平成 17 年度事業報告

平成 17 年度事業報告
第 15 期(平成 17 年 4 月 1 日∼平成 18 年 3 月 31 日)
Ⅰ 管理事業
1
各種広報事業
市民、賛助会員、関係団体等に対する札幌国際プラザの各種事業の活動報告、関
係情報の提供、相互の情報交換を図るため、各種広報事業を行った。
・機関紙「時計台前から」の発行
(年 4 回発行、発行部数
・行事開催情報「プラザだより」の発行
各回 2,800 部)
(毎月発行、発行部数
各回 4,300 部)
・2005 年報「札幌国際プラザの活動」の編集・発行
(発行部数
350 部)
・札幌国際プラザの概要パンフレットの作成・発行
(発行部数
1,000 部)
・札幌国際プラザのホームページの運営
2
各種情報の収集
図書やビデオのほかに姉妹都市を中心とした海外都市に関する資料・報告書等を
収集し、充実を図った。
3
コンベンションホールの運営
国際交流事業、コンベンション関連事業等をコンベンションホールを活用して
実施したほか、関係団体等の実施する事業に対し、会場を提供した。
・面積 185 ㎡
4
収容人数
最大 100 名
市民会議
札幌国際プラザ市民会議は、平成 14 年 10 月に策定された「札幌市国際化推進プ
ラン」をもとに、市民、企業、市民団体、NPO、行政、大学等との協働による現
実的な国際化推進を目的として平成 16 年 3 月に設置したものである。
平成 17 年度は 7 回の会議と 3 つの分科会を行い、
「会議」という枠を超えた実験
的事業の実施や、外国籍市民への情報発信のあり方について議論を深めた。
多文化共生社会の実現を目指していく中で今後予想される問題点・課題に対する
解決策を提案し、これを受けて平成 18 年度は多言語生活情報ホームページを作成し
ていくこととなった。
5
国際プラザ助成事業
本市におけるコンベンションに関する事業や国際交流事業の振興を図るため、本
1
市で開催する民間団体・個人等のコンベンション及び国際交流事業などに対して助
成金を交付した。
・交付実績 合計 44 件 4,802,040 円
6
札幌国際プラザ賛助会員の状況
平成 17 年度末現在の登録会員数は次のとおりである。
・団体会員: 319 団体
・個人会員: 1,076 名
2
Ⅱ 市民交流事業
1
国際交流事業
市民が外国人や外国の文化等に触れる機会をつくり、国際的な感覚を持つ市民を
増やすことを目的として以下の事業を実施。
(1)
レッツトーク プログラム
英語(毎週火曜日)
、中国語(毎週月曜日)
、ハングル(毎週水曜日)
、ロシア
語(毎週水曜日)
、ドイツ語(隔週水曜日)
、日本語(隔週月曜日)によるフリー
トークを行い、外国語等による気軽な交流の機会を提供した(延べ 216 回)
。
また学生の春休みの 1 日を用いて「レッツトーク English 学生スペシャル」を
行った。
(2)
国際プラザボランティアの活動
ア
ホームステイ制度
昭和 43 年に始まった本制度を利用して、既に 144 カ国・6 地域、合計 6,514
名(累積数)が日本の家庭生活や日本文化を体験した。家庭を舞台にした顔の見
える交流は、ホスト、ゲスト双方に好評を博している。
・登録家庭数:
203 家庭(平成 18 年 3 月 31 日現在)
・平成 17 年度受入れ件数:
144 家庭(延べ)
・平成 17 年度受入れ人数:
191 名
イ
外国語ボランティア制度
国際交流を進める際に障害となる言葉の壁を解消し、多様な交流活動を支
援することを目的に、昭和 52 年に発足した。国際交流事業、コンベンション、
スポーツ大会等に外国語ボランティアを派遣しているが、通訳に留まらず「お
もてなし」の心遣いが札幌の印象を高めているとの高い評価を得ている。平
成 17 年度はさっぽろ雪まつり、ミュンヘン・クリスマス市において多くのボ
ランティアが活躍した。
・登録者数:
16 カ国語 529 名(平成 18 年 3 月 31 日現在)
・平成 17 年度カウンター業務:
・平成 17 年度通訳派遣:
(3)
2,513 名(延べ)
36 件 755 名
札幌姉妹都市協会事務局
札幌市の姉妹・友好都市との友好親善を目的として、教育、芸術、スポーツ、
経済、技術分野などにおいて様々な交流を図るための諸事業を展開している。
ア
英語弁論大会、中国語暗唱朗読大会、ドイツ語暗唱大会、ロシア語詩の集い
イ
姉妹都市フェスティバルの開催
ウ
姉妹団体の提携促進と協力
3
エ
(4)
姉妹都市TOMOニュースの発行(年 1 回)
各国を知るセミナー
世界の国々について広く紹介し、相互理解を深めるとともに交流を促進する事
業を実施した。特に、韓国、中国、ロシア等の北東アジア地域を重視して、札幌
の国際交流の新しい顔を作ることを目指している。
(5)
総合学習支援
市内の小・中・高等学校における総合的な学習時間での国際理解教育を推進す
るため、国際交流員の派遣及び児童生徒の受入れを実施。
(6)
Let’s 5 か国キャンプ
札幌市及び札幌国際プラザの国際交流員 5 名が企画し、中学生を対象とした国
際交流キャンプを行った。
(7)
札幌圏大学国際交流フォーラム事務局
札幌圏に所在する大学・短期大学の国際交流に関するネットワーク形成のため、
情報交換及び各種セミナーを行った。また、会員校との共催事業を実施したほか、
冊子「札幌圏国際交流フォーラム
平成 16 年度活動記録誌」及び「札幌圏大学
国際交流の現状」を作成した。
(8)
姉妹都市提携周年記念事業(主催事業)
ノボシビルスク市民訪問団派遣・受入れ
瀋陽市民訪問団派遣・受入れ
2
市民共生事業
外国籍市民と日本人市民が互いのコミュニティや文化を理解・尊重し、協力して
住みやすいまちづくりの実現を目指すことができるよう、その下地づくりを行うこ
とを目的として以下の事業を実施。
(1)
外国籍市民相談事業
札幌で暮らす外国籍市民の行政手続や法律問題の解決を支援するため、定期的
に開催。
(2)
留学生共生事業
札幌市民の一員である留学生の活動を支援するため、札幌市民と留学生が互い
に学習するためのイベントを開催したほか、留学生ラジオの支援を行った。
(3)
多文化共生事業<アジア映像文化>
アジアの若者を中心に交流が盛んな映像文化に焦点を当て、アジアのイメージ
を高め、多文化共生についての理解を深めるため、映画上映のほか、意見交換会
や文化講座を開催した。
(4)
日本語学習支援事業
北海道日本語教育ネットワークと共同で、一般市民を対象に、多文化共生時代
4
における異文化理解や、外国人との日本語によるコミュニケーションについて考
えるためのセミナーを開催した。
3
国際協力事業
市民の途上国理解促進を目的として以下の事業を実施。
(1)
JICA青年招へい事業分野別プログラム
開発途上国の将来の国づくりを担う青年が日本でそれぞれの専門分野につい
て学ぶとともに、日本の青年たちと合宿セミナー等を通じお互いの信頼と友情を
深めることを目的とした、JICA(独立行政法人国際協力機構)青年招へい事
業の一部である「分野別プログラム」を受託実施した(分野:障がい者教育)
。
(2)
JICA留学生セミナー
JICA奨学金を得て日本国内の大学院に留学中の開発途上国の学生を対象
とした地方セミナーを受託実施した(分野:児童福祉)
。
(3) 国際協力関係セミナーの実施
現在地球規模で起きている諸問題への意識の高揚を図るために実施した。NG
O等の民間団体と共催することにより、NGOの活動や開発教育の分野について
も市民に広く紹介できる機会となった。
4
情報提供事業
日本人市民には国際交流、多文化共生等に関する情報を、外国籍市民には生活関
連情報等を、より正確に、より効率的に提供することを目的として以下の事業を実
施。
(1)
サロンカウンターでのイベントや生活情報等の提供
(2)
サロンでの海外新聞、留学関連図書、国際協力関連図書の閲覧
(3)
サロン情報交換ボードの設置(年間利用件数 2,313 件)
(4)
留学説明会等の開催
(5)
国際交流・協力団体の実態調査
札幌を拠点に活動している国際交流・協力団体の概要を紹介し、各団体間の情
報交換とネットワーク形成を図るため、「札幌を拠点に活動する国際交流・協力
団体めいかん」
(web 版)をホームページ上に掲載した。
5
人材育成事業
札幌圏の大学生等が国際的な視野を広げ国際人としての資質を習得できるよう支
援することを目的として以下の事業を実施。
(1)
北東アジア・米国学生集中講座 2005
4 カ国(中・韓・露・日)の学生 16 名が、札幌留学生交流センターなどにお
5
いて、北東アジア地域についてお互いの国を通した国際関係の視点から学習した。
参加学生は、北東アジア地域における開発と環境の問題について、講義・視察・
討論等によっての理解を深めるとともに、熱心に意見を交換し、この地域におけ
る人的ネットワークづくりの基礎を築いた。
(2)
学生サポーター事業
国際的な視野を持つ人材の育成のため、過去のプラザ事業に参加した学生を対
象とし、プラザの事業運営に参加させ、事業運営の実際を体験させた。
6
経済・交流事業
地元中小企業の国際化を支援し、経済レベルでの都市交流を促進することにより、
地場産業の活性化を図った。
(1)
経済団体との連携
ア
国内貿易センター連絡・懇談会
貿易関連団体が相互に日本経済の動向、貿易促進などについての情報を交換し、
サービス内容の向上を図ることを目的として開催。
イ
貿易関連団体業務研究会
札幌、東京、大阪の貿易関連団体が会して相互に情報を交換し、サービス内容
の改善を図り、世界貿易センター連合(WTCA)等に日本側の意見や要望を伝
えることを目的として開催。
(2)
海外高度人材の受入・支援事業
ア
留学生企業セミナー
日本企業での就職を希望する留学生と留学生を雇用しようと考えている企業を
対象に講演会、情報交換会を実施。
イ
貿易・投資促進実務研修参加研究員(JICA研修生)受入れ
日本政府およびJICAの所管のもと、WTC東京がアジア諸国の経済官庁の
幹部を対象に行っている研修の参加者 11 カ国 12 名を受け入れた。
(3) 貿易実務関係事業
貿易実務に精通した人材の育成を目的として北海道経済国際化推進会議と共催で
貿易実務講座および国際取引契約研究会を開催。
(4) その他共催事業
発展著しいアジア地域における市場開拓等を目的とし、札幌市と共催。
7
ア
「2006 台北
札幌の物産と観光フェア」事前セミナー
イ
中国食品市場に関する情報提供セミナーおよび商談会
ミュンヘン・クリスマス市
in Sapporo 事業
ミュンヘン市年中行事の一つである「クリスマス市」を開催することにより、市民に
6
ミュンヘンの文化を知る機会を提供した。今年度で 4 回目となったが、回を重ねるごと
に来場者が増加しており、今年度の来場者総数は 40 万1千人となった。
(1) 開催概要
・会期:
11 月 19 日(土)∼12 月 11 日 (日)
・会場: 中央区大通公園 2 丁目 ホワイトイルミネーション会場
・主催:
IMAG(独:国際見本市展示サービス有限会社)、札幌市、札幌国際プラザ
・主管: ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo 実行委員会
・後援:
在日ドイツ大使館、ドイツ観光局、在日ドイツ商工会議所
(2) 事業内容
ア
オープニングセレモニー
クリスマスツリー点灯式等
イ
店舗による物品販売
ウ
舞台イベント
計 30 ブース
クリスマスコンサート、コーラス、サンタクロースによるアトラクション等
エ
クロージングセレモニー
コンサート、クリスマス市消灯式等
(3) 併催事業
8
ア
日本におけるドイツ年記念「ドイツエコ住宅」シンポジウム
イ
ドイツ・クリスマス親子クッキング
世界冬の都市市長会「冬の見本市・冬の都市フォーラム」事業
冬の課題の解決に向けて知恵と経験を分かち合うことを目的として、世界冬の都市市
長会の会員都市とオブザーバー都市が一堂に集まった。
中国吉林省長春市で行われた市長会議の併催事業として、自治体や民間企業等が出展
し技術や情報の交換を行う「冬の見本市」と自治体関係者や研究者が地域の取組みや研
究の成果を発表する「冬の都市フォーラム」が開催された。
7
Ⅲ コンベンション事業
1
誘致促進事業
(1) IT&CMA(Incentive Travel & Conventions Meetings Asia)出展概要
・期間:
10 月 11 日(火)∼13 日(木)
・会場:
Pattaya Exhibition and Convention Hall(タイ・パタヤ)
・概要:
40 カ国 1,500 人を超えるバイヤーとセラーが参加するアジア有数の専門見
本市で、アジア地域にとどまらず、アジアに関心のある欧米のバイヤーを多
数招待している(バイヤー:アジア 62%、ヨーロッパ 30%、北米 6%、中近
東 1%、その他 1%)。
出展者数:
・内容:
301 企業・団体(29 カ国)
、招待バイヤー: 約 350 人(40 カ国)
バイヤーズ・リストにより、事前にアポイントを取った有望バイヤーと見
本市会場内のブースで個別商談を行った。札幌・北海道の人気は高く、現場
でマッチングした商談を含め 39 件の有望な情報を獲得。うち 1 社からは具体
的な問合せに続き、提案書の提出を行った。日本からは札幌国際プラザのほ
か、7 団体が出展。
(2) IME2005(第 15 回国際ミーティング・エキスポ)出展概要
・期間:
12 月 7 日(水)∼8 日(水)
・会場: 東京国際フォーラム・展示ホール
・概要: 出展 104 小間、出展者 90 団体・企業、来場者 2,048 人
・内容: 北海道ブースとして北海道及び道内 5 都市(札幌、函館、旭川、釧路、北
見)との共同出展を行う。「Under the sky of Hokkaido−会いましょう、北
海道の空の下で」と題し、雄大な自然を演出したブース内にインフォメーシ
ョンカウンターを設け、5 都市の個別PRやコンベンション商談等を実施。
(3) 東南アジア・インセンティブツアー・キーパーソン招へい事業
・期間:
12 月 6 日(火)∼8 日(木):札幌招へい、9 日(金):東京商談会
・内容:
VJC(ビジット・ジャパン・キャンペーン)招へいプログラムに参加し
た 6 カ国・地域 40 人のインセンティブツアー・キーパーソンの内、開催候補
地として札幌に関心の高いタイ・シンガポールのキーパーソン 5 人を札幌に
招へいし、プレゼンテーション及び市内視察等を行った。
また、札幌視察終了後、東京において他都市視察を行った 12 人と商談。札
幌のコンベンション事情や施設等について、Web 版 Incentive
Guide によりプレゼンを行い、資料を提供した。
(4) 首都圏フォローアップセールス
・期間:
2 月 7 日(火)∼10 日(金)
8
Planners
・内容:
IME会場での来場者アンケート調査からの情報に基づき、首都圏の学会
事務局等を訪問。札幌のコンベンション関連情報の提供やコンベンション誘
致へ向けた積極的なフォローアップを行った。
(5) 海外キーパーソン招へい事業
・期間:
3 月 7 日(火)
:東京商談会
・内容:
東京において、キーパーソン招へいプログラム参加者 6 カ国 18 人の内 12
人と商談。Web 版 Meeting Planners Guide を中心に市内観光施設、宿泊、気
候等の説明を行った。国内側のキーパーソンも同席して商談を行うなど、会
議開催を近年具体的に検討している案件も多く、札幌を候補地とする「開催
提案書」の依頼も数件あった。
2
広報・宣伝事業
(1) コンベンションニュースレター『パノラマSAPPORO』の発行
年 2 回 1,000 部を発行し、国内コンベンションビューロー、ホテル業界、コンベ
ンション業界、大学関係者等に送付した。ホームページ上にも紹介している。
(2) コンベンション情報ホームページ
コンベンションに関する札幌市の公式サイトとして公開。
(3) コンベンションメールマガジンの発行
札幌の最新のコンベンション情報を、月 2 回、E メールで大学関係者等コンベンシ
ョン主催者、ホテル、旅行業その他コンベンション関連業界に配信(246 件配信)。
3
主催者支援事業
(1) 個別コンベンションサービスの実施
国際会議等に対して、運営相談、資料提供、関連企業紹介、行政機関との調整、
外国語ボランティア派遣、日本文化紹介プログラムの手配等の支援を行う。
主な国際コンベンション支援
・「 3rd IWA Leading-Edge Conference on Water and Wastewater Treatment
Technologies」
(400 人)
・「第 14 回日韓放射線医学学術大会」
(150 人)
・「第 6 回日独外科合同学会」
(100 人)
・「The 11
th
International Conference on Organized Molecular Films(LB11)」
(300 人)
・「第 13 回 STM/STS 技術および関連技術国際会議、第 13 回 ICSPM 国際コロキウム
(STM’05/ICSPM13)」
(752 人)
・「第 9 回国際哺乳類学会議(IMC9)
」
・「国際健康コミュニケーション科学学会(IAHCS 2005 Convention)」
9
(1,152 人)
(150 人)
・「活動的な OB 型星国際会議」
・「第 5 回国際酸化触媒会議(5
(110 人)
th
WCOC)」
(390 人)
・
「第 6 回工学における光学に関する日本・フィンランド合同シンポジウム」
(50 人)
・
「第 5 回アジアバイオセラミック会議(ABC2005)」
・「日中水フォーラム 2005」
(100 人)
(1,000 人)
・
「オプトメカトロニクス技術に関する国際シンポジウム」
(250 人)
(2) インセンティブツアー支援
企業による報奨旅行(インセンティブツアー)支援として、事前視察団の受入れ、
関連企業紹介、行政機関との連絡調整、パンフレット類及び各種記念品の提供等を
実施。
ア
台湾企業「南山人寿保険会社」インセンティブツアー
(6 月 3 日、7 月 1 日、約 5,500 人、シェラトン札幌、札幌プリンスホテル、ト
マムリゾートなど)
イ 韓国企業「Johnson & Johnson 社」インセンティブツアー
(1 月 8 日∼11 日、約 200 人、定山渓万世閣ミリオーネ、登別第一滝本館)
ウ
韓国企業「韓国アムウェイ社」インセンティブツアー
(2 月 11 日∼21 日、約 400 人、ルスツリゾート、定山渓ビューホテル)
(3) 各種相談、照会等に対する対応
他都市コンベンション関連機関、関連企業からの相談、依頼、照会等への対応と
視察者の受入れを行う。
(4) コンベンションボランティアの養成
国内・国際コンベンションに対応するべく、コンベンション支援を専門とするボ
ランティアを養成。
ア
コンベンションボランティア研修会
(10 月 23 日
札幌国際プラザ)
テーマ: 「観光の魅力−再発見」
講師:
王
珊珊
氏「台湾留学生による札幌“再発見”」
小林 由典 氏 ((株)近畿日本ツーリスト北海道営業本部総務課長)
「旅のたのしさと由来や語源のおもしろさ」
イ
札幌国際プラザ外国語ボランティア「コンベンショングループ」説明会
(3 月 4 日
内容:
札幌国際プラザ)
2005 年開催 STM/STS 国際会議ボランティアの役割
講師: 末岡 和久 氏 (北海道大学大学院工学研究科)
「国際会議とボランティア」
4
関連産業支援事業
(1) NPO法人コンベンション札幌ネットワークの支援
10
コンベンションの誘致・振興に結びつく活動を行うことを目的に、2001 年 10 月に
設立されたNPO法人「コンベンション関連産業札幌ネットワーク」と連携を図り、
セミナー等の開催、コンベンション創出への企画提案事業を行うとともに、事務局の
運営、広報作業等の支援を行った。
(2) セミナーの開催
ア コンベンションセミナー (5 月 12 日 札幌コンベンションセンター)
・講師: 岡田 隆 氏(外務省広報文化交流部 総合計画課長)
・テーマ: 「ビジット・ジャパン・キャンペーンとパブリック・ディプロマシー」
イ グリーン・コンベンション勉強会第 1 回
(5 月 25 日 札幌国際プラザ)
・講師: 鈴木 亨 氏(NPO 法人北海道グリーンファンド事務局長)
・テーマ:
「グリーン電力−その取り組みと課題」
ウ グリーン・コンベンション勉強会第 2 回
(6 月 27 日 札幌国際プラザ)
・講師: 佐々木 豊 氏(札幌グランドホテルサービス 専務取締役)
・テーマ: 「ホテル施設におけるリサイクルの取り組み例」
5
北海道フォトコンベンション 2005
3 回目となる「北海道フォトコンベンション」を昨年に引き続き内容を充実させて実
施。ロケーションを地域振興資源とし、写真を通じての多彩な参加型プログラムを展開
し、コンベンションの魅力をアピールした。その内容は次のとおりである。
(12 月 16 日∼18 日 札幌コンベンションセンター)
(1) ロケーション見本市
道内市町村や観光協会等によるブース展示 (34 団体参加)
「北海道観光ポスターアワード」道内各地のポスター全 37 枚の展示と表彰
(2) スライドショー
東京及び道内在住の写真家によるスライドショー
(3) 美しき北の大地「2,005 人の写真展」The 北海道フォトコンテスト
応募写真全点を展示したフォトコンテスト
(4) 写真のフリーマーケット「ふぉとま」
学生が運営主体の写真のフリーマーケット
(36 団体参加)
(5) 広がれフォトライフ
企業によるブース出展とステージパフォーマンス
(7 団体参加)
(6) 特別展
・北海道−写真のいま!「ギャップ展」vol.2 展
・「東京写真月間 2005」「写真の日」記念写真展・2005 北海道
・札幌市写真ライブラリー所蔵写真展「なつかしの札幌・思い出の街並み」
・写真展「Weltsprache Fussball サッカー・世界の共通語」
・オーロラコンチェルト∼オーロラを見たい人、この指止まれ!
11
(7) みのや雅彦&寺沢孝毅 フォト&ミュージックライブ「生命の詩」
自然写真家の写真映像に合わせて、フォーク歌手が歌うライブを開催
(8) 併催事業 北海道酒蔵まつり 2005
北海道内全ての造り酒屋が出展、2 回目となった今回は道内大手ワインメーカーも
参加。
6
貸付金事業
市内において開催されるコンベンションの主催者に対し、コンベンションの開催準備
に必要な資金の貸付を行い、札幌市におけるコンベンション開催を促進する。
(1) 貸付の条件
300 万円を限度とし(開催資金の総額の 20%以内)、貸付期間は原則 2 年以内。
(2) 貸付実績(平成 17 年度新規分)
日本畜産学会第 105 回大会
7
調査・統計事業
(1) コンベンション統計調査の実施
「開催予定調査」では、約 2,000 の関係機関・団体・大学から開催予定 842 件の情
報を収集。
「過去実績調査」では、約 2,000 の関係機関・団体・大学から情報を集め、平成 16
年開催実績は、92 件で全国 9 番目(対前年比 5 件増)。そのうち、中・大型国際コン
ベンション(参加者総数 300 人以上、うち外国人参加者 50 人以上)は、14 件(対前
年比 6 件増)で全国 8 番目。
(2) 「コンベンションカレンダー」公開
2005 年度以降コンベンション開催予定調査の回答を取りまとめ、ウェブサイト上に
公開。従来の冊子版カレンダーからウェブサイト版への移行を終え、通年で随時更新
する。
8
インフォメーションサービス事業
(1) ビジターズインフォ
さっぽろ観光案内所内にある常設カウンターで、ポストコンベンション、観光、レ
クリエーション情報のほか、外国人への生活情報や市民への海外情報等幅広く提供し
た。
区
分
来館者数(人)
日本人
外国人
合計
3,165
10,739
13,904
開館日数
1日平均(人)
365 日
9
29
12
38
(2) 資料作成活動
ア
窓口での提供資料を作成。
イ
ファイル資料の英訳及び改訂
ウ
カウンター閲覧用英訳資料の作成・毎月の「イベントガイド」等
エ
販売資料の作成及び改訂
HOKKAIDO CAMPING GUIDE(400 円)、HOKKAIDO SKI GUIDE(300 円)
、HOKKAIDO ONSEN
GUIDE(400 円)
(3) 「iデスク」設置
コンベンション支援として、常設のカウンターのほかに、参加者向けにポストコ
ンベンション情報等を提供する移動案内カウンター「iデスク」を設置。設置実績
は次のとおりである。
ア 日本文化人類学会第 39 回大会(5 月、北海道大学学術交流会館)
イ 第 13 回 STM/STS 技術および関連技術国際会議・第 13 回 SPM 国際コロキウム(7
月、札幌コンベンンションセンター)
ウ
第 9 回国際哺乳類学会(8 月、札幌コンベンションセンター)
エ 日本機械学会第 15 回設計工学システム部門講演会(8 月、北海道大学学術交流
会館)
オ
第 5 回国際酸化触媒会議(9 月、札幌コンベンションセンター)
カ
第 5 回アジアバイオセラミクス・シンポジウム(10 月、北海道大学歯学部)
キ 日本水道協会第 74 回総会(10 月、札幌コンベンションセンター)
13
Ⅳ フィルムコミッション事業
1
支援対応実績
(1) 支援物件撮影日数
総撮影日数
119 日
(2) 主な作品
「容疑者
映画
室井慎次」
(君塚良一監督)、
「最終兵器彼女」
(須賀大観
監督)、「壁男」(早川渉監督)、
TVドラマ
テレビ朝日「氷点」
テレビ東京「ハロー!モーニング」、北海道テレビ放送「ハナタレ
TV番組
ナックス」、フジテレビ「カスペ!交通トラブル百連発」、TBSテ
レビ「クイズ!日本語王」
ネスレ「キットカット」受験生応援キャンペーン、日本マクドナル
ド、北海道アルバイト情報社、ステラプレイス、ホクリョウ「卵」、
CM
みずほ銀行、北海学園大学、LOTO6
資生堂「UVホワイト」広告写真、スバル「インプレッサ」広告写
その他
真、三越通販カタログ写真、大丸百貨店広告写真、ニッセン/カタ
ログ写真、セイコーマート広告写真
2
フィルムコミッションフォーラムの実施
・開催日:
12 月 18 日(日)
・会場: 札幌コンベンションセンター特別会議場、 来場者 200 名
・内容:
フィルムコミッション事業に対する理解促進のために一般市民を対象として
開催した。まず、売り上げ 40 万枚以上の大ヒットとなった人気DVD「スキー
ジャンプ・ペア」の実写映画化した「スキージャンプ・ペア∼Road to TORINO 2006
∼」を特別先行上映した。そして総監督の真島理一郎氏、監督の小林正樹氏を
招いたトークセッションを行った。
3
ホームページ運営
ロケーションライブラリー(札幌市内及び近郊市町村のロケ候補地を写真 400 点で紹
介するデータベース)、過去の支援実績紹介、ロケへの協力依頼・問合せ受付け、ボラ
ンティアエキストラの登録、その他ロケ関連情報の提供等。
4
釜山フィルムコミッションショーケース(BIFCOM2005)への参加
・開催日:
10 月 10 日∼12 日
14
・会場: 韓国・釜山パラダイスホテル
・概要:
映像制作者関係者を対象にロケ資源のPRやロケの誘致を図る目的で開催さ
れるアジア唯一の映像関連見本市。
14 カ国 62 団体が出展し、
来場者数は約 6,000
名。
・内容:
さっぽろフィルム・コミッションとして独自ブースを展開し、ロケーション
ガイドブックの配布・ロケ地ビデオの上映を行い、ロケ地札幌をPR(来場者
数約 400 名)
。
5
アジアフィルムコミッションネットワーク(AFCNet)への参加
アジア 8 カ国 22 フィルム・コミッションで構成され、アジアエリアの撮影の円滑化、
協力強化のほか、映像文化交流の活性化を目指した組織。さっぽろフィルム・コミッシ
ョンは平成 16 年 10 月の設立時から加盟している。
・総会(10 月 13 日(木):韓国・釜山市)に 3 名参加
6
全国フィルムコミッション連絡協議会への参加
正会員(フィルム・コミッション、自治体、映像制作団体、観光振興団体など)、賛助
会員(関連企業)、個人会員によって構成され、その会員が一致協力して各地域のフィ
ルム・コミッションの活動を支援し、映像文化の発展に資することを目的とした組織。
平成 17 年度は札幌国際プラザ理事長が会長を務め、総会を札幌で開催した。
・総会(5 月 26 日∼28 日:札幌)に全国から関係者 120 名参加
・理事会(4 月 28 日、7 月 14 日、10 月 18 日、1 月 17 日:東京)に 1∼2 名参加
・企画委員会(7 月 14 日、9 月 16 日、11 月 22 日、1 月 17 日:東京)に 1∼2 名参加
・規制緩和委員会(7 月 15 日、8 月 3 日:東京)に 1∼2 名参加
・コミュニケーション委員会(7 月 15 日:東京)に 2 名参加
・国際委員会(7 月 15 日、11 月 22 日:東京)に 1∼2 名参加
・FCコンベンション(10 月 25 日:東京)に 2 名参加
・FCスキルアップセミナー(3 月 9 日∼11 日:神戸)に 1 名参加
・FCブロックセミナーin夕張(2 月 24 日∼25 日:夕張市)に 3 名参加
7
札幌ムービースケッチ事業
財団法人さっぽろ産業振興財団・インタークロスクリエイティブセンター(ICC)
との共同事業。若手映像作家に札幌を舞台にしたショートムービー製作を委託し、その
完成品を札幌の「ロケ地・映像関係の人材・技術」を紹介するツールとしてFCが活用
しようという事業。本年度は 6 本が完成しDVDにて納品。
8
ボランティアエキストラの管理等
15
映像制作者からのエキストラ手配の協力依頼に円滑に対応するため、ホームページ等
を利用してボランティアの市民エキストラ登録を受け付け、大規模なロケを含むさまざ
まなロケに派遣を行った。また、エキストラ派遣作品や、札幌の若手クリエーターによ
る短編映画制作の取り組みを紹介したニュースレターを発行し、エキストラ登録者等に
送付した(年1回、平成 18 年 3 月発行)。
・登録状況: 4,266 名(平成 18 年 3 月 31 日現在)
・派遣状況: 映画「容疑者 室井慎次」
(君塚良一監督)161 名、映画「最終兵器彼女」
(須賀大観監督)159 名、映画「壁男」(早川渉監督)110 名、等の作品に派
遣(計 6 件、延べ約 495 名)
9
北海道映像産業振興連盟(HFA)の支援
ロケ撮影を地元映像企業の振興や人材育成につなげ、映像産業の裾野を広げるととも
に産業としての基盤を築くことを目指し平成 17 年 4 月に設立された。16 団体・個人の
正会員と賛助会員、サポート会員(映像制作に興味があり、制作現場を手伝う個人)で
構成されている。月 1 回の講習会や会員企業の撮影現場での実習など人材育成に関わる
事業のほか、ロケ環境整備について関係行政機関と調整・情報交換を行っている。
さっぽろフィルム・コミッションは財団法人さっぽろ産業振興財団と共に設立から支
援し、各種事業で連携しているほか事務局の運営、広報作業を担っている。
10
北海道フィルム・コミッション・ネットワークへの加盟
北海道内のフィルム・コミッションとロケーションの誘致・支援を行っている関係市
町村が連携し、広域化したフィルム・コミッション活動を確立するもので、さっぽろフ
ィルム・コミッションでは既に連携したロケーション活動を数多く実施している。事務
局は北海道経済部観光のくにづくり推進室に置く。
16
Ⅴ 札幌天神山国際ハウスの管理運営
1
利用状況
宿泊対象者は、①海外や日本の学者・研
③海外からの文化交流関係者、④外国政府
もしくは地方公共団体関係者、⑤その他国
区
宿泊室
究者、②海外からのコンベンション関係者、
際交流を目的として来札される方である。
今年度の主な国別宿泊者延人数は、1位ア
675人、2位インド
ランス
406人、4位日本
596人、3位フ
248人、5位ロシ
ア 129人となった。
来 札 目 的 別
メリカ
分
績
宿 泊 人 数
477 人
延宿泊人数
3,043 人
平均滞在日数
6.38 日
国
数
35 カ国
学 会 出 席
12.8 %
学 術 交 流
44.5 %
講 演 会 等
4.6 %
文 化 交 流
9.6 %
視察・調査
22.4 %
別
研
修
0.4 %
他
5.7 %
視 察 件 数
5 件
視察総人数
132 人
会議室利用状況
123 件
研修室利用状況
238 件
和 室 利 用 状 況
76 件
そ
視察
2
実
の
学術交流事業
海外及び日本から来訪した学者、研究者などの宿泊者による講演会を実施した。
・レインホールド・ファールベック博士「魅力あふれる古都 ロンドンの旅」 (56 人)
・クリスチン・シャーレ博士「親の責任・教師の責任」
(53 人)
・ボルド・カヤンガラフ氏「モンゴルウランバートルの歴史と生活」
(27 人)
・上野秀一氏「縄文時代の天神山∼天神山式土器とは」
(50 人)
・フセイン・ザナティー氏「エジプトの文化と子どもたち」
(30 人)
3
国際化普及事業
(1) ボランティア活動
「日本文化体験」等 14 回 (来館者数計 709 人)
(2) 展示事業
小学生の作品展、天神山式土器展示会、グリーティングカード展、生け花・書道
展等 5 回
(来館者数計 1,306 人)
17
Ⅵ 札幌コンベンションセンターの管理運営
1
札幌コンベンションセンターの稼動状況
開業 3 年目を迎えた札幌コンベンションセ
ンターの利用状況(平成 17 年 4 月から平成
区
分
稼働率
目標稼働率
18 年 3 月)は、積極的な誘致営業活動により
大ホール
86.0%
70.3%
全国から学会等の会議、スポーツ・文化系の
中ホール
80.2%
57.0%
各種イベント及び展示会、さらには入学式や
小ホール
64.3%
51.2%
採用試験等に幅広く利用されていることか
特別会議場
47.6%
47.3%
会議室
82.6%
59.6%
ら、大ホールを始めとして他の全てのホール、
会議室も目標稼働率を上回り、高い稼働率を
達成できた。
2
利用促進業務
コンベンションビューロー及び市の関係部局と連携しながら、教育・医療機関をはじ
めとする学会主催者へのアプローチ、企業・各種団体等への営業活動を実施している。
このほか、当センターでリピーターに対して積極的に営業活動を行ったことから、大型
学会を含む数多くの会議、展示会等の成約成果を納めた。平成 17 年度に札幌コンベン
ションセンターで開催した主な催事は次のとおりである。
・北海道大学入学式
(
4,000 人)
・平成 17 年度北海道看護協会通常総会及び研究学会
(各 1,000 人)
・平成 17 年度第 57 回全国都市教育長協議会
( 1,200 人)
・第 53 回ろうあ者大会
( 2,500 人)
・日本地域福祉学会第 19 回大会
( 1,000 人)
・第 44 回保育問題研究集会北海道集会
( 1,000 人)
・第 31 回日本看護研究学会学術大会
(
・第 37 回社会保険労務士試験
( 2,100 人)
・国際会議場施設協議会
(
・第 64 回日本公衆衛生学会総会
( 4,000 人)
・第 39 回札幌水道展
( 2,000 人)
・第 43 回日本生物物理学会年会
( 2,050 人)
・札幌市立大学入学者選抜試験
(
・第 49 回北海道開発局技術研究発表会
( 3,500 人)
2,000 人)
50 人)
1,700 人)
※ 平成 18 年度から指定管理者制度に移行し、札幌国際プラザによる管理運営は平成
17 年度末で終了。
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