ア ラ ビ ア ン ・ リ ゾ ー ト の 今 - Travel Journal Gateway

“現地発”知りたいドバイ、教えます
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筆 者 プロフィール
まきしま
みき
槇島 公
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06
年
続々完成、新規プロジェクト
日本のマスコミ報道を真に受けてこの地に到着した
人は、きっと拍子抜けするだろう。以前よりさらに豪
華になった空港の新ターミナル3に始まり、市内では高
層ビル、道路、住宅、商業施設の建設が引き続き進め
られており、某新聞が報じていたような“街がスラム
化”した様子などまったくない。それどころか、相変わ
らず“世界一”の完成が派手に騒がれ、今後もさらに続
出する模様だ。
昨年秋に、世界最大級のショッピングセンター「ドバ
イ・モール」がオープン、その中の世界最大の水族館の
開館に続き、5月には世界一の高さと規模を誇る噴水
「ドバイ・ファウンテン」がお目見えした。今年秋には
いよいよ世界一の高層タワー「バージュ・ドバイ」が完
成する。いずれも、
「バージュ・ドバイ・ダウンタウン」
と呼ばれる新しい地区でのこと。4年前まではまったく
の砂地だった場所である。
海を埋め立てて、椰子の木型に造られた巨大な人工
島パームでは、昨年末に話題のリゾートホテル「アトラ
ンティス」がオープン。世界最大の花火ショーとセレブ
が参加した派手な開幕の様子は、世界中で報じられた。
島全体で、豪華マンションやホテルの建設・完成が相次
ぎ、ロンドン式の2階建て観光バスが旅行者を乗せて走
る。ビーチにはヨーロピアンのほか、新興のマーケット
であるロシアなどからの顔も目立つ。5月には、島を縦
断するモノレールが開業した。
一方、市内では新都市交通システム「ドバイ・メト
ロ」の工事が、駅舎建設を含め、9月9日のオープンに
向け進んでいる。ドバイ国際空港からジュベルアリま
で52kmに及ぶ全自動無人鉄道は、やはり世界最長だ。
ホテル、モール、オフィスビルなど至るところで新規に
レストラン、ショップ、カフェの開業が続く。高級レ
ストランで寿司や生ガキなどをつまみ、シャンパングラ
TRAVEL JOURNAL 2009.6.22
スを傾ける居住者たちを見ていると、
「不況はどこ吹く
風?」と言いたくなる。
今こそが日本マーケットの商機
欧米人ビジターがホテル客数の半分近くを占める国
際観光都市ドバイでは、その主要マーケットが大不況
に見舞われれば、当然影響は受ける。09年第1四半期の
ホテル客室稼働率は08年の驚異的な90%から14ポイン
ト下落はした。が、それでも76%という世界的に見て
高い数字を維持している。これまで多くをヨーロッパ
市場に依存してきたドバイでは、日本の旅行業界はバ
イヤーとして苦戦してきた。しかし今回の世界不況は、
デスティネーション・ドバイに関しては日本にとって、
“福に転じる”可能性が高い。すでに高度なインフラ、
観光資源を備えるうえに、次々と話題のアトラクション
を打ち出すドバイは、欧米市場では最も成長性の高い
デスティネーションとして定着している。日本において
も、リピーター、女性マーケットからの需要に応え、新
規デスティネーションと新たな旅行商品の開発が必須
の業界にあって、これまで以上にドバイの存在価値が
高まっているといえる。今こそ正確な現地情報をつか
み、それに基づいて需要を取り込むことが肝要だ。
世界一の空間に酔いしれる
ドバイ最新のアトラクションを紹介しよう。まず5月
にオープンしたばかりの世界一、
「ドバイ・ファウンテ
ン」がある。何が世界一なのかというと、吹き上げる水
の高さで、最高150m、50階建ての超高層ビルに相当
する。加えて全長は275m。その舞台は「バージュ・ド
バイ・レイク」
。世界一の高層タワー「バージュ・ドバ
イ・タワー」
(今秋完成予定、完成時の高さ800m)の足
元に広がる30エーカーの巨大な人造湖である。
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水と光のスペクタクルが音楽に乗って大空に舞い上
がる、ドバイならではのまさに“世界一”の光景は、毎
夜6時から繰り広げられる。その楽しみ方だが、手軽な
のはドバイ・モールにやってきて世界最大の水族館と
ショッピングの後、湖に面したテラスから見物すること
だろう。そこから橋を渡って行く「スーク・アルバハー
ル」はお勧めである。ほんのり暗い通路の両側に、高級
感あふれるエキゾチック・テイストのショップが並び、
昔日のスーク(市場)が再現されている。ニューヨーク
の「ディーン&デルーカ」
、ロンドン発のおしゃれな「ベ
ーカー&スパイス」
、英国風「シェークスピア」など洗練
された雰囲気のいいカフェがある。そのテラス席から湖
の対岸に望む「バージュ・ドバイ・タワー」の眺めは圧
巻だ。湖上のカフェは世界一の高層タワーと最新のド
バイを最も身近に感じる場所だろう。
「ダウンタウン・バージュ・ドバイ」と呼ばれるこの
地区の一角に、最新ホテル「ディ・アドレス」がある。
その最上階の「ネオズ」は今最もポップなバーのひとつ。
隣りにそびえる最高層タワー、眼下に広がる湖、きら
めくドバイの夜景を63階から独り占めできる。世界一
の噴水ショーを満喫するのに、これ以上ロマンチック
な場所はないかもしれない。
ドバイのスカイラインなどで、まさに息をのむ。
また世界的なセレブシェフが名を連ねるレストランで
も有名だ。ミシュラン星シェフ、ミシェル・ロスタンの
シーフード中心のブラッセリー、ノブ・マツヒサの創作
和食「ノブ」
、ジョルジオ・ロカッテリのイタリアン「ロ
ンダ」など。ミシュラン3つ星シェフのサンティ・サンタ
マリアのシーフード「オシアーノ」では、水族館の魚た
ちに囲まれて優雅なダイニング体験ができる。
観光もいいけれど、住民感覚をちょっと体験してみ
たい旅行者には、パーム島から近い新興住宅地区「マリ
ーナ」がある。豪華ヨットが係留される人工マリーナ沿
いに遊歩道を歩き、カフェで一休み。その一角からは
アラブ伝統のダウ船で1時間のオーシャンクルーズに出
航できる。中心部にあるクリークでの渡し舟とはまた
違う趣の船旅だ。大型ダウ船に乗って海から眺めるパ
ーム島、豪華ビーチホテル、
“ドバイ・マンハッタン”の
超高層マンション街「ジュメイラ・ビーチ・レジデンス
(JBR)
」の景観はこれまでにないものだ。
そのJBRとビーチの間、
「ザ・ウォーク」と呼ばれる
遊歩道も生活感が味わえるところ。石畳の歩道にカフ
ェ、レストラン、ショップが並び、心地よい雰囲気が
異国情緒を誘う。特に夕方以降、家族連れ、友達同士
の待ち合わせ場所として賑わいが増す。
異空間から住民感覚まで
その飛び抜けた豪華さで話題のアトランティスは1500
余室の規模で、今のところ国内最大のリゾートホテル。
今やドバイのシンボルとなったパーム島の頂点に君臨す
る深紅の海洋宮殿である。車や観光バスで行くのもい
いが、5月から島を縦断して運行を開始したモノレール
がお勧めだ。島の根元にあるゲート・タワー駅からア
トランティスまで、高架橋レールの車内から素晴らし
い景観が楽しめる。王族のビーチパレスの庭園に始ま
り、アラビア湾の海とビーチ、
“ドバイのマンハッタン”
新興マリーナ地区、
“7つ星”バージアル・アラブ、パー
ム島の豪華邸宅、マンション群、建設が続くホテルや
リゾートなど。運賃は往復25ディルハム(約700円)で、
パーム島と“ニュー・ドバイ海洋地区”観光にはもって
こいだろう。
モノレール駅を降りてすぐ隣、謎の海洋帝国アトラ
ンティスをテーマにしたリゾート内での楽しみ方は尽き
ない。巨大水族館で250種・6万5000匹に及ぶ海洋生物
を見学、
「ドルフィンベイ」でイルカに遭遇、
「アクアベ
ンチャー」ではスリル満点のウォーターライドなどで遊
ぶ。部屋からの眺めはアラビアブルーの海、パーム島、
ドバイならではのアクティビティー
さて“ニュー・ドバイ”はこれくらいにして、
“オール
ド・ドバイ”に戻ろう。なかでも最も伝統的な場所、ク
リーク沿いの魅力は尽きることがない。定番の「アブ
ラ」と呼ばれる渡し舟もいいが、夜のディナークルーズ
6
1. 豪華リゾート「アトランテ
ィス」へは、5月に開通し
たモノレール の利用がお
勧め
2. 世界一の規模の噴水、
「ド
バイ・ファウンテン」
3. 世界最大の水族館を擁し
たショッピングモール「ド
バイ・モール」
4. クリークを進むアラブの伝
統的な船「アブラ」
5. ローズマリーやサフランと
いった香辛料が格安の値
段で買える
6. 歴史的な建築物が並ぶバ
スタキア地区。細い路地
は迷路のようだ
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7. クリークの南に位置し、
ドバイの旧市街と呼ばれ
る「バール・ドバイ」
8. おしゃれなアートエリア
にあるXVAギャラリー
9. ドバイに来たからには、
砂漠を必ず訪れたい
10.「 食べると美人になる」
という伝説を持つ「デー
ツ」
11. 高級品ばかりではなく、
お手軽なお土産品も
12. 一度は乗ってみたいラク
ダツアーは種類も豊富
(写真提供:ドバイ政府観光・商務局)
は思い出深い体験になるだろう。昔ながらのダウ船、あ
るいはパリのセーヌ川を思わせる「バトゥー・ドバイ」
船上でのおしゃれな水上ディナーは、カップルはもちろ
んグループにもお勧めだ。
一方で、空からドバイを楽しむツアーも人気が高ま
っている。水陸両用の小型機で、青いアラビア湾の海
を飛び発ち、海岸線に沿って2つのパーム島、マリーナ
地区、7つ星ホテルのバージアル・アラブ、300の島が
世界地図をかたどる「ザ・ワールド」
、
「バージュ・ドバ
イ・タワー」などの景観を空中から満喫する。料金は30
分で1人3万円足らずから。さらに市内まで飛んでクリ
ーク上を巡るツアーもある。
定番の砂漠ツアーは手軽で一番人気ではある。が、そ
れでは物足りないと感じる人、砂漠とラクダを堪能し
たい向きには、ちょっと冒険してラクダ騎乗ツアーとい
う手もある。30分ほどのラクダ騎乗と、砂丘を滑り降
りるサンド・ボードを組み合わせたツアーも。もっと本
格的に砂漠を満喫したいなら、アブダビ首長国のリワ
砂漠まで足を延ばすこともできる。ルブアリハリ(虚無
の一帯)砂漠の圧倒的なスケールは、これぞ砂漠という
体験となるだろう。
豪華大型ホテルはドバイの代名詞のようになってい
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るが、最近ではブティックホテルの進出も目立つ。旧
市街保存地区バスタキアの一角、XVA(エクス・ヴィー
エー)ギャラリーと一体化しているXVAアートホテルは、
伝統的ウインドタワー(風の塔)建築で、コートヤード
を囲む造り。また市内から内陸に向かい20∼30分のド
ライブで、
“砂漠のオアシス”そのもののようなおしゃ
れなホテルに行き着く。
「デザート・パーム」である。砂
漠の椰子園を意味するこのホテル、ポロ競技場の敷地
内にあり、一面芝の深緑がまぶしいなか、椰子の木が
うっそうと茂る。部屋数は24室しかないが、おしゃれ
なレストランやテラスでディナー、アフタヌーンティー
などビジターも歓迎される。スパ設備もあるし乗馬も
体験できる。ホテル巡りのリストに加えたいドバイらし
いホテルといえるだろう。
女性やハネムーナーに最適なお土産
最後にショッピングについて。金、ブランド品などは
多くの女性誌に紹介されているので、それ以外で最新
情報を伝えよう。ダイヤモンドはドバイでお買い得品
のひとつであるが、
「ドバイ・カット」という名のダイヤ
が最近お目見えした。通常の2倍近い99ファセット(面)
にカットされ、さらに輝きが極められたという。高級シ
ョッピングモール内にある「ダマーニ」で手に入る。ま
た、もともと世界有数の真珠の産地であったドバイだ
が、日本の養殖パールの出現以来、地元産真珠は入手
困難であった。しかし近年、日本からの養殖技術によ
って再びアラビア湾で真珠を生産できるようになった。
復活したパールは「ワフィー・モール」の地下、アラビ
アンナイトの世界を再現したスーク「カール・ムルジャ
ン」の一角にある店「デュワーン」で買える。以上の2品
は、ドバイから究極のプレゼントといえるかもしれな
い。ハネムーナー、おしゃれな女性たちの旅先として定
着したリゾートならではのジュエリーだ。
一方、手軽なところではデーツがお勧め。最近、市
内各地のモールに「バティール」というおしゃれなデー
ツ・ショップが目に付く。デーツとは自然の甘さに満
ちた椰子の実。いろいろな種類があり、好きなものを
選んで化粧箱に詰めてもらえる。砂漠のシンボルツリ
ーの実であることから、最もアラビアらしいお土産とい
えるだろう。
ショッピングをはじめとして豪華・最先端から砂漠
の伝統まで、ドバイへの旅はコントラストに満ちてい
る。今後もさらなる話題を提供し続けるアラビアン・
リゾートに、世界の旅行業界が注目する。
世界中のセレブリティーに愛され、一躍憧れのデステ
ィネーションになったドバイ。ドバイ政府観光・商務局
は「いつか行ってみたいデスティネーション」から、「思っ
たよりお手軽な、次の旅の候補地」への転換を図るべく、
キャンペーン「今こそ、ドバイ!」を大々的に展開。さら
なるプロモーション強化に乗り出す。
大々的なプロモーションで最新情報を発信
世界最大の噴水「ドバイ・ファウンテン」や世界一の高層ビル「バ
ージュ・ドバイ」など、ドバイでは、着実に巨大プロジェクトが進行し
ている。次々と開発が進むなか、ドバイ政府観光・商務局では、より
多くの人々にその魅力を知ってもらおうと、さまざまなプロモーショ
ンに精力的に取り組んでいる。
旅行業界とメディアには、今年5∼6月にかけて桁外れの大規模な
ファムツアーを実施。業界関係者にドバイの魅力を訴えた。一般消費
者に向けては、JATA世界旅行博やジャパンゴルフフェア、東京マラ
ソンEXPO、関空旅博などに出展してドバイの魅力を幅広くアピール
した。観光・商務局作成のパンフレット「魔法のランプ∼アラビアン・
リゾート∼ドバイ」もリニューアル。また、テレビやラジオ、雑誌など
メディア露出、およびニッサン石鹸株式会社などとの商品タイアップ
でも周知を図っている。さらに当局が、ドバイを“より身近なデスティ
ネーション”にするべく、今年の夏に向けて大々的に展開しているの
が「今こそ、ドバイ!」キャンペーンだ。
ほかでは体験できない夏のイベントも
「今こそ、ドバイ!」キャンペーンでは、第1弾として抽選でプレゼン
トが当たる「ドバイニュースレター」登録キャンペーン、富士フイルム
株式会社とのコラボレーション企画「ドバイから始まる!フォトコンテ
スト」を実施している。今後も、現地オプショナルツアー参加者への
プレゼントや、ブログを絡めたプロモーションなど、続々展開予定だ。
キャンペーンと合わせて消費者にアピールしたいのが、6月11日∼
8月14日に開催される夏の一大イベント、ドバイ・サマー・サプライ
ズ(DSS)。ドバイに数多くある主要ショッピングモールでの特別セー
「ドバイ・セミナー &ワークショップ2009」開催
ドバイ政府観光・商務局は5月19∼22日に
東京、名古屋、大阪の3会場で「ドバイ・セミナ
ー&ワークショップ2009」を開催した。世界的
な不況により、躍進中だったドバイも「バブルが
はじけた」
「砂上の楼閣だった」などと一部のメデ
ィアから報道されたことに対し、
「不況の影響は、
ドバイにおいては最小限に抑えられている」こと
を強調。今も着実に進行しつつある数々のプロジ
オーバーシーズ・プロモ ェクトを紹介した。
ーション部門シニア・エグ
ドバイ政府観光・商務局オーバーシーズ・プロ
ゼクティブのイブラヒム氏
モーション部門のシニア・エグゼクティブ、ナイ
によるプレゼンテーション
エフ・イブラヒム氏は、
「過去数年、ドバイへの日
本人渡航者数は順調な伸びを示しており、日本はドバイの観光発展に極
めて重要な国のひとつ。『今こそ、ドバイ!』キャンペーンを推進し、より
一層の観光促進に努めたい」と業界各社に協力を求めた。
遊びの舞台は砂漠や市内に無数にある
ルや、高級車に現金など、超豪華賞品が当たることで 有名な「ドバ
イ・サマー・サプライズ・ラッフル」も実施される。この時期のドバ
イ旅行をお勧めする、大きな理由のひとつになるだろう。
心に残るアラビアン・ウエディングを提案
ドバイは、今後の有望なマーケットとして、ウエディングの取り込
みに注力していく。治安が良く、インフラも充実しているので、海外
挙式の選択肢として理想的だ。ほかのデスティネーションでは体験で
きない、砂漠などユニークなセッティングでのセレモニーも可能で、
新しいもの好きなカップルにもお勧めできる。テーマ性の強いリゾー
トホテル、砂漠ツアー、アラビアンナイトといった、ドバイならではの
素材を組み込んだウエディング・パッケージ商品にも期待したい。
パーム・ジュメイラを縦断するモノレール
も、ついに開通
今年で12回目を迎える「DSS」は、豪華景
品が当たる抽選で有名
ファムツアー参加者が語るドバイの魅力
09年5月に開催された、旅行業界関係者対象のメガファムツアーは、
世界各国から約2000人のうち、重点市場として日本からは75人もが
参加。帰国後のアンケートでは、
「最近の報道で見たものとまるで印象が
違った」
「女性ひとりでも安心して歩ける」など、治安に関するものや、
「非日常体験ができる国」
「海と砂
漠が楽しめる貴重なデスティネー
ション」という実際に訪問したか
らこそわかるドバイの魅力につい
ての感想が挙げられた。また、今
後のツアー販売についても、
「高級
ホテルも素晴らしいが、それだけ
ではない。裕福な層以外も楽しめ
るデスティネーションであることを
ファムツアーでも絶大な人気を誇った砂漠 アピールしたい」などの積極的な
意見が寄せられた。
ツアー
ドバイ政府観光・商務局
[PR]
エミレーツ航空
新型機材導入で、空の旅もより快適に
ドバイ国際空港に
エミレーツ・ターミナル3 がオープン
6 大陸の 100 を超える都市に就航するエミレーツ航空。これまで、そのサービス内容が評価され、
「世界最高のファーストクラス賞」や「ベストエコノミークラス賞」などの数々を受賞してきた。
08 年末にはドバイ国際空港にエミレーツ専用ターミナルが完成。さらに、最新鋭機材の導入で、
より快適な空の旅を提供できるようになった。
最新鋭の航空機、B777-300ER
ルの快適さを追求し、シートを 3-4-3 に
配列した。シートピッチは、機材のタ
イプによるが、78 ∼ 86cm の広さ。自
ドバイの観光産業を支えるナショナル
慢のエンターテイメントは、幅約 30cm
フラッグキャリア、エミレーツ航空。
のパーソナル・デジタル・モニターで、
関西国際空港/ドバイ間に就航してい
200 本以上揃う世界各国の映画などが楽
る、最新鋭の B777-300ER は極めて厳
しめる。もちろんハード面だけではなく、
しい独自の規格基準をクリアした、エミ
乗務員の細やかなサービスなどのソフト
レーツが誇る機材のひとつである。
面も強化されている。
B777-300ER の フ ァ ー ス ト ク ラ ス で
は、エミレーツ航空のトレードマークで
ターミナル3の登場でより快適に
ある最高品質のサービスとともに、個室
エミレーツ航空のフライトはすべてターミナル 3 から発着する
のプライベートスイートを用意。極上の
増加し続けるドバイへの渡航者数に対
快適性を約束してくれる。提供される料
応するため、08 年 10 月、ドバイ国際
ク イ ン の 際 に は、 セ ル フ サ ー ビ ス の
理も、国際的に著名なシェフが考案した、
空港にエミレーツ航空専用のターミナル
チェックイン機か、スタッフが対応する
美食家も納得のコースメニューだ。ビ
3 が完成した。09 年 9 月完成予定のド
カウンターのどちらでも利用が可能。カ
ジネスクラスには、マッサージ機能付き
バイメトロと直結しているため、市内へ
ウンター数はエコノミークラスだけでも
のライフラットシートを完備しており、
のアクセスも楽になる。また、利用者が
120 と、いっそうスピーディーに済ま
シートピッチは 183cm と、大柄の利用
出発前や到着後に快適な時間を過ごすた
せることができるようになった。広々と
者でもゆったりと過ごせる。到着後に爽
めの施設が完備されている。
したラウンジは、ファーストクラス、ビ
快な気分でビジネスに取り掛かれるよう
注目すべき点は、よりスピーディーに
ジネスクラスのそれぞれに用意され、世
にと、各種アメニティーも充実している。
なったチェックイン、ゴージャスなラウ
界各国の料理や酒を楽しめる。ラウンジ
エコノミークラスも、より高いレベ
ンジ、エアポートホテルの 3 点。チェッ
広々としたシートピッチのビジネスクラス
まるで自分の部屋のようにくつろげる、ファーストクラスシート
の収容人数は合わせて 2300 人。いずれ
にもタイムレス・スパがあり、空港にて
「自分の時間」をゆっくりと味わうこと
ができる。
なお、現在エミレーツ航空の日本路線
は関空/ドバイ線だけだが、名古屋から
関空への無料のシャトルバスサービス
(片道約 3 時間半)を運行。名古屋から
の直行便はなくなったものの、中部方面
からのアクセスも引き続きサポートして
いる。