第 42 回 資生堂児童福祉海外研修 (平成 28 年度) 実 施 要 綱 公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団 1.目的 児童福祉施設の中堅職員を対象に、福祉先進国の児童福祉の状況、拠って立つ価値観や 知見、支援技術、施設・機関の運営形態などを学ぶと共に、訪問国の人々との交流も含 め、幅広い視点から参加者の人間形成と資質の向上を図り、将来の児童福祉界を担う人 材の育成をめざす。 2.主催 公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団 3.後援 厚生労働省(予定)、全国社会福祉協議会(予定) 4.協力 子どもの虹情報研修センター 5.訪問国 カナダ(ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア、バンクーバー) 6.研修テーマ ブリティッシュ・コロンビア州にて視察研修を実施します。2015 年度に訪問した同国のオンタリ オ州との相違を勘案しつつ、多様性を許容する連邦国家カナダの子ども家庭福祉の制度・政 策の傾向と課題を学びます。2011 年度より、北欧、ヨーロッパ大陸、北米諸国をめぐり、各国 の児童福祉の歴史や理念、拠ってたつ法律や政策、関係する施設・施設の機能と役割、多機 関協働、虐待対応と支援の実際、地域に根差した予防的支援、ケース理解の基盤となる最新 の理論や知見、エビデンスに基づく支援・治療技術などを学んできました。今年度研修におい ても、訪問地の児童福祉の状況について、多角的、総合的に学びます。 特に今年度は、日本でも重視されるようになってきている周産期の予防支援に主眼をおき、 「乳幼児対応」「虐待予防支援」「人材育成」を中心的テーマに据えて研修を行います。昨年の オンタリオ州研修と今回の研修で得られた知見とを踏まえ、日本の現状と今後のあるべき方 向性について検討を深める機会とします。 ●愛着形成と家族統合(または養育パーマネンシー)を目的とした乳幼児対応 オンタリオ州では、社会的養護の子どもたちの永続的な養育と権利の保障を目指した政策が 採られていました。今回の研修では養育者との愛着形成に最も重要な時期である乳幼児期に 焦点を当て、アセスメント、メンタルヘルス、親子間の関係調整や里親委託、あるいは養子縁 組への移行などの支援と治療の実際と対応システムを学び、言葉をまだ話さない子どもの最 善の利益を目指した支援と権利擁護の展開を探ります。当テーマについてはモントリオールか ら特別講師(児童精神科医)を招き、ケベック州における乳幼児対応の実際についても学びま す。 ●地域に密着した虐待の予防的支援(妊娠期からの母親・家族支援、母子保健など) 日本の児童虐待による死亡事例は、乳児期が多く、その背景には悩みを抱えた母親の孤立、 産前産後の心身の不調や家庭環境の問題などが挙げられています。カナダでも力点がおか れるようになっている虐待の発生予防、早期発見・早期対応への取り組みの現状と課題を学 びます。 ●福祉分野の人材育成 オンタリオ州では、福祉分野の職種が多様で、高い専門性が要求されていました。今回の研 修では、この点をさらに踏み込んで視察を行います。人材を確保し、提供サービスの質を維 持・向上させるための人材育成の考え方と体系、研修システムを学びます。 7.視察・研修先(変更することがあります) (1) ブリティッシュ・コロンビア州の児童福祉行政機関(人材育成管轄部門含む) (2)乳幼児アセスメント、メンタルヘルス、親子関係調整のための医療機関における視察研修、 小児精神科医師(在ケベック州 小児総合病院)による講義 (3)予防的/早期支援機関(周産期母子支援サービス提供機関、母子保健提供機関等) (4)児童福祉、児童虐待対応に係る機関、団体 (5)先住民と移民問題に対応するためのコミュニティづくりの試み (6)社会的養護の施設(グループホームなど) (7)その他、シェルター、母子施設、青少年支援/更生機関、思春期の問題対策機関など 8.実施時期 2016年10月11日(火)~10月23日(日)(13日間) (10月10日:集合、10月11日:出発) 9.派遣人員 13名 (団長:1名 団員:12名) 10.推薦要件 (1)過去に他財団、団体の主催する同種の海外研修に参加していない方 (2)職務経験年数が5年以上の実務者(施設長は対象外)で、2016年4月1日現在年 齢が45歳以下の方 (3)日常、中心的に被虐待児童への対応に携わり、本テーマの研修について高い関心を持 ち、強い意欲と責任感のある方 (4)長期にわたって児童福祉に貢献できる方 (5)心身ともに健康で、長時間にわたる移動、団体行動に耐えられる方 11.選考方法 全国児童養護施設協議会、全国乳児福祉協議会、全国母子生活支援施設協議会、全国児 童自立支援施設協議会、全国情緒障害児短期治療施設協議会、全国児童家庭支援センタ ー協議会など関連団体の推薦にもとづき、資生堂児童福祉海外研修選考委員会の審査に より決定する。 12.推薦に関する提出書類 (1)勤務する施設長の推薦理由書 1通(規定書式) (2)履歴書(写真貼付) 1通(規定書式) (3)推薦を受ける方の自己紹介・アンケート 1通(規定書式) (4)レポート ご自身の勤務経験から感じている児童福祉の現状と課題、その課題解決の手がかりと 考えることについて、資生堂児童福祉海外研修の参加を希望した理由を踏まえて書い てください。 ・作成要領: A4サイズ用紙1枚に、ワープロで横書き1,260 字以内 (1行36字×35行程度・・・厳守願います) 13.提出書類締切り日及び提出先 2016年6月14日(火) 当財団必着 募集対象となる児童福祉施設協議会(上記11に記載)によって提出書類締め切り日が異なります。 各協議会事務局へお問い合わせください。 14.事前研修及び結団式 下記の通り実施しますので、必ずご参加願います。 事前研修 : 2016年8月29日(月)~30日(火) 会場(予定) : 株式会社資生堂内 会議室(東京都) TEL 03-3574-7408(資生堂財団) 15.事後研修(研修のまとめ及び編集会議) 日程 : 2016年11月28日(月)~29日(火) 会場(予定) : 株式会社資生堂内 会議室 16.研修報告書の作成及び発表 (1)研修団は、2017年3月末までに報告書を作成し、2017年4月厚生労働省 において研修報告の発表を行う。 (2)それぞれの施設協議会などが主催する研修会などにおいて研修結果報告を行う。 17.費用負担 (1)資生堂社会福祉事業財団が負担するもの ①事前研修、結団式期間中の研修費、宿泊費、食費 ②海外研修期間中の研修費、交通費、宿泊費、食費、その他必要と認められた費用 ③研修期間中の保険費用 ④事後研修期間中の研修費、宿泊費、食費 ⑤報告書作成費用(印刷費、編集委員の交通費など) (2)施設または本人負担となるもの ①事前研修、結団式に参加する交通費 ②海外研修出発及び帰国時の国内交通費並びに付随する個人的な前後泊の費用 ③海外研修期間中の自由行動日の食事代・交通費などの費用 ③旅券取得、個人的な保険費用 ④事後研修に参加する交通費 18.その他 (1)帰国後、学んできた事を通じ、広く社会貢献を行うこと。 (2)戦争やテロ、及び感染症などの懸念、災害などにより安全性の危険がある場合は、 当研修の実施可否を再考させていただくことがあります。予めご承知おき願います。 (3)事前研修、海外研修、事後研修中の宿泊は、すべて他団員と同室となります。 ※海外研修についてのお問い合わせは、財団海外研修事務局までお願いします。 (公財)資生堂社会福祉事業財団 〒104-0061東京都中央区銀座7-5-5 TEL:03-3574-7408 FAX:03-3289-0314 E-Mail(田中):k.tanaka@stars-net.jp ※提出いただいた書類は当方の責任で処分し、ご返却いたしませんのでご了承願います。 以 上 提出書類について 次の3つの用紙は、 規定の用紙を添付しています。必要枚数をコピーしてご使用ください. (1)施設長の推薦書 (含推薦理由書) 1通 (2)履歴書(写真添付) 1通 (3)推薦を受ける方の自己紹介・アンケート 1通 (4)レポート レポートの体裁については、実施要綱 12(4)をご覧ください。 以 上 提出書類(1)-1 2016年 月 日 公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団 理事長 大 矢 和 子 殿 施設名 施設長 <推 氏 書> 名 生 年 月 日 (西暦) 現 (仕事の内容) 職 薦 印 種 年 月 日生 (満 歳) ※児童指導員、保育士等 職務経験年数 現職 年 カ月 (通算 年 カ月) 健 康 状 態 勤務施設名 ※正式名称で 施 設 種 別 〒 勤務施設住所 TEL: FAX: メールアドレス: 施設のメールアドレスをご記入ください (注)年齢、勤務年数は2016年4月1日現在で記入願います。 提出書類(1)-2 [推 薦 理 由] 以 上 提出書類(2) 履 歴 書 2016年4月1日現在 ふりがな 氏 名 男・女 印 (写 真) 生年月日 19 年 月 ふりがな 現住所(〒 日( ) 才) 電話 1 2(携帯) メールアドレス: メールアドレス(携帯): ふりがな 連絡先(現住所以外に連絡を希望する場合のみ記入) (〒 ) 1 2(携帯) メールアドレス: メールアドレス(携帯): 年 月 学 歴(高校以降)・職 歴など(項目別にまとめて書く) 提出書類(3)-1 推薦を受ける方の自己紹介アンケート(2ページ) 氏 名 (年令) 勤務先施設名 才 (職種) (所在地) 都 道 府 県 ご自身のことについて以下の項目をお尋ねいたします。該当項目について、ご記入また は項目番号を○で囲んで下さい。(このアンケートは、今回の海外研修団員選考にのみ 参考とさせていただくもので、それ以外の目的に利用することは致しません) 1.あなたは弊財団が関係する研修会などに参加したことがありますか ①ある(催事の名称: ) ②ない 2.以前、資生堂児童福祉海外研修に応募をしたことがありますか ①ある (応募年度[西暦]※複数回の場合は全てご記入下さい: ) ②ない 3.あなたご自身が現在関心をもって勉強、研究していること ①ある(具体的に: ) ②ない 4.編集活動の経験 ①あり ②なし 5.パソコン関連 (1)ワード ①図形や表を挿入・作成して文書を作るなど、自由に活用できる ②ほぼ使える ③初歩程度 ④全然できない (2)パワーポイント ①自由に活用できる ②ほぼ使える ③初歩程度 ④全然できない 6.英語について(複数回答可) ① 日常会話はあまり不自由しない ② 簡単な自己紹介や挨拶程度はできる ③ 聞くことはある程度できる ④ 聞くこと、話すこと、いずれもできない ⑤ 英検( )級、(他の検定: )の資格を持っている 提出書類(3)-2 7.今までに海外渡航の経験 ①ある ( )回 ②ない ・渡航目的(複数回答可) 観光、研修、会議、親族訪問、その他: 8.趣味・特技(例:楽器演奏、お茶、生け花、イラスト書き、カメラ、スポーツ等) いくつでも結構です 9.対外的な活動歴(複数回答可) ①研究、報告会での発表 ②専門誌・紙への寄稿、投稿 ③研修会、勉強会、地域活動などへの参加 ④その他 10.嗜好 ・たばこ ①吸わない ②吸う ・食べ物でのアレルギー ①ない ②ある ※ある場合はどんなものですか 11.あなたご自身が施設内で特に関心を持ち、実施している活動(複数回答可) ①スポーツ 内容: ②地域でのボランティア活動 ③施設内の勉強会のリーダーとして活動 ④「施設だより」などの編集活動 ⑤その他 12.体力 ①体力はあるほう。自信がある ②人並み ③あまり自信がない 13.あなたの「信条」をお聞かせ下さい ありがとうございました
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