健康科学部リハビリテーション学科カリキュラムマップ 10.

■健康科学部リハビリテーション学科カリキュラムマップ
リハビリテーション学科ディプロマポリシー(学位授与方針)
社会人としての一般教養、人間性や倫理性を身につけ、また保健・医療・福祉におけるヘルスケアを担う専門職としての知識と技術を身につけ,卒業後に専門職として活躍
できる実践力と自己研鑽するための研究能力を磨き,広く社会に貢献できる人。
(1)人間性
1.対象者ならびにその関係者に対し,個人の尊厳と基本的人権の尊重に基づき配慮し活動できる人間性と倫理感をもつことができる
(2)専門性
2.基礎的知識:基本的な医学的知識を用い,人体の構造・機能について説明できる
3.専門的知識:一般臨床医学の知識を用いて,心身機能に関わる病因・疾病・障害について説明ができる
4.応用的知識:基礎的・専門的知識を用いて,対象者の問題点,その原因を統合・解釈し必要な治療プログラムを立案する
5.実践能力:それぞれの臨床実習ないで,評価,治療プログラムの立案,治療プログラムの実施を指導者のもと実践することができる
(3)社会性
6.専門職として求められる役割とその責任を自覚することができる
(4)協調性
7.コミュニケーション力:様々な問題を抱える対象者ならび関係者の話を傾聴する。また,チーム医療をなす構成員の専門性を理解し,その意見を尊重しコミュニケーションを
取ることができる
8.チーム医療:チーム医療の一員であり,他の専門職者と連携・協働しつつ、対象者の持つ医学的,社会的問題対する情報を共有し,目標を達成するため自分の役割と責
任を担い行動できる
(5)創造性
9.論理的思考力:心身機能に関する基礎・専門知識とともに,社会的側面をも捉え包括的に対象者の問題を分析することができる
10.問題解決能力:対象者の問題を分析、解釈をすすめ,医学的・社会的アプローチを立案し,実践することができる
(6)主体性
11.自らの知識・技術・態度を評価し、絶えず自己研鑽をすることができる
科目カテゴリ
授業科目
専門基礎科目
解剖学Ⅰ
専門基礎科目
解剖学Ⅱ
専門基礎科目
解剖学実習
専門基礎科目
人体生理学
専門基礎科目
人体生理学実習
専門基礎科目
運動学Ⅰ
専門基礎科目
専門基礎科目
主題
到達目標
人体の構成要素としての細胞・組織学
を理解する。さらに、個体の運動器系を
構成する骨格系(骨格・靱帯)および筋
系を中心に学び、人体の主要な骨格
筋、骨や関節の特徴や構造を知り、作
用を理解する。
解剖学Ⅰで学んだ筋骨格系を踏まえ、
動きを指令する神経系や、動きを感知
する感覚器系について理解する。ま
た、動作を遂行するためのエネルギー
の視点から呼吸器系、循環器系および
嚥下や排泄を含めた消化器系などにつ
いても理解を深めていく。
1.体の構成要素である細胞・組
織学について説明できる。
2.個体の運動器系を構成する骨
格・靭帯・筋についての説明でき
る。
1.内臓、脈管系、神経系、および
感覚器系について、構造、作用、
分布等を理解する。
1)骨格および筋肉の部位につい
て具体的な名称と身体における
部位を説明できる。
2)主要な関節(肩・肘・手・股・膝・
足)の関節構成体を確認し、各関
リハビリテーションに必要な骨・関節・筋
節の解剖学的な特徴がいえる。
肉に関して、骨格標本と人体模型を使
3)主要な関節における筋の走行
い、形態と構造および機能を確認す
を確認し、筋の起始・停止・神経
る。
支配・機能を暗唱できる。
4)体表解剖にて臨床に必要な身
体指標の触診と、その名称を覚
え説明できる。
細胞レベルから器官、さらにそれらが
互いに協同し合いより高度なシステム
をなし生命は維持されており,これらを
全般的にまなび,生命維持活動におけ
る個々の役割を理解し,病態学・障害
学との関連を理解する。
生体の生理機能に関し、実習を通して
学ぶ。
神経系の構造と機能について説
明ができる。
運動器の構造と機能について説
明ができる。
呼吸・循環の構造と機能が説明
できる。
消化・吸収・排泄に関する器官の
構造と機能が説明できる。
運動時の生体反応を説明する事
ができる。
神経系の解剖,生理について説
明でき,神経伝導速度の測定理
論が説明できる。
心電計を操作し,安静時の心電
図を測定することができる。
スパイロを操作し,肺機能検査を
実施することができる
ディプロマポリシーとの関係(◎特に重要、○重要、△望ましい)
①
②
③
④
○
◎
○
○
○
△
○
○
◎
○
○
○
△
○
◎
◎
○
1.身体運動のメカニズムを力学
解剖学や人体生理学で学んだ知識を
の観点より説明できる。
基に、身体における様々な運動や動作
2.様々な姿勢、運動、動作を基
に関する基礎を学んでいく。
本用語を用いて表現できる。
運動学Ⅱ
解剖学・生理学・運動学Ⅰにて学んだ
身体の基本的な構造と機能の知識を
踏まえ,各機能と身体運動の結びつき
について,自ら考え,説明できることを
目的とする.
1.1年次に学んだ解剖や運動学
を基礎として,身体の運動に関す
る事象を多角的な視野で説明出
来る.
2.身体運動を担う筋骨格系の機
能について学び,その機能と動作
との結びつきについて考え,解剖
学的・運動学的な用語を用いて
説明できる.
人間発達学
人間を理解する基礎として、胎児期か
ら老年期に至るまでの、身体的・精神
的・社会的な発達を学び、それぞれの
ライフステージにおける特徴を体系的
に理解します。
1. 発達の理論の諸説と各種発
達検査を説明できる。 2. 粗大
運動と手指の微細運動の発達に
ついて説明できる。3. 認知・知
的・心理の面の発達について説
明できる。
◎
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
○
⑪
◎
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
○
◎
〇
○
〇
〇
△
△
○
○
専門基礎科目
人間発達学演習
専門基礎科目
臨床運動学
専門基礎科目
専門基礎科目
1。発達検査について目的および
技術の理解と適切な解釈が出来
る。
2.集団活動技術を学ぶ。
3.近代社会における権利擁護
について理解する。
1.運動学の視点から,臨床で良
運動学やバイオメカニクスは人間の動
く目にする様々な疾患の事象,要
作や運動を注意深く分析するうえで役
因を説明できる.
立つ.解剖学・生理学・運動学で学んだ
2.疾患に合わせた運動や現象を
内容を踏まえながら、動作や運動との
説明でき,訓練プラン作成におけ
関連性について考え、より臨床的な思
る,根拠のある事象の機序を説
考力を養う.
明出来る.
人間の生涯に和tる発達過程やメカニ
ズムについて学ぶ。各ライフステージご
との課題を整理し、意味を理解する。発
達検査、幼児期の遊び提供など実践演
習を通して知識技術を習得する。
◎
◎
○
◎
◎
△
○
◎
〇
△
△
◎
○
〇
〇
○
疾病と障害総論Ⅰ
病因としての生物学的、物理的、化学
的な外因と内因としての代謝異常、遺
伝子異常、加齢、性別などによる病理
過程を学び、これらがもたらす炎症、腫
瘍、変性などの病態と障害の関連を理
解する。
1.中枢神経疾患、運動器疾患、
呼吸循環器疾患などの病態と心
身機能について説明ができる。
2.療法士として専門的な病理志
向的アプローチ法が立案できる。
◎
○
○
△
△
△
疾病と障害総論Ⅱ
医学的リハビリテーションの実践におい
ては心身の機能的状態の評価が重要
であり、療法士は臨床医学の中核であ
る内科学の知識が求められる。高齢化
に伴い多臓器疾患の合併が増加し、全
身的な心身機能として障害の個別性を
理解する。
1.呼吸循環器系疾患、代謝疾
患や内分泌疾患などについて疾
患の症候、診断、治療および予
後が説明できる。2.全身状態の
評価に基づいた問題志向型の個
別性のあるリハビリテーション計
画が策定できる。
○
◎
○
○
△
○
◎
◎
○
○
○
◎
◎
◎
○
○
○
◎
○
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
○
○
◎
○
○
◎
○
△
◎
各種神経疾患の病態、症候と診断を学
専門基礎科目
○
1.神経系障害の評価とリハビリ
神経系障害とリハビリ び、生活機能に影響する高次脳障害、
テーションについて理解し、説明
運動感覚障害などを評価し、対応する
テーション
できる
○
治療計画や診療実践の理解を深める
運動器の疾病や外傷による機能障害
専門基礎科目
動と参加の評価と対応を修得する。
専門基礎科目
専門基礎科目
内部障害とリハビリ
テーション
呼吸・循環・代謝の反応を運動生理学
の観点から理解し,運動生理学的知識
を基に,内部障害疾患の病態、障害、
治療について学び、内部障害のリハビ
リテーションについて理解を深める。
発達障害とリハビリ
テーション
胎児期から人間は発達によって変化し
続ける。小児医療の視点において、理
学療法士や作業療法士が知っておくべ
き疾患の理解や障害の理解およびリハ
ビリテーションについて理解する。障害特
性により起こりうる様々な生活上の課
題を環境という側面から地域生活者と
しての支援の実際について紹介する。
理学療法士や作業療法士にとって、高
齢者を対象とすることの多いリハビリ
専門基礎科目
老年期障害とリハビリ テーション医療の老化および老年病を
理解することは重要である。障害の原
テーション
因およびリハビリテーションを進める上
での配慮事項などを理解する。
専門基礎科目
専門基礎科目
専門基礎科目
専門基礎科目
専門基礎科目
1.運動器障害について病因、病
態と症状について説明し機能評
骨・関節障害とリハビ の病態、診断、治療過程を理解し、リハ
価ができる。2.機能・構造、活動
ビリテーションにおける機能・構造、活
リテーション
と参加に対する専門的なアプ
精神障害とリハビリ
テーション
精神障害の国際分類、代表的な精神
障害の原因と症状、経過、予後などに
ついて学び、身体療法とりわけ薬物療
法、精神療法、社会療法などの各種治
療法の概略を学習する。さらに精神科
医療における法制度についても理解を
深める。
リハビリテーション専門職として必要な
知識として心理学の基本的事項を確認
しながら、臨床心理学の概論として、歴
史、精神医学との関係、その他治療過
程で発生する可能性のある諸問題、心
理的評価法や心理療法の諸技法につ
いて紹介する
ローチ法を立案できる。
呼吸,循環,腎臓,小腸,免疫,
代謝系の生理学について説明す
る事ができる。病態理解のため
必要は評価項目をあげる事がで
きる。一般的な運動療法の内容
やADL指導上の留意点を説明す
ることができる。
様々な小児疾患の病態や病状に
ついて理解することができる。胎
児期からの様々な神経系および
先天的疾患、内部障害関連の疾
患に加え、児童における精神疾
患についても理解ができる。
また、障害児に対する療育や教
育という視点からの制度や支援
の在り方についても理解すること
ができる。
1.老化に伴う身体・精神機能の
変化および高齢者に多い各種疾
患の概略を説明することができ
る。
2.老化を考慮した診療計画を策
定することができる。
1. 精神障害の種類、症状、経
過、予後および治療法について
患者に説明できる。
1、心理学の基礎知識を理解し
説明出来る。
2、臨床心理の基礎知識、アセス
メント方法、介入方法について説
明出来る
リハビリテーションの
理念と概要
リハビリテーションとは何か、その理念
と心理社会的背景、医学モデル、国際
障害分類、国際生活機能分類(ICF)、
社会保障を理解する。
1.リハビリテーションの理念に基
づいた保健、医療、福祉の在り方
や思考の展開ができる。2.いわ
ゆる「リハビリテーション・マイン
ド」を修得し、今後履修する講義
や実習における基調にすること
ができる。
◎
リハビリテーション実
践
臨床実習を前に、諸課題に対して障害
の評価法、具体的なゴールの設定法、
治療アプローチ、帰結の信頼性や妥当
性の検討法を修得する。
1.QOLを目標とした包括的な視
点から障害を評価し治療計画を
立案することができる。2.チーム
医療においてICFに基づいた病
理志向的アプローチおよび機能
志向的アプローチが実践できる。
公衆衛生学では現在の日本人の健康
状況に関する資料を読み、健康に関連
する生活習慣、生活環境の安全性、食
品保健と栄養、感染症対策、母子・精
神障害者・難病の患者に対するヘルス
サービス、学校保健、産業保健などの
制度内容について体得する。
1.公衆衛生の用語を理解し、説
明できる。
2.健康にかかわる多種多様な事
象を公衆衛生の視点から読み解
き、それに対する自らの考えを述
べ ることができる。
臨床心理学
公衆衛生学
○
○
△
◎
○
○
○
◎
◎
◎
△
○
◎
○
△
○
○
△
△
△
○
○
△
△
△
○
○
○
◎
△
○
○
○
保健福祉論
理学療法士または作業療法士と
して必要な保健医療福祉の基本
急速に進行した高齢社会における健康
的な制度枠組みについて自分の
課題を把握し、これに的確に対応する
言葉で説明できる。また、地方公
ための政策の展開について理解を深
共団体の保健医療福祉計画の
める。
概要についても自分の言葉で説
明できる。
1)社会人および専門職としての
○
◎
◎
専門基礎科目L群
リエゾンゼミⅠ
コミュニケーションをとることがで
きる2.)基盤科目における学習ス
タイルを獲得し、知識の定着がで
在学期間中に求められる基礎的な態
きる
度・姿勢・能力を養うため,学生生活を
3)自己の課題を発見し、主体的
円滑に送る諸力のみならず,社会人と
に必要な情報を収集し、多様な
なる上で求められる諸力の基盤を構築
問題解決にむけ行動できる
する。
4)リハビリテーションの視点から
地域の課題に関心をむけ、課題
解決に向けた取り組みができる
◎
◎
◎
専門基礎科目L群
リエゾンゼミⅡ
◎
◎
◎
専門基礎科目
専門基礎科目L群
卒業研究
専門基幹科目B群
理学療法概論
専門基幹科目B群
基礎理学療法
専門基幹科目B群
理学療法研究法
専門基幹科目B群
理学療法評価学Ⅰ
専門基幹科目B群
専門基幹科目B群
専門基幹科目B群
専門基幹科目B群
1.見学実習の課題成果をまと
リハビリテーションにおける理学療法士 め,発表することができる。
の役割とその専門性について理解を深 2.症例報告・レポートの基本的
めていく。
な書き方ができる。
担当教員の指導の下で学生が興味を
もった理学療法に関する研究テーマに
ついて、研究活動を進める。その中で
研究の信頼性、妥当性、エビデンスを
確かめ、結果をまとめて口述発表・論
文作成までの研究過程を経験する。
1.理学療法の卒業研究の授業
をもとに実証的研究(実験・調査・
文献・事例研究)を経験し、研究
成果の口述発表並びに論文作成
を行なうことができる。
理学療法の流れ,その目的・意
義を解説することができる。
理学療法に用いられる様々な技
自らが選択した専門職について理解を
術について,一般的な目的や禁
深めるため,理学療法の歴史的な流
忌が説明できる。
れ,実際の理学療法の流れ,理学療法
理学療法士としての職業倫理に
技術,理学療法の領域や職業倫理な
ついて説明することができる。
ど,理学療法に関する概要を理解す
EBM[科学的根拠に基づく医療
る。
(理学療法)]について,その手段
および方法について説明すること
ができる。
理学療法士を目指す学生としての動機
1.理学療法(士)の役割を理解
づけを様々な視点より体験する。コミュ
し、さらなる興味や向学の志を高
ニケーションスキル、プレゼンテーショ
める。
ン能力、PCの基本操作および情報検
2.大学生として、理学療法士とし
索、文書やレポートの書き方などの基
て必要な基本的なスキルや心構
礎を、後期実施の見学実習に向け習得
えを身につける。
する。
研究計画立案の流れを説明する
基本的な研究方法や分析の手法、抄 事ができる。
録の書き方や発表の仕方を学び、将来 必要な文献収集を行うことができ
的な学会発表等が行える能力を養う。 る
そして,理学療法学分野とそれに関連 研究計画を立案することができ
する学際的分野における研究の意義 る。
についての理解を深める
必要な統計手法を用いDataの分
析ができる。
各種検査・測定の目的,意義を
説明する事ができる。
病態とともに検査測定の結果の臨床的
医療面接,観察,関節可動域測
意義が理解でき疾病と障害の理解を深
定,徒手筋力測定,筋緊張,腱
め、理学療法を進める思考過程での理
反射の目的を説明する事ができ
学療法評価の位置づけを理解し、評価
る。
における目的、方法、意義、そして基本
関節可動域測定,徒手筋力測
的な流れを学習する。
定,筋緊張,腱反射の測定(実
技)が適切にできる。
○
○
○
◎
○
○
○
○
○
◎
◎
○
○
◎
△
◎
△
◎
◎
1.様々なの検査・測定技術を学
び、それらを適切に遂行できる。
2.収集した様々な情報やデータ
を分析し、個々の状態像を統合・
解釈できる。
◎
◎
○
○
運動動作分析学
運動力学を常に想起しながら、主に基
本動作を中心とした分析の手順を学
ぶ。実習やビデオ観察により運動の具
体的な記載法を練習し、異常動作の特
徴や原因を理解する。
1.運動や動作の観察と分析が適
切にできる。
2.専門用語を用いて、適切に運
動や動作を表現できる。
3.異常動作の特徴や原因を述
べることができる。
◎
○
○
△
基礎運動療法学
解剖,生理学,運動学,病理学をもとに
運動療法の理論を学び,関節可動域
運動,筋増強運動,疼痛に関する運動
療法の基本的技術を習得することを目
的とする。あわせて,それらの運動療
法を用いる疾患や障害像について理解
を深め,運動療法の適応について理解
する。
運動器・神経系の構造と機能解
剖について説明する事ができる。
基本的な関節可動域運動を実施
することができる。
基本的な筋力増強運動を実施す
ることができる。
基本的な協調性訓練を実施する
ことができる
疼痛緩和のメカニズムについて
○
○
◎
△
○
◎
◎
○
○
○
○
○
○
◎
○
△
○
○
理学療法評価学Ⅱ
○
◎
○
主に神経系疾患の評価を行う際に必要
となる代表的な検査・測定内容、情報
収集の意味と具体的な方法論を学ぶ。
同時に、それらの検査・測定の技術を
正確かつ手早く実施できるよう実技練
習を行っていく。
1.疾患の特徴を理解したうえで
運動器の理学療法について説
運動器系疾患に対する知識の再確認
明、実施できる。
運動器系理学療法Ⅰ と理学療法の基本的な治療方法などを 2 疾患に求められる運動療法に
講義や実技で理解を深めていく。
ついて,説明,実施できる
◎
○
◎
○
○
○
○
○
△
○
○
○
○
1.運動器疾患を解剖学,運動学
の専門用語を用いて原因、病態
を説明できる.
2.運動器疾患に対する評価法を
実際に実施することができる.
3.評価で得られた情報をもとに
訓練プログラムを立案することが
できる.
専門基幹科目B群
代表的な運動器疾患のみならず,ス
ポーツ外傷・傷害を中心とした理学療
法について概観する.症例をシュミレー
運動器系理学療法Ⅱ
ションし,理学療法評価の妥当性を吟味
して治療プログラムを立案し、それらを
実施させて臨床実習への礎とする.
専門基礎科目B群
ヒトの正常な発達を理解するために、
小児期の疾病について理解する。疾病
を持つ子の特徴的な発達を知り、それ
発達系理学療法学Ⅰ に対してどのような理学療法がなされ
るのかを理解する。そして原始反射
等、正常発達の理解を深める。
専門基礎科目B群
1.脳性麻痺の障害像の変化、
脳性麻痺に対する理学療法評価と治 評価、治療につながる情報を集
発達系理学療法学Ⅱ 療の基本的概念を学び、評価から治療 め自らの考えを発表することがで
までの一連の過程を理解します。
きる。2.脳性麻痺児の基礎的な
ケアの仕方を身につける。
専門基幹科目B群
神経系理学療法Ⅰ
中枢神経疾患、特に脳血管疾患の病
態障害像を詳しく解説するとともに、理
学療法評価の一連の流れを理解する
△
1. 小児に関する代表的な疾患
の発症機序を理解しその理学療
法評価を説明できる。2. 小児
に関する理学療法治療諸説の概
念を理解できる。
1)脳血管疾患の多彩な障害像を
詳しく理解するとともに、代表的
な障害・症状を列挙できる。
2)代表的な障害・症状と病巣(脳
の機能局在、脳の血管)の関連
を理解する。
3)脳血管疾患における理学療法
評価の一連の流れを理解し、評
価計画を立案できる。
○
○
◎
◎
◎
○
○
◎
◎
○
◎
◎
△
神経系の解剖や生理学の知識を
もとに脳血管疾患の病態を理解
し、病期に応じた基本的な理学療
法(評価と治療)の選択ができる。
◎
◎
◎
○
専門基幹科目B群
神経筋疾患の病態の知識を整理し、各
病期ならびに病態に応じた理学療法評
神経系理学療法学Ⅲ 価や療法上の配慮点などを中心に学
習する。また、必要な基本的徒手操作
の実技を習得する。
神経筋疾患の基本的理学療法
(評価と運動療法)を選択でき、
脳血管疾患の理学療法を行う上
で必要な基本的徒手操作法を実
施できる。
◎
◎
◎
○
専門基幹科目B群
地域理学療法学Ⅰ
地域で暮らす対象者が主体的に生活
できるように支援するために理学療法
士として必要な知識・技術の習得する。
介護保険分野について、制度および施
設・在宅(通所・訪問)にいるリハビリ
テーションの内容を中心学習する。
1)介護保険制度の概要と、サー
ビスを利用するまでの手続きが
説明できる。2)介護保険で利用で
きるサービスについて、在宅(訪
問系、通所系)・施設入所毎に、
それぞれのサービス内容を説明
できる。
◎
○
○
地域理学療法学Ⅱ
地域理学療法学で学ぶ介護保険分野
下におけるリハビリテーションについて
の復習および事例を通して、更に施設・
在宅通所・訪問での理学療法を深く学
んでいく。
1.訪問リハビリテーションの現状
と課題について説明できる
2.理学療法士が知っておくべき
在宅医療知識が理解できる
◎
◎
呼吸器の機能解剖と生理につい
て説明できる。
循環器の機能解剖と生理につい
て説明できる。
エネルギー代謝について説明で
きる。
専門基幹科目B群
専門基幹科目B群
内部障害系理学療法
で,安全で効果的な理学療法プ
疾患の病態の程度と可能な運動負荷
ログラムの作成ならびに実施次
学Ⅱ
やADL訓練について学び,安全性の高
△
○
△
専門基幹科目B群
呼吸・循環・代謝の機能的役割を確認
内部障害系理学療法
し、呼吸器疾患、循環器系疾患と代謝
学Ⅰ
疾患の病態、障害について理解する。
〇
◎
◎
△
中枢神経系の機能や脳血管疾患の病
態に関する知識を整理し、脳血管疾患
神経系理学療法学Ⅱ の病期に応じた理学療法評価や療法
について、基本的考え方や実技につい
て学習する。
専門基幹科目B群
〇
◎
○
○
◎
◎
○
◎
◎
○
△
1.義肢・装具の種類とその特徴
を説明できる。2.義肢・装具のア
ライメント不良について説明でき
る。3.補装具の給付体系を説明
できる。
◎
○
○
義肢装具学実習
義肢装具学の知識を基に、装具を実際
に調整したり、シューホーンブレイスを
製作したりすることで、臨床現場での必
要最小限の調整修理ができるようにな
る。
1. 実際にシューホーンブレイス
を製作することを通して、工具の
使い方を身につけ、簡単な修理
ができる。2. モジュラー型の義
肢を調整することを通して、義肢
の構成を図解できる。
○
◎
物理療法学
物理療法で用いられる温熱・電気・機
械的な刺激が、生体内でどのような影
響を及ぼすかを学ぶ。また各療法につ
いての目的、効果や適応、禁忌を学習
しながら、物理療法機器の構造や特
性、使用手順、リスク管理などを理解す
る。
1.物理的な刺激と生体内での反
応について、生理学及び生化学
的な観点より説明できる。
2.各療法における定義、目的、
効果や適応、禁忌を説明できる。
○
○
○
○
○
◎
△
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
△
△
○
内部障害系の運動療法を進める上で、
内部障害の病態を理解した上
診断学、治療・管理について学び、各
い運動処方のあり方を習得する。
高齢者の身体的特徴と心理特性を理
解し、理学療法との関わりについて学
専門基幹科目B群
専門基礎科目B群
専門基礎科目B群
専門基幹科目B群
1.高齢者の身体的特徴と心理特
性について説明できる。
高齢者・生活系理学療 ぶ。同時に、各自の「高齢者観」を再考 2.自らの高齢者観を提示でき
しながら、高齢者の尊厳を意識した生 る。3.生活モデルに立脚した理
法学
義肢装具学
活モデルに基づく理学療法士としての
支援のあり方について考えていく。
臨床でよく用いられている義肢・装具か
ら、最新の義肢・装具まで紹介し、その
機能、留意点を説明する。給付体系を
知り急性期から回復期、地域リハまで
義肢・装具を有効に利用するための知
識を身につける。
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の適切なリスク管理ができる
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学療法士としての支援のあり方
を提示できる。
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専門基幹科目B群
専門基幹科目B群
専門基礎科目C群
物理療法学実習
日常生活活動
ボランティア実習B
専門基礎科目C群
見学実習
専門基礎科目C群
評価実習
専門基幹科目C群
専門基礎科目C群
専門基幹科目C群
専門基礎科目C群
物理療法機器の具体的な用法説明を
対象者に行い、正しい使用手順に則っ 各療法の禁忌と適応を説明で
て的確に実施できるように模擬治療な き、代表的な模擬治療を遂行で
どの実習を通して基礎的治療技術の習 きる。
得を図る。
日常生活活動(ADL)についてその基
本的な概念を学び、移乗・整容・更衣・
起居動作・入浴・排泄などの代表的な
動作について学習する。
早期の体験実習として,医療従事者に
必要な対象者への基本的姿勢および
コミュニケーションを学び,態度や礼
儀,対応についてお互いに学び合い,
社会人および職業人としての自覚を促
す。
1).基本的なADLと手段的ADLの
項目を区別できる
2)代表的評価尺度(BI、FIM)に
ついて実践できる
3)脳卒中・脊髄損傷・関節リウマ
チ・腰痛他の生活像とそのADL指
導を説明できる
4)基本的動作と介助を説明でき
る
1.利用者さんと接するうえでの
基本的な接遇ができる
2.医療従事者に求められる姿勢
を理解できる
3.理学療法士になるための意
欲・関心が向上する
理学療法士の役割を説明する事
ができる。
良好な関係を構築できるよう,積
極的にコミュニケーションを取るこ
とができる。
理学療法の対象者の障害を説明
する事ができる。
対象者との信頼関係を形成する
ことができる。
理学療法士になることの動機づ
けを高めることができる。
系統立てて問診し,評価に必要
な検査・測定項目を列挙、優先性
を決め実施することができる。
疾患の臨床像をとらえ,対象者の評価 検査・測定結果やその他の情報
に必要な検査・測定項目を実施し,そ をもとに対象者の病態・障害につ
の結果から対象者の病態・障害像につ いて分析・解釈することができ
いて分析・解釈し,問題点をあげる。
る。対象者の情報をもとにした統
合・解釈から問題点を列挙するこ
とができる。
リハビリテーションの実際の見学を通
し、対象疾患を知り障害の概念を把握
する。また,理学療法部門の位置づけ
(他部門との関わり方)や臨床業務全
般、組織(病院・施設)の運営について
学び理学療法士の役割を体系的に理
解する。コミュニケーション能力や専門
職として求められる素地を養い、理学
療法士になることの動機づけを高める
ことを目的とする。
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実践実習Ⅰ
各臨床実習施設において8週間の総合
実習を経験する。臨床の現場において
検査・測定、記録、統合・解釈、理学療
法プログラムの立案までの一連の過程
を経験する。
1.指導者の助言、指導のもと、
検査・測定、記録、統合・解釈、
理学療法プログラムの立案まで
の一連の過程を遂行できる。
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実践実習Ⅱ
基本的な理学療法の実践にむけ、問題
点及び目標設定から優先性を考慮し理
学療法プログラムを立案し、理学療法
治療・指導計画に基づき、指導者の指
導のもと基本的な理学療法を経験し,、
医学的側面だけでなく対象者を包括的
にとらえることを目的に行われる。
理学療法プログラムの立案,自
らが立案した理学療法プログラ
ムを臨床実習指導者のもと実施
し,必要に応じ理学療法プログラ
ムの変更ができる。記録・報告が
できる。安全への配慮を行う事が
できる。
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医学英語
解剖学などの基礎医学系の英語表現
や臨床医学の中で用いられる英語表
現、さらに作業療法、理学療法の専門
領域の英語表現を学び実際に使用で
きるようになる。
1.実戦で使用する基礎医学や
臨床医学の用語を英語で覚え、
記録や日常会話(実習)の中で活
用できる。
2.医学英語を理解し、英語の文
献等に関心を持つ。
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救命救急法
医療の一環を担う職務に従事するもの
として,救命救急処置法を熟知すること
は肝要である.さまざまな緊急事態とそ
の原因、危険因子を挙げ、それらに迅
速かつ確実に対応する救急処置法に
ついて学び,その技術を体得する.
1.日常生活やスポーツ現場にお
いて1次救命処置,応急処置がで
き,救急隊員や医療機関に引き
渡すことができる.
2.スポーツ現場において,傷害
に応じた適切な応急処置ができ
る.
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国際リハでは,日本文化とは異なった
文化的背景をもった国の作業療法や理 1.国際リハビリテーションの現状
専門基礎科目C群
国際災害リハビリテー 学療法について学いでいく。災害リハで と災害時のリハビリテーションに
は,災害時に自然環境の中で作業療 ついて説明できる
ション
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法士,理学療法士として何ができるか
考える機会とする
専門基礎科目C群
専門基礎科目C群
専門基礎科目C群
地域生活と住環境
対象者の「参加」をテーマに,具体的な
事例や自身の生まれ育った地域,住ま
いなどを題材に,対象者の住む地域お
よび住環境について理解を深める.
介護予防と健康増進
「介護予防」に代表される健康寿命の
延伸や生活習慣病対策を含め、制度
の背景および事業内容を把握する。介
護予防で実施されるサービス提供をは
じめとした対象者支援のための具体的
な方法について学ぶ
理学療法総合特論
①学生自身が生まれ育った地域
の社会資源を列挙できる.
②学生自身の住まいについての
環境評価ができる.
③障害モデルを想定し,大学キャ
ンパス内の環境評価ができる.
1)介護予防および健康増進に関
する制度を理解し説明できる
2)介護予防事業に参加する対象
者を、支援するための知識・技術
を習得する
3)対象者に評価について実践で
きる
人体の構造と機能,疾病と障害
学,基礎理学療法学領域におけ
理学療法およびリハビリテーション医療 る様々な問題に対し解説すること
に関する知識と技術を整理し、統合的 が出来る。
な能力を培う機会。
理学療法治療学における各領域
にたいする様々な問題に対し解
説することが出来る。
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