浜松中央警察署協議会議事録(要旨) ○ ○ ○ 日 時 会 場 出席者 平成 25 年4月 18 日(木) 午後1時 30 分から午後3時 00 分 浜松中央警察署4階講堂 委 員(15人中10人出席) 会長 後藤久男 副会長 鈴木利亨 委員 警察署 伊熊利夫 白柳茂良 署 長 警務課長 今村哲夫 鈴木たずよ 三宅三鈴 小林宗隆 松本雅美 瀬崎ジュリア 副署長 刑事官 交通官 地域官 会計主幹 留置管理課長 生活安全課長 刑事第一課長 交通第二課長 刑事第二課長 交通第一課長 地域課長 警備課長 1 前期業務推進結果(1月~3月) (1) 報告概要(署長) ア 自転車盗をはじめとする乗物盗抑止対策の推進 (ア) 犯罪認知及び検挙状況 刑法犯認知数の7割強が窃盗でした。 自転車盗に関しては前年と比べ発生件数が増加しています。 検挙件数は、昨年に比べ若干の減少傾向ですが、検挙人数は、若干の増加 傾向となります。 (イ) 1月~3月の主な検挙事例 ・ 走行中の JR 列車内における強制わいせつ事案検挙(1月4日) ・ ・ ・ ・ ・ 中区内における空き巣事件検挙(1月15日) 韓国人における銀行法違反(地下銀行)事件検挙(2月20日) 中区曳馬郵便局における持凶器強盗未遂事件検挙(2月22日) 男性に対する強制わいせつ事件検挙(2月25日) 中区肴町における出店荒らし事件検挙(2月24日) ・ 高額被害利殖詐欺事件検挙(2月27日) ・ 中区内における年少者被害の強制わいせつ事件検挙(2月27日) (ウ) 自転車盗をはじめとする乗物盗抑止活動実施 A 地域課では1月より乗物盗に対する職務質問を強化し、特に2月中の 毎週火・水・木曜日を自転車職務質問強化日として、地域課員が一斉に 街頭に出て、自転車に対する職務質問やツーロック指導等の防犯広報を 行い犯罪抑止に努めました。 また、オートバイ盗や自転車盗等の被疑者を複数名検挙しました。 B 自転車盗防止キャンペーンの実施 ○ 1月18日(金) 県下一斉少年補導にあわせて「ロックオン作戦」 を実施しました。 ○ 2月22日(金)JR 浜松駅コンコースにおいて、地域安全推進員 と協働して「ロックオン作戦」を実施しました。 イ 飲酒運転及び一時不停止等交通事故に直結する違反の取締り強化 (ア) 1月~3月の交通事故発生状況 当署の交通事故の発生件数は、前年対比で僅かに減少、負傷者数も減少し ています。 当署は死亡事故抑止違反のうち特に交差点関連の違反に重点を置き、人身 事故に直結する歩行者妨害違反について多数の指導取締りを行いました。 飲酒運転取締りの傾向としては逮捕まで至るケースが増えていますが、そ の理由は飲酒運転のうえに事故につながっているためです。 今後も厳しく飲酒取締りを図っていきます。 (イ) 悪質道路交通違反の検挙状況 2月中を「きさらぎダッシュ」とネーミングした地域警察官による職務質 問強化期間に指定し取締りを強化した結果、飲酒・無免許運転の悪質違反者 を17件検挙しました。 (ウ) 死亡事故抑止違反の検挙状況 3月7日から16日までの間「交通死亡事故多発警報」発令に伴い、緊急 重点交通取締りを実施し、横断歩行者妨害の取締りを強化した結果、300 超の多数の指導告知を実施しました。 (エ) その他の活動 ○ 交通事故抑止のためのレッドパトロール 年初から県内において交通死亡事故が多発したことを受け、死亡事故多 発警報の発令を待たず、パトカー5台10人体制で午後5時からの夕暮れ 時にレッドパトロールを強化し、注意喚起を促しました。 (1月11日~現在継続中) ○ 死亡事故連続発生に伴う街頭活動の実施 管内で2月25日と翌26日に発生した交通死亡事故を受け、幹線道路 の主要交差点において市職員と協働した交差点監視活動を実施しました。 (2月27日~3月1日) ○ 朝凪作戦(自発光式反射材の普及活動) 交通死亡事故多発警報発令に伴い、高齢者への声掛けとラジオ体操会場 にて自発光式反射材の配布と交通教室を開催しました。(1月18日) ○ ピカッと作戦!の日における自発光式反射材の広報活動 毎月1日と15日のピカッと作戦!の日に浜松市役所前にて通行人に 対して自発光式反射材着用推進のチラシと自発光式反射材の配布を行な いました。(毎月1日、15日) ○ 浜松まつり法被型自発光式反射材着用推進宣言の実施 浜松まつりにちなんだ法被を模った自発光式反射材を作成しその着用 推進宣言式を開催しました。 ○ 二輪車指導取締り強化の日の実施 当署管内で二輪車の交通死亡事故が多発していることに鑑み、毎月2 日・12日・22日を二輪車指導取締り強化の日に指定し、指導取締りを 強化するとともに、切符サイズのチラシを活用した広報活動を実施しまし た。 委員からの要望・意見 (2) 自転車通学の高校生や中学生の危険な運転が目に付くため、継続した指導取 締りをお願いします。 ○ 警察や交通安全協会から小学生等の保護者宛に交通安全に関する広報誌が ○ 配られますが、内容に専門用語や法律の条文が書かれたりして一般の人に分ら ない場合があるので誰でも分かりやすい用語や説明を入れるなど配慮してい ただきたいと思います。 2 次期業務運営重点について (1) 諮問事項(署長) 1 点目 自転車盗の発生抑止と検挙活動の強化について 自転車盗は、万引きと同様に犯罪の入口として初めてでも手に染めや すいものです。 自分の自転車が盗まれたから他の自転車を盗んでやろうと子供でも簡 単に犯してしまうものなのです。 自転車盗が昨年に比べ非常に増加し、大型連休を前にし、今一度、自 転車盗の発生抑止に対する強化を一番に考えて諮問事項としました。 2点目 新入学生と高齢者を交通事故から守るための取締り及び安全教育の 強化推進について 新学期が始まり新入学生が新しい通学路、通学方法で不慣れな通学を しています。 また、高齢者の事故が去年に比べて増えています。 当署は、昨年の高齢者死亡事故は1件でしたが、今年はすでに2件発 生しています よって新入学生と高齢者を交通事故から守るための取締り及び安全 教育の取組みを強化実施することにしました。 (2) 委員からの要望・意見 (○~委員、※~警察) ○ 高校生や中学生の自転車通学は増えていますが、自転車の取締り状況はいか がでしょうか。 ※ 朝の通学時間帯に警察官が交通安全指導員と協力し交差点や通学路に立ち、 自転車指導カードを活用した指導を行なっております。しかし学生達は警察官 等がいるところではマナーを守りますが、警察官のいないところでは我物顔で 走っているのが実情だと認識しています。 私達も大きな事故が起きないよう継続し、効果的な指導取締りを図っていき ます。 ○ 歩行者信号機の点灯時間というものはどこの交差点でも同じなのでしょう か。 ※ 歩行者用信号機の点灯時間は設置場所により異なります。それぞれの交差点 の長さや交通量等の事情に合わせて工夫しています。 ○ スクールバスの通学路にある空家の土地から木の枝が道路に出て標識の妨 げや通行に支障がある場合にはどこに相談すれば良いのでしょうか。 ※ 交通上の支障があれば警察から空き家の持ち主に話をすることができます。 新川交番がある交差点の右折用車線の右折専用車線用の矢印道路標示の手 前が直進専用の矢印道路標示になっているために戸惑う運転手が多いので直 進矢印の道路標示を右折専用車線用の矢印道路標示かえられませんか。 ※ お話の交差点の右折専用車線の矢印道路標示と直進専用矢印道路表示の間 ○ に一方通行の路地の出口と面しているため、直進専用矢印の道路標示を右折専 用車線用の矢印道路表示にしてしまうと、一方通行の逆走を許すことになって しまうためできません。よって代案として交差点の上を通る遠州鉄道の高架に 直進専用の矢印道路標示の先が右折専用車線であることを表示する標識をつ けるようにしたいと道路管理者と調整を進めています。 ○ 近所にある一方通行の出口に本来の進行方向とは逆向きに一時停止標識が あるため、その一方通行を勘違いして逆走する車両が多くて近所の人達が困っ ています。必要性はあるのでしょうか。 ※ お話の一時停止標識は自転車用の標識であります。 設置当時に自転車の飛び出しが多かったために地元の要望により設置され たものである可能性が高いと思います。当時ほど自転車の飛び出しがなくな り、事故の危険性が低いと判断できれば、地元からの撤去要望とともに撤去し ます。 (3) 答申 ○ 自転車盗の発生抑止と検挙活動の強化について ・ 「ロックオン作戦」の更なる指導 ・ 制服警察官による「見せるパトロール」 ・ 自転車教室等での盗難防止教育 を推進されたい。 ○ 新入学生と高齢者を交通事故から守るための取締り及び安全教育の強化推 進について ・ 交差点等における監視活動 ・ 老人会や交通教室における交通安全教育 ・ 交通取締まりの強化 を推進されたい。
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