改正高年齢者雇用安定法への対応について

――外郭 団体関連 ――
改正高年齢者雇用安定法への対応について
■改正 の 目的 (平 成
25年 4月 1日 施行 )
老齢厚生年金 (報 酬比例部分 )の 支給開始年齢 が段階 的 に弓│き 上 げ られ て い くことに伴
い,高 齢者 が少な くとも年金支給開始年齢 までは意欲 と能 力 に応 して確実 に働 き続 け られ
るよ う雇用関係 の 整備 を図 る。
■改正 の内容
労使協定 により 65歳 まで継続 して雇用する社員を選別する基準xを 定めている場合は
,
(× 各外部団体では,平 成 18年
平成
3月 に「再雇用者制度の基準等に関する協定Jを 締結済)
25年 4月 1日 まで に
65歳 以上までの定年引上げ
1
する制度ヘ
② 基準を廃止 して
の制度改正
3
定年の定めの廃止
のいずれ かの対応 を図ることが義務付 けられて いる。
■現状 (各 団体の対応状況)
各外郭団体 では,法 改正へ の対応 のため
,
(定 年退職後の継続雇用 )
定年退職した職員が希望し,解 雇事由又は退職事由に該当しない者については,65歳 まで継続雇用する。
平成 26年 3月 に,上 記② のとお り就業規程 を改正 したが,実 際の運用 については,定 ま
っていない状況。
■各団体 のプロパーの定年退職者
シルバー人材セ ンター :平 成 26年 度定年退職者
社会福祉協議会
:平
成 27年 度定年退職者
1名 (課 長補佐級)
2名 (主 査 係長級)
対応案
(公 連協での協議結果
7/16)
目 再雇用制 度 の基準等 に関 す る協 定書 を ベ ー ス と した案
再雇用制度 の基準等 に関する協定書
¨
¨
―
―
¨
¬
市社会福ILu議 会 会長
串田 武久 と社会福祉法人龍ケ崎市
高年齢者等の雇月の安定等 に関する法律第9条 第 2項 の規定に
る基準及び労働条件等について,下 記 のとおり協定する。
給
【
料】 定年退職時の給料月額の 60/100
【
期 末 手 当】 支給月数は市に準ずる
その他手当】 通勤手当
【
―
… …… …… … …
― ――― ―― ―
… … … ……
―
…
― ‐― ― ―
―¨ ― ¨¨ ― ―●
… … …… …… …… … …
給
【
料】 定年退職時 の給 料 月額 の 60/100
【
期 末 手 当】 支給 月数 は市 に準 ず る o″ π ヽ菫い ′∂″月分)
【
管理職手当】 (管 理職 と して 再雇用 した場 合 )
市 の 基準 を参考 に 設定
事務局次長級 :20,700円
事 務 局 長 級 :34,200円
通勤手 当,超 過 勤務手 当
老齢 厚生 年金 (報 酬比 例部 分 )の 受給 開始年齢 に到達 した以
降 は ,現 行 の 高齢 法第 9条 第 2項 に基 づ く上記 「再 雇用制度
の基 準 等 に関 す る協 定書」 に よる運用
61歳 以上の者 を対象 と して運用
平成 25年 4月 ヽ日∼ 平成
28年 3月 31日
平成 28年 4月 1日 ∼ 平成
31年 3月 31日
平成 31年 4月 1日 ∼ 平成
34年 3月 31日
63歳 以上
平成 34年 4月 1日 ∼ 平成
37年 3月 31日
64歳 以上
今後のスケジュール
①公連協での協議と方向性の決定
②外郭団体連絡調整会議での上記方向性の承認
③就業規程等の整備 (8月 ∼)
④外郭団体連絡調整会議での就業規程等の承認 (∼ 10月
)
再雇用制度の基準等 に関する協定書
社会福祉法人龍ケ崎市社会福祉協議会
社会福祉協議会 労働者代表
中山 博
会長
串田 武久
と社会福祉法人籠ケ崎市
は, 高年齢者等 の雇用の安定等 に関する法律
第 9条 第 2項 の規定 に基 づ き, 再雇用制度 の適用対象 とする者を選定する基準及び労働条
件等 について, 下記 のとお り協定する。
記
1
次の各項 目に掲 げる基準の いずれにも該当する者について再雇用す るものとする。 た
だ し, 当会の財政状況及び社会経済状況を考慮するものとする。
(1)勤 労意欲 に富み. 定年退職後 も勤務に精勤する意欲及び能力がある者
(2)定 年退職後 , 再雇用 に必要な手続きが終了 した後, 直ちに勤務できる者
(3)定 年退職前の時点で, 本人に再雇用の希望を確認し, 気力について適当と認められた者
(4)心 身 ともに健康 であり, 再雇用業務 に問題 がないこと
2 再雇用 された職員の区分は, 次の 2種 類 とする。
(1)一 般職員 と同 じ勤務時間の者
(2)短 時間勤務者
3
再雇用 され た職 員の給料 は
,
年退職 したときの給料月額に 100分 の 60 を乗 した
額 とする。
また, 短時間勤務 で再雇用 された職員の給料は, 男1の 労働契約 に定める勤務時間を一
般職員の勤務時間で除 して得た数を給料月額 に乗 した額 とする。
4 再雇用 された職員の手当は, に 勤手当「 陶末手 当│と する。 また, 短時間勤務 で再
雇用 された職員の手当は,通 勤手当 とする。
5
6
再雇用 された職員の退職金は支給 しないものとする。
再雇用 された職員の勤務 日 勤務時間, 休日及び休息時間, 休暇並びに社会保険等 に
ついての取扱は,一 般職員に準するものとする。 ただ し, 短時間勤務者は, 別 の労働
契約 において定めるものとする。
7
本協定 の有効期間は, 協定の日から 1年 間 とする。 ただ し, 有効期間満了の lヶ 月
前までに, 当会 ,労 働者代表 のいずれからも書面 による変更の 申 し出がないときは, さ
らに 1年 間同 一の内容にて自動更新 されるものとし, 以後 も同様の扱 いとする。
平成 18年 3月
31日
社会福祉法人籠ケ崎市社会福祉協議 会
会
長
串
田 武
久
社会福祉法人龍ケ崎市社会福祉協議会
労働者代表
中
山
博
甲市 再任用職員給与等の内容
給 料】
【
:級
職務 の級
(単 位
:百 円 )
2級
3級
2576
1868
4級
2778
5級
6級
7級
2932
319ヽ
3616
2級
1級
1765
2027
【
期末勤勉手当】
4級
5級
2009
2785
3級
2447
(単位 :百 円 )
145+065‐ 21か 月分
6級
0031
(※ 変更なし)
【
管理職手当】 (管 理職として再任用した場合
(事 務局長等 の任月及び給与 の特例 に関 す る規種 )
諸手 当 :通 勤 手当
(事 務局長年 のを用及び給与の特例 に関 す る規程 )
高年齢者等の■月の安定等に関す確 律第9条 第2項 の規定に基
※口絆■1及 び0● 員外のlt● B局 長又は事33次 長に任用した場合の 与の特傷に関す0娘 遷
下懃 わとおり協 なする_
義
案2:再 層用傷度の 年に関する●定べ■ス〈
=キ
【
給 料】
基本給 :20万 円以内 /月
“
栞 o:や 例規程奉ベーズ
iO年 3月 Ⅲ
"
定年退職時の給料月額の 60/100
期末手当】
【
支給月敵は市に準する (平 成 25年 度は26か 月分)
管理職手当】 (管 理●として爾nし た場合
【
条例で規定する再任用職員の給料と管理職手当額の割合から当
該手当の率を設定 し,そ れを給料に茉 じて手当額を算出
事務局長年 の綸与に配慮 し それ を超えない範囲で設定
基
度
本
給
の
『
そ
鮨 馴l駕
一 般 1諸 手 当 :通 勤手当
超過勤務手 当
)
)
2070o34200円 (52200円 はHl除 )
その他手当】
【
①運動手当 ②超過勤務手当
tr
26年 3月 改正 )
1櫛 長 諸手 当 :通 動手当
社会福社撼綸会 会長 申田 民久 と社会福祉法人籠ケ綺市
る工車及 び労働 4件 停について
A
(平 成
S (rrr-trE4'r|r)
基本給 :20万 円以内 /月
再雇用制度 の基準等に関する協定書
【
期末勤勉手当】
145+065‐ 21か 月分
【
管理職手当】
(10%減 額後)20700 34200 52200円
その他手当】
【
①通勤手当 ②地域手当 ③休日給,④ 超過勤務手当
⑤宿曰直手当 0調 整額.⑦ 特殊鏑 手当
案 1:市 再任月職員給与ベース
【
t.A 料】 ※7級 を削除 上記の95%
+t
支給月数は市に準する
【
期末手当】
その他手当】 通勤手当
【
局長
鶴次
4.A料 月額
2134
■特例規程豪の内容
■再雇用制度の基準■に関する協定●の内容
定年退職時の給料月額の 60/100
給 料】
【
lanRIa:20700円
事綿 長餞:34200円
その他手当】
【
①通動手当,② 超過勤務手当
■■■116=01ゲ
6級
5緻
(12・ 21)月
十■ 34200× 12月
=4684110
絡 278500× 〈12,21)月 +管 20700× 12月 =4175250
給 300J00×
‐0720990
4級
給 203900×
(12● 21)月
3緻
綸 244'00×
(12+21)月 =0450270
事瑯局長 薔 220400(loo鰤 x6o"X(12● 26)月
+,34200×
-般 職員
総 228400(380600X30%)×
事務局長 綺 210'00“ 612∞
1綸
1壼 局
茨
-般 職員
(12● 26)月
210700(3■ 200× 60%)×
(12● 26)月
デメリット:最 もあ コス ト 〈1
デメリット:高 コス ト
シルバー
綸011`0× 77511× 21 日×12月 ‐2246950
0920の 場合 綺@920× 775H× 21日 ×12月 =1796760
=3334640
+管 20'OOX 12月 ‐3308420
メリッ ト :協 定に■ づいた給与であるため団体の同意を
2級 の適用がない場合)
011∞ の船
X60%)X(12'26)月 +管 34200X12月 =3500420
210700(o662∞ x60%)×
給
〈12'26)月
メリッ ト :給 与が高 いため団体の同意 を最 も得やす い
シルバー 財団の事務局長 との間で給与の逆転現象発生
12月 ‐3'46040
,3局 次1 綺 228400(380600× 60%)× (12,26)月 十管 20'00× 12月 =3500040
=0120020
すい
'や
財団の事務局長との間で給与の運転現象発生
メリッ ト:低 コス ト
シルバー 財団の事務局長との同での始与が整合
デメリット:給 与が低いため団体の同意が● にくい