平成27年10月22日(木)わくわくオーケスト ラ教室に林田中学校1年生が行ってきました。わく わくオーケストラ教室は、兵庫県が計画している体 験事業です。2006年度より実施され10年目を 迎えます。兵庫県立芸術文化センターで、本格的な オーケストラの演奏を、本格的な音響整備が完備さ れているところで聴きます。今回は、指揮者が、シ ズオ・Z・クワハラさんで、日本を始め、ヨーロッ パ、アメリカなどでオーでションを行い、世界各地から将来有望な若手演奏家を集めた「兵 庫芸術文化センター管弦楽団」の演奏がありました。 まず、スターウォーズのテーマ曲から始まりまし た。初めてプロの音楽家の演奏を聴く生徒も多く、 どの生徒も少し驚いた様子で聴いていました。その あと、指揮者のクワハラさんから楽器について説明 がありました。弦楽器には「ヴァイオリン、ビオラ、 チェロ、コントラバス、ハープ」があります。ヴァ イオリンが一番小さく、高い音が出ることを説明さ れ、演奏者が、それぞれの楽器で演奏されました。 とてもうっとりする音色でした。木管楽器では、フ ルート、ピッコロ、オーボエ(リードに葦の茎を使 用)、クラリネット、バスーンの紹介がありました。 以前は、木で作られていたようです。金管楽器では、 ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、 の紹介がありました。どれもマウスピースと使って 音を出しています。打楽器でティンパニー&パーカッションでした。次に、あのバレー音楽で有名な チャイコフスキー作曲「白鳥の湖」です。あらすじは、 「城の前の公園での、王子ジークフ リートの成年を祝う祝宴。王妃は王子に、明日の舞踏会で結婚相手を選ぶように言い渡し、 気乗りがしない王子は物思いに沈んでいる。上空を飛ぶ白鳥の群れを見て、王子は、友人 たちと狩りに出かける。森にやってきた王子は、湖面の白鳥に弓を向けるが、岸に上がっ た白鳥が人間の姿に変身するのを見て驚く。人間の姿に戻ったのは、王女オデットだった。 彼女は、王子に、自分の身の上を話す。彼女は、悪魔ロットバルトの呪いによって白鳥の 姿に変えられてしまい、夜の間だけ人間の姿に戻れる。この呪いを解くのは、他の誰にも 愛を誓った事のない者による愛だけだと。王子の花嫁を選ぶ舞踏会。王子は、誰も選ぼう としないが、ロットバルトが自分の娘オディールを、オデットに似せて連れて現れ、オデ ィールをオデットだと思い込んだ王子は、オディールへの愛の誓いを宣告してしまう。窓 辺の本物のオデットと、ふくろうの姿になったロットバルトを見て、王子は、だまされた ことに気付いて絶望する。オデットに許しを乞うために夜の湖にやってきた王子。オデッ トは再開に喜ぶが、ふたりは、死を決意し、湖に身を投げるが、ふくろうの姿のロットバ ルトも落下して死に、王子とオデットは、永遠の国へ旅立つ。 」というものです。 3 曲目は、スメタナ作曲の、ブルタヴァ(川の名前で別名モルダウ)です。ヴルタヴァ川 の源流で、水がわき出る音をフルートで実にリアルに演奏されています。この一つ目の源 流に、別の川が合わさり、川が少しずつ大きくなっていく様子を、フルートにクラリネッ トが加わり音も大きくなっていきます。流れは、チェコの森に入り、ホルンの角笛で、狩 人や犬が走り出す様子が演奏されます。森を抜けたヴルタヴァ川は、ある村にたどり着き ます。そこでは、村人の結婚式が開かれ、村人が、陽気にフォークダンスを踊っている様 子が演奏されています。賑やかだった結婚式の夜も更けて、月の柔らかな光がヴルタヴァ 川を照らしている様子を、ファゴットとオーボエの導きによって、川面から美しい水の精 が登場します。ヴァイオリンが、妖精の踊りの様子、フルートとクラリネットが、水がゆ らゆらする様子を見事に表していました。そこから山間の傾斜が急になり、穏やかだった 川の流れが急になります。弦楽器が、荒れ狂う波の様子を、暴風の様子を管楽器、さらに 地を鳴らすような打楽器も加わって音も大きくなります。ついに大河になったヴルタヴァ 川が、プラハの町を果てしなく抜けていくようすを、オーケストラすべてが響き合って壮 大なヴルタヴァ川の様子を奏でます。最後に、嵐の「ふるさと」を大合唱しました。大変 貴重な経験をし、芸術文化に親しむ機会となりました。 午後からは、王子動物園に行き、昼食を取 った後は、班別活動で神戸市内を散策しまし た。まず、王子動物園でパンダ、コアラ、ラ イオン、虎、キリンなどを見ました。この後、 電車を利用してポートタワー、神戸市立海洋 博物館に移動し、見学しました。今回は、男 女の混合班でしたが、ばらばらになることな く時間通りに付くことができました。まずは 大成功!今度は、1 日班別行動の学習を姫路 で実施するつもりです。今日は生徒達にとっ て芸術に触れるすばらしい機会になりました。
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