研究留学に関するアンケート 2013 - United Japanese researchers

UJA Survey結果
研究留学に関するアンケート
2013
アンケート期間:2013.8.1∼2013.10.10 回答数:533
※ 単位のない数値は「人数」です。
※ 「研究留学に関するアンケート2013」結果のダイジェストをご用意しております。
ぜひ、こちらも併せてご覧下さい。(http://www.uja-info.org/2013mbsj/2013UJASurvey-digest.pdf)
United Japanese researchers Abroad 公式Webサイト
http://www.uja-info.org
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学に関する現状把握
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
1. 現在の年齢 (対象:全員 / 必須)
※ 60歳以上の回答はなし
30
25
20
人数
興味なし
30
33
36
39
42
45
48
18歳以下
0
0
1
0
19
0
0
2
0
20
0
0
4
0
21
0
0
4
0
22
1
0
8
0
23
3
0
4
0
24
2
0
6
0
25
8
1
5
1
26
1
0
5
0
27
10
4
5
0
28
8
2
2
1
29
27
1
4
0
30
18
4
1
0
31
23
4
1
0
32
19
8
3
0
33
27
3
2
0
34
27
16
2
1
6
4
0
36
25
7
1
0
経験あり
37
19
12
1
0
38
18
11
2
0
39
16
10
0
0
40
14
9
1
0
41
4
10
0
1
42
7
2
0
0
43
1
5
0
0
44
8
3
1
0
45
1
5
0
0
46
4
0
0
0
47
1
3
0
0
48
3
1
0
0
49
0
1
0
0
50
0
1
0
0
51
0
0
0
0
52
1
0
0
0
53
1
2
0
0
54
0
1
0
0
55
0
0
0
0
56
0
0
0
0
57
0
1
0
0
58
0
0
0
0
59
0
1
0
0
60歳以上
0
0
0
0
合計
326
134
69
4
5
27
興味なし
29
10
24
興味あり
35
15
21
経験あり
興味あり
留学中
18歳以下
留学中
51
54
57
60歳以上
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
2. 性別 (対象:全員 / 必須)
21.5%
17.9%
29%
25%
女
男
78.5%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
計
男
256
110
49
3
418
女
70
24
20
1
115
合計
326
134
69
4
533
82.1%
71%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
75%
興味なし(4)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
3. 【現状】 立場 (対象:全員 / 必須)
2.8%
0.3%
1.5%
2.1%
3.7%
4.3%
6.7%
6.7%
1.5%
0.7%
6%
11.7%
経験あり
興味あり
興味なし
4.3%
ポスドク・研究員
239
30
7
1
2.9%
2.9%
学生
38
7
44
1
助教
14
40
8
0
企業研究職
12
9
3
1
准教授
7
19
0
0
講師
5
8
2
1
非研究職
1
1
2
0
臨床医
1
2
0
0
教授
0
9
0
0
その他
9
9
3
0
合計
326
134
69
4
その他
グループ・リーダ
ー / プログラム
マネージャー /
group leader /
PI / Staff
Scientist / PI/独
立上級研究員 /
国立研究所PI /
育休中 /
Faculty /
4.3%
25%
11.6%
14.2%
25%
6.7%
29.9%
留学中
63.8%
25%
73.3%
5.2%
25%
22.4%
10.1%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
興味なし(4)
その他
教授
臨床医
非研究職
講師
准教授
企業研究職
助教
学生
ポスドク・研究員
独法 スタッフ研 契約社員(2) /
究員 / グループ 室長 /
長 / 経営者 / 会
社員 / 団体研究
職 / 国立研究所 研究職 / 企業医
学専門家 / 室
長 / 独立行政法
人職員(研究
職) /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
4. 【現状】 雇用条件 (対象:全員 / 必須)
5.2%
0.6%
2.1%
3.4%
6%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
任期更新有り
144
51
7
2
奨学金・フェローシ
ップ
103
7
27
1
任期付き更新無し
42
14
5
0
任期無し・テニュア
11
45
10
1
テニュアトラック
7
8
1
0
非常勤
2
1
3
0
その他
17
8
16
0
合計
326
134
69
4
その他
企業からの留学
(2) / 任期無し、ノ
ンテニュア / ボスの
グラント / 自費 /
RA / ポスドク / 会
社員 / 企業からの
海外派遣 / GA /
現地の大学の博士
過程在籍 / 客員研
究員 / 育休中 / 私
費 / 企業派遣 / 企
業からの研究留
学 / Graduate
Student
Researcher /
正社員(2) / なし /
博士後期課程学
生 / 定年までの正
規雇用 / 会社員 /
学生 / at-will
employment /
学生(8) / 正社
員 / A / 日本の大
学院生 / 私費 /
part-time job /J21
雇用なし / 無し /
学振 /
0.7%
6%
23.2%
25%
12.9%
33.6%
4.3%
1.4%
14.5%
25%
31.6%
7.2%
10.4%
5.2%
39.1%
50%
44.2%
38.1%
10.1%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
興味なし(4)
その他
非常勤
テニュアトラック
任期無し・テニュア
任期付き更新無し
奨学金・フェローシップ
任期更新有り
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
5. 【現状】 研究室主宰者(PI)について (対象:全員 / 必須)
7.4%
6%
7.2%
7.2%
9.5%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
PIを目指している
189
68
39
1
PIは目指さないが研究を
仕事としたい
82
20
20
0
現在PIである
31
38
5
1
将来は研究以外の仕事
に就きたい
24
8
5
2
合計
326
134
69
4
28.4%
50%
29%
25.2%
将来は研究以外の仕事に就きたい
現在PIである
PIは目指さないが研究を仕事としたい
PIを目指している
14.9%
25%
58%
56.5%
50.7%
25%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
興味なし(4)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学開始時の状況
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
6. 【留学開始時】 年齢 (対象:留学中・経験あり / 必須)
留学中
経験あり
18歳以下
4
1
19
1
1
20
0
0
21
1
1
22
9
1
23
8
0
24
11
3
25
8
9
26
7
5
27
32
8
28
27
17
29
31
12
30
24
15
経験あり
31
35
15
留学中
32
20
12
33
21
8
34
23
6
35
19
6
36
17
4
37
11
5
38
7
1
39
2
1
40
7
1
41
1
0
42
0
1
43
0
0
44
0
0
45
0
1
46
0
0
47
0
0
48
0
0
49
0
0
50歳以上
0
0
計
326
134
※ 50歳以上の回答はなし
36
30
人数
24
18
12
6
18歳以下
20
22
24
26
28
30
32
34
36
38
40
42
44
46
48
50歳以上
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
7. 【留学開始時】 立場 (対象:留学中・経験あり / 必須)
8.6%
0.9%
0.9%
5.5%
6.7%
1.5%
0.7%
3%
6%
8%
15.7%
14.7%
30.4%
38.1%
その他
非研究職
教授
准教授
講師
企業研究職
臨床医
助教
ポスドク・研究員
学生
留学中
経験あり
学生
101
38
ポスドク・研究員
99
51
助教
48
21
臨床医
26
8
企業研究職
18
4
講師
3
1
准教授
3
2
教授
0
0
非研究職
0
0
その他
28
9
合計
326
134
なし(5) / 学位取得後留学
(2) / 博士取得直後(2) /
高卒(アメリカで学部修了
後) / 教務補佐員 / 小学
校まで日本 / 訪問研究
員 / 国家公務員(研究
職) / 助教+臨床医 / 技
術者 / 獣医師 / Got PhD
in europe / 該当無し / 企
業派遣社員 / 客員教授 /
小学生 / 室長(国立研究
機関) / 医員 / 技術補佐
員 / 日本学術振興会海外
特別研究員 / Ph.D 取得を
し大学院を卒業 / 無職 /
国立研究所職員(研究職)
(2) / 無職(2) / 大学院修
了で無職 / なし / 日本で
の立場なし / 高校卒業直
後 / 短期研修 /
その他
31%
留学中(326)
28.4%
経験あり(134)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
8. 【留学開始時】 雇用条件 (対象:留学中・経験あり / 必須)
20.9%
26.7%
0.7%
9.7%
留学中
経験あり
任期更新有り
82
26
奨学金・フェローシップ
73
22
任期付き更新無し
38
25
任期無し・テニュア
28
19
非常勤
18
13
テニュアトラック
0
1
その他
87
28
合計
326
134
学生(25) / なし(12) / 大
学院生(5) / 会社員(4) /
私費(4) / 学位取得後留
学(3) / 無給(3) / 学部生
(2) / 該当無し(2) / 無職
(2) / 修士課程の学生でし
たので雇用されていませ
ん。 / 日本での雇用なし /
日本学生支援機構 / 大学
病院での研修員(無賃
金) / Grad student / 日本
では雇用されていない /
常勤職員 / Got PhD in
europe / 大学院卒業・博
士取得後すぐに留学 / 日
本での所属なし /
Graduate student / 客員
教授 / 小学生 / 修士学
生 / 書類上は任期無し・テ
ニュア(実質は任期更新あ
り) / 勤務医 / 医局人事 /
student / 雇用関係なし /
大学院を卒業 / 常勤医
師 / 企業研究員 / 博士課
程中退&学振研究員
(DC1)中途辞退 / 常勤医
師(大学職員)
学生(12) / 無職(3) / な
し(3) / 大学院生(2) / 自
費(2) / 正社員 / 院卒業
と同時に / 大学院修了で
無職 / 学振 / 病院職員 /
日本での雇用なし /
5.5%
8.6%
14.2%
11.7%
18.7%
その他
テニュアトラック
非常勤
任期無し・テニュア
任期付き更新無し
奨学金・フェローシップ
任期更新有り
22.4%
その他
16.4%
25.2%
19.4%
留学中(326)
経験あり(134)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
9. 【留学開始時】 動機 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須・複数回答可)
留学中(回答者数326)に占める割合
留学中
経験あり
興味あり
研究の幅を広げたかったから
240
103
50
英語力・技術向上(コミュニケーシ
ョン、プレゼンテーション等)目的
218
74
51
とにかく経験してみたかったから
キャリアアップにつながると思っ
たから
191
69
37
日本での条件・環境に不満だったから
とにかく経験してみたかったから
169
68
33
日本での条件・環境に不満だっ
たから
95
24
19
海外でしか出来ない研究だから
65
35
25
その他
28
12
6
1006
385
221
場所は関係なく、受入先の研究
テーマに興味を持ったから / 任
期満了後、雇用契約を更新され
なかったから / 日本で就職先が
無かったので。 / 会社の意向 /
やりたい研究テーマを扱うラボが
たまたま海外ラボだったから /
家族の都合 / 他に職がなかった
から / 夫のポスドク赴任に同行
(妊娠中) / 海外で研究を進めて
行きたかったから / 所属したい
研究室が海外だったから / 家族
で一緒にいるため / アメリカでの
研究環境、雰囲気がよいと思っ
たから。大学院生には給料が支
払われるから。 / 海外での研究
経験があったから / 海外で働く
事のできる看護師、研究者になり
たかったから / 米国の研究の実
態を知りたかったから / 日本の
医局内での研究環境は劣悪なの
で / 自分の能力を生かすため /
論文のクオリティの高さ / 永住
権を取得したため / 会社からの
業務命令 / 自分の力をためした
かったから / 非日本人研究者と
知り合い、仕事をしたかったか
ら。 / 研究に専念できるから /
教授の推薦 / 世界と日本を比較
して見ないとわからないから / 将
来における選択肢が増えるか
ら。(日本の政策に左右されな
い。) / 日本では研究を続けるう
えでの財政面での見通しがたた
なかったから / 日本のアカデミア
にはインテリゲンツィアがいない
から /
日本で浪人するよりましだと
思ったから / 事業仕分けに
絶望し、日本の科学に未来
はないと思ったから / 留学
先にポストがあったから /
本場のサイエンスに触れて
みたかったから / 卒業要件
として定められていたため /
偶然だったというのもあ
る。 / 中東研究が現地でし
たかったから。 / 異文化経
験をつけるため / 大学院留
学では財政援助があったか
ら / 日本でのヒエラルキー
制度が不満だった。アメリカ
のように意見を自由に言え
ないことがあった。 / ネット
ワークを広げたかった /
(外国人)研究者の考え方、
文化、仕事の進め方を知る
ため /
留学先で出会う日本人同士
でのネットワーク形成によ
る、帰国後の将来的な日本
におけるPIクラスとの研究ネ
ットワークの確保 / 研究ネ
ットワークを広げたい / 視
野を拡げる / 放射能汚染
から逃れるため / 大学院留
学の場合、奨学金やRA /
TAが充実しているため、学
費負担への懸念が少ない /
研究の幅を広げたかったから
英語力・技術向上目的
キャリアアップにつながると思ったから
海外でしか出来ない研究だから
その他
経験あり(回答者数134)に占める割合
合計
研究の幅を広げたかったから
英語力・技術向上目的
キャリアアップにつながると思ったから
とにかく経験してみたかったから
日本での条件・環境に不満だったから
海外でしか出来ない研究だから
その他
興味あり(回答者数69)に占める割合
研究の幅を広げたかったから
英語力・技術向上目的
キャリアアップにつながると思ったから
とにかく経験してみたかったから
日本での条件・環境に不満だったから
海外でしか出来ない研究だから
その他
その他
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
10. 【留学開始時】 留学先の選び方 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
3.7%
2.8%
2.8%
4.6%
8.3%
8.6%
3.7%
2.2%
2.2%
3.7%
4.3%
興味あり
(複数回答可)
論文を見て
100
38
39
1.6%
3.2%
知り合いのつて
94
39
46
ホームページを見
て
32
9
31
学会等で面識
28
20
26
公募情報を見て
27
12
15
相手から誘われて
15
5
6
教室・医局の人員
派遣引き継ぎ
9
3
3
共同研究
9
3
12
まだ考えていない
-
-
8
その他
12
5
0
合計
326
134
186
e-mailで直接コンタ
クトを取った / 日本
に来ていたときに直
談判 / 推薦され
て / 正規の学生と
して入学を申請し
た / 住むに値する
街かどうか / 行先
は会社が決めてい
た / 奨学金 / キャ
ンパスを訪ねてみ
て / 家族の都合 /
担当教官の推奨 /
大学院受験 / 夫の
ポスドク赴任に同行
(妊娠中) /
学校の案内で / 日
本の所属大学の提
携校 / 一般的に自
分の分野では有
名 / あこがれて /
相手先に直接コン
タクト /
9%
8.1%
14.9%
9.8%
6.7%
16.7%
28.8%
29.1%
その他
まだ考えていない
共同研究
教室・医局の人員派遣引き継ぎ
相手から誘われて
公募情報を見て
学会等で面識
ホームページを見て
知り合いのつて
論文を見て
24.7%
その他
28.4%
21%
留学中(326)
経験あり
6.5%
14%
30.7%
留学中
経験あり(134)興味あり・複数回答可(186)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
11. 【留学開始時】 問い合わせ留学先候補の数 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
150
留学中
経験あり
興味あり
1
143
59
11
2
37
18
11
3
48
22
15
4
16
10
6
5〜10
66
20
24
11〜19
14
1
2
20〜39
1
1
0
40〜
1
3
0
合計
326
134
69
120
留学中
経験あり
興味あり
人数
90
60
30
0
1
2
3
4
5∼10
11∼19
20∼39
40∼
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
12-1. 【留学開始時】 留学先の決定について重視したこと (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
留学中(326)
経験あり(134)
興味あり(69)
自身の研究テーマとの相性
過去の研究業績
かなり重視
それなりに考慮
少しだけ考慮
ほとんど考慮しない
研究の将来性
所属機関のレベル
ボスの人柄・相性
雇用等の条件
生活環境
留学中
興味あり
経験あり
自身の研
究テーマと
の相性
過去の研
究業績
研究の将
来性
所属機関
のレベル
ボスの人
柄・相性
雇用等の
条件
生活環境
自身の研
究テーマと
の相性
過去の研
究業績
研究の将
来性
所属機関
のレベル
ボスの人
柄・相性
雇用等の
条件
生活環境
自身の研
究テーマと
の相性
過去の研
究業績
研究の将
来性
所属機関
のレベル
ボスの人
柄・相性
雇用等の
条件
生活環境
かなり重
視した
167
132
137
100
109
39
61
61
50
46
37
35
15
23
36
27
37
21
41
16
16
それなりに
考慮した
95
124
106
110
97
69
104
49
56
47
52
37
30
41
26
34
28
27
19
42
43
少しだけ
考慮した
40
42
61
69
61
97
102
17
19
27
25
37
30
42
6
8
4
17
5
9
10
ほとんど考
慮しなかっ
た
24
28
22
47
59
121
59
7
9
14
20
25
59
28
1
0
0
4
4
2
0
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
12-2. 【留学開始時】 前項以外の重要なファクター (対象:留学中・留学経験あり)
留学中
プロジェクトを選べるのか、それとも与えられるのか。 / ラボの他のメンバーの人柄、協調性など / 将来アカデ
ミックのポストを希望するにあたり、ボスの研究室出身でアカポスに就いている研究者の人数も考慮しました。 /
PIの若さ。自分の研究にどのくらい協力してくれそうか。 / 知り合いのつてで、サマースチューデントとして、日
本で修士課程1年生の時に7月初めから9月の末まで3ヶ月間同じ研究室に短期留学しました。その経験が博
士課程の学生として同じ研究室に戻ってきたいという大きな動機付けとなりました。もう一つは、中島記念国際
交流財団というところから奨学金をもらえたことです。そもそもこの奨学金がもらえなければ経済的に留学するこ
とは不可能でしたし、奨学金を自分で用意することは留学先期間の受け入れ条件の一つでもありました。 / そ
の研究室出身者の進路(どのくらいPIになっているか、など)は、そのボスが自分の将来にサポーティブである
か、などの目安になる。 / ラボの研究資金獲得状況 / 日本学生支援機構のような返済義務のある学生ローン
ではなく、お給料という形の奨学金を得られる所を選びました。 / 日本の所属ラボの環境が劣悪で、次の行き
先が決まらない限りそのラボからも出ることが出来い状況だったので、勝手に現在のボスと連絡を取り、行き先
を決めた。行き先が決まり、フェローシップが取れてしまえばボスも放出せざるを得ないので、その方法をとっ
た。 / ポスドクやインストラクターなどの若手研究者が独り立ちするためのトレーニングが研究機関として整って
いるかを注視した。例えば、研究機関が外国籍の若手研究者に対してグラントを用意しているか、学内で自分
のPI以外からも研究指導を受けられる環境であるかなど。 / 英語が母国語である国であること。 / 留学先の研
究室に日本人がいないこと。 / 過去に留学先研究室に留学していた日本人からの情報 / 高額な装置を研究に
用いるので、十分なファンドのある研究室に応募しました。また、日本人の少ない研究室を探しました。(日本人
同士でなれ合うことが多いと聞いていたので)ボスの年齢、経験も考慮しました。若いリーダーは経験不足でトラ
ブルが多そうだったのと、夫婦ラボもさけました。 / 自身の研究テーマとボスの研究テーマとの相性学費免除制
度がある事 / ラボの人種。ネイティブスピーカーがいるかどうか / 自身が参加した海外のサマーコースで、留
学先のボスがレクチャラーの一人として参加、PhD学生がコース学生の一人として参加していたので、ラボの情
報を知るよい機会になりました。 / ユニークな分野であること。日本であまり行っている研究室がないこと。 / 研
究に真摯な態度のPIかどうか(捏造をしない事) / 尊敬する科学者であること。 / ラボの規模 / アメリカ。欧州・
カナダなどは不可。 / 奨学金 / NatureやScienceのウエブサイトにある公募を中心に複数応募し、オファーを得
たのが現在の所属先のみだった。その時点で既に日本国内で所属先のポスドクとしての任期が切れ無職だっ
たので、それ以上留学先を探すのが困難だった。 / 留学先PIの年齢。若さを重視した。 / 治安 / 研究開始可
能時期(お互いの希望の一致) / 研究環境 図書館・データベースの設備 / ラボの中に多様な価値観がある
こと=人種が偏っていないこと / 現在の所属研究室は、過去にも(日本人を含め)優秀な研究者を輩出してい
る実績がありましたので、研究者育成に優れた環境であるということも決定的だったと思います。日本人PIの研
究室は避けました。英語でのコミュニケーションを磨きたかったという部分もあります。 / 研究内容が自分のやり
たいことにあうかどうか。 / >留学先都市、大学周辺の安全度。徒歩圏内での生活用品が購入できるのか、自
分自身で生活が可能かどうか。>研究費をうまく存続しているボスであること / 日本の出身ラボとの関わり。 /
正確には留学ではなく新規技術の導入を図るための社外派遣であって、会社がどの研究室に人を送るかは決
めていたので、どこの研究室に行くという自由度はなかった。 / 研究機関の規模の大きさ / 研究予算が潤沢か
どうか。 / 研究室の同僚(ポスドク)たちの人柄と彼らのボスに対する印象研究室の雰囲気 / 学術振興会海外
特別研究員を視野に入れて選んだ / 研究材料(クワガタムシ)の調達・飼育が可能かどうか。 / 前任者からの
評判 / 勤務先が大都市圏にあること。 / 給料額 / ちょうどいいタイミングで現実に受けいれてくれるかどうか。
アメリカ合衆国ではないこと。 / 日本との研究リンク / ラボの規模(人数が多すぎないか)とボスの年齢(若いボ
ス) / 受け入れ先の教授と自分の教授との研究交流の結果実現した。 / 雇用の安定性 / 家族が快適に生活
できるか / 最初のプログラムは2年と1年の選択肢があったのですが、1年と短いものを選択し、早期にステッ
プアップすることを考えました。 / 実験装置の充実度 /最大の決定要因は、現所属研究室が新規研究機関の
立ち上げに参画する事をインタビューに際し知った事である。国内においても、新規部署の立ち上げですらなか
なか巡り会う事はないので、経験という意味でも、研究文化という意味でも貴重な機会だと思ったので。 / 妊娠
中に夫に同行したため育児環境 / 英語で学生の指導をしたいと思っていたので、大学院生が多く、ポスドクの
少ない研究室を選ぼうとした。 / 研究分野の広さ。基礎研究から応用まで行える研究設備を確保しているこ
と。 / プライベートも充実させられそうな環境 / ボスが共同研究などを通して広い人脈を持っているか。 / ・出
身者の学位取得後の進路・日本の研究者とのつながりなど /
安全面、医療面、子供の教育環境、日本人の知り合いがいる地域 / 研究費用、予算研究室の環境(国際色豊
かかどうか) / 自分自身のしたい事が自由にさせてもらえるのかどうか。 / 出身地である国で働きたかった。 /
子育てと仕事の両立が可能であるかどうか。 / 雇用条件の中で、給与が生活していける程度のレベルであるこ
とと、メンバーの入れ替わりが少ないことで長期雇ってもらえる可能性があること。日本ではPhDホルダーでしか
も30歳を超えているにもかかわらず、年収250万程度であったことから。 / 配偶者の同意 / 知り合いの方から
の紹介であったし、自分ではどのように探していいのか模索中であったために迷うことなく今の場所に決めまし
た。今思えばもう少しいろんな可能性を時間が許す限り探れば良かったと思う。 / 英語圏であること。 / ボスの
年齢。若くて、これから発展していきそうなグループを選びました。 / 留学先の資金状況(グラントなど) / 同僚
が良い人達かどうか
経験あり
留学タイミング、運(たまたま先方が探していた実験スキルを自分が持っていた)、英語圏の国(ラボ以外でも生き
た英語を学べる)、 / 医局からの派遣であったために、自分でいろいろな研究施設を調べて選んだわけではな
かった。 / 海外学振に申請したので、雇用条件は考慮しなかった。ビッグラボは性格的にあわなそうだったの
で、ラボの規模が5~10人程度のところを探した。 / それまでの研究テーマを持ち込み、引き続きおこなうことの
できる留学先を探した。 / 私はフランスに行ったが、フランスでは英語よりフランス語を使用する方が喜ばれる
ため、フランスの文化を予め知っておく方がうまくいく。留学先の国の文化を事前調査しておくことが重要と思
う。 / 現地語(アラビア語)の資料が入手しやすい。修士論文のテーマと同じ専門性の教員がいる。うまく行かな
くなってもアメリカなどの大学院に転入でき、単位認定の可能性もある。 / 高校卒業直後だった上、親戚を頼り
つつ米国の大学に入るつもりで出国したので、特にあれこれと深く考えたことはありませんでした。 / あこが
れ / 自分の目的が基礎研究の訓練を受けることだったので、きちんと指導してくれるラボ(上司(スタッフサイエ
ンティスト))を選びました。 / 何を学べるか?研究環境がよいか?ボスに論文を通せる政治的パワーがある
か? / Labのサイズと予算、所属機関の人材、設備等の環境、教育・研究サポート体制、国と生活地域の生活
水準・安全性、子供の教育環境等。 / 日本人研究者を含め、海外の研究者がいるかどうか。 / 日本の指導教
官を知っていると思われる教官が居ること / 家族帯同だったので、生活環境の中でも安全性と教育環境を非常
に重視しました。 / 給与(日本からか、相手先からか) / 日本の研究室(研究機関)とのコネクション。就職先と
して日本の可能性を除外したくなかったので日本の研究室とのコネクションがある研究室を希望していた。幸運
にも日本と共同プロジェクトを行ってる研究室からお誘いを受け(留学自体もその共同プロジェクトと関連がある
研究テーマだった)、留学が実現した。留学し、日本の学会をしばらく離れる事が不利に働かないことが気がか
りだった。 / 英語の能力を伸ばしたかったので、英語圏に留学したかった。 / 研究で使用するモデル生物は以
前と同じものでラボのボスがアメリカ人であること。これにより、研究は問題なく行え、英語のスキルが上がると
考えた。 / (大学院留学だったので)財政援助の有無 / 女性研究者の活躍の実績があるか。日本人が他に留
学していないか(必要以上の私生活への干渉等を避けたいと思ったため) / 留学先のグラント状況。日本人留
学生の有無(私は日本人のいないラボを好みました)
興味あり
将来にわたって研究の重要なパートナーになりえるか / ボスの人柄に近いですが、ラボの雰囲気は重要だと思
います。変にポスドク同士が競争させられてギスギスしているようなラボは避けたいです。結局ボス次第なのか
もしれませんが。あとは、論文が出ていても、ちゃんとそのラボのボスがコレスポであったり、室員がファースト
の論文が多いかはよく見ています。 / 「研究留学」という言葉の中に学生の内にする「研究インターン」と、博士
を卒業してからの「海外渡航」という2つの意味が混ざっていて、質問に大変答えにくい。学生は海外に「学び」に
行き、博士号取得者は海外に「働き」に行くのだからこの2つは本質的に意味が異なるはずであり、分けて聞くべ
き事柄であるし、もし後者の意見を求めるならば「留学」という表現はおかしい。 / TOEFL, GREの点数授業料生
活費 / 先輩になるような方が身近にいるかどうか / 留学後の進路 / こちらの状況も理解した上で受け入れを
検討してくれるかどうかということ。現在の上司の知り合いで、人となりがまともであることがわかっていること。
現在の職場を休職した状態で留学させてくれるということ。以上の理由により、帰国後の職が少なくとも確保さ
れている状況で留学することができるということ。
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
初期の計画期間
(対象:留学中・経験あり・興味あり)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
13-1. 【初期計画】 留学開始時の期間について (対象:留学中・経験あり・興味あり)
1.8%
53.5%
留学中
経験あり
定まっていた
145
61
定まっていなかった
174
72
その他
6
0
合計
325
133
その他
目標設定があった / PhD取得
まで / おおよそ定まってい
た / 博士論文の完成まで5年
から7年程度 / 契約上は1年 (実質上は未定) / フェローシ
ップの期間は決まっていた /
54.1%
その他
定まっていなかった
定まっていた
44.6%
45.9%
留学中(325)
経験あり(133)
13-2. 【初期計画】 (前問で「定まっていた」を選択) 期間が定められていた場合 (対象:留学中・経験あり・興味あり)
留学中
経験あり
興味あり
0〜半年ぐらい
5
11
2
1年ぐらい
15
20
9
2年ぐらい
79
26
12
3年ぐらい
30
8
11
4年ぐらい
5
0
2
5年ぐらい
14
1
8
7年ぐらい
1
0
0
10年ぐらい
0
0
1
11年以上
0
0
0
合計
149
66
45
80
64
留学中
経験あり
興味あり
人数
48
32
16
0∼半年ぐらい
2年ぐらい
4年ぐらい
7年ぐらい
11年以上
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
13-3. 【初期計画】 (13−1で「定まっていなかった」を選択) 期間が定まっていなかった場合 (対象:留学中・経験あり・興味あり)
6%
5.8%
13.6%
13%
15.2%
15.9%
2.2%
6.5%
留学中
経験あり
興味あり
その時点で帰国のことは考えない
65
29
11
研究成果がでるまで
55
16
18
次のポジションが決まるまで
28
11
13
お金が続くまで
25
9
3
その他
11
4
1
合計
184
69
46
28.3%
その他
お金が続くまで
次のポジションが決まるまで
23.2%
29.9%
研究成果がでるまで
その時点で帰国のことは考えない
39.1%
42%
35.3%
卒業するまで(2) / 学位
をとるまで(2) / PhD 取
得まで(2) / 博士号をと
るまで(2) / 奨学金が続
くまで / 留学先でPIとし
て働くことを考えてい
た / ドクター取得にかか
る期間の個人差 /
その他
23.9%
留学中(184)
卒業するまで(2) / 卒業 子供の就学 /
時期が未定 / 2年間と
自分の中で決めてい
た/
経験あり(69) 興味あり(46)
14. 【初期計画】 当初予定していた留学期間 (対象:留学中・経験あり / 必須)
100
80
留学中
経験あり
人数
60
留学中
経験あり
0〜半年ぐらい
4
9
1年ぐらい
13
20
2年ぐらい
99
40
3年ぐらい
84
34
4年ぐらい
30
11
5年ぐらい
75
17
7年ぐらい
7
1
10年ぐらい
7
0
11年以上
7
2
合計
326
134
40
20
0∼半年
1年
2年
3年
4年
5年
7年
10年
11年以上
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
15. 【初期計画】 開始時の収入源 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
2.8%
2.5%
4.6%
3%
1.4%
留学中
経験あり
興味あり
留学先から
163
52
6
外部資金の奨学
金・フェローシップ
99
41
28
日本の所属機関か
ら
32
22
5
自費
15
6
5
自身のグラント
8
9
3
未定
-
-
21
その他
9
4
1
合計
326
134
69
その他
会社からの給与
(2) / アメリカの仕
事先からの援助 /
主に日本のフェロー
シップで、一部は留
学先から。 / 日本
学術振興会 / 中学
校 / 外部奨学金と
留学先 / 所属先の
企業 / 教授から支
払われる給料 /
6.7%
4.5%
9.8%
30.4%
16.4%
4.3%
30.4%
7.2%
30.6%
7.2%
その他
未定
自身のグラント
自費
日本の所属機関から
外部資金の奨学金・フェローシップ
留学先から
40.6%
50%
38.8%
8.7%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
学振PD / あとで奨 留学支援のための
学金を得た。 / 両 お金が取れたら行
親 / はじめは留学 ける。 /
先からと自費、後に
留学先からのみ
に/
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
16. 【初期計画】 渡航時の家族構成 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
5.2%
6.1%
5.2%
6%
8.7%
35.3%
31.3%
17.4%
53.4%
留学中(326)
57.5%
経験あり(134)
留学中
経験あり
興味あり
独身
174
77
45
現地で家族を扶養
115
42
12
単身赴任
20
8
6
現地で共働き
17
7
6
合計
326
134
69
8.7%
65.2%
現地で共働き
単身赴任
現地で家族を扶養
独身
興味あり(69)
17. 【初期計画】 子供の数 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
0.3%
2.5%
10.1%
13.4%
14.1%
11.9%
72.7%
留学中(326)
1.5%
73.1%
経験あり(134)
1.4%
5.8%
10.1%
82.6%
興味あり(69)
6以上
5
4
3
2
1
0
留学中
経験あり
興味あり
0
237
98
57
1
46
16
7
2
33
18
4
3
8
2
1
4
1
0
0
5
1
0
0
6
0
0
0
7
0
0
0
8
0
0
0
9
0
0
0
10以上
0
0
0
合計
326
134
69
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
18. 【初期計画】 語学力は (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
9.8%
62.9%
27.3%
留学中(326)
9.7%
69.4%
10.1%
66.7%
20.9%
23.2%
経験あり(134)
興味あり(69)
もともと自信があった
なんとかなると思っていた
全く自信が無かった
留学中
経験あり
興味あり
全く自信が無かった
89
28
16
なんとかなると思っていた
205
93
46
もともと自信があった
32
13
7
合計
326
134
69
19. 【初期計画】 将来の展望 (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
2.5%
1.2%
10.4%
12.6%
36.2%
1.5%
11.9%
1.4%
1.4%
5.8%
5.8%
23.1%
50.7%
23.1%
37.1%
40.3%
留学中(326)
経験あり(134)
その他
非アカデミアに進む
海外で続ける
同じ立場で日本に帰国
結果次第で柔軟に考える
ステップアップして帰国
留学中
経験あり
興味あり
ステップアップして帰国
121
54
24
結果次第で柔軟に考える
118
31
35
同じ立場で日本に帰国
41
31
4
海外で続ける
34
16
4
非アカデミアに進む
4
0
1
その他
8
2
1
合計
326
134
69
研究の後に海外で
臨床をする / 日本
での身分保障のな
い海外留学であっ
た。帰国して職を得
る事を目標としてい
た。 /
同じ立場で帰国の
のち、昇進させても
らうよう交渉する。 /
その他
神様に委ねている。家
族にとって一番の道に
導かれるように(日本、
海外)。 / 医局の人事
に任せる / ステップアッ
プして帰国もしくは海外
滞在 / なし / 好きな研
究をとにかく続けられれ
ばよい / 日本での所属
のまま留学し,その立
場のまま帰国予定 / 国
連/
34.8%
興味あり(69)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
20. 【初期計画】 留学の障害 (対象:興味あり / 必須・複数回答可)
興味あり
興味あり(回答者数69)に占める割合
語学力の自信がない
経済的に厳しい
家族の問題がある
情報が足りないので判断できない
生活環境が厳しいと思う
日本から離れるとキャリアアップが不利になると思う
日本での状況に満足している
成功している留学者をあまり知らない
現在のポジションでは難しい
リスクを冒したくない
周りが勧めない
留学のメリットが分からない
語学力の自信がない
34
経済的に厳しい
31
家族の問題がある
20
情報が足りないので判断できない
19
生活環境が厳しいと思う
18
日本から離れるとキャリアアップが不利に
なると思う
14
日本での状況に満足している
13
成功している留学者をあまり知らない
10
現在のポジションでは難しい
9
リスクを冒したくない
6
周りが勧めない
5
留学のメリットが分からない
5
その他
6
合計
190
その他
その他
特になし。 / 今での研究を中
断しなければいけない / 打ち
込める研究分野が決まらな
い / 独自の専門がまだな
い / TOEFL / GREなどの試
験/
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学中の状況
(対象:留学中・経験あり)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
21. 【留学中の状況】 留学当初の立場 (対象:留学中・経験あり / 必須)
8%
2.5%
5.2%
4.5%
15%
15.7%
31.6%
38.8%
42.9%
その他
研究室主宰者
大学・研究機関の常勤
大学院生
フェローシップ・グラント持ちのポスドク
雇われポスドク
35.8%
留学中(326)
留学中
経験あり
雇われポスドク
140
48
フェローシップ・グラント持ちのポスドク
103
52
大学院生
49
21
大学・研究機関の常勤
8
6
研究室主宰者
0
0
その他
26
7
合計
326
134
visiting researcher(5) / ボランティア
(2) / 博士取得直後 / 客員研究員
(学振特別研究員のため無給) / 客員
研究者(無給) / なし / Academic
Visitor / slave / 大学院生ですが、PI
でもある / Visiting scholar / 訪問研究
員 / 会社からの派遣 / special
volunteer / 臨床研修医 / 無給ポスド
ク / 企業研究員 / Exchange
student / visiting scientist / 企業から
の研究留学 / 大学生 /
ポスドク(給料は日本の所属施設
から) / 学振PD / 客員研究員 /
学部生 / Research Trainee / イン
ターンシップ / 研究生 /
その他
経験あり(134)
22. 【留学中の状況】 留学後に変更があった人 (対象:留学中・経験あり / 複数回答可)
留学中
経験あり
雇われポスドク
67
38
フェローシップ・グラント持ちのポスドク
69
16
大学・研究機関の常勤
20
8
研究室主宰者
10
1
大学院生
4
2
その他
6
2
合計
176
67
半分ポスドク半分施設職員 / 臨床
医 / 客員研究員 / 早産のため産後2
ヵ月で復帰できず失職 / (サブ)グル
ープリーダー、プロジェクトリーダー /
勤務医 /
企業での常勤 / リサーチアソシエ
イト /
留学中(回答者数138)に占める割合
雇われポスドク
フェローシップ・グラント持ちのポスドク
大学・研究機関の常勤
研究室主宰者
大学院生
その他
経験あり(回答者数59)に占める割合
雇われポスドク
フェローシップ・グラント持ちのポスドク
大学・研究機関の常勤
研究室主宰者
大学院生
その他
その他
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
23. 【留学中の状況】 最も長く滞在した留学先(国名) (対象:留学中・経験あり / 必須)
0.3%
0.3%
1.2%
0.9%
1.8%
2.8%
2.8%
0.7%
0.7%
0.7%
1.5%
3.0%
4.6%
3.7%
4.3%
5.2%
留学中
経験あり
アメリカ
241
109
イギリス
23
7
ドイツ
14
5
フランス
15
4
カナダ
9
4
スイス
9
2
オーストラリア
6
1
スウェーデン
3
1
シンガポール
4
0
オーストリア
1
0
フィンランド
1
0
エジプト
0
1
合計
326
134
3.0%
7.1%
エジプト
フィンランド
オーストリア
シンガポール
スウェーデン
オーストラリア
スイス
カナダ
フランス
ドイツ
イギリス
アメリカ
81.3%
73.9%
留学中(326)
経験あり(134)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
24. 【留学中の状況】 最も長く滞在した留学先(地名) (対象:留学中・経験あり / 必須)
※ カタカナ表記に統一。
※ アメリカは「州名」「市名」の判断がつかない場合は「州名」に統一。
※ 他のエリアは、元の表記を維持。
留学中
経験あり
留学中
経験あり
留学中
経験あり
ニューヨーク州シラキュース
1
0
エディンバラ
3
0
25
10
ニューヨーク州ニューヨーク
6
3
オックスフォード
3
0
イリノイ州シカゴ
3
0
グラスゴー
1
0
ケンブリッジ
3
4
イリノイ州フォレストパーク
1
0
サリー州オクステッド
1
0
インディアナ州
0
1
シェフィールド
1
0
インディアナ州インディアナポリス
0
1
ダンディー
1
1
インディアナ州ブルーミントン、ジョージア州アトランタ
0
1
ブリストル
1
0
ロンドン
5
0
カイロ
0
1
(未記入)
1
0
シドニー
4
0
メルボルン
1
0
南オーストラリア州アデレード
0
1
(未記入)
1
0
(未記入)
2
0
アルバータ州エドモントン
2
0
オンタリオ州キングストン
2
0
オンタリオ州トロント
2
3
ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
1
1
シンガポール
4
0
(未記入)
ウィスコンシン州マディソン
1
3
オハイオ州シンシナティ
3
0
オレゴン州ユージン
0
1
カリフォルニア州
3
2
ニューヨーク州バッファロー
1
0
ニューヨーク州ブロンクス
0
1
ニューヨーク州ホワイトプレインズ
1
0
ニューヨーク州マンハッタン
1
0
ニューヨーク州ロチェスター
1
0
ノースカロライナ州ダーラム
0
1
ノースカロライナ州チャペルヒル
2
0
バージニア州リッチモンド
6
1
バーモント州
1
0
ハワイ州ホノルル
1
0
フィラデルフィア州
0
1
フロリダ州
1
0
イギリス
エジプト
オーストラリア
カリフォルニア州アーバイン
1
1
カリフォルニア州サンタクルス
0
1
カリフォルニア州サンタバーバラ
9
0
フロリダ州オーランド
1
0
カリフォルニア州サンディエゴ
2
3
フロリダ州ゲインズビル
6
0
カリフォルニア州サンフランシスコ
4
1
フロリダ州タラハシー
1
0
カリフォルニア州スタンフォード
5
1
フロリダ州メルボルン
1
0
カリフォルニア州デイビス
1
0
ペンシルヴェニア州ステイトカレッジ
0
1
カリフォルニア州バークレー
3
1
ペンシルバニア州
0
1
カリフォルニア州パサディナ
0
1
ペンシルベニア州フィラデルフィア
9
0
(未記入)
1
0
カリフォルニア州パロアルト
2
2
マサチューセッツ州
4
2
アールガウ州ブルッグ
1
0
2
0
マサチューセッツ州アマースト
1
0
ジュネーブ
0
1
6
5
マサチューセッツ州ウースター
1
0
チューリッヒ
2
1
4
0
アメリカ カリフォルニア州ラホヤ
カリフォルニア州ロサンゼルス
アメリカ
オーストリア
カナダ
シンガポール
スイス
カリフォルニア州ロングビーチ
0
1
マサチューセッツ州ケンブリッジ
2
1
バーゼル
カンザス州
0
1
マサチューセッツ州ボストン
29
18
ベルン
1
0
ウプサラ
0
1
ストックホルム
2
0
ヨーテボリ
1
0
(未記入)
5
2
アーヘン
0
1
イェーナ
2
0
ケルン
0
1
ドレスデン
1
0
ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン
1
0
ハイデルベルク
5
0
ハレ
0
1
ヘルシンキ
1
0
コネチカット州ニューヘイブン
4
0
ミシガン州アナーバー
9
6
コロラド州
0
1
ミシガン州イーストランシング
1
0
コロラド州オーロラ
1
0
ミシガン州デトロイト
1
0
コロラド州フォートコリンズ
0
1
ミシガン州ランシング
0
1
ジョージア州アトランタ
4
0
ミズーリ州カンサスシティ
0
1
ジョージア州オーガスタ
1
1
ミズーリ州セントルイス
1
2
テキサス州オースティン
1
0
ミズーリ州ンザスシティ
0
1
テキサス州カレッジステーション
3
0
ミネソタ州ミネアポリス
1
1
ミネソタ州ロチェスター
0
1
メリーランド州
1
0
メリーランド州フレデリック
3
0
メリーランド州ベセスダ
32
13
(未記入)
2
0
メリーランド州ボルチモア
14
1
イル・ド・フランス
2
0
メリーランド州ロックビル
1
0
グルノーブル
1
0
ワシントン州シアトル
2
2
ストラスブール
2
0
ワシントン州プルマン
1
0
トゥールーズ
0
1
(未記入)
3
2
パリ
7
3
アバディーン
1
0
モンペリエ
1
0
テキサス州ダラス
テキサス州ヒューストン
テネシー州ナッシュビル
テネシー州メンフィス
1
3
1
2
1
0
0
1
デラウェア州ウィルミントン
1
0
ニュージャージー州
1
1
ニューハンプシャー州ハノーバー
2
1
ニューヨーク州
3
2
ニューヨーク州コールドスプリングハーバー
0
2
イギリス
スウェーデン
ドイツ
フィンランド
フランス
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
25.
【留学中の状況】
最も長く滞在した留学先(インスティチュート) (対象:留学中・経験あり / 必須)
※ 原則、元の表記を維持。
※ 表記に混在がある場合は正式名称(英語)に統一
経験あり
留学中
経験あり
経験あり
ニューヨーク州ロチェスター
ロチェスター大学
1
0
ケンブリッジ
MRC LMB
1
1
(未記入)
Case Western Reserve University
1
0
ノースカロライナ州ダーラム
デューク大学
0
1
ケンブリッジ
ケンブリッジ大学
2
1
イリノイ州シカゴ
The University of Chicago
2
0
ノースカロライナ州チャペルヒル
UNC
2
0
ケンブリッジ
ケンブリッジ大学・ゴードン研究所
0
1
イリノイ州シカゴ
UIC
1
0
バージニア州リッチモンド
VCU
6
0
サリー州オクステッド
Marie Curie Research Institue
1
0
イリノイ州フォレストパーク
Loyola University Chicago
1
0
バーモント州
University of Vermont
1
0
シェフィールド
シェフィールド大学
1
0
インディアナ州
インディアナ大
0
1
ハワイ州ホノルル
ハワイ大学癌センター
1
0
ダンディー
University of Dundee
1
1
インディアナ州インディアナポリス
インディアナ大学
0
1
フロリダ州
フロリダ大学
6
0
ブリストル
ブリストル大学
1
0
インディアナ州ブルーミントン、ジョージア州アトランタ
Indiana University, Emory University
0
1
フロリダ州オーランド
Sanford-Burnham Medical Research Institute
1
0
ロンドン
Imperial College London
2
0
ウィスコンシン州マディソン
University of Wisconsin-Madison
1
3
フロリダ州ゲインズビル
フロリダ州ゲインズビル
1
0
ロンドン
MRC
1
0
オハイオ州シンシナティ
CCHMC
3
0
フロリダ州タラハシー
フロリダ州立大学
1
0
ロンドン
MRC, NIMR
1
0
オレゴン州ユージン
オレゴン大学
0
1
フロリダ州メルボルン
フロリダ・インスティテュート・オブ・テクノロジー
1
0
ロンドン
ロンドン大学
1
0
カリフォルニア州
Caltech
1
1
ペンシルヴェニア州ステイトカレッジ
Penn State
0
1
カイロ
The American University in Cairo
0
1
カリフォルニア州
USCB
1
0
ペンシルバニア州
ピッツバーグ大学
0
1
シドニー
Centenary Institute
1
0
カリフォルニア州
カリフォルニア大学
0
2
ペンシルベニア州フィラデルフィア
HHMI, Upenn
1
0
シドニー
NSW大学
1
0
カリフォルニア州
スタンフォード大
0
1
ペンシルベニア州フィラデルフィア
The Children's Hospital of Philadelphia
2
0
シドニー
シドニー大学
2
0
カリフォルニア州アーバイン
カリフォルニア大学アーバイン校
1
1
ペンシルベニア州フィラデルフィア
Thomas Jefferson University
2
0
メルボルン
monash大学
1
0
カリフォルニア州サンタバーバラ
UCSB
9
0
ペンシルベニア州フィラデルフィア
University of Pennsylvania
3
1
1
1
1
0
5
0
UC San Diego
Harvard Medical School
CSIRO
カリフォルニア州サンディエゴ
マサチューセッツ州
南オーストラリア州アデレード
2
3
0
2
1
2
UCSD
MIT
アルバータ大学
カリフォルニア州サンディエゴ
マサチューセッツ州
アルバータ州エドモントン
1
0
0
3
1
2
UCSF
マサチューセッツ
クィーンズ大学
カリフォルニア州サンフランシスコ
マサチューセッツ州
オンタリオ州キングストン
CAMH
1
0
カリフォルニア州スタンフォード
Stanford University
7
3
マサチューセッツ州アマースト
オンタリオ州トロント
トロント小児病院
0
1
カリフォルニア州デイビス
UC Davis
1
0
マサチューセッツ州ウースター
オンタリオ州トロント
トロント大学
1
2
カリフォルニア州バークレー
UC Berkeley
3
1
マサチューセッツ州ケンブリッジ
オンタリオ州トロント
ブリティッシュコロンビア大学
1
1
カリフォルニア州ラホヤ
The Salk Institute for Biological Studies
1
0
マサチューセッツ州ボストン
ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
シンガポール
Nanyang Technological University
1
0
カリフォルニア州ラホヤ
スクリプス研究所
1
0
カリフォルニア州ロサンゼルス
Cedars-Sinai Medical Center
0
1
カリフォルニア州ロサンゼルス
City of Hope Institute
1
0
カリフォルニア州ロサンゼルス
UCLA
4
4
カリフォルニア州ロングビーチ
ア
メ
リ
カ
留学中
留学中
カンザス州
コネチカット州ニューヘイブン
コロラド州
コロラド州オーロラ
ジョージア州アトランタ
ジョージア州アトランタ
ジョージア州アトランタ
ジョージア州アトランタ
california state university long beach
ストワーズ医学研究所
Yale University
コロラド州立大学
コロラド大学
Georgia Institute of Technology
エモリー大学
ジョージア工科大学
ジョージア州立大学
0
0
4
0
1
1
1
1
1
1
2
0
2
0
0
0
0
0
ジョージア州オーガスタ
ジョージア医科大学
1
1
テキサス州オースティン
テキサス大学オースティン校
1
0
テキサス州カレッジステーション
テキサス州ダラス
テキサスA&M大学
University of Texas Southwestern Medical school
3
1
0
0
テキサス州ダラス
テキサス大学
0
1
テキサス州ヒューストン
MD Anderson Cancer Center
1
2
テキサス州ヒューストン
The University of Texas MD Anderson Cancer Center
2
0
テネシー州ナッシュビル
Vanderbilt University Medical Center
1
0
テネシー州メンフィス
セントジュード小児研究病院
デラウェア州ウィルミントン
Nemours, Alfred I duPont Institute Hospital for Children
1
0
ニュージャージー州
ラトガース大学
1
0
ニューハンプシャー州ハノーバー
Dartmouth Medical School
0
1
ニューハンプシャー州ハノーバー
ダートマス大学
2
0
ニューヨーク州
Cold Spring Harbor Laboratory
0
0
ア
メ
リ
カ
1
3
UMASS-Amherst
UMASS, Medical School
Harvard University
Bostin University
1
1
11
1
0
イギリス
エジプト
オーストラリア
カナダ
0
8
0
マサチューセッツ州ボストン
Boston Children's Hospital
1
0
マサチューセッツ州ボストン
BWH
1
0
シンガポール
NUS
3
0
マサチューセッツ州ボストン
Dana-Farber Cancer Institute
0
4
アールガウ州ブルッグ
PSI
1
0
ジュネーブ大学
0
1
シンガポール
マサチューセッツ州ボストン
MGH
7
1
ジュネーブ
マサチューセッツ州ボストン
ダナファーバー癌研究所
1
0
チューリッヒ
ETH
0
1
マサチューセッツ州ボストン
タフツ大学
2
0
チューリッヒ
University of Zurich
2
2
マサチューセッツ州ボストン
ハーバード公衆衛生大学院
1
0
バーゼル
Biozentrum, University of Basel
1
0
マサチューセッツ州ボストン
ボストン大学
0
1
バーゼル
ETH Zurich
1
0
マサチューセッツ州ボストン
マサチューセッツ総合病院
2
1
バーゼル
Friedrich Miescher Institute for Biomedical Research
1
0
ミシガン州アナーバー
University of Michigan
0
6
ベルン
ベルン大学
1
0
ミシガン州アナーバー
ミシガン大学
10
0
ウプサラ
ウプサラ大学
0
1
ミシガン州イーストランシング
ミシガン州立大学
1
1
ストックホルム
カロリンスカ研究所
2
0
ミシガン州デトロイト
Karmanos Cancer Institute
1
0
ヨーテボリ
ヨーテボリ大学
1
0
ミズーリ州カンサスシティ
ストワーズ研究所
0
1
アーヘン
アーヘン工科大学
0
1
ミズーリ州セントルイス
Washington Univ. in St. Louis
1
0
イェーナ
Friedrich Schiller University Jena
2
0
ミズーリ州セントルイス
Washington University in St. Louis
0
2
ケルン
マックスプランク植物育種研究所
0
1
ミネソタ州ミネアポリス
ミネソタ大学
1
1
ドレスデン
Max Planck Institute of CBG
1
0
ミネソタ州ロチェスター
メイヨークリニック
0
1
ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン
MPI
2
0
メリーランド州フレデリック
NCI-Frederick / NIH
1
0
ハイデルベルク
EMBL
4
0
メリーランド州ベセスダ
LMP,NCI, NIH
0
1
ハイデルベルク
ハイデルベルク大学
1
0
メリーランド州ベセスダ
NCI/NIH
1
0
ハレ
Leibniz Institut fuer Pflanzenbiochemie
0
1
メリーランド州ベセスダ
NIH
34
12
ヘルシンキ
ヘルシンキ大学
1
0
メリーランド州ベセスダ
メリーランド州ベセスダ
1
0
イル・ド・フランス
CNRS
1
0
メリーランド州ベセスダ
リーバー研究所
1
0
メリーランド州ボルチモア
Johns Hopkins University
9
1
イル・ド・フランス
INRA, CNRS
1
0
メリーランド州ボルチモア
ジョンズホプキンス大学医学部
1
0
グルノーブル
CEA-LETI
1
0
メリーランド州ボルチモア
メリーランド大学ボルチモア校
2
0
ストラスブール
IGBMC
1
0
ストラスブール
ストラスブール大学
1
0
トゥールーズ
ポール・サバチエ大学
0
1
パリ
ICM
1
0
パリ
INSERM
2
0
パリ
IPGP
0
1
ワシントン州シアトル
University of Washington
2
スイス
スウェーデン
ドイツ
フィンランド
1
ニューヨーク州
NYU
0
2
ニューヨーク州
ロックフェラー大学
2
0
ニューヨーク州シラキュース
Syracuse University
1
0
アバディーン
アバディーン大学
1
0
ニューヨーク州ニューヨーク
CUNYハンター校
1
0
エディンバラ
IGMM
1
0
ニューヨーク州ニューヨーク
マウントシナイ医科大学
0
1
エディンバラ
エジンバラ大学
2
0
パリ
UPMC ParisVI
1
0
0
パリ
キュリー研究所
1
0
パリ第五大学
0
1
ワシントン州シアトル
ワシントン州プルマン
イ
ギ
リ
ス
フレッドハッチンソンがん研究所
ワシントン州立大学
0
1
1
0
フランス
ニューヨーク州バッファロー
SUNY AB
1
0
ニューヨーク州ブロンクス
アルバートアインシュタイン医科大学
0
1
オックスフォード
オックスフォード大学
2
0
パリ
ニューヨーク州ホワイトプレインズ
Columbia University
7
1
グラスゴー
グラスゴー大学
1
0
パリ
フランス原子力庁
1
0
ニューヨーク州マンハッタン
メモリアルスローンケタリング癌センター
1
0
ケンブリッジ
Cancer Research UK
0
1
モンペリエ
IGH
1
0
オックスフォード
Dept of Biochemistry
1
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
26. 【留学中の状況】 日本より良いと感じる点 (対象:留学中・経験あり / 複数可)
留学中(回答者数323)に占める割合
自由な雰囲気
雑用の少なさ
共同研究のしやすさ
人的交流度
ボスの能力
研究費
セミナー・トレーニング・授業の充実
共有機器
生活環境
研究室メンバーの能力
論文の出やすさ
研究室のネームバリュー
研究室の設備
評価方法
経済状況
面倒見の良さ
法律・規制
良い点はない
その他
自由な雰囲気
雑用の少なさ
共同研究のしやすさ
人的交流度
ボスの能力
研究費
セミナー・トレーニング・授業の充実
共有機器
生活環境
研究室メンバーの能力
論文の出やすさ
研究室のネームバリュー
研究室の設備
評価方法
経済状況
面倒見の良さ
法律・規制
良い点はない
その他
良いと感じる点
230
214
190
175
169
167
132
129
128
127
106
104
95
77
54
47
19
6
18
合計
2187
自由な雰囲気
雑用の少なさ
共同研究のしやすさ
人的交流度
ボスの能力
良いと感じる点
104
104
80
75
74
セミナー・トレーニング・授業の充実
研究費
研究室メンバーの能力
論文の出やすさ
研究室のネームバリュー
生活環境
研究室の設備
共有機器
評価方法
面倒見の良さ
経済状況
法律・規制
良い点はない
その他
73
64
60
55
54
51
46
43
37
23
19
13
4
9
合計
2187
その他
日本での経験無 / 女性が働きや
すい / 研究者、PhD保持者の将来
の選択肢、企業や公務員を含めた
人材の流動性 / 臨床サンプルの
入手しやすさ / 日本で研究した事
がない。 / ボスがポジティブ / 英
語環境 / 広い視点で研究を俯瞰
する能力 / 女性研究者が多い /
ボスの研究に対する姿勢 / コース
ワーク(授業) / 英語しか使えない
ので、否応にも英語のスキルは上
がる。 / 技術員・スタッフの充実 /
多くの優れた日本人研究者との出
会い / 英語を話さずをえない環
境 / 市内にある研究所、研究機
関の交流がオープン / 出産・子育
てがしやすい(社会が妊婦や子供
に優しい) / やりがい /
経験あり(回答者数134)に占める割合
自由な雰囲気
雑用の少なさ
共同研究のしやすさ
人的交流度
ボスの能力
セミナー・トレーニング・授業の充実
研究費
研究室メンバーの能力
論文の出やすさ
研究室のネームバリュー
生活環境
研究室の設備
共有機器
評価方法
面倒見の良さ
経済状況
法律・規制
良い点はない
その他
その他
日本での研究経験なし / 現地でし
かない資料がある / 実力のある
研究室・研究者が周囲に沢山あっ
た(いた)こと / 消耗品等(抗体
等)が安い / 研究試薬等の入手
が容易 / 試薬代が安い / 学生は
奨学金および生活費がでて日本よ
りかなり条件がいい。 / 研究期間
に対する感覚 / ポスドクの社会的
地位が確立している /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
27. 【留学中の状況】 ご自身の研究テーマについて (対象:留学中・経験あり / 必須)
1.5%
19.3%
28.4%
39%
34.3%
41.7%
留学中(326)
その他
以前の研究から継続・発展
以前の研究に新しい分野・技術を導入
新しい分野に参入
35.8%
留学中
経験あり
新しい分野に参入
136
48
以前の研究に新しい分野・技術を導入
127
46
以前の研究から継続・発展
63
38
その他
0
2
合計
326
134
経験あり(134)
28. 【留学中の状況】 語学力・コミュニケーションは (対象:留学中・経験あり / 必須)
1.8%
2.2%
15.6%
14.9%
37.3%
60.4%
29.9%
13.2%
8.9%
留学中(326)
15.7%
経験あり(134)
出来ないと割り切っている
思うようにいかず困ることが多い
日々精進しながら乗り切っている
努力して克服した
問題はなかった
留学中
経験あり
問題はなかった
29
21
努力して克服した
43
40
日々精進しながら乗り切っている
197
50
思うようにいかず困ることが多い
51
20
出来ないと割り切っている
6
3
合計
326
134
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
最初の留学先について
(対象:留学中・経験あり)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
29.
【最初の留学先】
期待以上
予想通り
以下項目の感想 (対象:留学中・経験あり)
不満
留学中(最大回答者数323)
人間関係
生活環境
研究環境
期待以上
予想通り
不満
合計
人間関係
118
160
45
323
生活環境
112
187
22
321
研究環境
110
163
50
323
研究成果
74
165
83
322
経済状況
55
208
60
323
期待以上
予想通り
不満
合計
人間関係
66
59
8
133
生活環境
60
71
2
133
研究環境
58
58
17
133
研究成果
46
55
32
133
経済状況
23
94
16
133
研究成果
経済状況
経験あり(回答者数133)
人間関係
生活環境
研究環境
研究成果
経済状況
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
30-1.
【最初の留学先】
反省点があれば (対象:留学中・経験あり / 複数可)
留学中(回答者数193)に占める割合
留学中
その他
英語をもっと勉強して行けば良か
った / 前のラボの仕事を持ち込む
べきでなかった / 悪い状況もよい
方向に変わった点があるので、特
に反省点はない。 / 金銭面で遠慮
しすぎた / もっと早く来れば良かっ
た / なし / 以下詳細 / 研究テー
マについてもっと考えるべきだっ
た / とくになし / ボスとコミュニケ
ーションが上手く取れなかった /
プロジェクト前にもっとボスと議論
すべきだった / 日本でやり残した
仕事をまとめられなかった / 英語
力不足 / もっと若いうちに行きた
かった / アメリカ、スウェーデンと
二カ所で研究しましたが、後者は
驚くほど見かけ倒しでした。 /
もっと準備すべきだった
もっと準備すべきだった
89
もっと情報が必要だった
もっと情報が必要だった
59
もっと他の可能性も検討すべきだった
51
実力不足だった
42
ラボ選択が悪かった
32
運が悪かった
17
保守的過ぎた
16
冒険しすぎた
14
大学・施設選択が悪かった
12
分野選択が悪かった
5
留学しないほうがよかった
1
その他
17
合計
355
もっと他の可能性も検討すべきだった
実力不足だった
ラボ選択が悪かった
運が悪かった
保守的過ぎた
冒険しすぎた
大学・施設選択が悪かった
分野選択が悪かった
留学しないほうがよかった
その他
経験あり(回答者数86)に占める割合
もっと準備すべきだった
もっと他の可能性も検討すべきだった
もっと情報が必要だった
保守的過ぎた
ラボ選択が悪かった
実力不足だった
運が悪かった
冒険しすぎた
分野選択が悪かった
留学しないほうがよかった
大学・施設選択が悪かった
その他
経験あり
その他
もっと準備すべきだった
37
もっと他の可能性も検討すべきだった
26
もっと情報が必要だった
24
保守的過ぎた
16
日本での研究滞在グラントに関す
る情報 / なし / 特になし / 貯金 /
プロジェクトに対する感覚の違いに
早く気がつくべきであった。 / もっ
と早く行くべきだった / 語学力up /
もっと早くに留学すべきだった / も
っと遊んでおけば良かった。 /
ラボ選択が悪かった
15
実力不足だった
14
運が悪かった
7
冒険しすぎた
6
分野選択が悪かった
3
留学しないほうがよかった
2
大学・施設選択が悪かった
2
その他
9
合計
161
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
30-2-1.
【最初の留学先】
前項の反省点を選んだ理由 (対象:留学中・経験あり)
留学中
プロジェクトの選択について自由度が高い研究室なので、どのプロジェクトが最もインパクトが大きく将来にとっ
て有益なのかをボスと話し合っておけば、現在の滞在(7年4ヶ月)よりも短い期間で成果をあげることができた
と考えられる。 / 私自身は、自分自身のテーマを、腰を据えてじっくりと時間をかけて、完成させるというスタイル
で日本でもやってきたのですが、こちらの研究室は、流行の仕事を2〜5人で分担して、論文にするというスタイ
ルなので、そのいう面において葛藤があります。 / 他の留学先についても調べて、応募し、いくつかの中から選
べば良かった。 / もっといろんな研究室をインタビューしてみても良かったとは考えています / なんとかなると勢
いで留学を決めた部分が大きく,留学当初は実力不足を痛感していた。特にはじめの1年は,何も出来ずに終
わってしまった。 / 海外生活は、日本で暮らすよりもただそれだけでエネルギーを浪費します。語学力、特に英
会話によるコミュニケーション能力については、あらかじめ相当な準備をしておいた方が海外生活を始めるにあ
たりスムーズになったであろうと感じたため。 / 現在の研究内容や環境に不満はないが、日本人である以上い
ずれは日本に帰りたいということを考えると、海外にいることは不利に働くことが多く、いささか思慮が浅かったと
は言わざるを得ない。 / 留学にあたり、研究分野を大きく変えた(生化学/細胞生物学から進化発生生物学)。さ
らに目指すゴールも大きく設定した。その結果、成果をまとめるのに時間がかかってしまった。選んだ研究トピッ
クやプロジェクトのデザインは間違っていなかったと今でも思うし、最近幸運にもトップジャーナルに論文が受理
された。しかしポスドクとしての期間が8年にもなってしまった。日本ではアカデミックならびにインダストリーにお
いて、ポスドク以降の若手ポジションに年齢制限が設けられていることが多く、職探しでのマッチングが海外の
ポストよりも難しい。分野も変えず、もう少し成果の出やすい(つまらない?)研究テーマを選び、そこそこのジャー
ナルで妥協するなど、スピード重視の留学戦略にしておけば日本に戻りやすかったと思う。 / 様々な可能性が
あったので、もう少し別の事に挑戦してみても良かった。 / 思うような結果が出ませんでしたが、それは当初か
ら予想していたことです。自分ではバックアップを用意していたつもりですが、その方針はグループリーダーと共
有することはできませんでした。 / フェローシップやグラントの情報収集をもっとしておくべきだった。これらの採
用履歴はこちらでの独立に優位に働く。しかし、多くのフェローシップは、留学初年度(日本のフェローの場合、た
だし学振を除く)、ポスドク経験5年以内(アメリカでのフェローの場合)など、ポスドク経験が増えるにつれてアプ
ライ出来るフェローシップが限られてくる。 / 今のラボで不満は特にないが、留学先ラボ選びのときは複数のラ
ボを比較検討することでより良い決断ができたかもしれないと思うときはある。 / 英語についての準備をもっと
すべきだった。日本でやっていた仕事を、こちらで仕上げようと思ったが、新しいプロジェクトに手いっぱいで、結
局頓挫してしまった。 / 来た当初、とにかく英語が話せないの一言です。意思疎通に困ってるのは日本人留学
生しかいないのが現状。個人の努力でなんとかなるレベルではないと思います。 / ラボを移動する際に、日本
のラボでの重要な研究テーマがまだ論文としてまとまっていなかった。さらに、日本のラボでそのテーマを引き継
げる人がおらず、海外受け入れ先に持っていくことになった。早くまとめる予定であったが、結果が出るうちに追
加実験を要求されるようになり、現在誰がsupervisorか分からない状況になっている。今後研究留学される方に
は、きちっと前ラボとの関係を清算し、留学開始されることをお勧めしたい。 / 私の場合はずっと同じPIに従事し
ているが、途中で研究機関を異動した。最初に働いた研究機関は共同研究も盛んで、世界的に有名な研究者も
多くいたので、研究費や環境のすべてが充実していた。しかし、研究機関を移る際にはPIが代わることを単に嫌
がって、あまり深く考えずに移ってしまい、移った先の機関が研究機関として非常に未熟であったことに後で気
が付いた。その後、研究するのに不十分な環境(設備が乏しく、雑用も多い)を打開するまでの能力がなかっ
た。 / 年齢が若くないのに今まで自分でやったことのない(いつも共同研究者にまかせていた)実験をやるため
に留学先研究室を選んだので、技術の習得は若い人たちよりも遅いと思う。知識はそれなりにあるつもりだった
が、他のラボメンバーよりも歳をとっているので自分のプライドにより質問を躊躇してしまう。英語も若い人たちよ
りも上達が遅いと思う。 / ビッグラボであったため、Nature Scienceを目指したテーマ設定をして、苦しんだ。結
果的には、それなりに出たが、論文が出ないプレッシャーとの戦いだった。 / 留学前に研究室の雰囲気などをも
っと下調べ(その研究室を知っている人に尋ねるなど)するべきだった。 / もっと英語の勉強を早くからしておく
べきだったと思う為 / 特に英語力。日常レベルでもっと英語を意識した生活をしておくべきだった。 / 学生時に
よい論文を発表することができず、フェローシップの応募を考えていなかった。また、博士課程開始にもっと別の
分野に行く可能性も考えておくべきだった。 /
細かい駆け引き、契約条件などについては、やはり現地の状況を知らないと難しいと思いました。ポスドクとして
の留学と、グループリーダーとしての留学は全く違います。自分をサポートしてくれる人を確保していくことが重
要だったと思います。英語圏でないため、情報が少ないことも問題でした。幸い、(おもしろいことに)ほかの国の
研究者からサポートやメンタリングをしてもらうことができ、私の海外研究はリーダーシップ面でも多くの先輩研
究者によって引き上げていただいたと思います。 / 留学後のことも考えたテーマ選びをもっと戦略的にするべき
だった。 / 給料の提示額を安い金額で受け入れてしまった。同じラボの人間と比較しても、もう少しもらっても良
かったはず。 / イギリスに居た方がもっと早く独立できたと思う / まだ自身の研究が波に乗っていない。 / 留学
後の事を真剣に考えるべきだった / 英会話力の準備不足。再現不能なデータを再現しようとして1年以上を無
駄にした。 / 給与がすぐ出るという話だったが、書面ではなかったので、結局ずるずると約束が守られなかっ
た。また、研究室に十分な実験機器がなかった。 / コミュニケーションに関しては、英語力でカバーできる部分
が大きい。そこに頼らずに乗り切ってはきたが、損をした。 / 英語が聞き取れないなと感じながら留学を決めた
が、留学して1年半がたってもやはり聞き取れない。最近では小学校に通うわが子の英語も聞き取れない。その
ため、自由なコミュニケーションが出来ずに、日々様々な状況に尻込みし、必要最小限の要望のみを伝える状
況であり、研究の幅が広がる可能性がない。 / 以前の研究室(大学院時代)の学生と比較すると、学生のレベ
ルに物足りなさを感じる / 将来アカデミックに行きたいが、ラボ出身大学院生のtrack recordが低いので不安が
ある。 / オファーを得た際に、約2ヶ月以内にで来てほしいとのことだった。ビザ申請等の知識はありスムーズに
運んだが、それでも準備期間が足りないと感じた。また、英語はいくら訓練してもしすぎるということにはならない
と思う。 / 語学力の不足 / 研究分野を絞り込めていなかったため、情報の内容が浅いままだった。それをして
おけば出願希望の大学を早期に絞り込めたり、出願締め切りギリギリに出すようなことが防げた。あと、
TOEFL、GRE等の語学試験の準備をもっと早くするべきだった。 / 英語はもう少し準備しておけばよかったと思
います。 / アメリカ人PIの研究室だが、PI以外のメンバーが全てアジア人で日常会話による英語の訓練が期待
するほど出来ないこと。やや違う分野(分子生物学・生化学から遺伝学)のラボに入るに当たって、事前のコミニ
ュケーションでは私のスキルを留学先のラボに導入することがひとつの目的であると理解していたが、実際には
留学先のこれまでの枠組みの中での研究に押し込められていること。 / 情報収集等まったくせず、他の人にい
われるがままに準備等したため、生活に必要な知識がほとんどなかった。 / 英語が大変です。読む・聞く・書く
はなんとかなるのですが、話すが本当に苦手です。話す練習をもっとしてくればよかったと思っています。 /
元々海外の製薬会社で働くことを目標として大学院留学したが、1 グリーンカードがないと就職が難しい 2 グリーンカードを取るにはポスドク相当の業績が必要 3 基礎的な分野では就職先が限られる ということを早
めに知っていたら、留学先や分野などは今のものを選んでいなかったと思う。 / 英語ができないことで、ディスカ
ッションやプレゼンでうまく意思疎通ができないため。 / PhD取得後5年にやってきました。5年経つと、業績が十
分でも応募できるフェローシップが極端に少なくなります。そういう情報は日本ではあまり知られていないような
気がします。また、NIHのR01はPhD取得後10年以内の研究者を優先、日本のテニュアトラックも10年以内の研
究者を優先するので、時間的なプレッシャーを感じます。 / US, UK以外だとキャリアアップの情報が非常に得に
くい / 留学開始前にもっとPIと具体的なプロジェクトについて相談しておくべきだった。 / 英語能力の不足 / 研
究費が足らなかった。 / 語学力が足りない. / 研究上は、今のラボに来て後悔していることはありませんが、犠
牲になってしまった点があるとすれば、自分の私生活だと思います。私の場合はアメリカに行くことに関して、日
本にいた際のパートナーの同意が得られませんでした。しかし一方で、今所属しているラボのボスの人柄や研
究者としての姿勢、研究内容へのリスペクトが強く、どうしてもアメリカに行くことを断念することはできませんでし
た。研究に関することは、全て期待以上で、こちらに来なければ出会えなかったたくさんの素晴らしい研究者と
の交流を持つことができました。しかし一方で、他の日本人の研究者の方が家族で来られていて、子供もいるそ
様子を見たり、日本にいる友人が結婚して幸せになっていく様子を見ると、今の選択で良かったのかという後悔
が無いと言えば嘘になります。自分の研究者としてのキャリア上はベストな選択だったと思いますし、研究生活
は充実していますが、一方で親に孫を見せてあげられないことに対する罪悪感や、外国で一人で生きていく不
安・孤独などはどうしても拭うことはできないのです。 / ドクター取得後、日本でポスドクとして働く選択肢が少な
かった。コネもたいしてなく、月5万くらいで雇ってやると当時の所属先に言われた。しかし、それでは暮らしてい
けないだろうと、ベストではないとわかっていたが現在の所属先に決めた。あのとき、職探しに時間をかければ、
もう少し自分が挑戦したい所属先に移動できたのではないかと思う反面、5万円では生き抜けなかったかなとも
思う。
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
30-2-2.
【最初の留学先】
前項の反省点を選んだ理由 (対象:留学中・経験あり)
(留学中続き)
留学当初は、研究費が自身ががんばれる環境であれば充分だと思っていましたが、留学が長くなり研究費申請
をし始めると、研究所内や大学内の研究の活発さが影響してくることがわかり、やはり、活気のある研究所や大
学がよかったかと感じています。 / 数カ国語を話し、英語で論理的に文章を書くことをすでに訓練されてきた他
の国のポスドク達と同じレベルで英語を書くことができず、書いた論文が極端に少ない。ボスは英語の書けない
人を教えることはしない。非効率だから。自分で多少の努力はしたが、すぐに結果を求めるボスに答えるため
に、手を動かして実験することに多くの時間を割いた。きれいなフィギアを作成することはうまくなったが、そのフ
ィギアを共同研究としてラボの同僚が自身の論文に使用するケースが多く、共著としての論文の数だけが増え
た。もっと自分の研究テーマをしぼり、固執するべきだったと思う。ボスには喜ばれたが、御用達ポスドクになっ
てしまった。でもそのおかげで雇用ポスドクとなり、同じラボで8年過ごすことができた。 / 1年という短い期間の
中で実験を軌道に乗せるのに少々時間がかかった。 / GRE, TOEFLの準備期間が半年しかなく、思ったような
結果は出せなかった。そのため、合格校も限られた。 / あらかじめ語学をもっと準備したり、もっと論文を書いた
りしたかった。 / 一年で雇用を解消された / 今回2度目の渡米。前回のポスドク時代より給料は格段に良くなっ
たが、それでも日本の貯金を切り崩さざるを得ない。将来を考えると、堅実に日本で働き貯金を増やすことも重
要。 / PI の中にはポスドクが独立するのを全力で阻止してくるタイプの人がいると聞いていたが、まさに自分の
ボスがこれに当たる人だった。外部からの情報だけでは PI の Mentoring ability が測れないのが問題である。も
う少し効率的に研究内容だけではなく、PI の人柄も把握しやすいようなシステムがあると留学に失敗しにくくなる
と思う。 / 今の留学先は最高ではあるが、留学先を知り合いのつてで選んだため、実際、研究人生で重要な位
置を占める留学先を自分でしっかり選ぶべきであった。 / 不満もあるが、考えうる中ではベストな研究室であっ
たように思う。2年間(予定)のPD留学期間は楽しいことばかりではないが、多くの共同研究が開始され海外ラボ
とのコネクションも強化されたので、間違いなく将来の糧にはなったと思う。 / 英語をもっと勉強するべきだった。
留学すれば英語がうまくなるという考え方は間違っていて、日本にいる時から十分に話せるレベルまでになって
おく必要があった。保守的に関しては、現状に不満はないがもっと冒険して新たな分野に参入するべきだったと
も感じるため。 / 英語、研究において力不足 / 英語の語学学校などに最初は行けば良かった / 「あの時ああし
ておけば」というような反省点は多々ありますが、基本的に当時の実力不足、英語力の不足から来るもので、最
大限の努力はして来たつもりなので後悔はしていません。 / そのラボに日本人のスタッフサイエンティストがい
たので色々と高いレベルのことを教えて頂けると期待していたのもラボ選択の一因であったが、働いてみたら全
くやる気のなく問題ばかり起こす人としてもサイエンティストとしても終わった人だった。ラボ内の各人の人間性ま
で留学前に知ることは不可能だが、ひどい人が職場にいたらストレスなのでそのラボで以前働いていた研究者
からラボ内の状況を聞き出すことをお勧めします。 / それなりに有名な教授に問い合わせてフランスに行き、そ
の結果やや不誠実な対応を受けました。研究成果の出しようがない環境にいたので、研究そのものに関しては
運が悪かったといえます。しかし、新しい知り合いができてオーストラリアの研究者を紹介してもらい、その次に
つながったので、そこで運をつかんだともいえます。 / 語学は準備してしすぎることはない。 / I should have had
better vision for my career development. / 留学前からもっと英語を勉強しておけば良かった。留学先ラボを決
める際、ボスの人柄、性格などの情報が全くなく、インタビューに行った時に良さそうだと思って決定したが、でき
ることなら周囲の知り合い等に詳しく聞いた方がよいと思った。 / ラボが、論文を出しにくいラボだった。しかし、
研究内容では議論が多く、満足している。研究、語学(フランス語と英語)、私生活を全て全うするのは、時間的
に厳しいと感じた。 / アメリカではボスの研究方針や方向性の決定に関しては、絶対的といっていいほどで研究
室の運営も日本以上に上下関係が明確である。私が最初にお世話になった研究室のボスの性格にもよるが、
研究方針などについてはボスと討議する機会すらもほとんどなかった。かっての日本の終身雇用と違い、アメリ
カではポスドクのポジションは使い捨て的な側面もあり、そのような社会文化の違いをよく理解して留学に臨む
べきだった。アメリカで成功していくには、日本以上に研究分野の著名人と良好な関係を構築する必要がある
と、少なくとも知り合いでPIポジションについた方はそうである。PIと良好なコミニュケーションを構築できる、語学
力や人間力は第二言語を話す以上、日本以上に必要かと思われる。 / もっと研究成果を出したい / 英語力は
もっと準備すべきだった。最初はかなり損したと思う。 / 自身は博士取得後の留学だったが、留学生や現地の
学生は意識が高く、物怖じせずに主張する姿に圧倒。反省した。 / 論文を読んだだけでは実際の研究室の運
営状況はわからず、こればかりは言ってみないとわからないと思った。行ってみたら、かなりいい加減な実験で
も(再現性が取れなくても)、ともかくよい作文をして論文にしてしまう研究室で、唖然とした。 /
研究進展は飛躍的なものがあったと主観的に感じますが、それがいろいろな要因から成果として出せていない
ことから。しかし、この要因については事前に調査できるようなものでもなかったので、何とも言えません。 / 新
しく学ぶ必要のある実験手技の多さ / 留学後、研究一筋で行くのか臨床も続けるのか、ビジョンが明確でなか
った。研究一筋で行くのであれば、それなりのビッグボスのラボを選択するべきであった。 / 結果を急ぎすぎて
大事な基礎をおろそかにしている部分があった。それも指導に盛り込まれるべきといえば否定できないが、自分
自身が意地になっていたところもあり、それは反省点。長い目でキャリアを培う視点を損ないがちになってしまう
ところに注意したい。 / 留学期間が1年と短いにも関わらず、研究開始前の諸手続き及び研究開始後も情報が
不足していた為に効率的に研究を行えなかったと感じる。多くの人が「仕方ない」と感じる部分でもあるが、もっと
留学前に準備でてきていたと思う。 ただ、留学前の日々の職務・生活の中で、これらの情報を十分にあつめ、
備える時間と環境を整える事は容易ではなかったのも事実。 / 日本は若ければ若いほど自由度が高い仕組み
のため、回り道をしてPhDを取ると(USAと異なり)不利。 / ポスドクのレベルはイギリスよりも他国(アメリカやドイ
ツ)の方が上だと思います。その理由としては、最短25歳でPhDが取れるため、研究のキャリアが短い。 / 非英
語圏での滞在で,やはり現地の言葉は必要であることを日々実感します.英語も,こちらの人と同等に使いこな
せるわけではなく,言葉の壁は低くないです.もちろん,コミュニケーションは言葉だけではないのですが. / 当
初希望していた留学先を不合格になり、別の留学先となった。準備不足による実力不足(研究成果、語学)が原
因であった。そのため、モチベーションが上がらないことがあった。 / 日本での立場での研究を出国直前まで続
けてしまったため留学準備が不十分で語学や初期の生活のセットアップに苦労した / ひたすら英語力のUPが
必要だ / 生活面でもっと準備が必要(貯金など)だったと感じています / 特になし / 英会話をもっと勉強しておく
べきだった。 / 8月上旬より半年の滞在見込だが,休暇の時季と重なったため,実験環境を整えるためのサポ
ートが薄く非常に時間がかかっている.日本では事務などが予め鍵や必要事項を準備していることが多いが,
米国では原則こちらから働きかけないと物事が進まない.そのため,9月上旬現在においてもなお,狙いの実験
ができておらず,出遅れていることに起因している. / 生活は1年をとおしてなので、季節を度外視していまし
た。冬が寒すぎます。あと、日本の食料品も手に入りにくい場所でした。 / 日本人のPIに誘われて渡航。日本人
特有の人間関係(特に医学系)が純粋基礎科学のキャリアパスに置ける考え方とマッチせずに、人間関係で苦
労している。研究費獲得には「研究提案に施設が相応しいか」もかなり重視される事から、自分が元々パイプラ
インにしていた実験手法のインフラが全て外注に頼らざるをえない研究所で、そのギャップを埋めるのに苦労し
ている。 / 人の後追い、遺伝子が違うだけノックアウト細胞の観察など、誰にでもできることはやりたくなかった。
誰にもやれないプロジェクトに挑戦したかった。引き際を見誤ったか、それとも悔いないと言えるような気もす
る。 / 最初に所属した部局長の保身のために、若手PIが全員契約を切られ、ラボがなくなった。結局、論文は出
せなかったが実力は大きく向上した。そのおかげで、すぐに次の行き先が見つかった。 / ボスのプライベートな
問題が積み重なり、研究に専念してもらえていなかった。 / 新規分野への参入には予想以上になれるのに時間
がかかり、思ったように研究が進んでいない。 / 最初のボス(日本人、臨床医)において、透明性、公平性にお
いて、不満があった。次のボスについては、予々満足している。日本から、コネクションなしで応募する場合、ボ
スは日本人的な要素を求めて、あえて日本人を日本から呼び寄せる場合が多々ある。しかし、採用される側
は、そういった環境から脱出したい、もしくは、日本とは違う経験をしたくて、海外に出たい。そして、採用された
後、ミスマッチがおこる。コネなしで、選ぶ場合、これはある程度、不可避な事なのかもしれない。米国でPhDを
取得した場合、もしくは、米国内で2nd Postdocを選ぶ場合は、こういうミスマッチの可能性は著しく下がると思
う。 / ボスの能力は高いと思うがポスドクをスタートしたばかりなのに指導が全くない。決して良いメンターでは
ないことがラボに参加して初めて知った / 会社で身に付けた分野ではなく、会社以前から知ってるラボにお世話
になることにした。 / もうちょっと冒険しても良かったかもしれませんね / 留学前はクリニカル中心に仕事をして
いたので、実験手技など忘れていることが多く、もう少し準備をすれば良かった。 / 今のラボに大変満足はして
いるが、人からの紹介という形だったので、自分自身でいろんな可能性を模索し、時間が許す限りいろいろ調べ
てラボを選べば良かったと思う。 / そのため他の研究室に異動し現在の研究室には満足しながら留学中。 /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
30-2-3.
【最初の留学先】
前項の反省点を選んだ理由 (対象:留学中・経験あり)
(留学中続き)
英会話をちゃんと学んでから来るべきだった。とにかく、英語が聞き取れない・喋れないと、いくらいいアイディア
があっても伝えられない。伝えられないということはないことに等しいので、プレゼンテーション能力とともに英語
力(会話力)は特に必要だと思った。だが、英会話力それ自身よりも、自分の意見を理論的に固める能力を作る
必要が日本人にはあると思う。まず国語。日本語で議論することに慣れていなければ、いくら英語を喋られるよ
うになったところで議論は出来ない。文科省には、英語を強化する以前に、日本語で自分の意見を言えるように
なること、プレゼンテーション能力を高める教育に力を入れて欲しいと思う。間違った意見を言っても恥ずかしく
ないという雰囲気作りを始めるところから。自分の反省だけでない蛇足が多くてすみません。 / ボスが忙しすぎ
てラボにおらず、過度の法治主義も手伝って研究が迷走したこともしばしば。 / ボスの最も大事にしているテー
マを当ててくれたものの、前任のポスドクの仕事に多々不備もみつかり、かつ彼が中途で出て行ったため、彼の
論文も仕上げなくてはならず、えらく苦労した割に成果が乏しいという状況に。ボスとしては一番期待したテーマ
を与えてくれたわけでボスは悪いことはなく、まあ運が悪かったとはいえましょう。 /
留学経験有り
特になし / 通常は延長が可能なスカラシップだったのだが、その年のみ延長がほぼ不可能になった。他のス
カラシップを探すなど、経済的にはかなり苦労した。 / 大御所のラボだったので、研究の幅はそこまで広がら
なかった。また現在のテーマと留学時に行ったテーマが現在そこまで結びついていない(将来的には分からな
いが)。 / 留学先での研究は楽しく、かなりハードに実験ばかりしていたが、今になって思えばもう少し
Vaccasionを取って観光等もすれば良かったか。 / PIの人間性に問題あり。 / 留学後1ヶ月で近い将来に研究
所が閉鎖されることを知った。 / 結果論として選んだラボは自分にとって最高じゃないかもしれないけれど良
かったけど、運だと思うし、準備でどうなるレベルではなく、良い悪いではなく満足不満足であって、かなり主観
かもしれない。 / 実力不足ではあったが、新たな研究分野を開拓することができた。 / 1つ目の研究室は良か
ったが、そこから独立したボスとともに移動した2つ目の研究室は、大きな研究室にぶら下がっている若手グル
ープということもあり、公正でないと感じることも多く苦労した。 / 研究分野について、もう少し準備しておくと行
ってからわかりやすかったと思う。向こうは、「見学」というスタンスで対応していたので、装置に触らずに終わ
った。 / 修士論文が教員が出世関連で対立したためうまくいかなくなった。他の可能性を検討するということ
で、ある程度早いうちにアメリカなどの大学院に転入するため動けばよかったと思った。 / ちゃんと食べていけ
るようになればいいということ以外に特に期待していたことがあったわけではないので、「ああすればよかった」
などと後悔することもあまりありません。 / 論文として発表できる成果があまり得られなかったため。 / 留学当
時とその後の将来を結ぶようなテーマを真剣に探すべきだった。 / もっと貯金をしておけばよりよい留学生活
(研究だけに没頭できる)になると思った。結局は留学はお金だと再認識した。 / 留学時の予想より研究実績
が得られたが、想像以上に研究に自由度(自己責任)があり、事前に準備して活発に行動すれば、留学期間
を短くできた / ビックラボだったため、研究課題は以前のポスドクからの引き継ぎという形で複数プロジェクト
を持ったが、そこには数名のポスドクが同時に関与し、競い合わせるような形になっていた。結局、自分のプロ
ジェクトだという感覚でmanageしないと、authorshipも含めて不利になることがあることがわかった。また、継続
研究課題の一躍を担った場合、留学期間でsubmitまで終わらないと後継ポスドクに委任され、その力量によっ
て発表が遅れる事が多く、フラストレーションを感じた。 / ボスと研究の進め方や技術的な面での選択でそり
が合わず、ボスの力で論文は多数出た(ジャーナルの格も高いところに載った)ものの、自分としてはどれも納
得のいく仕事とは言えなかった。 / 複数の研究室を当たるべきだったと反省しています。特にラボメンバーに
苦労させられました。ただし、これは実際に働き出してみないとわからないものなので、前もって対策を考えて
も無駄かもしれません。 / 新たな研究テーマについて学習する努力が足りなかった。また、現地で英語を学習
する努力が足りなかった。 / 生化学、分子生物学をやりたくてラボを選んだが、タンパク質工学が多く、ひたす
らスクリーニングをしていた。得られたヒットの解析などは共同研究先に投げる状態で本当にやりたいことはで
きなかった。 / 語学不足 /
研究成果が得られていたので(論文など)一つのラボにポスドク3年、リサーチアソシエイトで4年と、長く過ごし
てしまった。ポスドクの後は、別のラボに移った方が、より多くの経験を得られたと思う。 / 留学開始後一ヶ
月、住居を決められずホテル住まいを余儀なくされた。留学開始前にキャンパス近くのアパートなどにコンタク
トを取っておくべきだった。 / 臨床分野に留学の場合は、日本である程度経験を積んでからのほうがらくだと
思います / ありきたりだが、もう少し英語を勉強していればよかった。 / 無能なポスドクの吹き溜まりであり、
足の引っ張り合いに苦労した。海外の研究室のレベルを、学位取り立てのポスドクが正確に推し量るのは難し
かった。 / もっとがんばれば良かった / 日本人が多く留学をしていたラボであり、初めは取っ付きやすいと考
え、それなりの成果が出ると思い留学先として選びました。ただ留学した時は、実際実験を仕切っていた上司
が日本人であり、その彼と人間関係が築けず結局2年間が終りました。留学する時は語学の心配をするより
は、人間関係、仕事の将来性で決めるほうが良いと思いました。 / 英語以外にも現地の言葉を話せるように
ならないと、何事もスムーズにいかない、と感じたから。 / 語学力とコミュニティー能力を高めて、研究および
人的交流の幅を広げた方が良かった / 大学が博士課程の学生にたいしてどういうことを期待しているのかを
もう少し把握していれば日本での準備で相当対応できた。私が留学したころ(16年前)は大学のレベルや研究
分野についての情報は簡単に手に入ったが大学が学位取得の過程においていつまでにどのレベルに達して
いないといけないか、などの情報はほぼ皆無だった。 / ボスの示唆する研究テーマのみならず、他のテーマ
の研究、あるいは他分野の勉強も独学でやるべきだった / 新天地で、研究に思う存分のめり込める環境だっ
たので、いっそのこと、新しいモデル系を用いた方法等にチャレンジしてみても良かったと、今更ながら思って
います。 / 当初から期間は1年間と定められており、分かっていたことではあるが時間が足りなすぎて十分な
研究ができなかった。もう少し厳しめに計画を組むべきだった。 / 机上の空論(グラントの申請書上で書いた
勝手な妄想)通りのデータが出ないと、論文投稿の許可が出なかった。この環境を日本に持ち帰ると捏造問題
になるんだと思った。アメリカの研究環境のどこが良いのか理解不能。 / イギリスの生活環境(食事環境)は
やはり最悪でした・・・。 / それまで渡航経験のなかった国に留学する事になったが生活面について(語学を含
め)ほとんど準備をせずにいき、生活の立ち上げに苦労した。一方研究生活については英語でのコミュニケー
ションで全く問題なかった。 / 最終的に2つのラボから雇用可能という返事を頂いた。選んだほうでそれなりの
成果と技術、語学力などを得ることができたため満足しているが、最近選ばなかった方のラボの方が良い論
文を発表しているので、そのラボを選んでいた場合どうなっていたかを考えるため。 / 企業就職を視野に入れ
ていたので、修士号を取得した時点で、一旦就職しても良かった。PhD を取っても、大学の研究者として残ら
ない限りは、それほどの重要性を感じない。 / 最初の候補先で決まってしまったため、他の留学先について深
く検討しなかったため。 / アメリカでPIを目指す選択肢も、当初より考慮して留学すれば良かったと思ってい
る。 / 情報が必要だった点について。(反省というのではありませんが)日本にいたときアメリカ大学院留学す
ると人に言うと、ツテが必要だ。ツテなしでは無理だ、と何人かの人に言われた。実際のところ試験を受けてか
つ過去の履歴が十分であれば、ツテなしでも大学院留学は可能。不必要な根拠のない噂にまどわされそうに
なった。実際、日本でいまだにそう信じているひともいるのではないかと思う。あと、アメリカ大学院留学であれ
ば、修士なしで行けるので、学部卒業後すぐ行けばよかったと思う。(自分は修士後)サイエンス系であれば、
多くのアメリカの大学は学費も生活費も負担してくれる。留学を志すまで、そんなことは知らなかった。もっと日
本のサイエンス系の学生はこのことについて、知っていたらいいと思う。 / 全く新しい分野に飛び込んだため、
周囲についていくのに苦労した。 / もともとプログラミングスキルを自身が持っていなかったことで、研究(脳神
経科学)の成果展開の幅や一次処理結果を出す速度に限界があった。そのことを早期にボスにもわかっても
らい、プログラマーや解析補助の大学院生を充当してもらえたことはありがたかったが、自分が日本に戻った
時に同じような人員をそろえてラボを維持し、研究を続けることに限界を感じたので、一定の成果が出たのち、
実験系研究からキャリアシフトする選択をした。 / 日本での環境よりずっといい環境でしたので,もっと若い時
から渡って,仕事をしたかった. /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学継続の見通し
(対象:留学中)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
31. 【継続見通し】 現在のラボに来てどのぐらい経ちましたか? (対象:留学中 / 必須)
110
留学中
88
留学中
人数
66
44
22
0∼半年
1年
2年
3年
4年
5年
7年
10年
11年以上
0〜半年ぐらい
65
1年ぐらい
73
2年ぐらい
58
3年ぐらい
41
4年ぐらい
23
5年ぐらい
34
7年ぐらい
22
10年ぐらい
4
11年以上
6
合計
326
32. 【継続見通し】 現在のラボ / ポジションで、あとどのぐらい続ける予定ですか? (対象:留学中 / 必須)
110
留学中
88
留学中
人数
66
44
22
0∼半年
1年
2年
3年
4年
5年
7年
10年
11年以上
0〜半年ぐらい
59
1年ぐらい
105
2年ぐらい
90
3年ぐらい
47
4年ぐらい
6
5年ぐらい
9
7年ぐらい
0
10年ぐらい
3
11年以上
7
合計
326
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
33.
【継続見通し】
いつまで継続する予定ですか (対象:留学中 / 必須)
5.8%
3.7%
13.5%
19.6%
その他
お金が続くまで
今は帰国は考えていない
満足する研究成果がでるまで
次のポジションが決まるまで
既定の期間を終えるまで
27.3%
留学中
その他
既定の期間を終えるまで
98
次のポジションが決まるまで
89
満足する研究成果がでるまで
64
今は帰国は考えていない
44
お金が続くまで
12
その他
19
合計
326
興味がある研究ができるところが
海外である限り / 帰国は考えてい
るが、いつか分からない。 / 既に
次ぎの行き先が決まっている /
PhD取得まで / 現在考え中。 / 博
士号をとるまで / 会社の意向によ
る / 博士論文が仕上がるまで /
論文アクセプトまで / 会社に帰れ
といわれるまで / 卒業するまで /
いい仕事が日本でみつかるまで /
博士号を取得するまで / 学位取
得まで / 配偶者の仕事による /
国連に採用されます / できればも
う少し延長したい / 成果、次のポ
ジション、お金の総合判断で /
30.1%
留学中(326)
34.
【継続見通し】
留学の効用を高めるのに必要なこと (対象:留学中 / 必須・複数可)
留学中
留学中(回答者数326)に占める割合
情報網の充実
留学後のキャリアパス整備
資金的援助
海外日本人との繋がり
よく分からない
留学に効用は無い
情報網の充実
209
留学後のキャリアパス整備
200
資金的援助
186
海外日本人との繋がり
107
よく分からない
24
留学に効用は無い
7
その他
39
合計
772
その他
その他
語学力(2) / 本人のモチベーション(2) / 日本人と繋がら
ないこと / ボス、人種を問わず人的交流 / 本人の能力と
努力 / 留学先の国と日本との外交史の理解 /
Tomakeforeignfriends / 人それぞれ / 現地研究者との繋
がり / 積極性 / 自己努力 / 海外留学者の採用に興味を
持つ企業の情報をまとめたサイト。 / 効用が無くとも行こ
うとする気持ち / 生産性の高いラボを選ぶ事 / 現地の研
究環境に適応する / 仕事から満足感を得ること / グラン
ト審査の際、海外留学経験(1年等の短期は除く)等の経
歴を考慮する。 / 目的意識 / 日本人だけで固まらない /
違う文化を持つ研究者とのつながり / コミュニケーション
の充実 / 他の留学生とのつながり、サポートシステムが
あること。 / 日本のアカデミアの変革 / 留学の効用の意
味が分からない。 / 海外日本人との繋がりと疎遠の両
立 / 語学力を含めたコミュニケーション能力 / 海外での
人脈構築 / 来たばかりのため,よくわからない / 自発的
にキャリアディベロップメントに取り組むこと / 妻の協力 /
留学後PIとなった時に生きる人的ネットワークの確立 / 良
い仕事をする / 日本の大学・研究機関が海外留学経験
者に求めるものを明確化すること。 / 語学をはじめとした
準備 / 日本の研究者との繋がり /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学後の状況について
(対象:経験あり)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
35. 【留学後の状況】 留学期間 (対象:経験あり / 必須)
40
経験あり
32
人数
24
16
8
0∼半年
1年
2年
3年
4年
5年
7年
10年
11年以上
0〜半年ぐらい
10
1年ぐらい
19
2年ぐらい
38
3年ぐらい
14
4年ぐらい
10
5年ぐらい
21
7年ぐらい
14
10年ぐらい
3
11年以上
5
合計
134
36. 【留学後の状況】 終了の経緯 (対象:経験あり / 必須・複数可)
経験あり(回答者数134)に占める割合
経験あり
その他
次の職を得た
70
既定の期間を終えた
55
家族の事情
9
まだ留学中(2) / PhD課程を修了
した(2) / 大学院卒業 / 卒業し
た / 医局の要請 / 欲しい資格が
取れた / 教授より戻ってこいと言
われた / 現在も留学中 / 論文が
出た /
得るべきものがなくなった
9
経済的に居られなくなった
5
雇用が継続されなかった
3
その他
11
合計
162
次の職を得た
既定の期間を終えた
家族の事情
得るべきものがなくなった
経済的に居られなくなった
雇用が継続されなかった
その他
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
37. 【留学後の状況】 気持ちとしては (対象:経験あり / 必須)
9.7%
経験あり
39.6%
もっと早く帰りたかった
ちょうどよかった
もっと長く居たかった
50.7%
もっと長く居たかった
68
ちょうどよかった
53
もっと早く帰りたかった
13
合計
134
経験あり(134)
38. 【留学後の状況】 帰国時の立場 (対象:経験あり / 必須)
16.4%
0.7%
3.7%
3.7%
5.2%
6.0%
19.4%
19.4%
25.4%
経験あり(134)
その他
非研究職
未定だった
民間研究職
医者
テニュアトラックおよび同等のもの
ポスドク・研究員等
テニュア・任期無し
任期付きポジション
留学中
その他
任期付きポジション
34
テニュア・任期無し
26
学生(4) / 未帰国(4) / まだ留学中(3) / 大学院生
(3) / 他国で就職(2) / 元の企業に戻った。正社
員。 / 医者として一年務めたあと基礎へ。 / アメリカ
で臨床医 / 米国在住でポスドク・研究員等 / 他国に
て民間研究職 / 現在アメリカでポスドク /
ポスドク・研究員等
26
テニュアトラックおよび同等のもの
8
医者
7
民間研究職
5
未定だった
5
非研究職
1
その他
22
合計
134
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
39. 【留学後の状況】 帰国先の見つけ方 (対象:経験あり / 必須)
13.4%
2.2%
7.5%
その他
就活フォーラム等
留学中の知り合いのつて
留学前の知り合いのつて
公募に応募
元の所属ないし関連する場所
17.2%
23.9%
経験あり
その他
元の所属ないし関連する場所
48
公募に応募
32
留学前の知り合いのつて
23
留学中の知り合いのつて
10
就活フォーラム等
3
帰国してない(2) / 現在も留学中
(2) / 米国在住でポスドク・研究員
等(2) / 家族の事情 / アメリカで
就職活動 / 博士後期課程学生 /
すぐ見つからなかったので地元で
バイトをするしかなかった。 / 転職
エージェント / 学生にもどった /
業者を介して企業に就職 / 企業
に直接応募 / 研究をやめた / 医
学科在学中だった / 教えて欲し
い / 帰国していない。他国で職を
得た。 /
その他
18
合計
134
35.8%
経験あり(134)
40. 【留学後の状況】 就職活動期間 (対象:経験あり / 必須)
100
経験あり
80
人数
60
40
20
0∼半年
1年
2年
3年
4年
5年
7年
10年
11年以上
0〜半年ぐらい
99
1年ぐらい
16
2年ぐらい
14
3年ぐらい
3
4年ぐらい
0
5年ぐらい
2
7年ぐらい
0
10年ぐらい
0
11年以上
0
合計
134
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
41. 【留学後の状況】 留学でなければ得られなかったもの (対象:経験あり / 必須・複数可)
経験あり(回答者数134)に占める割合
経験あり
その他
幅広い経験
120
人的つながり
102
語学力
98
充実した生活
72
よい研究成果
57
キャリアアップ
51
特にない(2) / 「世界のどこに行っ
てもなんとかやっていける」という
自信 / 無駄だった時間を返して欲
しい。 / 度胸 / 外国人との駆け引
き / 世界の研究の実態を知る /
サイエンスに対する考え方 / アメ
リカという国を知ること / 人として
の厚み。図々しさ / 家族のきず
な / キャリアシフトの決断 / 学問
に対する視座、研究費やシステム
などの比較対象 /
その他
13
合計
513
幅広い経験
人的つながり
語学力
充実した生活
よい研究成果
キャリアアップ
その他
42. 【留学後の状況】 現在の留学の問題点 (対象:経験あり / 必須・複数可)
経験あり(回答者数134)に占める割合
日本に帰れなくなる
経済的に苦しい
生活面でのストレス
家族に負担
キャリアアップが遅れる
リスクが大きく実質的な見返りは小さい
その他
経験あり
その他
日本に帰れなくなる
75
経済的に苦しい
51
生活面でのストレス
50
家族に負担
47
キャリアアップが遅れる
30
リスクが大きく実質的な見返りは小さい
28
その他
13
特になし(3) / 日本への就職が難
しい / よく分からない / 海外の日
本人が少ない / 留学の問題という
より個々人の問題 / 日本での職
探しが難しい / 上記選択肢のよう
なネガティブなことを垂れる連中が
いて、留学の魅力が正しく評価さ
れていない / 経済的に苦しいけれ
ど、これはアメリカだから、というも
のではないと思う。 / アメリカの
PhD課程留学はちょっと長過ぎ
る / 留学経験を日本社会が認め
ていない。自分にないものを認め
ない。 / 無駄だった時間を返して
欲しい。 /
合計
294
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
43.
【留学後の状況】
経験者がもっと日本で貢献できること、してもらうべきことは (対象:経験あり / 必須・複数可)
経験あり(回答者数134)に占める割合
経験あり
研究・教育の国際化
制度や組織の設計・改革
海外とのコネクション
最先端の研究の展開
研究・教育の国際化
104
制度や組織の設計・改革
97
海外とのコネクション
92
最先端の研究の展開
62
その他
11
合計
366
その他
自律ある自立 / 未経験者と変わ
らない / 海外の制度や組織を真
似る必要はない / よく分からな
い / アメリカでの考え方を持ち込
まない。 / 中等高等教育 / 外国
人との付き合い方の見本。強かさ
の見本。 / 留学経験者ネットワー
ク / 留学のコーディネート / ムラ
社会に新しい風を吹き込み、多様
性を推進すること / 日本にいる
人々にもっと留学をすすめる /
その他
44. 【留学後の状況】 留学の効用を高めるのに必要なこと (対象:経験あり / 必須・複数可)
経験あり(回答者数134)に占める割合
留学後のキャリアパス整備
資金的援助
情報網の充実
海外日本人との繋がり
留学に効用は無い
その他
経験あり
その他
留学後のキャリアパス整備
105
資金的援助
81
情報網の充実
71
海外日本人との繋がり
60
よく分からない(6) / 語学力、会話
力の強化(2) / 明確な目的をもっ
てそれに邁進すること。 / 留学す
る必要はない。 / 日本人の平和
ボケを治す。 / ポジションに依存し
ない帰国費用支援制度の充実 /
キャリアチェンジの柔軟性を高め
るためのポジションを設ける /
留学に効用は無い
4
その他
13
合計
334
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
留学するつもりがない方
(対象:興味なし)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
45. 【留学するつもりない】 留学しない理由 (対象:興味なし / 必須・複数可)
興味なし(回答者数4)に占める割合
日本での状況に満足している
家族の問題がある
留学のメリットが分からない
情報が足りないので判断できない
生活環境が厳しいと思う
現在のポジションでは難しい
日本から離れるとキャリアアップが不利になると思う
語学力の自信がない
成功している留学者をあまり知らない
経済的に厳しい
リスクを冒したくない
周りが勧めない
その他
興味なし
その他
日本での状況に満足している
3
家族の問題がある
3
十分海外経験を持っている
(約20年)
留学のメリットが分からない
2
情報が足りないので判断できない
2
生活環境が厳しいと思う
1
現在のポジションでは難しい
1
日本から離れるとキャリアアップが不利になると思う
1
語学力の自信がない
0
成功している留学者をあまり知らない
0
経済的に厳しい
0
リスクを冒したくない
0
周りが勧めない
0
その他
1
合計
14
46. 【留学後の状況】 もし留学がもっと多角的に支援され、留学経験者が日本でより活躍
できるようになるとしたら (対象:経験あり / 必須)
興味なし
100%
興味なし(4)
自分も留学を考える
断固反対である
よいと思う
よいと思う
4
断固反対である
0
自分も留学を考える
0
合計
4
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
47. 【留学するつもりない】 日本人が国外の舞台で活躍することは (対象:興味なし / 必須)
経験あり
50.0%
どうでもよい
現状で十分である
もっとあってよい
もっとあってよい
2
現状で十分である
2
どうでもよい
0
合計
4
50.0%
興味なし(4)
48. 【留学後の状況】 海外の日本人との組織的なつながりは (対象:興味なし / 必須)
経験あり
100%
興味なし(4)
要らない
現状で十分である
重要であり強化すべき
重要であり強化すべき
4
現状で十分である
0
要らない
0
合計
4
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
アカデミア以外のキャリア
パスについて
(対象:全員)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
49. 【アカデミア以外】 興味はありますか (対象:全員 / 必須)
23%
25.8%
27.6%
20.1%
18.8%
25%
留学中(326)
52.2%
経験あり(134)
経験あり
興味あり
興味なし
ある
167
70
36
3
どちらともいえ
ない
84
27
20
0
ない
75
37
13
1
合計
326
134
69
4
29%
75%
51.2%
留学中
ない
どちらともいえない
ある
52.2%
興味あり(69)
興味なし(4)
50. 【アカデミア以外】 アカデミア以外の求職活動について (対象:留学中・経験あり・興味あり / 必須)
3.1%
3.4%
5.2%
8%
20.2%
6%
6%
13.4%
6%
1.4%
5.8%
10.1%
11.6%
11.2%
60.1%
25.0%
71%
25.0%
57.5%
25.0%
留学中(326)
経験あり(134)
興味あり(69)
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
特に何もしてい
ない
196
77
49
1
公募情報をチェ
ックしている
66
15
8
0
面接を受けた事
がある
26
8
7
1
既に職を得た
17
18
4
1
応募書類を送っ
た事がある
11
8
0
1
その他
10
8
1
0
合計
326
134
69
4
25.0%
興味なし(4)
その他
応募書類を送った事がある
既に職を得た
面接を受けた事がある
公募情報をチェックしている
特に何もしていない
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
51-1. 【アカデミア以外】 研究者のキャリアパスの多様化について国としてどのよ
うな支援が最も有効だと思いますか (対象: 全員)
有効だと思う
ないよりは良い
有効だと思わない
わからない
留学中(最大回答数322)に占める割合
有効だと思う
ないよりは良い
有効だと思わない
わからない
合計
より深い情報の提供
197
110
10
3
320
マッチングの場の提供
200
101
16
5
320
資金的援助
200
84
25
9
322
大学院の抜本的改革
183
83
29
25
318
教育・訓練プログラムの実施
112
140
55
13
320
有効だと思う
ないよりは良い
有効だと思わない
わからない
合計
より深い情報の提供
73
48
5
4
130
マッチングの場の提供
87
30
11
3
131
資金的援助
78
41
9
4
131
大学院の抜本的改革
77
37
13
5
132
教育・訓練プログラムの実施
52
59
16
4
132
有効だと思う
ないよりは良い
有効だと思わない
わからない
合計
より深い情報の提供
38
19
7
2
66
マッチングの場の提供
34
23
7
2
66
資金的援助
46
13
5
2
66
大学院の抜本的改革
33
19
8
5
66
教育・訓練プログラムの実施
24
27
10
5
65
有効だと思う
ないよりは良い
有効だと思わない
わからない
合計
より深い情報の提供
2
1
1
0
4
マッチングの場の提供
2
2
0
0
4
資金的援助
2
1
1
0
4
大学院の抜本的改革
2
0
2
0
4
教育・訓練プログラムの実施
1
2
1
0
4
より深い情報の提供
マッチングの場の提供
資金的援助
大学院の抜本的改革
教育・訓練プログラムの実施
経験あり(最大回答数132)に占める割合
より深い情報の提供
マッチングの場の提供
資金的援助
大学院の抜本的改革
教育・訓練プログラムの実施
興味あり(最大回答数66)に占める割合
より深い情報の提供
マッチングの場の提供
資金的援助
大学院の抜本的改革
教育・訓練プログラムの実施
興味なし(回答数4)に占める割合
より深い情報の提供
マッチングの場の提供
資金的援助
大学院の抜本的改革
教育・訓練プログラムの実施
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
51-2-1.
【アカデミア以外】
前問の支援について、何かアイディアがあれば記載して下さい (対象: 全員)
留学中
日本では、ポスドクに対するアカデミア以外のキャリアパスがあまり無いように思われます。これは単に情報が
思うように入手できないことが原因かもしれないので、そのような採用情報や公募情報の手がかりになるような
Webサイトやメールマガジンがあるとありがたいです。 / 海外の様に雇用の流動化が必要だと思う。シニアレベ
ルでも、キャリアパスの変更(例えばアカデミアからインダストリーへ)出来るような社会構造の改革が必要であ
ると思う。 / 海外では,企業においても,ポスドクが一つのキャリアとして考えられているのは大きな違いだと感
じた。企業と研究者が,もっと話合いの場を持てる環境が整うとよいと思う。 / 学位の取得を困難にすること /
国は研究者個人ではなく企業側に働きかけるべき。バイオテクヘの研究費支援と雇用促進企業研究者のキャリ
アパス多様化促進 (アカデミアに戻る機会や起業機会を提供する)←大学研究者が企業研究者になるモチベー
ションを高める / 上記以外ではないが、「マッチングの場の提供」として、今回分子生物学会の年会で行ってい
るような年会や各種ミーティングへのポスドクの招聘支援は画期的で非常にうれしい。基本的に欧米ラボの多く
は、ポスドクがアジアでの学会に参加する際の資金的支援をする余裕はない。しかも給与の少ないポスドクはな
かなか自腹では日本の学会に参加できない。しかし、今現在留学しているポスドクは、その国/地域/大学/研究
室/研究分野に関して情報を多く持っている。これらの情報は「研究留学だより」などのコーナーとして雑誌/機
関誌などで提供されているが、小さな紙面での一方的な情報提供なので、あまり役に立たてていないのが現状
である。そこで、日本の各主要学会の年会事業に対して、国がポスドク招聘をサポートするのは良いと思う。年
会に招聘されたポスドクはブース/コーナーでの2時間ほどの待機を義務づけ、興味のある学生との対話を通し
て留学計画のプラニングをサポートする。 / 英会話講習 英語でのやり取りをどれだけ円滑に行えるかが、研
究者のパフォーマンスに直結することを実感しました。 / 大学院に行く事、行った事が無駄と思えないような日
本人の学生に対する援助。博士まで努力して行ったのちに安いポスドクの給料から学生支援機構の返済に苦
労したら正直がっかりします。モチベーションは下がります。学生支援機構の奨学金という名称は悪名で、単な
る学生ローンでしかないと国が認識すべきです。海外でscholarshipといえば返済義務のない援助です。借金を
背負ってまでやったのに今の日本のポスドクの現状などは1部の人たち(例えば日本学術振興会特別研究員)
を除き到底満足できるものではないと思います。そのような感想を持っている博士研究員を身近に見て、学生が
同じ様に目指そうとは思いにくいのでは? / 博士後期課程出身者の企業での扱いにくさのイメージを払拭して
もらいたい。成功例をピックアップし、広めることで、企業側が博士取得者の採用に積極的になり人材交流が可
能になると考えられる。特に生命科学分野では、企業側が情報を隠しがちなので、公開し、交流出来る場を設け
てほしい。 / 任期無し教員の比率を大幅に下げ、競争的な環境を作る。シンガポールでは、テニュア取得後も、
厳しい評価にさらされており、授業の質、論文成果、グラント獲得状況に応じて、給与の減給、解雇等の厳しい
条件が待っている。これにより、教員の質が高い状態で保たれ、高い世界大学ランキングを維持している。 / イ
ンターンシップ 企業側に博士課程取得者の受入を進める。とくにライフサイエンスの分野において。一方で、研
究者側にもcommunication能力の向上、企業研究移行の助けになるようなトレーニングを提供する。 / 博士を取
得したらアカデミアというのは、もはや日本のみの幻想だと思います。研究支援やグラントライター、機器試薬会
社のアプリケーションサイエンティストなど、いろんな側面から研究を支援する人材が重要であり、必要だと思い
ます。ステレオタイプ的な日本人の思考をなんとかしなければいけないのでは、と実感します。 / 一般企業の雇
用形態が変化しない限り無理なのでは?大学自体が独立運営できなければ、新しいキャリアパスは一般企業
に頼るしかないでしょう。大学で2ー3年の競争資金でのポストは意味がないと思います。 / ポスドクからアカデミ
ア以外に行った人たちの割合や業種を知りたい。でもここに政府が多くの資金を提供するぐらいなら、助教など
のポストを増やしてほしい。 / 表面的な情報を流すのは国・大学として止めた方が良いと思う(事前に決まって
いる公募など)。お互いの時間・労力の無駄です。 / ドイツのように積極的に大学生、大学院生を海外に留学さ
せるシステムを導入すべき。 / 教員免許の更新制の廃止(研究しているとせっかくとっても使えなくなる)。また、
国が関与するのであれば、ほぼ全ての研究者を雇用する機関を作り、そこから実際の職場へ派遣するような制
度を作れば、いつまでも有期雇用で社会的信用がなく、家も買えない、ということも減ると思われる。また、ある
程度成果が出なかった研究者でも、現場のわかるサポートスタッフとして活用することができるなど、国全体の
研究効率は上がると思われる。 /
当分何の役に立つかわからない基礎的研究への研究費の配布を徹底して実施する。かつ、その姿勢を行政の
指針として明確にし国民に周知徹底し納得させる。その上で、多様な価値観を持つ研究者・企業家を国籍問わ
ず国内に招き入れる。その結果、現状の大半を占める功名心に重点を置く人間が減少し、研究者の環境は日
本国内においても多様化する。(特に、研究に楽しみを見出す欧米の研究者が挙って数年間来日して研究する
可能性を期待したい。) / 博士号取得に際し、アウトリーチ能力の教育、訓練を確立する。また、取得後のコミュ
ニケーターとしてのポジションの確立 / 文科省や大学、公共機関における、博士号を持った技術・研究サポー
ト・広報などの専門職員枠の拡充。例:大学のリサーチ・アドミニストレーター http://www.kura.kyoto-u.ac.jp/ http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/ura/detail/1338595.htm / 研究者(博士号取得者)の社会的地位の向
上。 / 下手に訓練などしようとするのではなく、情報やその情報を得る場所、資金援助だけしてくれればよい。 /
大学院に進んだ者が研究に関係する職以外を目指すのはおかしい、という古い考えを持った教員の意識改革
が必要と思います。私は学部生の時にコンサルタントの面接を受けましたが、そのことを指導教官に話したとこ
ろ強い口調でたしなめられました。 / 研究経験・留学経験があったとしても、その全員が一線の研究者として研
究を続ける事は、現実に難しいと思う。しかし、一線からあぶれたとしても、高いレベルでの教育・研究経験をも
つ貴重な人的資源である。それを活用できるような道、たとえば、中学・高校教育での活用など、積極的に創出
することが国の仕事と考える。 / アカデミア、企業の共同研究の拡大を政府が援助することにより、アカデミア
以外のキャリアパスが定着するのではないか? / 日本の大学でのアカデミック職の場合、実績重視とも思えな
い選考なので(内部のつながりとか)、もっと実績重視の選考にしてほしい。能力の低い人物が大学で教えてい
ると、結局は大学のレベルも、国全体のレベルもあがらない / 様々なキャリアpathで活躍している卒業生をよん
でパネルディスカッションをしたり、インターンシップの機会をみんなに与えるなどにより、キャリアの種類をしった
り体験する機会を作る / そもそも日本企業が年齢給と終身雇用を続ける限り、大学院に行くとアカデミック以外
のキャリアで著しく不利になるというのは改善できないでしょう。これはJSPSや文部科学省がどうにかできる問
題ではないので何かできるとは全く期待していません。できることと言えば、その現状に合わせて大学院の定員
削減をすることくらい。 / 教職課程を集中して取れるトレーニングプログラムは作る必要があると思う / 企業は
行き場の無いポスドクの受け皿にされてはいけない。それこそ、将来の日本の産業に関わってくる。 / 留学自体
ではなく、博士課程に留学して学位を取ることへの社会的な評価をあげるべき / 上記アンケートの「抜本的改
革」という文言を使わないでほしい / 面接のための帰国費用の補助 または アメリカでの面接を希望する / こ
ちらに来て企業の方などと話していると、私が思っていたよりは、博士卒業者を採用したいと考えている企業は
多いようです。多くの場合、マッチングと情報共有の問題だと思います。教育や訓練と言っても、具体的に何が
求められるかは業界によって異なるわけですし、最優先させるべきはマッチング機会の向上かと思います。キャ
リアパスの多様化のためにカリキュラムレベルから大学院を抜本的に改革するより、マッチングを増やすことに
リソースを割くことが最も現実的かと思います。 / 日本で人手が不足していて、かつ研究職と相性の良い職業
の訓練を受けれる制度を作るとか。医師?介護士?研究者に研究者以外の選択肢があれば、気分的に楽にな
れるかもしれない。 / 大学院卒業者が、アカデミアであるかどうかに関わらず、様々な職につけるような社会に
するべき。政府が率先し、企業が(とりわけ新卒以外の)柔軟な雇用をするように定めるべきだと考える。 / 海外
にでても、日本からもグラントをもらうことはできる。つまり、研究をすることにたいするサポートは十分とは言え
ないが、存在はする。 しかし、一度日本をでてから戻るときのサポートが何もない。実際、良い成果を残せた人
でもアカデミアや自分の望んだポジションを得られた人は少ない。これは今の海外留学数の減少の大きな理由
である。また、成果を残せて、その結果から広がった研究内容や分野を帰国後、日本ですぐに反映するのが難
しい。帰った先で求められる内容は必ずしも海外でやって来たものと同じではない。確かに海外経験は重要なも
のだが、大事な研究の分野における継続性がそこにはない。つまり、海外留学後のキャリアパスのサポート体
制の早急に造るべきである。 / 大学院の抜本的改革、というよりも教員の意識改革ですが、ほとんどの教員は
「英語(あるいは現地語)よりも専門の勉強が大事だ」と言いますし、学生もお利口さんであるほどそれを頑なに
信じている人が多いですが、言葉が出来ないと文字通り話にならないので、もっと語学の必要性を認識すべき
です。放っておいても勝手に勉強するのが専門ですから。言葉の不自由な教員が自己を正当化するための言
い訳などで、学生の将来性を狭めてはいけません。 / 大学院生の質を海外並みに上げること。卒業要件が文
書化されておらず、指導教官のみに左右される状況は海外より質の悪い学生を作りやすい。また、大学院生の
知識レベル、コミュニケーションレベル、プレゼンテーションレベルの向上が必須。 /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
51-2-2.
【アカデミア以外】
前問の支援について、何かアイディアがあれば記載して下さい (対象: 全員)
(留学中続き)
1.日本国内のPIポジションに応募した際の面接時の一時帰国費用のサポート 2.テニュアトラックポジション
のスタートアップグラントの拡充 3.大学の構造改革:講座制の完全な廃止。一部の職(フルプロフェッサー)を
除く、任期制の導入。 4.公的研究費の配分:一部のラボ、一部の大学に偏り過ぎ。より公平明瞭な審査に基
づき、より広く配分すべき。 5.研究職以外の、キャリアを生かせるポジションの導入、拡充(文部科学省、厚生
労働省、公的グラントの機関などに十分な経験を積んだ研究者を採用する。) / 日本国内の状況に限っていえ
ば、企業などが PhD を欲しいと思うことが必要です。でも実際に面接してみると博士号より出身大学のほうが結
局インパクトを与えてしまいます。海外では PhD は給料制が多いですが、日本では完全に学生扱いなこともあ
り、大学院生である価値もそれに準じるような気がしますし、ポスドク一万人計画は状況をさらに悪化させたと考
えます。PhD の価値を上げる施策が必要ではないでしょうか。 / 海外で研究生活をする中で、研究能力と同時
に、海外文化の理解、交流能力、同時に、日本語、日本文化への理解が進んだ(これは、人によると思うが)。
海外企業で、日仏間の技術コミュニケーションなどの形ででこれらを活かそうと思ったが、企業経験が無いとの
ことで、苦労をした。留学の期間に身につける能力の整理、それらを活かせる職の斡旋などは有効だと思う。 /
中・高等教育にて将来について考えさせる時間を導入し、その際に研究者および海外留学の選択肢を提示する
こと / 最終決定者(教授会、既得権者)をも含む、任期制雇用形態への移行の徹底。生物医学分野において
は、サイエンスコミュニケーターや地域医療分野への最新医療・生物情報の提供する組織づくりやその障壁とな
る既得権の撤廃。一般企業への博士所有者採用の税制面での優遇処置など(女性雇用に関しては、男女雇用
機会均等法により以前より表向きには、機会均等が与えられているように見えるので、国や行政からの何らか
の介入が必要と思われる。)。 / 大学院の定員を減らし、支援をより重点的に行えば良い。海外(主にアジア諸
国?)から2流以下の学生を日本の税金を使って援助する理由が理解できない。 / 官僚にもっと博士号取得者
を積極登用し要職に就け、科学推進の大局観を持った政策を展開して頂きたい。 / 私は医学系なので、日本で
は臨床と研究の両立が暗澹としているのが問題。医学部大学院と医学部附属病院はある程度スタッフを分けて
いき、かつポストは倍増する必要があると思う。大学病院には、研究の能力もなく実績もなくアカデミアポストを
取っている人もいるが、それは病院所属として職務を明確にすべきで、その分、医師研究者がアカデミアポスト
に就けるようになるといい。 / 学外への受入先、民間の意識変革のほうが、大学改革よりも重要だと思います。
逆に言えば、大学のほうは、かなり積極的にキャリアパスに取り組んでいると感じています。 / 海外でテニュア
を得た人に、謝礼・給与を添え政策の顧問になってもらう。マッチングの場を提供する必要はないが、共同研究
体制を支援する(研究母体規模で提携)のは有効なのでは。 / 企業など大学外における雇用者の意識改革 /
国からの支援に頼ろうとする姿勢を改めた方がよい / 大学院の指導教官をモニターする別の教官がいる制度 大学院から留学することを支援 ポスドク女性が好きな時期に妊活できるように支援 出産・育児によるキャリア
の穴を乗り越える支援策 (Two body problemを解消する策) / 博士号への付加価値の付与 / 特にアメリカでの
職探しについてあまりに情報量が少ない。自身で探すか、知人を頼るしかない状況。 / 税法改革などを通じた
財団等への優遇措置による民間funding bodyの拡充。 米国・欧州と比した時のfellowshipの少なさ、金額の低さ
(単独のfellowshipではほぼ生活不可能な割に併用やtop up不可など、日本からの持ち出し前提とも取れる)を
解消することで、キャリアへの考え方や文化的基盤の異なる海外研究生活を経験することは、結果的に研究者
のキャリアパス多様化につながるように思われます。 / 企業で働くためのポスドクフェローシップとかどうでしょう
か。これは企業側としても終身雇用しなくてもいいわけですし、職が得られないポスドクにも自分をアピールでき
るいいチャンスだと思います。すべての例で成功するとは思いませんが、博士課程の段階で物事をきちんと理
解すること、それを人に説明することを学んでいれば、企業のビジネスに役立つはずです。一度博士がビジネス
に役立つことが認められれば、キャリアパスも多様化するのではと思いました。 / 特に、資金面の補助および、
帰国後の就職口の斡旋 この2つはMUST。医科に対しての年齢制限も、臨床研修必修後の実態に合わず、非
現実的。 / 留学資金の援助がなければ留学に踏み切れなかったので、非常に感謝している。日本の大学とこち
らの大学の理解と協力も不可欠だった。その他に関しては個人の努力次第。他国の人はバイタリティーのみで
留学してきている。 / 資金の分配方法。実力よりもコネが重視されているため不公平感があります。 / 特にな
し / 博士取得者の数が増えたことによる需給の不均衡がそもそもの原因のため,情報の提供等の斡旋はある
程度の効果をもつかもしれないが,根本の問題の解決とはならないように思われ,良い方策が思いつかな
い. /
実用的な語学教育の充実。留学先で研究をしながら語学を習得することは非常にエネルギーが必要。またボス
の人柄によっては運が悪ければ語学のせいで悪い待遇を受けてしまう可能性を含む。ある程度留学前に習得
できれば、留学中にさらに語学を磨けるのと同時に、研究でに力を発揮できると思われる。フンボルト奨学金の
場合、開始前3ヶ月ほどドイツ語の語学研修があると聞いたことがあるが、日本国内でこのような支援があると
いいと思う。 / 日本の社会構造が(たとえば博士課程修了者を企業が取りたがらないなど)変わらない事には、
海外と同等の多様なキャリアパスは無理だと思います。企業と大学が有り様を大きく帰る事が必要で、短期的な
効果を期待する事自体が無理と感じます。日本国内に閉塞感を感じるのであれば海外に出れば、多様なキャリ
アパスが可能です。海外に出ても困らない英語力が自身がサバイバルする上でなぜ必要かと云う自覚を、大学
生、大学院生に促す事が大事なのかもしれません。能力ある若手が英語の壁を気にする事無くどんどん国外に
出る状況にでもなり、日本に居着かなくなれば、企業も変わってくるのではないかと言う気がします。 / 新卒優
先採用をやめるか、すぐクビをきれるかしないと企業は博士を中途採用しにくいと思われる。 / 学部卒の人々で
構成されている日本企業で、博士号保持者を受け入れる決断ができる柔軟な思考を持った人材が存在しない。
異なるバックグラウンドの人を受けいれる成功事例を行政機関が率先して作るべきであると考える。たとえば、
省庁や地方自治体での中途採用の実施が考えられる。しかし、昭和の時代に作られた前例を外れる決断がで
きる省庁の職員が現代にいるとは思えませんが。 / 院生時代にアカデミック以外を検討することがなかったた
め、企業への就職をまったく想像できない。インターンや会社説明会など何か経験していれば、選択肢として入
れらるのだろうと思うが、ポスドクを長くしているとなかなか踏ん切りがつかない。 / 大学院や研究施設を抜本的
に改革してもらいたい。特に給与体系には不透明であり、適当にPIが決めていた。アメリカでは給与レンジが明
確に決めてあり、公表されている。PIが不当な雇用をできないシステムである。私の場合、日本とアメリカでまっ
たく同じポジションにもかかわらず、アメリカのほうで給与を日本よりも2倍以上もらっている。もちろん、保険にも
加入しているので、実質3倍である。また、日本ではラボ間が閉鎖的で、共通にすればいい機器もラボごとに持
たなければならない。よりオープンにすることで、ラボ間でのコラボレーションも進むし、さらには研究費をもっと
効率的に運用することができるのではないかと思う。いくら情報提供しても結局は有益で貴重な情報は表に出て
くることは無く、出身ラボや研究所、もしくは学会等で知り合った先生方との交流から得られると感じている。 /
改革の名の下に改悪がなされすぎている。 / 米国と同様に、公務員を含め、雇用における年齢差別を徹底禁
止し、解雇規制を緩和し、雇用における流動性を促進する事が重要。そして、大学院も、研究機関としての役割
だけではなく、職業訓練に向けた様々なコースワークや、インターンシッププログラムの情報提供を率先して行う
ことが重要なのだと思う。国としては、民間において活躍している人材を、講師として大学に召還するための、費
用などをサポートしてもよいかもしれない。 / 研究者が必要とされるような意識改革(国も企業も) / 私は臨床分
野出身ですが、そこで感じたことは、有名ラボや、ボスが研究に重きをもっている方以外は、実際、どのように留
学先を探せば良いのかがわからい、それに向けての指導をうけていない学生が多いと思う。 留学前後で日本
の学生に会うと、数名は海外に留学したいと考えている人がいるのを実感した。 確実に感じることは情報不
足であること、日本の大学は海外の大学に比べ、勉学に励んでいないため、またはそのモチベーションを失って
しまっているに、将来へのステップアップを考えずになんとなく過ごしている気がする。そうこうしているうちに時
が過ぎて、肝心の段階で情報をもっていなく、悩む部分があると思う。もちろん、学生側にも非があるが、大学
側、教員側の指導、教育に関する責任はかなり大きいと感じる。また、大学に入ってのその後をもう少し厳しいも
のにして大学内でも競争が続くように国全体のシステムを変えていかないといけない。 大学教員は、特に臨
床分野では、臨床、教育、研究と3つをやらなくてはいけない。これは海外ではありえない仕事環境である。スー
パーマンでは可能かもしれないが、そんな優秀な人はほんの一握りである。その為、評価査定のうすい、指導、
教育へのweightが低くなるのも当たり前である。 大学のシステムを変えていくこと、社会の構図をかえることは
重要である。新規の大学を設立するよりも、良い大学に教員を増やし、もっと教員の仕事の細分化を行なうべき
である。 / ポスドク終了後のポストの充実と研究予算の有名人以外への配布の拡充 / どんな形でも良いので、
同じような立場の人達が集まる場があると、結果的に情報交換ができ、人の繋がりも出来、良いように思う。や
はりコネクションは大切である。 /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
51-2-3.
【アカデミア以外】
前問の支援について、何かアイディアがあれば記載して下さい (対象: 全員)
経験あり
海外で経験を積んだ人材(日本の職がある者を除く)が日本に戻ってきて研究できるような博士研究員用スカラ
シップの充実。(ヨーロッパではすでに導入が進んでいる) / 日本で教育を受けた日本人留学生の基本的な研
究者としての能力が年々劣って行くように思えます。日本での大学院教育をもっとしっかり行なうことが必要でし
ょう。グローバルな時代に今の多くの日本人研究者は国際的競争に勝てないと思います。 / 学会やセミナー等
で積極的に海外研究者を招待し、学生やポスドク等との交流の機会を増やす。英語教育で会話面を充実させ
る。院試で筆記学力試験は廃止し、英語のプレゼンで評価する。 / 留学後、そのまましばらく海外で働く人を増
やした方がいいし、最終的には国にとっても利がある。それをサポート、推奨するような策として、国民年金の保
険金の免除とか、「日本に帰ってくるより大変だけど、ちょっと得する」、といった状況にもっていけば海外でさら
に長期間、競争力をつけようという人が増えると思う。長く海外にいるひとを「勝ち組」化する。 / 博士余りの解
消のためには大学院の定数制限と待遇改善がセットで進む必要がある。キャリアパスの多様化が必要だとは思
わない。少数精鋭を育てる方針に舵を切るべきである。 / 資金援助は人をだめにするので絶対やめた方がい
いと思う。抜本的な解決ではなく、対処療法である。人をだめにする。留学をすることは「経験」をすることであ
る。キャリアパスの情報は必要であるが、「経験」を生かすかは本人の「覚悟」の問題である。 / 企業や官庁など
博士号取得者をもっと採用するよう意識改革が必要ではないか。 / 日本人は日本の所属・出身大学内だけで
のつながりはあるが、他大学の人とのつながりはないことが多い。異なる所属やバックグラウンドを持つ人との
ネットワーキングにつながるチャンネルがあると役に立つし得るものも多い。 / 大学教員の流動化、企業研究所
の博士学位取得者と海外留学経験者への門戸開放と積極的採用など社会全体の積極性が必要不可欠であ
る。苦労の末に得た学位でありながら、それを有効と認める就職先があまりに少ない事が、とくに生物系の若手
研究者を困窮足らしめている。若手も社会の変化を受け止めて、多様な進路を幅広く捉え自らの力を発揮でき
る道を探ってほしい。いたずらにポスドクを長く続ける事は、道をより険しいものにしている。 / 博士号取得者が
増え続ける今、研究者のキャリアパスの多様化は必然です。でもこれは政府がどうしても支援しなければならな
いようなことでしょうか? / アメリカのSBIR/STTRのような小規模事業者支援制度の確立。社会的・経済的なメ
リットがあり、かつ研究者や博士号取得者の知識や経験・スキルが生かせるような、技術的にレベルの高い開
発ターゲットやイノベーション目標掲げている事業者の新規事業開拓を支援する制度。科研費と同じく提案書か
ら開発テーマの社会的有用性や実現可能性を審査し一定額の開発費用を援助する。これにより特定の技術や
新規アイデアに特化した小規模事業における研究者の雇用が促進される事が期待できる。 / 行政職への博士
号取得者の積極的活用。 / 就職に関して、専門性が高い分、正当な評価が行われていない。アカデミアと社会
との関係性が希薄すぎて、博士号を取得することが海外ではキャリアアップとして評価されるのに、国内では非
社会人になった称号として考えられる。博士号、海外留学、これらの経験がまったく考慮されない社会の構図は
なんとかならないのか? / 国の新しい経済発展を目指した新規官民共同のプロジェクトの為の予算をつくり国
50%、民間50%負担などで、"JSPS研究員"のような肩書きで所属は大学などにおきながら、民間企業の研究所
や開発部で2-3年規模で研究を行う場をつくり、研究成果を積み上げていくシステムを構築すれば、民間として
も人件費の削減と試行期間として、そして人材マッチングを進めることが可能だし、研究者としてもその機会を生
かして民間企業を経験できる。"JSPS研究員"の枠で人材の流動化が可能であり、それがより的確なマッチング
を産むと考える。 / 出産、育児に伴う負担の軽減 / 教授も任期制にして、特任で残るのをやめさせる。研究費
の配分の偏りをなくす。 / 留学生に対するサポートは、もう少し奨学金制度の拡充のみで良いと思います(手厚
い必要はありません)。結局以降は本人自身の努力が必要と思いますので。 / アカデミックにおいては、研究
職のポストを増やす。留学後、まずアカデミックポストにつけることが、その後のキャリアパスの多様化につなが
ると思う。民間企業では、博士号保持者を積極的に採用する。新卒一括採用の弊害で、博士号取得者の就職
状況は非常に厳しい。せっかく培った専門性が行かされる場所が無い。 / 日本人留学生が非常に減っていて、
学生が経験者と接する機会も減っている。もう少し交流があれば海外に目を向ける学生が増えると思う。若者
は国外で多様な人種ともっと触れ合うべき。
まず博士の学位取得者のレベルを担保できないと話にならない。現在は、名前だけの博士を垂れ流し過ぎであ
る。国として学位取得者の数を増やしたいのであれば、その博士がどのレベルの人間なのかわかるような別の
指標が必要。学位制度そのものがおかしくなっちゃってるので。その上で、ちゃんとした博士号取得者をちゃんと
活かせる人間が雇う側に必要だが、これも日本では遅れている。経営陣に海外の人材を入れたら改善されるよ
うに思うが、企業としてはそれは受け入れないか。国として、従業員の何%かは博士号取得者を雇用するよう義
務づけるのも良い。文科省や厚労省も同様。報道マスコミも、エビデンスを精査する能力に欠けた記事が目立
つことから、これらの機関でも博士課程のトレーニングが活かせると思う。 / 留学もしたことが無い官僚が何を
やろうとしても実質的なことには繋がらない。もっと留学経験者の意見を聞くべき。 / 実際に一度一般企業の就
職活動をし、就職し、退職した経験から、事前に言われていたほど困難は感じなかった。能力と就業の意思、企
業の要望のマッチングさえあれば就職は可能だと感じた。一方で一部の企業では制度的に博士号を所得してか
らの就職が困難なところもあった(募集年齢、福利厚生の年齢制限など)。博士号所得者は”専門職”として募集
されていることが多く企業内の業務に直結する研究テーマ以外の分野からの就職が難しい場合も少なくないと
感じた。 / 海外で活躍する日本人ポスドク、若手研究者を分野問わず日本に招待して発表を行う場(学会・シン
ポジウムのようなもの)を用意してほしい。就職活動もかねて何度か一時帰国したが、自腹はきつかった。 / 日
本企業における解雇規制を緩和することにより、終身雇用で考える必要がなくなるため、今まで敬遠していた博
士卒採用という敷居が下がると思う。また、大学で研究者として生き残るための能力と、企業の研究者・技術者
に求められる能力は異なるため、企業インターンなどを通して、大学院生が理解する必要がある。もちろん大学
教官も。 / 国家公務員として博士取得者枠を創設する(全体の10〜20%など)。また、企業における博士取得
者の採用を義務づける。 / 教育・訓練プログラムと重複する部分もあるが、ポスドク研究者への「ビジネスマナ
ー」講習やボランティア、土木工事、自衛隊訓練体験など、「社会人としての礼儀や社会の厳しさ、人から怒鳴ら
れる経験」等の機会を提供していかないと、多様化イコールより社会性の求められる職務への適性は生まれな
いと思います。 / そもそも,博士の日本社会における地位の向上が必要.博士が変人扱い,趣味でやってい
る,などという偏見が蔓延していては,研究以外の受け入れ先の拡大もままならないのでは. /
興味あり
大学院の抜本的改革と同じになってしまうが、日本での「博士=アカデミアでの研究」という決まった図式を変え
るために、博士課程前期または後期の間で、いくつかの研究室をローテーションするとか、企業へのインターン
シップを義務化するとかが必要であると思う。 / お金もうけのやり方、ビジネスの思考法についての講座を大学
院で必修にすると効果が高いと思う。 / お金もうけやビジネスのやり方を大学院の必須科目にすると効果が上
がるとは思う。 / 経済面でもっと恵まれた環境をつくることは大きい アカデミア以外の進路を取った場合、日本
は博士人材に対する待遇が低すぎる(むしろ博士を歓迎しない企業もある)。博士後のキャリアをもっと広く考え
られる環境とは、それまでの努力に見合う給料が得られる進路が多種多様な方向で(それまでの研究とは異な
る分野においても)整っている環境だと思う。(特に女性は、結婚、出産の時期とも重なる。家族計画を考える上
でも、経済面での見通しがたつことが重要だと考える。) / とにかくお金の問題が厳しい.日本で借りた奨学金の
負担が大きい. / 企業にPhD取得者の雇用を促す(特にPhD枠を作れとかではなく、PhDだからといって敬遠さ
れないような策)。 / 国が支援する必要はない / 企業の通年採用の実施、専門性を必要とする社会の創出 /
興味なし
そもそも海外で一般的な学位取得者のキャリアとして、メディア関係や官公庁など幅広い選択があるわけです
が、日本ではそもそもそこで学位取得者の人材需要がないのが根本的問題かと思います。 / 法科大学院の失
敗を見ても明らかなように、ポジションは「需要と供給」がすべてであり、日本国内でポジションが少ないのに大
学院の強化など、真逆の方策が実施されたこと問題であり、また現在の社会状況に疎い大学がその元凶であろ
う。 供給面から言えば、供給を増やすため、大学等のアカデミア教員も多くの民間企業と同じように「55歳役職
定年、60歳定年」を厳格に運用するだけでほとんどの問題が解決すると思う(実現望み薄ですが)。 現実的に
は、需要面からの施策として、日本国内での「研究職」での就職はあまり期待できない、との情報提供を行い、
自己責任でキャリアを積んでもらうしかないと思う。
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
2013年分子生物学会年会
の企画について
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
52.
9.8%
【分生企画】
2013年日本分子生物学会に参加しますか? (対象:全員 / 必須)
17.4%
19.4%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
はい
61
41
21
2
いいえ
233
67
36
0
検討中
32
26
12
2
合計
326
134
69
4
50%
71.5%
52.2%
50%
検討中
いいえ
はい
50%
30.6%
30.4%
経験あり(134)
興味あり(69)
18.7%
留学中(326)
53-1.
44.2%
【分生企画】
興味なし(4)
海外ポスドク招聘企画を知っていますか? (対象:全員 / 必須)
100%
50.7%
36.2%
留学中(326)
経験あり
興味あり
興味なし
はい
182
68
25
4
いいえ
144
66
44
0
合計
326
134
69
4
49.3%
63.8%
55.8%
留学中
経験あり(134)
興味あり(69)
興味なし(4)
いいえ
はい
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
53-2.
2.8%
11.2%
【分生企画】 (前問で「はい」を選択) (対象:全員)
どこで知りましたか?
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
知人から
103
19
3
0
分子生物学会
からの情報
51
45
21
4
その他のインター
ネット上のサイト
20
4
1
0
その他
5
0
0
0
合計
179
68
25
4
その他
NIH金曜会
(2) / 妻から /
日本人ネットワ
ークから / 運営
委員の先生か
ら/
5.9%
28.5%
66.2%
84%
100%
その他
その他のインターネット上のサイト
分子生物学会からの情報
知人から
57.5%
27.9%
12%
留学中(179) 経験あり(68) 興味あり(25)
興味なし(4)
53-3. 【分生企画】 (前問で「その他のインターネット上のサイト」を選択) そのサイト名
留学中
Twitter(3) / http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/saibokogaku/ILoveBunsei.html / Facebookで流れてき
ました / Twittter / バイオサーカス / facebook / NIH金曜会 / Japan Bio Community (米国西海岸のメーリン
グリスト)のリンクから / ツイッター / UJA /
twitter (年会長の) / TwitterかTumblr、ひょっとしたらはてなブックマーク。 /
経験あり
大会長のウェブサイト
興味あり
興味なし
(対象:全員)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
54.
(対象:留学中・経験あり / 必須)
海外ポスドク招聘企画に応募しますか?
【分生企画】
75.8%
留学中
経験あり
はい
79
8
いいえ
247
126
合計
326
134
94%
はい
いいえ
24.2%
6%
経験あり(134)
留学中(326)
55-1.
3.1%
9.8%
13.4%
【分生企画】
今後も海外ポスドク招聘企画を続けてほしいですか?
2.9%
1.4%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
続けるべき
284
108
66
3
改善すべき
32
8
1
1
続けるべきとは
思わない
10
18
2
0
合計
326
134
69
4
25%
6%
87.1%
(対象:全員 / 必須)
95.7%
80.6%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
75%
興味なし(4)
続けるべきとは思わない
改善すべき
続けるべき
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
55-2.
【分生企画】 (前問で「改善すべき」を選択) 具体的な改善点 (対象:全員)
留学中
帰国支援額が一定ですが地域によって帰国に必要な額はかなり隔たりがあると思いますので、臨機応変な支
援をお願いしたいです。 / 居住地域によって、補助金額を、大雑把にでも変えたほうがよい。大変有りがたい企
画で、誠に感謝しております。というのも、もし当たれば、旅費がほぼ完全にカバーされるからです。しかし、私
の住むシンガポールは近いので全額カバーされますが、アメリカ・ヨーロッパなどは全額は難しいでしょう。欧米
への留学者のほうが数も多く、日本に帰りにくいことを考えると、一律ではないほうがより公平ではないでしょう
か。 / どこかの大学、研究所でのセミナーを必須にしてみたらよいと思います。特にポスター発表だけでは、本
人、日本の研究機関双方にメリットが少ないように思います / 日本につながりがない研究者を呼ぼうというの
に、その研究者に口頭発表のチャンスがなさ過ぎる。資金提供があるとはいえ、ポスター発表だけではモチベー
ションがあがらない。ポスター発表しかないならいかないという方もいました。海外ポスドク招聘企画自体はとて
もよいと思いますので、来年から改善を期待しています。 / 「援助が出る場合のみ参加する」という選択ができ
ない点 / 海外ポスドクがその経験を語る(発信する)場を作るべきと思います。よいことだけではなく、苦労も含
めて現実を伝えるべきではないでしょうか。 / 分野が違うので、回答できません。 / ポスドクのみでなく、海外の
大学院生も招聘してください。 / 日本からの人に対してもお金を出すべきである。 / 旅費の補助額を高くする
か、あるいは、海外滞在先によって変えるなどしたほうが良いと思う。10万円だと私の海外滞在先から日本へ
の往復の飛行機代になるかならないかで学会中の宿代などは賄えない。実際には、帰国することによりビザを
更新するが必要でてくるため学会期間を超えて日本に滞在する必要がある。そのための滞在費、国内移動費な
どは自費になる。私の実家やその他の滞在先は神戸の遠隔地にあるため、諸々の費用を含めると、10万円の
旅費補助付の学会参加は、単に自費で休暇等で日本に帰国するのと、経済的負担は大きく変わらない。それを
補うだけの魅力、特にキャリアアップに関しての有益性があるかどうかにかかっていると思う。 / 基本的に続け
るべきとは思わないが、奨学金のような交通費の補助はあってもよい。 / 年末年始に一時帰国することが多い
ので、12 月初旬の学会会期に帰国するのが難しい。 / まず日程について。私の所属先では、12月の後半から
クリスマス休暇を取る人達が多いので、12月前半では少し早すぎる。できれば帰省応援企画にしてもらいたい。
次にポスターかワークショップかという選択肢が悲しすぎる。ワークショップに出るには、オーガナイザーと事前
のコンタクトが必要だと受け取ったが、そんなに気軽に大きな人とコンタクトが取れる状態だったら、長いこと海
外でポスドクはしていない。 / 学会開催中に、留学経験者、希望者を交えた若手研究者での交流会というもの
があるといいのではと思います。海外留学者にとっては、日本へ帰るための求職は留学前の恩師や知り合いの
つてに頼る事が多いのですが、以前の知り合い以外にも出身研究所以外の大学や研究所の様子などが聞ける
といいと思います。 / 素晴しい企画だが、10万円では帰国もままならない。NIHでも国内のtravel awardに1000ド
ル出す。最低20万円は必要でないでしょうか。 / どの国に留学しているかにもよるが10万円では渡航費になら
ない。私は NIH にいるが、ボスに相談した所 NIH からでは参加するのは難しいと言われた。Invited にしてもら
えないと、自ら学会に参加する形になるので NIH の規定に触れるらしい。詳しい事は分からないが、私はボス
に参加するなと言われた。 / 留学生招致はポスター発表がほとんどのようである。実際、ポスター発表よりも口
頭発表の方がインパクトは強い。口頭発表に関しての公平性がかなりない。 / もう少し援助額を上げてほしい /
具体的な改善案については現時点で良い考えはありませんが、テニュアトラック等の公募審査で、いわゆるコネ
(悪い意味で)を増やすだけのような気がします。 / Should advertise more. I didn't know the event.. / JBCから
のメールを受けたのが、ポスドク招聘企画申し込み締め切り後だった。 / PI も参加できるようにしてはいかがで
しょうか? / 宿泊・滞在費も含めて、補助金を20万円にアップ。 / 金額が小さいのでは?そもそもワシントンDC
から帰国するには往復代金が20万円以上必要です。例えば、金額は倍(10万→20万円に)で、人数を半分に
(200名→100名)するというのもいいかと思います。この企画の効果をよく存じ上げませんが、絶大であれば補
助が出るだけで価値があると思います。ただ、効果や結果が伴わないのであれば、赤字覚悟で、さらに、家族を
残して、日本に一時帰国する事はリスキーだと感じます。また、本当に機会が欲しいのであれば、資金援助な
し、つまり、採択されなくても参加すると思います。 / 応募期間の拡充関連企画の整備(アピールの場等)シンポ
ジウム、口頭発表等への積極的な依頼 / 採用人数を減らして、補助額を増やすべき。10万円だと、ヨーロッパ
やアメリカからの航空券代には足りない。採用基準は発表内容で判断すべきだと思う。 / 採用される基準があ
まりにもあいまい / 周知の仕方 / とてもすばらしい企画であると思います。今年は応募を見送りましたが、来年
は応募します。 / 海外で学んでいる学生も呼ぶべきだと思う。彼らのほうが、その社会に適応していてポスドク
よりも情報をもっている。 /
海外のポスドクレベルの若年層の人を招聘することには、ほとんど意味がない。それでは、日本に良いインパク
トはもたらさないし、日本の研究環境は改善しない。もっと、PIレベル以上の人を、招聘する努力をしてほしい。ラ
ンクが上の人材であれば、上である程よい。そして、招聘する人材は、日本人限定にする必要もない。この点に
おいては、ぜひ、シンガポールから学んでほしい。若年者であるポスドクをいくら招聘したところで、また、日本の
色に染め直してしまえば、その価値は薄れてしまう。経験豊かなPIを招聘すべきだ。さらに、PIだけでなく、大学
運営のスペシャリストを招聘しても良い。そして、そのために、資金を惜しむべきではない。国は、そこに資金の
サポートをすべきだ。 / 海外だからという特別扱いは特に必要ないと思います。個人的には海外組や国内組の
ざっくばらんな交流の場があるといいと思います(ポスドクに限らず)。たとえば、学会後に飲み物を用意したスタ
ンディング形式の交流会(難しいかもしれませんが、ビールやワインなどのアルコールも含む)などをセットアッ
プ。彼らが緊張もなく雑談出来る場を設ければ、研究者たちは自然と研究の話もするので、そこで繋がりが生ま
れたりするのではないかと思います。もっとも、我々日本人の気質的には、気の置けない仲間同士で飲み屋に
繰り出す方が多いかもしれず、思ったような成果は出ないかもしれませんが・・・。そのあたりはシニアの人たち
がもう少し努力すべきと思います。 / この企画が実際にどんなものかわからないので、何とも言えない /
経験あり
日本の大学を卒業しないと申し込めない点差別的と海外では波紋を広げています。 / 費用対効果が適切には
思えない。50人に20万でもいいと思うが。応募が多かった場合に公平な選考、とあるが、留学期間の考慮は適
当とは思えず、書かなくてもいいと思うし、普通にしかるべき委員たちで書類選考した方がいいと思う。明示する
なら2年連続はで当たらないとかいうことのほうが大事では。 / 心理学カモン / 一人10万円で200人というお金
の使い方に疑問です。例えばNIHからの参加の場合、10万円では自己負担が大きいため、参加を渋ります。200
万円なら仕方ないですが、2000万円も資金があるのであれば、極端な話、一人100万円で選りすぐりの20人の
方が良かったと思います。そこまででなくても、もっと人数を減らして、渡航費全額負担のほうが、有益な人材を
招聘できるのではないでしょうか。また、このような企画の趣旨を理解し、問題意識を持って議論できる人材を選
ぶのは非常に難しく、他薦の方が良いのではないかと思います。 / 他の学会まで普及させるには学会単位で行
うよりも国の旅費グラントのような制度として行ったほうが重複などがなくてよい。学会の参加に合わせてアカデ
ミックポジションの面接などの活動ができるような制度を整備できれば。 / 限られた分野にしか連絡が回らなよ
うな企画は問題があると思う。告知の問題もあるし(8月末締め切りの応募について、8月28日に知っても間に
合わない)、一時帰国する上で、大規模なキャリアフォーラムを企画するなど、より実りの多い企画にしてほし
い。 / 海外にいると全くこうした情報は得られないし、事実海外にいる友人もこの件は知らなかった。実際には
多くの日本人研究者が海外にいるので、できるだけ彼らに伝えられる方法を模索してもらいたい。 / 自分の留
学時に無かったのが残念 / 趣旨には賛成です。留学先のデータで査読付き論文にアクセプトがあることを要件
とする。 / 何のためにやってるのかがよくわからない. /
興味あり
もし私が現在海外にいるとして、10万円の支援をいただけるとなっても、いいとこ日本までのエア代で消えてしま
う。人数をもっと絞って、せめて渡航費用と宿泊費くらい全部出してもらえる(くらい、価値があるシンポジウムな
んだと箔をつけてもらえているのであれば)なら考えると思う。基本的にアプライしたら、ほぼ全員採用される、と
いうようなものでは、業績アピールの足しにもならないし、そのようなものにかける時間とお金がないと思う。
興味なし
学会として、日本国内でのキャリアの可能性を周知すべきとお考えで、なおかつ海外日本人ポスドクにそのニー
ズがあればよい試みと思う。
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
56-1.
5.8%
15%
【分生企画】
海外ポスドク招聘企画が留学を通したキャリアアップに繋がると思いますか? (対象:全員 / 必須)
3%
25%
23.9%
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
思う
258
98
61
2
思わない
49
32
6
1
他にもっと良い方
法がある
19
4
2
1
合計
326
134
69
4
25%
88.4%
他にもっと良い方法がある
思わない
思う
79.1%
73.1%
50%
留学中(326) 経験あり(134) 興味あり(69)
興味なし(4)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
56-2.
【分生企画】 (前問で「他にもっと良い方法がある」を選択) 具体的な方法 (対象:全員)
留学中
経験あり
回答欄がないので。。初めてなのでわかりません。ただ、このような企画をして頂ければ日本に帰りやすくなると
思います。 / 海外でやっている人を日本の学会に参加しやすくなるのは良い事だと思います。ボスによっては
日本の学会は学会参加費の援助対象に入らなかったりするので。ただそれでキャリアアップに繋がるかは未知
数で、今後の各自の努力次第でしょう。 / 研究者ドラフト会議 例えば海外学振などの任期終了者で行き先が
決まっていない研究者を集めて分野ごとに成果を発表させる。そのセッションにPIを強制的に参加させる。その
後、研究のマッチング等に応じて研究者を指名。研究者と条件面等で交渉した後に、行くか行かないかを決め
る。給与は、学振等でカムバックプログラムを作成し、受入研究者に一定の支援(全額ないしは一部)し、新規雇
い入れを行いやすくする。カムバックプログラムの期間は一年とし、ドラフト採用者はその間に国内での身の振り
方を決める(PIを目指すもよし、企業を探すもよし)。海外に出てしまうと国内での職探し等は非常に難しいが一
年間の猶予がそれを可能にする。これによりビックラボ出身者でないものや、人脈が少ないものでもチャンスが
うまれる、さらに帰国が不安定で留学に躊躇しているものも積極的に海外に出られると考えられる。 / 分野が違
うので、回答できません。 / 海外ポスドクを欲しいと思う研究施設、会社などによる、キャリアセミナーや公募な
ど。海外ポスドク招聘企画は少し曖昧である様に感じる。むしろ、国内での助教等の公募等がコネであることを
暗に認めているように感じる。 / わかりません。 / 海外ポスドク招聘企画を知らないのでわからない / このよう
な企画はネットワーキングの企画であって、これによりキャリアアップに繋がる可能性が増えることは否定はしな
いが、直接貢献するものではないと思う。むしろ、ポジションが無いことが最大の問題なので、activityの下がっ
た年寄りをさっさとクビにして空きポストを増やすことが一番肝要である。 / 日本での研究職の情報は、今の世
の中、公募されている限り、知り得ることが出来ます。海外ポスドク招聘企画は、日本国内の研究者、研究機関
とのコネクションは生み出すかもしれませんが、キャリアアップに繋がると考える理由はありません。海外ポスド
ク招聘企画が留学を促進する材料になると思いますか?海外でポスドク経験後、独立なポジションの探すの
に、なぜ彼らが日本国内ではなく、海外でラボを立ち上げようとするのか、その理由を考えるべきではないかと
思います(いくつかの理由は明白でしょう。ただ改善されていないだけです)。 / いろいろな人の体験記をまとめ
て公開する。 / スカイプなどを使った、オープンディスカッションの開催。 / 直接的に繋がるかは全くわからない
けれども、間接的には繋がるのではないかと思います。 / 先に述べたとおり、旅費を考えた時にコストパフォー
マンスが疑問。直接会う以外にも方法はあります。スカイプ等を通じて、どこに居ても会話はできます。賛同され
る企業(人材を求める研究機関、ベンチャー企業など)とのコンタクトをとれるようなページを設けて、メールでス
カイプの日程を相談して、スカイプをするというようなことでもいいと思います。海外に居ては、人材を求めている
事すら情報が入ってきませんので、そういう環境整備は必要かなと感じます。 / どちらともいえない。海外ポスド
クが日本国内研究者とどの程度交流の機会が持てるかによるように思う。 / 米国NIHや英国MRCなどの団体か
ら資金提供を受けるためのセミナーなどを日本人向けに、日本人を多く面倒見てきた欧米のPIを演者に迎えて、
欧米で開催する方がよいと思う。海外のポスドクが日本の学会に出ても、日本国内の研究者と海外ポスドク間
のネットワークができ日本でのキャリアアップには有効かもしれないが、海外で生き残るステップとは(理屈から
して)ならないのでは。 / 海外ポスドク招聘企画もよい方法の1つ 大学、研究所等での海外留学経験者の優先
的雇用、またこれに対する交付金等の財政的援助 海外留学中かつ帰国希望者に限定した日本国内での奨学
金、研究費(スタートアップ費)分配制度 / 海外にいる独身のポスドクとしては、一年に一度くらいは実家に帰る
わけだし、別にお金を出してくれなくても日本で関係する学会には行くと思う。それよりは問題は多くの場合、ポ
ジションの面接に交通費が出ないことである。まわりでは面接のたびに日本に自費で帰っているのをよく聞く。こ
ういうケースを少なくするため、文部科学省のグラントで研究主催者のスタートアップを全面的に支援するものを
創設し、海外からの応募も可としてもらえないだろうか。このグラントの取得がすなわち日本で研究室を開くこと
を保障するならば、そう何度も面接のために日本に帰らなくてすむと思う。 / 上でも述べたが、ポスドクを招聘す
るのではなく、経験豊かなPIを招聘すべきだ。それが日本の競争力を高める事につながるし、それに続いて、自
動的に、海外のポスドクにとって、日本国内への選択肢の幅を広げる事にも繋がる。 / この企画が実際にどん
なものかわからないので、何とも言えない /
招聘企画ももちろんつながるとおもいます。一方で、あまり留学に興味がないが伸びしろのある若手を、留学に
目を向けさせることが大事な気がする。そういう意味では、企業就職であれば、5年以内の海外ポスドク経験者
は新卒に応募できる、などを企業に認めさせるなどもいいかもしれない。あとは、ポスドクの情報は比較的入手
しやすいと思うので、海外の博士課程に入学することの支援、情報提供、啓蒙が欲しい、もっと早く留学する人
が増えていい。 / 海外での研究者生活を経験した人たちに接する機会を提供することは有意義であると思いま
す。しかしながら研究という道は留学経験の有無に限らず先行き不確かなものですので、ただ留学したからとい
ってキャリアアップになるとは思えません。留学を考える人たちには、日本国内で継続することと留学することの
それぞれに、全く違った形でリスクが伴ってくることを知ってほしいと思います。 /
興味あり
この企画に参加したところで、日本での”いい”職を得られる保証がないのに、わざわざ日本に来てボランティア
的なシンポジウムに参加する意義があるのかどうかと思うと、あまり気乗りしない気がする。研究職ではなくと
も、何かの学術部門の職とか、そういう具体的な職の斡旋があるなら、きっと競争も働いて、いい人が応募してく
るのでは。
興味なし
海外から日本国にポスドクを呼ぶ「だけ」では無駄でしょう。企業、行政、大学を巻き込んだ大々的な「就職セミ
ナー」みたいなことを行い、ポスドクのポスター発表を含め、実質的に採用一次面接のような扱いにしないと実
効性は薄い。そういう意味では、転職・就職斡旋エージェントなどを巻き込み、人材マッチングビジネスとして成
立するように考えられてもよいと思う。ただし、民間企業も甘くはありません。人を一人雇う、ということは大変な
ことなのです。
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
United Japanese
Researcher Abroad(UJA)
の活動について
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
57.
【UJA】
海外において日本人研究者がネットワークを形成する事は留学する人にとってプラスだと思いますか (対象:全員 / 必須)
1.5%
13.8%
6.7%
8.2%
2.9%
10.1%
100%
85.1%
84.7%
留学中(326)
58.
経験あり(134)
【UJA】
22.4%
87%
興味あり(69)
思わない
どちらともいえない
思う
留学中(326)
興味あり
興味なし
思う
276
114
60
4
どちらともいえ
ない
45
11
7
0
思わない
5
9
2
0
合計
326
134
69
4
海外における日本人研究者のネットワーク構築を国がサポートするべきだと思いますか (対象:全員 / 必須)
27.6%
18.8%
25%
26.1%
75%
46.9%
経験あり
興味なし(4)
23.2%
30.7%
留学中
46.3%
経験あり(134)
58%
興味あり(69)
興味なし(4)
思わない
どちらともいえない
思う
留学中
経験あり
興味あり
興味なし
思う
153
62
40
3
どちらともいえ
ない
100
35
16
0
思わない
73
37
13
1
合計
326
134
69
4
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
58.
【UJA】
UJAがオーガナイズする企画に期待することがありましたらコメントをお願いします (対象:全員 / 必須)
留学中
Facebookに対応して欲しい / グラント、フェローシップ情報(国内、海外)を収集してほしい。 / UJAが国外にお
ける日本人研究者同士のネットワークだけでなく、国外と国内のネットワークの橋渡しになることを期待していま
す。 / 国がサポートするメリットはなんでしょうか。ほかの国の研究者のネットワークで、国がサポートしている
例はありますか?なぜ自発的にネットワークができないのかが理解できません。そこで国に依存するのではい
つまでたっても進歩しないのでは、と思います。 / どういう事をしているのか知らないので、知りたい。日本の機
関から派遣されていない場合、UJAのことを知らなかったらどのように人はこの機関の事を知れるのか? / 大
変だと思いますが、なんとか日本人PIの参加を増やさないと、ポスドク中心ではうまくいかないのでは? / 一匹
狼の日本人が多すぎる。もっと日本人が海外で組めば、より良い研究ができるのに、出会う機会が少ない。 /
今度イギリスで独立するので、是非活動について知りたいです。 / このアンケートは専門分野がbiomedical
scienceのかなり狭い分野の研究者を対象としているように思われます。日本よりおそらくずいぶん進んでいると
思われる臨床研究の分野も視野に入れて活動していただければ、日本の医学健康分野の研究および質の向
上にさらなるインパクトを与えることができると思います。 / 個人的には海外において日本人が日本人とだけネ
ットワークを構築することにデメリットはあってもメリットはないと思う。そんなことだからアジアで最低レベルの英
語力&適応力というレッテル(というか事実)がいつまでも改善されない。 / ・海外で研究をしている学生・研究
者、及び国内研究者も含めた相互ネットワークの構築・キャリアの選択肢として、日本学生に対する学位留学の
周知 / 日本の研究環境になじんでしまうと、良い論文書いていればポジションが得られるかのような錯覚を起こ
しがちで、海外のjob marketでは全く役に立たなくなってしまう。海外でjobを得るには、どのようなスキルが必要
になるかなどの情報のポータルを構築すると良いのではないかと思う。セミナーなどを開催するときも、Ustream
で配信して、skypeでオンタイムで質問できるようにするとか、その後に内容をyoutubeにアップしてリンクをはる
などをしても良いかもしれない。 / 米国で開催されるJSPS主催の交流会はJSPSから奨学金を受けている方限
定になっていると思いますが、もっと広く参加資格を拡げるべきと考えます。 / 海外で研究している日本人研究
者の情報が毎年更新公開されるといいのではと思います。研究分野、所属研究所、程度の情報であれば、煩
わしく侵害される事はないかと思います。 / Webinarなどで日本の公募の探し方、日本の科研費の書き方のセミ
ナーの開催 / UJAの存在を初めて知ったので、今は解らない。 / このアンケートの様に、政府/行政への意見
陳述の場となるような企画を希望する。 / ビザなどに関する情報などを随時提供してくれるサイトを作ってくれた
らうれしいです。 / 海外研究者の声の拾い上げ。国への意思表示、要望提示等。現時点で意見をあらわす場
所はないように思う。 / 英国ケンブリッジにもいらしてください。 / UJA主催の学会のようなもの。学会と称した
懇親会。直接の人との繋がりはどんな形であれ重要だと思うので。 / やはり個人個人が忙しく研究しているた
め、同じように留学している日本人同士でもあまり会うことがない。例えばJSPSをもらっている方を集めて、単な
る情報交換でも構わないので、できるような会を年に一度程度設けていただけると良いかと思う。同様に留学し
ている人たちがどのような将来設計を持っているか。特に年上の方の意見は非常に参考になると思われま
す。 / 政府主体となるある種top down型のネットワークではなく、spontaneousなネットワーク構築を促進するこ
とは、とても意義深いことだと思います。 是非SNSやウェブサイト、各種学会を通じてなど、様々な方法でUJAの
活動を宣伝して頂けたらと思います。 / 海外に出て、多様な人種の優秀な人間の中で切磋琢磨するのに、なぜ
日本人ネットワークを形成して日本人だけで集まろうとするのか、意味がわかりません。 / 国内外の日本人研
究者同士、必要なネットワークは自分たちで構築すると思うので、国がお金をかけてわざわざサポートする必要
はない。情報を提供しあうことはいいことだが、留学してわざわざ日本人同士が積極的に集まることは、それに
頼ってかえって視野を狭くすることにもなり得ると思う。 / 前回のBoston領事館での会→時間がとても短い→PI
から料金を取らないのが意味不明(これに憤慨してこなかった、優秀な研究者多数あり) / 私は2011年3月に仙
台にて地震を経験いたしました.その際に身寄りが全くない独身の人間は,そのような不測の事態において1人
で身動きがとりづらいことを知りました.具体的には,情報の不足,多角的な物資調達が困難なことなどがあり,
そのような場合にコミュニケーションを緻密にとれる知り合いと連携できることには大きな意義があると考えてお
ります.安全保障(危機管理)という観点からも個人的に賛同しており.今後もこのようなネットワークの構築を推
進してくだされば,と思っております. / 中国は国をあげて、留学生を送ってくる。日本も同じことをすればよいの
では。 /
国の事情もあって、台湾、中国、インド人は学生の時から留学をして、その土地でかなりな組織力を
もっていて情報の共有がしっかりとできているのに対して、日本人の学生はほぼいない。少子化も
問題もあるけれども、積極的に学生の時から海外で学ぶことができるように、学生サポートの企画
があるといいと思う。 / 日本に戻ってもポストが十分にない現状では、日本にばかり頼るのではな
く、もっと現地国の制度を勉強して、日本以外でも通用する研究者になることを議論すべき。 / 研究
留学経験者からデータを収集して、充実した海外留学機関データベース(研究面・生活面の手に入
る限りのあらゆる情報を盛り込む)をつくり、日本の研究者、特に大学院生や若手ポスドクに公開す
る。
経験有り
日本の旧帝大レベルの大学出身やアメリカのエリート大学のメンバーが多いので、それ以外の大
学を出て海外に行っている人には敷居が高く感じる。企画のターゲット母体はメンバーの層より大き
いと思うが、UJAがどこまで裾野を広げるか、また広げないかをもっと意識してほしい。私は日本で
もそんなに上の大学出身ではなく、留学先も変わっているので参加しやすい雰囲気かは特に重要
なところがある。事実留学中に日本の大学から来ている人には感じがよくなかった人も結構いた。 /
グローバル人材の育成という観点からも、若手研究者の留学を丁寧に支援し、国際経験を積み、
世界の中でのネットワークを構築できる研究者をより増やしてほしい。日本の研究活力の維持と増
大には不可欠なポイントとおもう。中国、韓国の台頭が著しい中で、日本人若手の積極的な心意気
を励ます施策(経済的サポート、留学費用の半額負担)がほしい。 / 帰国後の研究者のネットワー
ク作りなど(UJAの日本支部があっても良いと思うのです) / アメリカの場合、アメリカ人とはいえ、
キャリア関連でも皆エスニックで助けあっている(中国系、イタリア系、ドイツ系など)が、日本だけバ
ラバラであった様な気がする。日本人が海外で研究者として根付いて行くには、国の援助も必要。
日本人研究者が独立する時の、援護射撃をできれば、在海外日本人研究者の幅が広がると思
う。 / 少なくともアジアの中で日本人研究者の存在感が増すよう、是非色々試して下さい。期待して
います。 / 国としてのサポートは、ちょっとやめてもらいたい。あくまで自発的なものであって欲し
い。 / 期待することはないので税金の無駄遣いはやめて欲しい。 / ビザの取得、税金の制度等簡
単に理解できないことが多かった。同じ留学先にいたことのある人の経験談等を聞くことができたら
よかったと思っていたので、海外留学経験者が気軽に交流できる手段を構築していただけたらと思
っている。 / 大学院生もカウントして下さい。質問内容を見ると、留学=ポスドク留学に感じまし
た。 / 日本の中高生を刺激する企画をぜひ進めて下さい / 帰国あるいは留学先にとどまるにかか
わらず、次のキャリアアップに向けて日本人留学生が情報収集やスキルアップをするためのスカラ
ーシップや資格取得の助成金などを企業や篤志家などから募るとよいと思います。
興味あり
団体を通して、日本の企業との多様なネットワークを構築する。 / 留学援助資金の調達です / UJA
の活動は,現状では海外に渡航している研究者にとってそれほど大きな意義がないかもしれない
が,これから海外に行きたいと思っている国内の研究者にとっては心強い存在になりうると思う.あ
る意味で現在海外に出て研究を続けている研究者はタイプが限られている.海外に行くことなど考
えていない国内で安泰な研究者でも海外に行くモチベーションが湧くような活動を期待したい. / 高
校生等若い人へ向けたワークショップ等の直接情報提供する場をつくること
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
日本学術振興会(JSPS)から
の支援について
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
60-1.
【JSPS】
海外での研究を行うにあたって、現在、過去を問わずJSPSの支援を受けたことがありますか (対象: 留学中・経験あり / 必須)
67.8%
70.9%
ない
ある
32.2%
29.1%
留学中(326)
経験あり(134)
60-2.
【JSPS】
留学中
経験あり
ある
105
39
ない
221
95
合計
326
134
支援を受けている(受けた)JSPSのプログラム名 (対象: 留学中・経験あり)
※ 記載以外の選択肢の回答はなし
前問「ある」の回答者数に対する割合
海外特別研究員
特別研究員
海外特別研究員(NIH)
組織的な若手研究者等海外派遣プログラム
二国間交流事業
科学研究費助成事業
頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
研究拠点形成事業
留学中
経験あり
留学中
経験あり
海外特別研究員
65
19
特別研究員
42
16
海外特別研究員(NIH)
18
3
組織的な若手研究者等海外派遣プログラム
6
2
二国間交流事業
3
4
科学研究費助成事業
2
3
頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム
4
0
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
2
0
研究拠点形成事業
1
0
優秀若手研究者海外派遣事業
1
0
その他
3
2
合計
144
47
その他
プログラムではな
いが、ロンドンで
のネットワーキン
グ / 海外学会派
遣 / DC1 /
リンダウ会議
参加 / 上原
記念生命科学
財団 /
優秀若手研究者海外派遣事業
その他
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
60-3.
12.5%
【JSPS】
そのプログラムで充足していますか(充足していましたか) (対象: 留学中・経験あり / 必須)
7.7%
留学中
経験あり
足りている(足りていた)
55
23
まずまず
36
13
不足している(不足していた)
13
3
合計
104
39
33.3%
34.6%
不足している(不足していた)
まずまず
足りている(足りていた)
59%
52.9%
留学中(104)
経験あり(39)
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
61.
【JSPS】
どの様な改善をすればよいと思いますか (対象: 留学中・経験あり / 必須)
留学中
年齢制限の緩和。特定のキャリアパスを想定していて他の可能性は考慮されていない。 / 基本的には、1年
以内の短期的な留学プログラムだったので、もっと長期的に留学をさせてほしかった。 / 特別研究員PDの身分
で海外で研究を遂行したが、扶養家族の有無に関係なく一律同じ支援金であったため、扶養家族のあるものに
とってはやや経済的に苦しいと感じました。この点が考慮されるとより良い制度になるかと思います。 / 一時帰
国の規定が複雑すぎる。パスポート、ビザの更新などで2週間以上滞在しなければならない可能性がある場
合、事前にスケジュールを申告するのは難しく(ビザの発行は通常1週間から2週間と言われている)、それに伴
い14日以上滞在せざるを得なかった場合、日本滞在中に実施したセミナーなどの給与も受け取れず、学振から
の給与返済も求められた。2年間で日本滞在は合計で40-30日以内と設定すれば、一回の滞在は2週間以内と
いう規定は必要ないのでは。 / オーストラリアは海外学振の給与区分が乙種に指定されているが、物価等を加
味すると甲種の国よりも水準が高い。しかし、随分昔に決められたものであり適切とは思えない。 / 一時帰省の
条件の厳しさ。留学後、海外からの帰国を期待するのであれば、一時帰省はむしろ推進すべきであるし、日本
での学会あるいはネットワーキング等の機会を設けてもよいと思う。 / 保険のサポート / 日本の特別研究員は
3年なのに、海外特別研究員はなぜ2年なのか? / 保険料などの負担を渡航先の研究機関から申し出ていた
だいていましたが、特別研究員のルール的にはお受けすることはできないということでした。もし、そのあたりが
もう少しフレキシブルになれば、よりよい環境で研究できるのではないでしょうか。もちろん今いただいている支
援だけでも有り難いことなのですが、、、 / 既に海外にいる研究員への特別研究員制度 / 国ごとでなく、都市
や家族構成ごとに支給額を変動させると助かる。扶養有でボストン、ニューヨーク生活はかなり厳しい。 / NIHの
Kグラント的なキャリアディベロップメントグラントが充実するといいと思います。 / 為替レートの変化で月々の給
料が変化する。ドルでの振り込みを検討してほしい。 / 留学経験のある人物を日本に呼び戻したいと考えてい
るのであれば、面接のための旅費をサポートしてもらいたい。大学が外国から面接のために人を呼ぶときには
旅費を出せるように工夫できないだろうか? / 海外学振の場合、現地通貨での支払いになるとありがたい。あ
と日本に学会などで一時帰国した際に移動などで、(特に週末に)スケジュールに穴が開いたときに返金させる
のは勘弁して欲しい。 / 海外特別研究員は現状「日本に職がある人間の長期滞在出張費扱い」と未だになって
おり、それ故に日本への一時帰国の際に滞在費の返還や多数の書類提出が必要など、不便が多い。「海外ポ
スドクフェローシップ」と現状に合った定義に変更して無駄な手続きを減らすべき。 / 十分な資金を頂いている
ので、個人的には改善点は全くありません。 / Human Frontier Science Programのような形で、採用の最終年
度に現地で研究を続けるか、日本に留まるかを選択できるタイプのフェローシップがあるといいと思います。日
本での就職活動のために、海外と往復するといった負担の軽減につながると思います。また、海外での学位の
取得を目指す大学院生向けのフェローシップがあってもいいと思います。もちろんこれは頭脳流出につながると
いう意味ではリスクのあるシステムになるかもしれませんが、採用枠をかなり絞った上でそういうシステムをつく
るのは将来的な日本の研究水準の向上につながると思います。 / 2年の支援しかないのでその後困る / 留学
後の支援。帰国するだけでなく、どのように人材を活躍させるか。 / スイスの物価を考慮してほしい。 / 期間、
帰国中の取り扱い / increase the oppotunities / 一時帰国制限については改善が必要と思われます。特に冠
婚葬祭や家族に何かあった場合には制限を適応しないなどの対応が求められます。 / 滞在費の他に、年20万
円でもよいので、研究費を支給してもらいたい。時にPIとの意見の違いにより思うような実験を組み立てられな
い際、すこしでも研究費を持っていると交渉しやすいと思う。 / 国が海外留学を支援しようとしているとは聞いて
いたが、いざフェローシップを取ろうとすると非常に数が少なくてこまった。最終的に私は取れましたが、私の知
っている中でも数人、お金が取れなくて、留学できない人もいた。したいという人間(もちろん全てとは言わず、そ
れなりの研究ができる人に限りますが)ができるだけ特に金銭面で困らないような支援がもっと必要だと感じて
います。 / 額は十分だと思うが、学会発表は自費のため、できれば年1度程度援助して欲しい。書類は煩雑
で、出発日など自由度が少なすぎる /
海外特別研究員制度の目的は日本の科学研究の将来を担う人材の育成にあると理解しています。しかしなが
ら、現在の極めて競争的状況においていかなる理由があっても帰国を制限する規定となっていることは、留学
後の国内ポスト獲得に対して大きな足かせとなっているように感じます。日本の税金で海外留学を支援して頂
いている以上、国内へのアウトリーチ活動や、研究成果の国内研究機関・企業への還元(もちろんそこで研究職
としてのポジションを得て)は絶対に欠かすことのできないものであると言えます。各種法制度や事務処理、そ
の他諸々を調整することは非常に困難かもしれませんが、国内での研究活動(e.g. 旧所属ラボや新たな国内コ
ラボ相手との研究打ち合わせ、学会発表など)については滞在費返納義務を免除することでそういった活動を
促進できるのではないでしょうか。 研究打ち合わせはinvitation letterによって、学会への参加は、あらかじめ返
納義務免除対象学会(分子生物学会、生化学会、神経学会、免疫学会など、各分野の代表てきなもの)を指定
するなどすれば、現実的に達成可能なように思われます。 / 期間が2年と短い事です。3−4年あれば、成果を
だして次のポジションを探す事も可能だと思います。 / 私が受けた海外特別研究員以外の制度は、日本の研
究機関に所属したうえでの海外派遣だったため、制度は充分だったと思うが、海外特別研究員に関しては、日
本の研究機関に定職を持たない若手研究者にとっては決して十分なプログラムだとは思わない。受け入れ機関
にもよるのかもしれないが、私はVisiting Scholarとして滞在したため、滞在先の大学の施設利用なども限られ
た。上記のことは仕方がないが、日本での所属もないため、研究費を自ら獲得しにくいことが一番困った。もちろ
ん、滞在先の大学内の研究費にも申請できないし、科研費も申請できない。申請できる研究資金はわずかしか
ない。ラボによっては、PIのプロジェクト関係で研究費を支援してもらえるが、それはPI次第であり、独自の自由
な研究をするにはよい環境とは言えない。学振から滞在費・研究活動費として、3カ月ごとに支援金が振り込ま
れるが、海外で生活し、独自で自由に研究を行う上では不十分であり、研究に使えるお金が、生活費と込みで3
カ月ごとに振り込まれるのは不自由である。生活費だけであれば、3カ月ごとで十分であるが、研究活動費と名
付けるのならば、できれば1年単位で振り込んでほしい。また、海外特別研究員の科研費への応募が認められ
れば、自由な研究活動へと繋がると期待する。 / 現在受給している海外学振制度について、一点改善して欲し
い点があります。日本へ一時帰国する場合の、日給返納に関してです。研究に関する帰国でも、移動日も厳密
にカウントされ、返納する必要があると聞いています。留学中でも、将来のキャリアを考えると、日本とのつなが
りを絶つ訳にもいかないので、一時帰国も場合によってはやむをえません。日本への渡航・滞在費用も、海外か
らだとばかにならないので、せめて必要以上の返納を免除してほしいです。解決策としては、わずかでいいので
有給制度を設けて欲しいです。 / 金額をもっとあげてほしい。 / 若手への海外フェローシップをもっと拡充して、
留学への垣根を下げる。 /
経験あり
海外に滞在できる期間を2年にしてほしい 海外に滞在中は研究費を生活費に充てられるようにしてほしい / 海
外学振の期間が2年間なのは他のグラントと比較しても短い。三年間にして、審査を経て更に1-2年の延長が
得られるようにすると遥かに優れたキャリアパス支援となる。更に、最終年を本国で使うことが出来るようにし、
その場合PDに自動的に切り替わるようにする。就職活動等の一時帰国時を支援する制度を組み込むべきであ
る。 / 当時は研究費が付いてなく留学先に不思議に思われていたが、現在は改善されているようだ。欲を言え
ば、生物学分野で研究を開始してから論文が出版されるまでの期間は、2年では充分とはいえず3-5年程度は
欲しい。(よって、留学先の好意で契約を延長していただいた) / 前政権の事業仕分けのため、初回限りで終わ
ってしまった。国内の若手研究者にもっと留学の機会を与えるため、継続した方がよい。 / 円の急降下のため、
2013年度は年間10000US$減額しております。。しかたのないことですが、ここまで急激な変化があった場合は
対応していただけるとありがたいです。日本円にして100万円の減額はかなり厳しいです。 / 期間を延ばせる制
度や帰国時の就職についての支援などがあれば良い。 / 期間や金額について柔軟になれば。応募から派遣ま
での時間を短縮できれば。 / ビザに関する情報、支援の充実 / 研究費を付けて欲しい。 / 医療保険の支援 /
留学の期間が長期化傾向にあるので、金額を少なくして、もう少し長期のサポートの方が良い。 /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
61.
【JSPS】
JSPSによる支援制度についてのコメントがあれば記入してください (対象: 留学中・経験あり / 必須)
留学中
経験あり
数ヶ月単位の留学は、観光旅行に行くようなものなので、意味がないと思う。(ただし、実験を習いに行くなど、
目的が定まっている場合を除く) 数ヶ月単位で留学するなら、海外の学会に参加する人を支援した方がよい。
学会では専門的な話し合いをコンパクトにできるので。 / 海外特別研究員制度について、既に海外で研究を行
っているポスドクへの支援を重視するべき。日本国内の常勤研究者とそれ以外を同様に取り扱うのは公平とは
言いがたく、日本国内の常勤研究者が海外特別研究員に採用された場合にはその職を辞するべき。 / 物価水
準や家族構成を加味した制度にすべきである。研究に専念させるとしながらも、家族での生活には不十分で家
計のやりくりに奔走し、独身は貴族化してしまう中途半端な給与の量だと思う。 / 海外学振の期間を1年延長
し、3年とする。生物系研究において、2年で研究成果発表にまで結びつけるのは、ほぼ不可能に近い。 / 資金
的、身分的な問題を考えずに研究に集中することができ、非常にありがたく思っています。 / 年齢制限を無くし
て欲しい。 / 海外特別研究員制度は世界的に見てもかなり優れた制度だと思う。維持、さらに拡大を強く希望
する。 / 海外学振のお陰で自身の研究が発展しました。大変有難うございます。 / 生活のセットアップ [最も大
きいもは車の購入] で大きくお金がかかる。そのセットアップは別に支援していただけないでしょうか? / 海外特
別研究員の期間を3年に延長すべき。また、所属機関からの給与を受け取りながらJSPSも受け取るというのは
著しく不公平なので見直してはどうでしょうか?今の時代、2年で研究成果を出して次のキャリアを見つけるのは
ほぼ不可能に近い。昔は助手を休職して海外特別研究員として2年くらい留学という人が多かったようだが、今
は研究員のほとんどが専任になっていて次のキャリアが全く決まっていない状態で留学している。2年で帰国す
るには「1年半で一流ジャーナルに論文を出して、残り半年で次を見つける」というようなほぼあり得ないことが必
要になる。 / 十分な金額を支給して下さるので、大変有難く思っています。 / 私自身も後輩も、JSPSのポスドク
学振が海外留学でも受領可能でないと、留学は不可能だったので、留学をスタートするには大変ありがたいも
のでした。せめて、1.5-2年の奨学金があるというと、来てもいいと言われる事が多いので、かなり留学先が開か
れます。しかし2年以降のために海外特別研究員を申請するには、ポスドク1年めで留学した留学初期の者に
は留学先での成果がまだ不十分で申請が困難なので、留学初期者(1−2年)と留学長期者(3年-)という2つの
枠があればと思います。まだ成果はないが見込みがあると判断できる留学初期者と、海外での独立を希望する
留学長期者を分けてサポートする制度があってもいいかと思います。 / もっと長期的に支援プログラムを組ん
でほしい / とても良いと思います。 / いつもありがとうございます。 / 海外学振は -申請時期が早すぎる -競
争率が高すぎる -NIH枠は理不尽 / 海外学振の期間を2年間から3年間にしてほしい. 期間が2年間で次のポ
ストを探し始める時期を考えると, 実質的に, 着任後1年ほどで研究成果を出す必要があり, 挑戦的な課題に取
り組みにくい. / 特に、海外特別研究員についてですが、日本に帰国した場合、その日数の費用を返還しなけれ
ばならないという制度は、少し見なおしていただきたい。私的な帰国の場合は返還すべきだが、公的、すなわち
就職活動、学会への参加に関しては認めていただきたいと思います。また、金額についても、日本円で支援額
を決めるのではなく、現地通貨で決めていただきたい。最近は円安の影響で、数年前との支援額が大幅に違う
ということになっています。 / 海外・国内とも、特別研究員制度は大変優れた支援制度だと思いますので、今後
とも現状維持ないしさらなる拡充をして頂ければ幸いです。 / 留学に関して非常に理解があり、貴重な経験を
サポートしていただいていることに感謝しています。JSPSの支援がなければ実現は不可能でした。この経験を
日本に帰ってから何らかの形で必ず活かそうと思っております。 / 学生や若手研究者が海外にでやすい制度
が増え、とても感謝している。さらに改善され、多くの学生や若手研究者が海外で研究し、日本の科学へと還元
されることを期待する。 / 特別研究員(PD)の身分で半年の米国滞在中であるが,もちろん半年後に帰国を予定
しており,その際戻るための日本での住居(借家)を空けるわけにもいかず,家賃や光熱費を丸々支払い続けて
いる.いわば二重の支出になっており,この「生活費」についての補助あるいは税金への控除対象について検
討してほしいと考えている. / 留学後、1年間日本のラボに滞在できるようなサポートが欲しい。海外からだと民
間も含めて就職活動するのが非常に困難である。 / 需要と供給をより良くマッチさせるため、研究者サイドとも
っと連携していくことが肝心かと思います。 /
JSPSによる支援制度についてのコメントがあれば記入してください / 常勤職用の海外研究員制度の導入(現在
のものは34才以下という制限があるので).サバティカル制度などに応用できるようにしてほしい. / 素晴らしい
制度だと思います。 / これがなければ留学自体成立していない方も多いと思います。ありがとうございまし
た。 / 帰国時のポジション獲得は教授などの人脈を必要とすることが多いため、海外の実績などをもとにポジシ
ョンが得られることを目的とした帰国支援プログラムがあれば良い。 / 研究者(特に若手)の声を直接吸い上げ
て反映するシステムを整備してほしい。 / JSPSが海外特別研究員に援助する滞在費は、国ごとで決まっている
のですが、オーストラリアはなぜか滞在費が少ない。私が生活している街は物価が高いので、一人ならまだしも
家族での生活は苦しい。滞在費を増やして頂きたいのが本音です。 / 給料以外は支援してくれない。過去の留
学経験者と交流を持ちたかった。 /
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
JSPS以外からの経済的支援
について
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
60-1.
【JSPS以外】
JSPS以外の組織から、海外での研究の為の支援を受けた事はありますか (対象: 留学中・経験あり / 必須)
69.5%
67.2%
ない
ある
30.5%
32.8%
留学中(326)
経験あり(134)
留学中
経験あり
ある
99
44
ない
226
90
合計
326
134
- 研究留学に関するアンケート 2013 -
61.
【JSPS】 (前問で「ある」を選択) 具体的なプログラム名について記載してください。 (対象: 留学中・経験あり / 必須)
留学中
経験あり
上原生命科学財団ポストドクトラルフェローシップ / かなえ医薬振興財団 / HFSP / Swiss national science
foundation Siebel Stem Cell fellowship Jane Coffin Childs fund / 上原記念生命科学財団 / 上原記念生命科
学財団 海外留学助成金 内藤記念科学振興財団 海外留学助成金 組織的な若手研究者等海外派遣プロ
グラム Marie-Curie International Incoming Fellowships / 上原記念財団 / 上原記念生命科学財団、海外留学
助成リサーチフェローシップ / Marie Curie Fellowship / 中島国際交流財団から博士課程での留学のための奨
学金を受けました。 / 東洋紡バイオ財団、Human Frontier Science Program / スウェーデン王立科学アカデミ
ー、P. F. Wahlberg記念基金 / 東洋紡バイオテクノロジー長期研究助成 / 上原財団 / 中山人間科学振興財
団 / Cancer Research UK PhD fellowship EMBO Long-term fellowship / 日仏政府給費金 / 上原財団ポストド
クトラルフェローシップ / NSF / 東洋紡バイオテクノロジー研究財団 / 上原記念財団からの海外留学フェロー
シップ。 JSPSでは私の年齢は既に対象外だったため。 / 内藤記念科学財団からの海外派遣助成金 /
Cancer Research UK (英国王立ガン基金)Career Development Fellowship / Arthritis Foundation USA
EU Marie Curie Action VINNOVA (Swedish govermental section) Hasselman Foundation (grant for junior
researcher, Sweden) / かなえ海外留学助成金 NIH / 東洋紡百周年記念バイオテクノロジー研究財団長期研
究助成 / 上原記念生命科学財団ポスドクフェローシップ アメリカ心臓協会グラント / 第一三共生命科学振興
財団 Cancer Research United Kingdom / 中島記念国際交流財団の海外留学フェローシップ。 / 日米医療財
団、平和中島財団、アメリカ糖尿病協会、等。 / 国家公務員共済組合連合会 留学員制度 / 病態代謝研究会 海外留学補助金 / 長寿科学振興財団 / NIH / 日本学生支援機構 留学生交流支援制度(長期派遣) /
SINGA(Singapore International Graduate Awad) progaram, supported by A-star / 大学学部での交換留学の際
に、文部省から奨学金(日本国際教育協会(AIEJ) 2002年)をもらった。 / 東洋紡 海外留学長期フェローシッ
プ / HFSPO / フルブライト奨学金 / 内藤記念科学振興財団 / 公益財団法人電気通信普及財団 長期海外研
究援助 / JASSO / 内藤記念海外留学助成 Welcome Trust Research Felllowship (UK) Endevour fellowship
for researchers (Australia) Sydney Hospital Fellowship (Australia) / かなえ財団留学助成金 / Canon
Foundation, Fondation recherche m_dicale (FRM) / MEXT 長期海外留学支援制度 / 留学先の学校の各種機
関からの奨学金 / 住友財団研究助成金 / 自身の出身大学からの留学支援制度 / IMPRS (International Max
Planck Research School) / アメリカの研究室の持っているグラント。 日本からはない。 / Fondation
d'entreprise Renault: Cycle Major Paris Tech. NSERC: CREATE Programm graduate research assistant /
American Heart Associtiaon pre-doctoral fellowship American Heart Association Post-doctoral fellowship /
上原生命記念科学財団 / 日米医学交流財団 野口医学研究所 / 財団法人医療機器センター 外国への日本
人研究者派遣事業(萌芽的先端医療技術推進研究推進事業) / 大学院生への奨学金ですが、(財)中島記念
国際交流財団から支援をいただいていました。 / 当時在籍していた大学の海外インターンシップ制度 / ANR
(フランスのプロジェクトへの国費研究支援) / 上原記念生命科学財団リサーチフェロー / 上原生命記念財
団 / 上原奨学金 / 住友生命福祉文化財団海外医学研究助成 / JSPS母体かもしれないが、元の日本での職
場(大学)の若手研究者留学支援事業で資金援助を受けた。 / アステラス病態代謝研究会 / Marie Curiere
search fellowship (EU funding) / 所属機関の若手研究者海外研究支援プログラム / 米国でのフェローシップ /
日本国内学会の奨学金 / Rotary International / Government of Canada Post-doctoral Fellowship / アメリカと
フランスのフェローシップ / EMBL interdiciplinary postdoc fellowship / 上原記念生命科学財団の奨学金制度 /
DFG Research Training Group / 京都大学GCOE統合物質化学拠点より支援を受け3ヶ月の短期留学 / 現在の
ボスのグラントから給料を出してもらっています。 / 製薬会社のフェローシップ / DFG (German research
foundation)_SPP1356 / NIH fellowship program / 上原記念生命科学財団リサーチフェローシップ / kanae
uehara / 神澤医学研究財団 / 上原記念生命科学財団 海外留学助成 アステラス病態代謝研究会 海外留
学補助 / 住友生命社会福祉事業団 中富健康医学 / プログラムではありませんが、現在、某製薬会社に在籍
しながら、留学させていただいています。 / 上原記念リサーチフェローシップ / 鈴木万平財団フェローシップ(単
純に留学のフェローシップ) /
上原財団ポストドクトラルフェロー / がん支援関係から。具体的な名前は忘れました。 / Alexander von
Humboldt 財団 博士研究員用奨学金(ドイツ) Brain Pool Program (韓国) / 上原 / NIHグラント 製薬企業か
らの奨学金 / 海外留学先でのFellowship / かなえ医薬振興財団の海外留学助成金 / 東京工業大学大学院 博士一貫教育プログラム / HFSP長期フェロー / 留学4年目〜6年目はドイツマックスプランク協会のフェローと
して支援していただいた。 / ドイツで政党系財団の奨学金を得た。 / 文部科学省長期海外派遣支援プログラ
ム / JST さきがけ / キギョウケンキュウインとしてはけんされたので / 吉田育英会派遣留学プログラム / 上原
財団 / gCOE交換プログラム / 各種民間財団、及び欧州の研究基金財団のサポート。 / 上原記念生命科学財
団 / TAF長期留学支援 / 三共生命科学研究振興財団「三共フェローシップ奨学研究助成」 かなえ医薬振興
財団「海外留学助成金」 中富健康科学振興財団「留学助成金」 / 大学院の指導教官から、NIH or NSF のグラ
ントによる RA。 / (当時の)科学技術庁長期在外研究員制度 / 民間の財団 / American Heart Association /
バイエル海外留学助成 上原財団海外留学助成 ポスドクフェロー / 所属企業の研究留学派遣制度 / 財団の
フェローシップ / 上原記念生命科学財団 海外留学助成金(ポストドクトラルフェローシップ) 円安の時代(1ドル
145円)だったので、助成金では1年間生活できず、保険の都合により大学からの給与をもらう必要も生じたた
め、実質8か月ほどの生活資金にしかなりませんでしたが、獲得実績を履歴書に記載できることはありがたいで
す。 NIHに留学中の人だけに割り当てられていた、学術振興会海外特別研究員の枠のあり方を改革して、広
く米国の州立大学などに留学する人に応募機会を平等にしてくれればよいのに、と制度を知った時には感じま
した。留学者本人ではなく留学先の「格」や「国」によって留学生支援が差別されるのはよくないと思います。 /
先進医薬研究振興財団 / HFSP Long-term fellowship / 上原記念生命科学財団海外留学リサーチフェローシ
ップ /