トランスポーターと創薬 ~構造と病態からのアプローチ

千里ライフサイエンスセミナーK2
トランスポーターと創薬
~構造と病態からのアプローチ~
日時:2016年7月6日(水)10:00~16:40
場所:千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
(地下鉄御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)
コーディネーター:
金井 好克
村上 聡
大阪大学大学院医学系研究科 教授
東京工業大学大学院生命理工学研究科 教授
演題および演者:
「多剤排出トランスポーターによる薬剤の認識および排出機構」
村上 聡
東京工業大学大学院生命理工学研究科 教授
「胃プロトンポンプの構造生理学」
阿部 一啓
名古屋大学細胞生理学研究センター 准教授
「小胞型ヌクレオチドトランスポーターの同定から創薬展開へ」
宮地 孝明
岡山大学自然生命科学研究支援センター 准教授
「薬剤などの輸送に働くトランスポーターの分子機構」
濡木 理
東京大学大学院理学系研究科 教授
「メタボロミクスからとらえる OCTN1/SLC22A4 の機能と病態治療への応用」
加藤 将夫
金沢大学医薬保健研究域(薬学系) 教授
「トランスポーター研究から分かってきた尿酸関連疾患の病態と新規病型分類」
松尾 洋孝
防衛医科大学校 講師
「トランスポーターを標的とした創薬」
金井 好克
大阪大学大学院医学系研究科 教授
趣旨:
トランスポーター(輸送体)は、その分子実体が明らかにされる以前より、利尿薬、抗うつ薬等臨床
的に汎用される薬物の標的として重要な位置を占めてきた。同時に、薬物動態の支配要因として、薬物
の吸収、分布、代謝、排泄における役割について膨大なデータが蓄積されてきている。今や、ゲノムワ
イドにトランスポーターファミリーの全体像が把握され、個々の分子について、構造、機能、病態関連
性の解析が進行し、新たな観点からの創薬が試みられている。特に近年のトランスポーターを分子標的
とした糖尿病治療薬の完成により、トランスポーターの創薬標的としての意義が再認識された。
本セミナーでは、今後の分子標的創薬の要となるトランスポーターの構造的理解と標的探索に焦点を
当て、最近の構造科学の目覚ましい進展について紹介するとともに、新たな技術を駆使して病態解析か
ら分子標的を探索する研究とあわせて、トランスポーター創薬の方向性と今後克服すべき課題について
議論したい。
■参 加 費:無料
■定
員:200名 (定員になり次第締切ります)
■申 込 方 法:氏名・勤務先・所属・役職名・〒・所在地・電話 を明記の上、
E-mail でお申し込みください。(FAXによるお申込みも可)
事務局より「参加証」をお送りいたします。
■申 込 先:セミナーK2 事務局 E-mail:[email protected]
FAX:06-6873-2002
■主
催:公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
(TEL:06-6873-2001)