平 成 2 7 年 度 事 業 報 告 書 Ⅰ 文 化 振 興 事 業

平 成 2 7 年 度 事 業 報 告 書
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
平成26年度の成果を踏まえ、各文化施設の特徴を活かし、子供から高齢者まで幅広い年齢層
を対象にした舞台芸術公演や、市民参加型事業を開催した。また、管理運営について経費節減や
施設利用の活性化と市民サービスに努め、より一層の文化環境の醸成と市民文化活動の振興を
図り、文化の香りあふれるまちづくりを目指した。同時に、姫路市の国際化と地域ぐるみの国際交流
事業を推進し、市民の国際交流についての理解と関心を高め国際感覚を育成するとともに、諸外
国との相互理解と友好親善を深め、さらに世界に開かれた魅力ある都市づくりを目指した。
特に平成27年度は、住民参加による「避難訓練コンサート」を拡充し、姫路城のグランドオープ
ン記念事業として、創作オペラ「おなつせいじゅうろう」、佐渡裕指揮「兵庫芸術文化センター管弦
楽団演奏会」、鄭義信創作劇等の公演、また、姫路城にまつわるグッズの展示などの記念事業を
開催した。
財団の運営については、「ル・ポン国際音楽祭」への関わりを強くし、姫路市が策定した「姫路市
文化振興ビジョン」に基づき、市と連携を取りながら、市民の文化芸術活動の支援及びネットワーク
の形成、個性ある文化芸術の振興に努めた。
なお、事業区分は次のとおりとする。
公益目的事業1 (略=〔公1〕) 音楽・演劇等の公演事業
公益目的事業2 (略=〔公2〕) 文化振興のための育成普及事業
公益目的事業3 (略=〔公3〕) 博物館の企画展示事業
公益目的事業4 (略=〔公4〕) 文化施設の貸与及び管理運営事業
公益目的事業5 (略=〔公5〕) 国際交流事業
収益事業1 (略=〔収1〕) 管理運営施設等の物品販売事業
収益事業2 (略=〔収2〕) 文化施設の公益的目的外の貸与及び管理運営事業
収益事業3 (略=〔収3〕) その他の文化・国際交流事業
Ⅰ 文 化 振 興 事 業
すぐれた舞台芸術の提供、地域文化の育成と支援、郷土文化の伝承と保存、芸術文化活動
の振興と奨励、文化情報の収集と提供、文化団体や文化人の交流等の文化振興事業を以下の
とおり実施した。
1 第25回姫路パルナソス音楽祭
市民参加型の事業やバロックin姫路などを継続して開催し、幅広く市民が音楽に親しむ機
会を提供した。(会場はパルナソスホール)
NO
事業名
1 佐山雅弘&国府弘子
ジャズピアノ★パラダイ
ス
〔公1〕
開催日
27.7.4(土)
【1回】
内容
ジャズ界を代表するピアニストが繰り広げる、2台のピアノによ
るおしゃべりコンサート。会場からのリクエストコーナーも実施。
出演=佐山雅弘、国府弘子(ピアノ)
【入場者】280人
2 第18回姫路パルナソ
ス音楽コンクール
27.5.17(日)
【1回】
将来性豊かな才能あるアーティストを発掘し、姫路地域にお
ける音楽活動の支援を目的とするコンクール。姫路市におけ
る音楽的レベルの高いコンクールとして周知するため、今年
第18回姫路パルナソ
27.7.20(月・祝)
ス音楽コンクール入賞
【1回】
者演奏会
〔公1〕
度から改名(旧フレッシュコンサートオーディション)。審査委
員長は作曲家の池辺晋一郎。
【入場者】337人
3 上田晴子ピアノスクー
27.7.24(金)
ピアノソロとアンサンブルの公開レッスン。技術面だけでなく演
ル「マスタークラス」
~7.27(月)
奏家としての心構え、音楽性にまで踏み込んだ密度の濃いク
〔公2〕
【4回】
リニック。
講師=上田晴子(パリ国立高等音楽院室内楽科・ピアノ科准
教授・桐朋学園大学院大学教授)。
【実技受講者】49人 【聴講者】97人
4 姫路城グランドオープ
ン記念
27.8.30(日)
【1回】
姫路城グランドオープン記念として、姫路の城下町で起きた
悲恋物語を題材としてキャスティバル’94で上演した創作オ
オペラ「おな つせいじ
ペラ「おなつせいじゅうろう」のハイライト演奏会。
ゅうろう」演奏会
指揮=園田隆一郎
〔公1〕
演奏=関西フィルハーモニー管弦楽団
ソリスト=日紫喜恵美(おなつ)、安川忠之(清十郎)
合唱団=おなつせいじゅうろう合唱団
【入場者】276人
5 モルゴーア・クァルテッ
ト
27.12.19(土)
【1回】
〔公1〕
日本を代表するオーケストラの主要メンバーによる、様々なプ
ログラムで音楽の核心に迫った演奏会。
出演=モルゴーア・クァルテット〔荒井英治、戸澤哲夫(ヴァイ
オリン)、小野富士(ヴィオラ)、藤森亮一(チェロ)〕
※「三井住友海上文化財団派遣コンサート」助成公演
【入場者】490人
6 バロック in 姫路
「古楽器 で聴くバッハ
の魅力」
28.1.11(月・祝)
【1回】
音楽ホールの特性を活かした、バロックコンサート。ポジティフ
オルガンとチェンバロを活用した大塚直哉企画プロデュース
演奏会。
〔公1〕
出演=大塚直哉(オルガン、チェンバロ、指揮)、柘植章子
(フラウト・トラヴェルソ)、桐山建志、大西律子、嵯峨山庸
子、佐藤泉(バロック・ヴァイオリン)、深沢美奈(バロック・ヴィ
オラ)、野田祐子(バロック・チェロ)、田中寿代(コントラバス)
【入場者】384人
7 交響楽振興事業
通 年
〔公2〕
“小学生への音楽教育”の一環として、小学生に音楽を鑑賞
する楽しさを知ってもらうためのワークショップやミニコンサート
を実施。子供の情操教育と感性を豊かに育む活動として地域
文化の向上と交響楽の振興と普及に努めた。
・ワークショップ(学年毎に実施)各校 6 回(1 日2回)
置塩小学校(5.28、5.29、6.30)
谷内小学校(6.4、6.29、11.10)
・ミニコンサート(全学年)各校 1 回
置塩小学校(6.22)、谷内小学校(6.23)
【参加者】延604人
・ホールコンサート(12.19)
一般公演「モルゴーア・クァルテット」鑑賞
【参加者】60人
2 自主事業
音楽、演劇、古典芸能等の分野において、芸術性の高い鑑賞型の舞台公演を開催するほ
か、各種の振興事業を実施した。
〔音楽振興〕
NO
事業名
1 第18回姫路ジャズ
フェスティバル
開催日
27.5.6(水・休)
【1回】
開催場所
文化センター
内容
播磨一円のアマチュアバンド12団体による公
大ホール
演。アマチュアバンドが実行委員会形式による
〔公1〕
企画・立案、広報、チケット販売を行った。
出演・曲目=姫路市立広嶺中学校吹奏楽部
「イン ザ ムード」、スイング キャッツ「マシ ー
ン」、トゥインクル・ジャズ・オーケストラ「ウィズア
ウト ア ソング」他
【入場者】1,413人
2 吹奏楽講習会
〔公2〕
27.6.14(日)
【1回】
文化センター
指揮者・作曲家の天野正道による吹奏楽の講
大ホール
習会。多くの学生・市民に参加を呼びかけ、吹
奏楽の普及・向上を図った。西播吹奏楽連盟
との共催。
【入場者】952人
3 ともともとハヂメのび
っくり!音楽会
〔公1〕
27.8.29(土)
【1回】
文化センター
廃品から創り出した楽器と、のこぎりから生まれ
小ホール
る音色に驚き、笑って音楽の身近さや楽しさを
感じられるコンサートを開催。また、楽器制作、
のこぎり演奏体験ワークショップも実施。
出演=山口とも(打楽器奏者)、サキタハヂメ(の
こぎり演奏家)、山下憲治(ピアノ)
曲目=「シャキーン!の木」他
【入場者】275人
4 日伊 オペラ 国 際 共
27.9.17(木)
姫路城
出演=吉田裕史(指揮)
同制作「道化師」
27.9.19(土)
大天守
ガブリエーレ・マルケジーニ(演出)
〔公1〕
ボローニャ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団
野外オペラ「道化師」を公演。
【当日券売上】17日138枚、19日438枚
5 東京大衆歌謡楽団
27.9.19(土)
キ ャ ス パ ホ ー ル 昭和初期の名曲をテーマに、若者には新鮮な
【1回】
感動を、高齢者にはノスタルジックな感慨のあ
〔公1〕
るコンサート。キャスパ公演特別企画として合
唱コーナーを実施し、会場と舞台が一体となり
大変盛り上がった。高齢者が来場しやすいよ
う、敬老の日を含む連休の初日に開催し、完
売となった。
【入場者】307人
6 姫路城グランドオー 27.9.20(日)
プン記念
【1回】
文化センター
各メディアでお馴染みの指揮者・佐渡裕を招
大ホール
き、敷居が高いと考えられがちなクラシック音楽
佐 渡裕 指 揮 兵 庫
を、より身近に、気軽に鑑賞してもらうクラシック
芸術文化センター
コンサート。
管弦楽団演奏会
出演=佐渡裕(指揮)
兵庫芸術文化センター管弦楽団(演奏)
〔公1〕
小林愛実(ピアノ独奏)
曲目=ショパン「ピアノ協奏曲第1番ホ短調
op.11」他
【入場者】1,504人
7 第18 回姫 路ミュー 27.11.1(日)
ジック・ストリート
【1回】
〔公1〕
アートホール
姫路城周辺にある公立施設を会場とし、地元
市立美術館
出身又は地元で活躍しているプロ、アマチュア
心城館
トップの音楽家によるコンサート。
出演=井上雅善(ヴァイオリン)、キャッスル ジ
ャズバンド(ジャズ)、相方芳博(ギター)他
【入場者】延 810人
8 姫路城グランドオー 27.12.20(日)
プン記念
【1回】
文化センター
ヴァイオリン2名、ピアノ1名と少人数ながらも、
小ホール
反響板のみ使用した生音にこだわり、クラシッ
TSUKEMEN
クを始め幅広いジャンルの演奏で今話題沸騰
LIVE2015
中のアンサンブル・ユニット「TSUKEMEN」に
〔公1〕
よるコンサート。
出演=TSUKEMEN(KENTA、TAIRIKU
/ヴァイオリン、SUGURU/ピアノ)
曲目=ジョン・ウィリアムズ「ジュラシック・パー
ク」他
【入場者】483人
9 寄席CLASSICS
28.1.24(日)
〔公1〕
【1回】
文化センター
桂福丸の「落語」と、12人の美しいヴァイオリニ
小ホール
ストが奏でる「クラシック」を組み合わせた、未だ
かつて見たことのないユニークな和洋折衷コン
サート。
出演=桂福丸(司会、落語)、12人のヴァイオ
リニスト(演奏)、林そよか(ピアノ)
曲目=モーツァルト「フィガロの結婚」他
【入場者】268人
10 清塚信也バレンタイ 28.2.14(日)
ンコンサート
【1回】
〔公1〕
文化センター
「のだめカンタービレ」演奏シーン吹き替え、大
小ホール
河ドラマ「龍馬伝紀行」BGM、映画「さよならド
ビュッシー」出演など、演奏、作曲から俳優業
まで幅広くこなす注目度No.1ピアニスト、清
塚信也がトークを交えてバレンタインに贈る、
特別なピアノリサイタル。市内の洋菓子店に協
力を依頼し、特別仕様のチョコレートクッキーを
当日来場者にプレゼントするという企画も行っ
た。
曲目=ドビュッシー「月の光」他
【入場者】487人
11 パルナソス
年 間
朝のハーモニー
パルナソスホール 第2土曜日の朝(6・10 月は除く)、家族揃って
【10回】
〔公1〕
気軽に楽しめる演奏会。出演者独自の企画に
より実施。
【入場者】1,932人
12 オルガン振興事業
〔公2〕
通 年
パルナソスホール ホールのシンボルであるパイプオルガンの振興
を図るために実施。
「オルガン講座」講師=岩佐智子
通年コース【受講者】5人
アドバンスコース【受講者】41人
1日体験(9.26、2.6)【受講者】38人
「オルガンコンサートシリーズ」
第4回=椎名雄一郎(6.21)【入場者】146人
第5回=北村あゆみ(11.23) 公演中止
第6回=徳岡めぐみ(2.11)【入場者】327人
オルガン見学会(8/24)【参加者】28人
13 チェンバロ講座
通 年
パルナソスホール チェンバロの活用と普及のための講座を実施。
〔公2〕
講師=大塚直哉、小榑由布子(チェンバロ)、湯
浅宣子(ダンス)
体験コース(5.9、9.13)【受講者】23人
初級コース(通年)【受講者】16人
中級個人レッスン【受講者】32人
課題曲ワークショップ【受講者】50人
上級コース(通年)【受講者】3人
ダンス講習会【受講者】93人
フォローアップレッスン【受講者】21人
受講者演奏会【入場者】160人
14 アウトリーチ事業
通年
市内小学校
平成27年度に、新しく入ったポジティフオルガ
「ポ ジ テ ィ フ オ ルガ
ン(移動式)を活用し、小学生を対象とした出
ン出 前 ワークシ ョ ッ
前ワークショップ(オルガンの仕組みや体験、
プ」
演奏鑑賞等の交流型無二コンサート)。鑑賞す
〔公2〕
る楽しさを伝える音楽教育と、感性を豊かに育
む情操教育の一環で、地域におけるポジティ
フオルガンの振興と普及に努めた。
参加校=城陽、青山、安富北、網干西小学校
「姫路きょういくメッセ」オープニングイベント出
演
【参加者】1,680人
〔演劇、古典芸能、大衆芸能〕
NO
事業名
1 木村多江ひとり芝居
「エンドロール」End Roll
開催日
27.6.27(土)
開催場所
内容
キャスパホール 数々の映画、テレビ、舞台で活躍し、多くの映
【1回】
画賞を受賞する実力派女優、木村多江のひ
〔公1〕
とり芝居。脚本は新人戯曲賞、演劇奨励賞を
受賞したひょうた。木村多江が仕事と恋愛に
悩む等身大の女性をユーモアたっぷりに演
じ、臨場感あふれる舞台となった。人気女優
の公演という事で話題性にも富み、早くに完
売となった。
【入場者】293人
2 第43回姫路落語会
〔公1〕
27.8.1(土)
【1回】
文化センター
桂米朝一門による豪華メンバーでの落語会。
小ホール
出演・演目(出演順)=桂小鯛「平林」、桂雀五
郎「青菜」、桂吉弥「軽業」、桂南光「抜け
雀」、桂米團治「七段目」、桂ざこば「笠碁」
【入場者】487人
3 舞台技術講習会
27.8.1(土)
〔公2〕
キャスパホール 舞台技術の初歩を学ぶワークショップ。
~8.2(日)
今回は、成井豊氏(演劇集団キャラメルボック
【2回】
スを創立、脚本演出、映像を担当するほか、
小説を多数執筆)を講師に迎え、脚本をテー
マにした講習会を実施した。
「脚本&演技ワークショップ」~キャラメルボッ
クス式演劇入門~と題して、演技指導を中心
に脚本執筆のポイントや考え方など、座学も
交えた本格的なワークショップとなった。
【受講者】95人 【聴講者】38人
4 姫路城グランドオープン
記念
27.8.23(日)
キャスパホール 「能さいしょの一歩 その14」開演前に初心者
【1回】
講座として実施。
第22回キャスパ能
第 1 部/能の基礎
〔公1〕
第 2 部/獅子の装束の解説
【受講者】77人
27.8.23(日)
キャスパホール 姫路能楽会と共催の解説付き能楽会。
【1 回】
「姫路城グラ ンドオープン記念事業」と銘打
ち、大曲の「石橋」を全曲と狂言も取り入れ、
本格的な見応えのある公演となった。後半の
連獅子は圧巻だった。この曲の全曲公演は
大変珍しかったため、市外からの反響も大きく
完売となった。
出演=江崎正左衛門、上田貴弘、田中章文
【入場者】314人
5 松竹大歌舞伎
27.9.9(水)
中村翫雀改め四代目
【1 回】
文化センター
全国公立文化施設協会統一企画「松竹大歌
大ホール
舞伎」西コース。
中村鴈治郎 襲名披露
演目=「引窓」「「襲名披露 口上」「連獅子」
〔公1〕
出演=中村鴈治郎、坂田藤十郎(人間国宝)
中村扇雀 他
【入場者】965人
6 劇団四季ミュージカル
27.10.31(土)
【1回】
〔公1〕
文化センター
観る者の胸を打つ、劇団四季によるミュージ
大ホール
カル。今回の作品は、ガーシュウィンの名曲
の数々、舞台上を隅々まで使用し小道具まで
も巧みに取り入れたダンス、誰もが幸せになる
ハッピーエンドのラブコメディと、魅力が満載
であり、劇団四季のレパートリーの中でも特に
人気の高い演目で完売となった。
演目=「クレイジー・フォー・ユー」
【入場者】1,594人
7 第24回キャスパ寄席
〔公1〕
27.11.21(土)
キャスパホール 桂米朝一門の中堅、若手による落語会。
【1回】
出演=桂千朝、桂塩鯛、桂出丸、桂雀五郎、
桂米輝
演目=景清、妻の旅行、上燗屋、ちしゃ医者、
子ほめ
毎年人気の落語会。料金も安価で内容に
も定評があり、完売となった。
【入場者】305人
8 姫路城グランドオープン
記念
27.12.6(日)
キャスパホール 姫路市出身で紫綬褒章を受章した鄭義信に
【1回】
よる脚本・演出。幻の名作といわれ再演要望
鄭義信創作劇
の声が高かった本作品を、平成14年の上演
「杏仁豆腐のココロ」
以来13年ぶりの鄭氏自身による新演出で上
〔公1〕
演することにより、観客に質の高い作品を見る
機会を提供し感動を与えた意義は大きい。な
お、本作品が平成 28 年 4 月に逝去された出
演者の佳梯かこの遺作となった。
出演=佳梯かこ、久ヶ沢徹
【入場者】268人
9 第17回今日も元気だ!
茂山狂言
28.1.17(日)
キャスパホール 茂山ファミリーによる狂言公演。狂言を身近に
【1回】
感じてもらうため、馴染みのある古典作品に
〔公1〕
加えて話題性の高い新作狂言を取り入れて
いる。ワークショップ&解説により、会場が一
体となって盛り上がり、内容が良くわかって公
演を楽しめたと好評であった。
演目:ワークショップ&解説「船渡聟」「呼声」
「今際の淵」
【入場者】291人
10 ユネスコ無形文化遺産
人形浄瑠璃「文楽」
28.3.13(日)
【1回】
文化センター
義太夫、三味線、人形遣いが三位一体となっ
小ホール
た、日本が世界に誇る高度な舞台芸術。
〔公1〕
演目=「団子売」、「心中天網島」天満紙屋の
段・大和屋の段・道行名残りの橋づくし
【入場者】416人
〔その他〕
NO
事業名
1 避難訓練コンサート
〔公2〕
開催日
27.6.5(金)
開催場所
文化センター
内容
公演中の火災の発生を想定し、避難訓練とコ
大ホール
ンサートを同時に実施。防災講習を受けるとと
もに、コンサートを鑑賞した。
出演=兵庫県警察音楽隊
【入場者】730人
2 懐かしの洋楽ヒットパレ
ード
〔公1〕
27.7.9(木)
キャスパホール 元ラジオ関西DJの三浦紘朗を進行役に、当
27.10.29(木)
時の世相などを織り込みながらのオリジナル
28. 2.21(日)
音源による CD コンサート。本年度から平日も
【年間 3 回】
含め年3回の有料公演としてリニューアルし
た。ワイドスクリーンに映像を投影しながらの
音と目で楽しめる演出は大変好評だった。3
回とも、ほぼ満席となった。
【入場者】延 909人
3 第24回
27.11.11(水)
市内32か所
こころの祭 姫路
姫路の隠れた文化をさらに掘り下げるため、
自宅、神社、仏閣などを無料で開放していた
〔公 2〕
だく全国でもユニークな催し。
実施協力者は6月に公募し決定。
実施協力者=32件
【訪問者】3,261人
4 名画鑑賞会
27.12.23(水・祝) 文化センター
〔公1〕 ~12.24(木)
大ホール
優秀映画鑑賞推進事業として、東京国立近
代美術館フィルムセンター 所蔵の邦画を 上
映。2日間で4作品上映。(35ミリ)
23日「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」
24日「喜びも悲しみも幾歳月」「野菊の如き君
なりき」
【入場者】延 682人
5 2016文化交流
28.3.25(金)
フェスティバル
【1回】
〔公2〕
姫路 キヤ ッス
文化人等の交流の場として開催。
ルグランヴィリ
第1部/第38回姫路市芸術文化賞表彰式
オホテル
第2部/文化交流パーティー
【入場者】266人
6 アウトリーチ事業
年 間
「ダンス・ワークショップ」
【6回】
〔公2〕
7 文化事業連絡会
年 間
〔収3〕
8 友の会事業
【4回】
市内中学校、
財団から姫路市教育委員会・健康教育課を
姫路市立総
通じて市内の中学校教諭にダンス講師を派
合スポーツ会
遣して行うワークショップを実施。
館、ウインク
【受講者】719人(教諭のみの講習98人、生
体育館
徒含めての講習621人(教諭含む))
神戸市立灘
近隣の文化会館との情報交換と交流。
区民ホール
近隣18館の情報を掲載した「はりまイベントニ
他
ュース」の発行など。
通 年
〔収3〕
財団事業の入場券販売促進を目的として設
立した友の会の運営。また、他の主催者が催
すチケットの作成、販売業務を行った。4月2
4日(金)に四国こんぴら歌舞伎大芝居鑑賞
ツアーを実施。
3 総合文化雑誌「BanCul」(バンカル)の発行
〔公2〕
「BanCul」を継続発行し、播磨の文化を全国へ向け発信した。
① 96号(夏号) 特集:よみがえった姫路城(4,500部)
② 97号(秋号) 特集:はりまの商店街 新たな挑戦(3,800部)
③ 98号(冬号) 特集:はりま 神社詣で(3,800部)
④ 99号(春号) 特集:がんばる播磨のローカル線(3,800部)
4 「文化情報姫路」の発行
〔公2〕
姫路市とその周辺における舞台、美術、文学等の催物案内、情報を掲載した「文化情報姫
路」A4版を毎月発行して市民に提供した。月刊12,000部。
5 文化活動への後援名義等の使用許可、助成等
〔公2〕
(1)助成金の交付
年間2回の公募を行い、審査のうえ、事業費用の一部を助成金として交付し、芸術文化活
動の活性化を図った。
応募=61件
交付=58件
(2)後援名義の使用許可
姫路市の文化向上に寄与すると認められる団体や、個人が実施する芸術文化活動、及び
国際交流を推進する事業を行う団体や個人の国際交流事業に対して、財団の後援名義の
使用を許可した。
許可=318件(内訳=音楽関係183件、美術関係27件、演劇関係26件、舞踊関係21件、
映画鑑賞15件、伝統芸能関係16件、文学関係10件、国際交流関係7件、その他13件)
6 播磨学研究助成
〔収3〕
姫路市及び播磨地方の歴史、文化の学際的研究を推進するために、播磨学研究所が実施
する各種の事業活動に対し、助成金を支出した。
7 女流王位戦助成
〔収3〕
女流棋士によって競われる将棋のタイトル戦、予選を勝ちあがった挑戦者との5番勝負の中
の1局を姫路に誘致、市民を対象とした大盤解説等を実施し、市民文化の向上と姫路市のPR
に努めた。
開催日=平成27年4月22日(水) 開催場所=キャスパホール
対局者=●甲斐智美(女流王位)―〇里見香奈(女流名人)
8 姫路地方文化国際交流団体名簿発行(改定版)
〔公2〕
平成 24 年版(平成 24 年 2 月発行)の姫路地方文化国際交流団体名簿の改訂版を発行し、
文化団体、国際交流団体の活動情報収集、および連携を図った。
平成27年版姫路地方文化国際交流団体名簿 発行=平成27年11月 掲載件数=603件
9 姫路市民文化祭
〔公 1〕
日頃の練習成果を披露して市民に鑑賞してもらう文化の祭典として、交響楽、器楽、吹奏楽、
合唱、バレエ、邦楽、舞踊、能楽、民謡、詩舞道、演劇、茶華道、俳句、盆栽など各分野で活
躍する郷土の240団体、6,491人の参加を得て22の催物を開催した。
開 催 日=11月1日(日)~11月29日(日)
開催場所=文化センター、キャスパホール、パルナソスホール、市民会館、勤労市民会館
10 交響詩ひめじ普及事業
〔公2〕
1989年に姫路市が市制百周年を記念して制作した「交響詩ひめじ」の普及のため、パルナ
ソスホールにおいて合唱コンクールや演奏会を開催した。
(1) 第26回交響詩ひめじ合唱コンクール
開催日=2月7日(日) 入場者=590人
参加=14団体(小・中学生の部6団体、高校・一般の部8団体)
最優秀賞=赤穂市立赤穂東中学校音楽部、合唱団「響」
優秀賞=姫路市立広嶺中学校コーラス部、兵庫県立姫路飾西高等学校合唱部
池辺晋一郎特別賞=姫路市立網干小学校合唱部
(2) 交響詩ひめじ演奏会
開催日=3月13日(日) 入場者=633人
出演=姫路市吹奏楽団、姫路交響楽団、合唱コンクール受賞団体
11 芸術文化賞選考
〔公2〕
姫路市を中心に活躍、若しくは姫路市の芸術文化の振興に貢献した個人又は団体を顕彰
するために、姫路市芸術文化賞の選考を行った。表彰式は、3月25日(金)に開催される文化
交流フェスティバルで行った。
①選考委員会 1月19日(火)、1月28日(木)
②選考結果
芸 術 文 化 大 賞=小林一夫(郷土史)
芸 術 文 化 賞=内山雅咲己(華道)、椎名麟三を語る会(文学研究)、松原政祐(洋画)
芸術文化年度賞=月曜会(合唱)、山田英子(文芸)
芸術文化奨励賞=西島玲(工芸)、丸山聡美(洋楽)
12 美術工芸館学芸普及事業
書写の里・美術工芸館において、企画展や体験教室などの学芸普及事業を実施した。
(1) 企画展
〔公3〕
展覧会名
【コーナー展示】
会期
27.4/4(土)
内容
倉敷張り子の虎や昇り猿、湯原のこま、作州の竹玩具の作州
全国郷土玩具めぐり
~8/27(木)
牛など約 100 点を展示。
岡山県の諸玩具
128 日間
会場:郷土玩具室
【入場者】19,934人
【春季特別展示】
27.4.11(土)
姫路城のグランドオープンを記念して、お城にまつわるさまざ
姫路城グランドオープン記念
~5.31(日)
まなグッズを集めて紹介。姫路城の昔のガイドブック、絵ハガ
お城グッズ大集合
44 日間
キ、しおり、観覧券や記念メダルをはじめ、お城をデザインし
-江戸から現代まで
たやきものや染織品、版画からお菓子のパッケージまで、懐
かしのグッズを一堂に展示。
【入場者】6,728人
【特別展示】
27.6.5(金)
木と漆に焦点をあてて、播磨で活躍する伝統工芸作家の木
播磨に息づく匠の技
~7.12(日)
工・漆芸作品 45 点を展示し、その匠の技を紹介した。
33 日間
【入場者】5,616人
【夏季特別展示】
27.7.18(土)
主に夏休みの小中学生を対象に、工芸品をわかりやすく紹
夏休み子どもミュージアム
~8.30(日)
介する企画展。工芸品に描かれる動物・植物をテーマに、館
~動物・植物図鑑~
41 日間
蔵品を約 770 点展示。【入場者】7,205人
【コーナー展示】
27.8/29(土)
野沢温泉のあけび細工の鳩車、中野の土人形、松本市の七
全国郷土玩具めぐり
~12/10(木)
夕人形など、約 80 点を展示。
長野県の諸玩具
88 日間
会場:郷土玩具室
【特別展示】
27.9.4(金)
煎茶道具である盆類を中心に、伝統的な彫刻技法で数多く
【入場者】10,367人
姫路の 名 工 ・ 大村 雲 谷没 後 ~10.12(月・祝) の作品を残した姫路の名工・大村雲谷を紹介。代表的な作
30 年
34 日間
木との対話
品を一堂に集めて展示し、その魅力に迫った。
【入場者】4,786人
【秋季特別展示】
27.10.17(土)
主にトルコ(アナトリア)のオールドキリムを中心に、手紡ぎ道
キリムの魅力
~12.13(日)
具などを合わせて約 100 点展示し、伝統織物であるキリムの
-トルコと周辺の伝統織物
49 日間
魅力を紹介した。【入場者】5,653人
【企画展示】
27.12.5(土)
姫路はりこのお面や人形に、参加者が自由に絵付けをした
はりこ絵付けコンクール展
~12.23(水・祝) オリジナルはりこのコンクール。募集作品を展示。
16 日間
(審査員=松尾哲[姫路はりこ職人])【入場者】1,412人
【コーナー展示】
27.12/12(土)
少彦名神社の神農の虎や堺の土人形、大阪張り子のかちか
全国郷土玩具めぐり
~4/7(木)
ち山など約 100 点を展示。
大阪府の諸玩具
89 日間
会場:郷土玩具室
【新春特別展示】
28.1.6(水)
ヒンドゥー教や仏教彫刻など、カンボジアを中心に展開され
アンコール・ワットへのみち
~2.28(日)
たプレ・アンコールの時代(6~8 世紀)から、アンコール・ワッ
-神々の彫像
46 日間
トが建造されたアンコール朝最盛期の作品まで、石造彫像や
【入場者】9,854人
青銅像、陶磁器など約 100 点を展示紹介した。
【入場者】6,373人
【特別展示】
28.3.4(金)
播磨在住の現代工芸作家グループ「播磨工芸会」による陶
2016 年播磨工芸美術展
~4.10(日)
芸・染織・漆芸・革工芸の新作約 30 点を展示。
33 日間
【入場者】2,971人
【企画展示】
28.3.4(金)
清水公照コレクション
~4.10(日)
33 日間
棟方志功「釈迦十大弟子」ほか、清水公照の代表的なコ
レクションを館蔵品から約 60 点展示。
【入場者】2,971人
通 年
公募により、工芸分野の市民作品・コレクションを2週間ごと
私のいっぴんギャラリー
に一品(いっぴん=逸品)ずつ展示。
【応募者】19人
(2) イベント、各種体験教室の実施
〔公2〕
自然豊かな書写山の魅力を発信し、当館及び周辺施設への観光者の増加を図るため、
関係団体と連携の上、季節を通じて各イベントを実施した。
①
②
③
④
書写山新緑まつりイベント
開館21周年記念イベント
たそがれコンサート
書写山もみじまつりイベント
5月5日(火・祝) 陶芸教室を実施
7月5日(日) 茶会を実施
8月22日(土)
11月23日(月・祝) コンサートを実施
また、陶芸、染織、革細工、漆工芸、紙漉き、版画、工作教室など、見るだけでなく体験で
きる教室を通年で実施した。
(3) 伝統工芸の製作実演
〔公2〕
姫路の各伝統工芸の魅力を紹介する目的で、職人による製作実演を館内で実施した。
実 演=姫路はりこ、姫路こま、姫山人形の製作
実演日=毎週金、土、日曜日、祝日(一部不定期)
(4) 常設展示や企画展示の付帯事業として図録等関連商品の販売を行った。
〔収1〕
Ⅱ 国 際 交 流 事 業
地域ぐるみの国際交流を推進し、多文化共生社会の実現を図るため、地域住民の国際教養
の普及啓発、海外都市との友好交流、国際交流情報の収集と提供、外国人受入態勢の整備及
び在住外国人の交流などの事業を実施した。
1 地域住民の国際教養の普及啓発に関する事業
〔公5〕
(1) 国際交流ふれあい教室
在住外国人を講師に招き、講演や料理を通して異なる文化・習慣を持つ人々が地域に在
住していることを知ってもらい、地域の国際化について考える機会を作った。年2回実施。
ジェサニーさんと楽しいティータイム 参加者26名
ムアッザムさんと楽しいティータイム 参加者22名
(2) 国際理解出前講座
在住外国人や海外生活経験者を市立の小中学校又は公民館等へ派遣し、スライド等を
用いた講演を通して、市民の国際理解を深める機会を提供した。年17回実施。
参加者1,406名
2 海外諸都市との友好交流に関する事業
(1) 友好親善事業
〔収3〕
姉妹都市との友好交流を通して、両市の市民交流、市民の異文化理解を図った。
① 海外からの来姫者対応 ベルギーからのホストファミリー 3組 6人
② シャルルロア市姉妹都市提携50周年記念訪問団受入 諸事情により中止
③ シャルルロア市姉妹都市提携50周年記念訪問団派遣 市民訪問団 20名随行1名
(2) 青少年交流事業
〔公5〕
姉妹都市でのホームステイを通して異なる文化を理解し、お互いの違いを認めながら共生
できる次代を担う青少年を育成した。
① 青少年派遣
姉妹都市名
フェニックス市
派遣者
高校生
人数
4
アデレード市
高校生
太原市
シャンティイ城・シャルルロア市
昌原市
時期及び期間
7/19 ~ 8/1
14日間
5
8/5 ~ 8/18
14日間
中高生
8
7/29 ~ 8/4
7日間
中学生
6
高校生
2
中学生
7/21 ~ 7/30
諸事情により中止
10日間
② 青少年受入
姉妹都市名
フェニックス市
受入者
高校生
人数
4
時期及び期間
6/17 ~ 6/29
13日間
アデレード市
高校生
5
9/27 ~ 10/9
13日間
太原市
中高生
10
7/8 ~ 7/14
7日間
昌原市
中学生
8
12/18 ~ 12/24
7日間
(3) 研修生等交流事業
〔公5〕
姉妹都市(太原市)と語学研修生の相互派遣を行い、語学研修を通して人材育成を図る
予定であったが、平成27年度は未実施。
3 国際交流に関する調査研究及び情報の収集並びに刊行物の発行提供に関する事業
(1) 情報提供事業
〔公5〕
日本語を読んだり話したりできないことによる在住外国人の情報のハンディキャップを補う
ため、外国語放送・新聞では得ることのできない地域の情報(行政、教育、経済、社会、生活
等)を母国語で提供し、暮らしやすい環境づくりを行った。
種類
外国語生活情報誌
発行回数
年4回
内容
在住外国人への最新生活情報提供。
「VIVA!ひめじ」発行
6 か国語(日・英・スペイン・ポルトガル・ベトナム・中国)
編集ボランティア13名、翻訳ボランティア105名。
VIVA!の集い
年1回
「VIVA!ひめじ」の編集ボランティアと翻訳ボランティア
の意見交換、交流会の実施。
(2) 外国語放送による情報発信
〔公5〕
FM Genki でベトナム語による生活情報等を提供した。毎週1回。5分程度。
(3) 機関紙等の発行
〔公5〕
機関紙及び海外姉妹都市青少年交流事業報告書により事業実施状況を報告した。
種類
機関紙「Hello!Himeji」
発行回数及び部数
内容
年1回
1,500部 活 動 報 告 及 び 会 員 便 り 。 賛 助 会 員 等 へ 郵
送、イベント開催時に配布。
海外姉妹都市青少年交流事 年1回
1,500部 青少年派遣・受入学生の体験報告書。賛助
業報告書
機関紙「SHIRASAGI」
会員、派遣生及び各学校等へ配布。
年3回
各400部 最新のイベント情報及びイベントレポート。賛
助会員等へ郵送。
(4) 賛助会員への通知
〔収3〕
機関紙、その他のイベント通知をダイレクトメールにより送付した。
(5) ホームページの運営
〔公5〕
行事の告知及び報告、在住外国人のための生活情報等をインターネットにより提供した。
4 外国人の受入体制の整備及び在住外国人との交流に関する事業
〔公5〕
(1) 在住外国人のための日本語講座の開催
① 在住外国人のための日本語講座
地域や職場で必要な会話や生活習慣を学ぶための初級・初中級及び中級日本語学習
の機会を提供し、言葉の面から生活支援を行った。初級6クラス、初中級1クラス、中級1ク
ラス各20名。年3期(5~7月/9~11月/1~4月)各10回開催。受講者287名。
② 日本語ひろば
日本語ボランティアに活動の場・機会を提供し、生活に必要な日本語学習を希望する
在住外国人の細かなニーズ(時間、レベル、目的)に対応した日本語学習支援を行った。
日本語ボランティア65名、学習者168名。
(2) 市民のための外国語講座の開催
市民に、在住外国人の母国語の学習機会を提供し、市民の異文化理解を図った。英語2
0回開催。姫路獨協大学との共催事業。
(3) ボランティアステップアップ学習会
市民及び登録ボランティアを対象に、ボランティア活動の更なるステップアップを目指すた
めの学習会(「ボランティアステップアップ学習会in日本語ひろば」)を開催した。年2回。
参加者 1回目16名 2回目19名。
(4) 多言語生活相談
多言語による生活相談を実施し、在住外国人の生活面での問題解決を支援した。
開催場所
市役所 1 階
多言語生活相談の実施
内容
市民相談センター
毎週火曜日 13:00~16:00(中国語、ポルトガル語・スペイン語)
【相談件数】45名
国際交流センター
多言語生活相談の実施(ボランティアグループ「ひめじ発世界」への助成)
第2・4日曜日 14:00~17:00(スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・中国語・
英語)
ベトナム語は第2日曜日のみ
【相談件数】35件
(5) 地域交流事業
地域で暮らす在住外国人と市民が、料理教室等のイベントを通して交流し、相互理解を
図り、異なる文化を持つ人々が暮らしやすい地域づくりのための事業を実施した(2回)。また
同様の事業を実施した1団体に助成した。
アイシャさんと作るシリアの家庭料理 参加者15名
ワヤンさんとおやつ作り パリを感じるお茶会 参加者15名
姫路市内で実施される国際交流事業に対して後援名義の使用を許可した。
(6) 国際交流フェスティバルの開催
各国料理模擬店、多文化共生を考えるワークショップ、各国民族舞踊音楽の紹介、世界
の遊び、民族衣装やアボリジニアート体験などのイベントの開催を通して、市民の異文化交
流・理解を図った。
開催日=10月25日(日)
会 場=大手前公園
(7) 日本語スピーチコンテストの開催
日本語を母国語としない在住外国人の日本語学習の成果を発表する機会を提供するとと
もに、市民に多文化共生社会について考えるきっかけを提供した。
開催日=2月21日(日)
会 場=イーグレひめじ
発表者14名、観客330名
5 国際交流関係団体の連携及び支援に関する事業
事業名
ボランティアの登録
対象者
一般市民
〔収3〕
内容
ホームステイ、通訳・翻訳、日本語指導のボランティアを
随時受付。平成28年3月末現在約510名。
ボランティアによる事業推進
一般市民
ボランティアが主体的に企画・運営する事業は、①日本
語学習に関しボランティア65名が学習者168名を支援
した。また、学習者を対象にイベント(料理教室・日帰り
旅行・運動会等)を実施した。②情報誌作成に関しボラ
ンティア(編集13名、翻訳延べ105名)が企画・取材・
翻訳・編集に携わった。
ボランティアの参画事業は、海外姉妹都市青少年交流
事業に関し、スムーズな運営のためのボランティアとして
派遣事業65名、受入事業で40名が携わった。
Ⅲ 施 設 管 理 運 営 事 業
指定管理者制度の導入に伴い、制度の趣旨や公立文化施設としての使命を理解し、運営経
費の節減に努めるとともに、利用者へのサービスに徹し、使用率、収支比率の向上を図った。ま
た、管理施設内において、前述のようなすぐれた舞台芸術の提供、市民参加型の事業等を実施
した。平成27年度からは、姫路市文化センター大ホール(舞台機構、音響装置、照明装置、客
席吊天井)及び小ホール(舞台機構、音響装置、客席吊天井)の改修工事が終了したことにより、
また、避難訓練コンサートを実施し、安全対策のノウハウを蓄積することにより、施設利用者に、
安全性の高い施設を提供することができた。
文化事業への貸出は、公益目的事業4。文化事業以外への貸出は、収益事業等2で管理し
た。
1 姫路市文化センター(指定管理施設)の管理運営
年間入場者=362,443人
使用率=大ホール64%、小ホール67%
2 姫路キャスパホール(指定管理施設)の管理運営
年間入場者=47,668人
使用率=主ホール64%
3 パルナソスホールの管理運営
年間入場者=63,880人
使用率=主ホール75%
平成27年度 事業報告の附属明細書
平成27年度事業報告には、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則第34条第
3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」は存在しない。