学校長のことば

第1学期終業式に寄せて
本日、平成26年度第 1 学期の終業式を迎えるにあたり、皆さんに、Life is Choices.
「人生とは選択である」という話をします。
この言葉は、日本でも大ヒットとなった映画作品、「ラストサムライ」や「ミッション
インポッシブル」また、今、公開中の「All you need is kill」に主演し、先月に20回目の
来日をしたハリウッドスター、トム・クルーズ。そして、彼の映画作品の翻訳を数多く手
掛ける戸田奈津子さんとの対談での言葉です。
映画字幕翻訳家である戸田奈津子さんは、今ほど自由に海外に行くチャンスがなかった
時代に、洋画を観て英語に夢中になり、映画で英語を学んだそうです。当時、女性には壁
が厚かった翻訳の仕事でしたが、一切の揺らぎもなく翻訳家を目指したといいます。なぜ
なら、彼女は、自分で決めたことだから、その覚悟があったと対談で語っています。今、
彼女は、自分の翻訳を通して多くの人に感動を届けているのです。
また一方、対談相手であったトムも、「何があっても尻込みしたりはしない、楽な道を
選ぶことは嫌なんだ。人生は楽でない時があり、とても困難であるけれども、そこには、
必ず選択肢があるんだ。これまでの選択の結果、今の自分がある」と語っています。
そんなトム・クルーズの人生の選択の一つに、作品選びがあります。ただ、やみくもに
目の前に与えられた仕事をするのではなく、スターの地位を築き、映画界でのしかるべき
ポジションを確保していくために、実に、戦略的な選択がなされています。デビュー以来、
彼がトップスターの地位を保ち続けているのは、結果論的なものではなく、明確に自分の
未来を設計し、確かな計画の下で、選択を行い、築いてきたものだからなのです。
「Life is choices.! 人生とは選択である。その時々にどのような選択をするかが、そ
の後の人生を決定付ける」と彼らは語っています。
さて、皆さんには、これから人生の岐路と言える場面が数え切れないほど訪れます。
日常のたわいのないこともあれば、進路決定や就職といった人生の分岐点もあります。
人生は、すべて選択の連続と言っても過言ではありません。
その時々の自分の選択が繋がってゆき、形づくられて、選択の結果として、自分自身の
未来が築きあがっていくのです。
将来を選択する場となる高校の三年間。最高の自分を引き出す上で、この夏をどう確
かに計画し、どのように過ごそうとするのか。
ベストな選択に相応しい夏にしてくれることを心から願い、わたしの終業式のことばと
します。
平成26年7月18日
平城高等学校
校長
奥田秀紀