講習会資料 ジオグラフィカの基本的な使い方 Ver 1.2.0 1.よく押すボタン 1.よく押すボタン 画面左上にメニューボタン メニューボタンがあります。押すとファイルや設定、ヘルプなどの各種機能を メニューボタン 使えます。長押しすると、よく使われる機能が表示されます。登山口に着いたらとりあえ ず長押ししてみて下さい。 ◎ボタン。OK や保存などを意味するボタンです。 ◎ボタン ×ボタン。キャンセルやウィンドウを閉じるときに使います。 ×ボタン ◎と×ボタンは色んな画面で共通の使われ方をしています。 ジャンプボタン。ファイルメニューの一覧画面で使用します。 マーカーやトラックなどの位置にジャンプします。 表示ボタン。ファイルメニューの一覧画面で使用します。押すとマーカーやトラックを地 図画面に表示出来ます。表示が濃いときは表示、薄いときは非表示状態です。 2.GPS の開始と停止 画面右のツールボタンの上から 2 番目を押すと GPS が動きます(緑色になる)。もう一度押すと地図がコン パスと連動して回ります。もう一度押すと GPS が停止します(※)。 ※ただしログの記録中など GPS が必要な状況では停止出来ません。また、現在地の測位に時間が掛かる事 もあります。GPS の測位には時間が掛かる事があります。1 分~3 分待っていれば測位します。 3.現在地に飛ぶ 画面右のツールボタンの上から 3 番目を押すと現在地が画面中央に表示されます。ボタンが緑色になって いる時は現在地が画面中央に固定されます。スクロールしても自動で元に戻ります。もう一度押すと固定 モードが解除されます。 4.地図のキャッシュ( 地図のキャッシュ(キャッシュ=保存された地図) キャッシュ=保存された地図) 画面に表示した地図はアプリ内に自動で保存されます。保存された地図は携帯圏外の山奥でも表示されま す。山行前に現地の地図を表示しておけば、実際に山に入っても地図を見る事が出来ます。 1.高度や経緯度が表示されている『情報バー』を左にスライドさせる。 2.検索ウィンドウに行く予定の山名や地名を入力。 3.結果が出たらそれをクリックする。出ない場合は近くの有名な山名や地名を入力する。 4.等高線がキレイに表示される地図と、広域地図を画面に表示させる。 ※画面に表示していない地図は保存されません。キャッシュはスマホの空き容量が少なくなるとシステム が削除してしまうことがあります。容量を空けておいてください。Android の場合はスマホ最適化アプリ が消してしまうことがあります。キャッシュしたら山行が終わるまで最適化アプリを使わないで下さい。 1 5.マーカーの追加方法 1.画面中央にある『+マーク』をマーカー打ちたい場所に重ねてください。 2.ツールボタンの下から 3 番目にあるマーカー追加ボタンを押してください。 3.マーカーの名前を入力してください。ネットに繋がっていれば高度は自動入力されます。 4.アイコンをタップすると種類を変更出来ます。 5.◎ボタンを押すと保存されます。 ※保存したマーカーは[メニュー]-[ファイル]-[マーカー]に保存されます。右矢印ボタンを押すとマーカー の位置にジャンプします。 添付の地図にある A 地点から H 地点までのマーカーを実際に作ってみましょう(8.で使う)。 6.トラックログの開始方法 6.トラックログの開始方法 その1 1.ツールボタンの下から 2 番目にあるトラックログ開始ボタンを押します。 2.トラックの名前を入力して◎を押すと記録が開始されます。 その2 その2 1.メニューボタンを長押しします。 2.スマートメニューが表示されます。 3. 『トラックログを開始』を押すとトラック開始画面が表示されます。名前を入力して◎を押してくださ い。 ※記録中はトラック追加ボタンが緑色になります。この時に押すとトラックのコントロールパネルが表示 されます。距離や時間の確認、トラックログの終了などを行えます。トラックログの終了は、メニューボ タン長押しからのスマートメニューからも行えます。スマホをスリープさせてもちゃんと記録されます。 2 7.マーカーのロックオン 7.マーカーのロックオン 画面に表示したマーカーをロックオンすると距離や標高差、方角などが簡単に分かります。 表示状態のマーカーを長押ししてください(ピン型の場合はピンの先端辺り)。メニューが出るのでロック オンをタップしてください。 すると画面上部に距離などが表示されます。ロックオン状態は長押しメニューから解除出来ます。 8.ルートの作り方 8.ルートの作り方 ルートとは、目指すべきマーカー(登山口、分岐、休憩場所、山頂、小屋など)を連続して繋げ たもので、目的地に着くと次のマーカーを目指す様に自動でセットします。ゴールに着くと 自動で動作を停止します。 1.[メニュー]-[ツール]-[地図からルート作成]を押してください。 2.マーカー作成モードになるので、登山口からゴールまで順番にマーカーをタップしてください(※)。 ※ピストンルートの場合は山頂までルートを作ればい いです。使うときにピストン案内で動かせば、山頂に 着いたら自動で逆から読みこんでルート案内を行ない ます。 3.ゴールまで番号が振られたら◎ボタンを押してく ださい。↓名前入力画面になります。 3 4.ルート名を確認して、気に入らなかったら変更してください(デフォルトのルート名は最高高度のマー カー名が自動で設定されます)。 5.◎ボタンを押すと保存されます。 ※保存したルートは[メニュー]-[ファイル]-[ルート]に保存されます。 ※実地での講習では、添付の地図を見ながらマーカーを打ち、ルートを作ってください。位置やルートの 構成などは地図の説明を参照のこと。 9.ルートの動かし方 9.ルートの動かし方 1.メニューボタンを長押ししてスマートメニューを出してください。 2.近くにルートがある場合は『ルート[xxxx]を開始』などと表示されます。 3.タップするとルート案内が開始されます。 ※遠くのルートを開始したい場合はツールボタン一番下のルートボタンを押してルート一覧を出して R ボ タンを押して開始してください ・ルート案内中は登録されたマーカーに到着すると音や声で知らせてくれます。 ・スピーチ設定の『インターバルスピーチ』がオンの場合は一定時間ごとに距離などを教えてくれます。 ・ 『インターバルスピーチ』がオンの時はスマホを振ると教えてくれます(振るときにスマホを落とさ ないように注意してください。ストラップをおすすめします) 。 4 ゴールに着くと ルートのゴールに着くとルート案内が停止します。 トラ ック設定の『トラックリンク』がオンになっている場合 はトラックログの記録も自動で停止します (自動停止前 に画面を開いてキャンセルする事も出来ます) 。 トラックリンク ルート案内とトラックログを連動させる機能です。 ルー ト案内の開始と同時にトラックログを開始し、 ゴールと 連動して記録を停止します。 近くに終点があるトラック ログ(例えば前日停止したトラックログ)がある場合は それに追記することも出来ます。 目指すマーカーを変更したい場合 ルート中のマーカーを長押しすると、 目指すマーカーを 変更出来ます。 途中をすっ飛ばして山頂を目指すように したいときなどに使います。または、ツールボタン一番 下のルートボタンが緑色の時に押すとルートコントロ ールパネルが表示されます。 そこでマーカー行をタップ すると切り替えられます。 ルートコントロールパネルではルート案内を停止する ことも出来ます(スマートメニューからも停止出来ま す) 。 10.トラックログを外部に送る 10.トラックログを外部に送る( トラックログを外部に送る(エクスポートする) エクスポートする) ジオグラフィカで記録したトラックログは他のアプリやパソコンに送れます。 1.[メニュー]-[ファイル]-[トラック]でトラック一覧を出す。 2.送りたいトラックをタップしてチェックマークを付ける。 3.画面下部のチェックボタンを押して GPX エクスポートを選ぶと、Dropbox など各種アプリに GPX フ ァイルとして送れます。Dropbox に送ればパソコンと同期するのが簡単です。 GPX メール送信をすればメールに添付して送れます。ただし docomo のメールアドレスから送るとファイ ルが壊れるので gmail などで送ってください。また、複数のトラックをまとめて送る場合は zip で圧縮さ れます。iPhone で zip を作った場合、Windows で解凍するとファイル名が文字化けしますが Windows の 仕様です。困る場合は1つずつエクスポートしてください。 なお、トラックの名前はトラック詳細に入って上の『トラック名』を書き換えて戻れば変更されます。 5 11.マーカーの方向を知る マーカーの方向を知る マーカーがどっちにあるか知る方法を紹介します。 その1 マーカーを長押ししてロックオンをすると現在地とマーカーが直線で結ばれます。 その状態で現在地の矢印が直線の方を向くようにスマホの 向きを変えます。すると、スマホが向いている方向の先にマ ーカーがあることになります。 ちなみに、磁北偏差はアプリ内部で補正してあります。特別 な場合を除いて磁北偏差の事は気にしないでください。 ※特別な場合とは、マーカーをタップしたときに表示される 『磁方位』が単に『方位』となっている場合です。この時、 アプリは磁北偏差を取得出来ていません。方位と磁北偏差を 計算して磁方位を出してください(西偏 7°の場合は 7°足 してください) 。こういうことは滅多にありませんが。 その 2 マーカーをタップするとマーカー情報が表示され ますが、右上に『磁方位』と表示されます。 この数値を実物のコンパスにセットします。 左の画像は美濃戸山荘の位置から赤岳鉱泉の方位 を測った状態です。 例えば磁方位 87°ならコンパスに 87°とセット して、磁針をノースマークに合わせると進行線の 先に目指す地点(ここでは赤岳鉱泉)があります。 マーカーの磁方位はルート案内中やロックオンしたマーカーがある場合は声でも教えてくれます。それを コンパスにセットすれば画面を見ずにマーカーの方向がわかります。 6 12.ルート案内の種類 ルート案内 普通にスターからゴールまでのルート案内です。 『A 駅→山頂 A→峠→山頂 B→B 駅』みたいなルートで使 います。 逆ルート案内 ゴールからスタートまで、ルート情報を逆に読み込んで案内をします。 『A 駅→途中いろいろ→山頂 A』でゴールとして、下山時に逆ルート案内をすると『山頂 A→途中いろい ろ→A 駅』という順序で動作します。 普通に日帰りなら下のピストン案内を使えばいいのですが、山頂近くの小屋で宿泊して次の日下山の場合 は、1 日目に普通のルート案内で山頂をゴールとして、2 日目の下山を逆ルート案内で動作させる事になり ます。 ピストン案内 ルート案内から逆ルート案内の切替を自動で行います。 『A 駅→途中いろいろ→山頂 A』というルートの場 合、山頂 A に着くと自動で逆に読み込まれ、 『山頂 A→途中いろいろ→A 駅』というルート案内が始まり ます。 13.シンプルなルート案内 ルート案内の機能は便利ですがルートを作るのが面倒です。そういう場合は、スタート、山頂、ゴールだ けのルートを作ると簡単です。間の細かいチェックポイントがない分時間の計算に誤差が出たり、途中の チェックポイントまでの距離を知りたくてもちょっと手順が面倒だったりしますが、手軽に使えます。 または、マーカーのロックオンを使って、ロックオンしたマーカー近くに着いたら自分で次のマーカーを ロックオンすればルート案内を使わなくても、目指している地点までの情報が分かります(この手順を自 動化したのがルート案内なんですが) 。 自分に合う使い方でいろいろやってみてください。 14.追加情報 公式サイト http://geographica.biz/ 更に詳しい使い方 iPhone 版 https://www.facebook.com/geographica.iphone/posts/904102326349127 更に詳しい使い方 Android 版 https://plus.google.com/+keiziweb/posts/PHyf3bEX96h 7
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