BUSINESS REPORT 2012

●会社概要 CORPORATE DATA
会社の概況
株主メモ
(2012年12月20日現在)
商号
本店所在地
設立
資本金
従業員数
株式会社ディア・ライフ
東京都千代田区九段北1-13-5
2004年11月1日
333,956千円
連結24名、単体12名
役員の概況
●事業年度
毎年10月1日から翌年9月30日まで
●定時株主総会
毎年12月下旬
(2012年12月20日現在)
代表取締役社長
取締役
取締役
取締役
取締役
常勤監査役
監査役
監査役
阿部 幸広
矢野 賢太郎
清水 誠一
井ノ口 光彦
高野 茂久
山浦 幸雄
阿部 海輔
馬塲 一徳
●基準日
定時株主総会・期末配当 毎年9月30日
中間配当 毎年3月31日
●株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
株式の概況
(2012年9月30日現在)
発行可能株式総数
発行済株式の総数
単元株式数
株主数
96,000株
29,916株
1株
442名
大株主の状況
(2012年9月30日現在)
株主名
阿部幸広
阿部邦夫
長野 健
阿部晶子
有限会社ディアネス
藤塚知義
阿部勝子
清水伸也
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合
佐藤 靖
持株数(株) 持株比率(%)
12,956
50.05
1,500
5.79
1,027
3.97
780
3.01
720
2.78
595
2.30
540
2.09
537
2.07
528
2.04
445
1.72
(注)
1.持株比率は、自己株式(4,030株)を控除して計算しております。
2.当社は、自己株式4,030株を保有しておりますが、上記大株主か
ら除外しております。
3.平 成24年11月15日 付 で、 当 社 の 主 要 株 主 で あ る 筆 頭 株 主 の
阿部幸広(当社代表取締役社長)が保有している株式7,000株
(27.04%)を、阿部幸広の親族が株式を保有する資産管理会社
の有限会社ディアネスに譲渡しております。当該株式譲渡に伴い、
有限会社ディアネスが新たに筆頭株主となっております。
お問い合わせ先
株式会社ディア・ライフ
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-13-5
電話 03-5210-3721
http://www.dear-life.co.jp/
●郵便物送付先
〒168-0063
東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(電話照会先)
電話 0120-782-031
(フリーダイヤル)
取 次事務は、三井住友信託銀行株式会社の本店および全国
各支店で行っております。
●公告方法
電子公告により行います。ただし、事故その他やむを得ない
事由によって電子公告をすることができない場合は、日本
経済新聞に掲載いたします。
●公告掲載URL
http://www.dear-life.co.jp/
8
th
BUSINESS REPORT 2012
2011年10月1日
2012年9月30日
●株主の皆様へ TO OUR SHAREHOLDERS
2012年9月期の業績を報告させていただくため、事業
ごあいさつ
報告書をお届けしました。
株主の皆様には、平素から格別のご高配を賜り厚く御礼
申し上げます。
リアルエステート事業におきましては、賃貸および投資
の成長ドライバー(都市型マンション開発・ストレージビ
需要の良好な東京都心部に立地する単身者・DINKS世帯
ジネス向けアウトソーシングサービス)の強化を継続する
当連結会計年度は、震災復興需要等により一部で回復の
向けのマンションの開発をメインに取り組み、3棟の引渡
ことにより、さらなる成長を目指します。
動きが見られたものの、長引く円高や世界景気の減速等の
を行いました。加えて、来期以降の収益源として、高い利
影響により、厳しい状況で推移いたしました。一方、不動
便性・流通性が見込めるマンション用地の取得も強化し、
ンションプロジェクトの開発を進めるとともに、単身者・
産市場は、オフィスビル市場では軟調が続いたものの、住
5物件(うち3物件は、マンション建築後の売却先が決定
DINKS世帯をメインターゲットとするマンション開発用
宅市場では東京23区や地方中核政令指定都市の中心部へ
しております)を新たに取得いたしました。
地の仕入も積極的に進め、マーケットニーズにあった魅力
の人口流入や、単身者・DINKS世帯の増大による世帯数の
一方、ストック型ビジネスのアウトソーシングサービス
増加の継続などを背景に、需給環境は安定的に推移しまし
事業におきましては、子会社の株式会社パルマにおいて、
た。また、私募ファンドやJ-REITによる物件の取得が活
主力の入金管理・滞納保証サービスの取引先であるセルフ
アウトソーシングサービス事業におきましては、大手ス
発化してきており、引き続き回復基調にあると思われます。
ストレージ事業者様の保有室数は、日本国内のセルフスト
トレージ企業への導入営業を強化するとともに、新サービ
レージ全体の約50%となっております。さらに、契約受
ス開発等によりサービスの総合力の向上を図ることによ
付代行やレンタル料のカード決済システムの導入など新
り、市場における優位性をさらに高めてまいります。
このような環境のもと、当社グループは、都市型マン
ションの供給とストレージ(レンタル収納スペース・
たなサービスの開発・提供も進めてまいりました。
トランクルーム)ビジネス向けアウトソーシングサービ
スの受託シェアの拡大を積極的に進めた結果、売上高
代表取締役社長
阿部 幸広
リアルエステート事業におきましては、現在始動中のマ
ます。
今後も当社グループは、さらなる企業価値向上を目指し、
グループ一丸となって事業活動にまい進していく所存で
今後の我が国経済は、復興需要が引き続き発現する中で、
1,915,728千円、営業利益131,229千円、経常利益
再び景気回復へ向かうことが期待されますが、欧州政府債
121,641千円、当期純利益122,382千円と、ほぼ「サ
務危機を巡る不確実性が依然として高い中で、不透明な状
ブプライム・リーマンショック」直前期と同水準の業績を
況が続くものと思われます。
計上することができました。
ある商品を供給することにより収益を積み上げてまいり
す。株主の皆様におかれましては、一層のご支援、ご指導
を賜りますようお願い申し上げます。
2012年12月
このような事業環境の中、当社グループは、来期も2つ
財務ハイライト
■ 営業利益/■ 経常利益/■ 当期純利益(単位:千円)
■ 売上高(単位:千円)
● 自己資本比率(単位:%)
122,382
121,641
10,968
25,441
45,868
75,022
36,733
46,506
△226,275
△136,797
△101,291
131,229
1,915,728
1,383,311
1,287,256
1,602,292
46.9
47.8
■ 配当金
52.3
53.0
業績水準や将来の資金需要等を総合的に勘案した上で、
連結配当性向30%を目標に実施
1株当たり配当金
第5期
(2009年9月)
01
第6期
(2010年9月)
第7期
(2011年9月)
第8期
(2012年9月)
第5期
(2009年9月)
第6期
(2010年9月)
第7期
(2011年9月)
第8期
(2012年9月)
第5期
(2009年9月)
第6期
(2010年9月)
第7期
(2011年9月)
2011年
9月期
2012年
9月期
2013年
9月期
(予想)
300円
1,430円
1,700円
第8期
(2012年9月)
02
トピックス
不動産ビジネスの回復とストック型ビジネスの堅実な
リアルエステート事業
成長により増収増益
TOPICS
アウトソーシングサービス事業
当連結会計年度は、当社開発の3棟の単身者・DINKS向けマンションの引渡
子会社㈱パルマが展開するセルフストレージビジネス向けアウトソーシング事業では、新規営業や既存取引先
が売上に大きく寄与した他、中古マンションや収益不動産の再販も推進した結果、
との深耕を強化したことにより、主力の「レンタル料入金管理・滞納保証」サービス対象物件数は堅調に増加し
前連結会計年度を大きく上回る業績をあげることができました。
ております。
2012年9月期完成物件
【セルフストレージビジネス向けサービス受託件数推移】
(件)
■ガリシア新宿余丁町
(東京都新宿区)
■プレール・デューク桜新町
(東京都世田谷区)
60,000
▶2012年10月に完売
▶2012年10月に完売
40,000
48,300 49,115 49,996
45,655 46,473 47,315
43,075 43,786 44,740
40,264 41,029 41,735 42,446
50,000
30,000
20,000
10,000
0
併せて、東京都心部において開発用地
の仕入れも積極的に実施し、江東区・新
宿区・品川区等で新規のマンションプロ
ジェクトが始動しております。
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
今後は、主力サービスのさらなる受
進行中の主な開発プロジェクト
託シェア拡大に向けて、大手セルフス
■錦糸町プロジェクト
(東京都墨田区)
トレージ企業や地方有力企業等向けに
新規営業を推進してまいります。さら
今後も都心部を始めとした交通や生
に、これまでの取引を通じて培った信頼
活利便施設へのアクセスが良好なエリ
や積み上げた顧客基盤を活かし、レンタ
アで、賃貸・投資需要が底堅い単身者・
ル契約業務やセルフストレージ物件管
DINKS用マンション開発向けの用地取
理など、導入サービス領域の拡充を図り、
得を積極的に進めてまいります。
顧客企業からの継続的な信頼を獲得す
■木場プロジェクト
(東京都江東区)
03
2011年 2012年 9月 10月 11月 12月 1月 2月
■大崎プロジェクト
(東京都品川区)
るとともに、ビジネスの優位性を高めて
主軸サービス:業務代行
新たな展開:ツールの提供
キャッシュ
マネジメント
利用者管理
利用者募集
更新・解約
物件管理
収納代行
入金管理
契約受付
滞納保証
滞納督促
収納物明渡
Webでの申込・
利用料決済
検索機能も
併せ持つ
物件管理システム
まいります。
04
●連結財務諸表 CONSOLIDATED FINANCIAL STATEMENTS
◆連結貸借対照表
科 目
◆連結損益計算書
(単位:千円)
当連結会計年度
2012年9月30日現在
1
流動資産
2,273,901
2,001,568
1
固定資産
138,648
223,388
2
有形固定資産
75,401
100,694
無形固定資産
17,992
24,307
投資その他の資産
45,254
98,386
2,412,549
2,224,957
682,866
344,317
固定負債
450,647
717,843
1,133,514
1,062,160
3
4
1,279,035
1,162,322
資本金
333,956
328,475
資本剰余金
263,956
258,475
利益剰余金
744,578
629,916
自己株式
△63,456
△54,545
その他の包括利益累計額
—
474
その他有価証券評価差額金
—
474
純資産合計
1,279,035
1,162,797
負債純資産合計
2,412,549
2,224,957
負債
主に物件売却に係る手付金の受領に
より、前期比6.7%増。当期末の有
利子負債残高は830,698千円
純資産の部
株主資本
固定資産
主に保有目的の変更により一部を流
動 資 産 に 振 り 替 え た た め、 前 期 比
37.9%減
3
流動負債
流動資産
主にマンション開発用地の取得によ
り、前期比13.6%増
2
負債の部
負債合計
前連結会計年度
売上高
1,915,728
1,383,311
売上原価
科 目
2011年9月30日現在
資産の部
資産合計
当連結会計年度
POINT
前連結会計年度
純資産
(
)(
自 2011年10月 1日
至 2012年 9月30日
)
1,443,916
963,665
471,812
419,646
販売費及び一般管理費
340,582
373,777
営業利益
131,229
45,868
営業外収益
19,612
24,675
営業外費用
29,200
59,575
経常利益
121,641
10,968
5,460
4,416
特別利益
特別損失
3,205
7,208
123,896
8,176
35,634
16,755
法人税等調整額
△34,119
△33,701
少数株主損益調整前当期純利益
122,382
25,123
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
少数株主損失
—
△317
122,382
25,441
当連結会計年度
前連結会計年度
当期純利益
POINT
自 2010年10月 1日
至 2011年 9月30日
売上総利益
1
1
売上高
物件の引渡やセルフストレージ業界
向けアウトソーシングサービスの受
託 件 数 が 堅 調 に 推 移 し、 前 期 比
38.5%増
2
2
営業利益
好調な売上に加え、販売費及び一般
管理費の抑制を心がけたことにより、
前期比186.1%増
自己資本比率は53.0%(前期比0.7
ポイント増)
◆連結キャッシュ・フロー計算書
科 目
4
1日
自 2010年10月 1日
(自至 2011年10月
2012年 9月30日) (至 2011年 9月30日)
△63,535
△582,791
投資活動によるキャッシュ・フロー
△37,955
△30,534
財務活動によるキャッシュ・フロー
25,872
488,184
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△75,618
△125,142
現金及び現金同等物の期首残高
825,589
959,961
—
△9,229
749,971
825,589
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額
POINT
(単位:千円)
営業活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末残高
05
(単位:千円)
1
1
営業活動によるキャッシュ・フロー
主に物件の売却が堅調に推移したた
め、前期比519,256千円のプラス
2
2
財務活動によるキャッシュ・フロー
主に借入返済による支出が増加した
ため、前期比462,311千円のマイ
ナス
06