GURPS　Clavicula Nox 1.0　キャンペーンについて概要百鬼夜翔を用いた伝奇モノキャンペーンです。プレイヤーキャラクター（以下ＰＣとする）たるあなたは“ツェレム”と呼ばれる力を操る異能者です。“ツェレム”とはこの世界の超常的事象を具現化した物とされています。ゲーム的には妖術・妖力を駆使して干渉する超常的存在の “しもべ”として扱います。ある日を境に、様々な“ツェレム”に目覚める人間が出現しだしました。 PC はそのツェレムを駆使してシナリオをこなして行くキャンペーンです。【世界観】皆さんが日々すごしている日常。そんな当たり前の世界が PC の舞台です。場所は日本国内からスタートします。ゲームの開始は日常生活からのスタートとします。当然、法律は正常に機能している国なので、日本在住者として通用するＰＣを作成願います。（法治国家ですから当然銃刀法には注意してください)。本作品は、ツェレムがある、ということ以外は現実世界となんら変わらない世界です。しかし、そのツェレムに対する知識は一般ではなく、存在が公ではありません。生物学上不自然な生物の存在も一般ではありません。文明レベルは、７を基本とし部分的に８の分野が存在します（ＧＭに相談してください）。使用サプリメント『ベーシック』第三版で作成。完訳版でなくても可。キャラクターはこれをベースに作成すること。『百鬼夜翔』 “ツェレム”を再現させるために使用。キャラクター、“ツェレム”については、後述します。【未使用 CP による危険回避について】人間キャラクターなのでありません。あしからず。【選択ルール】 Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved ストレスポイントなし。もみ消し判定なし。（これはキツイと思います。）『コンペンディアム』このうち技能や特徴について“一般的”なものについては原則として、必要最小限の範囲にて、採用します。但し限られた世界観にのみ通用する特徴については、GM と相談してください。特徴の｢Paranomal｣や｢Super｣は採用しません。『マーシャルアーツ』流派を修めた者のみ、マニューバのルールを採用します。流派を修めない者もマニューバは体得できますが、ベーシックの動作のみになります。マンガ技能・動作は採用しません。『その他』 GM と相談して明確な意図の元に採用を検討すること。専ら、本体たるＰＣはベーシックで、ＰＣのツェレムは百鬼夜翔で作成するのを原則としてください。キャラクター作成について・ツェレム使いである（60CP 相当の背景情報）を必須。（ツェレムの特徴は後述）・総計 210CP キャラクターで不利な特徴‐40CP まで。‐40CP を超える不利な特徴を得た場合は、総計 CP を-40CP との差分だけ減らしてください。・規制は以下のようになります。〔社会的特徴の制限および追加ルールについて〕１、地位レベルは０～３。あまり地位が高すぎると、社会的に身動きが取れなくなりますので、自らアクションを起こせる立場のＰＣで作成願います。２、財産レベルは、赤貧～富豪まで。一番最初の作成時はこの条件で作成願います。但し、高い地位や多くの富を手にしている理由を明確に説明できるように作成願います。貧乏であることを止めませんが、何かの行動を起こすためには、お金が物を言うと言うことをお忘れなく。（背景を確り練るということ）３、最後に人脈ですが、自分の器量の許す範囲で選択願います。また、特定のコミュニティに参加している場合は、月額に維持費を支払うようにしてください。そうできない場合は、翌月以内に、特徴を消してください。４、本作品は外国人であることを制限しませんが、少なくともＰＣ間で共通する言語（この場合は日本語を推奨）を不自由なく使えるようにしてください。また、日本国内でコニュニケーションが自由に図れるようにしてください。 Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved 〔禁止特徴〕身体障害者として扱われる肉体的特徴の全般。刑事責任が果たせない、病院送りにされても仕方がない精神的特徴の全般。善良な一般市民としての生活を放棄した社会的特徴。その他オーバーな演出を真面目に取り合ってそのまま形にしたような御馬鹿特徴など。〔新しい特徴〕 “ツェレム”（影幽気）使い　６０ＣＰ百鬼夜翔の“しもべ”に大変近い特徴です。ＰＣのもつ超常能力を具現化し他存在。（ブッチャけ、スタ○ド見たいなもの）元々は『影』をあらわすオカルト用語。ツェレムに命令するときは、言葉に出す必要はありません。その命令にはツエェムの能力の許す範囲で絶対服従します。一つの命令を下した場合、別の命令を受けない限り実行し続けます。（例えば、“あいつを殴れ！”といった場合、相手が目の前から消えても殴る動作を続けます。）ツェレムに命令するのに言葉は必要ない代わりに、１行動かかるものとします。・特殊な背景／ツェレム使い・・・・・・・・・・・・・・・・・２５ＣＰ・“しもべ”（５００ＣＰ）・・・・・・・・・・・・・・・・・８０ＣＰ・負傷共有／ツェレム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・－１５ＣＰ・秘密／ツェレム使い（逮捕・拘束）・・・・・・・・・・・・・－２０ＣＰ・特異点／（ツェレム同士引かれあう）・・・・・・・・・・・・－１０ＣＰツェレムはデフォルトで以下の特徴を持っています。（削除不可）・妖怪基本セット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１００ CP ・本体の影（物質透過／本体＋身を潜める）・・・・・・・・・・６ CP ・影幽気（幽体、空中歩行は無い／重荷迄持てる）・・・・・・・６０ CP ・透明（ツェレム使いには見える）・・・・・・・・・・・・・・９ CP ・酸素不要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・２５ CP ・負傷共有／本体（負傷は比率で）・・・・・・・・・・・・・・－１５ CP ・共生／本体（半日離れると危険）・・・・・・・・・・・・・・－１０ CP ・影が無い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・－２０ CP ・自然治癒しない（本体が治れば回復）・・・・・・・・・・・・－２０ CP ・※寄生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・－３０ CP ・※絶対服従（本体）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・－４０ CP 計６５ＣＰ ※は削除可能な特徴です。ツェレムの作成に至っては、百鬼夜翔のルールに則って作成願います。但し、以下の点がルール的に変更になります。 Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved ・ロールプレイの必要がない為、以下の事項は取得不可とします。人間に対する態度、人間としての顔、ネットワーク、社会的特徴など。ツェレムの特徴は、１人１体しか取れません。自分の写し身と定義される存在なので、形はどうあれ、１体のみです。以上で説明を終わります。【推奨するキャラについて】ＧＭが全く新しい試みを謳っておる以上、わりを食わない推奨とされる前段の情報を紹介いたします。まずはじめに、キャンペーンの方向性についてお話しましょう。このキャンペーンは開始時から当面の目的がＧＭ側から出されることはありません。しかし、ツェレムが使えるということから『現実からの逸脱』をテーマにシナリオを進めようかと思います。但し勘違いして貰いたくないのは、現実からの“逸脱”であって、“逃避”では無いということです。逸脱した先にあるのは、“現状を変える得るほどの価値観をもつ世界”ですが、逃避の先にあるのは“現実を受け入れられず自分の妄想にしがみつく仮想世界”です。世界はＰＣの逃避を増長させ心をケアするためのサナトリウムではありません。従ってそのサナトリウムに驀進するような社会復帰不可なＰＣを作らないでください。さて、“逸脱”をテーマにモノを申しますと、一つのキーワードは“暴力”です。法律がシッカリ機能している現代の日本ですから“暴力＝悪”という考えが一般です。しかし裏を返せば、法律という名の“権力”に取って代わりうるものが“暴力”なのです。ＧＭ的には、原則的に暴力は否定しません。この国で認められている範囲の暴力なら存分に振るってください。この国では相手を直接死に至らしめるような暴力以外はそこそこ肝要なはずです。（違っていたら御免）もう一つのキーワードは、“言語”です。日本人は殊更外の国の言葉に弱い。こうした現実の殻を打ち破るべく、他国の言語を治めるのは大いにお勧めいたします。ＧＭ的には日本の外に行く機会も設けておりますので、常識の範囲であれば、大いに取得して頂いてかまいません。但し、外国に行く行かないはＰＣ次第です。推奨する職業は、『フリーランスか自営業』です。自分の稼ぎを自分の甲斐性でコントロールできることをお勧めします。ＧＭ的に稼ぎを他人に依存する職業は間違いなく割りを食います。なぜなら、シナリオを振るきっかけがフリーランスか自営業のＰＣより遥かに少ないからです。いや、そうならざるを得ないでしょう。 Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved 【ゲーム方針について】ゲームである以上、方針を明確にしておく必要があります。以下にゲームの総論から終了要件、報酬評価方針、禁止行為やエチケットについて、方針をまとめました。総論当ゲームは、従来のＴＲＰＧとは若干趣きを変えて行います。ハッキリ言って、レベルを高めに設定しております。その理由をいくつか説明いたしましょう。まず、当ゲームの目指すところは、『成功につながるロールプレイとは？』『リアルに役に立つ、プレイの HOWTO』です。このテーマに即したプレイヤーをＧＭは絶賛しちゃいます！！（尊敬すらします。）ただの、戦闘ヲタや、ヒーローゴッコを遣りたければ、今すぐ完成したキャラクターを破り捨ててください。単に目立った活躍をした PC や、１００戦１００勝をあげたＰＣに、何の値打ちもありません。かと言って、演技を一生懸命遣ったからと言って、それは、醍醐味ではありますが、人から褒められる程のことではありません。この時点で、ＴＲＰＧの大前提を覆しています。（反論は私のブログ内で聞きましょう）勘違いされても困るので、この場を借りて、ＧＭの考えを書かせていただきました。また、行動の偶然性を期待しすぎないようにお願いします。必然性を説いた上で行動を起こすようにしてください。その際に、方法や内容を詳しく指定した度合いにより、情報を与えるようにします。受動的な特徴や技能は、プレイヤー側からＧＭに打診して情報を求めるようにしてください。そもそもプレイヤーが意識していない特徴や技能をＧＭがとやかく言うことではない。ＧＭは老婆心を捨てシナリオの遂行に集中します。ご理解願います。《ゲーム開始》・開始時に、完成したＰＣの生活表を振って、その月の決算を行ってからゲームを開始します。従って、収入の無い状態からのスタートは過酷です。“財産 8 割”ルールは、今回無しにします。必要なモノは買い揃えて下さい。但しこれは、動産に限ってです。不動産については、居住目的の必要最低限の範囲であれば、購入の必要はありません。不動産の従物についても同様です。《ゲーム時間》・原則、プレイ時間を１．５時間、小休憩１５分。最長６時間を原則とする。《ゲーム終了》・キャンペーンの目的を果たしたとき、ゲームを終了とします。 Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved ・途中ＰＣが死亡した時は、ゲームから退きます。再挑戦の際には、１からの PC 作成を行ってください。・ゲーム中、ＰＣが破綻した時、ゲームから退きます。再挑戦の際には、死亡時と同じ。・ゲーム中、ＰＣが社会的に抹殺される等して、続行不能とみなされた場合で、次セッションの内に復帰ができなかった場合。ゲームから退きます。・ゲーム中、プレイヤーにペナルティが３つ発生した場合。即刻退場します。ペナルティを科す、ケースは以下の場合です。１、重大なキャラクターシートの記入ミス・管理ミス。（ゲームなんだから・・・）２、サイコロの細工や、判定値のチョンボ。（信じているけど、一応明文します。）３、質疑権の過剰行使や濫訴による、ゲーム進行の妨害行為。（気持ちはわかるけどね）４、他人の失敗を笑ったり、不必要な盛り上がりで他のプレイヤーを貶める行為。《ゲーム内の目的》・ＰＣを豊かに成長させていくことです。その為の方法として以下の３つが有ります。１、ＰＣを破綻させること無く、より多くの報酬を手に入れる。２、ＰＣがスキルを身につけるべく、多くのＣＰを手に入れる。３、シナリオをこなして、キャンペーンの核心を探る。《ゲームの評価》・シナリオの目的達成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生存者全員に１ＣＰ・総論に即した行動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・対象者に３～５ＣＰ例）実体を伴った、賢明な演技による対人交渉。賢明な行動による、早期解決や効率化。・行き過ぎるスタンドプレイ（他者の学習の機会を奪ったから）・・－１ＣＰ～退場・何もしなかった（参加するだけなら意義なんかないよ？）・・・０ＣＰ～召集除外ざっと、こんなものでしょうか。では、楽しいＴＲＰＧにしていきましょう！！ Copylight(C)2006K.TADA　All　Rights　Reserved