環境新聞 第2号

――― Reliable Technology Is Our Concept!
4.わたしたちにできる3R
発行日 2009.10. 9
わたしたちにできる『3R』はマイバッグ以外にどのようなものがあるでしょうか。
環境新聞 第2号
-THE KANKYO TIMES皆さんは『3R』を知っていますか?
『3R』とは「リサイクル(Recycle)・リユース(Reuse)・リデュース(Reduce)」を言い、環境問題を考えて
いく上で、ゴミと資源に関わる問題を解決する“キーワード”と言われています。
「リサイクル」は以前から耳にしますが、リユース、リデュースは聞き慣れない言葉です。
今回はこの『3R』について触れていきます。
1.リサイクル(Recycle)
いらなくなったものを“捨ててしまう”のではなく、分類して集め“再利用する”ことです。一般的になじ
みが深いのは、新聞紙・牛乳パック・PETボトルなどです。
このリサイクルには「サーマルリサイクル」と「マテリアルリサイクル」の2種類があります。
「サーマルリサイクル」とは、廃棄物を「燃料」として利用する利用法です。
燃やしてしまう訳ですから、あまり地球にやさしい再利用法とは言えませんが、ゴミとして燃やしてしまうよ
りはいいでしょう。
「マテリアルリサイクル」とは、廃棄物を「材料」にして、別の製品を作る再利用法のことです。しかし、い
らなくなったものを再利用する際にも、新しいものを作る時と同じようにエネルギーが必要となります。
ものを再生するためにたくさんのエネルギーを使う訳ですから、リサイクルの意味がなくなってしまうという
問題があることも知っておいてください。
2.リユース(Reuse)
いらなくなったものを“捨ててしまう”のではなく、洗浄したり修理して“もう一度使うこと”です。身近
なところでは、ビールやジュースなどのビンを回収して再利用する「リターナブルびん」などがそうです。
機能を復活させてもう一度利用すれば、エネルギーや環境汚染は最小限になります。リユースはリサイクルよ
り地球にやさしいと言えます。
3.リデュース(Reduce)
『3R』の最後はリデュースです。これは、いらなくなったものを“捨ててしまう”こと自体を見直すこと
です。必要のないものは買わない。使い捨てのものなどゴミになりそうなものは使用しないなど、ものの量を
“減らす”ことです。ゴミの量を減らすにはもっとも簡単で効果のある考え方です。
スーパーなどで買い物をするともらえるレジ袋を断ってゴミにしないことは『3R』の中でも最も優先すべき
「リデュース」にあたります。
レジ袋をはじめとする容器包装材は、家庭から出るゴミの容量の約 60%を占めています。
また、現在日本で一年間に消費されるレジ袋は約 300 憶枚。これを原料である石油に換算すると約 42 万キロ
リットルにもなります。マイバッグの利用は、ゴミを減らすだけでなく、石油資源を守ることにもつながって
います。
私たちは今まで、新しいもの・便利なものをどんどん開発し、次々と生活に
取り入れてきました。
新しい携帯電話が出れば、まだ使えるのに新品に買い換えたり、洋服でもバ
ッグでも次々に流行を追い、新しいものを持つことに幸福感を感じてきまし
た。これらと逆行する考え方である「リデュース」はすぐに実践するとなる
となかなか厳しいことかもしれません。
しかし地球にもっともやさしい取り組みと言えるのが、この「リデュース」
なのです。
●水筒を持ち歩く
軽くて持ち運びやすいなど利点の多いペットボトルですが、そのリサイクルにはたくさんのコストとエネル
ギーが使われています。また最近では、原油価格の高騰から使用済みペットボトルの資源としての価値が高
まり、国内で分別回収されたものがリサイクルされずに中国や香港に輸出されるケースも出ています。
水筒を持ち歩いて、ペットボトルの消費を控えましょう。
●マイ箸を持ち歩く
日本で消費される割りばしは一年間で 250 憶善以上です。そのほとんどがリサイクルされずに捨てられてい
ます。また、国産の割りばしには端材や間伐材が使われますが、日本で消費される割りばしの 90%以上を生
産している中国では森が切り倒されて水害などの問題が深刻化しています。
マイ箸の利用はゴミを減らすだけでなく、大切な森を守る行動でもあります。
●古紙 100%のトイレットペーパーを選ぶ
リサイクル商品を積極的に選ぶことは、ゴミの焼却や埋め立てなどによる環境への負担を減らして、資源を
守ることにつながります。中でも、一度使ったら再生利用できないトイレットペーパーは、他の製品以上に
リサイクル品を選びたいものです。
因みに、ダブル巻きよりシングル巻きの方が、一回あたりの使用量が 2~3 割程度少なく、資源の節約になる
そうです。
●リターナブルびんの商品を選ぶ
ビールびんや牛乳びんのように洗浄されて繰り返し再使用されるびんを「リターナブルびん」と言いますが
35 回程度の再使用が可能です。ひびなどにより再使用ができなくなったものでも再びびんの原料へとリサイ
クルされています。最近では缶や紙パック容器に押され気味ですが、ジュースや調味料などに積極的にリタ
ーナブルびんを使っている生協もあります。
●リサイクルショップやフリーマーケットを利用する
自分にとって不要になったものでもまだ使えるものもあれば、すぐにゴミにせず、リサイクルショップへ持
ち込んだり、フリーマーケットに出店して再使用される道を探しましょう。知り合いに譲るという方法もあ
ります。
また、子供服や家電製品などは中古の市場も充実しています。思わぬ掘り出し物に出合えるかもしれません。
●ゴミはルールに従って分別し、正しく出す
当り前のことですが、ゴミは各自治体のルールに従って正しく分別します。水気を切り、出来るだけカサを
減らすことも大切です。軽くコンパクトにすることで収集にかかるコストはもちろん、エネルギーも削減で
きます。スーパーの店頭回収ボックスの利用もいいでしょう。
●過剰包装を断る
マイバッグの利用にも通じることですが、購入した商品の包装を出来るだけ簡素にしてもらえば、容器包装
材のゴミを大幅に減らすことができます。また、野菜や果物はポリ袋やトレイを使わないバラ売りのものを
選ぶと必要なだけ買えるので、食品のムダも減らせます。
洗剤やシャンプー類の詰め替え商品を選ぶことも資源の節約とゴミの減量につながります。