12.03 2 平井久美子,望月規央,山田昌彦,今泉博文,船津芳征,森田宏子,安田 弘,坂下里香,福本裕, 榎園崇,開道貴信,中川栄二,三山健司: 当院におけるマイコプラズマ感染疑い患者の集団発生 事例~検査及び対応についての再構築~.平成 23 年度病院研究発表会,東京,2012.03.13 3 福本裕,望月規央,榎園崇,中川栄二,平井久美子,三山健司,齋藤貴志,須貝研司,佐々木征行: 当院における重症心身障害児(者)の口腔咽頭由来菌と誤嚥性肺炎への影響について.平成 23 年度病院研究発表会,東京,2012.03.13 3)その他 1 福本裕:第 二 回 窒 息 事 例 検 討 会、 歯 科 的 問 題 に つ い て. 摂 食・ 嚥 下 チ ー ム 勉 強 会 , 東 京 , 2011.5.31. 2 福本裕:筋ジストロフィー患者の歯科検診について.国立精神・神経医療研究センター 病院筋 ジス談話会 , 東京 , 2011.10.29. 174 Ⅵ 業績 7 総合内科 7 総合内科 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Goulcerol G, Wu SV, Yuan PQ, Pham H, Miampamba M, Larauche M, Sanders P, Amano T, Mulak A, Im E, Pothoulakis C, Rivier J, Tache Y, Million M: Activation of corticotropinreleasing factor receptor 2 mediates the colonic motor coping response to acute stress in rodents. Gastroenterology 140:1586-1596, 2011 2 Hiroshi Iida, Masahiko Inamori, Yusuke Sekino, Yasunari Sakamoto, Shigeru Yamato, Atsushi Nakajima: A review of the reported cases of chronic intestinal pseudo-obstruction in Japan and an investigation of proposed new diagnostic criteria. Clin J Gastroenterol 4: 141–146. 2011 3 Ariga H, Imai K, Ludwig K and Takahashi T. Gastric emptying, plasma ghrelin and autonomic nerve activity in diabetic rats. Neurosci Lett. 3-Mar-2012, Epub ahead of print. (2)総説 1 大和滋:最新文献紹介「慢性便秘に対する linaclotide の効果」. 日本消化器内視鏡学会誌 53(10) : 3354, 2011 2 天野智文: 過敏性腸症候群の診かた―専門領域を越えた、さまざまなアプローチ法とは?「病型 分類 混合型」 . 治療 94:352-356, 2012 (3)著書 1 大和滋:過敏性腸症候群 . 保健総合大百科 中・高校編 pp50-60, 少年写真新聞社 , 東京 , 2012 2 天野智文: IBS の典型症例と治療例 . IBS 診療 Q&A、福土 審 編 , pp109-112, 日本医事新報社 , 東 京 , 2011 3 有賀元: IBS の原因と病態 . IBS 診療 Q&A、福土審 編 , pp15-28, 日本医事新報社 , 東京 , 2011 (4)研究班報告書 1 大和滋:消化管におけるストレスホルモンの生物学的検討:機能性消化管障害の病態解明と治療 法の開発.精神・神経疾患研究開発費 小牧元班「心身症の病態解明ならびに効果的治療法の開 発研究」 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 大和滋 : ストレスと消化器疾患~動物実験からのヒント~.第 3 回日本小児心身医学会関東甲信 越地方会 特別講演,東京,2011.3.5 (2)国際学会 1 Ariga H, Amano T, Kurematsu A, Yamato S: Urocortin 2, a selective CRF receptor 2 agonist, enhances relaxation of proximal stomach in Rats. Digestive Disease Week 2011, Chicago, 2011.5.10 (3)一般学会 1 大和滋,天野智文,有賀元,榑松文子: Corticotropin-releasing factor 2 受容体アゴニストは胃 神経性弛緩を増強させる ―機能性ディスペプシアにおける 胃適応性弛緩改善の可能性―. 第 39 回日本潰瘍学会,筑波,2011.11.18 2 木村貴純,松本敏,大和滋: 神経ペプチド UrocortinI が及ぼす消化管運動と免疫への関与:免疫 担当細胞と消化管運動異常のメディエーターとして. 日本消化器病関連週間 2011,福岡,2011. 10.20 3 有賀元,天野智文,榑松文子,大和滋:ストレス関連ホルモンである CRF や Urocortin 1 は、 175 Ⅵ 業績 8 遺伝カウンセリング室 CRF1 受容体を介してラット大腸蠕動運動を亢進し粘液分泌を促進させる. 日本消化器病関連週 間 2011,福岡,2011.10.20 4 天野智文,有賀元,榑松文子,大和滋:カハール介在細胞は結腸蠕動運動の発現に必要である. 第 2 回 Japan Gut Club,東京,2011.10.29 3)講演 1 大和滋:機能性消化管障害の病態解明と治療法の開発をめざして. 第 147 回日本消化器内視鏡学 会東北支部例会ランチョンセミナー,盛岡,2011.7.9 2 大和滋:FD(機能性胃腸症)の治療と最新の話題. 武蔵野医師会講演会,東京(三鷹市),2011.9. 28 3 大和滋:身近な消化器病の話 逆流性食道炎と過敏性腸症候群,日本消化器病学会関東支部第 68 回市民公開講座,東京,2011.11.13 4 大和滋:ストレスと炎症性腸疾患. 第 10 回多摩炎症性腸疾患研究会 特別講演,東京,2011. 11.25 8 遺伝カウンセリング室 1)刊行論文 (1)総説 1 後藤雄一: ミトコンドリア異常と自閉症の関係解明はまだ先. MMJ 7:163,2011 (2)著書 1 後藤雄一: MELAS 症候群.症候群ハンドブック 中山書店,東京,pp73-74,2011 2 後藤雄一: ミトコンドリア病.小児科診療ガイドライン ―最新の診療指針― 第 2 版 総合医学社, 東京,pp250-251,2011 3 後藤雄一: ミトコンドリア病.標準神経病学第 2 版 医学書,東京,pp46-52,2012 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 後藤雄一:ミトコンドリア病.第 2 回遺伝カウンセリング研究会,相模原,2011.7.17 2 後藤雄一: ミトコンドリア病の基礎と臨床.第 114 回日本小児科学会,東京,2011.8.13 (2)国際学会 1 Yukiko Sato, Yayoi Ikegami, Narihiro Minami, Nagahisa Okamoto, Madoka Mori, Miho Murata, Yu-ichi Goto: Predictive testing for adult-onset neuromuscular diseases. 12th International Congress of Human Genetics, 61st American Society of Human Genetics Annual Meeting, Montreal, 2011.10.11-15 (3)一般学会 1 佐藤有希子,池上弥生,後藤雄一:国立精神・神経医療研究センターにおけるミトコンドリア病 の遺伝カウンセリング.遺伝医学合同学術集会,京都,2011.6.16 2 佐藤有希子,池上弥生,南成祐,岡本長久,森まどか,村田美穂,後藤雄一:当院における難治 性神経筋疾患の発症前診断の現状と課題.第 56 回日本人類遺伝学会・第 11 回東アジア人類遺伝 学会共同大会,幕張,2011. 11. 11 176 Ⅵ 業績 9 手術 ・ 中央材料部 10 放射線診療部 9 手術・中央材料部 1)学会発表等 (1)一般学会 1 青天目牧、中井哲慈:m ECT におけるロクロニウムとスガマデクスの使用経験.日本第 58 回日 本麻酔科学術集会学,神戸,2011.5.20 10 放射線診療部 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Ito K, Minamimoto R, Morooka M, Kubota K: A case of secondary hemochromatosis with high uptake of liver in F-18 FDG PET/CT imaging. Clin Nucl Med 36(7) :606-8, 2011 2 Ito K, Kurihara K, Ishibashi A, Morooka M, Mitsumoto T, Minamimoto R, Kubota K: Cutoff value for normal versus abnormal right-to-left shunt percentages using 99mTc-macroaggregated albumin. Nucl Med Commun 32(10) :936-40, 2011 3 Imabayashi E, Matsuda H, Yoshimaru K, Kuji I, Seto A, Shimano Y, Ito K, Kikuta D, Shimazu T, Araki N. Pilot data on telmisartan short-term effects on glucose metabolism in the olfactory tract in Alzheimer's disease. Brain Behav. 2011 Nov;1(2) :63-9. 4 Yamashita H, Kubota K, Takahashi Y, Minaminoto R, Morooka M, Ito K, Kano T, Kaneko H, Takashima H, Mimoiri A. Whole-body fluorodeoxyglucose positron emission tomography/computed tomography in patients with active polymyalgia rheumatica: evidence for distinctive bursitis and large-vessel vasculitis. Mod Rheumatol. 2011 Dec 29. 5 Minamimoto R, Toyohara J, Seike A, Ito H, Endo H, Morooka M, Nakajima K, Mitsumoto T, Ito K, Okasaki M, Ishiwata K, Kubota K. 4'-[Methyl-11C]-Thiothymidine PET/CT for Proliferation Imaging in Non-Small Cell Lung Cancer. J Nucl Med. 2012 Feb;53(2) :199206. 6 Mitsumoto T, Kubota K, Sato T, Morooka M, Minamimoto R, Shimbo T, Muramatsu Y, Sasaki T, Ito K, Fukushi M. Validation for performing 11C-methionine and 18F-FDG-PET studies on the same day. Nucl Med Commun. 2012 Mar;33(3) :297-304. 7 Kubota K, Ito K, Morooka M, Minamimoto R, Miyata Y, Yamashita H, Takahashi Y, Mimori A. FDG PET for rheumatoid arthritis: basic considerations and whole-body PET/CT. Ann N Y Acad Sci. 2011 Jun;1228:29-38.1749-6632.2011. . 8 Minamimoto R, Ito K, Kubota K, Morooka M, Masuda-Miyata Y, Hirai R, Kitahara H, Tanimura A, Hagiwara S, Miwa A. Clinical role of FDG PET/CT for methotrexate-related malignant lymphoma. Clin Nucl Med. 2011 Jul;36(7) :533-7. 9 Kubota K, Watanabe H, Murata Y, Yukihiro M, Ito K, Morooka M, Minamimoto R, Hori A, Shibuya H.Effects of blood glucose level on FDG uptake by liver: a FDG-PET/CT study. Nucl Med Biol. 2011 Apr;38(3) :347-51. Epub 2010 Oct 27. 10 Minamimoto R, Morooka M, Kubota K, Ito K, Masuda-Miyata Y, Mitsumoto T, Hirai R, Okazaki O, Hiroe M. Value of FDG-PET/CT using unfractionated heparin for managing primary cardiac lymphoma and several key findings. J Nucl Cardiol. 2011 May;18(3) : 516-20. No abstract available. 11 Kubota K, Nakamoto Y, Tamaki N, Kanegae K, Fukuda H, Kaneda T, Kitajima K, Tateishi U, Morooka M, Ito K, Minamimoto R, Murakami K. FDG-PET for the diagnosis of fever of unknown origin: a Japanese multi-center study. Ann Nucl Med. 2011 Jun;25(5) :35564. Epub 2011 Feb 23. 12 Kimura Y, Sato N, Ito K, Kamiya K, Nakata Y, Saito Y, Matsuda H, Sugai K, Sasaki M, Sugimoto H. SISCOM technique with a variable Z score improves detectability of focal cortical dysplasia: a comparative study with MRI. Ann Nucl Med. 2012 Mar 17. 177 Ⅵ 業績 10 放射線診療部 13 Adachi Y, Sato N, Okamoto T, Sasaki M, Komaki H, Yamashita F, Kida J, Takahashi T, H Matsuda: Brachial and lumbar plexuses in chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy: MRI assessment including apparent diffusion coefficient. Neuroradiology 53(1) :3-11, 2011 14 Ota M, Nemoto K, Sato N, Mizukami K, Yamashita F, Asada T: Relationship between white matter T2 hyperintensity and cortical volume changes on magnetic resonance imaging in healthy elders. Int J Geriatr Psychiatry 26(9) :886-92, 2011 15 Ota M, Obu S, Sato N, Asada T: Neuroimaging study in subjects at high risk of psychosis revealed by the Rorschach test and first-episode schizophrenia. Acta Neuropsychiatrica 23 (3) :125-31, 2011 16 Ota M, Ishikawa M, Sato N, Hori H, Sasayama D, Hattori K, Teraishi T, Nakata Y, Kunugi H. Glutamatergic changes in the cerebral white matter associated with schizophrenic exacerbation.Acta Psychiatr Scand. 2012 Mar 20. doi: 10.1111/j.1600-0447.2012.01853.x. 17 Ota M, Fujii T, Nemoto K, Tatsumi M, Moriguchi Y, Hashimoto R, Sato N, Iwata N, Kunugi H.A polymorphism of the ABCA1 gene confers susceptibility to schizophrenia and related brain changes. Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry 35(8) :1877-83,2011 18 Matsuda H, Mizumura S, Nemoto K, Yamashita F, Imabayashi E, Sato N, Asada T: Automatic Voxel-Based Morphometry of Structural MRI by SPM8 plus Diffeomorphic Anatomic Registration Through Exponentiated Lie Algebra Improves the Diagnosis of Probable Alzheimer Disease. Am J Neuroradiol 33(6) :1109-14, 2012 19 伊藤公輝 , 中田安浩 , 松田博史 , 佐藤典子: 国立精神神経医療研究センターサイクロトロン解体報 告. 核医学 2:156-160, 2011 20 伊藤公輝 , 中田安浩 , 松田博史 , 佐藤典子: 国立精神・神経医療研究センター 医療用小型サイク ロトロン解体作業報告 核医学 48(2) :109-19, 2011 (2)総説 1 神 谷 昂 平, 佐 藤 典 子: 検 査 か ら み る 神 経 疾 患 Hypertrophic olivary degeneration.Clin Neurosci 29(11) :1312-3,2011 2 有馬邦正,村田美穂,佐藤典子: 先端認知症研究・医療施設の現在 国立精神・神経医療研究セ ンター病院. Cognition and Dementia 10(2) :78-81,2011 3 岡崎哲也,登坂雅彦,佐藤典子: トルコ鞍、傍鞍部. 臨床放射線 56:581-590,2011 (3)著書 1 伊藤公輝: PET 検査による腫瘍と血栓の鑑別. 心臓腫瘍学 南山堂,東京,398-401,2011 2 伊藤公輝: PET 製剤用サイクロトロン解体の体験記. PET journal 14:7-9,2011 3 中田安浩: てんかんテキストNew Version 第3章 検査 E.MRI 宇川義一編 中山書店 2012 4 木村有喜男,石田悠,佐藤典子: 決定版 頭部画像診断パーフェクト 第 11 章 てんかんおよ び痙攣に関連した脳症 土屋一洋編 羊土社 東京,2011 (4)研究班報告書 「精神・神 1 佐藤典子,中田安浩,伊藤公輝: 厚生労働省精神・神経疾患研究開発費(2 1 委―7) 経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究」総括研究報告書および分担研究報告書 2 佐藤典子: 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業「免疫修飾薬による多発性硬化 症の治療成績向上を実現する探索的研究」総括研究報告書の分担研究報告書 3 中田安浩: 厚生労働省精神・神経疾患研究開発費(2 1 委―5)「脳形成異常を主とする発達期脳 障害の病態と治療に関する研究」総括研究報告書の分担研究報告書 4 太田深秀:厚生労働省精神・神経疾患研究開発費(2 1 委―9)「精神・神経疾患のバイオマーカー の探索と臨床応用に関する研究」総括研究報告書の分担研究報告書 178 Ⅵ 業績 10 放射線診療部 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 伊藤公輝: 動注化学療法と放射線療法の併用療法後の進行頭頚部癌のイメージングにおける 18F-FDG PET/CT と 11C-FDG PET/CT:PET/CT が陰性ならどれだけの期間再発しないと予 測できるのか. 第 51 回日本核医学学会総会,筑波,2011.10.28(第 8 回 日本核医学会研究奨励 賞受賞講演) (2)国際学会 1 Sato N, Nakahashi M, Yagishita A, Nakata Y, Ito K, Kimura Y, Kamiya K, Sasaki M: Variations of MR imaging findings of 47 patients with hemimegalencephaly; atypical localized type and short-term interval changes. European Society of Neuroradiology, Antwerp, Belgium, 2011.9.22-25 2 Nakata Y, Matsuda H, Yamazawa M, Kozono J, Maikusa N, Matsui H, Yamashita F, Sato N, Iwatsubo T: MR-based volumetry of medial temporal lobe regions in patients with Alzheimer's disease and mild cognitive impairment: Japanese Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative study. RSNA 97th Scientific Assembly and Annual Meeting, 2011(Scientific Informal(Poster)Presenation), 2011.11.27-12.2 3 Ishiyama A, Nakagawa E, Takahashi A, Ito K, Saito T, Saito Y, Komaki H, Sugai K, Otsuki T, Sato N, Sasaki M: Three-dimensional stereotaxic region of interest template-based assessment of thalamic blood perfusion using SPECT in pediatric callosotomy patients with non -lesional intractable epilepsy. American Epilepsy Society 65th Annual meeting, Baltimore, USA, 2011.12.2 (3)一般学会 1 伊藤公輝: 心サルコイドーシス診療における FDG-PET/CT の有用性.第 173 回日本サルコイドー シス / 肉芽腫性疾患学会関東地方会,東京,2011.6.11 2 中田安浩,松田博史,山澤眞紀,小薗実子,舞草伯秀,松井博史,山下典生,佐藤典子,岩坪威: Alzheimer 病および軽度認知機能障害における内側側頭部容積測定. 第 70 回日本医学放射線学 会総会,2011.5.9-20,WEB 3 佐藤典子: Magnetic resonance imagings of sellar and parasellar regions.Neuroimaging 2011 Tokyo Japan,2011.9.10 4 中田安浩,舞草伯秀,山下典生,田中健一郎,松田博史,佐藤典子: 基礎研究から臨床研究への 橋渡し促進技術開発 / 橋渡し促進技術開発 / アルツハイマー総合診断体系化プロジェクト:根本治 療にむけて:用手法による内側側頭部容積測定. MRI コア拡大会議,東京,2011.9.11 5 舞草伯秀,山下典生,田中健一郎,松田博史,佐藤典子,岩坪威: 基礎研究から臨床研究への橋 渡し促進技術開発 / 橋渡し促進技術開発 / アルツハイマー総合診断体系化プロジェクト:根本治療 にむけて:歪み補正の基礎的検証. MRI コア拡大会議,東京,2011.9.11 6 伊藤公輝: 基底核の集積低下を伴う有棘赤血球舞踏病の一例. 第 51 回日本核医学学会総会,筑波, 2011.10.28 7 伊藤公輝: 心サルコイドーシスの PET 検査. 第 11 回北関東クリニカル PET フォーラム,東京, 2011.10.15 8 木村有喜男,齊藤祐子,伊藤公輝,中田安浩,佐藤典子: 片側扁桃核腫大を伴う側頭葉てんかん ―切除 2 例の病理、第 52 回日本神経病理学会総会学術研究会、京都、2011.6.3 9 太田深秀:MRI を用いた統合失調症と大うつ病性障害の判別分析 第七回日本統合失調学会,名 古屋,2012.3.16 179 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 11 臨床検査部 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Kokubo Y, Morimoto S, Shindo A, Hirokawa Y, Shiraishi T, Saito Y, Murayama S, Kuzuhara H: Cardiac 123I-Meta-Iodobenzylguanidine Scintigraphy and Lewy Body Pathology in a Patient with Amyotrophic teral Sclerosis and Parkinsonism–Dementia Complex of Kii, Japan. Mov Disord 26(12) :2300-1, 2011 2 Mizuno T, Sasaki M, Komaki H, Sakuma H, Saito Y , Nakagawa E , Saito T, Sugai K, Nonaka I, Sawaishi Y: A case of congenital axonal neuropathy associated with West syndrome. Brain Dev S33(8) :692-6, 2011 3 Satoh J, Tabunoki H, Ishida T, Yagishita S, Jinnai K, Futamura N, Kobayashi M, Itaru T, Yoshioka T, Katsuhiko E, Arai N, Saito Y, Arima K: Phosphorylated Syk expression is enhanced in Nasu-Hakola. Neuropathology NEU-11-0107.R2 4 Mizoi Y, Yamamoto T, Minami N, Ohkuma A, Nonaka I, Nishino I, Tamura N, Amano T, Araki N: Oculopharyngeal muscular dystrophy associated with dementia. Intern Med 50 (20) :2409-12, 2011 5 Matsuura T, Minami N, Arahata H, Ohno K, Abe K, Hayashi YK, Nishino I: Myotonic dystrophy type 2 is rare in the Japanese population. J Hum Genet 57(3) :219-20, 2012 6 Satoh J, Tabunoki H , Ishida T, Saito Y, Arima K: Immunohistochemical characterization of γ -secretase activating protein expression in Alzheimer's disease brains. Neuropathology and Applied Neurobiology 38:132-141, 2012 7 Machida K, Tsuchiya-Suzuki A, Sano K, Arima K, Saito Y, Kametani F, Ikeda S: Postmortem findings in a patient with cerebral amyloid angiopathy actively treated with corticosteroid. Amyloid 19(1) :47-52, 2012 8 Maruyama S, Saito Y, Nakagawa E, Saito T, Komaki H, Sugai K, Sasaki M, Kumada S, Saito Y: Importance of CAG repeat length in childhood-onset dentatorubral–pallidoluysian atrophy. J Neurol 259(1) :12, 2012 9 Takamura A,Kawarabayashi T,Yokoseki T,Shibata M,Morishima-Kawashima M,Saito Y,Murayama S,Ihara Y,Abe K,Shoji M,Machikawa M,Matsubara E: Dissociation of β -amyloid from lipoprotein in cerebrospinal fluid from Alzheimer's disease accelerates β -amyloid-42 assembly. J Neuroscie Res 89(6) :815-821, 2011 10 Yoshida T, Suga M, Arima K, Muranaka Y, Tanaka T, Eguchi S, Lin C, Yoshida S, Ishikawa M, Higuchi Y, Seo T, Ueoka Y, Tomotake M, Kaneda Y, Darby D, Maruff P, Iyo M, Kasai K, Higuchi T, Sumiyoshi T, Ohmori T, Takahashi K, Hashimoto K: Criterion and construct validity of the CogState Schizophrenia Battery in Japanese patients with schizophrenia. PLos One. 2011;6(5) :e20469, 2011 (2)総説 1 村山繁雄,齊藤祐子: 進行性非流暢性失語(特集:緩除進行性高次機能障害の病態). BRAIN and NERVE 63(10) :1037-1046,2011.10 32 No. 2 2 隅蔵大幸,齊藤祐子: 弧発性パーキンソン病の病因仮設. Moderun Physician 2 vol. 2012-2 150 パーキンソン病診療の最前線 3 福田正人,吉田寿美子,杉村有司,小川勝,大渓俊幸,樋口智恵,内山智恵,安井臣子: 光トポグ ラフィー検査(NIRS)による脳機能測定. 検査と技術 40:182-188,2012.3 30 No. 4 村山繁雄,齊藤祐子: アルツハイマー病と脳老化の病理学. 月刊カレントテラピー vol. 4 4 月号 36-41,2012 5 太田敏男,吉田寿美子,鍋島宗助,戸塚貴雄,渡辺貴文,豊嶋良一:「診療選択肢評価図」を用い た精神科臨床意思決定の可視化の試み. 精神神経学雑誌 113(7) :662-670,2011.7 6 亀井雄一,榎本みのり: 概日リズム睡眠障害の診断技法. 睡眠医療 5:29-33,2011.4 180 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 7 村山繁雄,齊藤祐子: パーキンソン病と多系統萎縮症における自律神経の病理(皮膚を用いたレ ビー小体病の末梢自律神経系病理を含めて). Annual Review2012 神経中外医学社,301-8 8 齊藤祐子,初田裕幸,石井賢二,金丸和富,村山繁雄: 高齢者におけるアミロイド蓄積の意義. Cognition and Dementia 10(1) :13-17,2011.1 9 岩垂喜貴,亀井雄一: 子どもの時差対策. 小児科 52:443-448,2011.4 10 亀井雄一: 日光浴などの光照射による睡眠改善. 薬局 62:113-117,2011.9 11 齊藤祐子: 病理診断医になじみのある疾患関連分子 解説編α -synuclein. 病理と臨床 文光堂, 29:115-117,2011. 4 12 齊藤祐子: 病理診断医になじみのある疾患関連分子 診断編α -synuclein. 病理と臨床 29: 118-121,2011. 4 13 齊藤祐子,足立正,村山繁雄: 認知症学(上)その解明と治療の最新所見、Ⅱ.基礎編、認知症 の神経病理学各論、嗜銀顆粒. 日本臨牀 69(8) :161-165,2011.10 14 村山繁雄,舟辺さやか,齊藤祐子: 嗅覚障害と神経変性疾患. 脳 21 14(4) : 67-72,2011.10 (3)著書 1 吉田寿美子: 精神疾患、自殺. 衛生・公衆衛生学(山本玲子編;第 6 版)pp100-104,アイ・ケ イココーポレーション,2011. 4. 10 2 亀井雄一,早川達郎: 概日リズム睡眠障害、睡眠相後退型. こころの病気のセルフチェック 樋口輝彦(編)日本評論社,東京,pp163-172,2011 3 吉池卓也,亀井雄一: 概日リズム睡眠障害、睡眠相後退型、睡眠相前進型. 睡眠医学アトラス 野沢胤美(編) 、真興交易医学出版部,東京,pp31-36,2012 (4)研究班報告書 1 吉田寿美子,野田隆政,松田太郎: 精神神経疾患の診断・治療反応性のバイオマーカーとしての 光トポグラフィーに関する研究.精神・神経疾患研究開発費 精神・神経疾患のバイオマーカー の探索と臨床応用に関する研究(主任研究者 功刀浩)平成 21 年度~平成 23 年度統括研究報告書, pp12-14,2012 2 吉田寿美子: 末梢血の AGEs を含む代謝産物をバイオマーカーとする統合失調症の早期診断法の 確立に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精神障害分野) ) (研 究代表者 糸川昌成)平成 23 年度統括・分担研究報告書,pp9,2012 3 齊藤祐子: レビー小体病の皮膚生検に向けて。剖検例における皮膚採取部位の検討.国立精神神 経医療研究センター精神・神経疾患研究開発費「レビー小体関連疾患の診断・治療法の開発に関 する研究:村田班」平成 21-23 年度総括研究報告書,pp16-17,2012 4 小牧宏文,南成祐,村山久美子,山下利花: MLPA 法を用いた脊髄性筋萎縮症の遺伝子診断. 難 治性疾患克服研究事業「脊髄性筋萎縮症の臨床実態の分析、遺伝子解析、治療法開発の研究」厚 生労働科学研究費補助金課題番号 H22- 難治 - 一般 -012(研究代表者: 斎藤加代子),平成 23 年度 総括・分担研究報告書,pp22-23,2012 5 齊藤祐子,村山繁雄: Richardson 症候群と PSP-P ~病理の立場から~.厚生労働科学研究費 補助金 (難治性疾患克服研究事業,神経変性疾患に関する調査研究中野班平成 23 年度ワークショッ プ報 告書.平成 23 年総括・分担研究報告書,pp7-9,2012 6 齊藤祐子:“Dynamic neuropathology” ソースネットワークの構築. 国立精神神経医療研究セ ンター精神・神経疾患研究開発費「精神・神経疾患の画像リファレンスの構築に関する研究:佐 藤班」 ,2012 7 齊藤祐子:NBB 国立精神・神経医療研究センター病院ブレインバンク事務局から.「死後脳の多 施設共同研究に使用可能なリサーチリソースネットワークの構築に関する研究:有馬班」,2012 8 齊藤祐子:RNN 進行性核上性麻痺(PSP)の臨床病理 ~ 特に他施設共同研究の重要性と、生前同 意ブレインバンクの果たす役割について ~. 「死後脳の多施設共同研究に使用可能なリサーチリソー スネットワークの構築に関する研究:有馬班,2012 181 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 齊藤祐子:ブレインバンクの実務経験から―生前同意システムに基づく神経疾患ブレインバン クを中心に.難治性克服研究事業,市民・研究者シンポジウム,難病研究と創薬,大阪豊中市, 2011. 10. 16 2 齊藤祐子:「レビー小体病研究の最先端」.第 5 回信州 NeuroCPC 特別講演,松本市,2011.11.29 3 村山繁雄,齊藤祐子,清水潤,秋山治彦: ALS の病理:最新の知見. 第 52 回日本神経学会学術大会, 名古屋,HT-8(p120) ,2011. 5. 18-20 4 齊藤祐子: 高齢者認知症の病理学的背景. 日本老年医学会雑誌,第 48 回学術集会,東京新宿,シ ンポジウム 3-1(p14) ,2011. 6. 15-17 5 村山繁雄,齊藤祐子: 変性疾患のシード・凝集・神経回路網伝搬仮説の検証: 高齢者ブレイン バンクプロジェクトからの支持.第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,SY-26-1(p210) ,2011.5. 18-20 6 齊藤祐子,村山繁雄: パーキンソンの病態から臨床 update:病理. 第 52 回日本神経学会学術大会, 名古屋,SY33-2(p231) ,2011. 5.18-20 7 村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,齊藤祐子: 認知症疾患の画像・病理対応―臨床病理の立場から―. Dementia Japan VOL. 25 NO. 3 OCTOBER2011,第 30 回日本認知症学会学術集会,シンポジウ ム 4(p74) ,2011. 11. 11-13 8 亀井雄一: 神経疾患における睡眠障害.総合病院精神医学会、シンポジウム,福岡,2011.11. 25-26 9 久野貞子,近藤智善,高橋均,長谷川成人,村山繁雄,齊藤祐子: Laterality のある疾患の概念 ―プリオン仮設ですべて説明できるか ?―. 第 20 回パーキンソン病治療研究会,港区,2011. 9. 17 10 齊藤祐子: レビー小体病研究の最先端. 第 5 回信州 NeuroCPC 特別講演,長野県松本市,2011. 11. 29 11 齊藤祐子:バンク検体を用いた病態解明研究で何が分かってきたか、神経疾患ブレインバンク第 11.27 10 回市民講演会,東京,2011. 12 齊藤祐子:認知症をおこす疾患の病理概念と診断への手掛かり. 小平市医師会学術講演会,東京, 2011. 7. 8 13 齊藤祐子:全身病としてのシヌクレイパチー. J-CAN2011,東京 14 齊藤祐子:パーキンソン病の Braak 仮設と臨床像との関連について.第 8 回パーキンソン病臨床 懇話会埼玉医科大学,埼玉,2011.12.9 15 齊藤祐子:薬剤性パーキソニズムと鑑別が問題となった軽度認知障害(MCI)の 87 歳男性. 第 18 回 Neuro CPC 研究会東京慈恵会医科大学,2011.2.24,東京 (2)国際学会 1 Kitamura S, Hida A, Watanabe Enomoto M M, Aritake-Okada S, Moriguchi ,Kamei Y , Mishima K: Physiological characteristics of patients with circadian rhythm sleep disorder (free-running type). APSS, USA, 2011.6.13 2 Shigeo Murayma, Yuko Saito, Masaki Takao et al: Japanese consortium for research in motor neuron disease and frontotemporal dementia. 87th Annual meeting of the American association for Neuropathologists, Seattle, 2011.6.23-25 3 Satoru Morimoto, Hiroyuki Hatsuta, Kazutomi Kanemaru, Shigeo Murayama, Yuko Saito, Masaki Takao, Sayaka Funabe: CSF biomarker is useful for differential diagnosis of Alzheimer disease(AD)and dementia with Lewy bodies(DLB)– autopsy- confirmed study. Alzheimer's association international conrefrence, Paris, 2011.7.16-21 4 Hiroyuki Hatsuta, Shigeo Murayama, Yuko Saito et al: Gene expression profiling in the postmortem brains classified by Braak neurofibrillary tangle staging. Alzheimer's association international conrefrence, Paris, 2011.7.16-21 5 Sakakibara T, Saito T, Otsuki T, Takahashi A, Kaneko Y, Kaido T, Saito Y, Nakagawa E, 182 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 6 7 8 9 10 Sugai K, Sasaki M, Goto Y, Itoh M: Different pathophysiology of focal cortical dysplasia IIA and IIB:specific neocortical-layer marker expression. 29th International Epilepsy Congress(Plenary session), Rome, 2011.8.28-31 Enomoto M, Kitamura S, Hida A, Nozaki K, Kamei Y, Katayose Y, Mishima K: Clinical significance of phase determination of melatonin rhythm sleep disorders. Abstract Symposium. World Sleep, Kyoto, 2011.10.16-20 Tsukada E, Kitamura S, Enomoto M, Kamei Y ,Koyama T, Asada T, Kamio Y, Mishima K: Association between symptoms of sleep –disordered breathing and daytime sleepiness with school-aged children in JPAPN: A large-scale cross-sectional survey. Abstract Symposium, World Sleep, Kyoto, 2011.10.16-20 Kitamura S , Enomoto M, Tsukada E, Kamei Y , Koyama T , A Moriwaki, Kamio Y, Mishima K: Sleep habits and sleep problems in school-aged children in Japan: A cross-sectional study. Abstract Symposium, World Sleep, Kyoto, 2011.10.16-20 Y Katayose, Kitamura S , Enomoto M, S Aritake, K Nozaki, A Hida, Y Moriguchi, Kamei Y, K Mishima: Residual sedative effects on next-day alertness and psychomotor performance of bedtime administered antihistamine-randomized controlled trial. World Sleep, Kyoto, 2011.10.16-20 Sato Y, Ikegami Y, Minami N, Okamoto N, Mori M, Murata M, Goto Y: Predictive testing for adult-onset neuromuscular diseases. 12th International Congress of Human Genetics, 61st American Society of Human Genetics Annual Meeting, Montreal, 2011.10.11-15 (3)一般学会 1 片寄泰子,北村真吾,榎本みのり,有竹清夏,野崎健太郎,肥田昌子,守口善也,亀井雄一,三島 和夫: 鎮静性抗ヒスタミン薬の就寝前投与が翌日の精神運動機能に及ぼす影響.日本生物学的精 神医学会,東京,2011. 5. 21 2 望月規央,佐藤綾子,和田聡,児玉徳志,田島紹吉: 腸内細菌群におけるプラスミド由来β - ラク タマーゼ検出フローチャートの構築. 第 39 回国臨協関信支部学会,東京,2011.9.3 3 鵜重順康,安井玲子,佐竹直子,亀井雄一,長竹教夫,早川達郎,塚田和美: 母子訪問事業で開始 されたメタルヘルス相談業務の報告. 第 35 回自殺予防学会,那覇,2011.12.15-17 4 長竹教夫,薬師寺あかり,山本啓太,堀内亮,佃宏美,早川達郎,亀井雄一: ソーシャルワーカー が過去 10 年間に経験した自殺既遂例の検討. 第 35 回自殺予防学会,那覇,2011.12.15-17 5 望月規央: 腸内細菌群における『簡易β - ラクタマーゼ検出フローチャート』の構築. 第 23 回 日本臨床微生物学会,横浜,2012.1.21-22 6 村山繁雄,安達正,齊藤祐子,長谷川成人: 記憶障害で初発、 認知障害と運動障害の進行を認めた、 後期高齢女性. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回 日本神経病理学会総会学術研究会,京都,SS-3(p66) ,2011.6.2-4 7 木村有喜男,齊藤祐子,伊藤公輝,中田安浩,鈴木衣子,佐藤典子: 片側扁桃核腫大を伴 う 側 頭 葉 て ん か ん - 切 除 2 例 の 病 理。 会 学 術 研 究 会,2011.6.2-4, 京 都,O-1-B4(p81). NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回日本神経病理学 会総会学術研究会,京都,O-1-B4(p81) ,2011.6.2-4 8 初田裕幸,高尾昌樹,伊藤慎治,杉山美紀子,舟辺さやか,金丸和富,沢辺元司,新井富生,石井 賢二,宮下哲典,桑野洋三,齊藤祐子,村山繁雄: 後部帯状回と楔前部におけるアミロイドβ沈着. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011 9 森本悟,金丸和富,小宮正,仁科裕史,椎名盟子,広吉祐子,江口桂,初田裕幸,齊藤祐子,村山 繁雄: アルツハイマー病及びレビー小体病の髄液バイオマーカーと、 神経病理学的所見との対応. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回日本神経病理学 会総会学術研究会,京都,O-2-B5(p125) ,2011 10 齊藤祐子,村田美穂,有馬邦正,長谷川成人,村山繁雄: 皮質基底核変性症と進行性核上性 麻 痺 に 伴 う 神 経 原 線 維 変 化 と 嗜 銀 顆 粒 に つ い て.NEUROPATHOLOGY VOLUME31・ 183 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 184 SUPPLEMENT・JUNE2011.第 52 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都,O-2-B9(p127) , 2011. 6. 2-4 村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,舟辺さやか,杉山美紀子,伊藤慎治,鈴木衣子,齊藤祐子: 高 齢 者 ブ レ イ ン バ ン ク 年 次 報 告. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・ JUNE2011. 第 52 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都,P-1-35(p103) ,2011 池田謙輔,大矢寧,村田美穂,齊藤祐子: 広汎かつ特徴的な老年性変化を認めた筋強直性ジスト ロフィーの 65 歳男性例. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011 古澤嘉彦,三橋里美,森まどか,山本敏之,大矢寧,西野一三,澁谷誠,清水潤,齊藤祐子,村 田 美 穂: 酵 素 補 充 療 法 4 年 の 経 過 で、 呼 吸 不 全 で 死 亡 し た 遅 発 性 PomPe 病 41 歳 女 性 例. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回日本神経病理学 会総会学術研究会,京都,P-2-29(p146) ,2011.6.2-4 有馬邦正,齊藤祐子,本田和弘,山田光則,今の秀彦,饗庭郁子,陣内研二,原口俊,女屋光 基 ,杠岳文,尾形克久,小西吉裕,藤村晴俊,栗崎博司,渡辺千種,大原慎司,佐藤啓造: Research Resource Network Progress Report 2010. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・ SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回日本神経病理学会総会学術研究会,京都,P-2-66(p164), 2011. 6. 2-4 齊藤祐子,村田美穂,岡本智子,渡辺宏久,西澤正豊,柿田明美,吉田眞理,村山繁雄,森秀生 , 塚本忠,山村隆,河原直人,佐藤啓造,久野貞子,有馬邦正: 生前同意のブレインバンク:現状 と今後の課題. NEUROPATHOLOGY VOLUME31・SUPPLEMENT・JUNE2011. 第 52 回 日本神経病理学会総会学術研究会,京都,P-2-67(p165) ,2011.6.2-4 浅利博基,武内智康,堀真,畑隆志,齊藤祐子,重野幸次: 意味性認知症と前頭側頭葉変性症に ついて. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,P2-203(p412) ,2011.5.18-20 前川理沙,寺田さとみ,齊藤祐子,椎尾康: 嗜銀顆粒性認知症に L-DOPA 反応性パーキソニズム を合併した 2 症例. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,P2-205(p412) ,2011.5.18-20 舟辺さやか,高尾昌樹,和田裕幸,杉山美紀子,伊藤慎治,沢辺元司,新井富生,望月秀樹 ,齊藤 祐子,服部信孝,村山繁雄: Lewy 小体病における嗅粘膜の神経病理学的検討. 第 52 回日本神経 学会学術大会,名古屋,AP-107(p294) ,2011.5.18-20 森本悟,金丸和富,小宮正,仁科裕史,椎名盟子,広吉祐子,江口桂,初田裕幸,齊藤祐子,村山 繁雄: アルツハイマー病,レビー小体病の髄液バイオマーカーと神経病理学的所見との対応. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,O2-101(p267) ,2011.5.18-20 初田裕幸,高尾昌樹,伊藤慎治,杉山美紀子,新井富生,沢辺元司,石井賢二,宮下哲典,桑野良三, 齊藤祐子,村山繁雄: 後部帯状回と楔前部におけるアミロイドβ沈着. 第 52 回日本神経学会学 術大会,名古屋,O2-103(p267) ,2011.5.18-20 石井賢二,齊藤祐子,金丸和富,徳丸阿耶,石渡喜一,村山繁雄: アミロイドβ沈着はレビー小体 病をどのように修復するのか ?. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,O6-101(p277) ,2011. 5. 18-20 辻裕史,長谷川成人,野中隆,亀谷富由樹,山下万貴子,増田雅美,細川雅人,秋山治彦,David Mann,初田裕幸,高尾昌樹,村山繁雄,齊藤祐子,詫間浩,冨所康志,中馬越清隆,石井亜紀子, 石井一弘,渡邊雅彦,新井哲明,玉岡晃: ALS および FTLD-TDP に蓄積するリン酸化 TDO-43 蛋白コンフォメーションに関する解析. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,P1-298(p335) , 2011. 5. 18-20 齊藤祐子,戸井則夫,有馬邦正,村山繁雄: 呼吸不全を呈した皮質基底核変性症の 2 剖検例. 第 52 回日本神経学会学術大会,名古屋,P2-268(p422) ,2011.5.18-20 村山繁雄,高尾昌樹,初田裕幸,舟辺さやか,杉山美紀子,伊藤慎治,齊藤祐子,秋山治彦,清水潤, 美原盤,小尾智一,栗崎博司,本吉慶史,福武敏夫,今福一郎,小久保泰昌,望月秀樹,長谷川成人: 運動ニューロン疾患(MND) ・前頭側等型認知症(FTD)コンソーシアム j の構築. 第 52 回日 本神経学会学術大会,名古屋,P2-322(p431) ,2011.5.18-20) ,2011.5.18-20 榊原崇文,齊藤貴志,中川栄二,須貝研司,高橋章夫,齊藤祐子,大槻康介,後藤雄一,佐々木征行, 伊藤雅彦: 局所性皮質異型性Ⅱ型における層特異的マーカー発現の違い―免疫組織化学的検討. Ⅵ 業績 11 臨床検査部 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 脳と発達第 43 巻 2011 総会号,第 53 回日本小児神経学会総会,横浜,P-205(S321) ,20115.26-28 国仲信男,川口湊,佐藤綾子,小川勝,村山繁雄,有馬邦正,齊藤祐子: ガリアス・プラーク簡易 法の開発. 日本病理学会会誌第 100 巻第 1 号 2011. 第 100 回日本病理学会総会,横浜,P1-K14-2 (p396) ,2011. 4. 28-30 伊藤慎治,初田裕幸,舟辺さやか,杉本美紀子,広吉祐子,金丸和富,新井冨生,沢辺元司,深 山正久,齊藤祐子,村山繁雄: レビー小体病の消化管病理. 日本病理学会会誌第 100 巻第 1 号 2011. 第 100 回日本病理学会総会,横浜,P1-K14-4(p396) ,2011.4.28-30 村山繁雄,高尾昌樹,齊藤祐子: プリオン病の安全な剖検. 日本病理学会会誌第 100 巻第 1 号 2011. 第 100 回日本病理学会総会,横浜,WS-5-4(p205) ,2011.4.28-30 早川達郎,今村雅俊,安井玲子,鵜重順康,芦澤裕子,樽谷精一郎,亀井雄一,正木尚彦,伊藤清顕, 村田一素,青木孝彦,斉藤紘昭,入砂文月,木沢由紀子,今井公文,溝上雅史: 慢性 C 型肝炎のイ ンターフェロン療法施行中における睡眠障害に関する検討. 日本睡眠学会,京都,2011.10.15 野崎健太郎,亀井雄一,榎本みのり,北村慎吾,肥田昌子,片寄泰子,守口善也,三島和夫: 睡眠 障害患者の主観的睡眠状態が日中の生活の質に及ぼす影響. 日本睡眠学会,京都,2011.10.15 岩垂喜貴,亀井雄一,牧野和紀,宇佐美政英,小平雅基,渡部京太,齊藤万比古,土井由利子: 小 児不安障害に対する睡眠調査. 日本睡眠学会,京都,2011.10.15 牧野和紀,岩垂喜貴,亀井雄一,宇佐美政英,小平雅基,渡部京太,齊藤万比古: 注意欠陥多動性 障害児における睡眠の評価. 日本睡眠学会,京都,2011.10.15 佐久間悠輔,磯 敬,佐藤裕子,佐藤夏代,田島紹吉,金子裕医師: T1/T2 電極は蝶形骨電極の代 わりになるか ?. 第 39 国臨協関信支部学会,東京,2011.9.3 齊藤祐子,村山繁雄: レビー小体病診断のための皮膚生検の有効性. 第 64 回日本自律神経系学 会総会,秋田,ES-5(p74) ,2011.10.27-28 初田裕幸,高尾昌樹,野上茜,伊藤慎治,舟辺さやか,金丸和富,新井冨生,齊藤祐子,村山繁 雄: パーキンソン病における胸髄前根 B-fiber の検討. 第 64 回日本自律神経系学会総会,秋田, 2C-13(p103) ,2011. 10. 27-28 齊藤祐子: ブレインバンクの実務経験から―生前同意システムに基づく神経疾患ブレインバンク を中心に―) . 難治性克服研究事業,市民・研究者シンポジウム,難病研究と創薬,2011.10.16 塩谷彩子,中馬越清隆,鈴木雄介,玉岡晃: 成人発症の細菌性髄膜炎を反復した 49 歳女性例. 第 582 回日本内科学会関東地方会 2011.10.8 塩谷彩子,詫間浩,宮 顕,矢崎海,石井亜紀子,玉岡晃: 外転神経麻痺を主訴とし、筋 MRI にて three stripes や dark star を呈したサルコイドーシスの一例. 第 580 回日本内科学会関東地 方会 2011. 10. 9 初田裕幸,石井賢二,高尾昌樹,齊藤祐子,新井冨生,須原哲也,島田斉,篠遠仁,村山繁雄: C-Pittsburg Compound B(PIB)PET 集積と、病理学的アミロイドβ沈着の、解剖学的部位検 討 -6 剖検例における検討. Dementia Japan VOL. 25 NO.3 OCTOBER2011,第 30 回日本認知 症学会学術集会,043(p142) ,2011.11.11-13 町田香津子,池田修一,齊藤祐子,有馬邦正,亀谷富有樹: 副腎皮質アミロイドの投与がΑβ関 連脳血管アミロイド沈着を退縮させたと考えられる - 例 - Αβアミロイドの病理組織学的、生化 学的分析を含めて -. Dementia Japan VOL.25 NO.3 OCTOBER2011,第 30 回日本認知症学会 学術集会,江戸川区,045(p143) ,2011.11.11-13 宮下哲典,齊藤祐子,初田裕幸,月江珠緒,村山繁雄,井原康夫,中谷明弘,桑野良三: アルツハ イマー病脳の遺伝子発現プロファイリング. Dementia Japan VOL. 25 NO.3 OCTOBER2011, 第 30 回日本認知症学会学術集会,江戸川区,054(p147) ,201111.11-13 浅利博基,堀真,伊藤敦史,重野幸次,齊藤祐子: 意味性認知症の 2 例 臨床経過と剖検結果. Dementia Japan VOL. 25 NO. 3 OCTOBER2011,第 30 回日本認知症学会学術集会,江戸川区, 079(p160) ,2011. 11. 11-13 辻裕史,野中隆,新井哲明,山下真貴子,亀谷富由樹,細川雅人,初田裕幸,高尾昌樹,村山繁 雄,齊藤祐子,長谷川成人,秋山治彦,マンデービット,詫間浩,玉岡晃:FTLD-TOP および ALS に蓄積する TOP-43 蛋白の凝集体構造に関する解析. Dementia Japan VOL.25 NO.3 185 Ⅵ 業績 11 臨床検査部 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 OCTOBER2011,第 30 回日本認知症学会学術集会,江戸川区,196(p218) ,2011.11.11-13 山口哲人,儘田直美,塩谷彩子,井原哲,玉岡晃: 成人期に水頭症と診断され、遅発的にパーキ ンソン症候群を呈した Blake's pouchcyst の 58 歳男性例. 第 199 回日本神経学会関東・甲信越地 方会,2011. 11. 26 佐藤有希子,池上弥生,南 成祐,岡本長久,森まどか,村田美穂,後藤雄一: 当院における難治 性神経筋疾患の発症前診断の現状と課題. 第 56 回日本人類遺伝学会・第 11 回東アジア人類遺伝 学会 共同大会,幕張メッセ,2011.11.09-12 新井信隆,柿田明美,宮本元,齊藤祐子,小森隆司: てんかん外科病理診断フォーラム. 第 99 回 日本神経病理学会関東地方会,東京女子医科大学,2012.1.7 齊藤貴志,榎園崇,斎藤義明,小牧宏文,中川栄二,須貝研司,佐々木政行,澁谷誠,齊藤祐子: 乳幼児期に発症し、ネフローゼ症候群を伴った DRPLA の 15 歳女性例. 第 99 回日本神経病理学 会関東地方方会,東京女子医科大学,2012.1.7 塩谷彩子,有馬邦正,池田謙輔,澁谷誠,長谷川成人,齊藤祐子: 比較的広範囲に Pick 球の広が りを認めた Pick 病の一例. 第 99 回日本神経病理学会関東地方会,東京女子医科大学,2012.1.7 池田謙輔,古澤嘉彦,久野貞子,村田美穂,齊藤祐子: 反復常同行動(punding)を認め、熱中 症にて死亡したパーキンソン病 Yahr2 度の 59 歳男性例. 第 100 回日本神経病理学会関東地方会, 東京慈恵会医科大学,2012. 3. 24 齊藤祐子,柿田明美,丸山慎介,本田涼子,伊藤雅之,深沢達也,久保田哲夫,根来民子,須貝研 司,大槻泰介: てんかん外科病理診断フォーラム(2) :限局性皮質異形成と片側巨脳症の姉弟例. 第 100 回日本神経病理学会関東地方会,東京慈恵会医科大学,2012.3.24 塩谷彩子,詫間浩,石井亜紀子,山口清次,玉岡晃: 緩徐進行性の筋力低下を主訴とし, ETFDH 遺伝子に変異を認めた成人発症グルタル酸尿症 2 型の 31 歳男性例. 第 200 回日本神経学 会関東・甲信越地方会,砂防会館,2012.3.3 北村慎吾,肥田昌子,榎本みのり,片寄泰子,野崎健太郎,元村祐貴,樋口重和,亀井雄一,三 島和夫:視覚が健常な概日リズム睡眠障害(自由継続型)患者は長い概日リズム周期を持つ慢性 C 型肝炎のインターフェロン療法施行中における睡眠障害に関する検討.日本時間生物学会,名古屋, 2011. 11. 24-26 肥田昌子,大澤要介,北村真吾,榎本みのり,片寄泰子,野崎健太郎,守口善也,亀井雄一, 池田正明,三島和夫: 生体組織を利用した生物時計機能評価 ―概日リズム睡眠障害患者への 応用―.日本時間生物学会,名古屋,2011.11.24-26 安井玲子,早川達郎,今村雅俊,鵜重順康,芦澤裕子,樽谷精一郎,亀井雄一,正木尚彦,伊藤 清顕,村田一素,青木孝彦,斉藤紘昭,入砂文月,木沢由紀子,今井公文,溝上雅史: インター フェロン療法によりうつ病を発病した症例の検討. 総合病院精神医学会,福岡,2011.11.25-26 早川達郎,今村雅俊,安井玲子,鵜重順康,芦澤裕子,樽谷精一郎,亀井雄一,正木尚彦,伊藤 清顕,村田一素,青木孝彦,斉藤紘昭,入砂文月,木沢由紀子,今井公文,溝上雅史: インター フェロン治療と睡眠障害. 総合病院精神医学会シンポジウム,福岡,2011.11.25-26 3)講演 1 亀井雄一: 児童期における睡眠の問題. 精神科臨床睡眠懇話会,東京,2011.8.6 2 亀井雄一: 職場におけるメンタルヘルス対策―重要なラインケア―.心の健康づくり−実践編, 市川市(市川健康福祉センター) ,2011.10.21 3 亀井雄一: あなたもゲートキーパーになりませんか〜悩んでいる人のよき支援者になるために〜. ゲートキーパー養成講座,印西市(印旛健康福祉センター),2011.10.28 4 亀井雄一: メンタルヘルスケア. 東京病院研修会,清瀬市(東京病院),2011.11.20 5 亀井雄一: あなたもゲートキーパーになりませんか〜悩んでいる人のよき支援者になるために〜. ゲートキーパー養成講座,印西市(印旛健康福祉センター),2012.1.20 6 亀井雄一: 眠りで気づく、こころの健康づくり〜不眠で悩むあなたへ〜.市民講座,中野区(鷺 2. 3 宮区民活動センター),2012. 7 亀井雄一: 自殺予防の地域活動の実際.峡西病院研修会,南アルプス市(峡西病院),2012.2.10 186 Ⅵ 業績 12 リハビリテーション部 8 9 10 11 亀井雄一: パーキンソン関連疾患における睡眠と QOL .睡眠学研究会,名古屋,2012.2.11 亀井雄一: 睡眠とこころの健康.自殺予防対策フォーラム,柏市,2012.2.25 亀井雄一: 睡眠障害の対応と治療.むさしの会,小平市(コスモホール),2012.3.24 齊藤祐子: 超高齢者認知症の病理診断.第 4 回関東脳核医学研究会 -KBNM- 東京,2012.3.24 4)その他 11 吉田寿美子: 糖尿病患者の神経障害は健康関連 QQL とは独立に関連する.第 30 回躁うつ病の薬 理・生化学的研究懇話会,京都,2011.7.15-16 12 吉田寿美子: Depression severity and NIRS.Joint symposium between University of Melbourne and NCNP,2011. 11. 1 13 吉田寿美子:「アリピプラゾールの使用経験」.第 8 回 OASIS の会.東京.2011.9.7 「rapid cycler にラミクタールを投与した 1 例」.Lamictal 双極性障害適応追加記念 14 吉田寿美子: 講演会,東京,2011. 9. 14 12 リハビリテーション部 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Toshihiko Matsumoto,Yasuhiko Chiba,Fumi Imamura,Ohji Kobayashi,and Kiyoshi Wada: Possible effectiveness of intervention using a self-teaching workbook in adolescent drug abusers detained in a juvenile classification home: Psychiatry and Clinical Neurosciences 65: 576-583,2011 2 松本俊彦,今村扶美,小林桜児,和田清,尾崎士朗,竹内良雄,長谷川雅彦,今村洋子,谷家優子, 安達康盛: PFI(Private Finance Initiative) 刑務所における薬物依存離脱指導の効果に関する研究. : 自習ワークブックとグループワークによる介入―第一報―.日本アルコール・薬物医学会誌, 46:279-296,2011 3 平山和美,遠藤佳子,岡田和枝,山鳥重,森悦郎: 数の音韻、アラビア文字形式間で両方向性の 変換障害を呈した左頭頂後頭葉出血の 1 例. BRAIN and NERVE 63:497-502,2011 4 廣實真弓,森まどか,千原典夫,山本敏之: 抗 MuSK 抗体陽性重症筋無力症患者の発声発語器 官の運動能力改善の経過―薬物治療による治療効果の音響分析を用いた定量的評価.日本コミュ ニケーション障害学 28:60-65,2011 (2)総説 1 坂元千佳子,岩田泰幸: リー・シルバーマン療法(LSVT Ⓡ BIG)によるパーキンソン病患者の リハビリテーション.メディカルリハビリテーション 135(8):61-65,2011 (3)著書 1 今村扶美:5.司法・矯正「医療観察法」.日本心理臨床学会編,心理臨床学事典.丸善出版,東 京,408-409,2011 2 三澤剛 , 中野良子ほか : 司法精神科作業療法(翻訳,原著 Lorna Couldrick:Forensic Occupational Therapy) ,三輪書店 , 東京 , 2011.12 3 三澤剛 , 大橋秀行ほか : 精神科リハビリテーション(翻訳,原著 William Anthony:Psychiatric Rehabilitation, Boston University),2012.3 4 三澤剛 , 中野良子 , 村田雄一 , 大橋秀行 : 精神科就労準備プログラムテキスト(治療者用ハンドアウト, 参加者用ワークブック) ,2011.9 5 水野由紀子 : 司法精神科作業療法 . 編者 Lorna Couldrick & Deborah Alred 監訳者 鶴見孝彦, 井坂真規 , 三和書店 , 2011.12 187 Ⅵ 業績 12 リハビリテーション部 (4)雑誌・刊行物 1 小林庸子:練馬区中途障害者支援事業のあり方検討会報告書. 練馬区刊行文書 2011.5 2 立石貴之:「リハスタッフの喀痰等の吸引」.難病と在宅ケア 11(12):19-21,2011 3 寄本恵輔: 神経難病リハビリテーションワーキンググループ発足までの歩み . 難病と在宅ケア 17(4):56-60,2011 4 前野崇: リハ医のモヤモヤ解決! こんなときどうする? 呼吸器リハを勉強したい . 臨床リハ ビリテーション 20(11):1082-1084,2011 5 寄本恵輔: リハビリはあらゆる緩和ケアに不可欠 . 難病と在宅ケア 17(2):7-12,2011 6 寄本恵輔: 神経難病患者リハビリテーションの新しい目的と考え方 . 難病と在宅ケア 17(8):5660,2011 7 寄本恵輔: 在宅での訪問理学療法 . 第 1 回神経難病リハビリテーション研究会資料,45-47,2011 8 寄本恵輔:在宅神経難病患者における呼吸管理マニュアル リハビリテーション・リソース・ホ ルダー . 第 1 回神経難病リハビリテーション研究会資料,61-98,2011 (5)研究班報告書 1 今村扶美:医療観察法における物質使用障害治療プログラムの開発と効果に関する研究.厚生労 働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)「薬物依存症に対する認知行動療法プログラム の開発と効果に関する研究(主任 松本俊彦)」平成 23 年度総括・分担研究報告書,43-54,2012 2 小林庸子:筋疾患患者での対応について.厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業 「重度肢体不自由者用ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価」平成 22 年度総括・分担研究 報告書,2011. 5 3 小林庸子,田中勇次郎,日向野和夫,玉木克志,樋口智和: 重度運動障害者のナースコールに関す るアンケート調査(2 次調査報告) .厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患克服研究事業) 「希 少性難治性疾患患者に関する医療の向上及び患者支援のあり方に関する研究」平成 23 年度報告書, 136-138,2012 4 小林庸子: 多施設共同研究での運動機能評価に関する研究.厚生労働科学研究費補助金(難治性 疾患克服研究事業) 「神経・筋難病疾患の進行抑制治療効果を得るための新規医療機器、生体電 位等で随意コントロールされた下肢装着型補助ロボットに関する治験準備研究」 平成 23 年度総括・ 分担研究報告書,60-61,2012 (障害者対策総合研究事業) 「重 5 小林庸子: 筋疾患患者での適応について . 厚生労働科学研究費補助金 度肢体不自由用ロボットアームのコスト・ベネフィット評価」平成 23 年度報告書,15-17,2012 6 小林庸子,前野崇,大塚友吉: 筋ジストロフィー治験ネットワークのための運動評価の標準化に ついて及びデュシェンヌ型筋ジストロフィーのガイドライン作成(リハビリテーション分野)に ついて . 精神・神経疾患研究開発費「筋ジストロフィーの治験拠点整備、包括的診療ガイドライ ンの研究」 平成 23 年度報告書,289, 2012 7 大橋秀行,三澤 剛,山野真弓,石塚裕太,林理華,冨澤涼子,中野良子,村田雄一,阿部芳美,岩 井邦寿 : 社会復帰促進に資する医療の質の向上に関する研究 その 1 作業療法士によって実施 される治療プログラムの入院と通院との継続性についての調査 . 厚生労働科学研究費補助金(障 害者対策総合研究事業)重大な他害行為をおこした精神障害者の適切な処遇および社会復帰の推 進に関する研究班,平成 23 年度総括・分担研究報告書,135-146,2012 8 大橋秀行,三澤剛,林理華,冨澤涼子,中野良子,松下倫子,辻浩子,村田雄一 : 社会復帰促進に 資する医療の質の向上に関する研究 その 2 医療観察法による入院対象者に対する就労準備プ ログラムの臨床的有用性 . 厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)重大な他害行 為をおこした精神障害者の適切な処遇および社会復帰の推進に関する研究班,平成 23 年度総括・ 分担研究報告書 147-156,2012 2)学会発表等 (1)特別講演・シンポジウム 1 今村扶美: 医療観察法での性犯罪への治療・対処の現状 . 名古屋司法精神医学シンポジウム , 名 188 Ⅵ 業績 12 リハビリテーション部 2 3 4 5 6 7 8 古屋大学 , 名古屋 , 2011.9.24 大島真弓,大迫充江,坂田増弘,佐藤さやか,伊藤順一郎 : 地域精神科モデル医療センターにおけ る多職種チームモデルを用いた包括的地域医療の試み:デイケアにおける就労支援. 第 31 回日 本社会精神医学会シンポジウム,東京,2012.3.15-16 小林庸子: 神経難病リハビリテーションの現状とこれから. 神経難病リハビリテーション研究会, 第 29 回神経治療学会,福井,2011.11.18 小林庸子: 神経難病におけるナースコールについて. 神経難病リハビリテーション研究会,第 29 回神経治療学会,福井,2011.11.18 玉木克志 , 小林庸子 , 田中勇次郎 , 日向野和夫 : 重度障害者のナースコールに関するアンケート調査. ヒューマニンターフェースシンポジウム 2011,仙台,2011.9.13 廣實真弓, 宮本雅子, 日髙怜子, 坂本崇: Ataxic dysarthria 患者に対する集中訓練の効果について: 音響分析を用いた検討. 第 37 回日本コミュニケーション障害学会シンポジウム,長野,2011.5. 28-29 寄本恵輔: 難病の緩和ケアと地域チーム医療. 緩和ケア国際シンポジウム,EU と東アジアの在 宅医療,広島,2011.9.22 寄本恵輔: 在宅人工呼吸装着患者のリハビリテーション.神経難病リハビリテーション研究会,ワー クショップ「筋萎縮性側索硬化症へのリハビリテーション」,第 29 回神経治療学会,福井,2011. 11.17-18 (2) 国際学会 1 Matsumoto T, Imamura F, Kobayashi O: Treatment program for substance use disorder under the Medical Treatment and Supervision Act of Japan. XXII International Congress on Law and Mental Health, Berlin (Humbolt University), July 21, 2011 (3)一般学会 1 今村扶美,松本俊彦,小林桜児,尾崎士郎,和田清:PFI(Private Finance Initiative)刑務所 における薬物依存離脱指導の効果に関する研究. 自習ワークブックとグループワークによる介入. 第 7 回日本司法精神医学会,岡山コンベンションセンター,岡山,2011.6.4 2 今村扶美,松本俊彦, 小林桜児,和田清,尾﨑士郎,竹内良雄,長谷川雅彦,今村洋子,谷家優子, 安達泰盛: PFI 刑務所における薬物依存離脱指導の効果に関する研究: 自習ワークブックとグルー プワークによる介入. アルコール薬物医学会,ウインクあいち,愛知,2011.10.13 3 小林桜児,松本俊彦,今村扶美,和田清,尾﨑士郎,竹内良雄,長谷川雅彦,今村洋子,谷家優子, 安達泰盛: 刑務所における薬物依存離脱指導の成果―重症度による効果分析.アルコール薬物医 学会,ウインクあいち,愛知,2011.10.13 4 廣實真弓,宮本雅子,日高怜子,小林庸子,村田美穂: パーキンソン病患者の自分の声の大きさ についての自己認識に与える要因について. 第 52 回日本神経学会,名古屋,2011.5.18-20 Ⓡ 5 坂元千佳子: パーキンソン病に対する運動療法 LSVT R BIG の効果.第 52 回日本神経学会,名古屋, 2011. 5. 18-20 6 佐々木康治: Roll-over shapes の速度依存性. 第 46 回日本理学療法学会,宮崎,2011.5.27 7 Takenobu Inoue,Takashi Kinose,Yoko Kobayashi,Tsuyoshi Nakayama,Kenji Gasawa: Cost-Benefit Evaluation of Assistive Robotic Arms. 第 26 回リハビリテーション工学カンファ レンス,大阪,2011. 8. 24 8 井上剛伸,木之瀬隆,小林庸子,中山剛,我澤賢之: ロボットアームのコスト ・ ベネフィット評価. 第 26 回リハビリテーション工学カンファレンス,大阪,2011.8.25 9 玉木克志,小林庸子,田中勇次郎,日向野和夫: 重度障害者のナースコールに関するアンケート調査. 第 26 回リハビリテーション工学カンファレンス,大阪,2011.8.26 10 杉山智美,浪久悠,水野由紀子,廣實真弓,坂田増弘,平林直次: 精神科デイケアでの Care Programme Approach in Japan の高次脳機能障害者への効果【2】社会的行動障害.第 35 回日 本高次脳機能障害学会,鹿児島,2011.11.11 11 浪久悠,水野由紀子,杉山智美,廣實真弓,坂田増弘,平林直次: 精神科デイケアでの Care 189 Ⅵ 業績 12 リハビリテーション部 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 Programme Approach in Japan の高次脳機能障害者への効果【4】復職支援.第 35 回日本高次 脳機能障害学会,鹿児島,2011. 11.11 水野由紀子,浪久悠,杉山智美,廣實真弓,坂田増弘,平林直次: 精神科デイケアでの Care Programme Approach in Japan の高次脳機能障害者への効果【3】ケアプランの改変.第 35 回 日本高次脳機能障害学会,鹿児島,2011.11.11 寄本恵輔: 人工呼吸器装着した TLS 患者における理学療法―人工呼吸器間の比較.第 30 回関東 甲信越ブロック理学療法士学会,新潟,2011.9.3-4 寄本恵輔,小林庸子: 当院における早期呼吸理学療法―RST の有用性―.第 65 回国立病院総合 医学会,岡山,2011. 10. 5-6 小川順也,寄本恵輔: パーキンソン病患者と外反母趾の関連性.第 65 回国立病院総合医学会, 岡山,2011. 10. 5-6 茂木恵美,寄本恵輔: 重症心身障害児の末梢循環評価にサーモフォーカスの使用の試み.第 65 回国立病院総合医学会,岡山,2011.10.5-6 樋口智和: 重度運動障害に対するナースコールに関するアンケート調査について.国立病院総合 医学会,岡山,2011. 10. 7-8 小林庸子,前野崇,中馬孝容,荒巻晴道,中島孝: 神経難病リハビリテーションワーキンググルー プの立ち上げと 3 年間の活動報告.第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会,千葉,2011. 11. 3 小林庸子,前野崇,中馬孝容,荒巻晴道,中島孝: 重度運動障害に対するナースコールに関する アンケート調査について. 第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会,千葉,2011.11.3 野口修一,芳賀信彦,緒方直史,前野崇,中原康雄,岡田慶太: 上腕骨悪性腫瘍手術後の flail shoulder に対し装具を再作成した一例. 第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会,千葉, 2011.11.2 中原康雄,前野崇,野口修一,岡田慶太,緒方直史,芳賀信彦: 4 歳時に先天性内反足の手術を行 い歩行を獲得した先天性ミオパチーの一例.第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会,千葉, 2011.11.2 前野崇,小林庸子,大矢寧: 縁取り空胞型遠位型ミオパチー患者が短下肢装具を使用したときの 歩行改善.第 48 回日本リハビリテーション医学会学術集会,千葉,2011.11.3 樋口智和: 重度運動障害に対するナースコールに関するアンケート調査について.東京都作業療 法学会,東京,2011. 11. 6 吉田統子,中村明博:精神科デイケアにおけるバウムテストの活用―ストレングスの評価という 視点から―.第 30 回日本心理臨床学会秋季大会,福岡,2011.9.3 (4) 研究会・院外集談会 1 前野崇,小林庸子: 遠位型ミオパチーに対する短下肢装具 GaitSolution の有効性について.三四 郎リハビリテーションカンファレンス,東京,2011.6.18 2 前野崇: 重度肢体不自由者用ロボットアームの使用評価実験について.三四郎リハビリテーショ ンカンファレンス,東京,2011.10.8 3 松岡正明:うつ ? アスペルガー障害 ? 双極性障害 ? の青年―箱庭療法を中心として,赤坂箱庭研究 会,東京,2011.9.18 4 松岡正明:片口法ロールシャッハ・テスト入門講座,フォーレカウンセリングセンター ロール シャッハ・テスト学習会,東京,2011.11.6,13 5 松岡正明:片口法ロールシャッハ・テスト入門講座,フォーレカウンセリングセンター ロール シャッハ・テスト学習会,東京,2011.11.6.27 6 松岡正明:片口法ロールシャッハ・テストの基礎およびスーパービジョン,八事ロールシャッハ 研究会,名古屋,2012.2.11 7 三澤剛: 医療観察法入院医療における就労準備プログラム(共同研究)発表および司法精神科医 療における就労に関するシンポジウム,第 6 回司法精神科作業療法全国研修会,佐賀,肥前精神 医療センター,2011.12.11-12 190 Ⅵ 業績 12 リハビリテーション部 8 吉田統子:仕事の続かない社交不安障害患者の心理検査 ~ロールシャッハ・テストを中心に . 中野ロールシャッハ・テスト研究会,中野,2011.6.12 9 吉田統子:心因性疼痛性障害をきたしたアスペルガー症候群の男性事例 . SFA 発達障害研究会, 吉祥寺,2012.1.9 10 寄本恵輔: 人工呼吸器装着した TLS 患者における理学療法―人工呼吸器間の比較―. 第 7 回 ALS 自立支援ネットワーク会議(今井班),千葉,鎌ヶ谷徳洲会病院,2011.10.15 11 吉田統子:PTSD 症状を呈する女性患者の事例について . 中野ロールシャッハ・テスト研究会, 中野,2012.2.12 12 小川順也,寄本恵輔: ALS 自立支援プログラム . 第 7 回 ALS 自立支援ネットワーク会議(今井 班) ,千葉,鎌ヶ谷徳洲会病院,2011.10.15 3)講演 1 今村扶美:医療観察法における臨床心理技術者の役割.国立精神・神経医療研究センター医療観 察法病棟研修会,国立精神・神経センター,2011.4.8 2 今村扶美:医療観察法における臨床心理技術者の役割.指定入院医療機関従事者病棟研修,埼玉 県立精神医療センター, 2011. 8. 2 3 今村扶美:内省プログラム.指定入院医療機関従事者病棟研修,埼玉県立精神医療センター, 2011. 8. 12 4 今村扶美:内省プログラム.第 6 回司法精神医学研修,国立精神・神経医療研究センター,2011. 10. 12 5 今村扶美:事例検討 (入院例) .平成 23 年度指定医療機関従事者研修会第 1 回東京,meiji seika ファ ルマ,2011. 9. 18 6 今村扶美:医療観察法物質使用障害治療プログラム.薬物依存症に対する認知行動療法研修, 国立精神・神経医療研究センター,2011.11.15 7 今村扶美:デモセッション.薬物依存症に対する認知行動療法研修,国立精神・神経医療研究セ ンター,2011. 11. 16 (入院例) .平成 23 年度指定医療機関従事者研修会第 3 回東京,meiji seika ファ 8 今村扶美:事例検討 ルマ,2011. 11. 13 9 岩田恭幸: パーキンソン病のリハビリテーション.小副川病院,佐賀,2011.11.2 10 小林庸子,立石貴之,小川順也: パーキンソン病のリハビリテーション.東久留米パーキンソン 病友の会総会,東京,2011.5.21 福岡, 2011.9. 11 小林庸子,矢島寛之,佐々木康治: 神経難病のリハビリテーション.村上華林堂病院, 23 12 小林庸子: 神経難病筋疾患のリハビリテーション.認定理学療法士 (神経筋障害) 必須研修会, 東京, 2011.11.20 . 平成 23 年度精神保健判定医等養成研修会,東京, 「医療観察法における作業療法の役割」 13 三澤剛: アルカディア市ヶ谷,2011.7.22 「司法精神医療におけるリハビリテーション」. 国立精神・神経医療研究センター精神 14 三澤剛: 保健研究所,平成 23 年度精神保健に関する技術研修,第 6 回司法精神医学研修,東京,司法精神 医学研究所,2011.10.12 15 山田美紗子: メンタルヘルス.海上自衛隊中級海曹講習,海上自衛隊横須賀地方総監部,2012. 4. 11 16 寄本恵輔: 神経難病におけるリハビリテーションの戦略的思考. 理学療法士協会多摩リハビリテー ション研修会,東京,2011.9.8 17 寄本恵輔: 筋萎縮性側索硬化症の理学療法. 認定理学療法士(神経筋障害)必須研修会,東京, 2011.11.20 4)その他 1 小林庸子,寄本恵輔: 呼吸リハハンズオンインストラクター.神経難病の包括的呼吸ケアワーク ショップ,東京,2011.10.22 191 Ⅵ 業績 13 医療連携福祉部 2 3 4 5 寄本恵輔: ICLS インストラクター,国立病院機構東京医療センター,東京,2011.9.17 寄本恵輔: ICLS インストラクター,国立病院機構東京医療センター,東京,2011.10.29 寄本恵輔: ICLS インストラクター,国立病院機構東京医療センター,東京,2011.11.19 脇田瑞木: 専門職相談員,東京都進行性筋委縮症協会,個別検診及び相談会,東京,2011.6.26 13 医療連携福祉部 1)刊行論文 (1)原著論文 1 佐藤さやか,伊藤明美: 対人コミュニケーションが困難な統合失調症. Schizophrenia Frontier 4:284-288,2011 (2)総説 1 三澤孝夫: 司法精神医療機関(治療施設)における発達障害の援助.精神科臨床サービス 星和 書店,東京,第 11 巻 2 巻(通巻第 42 号) ,2011 2 三澤孝夫: 精神科入院医療機関における入院患者の不安,不満などへの対応―医療観察法におけ る指定入院医療機関の取り組みを中心に―.精神科臨床サービス 星和書店,東京,第 11 巻 3 巻 (通 巻第 43 号) ,2011 (3)著書 1 三澤孝夫: 司法精神保健福祉対策. 精神保健学(新版 精神保健福祉士養成セミナー第 2 巻) へるす出版,東京,2012 2 伊藤明美,佐藤さやか,池淵恵美:退院困難要因の評価.井上新平,安西信雄,池淵恵美 編集: 精神科退院支援ハンドブック ガイドラインとアプローチ 医学書院,東京,pp69-80,2011 3 伊藤明美,古屋龍太:退院コーディネートとソーシャルワーク.井上新平,安西信雄,池淵恵美 編集:精神科退院支援ハンドブック ガイドラインとアプローチ 医学書院,東京,pp 135-150, 2011 (4)雑誌・刊行物 1 三澤孝夫,澤恭弘,金成透,上野容子,伊東秀幸,相川章子,柑本美和,尾上孝文,熊地美枝, 高崎邦子,太智晶子,松坂あづさ,佐賀大一郎,重吉大輔,鈴木慶三,四方田清,高橋理沙: 医 療観察法審判ハンドブック.タマタイプ,東京,2012 2 漆畑眞人:てんかん臨床の窓から てんかんと社会資源 1 自立支援医療(精神通院医療)につい て.Epilepsy メディカルレビュー社,東京,5(1) :60-61,2011 3 漆畑眞人:てんかん臨床の窓から てんかんと社会資源 2 ソーシャルワーカーについて. Epilepsy メディカルレビュー社,東京,5(2) :52-53,2011 (5)研究班報告書 1 三澤孝夫,澤恭弘,金成透,上野容子,伊東秀幸,相川章子,柑本美和,尾上孝文,熊地美枝, 高崎邦子,太智晶子,松坂あづさ,佐賀大一郎,重吉大輔,鈴木慶三,四方田清,高橋理沙:平 成 23 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「医療観察法の運用面の改善等 に関する研究」 (主任研究者:小山司),分担研究「司法精神医療に携わる精神保健参与員の育成 と支援に関する研究」 (分担研究者:三澤孝夫): 平成 23 年度総括・分担研究報告書,2012.2 2 八木深,岡江晃,来住由樹,平田豊明,松原三郎,村上優,三澤孝夫: 平成 23 年度厚生労働科 学研究費補助金こころの健康科学研究事業「医療観察法の運用面の改善等に関する研究」(主任 研究者: 小山司),分担研究, 「精神保健判定医に必要な知識等の習得方法に関する研究」(分担 研究者: 八木深) ,平成 23 年度総括・分担研究報告書,2012.3 3 岩成秀夫,桑原寛,岩間久之,籠本孝雄,菊池安希子,三澤孝夫,石井利樹,佐賀大一郎: 平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「医療観察法における医療の質の 192 Ⅵ 業績 13 医療連携福祉部 向上に関する研究」 (主任研究者:中島豊爾),分担研究「通院医療モデルの構築に関する研究」 (分 担研究者: 岩成秀夫) ,平成 23 年度分担研究報告書,2012.3 4 平林直次,永田貴子,大森まゆ,黒木規臣,朝比奈次郎,新井薫,三澤孝夫: 平成 23 年度厚生 労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「心神喪失者等医療観察法制度における専門的 医療の向上に関する研究」 (主任研究者:岡田幸之) ,分担研究「指定入院医療機関におけるリス クマネージメントの信頼性と妥当性に関する研究」(分担研究者: 平林直次),平成 23 年度分担 研究報告書,2012. 3 5 安藤久美子,三澤孝夫,岩成秀夫,松原三郎,菊池安希子,小松容子: 平成 23 年度厚生労働科 学研究費補助金こころの健康科学研究事業「心神喪失者等医療観察法制度における専門的医療の 向上に関する研究」 (主任研究者:岡田幸之) ,分担研究,分担研究「指定通院医療機関における モニタリングに関する研究(2) 」(分担研究者: 安藤久美子,三澤孝夫),平成 23 年度分担研究 報告書,2012. 3 6 山口しげ子,平林直次,佐藤功,三澤孝夫,今村芙美,中野千代子: 平成 23 年度厚生労働科学 研究費補助金こころの健康科学研究事業「心神喪失者等医療観察法制度における専門的医療の向 上に関する研究」 (主任研究者:岡田幸之),分担研究「指定入院医療機関における司法精神科看 護に関する研究」 (分担研究者:山口しげ子),平成 23 年度分担研究報告書,2012.3 7 小林桜児「専門外来における認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究」研究協力: 松 本俊彦・今村扶美・根岸典子・若林朝子・和田清 平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金 障 害者対策総合研究事業「薬物依存症に対する認知行動療法プログラムの開発と効果に関する研究」 (研究代表者: 松本俊彦)研究分担 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 三澤孝夫: 分科会②司法精神看護 ミニシンポジウム,第 18 回専門学会 日本精神看護技術協会, 2011. 8. 26 2 漆畑眞人:座長 シンポジウム実践報告「災害支援に学ぶ」~今ソーシャルワーカーにできるこ と~.第 2 回国立病院ソーシャルワーカー協議会九州支部研修会,熊本,2011.7.2 (2)一般学会 1 市川暁: 当院入院中の統合失調症患者における抗精神病薬使用実態調査. 関信地区国立病院薬 剤師会,埼玉,2011. 11. 12 2 永田貴子,三澤孝夫,澤恭弘,朝比奈次郎,新井薫,大森まゆ,佐藤英樹,五十嵐禎人,平林直 次: 医療観察法入院処遇者の予後に関する調査.第 7 回日本司法精神医学会,岡山,2011.6.4 (3)研究会・院外集談会 1 伊藤明美:医療福祉相談室ってどんなところ ?.むさしの会 4 月例会,東京,2011.4.25 2 若林朝子:新カリキュラムにおける実習指導について 精神科病院の現場から.帝京平成大学 平成 23 年度実習指導者研究会,東京,2012.2.4 4)講演 1 三澤孝夫: 精神保健参与員の業務と責任, 精神保健参与員業務演習, 事例検討 (審判シミュレーショ ン) .精神保健判定医等人材養成研修会,社団法人日本精神科病院協会,東京,2011.7.23 .大阪, 2011. 8. 6 .東京,2011. 9. 3 2 三澤孝夫: 精神保健福祉士の業務,指定入院医療機関・指定通院医療機関従事者研修,精神・神 経科学振興財団,東京,2011. 9. 17,東京,2011.11.12 .大阪,2011.10.22 3 三澤孝夫: 審判における精神保健参与員の関わりと問題点.精神保健参与員協議会研修,東京地 方裁判所,東京,2011. 11. 30 4 三澤孝夫: 司法精神医療・福祉におけるソーシャルワーカーの役割.平成 23 年度第 6 回司法精神 医学研修,国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所,東京,2011.10.13 5 三澤孝夫: 医療観察制度における医療 ~対象者、地域関係機関の調整と地域ケア計画(含:ク 193 Ⅵ 業績 14 薬剤部 15 看護部 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ライシスプラン)の作成を中心に~. 社会復帰調整官初任研修,法務省 法務総合研究所,東京, 2011. 10. 24 漆畑眞人:アドボカシー論.医療ソーシャルワークの基本的援助技術Ⅱ 医療ソーシャルワーカー 基幹研修Ⅱ,公益社団法人日本医療社会福祉協会,大阪,2011.9.18 漆畑眞人:福祉職としてのソーシャルワーカーを検討するための情報提供 ~国立病院の現状と 課題.全国赤十字医療ソーシャルワーカー協議会 平成 24 年度全国研修会,東京,2011.6.18 漆畑眞人:医療ソーシャルワーカーについて.学校法人 敬心学園 日本福祉教育専門学校 言語聴 覚療法学科,東京,2011. 7. 9 澤恭弘:こころ支えるには わかりやすい精神保健福祉講座 第 2 回.小平市・精神保健福祉ボラ ンティアの会ひだまり,東京,2011.7.9 澤恭弘:平成 23 年度地域保健福祉職員業務演習.精神保健判定医等要請研修会,大阪,日本精 神科病院協会,2011. 8. 6 伊藤明美,上田有宏,海上美帆,濱田誠士:平成 23 年度東京都精神障害者地域移行促進強化事業 専門研修. 「 『つながり』を育む」本人の声から始まる退院支援(2),東京,2011.12.2 平林直次,大森まゆ,高崎邦子,山野真弓,今村扶美,若林朝子:事例検討(入院例・グループワー ク).平成 23 年度 心神喪失者等医療観察法 指定医療機関従事者研修会,東京,2011. 9.18(第 1 回)2011. 11. 13(第 3 回) 若林朝子:てんかんとともに生きる ―当事者が利用出来る社会資源―.イーケプラ発売 1 周年 記念講演会,東京,2011. 10. 22 小林桜児,若林朝子,近藤保代:事例検討 解離性障害を伴うパーソナリティ障害の援助.第 2 回自殺予防のための自傷行為とパーソナリティ障害の理解と対応研修,東京,2011.11.9 14 薬剤部 1)学会発表等 (1)一般学会 1 市川暁:当院入院中の統合失調症患者における抗精神病薬使用実態調査.関信地区国立病院薬剤 師会,埼玉,2011. 11. 12 15 看護部 1)刊行論文 (1)総説 1 太智晶子,高崎邦子,大迫充江: 職種間の異文化葛藤を乗り越える―医療観察法病棟で勤務した 6 年の経験から―. 精神科看護 38(5) :31-35,精神看護出版,東京,2011 2 市川貴美子,高橋裕美: 事例に学ぶ患者教育 5 パーキンソン患者の場合―病気と上手に付き合 えるよう病期に合った教育的支援をする―. 看護ジャーナル 1(6) :49-53,医学芸術社,東京, 2011 伊藤淳子: 安全・安心の精神科臨床サービス―基本的な考え方と技術―. 精神科臨床サー 3 安西信雄, ビス 11(5) :308-312,星和書店,東京,2011 4 熊地美枝,美濃由紀子,高橋直美,宮本真巳: 医療観察法病棟における常時観察への取り組み ―行動制限最小化と安全性の確保―.日本精神科看護学会誌 54(3) :177-181,2011 5 美濃由紀子,熊地美枝,高橋直美,宮本真巳: 医療観察法病棟の規模や構造が行動制限最小化に 影響を及ぼす要因. 日本精神科看護学会誌 54(3) :182-186,2011 6 伊藤淳子,佐藤紀子,植木厚雅,小林千津子,小原路子: 転倒しやすいのはどんな人~精神科特 有アセスメントシートから分析~. 精神看護 15(1) :36-441,医学書院,東京,2012 (2)著書 1 大草由美子: 第 11 章国際援助における災害救護活動.災害救護 勝見敦,小原真理子編集,ヌー ヴェルヒロカワ,東京,pp424-430,2012 194 Ⅵ 業績 15 看護部 16 栄養管理室 2)学会発表等 (1)一般学会 1 小宅比佐子: 医療福祉連携士制度への期待―看護師の立場から―【セッション】.第 13 回日本医 療マネジメント学会,京都,20011.6.25 2 富沢明美,三好智佳子,市川貴美子,廣田伸幸,伊藤明美,小林庸子,古澤嘉彦,塚本 忠: 当 院神経内科領域における退院支援に関する一考察―地域機関へのアンケート調査から―.第 13 回日本医療マネジメント学会,京都,2011.6.25 3 坂本岳之,児野愛未,山本摩梨子,大柄昭子,中川敦夫: 入院うつ病患者の退院と社会適応力に 関する検討.第 8 回日本うつ病学会,大阪,21011.7.1 4 川内健三,天谷真奈美: 精神科訪問看護において病棟看護師が感じる困難.第 37 回日本看護研 究学会学術集会,横浜,2011. 8. 8 5 大迫充江,平山正実: 医療観察法指定入院医療機関への入院がもたらす対象者の変化のプロセス ―入院治療で何が変わったか対象者自身の視点から明らかにする―.日本看護学会(精神看護), 札幌,2011. 9. 30 6 伊佐猛,生井淳子: 医療観察法病棟における物質使用障害に関する看護【ワークショップ】. 第 10 回日本アディクション看護学会学術集会,つくば,2011.10.1 7 奥山沙織: 医療観察法病棟における物質使用障害をもつ A 氏との関わり方―看護師の役割に焦 点を当てて―.第 10 回日本アディクション看護学会学術集会,つくば,2011.10.1 8 五郡直也,岡村珠美: 腰椎穿刺時の患者の不安に対する BGM の有効性.国立病院療養所総合医 学会. 国立病院療養所総合医学会,岡山,2011.10.7 9 箱守剛,阿部由香: 保健師の地域支援における看護師との連携及びサマリー活用についての認 識.第 70 回日本公衆衛生学会総会,秋田,2011.10.21 10 伊藤淳子,佐藤紀子,植木厚雅,小林千津子,小原路子: 精神疾患患者の転倒要因を探る~精神 疾患患者の転倒転落アセスメントデータと臨床の経験から~. 第 6 回医療の質・安全学会学術集 会,東京,2011. 11. 19 ‐ 20 11 木下二郎,伊藤淳子,村山ひとみ,脇坂良子,奥山沙織,山口しげ子: QC 活動を通した特効性 注射製剤の与薬エラーの分析と改善 ~チェックは見えるか ? ~. 第 6 回医療の質・安全学会学 術集会,東京,2011. 11. 19-20 12 等々力信子,大柄昭子,岸清次,久保田みち子,森田宏子,山口しげ子,小宅比佐子: eCODO 導入による行動制限最小化への効果 ~行動制限最小化委員会の活性化~.第 9 回国立病院看護研 究学会学術集会,千葉,2011. 12. 13 13 熊地美枝,美濃由紀子,高橋直美,宮本真巳: 医療観察法病棟における常時観察への取り組 み~行動制限最小化と安全性の確保~.日本精神科看護技術学会 第 18 回専門学会Ⅱ,岐阜, 2011. 12. 14 14 大迫充江,大島真弓,坂田増弘,佐藤さやか,伊藤順一郎: 地域精神科モデル医療センターにお ける多職種チームモデルを用いた包括的地域医療の試み.第 31 回日本社会精神医学会,東京, 2012. 3. 16 15 徳田栄作: 医療観察法病棟における物質関連障害者への看護の実際.アルコール看護研究会主催 「アルコールセミナー」 ,東京,2012.3.17 16 栄養管理室 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Tomoko Mizuno, Hirofumi Komaki, Masayuki Sasaki, Satoko Takanoha, Kenji Kuroda, Kiyokaku Kon, Shigeo Mmiya, Masaru Yoshioka, Kana Yatabe, Takashi Mikata, Tadayuki Ishihara: Efficacy and tolerance of gastrostomy feeding in Japanese muscular dystrophy patients. Brain Dev 2011:Dec 26 195 Ⅵ 業績 16 栄養管理室 17 治験管理室 2 Mami Shimizu-Fujiwara, Hirofumi Komaki, Eiji Nakagawa, Madoka Mori-Yoshimura, Hitoshi Mochizuki, Satoko Takanoha, Katsuhisa Ogata, Mitsuru Kawai, Masaaki Konagaya, Tatsushi Miyazaki, Katsunori Tatara, Kenji Sugai, Masayuki Sasaki: Decreased resting energy expenditure in patients with Duchenne muscular dystrophy. Brain Dev 34(3) :20612,2012 (2)著書 1 芦川修貳,伊澤正利,稲毛順子,今泉博文,篠原能子,鈴木三枝,田中寛,田中弘之,調所勝弘, 永井豊, 服部富子,藤井茂,古畑公 栄養士のための 栄養指導論 第 2 版 学建書院,東京, 2011 2 芦川修貳,今泉博文,篠原能子,田中寛,田中弘之,登坂三紀夫,永井豊,服部富子,藤井茂: 栄 養士のための給食実務論 第 3 版 学建書院,東京,2011 3 芦川修貳,伊澤正利,今泉博文,小場美穂,篠原能子,田中寛,調所勝弘,登坂三紀夫,永井豊, 服部富子,藤井茂,横島義弘,米川郁毅 : エスカベーシック 給食の運営 計画と実務 同文書院, 東京,2011 4 芦川修貳,伊澤正利,稲毛順子,今泉博文,田中寛,調所勝弘,服部富子,藤井茂,古畑公: 栄養 士になるための臨床栄養学実習 別冊 食事療養実務実習書 第 2 版 学建書院,東京,2012 (3)研究班報告書 1 鷹羽智子,小牧宏文,高田和子,松村剛,神野進,久留聡,小長谷正明,多田羅勝義,田中茂穂, 田端泉,山本敏之,芳賀麻里子,阿部裕二,今泉博文 : エネルギー代謝からみた DMD の栄養管理. 筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班会議,東京,2011.12.3 2 鷹羽智子,小牧宏文,高田和子,松村剛,神野進,久留聡,小長谷正明,多田羅勝義,田中茂穂, 田端泉,山本敏之,芳賀麻里子,阿部裕二,今泉博文 : 二重標識水法で測定した筋ジストロフィー 患者のエネルギー消費量.筋ジストロフィーの治験拠点整備,包括的診療ガイドラインの研究班 会議,東京,2011. 12. 3 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 阿部裕二,西宮弘之:特別講演『“ いざという時 ” 食事提供と栄養アセスメントを考える』~東 日本大震災に学ぶ~.第 52 回全国精神科栄養士研修会,東京,2011.7.1 (2)一般学会 1 阿部裕二,鷹羽智子,田口敦子,芳賀麻里子,仁木雅美,今泉博文,塙 悠,濱田孝,上野真弓, 菊地裕絵,安藤哲也,小牧元: 神経性食欲不振症患者における安静時エネルギー消費量の実測値 と推定値の乖離の検討.第 120 回日本心身医学会関東地方会,東京,2012.3.17 (3)研究会・院外集談会 1 阿部裕二:東日本大震災 診療支援報告 管理栄養士の被災地活動について.関東信越国立病院 管理栄養士協議会一泊研修会,長野,2011.6.25 2 阿部裕二:症例から見る生活習慣病の栄養管理.第 6 回全国精神科栄養士セミナー,福岡,2012. 2. 4 17 治験管理室 1)刊行論文 (1)原著論文 1 Iwata M,Shirayama Y,Ishida H,Hazama GI,Nakagome K: Hippocampal astrocytes are necessary for antidepressant treatment of learned helplessness rats. Hippocampus 21(8) : 877-884,2011 196 Ⅵ 業績 17 治験管理室 2 Pu S,Yamada T,Yokoyama K,Matsumura H,Kobayashi H,Sasaki N,Mitani H,Adachi A,Kaneko K,Nakagome K: A multi-channel near-infrared spectroscopy study of prefrontal cortex activation during working memory task in major depressive disorder. Neurosci Res 70(1) :91-97,2011 3 Ikezawa S,Mogami T,Hayami Y,Sato I,Kato T,Kimura I,Pu S,Kaneko K,Nakagome K: The pilot study of a Neuropsychological Educational Approach to Cognitive Remediation for patients with schizophrenia in Japan. Psychiatry Res 195(3):107-110,2012 4 Kobayashi H,Iwata M,Mitani H,Yamada T,Nakagome K,Kaneko K: Valproic acid improves the tolerance for the stress in learned helplessness rats. Neurosci Res 72(4):355363,2012 5 Iwata M,Hazama GI,Nakagome K: Depressive state due to isolated adrenocorticotropic hormone deficiency underlies school refusal. Psychiatry Clin Neurosci 66(3):243-244, 2012 6 中林哲夫,玉浦明美,近野健一: 日本における医薬品開発の現状と展望 精神神経疾患領域の臨 床開発を中心に.ファルマシア 9:793-798,2011 7 石郷岡純,宇都宮一典,小山司,田中逸,中込和幸: 糖代謝異常のみられない統合失調患者を対 象とした aripiprazole の糖代謝能に及ぼす影響. 臨床精神薬理 14(8): 1371-1386,2011. 8 中野和歌子,藤井千太,新福尚隆,館農勝,正宗弥生,秋山剛,佐藤創一郎,中込和幸,黒木俊秀, Yang Shu-yu,Tan Chay-Hoon,吉村玲児,中村純: 統合失調症入院患者に対する抗精神病薬 処方の最近 10 年間の変化.―東アジアにおける国際共同処方調査(REAP)の結果から―.臨 床精神薬理 14:1397-1411,2011 9 最上多美子,池澤聰,長田泉美,木村一朗,岡純子,速水淑子,廣江ゆう,安井いづみ,片山征爾, 河野倫子,加藤明孝,足立典子,兼子幸一,中込和幸: 内発的動機づけの役割に焦点化した認知 機能リハビリテーション NEAR. 精神医学 53(1):49-55,2011 (2)総説 1 玉浦明美: CRC を知ってもらうために ! ―関連部署との連携のために心がけていること―. 薬 理と治療 39(12) :1007-1008, 2011 2 中込和幸: 2.病相期に応じた統合失調症の薬物療法 ~薬物療法アルゴリズムを日常臨床に用 :73いる~.特集 統合失調症治療における薬物療法の位置づけ. 医薬ジャーナル 47(1) 80,2011 3 中込和幸: 治療(抗精神病薬)選択肢変更の判断基準. 臨床精神薬理 15:181-187,2012 4 最上多美子,池澤聰,山崎泰史,中込和幸: 対人コミュニケーションが困難な統合失調症. Schizophrenia Frontier,11(4):29-33,2011 5 中込和幸: 第 12 回 感情・行動・認知研究会 シンポジウムⅡ 「うつ病の最新疫学と臨床」 うつ病 の認知機能と NIRS・脳機能画像. 分子精神医学 11(3) :83-85,2011 6 中込和幸: 統合失調症:リハビリテーション期.第 2 章 薬物療法で生活はどう変わる ?:薬に できること・薬ができないこと 特集 生活の視点から薬物療法をとらえなおす. 精神科臨床サー ビス 12:24-28,2012 7 最上多美子,池澤聰,兼子幸一,朴盛弘,中込和幸: 統合失調症の認知機能障害に対する認知矯 正療法の効果. 日本神経精神薬理学雑誌 31:245-249,2011 8 最上多美子,中込和幸: 統合失調症―最近の話題―SCIT(社会認知・対人関係のトレーニング). 精神科 18(1) :44-48,2011 9 中込和幸: 認知リハビリテーションに情動の視点を加える.特集 精神療法における認知・ 行動・情動. 精神神経学雑誌 113(11) :1102-1108, 2011 10 最上多美子,中込和幸: 認知矯正療法による予後改善 -NEAR を中心に.特集・統合失調症の予 後改善に向けての新たな戦略. 精神医学 53(2) :143-149,2011 11 最上多美子,池澤聰,山崎泰史,中込和幸: 対人コミュニケーションが困難な統合失調症. Schizophrenia Frontier 11(4) :29-33,2011 197 Ⅵ 業績 17 治験管理室 18 医療安全管理室 (3)著書 1 Nakagome K: 9 Treatment-resistant schizophrenia. In Lauriello J and Pallanti S(eds.), Clinical Manual for Treatment of Schizophrenia,American Psychiatric Publishing, Washington DC,pp341-380,2012 2 樋口輝彦,市川宏伸,神庭重信,朝田隆,中込和幸編: 今日の精神疾患治療指針 医学書院,東京, 2012 3 中込和幸,兼子幸一,最上多美子監訳: Roberts DL,Penn DL,Combs DR.「社会認知ならび に対人関係のトレーニング(SCIT Social Cognition and Interaction Training)」 治療マニュア ル 星和書店,東京,2011 4 中込和幸: 脳科学研究.Ⅸ章 幻覚妄想研究の最前線.第 6 巻 幻覚と妄想,脳とこころのプライ マリケア 堀口淳編,日野原重明,宮岡等監修,シナジー(株),東京,pp504-513,2011 5 中込和幸: 第 6 章 統合失調症に併発したうつ病への対応.精神科臨床エキスパート 多様化した うつ病をどう診るか 野村総一郎編,医学書院,東京,pp152-173,2011 6 亀島信也,最上多美子,中込和幸,西元直美,高岸治人著: 進化とこころの科学で学ぶ人間関係 の心理学 亀島信也編. 福村出版,東京,2011 7 長田泉美,中込和幸: 5.統合失調症維持期と再発予防に向けた治療ストラテジー.Part 2 統合 失調症治療のストラテジー. 石郷岡純,岡崎祐士,樋口輝彦編,統合失調症治療の新たなストラ テジー ―非定型抗精神病薬によるアプローチ― 先端医学社,東京,pp95-99,2011 8 中込和幸: 4.思考,C.精神医学を理解するための認知行動科学,1.精神医学を学ぶための基 本的な知識と態度 山内俊雄,小島卓也,倉知正佳,鹿島晴雄編,専門医をめざす人の精神医学 第 3 版 医学書院,東京,pp64-68,2011 2)学会発表等 (1)特別講演、シンポジウム 1 中込和幸: 統合失調症の認知機能障害に対する心理社会的アプローチ.大会企画シンポジウム, 第 19 回日本精神障害者リハビリテーション学会,京都,2011.11.13 (2)国際学会 1 Nakagome K: J Cognitive impairment in mood disorders. Symposium in “International Conference on Affective Disorders, bridging between clinical research and practice”, Keio University Global Security Research Institute Mita, Tokyo, October, 2011 (3)一般学会 1 太幡真紀 : ローカルデータマネージャーと連携したデータ品質管理への取り組み . 第 11 回 CRC と 臨床試験のあり方を考える会議シンポジウム 8, 岡山 , 2011.9.25 18 医療安全管理室 1)刊行論文 (1)総説 1 安西信雄,伊藤淳子: 特集 安全・安心の精神科臨床サービス:どこでも役立つリスク軽減の方 法と実践、基本的な考え方と技術.精神科臨床サービス 11:308-312,2011 (2)雑誌・刊行物 1 伊藤淳子,佐藤紀子,木厚雅,小林千津子,小原路子,山本敏之: 転倒しやすいのはどんな人? 精神科特有アセスメントシートからの分析.精神看護 15:36-44,2012 2)学会発表等 (1)一般学会 1 伊藤淳子,佐藤紀子,植木厚雅,小林千津子,小原路子,山本敏之:精神疾患患者の転倒要因を探 198 Ⅵ 業績 18 医療安全管理室 19 療育指導室 る ~精神疾患患者の転倒転落アセスメントデータと臨床の経験から~.第 6 回医療の質・安全学 会学術集会,東京,2011. 11. 20 3)講演 1 伊藤淳子:当院の医療安全への取り組み.独立行政法人放射線医科学総合研究所重粒子医科学セ ンター病院医療安全研修会,2011.10.25 19 療育指導室 1)学会発表等 (1)研究会・院外集談会 「障害福祉制度改正への取り組み-療養介護移行に向けて-」.独立行政法人国立病院 1 福島健: 機構関東信越地区児童指導員・保育士協議会,平成 23 年度 研究会議及び総会,埼玉県川口市, 2012. 2. 4 2 日沼寿子: .独立行政法人国立病院機構関東信越 「卒業後の生活を考える-療育体験を通して-」 地区児童指導員・保育士協議会,平成 23 年度 研究会議及び総会,埼玉県川口市,2012.2.4 199 Ⅶ そ の 他 理事長 理事長 病院長 病院長 企画戦略室長 病院長 センターの業務の運営に関する重要事項 を審議し、決定する。 理事会で決定した重要事項の遂行および、 センターの所掌事務に関する企画及び立 案並びに調整に関する事務を行うほか、 理事会で審議する事項の協議を行う。 センター病院の運営に関することを協議する。 センター病院の経営に関する事項につい ての報告及び協議をする。 センター病院の運営・経営に関する報告 及び協議事項、その他センター管理上必 要な事項を各部門・各委員会により伝達、 周知する。 事務部門の主要事項の協議、情報共有及 び各係の連携強化。 病院の運営・管理に関する事項について 審議する。 理事会 運営会議 病院幹部会議 病院経営会議 ※ 23.5 より管理診療連 絡会議と合体 管理診療・経営会議 事務部門会議 診療部科長会 診療部長 診療部長 看護部長 看護部長 病棟部会(精神・第二) 各病棟部門の医療業務に関する情報伝達 医療業務に関する情報伝達、意見交換 看護管理に関する事項を審議し円滑な運 営と、看護師長としての資質の向上を図る。 看護管理に関する事項を審議し円滑な運営 と、副看護師長としての資質の向上を図る。 医師全体会 看護部管理運営会議 副看護師長会議 病院長 委員長 審 議 事 項 会 議(委員会等)名 1 会議及び委員会一覧 病院長 病院長 病院長、企画戦略室長、副院長、総務部長、財務経理部長、 看護部長、 薬剤部長、企画戦略室長補佐、各科診療部長、各課課長、医療情 報室長、治験管理室長、副看護部長、臨床研究顧問、企画調整職、 企画調整係長、経営係長、広報係長 企画戦略室長、病院長、副院長、総務部長、財務経理部長、看護 部長、副看護部長、総務課長、人事課長、企画経営課長、企画医 療研究課長、財務経理課長、監査室長、労務管理室長、情報管理 室長、医事室長、調達企画専門職、企画調整職、医事専門職、薬 剤部長、療育指導室長、医療福祉相談室長、臨床検査技師長、診 療放射線技師長、作業療法士長、理学療法士長、栄養管理室長、 第一心理療法主任、各病棟看護師長、在宅支援係長、教育・研修 係長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、 神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、手 術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、リハビリテー ション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、データマネージメ ント室長、臨床研究支援室長、遺伝カウンセリング室長、地域連 携室医長、各診療科医長、各診療科医師 看護部長、副看護部長、副看護師長 看護部長、副看護部長、看護師長 医師全員 当該病棟所属医師 病院長、副院長、各診療部長、診療科長、看護部長、医事室長 輪番 輪番 (各師長) 総合医局長 診療部長 病院長 企画戦略室長 病院長 病院長、副院長、診療部長(1 名)、看護部長、副看護部長、 薬剤部長、 企画戦略室長、総務部長、財務経理部長、総務課長、人事課長、 企画経営課長、企画医療研究課長、財務経理課長、医事室長 事務部門の専門職以上 理事長 理事長 司 会 理事長、理事、監事、企画戦略室長、神経研究所長、精神保健研 究所長、TMC センター長、病院長、副院長、看護部長、総務部長、 企画経営部長、財務経理部長、 理事長、理事(4 名)、監事(2 名) 陪席 : 企画戦略室長、総務部長、財務経理部長 組 織 構 成 輪番 輪番 (各師長) 各自 各自 各自 各自 医事専門職 企画経営課 医事室長 監査室長 監査室長 書 記 第 2 木曜日 第 2・4 火曜日 第 3 火曜日 両部門 月1回 第 2・4 火曜日 毎週木曜日 第 4 月曜日 第 4 月曜日 第 1・3 月曜日 第 1・3 月曜日 第 3 月曜日 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 203 204 看護師長 看護師長 副看護部長 副看護部長 副看護部長 感染褥瘡防止に関する教育と病棟での対策 研究の計画・調査・分析・まとめまでの 一連のプロセスを指導して看護研究を推 進する 治験・臨床研究に関する知識・技術の向 上と支援 看護の専門的領域に関する知識・技術の 向上と支援及び組織横断的活動における 問題解決 CVPPP の院内研修指導者養成における実 技指導方法とポイントの確認及び講義方法 の確認 CVPPP 研修 ・ 暴力に関する研修 リスクマネージメントに関する対策と教育 研修 看護助手として業務遂行上必要な事項 療養介助員として業務遂行上必要な事項 ヒヤリハット・医療事故報告 8 病棟入院対象者の評価 9 病棟入院対象者の評価 8 病棟入院対象者の状態報告と治療方針確認 褥瘡ケア検討会 NST・摂食嚥下リンク ナース会 看護研究推進部会 治験リンクナース会 専門領域担当者会 CVPPP 指導者養成研 修検討会 看護部リスクマネージ メント検討会 看護助手会議 療養介助員会議 リスクマネージメント 部会 8 病棟治療評価会議 9 病棟治療評価会議 8 病棟運営会議 病院長 交代制 交代制 総合内科部長 副看護部長 副看護部長 副看護部長 看護師長 感染管理認定 看護師 感染防止に関する情報の共有化を図り、各 部署の感染防止対策実施状況を評価する 感染リンクナース会 副院長 委員長 医療なんでも相談案件に関する審議等 審 議 事 項 総合相談室運営会議 会 議(委員会等)名 交代制 交代制 院長 第一司法精神科医長、第三司法精神科医長、9 病棟看護師長、多 職種各 1 名以上 病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部 長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟 師長、医事室長 総合内科部長 輪番 輪番 副看護部長 輪番 輪番 副看護部長 看護師長 看護師長 第二司法精神科医長、8 病棟看護師長、多職種各 1 名以上 総合内科部長、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、臨床検査 技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士、療育指導室長、社 会福祉士、心理士、管理栄養士、医事係長 副看護部長、療養介助員 副看護部長、看護助手 リスクマネージメント委員 副看護部長、インストラクター看護師、トレーナー看護師 副看護部長、認定看護師、各専任看護師 副看護部長、治験リンクナース委員 研究会委員 看護師長、委員 輪番 副院長 看護部長、 外来部長、 臨床検査部長、 総合内科部長、 在宅 支援医長、 副看護部長、 医療安全管理係長、 在宅支援師長、 外来師長、 主任心理士、 療育指導室長、 医療福祉相談室長、 MSW ICT 看護師長、 感染管理認定看護師、 感染リンクナース 司 会 組 織 構 成 医事係 医事係 医事係 医事係 輪番 輪番 輪番 輪番 輪番 輪番 輪番 輪番 輪番 医事室長 書 記 第 1 水曜日 毎週火曜日 毎週月曜日 月1回 年4回 第 2 水曜日 年4回 第 1 水曜日 年5回 第 4 木曜日 第 1 水曜日 年4回 第 1 水曜日 第 4 水曜日 第 1 金曜日 年4回 第 1 金曜日 第 4 金曜日 月1回 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 副院長 東京薬科大学 名誉教授 副院長 副院長 副院長 8・9 病棟の状況及び医療観察法の施行状況 の報告 医療観察法病棟における治療の倫理性及 び医療の質を確保する 精神科合併症患者の受入準備、体制、運 用方法等 センター職員が行うヒト及びヒト由来の 試料を対象とした医学研究及び医療行為 について、関連法律等の趣旨に沿って倫 理的配慮及び科学的妥当性が確保されて いるかどうか審査あるいは判断する 管理区域立ち入りに関する注意事項、放 射線障害の発生生防止のため規程の作成 及び改廃、予防規程の改正に関すること、 放射線同位元素等並びに放射線発生装置 の取り扱い管理、放射線障害の発生防止 に必要な事項を審議する 治験を実施することの倫理的、科学的及 び医学的・薬学的観点からの妥当性に関 する事項及び治験実施中又は終了時に行 う調査事項を審議する 治験等に関する研究以外の研究を行う場 合、研究の目的・内容条件、研究結果の 報告方法について審議する。治験等に関 する研究を受託研究として行う場合、合、 医薬品 GCP 省令の規程に基づいて調査審 議する 医療観察法病棟地域連 絡会議 医療観察法病棟倫理会 議 精神科患者身体合併症 医療事業 倫理委員会 放射線安全管理委員会 治験審査委員会 受託研究審査委員会 第二精神診療 部長 病院長 病院長 8・9 病棟の運営状況や治療内容に関する情 報公開及びその評価 医療観察法病棟外部評 価会議 病院長 委員長 9 病棟入院対象者の状態報告と治療方針確認 審 議 事 項 9 病棟運営会議 会 議(委員会等)名 副院長、薬剤部長、総合外科部長、小児神経診療部長、看護部長、 免疫研究部長、精神薬理研究部長、総務部長、企画経営課長、企 画医療研究課長、医事室長、外部委員 2 名 副院長、薬剤部長、総合外科部長、小児神経診療部長、看護部長、 免疫研究部長、精神薬理研究部長、総務部長、企画経営課長、企 画医療研究課長、医事室長、外部委員 2 名 副院長、放射線施設責任者、放射線取り扱い主任者、安全管理責 任者、施設管理責任者、健康管理医、管理区域担当者 病院長、神経研究所長、精神保健研究所長、企画戦略室長、看護部長、 TMC センター長、外部有識者各 1 名以上(自然科学、 人文社会科学、 一般) 副院長 副院長 副院長 委員長 副院長 院長 病院長、副院長、第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察 法病棟師長、小平市住民 、東村山市住民、関東信越厚生局・東 京保護観察所立川支部・多摩小平保健所・小平警察署・小平市・ 東村山市・小平消防署の職員 副院長、総合内科部長、精神科診療部長、総合外科部長、副看 護部長(2 名)、総合内科消化器科医長、総合内科消化器科医師、 精神科医長(2 名)、精神科医師、総合外科医師、病棟師長(2 名 /3 北病棟、5 北病棟)、外来師長、医療福祉相談室長、企画経営課長、 医事室長、医事室係員 以上 19 名(H23.4.13 現在) 院長 病院長、副院長、看護部長、第二精神診療部長、司法精神科医長、 医療観察法病棟看護師長、多摩小平保健所長、小平市健康福祉部 長、精神医学の専門家 1 名、法律関係者 1 名、精神保健福祉関係 者1名 第二精神 診療部長 院長 病院長、副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部 長、司法精神医学研究部長、副看護部長、司法精神科医長、病棟 師長、医事室長 第二精神診療部長、司法精神科医長、医療観察法病棟師長、精神 医学専門家(外部)数名 司 会 組 織 構 成 治験管理室 治験管理室 診療放射線 技師長 治験管理室 医事室 医事係 医事係 医事係 医事係 書 記 原則 月1回 原則 月1回 必要の都度 原則 月1回 月1回 月2回 年1回 年2回 第 3 水曜日 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 205 206 委員長 副院長 副院長 副院長 副院長 副院長 副院長 図書館長 副院長 総務部長 審 議 事 項 センター病院における臨床検査の能力の 向上を図るため、臨床検査の精度向上、 外部委託検査等、臨床検査部査部の運営 全般について審議する 新規医薬品の有効性及び安全性の検討、 採用決定、医薬品の情報交換及び副作用、 既採用医薬品の再評価と同一組成品、同 効品等の整理又は活用に関する事項等、 薬剤に関する必要事項について審議する 栄養管理の充実と向上とその適正な運営 を図る 入院患者の栄養状態改善のために、患者 の栄養状態を評価し、診療計画を立案、 治療上の指導及び提言を行うことを目的 とする センター病院における輸血業務を円滑に かつ適正に行うための総合的、具体的な 対策を検討、実施することを目的とする センター病院における感染管理体制の確立、 感染管理のための具体的方策および院内 感染発生時の対応等必要な事項を審議す る 図書館の円滑な運営について審議し、こ れを推進することを目的とする 診療録等を適正に保管及び管理するため に必要な事項を審議する 職員の健康管理及び安全及び衛生の確保 に関する必要な具体的諸事項について審 議する 会 議(委員会等)名 臨床検査部運営委員会 薬事委員会 栄養管理委員会 NST 委員会 輸血療法委員会 院内感染防止対策委員会 図書委員会 診療録等管理委員会 安全衛生委員会 図書館長 副院長 図書館長、図書館長補佐、企画医療研究課長、医療係長、司書、 副院長、神経研部長、精神保健研部長、看護部長、総務課長、財 務経理課長、企画経営課長、研究所事務室長、医事室長、情報管 理室長、情報管理室員 副院長 財務経理部長 看護部長 財務経理課長 医事室長医事専門 職 診療記録管理係 薬剤部長 臨床検査技師長 臨床放射線技師長 第一精神診療部長 神経内科診療部長 小児神経診療部長 脳神経外 科診療部長 総合内科部長 総合外科部長 放射線診療部長 臨床検 査部長 リハビリテーション部長 第五精神科医長 第二神経内科医 長 第二小児神経科医長 データマネージメント室長 治験管理室長 医療安全管理係長 看護師長 2 名 総務部長 副院長 病院長、副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精 神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科 診療部長、手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、 リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、衛生 管理者、感染防止推進部会長、薬剤部長、栄養管理室長、臨床検 査技師長、臨床検査技師、看護部長、副看護部長、感染管理認定 看護師、医療機器安全管理者、財務経理部長、総務課長、医事室 長、医事専門職、入院・外来係長 総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者 3 名、産業医、安 全委員 1 名、衛生委員 2 名 副院長 副院長、各診療部長、薬剤部長、副看護部長、看護師長、臨床検 査技師長、医事室長、 副院長 副院長 副院長、診療部長 2 名、総務部長、副看護部長、病棟師長(3 名) 、 栄養管理室長、栄養係主任、調理師長、 副院長、総合内科部長、総合外科部長、診療科医長(4 名) 、医師(2 名)、副看護部長、看護師長、副看護師長(2 名)、薬剤師、臨床 検査技師、栄養管理室長、管理栄養士、言語聴覚士、医事係長 副院長 副院長 司 会 副院長、各診療部長、薬剤部長、看護部長、企画経営課長、財務 経理課長、調達企画室長、医事室長 副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、外来部長、脳神 経外科診療部長、財務経理課長、医事室長、副看護部長、外来師 長、臨床検査部長、臨床検査技師長、副臨床検査技師長 組 織 構 成 職員係長 診療記録 管理係 企画医療研究課 入院・外来係長 臨床検査部 医事係 栄養管理室 副薬剤部長 臨床検査技師長 書 記 月1回 第 2 月曜日 随時 第 2 月曜日 奇数月 年4回 第 3 木曜日 第 1 木曜日 必要の都度 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 委員長 総務部長 副院長 副院長 副院長 副院長 外来部長 企画戦略室長 監事 副院長 審 議 事 項 保有個人情報の管理に係る重要事項の決定、 連絡・調整を行うことを目的とする。 褥そう管理について 医療安全に係る必要な事項を定め、適切 な医療安全管理を推進し、安全な医療の 提供に資する事。 査定減等を受けた診療の原因究明とその 対策について 関係医療機関等からの要請に適切に対応 し緊密な連携を図る事、関係医療機関等 の医療従事者との症例検討会等を通じ協 力して診療を進める事。 外来診療の一層の向上を図り、もって適 正かつ円滑な管理運営をするために必要 な諸事項について審議する。 センターにて行われる入札案件について 審議する。 「独立行政法人の契約状況の点検 ・ 見直し について、平成 21 年 11 月 17 日閣議決定」 に基づきセンターの契約の点検、見直し を行う。 病床管理に関しての管理・運営・調整に 関する審議及び病床利用率向上への対応 策の検討 個人情報管理委員会 褥そう委員会 医療安全管理委員会 診療報酬委員会 医療連携委員会 外来委員会 契約審査委員会 契約監視委員会 病床管理委員会 会 議(委員会等)名 副院長 副院長 副院長 副院長 外来部長 副院長、総合内科部長、看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄 養士、言語聴覚士、事務職 副院長、医療安全管理係長、第一精神診療部長、第二精神診療部 長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、 手術部長、外来部長、総合外科部長、総合内科部長、リハビリテー ション部長、放射線診療部長、臨床検査部長、薬剤部長、看護部 長、リスクマネージメント部会長、副看護部長、感染管理認定看 護師、医療機器安全管理責任者、財務経理部長、総務課長、医事 室長、医事専門職、入院・外来係長 副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、 小児神経診療部長、 脳神経外科診療部長、総合内科部長、総合外科部長、放射線診療 部長、臨床検査部長、リハビリテーション部長、薬剤部長、臨床 検査技師長、診療放射線技師長、看護部長、副看護部長、財務経 理部長、企画経営課長、医事室長、医事専門職、入院・外来係長・ 診療報酬指導係長、医事業務委託者、診療報酬顧問契約業者 副院長、医療連携室医長、医療福祉相談室長、医療社会事業専門職、 第一精神診療部長、神経内科診療部長、小児神経診療部長、脳神 経外科診療部長、総合外科部長、総合内科部長、精神科外来医長、 リハビリテーション部長、副看護部長、外来師長、在宅支援係長、 医事室長、医事専門職、医療連携室員 外来部長、小児神経診療部長、手術部長、理学療法部長、臨床検 査部長、診療科医長(4 名)、薬剤部長、副看護部長、 看護師長(2 名) 、 診療放射線技師長、臨床検査技師長、医療福祉相談室長、第一心 理療法主任、医事専門職、入院・外来係長 監事 副院長 監事、外部有識者 病院長、副院長、第一精神診療部長、神経内科診療部長、外来部 長、総合内科部長、各診療科医長(10 名)、看護部長、副看護部長、 看護師長(9 名)、医療福祉相談室長、財務経理部長、 企画経営課長、 財務経理課長、医事室長、医事専門職、入院・外来係長 企画戦略室長 総務部長 総括個人情報保護管理者(総務部長)、個人情報保護管理者(各 研究所所長、TMC センター長、病院長)、総務課長、文書管理 係長 企画戦略室長、副院長、総務課長、企画医療研究課長、外部委員 司 会 組 織 構 成 入院・ 外来係長 監査室長 調達企画室 医事室 医事専門職 診療報酬 指導係長 医事専門職 栄養管理室 文書管理係長 書 記 第 4 月曜日 必要の都度 月1回 第 3 月曜日 月1回 毎月 1 回 第 2 月曜日 年4回 随時 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 207 208 委員長 副院長 副院長 看護部長 副院長 副看護部長 副看護部長 副看護部長 副看護部長 審 議 事 項 病院業務運用に特化した情報システムの 検討を行う。センター全体の情報システ ム基盤・データ 2 次利用などの検討を行う。 患者・家族からの相談及び苦情、要望に 適切に対応し、良質な医療を提供するこ とを目的とする。 病院における医療サービスの質の検討、 患者満足度調査の分析結果に基づく改善 策の検討等の事項について審議する。 精神障害者に対する適正な医療の提供、 特に精神保健及び精神障害者福祉に関す る法律に基づく適正な行動制限実施等の 啓蒙と確認。 院内教育企画運営に関すること。 実習指導に関する事項及び実習指導者の 教育研修 看護記録及び情報システムに関すること。 看護方式・看護基準・手順看護必要度に 関すること。 病院情報委員会 アドボカシー委員会 医療サービス検討委員 会 行動制限最小化委員会 看護教育委員会 実習指導委員会 看護記録・ 情報システム委員会 看護業務委員会 会 議(委員会等)名 副看護部長、業務委員 副看護部長、各看護単位記録委員 副看護部長、実習指導委員 副看護部長、教育委員 副院長、第一精神診療部長、第二精神診療部長、看護部長、副看 護部長、精神科病棟医長、精神科病棟看護師長、医療福祉相談室 長、第一心理療法主任、医事室長、医事専門職 副院長、神経内科診療部長、第 1 精神診療部長、外来部長、総合 内科部長、財務経理部長、薬剤部長、総務課長、医事室長、副看 護部長、入院外来係長、 輪番 輪番 副看護部長 輪番 副院長 看護部長 副院長 副院長 副院長、データーマネージメント室長、第一精神診療部長、神経 内科診療部長、小児神経診療部長、脳神経外科診療部長、 手術部長、 総合外科部長、リハビリテーション部長、放射線診療部長、臨床 検査部長、薬剤部長、副看護部長、看護師長、医療安全管理係長、 治験管理室長、栄養管理室長、総務部長、財務経理課長、地域・ 在宅医療支援室長、主任児童指導員、医療社会事業専門職、第一 心理療法主任、情報管理室長、企画医療研究課長、研究所事務室 長、医事室長、医事専門職 副院長、外来部長、精神科外来医長、看護部長、副看護部長、医 療安全管理係長、外来師長、医療福祉相談室長、医療福祉相談室 職員 1 名、総務課職員 1 名、医事職員 1 名 司 会 組 織 構 成 輪番 輪番 輪番 輪番 医事専門職 医事室 医療福祉 相談室 医事専門職 書 記 第 2 木曜日 第 2 金曜日 第 3 水曜日 第 3 木曜日 第 4 月曜日 月1回 月1回 月1回 開催日 Ⅶ その他 1 会議及び委員会一覧 独立行政法人 国立精神 ・ 神経医療研究センター 2011 年度 病院年報(第 25 号) 発 行 2012 年 9 月 発 行 者 糸山 泰人 編集委員長 安西 信雄 印 刷 有限会社 新和印刷 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院 〒187-8551 東京都小平市小川東町 4-1-1 電話 042-341-2711
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