交換留学 ハンドブック 2014 京都造形芸術大学 留学センター はじめに この冊子は、交換留学を希望する学生の皆さんのためのハンドブックです。交換留学制度に関する説明のほか、準 備に役立つ情報などを掲載しています。交換留学を希望する人は、必ずすべて目を通し、理解してください。 交換留学は、在学中に留学する非常によい機会です。海外大学での学びを希望する人は、ぜひこのチャンスを利用 してください。 留学先に関する情報収集、渡航準備は、大学の持つ資料や情報等を利用しながら、基本的にすべて自分で行います。 通常の留学と、その点では変わるところはありません。この冊子の情報を基本にして、自ら情報を集めて、自分の留学 を実りあるものとしてください。 目次 交換留学制度について.................................................................... - 1 - 1 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 交換留学とは.....................................................................................................................- 1 応募資格...........................................................................................................................- 2 応募書類...........................................................................................................................- 2 協定校一覧 .......................................................................................................................- 3 費用と奨学金...................................................................................................................- 14 履修登録.........................................................................................................................- 16 単位認定.........................................................................................................................- 16 - 応募~帰国まで.............................................................................- 17 - 2 (1) (2) (3) 交換留学の流れ ..............................................................................................................- 17 渡航 ................................................................................................................................- 18 帰国 ................................................................................................................................- 21 - お役立ち情報 ................................................................................- 22 - 3 (1) (2) (3) 語学学習サポート ............................................................................................................- 22 海外留学 Q&A ...............................................................................................................- 23 留学センターについて......................................................................................................- 25 - 巻末:応募書類【学内選考 ・ ・ 指定書式】 履歴書・志望動機書 海外留学許可願 兼 保証人の同意書 1 交換留学制度について (1) 交換留学とは 造形大が「交換留学協定」を結んでいる海外の大学・大学院と、学生を交換するプログラムです。 ・ 約半年間、海外の大学・大学院で、自分の専門と同分野の学科・コースの授業を受けます。 ・ 派遣先大学で修得した単位は、帰国後、造形大の科目として単位認定の申請が可能です。 ・ 留学期間は、休学ではなく在学扱いになるため、単位認定状況により通常の年数で卒業が可能です。 ・ 在学扱いのため、学費は造形大に通常通り納めます。留学先の大学の学費は不要です。 ・ 交換留学生は、協定校により受入人数が決まっています。また、特定の学科・コースのみの交換もあります。 ●交換留学プログラムの特徴 ① 留学期間: 半期 (約 5 ヶ月) ② 留学先: ③ 学費: 造形大が交換留学協定を結ぶ海外の大学または大学院 造形大に全額納入。協定校へは不要(一部材料費など納入の場合あり) ④ 単位認定: 協定校で修得した単位を造形大の単位として認定申請可能 ⑤ 修業年限: 留学期間の学籍は「在学」となります。そのため、単位認定状況によって卒業(修了)要件を 満たせば、所定の修業年限で卒業(修了)が可能です。 ⑥ 選考: 所定の応募資格を満たした上で、2回の選考(学内選考+協定校の選考)に合格する必要 があります。 ⑦ 奨学金:(学内)「蒼山会 海外留学補助」の支給対象になります(10 万円(2013 年度実績、改定あり)) (学外)日本学生支援機構(JASSO)の奨学金に申請できる場合があります (詳細は p.12-13 参照) ●用語の説明 この冊子で使われる用語の説明です。 ・協定校 :本学と交換留学協定を締結している海外の大学。 ・学内選考 :各協定校への推薦候補者を決定するための学内での選考。 ・協定校選考 :交換留学生を決定するための各協定校での選考。 ・派遣 :交換留学生を協定校へ交換留学のために送ること。 ・春派遣 :春期(およそ 2 月~7 月)の留学期間での派遣。 ・秋派遣 :秋期(およそ 9 月~翌 1 月)の留学期間での派遣。 ・応募者 :交換留学に応募する学生のこと。 ・推薦候補者 :学内選考で合格し、協定校選考を受ける候補者のこと。 ・交換留学生 :協定校選考で合格し、派遣が決定した学生のこと。 -1- (2) 応募資格 交換留学に応募するには、以下①~⑧の条件をすべて満たしている必要があります。 ●交換留学プログラムへの応募資格 ① 学部(芸術学部)に在籍する者は、(派遣時期に) 当該課程に1年以上在学していること。 大学院修士課程または博士課程に在籍する者は、(派遣時期に) 当該課程に半年以上在学していること。 ② 単位修得状況に問題がないこと。 ③ 志望する協定校の出願要件を満たすこと(語学力等)。 ④ 心身ともに健康で、大学の代表にふさわしい人物であること。 ⑤ 保証人の同意が得られること。 ⑥ 資格課程(教職、学芸員)登録者は、資格取得のスケジュール上問題がないか資格支援センターに確認の 上、出願すること。 ⑦ 留学期間中の必要な費用を自費でまかなえること。 ⑧ 留学に関する諸手続を、本学や留学先に確認しながら、基本的に自力で行えること。 (3) 応募書類 交換留学生になるには、2回の選考((1)学内選考、(2)協定校選考)に合格することが必要です。 ・ 学内選考の応募書類は以下6点です。所定の締切日までに、すべての書類を揃えて提出してください。 ・ 学内選考合格者は、協定校選考の推薦候補者となります。協定校が指定する締切日までに、所定の応募書類を準 備します。応募書類は、留学センターを通じて、協定校に郵送します。各校の応募書類は、「4.協定校一覧」の各校 の応募書類情報で確認してください。 (1)学内選考の出願書類 (すべて1通) ① 2014 年度交換留学応募用紙・志望動機書【指定書式(巻末)】 ② 海外留学許可願 兼 保証人の同意書【指定書式(巻末)】 ③ 成績証明書(和文) 【証明書発行機で発行可能】 ④ 健康診断証明書 【証明書発行機で発行可能】 ⑤ 志望協定校が指定する語学能力を証明する書類 ⑥ ポートフォリオ(形式自由、A4 サイズまで、和文・英文で記載) ※証明書発行機は、人間館 NA1階の教学事務室内にあります。 ※提出書類は返却しません。自分用の控えは各自で取るようにしてください。 ※合格者のポートフォリオは、後輩の参考資料として、留学センター窓口で閲覧できるようにします。 不合格の場合は、ポートフォリオのみ返却します。 -2- (4) 協定校一覧 本学は、世界 11 カ国 16 校の芸術大学と交換留学協定を結んでいます(2013 年 10 月現在)。派遣期間は約半年間で、 派遣時期は「春派遣」(およそ 2 月~7 月)と「秋派遣」(およそ 9 月~翌 1 月)があります(派遣期間は協定校により異な ります)。 各大学には英語のウエブサイトがあるので、必ず自分の希望する学科・コースの内容や応募書類、応募締切を確認 してください。また、協定校のパンフレットなどの資料は、留学センター窓口で自由に閲覧できますので、交換留学を希 望する人は、必ず事前に閲覧してください。 【表の見方】 ●留学期間 春…春派遣 秋…秋派遣 ●募集人数 協定校との交換バランスにより、変更になる可能性があります。 ● 受入コース対照表 ※おおよその対照表です。詳細は、協定校の各 HP でカリキュラムを確認してください。 美…美術工芸学科、マ…マンガ学科、キ…キャラクターデザイン学科、情…情報デザイン学科、プ…プロダクトデ ザイン学科、空…空間演出デザイン学科、環…環境デザイン学科、映…映画学科、舞…舞台芸術学科、文…文芸 表現学科、芸…芸術表現・アートプロデュース学科、こ…こども芸術学科、歴…歴史遺産学科 -3- ①マサチューセッツ造形芸術大学 (アメリカ・ボストン) Massachusetts College of Art and Design (MassArt) 募集人数 秋 2名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 秋 9 月初旬~12 月末(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.massart.edu/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 英語 求められる語学力 TOEFLiBT80 以上または IELTS6.0 以上のスコアレポート提 出。これを下回る場合、TOEFLiBT 70 または IELTS 5.5 以上 であれば、電話かスカイプによる英語インタビューで選考も 可能 交換学科・コース対照表 学部:MassArt の全コースと交換可能 【MassArt(学部)】 【造形大(学部)】 ・ Animation キ アニメディレクション、キャラクターデザイン、CG デザイン ・ Architecture Design 環 建築、インテリアデザイン ・ Ceramics 美 総合造形 ・ Community Education 要相談 ・ Community Studio Education 要相談 ・ Fashion Design 空 ファッションデザイン ・ Fibers 美 染織テキスタイル ・ Film/Video 情 映像メディア、先端表現デザイン ・ Glass 要相談 ・ Graphic Design 情 コミュニケーションデザイン ・ History of Art 要相談 ・ Illustration 情 イラストレーション ・ Industrial Design P くらしプロダクト、生産デザイン 空 プロダクトデザイン ・ Jewelry and Metalsmithing 空 ジュエリー&アクセサリー ・ Museum Education 要相談 ・ Painting 美 日本画、油画 ・ Photography 美 写真 ・ Sculpture 美 総合造形 ・ Studio for Interrelated Media 情 映像メディア、先端表現デザイン、美 現代美術 -4- ②グラスゴー美術学校 (イギリス・グラスゴー) Glasgow School of Art(GSA) 募集人数 秋 1名 学部のみ。 院:交換なし ※プロダクト学科限定。 交換学科・コース対照表 留学期間 秋 9 月中旬~12 月下旬(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.gsa.ac.uk/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 英語 求められる語学力 ・ 応募用紙で言語レベルを選択 ・ TOEFL、IELTS スコアがあれば記入 学部:GSA のプロダクトデザインコースと交換可能 【GSA(学部)】 【造形大(学部)】 Product Design プ 生産デザイン、くらしプロダクト 空 プロダクトデザイン ③ボーンマス美術大学 (イギリス・ボーンマス) The Arts University College at Bournemouth(AUCB) 募集人数 秋 2名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 秋 9 月中旬~12 月上旬(約 3 ヶ月間) ウエブサイト http://www.aucb.ac.uk/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 英語 求められる語学力 留学前に IELTS4.5 以上取得を推奨。 これを下回る場合、IELTS4.0 以上であれば、事前の英語コ ース(5 週間)を取ることが条件(有料)。 交換学科・コース対照表 【AUCB(学部)】 【造形大(学部)】 Acting 舞 演技演出 Animation Production キ アニメディレクション、キャラクターデザイン、CG デザイン Architecture 環 建築 Arts and Event Management 芸 アートプロデュース Commercial Photography 美 写真 Costume with Performance Design 舞 舞台デザイン Fashion 空 ファッションデザイン Fine Art 美 日本画、油画、現代美術、総合造形 Film Production 映 映画監督、映画技術、プロデュース Graphic Design キ キャラクターデザイン、CG デザイン、情 イラストレーション Illustration 情 イラストレーション Interior Architecture and Design 空 プロダクトデザイン、環 インテリアデザイン Make-Up for Media and Performance 要相談 Modelmaking 美 総合造形 Photography 美 写真 Textiles 美 染織テキスタイル Visual Communication 情 イラストレーション、コミュニケーションデザイン -5- ④ボゼン・ボルツァーノ自由大学 (イタリア・ボルツアーノ) Free University of Bozen Bolzano (FUB) 募集人数 春 1 名、秋 1 名 部のみ。 院:交換なし 留学期間 春 2 月末~6 月中旬(約 4 ヶ月間) 秋 9 月末~1 月下旬(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.unibz.it/ 住居 寮あり(秋派遣のみ。春派遣は、寮なし。) 授業で使用される言語 英語、ドイツ語、イタリア語 求められる語学力 英語、ドイツ語、イタリア語のいずれかで授業を受けるのに 十分な語学力を有すること。 交換学科・コース対照表 【FUB(学部)】 【造形大(学部)】 アート・デザイン学部(ビジュアル・コミュニケーションとプロダクトデ 情 コミュニケーションデザイン ザインを合体させた独自カリキュラム) プ 生産デザインコース、くらしプロダクトコース 空 プロダクトデザインコース ⑤ウィーン美術大学 (オーストリア・ウィーン) Academy of Fine Arts Vienna 募集人数 春 1名 秋 1名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 春 3 月~6 月中旬(約 4 ヶ月間) 秋 10 月~1 月下旬(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.akbild.ac.at/ 住居 なし。協定校から宿舎に関する情報の提供有。 授業で使用される言語 ドイツ語 求められる語学力 英語、ドイツ語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 交換学科・コース対照表 【(学部)】 【造形大(学部)】 -Fine Art ・ Abstract Painting 美 日本画、油画、総合造形、現代美術 ・ Art and Digital Media 情 映像メディア、先端表現デザイン ・ Art and Film ・ Art and Photography 美 写真 ・ Arts and Research 要相談 ・ Art in Public Space 空 空間デザイン ・ Conceptual Art 美 現代美術 ・ Contextual Painting ・ Expanded Pictorial Space ・ Expanded Pictorial Space-Action/Sculpture/Installation ・ Figurative Painting ・ Graphic Arts and Printmaking Techniques 情 コミュニケーションデザイン ・ Object Sculpture 美 総合造形 ・ Performative Art - Sculpture 美 総合造形、現代美術 ・ Performative Techniques 美 現代美術 ・ Video and Videoinstallation 情 映像メディア、先端表現デザイン ・ Textual Sculpture 美 染織テキスタイル 美 現代美術、総合造形 -6- ⑥チューリッヒ芸術大学 (スイス・チューリッヒ) Zurich University of the Arts (Zhdk) 募集人数 春 2 名、 秋 2 名 留学期間 春 2 月中旬~6 月初旬(約 5 ヶ月間) 学部・大学院 秋 9 月初旬~1 月中旬(約 5 ヶ月間) ウエブサイト http://www.zhdk.ch/ 住居 大学指定の賃貸あり 授業で使用される言語 ドイツ語(スイスドイツ語) 求められる語学力 英語、ドイツ語(スイスドイツ語)のいずれかで授業を受ける のに十分な語学力を有すること。応募書類送付後、Zhdk の 留学センター担当者による電話による会話テストあり。 交換学科・コース対照表 学部・院:Zhdk の音楽以外の全学部と交換可能 【Zhdk(学部)】 【造形大(学部)】 ・ Film *ドイツ語が流暢なこと 映 映画監督、映画技術、プロデュース ・ Theatre; Acting 舞 演技演出 ・ Theatre; Directing 舞 演技演出 ・ Theatre; Scenography 舞 舞台デザイン ・ Dance ・ Design; Cast 情 映像メディア、先端表現デザイン ・ Design; Game Design キ アニメディレクション、キャラクターデザイン、CG デザイン ・ Design; Industrial Design P くらしプロダクト、生産デザイン 空 プロダクトデザイン ・ Design; Interaction Design 情 映像メディア、先端表現デザイン ・ Design; Scientific Visualization 情 イラストレーション、美 日本画、油画 ・ Design; Style & Design 情 コミュニケーションデザイン ・ Design; Visual Communication 情 コミュニケーションデザイン ・ Art Education ・ Art & Media; Fine Arts 美 日本画、油画、総合造形、現代美術 ・ Art & Media; Photography 美 写真 ・ Art & Media; Media Arts 要相談 ・ Art & Media; Theory 要相談 舞 ダンス 要相談 -7- ⑦ジュネーブ造形芸術大学 (スイス・ジュネーブ) Geneva University of Art and Design (HEAD) 募集人数 春 2 名、 秋 2 名 留学期間 春 2 月~7 月(約 5 ヶ月間) 学部・大学院 秋 9 月中旬~1 月下旬(約 5 ヶ月間) ウエブサイト http://head.hesge.ch/ 住居 寮なし、アパート等各自手配が必要 授業で使用される言語 フランス語 求められる語学力 英語、フランス語のいずれかで授業を受けるのに十分な語 学力を有すること。 受入コース対照表 学部・院:HEAD の全学部と交換可能 【HEAD(学部)】 【造形大(学部)】 ・ Painting and drawing 美 日本画、油画 ・ Arts media 美 総合造形、現代美術 ・ ScIE – Sculpture Installation Space option 美 総合造形、現代美術、空間デザイン ・ Visual communication 情 コミュニケーションデザイン ・ Interior Design 環 建築デザイン、インテリアデザイン ・ Fashion Design 空 ファッションデザイン ・ Jewellery Design 空 ジュエリーデザイン ・ Cinema 映 映画監督、映画技術、プロデュース ⑧コンストファック/国立芸術工芸デザイン大学(スウェーデン・ストックホルム) University College of Arts, Crafts and Design (Konstfack) 募集人数 秋 2名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 秋 9 月~1 月(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.konstfack.se/en/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 スウェーデン語 求められる語学力 英語、スウェーデン語のいずれかで授業を受けるのに十分 な語学力を有すること。 交換学科・コース対照表 学部:KONSTFACK のアート・デザイン学部と交換可能 【Konstfack(学部)】 Department of Design, Crafts and Arts 【造形大(学部)】 • Ceramics & Glass 美 総合造形 • Fine Art 美 日本画、油画、総合造形、現代美術 • Graphic Design & Illustration 情 コミュニケーションデザイン • Industrial Design P くらしプロダクト、生産デザイン 空 プロダクトデザイン • Interior Architecture & Furniture Design 環 建築デザイン、インテリアデザイン • Textiles 美 染色テキスタイル • Ädellab (Metal Department) 美 総合造形 -8- ⑨国立芸術アカデミー映画学部 (チェコ・プラハ) Film and TV School of Academy of Performing Arts in Prague (FAMU) 募集人数 秋 2名 学部・大学院 留学期間 秋 9 月~12 月(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.famu.cz/eng 住居 寮なし。(到着後 2 週間滞在できる宿舎のみ紹介あり。) 授業で使用される言語 チェコ語 求められる語学力 英語、チェコ語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 交換学科・コース対照表 学部:FAMU の映画学部と交換可能 【FAMU(学部)】 【造形大(学部)】 映画学部(Cinema and Film) 情 映像メディア、先端表現デザイン キ アニメディレクション 映 映画監督、映画技術、プロデュース ⑩プラハ美術工芸大学 (チェコ・プラハ) Academy of Arts, Architecture and Design in Prague (AAAD) 募集人数 秋 2名 留学期間 秋 10 月~12 月(約 3 ヶ月間) 試験 1 月~2 月 ウエブサイト http://www.vsup.cz/en 住居 寮あり。 授業で使用される言語 チェコ語 求められる語学力 英語、チェコ語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 交換学科・コース対照表 学部:AAAD の下記学部との交換可能 【AAAD(学部)】 【造形大(学部)】 -Architecture 環 建築デザイン -Design ・ Industrial Design プ 生産デザイン、くらしプロダクト ・ Furniture and Interior design 環 インテリアデザイン、 ・ Product Design プ 生産デザイン、くらしプロダクト -Fine Arts ・ Sculpture 美 総合造形 ・ Painting 美 日本画、油画 ・ Intermedia Art ・ Supermedia (様々なメディアを取り入れた学際的なラボ) ・ Photography 美 写真 -Applied Arts ・ Glass 要相談 ・ Ceramic and Porcelain 美 総合造形 ・ Fashion Art 空 ファッションデザイン ・ Textile Arts -Graphics ・ Fashion and Footwear design 美 染織テキスタイル 情 コミュニケーションデザイン -9- 学部・大学院 ⑪サボニア応用科学大学 クオピオ・デザインアカデミー (フィンランド・クオピオ) Kuopio Academy of Design Savonia University of Applied Sciences (Savonia UAS) 募集人数 秋 1名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 秋 9 月~12 月(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://portal.savonia.fi/amk/en 住居 なし。協定校から宿舎に関する情報の提供有。 授業で使用される言語 フィンランド語 求められる語学力 フィンランド語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な 語学力を有すること。 交換学科・コース対照表 下記学部との交換可能 ・ Jewellery and Precious Metalwork Design 空 ファッションデザイン ・ Interior Architecture and Furniture Design 環 インテリアデザイン ・ Studies of Industrial Design 要相談 ・ Fashion and Clothing Design 空 ファッションデザイン ⑫国立高等写真学校 (フランス・アルル) Ecole Nationale Supérieure Photographie Arles (ENSP) 募集人数 秋 1名 学部のみ。 院:交換なし ※美術工芸学科限定 留学期間 秋 9 月~1 月(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.enp-arles.com/index.php 住居 授業で使用される言語 フランス語 求められる語学力 フランス語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な語 学力を有すること。 交換学科・コース対照表 学部:ENSP の写真学部と交換可能 【ENSP(学部)】 【造形大(学部)】 写真学部 美 現代美術/写真 - 10 - ⑬国立高等装飾美術学校 (フランス・パリ) École Nationale Supérieure de las Arts Decoratifs, France 募集人数 秋 2名 学部のみ。 院:交換なし 留学期間 秋 10 月~1 月(約 4 ヶ月間) ウエブサイト http://www.ensad.fr/ 住居 なし。協定校から宿舎に関する情報の提供有。 授業で使用される言語 フランス語 求められる語学力 フランス語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な語 学力を有すること。 交換学科・コース対照表 下記学部との交換可能 Interior Design 環 インテリアデザイン Animation キ キャラクターデザイン Spatial Art 空 空間デザイン Multimedia / Graphic Design 情 情報デザイン、イラストレーション Product Design プ プロダクトデザイン Textile and Texture Design 美 染織テキスタイル Fashion Design 空 ファッションデザイン Printed Images 情 情報デザイン、イラストレーション Photo / Video 美 現代美術・写真 Stage Design 舞 舞台デザイン - 11 - ⑭韓国芸術総合学校 (韓国・ソウル) Korea National University of Arts (K-Arts) 募集人数 春 1 名、 秋 1 名 留学期間 春 2 月下旬~7 月下旬(約 5 ヶ月間) 学部・大学院 秋 8 月下旬~1 月上旬(約 5 ヶ月間) ウエブサイト http://eng.karts.ac.kr:81/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 韓国語 求められる語学力 韓国語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 受入コース対照表 学部:K-Arts の全学部と交換可能 院:K-Arts の全領域と交換可能 【K-Arts(学部)】 【造形大(学部)】 Drama: ・ Acting、Directing、Playwriting 舞 演技演出 ・ Stage Design 舞 舞台デザイン Film, TV & Multimedia ・ Film Making、Cinema Studies 映 映画監督、映画技術、プロデュース ・ Multimedia、Broadcasting 情 映像メディア ・ Animation キ アニメディレクション、キャラクターデザイン、CG デザイン Dance 舞 ダンス Visual Arts ・ Fine Art 美 日本画、油画、総合造形、現代美術 ・ Design 情 環 空 P ・ Architecture 環 建築、インテリアデザイン ・ Art Theory 要相談 Korean Traditional Arts ・ Traditional Arts Theory 要相談 ・ Traditional Dance 舞 ダンス ・ Traditional Folk Theatrics 舞 演技演出 - 12 - ⑮弘益大学校 (韓国・ソウル) Hongik University 募集人数 春 2 名、 秋 2 名 学部・大学院 留学期間 春 2 月下旬~7月下旬(約 5 ヶ月間) 秋 8 月下旬~1 月上旬(約 5 ヶ月間) ウエブサイト http://en.hongik.ac.kr/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 韓国語 求められる語学力 韓国語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 受入コース対照表 学部:Hongik のFine Art学部と交換可能 院:Hongik のFine Art学部と交換可能 【造形大(学部)】 【Hongik(学部)】 Fine Art ・ Oriental Painting 美 日本画 ・ Painting 美 日本画、油画 ・ Printmaking、Sculpture、Metal Art & Design、Ceramics & Glass 美 総合造形、現代美術 ・ Design: Visual Communication Design ・ Design: Industrial Design 情 コミュニケーションデザイン ・ Woodworking & Furniture Design P くらしプロダクト、生産デザイン 空 プロダクトデザイン P くらしプロダクト、生産デザイン 空 空間デザイン ・ Textile Art & Fashion Design 環 インテリアデザイン ・ Art Studies 美 染色テキスタイル 空 ファッションデザイン 要相談 ⑯国立台北芸術大学 (台湾・台北) Taipei National University of the Arts (TNUA) 募集人数 春 2 名、 秋 2 名 学部のみ。 院:交換なし ※美術工芸学科限定。 留学期間 春 2 月下旬~7月下旬(約 5 ヶ月間) 秋 9 月中旬~1 月下旬(約 5 ヶ月間) ウエブサイト http://1www.tnua.edu.tw/ 住居 寮あり 授業で使用される言語 中国語 求められる語学力 中国語、英語のいずれかで授業を受けるのに十分な語学 力を有すること。 受入コース対照表 学部:美工のみ (舞台 協定締結中) 【TNUA(学部)】 【造形大(学部)】 ・ink painting 美 日本画 ・painting 美 日本画、油画 ・mixed media ・sculpture ・multimedia design 美 総合造形、現代美術 - 13 - (5) 費用と奨学金 ■交換留学に関する費用 交換留学は、本学に在学したままの留学です。そのため、本学への学費は通常通り支払い、協定校の学費は免除さ れます。渡航費用、留学中の生活にかかる費用はすべて自己負担です。 交換留学生が免除される費用 ・ 協定校の学費 交換留学生の自己負担費用 ・本学の学費 ※授業での材料費など一部徴収されることがあります。 (渡航に関して) ・ 航空券代 ・ 日本国内交通費 ・ 入国査証(ビザ)取得手数料 ・ 海外旅行傷害保険料 ・ 危機管理サービス料(OSSMA) (留学中の生活に関して) ・ 現地交通費 ・ 住居費 ・ 食費 ・ 生活費 ・ その他個人費用(制作の材料費、個人活動、お土産、 旅行など) ■奨学金 交換留学生は、大学の代表として選抜された留学生のため、大学より奨学金を受けられます。また、学外では、 JASSO(日本学生支援機構)からの奨学金を受けることができます。いずれも自己申告制で、審査があります。 学内奨学金 学外奨学金 蒼山会 海外留学補助 募集対象 募集人数 学部(通学部のみ) 若干名 留学生交流支援制度 第二種奨学金(短期留 (短期留学)【給付型】 学)【貸与型】 大学院・学部(通学部の 大学院・学部(通学部の み) み) 2014 年派遣 制限なし 募集なし 給付(または貸 10 万円 月額 8 万円 与)金額 (学部)月額 3・5・8・10・ 12 万から選択 (院)月額 5・8・10・13・15 万から選択 給付期間 留学期間中に一括給付 留学期間中に毎月給付 留学期間中に毎月貸与 応募条件 交換留学派遣対象者 以下①~③すべて満た 以下①、②すべて満た す者 す者 ①交換留学派遣対象者 ①交換留学派遣対象者 ②JASSO が定める要件 ②JASSO が定める要件 を満たす者(GPA 等) を満たす者 希望者は、交換留学応 春 5月 募書類の中に、記載あ 秋前年 10 月下旬 締 切 交換留学渡航の 2 週間前まで り。 - 14 - 選 考 申請書に基づき学内選考 派遣決定者の中で希望 応募者は大学を通じて している学生の中から JASSO に書類を送り、 大学が奨学金候補者を JASSO による選考を受 決定し、JASSO に推薦 けます。 します。 ※推薦は給付を確約す るものではありません。 (1)学内の奨学金 学部の交換留学生は、蒼山会の海外留学補助に申請することができます。海外留学補助は、全額一括支給され、返 済は必要ありません。事前に申請書類の提出、留学後に終了レポートの提出が必要です。2012 年度の実績は、1 名あ たり 10 万円です(変更の可能性あり)。 (2)学外の奨学金 学外の奨学金として、日本学生支援機構(JASSO)の「留学生交流支援制度(短期派遣)」奨学金があります。こちらは 支給型の奨学金で、留学期間中、月額 8 万円を受給します。大学ごとの派遣人数に基づき、給付対象の人数が割り当 てられます。その人数枠に対して大学が応募者を選考し、推薦者を決定します。推薦者が JASSO の審査に通過したの ち、給付が決定します。2014 年度派遣については、募集はありません。 「留学生交流支援制度(短期派遣)」以外に、JASSO が募集する「第二種奨学金(短期留学)」があります。これは有利 子貸与型の奨学金で、返済が必要です。学長の推薦を得て、留学開始前に申請する「予約制度」です。学力基準、家計 基準などの選考があります。 奨学金に関する詳細は、留学センターまで問い合わせてください。また、JASSO の HP にて確認してください。 ●JASSO 海外留学奨学金 HP: http://www.jasso.go.jp/study_a/scholarships.html - 15 - (6) 履修登録 交換留学では、通常と異なる履修登録、履修方法、事務手続きが必要です。自分の単位修得状況、進級要件、卒業要 件等をよく確認して交換留学に臨んでください。不明な点があれば、所属学科研究室、教務窓口、留学センターとよく相 談し、手続や締切を十分に理解して進めてください。 留学の種類 春派遣(2 月~7 月) 秋派遣(9 月~翌 1 月) 履修登録・単位 履修登録(4 月)の時期に留学しているため、下 履修登録(4 月)の際、後期科目、通年科目(必修 認定の流れ 記の流れで手続をしてください。 のみ)を含めて履修登録を行ってください。 ① 渡航前に、自分の単位修得状況を確認。 ① 履修登録前に、学科研究室と相談し、進級 ② 学科研究室と相談し、進級要件のために次 年度履修が必要な科目・単位数を確認。 要件のために次年度履修が必要な科目・単 位数を確認。 ③ 派遣先大学の授業科目内容を確認。内容、 ② 派遣先大学の授業科目内容を確認。内容、 時間数が履修予定科目に相当する科目を 時間数が必修科目に相当する科目を確認し 確認しておき、履修計画を立てる。 ておき、履修計画を立てる。 ※ 事前確認できない場合は、渡航後の 協定校でのガイダンスで確認 ※ 事前確認できない場合は、渡航後のガイダ ンスで確認 ④ 渡航 ③ 履修登録。 ⑤ 留学中に、大学ウエブサイトで科目内容・ ※ 留学中開講科目については、留学後に単位 単位数を確認。自分が履修している科目に 相当する科目の検討をつけておく。 ⑥ 帰国前に、時間割、「単位互換科目認定用 フォーム」を記入、留学センターへメール提 互換申請を行う予定で、履修登録を行う。 ④ 留学中に、大学ウエブサイトで科目内容・単 位数を確認。自分が履修している科目に相 当する科目の検討をつけておく。 ⑤ 帰国前に、時間割、「単位互換科目認定用フ 出。 ⑦ 帰国後、後期開講科目の履修登録を行う。 ⑧ 学科研究室と単位認定申請に関する面談。 「交換留学における単位認定申請願」を申 ォーム」を記入、留学センターへメール提出。 ⑥ 帰国後、後期開講科目の履修登録を行う。 ⑦ 学科研究室と単位認定申請に関する面談。 「交換留学における単位認定申請願」を申 請。 請。 ⑨ 単位認定。 ⑧ 単位認定。 (7) 単位認定 留学先で修得した単位は、学部では 30 単位を上限に単位認定の申請をすることができます(※1)。認定される単位 は卒業(修了)要件単位に含めることができます。 留学する前に、協定校で履修する予定の科目の内容を確認の上、所属学科研究室と単位認定が可能な科目をあら かじめ協議します(※2)。自身の単位修得状況、進級要件を満たすのに必要な科目・単位数を自分でしっかりと確認し てください。なお、必ずすべての科目の単位が認定されるわけではありませんので、ご注意ください。 ※ 1:学部においては「大学コンソーシアム京都」単位互換制度での単位認定、入学前に修得した単位認定と合算で上限 30 単位。 ※ 2:留学前に留学先の履修科目がわからない場合は、進級要件に単位認定が必要な科目を確認しておき、留学後に履修予定科目に 相当する科目を履修するようにしてください。 - 16 - 2 応募~帰国まで (1) 交換留学の流れ 交換留学の大まかな流れは、以下の通りです。 ① 「秋派遣」の場合 留学の前年 10~11 月 ① 交換留学説明会 参加 ② 情報収集(窓口相談、資料閲覧) ③ 志望協定校の決定 12 月 ④ 応募書類 作成 (学内選考) ⑤ 応募書類 提出 (学内選考) 留学する年 1月 ⑥ 書類選考 (学内選考) ⑦ 面接 (学内選考) ⑧ 各協定校の推薦候補者決定 2 月~6 月 ⑨ 応募書類 準備 (協定校選考) ⑩ 応募書類 送付 (協定校選考) ※締切は各協定校により異なる ⑪ 協定校選考 4 月~7 月 ⑫ 選考結果 通知、交換留学生 決定 (協定校選考) ⑬ ガイダンス、渡航準備 (寮、航空券、ビザ等手配) ⑭ 蒼山会 海外留学補助申請 8 月~9 月 ⑮ 渡航、オリエンテーション 9 月~2 月 ⑯ 留学期間 (月イチレポート 提出、海外留学補助 給付) 12 月~2 月 ⑰ 帰国 留学の翌年 1 月~3 月 ⑱ 単位認定申請、終了レポート提出、終了報告 10~11 月 ⑲ 交換留学説明会 で体験談 ② 「春派遣」の場合 留学の前年 5 月~6 月 ① 交換留学説明会 参加 ② 情報収集(窓口相談、資料閲覧) ③ 志望協定校の決定 7月 ④ 応募書類 作成 (学内選考) ⑤ 応募書類 提出 (学内選考) 7 月~8 月 ⑥ 書類選考 (学内選考) ⑦ 面接 (学内選考) ⑧ 各協定校の推薦候補者決定 9 月~11 月 候補者ガイダンス ⑨ 応募書類 準備 (協定校選考) ⑩ 応募書類 送付 (協定校選考) ※締切は各協定校により異なる ⑪ 協定校選考 11 月~12 月 ⑫ 選考結果 通知、交換留学生 決定 (協定校選考) - 17 - ⑬ ガイダンス、渡航準備 (寮、航空券、ビザ等手配) 留学する年 1 月~2 月 ⑭ 蒼山会 海外留学補助申請 2月 ⑮ 渡航、オリエンテーション 2 月~7 月 ⑯ 留学期間 (月イチレポート 提出、海外留学補助 給付) 7 月~8 月 ⑰ 帰国 ⑱ 単位認定申請、終了レポート提出、終了報告 留学の翌年 5~6 月 ⑲ 交換留学説明会 で体験談 (2) 渡航 派遣先大学から入学許可書(受入許可書)を受け取ったら、渡航に必要な準備をします。各国のビザ情報や、協定校 で求められる書類等は、変更になる可能性があります。必ず自分で確認してください。 ■ 渡航に必要な準備について 受入が決定したら、留学先大学からの書類および指示にしたがって、渡航準備を各自で進めてください。不明な点 は、自分で受け入れ先の担当者にメールや電話で問い合わせるなどして、必ず明らかにしてください。大学に手配が必 要な手続を求められた場合は、余裕を持って留学センターまで依頼してください。 留学先大学から送付された書類一式は、留学中に何かあった場合に参考にしますので、必ずコピーを 1 部留学セン ター宛に提出してください。 (1) パスポートの取得 パスポートを取得していない場合は、航空券の手配に必要になりますので、すぐに手配してください。新規発行には 1~2週間程度かかります。また、留学期間中にパスポート有効期限が切れることのないよう、帰国予定日から 3 ヶ月程 度は余裕を持っておいてください。国により有効期限に指示がある場合もありますので、外務省 HP で確認してください。 (2) ビザの取得(必要な国のみ) 国により、学生ビザの取得が必要な場合があります。ビザが不要な国でも、滞在期間に応じて、必要な手続があるこ とがあります。それぞれ、留学先大学からの受入書類に従って、事前に手続が必要なものは余裕を持って手配してくだ さい。また、入国に関する情報は随時更新されます。必ず、渡航先の大使館情報をこまめにチェックするようにしてくださ い。 (3) 宿舎の手配 大学に宿舎がある場合は、大学の指示に従って申込手続をしてください。大学の寮はどこも人気で、すぐに埋まって しまう場合が多いようですので、受入が決定したらすぐに手続を行ってください。 宿舎がない場合は、アパートなどを個人で手配することになりますので、過去の留学生や受け入れ先担当者から情 報を収集しながら、手配を進めてください。まずはユースホステルやホテルなどに滞在し、それから現地で探したり、ル ームシェアやハウスシェアをすることも考えられます。シェアをする場合は、共同生活のしやすい相手を選び、ルールを 決めてトラブルの無いようにしましょう。 ホームステイをする場合は、事前に環境やステイ料をよく確認し、書面を交わしてトラブルを防ぐようにしましょう。 (4) 航空券の手配 航空券の手配をしてください。H.I.S.や、日本旅行などの旅行代理店を通じて手配したり、インターネットの格安航空券 比較サイトなどで手配することもできます。格安の場合は、出発空港が遠くないか(成田など)、出発時間や到着時間が - 18 - 早朝・深夜でないか、乗り継ぎ時間が長すぎないか、などをチェックすることをお奨めします。 帰国日が変更になる場合を考えて、帰国便はオープンにするほうが無難です。 (5) 海外旅行傷害保険の加入 渡航前に、海外旅行傷害保険に必ず加入してください。自分が怪我を負うなどの場合を補償するだけでなく、自分が 怪我をさせたり物を壊したりした場合(賠償責任)や、ご家族の方などが現地に行く場合も補償できるよう、包括的な保険 を選んでください。タイプにより掛け金も異なりますので、ご家族とよく相談してください。 大学では、AD ストアであいおい損保の海外旅行傷害保険に加入できます。 クレジットカードに保険が付帯している場合もありますが、補償が不十分な場合がありますので、通常の保険に加入 することをお奨めします。保険加入証のコピーを渡航前に留学センターに提出してください。 (6) 危機管理サービス(OSSMA)への加入 24 時間 365 日、日本人が日本語で対応するヘルプラインの他、渡航先でトラブルに巻き込まれた時の安否確認や、 病気になったときの適切な医療サービスの手配、また、保険で適応されないサービスにも対応してもらえる総合危機管 理サービス OSSMA(日本エマージェンシーアシスタンス株式会社)に、派遣学生は必ず加入します。加入は、留学センタ ーを通して申し込みを行います。(各自自己負担) OSSMA(日本エマージェンシーアシスタンス株式会社) (7) http://emergency.co.jp/service/university.html お金の手配 長期留学の場合は、CITIBANK などの国際キャッシュカードの使える口座を開設しておき、日本で振込みをしてもらい 現地で引き出すようにすると便利です。 また、ホテルの予約で必要になったり、身分証明として使えたりするので、自分名義のクレジットカード(VISA、 MasterCard など一般的なもの)を作っておくことをお奨めします。 現地ですぐに使えるよう、現地通貨(なるべく少額貨幣を多めがよい)も準備しておきましょう。トラベラーズチェックは 署名するまでお金として使用できないので、不測の事態に備えて用意しておくとよいでしょう。 (8) その他 ①予防接種 予防接種や健康診断書が求められる国・地域があります。留学先大学からの指示に従って、日本の医療機関で接種 を受けましょう。 ②携帯電話 日本で借りた携帯を海外で使用すると高価になりますので、現地でプリペイド式などを入手したほうがよいでしょう。 相手が ID を持っていれば、Skype の通話を利用する手段もあります。 ③インターネット 学内施設や寮で利用できることが多いです。また、無線 LAN を利用できる街中のスポットなどもあります。 ④国際学生証加入 海外の美術館などの割引が受けられる「国際学生証」に加入しておくと便利です。HP で手続を確認して、渡航前に加 入しておきましょう。 ⑤荷物 現地ですぐに必要なものは注意深く選んで持って行きましょう。特に電子機器の使用には、現地での電圧やプラグの 形を調べて、変圧器やプラグアダプターを購入しておきましょう。 また、普段自分が使っている常備薬は必ず持って行くようにしましょう。 ⑥語学学校 現地の語学に不安がある場合は、授業開始の 1 ヶ月前くらいに渡航し、現地で語学の学習をすることも考えられます。 その場合は、語学学校の入学許可書、シラバス等の写しを大学に合わせて提出してください。 - 19 - ⑦ 緊急連絡網 留学中、不測の事態が起きた場合は、巻末の留学センター連絡先まで至急電話してください。留学センターより、所 属学科、担当教員へ連絡します。 ⑧ 留学中の就活 帰国後に就職活動を行う予定の人は、あらかじめキャリアデザインセンターに相談し、帰国後にどのような活動を行 うのか理解しておいてください。また、ウエブエントリーなどが留学中に必要になる場合は、各自責任を持って期限 を確認しておくようにしましょう。 ■ 大学提出書類について (1) 渡航前提出書類 渡航前に、次の①~⑥の書類を必ず提出してください。渡航日の2週間前までには必ず不備のない完全な書類を 提出してください。書類の不備により起こる不都合は大学は一切補償しません。 ①交換留学生個人票 留学中、大学から連絡を取る際の参考にしますので、必ず正確な情報を記入してください。渡航日の2週間前までに 滞在先が決まらない場合は、ホテルなど一時的な滞在先を予約して、その情報を記載してください。また、帰国日が未 定の場合は、予定でけっこうですので記載してください。 ②パスポートコピー 顔写真のあるページのコピー(白黒可)を①の個人票に貼付してください。 ③海外旅行傷害保険加入証コピー 海外旅行傷害保険加入証のコピー(白黒可)を①の個人票に貼付してください。 ④蒼山会 海外渡航補助 申請書 みなさんの保護者会である蒼山会から、交換留学生に対して、海外渡航費に対する補助金が給付されます。補助金 は一人当たり 10 万円です。補助金は皆さんの指定する口座に振り込みます(振込手数料は本人負担)。 交換留学生は大学を代表する留学生のため、他の学生の皆さんの保護者の方からもいただいているお金の給付を 受けられます。代表としての自覚を持って、申請してください。なお、申請書の提出がない場合は、給付は受けられませ ん。 ⑤健康診断証明書 健康状況に問題がないことを確認するため、健康診断証明書を提出してください。証明書発行機で発行できます。 ※健康診断を受けていない場合、検査項目があった場合には発行できません。保健センターに相談してください。 ⑥海外渡航届 「海外渡航届」を所属学科の事務局にもらって提出してください。学科検印後、教学事務室で保管されます。渡航中 に不測の事態が生じた場合、大学が確認する届ですので、必ず提出してください。 (2)留学中提出書類 ①月イチレポート 皆さんの留学状況を確認するため、月 1 回、月末にメールで定期レポートの提出をしてください。 文字数:800~1200 字程度、簡単なタイトル付(例:ジュネーブの授業) 写真:数枚を添付で(jpeg など画像ファイルで OK) 内容:授業のこと、教員のこと、大学のこと、友達のこと、家のこと、街のこと、 旅行のこと、自分の制作のこと など。 映像:携帯などで映像が撮れれば、友達や学内の様子など数分でいいので送ってください。 ②時間割 留学先大学と相談して時間割が確定したら、「時間割表」に記入してメールで提出してください。 ③Skype ミーティング(任意) - 20 - Skype に加入している場合は、Skype 名を個人票に記載してください。 説明会などで、次回交換留学に行く学生と話す場を設けたいと思います。 (3) 帰国 ■ 帰国後の手続について (1)単位認定 時間割、単位互換科目認定用フォーム、成績証明書に基づき、所属学科教員・留学センター事務局と単位互換科目 を相談、教学事務室にて確認の上、「交換留学における修得単位認定願」を作成し、単位認定を行います。すべての科 目が単位認定されるとは限りません。 (2)「終了レポート」、「Useful Information」の提出 帰国後 1 ヶ月以内に作成、提出してください。 (3)国際交流委員会、説明会への出席 帰国後、留学センター委員会での報告および交換留学生募集説明会での報告をお願いします。 ■ 帰国後提出書類 ①単位互換科目認定用フォーム(帰国1週間前までに提出) 帰国後、所属学科教員と留学先大学で修得した科目の内容および成果を確認し、読み替え科目を決定します。その 際の参考とするため、各科目につき1フォームを作成、提出してください。また、成果物も参考にしますので、作品も持ち 帰って確認の際提出してください(大きい作品の場合は写真データで可)。 留学先大学での成績は、大学宛に送付されるため提出不要です。 ②交換留学終了レポート(帰国後 1 ヶ月以内に提出) 留学の成果をレポートしてください。留学補助に対する評価を行います。 ③交換留学 Useful Information(帰国後 1 ヶ月以内に提出) 後輩の渡航準備の参考にします。できるだけ詳細に記載してください。 - 21 - 3 お役立ち情報 (1) 語学学習サポート 専門性が高く、強い動機があっても、語学力が不足していれば留学はできません。海外の芸術大学では、作品のコ ンセプトを説明する、プレゼンをする、合評で意見を述べる、共同リサーチをする、ディスカッションするなど、言語能力が 問われます。交換留学では、通常、現地の言語または英語で学ぶ力が必要です。TOEFL(トーフル)などの語学検定ス コアが求められる場合もあります。 留学センターでは、英語学習サポートプログラムを行っています。英語の授業履修、英語学習ソフトの利用、英会話 ランチへの参加など、学内で勉強できるさまざまなツールを活用して英語力を身につけてください。また、英語検定 TOEFL、IELTS、TOEIC の受検に対して、「蒼山会 英語力アップ補助」として補助金を支給しています。 また、英語の勉強方法がわからないという人には、個別カウンセリングも行っています。留学センター窓口で相談し てください。 ●英語の授業 英語の授業は必修以外も履修しましょう。学科で開講される「専門英語」もお勧めです。 ●英語学習ソフト「ロゼッタストーン」 ネイティブの発音を聞き、その通りに自分で発音してコンピュータが音声チェックをしてくれる、リスニングとスピーキ ングを鍛えるソフトです。留学センターでガイダンス(毎週金曜昼休み)を受けて登録、1 週間に 3 コマ(1コマ 1 時間)まで 予約できます。利用は、図書館(芸術文化情報センター)内の研究個室で行います。 ●英会話ランチ「Eric ランチ」 芸術教養教育センターの英語教員エリック先生が主催する英会話ランチ(毎週水曜昼休み@芸術教養教育センタ ー)。レベルを問わず参加自由です。 ●蒼山会 英語力アップ補助 TOEFL や IELTS、TOEIC の受験に対して一定額の補助を出します。各申請は年度内に 2 回までです。(※補助には 枠があるため、先着順で給付します。) - 22 - (2) 海外留学 Q&A Q. ポートフォリオはどうやって作ればいいですか? A. ポートフォリオは、あなたの作品や制作プロセスをわかりやすくまとめた冊子です。交換留学を希望する協定校の教 員が審査するもので、応募書類の中で最も重要なものです。 ●交換留学のポートフォリオに必要なこと -制作活動に対する自分の考えがしっかりと示されている -完成作品だけでなく、スケッチなど発展のプロセスを示すビジュアルを含んでいる -作品の順序などが、自分の考えに基づいて効果的に編集されている -交換留学を希望する学科・コースの傾向に合っている -作品の概要、コンセプトが、受け入れ先の言語(または英語)で明確に表現できている -冊子が自分の個性に合ったつくりになっている(素材や製本方法など) -作品写真が効果的に撮られている 上記の条件を理解するため、できるだけ多くの人のポートフォリオを見るようにしてください。また、自分のポートフォリ オは、必ずできるだけ多くの人に見せて、意見をもらい、改善してください。 交換留学の審査では、面接で自分の作品を伝えることはできません。自分を伝えるポートフォリオを制作してくださ い。 Q. どの協定校にしようか迷っています。複数の協定校を希望することはできますか? A. 交換留学の学内選考では、「第 2 志望」まで応募できます。応募書類のうち、「志望動機書」は、2校分作成してくださ い。第 1 志望で不合格となっても、第 2 志望に合格する場合があります。 Q. 学内選考はどんな内容ですか? また、倍率はどれくらいですか? A. 学内選考は、①書類審査、②面接審査(書類審査通過者のみ) です。書類審査は、提出書類の内容を国際交流委 員会の教員が審査します。面接審査は、国際交流委員会の教員及び学科教員による審査です。質問は日英両方で行 われます。 交換留学は、約半年間の海外生活や求められる条件(専門性、語学力)のため、倍率はさほど高くありません。しか し、大学の代表としての留学ですので、応募者のレベルは高いのが特徴です。 Q. 協定校の選考はどんな内容ですか? また、倍率はどれくらいですか? A. 学内選考に通過した人は、留学センターより協定校へ応募書類を送付します。選考は、応募書類に基づいて、留学 を希望する学科の教員が行います。 交換留学は、一定の学生数を交換する制度のため、通常の入試のような高倍率にはなりません。ただし、先方の教 育方針と合わなかったり、その学科に応募が殺到した場合などは、受入がされないケースも過去にありました。その場 合、大学によっては、別の学科・コースを紹介してくることもあります。 万一、不合格となった場合は、次回以降の交換留学に再挑戦することができます。 Q. 英語があまりできませんが、留学できますか? A. 求められる語学レベルは留学先により変わりますが、十分準備して英語でプレゼンができる、1人で日常生活が不 - 23 - 足なく送れる程度は、最低限必要です。英語圏の大学であれば、一般留学するのに求められるのと同じ高度な英語力 が必要です。 語学は筋トレと同じで、一度にたくさんしても効果はあがりません。毎日少しずつ、継続しての学習が必要です。 Q. TOEFL(トーフル)とは何ですか? A. アメリカで開発された、非英語圏学習者のための英語力測定テストです。Test of English as a Foreign Language(= 外国語としての英語テスト)の略称です。世界 6,000 の大学・短大で入学要件に定められる、最大規模のテストです。iBT (インターネットベース)、PBT(ペーパーベース)、ITP(団体受験のみ)の3種類があります。このうち、留学の応募書類 に使えるのは iBT と PBT ですが、日本で実施しているのは、iBT のみになります。 詳細は、CIEE(国際教育交換協議会)の HP で確認してください。 Q. IELTS(アイエルツ)とは何ですか? A. イギリスで開発された英語力測定テストで、主にイギリス連邦加盟国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど) で利用されています。TOEFL と異なり、スピーキングテストは英語ネイティブとの面接で行われます。イギリスへの交換 留学を希望する場合は、イギリス英語の勉強のために、こちらを受験しておくのもよいでしょう。 詳細は、ブリティッシュ・カウンシルの HP で確認してください。 Q. 交換留学のために英語の試験のスコアが求められることはありますか?また、何点くらいですか? A. 現時点で、TOEFL スコアを求められる協定校は、アメリカの MassArt およびイギリスのボーンマス美術大学です。語 学要件は、今後変更になる場合もあります。 Q. TOEIC、英検では留学できませんか? A. TOEIC、英検は日本で開発された英語テストです。TOEIC は、ビジネス英語力を測るためのテストで、日本と韓国以 外では普及していません。英検は、日本のみで実施されています。そのため、日本国内向けの履歴書には書けますが、 海外向けの書類に英語力の証明として使用できません。 Q. 以前、交換留学に行った先輩の情報をもらうことはできますか? A. 留学センターでは、下記の通り、先輩の情報を提供しています。皆さんも交換留学生に選ばれた場合は、後輩のた めにぜひ情報提供をしてください。 ・ポートフォリオ閲覧:合格者のポートフォリオを窓口で閲覧できます。 ・月イチレポート:留学生の月イチレポートを窓口で閲覧できます。 ・終了レポート:留学生の終了レポートを窓口で閲覧できます。 ・Useful Information:留学生の書いた留学に役立つ情報を窓口で閲覧できます。 Q. 留学先の履修科目はいつわかりますか? A. 留学先によっては、履修できる科目の概要をあらかじめ公開している場合があります。受入が決定したら、先方の担 当者と相談し、履修予定科目の内容を確認してください。渡航後でないとわからない場合は、留学中に造形大で修得が 必要な必修科目を確認しておき、その科目に似た内容と時間数(同じか上回る必要があります)を履修するようにしまし ょう。 - 24 - Q. 3 回生で交換留学を希望しています。留学中の就職活動はどうしたらいいですか? A. 3 回生で交換留学が決まった人は、渡航前に情報収集をして、スケジュールを立てておきましょう。まずは、キャリア デザインセンターに相談しましょう。留学中も、インターネットをチェックできる環境を作り、情報収集やエントリーを行いま しょう。 Q. 資格課程(教職課程、学芸員課程)に登録しています。交換留学に行った場合、4 年間で卒業することはできます か? A. 資格課程に登録している場合、実習に行くための必修科目の受講や、実習の申込手続など、学内選考を受ける前に 必ず資格支援センターに相談し、履修計画を立てておきましょう。場合によっては、卒業後の科目等履修で資格を取得 することもありえます。よく相談して、自分の人生プランの中で優先順位を決めてください。 (3) 留学センターについて 窓口は人間館中2階奥 入学課内にあります。 留学相談、過去の留学生の資料や海外大学資料の閲覧ができます。 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山 2-116 京都造形芸術大学 留学センター International Center Kyoto University of Art and Design 2-116 Uryuyama Kitashirakawa, Sakyo-ku Kyoto, Japan 606-8271 TEL +81-(0)75-791-8207(留学センター直通) FAX +81-(0)75-791-9146 E メール [email protected] - 25 -
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